JP2002064764A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002064764A
JP2002064764A JP2000245824A JP2000245824A JP2002064764A JP 2002064764 A JP2002064764 A JP 2002064764A JP 2000245824 A JP2000245824 A JP 2000245824A JP 2000245824 A JP2000245824 A JP 2000245824A JP 2002064764 A JP2002064764 A JP 2002064764A
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conductive
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Naotaka Yamashita
尚孝 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置において、表示面での帯電や電磁波
の不要輻射を防止し、且つ導電膜の破壊を防止する。 【解決手段】 表示面上に、表面が非導電膜によって被
覆された導電膜を有する機能フィルム8が貼着され、導
電性の異なる2種類の導電性粘着層21、22を有する
導電テープ20を介して、非導電膜と補強バンド6が接
続され、導電性の低い導電性粘着層21が機能フィルム
8の非導電膜側に貼着され、導電性の高い導電性粘着層
22が補強バンド6側に貼着されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に係り、
特に表示装置の表示面での帯電や表示面からの電磁波の
不要輻射を防止する際に用いて好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ用のモニタ等の表示
装置では、作業者と表示装置との距離が近いこともあっ
て、表示装置から出るVLF帯(2〜400kHz)及
びELF帯(5〜2000Hz)の電磁波が人体に影響
を与えることが問題視されている。このような漏洩電磁
波に対し、ヨーロッパを中心としてMPERー11とい
う規格やTCOというガイドラインが設けられ、これに
対応した製品のニーズが高まっている。
【0003】このような表示装置の表示面からの電磁波
は、回路的にキャンセルする方法や、適当なシールド板
を設ける方法などで、ある程度低減することができる。
一方、表示面に関しては、透明な導電膜を設け、この導
電膜を表示装置の接地部に電気的に接続(アース)する
ことが有効な方法の一つとなっている。また、表示装置
では、表示面の帯電防止の目的で導電性の高い膜(導電
膜)が設けられている。これら電磁波の不要輻射を抑え
る導電膜と帯電防止用の導電膜は、共通の透明導電膜で
兼用されるのが一般的である。
【0004】導電膜と接地部を接続する方法としては、
導電膜に半田、銀ペーストなどを用いて電極を形成し、
この電極と接地部(例えば表示装置を構成する陰極線管
の補強バンド)とを、導電性テープを介して接続するの
が一般的となっている。
【0005】透明導電膜の成膜材料として用いられてい
るITO(酸化インジウム錫)やSnO2 等の酸化物、
さらにPd、Au、Cr、Ti等の金属の屈折率は、一
般に空気よりも高く、その屈折率差が大きいものとなっ
ている。そのため、外光や照明の反射が顕著に起こり、
表示装置としては表示文字や図形が外光の反射像と重な
って良好な表示状態が得られなくなる。そこで最近の表
示面における表面処理は、更に最表面に少なくとも1層
の反射防止膜、いわゆる非導電性の膜が施されている場
合が多くなってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最表面
に非導電膜が形成される場合には、導電膜と電気的な接
続をとることが非常に困難となる。例えば、反射膜とな
る非導電膜の成膜時にマスクを用いて導電膜と接続した
い部分を成膜しないようにするとか、或いは非導電膜を
成膜後に選択エッチング等で局部的に非導電膜を除去す
る方法が考えられるが、いずれも困難であったり、大掛
かりな設備を必要とする。
【0007】また一方で、表示装置の電源のオン、オフ
を繰り返すことにより、表示装置前面の電位が急激に変
