JP2002065245A - 固定化微生物の反応を促進させる方法及び装置 - Google Patents

固定化微生物の反応を促進させる方法及び装置

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JP2002065245A JP2000253658A JP2000253658A JP2002065245A JP 2002065245 A JP2002065245 A JP 2002065245A JP 2000253658 A JP2000253658 A JP 2000253658A JP 2000253658 A JP2000253658 A JP 2000253658A JP 2002065245 A JP2002065245 A JP 2002065245A
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康人 平川
Juichi Miyamura
寿一 宮村
Osamu Mitsuhashi
修 三ツ橋
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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    • C12M29/00Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps
    • C12M29/06Nozzles; Sprayers; Spargers; Diffusers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、固定化微生物と気体中に含
まれる基質とを反応させる際に、基質の除去効率がよく
て、しかも固定化微生物への必要な水分と栄養塩等の補
給を簡便かつ安定的に行うことができる方法および装置
を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、細孔を有する担体に固定化し
た微生物と気体中に含まれる基質とを反応させるものに
おいて、前記担体を中央の第1室とそれを囲繞する第2
室とが底部において連通するように形成された反応室内
に充填し、前記担体の一部分を液状の培地と接触させ、
前記担体自体の毛細管現象により培地に含まれる水分又
は栄養分を前記担体全体に供給して固定化された微生物
を活性化すると共に、気体がこの活性化された微生物の
固定化された担体の層を蛇行経由することにより両者の
接触をはかって反応を維持促進させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細孔を有する担体
に固定化した微生物と気体中に含まれる基質とを反応さ
せる方法及び装置に関するものであって、特に微生物と
臭気成分とを反応させて気体を脱臭するのに適した方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】担体に固定化した酵素や固定化微生物の
ような固定化生物触媒を利用する技術は、その反応の特
異性や処理コストの低廉性等の面から注目を集めてい
る。特に、固定化微生物を利用する技術は各種開発が盛
んに行われており、例えば、固定化微生物と気体中に含
まれる臭気成分とを反応させて気体を脱臭する方法等が
開発されている。これらの固定化生体触媒を利用する場
合には、その活性を維持することが必要不可欠であり、
例えば、固定化微生物を利用する場合には、その微生物
に水分や栄養分を供給することが必須となる。固定化微
生物と反応させる基質が気体中に含まれている場合、一
般にはその気体から水分や栄養塩等を供給することがで
きないことが多い。微生物にとっては水分がなくなるこ
とは致命的であり、固定化微生物に水分を供給できなけ
れば、固定化微生物の活性を維持することができなくな
ってしまう。したがって、固定化微生物を利用する上記
の技術においては、担体中に一時的にでも水分がなくな
るような事態は生じさせてはならないという必要条件が
ついて回ることになる。
【0003】従来、微生物を固定化する担体としては、
土、繊維状ピート、コンポスト、セラミック、木片、活
性炭、樹脂など様々な材質のものが用いられるが、どの
材質の担体を用いる場合であっても、装置内に簀の子状
の板等を設置して、その上に担体を置く構造になってお
り、微生物への水分の供給は、装置の上部に散水装置を
設けて間欠に散水を行うか、もしくは定期的に人力で水
