JP2001351726A - コネクタ及び電気接続構造 - Google Patents

コネクタ及び電気接続構造

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JP2001351726A
JP2001351726A JP2000172347A JP2000172347A JP2001351726A JP 2001351726 A JP2001351726 A JP 2001351726A JP 2000172347 A JP2000172347 A JP 2000172347A JP 2000172347 A JP2000172347 A JP 2000172347A JP 2001351726 A JP2001351726 A JP 2001351726A
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terminal
connector
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male
terminals
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JP2000172347A
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English (en)
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興治 ▲崎▼山
Koji Sakiyama
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電による端子の溶損と車両火災の発生を防
止する。 【解決手段】 コネクタは、オス型端子1を内蔵した第
1部材としてのハウジング2と、メス型端子3を内蔵し
た第2部材としてのメスコネクタ4とからなる。ハウジ
ング2の上下端には、オス型端子1の先端部を両側から
挟み込むように一対の電極プレート8,9が装着されて
いる。この電極プレート8,9により、アーク放電21
の軌跡が電子間引力及び斥力によって曲げられて伸びる
ため、放電による端子の溶損と車両火災の発生とを防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車用
配線システムに適用される、大電力負荷に接続されるハ
ーネスの接続部やヒューズブロックの接続部等に適用可
能なコネクタ及び電気接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の電気接続構造として
自動車用ワイヤハーネスのコネクタを使用したものが知
られている。コネクタは、そのオス端子、メス端子とも
に銅又銅合金の板状体をプレス加工したものを使用し、
通常はその表面にスズメッキ等が施される。また、電気
自動車用のコネクタ端子には、一部銀メッキを施してい
るものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境問題や燃費
向上の要求から、自動車用機器は機械制御から電動制御
に変わりつつある。例えばパワーステアリングは、従
来、エンジンの回転数で動力を発生していたが、電気的
に動力を発生する、いわゆる電動パワステも開発されて
いる。このため、現在最大で数ワット程度の電気的負荷
が、将来は数キロワットにも及ぶと見込まれている。ま
た、これと同時に電力供給の効率化という観点から、車
輌の電源電圧を現在の14Vから42Vに昇圧すること
も考えられている。
【0004】このような昇圧された電源から大電力を供
給された負荷が動作中に、ユーザがその負荷につながる
ハーネスのコネクタを離脱又は挿入すると、オス端子と
メス端子の先端部でアーク放電が発生し、そのエネルギ
ーでコネクタ端子が溶損したり、放電花火が継続するこ
とにより車両火災に至ることが想定される。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、コネクタのアーク発生を防止し
て、端子部の溶損、放電による車両火災の発生を防止す
ることができるコネクタ及び電気接続構造を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタは、内
部にオス型端子を内蔵した第1の部材と、内部にメス型
端子を内蔵した第2の部材とを備え、前記第1の部材と
第2の部材とが嵌合されることによって前記オス型端子
とメス型端子とが電気的に接続されるコネクタであっ
て、前記第1及び第2の部材の少なくとも一方に、前記
オス型端子及びメス型端子に対して両端子の挿入方向と
直交する方向の電界を発生させる電極が内蔵されている
ことを特徴とする。
【0007】また、本発明の電気接続構造は、電気的に
接続されるオス型端子及びメス型端子と、これらオス型
端子及びメス型端子に両端子の挿入方向と直交する方向
の電界を発生させる電極とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、オス型端子とメス型端子
に対して、電極によって両端子の挿入方向と直交する方
向の電界を印加するようにしているので、両端子の嵌合
に際して両端子間に生じたアーク放電は、陽極側に引き
寄せられ、その軌跡を曲げられる。この結果、アーク放
電の軌跡を長くすることできるので、放電の影響を抑制
することができる。なお、両端子間を移動する電子が電
界によって力を受ける方向にオス型端子及びメス型端子
の一方の端子と併設されて該端子と電気的に接続された
