JP2003087572A - 画像圧縮方法および装置、画像圧縮プログラムならびに画像処理装置 - Google Patents

画像圧縮方法および装置、画像圧縮プログラムならびに画像処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素値として透明を表現する値が割り当てら
れた画像情報の全体を非可逆圧縮しながら、透明色につ
いて可逆圧縮が可能な画像圧縮方法を提供する。 【解決手段】 入力画像情報を用いて入力画像を複数の
画素ブロックに分割した後、画素ブロック毎に各画素に
ついて非可逆のAOT符号化を行う。そして、AOT符
号化画素ブロック内の全画素が透明または非透明の場合
は、識別符号αCC=0または1を出力する。透明・非
透明が混在でかつ各画素の透明・非透明を閾値で識別可
能の場合は、識別符号αCC=2と閾値Mを出力する。
透明・非透明が混在でかつ各画素の透明・非透明を閾値
で識別不能の場合は、識別符号αCC=3と全画素の透
明・非透明を示すデータを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像圧縮方法およ
び装置、画像圧縮プログラムならびに画像処理装置に関
し、さらに言えば、透明色について可逆的に復元できる
ように非可逆画像圧縮を行う画像圧縮方法と、その画像
圧縮方法を実施する画像圧縮装置および画像圧縮プログ
ラム、ならびにその画像圧縮装置または画像圧縮プログ
ラムを用いる画像処理装置に関する。
【0002】本発明は、コンピュータ・グラフィックス
(CG)、アニメーション、ゲームなどで使用されるい
わゆる「人工画像」の圧縮処理に好適に使用できるもの
である。
【0003】
【従来の技術】「ディジタル画像情報」は、「自然画
像」を任意の方法でディジタル化して得られる情報や、
人工的に生成される情報であるが、文字(テキスト)デ
ータやディジタル音声データに比べて情報量がはるかに
大きい。このため、ディジタル画像情報をそのままの状
態で放送、通信等しようとすると、極めて高い伝送速度
が必要となり、使用する設備のコストが非現実的なほど
高くなってしまう。そこで、何らかの方法でその情報量
を削減することが必要である。この要請に応えて開発さ
れたのが「画像圧縮技術」である。
【0004】一般に、画像には冗長な成分が含まれてい
ることが多いため、その冗長成分を効果的に削減するだ
けで、かなりの情報圧縮が可能となる。ある画像に含ま
れている冗長成分の多少は「冗長度」で表される。ここ
に、画像の「冗長度」とは、ある画像情報に含まれる冗
長成分の割合を示すものであり、空間的冗長度、時間的
冗長度、構造的冗長度などがある。「画像圧縮技術」
は、画像に含まれている冗長成分を種々の方法(アルゴ
リズム)で削減することによって、画像の持つ情報量を
低減させる技術である。
【0005】画像圧縮方法には、圧縮処理による損失が
なく、元の画像と同じ画像を完全に復元できる「可逆圧
縮方法」と、圧縮処理による損失があり、元の画像と同
じ画像を表していることは分かるが、元の画像とは差異
がある「非可逆圧縮方法」がある。「可逆圧縮方法」
は、元の画像と同じ画像を完全に復元できる利点がある
が、圧縮率は低くなる。他方、「非可逆圧縮方法」は、
冗長成分を効果的に除去できるので、元の画像と同じ画
像を完全には復元できないが、「可逆圧縮方法」に比べ
て圧縮率が高いという利点がある。したがって、「可逆
圧縮方法」と「非可逆圧縮方法」は、必要あるいは目的
に応じて選択して使用される。
【0006】「可逆圧縮方法」としては、「Lempel Ziv
Welch(LZW)データ圧縮」、GIF(Graphics Int
erchange Format)、ハフマン(Huffman)符号
を用いたPNG(Portable Network Graphics)などが
知られている。また、「非可逆圧縮方法」としては、離
散コサイン変換(Discrete Cosine Transformation、D
CT)を用いたH261やJPEG(Joint Photograph
ic Experts Group)、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)、適応的直交変換(Adaptive Orthogonal Tr
ansform,AOT)を用いたベクトル量子化(特開200
0−197054号公報参照)、ウェーブレット(Wave
let)変換を用いたものなどが知られている。
【0007】近年、画像処理分野において、画像を構成
する複数の物体を分離して扱い、必要に応じてそれらの
物体を組み合わせて所望の一画像を再構成する手法が普
及している。これは、物体単位での操作や物体同士の合
成が可能となるため、情報処理の効率化を図ることがで
きるからである。この手法では、画像を形成する各画素
の色を示す「画素値情報」に加えて、各物体の形状を示
す「形状情報」が必要となるが、その形状情報の一つと
して「透過度情報」を用いるものがある。この「透過度
情報」は、一般に多値であるが、二値の場合もある。二
値の場合、「透過度情報」は「透明」と「不透明」の二
つの状態を示す。三値の場合は、「透明」と「不透明」
と「半透明」の三つの状態を示す。
【0008】「不透明」と指定された画素は、その画素
の背景を完全に隠してしまうので、その画素を通して背
景はまったく見えない。他方、「透明」と指定された画
素は、その画素の背景を隠さないので、その画素を通っ
て背景が完全に透き通って見えることになる。「半透
明」と指定された画素は、「透明」と「不透明」の中間
の状態であり、その画素と背景とが混合されて見えるこ
とになる。
【0009】ところで、「透明色」が割り当てられた画
素を含む画像情報を非可逆圧縮方法で圧縮すると、伸長
した後に透明領域と不透明領域との境界付近において画
質が劣化する、という問題が生じる。これは、非可逆圧
縮における情報の損失により、透明領域の画素の色と不
透明領域の画素の色とが混合されてしまうことに起因す
る。そこで、この問題を回避するために、従来より種々
の方法が開発・提案されている。
【0010】例えば、特開平11−205788号公報
には、透明領域を含む画像情報を非可逆圧縮方法で圧縮
しても、透明領域と不透明領域の境界領域の画質劣化を
防止できる方法が開示されている。この方法では、画像
の透明領域を示す「領域データ」を伴う画像データを圧
縮処理する際に、その領域データを用いて、画像の透明
領域に属する画素の画素値を変更する画像変更処理を行
う。
【0011】上記領域データとしては、例えば「マスク
画像データ」を用いる。この「マスク画像データ」は、
画像データと一対一対応する画素で構成されており、そ
の各画素が透明または不透明のいずれかを示す二値の画
素値のいずれかを持つものである。この「マスク画像デ
ータ」を用いて、透明領域に属する各画素の色値が変更
される。こうして変更された色値は、不透明領域の境界
近傍の画素の色値に近似する値になっており、透明領域
に属する画素同士の色値も近似する度合いが高められて
いる。
【0012】こうして透明領域に属する各画素の色値が
変更された後、この変更された色値をもつ画素群を含む
画像データについて、公知の方法により可逆または非可
逆の圧縮処理を行う。こうすることにより、透明領域の
圧縮率を高めると共に、透明領域と不透明領域の境界領
域の画質劣化が防止される。
【0013】また、特開平10−89719号公報に
は、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)の
ように画素ブロック毎に画像を処理する場合において、
透明画素を正しく復元できるようにした方法が開示され
ている。この方法では、単位画像データ(つまり画素ブ
ロック毎)に元の画像データの各画素について、それが
透明であるか不透明であるかを識別する「付加データ」
としての「マスクパターン」を使用している。このマス
クパターンは、圧縮された画像データ単位との対応関係
をもって伝送される。圧縮された画像データを伸長する
場合は、マスクパターンにより透明と指定されている画
素については、伸長画像データに関係なく強制的に透明
画素とされる。こうすることにより、高画質の画像を非
可逆圧縮して伝送しても、伸長デコード後に透明画素が
正しく復元される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−205788号公報に開示された方法では、透明
領域に属する画素の各々について色値を変更して変更画
像データを生成し、その変更画像データについて圧縮処
理を行うため、処理が複雑になると共に、圧縮に要する
時間が長くなるという問題がある。
【0015】また、特開平10−89719号公報に開
示された方法では、十分な符号化効率が得られないとい
う問題がある。
【0016】さらに、AOTを利用したゲーム機向けの
画像圧縮方法はいくつか存在するが、それらはいずれ
も、透明色を表す画像情報を圧縮する効率が不十分であ
る、という問題がある。
【0017】本発明は、これらの問題点を解消すべくな
されたものであり、その目的とするところは、画素値と
して透明を表現する値が割り当てられた画像情報の全体
を非可逆圧縮しながら、透明色については可逆圧縮が可
能な画像圧縮方法と、その画像圧縮方法を実行する画像
圧縮装置および画像圧縮プログラムならびに画像処理装
置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、画素値として透明を
表現する値が割り当てられた画像情報を、従来のAOT
を利用した画像圧縮方法よりも高い符号化効率で圧縮で
きる画像圧縮方法と、その画像圧縮方法を実行する画像
圧縮装置および画像圧縮プログラムならびに画像処理装
