JP2002065433A - 高さ・形状可変式安眠枕とその使用準備方法 - Google Patents

高さ・形状可変式安眠枕とその使用準備方法

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JP2002065433A JP2000301187A JP2000301187A JP2002065433A JP 2002065433 A JP2002065433 A JP 2002065433A JP 2000301187 A JP2000301187 A JP 2000301187A JP 2000301187 A JP2000301187 A JP 2000301187A JP 2002065433 A JP2002065433 A JP 2002065433A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高さ・形状可変式安眠枕とその使用準備
方法の提供。 【解決手段】 頭部が載置される枕7内の底部基台上
に、内部への空気の流入・流出によって頭部高さが可変
できる第1空気圧力アクチュエーター1を固定し、その
内部に頸椎部高さ形状調整用の第2空気圧力アクチュエ
ーター2を固定するとともに、各空気圧力アクチュエー
ターへの空気供給・排出管および三方弁切り替え用配線
を一体化ケーブル6として、ワンタッチカップラー15
を介して、制御ボックス11に収納された空気圧発生・
開放装置及び荷重・高さ制御調整装置とに連結可能と
し、空気圧発生・開放装置には、空気圧力アクチュエー
ター内部の空気圧力を検出できるセンサーを配置し、頭
部高さ調整用セレクトスイッチ10、頭部高さ調整用押
しボタンスイッチならびに頸椎部高さ・形状調整用押し
ボタンスイッチ12を、制御ボックス上に配置するとと
もに、枕は伸縮性のある外被材料により全体を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、就寝中、枕にたい
する頭部の載り方により高さを変化できる構造を備えた
高さ・形状可変式安眠枕に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、就寝時に使用する枕について
は、色々の発明がなされており、人間の頭部は相当の重
さがあるため、就寝時に、それを支持する枕は、就寝者
の身体に合わせて、頸部に負担がかからないようにそれ
自体が変形し、高さがある程度変わるように作られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが枕使用の際、
就寝者の身体は仰臥、横臥あるいは俯せなど様々な状態
をとり、決してひとつの形に行儀よく寝ているというこ
とはない。従って、就寝時に枕を調節し、身体と頭部の
関係をもっとも快適な状態となるようにして眠りについ
ても、寝返りを打ったり、横向きになったとたん、折角
の前記快適状態は解消されて頸部や肩部などに無理を生
じ、安眠が阻害されるばかりでなく、寝ている間に逆に
筋違いとか肩凝りの原因ともなる場合があり、その対策
が望まれている。
【0004】これらの改善のため、就寝中の身体の向き
に適応する圧力感応高さ可変式安眠枕を提案した(特開
平6−343540号公報、特開平8−420号公報、
特開平8−299138号公報、実用新案登録第306
0522号公報、実用新案登録第3064571号公
報、実用新案登録第3071127号公報)。
【0005】前記先行例は、すでに市販されている枕の
材質を変えたり、形状、高さを調節できるようにした枕
(朝日新聞社発行、1993年5月「朝日家庭便利帳」
裏表紙見返し)では出来なかった、就寝中の寝返りや横
向きなど身体の向きに適応する効果は達成されたが、頭
部と頸椎部の枕に対する当たり方から不自然な形になる
ことがあり、さらに改良をする必要があった。
【0006】また、加圧空気により上下に伸縮するバル
ーン内の圧力を検出し、それに基づいて高さを調整する
枕も提案されている(実開平3−64072号公報)。
この枕では、上下に別れた2組のバルーンを加圧空気送
入管より小径の吸入排気量を規制する流量調整孔で結合
する構造となっており、上下バルーンの圧力が異なるた
