JP2002063284A - 記録情報問い合わせシステム及び問い合わせ受付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体に記録された記録情報の問い合わせ
を行うことができる記録情報問い合わせシステム及び問
い合わせ受付装置の提供。 【解決手段】 問い合わせ受付装置１は、遊技管理シス
テム３から受信した記録媒体に記録された記録情報を記
憶している。そして、端末装置２，２…から記録情報の
問い合わせを受け付けた場合、前記記憶している記録情
報の中からその問い合わせに係る記録情報を抽出し、抽
出した記録情報を端末装置２，２…に対して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気カード
又はＩＣカード等の記録媒体を使用して遊技を行う場合
に、記録媒体に記録された記録情報の問い合わせを行う
ことができる記録情報問い合わせシステム及びそのシス
テムに用いられる問い合わせ受付装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、磁気記録領域を備えた磁気カ
ード等の記録媒体をプリペイドカード（以下、カードと
いう）として用いて金銭的な支払いを行うために、記録
媒体に記録されている記録情報を管理する遊技管理シス
テムが実現されている。また磁気カードに比しさらに多
くの情報を記録するために、半導体メモリを備えたＩＣ
カード等のカードを用いた遊技管理システムも構築され
るようになっている。

【０００３】このような遊技管理システムの多くは、カ
ードの不正使用の拡大を防止するため、特定の遊技店で
のみ使用することが可能なカードであるハウスカードを
採用していた。しかしながら、この場合、一枚のカード
を複数の遊技店にて共通して使用することができないた
め、セキュリティ面では優れているものの利用者にとっ
ては利便性が悪い等の問題があった。

【０００４】そこで、カードに記録されている記録情報
のうちそのカードを使用することが可能な遊技店に関す
る情報を書き換えることによって、一枚のカードを複数
の遊技店にて共通して使用することを可能とする遊技管
理システムが開発され実現されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、カードの表
面又は裏面にはそのカードを識別するための識別子（以
下、カードＩＤという）が印字されており、このカード
ＩＤを確認することによって他のカードとの区別を行う
ことができる。しかしながら、そのカードが使用するこ
とができる遊技店の名称は印字されておらず、外観から
はどの遊技店にて使用することができるカードであるの
かを確認することができなかった。

【０００６】そのため、例えば複数枚のカードを所有し
ているためにどのカードがどの遊技店にて使用すること
ができるのかが不明となっている場合であって、どの店
舗にて使用することができるカードであるのかを確認す
る必要があるとき、利用者は、実際に遊技店に出向きそ
の遊技店に設置されている遊技機にて使用できるか否か
を各カードについて確認しなければならなかった。

【０００７】また、一枚のみカードを所有している場合
であっても、上述したような一枚のカードを複数の遊技
店にて共通して使用することができるような遊技管理シ
ステムにおいては、その所有しているカードがどの遊技
店にて使用することが可能であるかが不明となるおそれ
がある。

【０００８】さらに、遊技店の名称と同様に、カードに
付与されている有価価値の残高等の情報もそのカードの
外観からは確認することができないため、その残高を確
認したい場合も上述したように実際に遊技店に出向かな
ければならない等、利用者にとって不便な場合があっ
た。

【０００９】ところで、遊技店の名称及び残高等の情報
は、上述したようにカードの外観からは不明であるが、
そのカードに記録されている記録情報には示されてお
り、この記録情報の内容を参照することによってそれら
の情報を確認することが可能である。

【００１０】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、カード等の記録媒体に記録された記録情報を記
憶している問い合わせ受付装置が、端末装置からの問い
合わせに応じて、その問い合わせに係る記録情報をその
端末装置へ送信することによって、記録媒体の外観から
は不明である情報を容易に確認することができる記録情
報問い合わせシステム及びそのシステムに用いられる問
い合わせ受付装置を提供することを目的とする。

