JP3075940U - 高さ・形状可変式安眠枕 - Google Patents
高さ・形状可変式安眠枕Info
- Publication number
- JP3075940U JP3075940U JP2000007106U JP2000007106U JP3075940U JP 3075940 U JP3075940 U JP 3075940U JP 2000007106 U JP2000007106 U JP 2000007106U JP 2000007106 U JP2000007106 U JP 2000007106U JP 3075940 U JP3075940 U JP 3075940U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillow
- height
- pneumatic actuator
- shape
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Bedding Items (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高さ・形状可変式安眠枕の提供。
【解決手段】 頭部が載置される枕7内の底部基台上
に、内部への空気の流入・流出によって頭部高さが可変
できる第1空気圧力アクチュエーター1を固定し、その
内部に頸椎部高さ形状調整用の第2空気圧力アクチュエ
ーター2を固定するとともに、前記各空気圧力アクチュ
エーターへの空気供給・排出管および三方弁切り替え用
配線を一体化ケーブル6として、ワンタッチカップラー
15を介して、制御ボックス11に収納された空気圧発
生・開放装置及び荷重・高さ制御調整装置とに連結可能
とし、前記空気圧発生・開放装置には、空気圧力アクチ
ュエーター内部の空気圧力を検出できるセンサーを配置
し、頭部高さ調整用セレクトスイッチ10、頭部高さ調
整用押しボタンスイッチ8ならびに頸椎部高さ・形状調
整用押しボタンスイッチ12を、制御ボックス11上に
配置するとともに、枕は伸縮性のある外被材料により全
体を覆う。
に、内部への空気の流入・流出によって頭部高さが可変
できる第1空気圧力アクチュエーター1を固定し、その
内部に頸椎部高さ形状調整用の第2空気圧力アクチュエ
ーター2を固定するとともに、前記各空気圧力アクチュ
エーターへの空気供給・排出管および三方弁切り替え用
配線を一体化ケーブル6として、ワンタッチカップラー
15を介して、制御ボックス11に収納された空気圧発
生・開放装置及び荷重・高さ制御調整装置とに連結可能
とし、前記空気圧発生・開放装置には、空気圧力アクチ
ュエーター内部の空気圧力を検出できるセンサーを配置
し、頭部高さ調整用セレクトスイッチ10、頭部高さ調
整用押しボタンスイッチ8ならびに頸椎部高さ・形状調
整用押しボタンスイッチ12を、制御ボックス11上に
配置するとともに、枕は伸縮性のある外被材料により全
体を覆う。
Description
【0001】
本考案は、就寝中、枕にたいする頭部の載り方により高さを変化できる構造を 備えた高さ・形状可変式安眠枕に関する。
【0002】
従来から、就寝時に使用する枕については、色々の考案がなされており、人間 の頭部は相当の重さがあるため、就寝時に、それを支持する枕は、就寝者の身体 に合わせて、頸部に負担がかからないようにそれ自体が変形し、高さがある程度 変わるように作られている。
【0003】
ところが枕使用の際、就寝者の身体は仰臥、横臥あるいは俯せなど様々な状態 をとり、決してひとつの形に行儀よく寝ているということはない。従って、就寝 時に枕を調節し、身体と頭部の関係をもっとも快適な状態となるようにして眠り についても、寝返りを打ったり、横向きになったとたん、折角の前記快適状態は 解消されて頸部や肩部などに無理を生じ、安眠が阻害されるばかりでなく、寝て いる間に逆に筋違いとか肩凝りの原因ともなる場合があり、その対策が望まれて いる。
【0004】 これらの改善のため、就寝中の身体の向きに適応する圧力感応高さ可変式安眠 枕を提案した(特開平6−343540号公報、特開平8−420号公報、特開 平8−299138号公報、実用新案登録第3060522号公報、実用新案登 録第3064571号公報、実用新案登録第3071127号公報)。 前記先行考案は、すでに市販されている枕の材質を変えたり、形状、高さを調 節できるようにした枕(朝日新聞社発行、1993年5月「朝日家庭便利帳」裏 表紙見返し)では出来なかった、就寝中の寝返りや横向きなど身体の向きに適応 する効果は達成されたが、頭部と頸椎部の枕に対する当たり方から不自然な形に なることがあり、さらに改良をする必要があった。
