JP2002062111A - 情報獲得方法、撮像装置及び、画像処理装置 - Google Patents

情報獲得方法、撮像装置及び、画像処理装置

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JP2002062111A
JP2002062111A JP2000247034A JP2000247034A JP2002062111A JP 2002062111 A JP2002062111 A JP 2002062111A JP 2000247034 A JP2000247034 A JP 2000247034A JP 2000247034 A JP2000247034 A JP 2000247034A JP 2002062111 A JP2002062111 A JP 2002062111A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体の表面の傾き等による誤差要因を排除
し、より精度良く物体までの距離情報等を獲得すること
のできる情報獲得手段等を提供する。 【解決手段】 光学的に異なる3点以上の照射位置か
ら、物体に光を照射し、3点以上の照射位置から照射さ
れた光による物体からの反射光をそれぞれ撮像し、撮像
された反射光に基づいて、距離情報を算出することによ
り、物体表面の傾き等による誤差要因を排除し、より精
度良く物体までの距離情報等を獲得することができる。
また、3点以上の照射位置から照射される光の波長を異
ならせることにより、同時に照射、撮像することが可能
となり、動きのある物体に対しても精度良く距離情報等
を獲得することができる。3点の照射位置を一直線上に
並べ、撮像位置を照射位置のいずれかと同じにすること
によっても、物体の距離情報等を獲得することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の奥行き距
離、物体表面の傾き及び、物体表面の反射率に関する情
報を獲得する情報獲得方法、画像撮像装置及び、画像処
理装置に関する。特に光が照射された物体から得られる
反射光を撮像し、物体に関する情報を獲得する情報獲得
方法、画像撮像装置及び、画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物体までの距離情報や、物体の位置情報
を得るために、物体にスリットや縞模様などのパターン
光を投影し、物体に投影されたパターンを撮影して解析
する三次元画像計測の手法が知られている。代表的な計
測方法として、スリット光投影法(別名、光寸断法)、
コード化パターン光投影法などがあり、井口征士、佐藤
宏介著「三次元画像計測」(昭晃堂)に詳しい。
【0003】特開昭61−155909号公報(公開日
昭和61年7月15日)及び特開昭63−233312
号公報(公開日昭和63年9月29日)には、異なる光
源位置から物体に光を照射し、物体からの反射光の強度
比に基づいて、物体までの距離を測定する距離測定装置
及び距離測定方法が開示されている。
【0004】特開昭62−46207号公報(公開日昭
和62年2月28日)には、位相の異なる2つの光を物
体に照射し、物体からの反射光の位相差に基づいて、被
写体までの距離を測定する距離検出装置が開示されてい
る。
【0005】また、河北他「三次元撮像装置AXi-Vision
Cameraの開発」(三次元画像コンファレンス99、19
99年)には、投影光に超高速の強度変調を加え、強度変
調光で照明された物体を高速シャッター機能を備えたカ
メラで撮影し、物体までの距離によって変化する強度変
調度合いから、距離を測定する方法が開示されている。
【0006】また、特開平10−48336号公報及び
特開平11−94520号公報には、異なる波長特性を
有した、異なる光パタンを物体に投射し、物体からの入
射光の波長成分を抽出することにより物体までの距離を
計算する実時間レンジファインダが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の距離測定装置及
び距離測定方法では、光を被測定物に照射して、その反
射光を測定することによって距離情報を測定していた
が、被測定物の表面の傾きを考慮していなかった。その
ため、同距離にある物体であっても、表面の傾きによっ
て、反射光の測定強度が異なり、距離測定に誤差が生じ
ていた。
【0008】また、特開昭62−46207号公報に開
示された距離検出装置では、位相差を検出するための精
度の高い位相検出器が必要となり、装置が高価になり、
簡便性に欠ける。また、被写体の点からの出射光の位相
を測定するため、被写体全体の奥行き分布を測定するこ
とができない。
【0009】また、河北他「三次元撮像装置Axi-Vision
Cameraの開発」(三次元画像コンファレンス99、19
99年)に開示された強度変調を用いた距離測定方法は、
同一の光源で強度の増減変調を行うため、非常に高速に
光変調を行う必要があり、簡便に測定することができな
かった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態においては、物体までの距離情
報を獲得する情報獲得方法であって、光学的に異なる3
点以上の照射位置から、物体に光を照射する照射段階
と、3点以上の照射位置から照射された光による物体か
らの反射光をそれぞれ撮像する撮像段階と、撮像段階に
よって撮像された反射光に基づいて、距離情報を算出す
る算出段階とを備えることを特徴とする情報獲得方法を
提供する。
【0011】算出段階は、反射光の強度に基づいて、距
離情報を算出してもよい。照射段階は、光学的に一直線
上にある3点の照射位置から、物体に光を照射してもよ
い。また、照射段階は、それぞれの照射位置において、
異なる波長の光を物体に照射し、それぞれの照射位置に
おいて、実質的に同時に物体に光を照射してもよい。照
射段階は、それぞれの照射位置において、異なる波長の
光を物体に照射し、それぞれの照射位置において、実質
