JP2002064038A - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

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JP2002064038A JP2000248463A JP2000248463A JP2002064038A JP 2002064038 A JP2002064038 A JP 2002064038A JP 2000248463 A JP2000248463 A JP 2000248463A JP 2000248463 A JP2000248463 A JP 2000248463A JP 2002064038 A JP2002064038 A JP 2002064038A
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double layer
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layer capacitor
metal layer
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Yuichi Hori
雄一 堀
Naotomo Sotoshiro
直朋 外城
Michio Okamura
廸夫 岡村
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Kyocera Corp
Okamura Laboratory Inc
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OKAMURA KENKYUSHO KK
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分極性電極自体および分極性電極と集電体との
間に起因する内部抵抗を低減でき、短時間充電において
静電容量の高い電気二重層コンデンサを提供する。 【解決手段】炭素含有量が85重量%以上の一対の分極
性電極2、2間にセパレータ3を配し、かつ一対の分極
性電極2、2の他の表面それぞれに集電体4、4を積層
してなり、分極性電極2の集電体4積層面が表面粗さ
(Ra)0.50μm以上の凹凸面からなり、少なくと
も該凹部内に金属を充填した金属層6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充放電可能な電源
用として有用な電気二重層コンデンサに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】電気二重層コンデンサは、電極と電解液と
の界面においてイオンの分極によりできる電気二重層を
利用したコンデンサで、コンデンサと電池の両方の機能
を兼ね備えたものであり、従来のコンデンサと比較して
大きな静電容量を発現できるとともに、急速充放電が可
能であることから、小型のメモリーバックアップ電源や
自動車の駆動源等、大容量モータなどの補助電源として
注目されている。
【0003】従来の電気二重層コンデンサの一例として
は、一対の板状の分極性電極間に板状のセパレータを介
在させるとともに、前記分極性電極の前記セパレータ積
層面と反対の表面それぞれに板状の集電体を積層し、か
つ該積層体を封止材にて封止した構成からなる積層型電
気二重層コンデンサが知られている。
【0004】かかる電気二重層コンデンサにおいて、例
えば、特開昭62−105413号公報では、分極性電
極を構成するための炭素質成形体と集電体とを導電性接
着剤により接着することにより、分極性電極を薄層化に
より発生する割れ等を抑制できることが記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62−105413号公報の電気二重層コンデンサ
では、分極性電極として炭素質成形体を用いるために分
極性電極自体の内部抵抗が高いという問題があった。そ
こで、分極性電極として炭素質成形体を炭化した炭素質
焼結体を用いることが考えられるが、炭素質焼結体は炭
素質成形体に比べて表面粗さが粗く、同号公報第6図に
記載されるように分極性電極と導電性接着剤(集電体)
との間に前記分極性電極表面の凹凸に伴う空隙部が存在
することから、分極性電極として炭素質焼結体を用いる
場合には分極性電極と導電性接着剤(集電体)との接触
面積が著しく低下し、両者間の接触抵抗が増大して電気
二重層コンデンサの内部抵抗が大きくなるという問題が
あった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、電気二重層コンデンサの内部
抵抗を低減でき、静電容量を向上できる電気二重層コン
デンサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、分極性電
極と集電体との積層構造について検討した結果、前記分
極性電極を活性炭質成形体を炭化した炭素含有量の多い
活性炭質焼結体を用いるとともに、該活性炭質焼結体表
面に存在する凹部内に金属を充填してなる金属層を被着
形成して集電体と積層することにより、分極性電極自体
