JP2002065891A - リハビリテーション支援装置 - Google Patents

リハビリテーション支援装置

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JP2002065891A
JP2002065891A JP2000264260A JP2000264260A JP2002065891A JP 2002065891 A JP2002065891 A JP 2002065891A JP 2000264260 A JP2000264260 A JP 2000264260A JP 2000264260 A JP2000264260 A JP 2000264260A JP 2002065891 A JP2002065891 A JP 2002065891A
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music
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rehabilitation support
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JP2000264260A
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Masao Toyosawa
正夫 豊澤
Katsumi Hayano
克己 早野
Minoru Kimura
穣 木村
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Kansai Medical University
Daiichikosho Co Ltd
Original Assignee
Kansai Medical University
Daiichikosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステップゲームを医療用途に適用させたリハ
ビリテーション支援装置を提供する。 【解決手段】 適宜な楽曲の音楽を音響出力する音楽出
力手段と、音楽の進行に従って利用者が行うべきステッ
プを指示する画像を出力するステップ指示表示手段と、
利用者のステップ状態を検出するステップ検出手段と、
ステップ指示画像とステップ状態との一致度に応じて得
点を計上する得点算出手段と、計上された得点を表示す
る得点表示手段と、心拍など利用者の生体活動を検出す
るためのセンサと、そのセンサの検出信号に基づいて前
記生体活動を適宜にデータ化した生体活動データを表示
出力する生体情報モニタ手段と、生体活動データに関す
る基準データを設定入力するための基準データ設定手段
と、利用者から採取された生体活動データと前記基準デ
ータとの比較により所定の状態になったときに警報を出
力する報知手段とを備えたリハビリテーション支援装置
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリハビリテーション
支援装置に関し、とくに、音楽と指示画像に合わせてス
テップを踏むステップゲームに連動したリハビリテーシ
ョン支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】運動は、心臓疾患や脳梗塞の患者に対す
るリハビリテーション効果、高血圧・糖尿病・動脈硬化
などの疾病や老化に対する予防効果がある。リハビリテ
ーションや疾病/老化予防を目的とした運動は、医師の
指導の下で継続的に行うことが必要である。リハビリテ
ーションであれば、運動に際しては無理なく、しかも、
生理的に有効な最大限の運動量が得られるように心拍数
や血圧などの生体情報を監視しながら行われる。もちろ
ん、老化予防のための運動であっても、心臓の機能が低
下した老人が対象となれば、リハビリテーションと同様
に生体情報の監視が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにリハビ
リテーションを目的とした運動は長期間に渡って継続的
に行うことが必要である。もちろん、老化予防の運動に
ついても同様である。しかし、運動自体は機能回復を目
的とすることから、歩行運動など極めて単調なものであ
る。そのため、運動を継続する意欲が減退し、リハビリ
テーションや疾病/老化予防の効果が得られなかった
り、運動の継続を断念してしまう人もいる。
【0004】そこで本発明者らは、同じような運動を繰
り返し行うことに楽しみを感じれば、リハビリテーショ
ンへの意欲が向上するのではないかと考えた。そして、
近年流行しているダンス・ダンス・レボリューション
