JP2002064885A - 遠隔操作制御実行装置、遠隔操作制御実行方法およびビデオデッキ - Google Patents

遠隔操作制御実行装置、遠隔操作制御実行方法およびビデオデッキ

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JP2002064885A
JP2002064885A JP2000251567A JP2000251567A JP2002064885A JP 2002064885 A JP2002064885 A JP 2002064885A JP 2000251567 A JP2000251567 A JP 2000251567A JP 2000251567 A JP2000251567 A JP 2000251567A JP 2002064885 A JP2002064885 A JP 2002064885A
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control signal
remote control
remote operation
signal input
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JP2000251567A
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Tatsuya Nakajima
龍也 中嶋
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤード受光器を接続した後に、ビデオデ
ッキ本体の受光部に切り替えるに際しては、ワイヤード
受光器のRCAジャックをビデオデッキ本体から取り外
さなければならなかった。 【解決手段】 リモコンボックス60に切替スイッチ6
1を配設し、この切替スイッチ61のスイッチ61a4
の切り替えによってマイコン11の赤外線入力ポート1
1aに入力される赤外線信号を適宜リモコンボックス6
0側からのものと受光ユニット14側のものを切り替え
可能にすることによって、利用状況に応じてRCAジャ
ックを取り外さなければならいといった煩雑さがなくな
り、作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操作制御実行
装置、遠隔操作制御実行方法およびビデオデッキに関
し、特に、遠隔操作制御信号の入力を受け付ける複数の
入力部の切り替えを簡素化する遠隔操作制御実行装置、
遠隔操作制御実行方法およびビデオデッキに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遠隔操作制御実行装置が利用さ
れたビデオデッキは、遠隔操作制御装置としてリモコン
が利用され、このリモコンからの赤外線明滅信号(遠隔
操作制御信号)は、ビデオデッキ本体に配設された受光
部にて受光されこの赤外線明滅信号に基づいてビデオデ
ッキにて録画再生等の動作制御が為されていた。そし
て、リモコン操作の操作性を向上させるために、RCA
ジャックを有するワイヤード受光器をビデオデッキ本体
に接続し、このワイヤード受光器を利用者が使い勝手の
よい場所に配設し、利用者はこのワイヤード受光器に赤
外線明滅信号が入力されるように操作していた。この種
の遠隔操作制御実行装置としては、実開平4−7674
4号公報に開示されたものがある。同公報においては、
発信部と受信部とからなるリモートコントロール装置で
あって、発信部から送信されるコマンド信号を受信部で
受信し、その受信信号に基づいて動作制御が行なわれる
電子機器を開示している。このとき、受信部にはコマン
ド信号を受信する感度の異なる複数個の受光センサが配
設されているとともに、これらの受光センサからのコマ
ンド信号からの受信部への入力を適宜切換えるスイッチ
が備えられている。そして、適宜利用する受光センサを
切換えている。また、この種の遠隔操作制御実行装置と
しては、特開昭63−208395号公報に開示された
ものもある。同公報においては、ワイヤレスシステムの
受信器を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のビデオ
デッキにおいて、前者ではワイヤード受光器を接続した
後に、ビデオデッキ本体の受光部に切り替えるに際して
は、ワイヤード受光器のRCAジャックをビデオデッキ
本体から取り外さなければならなかった。また、実開平
4−76744号公報に開示された技術は、それぞれ感
度が異なる受光センサを用意しなければならないので煩
雑である。そして、特開昭63−208395号公報に
開示された技術は、ワイヤレスにて受光する受光素子の
感度を調整しなければならないため煩雑である。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、簡易な構成で入力を受け付ける遠隔操作制御信
号の選択を行なうことを可能にする遠隔操作制御実行装
置、遠隔操作制御実行方法およびビデオデッキの提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、遠隔操作装置から出力さ
れる遠隔操作制御信号に基づいて所定の制御処理を実行
して動作する遠隔操作制御実行装置であって、上記遠隔
操作装置から出力される遠隔操作制御信号を入力可能な
少なくとも二つ以上の遠隔操作制御信号入力手段と、所
定の条件に従って上記少なくとも二つ以上の遠隔操作制
御信号入力手段のうち、上記遠隔操作制御信号を入力し
て受け付ける一つの遠隔操作制御信号入力手段を選択す
る遠隔操作選択手段と、上記遠隔操作選択手段にて選択
された上記遠隔操作制御信号入力手段にて入力された遠
隔操作制御信号に基づいて所定の制御処理を実行する遠
隔操作制御手段とを具備する構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、遠隔操作装置から出力される遠隔操作制
御信号に基づいて所定の制御処理を実行して動作する機
能を実現する遠隔操作制御実行装置を提供する。かかる
機能を実現するに際して、本遠隔操作制御実行装置は、