および分極性電極と集電体との間に起因する内部抵抗を
低減でき、短時間充電における電気二重層コンデンサの
静電容量を高めることができることを知見した。
【0008】すなわち、本発明の電気二重層コンデンサ
は、炭素含有量が85重量%以上の一対の分極性電極間
にセパレータを配し、かつ前記一対の分極性電極の他の
表面それぞれに集電体を積層してなるものであって、前
記分極性電極の前記集電体積層面の表面粗さ(Ra)が
0.50μm以上の凹凸面からなり、少なくとも該凹部
内に金属を充填して金属層を形成してなるものである。
【0009】ここで、特に厚みが0.05〜20μmの
前記金属層が溶融金属からなること、前記金属層と前記
集電体とを樹脂を含有する導電性接着剤にて接着するこ
と、前記金属層を前記分極性電極と熱処理によって一体
的に形成することが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の電気二重層コンデンサに
ついて、その概略断面図である図1を基に説明する。図
1によれば、電気二重層コンデンサ1は、一対の2枚の
分極性電極2、2間にセパレータ3を介装配置し、かつ
分極性電極2、2のセパレータ3積層面と反対の表面そ
れぞれに集電体4、4が積層されている。
【0011】分極性電極2は活性炭質構造体と電解液と
からなるが、該活性炭質構造体は、例えば、活性炭と有
機バインダとを含有する活性炭質成形体を炭化熱処理す
ることによって、炭素含有量が85重量%、特に90重
量%以上、さらに95重量%以上と炭素成分の比率が高
く、かつ少なくとも集電体4を積層する面の表面粗さ
(Ra)が0.5μm以上、特に3μm以上、さらに5
μm以上の凹凸面をなしている。なお、本発明における
表面粗さ(Ra)とは、分極性電極の断面SEM写真5
000倍にて観察される表面の凹凸曲線について、JI
S B0601に基づき、平均線方向にX軸を凹凸高さ
方向にY軸を取り、粗さ曲線をy=f(x)で表したと
きに、次式数1によって求められる値を示す。
【0012】
【数1】
【0013】また、分極性電極2をなす活性炭質構造体
は、コンデンサの高静電容量を維持しつつ、構造体とし
て必要な強度を得るため、比表面積が1000〜250
0m 2/gであることが望ましく、活性炭50〜95重
量%と、結合剤が炭化した炭素成分5〜50重量%の比
率からなることが望ましい。
【0014】また、分極性電極2中に含浸される電解液
としては、硫酸や硝酸などの水溶液や、エチレンカーボ
ネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブ
チレンカーボネート(BC)、γ−ブチロラクトン(γ
−BL)、N,N−ジメチルホルムアミド、スルホラ
ン、3−メチルスルホラン等の非水溶媒とテトラアンモ
ニウムテトラフルオロボレート等の4級アンモニウム
塩、4級スルホニウム塩、4級ホスホニウム塩等の電解
質を組み合わせた非水系電解液が使用可能であるが、特
に分解電圧の高い非水系電解液を用いることが望まし
い。さらに、安定で高い静電容量を得るためには、前記
電解質の前記溶媒に対する溶解量は0.5〜2mol/
lとすることが望ましい。
【0015】本発明によれば、前記分極性電極2の集電
体4を積層する面の凹凸面における少なくとも凹部5内
に金属を充填して金属層6を形成してなることが大きな
特徴であり、これによって、分極性電極自体および分極
性電極と集電体との間の接触抵抗に起因する内部抵抗
を、特に11Ω以下、さらに6Ω以下と低減でき、短時
間充電において電気二重層コンデンサの静電容量を高め
ることができる。
【0016】金属層6としては、Al、Ag、In、S
n、Auの群から選ばれる少なくとも1種からなり、特
に、前記分極性電極2の凹部5内への充填性を高める上
で、これら金属が一旦溶融し冷却して形成された溶融金
属からなることが望ましい。
【0017】また、金属層6と分極性電極2とは、両者
間の密着性を高めて接触抵抗を低減することおよび工程
の簡略化の点で熱処理によって一体的に形成されたもの
であることが望ましい。
【0018】なお、金属層6は、分極性電極2と集電体
4との接触性を高めるとともに、電気二重層コンデンサ
1中の分極性電極2の比率を高めて静電容量を高める点
で、0.05〜50μmであることが望ましい。
【0019】さらに、金属層6と集電体4との接着性を
高めて両者間で生じる抵抗を低減するためには、金属層
6と集電体4との間を樹脂を含有する導電性接着剤7に
よって接着することが望ましい。
【0020】また、本発明によれば、集電体4と金属層
6との間に、アルミニウム、銀、金、ニッケル等の金属
またはファーネスブラック、アセチレンブラック、黒鉛
等の炭素材料等の導電性粉末30〜70重量%と、フェ
ノール、PTFE(ポリテトラフリオロエチレン)、P
VDF(ポリ弗化ビニリデン)等の有機バインダ、テル
ピネオール等の希釈剤等の有機質成分を30〜70重量
%との比率で混合したものが好適に使用できる。
【0021】さらに、集電体4と金属層6との接触性を
高めるとともに内部抵抗を低減する点で、導電性接着剤
の厚みは5〜50μm、特に10〜20μmであること
が望ましい。
【0022】一方、分極性電極2、2間に積層されるセ