ダミー端子を更に設けるようにすると、アーク放電はダ
ミー端子の方に吸収されるので、正規端子の放電による
影響を更に抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づき、本発
明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本
発明の第1の実施例に係るコネクタの概略構造を示す側
面図である。このコネクタは、オス型端子1を内蔵した
第1部材としてのハウジング2と、メス型端子3を内蔵
した第2部材としてのメスコネクタ4とからなる。オス
型端子1は、メス型端子3に挿入可能な幅、長さ及び厚
さを有する例えば銅、黄銅等の金属の板状体からなり、
その基端部には、電線5の導線先端部を固定する導線固
定部6及び電線5の被覆部を固定する被覆固定部7が形
成されている。また、ハウジング2の内部には、オス型
端子1の先端部を上下から挟み込むようにオス型端子1
よりも先端が突出した一対の電極プレート8,9が装着
されている。電極プレート(陽極)8は、その基端部
に、電線10の導線先端部を固定する導線固定部11及
び電線10の被覆部を固定する被覆固定部12を形成し
てなる。オス型端子1と電極プレート8とは、電線5及
び電線10をそれぞれ介して電源13の陽極側に接続さ
れている。また、電極プレート(陰極)9は、その基端
部に、電線14の導線先端部を固定する導線固定部15
及び電線14の被覆部を固定する被覆固定部16を形成
し、電線14を介して電源13の陰極側に接続されてい
る。
【0010】一方、メス型端子3は、先端部を側方から
中央内側に向けて湾曲させてその内側に向かう縁部でオ
ス型端子1と接触するように形成され、例えば銅、黄銅
等の金属の板状体からなる。メス型端子3の基端部に
も、オス型端子1と同様に電線17の導線先端部を固定
する導線固定部18及び電線17の被覆部を固定する被
覆固定部19が形成されている。メス型端子3は、電線
17を介して負荷20に接続されている。
【0011】この構成によれば、メスコネクタ4をハウ
ジング2から引き抜いたり、メスコネクタ4をハウジン
グ2に挿入したりする際に、オス型端子1とメス型端子
3とが近接して、同図に示すように、両端子1,3間で
アーク放電21が生じる。この場合、両端子1,3の間
の空間には、電極プレート8,9によって電界が印加さ
れているので、アーク放電21は、電子間引力及び斥力
によってその軌跡が陽極側に曲げられ、軌跡が延びるこ
とによりエネルギーロスが生じ、両端子1,3間での放
電による溶損を防止することができる。
【0012】図2は、本発明の第2の実施例に係るコネ
クタの概略構成を示す側面図である。この実施例は、電
極プレート8,9に印加する直流電圧を電源13よりも
高電圧を出力する別の電源22によって与えるようにし
た例であり、その他の構成は先の実施例と同一であるた
め、対応要素には同一符号を付して重複する部分の説明
は割愛する。この実施例は、先の実施例よりも負荷電力
が大きい場合に有効であり、アーク放電21の軌跡を更
に効果的に引き延ばすことができる。なお、これらの実
施例において、電極プレート8,9は、端子間で放電が
発生する箇所に最も強い電界がかかるようにセットする
ことが望ましい。
【0013】図3は、本発明の第3の実施例に係るコネ
クタを示す斜視図である。この実施例のコネクタは、先
の実施例のオス型端子1及びメス型端子3を連端子とし
たもので、ハウジング31と、このハウジング31と嵌
合するメスコネクタ32とを有する。ハウジング31の
内部には、図4に平面図を示したように、ワイヤハーネ
ス33を基端部に半田付けしたオス型連端子34が内蔵
されている。このオス型連端子34は、櫛歯状に形成さ
れた絶縁ベース35の各櫛歯の部分に蒸着、印刷、メッ
キ、貼付等により導電体36を配置したものである。そ
して、ハウジング31の上下の内壁には、オス型連端子
34を上下から挟み込むように一対の電極プレート3
7,38が内蔵されている。
【0014】一方のメスコネクタ32は、オス型連端子
34の各櫛歯の部分がそれぞれ挿入される複数のメス型
端子41と、このメス型端子41の上下に形成された、
電極プレート37,38の先端部分が挿入される電極収
納部42,43とを備え、メス型端子41の基端部がワ
イヤハーネス44と、例えばかしめ等の方法によって接
続されている。ハウジング31とメスコネクタ32と
は、嵌合状体でスナップ係合部45,46が互いに係合
して抜けが防止される。この実施例においても、ハウジ
ング31とメスコネクタ32との着脱時に、オス型連端
子34の先端とメス型端子41の先端との間に生じるア
ーク放電の軌道を、電極プレート37,38の電界によ
って曲げることにより放電による端子の溶損を防止する
ことができる。
【0015】図5は、本発明の第4の実施例に係るコネ
クタの概略構成を示す側面図である。この実施例は、オ
ス型端子にダミー端子を併設した例である。即ち、オス
ハウジング51内には、オス型端子52と共に、このオ
ス型端子52の直上にオス型端子52と同形状のダミー
端子53が内蔵されている。オス型端子52とダミー端
子53とは、その上下に配置された電極プレート54,
55に挟まれている。オス型端子52、ダミー端子53
及び電極プレート54は、電源56の陽極側に接続され
ている。電極プレート55は、電源56の負極側に接続
されている。一方、メスコネクタ57には、オス型端子
52と対応する位置にメス型端子58が内蔵され、メス
型端子58には負荷59が接続されている。