少なくとも二つ以上の遠隔操作制御信号入力手段を備
え、各遠隔操作制御信号入力手段にて遠隔操作装置から
出力される遠隔操作制御信号を入力可能になっている。
ここで、遠隔操作制御実行装置はいずれか一つの遠隔操
作制御信号入力手段にて入力を受け付けた遠隔操作制御
信号に基づいて所定の制御処理を実行するため、遠隔操
作選択手段は、これらの遠隔操作制御信号入力手段のな
かから、所定の条件に従って遠隔操作制御信号を入力し
て受け付ける一つの遠隔操作制御信号入力手段を選択す
る。そして、遠隔操作制御手段は、遠隔操作選択手段に
て選択された遠隔操作制御信号入力手段にて入力された
遠隔操作制御信号に基づいて所定の制御処理を実行す
る。
【0007】当該遠隔操作制御実行装置の具体的な態様
として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載
の遠隔操作制御実行装置において、当該遠隔操作制御実
行装置をビデオデッキ本体にて構成し、上記遠隔操作装
置をリモコンにて構成するとともに、上記遠隔操作制御
信号入力手段は、ビデオデッキ本体のリモコン信号入力
部と当該ビデオデッキ本体に外部配線にて接続されたリ
モコン信号入力部とから構成され、上記遠隔操作選択手
段は、各リモコン信号入力部から一つを選択し、上記遠
隔操作制御手段は、この選択されたリモコン信号入力部
から入力されたリモコン信号に基づいてビデオデッキ本
体の動作を制御する構成としてある。
【0008】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、当該遠隔操作制御実行装置をビデオデッ
キ本体にて構成する。また、遠隔操作装置をリモコンに
て構成する。そして、遠隔操作制御信号入力手段をビデ
オデッキ本体のリモコン信号入力部と、当該ビデオデッ
キ本体に外部配線にて接続されたリモコン信号入力部と
から構成する。ここで、遠隔操作選択手段は、ビデオデ
ッキ本体のリモコン信号入力部と外部配線に手接続され
たリモコン信号入力部とから何れか一つを選択し、遠隔
操作制御手段は、この選択されたリモコン信号入力部か
ら入力されたリモコン信号に基づいてビデオデッキ本体
の動作を制御する。
【0009】上記遠隔操作選択手段の具体的な態様とし
て、請求項3にかかる発明は、上記請求項1または請求
項2のいずれかに記載の遠隔操作制御実行装置におい
て、上記遠隔操作選択手段は、所定の物理的な手法によ
って上記遠隔操作制御信号入力手段のうち、何れか一つ
を選択して、当該選択した遠隔操作制御信号入力手段か
ら入力した遠隔操作制御信号を受け付ける構成としてあ
る。上記のように構成した請求項3にかかる発明におい
ては、遠隔操作選択手段を所定の物理的な手法によって
上記遠隔操作制御信号入力手段のうち、何れか一つを選
択可能な構成とする。そして、当該選択した遠隔操作制
御信号入力手段から入力した遠隔操作制御信号を受け付
ける。この遠隔操作選択手段にて遠隔操作制御信号入力
手段を選択する所定の物理的な手法としては、所定の構
成にて遠隔操作制御信号の配線を切り替えるものがあ
る。かかる構成は、切替スイッチであってもよいし、配
線を切り替えるものであれば適宜変更可能である。この
とき、遠隔操作選択手段が選択を行なう所定の条件と
は、切替スイッチの切り替え態様となる。
【0010】このような物理的に遠隔操作制御信号入力
手段からの遠隔操作制御信号を選択可能な具体的構成と
して、請求項4にかかる発明は、上記請求項2または請
求項3のいずれかに記載の遠隔操作制御実行装置におい
て、上記遠隔操作選択手段は、上記ビデオデッキ本体に
外部配線にて接続されたリモコン信号入力部に上記物理
的な手法として上記遠隔操作制御信号入力手段のうち、
何れか一つを選択可能な切替スイッチを配設する構成と
してある。上記のように構成した請求項4にかかる発明
においては、遠隔操作選択手段を上記ビデオデッキ本体
に外部配線にて接続されたリモコン信号入力部に備えさ
せる、このとき、遠隔操作選択手段に上記物理的な手法
を採用し、この物理的な手法の態様として、切替スイッ
チを適用する。すなわち、外部配線にてビデオデッキ本
体に接続されているリモコン信号入力部に切替スイッチ
を配設し、この切替スイッチにて何れの遠隔操作制御信
号入力手段からの遠隔操作制御信号を受け付けるかを選
択可能にする。
【0011】上記遠隔操作選択手段の他の具体的な態様
として、請求項5にかかる発明は、上記請求項1または
請求項2のいずれかに記載の遠隔操作制御実行装置にお
いて、上記遠隔操作選択手段は、所定の論理的な手法に
よって上記遠隔操作制御信号入力手段のうち、何れか一
つを選択して、当該選択した遠隔操作制御信号入力手段
から入力した遠隔操作制御信号を受け付ける構成として
ある。上記のように構成した請求項4にかかる発明にお
いては、遠隔操作選択手段を所定の論理的な手法によっ
て上記遠隔操作制御信号入力手段のうち、何れか一つを
選択可能な構成とする。そして、当該選択した遠隔操作
制御信号入力手段から入力した遠隔操作制御信号を受け
付ける。この遠隔操作選択手段にて遠隔操作制御信号入
力手段を選択する所定の論理的な手法としては、マイコ
ンなどに全ての遠隔操作制御信号を直接あるいは間接的
に入力し、このマイコンなどにて所定の条件を判定し、
適宜入力を受け付ける遠隔操作制御信号を選択する態様
を採用すればよい。
【0012】論理的に遠隔操作制御信号入力手段を選択
する基準として、請求項6にかかる発明は、上記請求項
5に記載の遠隔操作制御実行装置において、上記遠隔操
作選択手段は、少なくとも二つ以上の上記遠隔操作制御
信号入力手段にて入力した遠隔操作制御信号の強弱を検
出する遠隔制御信号強弱検出手段を有し、同遠隔制御信
号強弱検出手段にて検出した遠隔制御信号の強弱に従っ
て遠隔制御信号を受け付ける遠隔制御信号入力手段を選
択する構成としてある。上記のように構成した請求項6
にかかる発明においては、遠隔操作選択手段に少なくと
も二つ以上の上記遠隔操作制御信号入力手段から入力し
た遠隔操作制御信号の強弱を検出する遠隔制御信号強弱
検出手段を備えさせる。そして、遠隔操作選択手段は、
上記遠隔制御信号強弱検出手段にて検出した遠隔制御信
