JP2002064713A - データ処理方法、データ処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

データ処理方法、データ処理装置及び記憶媒体

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JP2002064713A
JP2002064713A JP2000250287A JP2000250287A JP2002064713A JP 2002064713 A JP2002064713 A JP 2002064713A JP 2000250287 A JP2000250287 A JP 2000250287A JP 2000250287 A JP2000250287 A JP 2000250287A JP 2002064713 A JP2002064713 A JP 2002064713A
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントラストが低い部分がある画像に対し
て、再生画像の画質を維持したまま更なる圧縮率を向上
させた画像圧縮を行う。 【解決手段】 入力画像データの所定領域において、R
GB信号毎にラプラシアンフィルタ処理を行う第1のス
テップと、RGB信号毎のラプラシアンフィルタ処理後
の値から最大値を抽出する第2のステップと、最大値の
大きさに応じて前記所定領域の解像度変換処理を行う第
3のステップとを有する。RGB信号毎にラプラシアン
フィルタ処理を行い、最大値を検出することにより、コ
ントラストが低い部分がある画像であっても、画像のエ
ッジを確実に検出してエッジ量に応じた圧縮を行うこと
が可能となり、再生画像の画質を維持したまま、更なる
圧縮率の向上を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置及
び処理方法及びこれらの処理を実行させるためのプログ
ラムを記憶した記憶媒体に関し、特に、データ圧縮手法
の1つとしてベクトル量子化を用いる処理装置、処理方
法及び記憶媒体に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、データ圧縮の手法が種々提案され
ている。その中で、圧縮データの伸長処理を非常に簡単
に行うことが可能なデータ圧縮アルゴリズムの1つとし
て、「ベクトル量子化」という手法が良く用いられてい
る。このアルゴリズムは、古くから信号処理の分野で知
られており、特に、画像信号や音声信号のデータ圧縮、
あるいはパターン認識に応用されてきた。
【0003】このベクトル量子化では、ある大きさ(例
えば4×4画素のブロック)の画素パターンを幾つか用
意しておき、それぞれにユニークな番号などを与える
(この集合体を「コードブック」という)。そして、例
えば2次元配列の画像データ中から同じ大きさ(例えば
4×4画素)のブロックを順次取り出し、それと最も似
通ったパターンをコードブック中から見つけ出して、そ
のパターンの番号を当該ブロックに当てはめるというデ
ータ圧縮を行う。ベクトル量子化では、1つのブロック
内のデータ列が1つのコードベクトルに対応する。
【0004】このようにコード化された圧縮データの受
信側あるいは伸長側では、各ブロック毎に番号に対応す
るパターンをコードブックの中から取り出すだけで、元
の画像を再現することができる。従って、伸長側では、
コードブックさえ受け取っているか、あるいは予め保持
していれば、特に特殊な演算は必要としないため、非常
に簡単なハードウェアで元の画像を再生することが可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像デ
ータ中の特徴量を示す各パラメータは、通常、領域毎に
バラツキの度合いが異なるものである。例えば輝度を例
にとると、1画像データ中にはエッジ成分が多く存在
し、輝度変化が大きい領域と、背景画像のように比較的
輝度変化が少ない領域が存在する。そして、輝度変化の
大きい領域の画像を圧縮する場合には、輝度変化が少な
い領域よりも多くのコードブックのデータが必要になる
ため、輝度変化が少ない領域を含む画像の圧縮率を向上
させることは困難であった。
【0006】また、輝度を予め検出して、輝度値に応じ
てベクトル量子化に用いるマクロブロックの大きさ、数
を可変してデータ圧縮をしようとすると、例えば背景画
像に対してコントラストの低い色文字等の情報は輝度値
が低いものとして認識されてしまう。このため、輝度値
に基づいて画像の各領域の圧縮率を可変させても良好な
再生画像を得ることが困難であった。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、再生画像の画質を維持したま
ま、更なる圧縮率の向上を達成することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理方法
は、入力画像データの所定領域において、RGB信号毎
にラプラシアンフィルタ処理を行う第1のステップと、
前記RGB信号毎のラプラシアンフィルタ処理後の値か
ら最大値を抽出する第2のステップと、前記最大値の大
きさに応じて前記所定領域の解像度変換処理を行う第3
