JP2002062819A - マトリクス型表示装置 - Google Patents

マトリクス型表示装置

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JP2002062819A JP2000251512A JP2000251512A JP2002062819A JP 2002062819 A JP2002062819 A JP 2002062819A JP 2000251512 A JP2000251512 A JP 2000251512A JP 2000251512 A JP2000251512 A JP 2000251512A JP 2002062819 A JP2002062819 A JP 2002062819A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 COG接続の駆動用集積回路を採用する場合
において、入力信号数が異なるアナログ方式とディジタ
ル方式とのいずれにおいても信号入力配線を共用し得る
マトリクス型表示装置を提供する。 【解決手段】 データ信号線駆動用IC3に接続される
複数の信号入力配線32…が形成され、外部から入力さ
れる複数の外部入力信号を信号入力配線32…に接続す
る配線パターン4a…を有するフレキシブル基板4が表
示基板10端部に装着される。データ信号線駆動用IC
3へ接続される複数の信号入力配線32…は、データ信
号線駆動用IC3…が接続される入力ボンディングパッ
ド32a…毎に形成されている。複数の外部入力信号の
内の各同一信号は、フレキシブル基板4上の各配線パタ
ーン4a…にてそれぞれ束ねられて信号入力配線32…
の一個又は複数個にそれぞれ接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、アクティ
ブマトリクス型液晶表示装置、EL(Electro Luminesen
ce) 表示装置、エレクトロクロミック表示装置等のマト
リクス型表示装置に関し、特に、表示基板周辺に駆動用
集積回路を直接実装するCOG実装方式を適用したマト
リクス型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マトリクス型表示装置の代表的なものと
して、例えば、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表
示装置がある。
【0003】上記のアクティブマトリクス駆動液晶表示
装置は、ガラス板等の光透過性絶縁性基板上に薄膜トラ
ンジスタ(以下、「TFT(Thin Film Transistor)」
と称する。)等のスイッチング素子の接続された複数の
画素電極がマトリクス状に配列して形成されるととも
に、上記スイッチング素子を駆動するデータ信号線及び
走査信号線等の各配線が互いに交差するように形成され
た構造の表示基板を用いている。
【0004】この種の液晶表示装置は、表示品位が高
く、反射型又は透過型のいずれのタイプの液晶表示にも
対応可能なため広く用いられている。
【0005】このような液晶表示装置では、スイッチン
グ素子を備えた画素部分にデータ信号と走査信号とを供
給するために、駆動用集積回路(以下、「駆動用IC
(Integrated Circuit) 」と称する。)としてデータ信
号線駆動用IC及び走査信号線駆動用ICの出力をそれ
ぞれ表示基板のデータ信号線と走査信号線とに接続する
必要がある。
【0006】この接続方法として、ポリイミド樹脂薄膜
ベース等に銅配線を形成したテープキャリアフィルムに
駆動用ICを実装したTCP(Tape Carrier Package)を
用いる方法と、駆動用ICを液晶表示装置上へ直接実装
するCOG(Chip On Glass)方式とが知られている。
【0007】上記COG方式は、TCP方式に比べて薄
形化、軽量化が容易であり、テープキャリアフィルムが
不要になることによるコスト削減が可能となることか
ら、近年の液晶表示装置における実装方式の主流となっ
てきている。
【0008】上記のCOG方式を採用したアクティブマ
トリクス駆動液晶表示装置は、例えば、図7及び図8に
示すように、ガラス板等の光透過性絶縁性基板上に図示
しないTFT等のスイッチング素子の接続された複数の
画素電極がマトリクス状に配列されて形成され、上記ス
イッチング素子を駆動するデータ信号線及び走査信号線
等の各配線が互いに交差するように形成された構造の表
示基板70を用いている。
【0009】そして、例えばデータ信号線駆動用IC7
1の接続領域には、表示部72ヘデータ信号を供給する
ための複数の出力配線73…の出力ボンディングパッド
73a…と、データ信号線駆動用IC71へ信号及び電
源を入力するための複数の信号入力配線74…の入力ボ
ンディングパッド74aとが形成される一方、上記信号
入力配線74…の他端部では、各外部信号入力端子74
b…と外部入力信号部材としてのフレキシブル基板(F
PC:Flexible Printed Circuits)75の配線パターン
75a…とがそれぞれ接続されている。
【0010】上記COG方式の接続方法としては、駆動
用ICに半田にて電極を形成し、その半田を熔融して接
続する方法や、金等の金属により電極を形成し、導電性
ペースト又は絶縁性接着剤中に導電性粒子を拡散させて
混在させた異方導電性接着剤により接続する方法等が知
られている。
【0011】特に、この異方導電性接着剤を用いた接続
方法によれば、その接続ピッチが駆動用ICの電極の大
きさのみに依存すること、及び各電極の間に絶縁性接着
剤が充填されるので各電極の間に充分な絶縁性を容易に
確保できること等の利点を有していることから、上記異
方導電性接着剤を用いた接続方法は、COG方式におけ
る主流となってきている。