【００１１】また本発明の他の目的は、問い合わせ受付
装置が端末装置へ送信する記録情報は、記録媒体が使用
することが可能な遊技店に関する遊技店情報であるた
め、所有している記録媒体がどの遊技店にて使用できる
のかを利用者が容易に確認することができる記録情報問
い合わせシステム及び問い合わせ受付装置を提供するこ
とにある。

【００１２】さらに本発明の他の目的は、問い合わせ受
付装置が端末装置へ送信する記録情報は、記録媒体に付
与されている有価価値の残高を示す残高情報であるた
め、その記録媒体を用いてどの程度遊技を行うことがで
きるのかを利用者が容易に確認することができる記録情
報問い合わせシステム及び問い合わせ受付装置を提供す
ることにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】第１発明に係る記録情報
問い合わせシステムは、端末装置と、該端末装置に接続
され、遊技機での遊技に使用することが可能である有価
価値及び視認可能な識別情報が付与されている記録媒体
に記録された記録情報の問い合わせを前記端末装置から
受け付けるべくなしてある問い合わせ受付装置とを備え
る記録情報問い合わせシステムであって、前記端末装置
は、前記識別情報及び該識別情報によって識別される記
録媒体に記録された記録情報の問い合わせを示す問い合
わせ情報を受け付ける受付手段と、該受付手段によって
受け付けられた識別情報及び問い合わせ情報を前記問い
合わせ受付装置へ送信する手段とを備え、前記問い合わ
せ受付装置は、記録媒体に記録された記録情報を記憶す
る記録情報記憶手段と、識別情報及び問い合わせ情報を
受信した場合、受信した識別情報及び問い合わせ情報に
基づいて、前記記録情報記憶手段によって記憶されてい
る記録情報から前記受信した問い合わせ情報に係る記録
情報を抽出する記録情報抽出手段と、該記録情報抽出手
段によって抽出された記録情報を前記端末装置へ送信す
る手段とを備えることを特徴とする。

【００１４】第２発明に係る記録情報問い合わせシステ
ムは、第１発明に係る記録情報問い合わせシステムにお
いて、前記問い合わせ情報に係る記録情報は、前記識別
情報によって識別される記録媒体に付与されている有価
価値を使用することが可能である遊技機が設置されてい
る遊技店に関する遊技店情報であることを特徴とする。

【００１５】第３発明に係る記録情報問い合わせシステ
ムは、第１発明に係る記録情報問い合わせシステムにお
いて、前記問い合わせ情報に係る記録情報は、前記識別
情報によって識別される記録媒体に付与されている有価
価値の残高を示す残高情報であることを特徴とする。

【００１６】第４発明に係る問い合わせ受付装置は、端
末装置に接続され、遊技機での遊技に使用することが可
能である有価価値及び視認可能な識別情報が付与されて
いる記録媒体に記録された記録情報の問い合わせを前記
端末装置から受け付けるべくなしてある問い合わせ受付
装置であって、記録媒体に記録された記録情報を記憶す
る記録情報記憶手段と、前記識別情報及び該識別情報に
よって識別される記録媒体に記録された記録情報の問い
合わせを示す問い合わせ情報を前記端末装置から受信し
た場合、受信した識別情報及び問い合わせ情報に基づい
て、前記記録情報記憶手段によって記憶されている記録
情報から前記受信した問い合わせ情報に係る記録情報を
抽出する記録情報抽出手段と、該記録情報抽出手段によ
って抽出された記録情報を前記端末装置へ送信する手段
とを備えることを特徴とする。

【００１７】第５発明に係る問い合わせ受付装置は、第
４発明に係る問い合わせ受付装置において、前記問い合
わせ情報に係る記録情報は、前記識別情報によって識別
される記録媒体に付与されている有価価値を使用するこ
とが可能である遊技機が設置されている遊技店に関する
遊技店情報であることを特徴とする。

