JP2002063977A - 回転体への導通装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

回転体への導通装置及びそれを用いた画像形成装置

Info

Publication number
JP2002063977A
JP2002063977A JP2000248593A JP2000248593A JP2002063977A JP 2002063977 A JP2002063977 A JP 2002063977A JP 2000248593 A JP2000248593 A JP 2000248593A JP 2000248593 A JP2000248593 A JP 2000248593A JP 2002063977 A JP2002063977 A JP 2002063977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
contact
conduction
elastic contact
terminal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000248593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Iijima
健 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000248593A priority Critical patent/JP2002063977A/ja
Publication of JP2002063977A publication Critical patent/JP2002063977A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体への導通装置が占有する面積を格段と
小さくし、かつ導通の信頼性を向上するようにする。 【解決手段】 回転体に対して電気的導通を図る回転体
への導通装置30において、端子板32にスリットSU
を設けてその先端を平面内で分割し、個々で独立してた
わむ複数の弾性接片32A、32Bを形成して、それら
弾性接片32A、32Bの各接点34A、34Bをそれ
ぞれ回転体の中心軸端面31Aに押し当てるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、現像ローラ、ク
リーニングローラ、転写ローラなどの回転体に対して電
気的導通を図り、回転体にバイアス電圧を印加したり、
回転体をアースしたりする回転体への導通装置及びそれ
を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の導通装置として、例えば
特許番号第2640756号公報等に開示される電圧印加装置
が公知である。これは、回転体としての感光体と導電性
転写ローラとを圧接し、この転写ローラの中心軸である
導電性の芯金に、導電性樹脂でなる軸受及びばね等を介
して電源からバイアス電圧を印加するものである。
【0003】また、この種の導通装置としては、この他
にも例えば図7に示すように、回転体である現像ローラ
に、その導電性の中心軸1における外周面1Aと、端子
板2の互いに対向するように2つに分けて形成された接
片2A、2Bに設けられた接点3A、3Bとを接触させ
るようにしてバイアス電圧を印加するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる前者
の導通装置では、電源から芯金にバイアス電圧を印加す
る際、端子板代わりのばねと芯金との間に導電性樹脂で
なる軸受を介しているため、導通不良を生じる確率が高
く、又この軸受がすべり軸受であるため、玉軸受に比べ
て耐久性、静粛性、耐負荷性に欠ける問題があった。
【0005】また、後者の導通装置では、端子板2の接
片2A、2Bを互いに対向するように2つに分けて形成
したため、端子板2の占有面積が大きくなる問題がある
と共に、端子板2の接点3A、3Bを中心軸1の外周面
1A上で接触させているため、軸外周速度が大きい場
合、これら接点3A、3Bと中心軸1との間に生じる摩
擦が大きくなり、接点3A、3Bが摩耗し易い問題があ
った。
【0006】さらに、これら接点3A、3Bと中心軸1
との間に生じる摩擦を小さくし、接点3A、3Bを摩耗
し難くするべく、中心軸の軸端面に1箇所の接点を当接
させるようにした導通装置が提案されているものの、接
点が1箇所であるため、装置の振動等により接点が一時
的に離れたり、長期間使用していると、中心軸の軸端部
と接点との間に経時的に埃や塵が蓄積し、導通不良を起
こす場合があり、未だ不十分な問題があった。
【0007】そこで、請求項1に係る発明は、上記した
事情に鑑み、回転体への導通装置が占有する面積を格段
と小さくし、かつ導通の信頼性を向上することを目的と
する。
【0008】また、請求項2に係る発明は、摩擦を減ら
して、耐摩耗性を向上することを目的とする。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、端子板
を曲げることなく、容易に清掃することを目的とする。
【0010】さらに、請求項4に記載の発明は、清掃作
業の手間を省くことを目的とする。
【0011】さらに、請求項5に記載の発明は、回転体