(DDR:商品名)というステップゲーム装置に着目し
た。このゲーム装置は、遊技者がゲームを開始させる
と、音楽が音響出力されるとともに、遊技者が踏むべき
ステップを次々に指示した画像(ステップ指示画像)が
ディスプレイにスクロール表示される。遊技者はこの指
示画像に従って所定の台上でステップを踏む。台にはス
テップ位置を検出するためのセンサが内蔵されており、
遊技者のステップ位置とタイミングとが表示指示中のス
テップ位置と一致すれば得点が計上されていく。また、
ゲーム経過に伴ってステップ指示画像の表示遷移状態
(ステップ遷移パターン)が段階的に複雑になったりス
クロール速度が速くなったりして、ゲームの難易度が変
化していく。
【0005】このステップゲームで行われる運動自体は
ステップを踏むだけの動作だけである。にもかかわら
ず、何度も繰り返してこのゲーム装置を利用する人が多
いということは、ステップを踏むべき位置が刻々と変化
し、しかも音楽やゲームの難易度が替えられることが遊
技者にとって魅力的なのであろう。このステップゲーム
をリハビリテーションに適用すれば、単調な運動を長期
間継続して行えるはずである。しかし、このゲーム装置
をそのまま医療現場に持ち込んでも、運動強度の違いや
生体情報の監視など、医療用途に適用するには種々の問
題がある。また、長期間の継続的な運動を想定すると、
音楽のバリエーションはより多い方が好ましい。
【0006】そこで本発明は、ステップゲームを医療用
途に適用させたリハビリテーション支援装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、適宜な楽曲の音楽を音響出力する音楽
出力手段と、この音楽の進行に従って利用者が行うべき
ステップを指示する画像を出力するステップ指示表示手
段と、利用者のステップ状態を検出するステップ検出手
段と、前記ステップ指示画像と前記ステップ状態との一
致度に応じて得点を計上する得点算出手段と、計上され
た前記得点を表示する得点表示手段と、心拍など利用者
の生体活動を検出するためのセンサと、そのセンサの検
出信号に基づいて前記生体活動を適宜にデータ化した生
体活動データを表示出力する生体情報モニタ手段と、前
記生体活動データに関する基準データを設定入力するた
めの基準データ設定手段と、利用者から採取された前記
生体活動データと前記基準データとの比較する比較手段
とを備えたリハビリテーション支援装置とした。
【0008】第2の発明は、第1の発明のリハビリテー
ション支援装置であって、前記比較手段により所定の比
較状態になったときに警報を出力する報知手段を備えた
ことを特徴とする。
【0009】第3の発明は、第1の発明のリハビリテー
ション支援装置であって、前記比較手段により所定の状
態になったときに前記音楽と前記ステップ指示画像の出
力を停止するステップゲーム中断手段を備えている。
【0010】第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明
のリハビリテーション支援装置であって、前記音楽出力
手段には、多数の楽曲から利用者が指定した楽曲を音響
出力する選曲手段を付帯しているものである。
【0011】第1〜3のいずれかの発明において、前記
音楽出力手段が利用者入力により音響出力する音楽のテ
ンポを可変制御するテンポ制御手段を付帯しているリハ
ビリテーション支援装置を第5の発明とし、前記音楽出
力手段が利用者から採取された前記生体活動データの出
力状況に基づいて音楽のテンポを可変制御するテンポ帰
還制御手段を付帯しているリハビリテーション支援装置
を第6の発明とした。
【0012】第7の発明は、第1〜3のいずれかの発明
のリハビリテーション支援装置であって、前記ステップ
指示表示手段に、複数のステップ画像のステップ遷移パ
ターンから利用者が指定したステップ遷移パターンを表
示するゲーム難易度設定手段を付帯させている。また、
この第7の発明において、前記ゲーム難易度設定手段が
前記音楽出力手段によって音楽が音響出力されている最
中に、表示中のステップ遷移パターンを他のステップ遷
移パターンに変更する旨の利用者入力を受け付けるリハ
ビリテーション支援装置を第8の発明とした。
【0013】第9の発明は、第1〜3のいずれかの発明
のリハビリテーション支援装置であって、前記ステップ
指示表示手段は、利用者から採取された前記生体活動デ
ータの出力状況に基づいて、表示中のステップ画像のス
テップ遷移パターンから適宜なステップ遷移パターンに
切り替えるゲーム難易度帰還制御手段を備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】===リハビリテーション支援装
置の構成=== 本発明の実施例におけるリハビリテーション支援装置の