化し、大きな電流が短時間に流れて放電に近い状態にな
り、導電膜が弱い場合には電極及び導電性テープ周辺の
膜が破壊、若しくは変質して導電性が失われるという不
具合を招く。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、表示面での帯
電や電磁波の不要輻射を防止し、且つ導電膜の破壊を防
止できる表示装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表示装置
は、表示面上に、表面が非導電膜によって被覆された導
電膜を有し、導電性の異なる2種類の導電性粘着層を有
する導電テープを介して非導電膜と接地部を電気的に接
続し、その際、導電性の低い導電性粘着層を非導電膜側
に貼着し、導電性の高い導電性粘着層を接地部側に貼着
した構成とする。
【0010】本発明の表示装置では、導電性粘着層を介
して導電テープを非導電膜上に貼着することにより、導
電膜の表面に非導電膜で被覆されていても、非導電膜が
非常に薄いものであれば、導電膜は導電テープを介して
接地部に電気的に接続(接地)される。そして導電テー
プとして、導電性の異なる2種類の導電性粘着層を設
け、導電性の低い導電性粘着層を非導電膜側に貼着する
ので、表示面の電位が急激に変化しても導電膜にかかる
電気的な衝撃を減少させ導電膜の変質、破壊を防ぐこと
ができる。また、導電性の高い導電性粘着層を接地部側
に貼着するので、導電テープの接地部との接触抵抗が小
さくなり、表示面からの電磁波の不要輻射を安定して遮
蔽できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】本発明に係る表示装置の一実施の形態例と
して、陰極線管を備えた表示装置について説明する。図
1は、その陰極線管の構成を示す。本例の陰極線管1
は、パネル部2、ファンネル部3及びネック部4からな
るガラス管体5を有し、パネル部2の内面に赤、緑及び
青の各色蛍光体層からなるカラー蛍光面(図示せず)が
形成され、このカラー蛍光面に対向して色選別機構(図
示せず)が配置され、ネック部内に電子銃(図示せず)
が配置されて成る。ファンネル部3の外表面には、カー
ボン等による外装導電膜5が形成され、ファンネル部3
からネック部4に至るコーン部の外側には、電子ビーム
を水平および垂直方向に偏向する偏向ヨーク(図示せ
ず)が装着される。
【0013】一方、パネル部2のスカート部の外周に
は、焼嵌めにより取付けられた防爆用の補強バンド6が
巻装される。この補強バンド6は、金属材料からなり、
表示装置を組み立てる際には上記外装導電膜7と共に電
気的に接地(アース)される。また、パネル部2の前
面、いわゆる表示面には、全面にわたって導電膜、反射
防止膜(非導電膜)等を有する表面処理が施される。図
示の例では、パネル部2の前面に機能フィルム8が貼着
される。
【0014】機能フィルム8は、図8に示すように、例
えばプラスチックフィルム11上に順次ハードコート層
12、透明な導電膜13及び非導電膜で構成される反射
防止膜14が積層されて成る。
【0015】プラスチックフィルム11は、機能フィル
ム8の基材になるもので、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル
等のプラスチック材料で形成される。プラスチックフィ
ルム11の厚さは、適宜選択可能であるが、取り扱い上
の容易性を考慮すると、通常50〜250μmであれば
よい。
【0016】ハードコート層12は、プラスチックフィ
ルム11の耐擦性を補強してそのフィルム表面を外傷か
ら保護するためのものである。このハードコート層11
は、例えば、アクリル系、シリコーン系、メラミン系、
エポキシ系等の樹脂によって形成される。
【0017】導電膜13は、パネル部2の前面での帯電
を防止する機能と、パネル部2前面からの電磁波の不要
輻射を防止する機能とを奏するものである。導電膜11
は、ハードコート層12の上に、例えば、酸化インジウ
ム錫(ITO)、SnO2 等の酸化物、Pd、Au、C
r、Ti等の金属、TiN、NbNなどの窒化物、等を
スパッタリング法等により、厚さ1〜500nmの範囲
で成膜して形成される。
【0018】反射防止膜14は、パネル部2前面での光
の反射を防止して表示画像の視認性を高めるためのもの
である。反射防止膜14は、導電膜13上に例えば、S
iO 2 、Al2 3 、ZrO2 、TiO2 等の誘電体酸