号の強弱に従って遠隔制御信号を受け付ける遠隔制御信
号入力手段を選択する。
【0013】論理的に遠隔操作制御信号入力手段を選択
する他の基準として、請求項7にかかる発明は、上記請
求項5に記載の遠隔操作制御実行装置において、上記遠
隔操作選択手段は、各遠隔操作制御信号入力手段に優先
順位を付けて管理する優先順位管理手段を有し、上記遠
隔操作制御信号入力手段から入力した遠隔操作制御信号
を受け付けるに際して、この優先順位に基づいて受け付
けを行なう遠隔操作制御信号入力手段を選択する構成と
してある。上記のように構成した請求項7にかかる発明
においては、遠隔操作選択手段に各遠隔操作制御信号入
力手段に優先順位を付けて管理する優先順位管理手段を
備えさせる。そして、遠隔操作選択手段は、何れか一つ
の遠隔操作制御信号入力手段が入力した遠隔操作制御信
号を受け付けるに際して、この優先順位に基づいて受け
付けを行なう遠隔操作制御信号入力手段を選択する。
【0014】論理的に遠隔操作制御信号入力手段を選択
するさらに他の基準として、請求項8にかかる発明は、
上記請求項5に記載の遠隔操作制御実行装置において、
上記遠隔操作選択手段は、予め、入力した遠隔操作制御
信号を受け付ける一つの遠隔制御信号入力手段を設定す
る受付設定手段を有し、遠隔操作制御信号を受け付ける
に際しては、この受付設定手段にて設定した遠隔操作制
御信号入力手段からの遠隔操作制御信号を選択する構成
としてある。上記のように構成した請求項8にかかる発
明においては、遠隔操作選択手段に、予め、入力した遠
隔操作制御信号を受け付ける一つの遠隔制御信号入力手
段を設定する受付設定手段を備えさせる。そして、遠隔
操作選択手段は、遠隔操作制御信号を受け付けるに際し
ては、この受付設定手段での設定に基づいて遠隔操作制
御信号入力手段からの遠隔操作制御信号を選択する。
【0015】また、遠隔操作装置から出力される遠隔操
作制御信号に基づいて所定の制御処理を実行させて動作
させる手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要は
なく、その方法としても機能することは容易に理解でき
る。このため、請求項9にかかる発明は、遠隔操作装置
から出力される遠隔操作制御信号に基づいて所定の制御
処理を実行させて動作させる遠隔操作制御実行方法であ
って、少なくとも二つ以上の遠隔操作制御信号入力手段
から上記遠隔操作装置から出力される遠隔操作制御信号
を入力可能とする遠隔操作制御信号入力工程と、上記少
なくとも二つ以上の遠隔操作制御信号入力工程のうち、
上記遠隔操作制御信号を入力する一つの遠隔操作制御信
号入力工程を選択する遠隔操作選択工程と、上記遠隔操
作選択工程にて選択された上記遠隔操作制御信号入力工
程にて入力された遠隔操作制御信号に基づいて所定の制
御処理を実行する遠隔操作制御工程とを具備する構成と
してある。すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0016】上述してきた遠隔操作制御実行装置を具現
化したビデオデッキの構成の一例として、請求項10に
かかる発明は、赤外線信号によって各種操作についての
操作指示を実施可能なリモコンと、上記リモコンからの
赤外線信号を一つの入力ポートから入力して各種制御処
理を実行するマイコンと、筐体内に配設され上記リモコ
ンからの赤外線信号を入力可能な第一の受光ユニット
と、上記受光ユニットおよび上記入力ポートに所定の外
部配線を介して接続し、上記リモコンからの赤外線信号
を入力可能な第二の受光ユニットを有するとともに、上
記外部配線から入力した第一の受光ユニットからの赤外
線信号と上記第二の受光ユニットからの赤外線信号とを
上記入力ポートに入力させるに際して、何れか一方から
の赤外線信号を入力可能に切り替える切替スイッチを有
するリモコンボックスとを具備する構成としてある。
【0017】また、具現化したビデオデッキの他の構成
の一例として、請求項11にかかる発明は、赤外線信号
によって各種操作についての操作指示を実施可能なリモ
コンと、上記リモコンからの赤外線信号を二つの入力ポ
ートから入力して各種制御処理を実行するマイコンと、
筐体内に配設され上記一方の入力ポートに接続して上記
リモコンからの赤外線信号を入力可能な第一の受光ユニ
ットと、上記他方の入力ポートに所定の外部配線を介し
て接続し、上記リモコンからの赤外線信号を入力可能な
第二の受光ユニットを有するリモコンボックスとを具備
する構成としてある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、所定の条
件に従って簡易に適宜利用する遠隔操作制御信号入力手
段を選択可能な遠隔操作制御実行装置を提供することが
できる。また、請求項2にかかる発明によれば、当該遠
隔操作制御実行装置が適用される具体的な態様を示すこ
とができる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、
遠隔操作選択手段にて物理的な手法で選択操作を行なう
ことが可能になる。さらに、請求項4にかかる発明によ
れば、外部配線にて接続されたリモコン信号入力部の切
替スイッチにて遠隔操作制御信号入力手段を用意に適宜
切り替えることができる。さらに、請求項5にかかる発
明によれば、遠隔操作選択手段を論理的な手法でで選択
操作を行なうことが可能になる。さらに、請求項6にか
かる発明によれば、簡易な手法で論理的に選択すること
が可能になる。さらに、請求項7にかかる発明によれ
ば、簡易な手法で論理的に選択することが可能になる。
さらに、請求項8にかかる発明によれば、簡易な手法で
論理的に選択することが可能になる。さらに、請求項9
にかかる発明によれば、所定の条件に従って簡易に適宜
利用する遠隔操作制御信号入力手段を選択可能な遠隔操
作制御実行方法を提供することができる。さらに、請求
項10および請求項11にかかる発明によれば、所定の
条件に従って簡易に適宜利用する赤外線信号の入力先を
選択可能なビデオデッキを提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明にかかる遠隔操作