のステップとを有する。
【0009】本発明のデータ処理方法の一態様例におい
ては、前記第3のステップの後、前記所定領域をマクロ
ブロックに分割してベクトル量子化を行う第4のステッ
プと、前記ベクトル量子化後の出力データに対して差分
予測符号化処理を行う第5のステップと、前記差分予測
符号化処理後の出力データに対してLZSS辞書圧縮を
行う第6のステップとを更に有する。
【0010】本発明のデータ処理方法の一態様例におい
ては、前記最大値の大きさに応じて前記解像度変換処理
における縮小率を変更する。
【0011】本発明のデータ処理方法の一態様例におい
ては、前記第3のステップにおいて、前記最大値と予め
設定しておいた少なくとも1つのしきい値とを比較し
て、前記縮小率を変更する。
【0012】本発明のデータ処理装置は、複数の画素か
ら成る入力画像データの所定領域において、画像のエッ
ジ検出を行うエッジ検出手段と、前記所定領域における
前記画像のエッジの量に応じて前記所定領域内の前記画
素の信号を解像度変換処理してデータ圧縮を行う圧縮手
段とを有する。
【0013】本発明のデータ処理装置の一態様例におい
ては、前記圧縮手段によりデータ圧縮された前記所定領
域をマクロブロックに分割してベクトル量子化を行うベ
クトル量子化手段と、前記ベクトル量子化手段から出力
された出力データ相互の差分を演算してデータ量を圧縮
する差分予測符号化手段と、前記差分予測符号化手段か
ら出力された圧縮されたデータ列に対してLZSS辞書
圧縮を行うLZSS圧縮手段を更に備える。
【0014】本発明のデータ処理装置の一態様例におい
ては、前記エッジ検出手段は、前記所定領域においてそ
れぞれの前記画素のRGB信号毎にラプラシアンフィル
タ処理を行うラプラシアンフィルタ処理手段と、前記ラ
プラシアンフィルタ処理後の値から最大値を抽出する最
大値抽出手段と、前記最大値と所定のしきい値とを比較
する比較手段とを有する。
【0015】本発明のデータ処理装置の一態様例におい
ては、前記圧縮手段は、前記比較手段による比較の結果
に応じて前記解像度変換処理の縮小率を決定する。
【0016】本発明の記憶媒体は、上記のデータ処理方
法の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム
を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であ
る。
【0017】本発明の記憶媒体は、上記のデータ処理装
置の各手段としてコンピュータに機能させるためのプロ
グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施
形態は、圧縮対象のデータとして例えば動画を構成する
静止画を例にとり、画像データの圧縮率及び再生画質の
更なる向上を達成するものである。
【0019】最初に、ベクトル量子化(VQ)による画
像圧縮及び伸長の原理について、静止画像を例にとり図
11を参照しながら説明する。図11に示すように、圧
縮対象のデータとして入力される原画像1は、画素と呼
ばれる要素が多数集まって構成されている。個々の画素
は、RGB信号から変換された輝度信号(Y信号)、及
び色信号(U,V信号)等の情報を持っている。
【0020】入力画像1中から複数画素で構成されるブ
ロックを取り出したのが、入力画像ブロック(マクロブ
ロック)2である。図11の例では、入力画像ブロック
2の大きさとして4×4画素を選んでいるが、この大き
さは何であってもよい。この入力画像ブロック2は、上
述の通り複数の画素を持っているから、各々の画素が持
つ輝度信号値や色信号値を集めてそれぞれベクトルデー
タとすることができる。これが入力ベクトルデータであ
る。
【0021】人間の視覚特性上、入力画像1中の幾つか
の入力画像ブロック2は、見た目では殆ど同じに見える
場合がある。こういった同じに見える複数の入力画像ブ
ロック2を、より少ない数の画像ブロックで代表させる
ことが可能である。画像ブロックコードブック3は、入
力画像1上の多数の入力画像ブロック2を代表する画像
ブロック(コードベクトルデータ)を複数持ったもので
ある。コードベクトルデータは、画像ブロックコードブ
ック3内の画像ブロック各々の画素が持つ輝度信号値や
色度信号値をベクトルデータとしたものである。
【0022】ベクトル量子化では、入力画像1の全体を
画像ブロックとして分割し、各々の画像ブロック2を入
力ベクトルデータとして、その入力ベクトルデータに類
似するコードベクトルデータをコードブック3内から検
索する。そして、該当するコードベクトルデータの番号
のみを転送することで、画像を圧縮することが可能であ
る。圧縮された画像を再生して再現画像4を得るには、
上記転送された番号に対応するコードベクトルデータを
コードブック3から読み出し、画像に当てはめればよ
い。
【0023】そして、本実施形態は、入力画像1の所定
領域においてベクトル量子化を行う前にエッジ検出処理
を行い、エッジ検出処理の結果に応じて所定領域におい
て補間処理を行うことにより、ベクトル量子化前のデー
タ量を削減するようにしている。
【0024】例えば、背景画像に対して画像のエッジが
多く検出される領域では、このエッジを高精度に再現す
