JP2002063966A - コネクタ及び電気接続構造 - Google Patents

コネクタ及び電気接続構造

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JP2002063966A
JP2002063966A JP2001024721A JP2001024721A JP2002063966A JP 2002063966 A JP2002063966 A JP 2002063966A JP 2001024721 A JP2001024721 A JP 2001024721A JP 2001024721 A JP2001024721 A JP 2001024721A JP 2002063966 A JP2002063966 A JP 2002063966A
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terminals
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JP2001024721A
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興治 ▲崎▼山
Koji Sakiyama
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電による端子の溶損と車両火災の発生を防
止する。 【解決手段】 コネクタは、オス型端子12をオスハウ
ジング11の内部に内蔵した第1部材としてのオスコネ
クタ10と、メス型端子22をメスハウジング21の内
部に内蔵した第2部材としてのメスコネクタ20とから
なる。オスハウジング11の内側の両側端には、オス型
端子12の先端部を両側から挟み込むように一対の永久
磁石14a,14bが装着されている。この永久磁石1
4a,14bの磁場Mにより、アーク放電Aの軌跡がロ
ーレンツ力によって曲げられて伸びるため、放電による
端子の溶損と車両火災の発生とを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車用
配線システムに適用される、大電力負荷に接続されるハ
ーネスの接続部やヒューズブロックの接続部等に適用可
能なコネクタ及び電気接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の電気接続構造として
自動車用ワイヤハーネスのコネクタを使用したものが知
られている。コネクタは、そのオス端子、メス端子とも
に銅又銅合金の板状体をプレス加工したものを使用し、
通常はその表面にスズメッキ等が施される。また、電気
自動車用のコネクタ端子には、一部銀メッキを施してい
るものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境問題や燃費
向上の要求から、自動車用機器は機械制御から電動制御
に変わりつつある。例えばパワーステアリングは、従
来、エンジンの回転数で動力を発生していたが、電気的
に動力を発生する、いわゆる電動パワステも開発されて
いる。このため、現在最大で数ワット程度の電気的負荷
が、将来は数キロワットにも及ぶと見込まれている。ま
た、これと同時に電力供給の効率化という観点から、車
輌の電源電圧を現在の14Vから42Vに昇圧すること
も考えられている。
【0004】このような昇圧された電源から大電力を供
給された負荷が動作中に、ユーザがその負荷につながる
ハーネスのコネクタを離脱又は挿入すると、オス端子と
メス端子の先端部でアーク放電が発生し、そのエネルギ
ーでコネクタ端子が溶損したり、放電花火が継続するこ
とにより車両火災に至ることが想定される。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、コネクタのアーク発生を防止し
て、端子部の溶損、放電による車両火災の発生を防止す
ることができるコネクタ及び電気接続構造を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタは、内
部にオス型端子を内蔵した第1の部材と、内部にメス型
端子を内蔵した第2の部材とを備え、前記第1の部材と
第2の部材とが嵌合されることによって前記オス型端子
とメス型端子とが電気的に接続されるコネクタであっ
て、前記第1及び第2の部材の少なくとも一方に、前記
オス型端子及びメス型端子に対して両端子の挿入方向と
直交する方向の磁場を供給する磁石が内蔵されているこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明の電気接続構造は、電気的に
接続されるオス型端子及びメス型端子と、これらオス型
端子及びメス型端子に両端子の挿入方向と直交する方向
の磁場を与える磁石とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、オス型端子とメス型端子