と複数の弾性接片の各接点との接触位置を確実に清掃
し、導通の信頼性を向上することを目的とする。また、
回転体への導通装置を安価に製造することを目的とす
る。
【0012】さらに、請求項6に係る発明は、回転体へ
の導通装置が占有する面積を格段と小さくし、かつ導通
の信頼性を向上することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、回転体に対して電気的導通を図る回転体へ
の導通装置において、端子板にスリットを設けてその先
端を平面内で分割し、個々で独立してたわむ複数の弾性
接片を形成して、それら弾性接片の各接点をそれぞれ回
転体に押し当てる、ことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、各弾性接片の各接点をそれぞれ回転体
の中心軸端面に押し当てる、ことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、回転体に対して各弾性接片の各
接点を押し当て又はその押し当てを解除する接離手段を
備える、ことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1、2又
は3に記載の発明において、接離手段で押し当てを解除
したとき、回転体と各弾性接片の各接点との間に入り込
んでそれらの接触位置を清掃する清掃手段を備える、こ
とを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3又は4に記載の発明において、1の駆動源からの駆動
力を伝達し、接離手段を駆動してから遅れて清掃手段を
駆動する駆動伝達遅延手段を備える、ことを特徴とす
る。
【0018】請求項6に記載の発明は、像担持体上の画
像を転写するようにして記録媒体に画像を形成する画像
形成装置において、請求項1に記載の回転体への導通装
置を備える、ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、この
発明の一実施の形態について詳述する。図1には、本実
施の形態による画像形成装置の要部概略構成を示す。
【0020】図示画像形成装置の装置本体には、それぞ
れ印字色の異なった画像を形成する像担持体として、複
数のドラム状の回転体である感光体10、11、12、
13が設けられている。この実施の形態の場合、感光体
10はブラック用、感光体11はシアン用、感光体12
はマゼンタ用、感光体13はイエロ用である。
【0021】また、装置本体には、水平方向の同一平面
内で所定の間隔をあけて回転自在に保持された駆動ロー
ラ14、従動ローラ15及び支持ローラ16に、感光体
10〜13の外周に接触されたエンドレスの転写ベルト
17が張設状態で巻回されている。因みに、従動ローラ
15には、例えば図示しないテンション機構を備えてい
てもよい。
【0022】感光体10〜13には、それぞれ矢印Aで
示す回転方向に沿って、クリーニング部材18、帯電チ
ャージャ19、露光装置(図示せず)及び現像装置20
が設けられている。
【0023】この露光装置としては、スキャナなどによ
って色分解された画像情報に対応する光信号を半導体レ
ーザから出射させ、そのレーザ光Lを回転駆動されるポ
リゴンミラー等により感光体10〜13に走査するよう
になされており、その走査光路中には、収束用及びポリ
ゴンミラーの面倒れ補正用のレンズ、レーザ光を偏向す
るミラーなどが配設されている。
【0024】また、現像装置20としては、例えばトナ
ーが液体キャリアとしての溶剤に分散されてなる2成分
現像液が供給される上面開口のケーシング21と、この
ケーシング21内に回転自在でかつ当接して設けられた
攪拌ローラ22と現像ローラ23とを有し、この現像ロ
ーラ23は、それぞれ対応する感光体10〜13に当接
して設けられている。
【0025】一方、図中左側に位置する支持ローラ16
の近傍には、ベルトクリーニング装置24が設けられて
いる。このベルトクリーニング装置24は、洗浄液が供
給される容器25を有し、この容器25には、転写ベル
ト17に接触するクリーニングローラ26及びクリーニ
ングブレード27が設けられている。
【0026】他方、駆動ローラ14近傍には、当該駆動
ローラ14に対向して当接するように転写ローラ28が
設けられ、この転写ローラ28は、図示しない給紙カセ
ット等から図示しない給紙ローラによって一枚ずつ間欠
的に供給された記録媒体としての転写紙29を、駆動ロ
ーラ14によって回動される転写ベルト17との間に案
内するようになされている。
【0027】そして、駆動ローラ14の上部には、図示
しない定着ローラとプレスローラとが互いに接して回転
自在に設けられ、定着ローラを通過する転写紙29を排
紙トレイ(図示せず)に排出する排紙ローラ(図示せ
ず)が設けられている。
【0028】かかる構成において、各感光体10〜13
にはそれぞれ印字色が異なる画像が形成される。ここで
は、感光体10に対する画像形成プロセスについてのみ
説明し、他の感光体11〜13に対する画像形成プロセ
スは、同様の原理につき説明を省略する。
【0029】まず、感光体10は回転中に帯電チャージ
ャ19からの電荷により一様に帯電される。次いで、ブ
ラックの印字色に色分解された画像情報に基づき前記露
光装置が駆動され、これにより、この感光体10の帯電