的に同時に物体に光を照射することが好ましい。撮像段
階は、異なる波長の光のそれぞれを選択的に透過させる
波長選択手段を有し、それぞれの照射位置における光に
よる物体からの反射光をそれぞれ撮像することが好まし
い。
【0012】本発明の第2の形態においては、物体の距
離情報、表面の向き情報及び表面の反射率情報を獲得す
るための光を照射する発光装置であって、光学的に異な
る3点以上の照射位置から、光を物体に照射する照射部
を備えることを特徴とする発光装置を提供する。
【0013】照射部は、光学的に一直線上にある3点の
照射位置から、物体に光を照射してもよい。また、照射
部は、照射位置のそれぞれに、光を照射する光源をそれ
ぞれ有してもよい。照射部は、それぞれの照射位置にお
いて異なる波長の光を照射し、それぞれの照射位置にお
いて、実質的に同時に物体に光を照射してもよい。照射
部は、光を照射する一つの光源を有し、一つの光源を、
照射位置のそれぞれに所定の順番で移動させる光源制御
部を更に備えてもよい。照射部は、光を照射する一つの
光源を有し、光学的に三角形を形成する3点の照射位置
から物体に光を照射し、一つの光源は、回転するテーブ
ル上に配置され、光源制御部は、テーブルを回転させる
ことにより、一つの光源を3点の照射位置のそれぞれに
移動させてもよい。照射部は、光を照射する第1光源及
び第2光源を有し、第1光源は、3点の照射位置のいず
れか一つに配置され、第2光源を、3点の照射位置の第
1光源が配置されていない二つの照射位置のそれぞれに
順に移動させる光源制御部を更に備えてもよい。
【0014】本発明の第3の形態においては、物体の距
離情報を獲得する画像撮像装置であって、光学的に異な
る3点以上の照射位置から、物体に光を照射する照射部
と、物体における光の反射光を撮像する撮像部とを備
え、撮像部は、3点以上の照射位置のいずれか一つと光
学的に同位置で、3点以上の照射位置からの光の反射光
をそれぞれ撮像することを特徴とする画像撮像装置を提
供する。
【0015】それぞれの照射位置において、照射部が光
を照射する発光タイミング及び、撮像部が反射光を撮像
する撮像タイミングを制御する制御部を更に備え、制御
部は、同期信号が入力され、同期信号に基づいて、発光
タイミング及び、撮像タイミングを制御することが好ま
しい。照射部は、それぞれの照射位置において異なる波
長の光を照射し、それぞれの照射位置において、実質的
に同時に物体に光を照射し、異なる波長の光の物体によ
る反射光を、異なる波長のそれぞれを主要な波長成分と
する光に分離する分光部を更に備え、撮像部は、分離さ
れた光のそれぞれを撮像してもよい。分光部は、異なる
波長の光のそれぞれを主に透過する複数の光学フィルタ
ーを有してもよい。
【0016】本発明の第4の形態においては、物体を撮
像した画像を処理する画像処理装置であって、3点以上
の照射位置から照射されたそれぞれの光による、物体か
らのそれぞれの反射光に基づく画像データを入力する入
力部と、入力された画像データを記憶する記憶部と、画
像データに基づいて、物体までの距離情報、物体の表面
の向き情報及び、表面の反射率情報を算出する算出部
と、算出部が算出した、距離情報、表面の向き情報及
び、表面の反射率情報を出力する出力部とを備えること
を特徴とする画像処理装置を提供する。
【0017】画像データは、反射光を受光する複数の画
素を有する撮像手段で撮像したデータであり、算出部
は、画素毎の3点以上の照射位置から照射されたそれぞ
れの光の反射光の強度を抽出し、抽出したそれぞれの光
の反射光の画素毎の強度に基づいて、距離情報の分布、
表面の向き情報の分布及び、表面の反射率情報の分布を
算出することが好ましい。
【0018】本発明の第5の形態においては、物体まで
の距離情報を獲得するコンピュータ用のプログラムを格
納した記録媒体であって、プログラムが、3点以上の照
射位置から物体に光を照射した場合の、それぞれの照射
位置からの光による物体からの反射光の強度を、それぞ
れ入力させる入力モジュールと、反射光のそれぞれの強
度に基づいて、物体までの距離情報を算出させる算出モ
ジュールとを備えたことを特徴とする記録媒体を提供す
る。
【0019】尚、上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又、発明となりうる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中
で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決
手段に必須であるとは限らない。
【0021】図1は、物体までの距離情報等を獲得する
情報獲得方法の原理説明図である。照射位置12、照射
位置14、照射位置16から、それぞれ強度P1,P
2,P3の光を物体20に照射し、物体20によるそれ
ぞれの光の反射光をカメラ10で撮像する。カメラ10
は、例えば電荷結合素子(CCD)であって、複数の画
素を有し、各画素単位で物体20の被照射部24からの
反射光を撮影し、画素毎にそれぞれの強度を検出する。
カメラ10で撮像した反射光に基づいて物体20の被照
射部24までの距離L、被照射部24の表面の傾きθ
及び、被照射部24の表面の反射率RObjを算出す
る。照射位置(12,14,16)及び、カメラ10
は、任意の位置に配置されてよいが、本例においては、
照射位置12,照射位置16、カメラ10を一直線上に
配置した場合について説明する。
【0022】図1に示すように、照射位置16は、照射
位置12からL12離れた位置に、照射位置14は、照
射位置12からL23離れた位置に、カメラ10は照射
位置12からX離れた位置に配置される。距離L12
23、Xは、計測系固有の既知の値である。また、照
射位置(12,14,16)が、物体20の被照射部2
4に、光を照射する角度をそれぞれθ、θ、θ
し、カメラ10が、被照射部24における反射光を受光
する角度をθとする。このうち、θは、カメラ10
の画素毎に撮影された反射光に基づいて算出される。ま