【0012】したがって、フレキシブル基板75と外部
信号入力端子74b…との接続についても、COG部と
同様に異方導電性接着剤を用いた方法による接続が可能
であり、フレキシブル基板75上の配線パターン75a
…(通常は、金メッキされた銅配線)と表示基板70周
辺の外部信号入力端子74b…とが電気的に接続され
る。
【0013】ところで、データ信号線駆動用IC71へ
は、電源、映像情報信号及び制御信号の入力が駆動のた
めに必要である。
【0014】ここで、上記映像情報信号をデータ信号線
駆動用IC71へ入力するための方式としては、映像情
報をアナログ信号にて入力するアナログ方式とディジタ
ル信号にて入力するディジタル方式とがある。
【0015】上記のアナログ方式は、映像信号をアナロ
グで入力するため、1個の入力信号で黒色から白色まで
の明るさを連続的に表示することができ、TVやビデオ
等のAV機器の映像表示に適している。また、カラー表
示の場合は、例えば、赤色、緑色、青色の3色につい
て、各色の信号の組み合わせにより表示することができ
る。
【0016】一方、ディジタル方式は、映像情報を数ビ
ットのディジタル信号にて入力するため、コンピュータ
用ディスプレイや携帯情報端末用のディスプレイに適し
ている。このディジタル方式においては、白色と黒色と
の中間の明るさを段階的に表示する階調を表現するため
に複数ビットの信号を入力する必要があり、さらに、カ
ラー表示のために赤色、緑色、青色の3色についてそれ
ぞれ複数ビットの信号が必要となるため、アナログ入力
と比べて入力信号数が増加する。
【0017】上記アナログ方式及びディジタル方式のい
ずれの方式においても、データ信号線駆動用IC71…
及び走査信号線駆動用IC76におけるCOG共通の課
題として、入力抵抗の問題がある。
【0018】この入力抵抗の問題は、データ信号線駆動
用IC71…及び走査信号線駆動用IC76への信号入
力配線74・77を表示基板70に用いる薄膜配線にて
形成するために、TCP方式における銅配線のような低
抵抗の材料とは違い、ITO(Indium Tin Oxide:イン
ジウムすず酸化物)やTa(タンタル)等の比較的高抵
抗の材料が用いられることと、COG接続部及びフレキ
シブル基板75の接続部の各接続抵抗が加わるためであ
る。
【0019】このため、低抵抗が要求される電源端子や
周波数の高い信号入力端子等については、COG接続部
は一つの入力信号に対して複数の電極を形成し、信号入
力配線74は幅を広く形成し、フレキシブル基板75の
接続部についても、略前記複数端子分の幅で一つの外部
入力信号入力端子とする等して低抵抗化を図っている。
【0020】以下、従来のアナログ方式及びディジタル
方式における両方の具体的な構成について説明する。
【0021】従来のアナログ方式が採用されるデータ信
号線駆動用IC81では、図9に示すように、例えば、
赤色の映像情報である映像信号Rという一つの入力信号
について、2個の入力電極端子81b・81bが設けら
れ、これら入力電極端子81b・81bに接続されるべ
く、2個の入力ボンディングパッド82・82よりも少
し広い幅を有する信号入力配線83が表示基板80に形
成されており、この信号入力配線83の他端部には、こ
の信号入力配線83と略同じ幅の外部信号入力端子84
が設けられ、この外部信号入力端子84を介して上記信
号入力配線83は、前記フレキシブル基板の各配線パタ
ーン(前記図8に示すフレキシブル基板75の各配線パ
ターン75a)に接続されている。
【0022】一方、従来のディジタル方式が採用される
データ信号線駆動用IC91では、図10に示すよう
に、それぞれ赤色、緑色、青色の映像情報である映像信
号R・G・Bについて、階調データは各4ビット入力に
なっている。このため、例えば、赤色の映像情報である
映像信号Rについては各ビットに対応する1個ずつの入
力電極端子91b…にそれぞれ接続されるべく、これら
各1個毎の入力ボンディングパッド92…の幅を有する
信号入力配線93…が4個分だけ表示基板90に形成さ
れており、かつこの信号入力配線93の他端部には、こ
の信号入力配線93と略同じ幅の外部信号入力端子94
が設けられ、この外部信号入力端子94を介して上記信
号入力配線93は、前記フレキシブル基板の各配線パタ
ーン(前記図8に示すフレキシブル基板75の各配線パ
ターン75a)に接続されている。
【0023】すなわち、図9に示すアナログ方式のデー
タ信号線駆動用IC81と、図10に示すディジタル方
式のデータ信号線駆動用IC91とは、各方式に合わせ
て設計されている。このように、入力ボンディングパッ
ド82・92が、データ信号線駆動用IC81・91の
入力電極端子81b・91bに合わせて形成されている
ため、データ信号線駆動用IC81・91がアナログ方
式か又はディジタル方式かによって、別の表示基板80
・90が必要となっている。
【0024】なお、図9及び図10に示すように、アナ
ログ方式が採用されるデータ信号線駆動用IC81の表
示部への出力配線85…とディジタル方式が採用される
データ信号線駆動用IC91の表示部への出力配線95
…とは、出力信号がCOG接続可能なピッチの制約を受
けて決定されることが多く、アナログ方式とディジタル
方式とはいずれも同じ程度の数となっていることが多
い。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液晶表示装
置では、上述したように、データ信号線駆動用ICのア
ナログ方式とディジタル方式とでは、入力信号の数に大
きな違いがある。
【0026】また、従来のCOG実装方式を適用した液
晶表示装置では、駆動用集積回路へ接続される信号入力
配線は、駆動用集積回路に設けられたある一つの入力信
号に対する一個又は複数個の入力電極端子に接続される