びに、この流量調整孔を通して空気が流れ、孔の大きさ
と、空気の流量によっては音が発生する恐れがあった。
また、この流量調整孔の大きさを適切なものとすること
には試行錯誤が必要である。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解消し、機
構が簡単であり、快適な状態になるようにスムーズに調
節する機能を持った枕を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、就寝者の枕使
用時において、頭部と頸椎部とを別個に高さ・形状の調
整ができる機構とすることにより、枕の頭部高さは使用
者の頭部形状にあわせて自動的に最適高さ・形状に調整
できることを知見し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、前記知見に基づいてなされた本
発明は、頭部が載置される枕内の底部基台上に、内部へ
の空気の流入・流出によって頭部高さが可変できる第1
空気圧力アクチュエーターを固定し、その内部に頸椎部
高さ形状調整用の第2空気圧力アクチュエーターを固定
するとともに、前記各空気圧力アクチュエーターへの空
気供給・排出管および三方弁切り替え用配線を一体化ケ
ーブルとして、ワンタッチカップラーを介して、制御ボ
ックスに収納された空気圧発生・開放装置及び荷重・高
さ制御調整装置とに連結可能とし、前記空気圧発生・開
放装置には、空気圧力アクチュエーター内部の空気圧力
を検出できるセンサーを配置し、頭部高さ調整用セレク
トスイッチ、頭部高さ調整用押しボタンスイッチならび
に頸椎部高さ・形状調整用押しボタンスイッチを、制御
ボックス上に配置するとともに、枕は伸縮性のある外被
材料により全体を覆ってなることを特徴とする高さ・形
状可変式安眠枕を要旨するものである。また本発明は、
空気圧力アクチュエーターへの空気供給・排出管および
三方弁切り替え用配線とスイッチ信号用配線とを平行ま
たは同軸状にまとめて被覆成形し、取り扱いが容易で剛
性のある一体化ケーブルに構成され、その一端に取付け
たワンタッチカップラーにより枕本体に着脱自在とされ
ている高さ・形状可変式安眠枕ならびに枕高さ・形状調
整用機器は、制御ボックスに収納された制御用CPUに
より制御作動される高さ・形状可変式安眠枕を要旨とし
ている。
【0010】さらに本発明は、頭部高さ調整用セレクト
スイッチにより、横臥状態に適した枕高さ位置となるよ
うに第1空気圧力アクチュエーター内圧をセットしたの
ち、まず、使用者は枕に仰臥した状態で、頸椎部高さ・
形状調整用押しボタンスイッチの操作により、第2空気
圧力アクチュエーターの内圧を、枕の頸椎部高さ・形状
が最適となるように調整して固定し、引き続いて、頭部
高さ調整用押しボタンスイッチを操作して、枕の頭部高
さを横臥状態で最適としたのち、仰臥状態となって、再
度頭部高さ調整用押しボタンスイッチを操作することに
より、使用者の頭部により押されて第1空気圧力アクチ
ュエーター内の空気が徐々に排出され、その内圧がほぼ
大気圧となると排気が停止して、その状態が頸椎部と後
頭部のいずれにも負担の少ない最も適した高さ・形状で
固定され、その状態が維持されることよりなる、前記記
載の高さ・形状可変式安眠枕の使用準備方法を要旨とし
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の構成と作用を説明する。
本発明安眠枕は、就寝者の頭部と頸椎部支持部の枕の高
さ・形状を別個に調整するようにした機構を枕内部に組
み込んでいる。
【0012】本発明者等は確実に前記の作動をさせるこ
とができるような構造を鋭意研究した。その結果考えら
れたのが頭部支持と頸椎部支持を別個の空気圧力アクチ
ュエーターによってそれぞれ高さ・形状の調整を行なわ
せるようにした。すなわち、第2空気圧力アクチュエー
ターによって頸椎部の高さ・形状の調整をしたのち、第
1空気圧力アクチュエーターによって頭部の高さ調整を
するようにした構造を採用したのである。
【0013】図面により本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれにより限定されるものではない。図1は、
本発明枕の概要を示すものであり、頭部が載置される枕