に対して、磁石によって両端子の挿入方向と直交する方
向の磁場を供給するようにしているので、両端子の嵌合
に際して両端子間に生じたアーク放電は、ローレンツ力
によってその軌跡を曲げられる。この結果、アーク放電
の軌跡を長くすることできるので、放電の影響を抑制す
ることができる。なお、両端子に磁場を供給するための
磁石は、永久磁石でも良いし、電磁石でも良い。
【0009】また、本発明に係るコネクタ及び電気接続
構造の他の実施形態においては、前記両端子間を移動す
る電子が前記磁場によって力を受ける方向に前記オス型
端子又はメス型端子と併設されて該端子と電気的に接続
されたダミー端子が更に設けられる。このような構成で
あると、両端子間を移動する電子が磁場によって力を受
ける方向にダミー端子が併設されているので、アーク放
電は、ダミー端子で受けられることになり、この結果、
正規の端子が放電の影響を受けるのを防止することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づき、本発
明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本
発明の第1の実施例に係るコネクタの概略構造を示す図
で、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図である。
このコネクタは、オス型端子12をオスハウジング11
の内部に内蔵した第1部材としてのオスコネクタ10
と、メス型端子22をメスハウジング21の内部に内蔵
した第2部材としてのメスコネクタ20とからなる。オ
ス型端子12は、メス型端子22に挿入可能な幅、長さ
及び厚さを有する例えば銅、黄銅等の金属の板状体から
なり、先端接続部121と、この先端接続部121の基
端部に形成された、電線13の導線先端部131を固定
する導線固定部122及び電線13の被覆部132を固
定する被覆固定部123とを備える。オスハウジング1
1の内側の両側端には、オス型端子12の先端部を両側
から挟み込むように一対の永久磁石14a,14bが装
着されている。
【0011】一方、メス型端子22は、例えば銅、黄銅
等の金属の板状体からなり、先端部を側方から中央内側
に向けて湾曲させてその内側に向かう縁部でオス型端子
12の先端接続部121と接触するように形成された先
端接続部221と、この先端接続部221の基端部に形
成された、電線23の導線先端部231を固定する導線
固定部222及び電線23の被覆部232を固定する被
覆固定部223とを備えている。
【0012】この構成によれば、メスコネクタ20をオ
スコネクタ10から引き抜いたり、メスコネクタ20を
オスコネクタ10に挿入したりする際に、オス型端子1
2とメス型端子22とが近接して、同図(b)に示すよ
うに、両端子12,22間でアーク放電Aを生じること
がある。この場合、両端子12,22には、それらの挿
入方向と直交する方向の、永久磁石14a,14bによ
る磁場Mが形成されているので、アーク放電Aは、ロー
レンツ力によってその軌跡を曲げられ、軌跡が延びるこ
とにより両端子12,22での放電による溶損を防止す
ることができる。
【0013】図2は、磁場の大きさと放電継続時間及び
端子の溶損度合いとの関係を示したグラフである。この
図から明らかなように、磁石なしの場合、放電継続時
間、端子の溶損共に大きいが、両端子12,22に供給
する磁場の磁束密度を小(400G)、中(700
G)、大(1000G)と徐々に大きくしていくと、放
電継続時間、端子の溶損共に減少し、放電時間で数十分
の一、端子の溶損で数分の一に減少させることができ
た。
【0014】図3は、本発明の第2の実施例に係るコネ
クタを示す斜視図である。この実施例のコネクタも、先
の実施例と同様、オスコネクタ30と、このオスコネク
タ30と嵌合するメスコネクタ40とを有する。オスコ
ネクタ30は、オスハウジング31と、このオスハウジ
ング31の内部に収容されたオス型連端子32とを備え
る。オス型連端子32は、図4に平面図を示したよう
に、櫛歯状に形成された絶縁ベース321の各櫛歯32
2の部分に蒸着、印刷、メッキ、貼付等により互いに分
離された複数の導電体323を形成したものである。こ
の導電体323の基端部にワイヤハーネス33が半田付
けされている。なお、この例では、オス型連端子32が
上下に2段配置されている。そして、オスハウジング3
1の両側壁には、オス型連端子32を両側から挟み込む
ように一対の永久磁石34a,34bが内蔵されてい
る。
【0015】一方のメスコネクタ40は、従来と同様の
もので、メスハウジング41と、このメスハウジング4
1内に収容される、オス型連端子32の各櫛歯の部分3
22が挿入される図示しないメス型端子とを備える。メ
ス型端子の基端部はワイヤハーネス42と、例えばかし
め等の方法によって接続されている。オスコネクタ30
とメスコネクタ40とは、嵌合状体において、ハウジン
グ31,41にそれぞれ形成されたスナップ係合部3