【００１８】第６発明に係る問い合わせ受付装置は、第
４発明に係る問い合わせ受付装置において、前記問い合
わせ情報に係る記録情報は、前記識別情報によって識別
される記録媒体に付与されている有価価値の残高を示す
残高情報であることを特徴とする。

【００１９】第１発明及び第４発明による場合、問い合
わせ受付装置は、記録媒体に記録された記録情報を記憶
している。そして、視認可能な記録媒体の識別情報及び
その記録媒体に記録された記録情報の問い合わせを示す
問い合わせ情報を端末装置から受信した場合、これらの
識別情報及び問い合わせ情報に基づいて、前記記憶して
いる記録情報の中からその問い合わせ情報に係る記録情
報を抽出し、抽出した記録情報を端末装置へ送信する。

【００２０】このように、問い合わせ受付装置に対して
問い合わせを行うことによって、記録媒体に記録された
記録情報には示されているがその記録媒体の外観からは
不明である情報を容易に確認することができる。したが
って、利用者はわざわざ遊技店に出向くことなく種々の
情報を確認することが可能になるため、記録媒体を使用
することの利便性を高めることができる。

【００２１】第２発明及び第５発明による場合、問い合
わせ受付装置が端末装置へ送信する記録情報は、記録媒
体に付与されている有価価値を使用することが可能であ
る遊技機が設置されている遊技店に関する遊技店情報で
ある。

【００２２】これにより、利用者は、所有している記録
媒体がどの遊技店にて使用することができるのかが不明
である場合であっても、実際に遊技店に出向くことなく
使用することが可能な遊技店を容易に確認することがで
きる。

【００２３】第３発明及び第６発明による場合、問い合
わせ受付装置が端末装置へ送信する記録情報は、記録媒
体に付与されている有価価値の残高を示す残高情報であ
る。よって、利用者は、所有している記録媒体を用いて
どの程度遊技を行うことができるのかを容易に確認する
ことができる。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。本発明の記録情報問い合
わせシステムは、例えば、パチンコ台及びスロットマシ
ン等の遊技機にて遊技を行うために用いられる記録媒体
に記録された記録情報の問い合わせを行うためのシステ
ムである。また、本実施の形態の記録情報問い合わせシ
ステムにおいて使用される記録媒体は、磁気記録領域を
備えた磁気カード又は半導体メモリを備えたＩＣカード
等のプリペイドカード（以下、カードという）である。

【００２５】図１は、本発明の記録情報問い合わせシス
テムの構成を示すブロック図である。図１において、１
はカードＣに記録された記録情報（以下、カード情報と
いう）の問い合わせを受け付ける問い合わせ受付装置を
示しており、該問い合わせ受付装置１はインターネット
５に接続されている。また２，２…は、パーソナルコン
ピュータ，ＰＤＡ（Personal Digital Assistants ）、
携帯電話及びＰＨＳ等である端末装置を示しており、該
端末装置２，２…も同じくインターネット５に接続され
ている。

【００２６】上述したカード情報には、カードＣを識別
するためのカード識別子（以下、カードＩＤという），
カードＣが発券された遊技店を識別するための発券店識
別子（以下、発券店ＩＤという），カードＣが発券され
た年月日を示す発券年月日，カードＣを使用することが
できる遊技店を識別するための使用店識別子（以下、使
用店ＩＤという）、及びカードＣが使用することができ
る金額を示す残高等の情報が含まれる。

【００２７】また、カードＩＤは上述したようにカード
情報に含まれているが、図２に示すとおり、さらにカー
ドの表面（又は裏面）に印字されている。したがって、
利用者Ｕはカード情報の内容を参照することなくカード
ＩＤを確認することができる。

【００２８】利用者Ｕは、後述するように、端末装置
２，２…を用いて、カードＣに印字されているカードＩ
Ｄを入力し、このカードＩＤを問い合わせ受付装置１に
対して送信することによって、カード情報の問い合わせ
を行うことができる。