部分に潜像としての静電潜像が形成される。
【0030】この静電潜像は、現像装置20により現像
され、感光体10によって転写ベルト17上にトナー像
として形成される。同様の原理により、次にシアンの印
字色に色分解されたトナー像が感光体11によって転写
ベルト17上に重ねて形成され、次にマゼンタの印字色
に色分解されたトナー像が感光体12によって転写ベル
ト17上に重ねて形成され、次にイエロの印字色に色分
解されたトナー像が感光体13によって転写ベルト17
上に重ねて形成され、これにより、転写ベルト17上に
合成カラー画像が得られる。
【0031】一方、給紙ローラにより引き出された転写
紙29は、その先端がレジストローラのニップ部に当接
した状態で待機状態に維持され、駆動ローラ14の回転
運動に同期して回転するレジストローラと転写ローラ2
8とにより転写ベルト17と対向する転写位置に搬送さ
れ、そこで転写ベルト17上の合成カラー画像が転写紙
29に転写される。
【0032】この後、合成カラー画像が転写された転写
紙29は、転写ベルト17から分離されて矢印B方向へ
案内され、定着ローラとプレスローラとにより搬送され
る過程で転写画像が定着され、排紙ローラによって排紙
トレイ上に排紙される。また、転写ベルト17は、付着
した現像液をクリーニングローラ26及びクリーニング
ブレード27により除去される。
【0033】かかる構成に加えて、この画像形成装置で
は、感光体10〜13がそれぞれ画像形成装置本体の図
示しない一対の側板間に、その中心軸を支持されるよう
に設けられており、図2(A)及び(B)に示すよう
に、これら感光体10〜13の各中心軸31の軸端面3
1A側には、導通装置30がそれぞれ設けられている。
因みにここでは、感光体10への導通装置についてのみ
説明し、他の感光体11〜13への導通装置は、同様の
原理につき説明を省略する。
【0034】この導通装置30は、一端32a側にスリ
ットSUを設けてその先端を平面内で分割(例えば、こ
の場合2分割)し、個々で独立してたわむ複数の弾性接
片32A、32Bを形成してなる導電性の端子板32
と、この端子板32を固定するための非導電性の固定部
材33とを設けてなる。
【0035】そして、この端子板32は、それら弾性接
片32A、32Bの先端に有する各接点34A、34B
をそれぞれ自身の弾性により中心軸31の軸端面31A
に押し当ててなる。また、端子板32の他端32b側を
固定する固定部材33は、画像形成装置の側板(図示せ
ず)又はこの側板に固定されるブラケット(図示せず)
に取り付けられてなる。
【0036】因みに、弾性接片32A、32Bの先端に
有する各接点34A、34Bは、中心軸31の軸端面3
1Aにおける当接位置が軸心に近ければ近いほど、その
軸端面31Aとの摺動速度が低速になるため、当該軸端
面31Aとの摩擦を小さくし、これら接点34A、34
B自身を摩耗し難くする(各接点34A、34Bの耐摩
耗性を向上する)ことができる。
【0037】また、この導通装置30では、端子板32
の他端32b側を固定部材33に代えて図3(A)に示
すように、ブラケット35とばね36等からなる接離手
段を設けるようにしてもよい。この場合、ブラケット3
5は、図示しない画像形成装置の側板に軸Oを回転中
心として回動自在に取り付けられ、その側板に設けられ
るフックFUとブラケット35の取付孔35A間に掛渡
されるばね36によって端子板32の弾性接片32A、
32Bの先端に有する各接点34A、34Bが中心軸3
1の軸端面31Aに押し当たる方向に付勢されている。
【0038】そして、このブラケット35は、図3
(B)に示すように、ばね36が矢印C方向に引張られ
ることにより、端子板32を弾性接片32A、32Bの
先端に有する各接点34A、34Bが中心軸31の軸端
面31Aから離間する方向に回動するようになされてい
る。
【0039】これにより、この導通装置30では、中心
軸31の軸端面31Aと、端子板32の弾性接片32
A、32Bの先端に有する各接点34A、34Bとが接
触する部分を、端子板32を曲げることなく、容易に清
掃することができるようになされている。
【0040】さらに、この導通装置30では、図4に示
すように、駆動源として例えばソレノイド37を設ける
ようにしてもよい。この場合、そのソレノイド37のプ
ランジャ38の一端38A側とブラケット35の取付孔
35Aとの間には、ばね39が掛渡されてなる。
【0041】また、このプランジャ38の他端38B側
には、軸Oを回転中心とするレバー40が長穴40A
を介して嵌合されており、このレバー40と後述する清
掃手段とが、駆動伝達遅延手段41を介して設けられて
いる。
【0042】この清掃手段は、この実施の形態の場合、
例えばフェルト、スポンジ又は目の細かいやすり等から
なる清掃部材42と、この清掃部材42を支持し、レバ
ー40と同じ軸Oを回転中心とする支持部材43と、
この支持部材43の孔43Aに取付けられ、当該支持部
材43を軸Oを回転中心として矢印D方向に付勢する
ばね44などからなる。
【0043】また、レバー40の孔40Bと支持部材4
3の孔43Aとの間には、ばね45が掛渡されており、
レバー40がソレノイド37のプランジャ38の駆動に
伴って矢印E方向に回動すると、このばね45が伸びて
その駆動力を支持部材43に伝達するようになされてい
る。
