JP2002060822A - トピードカーの受銑方法 - Google Patents

トピードカーの受銑方法

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JP2002060822A
JP2002060822A JP2000246996A JP2000246996A JP2002060822A JP 2002060822 A JP2002060822 A JP 2002060822A JP 2000246996 A JP2000246996 A JP 2000246996A JP 2000246996 A JP2000246996 A JP 2000246996A JP 2002060822 A JP2002060822 A JP 2002060822A
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JP
Japan
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car
torpedo car
molten iron
torpedo
amount
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JP2000246996A
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English (en)
Inventor
Akihiro Arimura
昭洋 有村
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トピードカーの内容積を測定することによって
トピードカーへの受銑量の最適化を図る。 【解決手段】トピードカーの蓋を閉じてトピードカー内
に不活性ガスを注入し、流入量と分圧とからトピードカ
ーの内容積を算出し、溶銑予備処理に要する空所の容積
を差引いてトピードカーの受銑量を算出し、トピードカ
ーの連続重量測定を行いつつ、算出した受銑量まで受銑
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トピードカーに溶
銑を過不足なく受け入れるトピードカーの受銑方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】トピードカーに溶銑を受銑する際、トピ
ードカー内に付着残留している溶銑やスラグの量は不確
定であり、トピードカーの重量測定によって受銑量を決
めることはできない。このため、従来、受銑中にトピー
ドカー内の溶銑上面レベルをマイクロ波レベル計を適用
して自動測定する手段が採られている。(実開昭58−
138035号公報参照)マイクロ波レベル計ではスラ
グ上面レベルの測定は可能であるが、スラグを透過して
の溶銑面レベルの測定は不可能である。したがってマイ
クロ波レベル計を用いてトピードカーへ受銑する場合に
は溶銑面レベルの正確な把握はできない。そのために受
銑量のバラツキが大きく、溶銑予備処理が困難となるト
ピードカーも発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はトピードカー
の内容積を測定することによってトピードカーへの受銑
量の最適化を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、トピードカー
の蓋を閉じてトピードカー内に不活性ガスを注入し、流
入量と分圧とからトピードカーの内容積を算出し、溶銑
予備処理に要する空所の容積分の溶銑量を差引いてトピ
ードカーの受銑量を算出し、トピードカーの連続重量測
定を行いつつ、算出した受銑量まで受銑することを特徴
とするトピードカーの受銑方法である。
【0005】本発明は、トピードカーの受銑前にハッチ
の蓋を閉じ、トピードカー内にガス(不活性ガス)を封
入しその分圧を測定することによりトピードカー内容積
を算出し、最適受銑重量を求める。このとき、ガスの温
度補正及び漏洩補正を行う。
【0006】次いで高炉下でトピードカーの連続重量測
定を実施しながら事前に求めた最適受銑量まで受銑す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0008】(1)トピードカーの蓋を閉じてその中に
ガス(不活性ガス)を注入しその分圧を測定する。測定
結果からトピードカーの内容積を算出する。図1は分圧
とトピードカーの内容積との関係を示すグラフである。
注入ガス量が一定のとき、分圧ΔPはトピードカーの内
容積に反比例するので、図1に示す曲線10の通りとな
る。
【0009】(2)溶銑予備処理可能なスペース(スラ
グフォーミング用フリースペース)を確保した上でのト
ピードカー最適受銑量を算出する。図2はトピード内容
積とトピードカーの受銑量との関係を示すグラフであ
る。内容積Vとトピードカーの受銑量との関係は図2の