置を提供することにある。
【0019】本発明のさらに他の目的は、画素値として
透明を表現する値が割り当てられた画像情報を、従来よ
り簡単な処理方法でかつ短時間で圧縮できる画像圧縮方
法と、その画像圧縮方法を実行する画像圧縮装置および
画像圧縮プログラムならびに画像処理装置を提供するこ
とにある。
【0020】上記以外の本発明の目的は、以下の説明に
よって明らかにされる。
【0021】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の
画像圧縮方法は、(a) 画素値として透明を表現する
値が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り
込み、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画
像情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定す
る透明画素指定情報を生成し、(c) 前記入力画像情
報を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む複数の
画素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を生成
し、(d) 前記画素ブロック画定情報を用いて、前記
画素ブロック毎に前記入力画像情報および前記透明画素
指定情報について非可逆符号化を行い、もって符号化入
力画像情報を生成し、(e) 前記符号化入力画像情報
に基づいて、前記画素ブロック毎に、透明画素のみを含
んでいるか、非透明画素のみを含んでいるか、または透
明画素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断し、
(f) 前記(e)において、前記画素ブロックが透明
画素のみを含んでいると判断した場合には所定の識別符
号に第1値を付与し、前記画素ブロックが非透明画素の
みを含んでいると判断した場合には前記識別符号に第2
値を付与し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素
の双方を含んでいると判断した場合には、その画素ブロ
ック内の非透明画素の画素値の第1所定値とその画素ブ
ロック内の透明画素の画素値の第2所定値とを比較し、
(g) 前記(f)における比較結果に応じて、前記識
別符号に第3値を付与すると共に前記第1所定値または
前記第2所定値を示すデータを出力し、あるいは前記識
別符号に第4値を付与すると共に前記画素ブロック内の
全画素についてその透明・不透明を示すデータを出力す
ることを特徴とするものである。
【0022】(2) 本発明の第1の画像圧縮方法で
は、(a)において、画素値として透明を表現する値が
割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り込ん
でから、(b)において、前記入力画像情報を用いてそ
の入力画像情報に対応する入力画像に含まれる透明画素
を指定する透明画素指定情報を生成する。そして、
(c)において、前記入力画像情報を用いて、前記入力
画像を所定数の画素を含む複数の画素ブロックに分割す
る画素ブロック画定情報を生成してから、(d)におい
て、その画素ブロック画定情報を用いて前記画素ブロッ
ク毎に前記入力画像情報および前記透明画素指定情報に
ついて非可逆符号化を行い、もって符号化入力画像情報
を生成する。
【0023】さらに、(e)では、前記符号化入力画像
情報に基づいて、前記画素ブロック毎に、透明画素のみ
を含んでいるか、非透明画素のみを含んでいるか、また
は透明画素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断す
る。その結果、(f)において、前記画素ブロックが透
明画素のみを含んでいると判断した場合には所定の識別
符号に第1値を付与し、前記画素ブロックが非透明画素
のみを含んでいると判断した場合には前記識別符号に第
2値を付与する。また、前記画素ブロックが透明画素と
非透明画素の双方を含んでいると判断した場合には、さ
らにその画素ブロック内の非透明画素の画素値の第1所
定値とその画素ブロック内の透明画素の画素値の第2所
定値とを比較する。そして、(g)において、前記
(f)における比較結果に応じて、前記識別符号に第3
値を付与すると共に前記第1所定値または前記第2所定
値を示すデータを出力し、あるいは前記識別符号に第4
値を付与すると共に前記画素ブロック内の全画素につい
てその透明・不透明を示すデータを出力する。
【0024】本発明の第1の画像圧縮方法では、前記入
力画像情報をこのようにして圧縮するので、透明画素の
みまたは非透明画素のみを含む前記画素ブロックについ
ては、前記識別符号の第1値と第2値を参照することに
よってそれぞれ正確に復元できる。
【0025】また、透明画素と非透明画素の双方を含ん
でいる場合には、その画素ブロック内の非透明画素の画
素値の第1所定値とその画素ブロック内の透明画素の画
素値の第2所定値とを比較した結果、前記識別符号に第
3値が付与されたならば、その第3値と前記第1所定値
または前記第2所定値を示すデータを参照して正確に復
元できる。
【0026】透明画素と非透明画素の双方を含んでいる
場合で、その画素ブロック内の非透明画素の画素値の第
1所定値とその画素ブロック内の透明画素の画素値の第
2所定値とを比較した結果、前記識別符号に第4値が付
与されたならば、前記画素ブロック内の全画素について
その透明・不透明を示すデータを参照して正確に復元で
きることは明らかである。
【0027】以上述べたように、本発明の第1の画像圧
縮方法では、前記入力画像情報の全体を非可逆圧縮しな
がら、透明画素を指定する前記透明画素指定情報(つま
り透明色)については可逆圧縮が可能となる。
【0028】また、前記符号化入力画像情報に基づい
て、前記画素ブロック毎に透明画素のみを含んでいる
か、非透明画素のみを含んでいるか、または透明画素と
非透明画素の双方を含んでいるかを判断し、その結果に
応じて前記識別符号に第1値〜第4値のいずれかを付与
すると共にそれらに応じて異なる処理を行うので、前記
画素ブロック内の全画素について透明・不透明を示すデ
ータを効率よく圧縮することができる。このため、画素
値として透明を表現する値が割り当てられた画像情報
を、従来のAOTを利用した画像圧縮方法よりも高い符
号化効率で可逆圧縮できる。しかも、その可逆圧縮は、
従来より簡単な処理方法でかつ短時間で実行できる。
【0029】(3) 本発明の第1の画像圧縮方法の好
ましい例では、前記(f)において、前記画素ブロック
内の透明画素および非透明画素の画素値として、前記符
号化入力画像情報を復号化して得られる透明画素および
非透明画素の輝度値をそれぞれ使用する。
【0030】本発明の第1の画像圧縮方法の他の好まし
い例では、前記(b)において前記透明画素指定情報を
生成する際に、前記入力画像の持つ特定の色を選択し、
その色を持つ画素を透明に指定する。
【0031】(4) 本発明の第2の画像圧縮方法は、
(a) 画素値として透明を表現する値が割り当てられ
た画像情報を入力画像情報として取り込み、(b) 前
記入力画像情報を用いて、その入力画像情報に対応する
入力画像に含まれる透明画素を指定する透明画素指定情
報を生成し、(c) 前記入力画像情報を用いて、前記
入力画像を所定数の画素を含む複数の画素ブロックに分
割する画素ブロック画定情報を生成し、(d) 前記画
素ブロック画定情報を用いて、前記画素ブロック毎に前
記入力画像情報および前記透明画素指定情報について非
可逆符号化を行い、もって符号化入力画像情報を生成
し、(e) 前記符号化入力画像情報に基づいて、前記
画素ブロック毎に、透明画素のみを含んでいるか、非透
明画素のみを含んでいるか、または透明画素と非透明画
素の双方を含んでいるかを判断し、(f) 前記(e)
において、前記画素ブロックが透明画素のみを含んでい
ると判断した場合には所定の識別符号に第1値を付与
し、前記画素ブロックが非透明画素のみを含んでいると
判断した場合には前記識別符号に第2値を付与し、前記
画素ブロックが透明画素と非透明画素の双方を含んでい
ると判断した場合には、その画素ブロック内において各
画素の透明・不透明を識別するための閾値を設定し、
(g) 前記(f)において、前記閾値を用いて前記画
素ブロック内の全画素の透明・非透明を識別できると判
断した場合には、前記識別符号に第3値を付与すると共
に前記閾値を示すデータを出力し、前記閾値を用いて前
記画素ブロック内の全画素の透明・非透明を識別できな
いと判断した場合には、前記識別符号に第4値を付与す
ると共に前記画素ブロック内の全画素について透明・不
透明を示すデータを出力することを特徴とするものであ
る。
【0032】(5) 本発明の第2の画像圧縮方法は、
上述した本発明の第1の画像圧縮方法において、各画素
の透明・不透明を識別するための閾値を使用するように
パラグラフ(f)と(g)の内容を変更したものに相当
する。よって、本発明の第1の画像圧縮方法で述べたの
と同じ理由により、同じ効果が得られる。
【0033】(6) 本発明の第2の画像圧縮方法の好
ましい例では、前記(f)において、前記画素ブロック
内の透明画素および非透明画素の画素値として、前記符
号化入力画像情報を復号化して得られる透明画素および
非透明画素の輝度値をそれぞれ使用する。
【0034】本発明の第2の画像圧縮方法の他の好まし
い例では、前記(b)において前記透明画素指定情報を
生成する際に、前記入力画像の持つ特定の色を選択し、
その色を持つ画素を透明に指定する。