5,43によって互いに係合され、抜けが防止される。
この実施例においても、オスコネクタ30とメスコネク
タ40との着脱時に、オス型連端子32の先端とメス型
端子の先端との間に生じるアーク放電の軌道を、永久磁
石34a,34bの磁場によって曲げることにより放電
継続時間を延ばし、これにより放電による端子の溶損を
防止することができる。
【0016】図5は、図3に示したメスコネクタ40同
士を連結コネクタ50を介して接続する第3の実施例を
示す斜視図である。連結コネクタ50は、両端でメスコ
ネクタ40を収容する連結ハウジング51と、この連結
ハウジング51の内部に収容されたオス型連端子52と
を備える。オス型連端子52は、図6に示すように、両
端に櫛歯521を形成してなる絶縁ベース522と、こ
の絶縁ベース522の各櫛歯521の部分に蒸着、印
刷、メッキ、貼付等により設けられた導電体523とを
備える。オス型連端子52は上下に2段設けられてい
る。連結ハウジング51の内側の両側壁には、オス型連
端子52を両側から挟み込むように一対の永久磁石53
a,53bが内蔵されている。連結ハウジング51に
は、連結コネクタ50がメスコネクタ40と結合された
状態で、メスハウジング41に形成されたスナップ係合
部43と係合されるスナップ係合部54が形成されてい
る。
【0017】この実施例でも、先の実施例と同様に端子
間に生じるアーク放電が磁場によって曲げられるので放
電による影響を抑制することができる。
【0018】図7は、本発明の第4の実施例に係るコネ
クタの斜視図である。オスコネクタ60は、図4に示し
たのと同様のオス型連端子32が内蔵されたオスハウジ
ング61の内側の上下の壁部に一対の永久磁石62a,
62bを内蔵し、オス型連端子32に上下から磁場を供
給するようにしたものである。その他の構成は、図3と
同様であるため、詳しい説明は省略する。この実施例で
は、アーク放電が水平方向に曲げられる。この場合も、
上記と同様にアークの軌跡が延びることにより、放電に
よる影響を抑制することができる。
【0019】図8は、本発明の第5の実施例に係るコネ
クタの概略構造を示す図で、同図(a)は平面図、同図
(b)は側面図である。このコネクタは、同図(b)に
示すように、図1に示したコネクタ構造におけるメスコ
ネクタ20に対応するメスコネクタ80のメスハウジン
グ81内のメス型端子22の下側にダミー端子82を併
設したものである。ダミー端子82は、先端部821が
メス型端子22の先端接続部221と同形状で、基端部
822がメス型端子22と電気的及び物理的に結合され
ている。
【0020】この構成によれば、メスコネクタ80をオ
スコネクタ70のオスハウジング71から引き抜いた
り、メスコネクタ80をオスハウジング71に挿入した
りする際に、オス型端子12とメス型端子22とが近接
して、同図(b)に示すように、両端子12,22間で
アーク放電Aを生じた場合、両端子12,22には、そ
れらの挿入方向と直交する左右方向に、永久磁石14
a,14bによる磁場Mが形成されているので、アーク
放電Aは、ローレンツ力によってその軌跡を曲げられ、
ダミー端子82に吸収される。このように放電の軌跡を
長くし、更にダミー端子82にアークを移動させること
で正規の端子12,22での放電による溶損を防止する
ことができる。
【0021】なお、上記の実施例では、メス型端子22
からオス型端子12へと電流が流れ、磁場Mの向きが、
図8(b)の紙面の表側から裏側へと向かう方向である
ため、ダミー端子82は、メス型端子22の図中下側に
併設した。アークAの電子が衝突する側が最も破損し易
いことを考慮すると、この例のように電流の流れの方向
に対して上流側(図8の例ではメス型端子22側)にダ
ミー端子82を配置するのが望ましいが、逆(上記の例
ではオス型端子12側)でも構わない。この場合、アー
クAの出発点がダミー端子82側に移動することにな
る。また、ダミー端子82は、磁場Mによってアーク放
電Aが力を受けて曲げられる側に配置される。従って、
磁場Mの向きが図示の例とは逆の場合には、ダミー端子
82は、図8(b)におけるメス型端子22の上側に配
置されることになる。永久磁石14a,14bは、端子
12,22間で放電Aが発生する箇所に最も強い磁場が
かかるようにセットするのが望ましい。
【0022】図9は、本発明の第6の実施例に係るコネ
クタを示す斜視図である。この実施例のコネクタも、図
3に示した実施例と同様、オスコネクタ90と、このオ
スコネクタ90と嵌合するメスコネクタ100とを有す
る。オスコネクタ90のオスハウジング91の内部に
は、図4に平面図を示したように、ワイヤハーネス33
を基端部に半田付けしたオス型連端子32が内蔵されて
いる。但し、図3の実施例では、オス型連端子32が上
下2段設けられていたが、この実施例では、上の1段分
しか設けられていない。ハウジング91の両側壁には、
オス型連端子32を両側から挟み込むように一対の永久
磁石34a,34bが内蔵されている。