るために補間処理は行わずにベクトル量子化を行う。一
方で、エッジが殆ど検出されない領域においては、単調
なパターンであることが想定され、補間処理により領域
を縮小した後にベクトル量子化を行っても再生画像の画
質の劣化は少ない。
【0025】従って、エッジが多く検出された領域のみ
原画像のままベクトル量子化を行い、他の領域では補間
処理により原画像のデータを縮小してベクトル量子化を
行うことにより、全ての入力画像ブロック2を細かいマ
クロブロックによってベクトル量子化を行った場合と比
較して圧縮率を大幅に向上させることが可能となる。
【0026】図1を参照しながら、入力画像の所定領域
におけるエッジ検出の方法について説明する。本実施形
態では16×16画素の領域毎にエッジ検出を行い、そ
の結果に応じて16×16画素の領域を線形補間するよ
うにしている。先ず、図1(a)に示すように、所定領
域5における各画素のRGB(R:赤、G:緑、B:
青)信号に対して個別にラプラシアン処理を行い、RG
B信号の各々から高周波成分を抽出する。これにより、
各色信号に対してラプラシアン処理後のデータL R
G,LBがそれぞれ得られる(図1(b)参照)。
【0027】図1において、6はラプラシアンフィルタ
の一例を示している。ラプラシアンフィルタ6は、中央
部とその周辺部に重みを設定したフィルタであり、重み
値を全て合計すると“0”となるフィルタである。この
例では、中央部の重みを“−4”、中央部に対してY軸
方向、及びX軸方向の重みをそれぞれ“1”に設定して
いる。そして、中央部に対して斜め方向の重みは“0”
に設定している。
【0028】原画像データに対してラプラシアンフィル
タ6をかけると、原画像データの各画素のRGBデータ
が“0”に平均化され、値がプラス方向とマイナス方向
とに分布するエッジ成分だけが残る。すなわち、ラプラ
シアンフィルタ6をかけることによって、変化量のみで
表された高周波成分のデータが各RGB信号から抽出さ
れる。
【0029】このように、RGBの各信号に対してラプ
ラシアンフィルタ6をかけることにより、特に所定領域
5におけるエッジ部分のコントラストが低い場合であっ
ても、確実にエッジ検出を行うことが可能となる。例え
ば、背景画が白色で、黄色の文字が描かれているような
場合には、輝度変換を行った後にエッジ検出を行うと、
黄色と白色のコントラストが低いため、エッジ検出が困
難であったが、本実施形態のように輝度変換を行う前に
各RGB信号をラプラシアン処理することによって、輝
度のコントラストが低い場合であっても、確実にエッジ
検出を行うことが可能となる。
【0030】所定領域5においてラプラシアン処理を行
った後、所定領域5内の同一箇所に相当するそれぞれの
画素においてRGB信号をラプラシアン処理して得られ
た値LR,LG,LBのうちの最大値を求める。図1の例
では、図1(b)に示すように同一画素における各RG
B信号をラプラシアン処理して得られた値LR1,LG1
B1のうちから最大値を抽出し、16×16画素の所定
領域5の全ての画素において最大値をそれぞれ求める。
そして、所定領域5の各々の画素における最大値の集合
としてのデータ群がLMAXが得られ(図1(c)参
照)。
【0031】そして、データ群LMAXのうち、少なくと
も1つの画素の最大値が所定のしきい値を超えている場
合には、所定領域5中にエッジ成分が存在するものと判
断する。
【0032】このように、ラプラシアン処理後のRGB
信号の各値から、最大値を抽出し、所定領域5の全画素
における最大値のデータ群(LMAX)と所定のしきい値
を比較してエッジの有無を判定することにより、例え
ば、R信号からはエッジが検出されないような画像であ
っても、他のG,B信号からエッジを検出することが可
能となり、所定領域5中のエッジの検出漏れを最小限に
抑えることが可能となる。
【0033】次に、図2及び図3を参照しながら、各所
定領域5におけるエッジ検出の結果に基づいて解像度変
換処理を行ってデータ圧縮を行う処理について説明す
る。本実施形態では、各所定領域5中におけるエッジ判
定の結果得られたデータ群LMA Xの値と、予め定めてお
いた所定のしきい値との比較を行い、比較の結果に基づ
いて、解像度変換処理を行うようにしている。ここで、
比較の際に用いるしきい値としては30、60の2つの
値を用いている。
【0034】図2(b)に示すように、ある所定領域5
において得られたエッジ値(LMAX)の値が60以上で
あった場合には、その所定領域5においてはエッジ成分
が多いことが判別できるため、解像度変換処理は行わず
に通常通り4×4のマクロブロックを16個用いて所定
領域5のベクトル量子化を行う。
【0035】一方、ある所定領域5において得られたエ
ッジ値(LMAX)の値が30未満であった場合には、そ
の所定領域5においてはエッジ成分が少ないことが判別
できるため、縮小率を1/4として所定領域5の解像度
変換処理を行いベクトル量子化の前段階で解像度変換を
行う。そして、データ圧縮後、ベクトル量子化のための
マクロブロック化を行う。解像度変換処理の一例とし
て、本実施形態では線形補間縮小処理を用いており、例
えば、以下の式により行う。
【0036】
【数1】
【0037】ここで、p,qは0から1の間の実数であ