べく、当該入力電極端子一個又は複数個分の入力ボンデ
ィングパッドの幅を有して形成されていた。
【0027】このため、アナログ方式とディジタル方式
とでは入力信号数が異なるために、アナログ方式のため
に形成した信号入力配線では、ディジタル方式のための
信号入力配線として使用することができず、その結果、
基板を共通化できないという問題点を有していた。すな
わち、同一サイズで同一画素数の液晶表示装置の、アナ
ログ方式とディジタル方式との双方を設計する場合に、
入力信号数が異なるために、表示基板の入力信号配線部
を別に設計する必要があり、表示基板を共通化できない
という問題点を有している。
【0028】また、データ信号線駆動用ICの仕様変更
等によって入力端子配列が変わった場合においても、表
示基板のデータ信号線駆動用ICの入力信号配線を再設
計する必要があるという問題点を有している。
【0029】また、ICの製造プロセスの技術革新等に
より、駆動用ICの短辺方向の幅が変わった場合、入力
電極端子の位置がずれるため、入力ボンディングパッド
の位置を再設計する必要があるという問題点を有してい
る。
【0030】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、COG接続の駆動用集積
回路を採用する場合において、入力信号数や信号配列が
異なる駆動用集積回路に対して信号入力配線を共用し得
るマトリクス型表示装置を提供することにある。
【0031】また、駆動用集積回路の短辺方向の幅が異
なる駆動用集積回路を使用し得るマトリクス型表示装置
を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明のマトリクス型表
示装置は、上記課題を解決するために、表示部への複数
のデータ信号線及び走査信号線を駆動する駆動用集積回
路の少なくとも一方の駆動用集積回路が基板周辺部に直
接搭載され、かつ上記駆動用集積回路に接続される複数
の信号入力配線が形成され、外部から入力される複数の
外部入力信号を上記信号入力配線に接続する配線パター
ンを有する外部入力信号部材が上記基板に装着されるマ
トリクス型表示装置において、上記駆動用集積回路へ接
続される複数の信号入力配線は、上記駆動用集積回路が
接続される入力ボンディングパッド毎に形成されている
とともに、上記複数の外部入力信号の内の各同一信号
は、上記外部入力信号部材上の各配線パターンにてそれ
ぞれ束ねられて上記信号入力配線の一個又は複数個にそ
れぞれ接続されることを特徴としている。なお、上記各
同一信号とは、全く同一信号でなくても同一信号とみな
すことができる同一種類の信号を含むものとする。
【0033】上記の発明によれば、駆動用集積回路に設
けられた、それぞれの同一入力信号に対する一個又は複
数個の例えば入力電極端子に接続される入力信号は、例
えばフレキシブル基板等の外部入力信号部材上の各配線
パターンにてそれぞれ束ねられて、入力ボンディングパ
ッド毎に形成された複数の信号入力配線の一個又は複数
個にそれぞれ接続される。
【0034】したがって、駆動用集積回路がアナログ方
式又はディジタル方式におけるいずれの方式が採用され
る場合であっても、駆動用集積回路の入力電極端子を、
基板上に入力ボンディングパッド毎に形成された信号入
力配線の一個又は複数個にそれぞれ接続することができ
る。
【0035】一方、このとき、各信号入力配線の反対側
の端部では、駆動用集積回路への各同一信号は、例えば
フレキシブル基板等の外部入力信号部材上の各配線パタ
ーンにてそれぞれ束ねられて上記信号入力配線の一個又
は複数個にそれぞれ接続される。
【0036】この結果、例えば表示基板等の基板上に、
駆動用集積回路の入力ボンディングパッド毎に形成され
た信号入力配線は、駆動用集積回路がアナログ方式又は
ディジタル方式におけるいずれの方式が採用される場合
であっても、入力信号端子数の異なる駆動用集積回路相
互の例えば電極端子の配列が対応するようにすることに
より、同一の基板を使用することが可能となり、部材の
共通化によるコスト低減が可能となる。
【0037】また、このとき、例えばフレキシブル基板
等の外部入力信号部材の各配線パターンについては変更
が必要となるが、このフレキシブル基板の各配線パター
ンの変更であれば、基板の設計変更に比べて小さなコス
トで対応可能である。
【0038】したがって、COG接続の駆動用集積回路
を採用する場合において、入力信号数が異なるアナログ
方式とディジタル方式とのいずれにおいても信号入力配
線を共用し得るマトリクス型表示装置を提供することが
できる。
【0039】本発明のマトリクス型表示装置は、上記課
題を解決するために、上記記載のマトリクス型表示装置
において、駆動用集積回路の入力電極端子に接続される
信号入力配線の入力ボンディングパッドが、駆動用集積
回路の短辺方向に対して上記入力電極端子のサイズより
も長く形成されていることを特徴としている。
【0040】上記の発明によれば、駆動用集積回路を製
造する際の集積回路製造プロセス革新等により、駆動用
集積回路の短辺方向の幅が変わる場合であっても、基板
の設計変更を行うことなくそのまま対応して使用できる
ので、新規の基板の設計が不要となる。
【0041】この結果、さらにコストを低減することが
できる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0043】本実施の形態のマトリクス型表示装置とし
ての液晶表示装置は、アクティブマトリクス駆動タイプ
のものであり、図2に示すように、一対の例えばガラス
板やプラスチック板等の光透過性絶縁性基板の一方の基
板上に薄膜トランジスタ(以下、「TFT(Thin Film
Transistor)」と称する。)等のスイッチング素子が接
