JP2002061197A - 建物用の基礎調整具 - Google Patents

建物用の基礎調整具

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JP2002061197A JP2000245054A JP2000245054A JP2002061197A JP 2002061197 A JP2002061197 A JP 2002061197A JP 2000245054 A JP2000245054 A JP 2000245054A JP 2000245054 A JP2000245054 A JP 2000245054A JP 2002061197 A JP2002061197 A JP 2002061197A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の土台枠の上下調整と、傾き調整とが同
時に行え、しかも傾斜地であっても土台枠を安定して支
持できる建物用の基礎調整具を提供する。 【解決手段】 建物1の土台枠2を受止める座板3と、
地面に設置される基台4と、基台4にねじ込まれる高さ
調整体5と、座板3と基台4との間に設けられる傾動規
制構造とからなる。座板3を高さ調整体5で支持し、両
者の接合面に、部分球面状の傾動座面11・16を設け
る。高さ調整体5の上面に、傾き調整用の傾動座面11
を形成するので、その球面半径を大きく設定できる。従
って、基台4と座板3との中心軸が僅かに交差するよう
な場合にも、基台4に作用する傾動モーメントを小さく
でき、しかも座板3と高さ調整体5とが小さな力で相対
傾動するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物置や組立式の家
屋等の比較的軽量の建物の土台枠を支持し、更に土台枠
の水平調整を行うためのねじ機構を備えている基礎調整
具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基礎調整具は、本出願人の出願
に係る特開平10−299987号公報に公知である。
そこでは、球面状の受座を有する基台と、基台で全方位
に傾動可能に軸支された調整ボールと、調整ボールにね
じ込まれる昇降枠とで基礎調整具を構成している。この
調整具では、昇降枠の調整ボールに対するねじ込み量を
加減して、建物の土台枠の高さを調整でき、さらに調整
ボールが基台に対して傾動することで、昇降枠を傾斜す
る地面に対して水平に支持できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の基礎調整具によ
れば、物置を設置すべき地面が傾斜しているような場合
にも、複数個の昇降枠の高さを調整し、さらに調整ボー
ルの傾きを調整することにより、昇降枠を面一水平状に
調整保持し、以て土台枠を水平に支持することができ
る。問題は、基台に設けた球面状の受座で調整ボールを
支持しているので、昇降枠のねじ中心が垂直線から僅か
でも傾くと、調整ボールに傾斜度合いを増す向きの傾動
モーメントが作用する傾向があり、傾斜地においては、
調整ボールに対して傾動モーメントが継続的に作用する
ので、土台枠を安定して支持するのが難しい点にある。
また、建物の重みが土台枠のひとつのコーナー部分に偏
って作用するような場合に、昇降枠が徐々に傾動するお
それがある。このような調整ボールの傾動を防ぐため
に、基台にねじ込んだロックねじで調整ボールを傾動不
能にロックしているが、調整ボールの直径が大きく、ロ
ックねじに作用する傾動モーメントが大きいので、ロッ
クねじによる傾動阻止作用が充分とは言いがたい。外部
振動を受けたロックねじが緩むおそれもある。
【0004】また、上記の基礎調整具は、昇降枠の上面
に建物の土台枠のみを載置した状態で高さ調整と傾き調
整とを行うが、土台枠に他の建物部品を組み付けて建物
を完成してしまうと、以後は昇降枠を調整操作できず、
何らかの原因で土台枠が傾き、そのレベルを再調整する
必要がある場合等に、例えば物置内の収納物を搬出し、
昇降枠を調整できる状態にまで建物を分解する必要があ