【0005】 また、加圧空気により上下に伸縮するバルーン内の圧力を検出し、それに基づ いて高さを調整する枕も提案されている(実開平3−64072号公報)。 この枕では、上下に別れた2組のバルーンを加圧空気送入管より小径の吸入排 気量を規制する流量調整孔で結合する構造となっており、上下バルーンの圧力が 異なるたびに、この流量調整孔を通して空気が流れ、孔の大きさと、空気の流量 によっては音が発生する恐れがあった。また、この流量調整孔の大きさを適切な ものとすることには試行錯誤が必要である。
【0006】 本考案は、前記従来の問題点を解消し、機構が簡単であり、快適な状態になる ようにスムーズに調節する機能を持った枕を提供することを目的としている。
【0007】
上記目的を解決するため、本考案者らは鋭意研究を重ねた結果、就寝者の仰臥 時において、頭部と頸椎部とを別個に高さ・形状の調整ができるようにすること にり、枕の頭部高さは使用者の頭部形状に合わせて最適状態に調整できることを 知見し、本考案を完成するに至った。
【0008】 すなわち、前記知見に基づいてなされた本考案は、頭部が載置される枕内の底 部基台上に、内部への空気の流入・流出によって頭部高さが可変できる第1空気 圧力アクチュエーターを固定し、その内部に頸椎部高さ形状調整用の第2空気圧 力アクチュエーターを固定するとともに、前記各空気圧力アクチュエーターへの 空気供給・排出管および三方弁切り替え用配線を一体化ケーブルとして、ワンタ ッチカップラーを介して、制御ボックスに収納された空気圧発生・開放装置及び 荷重・高さ制御調整装置とに連結可能とし、前記空気圧発生・開放装置には、空 気圧力アクチュエーター内部の空気圧力を検出できるセンサーを配置し、頭部高 さ調整用セレクトスイッチ、頭部高さ調整用押しボタンスイッチならびに頸椎部 高さ・形状調整用押しボタンスイッチを、制御ボックス上に配置するとともに、 枕は伸縮性のある外被材料により全体を覆ってなることを特徴とする高さ・形状 可変式安眠枕を要旨としている。
【0009】 また本考案は、頸椎部高さ形状調整用の第2空気圧力アクチュエーターを第1 空気圧力アクチュエーターの下部あるいは上部に接触して配置するか、さらには 第1空気圧力アクチュエーターの上部の枕素材内に第2空気圧力アクチュエータ ーを分離して固定した高さ・形状可変式安眠枕も要旨としている。
【0010】 さらに本考案は、頭部高さ調整用押しボタンスイッチを、枕の側部にも配置し たもの、あるいは空気圧力アクチュエーターへの空気供給・排出管ならびに三方 弁切り替え用配線とスイッチ信号用配線とを、平行または同軸にまとめて被覆成 形し、取り扱いが容易で、剛性のある一体化ケーブルに構成され、その一端に取 付けたワンタッチカップラーにより、枕本体に着脱自在とされている高さ・形状 可変式安眠枕も要旨としている。
【0011】 そして、枕使用者が仰臥状態で頸椎部高さ・形状調整後固定した第2空気圧力 アクチュエーターと、横臥状態で枕の頭部を最適高さとしたのちの第1空気圧力 アクチュエーターから、仰臥状態となって前記第1空気圧力アクチュエーター内 の空気がほぼ大気圧まで徐々に排気して、その状態に固定された第1空気圧力ア クチュエーターとが組み合わされている高さ・形状可変式安眠枕、ならびに枕高 さ・形状調整用機器は、制御ボックスに収納された制御用CPUにより制御作動 される高さ・形状可変式安眠枕も本考案の要旨である。
【0012】
本考案の構成と作用を説明する。 本考案安眠枕は、就寝者の頭部と頸椎部支持部の枕の高さ・形状を別個に調整 するようにした機構を枕内部に組み込んでいる。
【0013】 本考案者等は確実に前記の作動をさせることができるような構造を鋭意研究し た。その結果考えられたのが頭部と頸椎部支持部を別個の空気圧力アクチュエー ターによって高さ・形状の調整を行なわせるようにした。すなわち、第2空気圧 力アクチュエーターによって頸椎部の高さ・形状の調整をしたのち、第1空気圧 力アクチュエーターによって頭部の高さ調整をするようにした構造を採用したの である。