制御実行装置のクレーム対応を示したクレーム対応図で
ある。同図において、遠隔操作制御実行装置Cは、当該
遠隔操作制御実行装置Cとは個別の装置として構成され
る遠隔操作装置C1と、少なくとも二つ以上の遠隔操作
制御信号入力手段C21〜C2nと、遠隔操作選択手段
C3と、遠隔操作制御手段C4とから構成されている。
かかる構成において、遠隔操作装置C1は遠隔操作制御
実行装置Cにおいて所定の動作を実行させるための遠隔
操作制御信号を当該遠隔操作制御実行装置Cに対して出
力する。そして、遠隔操作制御実行装置Cは、各遠隔操
作制御信号入力手段C21〜C2nにてこの遠隔操作制
御信号を入力可能になっている。ここで、遠隔操作選択
手段C3は、所定の条件に従って、遠隔操作制御信号の
入力を受け付ける一つの遠隔操作制御信号入力手段C2
1〜C2nを選択するとともに、遠隔操作制御手段C4
は、この受け付けられた遠隔操作制御信号に基づいて当
該遠隔操作制御実行装置Cにて所定の動作が行なわれる
ように制御処理を実行する。
【0020】図2は、本発明の一実施形態にかかるビデ
オデッキを、例えば、自動車等に搭載するテレビジョン
と接続した際の状況を斜視図により示している。同図に
おいて、ビデオデッキ10の背面には、図3に示すよう
に、RCAジャックを差込可能な映像出力端子Aと音声
出力端子B,Cとが設けられており、テレビジョン20
の背面に設けられた図示しない映像入力端子と音声入力
端子とに接続された映像音声信号出力ケーブル30が接
続されている。かかる構成により、ビデオデッキ10に
てビデオテープが再生されると、この再生により得られ
た映像信号および音声信号が映像音声信号出力ケーブル
30を介してテレビジョン20に供給される。これによ
って、視聴者はテレビジョン20の受像機にてビデオテ
ープの再生映像を視聴可能となる。
【0021】また、ビデオデッキ10には、図2に示す
ように、リモコン送信機40からの赤外線信号を受光す
る受光素子を内部に有する受光ユニット14が備えられ
ている。しかし、本実施形態のように、自動車に搭載さ
れる場合には、車内スペースが制限されていることか
ら、ビデオデッキ10をリモコン送信機40から出力さ
れる赤外線信号の届く位置に配置できないことがある。
そこで、本実施形態では、ビデオデッキ10に、本体に
備えられた受光ユニット14にて受光される赤外線信号
だけでなく、本体の外部にて赤外線信号を受光可能にす
るために、リモコン送信機40から出力される赤外線信
号を受光可能な受光素子を内部に有するリモコンボック
ス60を配設する。
【0022】この場合、リモコンボックス60の図示し
ないリモコン信号出力端子に接続されたリモコン信号出
力ケーブル70の先端に取り付けられたRCAジャック
をリモコン入力端子Dに差し込んでビデオデッキ10に
接続し、このリモコンボックス60の受光素子にて受光
された赤外線信号をビデオデッキ10に入力する。ここ
で、リモコンボックス60に備えられた受光素子を利用
してビデオデッキ10の遠隔操作を行う場合には、リモ
コンボックス60に備えられた受光素子に電源供給を行
う経路を確保しなければならない。そこで、ビデオデッ
キ10の本体背面には、映像出力端子A、音声出力端子
B,Cおよびリモコン入力端子Dとともに、図3に示す
ように、RCAジャックを差込可能な電源出力端子Eが
設けられている。
【0023】かかる構成により、リモコンボックス60
の図示しない電源入力端子に接続された電源ケーブル8
0の先端に取り付けられたRCAジャックを電源出力端
子Eに差し込んでビデオデッキ10に接続すると、ビデ
オデッキ10に備えられた電源回路からの供給電力が電
源出力端子E、電源ケーブル80および電源入力端子を
介してリモコンボックス60に入力される。このため、
リモコンボックス60は、ビデオデッキ10から供給さ
れた電源電力を利用してリモコン送信機40から出力さ
れる赤外線信号を受光することが可能となる。
【0024】一方、本実施形態においては、後述するよ
うにビデオデッキ10の本体側の受光ユニット14と、
リモコンボックス60とにより受光する赤外線信号を適
宜切り替え可能にする。すなわち、ビデオデッキ10の
利用状況に応じて本体側の受光ユニット14にてリモコ
ン操作を行なうか、リモコンボックス60を使用してリ
モコン操作を行なうかを選択できるようにする。従来
は、リモコン入力端子Dにリモコンボックス60からの
リモコン出力信号ケーブル70のRCAジャックを差し
込んでしまうと、これ以降は、リモコンボックス60か
ら入力される赤外線信号が優先的に使用されることにな
り、受光ユニット14で赤外線信号を受け付けない仕組
みとなっていた。受光ユニット14を使用したい場合
は、リモコン入力端子DからRCAジャックを取り外す
必要があった。しかし、ビデオデッキ10を車に搭載す
る場合は、ビデオデッキ10の背面の端子が露出した面
は見栄えを良くしたり、車内を広く有効に利用すること
などから車体内部に収容されているので、このRCAジ
ャックを取り外す作業はとても煩雑なものになってい
た。
【0025】そこで、本実施形態では、リモコン入力端
子DのRCAジャックを取り外すことなく、利用態様に
応じて受光ユニット14とリモコンボックス60とを簡
易に切り替え可能とするため、受光ユニット14にて入
力した赤外線信号をリモコンボックス60に出力する。
この受光ユニット14からの赤外線信号の出力は、リモ
コン信号出力端子Fより為され、このリモコン信号出力
端子Fに接続されたリモコン信号入力ケーブル90を会
してリモコンボックス60に入力される。
【0026】この受光ユニット14とリモコンボックス
60との赤外線信号の入力の切り替えを実現可能なビデ
オデッキ10の構成を図4のブロック図に示す。同図に
おいて、ビデオデッキ10には、所定のプログラム実行
環境を有するマイコン11が備えられており、このマイ
コン11には、ビデオIC12が接続されている。ビデ
オIC12は、マイコン11からの制御指示に応じて、
テープメカ13にビデオテープを再生させ、この再生に
より得られたビデオ信号に基づき、映像出力端子Aから
出力するための映像信号と、音声出力端子B,Cからの