るなど、土台枠の再調整作業に多くの手間と時間が掛か
る点に改良の余地があった。
【0005】本発明の目的は、高さ調整機能と傾き調整
機能を備えているにもかかわらず、建物の土台枠を傾斜
地において安定して水平に支持できる建物用の基礎調整
具を提供することにある。本発明の他の目的は、建物の
設置が完了した後であっても、必要に応じて高さ調整が
簡単に行え、しかもその調整作業が迅速に行える建物用
の基礎調整具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の建物用の基礎調
整具は、建物1の土台枠2を受け止め支持する座板3
と、地面Gに設置される基台4と、基台4に対して昇降
自在にねじ込まれて、先の座板3の下面を受け止める高
さ調整体5とを備えている。座板3と高さ調整体5と
は、両者の接合面に設けた部分球面状の傾動座面11・
16を介して相対傾動可能に接合する。座板3と基台4
との間には、座板3と基台4の相対昇降を許しながら、
座板3の傾動範囲を一定範囲内に規制する傾動規制構造
を設ける。
【0007】基台4より上方に突出する高さ調整体5の
外周面の複数箇所に、高さ調整体5を締緩操作するため
の操作部12を形成する。
【0008】傾動規制構造は、基台4の側に設けた規制
部8と、座板3の側に設けられて、傾動隙間Eを介して
規制部8に隣接する接当部15とで構成する。
【0009】高さ調整体5の上面に突弧状の傾動座面1
1を形成し、この傾動座面11と、傾動座面11に連続
する筒壁上部に面して、高さ調整体5を締緩操作するた
めの操作部12を放射溝状に凹み形成する。
【0010】傾動規制構造は、基台4の四隅において上
向きに突設した規制筒軸8と、座板3の四隅において下
向きに突設した接当筒軸15とからなる。規制筒軸8と
接当筒軸15とは傾動隙間Eを介して2重軸状に対向配
置する。
【0011】
【発明の作用効果】本発明の基礎調整具は、基台4にね
じ込んだ高さ調整体5をねじ込み調整することにより、
土台枠2の支持高さを調整できる。さらに高さ調整体5
の上面と座板3との間に、部分球面状の傾動座面11・
16を設けて、基台4と座板3との傾きを吸収し調整で
きる。さらに、座板3と基台4との間に設けた傾動規制
構造によって、基台4と座板3との傾動可能な範囲を所
定範囲内に規制している。上記のように、高さ調整体5
の上面と座板3との間に部分球面状の傾動座面11・1
6を設けると、傾動座面11・16の球面半径を必要な
だけ大きく設定できるので、球軸状の調整ボールと受座
とで傾き調整を行っていた従来例に比べて、基台4に作
用する傾動モーメントを小さくでき、座板3と基台4と
の相対傾動を抑止して、土台枠2を受止める座板3が僅
かな外力を受けて傾動するのを確実に防止し、全体とし
て土台枠2を安定して支持できる基礎調整具が得られ
る。
【0012】高さ調整体5の外周面に操作部12を設け
た基礎調整具によれば、ドライバーなどの工具Tを操作
部12に差し込み係合して回転操作するだけで、土台枠
2の高さ調整が簡単かつ迅速に行える。しかも、高さ調
整体5の操作は、建物の設置が完了した後でも容易に行
え、地面Gの沈下や侵食によって基台4が沈下したり傾
いたりしたような場合にも、建物の現状を維持したまま
で高さ調整体5を昇降調整して土台枠2のレベルを簡単
に再調整できる。
【0013】基台4側に設けた規制部8と、座板3側に
設けた接当部15との間に傾動隙間Eを設けた傾動規制
構造によれば、座板3の基台4に対する傾動量を傾動隙
間Eによって正確に規定できるので、座板3と基台4と
が安全な範囲を越えて傾動するのを確実に防止し、土台
枠2を長期にわたって安定した状態下に支持できる。
【0014】傾動座面11と、傾動座面11に連続する
筒壁上部とに面して、高さ調整体5を締緩操作するため
の操作部12が放射溝状に凹み形成されていると、高さ
調整体5を基台4に対して限界までねじ込んで最小高さ
状態とした場合にも、操作部12の側面開口を基台4の
上面より上方に露出させることができるので、高さ調整
体5の昇降ストロークの全範囲において、高さ調整体5