【0035】(7) 本発明の第1の画像圧縮装置は、
上述した本発明の第1の画像圧縮方法に対応するもので
あって、(a) 画素値として透明を表現する値が割り
当てられた画像情報を入力画像情報として取り込む手段
と、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画像
情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定する
透明画素指定情報を生成する手段と、(c) 前記入力
画像情報を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む
複数の画素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を
生成する手段と、(d) 前記画素ブロック画定情報を
用いて、前記画素ブロック毎に前記入力画像情報および
前記透明画素指定情報について非可逆符号化を行い、も
って符号化入力画像情報を生成する手段と、(e) 前
記符号化入力画像情報に基づいて、前記画素ブロック毎
に、透明画素のみを含んでいるか、非透明画素のみを含
んでいるか、または透明画素と非透明画素の双方を含ん
でいるかを判断する手段と、(f) 前記手段(e)に
おいて、前記画素ブロックが透明画素のみを含んでいる
と判断した場合には所定の識別符号に第1値を付与し、
前記画素ブロックが非透明画素のみを含んでいると判断
した場合には前記識別符号に第2値を付与し、前記画素
ブロックが透明画素と非透明画素の双方を含んでいると
判断した場合には、その画素ブロック内の非透明画素の
画素値の第1所定値とその画素ブロック内の透明画素の
画素値の第2所定値とを比較する手段と、(g) 前記
手段(f)における比較結果に応じて、前記識別符号に
第3値を付与すると共に前記第1所定値または前記第2
所定値を示すデータを出力し、あるいは前記識別符号に
第4値を付与すると共に前記画素ブロック内の全画素に
ついてその透明・不透明を示すデータを出力する手段と
を備えてなることを特徴とするものである。
【0036】(8) 本発明の第1の画像圧縮装置は、
上述した本発明の第1の画像圧縮方法に対応するので、
そこで述べたのと同じ理由により同じ効果が得られる。
【0037】(9) 本発明の第2の画像圧縮装置は、
上述した本発明の第2の画像圧縮方法に対応するもので
あって、(a) 画素値として透明を表現する値が割り
当てられた画像情報を入力画像情報として取り込む手段
と、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画像
情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定する
透明画素指定情報を生成する手段と、(c) 前記入力
画像情報を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む
複数の画素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を
生成する手段と、(d) 前記画素ブロック画定情報を
用いて、前記画素ブロック毎に前記入力画像情報および
前記透明画素指定情報について非可逆符号化を行い、も
って符号化入力画像情報を生成する手段と、(e) 前
記符号化入力画像情報に基づいて、前記画素ブロック毎
に、透明画素のみを含んでいるか、非透明画素のみを含
んでいるか、または透明画素と非透明画素の双方を含ん
でいるかを判断する手段と、(f) 前記手段(e)に
おいて、前記画素ブロックが透明画素のみを含んでいる
と判断した場合には所定の識別符号に第1値を付与し、
前記画素ブロックが非透明画素のみを含んでいると判断
した場合には前記識別符号に第2値を付与し、前記画素
ブロックが透明画素と非透明画素の双方を含んでいると
判断した場合には、その画素ブロック内において各画素
の透明・不透明を識別するための閾値を設定する手段
と、(g) 前記手段(f)において、前記閾値を用い
て前記画素ブロック内の全画素の透明・非透明を識別で
きると判断した場合には、前記識別符号に第3値を付与
すると共に前記閾値を示すデータを出力し、前記閾値を
用いて前記画素ブロック内の全画素の透明・非透明を識
別できないと判断した場合には、前記識別符号に第4値
を付与すると共に前記画素ブロック内の全画素について
その透明・不透明を示すデータを出力する手段とを備え
てなることを特徴とするものである。
【0038】(10) 本発明の第2の画像圧縮装置
は、上述した本発明の第2の画像圧縮方法に対応するの
で、そこで述べたのと同じ理由により同じ効果が得られ
る。
【0039】(11) 本発明の第1の画像圧縮プログ
ラムは、上述した本発明の第1の画像圧縮方法に対応す
るものであって、(a) 画素値として透明を表現する
値が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り
込み、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画
像情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定す
る透明画素指定情報を生成し、(c) 前記入力画像情
報を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む複数の
画素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を生成
し、(d) 前記画素ブロック画定情報を用いて、前記
画素ブロック毎に前記入力画像情報および前記透明画素
指定情報について非可逆符号化を行い、もって符号化入
力画像情報を生成し、(e) 前記符号化入力画像情報
に基づいて、前記画素ブロック毎に、透明画素のみを含
んでいるか、非透明画素のみを含んでいるか、または透
明画素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断し、
(f) 前記(e)において、前記画素ブロックが透明
画素のみを含んでいると判断した場合には所定の識別符
号に第1値を付与し、前記画素ブロックが非透明画素の
みを含んでいると判断した場合には前記識別符号に第2
値を付与し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素
の双方を含んでいると判断した場合には、その画素ブロ
ック内の非透明画素の画素値の第1所定値とその画素ブ
ロック内の透明画素の画素値の第2所定値とを比較し、
(g) 前記(f)における比較結果に応じて、前記識
別符号に第3値を付与すると共に前記第1所定値または
前記第2所定値を示すデータを出力し、あるいは前記識
別符号に第4値を付与すると共に前記画素ブロック内の
全画素について透明・不透明を示すデータを出力する、
という手順をコンピュータに実行させるものである。
【0040】(12) 本発明の第2の画像圧縮プログ
ラムは、上述した本発明の第2の画像圧縮方法に対応す
るものであって、(a) 画素値として透明を表現する
値が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り
込み、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画
像情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定す
る透明画素指定情報を生成し、(c) 前記入力画像情
報を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む複数の
画素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を生成
し、(d) 前記画素ブロック画定情報を用いて、前記
画素ブロック毎に前記入力画像情報および前記透明画素
指定情報について非可逆符号化を行い、もって符号化入
力画像情報を生成し、(e) 前記符号化入力画像情報
に基づいて、前記画素ブロック毎に、透明画素のみを含
んでいるか、非透明画素のみを含んでいるか、または透
明画素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断し、
(f) 前記(e)において、前記画素ブロックが透明
画素のみを含んでいると判断した場合には所定の識別符
号に第1値を付与し、前記画素ブロックが非透明画素の
みを含んでいると判断した場合には前記識別符号に第2
値を付与し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素
の双方を含んでいると判断した場合には、その画素ブロ
ック内において各画素の透明・不透明を識別するための
閾値を設定し、(g) 前記(f)において、前記閾値
を用いて前記画素ブロック内の全画素の透明・非透明を
識別できると判断した場合には、前記識別符号に第3値
を付与すると共に前記閾値を示すデータを出力し、前記
閾値を用いて前記画素ブロック内の全画素の透明・非透
明を識別できないと判断した場合には、前記識別符号に
第4値を付与すると共に前記画素ブロック内の全画素に
ついてその透明・不透明を示すデータを出力する、とい
う手順をコンピュータに実行させるものである。
【0041】(13) 本発明の画像処理装置は、上述
した本発明の第1または第2の画像圧縮装置または上述
した本発明の第1または第2の画像圧縮プログラムを備
えるものである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面を参照しながら説明する。
【0043】図1および図2は、本発明の一実施形態の