ハードウエア構成は、ステップゲーム装置としての機能
と、カラオケ装置などのMIDI形式の音楽生成データ
を処理するタイプの音楽演奏装置としての機能と、心拍
計などの生体活動モニタ装置としての機能とを含み、こ
れらの機能を適宜に連動させることでリハビリテーショ
ン支援装置(以下、支援装置)として機能させている。
【0015】図1は本実施例における支援装置の機能ブ
ロック図を示している。中央制御部2は内部にROM、
RAMを含むマイコンであり、周辺各構成部を制御して
この支援装置1を統括している。操作入力部5やリモコ
ン送信器6は、この支援装置1を操作したり各種データ
を入力したりするためのユーザインタフェースであり、
リモコン信号の受信部を含んだ操作制御部4は、前記ユ
ーザインタフェースの操作内容に応じた操作入力情報を
中央制御部2に転送する。
【0016】また、ハードディスク装置3は、MIDI
形式の音楽生成データを含んだ各種データを格納し、シ
ンセサイザ7とアンプ8とスピーカ9の各構成部により
音楽演奏装置としての機能を実現している。
【0017】映像制御部11は、中央制御部2がビデオ
RAM10にビットマップ展開した画像を映像信号に変
換し、ディスプレイ12に各種情報を表示させる。な
お、映像制御部11は、複数系統の映像信号を受け付け
て、スーパーインポーズ表示などの映像合成処理も行
う。
【0018】ゲーム制御部20は、ステップゲームに関
わる各種データ処理を実行するCPU・ROM・RAM
を含んだマイコン21、ビデオRAM22、ビデオRA
M22の内容をビデオ信号に変換出力するためのビデオ
信号出力部23、および中央制御部2やステップ検出部
25と内蔵マイコン21とのデータ通信を仲介するため
のインタフェース(I/F)24を内蔵している。な
お、ゲーム制御部20に接続されているステップ検出部
25は、利用者がステップを踏む床面に設置される台や
マットに内蔵され、ステップを踏んだときの足の位置を
検出し、その位置をデータ出力する。この例では前後左
右の4カ所の位置を検出する。
【0019】生体活動センサ30は利用者に装着して使
用され、心拍・呼吸・血圧などを検出するためのもので
あり、生体活動の情報を電気信号として出力する。生体
活動モニタ31は生体活動センサ30からの検出信号を
データ化して出力する。そのデータは適宜な規格(例え
ばRS232Cなど)のI/F32を介して中央制御部
2に転送され、ここで処理される。なお、この実施例で
は、検出すべき生体活動として心拍を採用している。心
拍センサ30としては、例えば圧電センサなどが使用で
きる。したがって、生体活動モニタ31は心拍計であ
り、心拍センサ30からの検出信号の出力時間間隔など
に基づいて心拍数を計算し、その心拍数を出力する。
【0020】===音楽出力動作=== 上述したように、ハードディスク装置3にはMIDIデ
ータなど音楽の生成起源となる音楽生成データが格納さ
れている。中央制御部2は、ユーザインタフェース
(5、6)からの楽曲番号の入力を操作制御部4を介し
て受け取ると、その番号に対応付けされている音楽生成
データをシンセサイザ7に転送する。シンセサイザ7が
生成した音楽の音声信号はアンプ8に入力され、音楽が
スピーカ9より音響出力される。
【0021】なお、演奏される音楽は医療用の運動用途
に適用させるために、特別に編集された楽曲が用意され
ている。例えば、複数の曲を連続演奏した音楽であった
り、曲の一部区間を適宜につなぎ合わせてメドレー演奏
した音楽であってもよい。また、音楽は一連の音楽生成
データとしてあらかじめ用意しておいてもよいし、楽曲
番号に複数の楽曲とその演奏区間とを対応付けして、中
央制御部2が異なる楽曲の音楽生成データを順次読み出
して処理してもよい。
【0022】===ステップゲーム動作=== <拍信号>この支援装置1では、演奏中の音楽とステッ
プゲームにおけるステップ指示画像とが同期して音響映
像出力される。中央制御部2は、この同期出力を実現す
るために、処理対象の音楽生成データと後述のステップ
指示データとの同期信号となる拍信号を生成/出力する
処理を行う。拍信号の出力処理としては、まず、選曲時
点で該当の音楽の音楽生成データを解析し、演奏開始時
点を起点とする全ての拍のタイミング(演奏経過時間)
を特定する。そして、この拍の打たれるタイミング時点
で拍信号をリアルタイムで生成してゲーム制御部20に
順次供給していく。
【0023】<ステップ指示データ>ゲーム制御部20
のマイコン21が内蔵するROMには、ステップ指示画
像の生成起源となるステップ指示データが格納されてい
る。図2はそのステップ指示データの概略構成を示して
いる。本実施例において、ステップ指示データは複数用