【００２９】また、問い合わせ受付装置１は、インター
ネット５以外にも、専用線である通信ネットワーク６と
接続されており、該通信ネットワーク６を介して遊技管
理システム３と通信を行うことができる。

【００３０】図２は、遊技管理システム３の構成を示す
ブロック図である。図２に示すとおり、遊技管理システ
ム３は、中央管理装置３０を備えており、該中央管理装
置３０は、複数の遊技店Ｈ，Ｈ…夫々に設置されている
管理装置３１，３１…と接続されている。これらの管理
装置３１，３１…は、その管理装置３１，３１…を設置
している遊技店Ｈ，Ｈ…にて使用することができるカー
ドＣのカード情報を格納しており、管理装置３１，３１
…と中央管理装置３０との間でそのカード情報の送受信
が行われる。

【００３１】また管理装置３１，３１…は、２台の隣り
合うパチンコ台又はスロットマシン等の遊技機３２，３
２…の間に備えられ、カード情報の読み取り及び書き込
み等を行う台間機３３とも接続されており、管理装置３
１，３１…と台間機３３との間でカード情報の送受信が
行われる。

【００３２】問い合わせ受付装置１は、通信ネットワー
ク６を介して、中央管理装置３０又は管理装置３１，３
１…と通信することによりカード情報を取得することが
できる。

【００３３】なお、本実施の形態では、問い合わせ受付
装置１は遊技管理システム３の外部に設けられている
が、問い合わせ受付装置１を遊技管理システム３の内部
に設置するようにしてもよい。

【００３４】図３は、本発明の問い合わせ受付装置１の
構成を示すブロック図である。図３に示すとおり、問い
合わせ受付装置１は、ＣＰＵ１０を有しており、該ＣＰ
Ｕ１０は以下のハードウェア各部と接続されていて、そ
れらを制御すると共に、ハードディスク１２に格納され
た種々のコンピュータプログラムを実行する。

【００３５】ＲＡＭ１１は、例えばＳＲＡＭ又はＤＲＡ
Ｍ等で構成され、コンピュータプログラムの実行時に発
生する一時的なデータを記憶する。

【００３６】ハードディスク１２は、問い合わせ受付装
置１の動作に必要な種々のコンピュータプログラム及び
各種のデータを格納している。この格納されているコン
ピュータプログラムの中には、ＷＷＷサーバソフトウェ
ア１２ｂのコンピュータプログラムが含まれており、Ｃ
ＰＵ１０がこのコンピュータプログラムを実行すること
によって、問い合わせ受付装置１はＷＷＷサーバとして
機能する。

【００３７】第１通信インタフェース１３は、通信ネッ
トワーク６と接続するための通信インタフェースであ
る。また第２通信インタフェース１４は、インターネッ
ト５と接続するための通信インタフェースである。これ
らの通信インタフェースは、アナログ回線を介して通信
ネットワーク６又はインターネット５と接続する場合は
モデムが、またデジタル回線を介して通信ネットワーク
６又はインターネット５と接続する場合はＤＳＵが夫々
用いられる。

【００３８】またハードディスク１２は、上述したよう
にして遊技管理システム３から受信したカード情報を格
納するためのデータベースであるカード情報ＤＢ１２ａ
を有している。

【００３９】問い合わせ受付装置１は、例えば遊技店
Ｈ，Ｈ…の営業時間が終了したとき又はカードＣが使用
される都度、遊技管理システム３からカード情報を受信
する。ここで遊技店Ｈ，Ｈ…の営業時間が終了したとき
にカード情報を受信する場合、後述するカード情報の問
い合わせは翌日以降に行うことが可能であり、またカー
ドＣが使用される都度カード情報を受信する場合は任意
の時間に問い合わせを行うことができる。