【0014】 図面により本考案を具体的に説明するが、本考案はこれにより限定されるもの ではない。 図1は、本考案枕の概要を示すものであり、頭部が載置される枕体7内の底部 基台上に、内部への空気の流入・流出によって頭部高さが可変できる第1空気圧 力アクチュエーター1を固定する。
【0015】 前記第1空気圧力アクチュエーター1内部に頸椎部高さ・形状調整用の第2空 気圧力アクチュエーター2を取付ける。 空気圧力アクチュエーター1および2としては、低空気圧力(01.0〜10 .0Kpa)で膨張収縮可能な袋で、材料としては伸縮性のないもの、例えば岡 本(株)社製の商品番号NUR210−300のようなナイロンにウレタンをラ ミネートした長方形袋が適しており、上下方向側面に褶曲したコルゲート(蛇腹 状)を有するものがより好ましい。
【0016】 各空気圧力アクチュエーター内の圧力を検出できるセンサー(高さ・荷重セン サー)を制御ボックス内の空気圧力回路内に配置し、前記各空気圧力アクチュエ ーターへの空気供給管3、4を、三方弁5を経てワンタッチカップラー15を介 して、制御ボックス11(図5参照)に収納された空気圧発生・開放装置及び荷 重・高さ制御調整装置とに連結可能とし、枕側面には頭部高さ調整用押しボタン スイッチ8を、制御ボックス11には頭部高さ調整用セレクトスイッチ10なら びに図示されていない頭部高さ調整用押しボタンスイッチと、頸椎部高さ・形状 調整用押しボタンスイッチ12とを配置するとともに、枕7は伸縮性のある外被 材料により外表面全体を覆われている。枕内部には空気圧力アクチュエーター1 、2と制御切り替えバルブ5以外に可動の部品はなく、手入れの必要がほとんど ない。
【0017】 前記センサーは、空気圧力アクチュエーター空気回路内に配置し、アクチュエ ーター内の圧力を検出することにより、枕に加わる荷重を測定する。前記センサ ーは空気圧力アクチュエーター内に配置しても良いが、この場合にはセンサー出 力信号を制御ボックスに送る配線を空気供給管と一緒にした一体型ケーブルの形 で設ける必要がある。
【0018】 信号を制御ボックスに送る配線を空気供給・排出管と一緒にした一体型ケーブ ルとしては、図8(a)(b)に示すように、配線91と空気供給・排出管3、 4を平行にまとめた一体型ケーブル6とその先端に取付けたワンタッチカップラ ー・コードプラグ15か、図5(c)あるいは図5(d)の断面図に示すように 、配線91と空気供給・排出管3、4を同軸状にまとめて被覆61した一体型ケ ーブル6が採用れるが、配線、空気供給・排出管の数を限定するものではない。
【0019】 前記センサーとしては、例えば松下電器(株)製の商品記号ADP12A23 が使用されるが、同様の作用・機能を有する他のセンサーを使用できることは言 うまでもない。空気圧発生・開放装置及び荷重・高さ制御調整装置の駆動源であ る低空気圧発生用コンプレッサーとしては、例えばメドー産業(株)製のダイヤ フラムポンプ(商品記号DP0140)が使用できる。本考案における制御用C PUとしては、例えば電機工業(株)社製のCPU(商品番号HD−500)が 使用されるが、同様の機能・特性を有するほかのものでもよい。 このようにして一体化された機器部は、例えば合成樹脂のような防音性材料に より製造した制御ボックスに固定して収納する。
【0020】 また、空気圧発生・開放装置作動用の電源としては、商用電源(AC100V )でも、可搬電源(電池)でも両者併用でもよい。荷重・高さ制御調整装置には 通常直流5Vを使用するが、これに限定されるものではない。
【0021】 枕の使用者に適した高さ・形状が設定されると、ワンタッチカプラーを外すこ とにより、枕は使用者の枕使用時における最適な高さ・形状となる状態に維持さ れ、空気圧力アクチュエーター内の圧力が低下しないかぎりその状態で独立して 使用をすることが可能である。
【0022】 圧力低下により使用状態が不具合となったときは、ワンタッチカプラーを枕に 接続して、制御ボックス内の空気圧発生・開放装置および荷重・高さ制御調整装 置を、制御用CPUに記録されている使用者の最適条件で駆動させることにより 再び枕は最適使用状態に復活される。
【0023】 枕の大きさとしては、通常市販されている程度のものであればどのようなもの でもよい。枕の外被には、一般に使用されている材料がそのまま適用できる。チ ャックにより開閉できる外被とすれば、汚れた場合などに取り外して洗濯するの に都合が良い。そして枕本体構成材料としては、通常使用されている繊維製品で あればいずれでもよいが、特にポリエステル繊維やポリウレタン製の布、同綿が 好適である。