意されており、各指示データをIDによって管理してい
る。ステップ指示データは「0」と「1」とからなる4
桁の数列を順列にしたデータ構造をしている。この4桁
の数列(以下、ステップ位置データ)は利用者が踏むべ
きステップの位置を示しており、最上位(左)の桁から
「左」「上」「下」「右」の位置を示している。各桁に
「1」があれば該当位置を利用者が踏むべきである旨を
示し、「0」であれば踏むべきではない旨を示してる。
例えば「0001」であれば、「右の位置を踏むこと」
を示している。「0101」であれば、「上と右を同時
に踏むこと」を示している。このステップ位置データを
適宜に組み合わせて順列にすることでステップ遷移パタ
ーンにバリエーションを持たせることができるのであ
る。なお、本実施例では、ステップを踏むときの運動強
度の強弱を考慮して、ステップ遷移パターンが設定さ
れ、その設定に従ったステップ指示データが用意されて
いる。つぎに、このステップ指示データと音楽生成デー
タとに基づいて、ステップ指示画像を音楽演奏に同期さ
せてディスプレイ12に表示するための仕組みについて
説明する。
【0024】<ステップ指示画像の表示制御>中央制御
部2は、音楽演奏に先立って、処理対象となるステップ
指示データを適宜に設定してゲーム制御部20にそれを
指示する。ゲーム制御部20の内蔵マイコン21はI/
F24を介して受け取った指示に従って、該当のステッ
プ指示データをRAMに格納する。中央制御部2は、音
楽演奏処理に並行して適宜なタイミングで拍信号を出力
していく。ゲーム制御部20ではこの拍信号の出力タイ
ミングに同期させて処理対象のステップ指示データにお
ける各ステップ位置データをその順列に従って処理して
いく。
【0025】マイコン21は、処理対象のステップ指示
データの先頭のステップ位置データに基づいて利用者が
踏むべきステップの位置を矢印などによって強調表示す
るとともに、最近の数ステップ分(例えば、2〜5拍
目)のステップ位置とその順列とをあらかじめ知らせて
おくようなステップ指示画像をビデオRAM22にビッ
トマップ展開する。ステップ指示画像に相当する映像信
号がビデオ信号出力部23を介して映像制御部11に供
給され、ディスプレイ12にステップ指示画像が表示さ
れる。図3はそのステップ指示画像の概略を示してい
る。1拍目に踏むべきステップ位置を示す矢印が画面上
部に他の矢印と色を変えて表示され、このステップ以後
4拍分のステップ位置がその順列に従って下方に表示さ
れている。
【0026】マイコン21は、中央制御部2が音楽の演
奏処理に並行して出力する拍信号に従って、ステップ指
示データ中の処理対象となるステップ位置データをその
順列に従って1つづつ選択し、その選択したステップ位
置データとそれより所定拍数分下位のステップ位置デー
タとに基づいてビデオRAMの内容を順次更新してい
く。それによって、ステップ指示画像が画面上方へスク
ロール表示されていく。
【0027】===得点表示=== ゲーム制御部20のマイコン21は、ステップ指示画像
の表示処理に並行して、ゲームの得点表示処理も行う。
利用者が踏むべきステップ位置(指示位置)とI/F2
4を介してステップ検出部25から入力されるステップ
位置(検出位置)とその検出タイミングとに基づいて、
中央制御部2からの拍信号を受け取ったタイミングから
所定時間以内に該当の指示位置と検出位置とが同じであ
れば得点を加算していく。マイコン21は、ステップ指
示画像とともにその得点を含んだ画像をビデオRAMに
書き込むことで、得点経過がリアルタイムでディスプレ
イ12に表示される。
【0028】===リハビリテーション支援機能=== 以上、本実施例のリハビリテーション支援装置につい
て、各構成部ごとの動作を説明した。以下、本実施例に
おいて、これら各構成部がどのように連携動作してリハ
ビリテーション支援装置として機能するのかをリハビリ
テーションへの適用例を挙げて説明することとする。
【0029】リハビリテーションの対象者(以下、患
者)あるいは医師などのリハビリテーション指導者(以
下、医師)が操作入力部5を操作し、医師が設定した患
者にとって治療として有効な心拍数を基準心拍数として
入力する。中央制御部2はこの基準心拍数を内部のRA
Mなどに格納する。さらに、この患者あるいは医師が楽
曲番号を操作入力部5に入力して適宜な楽曲が選択され
ると、その楽曲の音楽生成データをハードディスク装置
3より読み出すとともに、適宜なステップ指示データを
設定する。この設定については、楽曲ごとに所定のステ
ップ指示データを対応付けしておいてもよいし、前記基
準心拍数の数値範囲ごとに対応付けされていることとし
てもよい。あるいは利用者入力によって任意に設定でき