画像圧縮方法の各ステップを示すフローチャートであ
る。この画像圧縮方法は、図7に示す画像圧縮装置を使
用して実行される。
【0044】図7に示す画像圧縮装置50は、透明画素
指定手段51と、RGB−YUV変換手段52と、画素
ブロック画定手段53と、AOT符号化(圧縮)手段5
4と、AOT復号化(伸張)手段55と、比較手段56
とを備えている。
【0045】ここでは、入力画像情報DINで表示される
入力画像が、24ビットのビットマップ型RGBカラー
画像であるとする。つまり、その入力画像を構成する画
素が各々、光の三原色である赤色(R)、緑色(G)、
青色(B)で表されており、それら画素の持つ色を表示
する値を持っている。R、G、Bの値がそれぞれ8ビッ
トで表されているとすると、R、G、Bはそれぞれ0〜
255の範囲に含まれる一つの値を持つ。
【0046】なお、本発明は、ビットマップ型RGBカ
ラー画像に限定されるものではなく、他の任意の画像に
対しても適用可能であることは言うまでもない。
【0047】透明画素指定手段51は、入力画像情報D
INを取り込み、その入力画像情報D INに対応する入力画
像(図示せず)中に含まれるすべての画素の値(画素
値)を調査して、それらの画素の各々が透明であるか否
かを判定する。換言すれば、入力画像中に含まれる透明
画素を指定する。透明画素指定手段51は、こうして得
られた透明画素に関する情報を、透明画素指定情報DTS
としてRGB−YUV変換手段52に出力する。また、
取り込んだ入力画像情報DINについては、何ら変更を加
えずにRGB−YUV変換手段52にそのまま出力す
る。
【0048】RGB−YUV変換手段52は、入力画像
情報DINに基づいて、入力画像を形成するRGBで表さ
れた各画素の色を所定の方法で変換し、輝度(Y)と二
つの色差(UとV)で表示する。こうして、各画素値が
Y、U、Vの三つの値で表された、つまり「YUV変
換」された入力画像情報DINYを生成する。そして、そ
の入力画像情報DINYを画素ブロック画定手段53に出
力する。
【0049】RGB−YUV変換手段52はまた、透明
画素指定手段51から送られてきた透明画素指定情報D
TSと入力画像情報DINとに基づいて、入力画像に含まれ
る全画素から透明画素のみを選択して「αマップ」を生
成する。こうして生成された「αマップ」を定義する情
報(つまりαマップ情報)は、「YUV変換」された入
力画像情報DINYの中に含められており、入力画像情報
INYと共に画素ブロック画定手段53に送られる。
【0050】「αマップ」は、入力画像から透明画素の
みを取り出して構成されるもので、入力画像中の透明画
素の配置を示すマップである。「αマップ」の一例を図
4に示す。
【0051】画素ブロック画定手段53は、RGB−Y
UV変換手段52から送られるYUV変換された入力画
像情報DINYに基づいて、縦横でそれぞれ所定数の画素
を含む矩形の画素ブロック(マクロブロック)を画定す
る。つまり、入力画像を複数の画素ブロックに分割す
る。これら画素ブロックは、画素ブロック画定情報DBL
によって定義される。画素ブロック画定手段53は、画
素ブロック画定情報DBLを、YUV変換された入力画像
情報DINYと共にAOT符号化(圧縮)手段54に出力
する。
【0052】AOT符号化(圧縮)手段54は、画素ブ
ロック画定手段53から送られたYUV変換された入力
画像情報DINYおよび画素ブロック画定情報DBLに基づ
き、公知のAOT(適応的直交変換)法に従って画素ブ
ロック毎に入力画像情報DIN Yを符号化して圧縮する。
こうして、入力画像情報DINYから符号化(圧縮)入力
画像情報DINCODを生成する。
【0053】この時、詳細は後述するが、入力画像情報
INYに基づいて、透明画素と非透明画素の混在する画
素ブロックについて、全画素のY成分(輝度成分)D
YCODがAOT復号化(伸張)手段55によって復号化さ
れる。そして、こうして得られる復号化Y成分DYに基
づいて、比較手段56によって、画素ブロック毎に透明
画素のY成分の最大値Mと非透明画素のY成分の最小値
mとが比較され、比較結果DMMがAOT符号化(圧縮)
手段54に出力される。符号化(圧縮)入力画像情報D
INCODには、比較結果DMMが反映される。
【0054】AOT(適応的直交変換)法の具体的内容
は公知であり、またこの実施形態への適用は当業者にと
って自明であるから、ここでは詳述しない。AOT法の
具体的内容は、例えば、特開2000−197054号
公報に開示されている。
【0055】AOT符号化(圧縮)手段54で生成され
た符号化(圧縮)入力画像情報DIN CODは、符号化され
た入力画像情報DINYだけでなく、透明画素指定情報D
TSと画素ブロック画定情報DBLをも含んでいる。
【0056】上述した画像圧縮装置50で得られる符号
化(圧縮)入力画像情報DINCODは、図8に示す描画装
置60で伸張されて再現される。この描画装置60は、
図8に示すように、AOT復号化(伸張)手段61と描
画手段62とを有している。
【0057】AOT復号化(伸張)手段61は、画像圧
縮装置50で得た符号化(圧縮)入力画像情報DINCOD
を取り込み、それをAOT法に従って復号化つまり伸張
する。その結果、符号化(圧縮)入力画像情報DINCOD
から、復号化(伸張)画像情報DINDECと、透明画素指
定情報DTSDECとが生成される。こうして生成される透
明画素指定情報DTSDECと復号化(伸張)画像情報D
INDECは、描画手段61に送られる。
【0058】描画手段62は、送られてきた復号化(伸
張)画像情報DINDECと透明画素指定情報DTSDECに基づ
いて、所定の方法で描画を行い、出力画像情報DOUT
生成して所定の表示装置(例えばディスプレイ・モニタ
ー)に向けて出力する。こうして、入力画像情報DIN
対応する入力画像がその表示装置の画面に表示される。
【0059】図10は、以上の構成を持つ画像圧縮装置
50と描画装置60を備えた画像処理装置100の構成
例を示す。この画像処理装置100によれば、ディスプ
レイ・モニタのような表示装置101を接続することに
より、入力画像情報DINに対応する入力画像が表示され
る。
【0060】次に、本発明の一実施形態の画像圧縮方法
について、図1と図2に示すフローチャートを参照しな
がら説明する。この画像圧縮方法は、上述した画像圧縮
装置50で実行されるが、他の構成の画像圧縮装置でも
実行は可能である。
【0061】この画像圧縮方法では、まず最初に、図1
のステップS1で、入力画像に対応する入力画像情報D
INを取り込む。ここでは、図3に示すような、24ビッ
トのビットマップ・RGBカラー画像10を取り込むと
する。この画像10は、縦16画素、横20画素、合計
320画素からなるRGBカラー画像である。
【0062】画像10を構成する画素11の値(画素
値)は、それぞれ (R,G,B)=(0〜255,0〜255,0〜25
5) と表される。
【0063】ステップS2では、入力画像10中の透明
画素を指定するため、「α指定色」を選択する。つま
り、RGB入力画像10の中で透明色とすべき画素11
のR,G,Bの値を任意に指定する。例えば、 (R,G,B)=(100,100,100) と指定する。すると、この指定に合致する画素11bが
透明画素となり、残りの画素11aが非透明画素とな
る。
【0064】ステップS1とS2は、画像圧縮装置50
の透明画素指定手段51が実行する。
【0065】ステップS3では、ステップS2で指定し
た「α指定色」に応じて、RGB入力画像10を構成す
る画素11の中から透明な画素11bを選択する。これ
は、全画素11の中から、例えば (R,G,B)=(100,100,100) である画素11を選択することにより容易に実現でき
る。
【0066】図4は、こうしてRGB入力画像10の中
から透明画素11bのみを取り出したときの状態を示
す。こうして生成される画像20が「αマップ」であ
る。このαマップ20は、RGB入力画像10の透明画
素11bのみを含む透明領域26は画素値を持っている
が、RGB入力画像10の非透明画素11aのみを含む
非透明領域25は画素値(R、G、Bの値)を持ってい
ない。このαマップ20の透明領域26の各画素21
は、RGB入力画像10の各透明画素11bと一対一に
対応している。
【0067】ステップS4では、図3に示すRGB入力
画像10中の非透明画素11aについて、以下の式
(1)、(2)、(3)に従ってYUV変換を行う。こ
の時、RGB入力画像10中の非透明画素11aの選択
には、αマップ20を利用する。つまり、RGB入力画
像10中の各画素11がαマップ20の透明領域26に
あるか否かを順に判定する。そして、透明領域26にあ
ると判定されると、その画素11は透明画素11bであ
ることが分かり、透明領域26にないと判定されると、
その画素11は非透明画素11aであることが分かる。
こうして、RGBカラー画像10は、図5に示すYUV
カラー入力画像30に変換される。
【0068】 Y = 0.29900*R + 0.58700*G + 0.11400*B (1) U = −0.16874*R − 0.33126*G + 0.50000*B + HLF_LUMI (2) V = 0.50000*R − 0.41869*G − 0.08131*B + HLF_LUMI (3) ただし、HLF_LUMI=128である。
【0069】その結果、YUVカラー入力画像30の各
非透明画素11aは、 (Y,U,V)=(0〜255,0〜255,0〜25
5) と表される。つまり、輝度Yは0〜255の256個の
値のいずれか一つを取り、色差UとVもそれぞれ0〜2
55の256個の値のいずれか一つを取る。