曲線11の通りであり、フリースペース分の溶銑量13
を控除した曲線12によって受銑量を決定する。
【0010】(3)高炉下でトピードカーの連続重量測
定を実施し、事前に求めた最適受銑量まで受銑する。
【0011】以上の計算過程における温度補正及び漏洩
補正について説明する。
【0012】トピードカーの内容積をV(m3)とす
る。一方送入する不活性ガス量をV0(m3)(標準状
態)とする。トピードカー内は温度が高いが、溶銑を払
出し排滓後の温度t℃は安定しており、トピードカー内
に存在する空気もほぼt℃となっている。不活性ガス注
入量は内在する空気量の数分の1程度でよく、トピード
カーの熱容量は大きいので注入された不活性ガスもほぼ
t℃となる。このt℃の値は通常約500℃である。従
って吹き込まれた不活性ガスの容積V1は、 V1=V0×(273+t)/273 (m3) となる。ここで、不活性ガスの分圧をΔPとすれば、 ΔP=V1/V0 となる。
【0013】次にトピードカーの蓋は完全密閉すること
が必ずしも容易でない。従って漏洩補正の必要がある。
これを求めるには、図7に示すように不活性ガスを注入
したときのトピードカー内の分圧ΔPの変化の時間経過
から算出する。注入過程(圧力上昇過程)(曲線32)
の注入完了時刻T1のときの分圧ΔP2を求めておく。次
に注入を停止し、停止後0.5T1経過したときの分圧
ΔP3を昇圧後の圧力降下曲線33から求める。このと
きの(ΔP2−ΔP3)は時間0.5T1経過する間の漏
洩による分圧低下であり、近似的に分圧が0からΔP2
まで上昇する注入時間0からT1までの間における漏洩
量にほぼ等しい。従って、先に求めたΔP2にこの漏洩
分相当の分圧(ΔP2−ΔP3)を加えた ΔP1=ΔP2×2−ΔP3 が、漏洩がないときの分圧の経過(図7の曲線31)に
近似する。
【0014】以上の温度補正及び漏洩補正を上記(1)
〜(3)の計算過程において考慮することによって、ト
ピードカーの実際の内容積を求めることができ、これに
基いて、図2に従って受銑量を決定することができる。
【0015】図3は従来のトピード内への溶銑の受銑量
の頻度分布曲線21を示すグラフである。図4は本発明
実施後のトピード内への溶銑の受銑量の頻度分布曲線2
2を示すグラフである。図5、図6はそれぞれ図3、図
4の頻度累積曲線23、24を示したもので、フリーボ
ード高さが不足のために溶銑予備処理できなかった限界
を限界線25で示した。図3と図4とを比較すると従来
の受銑量平均が100(相対指数値)であったものが本
発明実施後は110(相対指数値)に上昇した。図5と
図6とを比較すると溶銑予備処理不可能なトピードが従
来100(相対指数値)であったものが10分の1の1
0(相対指数値)に減少した。
【0016】
【発明の効果】従来トピードカー内の付着残留している
銑鉄やスラグ量が不確定のためにトピードカーの受銑量
を正確に決めることが困難であったが、本発明によれ
ば、トピードカーの容積を知ることができるため受銑量
を正確に定めることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】分圧とトピード内容積との関係を示すグラフで
ある。
【図2】トピード内容積とトピードカーの受銑量との関
係を示すグラフである。
【図3】改善前の受銑量頻度分布を示すグラフである。
【図4】改善後の受銑量頻度分布を示すグラフである。
【図5】改善前の受銑量頻度累計を示すグラフである。
【図6】改善後の受銑量頻度累計を示すグラフである。
【図7】分圧の時間経過を示すグラフである。
【符号の説明】
10,11、12、21,22,23,24 曲線 13 フリースペース分の溶銑量 25 限界線 31、32、33 曲線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トピードカーの蓋を閉じてトピードカー
    内に不活性ガスを注入し、流入量と分圧とからトピード
    カーの内容積を算出し、溶銑予備処理に要する空所の容
    積を差引いてトピードカーの受銑量を算出し、トピード
    カーの連続重量測定を行いつつ、算出した受銑量まで受
    銑することを特徴とするトピードカーの受銑方法。
JP2000246996A 2000-08-16 2000-08-16 トピードカーの受銑方法 Withdrawn JP2002060822A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013023755A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Kobe Steel Ltd 混銑車内の付着物の溶解方法

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Effective date: 20071106