JP2002063908A - 鉛蓄電池用エキスパンド格子体 - Google Patents
鉛蓄電池用エキスパンド格子体Info
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- JP2002063908A JP2002063908A JP2000250497A JP2000250497A JP2002063908A JP 2002063908 A JP2002063908 A JP 2002063908A JP 2000250497 A JP2000250497 A JP 2000250497A JP 2000250497 A JP2000250497 A JP 2000250497A JP 2002063908 A JP2002063908 A JP 2002063908A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Abstract
く、ペーストのはみ出しや充填不良を防止できる鉛蓄電
池用エキスパンド格子体を提供する。 【解決手段】格子部2と耳部5との間に耳側親骨3aを
有する鉛蓄電池用エキスパンド格子体において、耳側親
骨3aの両面に前記格子部2と前記耳部5を仕切る堰4
が形成されていることを特徴とする。堰4は、先端4a,
4bが格子部2のノード6先端よりも突出していること
を特徴とする。
Description
パンド極板の改良、殊にエキスパンド格子体の改良に関
する。
は、溶融させた鉛合金を鋳型に流し鋳造した鋳造格子
体、あるいは鉛または鉛合金からなるシートを、エキス
パンダーにより格子状にエキスパンド加工したエキスパ
ンド格子体が一般的である。
た、格子形状により湯流れが不十分になり、鋳造不良を
起こす問題があった。そのため格子体のデザインが限定
され、またバッチ式であるため生産性も劣るという問題
があった。また、鋳造時格子体合金の結晶組織内には網
目状の大きな結晶粒界が形成され、さらに格子体表面に
は金型に付着させたコルク等の滑剤により凹状の小さな
隙間が数多く形成されるため、電池使用中に粒界腐食や
隙間腐食で正極の格子骨が破断し、集電効率の低下や高
率放電性能の低下を起こしやすいという問題点を有して
いる。
延鉛合金シートをダイによる刻み加工によって格子状に
展開するレシプロ方式または切り刃付ドラムによる機械
的加工によって細長い切れ目を作成し、ついでシートを
編み目状に展開するロータリー方式により格子部を形成
したもので、連続的な生産が可能なため生産性には非常
に優れる特徴を有する。また、前記シートは、圧延によ
り結晶組織内の結晶粒界が細くつぶされると共にシート
表面が平滑になるので、粒界腐食や隙間腐食が抑制され
る。しかしながら、電池の容量や寿命などといった性能
に対する要求も年々高くなり、格子骨の腐食破断をさら
に遅らせ寿命性能を向上させることが望まれている。こ
の要求を満たすために、従来はシートの切り刃による刻
み幅をシート厚み以上にして格子骨の断面積を大きくし
た格子体を用いることで腐食破断を遅らせ、寿命性能を
向上させていた。
ーストを充填する場合、一般に図5に示す充填装置が用
いられている。すなわち、この充填装置は、ペースト1
1を格子部に充填するホッパー10と、該ホッパー内部
にある練合せローラー12と、ペースト充填量や極板厚
みを規制するドクターゴム13とを有している。
を搬送ベルト14上に載置して、ホッパー10内に矢印
の方向に連続的に移送し、ローラー12によりホッパー
10内のペースト11を下端開口部10´から格子体シ
ート15の格子部に押し込むように充填し、ドクターゴ
ム13により極板厚みを規制している。
体にペーストを充填しようとすると、図4と図5に示す
ように格子部2の厚みが耳部5及び耳側親骨3aの厚み
より厚いため、ホッパーの下端開口部10’及び搬送ベ
ルト14の上面がノード6に当接する。その結果、親骨
3a、3b及び耳部5とホッパーの下端開口部10’及び
搬送ベルト14との間に隙間が形成され、図4に示すよ
うに、流動するペースト8が前記隙間を通して親骨及び
耳部へはみ出す問題があった。さらに、格子体の搬送ベ
ルト14側の格子面(図4では下面)は、ノード6が搬
送ベルトの上面と接しているため、ペースト8の裏回り