体7内の底部基台上に、内部への空気の流入・流出によ
って頭部高さが可変できる第1空気圧力アクチュエータ
ー1を固定する。
【0014】前記第1空気圧力アクチュエーター1内部
に頸椎部高さ・形状調整用の第2空気圧力アクチュエー
ター2を取付ける。
【0015】空気圧力アクチュエーター1および2とし
ては、低空気圧力(01.0〜10.0Kpa)で膨張
収縮可能な袋で、材料としては伸縮性のないもの、例え
ば岡本(株)社製の商品番号NUR210−300のよ
うなナイロンにウレタンをラミネートした長方形袋が適
しており、上下方向側面に褶曲したコルゲート(蛇腹
状)を有するものがより好ましい。
【0016】各空気圧力アクチュエーター内の圧力を検
出できるセンサー(高さ・荷重センサー)を制御ボック
ス内の空気圧力回路内に配置し、前記各空気圧力アクチ
ュエーター1、2への空気供給・排出管3、4を、三方
弁5を経てワンタッチカップラー15を介して、制御ボ
ックス11(図2参照)に収納された空気圧発生・開放
装置及び荷重・高さ制御調整装置とに連結可能とし、枕
側面には頭部高さ調整用押しボタンスイッチ8を、制御
ボックス11には頭部高さ調整用セレクトスイッチ10
ならびに図示されていない頭部高さ調整用押しボタンス
イッチと、頸椎部高さ・形状調整用押しボタンスイッチ
12とを配置するとともに、枕7は伸縮性のある外被材
料により外表面全体を覆われている。枕内部には空気圧
力アクチュエーター1、2と制御切り替えバルブ5以外
に可動の部品はなく、手入れの必要がほとんどない。
【0017】前記センサーは、空気圧力アクチュエータ
ー空気回路内に配置し、アクチュエーター内の圧力を検
出することにより、枕に加わる荷重を測定する。前記セ
ンサーは空気圧力アクチュエーター内に配置しても良い
が、この場合にはセンサー出力信号を制御ボックスに送
る配線を空気供給・排出管と一緒にした一体型ケーブル
の形で設ける必要がある。
【0018】信号を制御ボックスに送る配線を空気供給
・排出管と一緒にした一体型ケーブルとしては、図5
(a)(b)に示すように、配線9と空気供給・排出
管3、4を平行にまとめた一体型ケーブル6と、その先
端に取付けたワンタッチカップラー・コードプラグ15
の構造か、図5(c)あるいは図5(d)の断面図に示
すように、配線9と空気供給・排出管3、4を同軸状
にまとめて被覆6した一体型ケーブル6が採用される
が、配線、空気供給・排出管の数を限定するものではな
い。
【0019】前記センサーとしては、例えば松下電器
(株)製の商品記号ADP12A23が使用されるが、
同様の作用・機能を有する他のセンサーを使用できるこ
とは言うまでもない。空気圧発生・開放装置及び荷重・
高さ制御調整装置の駆動源である低空気圧発生用コンプ
レッサーとしては、例えばメドー産業(株)製のダイヤ
フラムポンプ(商品記号DP0140)が使用できる。
本発明における制御用CPUとしては、例えば電機工業
(株)社製のCPU(商品番号HD−500)が使用さ
れるが、同様の機能・特性を有するほかのものでもよ
い。このようにして一体化された機器部は、例えば合成
樹脂のような防音性材料により製造した制御ボックスに
固定して収納する。
【0020】また、空気圧発生・開放装置作動用の電源
としては、商用電源(AC100V)でも、可搬電源
(電池)でも両者併用でもよい。荷重・高さ制御調整装
置には通常直流5Vを使用するが、これに限定されるも
のではない。
【0021】枕の使用者に適した高さ・形状が設定され
ると、ワンタッチカプラーを外すことにより、枕は使用
者の枕使用時における最適な高さ・形状となる状態に維
持され、空気圧力アクチュエーター内の圧力が低下しな
いかぎりその状態で独立して使用をすることが可能であ
る。
【0022】圧力低下により使用状態が不具合となった
ときは、ワンタッチカプラーを枕に接続して、制御ボッ
クス内の空気圧発生・開放装置および荷重・高さ制御調
整装置を、制御用CPUに記録されている使用者の最適
条件で駆動させることにより、再び枕は最適使用状態に
復活される。
【0023】枕の大きさとしては、通常市販されている
程度のものであればどのようなものでもよい。枕の外被
には、一般に使用されている材料がそのまま適用でき