る。
【0038】図2(a)は、1例として縮小率を1/4
とした場合の解像度変換処理を示している。ここでは、
4つの画素11〜14が解像度変換処理により1つの画
素15に代表されている。これにより、解像度を1/4
にし、ベクトル量子化の対象となるマクロブロック数を
削減することが可能となる。
【0039】すなわち、16×16画素の所定領域5に
おいては、4×4のマクロブロックを16個用いてベク
トル量子化を行うが、縮小率を1/4としてを行ってい
るため4×4のマクロブロックを4個用いるだけで所定
領域5の画像を代表させ、その後のベクトル量子化を行
うことができる。これにより、LMAXの値が30未満の
所定領域5においては圧縮率を4倍に高めることができ
る。
【0040】また、ある所定領域5において得られたエ
ッジ値(LMAX)の値が30以上60未満であった場合
には、上述の2つの場合の中間の処理を行う。すなわ
ち、この場合には縮小率を1/2に設定して解像度変換
処理を行い、ここでは、4×4のマクロブロックを8個
用いて、その後のベクトル量子化処理を行う。これによ
り、LMAXの値が30以上60未満の所定領域5におい
ては圧縮率を2倍まで高めることができる。
【0041】図3は、上述の解像度変換処理により所定
領域5のデータ量を削減する方法を模式的に示した図で
ある。
【0042】図3(a)は、エッジ判定の結果、所定領
域5中にエッジ成分が多く検出され、LMAXのうち少な
くとも1つの値が60以上となった場合の処理を示して
いる。この場合、エッジ成分を精度よく再現する必要が
あるため、所定領域5における補間処理は行わずに4×
4のマクロブロックを16個用いてベクトル量子化を行
う。
【0043】図3(b)は、所定領域5中にエッジ成分
が多く検出され、LMAXのうち少なくとも1つの値が3
0以上60未満となった場合の処理を示している。この
場合、エッジ成分が比較的少ないため、図3(a)の場
合ほど細かいマクロブロックに分割する必要はない。従
って、縮小率を1/2とし、16×16画素の所定領域
5を解像度変換処理により16×8画素として、4×4
のマクロブロックを8個用いてベクトル量子化を行う。
【0044】図3(c)は、所定領域5中にエッジ成分
が多く検出され、LMAXの値が30未満となった場合の
処理を示している。この場合、エッジ成分はほとんど検
出されず、いわゆるベタの画像となるため、図2(a)
で説明したように縮小率を1/4とし、16×16画素
の所定領域5を解像度変換処理により8×8画素とし
て、4×4のマクロブロックを4個用いたベクトル量子
化を行う。従って、この場合圧縮率を4倍まで高めるこ
とが可能となる。
【0045】このように、検出したエッジの量に基づい
て所定領域5の解像度変換処理を行い、ベクトル量子化
に用いるマクロブロックの個数を可変した後ベクトル量
子化を行う。そして、ベクトル量子化の結果、コードブ
ック3から検索されたコードベクトルデータに従ったコ
ード番号が出力される。
【0046】次に、図4を参照しながら、ベクトル量子
化により出力されたコード番号のデータを更に圧縮する
方法について説明する。本実施形態では、コード番号デ
ータを更に圧縮するために、差分予測符号化(DPC
M)処理とLZSS辞書圧縮処理という2つの処理を行
っている。LZSS辞書圧縮処理は、特にベクトル量子
化後の圧縮データ列に対して親和性の高い圧縮処理であ
るが、本実施形態では、LZSS辞書圧縮処理の前段に
差分予測符号化処理を行い、得られたデータ列に対して
LZSS辞書圧縮処理を行うことにより、LZSS辞書
圧縮処理の効果を更に高めるようにしている。
【0047】ベクトル量子化後のコード番号列は、隣合
うマクロブロックのコード番号が順次に出力されている
ため、隣同士のコード番号の相関が高く、差分予測符号
化処理を行うことにより大幅にデータ数を削減すること
ができる。
【0048】図4を参照しながら、差分予測符号化処理
について詳細に説明する。図4は、ベクトル量子化後の
隣接するマクロブロックの出力コードの差の分布を示し
ている。図4に示すように、ベクトル量子化後の隣接す
るコード番号の出力コードの差の約90%は±119以
内となっている。上述したように、通常、隣接するマク
ロブロックにおいては画像が急激に変化することは稀で
あるため、出力コードの相関が非常に高いためである。
【0049】差分予測符号化処理では、このことを利用
して、差が±119の範囲内のデータについては新たな
出力コードを与えて8ビットとするようにしている。こ
れにより、差が±119以内のコード番号列については
ベクトル量子化の直後では出力ビット数が18ビットで
あるのに対し、8ビットまでデータ圧縮を行うことが可
能となる。
【0050】図5は、差分予測符号化処理により得られ
るコード列を示している。図5に示すように、差が+1
19〜−119の範囲内であるときは、ベクトル量子化
により出力されたコード番号の代わりに差のコードを用
いる。例えば、差の値が−1の場合には出力コードを
“1”に、差の値が+5の場合には出力コードを“1
0”とする。これにより、ベクトル量子化により出力さ
れた16ビットのデータを8ビットのデータに圧縮する
ことが可能となる。なお、差の値が±119よりも大き