【0024】 次に本考案高さ・形状可変式安眠枕の使用態様を図面に基づいて説明する。 図1(a)は、使用開始前の枕7の状態を示す断面図である。図1(b)のよ うに最初に三方弁5を操作して、第2空気圧力アクチュエーター内に圧力空気を 送入する。図1(c)に示す使用者の仰臥状態において、頭部高さは第1空気圧 力アクチュエーター1で調整し、頸椎部の高さ・形状は第2空気圧力アクチュエ ーター2で調整する。第2空気圧力アクチュエーター2は小型のため、頸椎部の 高さ・形状を整えやすい。
【0025】 横臥姿勢をとる場合、第2空気圧力アクチュエーター2は仰臥状態のままとし て、図1(d)に示すように第1空気圧力アクチュエーター1のみで頭部高さを 調整する。第1空気圧力アクチュエーター1は大型であり、枕上昇とともに枕の 上面カーブ形状がなめらかとなり、使用者横臥姿勢頭部側面との接触面が拡大す ることにより、横臥に適した枕形状となる。
【0026】 図2は第1空気圧力アクチュエーター1の下側に第2空気圧力アクチュエータ ー2を配置した構造を示しており、図3は図2と逆の配置となった構造であり、 図4は、第2空気圧力アクチュエーター2を、第1空気圧力アクチュエーター1 の上部枕素材内に分離させて配置した構造となっている。
【0027】 前記のように各空気圧力アクチュエーターの配置状態が変わっても、枕の使用 状態の調整は、特に変わるものではなく、図1の場合と同様に操作を行なえばよ い。
【0028】 図5は、頭部高さ調整用の第1空気圧力アクチュエーター1内部に、頸椎部高 さ・形状調整用の第2空気圧力アクチュエーター2を取付けた本考案枕の一部切 り欠き斜視図である。6は空気圧力アクチュエーターへの制御空気圧供給管と制 御用配線の一体化ケーブルであり、7は枕体、8は、頭部高さ調整用押しボタン スイッチで、制御ボックス(図示省略)と枕体の左右側面部に設けられている。 このボタンスイッチは、例えばこれを押すことで、所定位置まで頭部が上昇また は下降して停止する。以上の操作が繰り返して行なわれ、枕の頭部高さを調整で きるものである。9は前記頭部高さ調整用押しボタンスイッチ用の枕内配線を示 す。
【0029】 11は制御ボックスであり、空気圧力アクチュエーター駆動用空気ポンプ、排 気装置、制御用CPU、圧力センサー等が内蔵されており、10は頭部高さ調整 用セレクトスイッチであり、制御ボックスの側面に配置されている。このスイッ チにより頭部高さの位置(例えば高、中、低)を選択しておくと、頭部高さ調整 用押しボタンスイッチ8を押すことにより、選定された高さになるまで第1空気 圧力アクチュエーター内に空気が送入される。12は、頸椎部の高さ・形状調整 を行なう押しボタンスイッチであり、13は、入力電源表示用のパイロットラン プ、14はAC100VをDC10Vに変換するACアダプター、15は制御空 気配管や操作配線を同時に着脱できるワンタッチカプッラーである。
【0030】 本考案枕の使用要領について説明する。 図6(イ)に示すように枕に対して仰臥姿勢をとり、このとき、第1、第2空 気圧力アクチュエーターは収縮した状態である。引き続いて、図6(ロ)のよう に、仰臥姿勢のまま、第2空気圧力アクチュエーターによって頸椎部高さ・形状 調整を行なう。
【0031】 第2空気圧力アクチュエーターの制御操作は、制御ボックスに設けた頸椎部高 さ形状調整用押しボタンスイッチの操作で空気の供給・排出を行ない、第2空気 圧力アクチュエーターを膨張・収縮させて調整する。頸椎部高さ形状調整用押し ボタンスイッチ操作に伴い、制御切り替えバルブは自動的に第1空気圧力アクチ ュエーター側から第2空気圧力アクチュエーター側へと切り替わる。
【0032】 仰臥姿勢での頸椎部高さ・形状調整が終わった枕に、図6(ハ)に示すように 横臥姿勢となり、図6(ニ)のように、第1空気圧力アクチュエーターで横臥姿 勢に合わせて頭部高さの調整を行なう。この場合、第2空気圧力アクチュエータ ーはそのままである。 第1空気圧力アクチュエーターの制御操作は、枕に設けた頭部高さ調整用押し ボタンスイッチの操作で空気の供給・排出を行ない、第1空気圧力アクチュエー ターを膨張・収縮させて調整する。