る。チャックにより開閉できる外被とすれば、汚れた場
合などに取り外して洗濯するのに都合が良い。そして枕
本体構成材料としては、通常使用されている繊維製品で
あればいずれでもよいが、特にポリエステル繊維やポリ
ウレタン製の布、同綿が好適である。
【0024】次に本発明高さ・形状可変式安眠枕の使用
態様を図面に基づいて説明する。図1(a)は、使用開
始前の枕7の状態を示す断面図である。図1(b)のよ
うに最初に三方弁5を操作して、第2空気圧力アクチュ
エーター2内に圧力空気を送入する。図1(c)に示す
使用者の仰臥状態において、頭部高さは第1空気圧力ア
クチュエーター1で調整し、頸椎部の高さ・形状は第2
空気圧力アクチュエーター2で調整する。第2空気圧力
アクチュエーター2は小型のため、頸椎部の高さ・形状
を整えやすい。
【0025】横臥姿勢をとる場合、第2空気圧力アクチ
ュエーター2は仰臥状態のままとして、図1(d)に示
すように第1空気圧力アクチュエーター1のみで頭部高
さを調整する。第1空気圧力アクチュエーター1は大型
であり、枕上昇とともに枕の上面カーブ形状がなめらか
となり、使用者の横臥姿勢頭部側面との接触面が拡大す
ることにより、横臥に適した枕形状となる。
【0026】図2は、頭部高さ調整用の第1空気圧力ア
クチュエーター1内部に、頸椎部高さ・形状調整用の第
2空気圧力アクチュエーター2を取付けた本発明枕の一
部切り欠き斜視図である。6は空気圧力アクチュエータ
ーへの制御空気供給・排出管と制御用配線の一体化ケー
ブルであり、7は枕体、8は、頭部高さ調整用押しボタ
ンスイッチで、制御ボックス(図示省略)と枕体の左右
側面部に設けられている。このボタンスイッチは、例え
ばこれを押すことで、所定位置まで頭部が上昇または下
降して停止する。以上の操作が繰り返して行なわれて、
枕の頭部高さを調整できるものである。9は前記頭部高
さ調整用押しボタンスイッチ用の枕内配線を示す。
【0027】11は制御ボックスであり、空気圧力アク
チュエーター駆動用空気ポンプ、排気装置、制御用CP
U、圧力センサー等が内蔵されており、10は頭部高さ
調整用セレクトスイッチであり、制御ボックスの側面に
配置されている。このスイッチにより頭部高さの位置
(例えば高、中、低)を選択しておくと、頭部高さ調整
用押しボタンスイッチ8を押すことにより、選定された
高さになるまで第1空気圧力アクチュエーター内に空気
が送入される。つづいてこの頭部高さ調整用押しボタン
スイッチ8をおすと、第1空気圧力アクチュエーター内
の空気は徐々に排気され、内圧がほぼ大気圧となったと
ころで排気が停止される。12は、頸椎部高さ・形状調
整用押しボタンスイッチであり、13は、入力電源表示
用のパイロットランプ、14はAC100VをDC10
Vに変換するACアダプター、15は空気供給・排出管
や操作配線の一体化ケーブル6を同時に着脱できるワン
タッチカプラーである。
【0028】本発明枕の使用要領について説明する。図
3(イ)に示すように枕に対して仰臥姿勢をとり、この
とき、第1、第2空気圧力アクチュエーターは収縮した
状態である。引き続いて、図3(ロ)のように、仰臥姿
勢のまま、第2空気圧力アクチュエーターによって頸椎
部高さ・形状調整を行なう。
【0029】第2空気圧力アクチュエーターの制御操作
は、制御ボックスに設けた頸椎部高さ形状調整用押しボ
タンスイッチの操作で空気の供給・排出を行ない、第2
空気圧力アクチュエーターを膨張・収縮させて調整す
る。頸椎部高さ形状調整用押しボタンスイッチ操作に伴
い、制御切り替えバルブは自動的に第1空気圧力アクチ
ュエーター側から第2空気圧力アクチュエーター側へと
切り替わる。
【0030】仰臥姿勢での頸椎部高さ・形状調整が終わ
った枕に、図3(ハ)に示すように横臥姿勢となり、図
3(ニ)のように、第1空気圧力アクチュエーターで横
臥姿勢に合わせて頭部高さの調整を行なう。この場合、
第2空気圧力アクチュエーターはそのままである。第1
空気圧力アクチュエーターの制御操作は、枕に設けた頭
部高さ調整用押しボタンスイッチの操作で空気の供給・
排出を行ない、第1空気圧力アクチュエーターを膨張・
収縮させて調整する。
【0031】制御ボックスに配置した頭部高さ調整用セ