が悪く裏側(下側)のノード6にペースト8が充填され
ず、未充填部20ができるという問題があった。
出すと、電池使用中に極群上部で異極性の極板同士が微
細ショートを引き起こしたり、極板毎の放電容量のばら
つきを大きくする原因となった。
にホッパー10の下端に、格子体上面の親骨3a、3bと
耳部を覆うように板16(以降ホッパーシューズと称す
る)を当接し、ペーストのはみ出しを防止する対策がと
られている。これによりホッパーの下端開口部10’側
のペーストのはみ出しを防止できるが、搬送ベルト14
側の隙間をなくすことができないので、該隙間へのペー
ストのはみ出しについては十分防止できなかった。な
お、図6は、板16を加えた図5の上面図であり、ホッ
パー10は点線で示し、ペーストやローラー、ドクター
ゴムは省略している。
子とペースト間の密着度が低下し、亀裂の発生を引き起
こし活物質が極板から脱落しやすくなる。
部を通じて電解液中の硫酸が過剰に供給されるため、硫
酸鉛の絶縁被膜ができやすくなり、放置した場合充電受
入性能が低下し、容量低下の原因となる。
部などによる凹部が形成されるため、セパレータと極板
との密着性が低下し、極板毎の放電容量のばらつきが大
きくなる。
による刻み幅をシート厚みより小さくすることで、格子
部厚みを耳側親骨の厚みより薄くした構成の格子体を用
いることが考えられる。しかしこのような構成では、格
子骨の断面積が小さくなり、腐食破断が早まるので、寿
命性能を低下させてしまう。
り刃による刻み幅をシート厚みより小さくすることで、
耳側親骨の厚みを格子部厚みより厚くした構成の格子を
用いることが考えられる。しかしながら、シートを厚く
するとエキスパンド加工の生産性が低下したり、鉛量が
増加することで、電池の重量及び体積(エネルギー)効
率を低下させる問題が起こる。
めになされたものであり、生産性や電池のエネルギー効
率を落とすことなく、ペーストのはみ出しや充填不良を
防止できる鉛蓄電池用エキスパンド格子体を提供するこ
とを目的とする。
解決する為、請求項1に記したように、格子体の耳側親
骨に、耳部と格子部を仕切る堰を設けたことを特徴とす
る。
ら耳部へはみ出してくるのを防止できる。従って、極群
上部での微細ショートを防止し、極板毎の放電容量のば
らつきも低減できる。
端よりも突出していることを特徴とする。
くても耳部両面へのペーストのはみ出しを確実に阻止で
きる。また、ノード先端より外側(図4ではノード先端
の上側と下側)にペーストを充填できる(言い換えれば
極板をオーバーペーストに作製できる)ので、ペースト
の充填量や極板厚さを正確に規定でき、安定した電池性
能を実現できる。
明する。
(a)はその斜視図、(b)はその断面図、図2は、本
発明の格子体を用いた極板の断面図、図3は、本発明の
製造方法を示す説明図であり、(a)は堰形成前、(b)
は堰形成後を示す。図4は、従来の格子体を用いた極板
の断面図、図5は鉛蓄電池のペースト充填装置を示す概
略断面図、図6は図5においてホッパーシューズを用い
た例を示す概略上面図である。
角形の格子部2と、その上下の辺に一体となった親骨3
a、3bと、一方の親骨3aの一部から突出する耳部5と
からなり、耳側の親骨3aの両面に前記格子部2と耳部
5を仕切るように堰4が形成されている。そして、それ
ぞれの堰4の先端4a、4bが格子部2のノード6(網
目と網目の交点の部分)の上下先端より突出している。
また、堰4の先端間の厚みをt1、耳5の厚みをt2、
親骨3aの厚みをt3、格子部2の厚みをt4としたと
き、t1>t4>t2=t3の条件を満足するように構
成されている。ここで、格子設計上、堰を除く上記構成
要素の形状が異なって構成される場合も本発明の主旨を
逸脱するものではない。また、堰の形状や幅、数は本実
施形態に限定されるものではなく、格子部と耳部を仕切
るように極板面から突出して設けられ、前記堰の先端間
の厚みが、格子部の厚みより厚いもの(ただし両者の中
心線が一致していること)であれば、本発明の効果が得
られる。
るには、以下の様にする。
置に移送し、ダイによる刻み加工によって網目状に展開
して格子部を形成する(レシプロ方式)。このようにし
て製造された格子体は、プレス機により厚み方向にプレ