い場合には、0×F000とコード番号との論理和(O
R)を取った16ビットデータを出力する。
【0051】8ビットに圧縮したデータは、特にLZS
S辞書圧縮との親和性が高いため、その後のLZSS圧
縮の圧縮の効果をより向上させることができる。また、
16ビットのままのデータについても、8ビットのデー
タ列2つ分に相当するため、LZSS圧縮の親和性を維
持することができる。
【0052】図6は、ベクトル量子化により出力された
コード番号、差の値、DPCM処理後のデータの関係を
模式的に示した図である。図6に示すように、ベクトル
量子化による出力データが“2”,“3”,“102
4”,“1023”,“5”…の場合、隣り合うコード
番号の差は、“2”と“3”の間では2−3=−1、
“3”と “1024”の間では3−1024=−10
21、“1024”と“1023”の間では1024−
1023=+1、“1023”と“5”の間では102
3−5=+1018となる。
【0053】そして、差の値が−1,+1の場合には、
±119の範囲内であるため、元の出力コード“3”,
“1023”を用いず、差の値−1,+1に置き換え
る。これにより、置き換えたデータのビット数を16ビ
ットから8ビットにデータ圧縮することができる。な
お、差分予測符号化処理において、差の値のしきい値を
±119とすると8ビットへのデータ圧縮が可能である
が、例えば4ビットへのデータ圧縮を行う場合には、差
の値が±7以内の出力コードについてデータ変換を行う
ようにする。これにより、更なるデータ圧縮を達成する
ことが可能となる。
【0054】そして、本実施形態では、差分予測符号化
処理後のデータの集合に対してLZSS辞書圧縮を行う
ことにより、更なるデータの圧縮を達成している。後述
するように、LZSS辞書圧縮はベクトル量子化後のデ
ータ列と特に親和性が高いため、少なくともベクトル量
子化後のデータ列に対してLZSS辞書圧縮を行うこと
により、データの更なる圧縮を達成することができる。
すなわちLZSS辞書圧縮は、ベクトル量子化後のデー
タを更に圧縮する方法であり、ベクトル量子化圧縮後の
コード番号列に対して、LZSS辞書圧縮を行い、更な
るデータ圧縮をかける。LZSS辞書圧縮は完全可逆圧
縮であるので、再生時にはLZSS辞書圧縮前のベクト
ル量子化によるコード番号列に戻すことができる。
【0055】ここで、LZSS辞書圧縮とは、過去のデ
ータを辞書として参照し、その辞書内の最長一致データ
列を用いて符号化するものであり、同じ文字、記号等を
繰り返し用いているデータに対して圧縮効果が大きくな
る。図9を用いて、LZSS辞書圧縮について簡単に説
明する。図9(a)はLZSS辞書圧縮前のデータ列を
示している。LZSS辞書圧縮前のデータ列では、2番
目から6番目までのデータ列(BCDEF)と、7番目
から11番目までのデータ列(BCDEF)が同一のデ
ータとされている。
【0056】LZSS辞書圧縮は、先に表れたデータ列
と同一のデータ列を、先のデータ列を辞書として利用し
て表記する方法であり、この例では7番目から11番目
までのデータ列(BCDEF)を、先の2番目から6番
目までのデータ列(BCDEF)を辞書として利用して
表記する。
【0057】図9(b)がLZSS辞書圧縮後のデータ
列を示している。7番目から11番目までのデータ列
(BCDEF)は、2番目から5個連続するデータ列と
同じであるため、(2,5)と表記される。通常、1つ
のデータ(例えば1番目のA)は1バイトで構成される
が、図9(b)の(2,5)のデータ量は2バイトであ
る。従って、7番目から11番目までのデータ列(BC
DEF)は、本来5バイトのデータが必要とされていた
が2バイトで済むこととなり、3バイト分のデータ圧縮
を行うことが可能となる。
【0058】図9(c)は、(2,5)を記憶する2バ
イトのデータ列を示している。ここで、辞書として参照
したデータ列の先頭位置を示す“2”については12ビ
ット長のデータで表され、その辞書に含まれるデータ数
を示す“5”については4ビット長のデータで表され
る。このように辞書内の最長一致データの数を表すデー
タを4ビット長とした場合は、連続するデータの数とし
て通常は0〜15個までのデータ列を辞書として記憶す
ることができるが、4ビット長のデータ値に所定値を加
算して表すことにより、例えば1〜16個、4〜19個
などより多くのデータ列を辞書として記憶させることも
可能である。
【0059】一方、ベクトル量子化は、圧縮対象のデー
タ中から抽出した各マクロブロックをコードブック内の
限られたコードベクトルの何れかによって代表させるも
のであるため、圧縮対象のデータ中で互いに類似した部
分については、同じコード番号列が出力されることが多
い。従って、ベクトル量子化後のコード番号列は、同じ
フレーズのデータ列が多く出力されることが想定される
ため、このコード番号列に対してLZSS辞書圧縮を行
った場合に、辞書として記憶されるデータ列を多数得る
ことができる。従って、ベクトル量子化後のデータ列と
LZSS辞書圧縮は親和性が高く、圧縮率の高いデータ
圧縮を行うことができる。
【0060】以上のようなLZSS辞書圧縮は完全可逆
圧縮であるので、再生時にはLZSS辞書圧縮前のベク