るものとしてもよい。
【0030】患者は心拍センサ30を胸部など所定の身
体部位に装着し、ステップ検出部25が設置された台や
マットの上に立って待機する。なお、ディスプレイ12
は、この状態で待機する患者が自然に見ることできる位
置に設置されている。音楽が演奏出力され、ステップ指
示画像がディスプレイ12に表示される。患者がその指
示に合わせてステップを踏むと、中央制御部2は、ステ
ップゲームの得点とともに先に入力した基準心拍数と心
拍計31からの検出心拍数とをディスプレイ12に表示
するための制御を行う。図4にその表示状態を例示し
た。この例では処理対象の音楽生成データに基づいて算
出した総演奏時間(総運動時間)と演奏開始からの経過
時間(運動経過時間)とを心拍数やゲーム得点と併せて
表示している。もちろん、必要と思われる情報(例え
ば、患者の体重、心拍数、運動時間などにもとづいて算
出される消費カロリーなど)を別途用意しておくなどし
て、その情報を表示することも可能である。
【0031】検出心拍数が基準心拍数に達すると中央制
御部2はあらかじめハードディスク装置3などに用意さ
れている警報音に相当する音楽生成データをシンセサイ
ザ7に割り込み転送し、スピーカ9より警報を音響出力
させる。もちろん、警報鳴動用のブザーなど、別系統の
音響出力装置を付帯させることとしてもよい。また、デ
ィスプレイ12に適宜な警告表示を行ってもよい。
【0032】さらに本実施例では、基準心拍数を超えた
状態が所定時間以上持続すると、音楽出力とステップ指
示画像の表示とを停止し、患者に対してステップ運動を
強制的に終了させるようにしている。
【0033】===その他、変更例・応用例=== 上記実施例では検出心拍数が基準心拍数以上になる状態
が所定時間以上になるとゲームを中断させていたが、ス
テップ運動中に利用者入力によってゲーム難易度(運動
強度)を下げてステップ遷移パターンを変更したり、音
楽のテンポを遅くしたりできるようにしておけば、ゲー
ムが中断されずに目標の運動量に達するまで運動を持続
させることができる。もちろん、運動強度が足りない場
合には、逆に難易度やテンポを上げることも可能であ
る。
【0034】また、患者から採取した生体活動データ
(実施例では検出心拍数)と基準データ(同基準心拍
数)との比較によってフィードバック(帰還)制御を行
えば、上述の変更操作も必要がなくなり、患者が運動に
集中でき、医師も患者の身体状態の観察に専心できる。
【0035】上記実施例では心拍数を生体活動データと
して採取していたが、検出中の心拍と運動期間中にそれ
まで採取された心拍の履歴とに基づいて不整脈などを検
出することも容易である。生体監視モニタとして心電計
を用いれば心臓疾患のある患者などに対しても適切な運
動を実施させることができる。もちろん、心拍に限ら
ず、呼吸数・血圧・脳波など種々の生体活動データが活
用可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明のリハビリテーション支援装置に
よれば、単調な運動にゲームの娯楽性を付加することが
できるとともに、運動する人の生体活動を管理し、過度
の運動に対しては警報を出力することができる。そのた
め、リハビリテーションを安全にしかも楽しく持続させ
ることができる。また、ディスプレイに表示される指示
に従って自発的に運動をするため、リハビリテーション
に対する意欲も向上する。老化防止効果も期待できる。
【0037】過度の運動が継続するなど、所定の生体活
動状態を検出すると、音楽やステップゲームの進行を中
断すれば、より安全である。
【0038】音楽のテンポやゲームの難易度を利用者が
設定できるようにしておくことで、娯楽性がより向上
し、運動の持続性をさらに向上させる。テンポや難易度
の設定変更をゲームの途中でも受付可能とすれば、運動
中の生体活動の状態を考慮しながら運動強度の過不足を
自在に制御することができる。また、検出した生体活動
の状態によって前記設定変更を帰還制御すれば、設定操
作の煩わしさもなくなり運動に集中できる。医師など運
動の指導をする人にとっては、生体活動の観察や指導に
専心できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施例におけるリハビリテーション
支援装置の機能ブロック図を示している。
【図2】上記実施例にて処理されるステップ指示データ
の概略構成図を示している。
【図3】上記実施例にて表示出力されるステップ指示画
像の概略図を示している。
【図4】上記実施例にてリハビリテーション用途のステ
ップゲームを実施した際におけるディスプレイの表示状
態を概略図として示している。
【符号の説明】