スされ、歪み調整および厚み調整される。このとき、図
3に示すように親骨に対応する位置に凹凸部を有するプ
レス板9を用いて格子体をプレスすることによって、堰
4を容易に形成できる。その後、充填装置に搬送してペ
ーストを充填し、極板形状に打抜き加工後、集積、熟
成、乾燥することで図2のような極板が完成する。
耳側親骨3aの両面から突出して設けられているので、
格子部2に充填される活物質ペースト8は、図2に示す
ように堰4の手前でせき止められる。ここで、格子体上
面に格子体の親骨3a、3b及び耳部5を覆うホッパー
シューズ16を用いる場合は、ホッパーシューズ16の
上端を堰4の先端4aと同じ高さにして図6のように堰
4に当接することで、本発明の効果が一層よくなる。ま
た、堰4の先端4a、4b間の厚みt1が、格子部2の
厚みt5より厚いので、ペースト充填時、堰4の先端4
a、4bが、ホッパーの下端開口部及び搬送ベルト上面
と接し、ペーストが隙間に流れ出るのを完全に遮断す
る。さらにノード6と搬送ベルト上面との間に隙間が形
成されるので、充填されるペーストの裏回りが良好とな
り、正確な充填量および極板厚さにできる。従って、安
定した電池性能を実現できる鉛蓄電池用エキスパンド極
板を作製できる。
する効果を奏する。
トが、親骨及び耳部とホッパーの下端開口部及び搬送ベ
ルトとの間に形成される隙間を通して親骨及び耳部へは
み出すのを防止できる。従って、極群上部での微細ショ
ートを防止し、極板毎の放電容量のばらつきも低減でき
る。
が優れ、充填されるペーストの裏回りが良好となり、か
つ正確な充填量および極板厚さにできるので、放電性能
などにばらつきの少ない鉛蓄電池用極板をを作製でき
る。
その斜視図、(b)はその一部切り欠き断面図である。
す一部切り欠き断面図である。
り、(a)は堰形成前、(b)は堰形成後を示す。
を示す一部切り欠き断面図である。
態を示す概略断面図である。
す概略上面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】格子部(2)と耳部(5)との間に耳側親
骨(3a)を有する鉛蓄電池用エキスパンド格子体にお
いて、耳側親骨(3a)の両面に前記格子部(2)と前
記耳部(5)を仕切る堰(4)が形成されていることを
特徴とする鉛蓄電池用エキスパンド格子体。 - 【請求項2】 前記堰(4)は、先端(4a、4b)が
格子部(2)のノード(6)先端よりも突出しているこ
とを特徴とする請求項1記載の鉛蓄電池用エキスパンド
格子体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000250497A JP2002063908A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 鉛蓄電池用エキスパンド格子体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000250497A JP2002063908A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 鉛蓄電池用エキスパンド格子体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002063908A true JP2002063908A (ja) | 2002-02-28 |
Family
ID=18740058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000250497A Withdrawn JP2002063908A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 鉛蓄電池用エキスパンド格子体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002063908A (ja) |
-
2000
- 2000-08-22 JP JP2000250497A patent/JP2002063908A/ja not_active Withdrawn
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