【００４０】また、問い合わせ受付装置１は、端末装置
２，２…から問い合わせを受け付ける都度、遊技管理シ
ステム３に対してカード情報の送信を要求するようにし
てもよい。この場合、問い合わせ受付装置１は、問い合
わせに係るカード情報のみをカード情報ＤＢ１２ａに格
納しておけばよいため、問い合わせに係るカード情報以
外のカード情報をも格納する場合に比し、カード情報Ｄ
Ｂ１２ａの記憶容量が少なくても足りるという利点があ
る。

【００４１】次に本発明の記録情報問い合わせシステム
の動作について説明する。図４は、本発明の記録情報問
い合わせシステムの問い合わせ処理における端末装置
２，２…及び問い合わせ受付装置１の動作の流れを示す
フローチャートである。利用者Ｕは、端末装置２，２…
に対して、問い合わせ受付装置１へアクセスするように
指示する。端末装置２，２…は、利用者Ｕからの指示を
受け付けた場合、その指示にしたがってアクセス許可の
要求を示すアクセス要求情報を問い合わせ受付装置１へ
送信する（Ｓ１０１）。

【００４２】問い合わせ受付装置１は、端末装置２，２
…からアクセス要求情報を受信した場合（Ｓ２０１）、
予め用意している各種の情報を入力するための入力画面
に係る入力画面情報を端末装置２，２…へ送信する（Ｓ
２０２）。

【００４３】なお、本発明の記録情報問い合わせシステ
ムを利用することができる利用者Ｕを会員として登録
し、その登録の際に会員に対してその会員を識別するた
めの会員識別子及びパスワード等の認証情報を付与して
おき、ステップＳ２０１の後に、問い合わせ受付装置１
が端末装置２，２…に対してその認証情報を要求するよ
うにしてもよい。この場合、その認証情報に誤りがある
ときはアクセスを拒否することによって、不正な者によ
るアクセスを回避することができる。

【００４４】端末装置２，２…は、問い合わせ受付装置
１から入力画面情報を受信した場合（Ｓ１０２）、受信
した入力画面情報に基づいて入力画面を表示画面上に表
示する（Ｓ１０３）。

【００４５】図５は、入力画面を表示した場合の画面例
を示す説明図である。図５において、ＢＷはＷＷＷブラ
ウザの表示ウィンドウを示しており、この表示ウィンド
ウＢＷ上には、ステップＳ１０３にて問い合わせ受付装
置１から受信した入力画面情報に係る入力画面が表示さ
れている。

【００４６】図５に示すとおり、この入力画面には、カ
ードＩＤを入力するためのカードＩＤ入力フィールド１
００及び問い合わせ受付装置１に対して問い合わせる情
報を入力するための問い合わせ情報入力フィールド１０
１が設けられている。

【００４７】また、その問い合わせ情報入力フィールド
１０１には、カード情報に含まれている情報の中で利用
者Ｕが参照することを希望している情報（以下、所望情
報という）を入力するための複数のチェックボックスが
用意されている。図５に示す画面例では、使用店名、残
高、発券店名及び発券年月日に係るチェックボックスが
用意されている。

【００４８】例えば使用店名を参照したい場合、利用者
Ｕは使用店名に係るチェックボックスをクリックするこ
とにより、使用店名を所望情報として設定することがで
きる。

【００４９】なお、カード情報にはセキュリティに係る
情報等の公開すべきではない情報が含まれているため、
そのような情報に係るチェックボックスは設けられてい
ない。

【００５０】また、入力画面には、上述したカードＩＤ
入力フィールド１００及び問い合わせ情報入力フィール
ド１０１に入力された情報を問い合わせ装置１に対して
送信することを指示するための送信ボタン１０２と、そ
の送信をキャンセルすることを指示するためのキャンセ
ルボタン１０３が設けられている。

【００５１】上述したような入力画面の表示を確認した
利用者Ｕは、カードＩＤ入力フィールド１００及び問い
合わせ情報入力フィールド１０１にてカードＩＤ及び問
い合わせ情報夫々を入力し、送信ボタン１０２をクリッ
クする。端末装置２，２…は、カードＩＤ及び問い合わ
せ情報を利用者Ｕから受け付けた場合（Ｓ１０４）であ
って送信ボタン１０２のクリックを検出したとき、受け
付けたカードＩＤ及び問い合わせ情報を問い合わせ受付
装置１へ送信する（Ｓ１０５）。