出力するための音声信号とを生成する。この生成された
映像信号と音声信号は、上記端子A,B,Cを介してテ
レビジョン20に出力されて視聴可能となる。このマイ
コン11は赤外線信号入力ポート11aを備えており、
この赤外線信号入力ポート11aから入力した赤外線信
号に基づいて所定の動作を制御している。
【0027】そして、受光ユニット14は、受光素子1
4aを内部に備えており、当該受光素子14aにて赤外
線信号を入力可能になっている。この受光素子14a
は、三つ端子14a1と14a2と14a3とを備えて
おり、端子14a1は、グランドに接地されるととも
に、端子14a2は、受光素子14aで入力した赤外線
信号をリモコンボックス60に出力するために、リモコ
ン入力端子Fに接続されている。また、端子14a3
は、電源部15から5ボルトの電源電力が供給されてお
り、この供給された電源電力により受光素子14aが動
作可能になっている。ここで、電源部15は上述したよ
うにリモコンボックス60に電源電力を供給するため
に、電源出力端子Eに接続している。
【0028】また、リモコンボックス60は、外部イン
ターフェースとして、リモコン入力端子Dに接続する端
子D’と、リモコン出力端子Fに接続する端子F’と、
電源出力端子Eに接続する端子E’とを備えるととも
に、リモコン送信機40からの赤外線信号を入力する受
光素子60aを備えている。この受光素子60aは、三
つ端子60a1と60a2と60a3とを備えており、
端子60a1は、グランドに接地されるとともに、端子
60a2は、受光素子60aで入力した赤外線信号を出
力可能となっている。また、端子60a3は、端子E’
に接続しており、電源部15から5ボルトの電源電力が
供給され、この供給された電源電力により受光素子60
aが動作可能になっている。
【0029】そして、このリモコンボックス60は、受
光ユニット14の受光素子14aにて受光した赤外線信
号と、受光素子60aにて受光した赤外線信号とを切り
替える切替スイッチ61とを備えている。この切替スイ
ッチ61は、端子61a1,61a2,61a3と、端
子61a1,端子61a2間と端子61a1,端子61
a3間とを交互に接続可能なスイッチ61a4とを備え
ている。また、端子61a1は端子D’に接続され、端
子61a2は上記受光素子60aの端子60a2に接続
され、端子61a3は端子F’に接続されている。
【0030】このような接続構成において、受光ユニッ
ト14の受光素子14aから入力した赤外線信号をマイ
コン11の赤外線入力ポート11aに入力する場合は、
切替スイッチ61のスイッチ61a4にて端子61a
1,端子61a3間を接続する。これにより、受光素子
60aにて入力された赤外線信号は切替スイッチ61内
部で断線されているため、赤外線入力ポート11aに入
力されなくなり、受光素子14aにて入力された赤外線
信号は、端子14a2→リモコン出力端子F→端子F’
→端子61a3→端子61a1→端子D’→リモコン入
力端子Dの経路によって赤外線入力ポート11aに入力
される。
【0031】一方、リモコンボックス60の受光素子6
0aから入力した赤外線信号をマイコン11の赤外線入
力ポート11aに入力する場合は、切替スイッチ61の
スイッチ61a4にて端子61a1,端子61a2間を
接続する。これにより、受光素子14aにて入力された
赤外線信号は切替スイッチ61内部で断線されているた
め、赤外線入力ポート11aに入力されなくなり、受光
素子60aにて入力された赤外線信号は、端子60a2
→端子61a2→端子61a1→端子D’→リモコン入
力端子Dの経路によって赤外線入力ポート11aに入力
される。このとき、マイコン11は受光素子14aが入
力した赤外線信号あるいは受光素子60aが入力した赤
外線信号を判別する必要がなく、赤外線入力ポート11
aにて入力した赤外線信号に基づいて所定の動作を制御
することになる。
【0032】ここで、リモコンボックス60に上記切替
スイッチ61を配設した場合の外観を図5の外観図に示
す。同図においては、切替スイッチ61のスイッチ61
a4をリモコンボックス60の筐体上面に図左右に移動
可能に配設している。そして、スイッチ61a4を「ビ
デオデッキ」側に傾けると、端子61a3,端子61a
1間が接続されて受光素子14aが入力した赤外線信号
が赤外線入力ポート11aに入力可能となり、スイッチ
61a4を「リモコンボックス」側に傾けると、端子6
1a2,端子61a1間が接続されて受光素子60aが
入力した赤外線信号が赤外線入力ポート11aに入力可
能となる。なお、本実施形態では、本発明にいう遠隔操
作制御実行装置として、ビデオデッキ10を適用した
が、かかる構成は一例にすぎず、録画再生が可能なビデ
オデッキに適用することも可能である。また、記録媒体
としてビデオテープを用いる場合に限定されることな
く、DVDやビデオCDの再生装置などに適用すること
も可能である。
【0033】上述してきたように、本実施形態において
は、ビデオデッキ10が本発明にかかる遠隔操作制御実
行装置Cを構成し、リモコン送信機40が遠隔操作装置
C1を構成する。また、受光ユニット14およびリモコ
ンボックス60が遠隔操作制御信号入力手段C21〜C
2nを構成し、切替スイッチ62が遠隔操作選択手段C
3を構成する。そして、マイコン11が遠隔操作制御手
段C4を構成する。
【0034】次に、受光ユニット14とリモコンボック
ス60との赤外線信号の入力の切り替えを実現可能な他
のビデオデッキ100の構成を図6のブロック図に示
す。同図において、ビデオデッキ100には、所定のプ
ログラム実行環境を有するマイコン101が備えられて
おり、このマイコン101には、ビデオIC102と種
々の制御に利用されるフラグデータ等を格納するEEP
ROM106とが接続されている。このビデオIC10
2は、マイコン101からの制御指示に応じて、テープ
メカ103にビデオテープを再生させ、この再生により
得られたビデオ信号に基づき、映像出力端子AAから出
力するための映像信号と、音声出力端子BB,CCから
の出力するための音声信号とを生成する。この生成され
た映像信号と音声信号は、上記端子AA,BB,CCを