た、照射位置(12,14,16)から被照射部24ま
での距離をそれぞれL、L、Lとする。
【0023】照射位置(12、14、16)から照射さ
れた光の、被照射部24における反射光の強度をそれぞ
れD、D、Dとすると、D、D、Dは、次
のように与えられる。
【数1】 すなわち、
【数2】 ただし、f( )は関数とする。また、
【数3】 であるので、
【数4】 となる。また、
【数5】 であり、X、L12、θは既知の値であるので、
θ、θ、θはそれぞれLの関数で与えられる。す
なわち、
【数6】 となる。よって、
【数7】 となる。D、D、D3、θ、P、P、P
は、計測値又は既知の値であるので、上の2式から、
未知数θ、Lを求めることができる。また、θが求
まれば、D、D、Dのいずれかの式からRobj
を求めることができる。以上より、光学的に異なる3点
以上の照射位置から照射した光の、物体による反射光を
それぞれ撮像することにより、物体までの距離情報、物
体の表面の傾き情報及び、物体の表面の反射率情報を算
出することができる。
【0024】本例においては、照射位置12、照射位置
16、カメラ10を一直線上に配置したが、各要素間の
距離がわかっていれば、反射光により、物体までの距離
情報、物体の表面の傾き情報及び、物体の表面の反射率
情報を算出できることは明らかである。
【0025】以上説明した情報獲得方法によれば、物体
20の表面の傾き等による誤差を無くし、物体20まで
の距離情報を獲得することができる。また、物体20の
表面の傾き情報、物体20の表面の反射率情報を獲得す
ることができる。
【0026】ただし、照射位置(12,14,16)が
一直線上に配置されている場合は、図1に関連して説明
した方法では、物体までの距離情報等を算出することが
できない。以下、照射位置(12,14,16)が一直
線上に配置されている場合において、物体までの距離情
報、物体の表面の傾き情報及び、物体表面の反射率情報
の獲得方法について説明する。
【0027】図2は、照射位置が一直線上に配置された
場合の、物体までの距離情報等を獲得する情報獲得方法
の説明図である。照射位置12、照射位置14、照射位
置16から、それぞれ強度P1,P2,P3の光を物体
20に照射し、物体20によるそれぞれの光の反射光を
カメラ10で撮像する。
【0028】図2に示すように、照射位置16は、照射
位置12からL13離れた位置に、照射位置14は、照
射位置12からL12離れた位置に、カメラ10は照射
位置12と実質的に同位置に配置される。距離L12
23は、計測系固有の既知の値である。また、照射位
置(12,14,16)が、物体20の被照射部24
に、光を照射する角度をそれぞれθ、θ、θ
し、カメラ10が、被照射部24における反射光を受光
する角度をθとする。このうち、θは、カメラ10
の画素毎に撮影された反射光に基づいて算出される。本
例においては、カメラ10が照射位置12と同一の位置
に配置されているのでθ=θである。また、照射位
置(12,14,16)から被照射部24までの距離を
それぞれL、L、Lとする。
【0029】照射位置(12、14、16)から照射さ
れた光の、被照射部24における反射光の強度をそれぞ
れD、D、Dとすると、D、D、Dは、次
のように与えられる。
【数8】 すなわち、
【数9】 である。また、
【数10】 であるので、
【数11】 となる。また、
【数12】 であり、θはθと等しく、L12、L13、θ
既知であるのでθ、θ はLの関数で与えられる。す
なわち、
【数13】 となる。よって、
【数14】 となる。D、D、D3、θ、P、P、P
は、計測値又は既知の値であるので、上の2式から、
未知数θ、Lを求めることができる。また、θが求
まれば、D、D、Dのいずれかの式からRobj
を求めることができる。以上より、光学的に一直線上に
ある3点の照射位置から照射した光の、物体20による
反射光を、3点の照射位置のいずれか一つと光学的に同
位置でそれぞれ撮像することにより、物体までの距離情
報、物体の表面の傾き情報及び、物体の表面の反射率情
報を算出することができる。本例においては、照射位置
12とカメラ10の位置を実質的に同一としたが、
θ、θ、θのいずれかとθを同一とすればよい
ので、照射位置14又は照射位置16のいずれかと、カ
メラ10の位置を実質的に同一としてもよいことは明ら
かである。
【0030】図2に関連して説明した情報獲得方法で
は、カメラ10と照射位置(12,14,16)のいず
れかとの光軸が光学的に同軸であるため、照射位置(1
2,14,16)から照射された物体20をカメラ10
が撮像する際、影になって撮像できない領域を少なくす
ることができる。また、カメラ10と照射位置(12,
14,16)のいずれかとの位置が実質的に同じとする
ことで、カメラ10と照射位置との距離を予め調べる必
要が無く、また、カメラ10と照射位置との距離測定に
おける誤差を無くすことができる。
【0031】図1又は図2に関連して説明した情報獲得
方法においては、3点の照射位置から物体20に光を照
射したが、他の例においては、3点以上の照射位置から
物体20に光を照射してもよい。また、反射光の強度に
基づいて、物体20までの距離情報、物体20の表面の
傾き情報及び、物体20の表面の反射率情報を算出する
ことが好ましい。また、カメラ10の画素毎に、距離情
報、傾き情報及び、反射率情報を算出し、物体20の距
離情報、傾き情報及び反射率情報の分布を算出してもよ
い。
【0032】また、図1又は図2に関連して説明した情
報獲得方法において、3点の照射位置から照射される光
は、それぞれ異なる波長を主要な波長成分とし、それぞ
れの照射位置において、実質的に同時に物体20に光を
照射してもよい。このとき、カメラ10は、異なる波長
の光をそれぞれ選択的に透過させる波長選択手段を有
し、それぞれの照射位置から照射された光により物体2
0からの反射光をそれぞれ撮像することが好ましい。異
なる波長を主要な波長成分とする光を同時に物体20に
照射することにより、動きのある物体についても、距離