レクトスイッチ操作で所定の枕高さ調整範囲を設定し
て、枕側面左右に配置した頭部高さ調整用押しボタンス
イッチの操作で所定の枕高さに調整する操作に伴い、制
御切り替えバルブは自動的に第1空気圧力アクチュエー
ター側へ切り替わり、所定の枕高さ(上昇位置・下降位
置)に到達後、制御作動は自動的に停止する。これら操
作により決定された枕使用者の最適条件はデータとして
制御用CPUに記録し、枕の使用状態が変化した場合
に、前記データを使用して最適状態に復活させる制御作
動を行なわせることが出来る。
【0032】使用者の仰臥姿勢に適した頭部高さ調整手
段を図4により説明する。図4(1)は、第1、第2各
空気圧力アクチュエーター共収縮した状態を示してい
る。制御ボックスに配置した頭部高さ調整用セレクトス
イッチを、横臥姿勢に適合する枕高さ位置へセットした
のち、使用者は枕に仰臥した状態で、制御ボックスにあ
る頸椎部高さ・形状調整用押しボタンスイッチにより、
第2空気圧力アクチュエーターに空気を送入して、図4
(2)に示すように頸椎部に適した枕の高さ・形状を形
成し固定をする。
【0033】つづいてそのままの姿勢でも横臥姿勢でも
よいが、枕体側面の頭部高さ調整用押しボタンスイッチ
を押すことにより、図4(3)のように、枕は、第1空
気圧力アクチュエーターに空気が送入されて、すでにセ
ット済みの横臥姿勢高さまで上昇する。
【0034】そこで仰臥姿勢となって、再度前記頭部高
さ調整用押しボタンスイッチを押すことにより、図4
(4)に示されるように、使用者の頭部に押されて第1
空気圧力アクチュエーター内の空気が徐々に排出されて
頭部を支えている部分の枕高さが低くなり、頸椎部がす
でに設定高さになっている第2空気圧力アクチュエータ
ーに支えられていることにより、第1空気圧力アクチュ
エーターにかかる頭部荷重が軽減されて、その内部圧力
が限りなく大気圧に近付くとセンサーが指示をして排気
が停止される。この状態が、使用者の仰臥状態として、
最適の枕高さ・形状となっている。停止時の第1空気圧
力アクチュエーター内部圧力は、使用者の好みにより0
0.10〜01.00Kpaの範囲で調節可能となって
いる。
【0035】このようにして、固定された状態の枕は、
空気圧力アクチュエーターの内部空気が漏れて圧力が変
らないかぎり、使用者にとって最適状態として枕を使用
することが出来、枕の状態が変ったときは、制御ボック
スに枕を接続して、各空気圧力アクチュエーターの内圧
を制御用CPUに記録されたデータにより再調整すれ
ば、再び最適使用条件の枕に復活される。それぞれの使
用者のデータを制御用CPUに記録しておけば、1台の
制御ボックスにより複数の枕を調整出来ることはもちろ
ん、同じ枕を別人が使用する場合でも、その使用者の制
御用CPUに記録されたデータにより、ただちに最適使
用状態に変更して設定できる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る高さ・形状可変式安眠枕は
以上説明したように構成されているから、その製作が簡
単であり、枕の使用状態が、簡単に最適状態に復活され
るとともに、複数の枕を1台の制御ボックスにより個々
の状態に調整可能であり、枕の使用において、頸部や肩
部に作用する不自然な圧迫や捻れを解消・軽減すること
が出来て、常に安眠することが可能であるという効果が
期待でき、健康維持の上からもきわめて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明高さ・形状可変式安眠枕の第1空気圧
力アクチュエーター内に第2空気圧力アクチュエーター
を配置し、その使用態様を示す説明図である。
【図2】 頭部高さ調整用の第1空気圧力アクチュエー
ター内部に、頸椎部高さ・形状調整用の第2空気圧力ア
クチュエーターを取付けた本発明枕の一部切り欠き斜視
図である。
【図3】 本発明枕の使用要領説明図である。
【図4】 本発明枕の高さ・形状を調整をする空気圧力
アクチュエーターの作動説明図である。
【図5】 本発明枕と制御ボックスとを結合する空気供
給・排出管および配線の一体化ケーブルの部分断面説明
図である。
【符号の説明】
1 第1空気圧力アクチュエーター 2 第2空気圧力アクチュエーター 3 第1空気圧力アクチュエーター制御用空気供給