をかけることにより行われている。また、担体の一部を
液に浸して、毛細管現象で水分を吸い上げて供給する方
法も案出されている(特開平6−23389号公報)。
しかし、固定化微生物への水分供給を散水装置によって
行う場合、反応装置全体が大きくならざるをえず、該散
水装置の駆動が騒音の原因にもなりかねない。また、固
定化微生物への水分供給を人力で行う場合、手間がかか
るうえに、水分供給を忘れると固定化微生物の活性を維
持できず、新しく固定しなおす必要が生じかえってコス
ト高になりかねない。一方、毛細管現象で水分を供給す
る装置として提案されている先に示した技術(特開平6
−23389号公報)では、広い培養槽内に薄板状の担
体を立てた構造であるため、供給された気体の拡散が培
養槽内で不均一になり、また、培養槽内に占める担体の
充填密度が低いことにより固定化微生物と気体中に含ま
れる基質との接触効率も悪いため、反応が促進されず基
質の除去効率が低い。そこで、固定化微生物と気体中に
含まれる基質とを反応させる際に、基質の除去効率がよ
くて、しかも固定化微生物への水分と栄養塩等の補給を
簡便かつ十分に行うことができる方法および装置の開発
が緊急の課題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的課題は、
固定化微生物と気体中に含まれる基質とを反応させる際
に、基質の除去効率がよくて、しかも固定化微生物への
必要な水分と栄養塩等の補給を簡便かつ安定的に行うこ
とができる方法および装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、細孔を有する
担体に固定化した微生物と気体中に含まれる基質とを反
応させるものにおいて、前記担体を中央の第1室とそれ
を囲繞する第2室とが底部において連通するように形成
された反応室内に充填し、前記担体の一部分を液状の培
地と接触させ、前記担体自体の毛細管現象により培地に
含まれる水分又は栄養分を前記担体全体に供給して固定
化された微生物を活性化すると共に、気体がこの活性化
された微生物の固定化された担体の層を蛇行経由するこ
とにより両者の接触をはかって反応を維持促進させるも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明者は上記課題達成のために
鋭意研究を重ね、先に特願2000-94302号の「固定化微生
物の活性を維持し反応を促進させる方法及び装置」(以
下これを先願発明と呼ぶ。)を提示した。これは図5に
示したもので細孔を有する担体2に微生物を固定化し、
通気路1中にこの担体2を充填して、微生物と気体中に
含まれる基質とを反応させる方式を採用し、前記通気路
1をU字型に形成すると共に該通気路1内に充填した前
記担体2の一部分を液状の培地3と接触させるようにし
て、担体自体の毛細管現象により培地に含まれる水分と
栄養分を前記担体全体に安定的に供給して、固定化され
た微生物の活性化をはかり、気体がこの活性化された微
生物の固定化された担体の層を蛇行経由することにより
両者の接触をはかって反応を促進させるものである。こ
れにより、固定化微生物と気体中に含まれる基質とを反
応させる際に、それなりに基質の除去効率がよくて、し
かも固定化微生物への必要な水分と栄養塩等の補給を簡
便かつ安定的に行うことができる方法および装置を提供
したのであるが、更なる研究によって気体をU字型の通
気路を経由するよりも、中央の第1室とそれを囲繞する
第2室とが底部において連通するように形成した反応室
内に前記担体を充填し、前記第1室と第2室の内一方の
室を気体流入側、他方の室を排気側として気体がこの活
性化された微生物の担体層を蛇行経由する形態が両者の
接触をはかってより効果的に反応を促進させ得ることが
確認できた。
【0007】本発明の基本構成を図1に基いて説明す
る。図中1は例えば円筒形に形成された反応室であり、
内部は隔壁12によって中心部の第1室1aを第2室1bが囲
繞するように配置され、両室1a,1bは底部においてのみ
連通している。両室1a,1bには微生物を固定化した担体
2が詰められており、室内上方部には気体流入口4と排
気口5が配設されている。そして、この反応室1の底部
にあたる溜り部11には水分又は栄養分を含んだ培地3が
供給される。ところで、微生物を固定化する担体とし
て、木、紙、糸、布、多孔質セラミックなどのように細
孔を有する物体を素材として用い、これを小玉状や棒状