トル量子化によるコード番号列に戻すことができる。
【0061】次に、図7を参照しながら本実施形態のデ
ータ圧縮方法の処理について説明する。図7は、上述の
処理によるデータ圧縮方法の手順を示すフローチャート
である。
【0062】先ず、ステップS1では、入力画像の入力
が成される。そして、ステップS2では、所定領域5の
R信号、G信号、B信号のそれぞれについてラプラシア
ンフィルタ6を用いてラプラシアン処理を行う。
【0063】次のステップS3では、ラプラシアン処理
により得られた値LR,LG,LBから、最大値を算出す
る。そして、所定領域5の全ての画素について最大値を
求めてデータ群LMAXを得る。そして、ステップS4,
S5において、LMAXとしきい値30,60との比較を
行う。
【0064】ステップS4において、LMAXのうち少な
くとも1つの値がしきい値60よりも大きい場合には、
ステップS6へ進み縮小率を1/1に設定してステップ
S10で色変換処理を行う。
【0065】ステップS4でLMAXが60未満である場
合には、ステップS5へ進み、LMAXとしきい値30と
の比較を行う。ステップS5の比較により、LMAXが3
0以上の場合には、ステップS7へ進んで縮小率を1/
2に設定してステップS9で解像度変換処理を行う。
【0066】ステップS5でLMAXが30未満である場
合には、ステップS8へ進んで縮小率を1/4に設定し
てステップS9で解像度変換処理を行う。
【0067】ステップS9で解像度変換処理を行った
後、RGBデータから輝度、色差信号への変換を行い
(ステップS10)、ベクトル量子化のためのマクロブ
ロック化を行い(ステップS11)、ベクトル量子化を
行う(ステップS12)。その後、ステップS13で
は、出力されたコード番号のDPCM処理を行い、ステ
ップS14でLZSS処理を行う。LZSS処理後の圧
縮データは、ステップS15で記憶する。
【0068】そして、エッジの大小に応じてマクロブロ
ックの大きさを可変することにより、特にエッジが少な
く検出された領域の画像の圧縮率を向上させることが可
能となる。
【0069】次に、図8を参照しながら、上述のデータ
圧縮方法を実現するデータ圧縮装置の構成について説明
する。図8は、本実施形態のデータ圧縮装置の構成を示
すブロック図である。
【0070】先ず、原画像である入力画像は画像入力部
101へ入力される。そして、所定領域5における各画
素のR信号、G信号、B信号が102においてラプラシ
アン変換される。各画素においてラプラシアン変換され
たR信号、G信号、B信号のそれぞれ(LR,LG
B)は、最大値検出部103において比較され、各画
素毎に最大値の抽出が行われる。これにより、所定領域
の各画素における最大値を抽出したデータ群LMAXが抽
出される。
【0071】最大値のデータ群LMAXは、比較部104
において予め定めた所定のしきい値(=30,60)と
比較される。そして、しきい値との比較の結果、縮小率
決定部105において縮小率が決定される。
【0072】解像度変換処理部111では、決定された
縮小率に基づいて所定領域5の解像度変換処理を行う。
色変換処理部112においてRGBデータから輝度、色
差信号への変換を行った後、所定領域5毎にマクロブロ
ック化部106での処理を行い、ベクトル量子化部10
7においてベクトル量子化を行う。
【0073】DPCM処理部108は、ベクトル量子化
部107から出力されたコード番号データに対して差分
予測符号化処理を行う。そして、LZSS処理部109
は、DPCM処理部108から出力されるコード列をL
ZSS処理により更に圧縮する。圧縮データ記憶部11
0は、圧縮したデータを記憶する。
【0074】次に、図10を参照しながら、本実施形態
によるデータ圧縮を行った後の圧縮データについてのデ
ータ伸長方法について説明する。
【0075】先ず、ステップS21では、上述の方法に
より生成された圧縮データを入力する。続くステップS
22では、LZSS辞書伸長を行う。この処理は、LZ
SS辞書圧縮の逆変換である。
【0076】次に、ステップS23では、DPCM伸長
を行う。この処理はDPCM処理の逆変換である。次
に、ステップS24では、ベクトル量子化伸長処理を行
い、次のステップS25で逆マクロブロック変換を行
い、ステップS26において輝度、色差信号からRGB
データへの変換を行う。
【0077】次のステップS27では、解像度変換処理
の逆変換を行う。これにより、解像度変換処理を行った
所定領域については、縮小率に応じて拡張する処理が行
われる。これにより、各所定領域毎に再生画像が生成さ
れる。再現された画像は、ステップS28で出力され
る。
【0078】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、入力画像のコントラストが低い場合であっても、R
信号、G信号、B信号のそれぞれでラプラシアン処理を
行い、それぞれについて最大値を検出することにより、
画像全体のコントラストが低い場合であっても確実にエ
ッジ検出を行うことが可能となる。
【0079】従って、特に活字データの電子ファイル、
カラーFAXアプリケーションに適用することで、色彩
がついた活字であって背景画像とのコントラストが低い