続された複数の画素電極がマトリクス状に配列されて形
成され、前記複数のスイッチング素子を駆動する複数の
走査信号線及びデータ信号線が互いに交差するように形
成された表示部1を有している表示基板10と、図3に
示すように、他方の基板上にカラーフィルタ6と対向電
極7とを形成した対向基板5とがシール材9を介して所
定の間隙を有し、上記画素電極と対向電極7とが対向す
るように配置され、前記一対の基板間の間隙に液晶層8
を挟持する構成となっている。なお、本実施の形態で
は、画素電極が光透過性を有する透過型の液晶表示装置
について説明するが、必ずしもこれに限らず、例えば、
画素電極が光反射性を有する反射型の液晶表示装置や光
透過性と光反射性とを有する半透過型の液晶表示装置に
も適用可能である。
【0044】上記の表示基板10の周辺には、図2に示
すように、表示部1のTFTの接続された画素部分を駆
動するための駆動用集積回路(以下、「駆動用IC(In
tegrated Circuit) 」と称する。)として走査信号線駆
動用IC2とデータ信号線駆動用IC3…とが設けられ
ており、本実施の形態の液晶表示装置においては、これ
ら表示部1、走査信号線駆動用IC2及びデータ信号線
駆動用IC3…は一枚の表示基板10に直接実装されて
いる。すなわち、駆動用ICを液晶表示装置上へ直接実
装するCOG(Chip On Glass) 方式を採用している。
【0045】なお、本実施の形態のデータ信号線駆動用
IC3…は、同図においては2個となっているが、必ず
しもこれに限らず、データ信号線の数と駆動用ICの出
力数から適宜定められる。
【0046】本実施の形態のCOG方式を採用した液晶
表示装置では、外部から走査信号線駆動用IC2及びデ
ータ信号線駆動用IC3…への入力信号を接続する外部
信号入力部材として、同図に示すように、例えば、フレ
キシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuits)4
が用いられるが、これに限定されるものではなく、例え
ば、回路基板(PWB)、その他の配線部材でも良い。
【0047】したがって、データ信号線駆動用IC3…
の接続領域には、図3に示すように、表示部1のデータ
信号線へデータ信号を供給するための出力配線31と前
記出力配線に接続され、データ信号線駆動用IC3…の
出力電極端子3aへの接続のための出力ボンディングパ
ッド31aと、データ信号線駆動用IC3…へ信号及び
電源を入力するための信号入力配線32と、この信号入
力配線32に接続され、データ信号線駆動用IC3…の
入力電極端子3b…への接続のための入力ボンディング
パッド32aと、信号入力配線32におけるフレキシブ
ル基板4へ接続するための外部信号入力端子32bとが
それぞれ形成されている。
【0048】なお、走査信号線駆動用IC2について
も、上記データ信号線駆動用IC3…と同様に、出力配
線21、図示しない出力ボンディングパッド及び入力ボ
ンディングパッド、信号入力配線22並びに図示しない
外部信号入力端子が形成され、上記と同様の接続状態と
なっている。
【0049】ここで、本実施の形態におけるCOG方式
の液晶表示装置におけるデータ信号線駆動用IC3…と
出力ボンディングパッド31aとの接続及びデータ信号
線駆動用IC3…と入力ボンディングパッド32aとの
接続は、図3に示すように、金等の金属により出力電極
端子3a及び入力電極端子3bを形成し、絶縁性接着剤
中に多数個の導電性粒子41…を拡散させて混在させた
異方導電性接着剤40により接続する方法を採用してい
る。
【0050】この異方導電性接着剤40を用いた接続方
法によれば、異方導電性接着剤40中の導電性粒子41
…がデータ信号線駆動用IC3…の出力電極端子3a及
び入力電極端子3bと表示基板10上における出力配線
31の出力ボンディングパッド31a及び信号入力配線
32の入力ボンディングパッド32aとの間に挟み込ま
れることにより、データ信号線駆動用IC3…と表示基
板10の出力配線31及び信号入力配線32との間の導
通が生まれる。
【0051】したがって、その接続ピッチがデータ信号
線駆動用IC3…の出力電極端子3a及び入力電極端子
3bの大きさのみに依存すること、及び各出力電極端子
3a…及び入力電極端子3b…の間に絶縁性接着剤が充
填されるので各出力電極端子3a…及び入力電極端子3
b…各電極の間に充分な絶縁性を容易に確保できること
等の利点を有している。
【0052】また、同図に示すように、フレキシブル基
板4と外部信号入力端子32bとの接続についても、同
様に、異方導電性接着剤40を用いた方法による接続が
可能であり、フレキシブル基板4上の配線パターンすな
わち例えば金メッキされた銅配線による配線パターンと
表示基板10の周辺に形成された外部信号入力端子32
bとが電気的に接続されている。
【0053】ここで、データ信号線駆動用IC3…へ
は、電源、映像情報信号、制御信号の入力が駆動のため
に必要である。
【0054】データ信号線駆動用IC3…へ映像情報信
号を入力するための方式としては、映像情報をアナログ
信号にて入力するアナログ方式とディジタル信号にて入
力するディジタル方式とがあるが、アナログ方式とディ
ジタル方式とでは入力信号数が大きく異なっている。
【0055】すなわち、アナログ方式では、映像信号を
アナログ信号で入力するため、TVやビデオ等のAV機
器の映像表示に適している。アナログ信号で入力する場
合、黒色から白色までの中間の明るさを連続的に一個の
入力信号で表示することができる。カラー表示をする場
合は、例えば、赤色、緑色、青色の3色について、各一
個の入力信号の組み合わせによりカラー表示することが
できる。
【0056】一方、ディジタル方式は、映像情報を数ビ
ットのディジタル信号にて入力するため、コンピュータ