等に形成して微生物を固定化し、臭気物質の除去を効率
的に実行する技術を用いる点、担体に水分と栄養を補給
する手段として担体の素材が細孔を有する物体であるこ
とに着目し、担体の一部を培地に浸漬することにより、
素材の毛細管現象によって担体中にこれを補給する技術
に基く点では本発明も先願発明と変るところはない。ま
た、毛細管現象により吸い上げる方式では水分の上昇す
る層には限界があること、基質と微生物との反応は気体
の滞留時間すなわち(装置の有効面積)/(ガス流量)
に依存するため、浅い層という条件のもとで装置の有効
面積を確保しようとすると、広い断面積の通気路に担体
の充填をすることになって、気体が拡散しきれず担体と
の接触効率が極めて悪くなることに鑑み、通気路上方の
気体流入口4より気体を導入し、担体2内を一旦下方に
通過させ、下方の培地3近傍でUターンさせて再び担体
2内を通過させて通気路1の上方の排気口5より該気体
を排出する構成、すなわち浅い層でありながら少なくて
も2回の通過を促し流路を仕切り流路断面を実質的に狭
く採るようにした点も本発明は先願発明と同様である。
この流路断面を狭くするということは流入ガスが拡散し
ていかないため反応が起こらない無駄空間をなくす技術
的意義がある。
【0008】さて、本発明の形態が先願発明の明細書に
開示の形態と比較してより効果的に反応を促進させるこ
とができた理由を考察すると、反応室内の気体と担体と
の接触関係が気体の拡散現象に起因してより効率的に促
進されるためと解される。すなわち、一般に細い管を通
して供給される被処理気体は流入口4近傍では未拡散の
状態となるから、接触すべき担体2が狭い領域に詰めら
れている第1室1aの方に気体流入口4を設けることで気
体と接触できない担体を生じさせないこと。そして、担
体中を経て拡散してゆく気体を広い領域に担体が詰めら
れている第2室1bに流入させるという経路が気体の拡散
現象を勘案したとき、拡散が進む下流側に位置する第2
室1bが広い領域に担体が詰められている形態となってい
るため、気体がすべての担体と万遍なく接触が図れてそ
の接触効率がよくなるためと考えられる。基質と微生物
との反応は基本的には気体の滞留時間すなわち(装置の
有効面積)/(ガス流量)に依存するのであるが、この
値を等しくしたとき、流入側の担体配置領域を狭くし排
気側の担体配置領域を広くするという構成を採用した本
発明が、当該構成を採用しなかった先願発明の反応室を
U字型の通気路形態としたものに比べ反応効率がよいと
いう検証結果は、流入気体と接触しない担体が存在する
無駄空間がないため、接触効率がよいことに起因すると
解するのが相当であろう。上記の説明では中央の第1室
1aに気体流入口4を、それを囲繞する第2室1bに排気口
5を配置するものとして説明したが、逆の形態とするこ
とも可能である。その場合には気体流入口4は1個所で
はなく円周状に複数個所設けるなどして断面がドーナッ
ツ形状である第2室1b流入部にガス濃度分布が生じない
ようにすること、また第1室1aを第2室1bより広くとる
ことが流入気体と担体との接触効率をよくする上で有効
な設計となる。
【0009】
【実施例1】図2を参照して本発明の1実施例を説明す
る。この実施例の反応室1は円筒形状であってその第1
室1aと第2室1bとの隔壁を逆ロート状に設け、気体流入
口4は反応室1内において流路断面が最も狭い第1室1a
の上部中央に設けた点に特徴がある。このような形態と
することで流入された被処理気体は第1室1a上部の狭い
空間いっぱいに広がり担体2と均一に接触する。気体は
流路に沿って下方に流れる過程で徐々に横方向にも拡散
し下流に向かうに従い断面が広くなる流路内ですべての
位置の担体2と効果的に接触する。第1室1aの下部では
この第1室1aを囲繞するように配置されている第2室1b
と連通しており、放射状に第2室1bへと流入する。下部
から第2室1bへと流入した気体はUターンして今度は上
方に向かって流れるが、逆ロート上の隔壁で仕切られた
第2室1bは上方にいくほど流路断面積が広くなってい
る。やはりここでも気体は担体内を通過する過程で横方
向に拡散するので、気体と担体2とは断面方向均一に接
触がなされることになる。反応処理された気体は第2室
1bに到達し上部側壁に設けられた排気口5から排出され
る。この実施例では気体流入口4から給気された気体が
担体2の充填された流路を下流に流れるに従って自然に
拡散されて行く現象を利用し反応室内に配置された担体
2がすべて有効に均一的に気体と接触できるようにし