1 リハビリテーション支援装置 2 中央制御部 3 ハードディスク装置 7 シンセサイザ 10 ビデオRAM 11 映像制御部 12 ディスプレイ 20 ゲーム制御部 30 生体活動センサ 31 生体活動モニタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 1/02 A61H 1/02 N (72)発明者 早野 克己 東京都品川区北品川5−5−26 株式会社 第一興商内 (72)発明者 木村 穣 大阪府守口市文園町10−15 学校法人関西 医科大学内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜な楽曲の音楽を音響出力する音楽出
    力手段と、この音楽の進行に従って利用者が行うべきス
    テップを指示する画像を出力するステップ指示表示手段
    と、利用者のステップ状態を検出するステップ検出手段
    と、前記ステップ指示画像と前記ステップ状態との一致
    度に応じて得点を計上する得点算出手段と、計上された
    前記得点を表示する得点表示手段と、心拍など利用者の
    生体活動を検出するためのセンサと、そのセンサの検出
    信号に基づいて前記生体活動を適宜にデータ化した生体
    活動データを表示出力する生体情報モニタ手段と、前記
    生体活動データに関する基準データを設定入力するため
    の基準データ設定手段と、利用者から採取された前記生
    体活動データと前記基準データとを比較する比較手段と
    を備えたことを特徴とするリハビリテーション支援装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリハビリテーション支
    援装置であって、前記比較手段により所定の比較状態に
    なったときに警報を出力する報知手段を備えたことを特
    徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のリハビリテーション支
    援装置であって、前記比較手段により所定の比較状態に
    なったときに前記音楽と前記ステップ指示画像の出力を
    停止するステップゲーム中断手段を備えたことを特徴と
    する。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のリハビ
    リテーション支援装置であって、前記音楽出力手段に
    は、多数の楽曲から利用者が指定した楽曲を音響出力す
    る選曲手段を付帯するものであることを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のリハビ
    リテーション支援装置であって、前記音楽出力手段は、
    利用者入力により音響出力する音楽のテンポを可変制御
    するテンポ制御手段を付帯することを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載のリハビ
    リテーション支援装置であって、前記音楽出力手段は、
    利用者から採取された前記生体活動データの出力状況に
    基づいて音楽のテンポを可変制御するテンポ帰還制御手
    段を付帯することを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかに記載のリハビ
    リテーション支援装置であって、前記ステップ指示表示
    手段には、複数のステップ画像のステップ遷移パターン
    から利用者が指定したステップ遷移パターンを表示する
    ゲーム難易度設定手段を付帯させることを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のリハビリテーション支
    援装置であって、前記ゲーム難易度設定手段は、前記音
    楽出力手段によって音楽が音響出力されている最中に、
    表示中のステップ遷移パターンを他のステップ遷移パタ
    ーンに変更する旨の利用者入力を受け付けることを特徴
    とする。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれかに記載のリハビ
    リテーション支援装置であって、前記ステップ指示表示
    手段は、利用者から採取された前記生体活動データの出
    力状況に基づいて、表示中のステップ画像のステップ遷
    移パターンから適宜なステップ遷移パターンに切り替え
    るゲーム難易度帰還制御手段を備えたことを特徴とす
    る。
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