介してテレビジョン120に出力されて視聴可能とな
る。このマイコン101は赤外線信号入力ポート101
a1,101a2を備えており、この赤外線信号入力ポ
ート101a1および赤外線入力ポート101a2から
入力した赤外線信号に基づいて所定の動作を制御してい
る。
【0035】そして、上記受光ユニット14に対応する
受光ユニット104は、受光素子104aを内部に備え
ており、当該受光素子104aにて赤外線信号を入力可
能になっている。この受光素子104aは、三つ端子1
04a1と104a2と104a3とを備えており、端
子104a1は、グランドに接地されるとともに、端子
104a2は、受光素子104aで入力した赤外線信号
をマイコン101の赤外線入力ポート101a2に出力
する。また、端子104a3は、電源部105から5ボ
ルトの電源電力が供給されており、この供給された電源
電力により受光素子104aが動作可能になっている。
ここで、電源部105は、上記リモコンボックス60に
対応するリモコンボックス160に電源電力を供給する
ために、電源出力端子EEに接続している。
【0036】また、リモコンボックス160は、外部イ
ンターフェースとして、ビデオデッキ100に配設され
たリモコン入力端子DDに接続する端子DD’と、電源
出力端子EEに接続する端子EE’とを備えるととも
に、図示しないリモコン送信機からの赤外線信号を入力
する受光素子160aを備えている。この受光素子16
0aは、三つ端子160a1と160a2と160a3
とを備えており、端子160a1は、グランドに接地さ
れるとともに、端子160a2は、端子DD’に接続さ
れ、リモコン入力端子DDを介してマイコン101の赤
外線信号入力ポート11aに接続し、受光素子160a
で入力した赤外線信号をマイコン101に出力可能とな
っている。また、端子160a3は、端子EE’に接続
しており、電源部105から5ボルトの電源電力が供給
され、この供給された電源電力により受光素子160a
が動作可能になっている。
【0037】かかる接続構成において、マイコン101
は赤外線信号入力ポート101a1および赤外線入力ポ
ート101a2から入力する赤外線信号を所定の条件に
基づいて赤外線切替処理を実行し、ビデオデッキ10の
動作を制御するために利用する赤外線信号を切り替えて
受け付けている。
【0038】ここで、図7にマイコン101にて実行さ
れる上記赤外線切替処理の一態様の処理内容をフローチ
ャートに示す。この処理内容は、利用者が予めテレビジ
ョン120にOSD表示される初期設定にて受光ユニッ
ト104を利用するかリモコンボックス160を利用す
るかを選択し、マイコン101がこの選択に従って赤外
線入力ポート101a1,2を切り替える処理を示して
いる。同図において、最初に、利用者がテレビジョン1
20のOSD表示により初期設定を行なったか否かを判
別する。あるいは、ビデオデッキ100が電源投入され
た立ち上がり時か否かを判定する(ステップS10
0)。ここで、当該処理においては、利用者が予め初期
設定にて受光ユニット104あるいはリモコンボックス
160の何れかを使用するかを設定している。この設定
はEEPROM106の所定の領域に、赤外線入力ポー
トの番号で格納される。
【0039】従って、この赤外線入力ポートの設定をE
EPROM106から読み出すとともに(ステップS1
05)、設定の内容を判別する(ステップS110)。
設定が赤外線入力ポート101a1であれば、赤外線入
力ポート101a1をオープンにするとともに、赤外線
入力ポート101a2をクローズにする(ステップS1
15)。一方、設定が赤外線入力ポート101a2であ
れば、赤外線入力ポート101a2をオープンにすると
ともに、赤外線入力ポート101a1をクローズにする
(ステップS120)。そして、このオープン状態にし
た赤外線入力ポートから入力される赤外線信号のみを受
け付けてビデオデッキ100の動作を制御する(ステッ
プS125)。
【0040】次に、図8にマイコン101にて実行され
る上記赤外線切替処理の他の一態様の処理内容をフロー
チャートに示す。この処理内容は、利用者が予めテレビ
ジョン120にOSD表示される初期設定にて赤外線信
号入力ポート101a1および101a2に優先順位を
付け、マイコン101がこの優先順位に従って赤外線入
力ポート101a1,2を切り替える処理を示してい
る。同図において、最初に、利用者がテレビジョン12
0のOSD表示により初期設定を行なったか否かを判定
する。あるいは、ビデオデッキ100が電源投入された
立ち上がり時か否かを判定する(ステップS200)。
ここで、当該処理においては、利用者が予め初期設定に
て受光ユニット104あるいはリモコンボックス160
についての優先順位を設定している。この設定はEEP
ROM106の所定の領域に、赤外線入力ポートの番号
で格納される。
【0041】従って、この赤外線入力ポートの設定をE
EPROM106から読み出すとともに(ステップS2
05)、赤外線入力ポート101a1および赤外線入力
ポート101a2の両方をオープンにする(ステップS
210)。そして、ステップS205にて読み出した内
容が「赤外線入力ポート101a1>赤外線入力ポート
101a2(赤外線入力ポート101a1の優先順位が
高いことを示している。)」の場合であって(ステップ
S215)、赤外線入力ポート101a2から赤外線信
号を入力した場合は(ステップS220,225)、赤
外線入力ポート101a1からの入力を確認しつつ(ス
テップS230)、当該101a2からの赤外線信号の
入力を受け付ける。そして、ステップS230にて赤外
線入力ポート101a1から赤外線信号を入力すれば、
赤外線入力ポート101a1の方が優先順位の高いの
で、赤外線信号の入力の受け付けを赤外線入力ポート1
01a1に切り替える(ステップS235)。むろん、
ステップS220にて優先順位の高い赤外線入力ポート
101a1から入力したと判別した場合は、そのまま、
ステップS235にて、当該赤外線入力ポート101a
1からの赤外線信号の入力を受け付けることになる。
【0042】一方、ステップS205にて読み出した内