用ディスプレイや携帯情報端末用のディスプレイに適し
ている。このディジタル方式においては、白色と黒色と
の中間の明るさを段階的に表示する階調を表現するため
に複数ビットの信号を入力する必要があり、さらに、カ
ラー表示のために赤色、緑色、青色の3色についてそれ
ぞれ複数ビットの信号が必要となるため、アナログ入力
と比べて入力信号数が増加する。
【0057】また、近年の一般的な情報機器用ディスプ
レイでは、写真等の自然画に近い階調表示が要求され階
調数は増加する傾向にある。したがって、6ビットカラ
ーの構成の場合、赤、緑、青の3色についてトータル1
8ビットのデータビットが必要であり、最低でも18本
の配線が必要となる。
【0058】したがって、従来においては、同一サイズ
で同一画素数の液晶表示装置のアナログ方式とディジタ
ル方式との双方を設計する場合に、入力信号数が異なっ
ているので、データ信号線駆動用IC3…の入力信号配
線部を別に設計する必要があり、表示基板10を共通化
できないという問題点があった。
【0059】さらに、データ信号線駆動用IC3…の仕
様変更等によって信号入力配線32の配列が変わった場
合においても、このデータ信号線駆動用IC3…の信号
入力配線32を再設計する必要があるという問題点があ
った。
【0060】なお、出力信号の数はCOG接続が可能な
ピッチの制約を受けて決定されることが多く、アナログ
方式とディジタル方式とはいずれも同じ程度の数となっ
ていることが多いので余り問題となることはない。
【0061】そこで、本実施の形態の液晶表示装置で
は、表示基板10上に形成されている信号入力配線32
…が、駆動用ICとしてのデータ信号線駆動用IC3…
の入力電極端子3b…毎に引き出され、フレキシブル基
板4の配線パターン4a…上にて束ねられている。
【0062】すなわち、本実施の形態の液晶表示装置で
は、図4に示すように、表示基板10上にデータ信号線
駆動用IC3…のデータ信号線に接続される出力配線3
1…が出力ボンディングパッド31a毎に形成され、ま
た、信号入力配線32…が入力ボンディングパッド32
a毎に形成され、それぞれの信号入力配線32…に外部
信号入力端子32bが形成される。そして、この信号入
力配線32…及びその外部信号入力端子32bが、入力
信号数の多いディジタル方式に対応できる配線数以上の
配線が形成される。なお、出力ボンディングパッド31
a及び入力ボンディングパッド32aは、それぞれ等ピ
ッチで形成しているが、これに限定されるものではな
い。
【0063】また、本実施の形態では、図1及び図5に
示すように、データ信号線駆動用IC3…の一つの入力
信号に対して設けられた複数の入力電極端子3b…毎に
接続された信号入力配線32…がフレキシブル基板4上
の配線パターン4a…にて束ねられている。
【0064】すなわち、図1に示すアナログ方式のデー
タ信号線駆動用IC3…を使用した場合においては、フ
レキシブル基板4の配線パターン4a…は、例えば、左
側電源についてデータ信号線駆動用IC3…の設けられ
た5個の入力電極端子3b…のそれぞれに接続された信
号入力配線32…の5個分の占める幅を占める広さとな
っており、この5個分の幅を占める広さの1個の配線パ
ターン4aが、前記5個の信号入力配線32…の表示基
板10の端部に形成された外部信号入力端子32b…の
それぞれに共通に接続されている。さらに、同様にし
て、左側から順次、映像信号R・G・Bについて信号入
力配線32…におけるそれぞれ2個ずつ、グランドにつ
いて信号入力配線32…における3個、カラーR・G・
Bに対する各制御信号について信号入力配線32…にお
けるそれぞれ2個ずつ、さらに、右側電源について信号
入力配線32…における4個分の幅を占める広さの配線
パターン4a…となっている。このとき、各配線パター
ン4a…の間には1個ずつの信号入力配線32が設けら
れている。
【0065】一方、図5に示すディジタル方式のデータ
信号線駆動用IC3…を使用した場合においては、フレ
キシブル基板4の配線パターン4a…は、例えば、デー
タ信号線駆動用IC3の左側電源について信号入力配線
32…における2個分の幅を占める広さが確保されてい
る。さらに、左側から順次、グランドについて信号入力
配線32…における2個、映像信号R・G・Bについて
各色毎に信号入力配線32…におけるそれぞれ1個ずつ
4個、カラーR・G・Bに対する各制御信号について信
号入力配線32…におけるそれぞれ2個ずつ、さらに、
右側電源について信号入力配線32…における2個分の
幅を占める広さの配線パターン4a…となっている。ま
た、このとき、各配線パターン4a…の間には1個ずつ
の信号入力配線32が設けられている。
【0066】ここで、フレキシブル基板4の配線パター
ン4aを上記の映像信号R・G・Bについて各色毎に信
号入力配線32…におけるそれぞれ1個分ずつ4個とし
たのは、階調データを各4ビット入力としたものであ
る。
【0067】このように、データ信号線駆動用IC3…
の同一信号の信号入力配線32…をフレキシブル基板4
上の配線パターン4a…にて束ねたことは、以下の長所
がある。
【0068】すなわち、アナログ方式及びディジタル方
式のいずれの方式においても、データ信号線駆動用IC
3…及び走査信号線駆動用IC2におけるCOG共通の
課題として、入力抵抗の問題がある。
【0069】この入力抵抗の問題は、データ信号線駆動
用IC3…及び走査信号線駆動用IC2への信号入力配
線32及び信号入力配線22を表示基板10に用いる薄
膜配線にて形成するために、TCP方式における銅配線
のような低抵抗の材料とは違い、ITO(Indium Tin O
xide:インジウムすず酸化物)やTa(タンタル)等の
比較的高抵抗の材料が用いられることと、COG接続部
及びフレキシブル基板4の接続部の各接続抵抗が加わる