化物を、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッ
タリング法等の各種PVD(Physical Vap
our Deposition)法等により、厚さ10
〜200nmの範囲で成膜して形成される。
【0019】なお、反射防止膜14の膜構造としては、
2種以上の成膜材料を2層或いは3層以上にわたって積
層した多層構造を採用することも可能である。
【0020】そして、本実施の形態にいては、特に、導
電性の異なる2種類の導電性粘着層21及び22を有す
る導電テープ20を介して、反射防止膜14と接地部と
なる例えば補強バンド6を接続し、その際、導電性の低
い(いわゆる抵抗の高い)導電性粘着層21を反射防止
膜14側に貼着し、導電性の高い(抵抗の低い)導電性
粘着層22を補強バンド6側に貼着するように成す。
【0021】この導電テープ20としては、例えば図6
に示すように、導電性金属箔23に導電性の低い導電性
粘着層21を形成した第1の導電テープ24と、導電性
金属箔23に導電性の高い導電性粘着層22を形成した
第2の導電テープ25とから成るいわゆる2種の導電テ
ープで構成することができる。この導電テープ20を用
いる場合は、図2及び図3に示すように、先ず導電性の
低い粘着層21を有する第1の導電テープ24を、その
一部が陰極線管1の表面処理されたパネル面、本例では
パネル2前面に貼着された機能フィルム8の最表面の反
射防止膜14に貼着されるように接続し、次いで導電性
の高い粘着層22を有する第2の導電テープ25を、そ
の一部が第1導電テープ24の基材となる金属箔23に
重なるように貼りつけ、第2導電テープ25の他部分を
補強バンド6に重なるように貼りつける。
【0022】導電テープ20の他の例としては、図7に
示すように、共通の導電性金属箔23の一面に導電性の
低い粘着層21と導電性の高い粘着層22を一定の幅で
並んで塗布して成る一体型、いわゆる1種の導電テープ
で構成することもできる。この一体型導電テープは、長
尺ものから適当な寸法にカットして使用する。両粘着層
21及び22は、隙間を有して形成しても良く、或いは
互いにオーバラップさせて形成しても良い。この導電テ
ープ20を用いる場合は、図4及び図5に示すように、
導電性の低い粘着層21を機能フィルム8の最表面の反
射防止膜14に貼着し、導電性の高い粘着層22を補強
バンド6に貼着する。
【0023】不要輻射対策として用いる導電テープ20
は、電界の遮蔽効果を得るため一般に銅(Cu)、ニッ
ケル(Ni)、アルミニウム(Al)等の10〜100
μmの金属箔23を基材して、この金属箔23に導電材
料を混ぜた粘着層21、22が塗布されて成る。粘着層
21、22は、混ぜる導電材料の種類や比率により導電
性をコントロールすることができる。導電材料として
は、ニッケル、クロム、銀等の金属粒子、アンチモン錫
酸化物、酸化ルテニウム等の導電酸化物、カーボンまた
は有機導電材料等を使うことができる。
【0024】導電テープ20とパネル2前面の反射防止
膜14間の接触抵抗は、10Ω/cm2 〜10kΩ/c
2 、好ましくは10Ω/cm2 〜1kΩ/cm2 にす
るのが良い。従って、導電テープ20の導電性の低い粘
着層21としては、接触抵抗が10Ω/cm2 〜10k
Ω/cm2 、好ましくは10Ω/cm2 〜1kΩ/cm
2 となる導電性を有する。
【0025】導電テープ20と接地部(本例では補強バ
ンド6)間の接触抵抗は、不要輻射の遮蔽効果の点から
10Ω/cm2 以下で安定させる必要がある。従って、
導電テープ20の導電性の高い粘着層22としては、接
触抵抗が10Ω/cm2 以下となる導電性を有する。
【0026】表面処理の導電膜13は、後述するよう
に、パネル2前面からの電磁波の不要輻射を遮蔽等のた
めに、シート抵抗を10kΩ/□以下に設定するのが好
ましい。本実施の形態に係る陰極線管1においては、パ
ネル2前面の導電膜13、反射防止膜14等を有する機
能フィルム8と接地側の補強バンド6が導電テープ20
を介して接続される。この場合、反射防止膜14は、S
iO2 等の誘電体膜、従って絶縁膜で形成され、されて
いるが、その膜厚が非常に薄いものであれば、導電膜1
3と導電テープ20との間に電流が流れることになる。
特に、反射防止膜14の場合はその機能を満足するため
に非常に薄い膜厚(250nm以下)で形成されるの