場合であっても、確実にエッジ判定を行うことができ
る。また、コントラストの低いイメージ画像に対して
も、エッジ判定を確実に行うことができる。
【0080】そして、エッジの大小に応じて線形補間処
理を行うことにより、特にエッジが少ない領域の画像の
圧縮率を向上させることが可能となり、ベクトル量子化
の前段階での圧縮率を向上させることができる。
【0081】(その他の実施形態)上記様々な実施形態
に示した各機能ブロックおよび処理手順は、ハードウェ
アにより構成しても良いし、CPUあるいはMPU、R
OMおよびRAM等からなるマイクロコンピュータシス
テムによって構成し、その動作をROMやRAMに格納
された作業プログラムに従って実現するようにしても良
い。また、上記各機能ブロックの機能を実現するように
当該機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを
RAMに供給し、そのプログラムに従って上記各機能ブ
ロックを動作させることによって実施したものも、本発
明の範疇に含まれる。
【0082】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
自体が上述した各実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラム自体、及びそのプログラムをコンピ
ュータに供給するための手段、例えばかかるプログラム
を格納した記録媒体は本発明を。かかるプログラムを記
憶する記憶媒体としては、上記ROMやRAMの他に、
例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−I、CD−R、CD−RW、DVD、zip、磁気テ
ープ、あるいは不揮発性のメモリカード等を用いること
ができる。
【0083】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現
されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにお
いて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あ
るいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の
実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラム
は本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0084】さらに、供給されたプログラムがコンピュ
ータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能
拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプロ
グラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張
ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が
実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでも
ない。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、コントラストが低い部
分がある画像であっても、画像のエッジを確実に検出し
てエッジ量に応じた圧縮を行うことが可能となる。従っ
て、再生画像の画質を維持したまま、更なる圧縮率の向
上を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるエッジ検出の方法
を示す模式図である。
【図2】線形補間処理によるデータ圧縮の方法を示す模
式図である。
【図3】線形補間処理によるデータ圧縮の具体例を示す
模式図である。
【図4】ベクトル量子化後の出力コード同士の差の分布
を示す特性図である。
【図5】差分予測符号化処理により得られたコード列を
示す模式図である。
【図6】ベクトル量子化により出力されたコード番号、
コード同士の差の値、DPCM処理後のデータの関係を
示す模式図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるデータ圧縮方法の
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態におけるデータ圧縮装置の
構成を示す模式図である。
【図9】LZSS辞書圧縮の方法を示す模式図である。
【図10】本発明の一実施形態におけるデータ伸長方法
の処理手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態におけるベクトル量子化