【0033】 制御ボックスに配置した頭部高さ調整用セレクトスイッチ操作で所定の枕高さ 調整範囲を設定して、枕側面左右に配置した頭部高さ調整用押しボタンスイッチ の操作で、所定の枕高さに調整するスイッチ操作に伴い、制御切り替えバルブは 自動的に第1空気圧力アクチュエーター側へ切り替わり、所定の枕高さ(上昇位 置・下降位置)に到達後、制御作動は自動的に停止する。これら操作により決定 された枕使用者の最適条件はデータとして制御用CPUに記録され、枕の使用状 態が変化した場合に、前記データを使用して最適状態に復活させる制御作動を行 なわせる。
【0034】 就寝者の仰臥姿勢に適合した枕の頭部高さ調整手段を図7により説明する。 図7(1)は、第1、第2各空気圧力アクチュエーター共収縮した状態を示し ている。 制御ボックスに配置した頭部高さ調整用セレクトスイッチを、横臥姿勢に適合 する枕高さ位置へ頭部高さ調整用セレクトスイッチをセットしたのち、使用者は 枕に仰臥した状態で、制御ボックスにある頸椎部高さ・形状用調整用押しボタン スイッチにより、第2空気圧力アクチュエーターに空気を送入して、図7(2) に示すように頸椎部に適した枕の高さ・形状を形成し固定をする。
【0035】 つづいてそのままの姿勢でも横臥姿勢でもよいが、枕体側面の頭部高さ調整用 押しボタンスイッチを押すことにより、図7(3)のように、枕は、第1空気圧 力アクチュエーターに空気が送入されて、すでにセット済みの横臥姿勢高さまで 上昇する。
【0036】 そこで仰臥姿勢となって、再度前記頭部高さ調整用押しボタンスイッチを押す ことにより、図7(4)に示されるように、使用者の頭部に押されて第1空気圧 力アクチュエーター内の空気が徐々に排出されて頭部を支えている部分の枕高さ が低くなり、頸椎部がすでに設定高さになっている第2空気圧力アクチュエータ ーに支えられていることにより、第1空気圧力アクチュエーターにかかる頭部荷 重が軽減されて、その内部圧力が限りなく大気圧に近付くとセンサーが指示をし て排気が停止される。この状態が、使用者の仰臥状態としては最適の枕高さ・形 状となっている。停止時の第1空気圧力アクチュエーター内部圧力は、使用者の 好みにより00.10〜01.00Kpaの範囲で調節可能となっている。
【0037】 このようにして固定された枕の状態は、空気圧力アクチュエーターの内部空気 が漏れて圧力が変らないかぎり、使用者にとって最適状態として枕を使用するこ とが出来、枕の状態が変ったときは、制御ボックスに枕を接続して各空気圧力ア クチュエーターの内圧を制御用CPUに記録されたデータにより再調整すれば、 再び最適使用条件の枕に復活される。それぞれの使用者のデータを制御用CPU に記録しておけば、1台の制御ボックスにより複数の枕を調整できることはもち ろん、同じ枕を別人が使用する場合でも、その使用者の制御用CPUに記録され たデータにより、ただちに最適使用状態に変更して設定できる。
【0038】
本考案に係る高さ・形状可変式安眠枕は以上説明したように構成されているか ら、その製作が簡単であり、枕の使用状態が、簡単に最適状態に復活されるとと もに、複数の枕を1台の制御ボックスにより個々の状態に調整可能であり、枕の 使用において、頸部や肩部に作用する不自然な圧迫や捻れを解消・軽減すること が出来て、常に安眠することが可能であるという効果が期待でき、健康維持の上 からもきわめて有益である。
【図1】 本考案高さ・形状可変式安眠枕の第1空気圧
力アクチュエーター内に第2空気圧力アクチュエーター
を配置した態様を示す説明図である。
力アクチュエーター内に第2空気圧力アクチュエーター
を配置した態様を示す説明図である。
【図2】 第1空気圧力アクチュエーターの下側に第2
空気圧力アクチュエーターを配置した本考案枕の構造を
示している。
空気圧力アクチュエーターを配置した本考案枕の構造を
示している。
【図3】 第1空気圧力アクチュエーターの上側に第2
空気圧力アクチュエーターを配置した本考案枕の構造を
示している。
空気圧力アクチュエーターを配置した本考案枕の構造を
示している。
【図4】 第2空気圧力アクチュエーターを、第1空気
圧力アクチュエーターの上部枕素材内に分離させて配置
した本考案枕の構造を示している。
圧力アクチュエーターの上部枕素材内に分離させて配置
した本考案枕の構造を示している。
【図5】 頭部高さ調整用の第1空気圧力アクチュエー
ター内部に、頸椎部高さ・形状調整用の第2空気圧力ア
クチュエーターを取付けた本考案枕の一部切り欠き斜視
図である。
ター内部に、頸椎部高さ・形状調整用の第2空気圧力ア
クチュエーターを取付けた本考案枕の一部切り欠き斜視