ためである。
【0070】このため、低抵抗が要求される電源端子や
周波数の高い信号入力端子等については、COG接続部
は複数の電極で一つの入力を形成することにより信号入
力配線を太くして低抵抗化を図ることが好ましい。ま
た、フレキシブル基板4の接続部についても同様に、複
数端子で一つの入力とする等して低抵抗化を図ることが
好ましい。したがって、数個の信号入力配線32…を配
線パターン4a…で束ねることは、低抵抗化にとって良
い影響を与える。
【0071】また、以上のようなディジタル方式に対応
できる個数の信号入力配線32…、又はそれ以上の個数
の信号入力配線32…を入力ボンディングパッド32a
…毎に形成し、それぞれの入力信号に対して設けられた
一個又は複数個の前記信号入力配線32…をそれぞれフ
レキシブル基板4の一個又は複数個分の幅の配線パター
ン4a…で束ねることによって、図1及び図5に示すよ
うに、アナログ方式とディジタル方式とではデータ信号
線駆動用IC3の入力電極端子3b…の端子配列及び端
子数は異なっていても、データ信号線駆動用IC3…の
入力電極端子3b…が、表示基板10上の入力ボンディ
ングパッド32aに対応するように形成されているの
で、表示基板10の共通化を実現できるものとなってい
る。
【0072】この結果、液晶表示装置に採用するCOG
接続方式のデータ信号線駆動用IC3…について、入力
電極端子3bの数や入力電極端子3bの配列に違いがあ
るアナログ方式又はディジタル方式のいずれを選択する
場合でも、データ信号線駆動用IC3…の入力電極端子
3bを、表示基板10上に形成された入力ボンディング
パッド32aに対応するように形成しておくことによ
り、同一の表示基板10を使用することが可能となり、
部材の共通化によるコスト低減が可能となる。
【0073】また、このとき、フレキシブル基板4の各
配線パターン4a…については変更が必要となるが、こ
のフレキシブル基板4の各配線パターン4a…の変更で
あれば、表示基板10の設計変更に比べて小さなコスト
で対応可能である。
【0074】さらに、スイッチング素子としてTFTや
MIMやダイオード等を使用する液晶表示装置において
は、表示基板10のコストに占める割合が最も高く、ま
た、新規の表示基板10を設計する際のコストも大き
く、本実施の形態のコスト低減効果は大きい。
【0075】また、単純マトリクス型の液晶表示装置に
おいても、表示基板の共通化によるコスト低減の効果は
期待できる。
【0076】このように、本実施の形態の液晶表示装置
では、一対の表示基板10と対向基板5との間に液晶層
8を挟持したTFTに接続された複数の画素電極がマト
リクス状に配設された表示部1を複数の信号線及び走査
線にて駆動するデータ信号線駆動用IC3…及び走査信
号線駆動用IC2の内の少なくとも一方のデータ信号線
駆動用IC3…が表示基板10の周辺部に直接搭載され
ている。そして、データ信号線駆動用IC3…に接続さ
れる複数の信号入力配線32…が形成され、外部から入
力される複数の外部入力信号を上記信号入力配線32…
に接続する配線パターン4a…を有するフレキシブル基
板4が表示基板10の端部に装着されている。
【0077】すなわち、本実施の形態の液晶表示装置
は、表示基板10の周辺に各データ信号線駆動用IC3
…及び走査信号線駆動用IC2が直接実装されるCOG
実装方式を適用したものからなっている。
【0078】本実施の形態では、データ信号線駆動用I
C3…に設けられた、それぞれの同一入力信号に対する
一個又は複数個の入力電極端子3b…に接続される入力
信号は、フレキシブル基板4上の各配線パターン4aに
てそれぞれ束ねられて、入力ボンディングパッド32a
…毎に形成された複数の信号入力配線32…の一個又は
複数個にそれぞれ接続される。
【0079】したがって、データ信号線駆動用IC3…
がアナログ方式又はディジタル方式におけるいずれの方
式が採用される場合であっても、データ信号線駆動用I
C3…の入力電極端子3b…を、表示基板10上に入力
ボンディングパッド32a…毎に形成された信号入力配
線32…の一個又は複数個にそれぞれ接続することがで
きる。
【0080】なお、ここで、上記各同一信号とは、全く
同一信号でなくても同一信号とみなすことができる同一
種類の信号を含むものとする。したがって、一般的な電
気的接続において、全く同一信号でなくても同一信号と
みなすことができる同一種類の信号であって各配線パタ
ーン4aにてそれぞれ束ねることが可能であれば、その
信号は同一信号と見なす。
【0081】一方、このとき、各信号入力配線32…の
反対側の端部では、データ信号線駆動用IC3…への各
同一信号は、フレキシブル基板4上の各配線パターン4
a…にてそれぞれ束ねられて信号入力配線32…の一個
又は複数個にそれぞれ接続される。
【0082】この結果、表示基板10上に、データ信号
線駆動用IC3…入力ボンディングパッド32a…毎に
形成された信号入力配線32…は、データ信号線駆動用
IC3…がアナログ方式又はディジタル方式におけるい
ずれの方式が採用される場合であっても、入力信号端子
数の異なるデータ信号線駆動用IC3…相互の例えば電
極端子の配列が対応するようにすることにより、同一の
表示基板10を使用することが可能となり、部材の共通
化によるコスト低減が可能となる。
【0083】また、このとき、フレキシブル基板4の各
配線パターン4a…については変更が必要となるが、こ
のフレキシブル基板4の各配線パターン4a…の変更で
あれば、表示基板10の設計変更に比べて小さなコスト
で対応可能である。
【0084】したがって、COG接続のデータ信号線駆
動用IC3…を採用する場合において、入力信号数が異
なるアナログ方式とディジタル方式とのいずれにおいて
も信号入力配線32…を共用し得る液晶表示装置を提供