で、この反射防止膜14が間に介在していても、導電膜
13と導電テープ20との間に電流が流れる。
【0027】そして、導電テープ20の反射防止膜14
に接着する粘着層21が、接触抵抗として10Ω/cm
2 〜10kΩ/cm2 の低い導電性を有する粘着層であ
るので、導電膜13にかかる電気的な衝撃を減少させ、
導電膜13の変質、破壊を防ぐことができる。
【0028】即ち、反射防止処理においては、最表面に
屈折率の低い安定な材料膜が必要であり、例えば、Si
2 (シリカ)、MgF2 (フッ化マグネシウム)等の
非導電膜を形成するのが一般的である。前述したように
従来では半田、導電ペースト、超音波などを利用して下
層の導電膜と直接導通を得るように電極を形成してい
た。しかし単純に電極を廃止した場合、電極の無い部分
に導電性の高い導電テープを重ねると、前述したよう
に、陰極線管のオン、オフにより表面に誘起された電荷
が極短時間に移動し、導電テープの直下、周辺部で導電
膜中の導電材料に酸化などの変質や破壊(スパッタ)が
進行し、徐々にその近辺から導電膜が失われる。特に、
不要電界遮蔽等の用途のために導電膜としてシート抵抗
を10kΩ/□以下にした導電膜を用いた時には、この
現象が顕著に現れる。これに対して、本実施の形態で
は、導電性の低い粘着層21を有する導電テープを用い
るので、電源のオン、オフの繰り返しにも導電膜13の
変質、破壊を防ぐことができる。
【0029】一方、導電テープ20と補強バンド6との
接続は、導電性の高い粘着層22を介してなされるの
で、導電テープ20と補強バンド6間の接触抵抗を小さ
い状態で確保でき、電磁波の不要輻射を安定して遮蔽す
ることができる。
【0030】即ち、因みに導電性の低い粘着層21を有
する導電テープのみで補強バンド6に対する電気的な接
続を行った場合、押し付け圧力のバラツキによって補強
バンド6との接触抵抗が不安定になる。コンピュータ用
のモニタの種類によっても差があるが、接触抵抗が10
0Ω/cm2 に達すると陰極線管のパネル面からの不要
輻射、特に30MHz〜1000MHzの高周波の不要
輻射が増大し、モニタセットの種類によっては漏洩電界
が特定周波数のピーク値で4dB近く大きくなることが
確認されている。このため、補強バンド6との接触抵抗
を10Ω/cm 2 以下に安定させる必要がある。本実施
の形態では、接触抵抗が10Ω/cm2 以下となる導電
性の高い粘着層22を有する導電テープを補強バンド6
に接続することにより、安定した不要輻射の遮蔽効果が
得られる。
【0031】また、導電テープ20により導電膜13と
補強バンド6との導通をとるので、半田、導電ペースト
等の電極を廃止が可能になり、陰極線管1のパネルガラ
スのリサイクルが容易になり、鉛等の環境影響物質の使
用量も削減できる。
【0032】従来の表面処理膜に電極を作成する際、特
に機能フィルムのような場合、電極のフィルムとの接着
性が弱くなる場合があり、検査等の管理コストがかかっ
ていた。しかし、本実施の形態では、電極を廃止するの
で、生産管理、信頼性の向上が図れる。
【0033】図2及び図3に示すように、導電テープ2
0を2種類の導電テープ24及び25で構成し、反射防
止膜14に貼着した導電性の低い粘着層21を有する第
1の導電テープ24の金属箔23に、直接導電性の高い
粘着層22を有する第2の導電テープ25を重ね、この
導電テープ25を補強バンド6に接続するときは、簡単
な構成で安定した帯電防止と不要輻射の防止を共に達成
することができる。図4及び図5に示すように、導電膜
の低い粘着層21と導電性の高い粘着層22を共通して
有する一体化した導電テープ20を用いるときは、同様
に安定した帯電防止及び不要輻射の防止が図られると共
に、さらに陰極線管の製造での生産性をも向上すること
ができる。
【0034】本発明は、上述の陰極線管1をセットに組
み込み、例えばテレビ受像機、モニタ等の表示装置とし
て構成する。
【0035】上例では、パネル前面の表面処理として、
有機フィルム8をパネル2前面に貼着したが、その他、
パネル2前面に直接導電膜13、反射防止膜14等の積
層膜を形成することも可能であり、この場合にも本発明
を適用することができる。
【0036】上例では、導電テープ20の他端側は補強
バンド6に接続したが、補強バンド以外の陰極線管1の
接地部を構成する部位として、例えばファンネル部3の
外表面に形成した外装導電膜7に貼着しても良い。