図である。
【図6】 本考案枕の使用要領説明図である。
【図7】 本考案枕の高さ・形状を調整する空気圧力ア
クチュエーターの作動説明図である。
クチュエーターの作動説明図である。
【図8】 本考案枕と制御ボックスとを結合する配線・
配管の一体化ケーブルの部分断面説明図である。
配管の一体化ケーブルの部分断面説明図である。
1 第1空気圧力アクチュエーター 2 第2空気圧力アクチュエーター 3 第1空気圧力アクチュエーター制御用空気供給
・排出管 4 第2空気圧力アクチュエーター制御用空気供給
・排出管 5 制御用空気供給・排出切り替えバルブ 6 制御用空気供給・排出管と信号用配線の一体型
ケーブル 61 ケーブルの被覆 7 枕体 8 頭部高さ調整用押しボタンスイッチ 9 頭部高さ調整用押しボタンスイッチ用枕体内部
配線 91 ケーブル内の配線 10 頭部高さ調整用セレクトスイッチ 11 制御ボックス 12 頸椎部高さ・形状調整用押しボタンスイッチ 13 パイロットランプ 14 軽量型ACアダプター 15 ワンタッチカップラー 151 空気供給・排出管カップラー 152 ソケットピン
・排出管 4 第2空気圧力アクチュエーター制御用空気供給
・排出管 5 制御用空気供給・排出切り替えバルブ 6 制御用空気供給・排出管と信号用配線の一体型
ケーブル 61 ケーブルの被覆 7 枕体 8 頭部高さ調整用押しボタンスイッチ 9 頭部高さ調整用押しボタンスイッチ用枕体内部
配線 91 ケーブル内の配線 10 頭部高さ調整用セレクトスイッチ 11 制御ボックス 12 頸椎部高さ・形状調整用押しボタンスイッチ 13 パイロットランプ 14 軽量型ACアダプター 15 ワンタッチカップラー 151 空気供給・排出管カップラー 152 ソケットピン
Claims (8)
- 【請求項1】 頭部が載置される枕内の底部基台上に、
内部への空気の流入・流出によって頭部高さが可変でき
る第1空気圧力アクチュエーターを固定し、その内部に
頸椎部高さ形状調整用の第2空気圧力アクチュエーター
を固定するとともに、前記各空気圧力アクチュエーター
への空気供給・排出管および三方弁切り替え用配線を一
体化ケーブルとして、ワンタッチカップラーを介して、
制御ボックスに収納された空気圧発生・開放装置及び荷
重・高さ制御調整装置とに連結可能とし、前記空気圧発
生・開放装置には、空気圧力アクチュエーター内部の空
気圧力を検出できるセンサーを配置し、頭部高さ調整用
セレクトスイッチ、頭部高さ調整用押しボタンスイッチ
ならびに頸椎部高さ・形状調整用押しボタンスイッチ
を、制御ボックス上に配置するとともに、枕は伸縮性の
ある外被材料により全体を覆ってなることを特徴とする
高さ・形状可変式安眠枕。 - 【請求項2】 第1空気圧力アクチュエーターの下部に
第2空気圧力アクチュエーターを接触して固定した請求
項1記載の高さ・形状可変式安眠枕。 - 【請求項3】 第1空気圧力アクチュエーターの上部に
第2空気圧力アクチュエーターを接触して固定した請求
項1記載の高さ・形状可変式安眠枕。 - 【請求項4】 第1空気圧力アクチュエーターの上部の
枕素材内に第2空気圧力アクチュエーターを分離して固
定した請求項1記載の高さ・形状可変式安眠枕。 - 【請求項5】 頭部高さ調整用押しボタンスイッチを枕
の側部にも配置し、そのスイッチ信号用配線を、空気圧
力アクチュエーターへの空気供給・排出管ならびに三方
弁切り替え用配線とともに一体化ケーブルとして、ワン
タッチカップラーを介して、制御ボックスへ結合可能と
した請求項1から4のいずれかに記載の高さ・形状可変
式安眠枕。 - 【請求項6】 空気圧力アクチュエーターへの空気供給
・排出管ならびに三方弁切り替え用配線とスイッチ信号
用配線とを、平行または同軸にまとめて被覆成形し、取
り扱いが容易で、剛性のある一体化ケーブルに構成さ
れ、その一端に取付けたワンタッチカップラーにより、
枕本体に着脱自在とされている請求項5記載の高さ・形
状可変式安眠枕。 - 【請求項7】 枕使用者が仰臥状態で頸椎部高さ・形状
調整後固定した第2空気圧力アクチュエーターと、横臥
状態で枕の頭部を最適高さとしたのちの第1空気圧力ア
クチュエーターから、仰臥状態となって前記第1空気圧
力アクチュエーター内の空気がほぼ大気圧まで徐々に排
気して、その状態に固定された第1空気圧力アクチュエ
ーターとが組み合わされている請求項1から6のいずれ