【0070】このYUV変換の際に、YUVカラー入力
画像30の透明画素31bについては、上記式(1)、
(2)、(3)に従わず、Y、U、Vの値を強制的に適
当な値に設定する。例えば、Y=0、U=127、V=
127に設定する。つまり、透明画素31bについて
は、 (Y,U,V)=(0,127,127) と強制的に設定する。これは、輝度Yについてはその採
りうる値の最小値に設定し、色差UとVについてはその
採りうる値の最大値に設定することを意味する。したが
って、すべての透明画素31bのY,U,Vの値は、そ
れぞれ同一になる。
【0071】このようにYUV変換をする理由は、輝度
Yと二つの色差UとVで表される信号は、R、G、Bの
三原色の信号に比べて情報量が少なくなるからであり、
また発生頻度分布が狭いからである。また、YUVカラ
ー入力画像30の透明画素31bについて、Y、U、V
の値を強制的に固定値に設定するのは、画像30におい
て透明色を指定するためである。
【0072】その結果、YUVカラー入力画像30は、
図5に示すように、RGB入力画像10の非透明画素1
1aに対応する非透明画素31aと、RGB入力画像1
0の透明画素11bに対応する透明画素31bとから構
成される。
【0073】ステップS3とS4は、RGB−YUV変
換手段52が実行する。
【0074】続いて、以下のステップでは、公知のAO
T法に従ってYUVカラー入力画像30をAOT符号化
すなわち圧縮する。
【0075】まず最初に、ステップS5において、図5
に示すように、YUVカラー入力画像30に含まれる全
画素31を、所定数の画素からなる「画素ブロック」3
2に分割する。ここでは、画素ブロック32を、縦4画
素、横4画素で合計16画素(4×4=16)から構成
する。その結果、YUVカラー入力画像30は、縦4
個、横5個の合計20個の画素ブロック32に分割され
る。以後の処理は、画素ブロック32を単位として行
う。
【0076】YUVカラー入力画像30に含まれる全画
素31を画素ブロック32に分割すると、図6に示すよ
うに、各画素ブロック32は、非透明画素31aのみを
含む画素ブロック32aと、透明画素31bのみを含む
画素ブロック32cと、非透明画素31aと透明画素3
1bとが混在した画素ブロック32bの三種類に分かれ
る。また、非透明画素31aと透明画素31bとが混在
した画素ブロック32bは、非透明画素31aのAOT
復号後のY成分(輝度)の最小値mと透明画素31bの
AOT復号後のY成分の最大値Mの関係がM<mである
ものと、M≧mであるものに分かれる。つまり、画素ブ
ロック32は四種類に分けることができる。よって、以
下のステップでは、データ量が可能な限り少なくなるよ
うに、それら四種類に応じて異なる処理を行う。
【0077】ステップS5は、画素ブロック画定手段5
3が実行する。
【0078】次に、以下に述べるようにして、画素ブロ
ック32毎に、公知のAOT法にしたがって、画素ブロ
ック32に含まれる全画素31のY、U、Vの値を順に
符号化する。この符号化はAOT符号化手段54が実行
する。
【0079】まず、ステップS6で画素ブロック指定ポ
インタの状態を初期化した後、次のステップS7でその
画素ブロック指定ポインタを未処理の画素ブロック32
に移動する。例えば、図5に示すYUVカラー入力画像
30の左上角の画素ブロック32に移動する。そして、
次のステップS8で、その画素ブロック32に含まれる
全画素31の持つ画素値(Y、U、V)を順に読み取
り、順次AOT符号化を行う。
【0080】続いて、透明画素指定情報DTSについて、
以下のようにして可逆圧縮する。
【0081】すなわち、ステップS9では、処理を行っ
ている画素ブロック32内のすべての画素31が透明色
に指定されているか否かを判断する。この際に、図4の
αマップ20を使用する。つまり、その画素ブロック3
2の画素31に対応するαマップ20のすべての画素2
1が値を持つか否かを順に調べることにより、画素ブロ
ック32内のすべての画素31が透明色に指定されてい
るか否かを判断する。もし、αマップ20のすべての画
素21が値を持っていれば、画素ブロック32内のすべ
ての画素31が透明色に指定されていることになる。ま
た、αマップ20の画素21のうちの一つでも値を持っ
ていなければ、画素ブロック32内の一部の画素31が
非透明色に指定されていることになる。
【0082】そして、ステップS9において、処理を行
っている画素ブロック32内のすべての画素31が透明
色に指定されていると判断されると、つまり、ポインタ
で指定された画素ブロック32が、透明画素のみを含む
画素ブロック32c(図6参照)であると判断される
と、ステップS17に飛び、画素ブロック識別符号αC
Cの値を0に設定して出力する(αCC=0)。そし
て、ステップS16に進む。
【0083】ここで、「画素ブロック識別符号αCC」
は、画素ブロック32が透明画素のみ、非透明画素の
み、あるいは透明画素と非透明画素の混在かを識別する
ための符号である。
【0084】ステップS9において、処理を行っている
画素ブロック32内のすべての画素31が透明色に指定
されているのでなければ、換言すれば、ポインタで指定
された画素ブロック32が、非透明画素のみを含む画素
ブロック32aまたは透明画素と非透明画素の混在した
画素ブロック32b(図6参照)であれば、次のステッ
プS10に進む。そして、その画素ブロック32内のす
べての画素31が非透明色に指定されているか否かを判
断する。つまり、ポインタで指定された画素ブロック3
2が、非透明画素のみを含む画素ブロック32aである
か否かを判断する。
【0085】ステップS10において、処理を行ってい
る画素ブロック32内のすべての画素31が非透明色に
指定されていると判断されると、つまり、ポインタで指
定された画素ブロック32が非透明画素のみを含む画素
ブロック32aであれば、ステップS18に進み、画素
ブロック識別符号αCCの値を1に設定して出力する
(αCC=1)。そして、次のステップS16に進む。
【0086】ステップS10において、処理を行ってい
る画素ブロック32のすべての画素31が非透明色に指
定されていないと判断されると、つまり、ポインタで指
定された画素ブロック32が透明画素と非透明画素の混
在した画素ブロック32b(図6参照)であれば、次の
ステップS11に進む。
【0087】ステップS11では、処理を行っている画
素ブロック32内の各画素31のY(輝度)成分のみに
ついてAOT復号化(伸張)を行う。このステップS1
1は、AOT復号化(伸張)手段55で実行する。その
結果、その画素ブロック32内の各画素31の輝度情報
YCODから復号化輝度情報DYが生成される。
【0088】処理を行っている画素ブロック32につい
てステップS11を実行するということは、その画素ブ
ロック32が、透明画素31bと非透明画素31aの混
在した画素ブロック32bであることを意味する。しか
し、AOT変換は非可逆変換であるから、ステップS1
1で得られた画素ブロック32bのY成分の値は、AO
T変換前の値(d01,d02,・・・・,d16)と
は異なる。
【0089】次のステップS12では、処理を行ってい
る画素ブロック32bの全画素31についてY成分の値
を調査し、その画素ブロック32b内における非透明画
素31aの最小値をm、透明画素31bの最大値をMに
それぞれ設定する。ステップS12は、AOT復号化
(伸張)手段55で実行する。ここで、mとMの設定法
としては、その値自体を直接指定する方法でもよいし、
その画素ブロック32bの何番目の画素の値であるかを
指定する方法でもよいし、その他の任意の方法でもよ
い。
【0090】そして、次のステップS13において、非
透明画素31aのY成分の最小値mが透明画素31bの
Y成分の最大値Mよりも大きいか否かを判断する。そし
て、M<m、すなわち非透明画素31aのY成分の最小
値mが透明画素31bのY成分の最大値Mよりも大きい
と判断されると、ステップS19に進み、画素ブロック
識別符号αCCの値を2に設定して出力する(αCC=
2)。そして、次のステップS20でその最大値Mの値
を可変長符号に変換してから出力する。そして、ステッ
プS16に進む。
【0091】ステップS13において、M<mでなけれ
ば、すなわち非透明画素31aのY成分の最小値mが透
明画素31bのY成分の最大値Mよりも大きくないと判
断されると、ステップS14に進み、識別符号αCCの
値を3に設定して出力する(αCC=3)。そして、ス
テップS15に進み、固定長2バイトで「αマップ制御
符号」の値をそのまま(直接)出力する。
【0092】ここで「αマップ制御符号」とは、処理を
行っている画素ブロック32中の全画素31についての
透明・非透明を個別に示す符号である。この実施形態で
は、一つの画素ブロック32中に16個の画素31が含
まれているので、例えば、透明を「0」、非透明を
「1」で表せば、「0」または「1」が16個並んだデ
ータとなる。
【0093】ステップS15では、画素ブロック32中
の16個の画素31の透明・非透明を示す値が16個並
ぶので、その時点では圧縮は行われないことになる。
【0094】ステップS16では、すべての画素ブロッ
ク32について上述した処理が終了したか否かを判断す
る。すべての画素ブロック32についての処理が終了し
ていると判断されなければ、ステップS7に戻り、画素
ブロック指定ポインタを次の未処理の画素ブロック32
に移動する。例えば、図5の左上角から右に二番目の画
素ブロック32に移動する。そして、上述したステップ
S8以降の処理を繰り返す。
【0095】ステップS16において、すべての画素ブ
ロック32について処理が終了していると判断される