を工具Tで操作部12を介して容易に回転操作できる。
なお、傾動座面11は突弧状に形成する場合と、凹弧状
に形成する場合とがあるが、突弧状に形成した傾動座面
11によれば、操作部12の溝形状を内奥に近付くほど
大きく形成して、工具Tの操作部12への上下方向の差
込角度範囲を拡大でき、これにより工具Tによる高さ調
整体5のねじ込み操作を容易化できる。
【0015】基台4の四隅において上向きに突設した規
制筒軸8と、座板3の四隅において下向きに突設した接
当筒軸15とが、傾動隙間Eを介して2重軸状に対向配
置された構成の傾動規制構造によれば、座板3が基台4
に対して傾動するとき、複数の規制筒軸8と接当筒軸1
5とが同時に接当して、座板3の過剰傾動を確実に防止
でき、座板3の全方位への過剰傾動を阻止できる。
【0016】
【実施例】図1ないし図7は本発明に係る建物用の基礎
調整具の実施例を示す。図7において、符号1は物置
(建物)、2は物置1の下端部に設けられる四角枠状の
土台枠であって、この土台枠2を本発明の基礎調整具で
支持する。基礎調整具は、建物1の土台枠2を受け止め
支持する座板3と、地面Gに設置される基台4と、基台
4に対して昇降自在にねじ込まれて、先の座板3の下面
を受け止める高さ調整体5と、座板3と基台4との間に
設けられて、座板3と基台4との相対昇降を許しなが
ら、座板3の傾動範囲を一定範囲内に規制する傾動規制
構造などで構成されている。
【0017】図1および図2において基台4は、下向き
に開口する四角箱状のプラスチック成形品からなり、そ
の上面壁に連続して筒壁6を下向きに突設し、筒壁6の
内面上部に高さ調整体5用の雌ねじ7を形成する。基台
4の四隅には規制筒軸8を上向きに突設する。より大き
な座屈加重を発揮できるように、筒壁6の直径は基台4
の辺部長さに近付けてできるだけ大きく設定する。さら
に雌ねじ7は、断面が直角三角形状のねじ山を有する鋸
刃ねじで形成している(図1拡大図参照)。規制筒軸8
に臨む基台4の外側壁は、後述する接当筒軸15の傾動
を許すために四半円状に凹ませてある。この逃げ凹部を
符号9で示す。
【0018】図5において高さ調整体5は、下向きに開
口する円筒状のプラスチック成形品からなり、その外周
面に先の雌ねじ7と噛み合う断面鋸刃状の雄ねじ10を
形成し、上端面のほぼ全面にわたって部分球面状の傾動
座面11を突弧状に形成する。傾動座面11と傾動座面
11に連続する筒壁上部とにわたって、高さ調整体5を
締緩操作するための操作部12が放射溝状に凹み形成さ
れている。各操作部12の筒周面側の開口縁には、図4
に示すごとくドライバーなどの工具Tの差込装着を容易
化するための案内面13が外拡がり状に形成してある。
工具Tの操作部12への上下方向の差込角度範囲を拡大
して、高さ調整体5のねじ込み操作を容易化するため
に、図5に示すごとく操作部12の縦断面形状はイチョ
ウ葉形として、その内奥に近付くほど溝の上下長さが大
きくなるようにしている。図5に示すように、高さ調整
体5を基台4に完全にねじ込んだ状態においても、つま
り高さ調整体5の調整量がゼロの場合にも、操作部12
の側面開口は基台4の上端面より上方で開口している。
【0019】図2において座板3は、基台4の平面視形
状に一致する4角形状の座壁14と、座壁14の四隅下
面に突設した接当筒軸15とを一体に成形したプラスチ
ック成形品からなる。座壁14の下面には、先の傾動座
面11と同じ曲率で湾曲する凹弧状の傾動座面16が形
成されている。座壁14には、図3に示すごとく同心円
上のリブと、これらのリブと交差する放射線状のリブと
を設けて、滑り止部17が形成してある。各リブの構造
強度を上げるために、滑り止部17を構成する一群のリ
ブで囲まれる空所の内底面は、先の傾動座面16を形成
する壁面で塞いである(図2参照)。
【0020】傾動規制構造は、基台4に設けた規制筒軸
8(規制部)と、座板3に設けた接当筒軸(接当部)1
5とで構成する。接当筒軸15の内直径は規制筒軸8の
外直径より大きく設定し、図1に示すごとく基台4にね