【００５２】問い合わせ受付装置１は、端末装置２，２
…からカードＩＤ及び問い合わせ情報を受信した場合
（Ｓ２０３）、受信したカードＩＤに係るカード情報を
カード情報ＤＢ１２ａから検索する（Ｓ２０４）。ここ
でこの検索に失敗した場合（Ｓ２０４でＮＯ）、検索に
失敗したことを示す検索失敗情報を端末装置２，２…へ
送信する（Ｓ２０５）。

【００５３】端末装置２，２…は、問い合わせ受付装置
１から検索失敗情報を受信した場合（Ｓ１０６）、受信
した検索失敗情報を表示画面上に表示し（Ｓ１０７）、
処理を終了する。なお、ここでステップＳ１０４にて受
け付けたカードＩＤと異なるカードＩＤを利用者Ｕが端
末装置２，２…に入力した場合、ステップＳ１０５に戻
って処理を再開するようにしてもよい。

【００５４】一方、ステップＳ２０４にてカード情報の
検索に成功した場合（Ｓ２０４でＹＥＳ）、問い合わせ
受付装置１は、ステップＳ２０３にて受信した問い合わ
せ情報を参照し、この問い合わせ情報に示されている所
望情報を検索されたカード情報から抽出する（Ｓ２０
６）。そして、抽出された所望情報を端末装置２，２…
へ送信する（Ｓ２０７）。

【００５５】端末装置２，２…は、問い合わせ受付装置
１から所望情報を受信した場合（Ｓ１０８）、受信した
所望情報を表示画面上に表示し（Ｓ１０９）、処理を終
了する。

【００５６】これにより、利用者Ｕは所望情報を確認す
ることができる。したがって、例えばその所望情報とし
て使用店名が設定されている場合、利用者Ｕは、所有し
ているカードＣがどの遊技店Ｈ，Ｈ…にて使用すること
が可能であるのかを確認することができる。また、その
所望情報として残高が設定されている場合、利用者Ｕ
は、所有しているカードを使用してあとどの程度の遊技
を行うことが可能であるのかを確認することができる。

【００５７】

【発明の効果】以上詳述した如く、請求項１に記載の記
録情報問い合わせシステム及び請求項４に記載の問い合
わせ受付装置によれば、磁気カード及びＩＣカード等の
記録媒体に記録されている記録情報を記憶している問い
合わせ受付装置が、端末装置からの問い合わせに応じ
て、その問い合わせに係る記録情報をその端末装置へ送
信することによって、記録媒体の外観からは不明である
情報を容易に確認することができる。

【００５８】また、請求項２に記載の記録情報問い合わ
せシステム及び請求項５に記載の問い合わせ受付装置に
よれば、問い合わせ受付装置が端末装置へ送信する記録
情報は、記録媒体が使用することが可能な遊技店に関す
る遊技店情報であるため、利用者は、所有している記録
媒体がどの遊技店にて使用できるのかを容易に確認する
ことができる。

【００５９】さらに、請求項３に記載の記録情報問い合
わせシステム及び請求項６に記載の問い合わせ受付装置
によれば、問い合わせ受付装置が端末装置へ送信する記
録情報は、記録媒体に付与されている有価価値の残高を
示す残高情報であるため、利用者は、その記録媒体を用
いてどの程度遊技を行うことができるかを容易に確認す
ることができる等、本発明は優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の記録情報問い合わせシステムの構成を
示すブロック図である。