・排出管 4 第2空気圧力アクチュエーター制御用空気供給
・排出管 5 制御用空気供給・排出切り替えバルブ 6 制御用空気供給・排出管と信号用配線の一体型
ケーブル 6 ケーブルの被覆 7 枕体 8 頭部高さ調整用押しボタンスイッチ 9 頭部高さ調整用押しボタンスイッチ用枕体内部
配線 9 ケーブル内の配線 10 頭部高さ調整用セレクトスイッチ 11 制御ボックス 12 頸椎部高さ・形状調整用押しボタンスイッチ 13 パイロットランプ 14 軽量型ACアダプター 15 ワンタッチカップラー 15 空気供給・排出管カップラー 15 ソケットピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部が載置される枕内の底部基台上に、
    内部への空気の流入・流出によって頭部高さが可変でき
    る第1空気圧力アクチュエーターを固定し、その内部に
    頸椎部高さ形状調整用の第2空気圧力アクチュエーター
    を固定するとともに、前記各空気圧力アクチュエーター
    への空気供給・排出管および三方弁切り替え用配線を一
    体化ケーブルとして、ワンタッチカップラーを介して、
    制御ボックスに収納された空気圧発生・開放装置及び荷
    重・高さ制御調整装置とに連結可能とし、前記空気圧発
    生・開放装置には、空気圧力アクチュエーター内部の空
    気圧力を検出できるセンサーを配置し、頭部高さ調整用
    セレクトスイッチ、頭部高さ調整用押しボタンスイッチ
    ならびに頸椎部高さ・形状調整用押しボタンスイッチ
    を、制御ボックス上に配置するとともに、枕は伸縮性の
    ある外被材料により全体を覆ってなることを特徴とする
    高さ・形状可変式安眠枕。
  2. 【請求項2】 頭部高さ調整用押しボタンスイッチを枕
    の側部にも配置し、そのスイッチ信号用配線を、空気圧
    力アクチュエーターへの空気供給・排出管ならびに三方
    弁切り替え用配線とともに一体化ケーブルとして、ワン
    タッチカップラーを介して、制御ボックス結合可能とし
    た請求項1記載の高さ・形状可変式安眠枕。
  3. 【請求項3】 空気圧力アクチュエーターへの空気供給
    ・排出管および三方弁切り替え用配線とスイッチ信号用
    配線とを、平行または同軸状にまとめて被覆成形し、取
    り扱いが容易で、剛性のある一体化ケーブルに構成さ
    れ、その一端に取付けたワンタッチカップラーにより枕
    本体に着脱自在とされている請求項2記載の高さ・形状
    可変式安眠枕。
  4. 【請求項4】 枕高さ・形状調整用機器は、制御ボック
    スに収納された制御用CPUにより制御作動される請求
    項1、2または3記載の高さ・形状可変式安眠枕。
  5. 【請求項5】 頭部高さ調整用セレクトスイッチによ
    り、横臥状態に適した枕高さ位置となるように第1空気
    圧力アクチュエーター内圧をセットしたのち、まず、使
    用者は枕に仰臥した状態で、頸椎部高さ・形状調整用押
    しボタンスイッチの操作により、第2空気圧力アクチュ
    エーターの内圧を、枕の頸椎部高さ・形状が最適となる
    ように調整して固定し、引き続いて、頭部高さ調整用押
    しボタンスイッチを操作して、枕の頭部高さを横臥状態
    で最適としたのち、仰臥状態となって、再度頭部高さ調
    整用押しボタンスイッチを操作することにより、使用者
    の頭部により押されて第1空気圧力アクチュエーター内
    の空気が徐々に排出され、その内圧がほぼ大気圧となる
    と排気が停止して、その状態が頸椎部と後頭部のいずれ
    にも負担の少ない最も適した高さ・形状で固定され、そ
    の状態が維持されることよりなる請求項1から4のいず
    れかに記載の高さ・形状可変式安眠枕の使用準備方法。
JP2000301187A 2000-08-28 2000-08-28 高さ・形状可変式安眠枕とその使用準備方法 Expired - Fee Related JP3470226B2 (ja)

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