じ込んだ高さ調整体5で座板3を支持した状態におい
て、両筒軸8・15間に傾動隙間Eが形成されるように
する。以て、座板3と基台4の相対昇降を許しながら、
座板3の傾動範囲を傾動隙間Eで規定される範囲内に規
制する。
【0021】次に、物置1を傾斜した地面Gに設置する
場合について、基礎調整具の使用法を説明する。まず、
物置1の土台枠2の設置位置と、土台枠2を支持する基
礎調整具の設置位置とを地面G上で決定したうえで、基
礎調整具の各設置面を概ね水平に整地する。この整地作
業は、約20cm四方の基礎調整具を設置する個所のみで
よい。基礎調整具の設置個数は、物置1の大きさに応じ
て加減し、多くの場合は土台枠2の下面四隅の4箇所に
設置し、物置1が大形である場合には、土台枠2の下面
四隅に加えて、土台枠2の辺部中央の複数箇所を加えた
合計6ないし8箇所に設置する。
【0022】各基礎調整具を所定位置に配置する際に、
その高さ調整体5を締緩操作して、座板3の高さを概略
揃える。この状態で土台枠2を各基礎調整具の座板3の
上に載置し、各辺部に水準器を当てがい土台枠2の傾き
の方向を確認しながら、個々の高さ調整体5を基台4に
対してねじ込み昇降し、座板3が同一水平面上に位置す
るように微調整する。このときの高さ調整体5は、図5
に示すように土台枠2が座板3上に載ったままの状態
で、ドライバーなどの工具Tを操作部12に斜め上方か
ら差し込んでねじ回し操作できるので、高さ調整作業を
容易に行える。基台4の設置面は、必ずしも水平に整地
されている訳ではない。しかし、座板3は高さ調整体5
で傾動座面11・16を介して支持されているので、基
台4の設置面が僅かに傾いていたとしても、図6に示す
ように座板3が基台4に対して傾くことでその上面を水
平に保持し、物置1を適正な鉛直姿勢で支持できる。
【0023】座板3の高さ調整体5に対する傾動量が大
きくなると、基台4および高さ調整体5の中心軸が鉛直
線に対してく字状に屈曲し、基台4に傾動モーメントが
作用して転倒しやすくなる。こうした傾動方向のモーメ
ントを安全な範囲に抑えるために、座板3と基台4との
間には、規制筒軸8と接当筒軸15とからなる傾動規制
構造を設け、基台4が座板3に対して一定角度以上傾く
のを阻止している。この実施例では、基台4と座板3と
の最大傾動角度を2.17度として、この角度まで基台4
が座板3に対して傾いたら、規制筒軸8の外面に接当筒
軸15の内面が接当するようにした。
【0024】基台4が受ける傾動モーメントは、傾動座
面11・16の曲率の影響も受け、その曲率半径が大き
いほど、傾動モーメントを小さくし、土台枠2を安定し
て支持できる。既に説明したように、この実施例では高
さ調整体5の上端面に傾動座面11を設けることによっ
て、傾動座面11の曲率半径をできるだけ大きく設定
し、土台枠2を安定して支持できるようにした。因み
に、従来の基礎調整具においては、調整ボールを基台に
設けた球面状の受座で支持するので、調整ボールと受座
との座面の湾曲半径は、最大でも基台の辺部長さの2分
の1を越えることはできないが、本発明においてはそう
した制約はなく、図示例の傾動座面11・16において
は、球面半径を基台4の辺部長さの約1.5倍前後とし
た。傾動座面11・16の球面半径が大きいので、ロッ
クねじで座板3を傾動不能に固定する必要もない。
【0025】基礎調整具が設置された地面Gの沈下や侵
食によって基台4が沈下し、あるいは傾動するような場
合には、調整が必要な基礎調整具の高さ調整体5を回転
操作して座板3を土台枠2に密着させる。このとき、図
5に示すように座板3の接当筒軸15の間から工具Tを
操作部12に差し込んで、高さ調整体5を支障なく回転
操作できるので、物置1等を分解する必要はなく、建物
の状態を維持したままで高さ調整体5の位置修正が簡単
にしかも容易に行える。
【0026】図8は本発明の別実施例を示す。そこで
は、基台4に筒壁を設けその外周面に雄ねじ20を形成
し、高さ調整体5の筒壁内面に先の雄ねじ20と噛み合
う雌ねじ21を形成した。両ねじ20・21は、先の実
施例と同様に鋸刃ねじで形成した。さらに、高さ調整体