パレータ3は、パルプやポリエチレン、ポリプロピレン
等の有機フィルムまたはガラス繊維不織布等およびセラ
ミックス等により形成され、2枚の焼結型電極を絶縁す
るために形成されるものであるが、焼結型電極内に含有
される前記電解液中のイオンを透過させることができる
多孔質体により形成される。
【0023】また、集電体4は、導電性を有するアルミ
ニウム、銀、金、ニッケル、ステンレス鋼等の金属、特
に、20〜100μm厚みの金属箔またはステンレス鋼
等により形成され、分極性電極2との間で電荷をやり取
りする。
【0024】さらに、上述した分極性電極2−セパレー
タ3−集電体4の積層体は分極性電極2に含浸される電
解液の外部への漏れを防止するとともに、前記積層体を
固定、保護するため、ガスケット10内に収納、封止さ
れる。ガスケット10としては、非導電性の材料、例え
ば、ポリプロピレン、アクリル等のプラスチックや、ガ
ラス、セラミックス等により形成される。
【0025】次に、上述した電気二重層コンデンサを作
製する方法について説明する。まず、分極性電極を形成
する固形状活性炭質構造体(以下、活性炭質構造体と略
す。)を作製するには、活性炭を作製するための炭素原
料を準備する。炭素原料としては、一次原料であるヤシ
殻、木材、樹脂等に対して水蒸気賦活、薬品賦活やガス
賦活により作製される活性炭が高い比表面積を有するこ
とから好適であり、それ以外にもコークス、カーボンブ
ラック、炭素繊維、石炭等が使用できる。
【0026】また、その形状は、球状、フレーク状、中
空状、突起状あるいは不定形があり、また、その粒径は
5〜50μmであることが望ましい。上記の活性炭原料
に所定量の有機バインダを焼成後の炭素質成分量が5〜
50重量%となる量で添加、混合する。有機バインダと
しては、フェルール、コールタール、ポリブチルブチラ
ール(PVB)、ポリビニルホルマール(PVFM)等
のポリビニルアセタール、酢酸ビニル等の公知の有機バ
インダが挙げられ、とりわけ成形性および得られる固形
状活性炭質構造体の強度の観点からポリビニルブチラー
ル(PVB)が最適である。
【0027】得られた粉末をプレス成形、押出成形、ロ
ール成形や、ドクターブレード法、カレンダーロール法
等のテープ成形法等の公知の成形法によってシート状の
活性炭質成形体を作製する。また、該シート状の活性炭
質成形体を複数枚積層、圧着してもよい。
【0028】次に、前記シート状の成形体表面に金属層
形成用の金属粉末と有機ビヒクルからなる金属ペースト
を所定厚み塗布して乾燥するか、または前記シート状の
成形体表面に蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティン
グ法等の公知の薄膜形成法によって所定厚みの金属層を
被着形成する。
【0029】そして、前記金属層を被着形成した活性炭
質成形体を非酸化性雰囲気中、800〜1200℃、特
に900〜1000℃にて熱処理することにより、前記
活性炭質成形体中の有機バインダおよび前記金属層の有
機ビヒクルを炭化する。なお、前記金属層の活性炭質構
造体への密着性を高めるためには、前記熱処理によって
前記金属が一旦溶融することが望ましい。
【0030】その後、上記金属層を形成した分極性電極
の金属層表面に、所望により樹脂を含有する導電性接着
剤を介在して金属層表面に集電体を積層する。なお、前
記積層時に積層体の両面から加圧、圧着することによっ
て両者間を強固に接着することができる。なお、後述す
る電気二重層コンデンサの組み立てに先立って、分極性
電極と集電体とを予め接着、固定することによって、金
属層または集電体が分極性電極の補強材として作用し、
電気二重層コンデンサの組み立て時に、特に厚みが20
0μm以下、特に150μm以下と薄い分極性電極が破
損することを防止することができる。
【0031】そして、上記一方の表面に集電体を被着形
成した分極性電極の集電体積層面とは反対の面を所望に
よって研磨し、該反対の面同士を突き合わせてその間に
セパレータを積層して、分極性電極−集電体−セパレー
タの積層体セルを形成する。また、所望によって該セル
積層体を複数積層してガスケット内に収納し、所望によ
ってガスケットに備えたねじ部材等によってセル積層体
をかしめるとともに、前記ガスケット内の前記分極性電
極およびセパレータ内に電解液を注入した後、前記ガス
ケットを封止することにより電気二重層コンデンサを作
製することができる。
【0032】なお、上記工程によれば、金属層は分極性
電極をなす活性炭質成形体と加熱熱処理によって同時に
形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
活性炭質構造体を予め形成した後、溶射によって金属層
を前記活性炭質構造体表面に被着形成することもでき
る。
【0033】
【実施例】ヤシ殻を炭化賦活して得たBET値が200
0m2/gの活性炭粉末試料100重量部に対して、ポ
リビニルブチラール(PVB)を50重量部混合して高
速混合撹拌機にて撹拌し、得られた粉体を40メッシュ
でメッシュパスを行った後、ロール成形によって表1に
示す厚みのシート状の活性炭質成形体を作製し、所望に
よって複数枚積層した後所定の形状にカットした。