することができる。
【0085】本実施の形態の液晶表示装置では、表示基
板10上に形成されている信号入力配線32…が、駆動
用ICとしてのデータ信号線駆動用IC3…の入力電極
端子3b…毎に引き出され、フレキシブル基板4の配線
パターン4a…上にて束ねられている。
【0086】このため、データ信号線駆動用IC3…が
アナログ方式又はディジタル方式におけるいずれの方式
であっても、同一の表示基板10を使用することが可能
となり、部材の共通化によるコスト低減が可能となる。
【0087】ところで、前記実施の形態では、図3に示
すように、信号入力配線32はデータ信号線駆動用IC
3…の短辺方向に少し入っただけのものとなっており、
入力ボンディングパッド32aも短く形成されているも
のである。
【0088】しかしながら、必ずしもこれに限らず、例
えば、図6に示すように、入力ボンディングパッド32
aを、データ信号線駆動用IC3…の短辺方向に長く形
成することが可能である。
【0089】これによって、この長さの範囲において、
データ信号線駆動用IC3…の短辺サイズが変ったとき
でも、データ信号線駆動用IC3の入力電極端子3bが
入力ボンディングパッド32aに位置合わせ可能な範囲
であれば表示基板10の設計変更をすることなく、接続
が可能である。
【0090】このように、本実施の形態の液晶表示装置
では、データ信号線駆動用IC3…の入力電極端子3b
に接続される信号入力配線32…の入力ボンディングパ
ッド32aが、データ信号線駆動用IC3…の短辺方向
に対して入力電極端子3bのサイズよりも長く形成する
ことが可能である。
【0091】このため、データ信号線駆動用IC3…を
製造する際の集積回路製造プロセス革新等により、デー
タ信号線駆動用IC3…の短辺方向の幅が変わる場合で
あっても、表示基板10の設計変更を行うことなくその
まま対応して使用できるので、新規の表示基板10の設
計が不要となる。
【0092】この結果、さらにコストを低減することが
できる。
【0093】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れのものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。
【0094】例えば、駆動用ICの接続領域の外側の端
子に電源やGNDを配置する場合、他の入力信号端子数
の異なる駆動用ICの信号配列と、例えば異なる信号が
入力される入力電極端子間が短絡されるというような不
具合が生じないことが明らかな場合は、その信号入力配
線32として略複数端子が占める幅程度の幅を有する幅
広の信号入力配線を設けても良い。
【0095】すなわち、本実施の形態のマトリクス型表
示装置としての液晶表示装置においては、駆動用集積回
路へ接続される複数の信号入力配線は、一部が上記駆動
用集積回路が接続される入力ボンディングパッド毎に形
成され、かつ、上記一部の複数の外部入力信号の内の各
同一信号は、上記外部入力信号部材上の各配線パターン
にてそれぞれ束ねられて上記信号入力配線の一個又は複
数個にそれぞれ接続される一方、上記駆動用集積回路へ
接続される複数の信号入力配線における他の一部は、各
信号入力配線が複数個の入力電極端子を束ねて接続され
るとともに、その各信号入力配線に各配線パターンが接
続されるとすることが可能である。
【0096】これによって、他の入力信号端子数の異な
る駆動用ICの信号配列と、例えば異なる信号が入力さ
れる入力電極端子間が短絡されるというような不具合が
生じないことが明らかな場合は、このようなことを行っ
ても、基板の共通化を図ることができる。
【0097】また、単純マトリクス型液晶表示装置の駆
動方式は、基本的にはオン、オフ(表示、非表示)の2
値表示であるが、パルス幅変調方式やフレームレート方
式によって階調表示をすることができる。この場合、階
調入力信号は、数ビットのディジタル信号で入力され
る。
【0098】また、アクティブマトリクス型液晶表示装
置においてスイッチング素子として、MIM(Metal In
sulator Metal:金属−絶縁層−金属)素子やダイオード
等の二端子素子を使用する場合、走査信号線とデータ信
号線とはいずれか一方がいずれか一方の基板にそれぞれ
形成される。この場合、駆動方式について、上記実施の
形態で述べたと同様にデータ信号線に中間調の信号を入
力する方式の他に、パルス幅変調方式やフレームレート
方式にて階調表示する方式もある。
【0099】また、本発明は、EL(エレクトロルミネ
ッセンス)表示装置やエレクトロクロミック表示装置等
の他の表示装置にも適用可能である。
【0100】
【発明の効果】本発明のマトリクス型表示装置は、以上
のように、駆動用集積回路へ接続される複数の信号入力
配線は、上記駆動用集積回路が接続される入力ボンディ
ングパッド毎に形成されているとともに、上記複数の外
部入力信号の内の各同一信号は、上記外部入力信号部材
上の各配線パターンにてそれぞれ束ねられて上記信号入
力配線の一個又は複数個にそれぞれ接続されるものであ
る。
【0101】それゆえ、駆動用集積回路がアナログ方式
又はディジタル方式におけるいずれの方式が採用される
場合であっても、駆動用集積回路の入力電極端子を、基
板上に入力ボンディングパッド毎に形成された信号入力
配線の一個又は複数個にそれぞれ接続することができ
る。
【0102】一方、このとき、各信号入力配線の反対側
の端部では、駆動用集積回路への各同一信号は、例えば
フレキシブル基板等の外部入力信号部材上の各配線パタ
ーンにてそれぞれ束ねられて上記信号入力配線の一個又
は複数個にそれぞれ接続される。
【0103】この結果、基板上に、駆動用集積回路の入
力ボンディングパッド毎に形成された信号入力配線は、
駆動用集積回路がアナログ方式又はディジタル方式にお