5の傾動座面11を内凹み状の部分球面で形成し、これ
に対応して座板3側の傾動座面16を下突状の部分球面
で形成した。他は上記の実施例と同じであるので、同じ
部材に同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】上記の実施例以外に、操作部12は高さ調
整体5の筒壁周面に形成できる。例えば、高さ調整体5
の筒壁周面には雄ねじ10が形成されるが、この雄ねじ
10と交差する縦溝状に操作部12を形成することがで
きる。また、図8の別実施例においては、高さ調整体5
の筒壁周面に通設した一群の丸穴で操作部12を形成す
ることができる。必要があれば、操作部12を六角ボル
トの操作頭部と同様の多角形状に形成することができ
る。傾動規制構造を構成する規制筒軸8と接当筒軸15
のうち、規制筒軸8は省略してもよい。規制筒軸8に臨
む基台4の四隅外側壁に凹み形成した逃げ凹部9で、接
当筒軸15を受止めることができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3におけるA−A線断面図である。
【図2】基礎調整具の斜視図である。
【図3】基礎調整具の平面図である。
【図4】座板を取り外した状態の平面図である。
【図5】図3におけるB−B線断面図である。
【図6】座板が傾動した状態の断面図である。
【図7】基礎調整具の使用例を示す建物の側面図であ
る。
【図8】基礎調整具の別実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 建物 2 土台枠 3 座板 4 基台 5 高さ調整体 8 規制筒軸 11 傾動座面 12 操作部 15 接当筒軸 E 傾動隙間 G 地面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仙頭 知行 大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番1号 株式会社淀川製鋼所内 Fターム(参考) 2D046 AA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物1の土台枠2を受け止め支持する座
    板3と、地面Gに設置される基台4と、基台4に対して
    昇降自在にねじ込まれて、先の座板3の下面を受け止め
    る高さ調整体5とを備えており、 座板3と高さ調整体5とは、両者の接合面に設けた部分
    球面状の傾動座面11・16を介して相対傾動可能に接
    合されており、 座板3と基台4との間に、座板3と基台4の相対昇降を
    許しながら、座板3の傾動範囲を一定範囲内に規制する
    傾動規制構造が設けてあることを特徴とする建物用の基
    礎調整具。
  2. 【請求項2】 基台4より上方に突出する高さ調整体5
    の外周面の複数箇所に、高さ調整体5を締緩操作するた
    めの操作部12が形成してある請求項1記載の建物用の
    基礎調整具。
  3. 【請求項3】 傾動規制構造が、基台4の側に設けた規
    制部8と、座板3の側に設けられて、傾動隙間Eを介し
    て規制部8に隣接する接当部15とからなる請求項1ま
    たは2記載の建物用の基礎調整具。
  4. 【請求項4】 高さ調整体5の上面に、突弧状の傾動座
    面11が形成されており、 傾動座面11と、傾動座面11に連続する筒壁上部とに
    面して、高さ調整体5を締緩操作するための操作部12
    が、放射溝状に凹み形成してある請求項1、2または3
    記載の建物用の基礎調整具。
  5. 【請求項5】 傾動規制構造が、基台4の四隅において
    上向きに突設した規制筒軸8と、座板3の四隅において
    下向きに突設した接当筒軸15とからなり、規制筒軸8
    と接当筒軸15とが、傾動隙間Eを介して2重軸状に対
    向配置してある請求項3または4記載の建物用の基礎調
    整具。
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