た。
【0010】反応室1の下方に詰められた担体2は溜り
部11に供給された水分と養分を含んだ培地3に浸漬され
ており、担体2は細孔を有するものであるから自ら毛細
管現象によって培地3に浸漬していない上方の担体2に
も水分と養分を供給する。これによって担体2に固定化
された微生物は反応室1の上方のものまで十分に活性化
された状態を保つことができる。溜り部11には常時適量
の培地3が溜められていることが好ましく、給水管7か
ら供給され余剰液は排水管6から排出されるようにして
いる。必要に応じて給水管7と排水管6を閉ループとし
自動的に適量がためられる制御系を備えてもよい。
【0011】
【実施例2】図3に異なる実施例を示す。この例は反応
室1が円筒形状である点では変りはないが、中央の第1
室1aを囲繞する第2室1bから気体を流入させる点で先の
例と相違する。第2室1bから気体を流入させる場合、こ
の部分の担体2は環状に配置されているので気体流入口
は1ヶ所からではなく環状方向に均一に分布させた複数
の噴射口41から流入させるようにし、これにより気体と
担体の接触の均一化をはかった。第1室1aと第2室1bと
の隔壁は底が抜けたロート状で、これによって下流にな
るほど流路断面積が広くなるようにした。すなわち、第
2室1bの上方から気体を流入すると細いドーナッツ状に
担体2と接触するが、下方に流れるに従い気体は横方向
にも拡散してゆき断面積が徐々に広くなる流路内の担体
2と均一に接触し太いドーナッツ状に変わっていく。反
応室1の下方部分では第1室1aと第2室1bは連通されて
おり、気体は第2室1b側から第1室1a側に求心方向から
流入する。第1室1aに流れ込んだ気体は今度は上方に流
れるが、隔壁がロート状であるため下流に流れるほど断
面積が広くなるため、ここでも気体の拡散に応じて流路
内の担体2と均一な接触を確保できる。この実施例では
隔壁の形状を底の抜けたロート状とし、気体流入口を外
側の第2室1bに設けた点で先の例とは異なるが、気体流
入口4から給気された気体が担体2の充填された流路を
下流に流れるに従って自然に拡散されて行く現象を利用
し反応室内に配置された担体2がすべて有効に均一的に
気体と接触できるようにした点では同様である。
【0012】図2と図3に示した実施例では反応室1の
形状を円筒形としたが必ずしもこれに限るものではなく
多角形状であってもよい。また、反応室1の溜まり部11
の培地3に、担体2の一部を直接浸漬した形態とした
が、これに限らず毛細管現象に基いて上部の担体にも水
と養分が供給できるメカニズムであればよく、図4に示
したように反応室1の底部は多数の孔12を空けその下に
溜り部11を形成し、水分をよく吸い上げる繊維の布8を
介在させ該布8からは紐81が前記孔12を経て溜り部11の
培地3に浸漬する形態でもよい。該布部材8が培地に浸
ることにより該部材と前記担体自体の毛細管現象により
培地に含まれる水分や栄養分を前記担体に供給でき、固
定化された微生物を活性化する。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、担体に固定化した微生
物と気体中に含まれる基質とを反応させる際、細孔を有
する素材を用いその毛細管現象を利用することにより担
体に固定化した微生物に十分な量の水分(養分)を簡便
かつ安定して供給することができる。これによって、担
体に固定化した微生物の活発な増殖を促すことができ、
担体に固定化した微生物の活性を長期間にわたり維持す
ることができる。そして、その状況において基質を含む
気体を中央の第1室とそれを囲繞する第2室とが底部に
おいて連通するように形成された反応室内で担体に固定
化した微生物と気体中に含まれる基質とを接触させるよ
うにしたことで両者の反応を効率よく行うことができ
る。すなわち、気体が拡散できない広いスペースの反応
槽内での接触では無く拡散現象に対応した断面積の通気
路内を通過させることにより、気体の拡散不足による接
触分布が生じることはないので両者の反応は促進される
ことになり、その上、通気路がUターンするように形成
されているため気体は活性化された微生物の固定化され
た担体の層中を往復通過することになり、更にその効果
が増加されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を有した1実施例を示す図
で、Aは断面図、Bは平面図である。
【図2】本発明の1実施例を断面図として示したもので
ある。
【図3】本発明の他の実施例を断面図として示したもの