情報、傾き情報及び、反射率情報を精度よく獲得するこ
とが可能となる。しかし、物体20の表面の反射率は、
光の波長によってことなるので、測定結果に誤差が生じ
る。誤差を小さくするためには、波長による反射率の違
いを補正する必要がある。
【0033】図3は、波長による物体20の表面の反射
率の違いを補正した情報獲得方法の説明図である。一例
として図3(a)に示すように、照射位置12から照射
された光の波長をλ、照射位置14から照射された光
の波長をλ及びλ、照射位置16から照射された光
の波長をλ、λとする。また、照射位置12から照
射された光の強度をP、照射位置14から照射された
光の強度をP、照射位置16から照射された光の強度
をPとし、それぞれの波長毎の反射光の強度をWa、
、W、W、Wとする。図3(b)に示すよう
に、照射位置14から強度Pで照射された、波長
λ、λの光の反射光の強度W、Wに基づいて、
照射位置14から強度Pで波長λの光が照射された
場合の反射光の強度Wを算出する。本例においては、
波長λ、λに基づいて強度Wを算出しているが、
他の例においては、さらに多くの波長成分の反射光に基
づいて強度Wを算出してもよい。同様に、図3(c)
に示すように、照射位置16から強度Pで照射され
た、波長λ、λの光の反射光の強度W、Wに基
づいて、照射位置14から強度Pで波長λの光が照
射された場合の反射光の強度Wを算出する。算出され
た強度W、W、及び検出された強度Wに基づいて
物体20までの距離情報、物体20の表面の傾き情報及
び、物体20の表面の反射率情報を算出する。上述した
情報獲得方法によれば、3点の照射位置において同時に
光を照射するので、動きのある物体に対しても、精度良
く距離情報、傾き情報、反射率情報を獲得することが可
能となる。
【0034】図4は、本発明に係る情報獲得方法の一例
を示すフローチャートである。本実施例における情報獲
得方法は、照射段階(S100)、撮像段階(S10
2)及び、算出段階(S104)を備える。
【0035】照射段階(S100)は、図1に関連して
説明したように、光学的に異なる3点以上の照射位置か
ら、物体20に光を照射する。撮像段階(S102)
は、3点以上の照射位置から照射された光による物体か
らの反射光をそれぞれ撮像する。算出段階(S104)
は、撮像段階によって撮像された反射光に基づいて、物
体20までの距離情報、物体20の表面の傾き情報、物
体20の表面の反射率情報を算出する。
【0036】照射段階(S100)は、図2に関連して
説明した情報獲得手段と同様に、光学的に一直線上にあ
る3点の照射位置から物体20に光を照射し、また、撮
像段階(S102)は、3点以上の照射位置のいずれか
一つと光学的に同位置で、3点以上の照射位置からの光
の反射光をそれぞれ撮像してもよい。
【0037】また、算出段階(S104)は、図1又は
図2に関連して説明したように、反射光の強度に基づい
て物体20までの距離情報、物体20の表面の傾き情
報、物体20の表面の反射率情報を算出してもよい。ま
た、照射段階(S100)は、光学的に三角形を形成す
る3点の照射位置から、物体20に光を照射してもよ
い。
【0038】また、照射段階(S100)は、図3に関
連して説明した情報獲得方法と同様に、それぞれの照射
位置において、異なる波長の光を物体20に照射し、そ
れぞれの照射位置において、実質的に同時に物体20に
光を照射してもよい。この場合、撮像段階(S102)
は、異なる波長の光のそれぞれを選択的に透過させる波
長選択手段を有し、それぞれの照射位置における光によ
る物体20からの反射光をそれぞれ撮像することが好ま
しい。
【0039】図5は、本発明に係る発光装置100の一
例を示す。発光装置100は、光学的に異なる3点以上
の照射位置から、光を物体20に照射する照射部30を
備える。3点以上の照射位置から照射された光の、物体
20における反射光を撮像することにより、図1に関連
して説明した情報獲得方法と同様に、物体20の距離情
報、表面の傾き情報、表面の反射率情報を獲得すること
ができる。
【0040】照射部30は、図2に関連して説明した情
報獲得方法と同様に、光学的に一直線上にある3点の照
射位置から、物体20に光を照射してもよい。また、照
射部30は、光学的に三角形を形成する3点の照射位置
から、物体20に光を照射してもよい。また、照射部3
0は、それぞれの照射位置において、異なる波長の光を
物体20に照射し、それぞれの照射位置において、実質
的に同時に物体20に光を照射してもよい。
【0041】照射部30は、それぞれの照射位置に、光
を照射する光源をそれぞれ有していてもよい。他の例に
おいては、照射部30は、光を照射する一つの光源を有
し、一つの光源を、3点以上又は3点の照射位置のそれ
ぞれに所定の順番で移動させてもよい。また、発光装置
100は、光源を照射位置に移動させる光源制御部を備
えていてもよい。
【0042】図6は、光学的に一直線上にある3点の照
射位置から物体20に光を照射する、発光装置100の
一例を示す。発光装置100は、照射部30を備える。
図6(a)に示すように、照射部30は、光学的に一直
線上にある照射位置(12,14,16)のそれぞれに
光源を有していてもよい。また、図6(b)に示すよう
に、照射部30は、光を照射する一つの光源を有し、発
光装置100は、一つの光源を、3点の照射位置(1
2,14,16)のそれぞれに所定の順番、且つ所定の
タイミングで移動させる光源制御部40を更に備えてい
てもよい。また、図6(c)に示すように、照射部30
は、光を照射する第1光源及び第2光源を有していても
よい。発光装置100は、光源制御部40を更に備え、
光源制御部40は、第2光源を3点の照射位置の第1光
源が配置されていない二つの照射位置のそれぞれに順に
移動させる。本例においては、第1光源は、例えば照射
位置16に配置され、第2光源は、例えば照射位置14
に配置される。光源制御部40は、第2光源を所定のタ
イミングで照射位置14と照射位置12間を往復させ