【0044】ところで、この実施の形態の場合、レバー
40と支持部材43とは駆動伝達遅延手段41を介して
設けられているため、図5に示すように、ソレノイド3
7の駆動に起因してスライド移動するプランジャ38に
よって、レバー40が矢印F方向に回動すると、駆動伝
達遅延手段41により、このレバー40の回動に対し所
定の間隔をあけて後、支持部材43がばね44に付勢さ
れて矢印D方向(図4参照)のストッパST2に押し当
たるまで軸Oを回転中心として回動する。
【0045】この駆動伝達遅延手段41により、支持部
材43がレバー40の回動に対し所定の間隔をあける
際、ソレノイド37のプランジャ38の一端38A側が
ばね46の付勢力によってブラケット35をストッパS
T1に押し当てるまで回動させることにより、端子板3
2が軸Oを回転中心として回動し、弾性接片32A、
32Bの各接点34A、34Bを中心軸31の軸端面3
1Aから離間する。
【0046】また、これとは逆に、清掃部材42が端子
板32の弾性接片32A、32Bの各接点34A、34
Bと中心軸31の軸端面31Aとの間に入り込んだ状態
で、ソレノイド37がプランジャ38をスライド移動
し、レバー40を矢印E方向に回動すると、これに伴っ
てばね45が伸び、支持部材43を引き付ける。
【0047】この際、支持部材43は、駆動伝達遅延手
段41によってレバー40の回動に対し所定の間隔をあ
けて後、ストッパST3に押し当たるまで回動する(図
4参照)。この駆動伝達遅延手段41により、支持部材
43がレバー40の回動に対し所定の間隔をあける際、
ソレノイド37のプランジャ38によってブラケット3
5が端子板32を軸Oを回転中心として回動すること
により、弾性接片32A、32Bの各接点34A、34
Bが清掃部材42に当接する。
【0048】このようにして、この導通装置では、清掃
部材42を弾性接片32A、32Bの各接点34A、3
4Bと中心軸31の軸端面31Aとの間に確実に入り込
ませることができるため、これら各接点34A、34B
と軸端面31Aとの接触位置を確実に清掃することがで
き、かくして導通の信頼性を向上することができる。
【0049】また、1つのソレノイド37によって端子
板32の接離動作と、清掃部材42による清掃動作を行
うため、駆動源の占有面積を縮小することができ、導通
装置を全体としてコンパクトにすることができる。
【0050】なお、上述の実施の形態においては、回転
体として感光体10〜13を適用し、これら感光体10
〜13に対し、バイアス電圧を印加するようにした導通
装置30について述べたが、本発明はこれに限らず、要
は、回転体と導通接続するものであれば、回転体として
は、この他例えば現像ローラ23、クリーニングローラ
26、転写ローラ28等の種々の回転体を広く適用し、
これら回転体に対してバイアス電圧を印加したり、これ
ら回転体をアースする等の導通装置を広く適用すること
ができる。
【0051】また、上述の実施の形態においては、像担
持体として感光体10〜13をドラム状に形成するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
例えば、感光体10〜13をベルト状に形成するように
してもよく、像担持体の形状は、この限りではない。
【0052】さらに、上述の実施の形態においては、ブ
ラック用の感光体10、シアン用の感光体11、マゼン
タ用の感光体12、イエロ用の感光体13を備えた画像
形成装置について述べたが、本発明はこれに限らず、こ
の他例えば、単色やブラック及びレッド等の2色の画像
形成装置などに広く適用することができる。
【0053】さらに、上述の実施の形態においては、現
像剤として2成分現像液を用いるようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の現像
剤を広く用いることができる。
【0054】さらに、上述の実施の形態においては、そ
の一端32a側にスリットSUを設け、先端を2つに分
割して形成される弾性接片32A、32Bを備えてなる
端子板32について述べたが、本発明はこれに限らず、
要は、一端側にスリットを設けて、その先端を平面内で
分割し、個々で独立してたわむ複数の弾性接片を形成し
てなる端子板であればよい。
【0055】従って、その端子板の形状としては、この
他例えば図6(A)、(B)に示すように、3つの弾性
接片50A、50B、50Cを有し、それぞれ先端に接
点51A、51B、51Cを備えてなる端子板50や、
弾性接片60A、60B、60C、60Dを有し、それ
ぞれ接点61A、61B、61C、61Dを備えてなる
端子板60等を広く適用することができ、このように、
弾性接片を複数有することにより、回転体と端子板との
導通の信頼性を一段と向上する効果を得ることができ
る。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように、この請求項1に
記載の発明によれば、端子板にスリットを設けてその先
端を平面内で分割するようにしたことにより、端子板を
コンパクトにすることができるため、回転体への導通装
置を小型化することができ、かくして回転体への導通装
置が占有する面積を格段と小さくすることができる。
【0057】しかも、この発明によれば、このように端
子板を平面内で分割し、個々で独立してたわむ複数の弾