と、ステップS21に進み、YUV入力画像30の全画
素ブロック32についての透明・非透明を示すデータ群
をランレングス圧縮する。つまり、同じ値の連続する画
素群を符号化の単位とし、その長さつまり画素数(ラン
レングス)を符号化して圧縮するのである。
【0096】さらに、ステップS22において、ランレ
ングス圧縮されたデータ群を識別符号αCCの値(0、
1、2、3)に応じてソートし、αCCの出現頻度の高
い値に最短ビットを与えるように可変長符号圧縮する。
【0097】こうして、圧縮処理を終了する。
【0098】上記実施形態において得られる符号化(圧
縮)入力画像情報DINCODのビット・ストリームの一例
を図9に示す。
【0099】図9に示すように、この符号化(圧縮)入
力画像情報DINCODのビット・ストリーム70は、符号
化(圧縮)画像情報であることを示す「識別情報」や
「量子化係数」などを含むヘッダ71を先頭に有してい
る。そして、ヘッダ71の後に、YUV入力画像30の
20個の画素ブロック(1,1)〜画素ブロック(4,
5)について、それら画素ブロック32毎に符号化(圧
縮)入力画像情報DINCO Dのデータ群72が順に配置さ
れている。これらデータ群72の後に、画素ブロック識
別符号αCCのデータ群73が配置され、その後(つま
り、ビット・ストリーム70の末尾)に、αマップ制御
符号(画素ブロック32内の全画素の透明・不透明を表
す符号)と透明画素31bのY成分の最大値Mからなる
データ群74が配置されている。
【0100】図示はしていないが、ビット・ストリーム
70には、図9に示した情報以外に他の情報のデータ列
も含まれる。例えば、入力画像が「静止画」の場合に
は、αマップ制御符号以外の各種制御符号、制御符号ゼ
ロラン、DC値、DC値ゼロラン、展開係数、AOT基
底情報のデータ列が含まれる。入力画像が「動画」の場
合には、これらに加えて、画素ブロック動き予測方向、
画素ブロック圧縮タイプ、動き補償ベクトルについての
情報のデータ列が含まれる。
【0101】以上述べたように、本発明の上記実施形態
の画像圧縮方法では、画素値として透明を表現する値が
割り当てられた入力画像情報DINを取り込んでから、入
力画像情報DINを用いてその入力画像情報DINに対応す
るRGB入力画像10に含まれる透明画素を指定する透
明画素指定情報DTS(αマップ20)を生成する。そし
て、データ量を少なくするために、入力画像情報DIN
YUV変換してYUV入力画像情報DINYを得る。その
後、YUV入力画像30を16個の画素31を含む20
個の画素ブロック32に分割する画素ブロック画定情報
BLを生成し、その画素ブロック画定情報DBLを用いて
画素ブロック32毎にYUV入力画像情報DINYおよび
透明画素指定情報DTSについて非可逆のAOT符号化を
行う。こうして、符号化入力画像情報DINCODを生成す
る。
【0102】さらに、符号化入力画像情報DINCODに基
づいて、画素ブロック32毎に、透明画素のみを含んで
いるか、非透明画素のみを含んでいるか、または透明画
素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断する。その
結果、画素ブロック32が透明画素のみを含んでいる場
合には画素ブロック識別符号αCCに「0」を付与し、
画素ブロック32が非透明画素のみを含んでいる場合に
はαCCに「1」を付与する。また、画素ブロック32
が透明画素と非透明画素の双方を含んでいる場合には、
さらにその画素ブロック32内の非透明画素31aのY
成分(輝度成分)の最小値mがその画素ブロック32内
の透明画素31bのY成分(輝度成分)の最大値Mより
も大きいか否かを判断する。そして、最小値mが最大値
Mよりも大きい場合には、αCCに「2」を付与すると
共にその最大値Mを示すデータを出力する。最小値mが
最大値Mよりも大きくない場合には、αCCに「3」を
付与すると画素ブロック32内の全画素31について透
明・不透明を示すデータを出力する。
【0103】本発明の上記実施形態の画像圧縮方法で
は、入力画像情報DINをこのようにして圧縮するので、
透明画素31bのみまたは非透明画素31aのみを含む
画素ブロック32については、識別符号αCCの「0」
と「1」を参照することによってそれぞれ正確に復元で
きる。
【0104】また、透明画素31bと非透明画素31a
の双方を含んでいると共に、非透明画素31aのY成分
の最小値mが透明画素31bのY成分の最大値Mよりも
大きい画素ブロック32については、識別符号αCCの
「2」と最大値Mを示すデータとを参照することによっ
て正確に復元できる。すなわち、識別符号αCCの値が
「2」である画素ブロック32について、最大値Mを
「閾値」として用いると、最大値Mより大きいY成分を
持つ画素は非透明であり、最大値Mより大きくないY成
分を持つ画素は透明であることが分かる。よって、識別
符号αCCが「2」である画素ブロック32について
は、透明・不透明を正確に復元できる。
【0105】さらに、透明画素31bと非透明画素31
aの双方を含んでいると共に、Y成分の最小値mがY成
分の最大値Mよりも大きくない画素ブロック32につい
ては、識別符号αCCの値「3」と共に、その画素ブロ
ック32内の全画素31についてその透明・不透明を示
すデータが出力されるので、透明・不透明を正確に復元
できることは明らかである。
【0106】以上述べたように、本発明の上記実施形態
の画像圧縮方法では、入力画像情報DINの全体を非可逆
圧縮しながら、透明画素を指定する透明画素指定情報D
TS(つまり透明色)については可逆圧縮が可能となる。
【0107】また、符号化入力画像情報DINCODに基づ
いて、画素ブロック32毎に透明画素31bのみを含ん
でいるか、非透明画素31aのみを含んでいるか、また
は透明画素31bと非透明画素31aの双方を含んでい
るかを判断し、その結果に応じて画素ブロック識別符号
αCCに「0」、「1」、「2」または「3」のいずれ
かを付与すると共にそれらに応じて異なる処理を行うの
で、画素ブロック32内の全画素31について透明・不
透明を示すデータを効率よく圧縮することができる。こ
のため、画素値として透明を表現する値が割り当てられ
た画像情報DINを、従来のAOTを利用した画像圧縮方
法よりも高い符号化効率で可逆圧縮できる。しかも、そ
の可逆圧縮は、従来より簡単な処理方法でかつ短時間で
実行できる。
【0108】(具体例)発明者が行った試験によると、
上述した本発明の実施形態の画像圧縮方法を用いること
により、画素値として透明を表現する値が割り当てられ
た入力画像情報(画素サイズ:320×240)におい
て、透明を表現する情報が当初辞書型の可逆圧縮方法で
あるZIPにて圧縮した状態で5752ビットから、最
終的には透明情報を付加したことで増加したファイルサ
イズが288ビットに削減されることが確認された。従
って、この画像圧縮方法によれば、透明を表現するデー
タ量が1/20に減少することが確認された。
【0109】上述した実施形態では、Y=0、U=12
7、V=127、つまり透明画素31bについて、
(Y,U,V)=(0,127,127)と強制的に設
定し、輝度Yについてはその採りうる値の最小値に設定
し、色差UとVについてはその採りうる値の最大値に設
定している。しかし、本発明はこれに限定されない。
Y、U、Vにそれぞれ適当な固定値を割り当てれば足り
るからである。
【0110】よって、例えば、Y=127、U=0、V
=0と強制的に設定してもよい。つまり、透明画素31
bについて、(Y,U,V)=(127,0,0)と強
制的に設定してもよい。これは、輝度Yについてはその
採りうる値の最大値に設定し、色差UとVについてはそ
の採りうる値の最小値に設定することを意味する。この
場合には、図2のステップS13での判断が「M>n
?」に変更すれば、上記実施形態と同じ処理フローにし
たがって同じ効果が得られる。
【0111】(変形例)なお、上記実施形態では、二値
の「透過度情報」を用いて各画素を「透明」と「非透
明」の二種類に分けているが、三種類以上に分けてもよ
い。例えば、三種類では、「透明」と「非透明」と「半
透明」に分けられる。
【0112】また、上記実施形態では、入力画像情報の
非可逆符号化方法としてAOT法を使用しているが、本
発明はこの方法に限定されず、DCTなどの他の任意の
非可逆符号化方法も使用可能であることは言うまでもな
い。また、図2のステップS21とS22では、「ラン
レングス圧縮」と「可変長符号化」をそれぞれ行ってい
るが、これらはいっそうのデータ量低減のために行うも
のであるから、これらの一方または双方は省略可能であ
る。また、本発明はこれらの方法に限定されず、「ラン
レングス圧縮」と「可変長符号化」以外にハフマン符号
化などの他の任意の圧縮方法も使用可能である。
【0113】本発明は、静止画にも動画にも適用可能で
あることはもちろんである。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像圧縮
方法および装置、画像圧縮プログラムならびに画像処理
装置によれば、画素値として透明を表現する値が割り当
てられた画像情報の全体を非可逆圧縮しながら、透明色
については可逆圧縮が可能となる。また、その画像情報
を従来のAOTを利用した画像圧縮方法よりも高い符号
化効率で圧縮できる。さらに、その画像情報を従来より
簡単な処理方法でかつ短時間で圧縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像圧縮方法の各ステッ
プを示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施形態の画像圧縮方法の各ステッ
プを示すフローチャートで、図1の続きである。