【0016】このように構成されたコネクタによれば、
電極プレート54,55によってその経路を曲げられた
アーク放電60は、ダミー端子53の方に吸収されるの
で、正規端子52,58の放電による影響を更に抑制す
ることができる。
【0017】図6は、図5の実施例をオス型連端子に適
用した実施例を示す斜視図である。ハウジング71に
は、ワイヤハーネス76を基端部に半田付けしたオス型
連端子72と、ダミー連端子73とが上下に配置されて
内蔵されており、その上下に電極プレート74,75が
配置されている。メスコネクタ77側には、オス型連端
子72の各櫛歯の部分がそれぞれ挿入される複数のメス
型端子78と、このメス型端子78の上側に形成された
ダミー連端子73の各櫛歯の部分が挿入されるダミー端
子収納部79と、電極プレート74,75の先端部分が
挿入される電極収納部80,81とを備え、メス型端子
78の基端部がワイヤハーネス82と、例えばかしめ等
の方法によって接続されている。ハウジング71とメス
コネクタ77とは、嵌合状体でスナップ係合部83,8
4が互いに係合して抜けが防止される。
【0018】なお、本発明は、上述したハーネス同士の
接続用コネクタだけでなく、例えばスイッチや負荷等の
補機とハーネスとの接続部や、ヒューズブロックとヒュ
ーズの接続部等、大電力負荷に接続される全ての電気接
続構造に適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、オス
型端子とメス型端子に対して、両端子の挿入方向と直交
する方向の電界を印加するようにしているので、両端子
の嵌合に際して両端子間に生じたアーク放電は、陽極側
に引き寄せられ、その軌跡を曲げられる。この結果、ア
ーク放電の軌跡を長くすることできるので、端子の溶損
及び放電による車両火災の発生防止を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るコネクタを示す
側面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例に係るコネクタを示す
側面図である。
【図3】 本発明の第3の実施例に係るコネクタを示す
斜視図である。
【図4】 同コネクタに内蔵されるオス型連端子を示す
平面図である。
【図5】 本発明の第4の実施例に係るコネクタを示す
側面図である。
【図6】 本発明の第5の実施例に係るコネクタを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1,52…オス型端子、2,31,51,71…ハウジ
ング、3,41,58,78…メス型端子、4,32,
57,77…メスコネクタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にオス型端子を内蔵した第1の部材
    と、 内部にメス型端子を内蔵した第2の部材とを備え、 前記第1の部材と第2の部材とが嵌合されることによっ
    て前記オス型端子とメス型端子とが電気的に接続される
    コネクタであって、 前記第1及び第2の部材の少なくとも一方に、前記オス
    型端子及びメス型端子に対して両端子の挿入方向と直交
    する方向の電界を発生させる電極が内蔵されていること
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記両端子間を移動する電子が前記電界
    によって力を受ける方向に前記オス型端子及びメス型端
    子の一方の端子と併設されて該端子と電気的に接続され
    たダミー端子を更に設けてなることを特徴とする請求項
    1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 電気的に接続されるオス型端子及びメス
    型端子と、 これらオス型端子及びメス型端子に両端子の挿入方向と
    直交する方向に電界を発生させる電極とを備えたことを
    特徴とする電気接続構造。
JP2000172347A 2000-06-08 2000-06-08 コネクタ及び電気接続構造 Pending JP2001351726A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6537092B2 (en) 2001-02-02 2003-03-25 Autonetworks Technologies, Ltd Arc discharge suppressive connector
US6537091B2 (en) 2000-11-28 2003-03-25 Autonetworks Technologies, Ltd. Arc discharge suppressive terminal, method for producing such terminal, and arc discharge suppressive connector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6537091B2 (en) 2000-11-28 2003-03-25 Autonetworks Technologies, Ltd. Arc discharge suppressive terminal, method for producing such terminal, and arc discharge suppressive connector
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