【0034】一方、平均粒径3μmのアルミニウム金属
粉末85重量%とイソプロピルアルコール(IPA)1
5重量%とを混練して金属層形成用のペーストを作製
し、前記活性炭質成形体の一方の表面にスクリーン印刷
により塗布し、乾燥した。そして、該金属層形成用のペ
ーストを被着形成した活性炭質成形体を真空中、900
℃で熱処理を行い、アルミニウムからなり、表1に示す
厚みの金属層を被着形成した25mm×25mmで表1
に示す厚みの炭素質構造体を作製した。
【0035】次に、平均粒径3μmのアルミニウム金属
粉末50重量%とフェノール樹脂50重量%との混合粉
末に対して、溶媒としてIPAを添加し、混練した導電
性接着税ペーストを前記炭素質構造体の金属層形成面に
塗布するとともに、厚み50μmのAl集電体を積層、
圧着して、表1に示す厚みの導電接着剤を介して活性炭
質構造体と集電体を接着一体化した。
【0036】そして、前記活性炭質構造体内に1mol
/lのテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレー
ト(Et4NBF4)のプロピレンカーボネート(PC)
溶液を電解液として含浸させた後、ガラス性不織布から
なる多孔質セパレータを介して積層して積層体セルを形
成し、該積層体セルをアルミラミネートによって封止し
て電気二重層コンデンサを作製した。
【0037】そして、得られた電気二重層コンデンサに
ついて、3.0Vの電圧で30分間充電した後、3mA
/cm2の電流で定電流放電法にてコンデンサの静電容
量(F)を求めた。また、内部抵抗は、x軸が放電時
間、y軸が分極性電極の電圧にてプロットした放電曲線
より、全放電時間の10%の時間における電圧と電圧が
0になった点とを結んだ直線がy軸(放電時間=0時
間)と交わった点の電圧VからR=V/Iより求めた。
さらに、得られた電気二重層コンデンサの分極性電極付
近について断面SEM観察を行い、その凹凸面から表面
粗さ(Ra)を測定した。結果は表1に示した。
【0038】
【表1】
【0039】表1より明らかなように、金属層を有して
いない試料No.1、2は分極性電極と集電体との間の
接触状態が悪く、内部抵抗が高いものであった。また、
試料No.1では、電気二重層コンデンサを組み立てる
際に活性炭質構造体の破損が見られた。さらに、分極性
電極として活性炭質成形体を熱処理しない試料No.1
4、15でも、分極性電極自体の内部抵抗が高くなっ
た。
【0040】これに対して、分極性電極として活性炭質
成形体を炭化熱処理して炭素含有量を85重量%以上に
高めるとともに、金属層を被着形成した試料No.3〜
13では、いずれも内部抵抗11.0Ω以下、特に6.
0Ω以下、静電容量31.0F/g以上、特に34.0
F/g以上の優れた特性を有するものであった。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電気二重
層コンデンサによれば、前記分極性電極を活性炭質成形
体を炭化した活性炭質焼結体を用いるとともに、該活性
炭質焼結体表面に存在する凹部内に金属を充填してなる
金属層を被着形成して集電体と積層することにより、金
属層によって分極性電極表面の凹凸に伴う空隙を充填す
ることができる結果、分極性電極自体および分極性電極
と集電体との間に起因する内部抵抗を低減でき、短時間
充電における電気二重層コンデンサの静電容量を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気二重層コンデンサの一例について
の概略断面図である。
【符号の説明】
1 電気二重層コンデンサ 2 分極性電極 3 セパレータ 4 集電体 5 凹部 6 金属層 7 導電性接着剤 9 ガスケット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素含有量が85重量%以上の一対の分極
    性電極間にセパレータを配し、かつ前記一対の分極性電
    極の他の表面それぞれに集電体を積層してなる電気二重
    層コンデンサであって、前記分極性電極の前記集電体積
    層面が表面粗さ(Ra)0.50μm以上の凹凸面から
    なり、少なくとも該凹部内に金属を充填して金属層を形
    成してなることを特徴とする電気二重層コンデンサ。
  2. 【請求項2】前記金属層が溶融金属からなることを特徴
    とする請求項1記載の電気二重層コンデンサ。
  3. 【請求項3】前記金属層と前記集電体とを樹脂を含有す
    る導電性接着剤にて接着することを特徴とする請求項1
    または2記載の電気二重層コンデンサ。
  4. 【請求項4】前記金属層を前記分極性電極と熱処理によ
    って一体的に形成することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか記載の電気二重層コンデンサ。
  5. 【請求項5】前記金属層の厚みが0.05〜20μmで
    あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の
    電気二重層コンデンサ。
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