【0023】一方のメスコネクタ100は、メスコネク
タ101内に、オス型連端子32の各櫛歯322の部分
が挿入されるメス型端子22と、このメス型端子22の
下段に併設されてメス型端子22と電気的に接続された
ダミー端子82とを備え、メス型端子22の基端部がワ
イヤハーネス42と、例えばかしめ等の方法によって接
続されている。この実施例においても、オスコネクタ9
0とメスコネクタ100との着脱時に、オス型連端子3
2の先端とメス型端子22の先端との間に生じるアーク
放電の軌道を、永久磁石34a,34bの磁場によって
曲げると共に、ダミー端子82にアーク放電を移動させ
ることにより放電による端子32,22の溶損を防止す
ることができる。
【0024】図10は、図9に示したメスコネクタ10
0同士を連結コネクタ110を介して接続する第7の実
施例を示す斜視図である。この実施例においても、連結
ハウジング111の内部に、図6に示すような、両端が
オス型端子のオス型連端子52が内蔵されている。但
し、図5の実施例では、オス型連端子52が上下2段設
けられていたが、この実施例では、上の1段分しか設け
られていない。ハウジング111の両側壁には、オス型
連端子52を両側から挟み込むように一対の永久磁石5
3a,53bが内蔵されている。
【0025】この実施例でも、先の実施例と同様に端子
52,22間に生じるアーク放電が磁場によって曲げら
れてダミー端子82側に移動するので端子52,22間
の放電による影響を抑制することができる。
【0026】図11は、本発明の第8の実施例に係るコ
ネクタの概略構造を示す図で、同図(a)は平面図、同
図(b)は側面図である。このコネクタは、オス型端子
12をオスハウジング141の内部に内蔵した第1部材
としてのオスコネクタ140と、メス型端子22をメス
ハウジング151の内部に内蔵した第2部材としてのメ
スコネクタ150とからなる。オス型端子12は、第1
の実施例のものと同様に構成されている。オスハウジン
グ141の内側の上下端には、オス型端子12の先端接
続部121を上下から挟み込むように一対の永久磁石1
42a,142bが装着されている。
【0027】一方、メス型端子22は、第1の実施例の
ものと同様に構成されている。メス型端子22には、同
図(a)中、オス型端子12に向かって右手側にダミー
端子82が併設されている。ダミー端子82は、先端接
続部821がメス型端子22と同形状で、基端部822
がメス型端子22と電気的及び物理的に結合されてい
る。
【0028】この実施例によれば、両端子12,22に
は、それらの挿入方向と直交する上下方向に、永久磁石
142a,142による磁場Mが形成されているので、
アーク放電Aは、ローレンツ力によってその軌跡を曲げ
られ、ダミー端子82に吸収されるので、先の実施例と
同様、正規の端子12,22間での放電による溶損を防
止することができる。
【0029】図12は、上記実施例のオス型端子12及
びメス型端子22を複数設けた本発明の第9の実施例に
係るコネクタの斜視図である。この実施例のコネクタ
は、図11に示したのと同様のオス型端子12がオスハ
ウジング161内に複数内蔵されたオスコネクタ160
と、図11に示したメス型端子22及びダミー端子82
がメスハウジング171内に複数内蔵されたメスコネク
タ170とからなる。オスハウジング161の内側の上
下の壁部には、一対の永久磁石162a,162bが内
蔵され、これにより端子12に上下から磁場を供給する
ようにしている。また、メスコネクタ170のメスハウ
ジング171には、メス型端子22とダミー端子82と
が、水平方向に交互で、且つ上下に配置されている。オ
ス型端子12は、メス型端子22にのみ対向するように
配置されている。その他の構成は、図9と同様であるた
め、図9と同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0030】なお、上述した実施例では、アーク放電の
軌跡を伸長させる手段として永久磁石を使用した例につ
いて述べたが、電磁石を使用して端子先端に磁場を供給
するようにしても良い。磁石は、磁場の強度を適切に設
定すれば、上述したような一対の磁石とせずに1つの磁
石のみとすることもできる。更に本発明は、上述したコ
ネクタだけでなく、例えばヒューズブロックとヒューズ
の接続部等、大電力負荷に接続される全ての電気接続構
造に適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、オス
型端子とメス型端子に対して、磁石によって両端子の挿
入方向と直交する方向の磁場を供給するようにしている
ので、両端子の嵌合に際して両端子間に生じたアーク放
電は、ローレンツ力によってその軌跡を曲げられて長く
することできるので、端子の溶損及び放電による車両火
災の発生防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るコネクタを示す
平面図及び側面図である。