【図3】本発明の一実施形態の画像圧縮方法で使用する
RGBカラー入力画像の一例を示す概略説明図である。
【図4】図3のRGBカラー入力画像において透明画素
のみを選択して得られるαマップを示す概略説明図であ
る。
【図5】図3のRGBカラー入力画像をYUV変換して
得たYUV入力画像を、複数の画素ブロックに分けた状
態を示す概略説明図である。
【図6】図5のYUV入力画像の画素ブロック内の画素
の透明・非透明状態を示す概略説明図である。
【図7】本発明の一実施形態の画像圧縮方法の実施に使
用する画像圧縮装置の構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態の画像圧縮方法を用いて圧
縮した入力画像情報を復元・再生するのに使用する描画
装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図9】本発明の一実施形態の画像圧縮方法で使用され
る符号化(圧縮)入力画像情報のビット・ストリームの
一例を示す概念図である。
【図10】本発明の一実施形態の画像圧縮方法を利用す
る画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 RGB入力画像 11 RGB入力画像の画素 11a RGB入力画像の非透明画素 11b RGB入力画像の透明画素 20 αマップ 21 αマップの透明画素に対応する領域 22 αマップの非透明画素に対応する領域 30 YUV入力画像 31 YUV入力画像の画素 31a YUV入力画像の非透明画素 31b YUV入力画像の透明画素 32 YUV入力画像の画素ブロック 32a YUV入力画像の非透明画素のみを含む画素ブ
ロック 32b YUV入力画像の透明画素と非透明画素が混在
する画素ブロック 32c YUV入力画像の透明画素のみを含む画素ブロ
ック 50 画像圧縮装置 51 透明画素指定手段 52 RGB−YUV変換手段 53 画素ブロック画定手段 54 AOT符号化(圧縮)手段 55 AOT復号化(伸張)手段 56 比較手段 60 描画装置 61 AOT復号化(伸張)手段 62 描画手段 70 ビット・ストリーム 71 ヘッダ 72 画素ブロック毎の符号化(圧縮)画像情報 73 画素ブロック識別符号αCC 74 αマップ制御符号 74 αマップ情報 100 画像処理装置 101 画像表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 深雪 東京都三鷹市上連雀1丁目1番5−601号 シェッジ有限会社内 (72)発明者 徳永 隆治 茨城県つくば市吾妻4−201−508 Fターム(参考) 5C059 KK01 MA21 MB14 MB16 MB23 MB27 MC18 MC38 ME02 PP12 TA17 TB08 TB18 TC47 UA02 UA39 5C078 AA04 BA21 BA53 BA57 CA01 DA00 DA01 DA02 DB12 EA08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 画素値として透明を表現する値
    が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り込
    み、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画像
    情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定する
    透明画素指定情報を生成し、(c) 前記入力画像情報
    を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む複数の画
    素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を生成し、
    (d) 前記画素ブロック画定情報を用いて、前記画素
    ブロック毎に前記入力画像情報および前記透明画素指定
    情報について非可逆符号化を行い、もって符号化入力画
    像情報を生成し、(e) 前記符号化入力画像情報に基
    づいて、前記画素ブロック毎に、透明画素のみを含んで
    いるか、非透明画素のみを含んでいるか、または透明画
    素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断し、(f)
    前記(e)において、前記画素ブロックが透明画素の
    みを含んでいると判断した場合には所定の識別符号に第
    1値を付与し、前記画素ブロックが非透明画素のみを含
    んでいると判断した場合には前記識別符号に第2値を付
    与し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素の双方
    を含んでいると判断した場合には、その画素ブロック内
    の非透明画素の画素値の第1所定値とその画素ブロック
    内の透明画素の画素値の第2所定値とを比較し、(g)
    前記(f)における比較結果に応じて、前記識別符号
    に第3値を付与すると共に前記第1所定値または前記第
    2所定値を示すデータを出力し、あるいは前記識別符号
    に第4値を付与すると共に前記画素ブロック内の全画素
    についてその透明・不透明を示すデータを出力すること
    を特徴とする画像圧縮方法。
  2. 【請求項2】 (a) 画素値として透明を表現する値
    が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り込
    み、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画像
    情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定する
    透明画素指定情報を生成し、(c) 前記入力画像情報
    を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む複数の画
    素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を生成し、
    (d) 前記画素ブロック画定情報を用いて、前記画素
    ブロック毎に前記入力画像情報および前記透明画素指定
    情報について非可逆符号化を行い、もって符号化入力画
    像情報を生成し、(e) 前記符号化入力画像情報に基
    づいて、前記画素ブロック毎に、透明画素のみを含んで
    いるか、非透明画素のみを含んでいるか、または透明画
    素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断し、(f)
    前記(e)において、前記画素ブロックが透明画素の
    みを含んでいると判断した場合には所定の識別符号に第
    1値を付与し、前記画素ブロックが非透明画素のみを含
    んでいると判断した場合には前記識別符号に第2値を付
    与し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素の双方
    を含んでいると判断した場合には、その画素ブロック内
    において各画素の透明・不透明を識別するための閾値を
    設定し、(g) 前記(f)において、前記閾値を用い
    て前記画素ブロック内の全画素の透明・非透明を識別で
    きると判断した場合には、前記識別符号に第3値を付与
    すると共に前記閾値を示すデータを出力し、前記閾値を
    用いて前記画素ブロック内の全画素の透明・非透明を識
    別できないと判断した場合には、前記識別符号に第4値
    を付与すると共に前記画素ブロック内の全画素について
    その透明・不透明を示すデータを出力することを特徴と
    する画像圧縮方法。
  3. 【請求項3】 前記(f)において、前記画素ブロック
    内の透明画素および非透明画素の画素値として、前記符
    号化入力画像情報を復号化して得られる透明画素および
    非透明画素の輝度値をそれぞれ使用する請求項1または
    2に記載の画像圧縮方法。
  4. 【請求項4】 前記(b)において前記透明画素指定情
    報を生成する際に、前記入力画像の持つ特定の色を選択
    し、その色を持つ画素を透明に指定する請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の画像圧縮方法。
  5. 【請求項5】 (a) 画素値として透明を表現する値
    が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り込
    む手段と、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入
    力画像情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指
    定する透明画素指定情報を生成する手段と、(c) 前
    記入力画像情報を用いて、前記入力画像を所定数の画素
    を含む複数の画素ブロックに分割する画素ブロック画定
    情報を生成する手段と、(d) 前記画素ブロック画定
    情報を用いて、前記画素ブロック毎に前記入力画像情報
    および前記透明画素指定情報について非可逆符号化を行
    い、もって符号化入力画像情報を生成する手段と、
    (e) 前記符号化入力画像情報に基づいて、前記画素