である。
【図4】本発明の異なる実施形態例を示す図である。
【図5】本発明の先行技術を説明する図で、Aはその断
面図、Bは平面図である。
【符号の説明】
1 反応室 4 気体流入口 1a 第1室 5 排気口 1b 第2室 6 排水管 11 溜り部 7 給水管 12 孔 8 布 2 担体 81 紐 3 培地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12P 1/00 C12P 1/00 Z (72)発明者 三ツ橋 修 埼玉県深谷市栄町14番28号 株式会社フジ テック内 Fターム(参考) 4B029 AA05 AA21 BB01 CC03 CC10 4B033 NA11 NB27 NB43 NB60 NB65 NB68 NC04 ND04 NE07 NF06 4B064 AH19 CA32 DA16 4B065 AA99X AC14 AC20 BA22 CA54 4G075 AA37 BD03 BD04 BD14 CA56

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細孔を有する担体に固定化した微生物と
    気体中に含まれる基質とを反応させるものにおいて、前
    記担体を中央の第1室とそれを囲繞する第2室とが底部
    において連通するように形成された反応室内に充填し、
    前記担体の一部分を液状の培地と接触させ、前記担体自
    体の毛細管現象により培地に含まれる水分又は栄養分を
    前記担体全体に供給して固定化された微生物を活性化す
    ると共に、気体がこの活性化された微生物の固定化され
    た担体の層を蛇行経由することにより両者の接触をはか
    って反応を維持促進させる方法。
  2. 【請求項2】 細孔を有する担体に固定化した微生物と
    気体中に含まれる基質とを反応させる装置であって、中
    央の第1室とそれを囲繞する第2室とが底部において連
    通するように形成された反応室内に前記担体を充填する
    と共に、前記反応室の底部分を培地溜め部とし、前記担
    体の一部が培地に浸ることにより前記担体自体の毛細管
    現象により培地に含まれる水分や栄養分を前記担体に供
    給でき、固定化された微生物を活性化すると共に、前記
    第1室と第2室の内一方の室を気体流入側、他方の室を
    排気側とし、気体がこの活性化された微生物の担体層を
    蛇行経由することにより両者の接触をはかって反応を促
    進させる機能を備えたことを特徴とする微生物気体反応
    装置。
  3. 【請求項3】 細孔を有する担体に固定化した微生物と
    気体中に含まれる基質とを反応させる装置であって、中
    央の第1室とそれを囲繞する第2室とが底部において連
    通するように形成された反応室内に前記担体を充填する
    と共に、前記反応室の底部分を培地溜め部とし、該担体
    と培地溜め部との間に毛細管現象を呈する部材を介在さ
    せ、該部材が培地に浸ることにより該部材と前記担体自
    体の毛細管現象により培地に含まれる水分や栄養分を前
    記担体に供給でき、固定化された微生物を活性化すると
    共に、前記第1室と第2室の内一方の室を気体流入側、
    他方の室を排気側とし、気体がこの活性化された微生物
    の担体層を蛇行経由することにより両者の接触をはかっ
    て反応を促進させる機能を備えたことを特徴とする微生
    物気体反応装置。
  4. 【請求項4】 第1室と第2室は下流側に向かうに従っ
    て流路断面が広くなる傾向となるように反応室を形成す
    る請求項2または3に記載の微生物気体反応装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007006858A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 微生物検査チップおよび微生物検査方法

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JP2007006858A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 微生物検査チップおよび微生物検査方法

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