る。また、照射位置が三角形を形成する場合においても
同様に、発光装置100は、一つ又は二つの光源を有
し、光源制御部40は、光源を所定の照射位置に、所定
の順番かつ所定のタイミングで移動させる。
【0043】図7は、光学的に三角形を形成する3点の
照射位置から物体20に光を照射する、発光装置100
の一例を示す。本例において、照射位置は、一例として
正三角形を形成する。発光装置100は、照射部30を
備える。照射部30は、光学的に正三角形を形成する3
点の照射位置のそれぞれに光源を有していてもよい。ま
た、図7(a)に示すように、照射部30は、光を照射
する第1光源及び第2光源を有していてもよい。発光装
置100は、光源制御部40を更に備え、光源制御部4
0は、第2光源を3点の照射位置の第1光源が配置され
ていない二つの照射位置のそれぞれに順に移動させる。
【0044】また、照射部30は、光を照射する一つの
光源を有し、発光装置100は、一つの光源を、3点の
照射位置(12,14,16)のそれぞれに所定の順
番、且つ所定のタイミングで移動させる光源制御部40
を更に備えていてもよい。また、図7(b)に示すよう
に、照射部30は、回転するテーブル32を有し、光源
はテーブル32上に配置され、光源制御部40は、テー
ブル32を回転させることにより、一つの光源を3点の
照射位置(12,14,16)に所定の順番且つ所定の
タイミングで移動させてもよい。テーブル32を120
度づつ回転させることにより、光源を3点の照射位置に
移動させることができる。光源を移動させるために、テ
ーブル32を等角度づつ回転させればよいので、光源制
御部40の光源の移動制御が容易になる。
【0045】本例においては、照射位置が正三角形を形
成している場合について説明したが、照射位置が正三角
形を形成していなくてもよいことは明らかである。照射
位置は、任意の三角形を形成してよい。このときテーブ
ルを所定の角度回転させることにより、光源を3点の照
射位置に移動させることができる。
【0046】図8は、画像撮像装置200の一例の説明
図である。図8において、図1から図7までと同じ符号
を付したものは、図1から図7に関連して説明したもの
と同一又は同様の構成及び機能を有してよい。画像撮像
装置200は、照射部50、制御部54、分光部56、
撮像部58、光学レンズ68を備える。
【0047】照射部50は、図5から図7に関連して説
明した発光装置100と同一又は同様の構成及び機能を
有してよい。照射部50は、一例として3点の照射位置
(12,14,16)を有し、それぞれの位置から物体
20に光を照射する。照射部50は、それぞれの照射位
置において異なる波長(λ、λ、λ)の光を照射
し、それぞれの照射位置において、実質的に同時に物体
20に光を照射する。例えば、照射部50は、それぞれ
異なる波長の光を主に透過する光学フィルター(図示せ
ず)を有していてもよい。このとき、照射部50はそれ
ぞれの照射位置(12,14,16)から光源によって
照射される光を光学フィルターを介して、波長λ、λ
、λの光として物体20に同時に照射する。
【0048】照射部50から照射された光は、物体20
で反射し、光学レンズ68に入射する。光学レンズ68
に入射した物体20による反射光は、光学レンズ68を
介して分光部56に入射される。
【0049】分光部56は、一例として光学レンズ68
が結像した反射光を波長λ、λ、λに分割するプ
リズムである。分光部56によって分光された光はそれ
ぞれ撮像部(58a、58b、58c)に受光される。
撮像部(58a、58b、58c)は、一例として3板
の固体撮像素子である。撮像部(58a、58b、58
c)に受光された光は、光電効果により電荷として読み
出され、A/D変換器(図示せず)によりデジタル電気
信号に変換され、画像処理装置(図示せず)に入力され
る。画像処理装置は、入力された信号に基づいて物体2
0までの距離情報、物体20の表面の傾き情報、物体2
0の表面の反射率情報を算出する。
【0050】撮像部58は、分光部56によって分離さ
れた光のそれぞれを撮像する。撮像部58は、一例とし
て固体撮像素子である。物体20の像は、固体撮像素子
の受光面上に結像される。結像された物体20の像の光
量に応じ、固体撮像素子の各センサエレメントに電荷が
蓄積され、蓄積された電荷は、一定の順序で走査され、
電気信号として読み出される。固体撮像素子は、物体2
0からの反射光の強度を画素単位に高い精度で検出可能
なように、信号/雑音比が良く、画素数が大きい電荷結
合素子(CCD)イメージセンサであることが好まし
い。固体撮像素子としてCCD以外にMOSイメージセ
ンサ、Cd−Se密着型イメージセンサ、aSi密着型
イメージセンサ、又はバイポーラ密着型イメージセンサ
等を用いてもよい。
【0051】制御部54は、照射部50が光を照射する
発光タイミング及び、撮像部58が反射光を撮像する撮
像タイミングを制御する。制御部54は、同期信号が入
力され、同期信号に基づいて発光タイミング及び撮像タ
イミングを制御する。また、制御部54は、物体20ま
での距離情報に基づいて、照射部50が照射する光の強
度、撮像部54のフォーカス、絞り等を制御してもよ
い。制御部54は、撮像部58の露光時間を制御しても
よい。
【0052】本例においては、照射部50は、3点の照
射位置においてそれぞれ一つの波長を主な波長成分とす
る光を照射したが、他の例においては、照射部50は、
3点の照射位置のそれぞれで、複数の波長を主な波長成
分とする光を照射してもよい。このとき、分光部56
は、物体20による反射光を、照射部50が照射した光
の複数の波長のそれぞれの波長成分に分割することが好
ましい。しかし、全ての波長成分に分割する場合、分光
部56が大きくなりすぎる場合がある。そこでさらに他
の例においては、照射部50は、照射位置12におい
て、波長λを主要な波長成分とする光を照射し、他の
2つの照射位置において、それぞれ2種類の波長を主要
な波長成分とし、それぞれの2種類の波長の平均値が波
長λとなるような光を照射してもよい。このとき、分
光部56は、物体20による反射光を、それぞれの照射
位置から照射された光の波長成分に分割する。つまり、
分光部56は、反射光を3種類の光に分割する。画像処
理装置(図示せず)は、照射位置12から照射された光
の反射光強度と、照射位置14から照射された光の反射
光強度の1/2と、照射位置16から照射された光の反
射光強度の1/2とに基づいて、物体20の各情報を算
出する。
【0053】本例において、分光部56はプリズムを有
していたが、他の例においては、異なる波長の光のそれ
ぞれを主に透過する複数の光学フィルターを有してもよ
い。光学フィルターは、撮像部58の受光面に配置され
る。また、照射部50がそれぞれの照射位置で同時に光
を照射しないときは、撮像部58は、分光部56を介さ
ずに反射光を撮像してよい。
【0054】図9は、物体20の情報を獲得する情報獲
得装置の一例の構成図である。情報獲得装置は、物体2
0の画像を撮像し、距離情報等を獲得する画像撮像装置
200と、物体20を撮像した画像を処理する画像処理
装置300とを備える。画像撮像装置200は図8に関
連して説明した画像撮像装置200と同一又は同様の機
能及び構成を有する。
【0055】画像処理装置300は、入力部60、記憶
部62、算出部64及び、出力部66を備える。入力部
60は、3点以上の照射位置から照射されたそれぞれの
光の、物体20によるそれぞれの反射光に基づく画像デ
ータを入力する。記憶部62は、入力部60に入力され
た画像データを記憶する。記憶部62は、照射部50が
照射した光の波長特性毎に画像データを記憶してもよ
い。算出部64は、記憶部62に記憶された画像データ
に基づいて、物体20までの距離情報、物体20の表面
の向き情報、物体20の表面の反射率情報を算出する。
算出部64は、画像データに基づいて、反射光の強度を
撮像部58の画素単位又は画素領域単位で検出し、検出
した反射光の強度に基づいて、物体20の各情報の分布
を算出してもよい。算出部64は、図1又は図2に関連
して説明した方法と同様又は同一の方法で物体20の各
情報を算出してもよい。また、照射部50が異なる波長
の光を照射した場合、算出部64は、図3に関連して説
明した方法によって、それぞれの照射位置から同一の波
長の光を照射したときの、反射光の強度を算出し、算出
した強度に基づいて物体20の各情報を算出することが
好ましい。記憶部64は、算出部64が算出した物体2
0の各情報及び、物体20の各情報の分布を記憶するこ
とが好ましい。
【0056】出力部66は、算出部64が算出した、物
体20までの距離情報、物体20の表面の向き情報、物
体20の表面の反射率情報及び、各情報の分布を出力す
る。出力部66は、物体20の各情報を、表示装置上に
数値及び図形を用いて表示してよい。また、出力部66
は、物体20の各情報を音によって出力してもよい。出
力部66は、予め指定された位置情報に基づいて各情報
を出力してもよい。また、出力部66は、予め指定され
た項目及び基準に基づいて出力してもよい。例えば、予
め指定された項目が一定以上となる領域について各情報
を出力してもよい。また、出力部66は、物体20が静
止しているか動いているかに基づいて各情報を出力して
もよい。
【0057】本例において、画像撮像装置200は、そ
れぞれの照射位置において異なる波長の光を同時に物体
20に照射し、分光部56でそれぞれの波長の光による
反射光に分離した。波長が異なる光を同時に照射するこ
とにより、物体20が動いている場合であっても、精度
良く物体20の情報を獲得することができる。しかし、
物体が静止している場合、画像撮像装置200は、それ
ぞれの照射位置における光の波長を異ならせる必要はな
く、また、分光部56を有さず、物体20からの反射光
をそれぞれ撮像部58で撮像してもよい。この場合、制
御部54が、照射部50から光を照射する照射タイミン
グと、撮像部58が物体20からの反射光を撮像する撮
像タイミングとを制御することが好ましい。
【0058】以上説明した、画像撮像装置200及び画
像処理装置300によれば、物体20の表面の傾き等の
誤差を排除して、精度よく物体20までの距離情報を獲
得することができる。また、物体20の表面の傾き情報
及び物体20の表面の反射率情報を獲得することができ
る。また、簡単な装置によって物体20の各情報を獲得
することができる。
【0059】図10は、画像処理装置300の一例の構
成図である。当該画像処理装置は、図9に関連して説明
した画像処理装置300と、同一又は同様の機能及び構
成を有してよい。本例において、入力部60、記録部6
2、出力部66は、図9に関連して説明したものと同一
又は同様の機能及び構成を有する。
【0060】算出部64は、CPU430、入力装置4
32,ROM434、ハードディスク436,RAM4
38、CD−ROMドライブ440を有する。CPU4
30は、ROM434及びRAM438に格納されたプ
ログラムに基づいて動作する。キーボード、マウス等の
入力装置432を介して利用者によりデータが入力され
る。ハードディスク436は、画像等のデータ、及びC
PU430を動作させるプログラムを格納する。CD−
ROMドライブ440はCD−ROM442からデータ
又はプログラムを読みとり、RAM438、ハードディ
スク436及びCPU430の少なくともいずれかに提
供する。
【0061】CPU430が実行するプログラムの機能
構成は、図9に関連して説明した画像処理装置300の
算出部64の機能構成と同じであり、3点以上の照射位
置から物体20に光を照射した場合の、それぞれの照射
位置からの光による物体20からの反射光の強度を、そ
れぞれ入力させる入力モジュールと、反射光のそれぞれ
の強度に基づいて、物体までの距離情報を算出させる算
出モジュールとを有する。入力モジュール及び算出モジ
ュールが、CPU430に行わせる処理は、図9に関連
して説明した算出部64の機能及び動作と同じであるか
ら、説明を省略する。これらのプログラムは、CD−R
OM442等の記録媒体に格納された利用者に提供され
る。記録媒体の一例としてのCD−ROM442には、
本出願で説明した、画像処理装置300の動作の一部又
は全ての機能を格納することができる。
【0062】上記のプログラムは、記録媒体から直接R
AM438に読み出されてCPU430により実行され
てもよい。あるいは、上記のプログラムは、記録媒体か
らハードディスク(MD)等の磁気記録媒体、MO等の
光磁気記録媒体、テープ状記録媒体、不揮発性の半導体
メモリカード等を用いることができる。
【0063】上記のプログラムは、単一の記録媒体に格
納されてもよいし、複数の記録媒体に分割されて格納さ
れてもよい。また、上記プログラムは、記録媒体に圧縮
されて格納されてもよい。圧縮されたプログラムは伸張
され、RAM438等の別の記録媒体に読み出され、実
行されてもよい。さらに、圧縮されたプログラムは、C
PU430によって伸張され、ハードディスク436等
にインストールされた後、RAM438等の別の記録媒
体に読み出され、実行されてもよい。
【0064】さらに、記録媒体の一例としてのCD−R
OM442は、通信ネットワークを介して、ホストコン
ピュータによって提供される上記のプログラムを格納し
てもよい。記録媒体に格納された上記のプログラムは、
ホストコンピュータのハードディスクに格納され、通信
ネットワークを介してホストコンピュータから当該コン
ピュータに送信され、RAM438等の別の記録媒体に
読み出され、実行されてもよい。
【0065】上記のプログラムを格納した記録媒体は、
本出願の画像処理装置300を製造するためにのみ使用
されるものであり、そのような記録媒体の行としての製
造及び販売等が本出願に基づく特許険の侵害を構成する
ことは明らかである。
【0066】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることが可能であることが当業者に明らか
である。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の
技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載
から明らかである。
【0067】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、光が照射された物体から得られる反射光を撮像
することにより、物体の表面の傾きによる誤差を排除し
た、物体までの距離情報を獲得することが可能となる。
また、物体20の表面の傾き情報、物体20の表面の反
射率情報を獲得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 情報獲得方法の原理説明図である。
【図2】 照射位置が一直線上に配置された場合の、情
報獲得方法の説明図である。
【図3】 波長による物体20の表面の反射率の違いを
補正した情報獲得方法の説明図である。
【図4】 情報獲得方法の一例を示すフローチャートで
ある。
【図5】 発光装置100の一例を示す。
【図6】 光学的に一直線上にある3点の照射位置から
物体20に光を照射する、発光装置100の一例を示
す。
【図7】 光学的に三角形を形成する3点の照射位置か
ら物体20に光を照射する、発光装置100の一例を示
す。
【図8】 画像撮像装置200の一例の説明図である。
【図9】 情報獲得装置の一例の構成図である。
【図10】 画像処理装置300の一例の構成図であ
る。
【符号の説明】
10・・・カメラ、12、14、16・・・照射位置 20・・・物体、24・・・被照射部 30・・・照射部、32・・・テーブル 40・・・光源制御部、50・・・照射部 54・・・制御部、56・・・分光部 58・・・撮像部、60・・・入力部 62・・・記憶部、64・・・算出部 66・・・出力部、100・・・発光装置 200・・・画像撮像装置、300・・・画像処理装置 430・・・CPU、432・・・入力装置 434・・・ROM、436・・・ハードディスク 438・・・RAM、440・・・CD−ROMドライ
ブ 442・・・記録媒体

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体までの距離情報を獲得する情報獲得
    方法であって、 光学的に異なる3点以上の照射位置から、前記物体に光
    を照射する照射段階と、 前記3点以上の照射位置から照射された前記光による前
    記物体からの反射光をそれぞれ撮像する撮像段階と、 前記撮像段階によって撮像された前記反射光に基づい
    て、前記距離情報を算出する算出段階とを備えることを
    特徴とする情報獲得方法。
  2. 【請求項2】 前記算出段階は、前記反射光の強度に基
    づいて、前記距離情報を算出することを特徴とする請求
    項1に記載の情報獲得方法。
  3. 【請求項3】 前記撮像段階は、前記3点以上の照射位
    置のいずれか一つと光学的に同位置で、前記3点以上の
    照射位置からの前記光の前記反射光をそれぞれ撮像する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報獲得方
    法。
  4. 【請求項4】 前記照射段階は、光学的に一直線上にあ
    る3点の照射位置から、前記物体に前記光を照射するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の情報獲得方法。
  5. 【請求項5】 前記照射段階は、それぞれの前記照射位
    置において、異なる波長の前記光を前記物体に照射し、
    それぞれの前記照射位置において、実質的に同時に前記
    物体に前記光を照射することを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の情報獲得方法。
  6. 【請求項6】 前記撮像段階は、前記異なる波長の光の
    それぞれを選択的に透過させる波長選択手段を有し、そ
    れぞれの前記照射位置における前記光による前記物体か
    らの前記反射光をそれぞれ撮像することを特徴とする請
    求項5に記載の情報獲得方法。
  7. 【請求項7】 物体の距離情報、表面の向き情報及び表
    面の反射率情報を獲得するための光を照射する発光装置
    であって、 光学的に異なる3点以上の照射位置から、前記光を前記
    物体に照射する照射部を備えることを特徴とする発光装
    置。
  8. 【請求項8】 前記照射部は、光学的に一直線上にある
    3点の照射位置から、前記物体に前記光を照射すること
    を特徴とする請求項7に記載の発光装置。
  9. 【請求項9】 前記照射部は、前記照射位置のそれぞれ
    に、前記光を照射する光源をそれぞれ有することを特徴
    とする請求項7又は8に記載の発光装置。
  10. 【請求項10】 前記照射部は、それぞれの前記照射位
    置において異なる波長の前記光を照射し、それぞれの前
    記照射位置において、実質的に同時に前記物体に前記光
    を照射することを特徴とする請求項9に記載の発光装
    置。
  11. 【請求項11】 前記照射部は、前記光を照射する一つ
    の光源を有し、 前記一つの光源を、前記照射位置のそれぞれに所定の順
    番で移動させる光源制御部を更に備えることを特徴とす
    る請求項7又は8に記載の発光装置。
  12. 【請求項12】 前記照射部は、前記光を照射する一つ
    の光源を有し、光学的に三角形を形成する3点の照射位
    置から前記物体に前記光を照射し、 前記一つの光源は、回転するテーブル上に配置され、 前記光源制御部は、前記テーブルを回転させることによ
    り、前記一つの光源を前記3点の照射位置のそれぞれに
    移動させることを特徴とする請求項11に記載の発光装
    置。
  13. 【請求項13】 前記照射部は、前記光を照射する第1
    光源及び第2光源を有し、 前記第1光源は、前記3点の照射位置のいずれか一つに
    配置され、 前記第2光源を、前記3点の照射位置の前記第1光源が
    配置されていない二つの照射位置のそれぞれに順に移動
    させる光源制御部を更に備えることを特徴とする請求項
    7又は8に記載の発光装置。
  14. 【請求項14】 物体の距離情報を獲得する画像撮像装
    置であって、 光学的に異なる3点以上の照射位置から、前記物体に光
    を照射する照射部と、 前記物体における前記光の反射光を撮像する撮像部と、
    を備え、 前記撮像部は、前記3点以上の照射位置のいずれか一つ
    と光学的に同位置で、前記3点以上の照射位置からの前
    記光の前記反射光をそれぞれ撮像することを特徴とする
    画像撮像装置。
  15. 【請求項15】 それぞれの前記照射位置において、前
    記照射部が前記光を照射する発光タイミング及び、前記
    撮像部が前記反射光を撮像する撮像タイミングを制御す
    る制御部を更に備え、 前記制御部は、同期信号が入力され、前記同期信号に基
    づいて、前記発光タイミング及び、前記撮像タイミング
    を制御することを特徴とする請求項14に記載の画像撮
    像装置。
  16. 【請求項16】 前記照射部は、それぞれの前記照射位
    置において異なる波長の前記光を照射し、それぞれの前
    記照射位置において、実質的に同時に前記物体に前記光
    を照射し、 前記異なる波長の光の前記物体による前記反射光を、前
    記異なる波長のそれぞれを主要な波長成分とする光に分
    離する分光部を更に備え、 前記撮像部は、前記分離された光のそれぞれを撮像する
    ことを特徴とする請求項14又は15に記載の画像撮像
    装置。
  17. 【請求項17】 前記分光部は、前記異なる波長の光の
    それぞれを主に透過する複数の光学フィルターを有する
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像撮像装置。
  18. 【請求項18】 物体を撮像した画像を処理する画像処
    理装置であって、 3点以上の照射位置から照射されたそれぞれの光によ
    る、前記物体からのそれぞれの反射光に基づく画像デー
    タを入力する入力部と、 入力された前記画像データを記憶する記憶部と、 前記画像データに基づいて、前記物体までの距離情報、
    前記物体の表面の向き情報及び、前記表面の反射率情報
    を算出する算出部と、 前記算出部が算出した、前記距離情報、前記表面の向き
    情報及び、前記表面の反射率情報を出力する出力部とを
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記画像データは、前記反射光を受光
    する複数の画素を有する撮像手段で撮像したデータであ
    り、 前記算出部は、前記画素毎の前記3点以上の照射位置か
    ら照射されたそれぞれの光の反射光の強度を抽出し、抽
    出した前記それぞれの光の前記反射光の前記画素毎の前
    記強度に基づいて、前記距離情報の分布、前記表面の向
    き情報の分布及び、前記表面の反射率情報の分布を算出
    することを特徴とする請求項18に記載の画像処理装
    置。
  20. 【請求項20】 物体までの距離情報を獲得するコンピ
    ュータ用のプログラムを格納した記録媒体であって、前
    記プログラムが、 3点以上の照射位置から前記物体に光を照射した場合
    の、それぞれの前記照射位置からの光による前記物体か
    らの反射光の強度を、それぞれ入力させる入力モジュー
    ルと、 前記反射光のそれぞれの前記強度に基づいて、前記物体
    までの前記距離情報を算出させる算出モジュールとを備
    えたことを特徴とする記録媒体。
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