容が「赤外線入力ポート101a1<赤外線入力ポート
101a2(赤外線入力ポート101a2の優先順位が
高いことを示している。)」の場合であって(ステップ
S240)、赤外線入力ポート101a1から赤外線信
号を入力した場合は(ステップS245,250)、赤
外線入力ポート101a2からの入力を確認しつつ(ス
テップS255)、当該101a1からの赤外線信号の
入力を受け付ける。そして、ステップS2550にて赤
外線入力ポート101a2から赤外線信号を入力すれ
ば、赤外線入力ポート101a2の方が優先順位の高い
ので、赤外線信号の入力の受け付けを赤外線入力ポート
101a2に切り替える(ステップS260)。むろ
ん、ステップS245にて優先順位の高い赤外線入力ポ
ート101a2から入力したと判別した場合は、そのま
ま、ステップS260にて、当該赤外線入力ポート10
1a2からの赤外線信号の入力を受け付けることにな
る。
【0043】次に、図9にマイコン101にて実行され
る上記赤外線切替処理の更に他の一態様の処理内容をフ
ローチャートに示す。この処理内容は、赤外線信号の出
力の強弱に基づいてマイコン101が赤外線入力ポート
101a1,2を切り替える処理を示している。同図に
おいて、赤外線信号の入力を検知すると(ステップS3
00)、赤外線入力ポート101a1から入力されてい
る赤外線信号の出力αを検出するとともに(ステップS
305)、赤外線入力ポート101a2から入力されて
いる赤外線信号の出力βを検出する(ステップS31
0)。そして、この検出した出力αおよび出力βの大き
さを判別し(ステップS315)、出力αの方が大きい
場合は、赤外線入力ポート101a1からの赤外線信号
の入力を受け付ける(ステップS320)。一方、出力
βの方が大きい場合は、赤外線入力ポート101a2か
らの赤外線信号の入力を受け付ける(ステップS32
5)。
【0044】上述してきたように、本実施形態において
は、ビデオデッキ100が本発明にかかる遠隔操作制御
実行装置Cを構成し、図示しないリモコン送信機が遠隔
操作装置C1を構成する。また、受光ユニット104お
よびリモコンボックス160が遠隔操作制御信号入力手
段C21〜C2nを構成し、マイコン101が遠隔操作
選択手段C3および遠隔操作制御手段C4を構成する。
【0045】このように、リモコンボックス60に切替
スイッチ61を配設し、この切替スイッチ61のスイッ
チ61a4の切り替えによってマイコン11の赤外線入
力ポート11aに入力される赤外線信号を適宜リモコン
ボックス60側からのものと受光ユニット14側のもの
を切り替え可能にすることによって、利用状況に応じて
RCAジャックを取り外さなければならいといった煩雑
さがなくなり、作業性が向上する。また、マイコン10
1に赤外線入力ポート101a1と赤外線入力ポート1
01a2とを設け、それぞれにリモコンボックス160
側の赤外線信号と受光ユニット104側の赤外線信号を
入力することによって、マイコン101の処理によって
利用する何れか一方の赤外線入力ポートに切り替えるこ
とができるため、より作業性を向上させることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる遠隔操作制御実行装置のクレー
ム対応を示したクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるビデオデッキを、
例えば、自動車等に搭載するテレビジョンと接続した際
の状況を斜視図である。
【図3】ビデオデッキを背面から見た場合の斜視図であ
る。
【図4】受光ユニットとリモコンボックスとの赤外線信
号の入力の切り替えを実現可能なビデオデッキの構成を
示したブロック図である。
【図5】リモコンボックスの外観を示した外観図であ
る。
【図6】受光ユニットとリモコンボックスとの赤外線信
号の入力の切り替えを実現可能なビデオデッキの他の構
成を示したブロック図である。
【図7】赤外線切替処理の一態様の処理内容を示したフ
ローチャートである。
【図8】赤外線切替処理の他の一態様の処理内容を示し
たフローチャートである。
【図9】赤外線切替処理の更に他の一態様の処理内容を
示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…ビデオデッキ 11…マイコン 12…ビデオIC 13…テープメカ 14…受光ユニット 14a…受光素子 20…テレビジョン 30…映像音声信号出力ケーブル 40…リモコン送信機 60…リモコンボックス 60a…受光素子 70…リモコン信号出力ケーブル 80…電源ケーブル 90…リモコン信号入力ケーブル A…映像出力端子 B…音声出力端子 C…音声出力端子 D…リモコン信号入力端子 E…電源出力端子 F…リモコン信号出力端子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作装置から出力される遠隔操作制
    御信号に基づいて所定の制御処理を実行して動作する遠
    隔操作制御実行装置であって、 上記遠隔操作装置から出力される遠隔操作制御信号を入
    力可能な少なくとも二つ以上の遠隔操作制御信号入力手
    段と、 所定の条件に従って上記少なくとも二つ以上の遠隔操作
    制御信号入力手段のうち、上記遠隔操作制御信号を入力
    して受け付ける一つの遠隔操作制御信号入力手段を選択
    する遠隔操作選択手段と、 上記遠隔操作選択手段にて選択された上記遠隔操作制御
    信号入力手段にて入力された遠隔操作制御信号に基づい
    て所定の制御処理を実行する遠隔操作制御手段とを具備
    することを特徴とする遠隔操作制御実行装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の遠隔操作制御実行
    装置において、 当該遠隔操作制御装置をビデオデッキ本体にて構成し、
    上記遠隔操作装置をリモコンにて構成するとともに、上
    記遠隔操作制御信号入力手段は、ビデオデッキ本体のリ
    モコン信号入力部と当該ビデオデッキ本体に外部配線に
    て接続されたリモコン信号入力部とから構成され、上記