けるいずれの方式が採用される場合であっても、入力信
号端子数の異なる駆動用集積回路相互の例えば電極端子
の配列が対応するようにすることにより、同一の基板を
使用することが可能となり、部材の共通化によるコスト
低減が可能となる。
【0104】また、このとき、例えばフレキシブル基板
等の外部入力信号部材の各配線パターンについては変更
が必要となるが、このフレキシブル基板の各配線パター
ンの変更であれば、基板の設計変更に比べて小さなコス
トで対応可能である。
【0105】したがって、COG接続の駆動用集積回路
を採用する場合において、入力信号数が異なるアナログ
方式とディジタル方式とのいずれにおいても信号入力配
線を共用し得るマトリクス型表示装置を提供することが
できるという効果を奏する。
【0106】本発明のマトリクス型表示装置は、以上の
ように、上記記載のマトリクス型表示装置において、駆
動用集積回路の入力電極端子に接続される信号入力配線
の入力ボンディングパッドが、駆動用集積回路の短辺方
向に対して上記入力電極端子のサイズよりも長く形成さ
れているものである。
【0107】それゆえ、駆動用集積回路を製造する際の
集積回路製造プロセス革新等により、駆動用集積回路の
短辺方向の幅が変わる場合であっても、基板の設計変更
を行うことなくそのまま対応して使用できるので、新規
の基板の設計が不要となる。
【0108】この結果、さらにコストを低減することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における液晶表示装置の実施の一形態を
示すものであり、アナログ方式でのフレキシブル基板か
らデータ信号線駆動用ICへの信号入力配線に対する接
続状態を示す平面図である。
【図2】上記液晶表示装置の全体構成を示す概略平面図
である。
【図3】上記液晶表示装置におけるフレキシブル基板か
らデータ信号線駆動用ICへの信号入力配線、及びデー
タ信号線駆動用ICから表示部への出力配線への接続状
態を示すものであり、図2のX−X線断面図である。
【図4】上記液晶表示装置におけるデータ信号線駆動用
ICから表示部への出力配線の配列、及びデータ信号線
駆動用ICへの信号入力配線の配列を示す平面図であ
る。
【図5】上記液晶表示装置におけるディジタル方式での
フレキシブル基板からデータ信号線駆動用ICへの信号
入力配線に対する接続状態を示す平面図である。
【図6】本発明における液晶表示装置の他の実施の形態
を示すものであり、入力ボンディングパッドをデータ信
号線駆動用ICの短辺方向に長く形成した状態を示す平
面図である。
【図7】従来の液晶表示装置の全体構成を示す概略平面
図である。
【図8】上記液晶表示装置におけるフレキシブル基板か
らデータ信号線駆動用ICへの信号入力配線、及びデー
タ信号線駆動用ICから表示部への出力配線への接続状
態を示すものであり、図7のY−Y線断面図である。
【図9】上記の液晶表示装置におけるアナログ方式での
フレキシブル基板からデータ信号線駆動用ICへの信号
入力配線に対する接続状態を示す平面図である。
【図10】上記の液晶表示装置におけるディジタル方式
でのフレキシブル基板からデータ信号線駆動用ICへの
信号入力配線に対する接続状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 表示部 2 走査信号線駆動用IC(駆動用集積回路) 3 データ信号線駆動用IC(駆動用集積回路) 3a 出力電極端子 3b 入力電極端子 4 フレキシブル基板(外部入力信号部材) 4a 配線パターン 5 対向基板(基板) 8 液晶層 10 表示基板(基板) 31 出力配線 32 信号入力配線 31a 出力ボンディングパッド 32a 入力ボンディングパッド 32b 外部信号入力端子 40 異方導電性接着剤 41 導電性粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 紀世史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA05 GA48 GA50 GA60 JA03 JA24 NA27 NA28 5G435 AA17 BB05 BB12 CC09 CC12 EE30 EE37 EE42 EE47

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示部への複数のデータ信号線及び走査信
    号線を駆動する駆動用集積回路の少なくとも一方の駆動
    用集積回路が基板周辺部に直接搭載され、かつ上記駆動
    用集積回路に接続される複数の信号入力配線が形成さ
    れ、外部から入力される複数の外部入力信号を上記信号
    入力配線に接続する配線パターンを有する外部入力信号
    部材が上記基板に装着されるマトリクス型表示装置にお
    いて、 上記駆動用集積回路へ接続される複数の信号入力配線
    は、上記駆動用集積回路が接続される入力ボンディング
    パッド毎に形成されているとともに、 上記複数の外部入力信号の内の各同一信号は、上記外部
    入力信号部材上の各配線パターンにてそれぞれ束ねられ
    て上記信号入力配線の一個又は複数個にそれぞれ接続さ
    れることを特徴とするマトリクス型表示装置。
  2. 【請求項2】駆動用集積回路の入力電極端子に接続され
    る信号入力配線の入力ボンディングパッドが、駆動用集
    積回路の短辺方向に対して上記入力電極端子のサイズよ
    りも長く形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のマトリクス型表示装置。
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