性接片を形成して、それら弾性接片の各接点をそれぞれ
回転体に押し当てるようにしたことにより、導通装置の
振動等により接点が一時的に離れたりすることなく、弾
性接片の各接点と回転体とを確実に接続することができ
るため、回転体への導通の信頼性を向上することができ
る。
【0058】また、請求項2に記載の発明によれば、端
子板の各弾性接片の各接点を、中心軸端面に押し当てる
ようにしたことにより、当該各接点と中心軸端面との当
接位置が軸心に近ければ近いほど、これら各接点と中心
軸端面との摺動速度が低速になるため、当該各接点と中
心軸端面との摩擦を減らして、各接点の耐摩耗性を向上
することができる。
【0059】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
回転体に対して端子板における各弾性接片の各接点を押
し当て又はその押し当てを解除する接離手段を設けるよ
うにしたことにより、端子板を曲げることなく、容易に
清掃することができる。
【0060】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
接離手段で回転体に対する端子板の各弾性接片の各接点
の押し当てを解除したとき、当該回転体と各接点との間
に入り込んでそれらの接触位置を清掃する清掃手段を設
けるようにしたことにより、自動で清掃することができ
る分、清掃作業の手間を省くことができる。
【0061】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
1の駆動源からの駆動力を伝達し、接離手段を駆動して
から遅れて清掃手段を駆動する駆動伝達遅延手段を設け
るようにしたことにより、清掃手段を回転体と複数の弾
性接片の各接点との間に確実に入り込ませ、これら回転
体と各弾性接片の各接点との接触位置を確実に清掃する
ことができ、かくして回転体への導通の信頼性を向上す
ることができる。
【0062】しかも、このように接離手段と清掃手段と
を1つの駆動源によって駆動するようにしたことによ
り、駆動源の占有面積を縮小することができるため、回
転体への導通装置を小型化することができると共に、導
通装置を安価に製造することができる。
【0063】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
端子板にスリットを設けてその先端を平面内で分割する
ようにしたことにより、端子板をコンパクトにすること
ができるため、回転体への導通装置を小型化することが
でき、かくして回転体への導通装置が占有する面積を格
段と小さくすることができる。
【0064】しかも、この発明によれば、このように端
子板を平面内で分割し、個々で独立してたわむ複数の弾
性接片を形成して、それら弾性接片の各接点をそれぞれ
回転体に押し当てるようにしたことにより、導通装置の
振動等により接点が一時的に離れたりすることなく、弾
性接片の各接点と回転体とを確実に接続することができ
るため、回転体への導通の信頼性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による画像形成装置の要部概略構
成を示す縦断面図である。
【図2】その感光体への導通装置の構成を示す概略図で
ある。
【図3】その導通装置の接離機構の説明に供する概略図
である。
【図4】その導通装置の清掃機構及び駆動伝達遅延機構
の説明に供する概略図である。
【図5】その導通装置の清掃機構及び駆動伝達遅延機構
の説明に供する概略図である。
【図6】その導通装置の他の端子板の構成を示す概略平
面図である。
【図7】従来の導通装置の端子板の構成を示す略断面図
である。
【符号の説明】
10〜13…感光体(回転体)、23…現像ローラ(回
転体)、26…クリーニングローラ(回転体)、28…
転写ローラ(回転体)、30…導通装置、31…中心
軸、31A…軸端面、32…端子板、32a…一端、3
2b…他端、32A、32B、50A〜50C、60A
〜60D…弾性接片、33…固定部材、34A、34
B、51A〜51C、61A〜61D…接点、35…ブ
ラケット、36、39、44、45、46…ばね、37
…ソレノイド(駆動源)、40…レバー、41…駆動伝
達遅延手段、42…清掃部材、43…支持部材、SU…
スリット、ST1〜ST3…ストッパ、O、O
軸。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に対して電気的導通を図る回転体
    への導通装置において、 端子板にスリットを設けてその先端を平面内で分割し、
    個々で独立してたわむ複数の弾性接片を形成して、それ
    ら弾性接片の各接点をそれぞれ上記回転体に押し当てて
    なる、回転体への導通装置。
  2. 【請求項2】 各上記弾性接片の各接点をそれぞれ上記
    回転体の中心軸端面に押し当ててなる、請求項1に記載
    の回転体への導通装置。
  3. 【請求項3】 上記回転体に対して各上記弾性接片の各
    接点を押し当て又はその押し当てを解除する接離手段を
    備えてなる、請求項1又は2に記載の回転体への導通装
    置。
  4. 【請求項4】 上記接離手段で押し当てを解除したと
    き、上記回転体と各上記弾性接片の各接点との間に入り
    込んでそれらの接触位置を清掃する清掃手段を備えてな