【0037】また、上例においては、陰極線管への適用
例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば
プラズマディスプレイ等、他の表示装置にも同様に適用
可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る表示装置によれば、表示面
上の導電膜を被覆する非導電膜側に導電テープの導電性
の低い導電性粘着層が貼着されるので、導電膜にかかる
電気的な衝撃を減少することができ、導電膜の変質、破
壊を防ぐことができ、安定した帯電防止ができる。ま
た、接地部側に導電テープの導電性の高い導電性粘着層
が貼着されるので、接地部との接触抵抗を小さくするこ
とができ、安定した不要輻射の遮蔽効果を得ることがで
きる。
【0039】非導電膜と接地部間を接続する導電テープ
を、導電性の異なる導電性粘着層を有する2種類の導電
テープで構成するときは、簡単な構成で安定した帯電防
止及び不要輻射の防止を図ることができる。非導電膜と
接地部間を接続する導電テープを、導電性の異なる導電
性粘着層を有する一体型、いわゆる1種類の導電テープ
で構成するときは、安定した帯電防止及び不要輻射の防
止を図り、さらに表示装置の製造での生産性を向上する
ことができる。
【0040】導電膜と接地部間の導通を導電テープを用
いて行うので、生産管理、信頼性を向上することができ
る。従来の半田、導電ペースト等の電極を廃止できるの
で、表示装置を構成する例えば陰極線管のパネルガラス
のリサイクルを容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表示装置の陰極線
管を示す概略構成図である。
【図2】一実施の形態の導電テープを用いて接続した陰
極線管の要部を示す斜視図である。
【図3】図2の断面図である。
【図4】他の実施の形態の導電テープを用いて接続した
陰極線管の要部を示す斜視図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】導電テープの一実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図7】導電テープの他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図8】機能フィルムの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・陰極線管、2・・・パネル部、3・・・ファン
ネル部、4・・・ネック部、5・・・ガラス管体、6・
・・補強バンド、7・・・外装導電膜、8・・・機能フ
ィルム、11・・・プラスチックフィルム、12・・・
ハードコート層、13・・・導電膜、14・・・反射防
止膜、20・・・導電テープ、21・・・導電性の低い
粘着層、22・・・導電性の高い粘着層、23・・・金
属箔、24・・・第1の導電テープ、25・・・第2の
導電テープ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面上に、表面が非導電膜によって被
    覆された導電膜を有し、 導電性の異なる2種類の導電性粘着層を有する導電テー
    プを介して、前記非導電膜と接地部が接続され、 導電性の低い前記導電性粘着層が前記非導電膜側に貼着
    され、導電性の高い前記導電性粘着層が前記接地部側に
    貼着されて成ることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示面上に、前記導電性及び非導電
    膜を積層したフィルムを貼着して成ることを特徴とする
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記導電テープが、導電性の異なる2種類
    の導電テープから成ることを特徴とする請求項1に記載
    の表示装置。
  4. 【請求項4】前記導電テープが、導電性の異なる2種類
    の導電性粘着層を共通の導電箔に形成した1種類の導電
    テープから成ることを特徴とする請求項1に記載の表示
    装置。
  5. 【請求項5】前記導電膜のシート抵抗を10kΩ/□以
    下として成ることを特徴とする請求項1に記載の表示装
    置。
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