    ブロック毎に、透明画素のみを含んでいるか、非透明画
    素のみを含んでいるか、または透明画素と非透明画素の
    双方を含んでいるかを判断する手段と、(f) 前記手
    段(e)において、前記画素ブロックが透明画素のみを
    含んでいると判断した場合には所定の識別符号に第1値
    を付与し、前記画素ブロックが非透明画素のみを含んで
    いると判断した場合には前記識別符号に第2値を付与
    し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素の双方を
    含んでいると判断した場合には、その画素ブロック内の
    非透明画素の画素値の第1所定値とその画素ブロック内
    の透明画素の画素値の第2所定値とを比較する手段と、
    (g) 前記手段(f)における比較結果に応じて、前
    記識別符号に第3値を付与すると共に前記第1所定値ま
    たは前記第2所定値を示すデータを出力し、あるいは前
    記識別符号に第4値を付与すると共に前記画素ブロック
    内の全画素についてその透明・不透明を示すデータを出
    力する手段とを備えてなることを特徴とする画像圧縮装
    置。
  6. 【請求項6】 (a) 画素値として透明を表現する値
    が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り込
    む手段と、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入
    力画像情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指
    定する透明画素指定情報を生成する手段と、(c) 前
    記入力画像情報を用いて、前記入力画像を所定数の画素
    を含む複数の画素ブロックに分割する画素ブロック画定
    情報を生成する手段と、(d) 前記画素ブロック画定
    情報を用いて、前記画素ブロック毎に前記入力画像情報
    および前記透明画素指定情報について非可逆符号化を行
    い、もって符号化入力画像情報を生成する手段と、
    (e) 前記符号化入力画像情報に基づいて、前記画素
    ブロック毎に、透明画素のみを含んでいるか、非透明画
    素のみを含んでいるか、または透明画素と非透明画素の
    双方を含んでいるかを判断する手段と、(f) 前記手
    段(e)において、前記画素ブロックが透明画素のみを
    含んでいると判断した場合には所定の識別符号に第1値
    を付与し、前記画素ブロックが非透明画素のみを含んで
    いると判断した場合には前記識別符号に第2値を付与
    し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素の双方を
    含んでいると判断した場合には、その画素ブロック内に
    おいて各画素の透明・不透明を識別するための閾値を設
    定する手段と、(g) 前記手段(f)において、前記
    閾値を用いて前記画素ブロック内の全画素の透明・非透
    明を識別できると判断した場合には、前記識別符号に第
    3値を付与すると共に前記閾値を示すデータを出力し、
    前記閾値を用いて前記画素ブロック内の全画素の透明・
    非透明を識別できないと判断した場合には、前記識別符
    号に第4値を付与すると共に前記画素ブロック内の全画
    素についてその透明・不透明を示すデータを出力する手
    段とを備えてなることを特徴とする画像圧縮装置。
  7. 【請求項7】 前記手段(f)が、前記画素ブロック内
    の透明画素および非透明画素の画素値として、前記符号
    化入力画像情報を復号化して得られる前記透明画素およ
    び非透明画素の輝度値を使用する請求項5または6に記
    載の画像圧縮装置。
  8. 【請求項8】 前記手段(b)が、前記透明画素指定情
    報を生成する際に前記入力画像の持つ特定の色を選択
    し、その色を持つ画素を透明に指定する請求項5〜7の
    いずれか1項に記載の画像圧縮装置。
  9. 【請求項9】 (a) 画素値として透明を表現する値
    が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り込
    み、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画像
    情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定する
    透明画素指定情報を生成し、(c) 前記入力画像情報
    を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む複数の画
    素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を生成し、
    (d) 前記画素ブロック画定情報を用いて、前記画素
    ブロック毎に前記入力画像情報および前記透明画素指定
    情報について非可逆符号化を行い、もって符号化入力画
    像情報を生成し、(e) 前記符号化入力画像情報に基
    づいて、前記画素ブロック毎に、透明画素のみを含んで
    いるか、非透明画素のみを含んでいるか、または透明画
    素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断し、(f)
    前記(e)において、前記画素ブロックが透明画素の
    みを含んでいると判断した場合には所定の識別符号に第
    1値を付与し、前記画素ブロックが非透明画素のみを含
    んでいると判断した場合には前記識別符号に第2値を付
    与し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素の双方
    を含んでいると判断した場合には、その画素ブロック内
    の非透明画素の画素値の第1所定値とその画素ブロック
    内の透明画素の画素値の第2所定値とを比較し、(g)
    前記(f)における比較結果に応じて、前記識別符号
    に第3値を付与すると共に前記第1所定値または前記第
    2所定値を示すデータを出力し、あるいは前記識別符号
    に第4値を付与すると共に前記画素ブロック内の全画素
    についてその透明・不透明を示すデータを出力するとい
    う手順をコンピュータに実行させる画像圧縮プログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 (a) 画素値として透明を表現する
    値が割り当てられた画像情報を入力画像情報として取り
    込み、(b) 前記入力画像情報を用いて、その入力画
    像情報に対応する入力画像に含まれる透明画素を指定す
    る透明画素指定情報を生成し、(c) 前記入力画像情
    報を用いて、前記入力画像を所定数の画素を含む複数の
    画素ブロックに分割する画素ブロック画定情報を生成
    し、(d) 前記画素ブロック画定情報を用いて、前記
    画素ブロック毎に前記入力画像情報および前記透明画素
    指定情報について非可逆符号化を行い、もって符号化入
    力画像情報を生成し、(e) 前記符号化入力画像情報
    に基づいて、前記画素ブロック毎に、透明画素のみを含
    んでいるか、非透明画素のみを含んでいるか、または透
    明画素と非透明画素の双方を含んでいるかを判断し、
    (f) 前記(e)において、前記画素ブロックが透明
    画素のみを含んでいると判断した場合には所定の識別符
    号に第1値を付与し、前記画素ブロックが非透明画素の
    みを含んでいると判断した場合には前記識別符号に第2
    値を付与し、前記画素ブロックが透明画素と非透明画素
    の双方を含んでいると判断した場合には、その画素ブロ
    ック内において各画素の透明・不透明を識別するための
    閾値を設定し、(g) 前記(f)において、前記閾値
    を用いて前記画素ブロック内の全画素の透明・非透明を
    識別できると判断した場合には、前記識別符号に第3値
    を付与すると共に前記閾値を示すデータを出力し、前記
    閾値を用いて前記画素ブロック内の全画素の透明・非透
    明を識別できないと判断した場合には、前記識別符号に
    第4値を付与すると共に前記画素ブロック内の全画素に
    ついてその透明・不透明を示すデータを出力する、とい
    う手順をコンピュータに実行させる画像圧縮プログラ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記(f)において、前記画素ブロッ
    ク内の透明画素および非透明画素の画素値として、前記
    符号化入力画像情報を復号化して得られる前記透明画素
    および非透明画素の輝度値を使用する請求項9または1
    0に記載の画像圧縮プログラム。
  12. 【請求項12】 前記(b)において前記透明画素指定
    情報を生成する際に、前記入力画像の持つ特定の色を指
    定し、その色を持つ画素を透明に指定する請求項9〜1
    1のいずれか1項に記載の画像圧縮プログラム。
  13. 【請求項13】 請求項5〜8のいずれか1項に記載の
    画像圧縮装置または請求項9〜12のいずれか1項に記
    載の画像圧縮プログラムを備えてなる画像処理装置。
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