【図2】 同コネクタにおける磁場の強さと放電継続時
間及び端子の溶損度合いとの関係を示すグラフである。
【図3】 本発明の第2の実施例に係るコネクタを示す
斜視図である。
【図4】 同コネクタに内蔵されるオス型連端子を示す
平面図である。
【図5】 本発明の第3の実施例に係るコネクタを示す
斜視図である。
【図6】 同コネクタに内蔵されるオス型連端子を示す
平面図である。
【図7】 本発明の第4の実施例に係るコネクタを示す
斜視図である。
【図8】 本発明の第5の実施例に係るコネクタを示す
平面図及び側面図である。
【図9】 本発明の第6の実施例に係るコネクタを示す
斜視図である。
【図10】 本発明の第7の実施例に係るコネクタを示
す斜視図である。
【図11】 本発明の第8の実施例に係るコネクタを示
す平面図及び側面図である。
【図12】 本発明の第9の実施例に係るコネクタを示
す斜視図である。
【符号の説明】
10,30,60,70,90,140,160…オス
コネクタ、11,31,61,71,91,141,1
61…オスハウジング、12…オス型端子、14a,1
4b,34a,34b,53a,53b,62a,62
b,142a,142b,162a,162b…永久磁
石、20,40,80,100,150,170…メス
コネクタ、21,41,81,101,151,171
…メスハウジング、22…メス型端子、32,52…オ
ス型連端子、50,110…連結コネクタ、51,11
1…連結ハウジング、82…ダミー端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA02 FA05 FA11 FB07 FB20 FC16 KA03 MA40 MB20 5E087 EE02 EE06 EE11 EE14 FF02 FF13 HH01 PP08 QQ04 RR34 5G355 AA03 BA01 BA11 5G375 AA02 BA26 BB81 CA02 CA19 CC07 CD17 DA36 DB16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にオス型端子を内蔵した第1の部材
    と、 内部にメス型端子を内蔵した第2の部材とを備え、 前記第1の部材と第2の部材とが嵌合されることによっ
    て前記オス型端子とメス型端子とが電気的に接続される
    コネクタであって、 前記第1及び第2の部材の少なくとも一方に、前記オス
    型端子及びメス型端子に対して両端子の挿入方向と直交
    する方向の磁場を供給する磁石が内蔵されていることを
    特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記両端子間を移動する電子が前記磁場
    によって力を受ける方向に前記オス型端子又はメス型端
    子と併設されて該端子と電気的に接続されたダミー端子
    を更に設けてなることを特徴とする請求項1記載のコネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記ダミー端子は、前記オス型端子及び
    メス型端子のうち電流が流れる方向の上流側に配置され
    た端子に併設されていることを特徴とする請求項2記載
    のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記第1の部材又は第2の部材に前記オ
    ス型端子又はメス型端子を両側から挟み込むように一対
    の永久磁石が内蔵されていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記第1の部材又は第2の部材に前記オ
    ス型端子又はメス型端子を両側から挟み込むように一対
    の電磁石が内蔵されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 電気的に接続されるオス型端子及びメス
    型端子と、 これらオス型端子及びメス型端子に両端子の挿入方向と
    直交する方向の磁場を与える磁石とを備えたことを特徴
    とする電気接続構造。
  7. 【請求項7】 前記両端子間を移動する電子が前記磁場
    によって力を受ける方向に前記オス型端子又はメス型端
    子と併設されて該端子と電気的に接続されたダミー端子
    を更に備えたことを特徴とする請求項6記載の電気接続
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009146781A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 直流接続装置
JP2014154372A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コネクタ
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