による画像圧縮を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 原画像(入力画像) 2 入力画像ブロック 3 コードブック 4 再現画像 5 所定領域 6 ラプラシアンフィルタ 11〜14 画素 15 (線形補間処理により代表された)画素 101 画像入力部 102 ラプラシアン処理部 103 最大値検出部 104 比較部 105 縮小率決定部 106 マクロブロック化部 107 ベクトル量子化部 108 DPCM処理部 109 LZSS処理部 110 圧縮データ記憶部 111 線形補間処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 譽田 正宏 東京都文京区本郷4丁目1番4号 コスモ ス本郷ビル アイ・アンド・エフ株式会社 内 Fターム(参考) 5C059 KK18 LB11 MA37 MC18 MC35 MD00 MD07 PP15 PP20 SS20 UA02 UA11 UA39 5C078 AA09 BA35 BA62 CA01 DA00 DB00 DB04 5J064 AA02 BA13 BA15 BB01 BB03 BC12 BC14 BC22 BD03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データの所定領域において、R
    GB信号毎にラプラシアンフィルタ処理を行う第1のス
    テップと、 前記RGB信号毎のラプラシアンフィルタ処理後の値か
    ら最大値を抽出する第2のステップと、 前記最大値の大きさに応じて前記所定領域の解像度変換
    処理を行う第3のステップとを有することを特徴とする
    データ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第3のステップの後、前記所定領域
    をマクロブロックに分割してベクトル量子化を行う第4
    のステップと、 前記ベクトル量子化後の出力データに対して差分予測符
    号化処理を行う第5のステップと、 前記差分予測符号化処理後の出力データに対してLZS
    S辞書圧縮を行う第6のステップとを更に有することを
    特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記最大値の大きさに応じて前記解像度
    変換処理における縮小率を変更することを特徴とする請
    求項1又は2に記載のデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記第3のステップにおいて、前記最大
    値と予め設定しておいた少なくとも1つのしきい値とを
    比較して、前記縮小率を変更することを特徴とする請求
    項3に記載のデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 複数の画素から成る入力画像データの所
    定領域において、画像のエッジ検出を行うエッジ検出手
    段と、 前記所定領域における前記画像のエッジの量に応じて前
    記所定領域内の前記画素の信号を解像度変換処理してデ
    ータ圧縮を行う圧縮手段とを有することを特徴とするデ
    ータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記圧縮手段によりデータ圧縮された前
    記所定領域をマクロブロックに分割してベクトル量子化
    を行うベクトル量子化手段と、 前記ベクトル量子化手段から出力された出力データ相互
    の差分を演算してデータ量を圧縮する差分予測符号化手
    段と、 前記差分予測符号化手段から出力された圧縮されたデー
    タ列に対してLZSS辞書圧縮を行うLZSS圧縮手段
    を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載のデータ
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記エッジ検出手段は、前記所定領域に
    おいてそれぞれの前記画素のRGB信号毎にラプラシア
    ンフィルタ処理を行うラプラシアンフィルタ処理手段
    と、 前記ラプラシアンフィルタ処理後の値から最大値を抽出
    する最大値抽出手段と、 前記最大値と所定のしきい値とを比較する比較手段とを
    有することを特徴とする請求項5又は6に記載のデータ
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記圧縮手段は、前記比較手段による比
    較の結果に応じて前記解像度変換処理の縮小率を決定す
    ることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載
    のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のデ
    ータ処理方法の手順をコンピュータに実行させるための
    プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶
    媒体。
  10. 【請求項10】 請求項5〜8のいずれか1項に記載の
    データ処理装置の各手段としてコンピュータに機能させ
    るためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
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