    る、請求項1、2又は3に記載の回転体への導通装置
  5. 【請求項5】 1の駆動源からの駆動力を伝達し、上記
    接離手段を駆動してから遅れて上記清掃手段を駆動する
    駆動伝達遅延手段を備えてなる、請求項1、2、3又は
    4に記載の回転体への導通装置
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の回転体への導通装置を
    備えてなる、画像形成装置。
JP2000248593A 2000-08-18 2000-08-18 回転体への導通装置及びそれを用いた画像形成装置 Withdrawn JP2002063977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248593A JP2002063977A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 回転体への導通装置及びそれを用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000248593A JP2002063977A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 回転体への導通装置及びそれを用いた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002063977A true JP2002063977A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18738474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000248593A Withdrawn JP2002063977A (ja) 2000-08-18 2000-08-18 回転体への導通装置及びそれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002063977A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5440952B2 (ja) 画像形成装置
US7672605B2 (en) Transfer device and image forming apparatus
JP3684195B2 (ja) プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
US7532849B2 (en) Cleaning device for removing toner from an image bearing member
US8055178B2 (en) Cleaning device, process cartridge, and image forming apparatus having a pressing member which contacts an elastic blade
US7317884B2 (en) Image forming apparatus featuring a defined relationship among an image length, transforming member length, and length of an electric field area
US7340196B2 (en) Residual toner removal apparatus and image forming apparatus
JPH11258927A (ja) 画像形成装置
JPH08272228A (ja) 画像形成装置、画像形成方法
US7266321B2 (en) Apparatus for supplying voltage to developing device
JPH11184207A (ja) 帯電装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JPH06348148A (ja) 転写装置
JP2002063977A (ja) 回転体への導通装置及びそれを用いた画像形成装置
JP3500901B2 (ja) 画像形成装置
JP5483017B2 (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JP3234103B2 (ja) 電子写真装置のクリーニング装置
JPH10104912A (ja) 給電装置
JP3053814B1 (ja) 画像形成装置
JPH07199602A (ja) 画像形成装置
JPH05188738A (ja) 接触帯電装置
JPS62127770A (ja) 画像形成装置
JP2000221800A (ja) 画像形成装置
JP3000520B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH0934256A (ja) 画像形成装置
JPH07311526A (ja) 電子写真装置のクリーニング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050222

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070731