【図２】遊技管理システムの構成を示すブロック図であ
る。

【図３】本発明の問い合わせ受付装置の構成を示すブロ
ック図である。

【図４】本発明の記録情報問い合わせシステムの問い合
わせ処理における端末装置及び問い合わせ受付装置の動
作の流れを示すフローチャートである。

【図５】入力画面を表示した場合の画面例を示す説明図
である。

【符号の説明】

１ 問い合わせ受付装置 ２ 端末装置 ３ 遊技管理システム ５ インターネット ６ 通信ネットワーク Ｃ プリペイドカード Ｕ 利用者

フロントページの続き (72)発明者 船木 憲一 大阪府大阪市北区野崎町５番９号 日本ゲ ームカード株式会社内 Ｆターム(参考） 2C088 BB41 CA02 CA31 5B049 AA01 AA06 BB61 CC00 EE21 EE25 FF03 GG04 GG07

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 端末装置と、該端末装置に接続され、遊
   技機での遊技に使用することが可能である有価価値及び
   視認可能な識別情報が付与されている記録媒体に記録さ
   れた記録情報の問い合わせを前記端末装置から受け付け
   るべくなしてある問い合わせ受付装置とを備える記録情
   報問い合わせシステムであって、 前記端末装置は、 前記識別情報及び該識別情報によって識別される記録媒
   体に記録された記録情報の問い合わせを示す問い合わせ
   情報を受け付ける受付手段と、 該受付手段によって受け付けられた識別情報及び問い合
   わせ情報を前記問い合わせ受付装置へ送信する手段とを
   備え、 前記問い合わせ受付装置は、 記録媒体に記録された記録情報を記憶する記録情報記憶
   手段と、 識別情報及び問い合わせ情報を受信した場合、受信した
   識別情報及び問い合わせ情報に基づいて、前記記録情報
   記憶手段によって記憶されている記録情報から前記受信
   した問い合わせ情報に係る記録情報を抽出する記録情報
   抽出手段と、 該記録情報抽出手段によって抽出された記録情報を前記
   端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする記
   録情報問い合わせシステム。
2. 【請求項２】 前記問い合わせ情報に係る記録情報は、
   前記識別情報によって識別される記録媒体に付与されて
   いる有価価値を使用することが可能である遊技機が設置
   されている遊技店に関する遊技店情報であることを特徴
   とする請求項１に記載の記録情報問い合わせシステム。
3. 【請求項３】 前記問い合わせ情報に係る記録情報は、
   前記識別情報によって識別される記録媒体に付与されて
   いる有価価値の残高を示す残高情報であることを特徴と
   する請求項１に記載の記録情報問い合わせシステム。
4. 【請求項４】 端末装置に接続され、遊技機での遊技に
   使用することが可能である有価価値及び視認可能な識別
   情報が付与されている記録媒体に記録された記録情報の
   問い合わせを前記端末装置から受け付けるべくなしてあ
   る問い合わせ受付装置であって、 記録媒体に記録された記録情報を記憶する記録情報記憶
   手段と、 前記識別情報及び該識別情報によって識別される記録媒
   体に記録された記録情報の問い合わせを示す問い合わせ
   情報を前記端末装置から受信した場合、受信した識別情
   報及び問い合わせ情報に基づいて、前記記録情報記憶手
   段によって記憶されている記録情報から前記受信した問
   い合わせ情報に係る記録情報を抽出する記録情報抽出手
   段と、 該記録情報抽出手段によって抽出された記録情報を前記
   端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする問
   い合わせ受付装置。
5. 【請求項５】 前記問い合わせ情報に係る記録情報は、
   前記識別情報によって識別される記録媒体に付与されて
   いる有価価値を使用することが可能である遊技機が設置
   されている遊技店に関する遊技店情報であることを特徴
   とする請求項４に記載の問い合わせ受付装置。
6. 【請求項６】 前記問い合わせ情報に係る記録情報は、
   前記識別情報によって識別される記録媒体に付与されて
   いる有価価値の残高を示す残高情報であることを特徴と
   する請求項４に記載の問い合わせ受付装置。