かに記載の高さ・形状可変式安眠枕。 - 【請求項8】 枕高さ・形状調整用機器は、制御ボック
スに収納された制御用CPUにより制御作動される請求
項1から7のいずれかに記載の高さ・形状可変式安眠
枕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007106U JP3075940U (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 高さ・形状可変式安眠枕 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007106U JP3075940U (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 高さ・形状可変式安眠枕 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3075940U true JP3075940U (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=43209024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007106U Expired - Fee Related JP3075940U (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 高さ・形状可変式安眠枕 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3075940U (ja) |
-
2000
- 2000-08-29 JP JP2000007106U patent/JP3075940U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5267363A (en) | Pneumatic support system | |
US5634225A (en) | Modular air bed | |
CA2583171C (en) | Methods and apparatus for controlling air in inflatable devices | |
US11684169B2 (en) | Rotary plate valve having seal anti-herniation structure | |
US20080178392A1 (en) | Air Cushion with Alternatively Inflated Chambers | |
JP2009500128A (ja) | 患者支持体 | |
JP3071127U (ja) | 形状・高さ調整式安眠枕およびその調整装置 | |
JP3064571U (ja) | 高さ可変式安眠枕 | |
JP3075940U (ja) | 高さ・形状可変式安眠枕 | |
JP3470226B2 (ja) | 高さ・形状可変式安眠枕とその使用準備方法 | |
CN218075541U (zh) | 一种俯卧位充气减压按摩头垫 | |
CN115721492A (zh) | 一种自适应调节防褥疮多用俯卧位气垫床及其应用 | |
CN213218459U (zh) | 一种在医疗手术中及术后康复期预防压疮的压力管理装置 | |
JP3080417U (ja) | 高さ・形状可変式安眠枕 | |
CN212575137U (zh) | 一种自动左右可控制角度翻身枕 | |
JP2007307221A (ja) | マットレス装置 | |
CN211512386U (zh) | 一种医用多腔室气垫及其构成的气垫床 | |
JP3060522U (ja) | 高さ可変式安眠枕 | |
CN218651115U (zh) | 床垫及气囊 | |
JP3086684U (ja) | 高さ・形状可変式安眠枕 | |
CN221556438U (zh) | 重症医学患者护理用防压疮坐垫 | |
CN211214144U (zh) | 外科用臀垫 | |
CN220213267U (zh) | 一种智能充气床垫 | |
CN221750110U (zh) | 一种智能调节高度的枕头 | |
CN219089975U (zh) | 一种可拼接式翻身枕 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |