JP2002062024A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002062024A
JP2002062024A JP2001098121A JP2001098121A JP2002062024A JP 2002062024 A JP2002062024 A JP 2002062024A JP 2001098121 A JP2001098121 A JP 2001098121A JP 2001098121 A JP2001098121 A JP 2001098121A JP 2002062024 A JP2002062024 A JP 2002062024A
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heat radiating
refrigerator
radiating pipe
opening
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JP2001098121A
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Yoshihide Sato
義英 佐藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結露防止用の放熱パイプによる貯蔵室への余
分な熱影響を抑えた冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 機械室(17)に配設される圧縮機(図示せ
ず)から吐出された高い温度の冷媒が流れる放熱パイプ
(8)を庫内温度と外気温度の温度差の大きい冷凍室(14)
や製氷室(13A)の開口に配設したり、仕切部(6b,6c)に二
列に配設し、逆に温度差の小さい冷蔵室(11)の開口には
放熱が進んで温度が低下した放熱パイプ(8)を配設した
り、温度差の小さい冷蔵室(11)及び野菜室(12)とを仕切
る仕切部(6a)に一列に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に関する。
特に、複数の貯蔵室と、各貯蔵室を区画して仕切る仕切
壁と、冷蔵庫の本体開口の周辺近傍に引き回される放熱
パイプとを備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の各貯蔵室(例えば、冷蔵室・野
菜室・冷凍室・製氷室・切替室)の前面開口は、断熱材
のドアで閉じられ、ガスケットにより周囲を密閉してい
る。
【0003】しかし、ガスケットによる密閉は完全では
ないため、庫内の冷気が庫外の空気と接触し、各貯蔵室
の周辺に結露(発汗、結露、露付き)が生じてしまう。
【0004】このため、冷蔵庫では、各貯蔵室の周辺に
結露防止用の放熱手段を配置している(例えば、特許第
2896028号公報、特開平6−3034号公報等参
照)。
【0005】図18に従来の冷蔵庫の一例を示す。
【0006】この冷蔵庫(1)の本体(2)は、前方に開口す
る鋼板製の外箱(3)と、この外箱(3)内に間隔を持たせて
組み込まれた前方に開口する合成樹脂製の内箱(4)と、
これら外箱(3)と内箱(4)間に充填発泡された発泡ポリウ
レタン断熱材(5)とから構成されている。内箱(4)は水平
仕切部(6a,6b,6c)にて上下に区画され、複数の食品貯蔵
室が設けられている。
【0007】これら食品貯蔵室の開口側には開閉自在に
密閉される扉(図示せず)が設けられ、さらに、これらの
扉には、冷蔵庫本体内の冷気が外部に流出するのを防止
するため、本体開口の周辺に当接する扉の内側部分にガ
スケット(図示せず)を設けている。
【0008】この扉ガスケットは、マグネットを内蔵し
ており、本体側の鋼板(鉄製)に吸着する。
【0009】この扉ガスケットの当接部の近傍は、庫内
温度と外気温度との差異によって結露するため、結露防
止用のために、放熱パイプ(8)や電気ヒータ(図示せず)
が配設されている。
【0010】電気ヒータは、細やかな制御が可能である
が、電気代がかかる。また、放熱パイプ(8)は、冷凍サ
イクルの凝縮器として機能している部分であるため、余
分な電気代は不要であるが、放熱は圧縮機の動作時に限
られ、又、配管が簡単ではない。通常の冷蔵庫では、放
熱パイプの配管困難な場所、及び、放熱パイプだけでは
不十分な場所に、電気ヒータを配置している。
【0011】放熱パイプは、本体開口部の周辺を連続し
て引き回すことにより配管しており、仕切部(6a,6b,6c)
においては、この図18の如く、U字状に折り曲げて収
納されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】1本の放熱パイプ(8)
を引き回して配管しているため、各貯蔵室を区画する仕
切部(6a,6b,6c)においては、放熱パイプをUターンさせ
て曲げて、上下の2段にして配設している。このため、
この上下の2段を収納するだけの厚みが仕切部(6a,6b,6
c)に必要となり、仕切部(6a,6b,6c)の厚みが厚くなっ
て、貯蔵室の総容積が小さくなっていた。
【0013】更に、野菜室と冷蔵室の仕切部には、2段
収納されるため、必要以上の熱が発生しやすく、しか
も、この熱はマグネット吸着用の鉄板を介して庫内へ容
易に侵入してしまう。
【0014】そこで本発明は、仕切部(6a,6b,6c)の厚み
を薄くして、貯蔵室の総容積の向上を図った冷蔵庫を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで第1の発明は、外
箱(3)と内箱(4)と断熱材(5)で構成される本体(2)と、本
体内に仕切部(6a,6b,6c)で区画される複数の貯蔵室(11,
12,13A,13B,14)と、この貯蔵室(11,12,13A,13B,14)の周
囲に設けられ、冷媒が循環する放熱パイプ(8)とを有す
る冷蔵庫において、前記仕切部に前記放熱パイプ(8)を
一列のみ配置したことを特徴とする。
【0016】第2の発明は、外箱(3)と内箱(4)と断熱材
(5)で構成される本体(2)と、本体内に仕切部(6a,6b,6c)
で区画される複数の貯蔵室(11,12,13A,13B,14)と、この
貯蔵室(11,12,13A,13B,14)の周囲に設けられ、冷媒が循
環する放熱パイプ(8)とを有する冷蔵庫において、前記
仕切部(6)に前記放熱パイプ(8)を一列のみ配置し、この
放熱パイプ(8)は、この仕切部(6)の上下方向の略中央に
位置することを特徴とする。
【0017】第3の発明は、前記仕切部(6)に配置され
た放熱パイプ(8)は、この仕切部(6)の上方の貯蔵室のた
めの下側ガスケット(35)より下方で、且つ、前記仕切部
(6)の下方の貯蔵室のための上側ガスケット(36)より上
方に配置したことを特徴とする。
【0018】第4の発明は、前記仕切部(6)に配置され
た放熱パイプ(8)は、この仕切部(6)の上方の貯蔵室のた
めの下側磁性体ガスケット(35)より下方で、前記仕切部
(6)の下方の貯蔵室のための上側磁性体ガスケット(36)
より上方で、且つ、この仕切部(6)の外装鉄板(37)の内
側に配置したことを特徴とする。
【0019】また第5の発明は、外箱と内箱と断熱材で
構成される本体と、本体内に仕切部で上下に区画される
複数の貯蔵室と、この貯蔵室の開口周辺に冷媒が循環す
る結露防止用の放熱パイプとを有する冷蔵庫において、
全ての前記仕切部裏側に前記放熱パイプを一列配設した
ことを特徴とする。
【0020】第6の発明は、外箱と内箱と断熱材で構成
される本体と、本体内に仕切部で上下に区画される複数
の貯蔵室と、この貯蔵室の開口周辺に冷媒が循環する結
露防止用の放熱パイプとを有する冷蔵庫において、前記
仕切部裏側に前記放熱パイプを一列配設したものと、二
列配設したものとがあることを特徴とする。
【0021】第7の発明は、前記仕切部裏側に前記放熱
パイプを一列配設する場合において、該仕切部により仕
切られた上又は下の貯蔵室が更に左右に縦仕切壁により
仕切られている場合に、前記仕切部裏側に配設される放
熱パイプを途中で前記縦仕切壁裏側を経由して配設する
ようにしたことを特徴とする。
【0022】第8の発明は、前記貯蔵室の開口部内側に
前記放熱パイプを二列配設する場合には、一方の前記加
熱パイプを前記開口部における前記外箱の内箱嵌合部内
に配設すると共に、他方の放熱パイプを前記開口部にお
ける前記外箱の内箱嵌合部外で該外箱の内側に配設した
ことを特徴とする。
【0023】第9の発明は、前記貯蔵室の開口部内側に
前記放熱パイプを二列配設する場合には、該二列の前記
加熱パイプを並設して前記開口部における前記外箱の内
箱嵌合部内に配設すると共に、該二列の放熱パイプと前
記外箱の前面部との間に熱伝導率の低い物体を配置した
ことを特徴とする。
【0024】第10の発明は、前記貯蔵室の開口部内側
に前記放熱パイプを二列配設する場合には、該二列の前
記加熱パイプに熱伝導性の低いチューブを被せて前記開
口部における前記外箱の内箱嵌合部内に配設したことを
特徴とする。
【0025】第11の発明は、前記仕切部裏側に前記放
熱パイプを一列配設する場合において、該仕切部が温度
帯の低い貯蔵室と温度帯の高い貯蔵室とを仕切る場合に
は、温度帯の低い貯蔵室側に偏って設けたことを特徴と
する。
【0026】第12の発明は、外箱(3)と内箱と断熱材
で構成される本体と、本体内に仕切部で区画される複数
の貯蔵室と、この貯蔵室の周囲に設けられ、冷媒が循環
する放熱パイプ(8)とを有する冷蔵庫において、前面開
口の周辺の前面部(21)に前記放熱パイプ(8)が2列配置
されると共に、放熱パイプ(8)と前記前面部(21)との間
に熱伝導率の低い物体を配置したことを特徴とする冷蔵
庫。
【0027】第13の発明は、熱伝導率の低い物体(33)
とは、パテ(33)であることを特徴とする。
【0028】第14の発明は、熱伝導率の低い物体(33)
とは、前記放熱パイプ(8)を覆うチューブであることを
特徴とする。
【0029】第15の発明は、外箱と内箱と断熱材で構
成される本体と、本体内に仕切部(6)で区画される複数
の貯蔵室と、この貯蔵室の周囲に設けられ、冷媒が循環
する放熱パイプ(8)とを有する冷蔵庫において、前記仕
切部(6)に前記放熱パイプ(8)を一列のみ配置し、この放
熱パイプ(8)は、この仕切部(6)の中央より、温度の低い
貯蔵室側に偏って位置することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1〜
図3を参照しつつ説明する。
【0031】図1は、本発明の一実施形態における放熱
パイプの引き回しを示す説明図である。
【0032】この冷蔵庫(1)の本体(2)は、前方に開口す
る鋼板製の外箱(3)と、この外箱(3)内に間隔を持たせて
組み込まれた前方に開口する合成樹脂製の内箱(4)と、
これら外箱(3)と内箱(4)間に充填発泡された発泡ポリウ
レタン断熱材(5)とから構成されている。
【0033】内箱(4)は上下に仕切る水平の仕切部(6a,6
b,6c)によって上下4段に区画され貯蔵室が形成されて
いる。最上段に冷蔵室(11)、2段目に野菜室(12)、3段
目左側に製氷室(13A)と、同じく右側に切替室(13B)、4
段目に冷凍室(14)が配置され、製氷室(13A)と切替室(13
B)との間には、縦仕切壁(15)が設けられている。
【0034】これら各貯蔵室の開口側には、各貯蔵室に
対応して開閉自在に密閉される扉(図示せず)が設けら
れ、各扉には庫内と外気とをシールするため、扉ガスケ
ット(図示せず)が設けられている。
【0035】この扉ガスケットと本体側の開口周辺の前
面部(21)で庫内温度と外気温度との差異によって結露が
生じる恐れがある。この結露を防止するため放熱パイプ
(8)が配設されている。なお、冷蔵室(11)および野菜室
(12)が冷蔵温度帯、製氷室(13A)および冷凍室(14)が冷
凍温度帯に保持されている。切替室(13B)は、選択設定
可能である。
【0036】図2は、図1のA−A線に沿った拡大断面
図である。外箱(3)は鋼板材が折曲形成され、扉が当接
する前面部(21)とU字状の嵌合部(27)とが形成されてい
る。内箱(4)は、樹脂部材が先端部(28)を蛇行して成形
されて嵌合部(27)に挿入されている。この嵌合部(27)の
内側に放熱パイプ(8)が配設されている。
【0037】図3は、図1のC−C線に沿った拡大断面
図であり、図2と同様に、鋼板製の外箱(3)と樹脂製の
内箱(4)とが嵌合されている。外箱(3)の鋼板材には扉ガ
スケットが当接する前面部(21)とU字状の嵌合部(27)と
が折曲形成され、内箱(4)の樹脂部材の先端部(28)が嵌
合部(27)に挿入されている。この嵌合部(27)の外側で外
箱(3)の内側面に接して放熱パイプ(8)が配設されてい
る。放熱パイプ(8)は粘着テープ(31)で固定され、前面
部(21)と放熱パイプ(8)との間には放熱パイプ(8)で発生
する熱を前面部(21)に伝導するための熱伝導パテ(32)が
介挿されている。
【0038】図1の結露防止用の放熱パイプ(8)は、冷
凍サイクルの凝縮器の放熱パイプが用いられる。この放
熱パイプ(8)は、図2の如く嵌合部(27)の内側に配置さ
れる経路(以下F径路という)と、図3の如く嵌合部(27)
の外側で外箱(3)の内側面に接して配置される経路(以下
G径路という)とに分けて配設されている。
【0039】F径路の放熱パイプ(8)は、下3段の貯蔵
室(12,13A,13B,14)の周辺に配管されており、仕切部(6
b,6c)においてはU字状の折り返しとなっている。仕切
部(6a)においては、一列のみ配管されている。即ち、庫
内温度と外気温度の温度差の小さい冷蔵室(11)及び野菜
室(12)とを仕切る仕切部(6a)に二列配設すると、必要以
上の熱が発生しやすく、しかも、この熱は扉パッキンの
マグネット吸着用の鉄板を介して庫内へ容易に侵入して
しまうからであり、また一列のみ配設することにより仕
切部(6a)の厚みを薄くして、貯蔵室の総容積を大きくで
きるからである。
【0040】F経路の放熱パイプ(8)は、冷蔵庫本体(2)
下部の機械室(17)右部から前方向に延び、冷凍室(14)の
開口の下辺を通って、冷凍室(14)の開口の左辺、製氷室
(13A)の左辺、野菜室(12)の左辺、上辺、右辺、下辺を
通って左端部で折り返して下辺を戻り、切替室(13B)の
右辺、下辺、製氷室(13A)の下辺を通って左端部で折り
返して下辺を戻り、切替室(13B)の下辺を通って、冷凍
室(14)の右辺を通って、後方へ延びる。
【0041】一方、G径路の放熱パイプ(8)は、図3の
如く冷蔵庫の側板の内側に配管されている。そして、こ
のG径路の放熱パイプ(8)は、F径路の放熱パイプ(8)と
連接され、上方に向かい、上の仕切部(6a)の高さ位置で
前方に向かい、冷蔵室(11)の開口の右辺、上辺、左辺に
沿って配設され、その下端部で後方へ延びて機械室(17)
に戻る。
【0042】なお、製氷室(13A)と切替室(13B)との間の
縦仕切壁(15)には、その裏側に結露防止用のヒータ(25)
が配設されている。
【0043】このように配設された放熱パイプ(8)にお
いて、温度帯の高い貯蔵室である冷蔵室(11)の開口の上
左右の周辺には、G径路の放熱パイプ(8)、すなわち、
図3の如く嵌合部(27)の外側で外箱(3)の内側面に接し
て配置された放熱パイプ(8)を配置している。また、冷
蔵室(11)の開口の下辺の仕切部(6a)には、放熱パイプ
(8)を一本のみ配管している。このように、この実施態
様では、庫内へ侵入する余分な熱の発生を抑えている。
即ち、機械室(17)に配設される圧縮機(図示せず)から
吐出された高い温度の冷媒が流れる放熱パイプ(8)を庫
内温度と外気温度の温度差の大きい冷凍室(14)や製氷室
(13A)の開口に配設したり、仕切部(6b,6c)に二列に配設
し、逆に温度差の小さい冷蔵室(11)の開口には放熱が進
んで温度が低下した放熱パイプ(8)を配設したり、温度
差の小さい冷蔵室(11)及び野菜室(12)とを仕切る仕切部
(6a)に一列に配設するものである。
【0044】こうすることによって、庫内温度と外気温
度の温度差の大きい貯蔵室(13A,13B,14)の開口周辺での
熱は従来と同等とし、温度差の小さい貯蔵室(11,12)で
は放熱パイプの位置を変更又は本数を少なくしている。
これにより、庫内へ侵入する熱量を少なく出来、各温度
帯室周辺で発生する結露防止に見合った熱量が配分でき
る。
【0045】このように、この実施態様では、従来に比
べて、適切に熱量が配分でき、結露防止用の放熱パイプ
(8)による庫内への熱の影響を少なくして、省エネ化を
図ることができる。
【0046】また、放熱パイプ(8)の引き回しが複雑に
なるような箇所、例えば、縦仕切壁(15)では、放熱パイ
プ(8)を配置しないで、ヒータ(25)による結露防止を行
っており、放熱パイプ(8)の配置のし易さ、加工のし易
さや組立作業の向上を図っている。
【0047】図4〜図7は、第2の実施形態における放
熱パイプの引き回しを説明するための図である。なお、
第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し
ている。
【0048】この冷蔵庫(1)の本体(2)は、第1の実施形
態と同様に、内箱(4)が仕切部(6a,6b,6c)にて上下4段
に区画され、貯蔵室が形成されている。1段目に冷蔵室
(11)、2段目に野菜室(12)、3段目左側に製氷室(13A)
と、同じく右側に切替室(13B)、4段目に冷凍室(14)を
配置している。製氷室(13A)と切替室(13B)とは、3段目
の貯蔵室(13)内で左右に区画されており、製氷室(13A)
と切替室(13B)との間には縦仕切壁(15)が設けられてい
る。
【0049】これらの貯蔵室の開口は、開閉自在な扉
(図示せず)により密閉され、各貯蔵室は貯蔵する食品の
貯蔵温度に適した温度に保持されている。
【0050】結露防止用の放熱パイプ(8)は、冷凍サイ
クルの凝縮器の放熱パイプが用いられている。この放熱
パイプ(8)は、嵌合部(27)の内側に配置される経路(以下
H径路という)と嵌合部(27)の外側に配置される経路(以
下I径路という)とに分けて配設されている。
【0051】H径路の放熱パイプ(8)は、冷蔵庫本体(2)
の右後下部から左方向に延び、さらに左側面を前方に向
かって延び、冷凍室(14)の開口の下辺、右辺、上辺を通
り、製氷室(13A)の開口の左辺、野菜室(12)の開口の下
辺、右辺、上辺、左辺を通り、製氷室(13A)の開口の左
辺、冷凍室(14)の開口の左辺を通って後方に延び、機械
室(17)まで配設されている。
【0052】一方、I径路の放熱パイプ(8)は、H径路
の放熱パイプ(8)の下流側と連接され、機械室(17)から
前方に延び、開口の右辺を上方に向かい、冷蔵室(11)の
開口の上辺、左辺を通って、後方に向かい、本体後部の
左辺、上辺、右辺を通って機械室(17)に戻るように配設
されている。
【0053】製氷室(13A)と切替室(13B)との間の縦仕切
壁(15)には、結露防止用のヒータ(25)が配設されてい
る。
【0054】ここで、製氷室(13A)の開口の左辺におい
ては、放熱パイプ(8)が2本配置されている。図5はこ
の部分を示し、図4のA'−A'線に沿った拡大断面図で
ある。1本の放熱パイプ(8)は嵌合部(27)の内側に配置
し、もう1本の放熱パイプ(8)は嵌合部(27)の外側で外
箱(3)の内側面に固定配置されている。このように放熱
パイプ(8)を分けて配置することにより、製氷室(13A)の
開口左辺の熱量が多すぎないようにしている。
【0055】図6は、図4のB'−B'線に沿った拡大断
面図である。切替室(13B)の開口の右辺において、H経
路の放熱パイプ(8)を引き回して配設するとH経路の配
管引き回しが複雑になるため、I径路の放熱パイプ(8)
を延長して配置したものである。I径路の放熱パイプ
(8)を延ばして外箱(3)の側面裏側に配設することによっ
て、配管の引き回しが簡単になり、放熱パイプ(8)の配
管加工性、作業性の向上が図れる。なお、切替室(13B)
の開口の右辺では嵌合部(27)の内側に放熱パイプ(8)を
配設すると結露防止に適当な熱量となるが、I径路の放
熱パイプ(8)を嵌合部(27)の内側に配置するには嵌合部
(27)を加工する必要があり、作業性、組立性に劣る。こ
のため、嵌合部(27)の外側に配置し加工性、組立性を良
くしたものである。
【0056】図7は、図4のD'−D'線に沿った拡大断
面図であり、野菜室(12)の右側を示している。図5と同
様に、冷凍室(14)、野菜室(12)の開口の右辺においても
放熱パイプ(8)が2本配置されている。1本の放熱パイ
プ(8)(H経路)を嵌合部(27)の内側に配置し、もう1本
の放熱パイプ(8)(I経路)を開口の前面部(21)から離れ
た外箱(3)の側面裏側に固定配置している。このように
放熱パイプ(8)(8)を分けて配置することにより、野菜室
(12)の開口右側の熱量が多すぎないようにしている。
【0057】即ち、機械室(17)に配設される圧縮機(図
示せず)から吐出された高い温度の冷媒が流れる放熱パ
イプ(8)を庫内温度と外気温度の温度差の大きい冷凍室
(14)や製氷室(13A)の開口に配設し、逆に温度差の小さ
い冷蔵室(11)の開口の右辺、上辺、左辺には放熱が進ん
で温度が低下した放熱パイプ(8)を配設するものであ
る。
【0058】図8は、図4のA'−A'線に沿った図5と
は、別の第3の実施形態の拡大断面図である。なお、い
ままでに説明した実施形態と同一の構成要素には同一の
符号を付している。
【0059】2本の放熱パイプ(8)を嵌合部(27)の内側
に配置し、この嵌合部(27)の内側に熱伝導性の低いパテ
(30)を介挿している。このように2本の放熱パイプ(8)
と熱伝導性の低いパテ(30)とを嵌合部(27)内に配置する
ことにより、製氷室(13A)の開口の左辺の熱量が多すぎ
ないようにしている。また、製氷室(13A)の開口端部の
左辺において、パテの代りに放熱パイプ(8)に、熱を伝
えにくいチューブを被せても良く、これによって放熱パ
イプ(8)の熱量を抑えることができる。
【0060】図9は、放熱パイプ(8)が一本のみ配置さ
れた仕切部の一例を説明するための断面図である。いま
までに説明した実施形態と同一の構成要素には同一の符
号を付している。
【0061】図9において、(6)は仕切部、(33,34)は冷
蔵庫本体の前面開口を開閉する引出し扉である。
【0062】引出し扉(33,34)の内側には、扉パッキン
(35,36)が取り付けられている。扉パッキン(35,36)は、
ゴムまたは合成樹脂等の弾性変形可能な材質により形成
される。この扉パッキン(35,36)は、取付フック部(35A,
36A)を、引出し扉(33,34)の取付孔(33A,34A)に嵌挿する
ことにより、取り付けられる。この扉パッキン(35,36)
は、内蔵されるマグネット(35B,36B)により、仕切部(6)
の鉄板材(37)に吸着するこのように、扉パッキン(35,3
6)の厚肉部(35C,36C)が、仕切部(6)の合成樹脂材(38)と
当接し、マグネット収納部が鉄板材(37)の面に接して、
気密性を向上させている。また、薄肉のシール部(35D,3
5E,36D)により、庫内の冷気を外部に漏らさないように
している。尚、図9では、放熱パイプ(8)は仕切部(6)の
鉄板材(37)の後方位置において上下方向における中央に
設けたが、これは、温度帯の低い冷凍室(製氷室や冷凍
室)と温度帯の高い冷蔵室(冷蔵室や野菜室)とを仕切
る場合であれば、温度帯の低い冷凍室側に偏って(近づ
けて)設けてもよい。
【0063】次に図10に基づき、第4の実施形態につ
いて説明する。この実施形態は、結露防止用のヒータ(2
5)が配設される製氷室(13A)と切替室(13B)との間の縦仕
切壁(15)を除く全ての水平の仕切部(6a,6b,6c)に前述し
た図9に示すものと同一の構造にして放熱パイプ(8)を
配設したものであるが、放熱パイプ(8)は仕切部(6)の鉄
板材(37)の後方位置において上下方向における中央に限
らず、温度帯の低い冷凍室(製氷室や冷凍室)と温度帯
の高い冷蔵室(冷蔵室や野菜室)とを仕切る場合であれ
ば、温度帯の低い冷凍室側に偏って(近づけて)設けて
もよい。
【0064】結露防止用の放熱パイプ(8)は、冷凍サイ
クルの凝縮器の放熱パイプが用いられ、第2の実施形態
と同様に嵌合部(27)の内側に配置される経路(H径路)と
嵌合部(27)の外側に配置される経路(I径路)とに分けて
配設されている。
【0065】放熱パイプ(8)の引き回しについては、H
径路の放熱パイプ(8)は、機械室(17)の左部から左側板
を前方に向かって延び、冷凍室(14)の開口の下辺、右
辺、上辺を通り、製氷室(13A)の開口の左辺、野菜室(1
2)の開口の下辺、右辺、上辺、左辺を通り、製氷室(13
A)の開口の左辺、冷凍室(14)の開口の左辺を通って後方
に延び、機械室(17)まで配設されている。
【0066】一方、I径路の放熱パイプ(8)は、H径路
の放熱パイプ(8)の下流側と連接され、機械室(17)の右
部から上方に延びて冷蔵室(11)の中ほどで前下方に折り
返し、仕切部(6c)の高さ位置で再度前上方へ折り返し、
再び冷蔵室(11)の中ほどで前下方に折り返し、仕切部(6
c)の高さ位置で該仕切部(6c)に向けて前方へ延び、切替
室(13B)の開口の右辺を上昇し、仕切部(6b)の高さ位置
から後方へ延びてから右辺と平行に上昇してから、仕切
部(6a)の高さ位置で該仕切部(6a)に向かって延び、冷蔵
室(11)の開口の右辺、上辺、左辺を通って、この左辺下
部から後方に向かった後、仕切部(6c)の高さ位置で上方
へ折り返し、冷蔵室(11)の中ほどで後下方に折り返して
また上昇しというように2回程繰り返し、機械室(17)に
戻るように配設されている。
【0067】従って、各室の開口の断面は第2の実施形
態と同様である。但し、冷凍室(14)の側壁を除き、冷蔵
室(11)、野菜室(12)、製氷室(13A)及び切替室(13B)の側
板で、I径路の放熱パイプ(8)は放熱しており、冷凍室
(14)の温度上昇を招かないものである。
【0068】この第4の実施形態も、機械室(17)に配設
される圧縮機(図示せず)から吐出された高い温度の冷
媒が流れる放熱パイプ(8)を庫内温度と外気温度の温度
差の大きい冷凍室(14)や製氷室(13A)の開口に配設し、
逆に温度差の小さい冷蔵室(11)の開口の右辺、上辺、左
辺には放熱が進んで温度が低下した放熱パイプ(8)を配
設するものである。
【0069】次に図11に基づき、第5の実施形態につ
いて説明する。この実施形態は、第4の実施形態とほぼ
同様であるが、異なる点は第4の実施形態では製氷室(1
3A)と切替室(13B)との間の縦仕切壁(15)に結露防止用の
ヒータ(25)を配設したが、第5の実施形態ではヒータを
用いずに野菜室(12)の下辺に配設される放熱パイプ(8)
を途中で縦仕切壁(15)を経由するように配設した点にあ
る。
【0070】尚、第5の実施形態と同様に、ヒータを用
いずに冷凍室(14)の上辺に配設される放熱パイプ(8)を
途中で縦仕切壁(15)を経由するように配設してもよい。
【0071】次に、図12に基づき、第6の実施形態に
ついて説明する。この形態は、縦仕切壁(15)には結露防
止用のヒータ(25)を配設し、仕切部(6b,6c)には放熱パ
イプ(8)を一列配設し、仕切部(6a)には折り返して二列
配設したものであり、このため放熱パイプ(8)の引き回
しも第4及び第5の実施形態と少し異なる。
【0072】即ち、H径路の放熱パイプ(8)は、機械室
(17)の左部から左側板を前方に向かって延び、冷凍室(1
4)の開口の下辺、右辺、上辺を通り、製氷室(13A)の開
口の左辺、野菜室(12)の開口の下辺、右辺、上辺を通
り、この上辺左端部で折り返し、冷蔵室(11)の開口の右
辺、上辺、左辺を通り、野菜室(12)の開口の左辺、製氷
室(13A)の開口の左辺、冷凍室(14)の開口の左辺を通っ
て後方に延び、機械室(17)まで配設されている。
【0073】一方、I径路の放熱パイプ(8)は、H径路
の放熱パイプ(8)の下流側と連接され、機械室(17)の右
部から上方に延びて冷蔵室(11)の中ほどで前下方に折り
返し、仕切部(6c)の高さ位置で再度前上方へ折り返し、
再び冷蔵室(11)の中ほどで前下方に折り返し、仕切部(6
c)の高さ位置で該仕切部(6c)に向けて前方へ延び、切替
室(13B)の開口の右辺を上昇し、仕切部(6b)の高さ位置
から後方へ延びてから冷蔵室(11)の右側板の上部まで上
昇し、後方へ延びてから上昇し、冷蔵室(11)の上壁に沿
って左方へ延び、冷蔵室(11)の左側板を下降してから前
方へ延びて冷蔵室(11)の左側板、野菜室(12)の左側板、
製氷室(13A)の左側板を下降し、仕切部(6c)の高さ位置
で折り返して上昇し、冷蔵室(11)の中ほどで後下方に折
り返しまた上昇しというように2回程繰り返し、機械室
(17)に戻るように配設されている。
【0074】以上のように、冷凍室(14)の側壁を除き、
冷蔵室(11)、野菜室(12)、製氷室(13A)及び切替室(13B)
の側板で、I径路の放熱パイプ(8)は放熱しており、冷
凍室(14)の温度上昇を招かないものである。
【0075】図13は、図12のX−X線に沿った拡大
断面図であり、内箱(4)が先端部(28)を蛇行して成形さ
れて外箱(3)の嵌合部(27)に挿入され、この嵌合部(27)
の内側に放熱パイプ(8)が配設されている。
【0076】図14は、図12のY−Y線に沿った拡大
断面図であり、内箱(4)が先端部(28)を蛇行して成形さ
れて外箱(3)の嵌合部(27)に挿入され、この嵌合部(27)
の内側に熱伝導性の低いチューブ(40)を被せた放熱パイ
プ(8)(8)が配設されている。尚、図8に示すように、2
本の放熱パイプ(8)を嵌合部(27)の内側に配置し、この
嵌合部(27)の内側に熱伝導性の低いパテ(30)を介挿して
もよい。
【0077】このようにして、熱伝導性の低いチューブ
(40)を被せることにより、放熱パイプ(8)(8)の熱量を抑
え、製氷室(13A)の開口の左辺の熱量が多すぎないよう
にしている。
【0078】図15は、図12のZ−Z線に沿った拡大
断面図であり、鋼板製の外箱(3)と樹脂製の内箱(4)とが
嵌合されており、外箱(3)の鋼板材には扉ガスケットが
当接する前面部(21)とU字状の嵌合部(27)とが折曲形成
され、内箱(4)の樹脂部材の先端部(28)が嵌合部(27)に
挿入されている。この嵌合部(27)の外側で外箱(3)の内
側面に接して放熱パイプ(8)が配設されている。放熱パ
イプ(8)は粘着テープ(31)で固定され、前面部(21)と放
熱パイプ(8)との間には放熱パイプ(8)で発生する熱を前
面部(21)に伝導するための熱伝導パテ(32)が介挿されて
いる。
【0079】次に、図16に基づき、第7の実施形態に
ついて説明する。この実施形態は、第6の実施形態とほ
ぼ同様であるが、異なる点は第6の実施形態では製氷室
(13A)と切替室(13B)との間の縦仕切壁(15)に結露防止用
のヒータ(25)を配設したが、第7の実施形態ではヒータ
を用いずに野菜室(12)の下辺に配設される放熱パイプ
(8)を途中で縦仕切壁(15)を経由するように配設した点
にある。また、各貯蔵室の開口には、放熱パイプ(8)が
切替室(13B)の右辺だけI径路で配設され、その他は放
熱パイプ(8)がH径路で配設されている点にある。
【0080】次に、図17に基づき、第8の実施形態に
ついて説明する。この実施形態は、第7の実施形態と同
様に、ヒータを用いずに冷凍室(14)の上辺に配設される
放熱パイプ(8)を途中で縦仕切壁(15)を経由するように
配設したものである。また、I径路及びH径路について
は、第7の実施形態と同様である。
【0081】以上説明したように、本発明の実施形態で
は、放熱パイプ(8)の一方を嵌合部(27)の内側、他方を
嵌合部(27)の外側に配設する2径路にし、温度帯の低い
貯蔵室の開口には、H径路の放熱パイプ(8)を用い、前
面部(21)に近い位置に放熱パイプ(8)を配置する。そし
て、温度帯の高い貯蔵室の開口には、前面部(21)から少
し離れた外箱(3)の内側面に配置することによって、庫
内温度と外気温度の温度差の大きい貯蔵室の開口では結
露防止の熱量を多くし、温度差の小さい貯蔵室の開口で
は結露防止の熱量を少なくして、各温度帯室の開口端部
に見合った熱量が配分できる。熱量が配分が行われるこ
とによって、結露防止用の放熱パイプ(8)による庫内へ
の熱の影響を少なくして、省エネ化を図ることができ
る。
【0082】また、放熱パイプ(8)の2つの経路を組み
合わせて配置することによって、放熱パイプ(8)の引き
廻しを単純化して放熱パイプ(8)の加工性、組立性を容
易にするとともに、放熱パイプ(8)の開口からの距離に
よって開口端部に必要な熱量を調節している。また、仕
切部内に放熱パイプ(8)を1段で配置しているので、仕
切部を薄くして、貯蔵室の内容積の拡大を図ることがで
きる。
【0083】以上、実施形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明の放熱パイプ(8)の配置はこれに限定され
るものではない。貯蔵室の冷蔵温度帯室、冷凍温度帯室
の配置や、放熱パイプとヒータとの組み合わせによって
は放熱パイプ(8)の別の引き回しての配置が考えられ、
本発明の趣旨を逸脱しない限り、別の配置でも良い。
【0084】また、本実施態様では、放熱パイプは仕切
りの中央に設けたが、これは、冷凍室と冷蔵室とを仕切
る場合であれば、冷凍室側に偏って設けてもよい。即
ち、放熱パイプは仕切部の後方位置において上下方向に
おける中央に限らず、温度帯の低い冷凍室(製氷室や冷
凍室)と温度帯の高い冷蔵室(冷蔵室や野菜室)とを仕
切る場合であれば、温度帯の低い冷凍室側に偏って(近
づけて)設けてもよい。
【0085】以上本発明の実施態様について説明した
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包
含するものである。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、従来仕切部内に2列で
配設されていた放熱パイプを1列で配設できるので、仕
切部の厚さを薄くすることができ、各貯蔵室の内容積を
大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における放熱パイプの
引き回しを説明するための図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図1のC−C線に沿った断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における放熱パイプの
引き回しを説明するための図である。
【図5】図4のA'−A'線に沿った断面図である。
【図6】図4のB'−B'線に沿った断面図である。
【図7】図4のD'−D'線に沿った断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態を示す断面図である。
【図9】仕切部を説明するための断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態における放熱パイプ
の引き回しを説明するための図である。
【図11】本発明の第5の実施形態における放熱パイプ
の引き回しを説明するための図である。
【図12】本発明の第6の実施形態における放熱パイプ
の引き回しを説明するための図である。
【図13】図12のX−X断面図である。
【図14】図12のY−Y断面図である。
【図15】図2のZ−Z断面図である。
【図16】本発明の第7の実施形態における放熱パイプ
の引き回しを説明するための図である。
【図17】本発明の第8の実施形態における放熱パイプ
の引き回しを説明するための図である。
【図18】従来の説明図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 冷蔵庫本体 3 外箱 4 内箱 5 断熱材 6a,6b,6c 水平仕切部(仕切部) 8 放熱パイプ 11 冷蔵室(1段目の貯蔵室) 12 野菜室(2段目の貯蔵室) 13A 製氷室(3段目の貯蔵室) 13B 切替室(3段目の貯蔵室) 14 冷凍室(4段目の貯蔵室) 15 縦仕切壁 17 機械室 21 前面部 27 嵌合部 30 パテ 32 熱伝導パテ(熱伝導体) 35 上方の貯蔵室のための下側ガスケット(下側磁性
体ガスケット) 36 下方の貯蔵室のための上側ガスケット(上側磁性
体ガスケット) 37 外装鉄板。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱(3)と内箱(4)と断熱材(5)で構成さ
    れる本体(2)と、本体内に仕切部(6a,6b,6c)で区画され
    る複数の貯蔵室(11,12,13A,13B,14)と、この貯蔵室(11,
    12,13A,13B,14)の周囲に設けられ、冷媒が循環する放熱
    パイプ(8)とを有する冷蔵庫において、 前記仕切部に前記放熱パイプ(8)を一列のみ配置したこ
    とを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 外箱と内箱と断熱材で構成される本体
    と、本体内に仕切部(6)で区画される複数の貯蔵室と、
    この貯蔵室の周囲に設けられ、冷媒が循環する放熱パイ
    プ(8)とを有する冷蔵庫において、 前記仕切部(6)に前記放熱パイプ(8)を一列のみ配置し、
    この放熱パイプ(8)は、この仕切部(6)の上下方向の略中
    央に位置することを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記仕切部(6)に配置された放熱パイプ
    (8)は、この仕切部(6)の上方の貯蔵室のための下側ガス
    ケット(35)より下方で、且つ、前記仕切部(6)の下方の
    貯蔵室のための上側ガスケット(36)より上方に配置した
    ことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記仕切部(6)に配置された放熱パイプ
    (8)は、この仕切部(6)の上方の貯蔵室のための下側磁性
    体ガスケット(35)より下方で、前記仕切部(6)の下方の
    貯蔵室のための上側磁性体ガスケット(36)より上方で、
    且つ、この仕切部(6)の外装鉄板(37)の内側に配置した
    ことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 外箱と内箱と断熱材で構成される本体
    と、本体内に仕切部で上下に区画される複数の貯蔵室
    と、この貯蔵室の開口周辺に冷媒が循環する結露防止用
    の放熱パイプとを有する冷蔵庫において、 全ての前記仕切部裏側に前記放熱パイプを一列配設した
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 外箱と内箱と断熱材で構成される本体
    と、本体内に仕切部で上下に区画される複数の貯蔵室
    と、この貯蔵室の開口周辺に冷媒が循環する結露防止用
    の放熱パイプとを有する冷蔵庫において、 前記仕切部裏側に前記放熱パイプを一列配設したもの
    と、二列配設したものとがあることを特徴とする冷蔵
    庫。
  7. 【請求項7】 前記仕切部裏側に前記放熱パイプを一列
    配設する場合において、該仕切部により仕切られた上又
    は下の貯蔵室が更に左右に縦仕切壁により仕切られてい
    る場合に、前記仕切部裏側に配設される放熱パイプを途
    中で前記縦仕切壁裏側を経由して配設するようにしたこ
    とを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記貯蔵室の開口部内側に前記放熱パイ
    プを二列配設する場合には、一方の前記加熱パイプを前
    記開口部における前記外箱の内箱嵌合部内に配設すると
    共に、他方の放熱パイプを前記開口部における前記外箱
    の内箱嵌合部外で該外箱の内側に配設したことを特徴と
    する請求項5又は請求項6に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 前記貯蔵室の開口部内側に前記放熱パイ
    プを二列配設する場合には、該二列の前記加熱パイプを
    並設して前記開口部における前記外箱の内箱嵌合部内に
    配設すると共に、該二列の放熱パイプと前記外箱の前面
    部との間に熱伝導率の低い物体を配置したことを特徴と
    する請求項5又は請求項6に記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 前記貯蔵室の開口部内側に前記放熱パ
    イプを二列配設する場合には、該二列の前記加熱パイプ
    に熱伝導性の低いチューブを被せて前記開口部における
    前記外箱の内箱嵌合部内に配設したことを特徴とする請
    求項5又は請求項6に記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 前記仕切部裏側に前記放熱パイプを一
    列配設する場合において、該仕切部が温度帯の低い貯蔵
    室と温度帯の高い貯蔵室とを仕切る場合には、温度帯の
    低い貯蔵室側に偏って設けたことを特徴とする請求項5
    又は請求項6に記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 外箱(3)と内箱と断熱材で構成される
    本体と、本体内に仕切部で区画される複数の貯蔵室と、
    この貯蔵室の周囲に設けられ、冷媒が循環する放熱パイ
    プ(8)とを有する冷蔵庫において、 前面開口の周辺の前面部(21)に前記放熱パイプ(8)が2
    列配置されると共に、放熱パイプ(8)と前記前面部(21)
    との間に熱伝導率の低い物体を配置したことを特徴とす
    る冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 熱伝導率の低い物体(33)とは、パテ(3
    3)であることを特徴とする請求項12に記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 熱伝導率の低い物体(33)とは、前記放
    熱パイプ(8)を覆うチューブであることを特徴とする請
    求項12に記載の冷蔵庫。
  15. 【請求項15】 外箱と内箱と断熱材で構成される本体
    と、本体内に仕切部(6)で区画される複数の貯蔵室と、
    この貯蔵室の周囲に設けられ、冷媒が循環する放熱パイ
    プ(8)とを有する冷蔵庫において、 前記仕切部(6)に前記放熱パイプ(8)を一列のみ配置し、
    この放熱パイプ(8)は、この仕切部(6)の中央より、温度
    の低い貯蔵室側に偏って位置することを特徴とする冷蔵
    庫。
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