    遠隔操作選択手段は、各リモコン信号入力部から一つを
    選択し、上記遠隔操作制御手段は、この選択されたリモ
    コン信号入力部から入力されたリモコン信号に基づいて
    ビデオデッキ本体の動作を制御することを特徴とする遠
    隔操作制御実行装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の遠隔操作制御実行装置において、 上記遠隔操作選択手段は、所定の物理的な手法によって
    上記遠隔操作制御信号入力手段のうち、何れか一つを選
    択して、当該選択した遠隔操作制御信号入力手段から入
    力した遠隔操作制御信号を受け付けることを特徴とする
    遠隔操作制御実行装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項2または請求項3のいずれか
    に記載の遠隔操作制御実行装置において、 上記遠隔操作選択手段は、上記ビデオデッキ本体に外部
    配線にて接続されたリモコン信号入力部に上記物理的な
    手法として上記遠隔操作制御信号入力手段のうち、何れ
    か一つを選択可能な切替スイッチを配設することを特徴
    とする遠隔操作制御実行装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の遠隔操作制御実行装置において、 上記遠隔操作選択手段は、所定の論理的な手法によって
    上記遠隔操作制御信号入力手段のうち、何れか一つを選
    択して、当該選択した遠隔操作制御信号入力手段から入
    力した遠隔操作制御信号を受け付けることを特徴とする
    遠隔操作制御実行装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の遠隔操作制御実行
    装置において、 上記遠隔操作選択手段は、少なくとも二つ以上の上記遠
    隔操作制御信号入力手段にて入力した遠隔操作制御信号
    の強弱を検出する遠隔制御信号強弱検出手段を有し、同
    遠隔制御信号強弱検出手段にて検出した遠隔制御信号の
    強弱に従って遠隔制御信号を受け付ける遠隔制御信号入
    力手段を選択することを特徴とする遠隔操作制御実行装
    置。
  7. 【請求項7】 上記請求項5に記載の遠隔操作制御実行
    装置において、 上記遠隔操作選択手段は、各遠隔操作制御信号入力手段
    に優先順位を付けて管理する優先順位管理手段を有し、
    上記遠隔操作制御信号入力手段から入力した遠隔操作制
    御信号を受け付けるに際して、この優先順位に基づいて
    受け付けを行なう遠隔操作制御信号入力手段を選択する
    ことを特徴とする遠隔操作制御実行装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項5に記載の遠隔操作制御実行
    装置において、 上記遠隔操作選択手段は、予め、入力した遠隔操作制御
    信号を受け付ける一つの遠隔制御信号入力手段を設定す
    る受付設定手段を有し、遠隔操作制御信号を受け付ける
    に際しては、この受付設定手段にて設定した遠隔操作制
    御信号入力手段からの遠隔操作制御信号を選択すること
    を特徴とする遠隔操作制御実行装置。
  9. 【請求項9】 遠隔操作装置から出力される遠隔操作制
    御信号に基づいて所定の制御処理を実行させて動作させ
    る遠隔操作制御実行方法であって、 少なくとも二つ以上の遠隔操作制御信号入力手段から上
    記遠隔操作装置から出力される遠隔操作制御信号を入力
    可能とする遠隔操作制御信号入力工程と、 上記少なくとも二つ以上の遠隔操作制御信号入力工程の
    うち、上記遠隔操作制御信号を入力する一つの遠隔操作
    制御信号入力工程を選択する遠隔操作選択工程と、 上記遠隔操作選択工程にて選択された上記遠隔操作制御
    信号入力工程にて入力された遠隔操作制御信号に基づい
    て所定の制御処理を実行する遠隔操作制御工程とを具備
    する遠隔操作制御実行方法。
  10. 【請求項10】 赤外線信号によって各種操作について
    の操作指示を実施可能なリモコンと、 上記リモコンからの赤外線信号を一つの入力ポートから
    入力して各種制御処理を実行するマイコンと、 筐体内に配設され上記リモコンからの赤外線信号を入力
    可能な第一の受光ユニットと、 上記受光ユニットおよび上記入力ポートに所定の外部配
    線を介して接続し、上記リモコンからの赤外線信号を入
    力可能な第二の受光ユニットを有するとともに、上記外
    部配線から入力した第一の受光ユニットからの赤外線信
    号と上記第二の受光ユニットからの赤外線信号とを上記
    入力ポートに入力させるに際して、何れか一方からの赤
    外線信号を入力可能に切り替える切替スイッチを有する
    リモコンボックスとを具備することを特徴とするビデオ
    デッキ。
  11. 【請求項11】 赤外線信号によって各種操作について
    の操作指示を実施可能なリモコンと、 上記リモコンからの赤外線信号を二つの入力ポートから
    入力して各種制御処理を実行するマイコンと、 筐体内に配設され上記一方の入力ポートに接続して上記
    リモコンからの赤外線信号を入力可能な第一の受光ユニ
    ットと、 上記他方の入力ポートに所定の外部配線を介して接続
    し、上記リモコンからの赤外線信号を入力可能な第二の
    受光ユニットを有するリモコンボックスとを具備するこ
    とを特徴とするビデオデッキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7773154B2 (en) 2007-12-21 2010-08-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus for playback of multiple display devices

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