JP2002060287A - 焼成用容器 - Google Patents

焼成用容器

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JP2002060287A
JP2002060287A JP2001043298A JP2001043298A JP2002060287A JP 2002060287 A JP2002060287 A JP 2002060287A JP 2001043298 A JP2001043298 A JP 2001043298A JP 2001043298 A JP2001043298 A JP 2001043298A JP 2002060287 A JP2002060287 A JP 2002060287A
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zirconia
alumina
raw material
substrate
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JP2001043298A
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English (en)
Inventor
Yutaka Okada
裕 岡田
Takeshi Eto
健 衛藤
Kazunori Yamada
和典 山田
Tetsuo Fushimi
哲郎 伏見
Kenichi Uratsuji
憲一 浦辻
Ataru Nishikawa
中 西河
Mamoru Uemura
衛 植村
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Coorstek KK
Osaka Fuji Corp
Original Assignee
Osaka Fuji Corp
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐用性を改善する。 【解決手段】 基材がAl2365%以上のAl23
SiO2質もしくはAl23であり、その基材の表面の
一部もしくは全面に電融アルミナもしくは電融ムライト
を主成分とする原料を溶射することにより形成した第1
被膜を有し、さらにその第1被膜の表面にジルコニアも
しくはジルコン酸塩を主成分とする第2被膜を有するこ
とを特徴とする焼成用容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体、ソフトフ
ェライト等の電子部品用セラミックス製品の焼成や熱処
理工程で使用される焼成用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品用セラミックスの焼成は、一般
に1000〜1700℃の温度域で行われるため、焼成
用容器の基材は、耐熱性に優れるAl23−SiO
2質、Al23−SiO2−MgO質、MgO−Al23
−ZrO2質、SiC質が形成されるが、これらの基材
の上に直接被焼成物をのせると、基材成分との反応が起
こるために、難反応性のジルコニア等の素材からなるセ
ッターもしくは棚板表面に同様の素材でコーティングを
施した焼成用容器が使用される。
【0003】たとえば、ソフトフェライト(Mn−Zn
系、Ni−Zn系等)の場合は材質によってアルミナ、
ジルコニアあるいは被焼成物と同組成のセッターもしく
はコーティング品が使い分けられ使用される。コンデン
サー(BaTiO3が主成分)の場合は、ジルコニアの
セッター、もしくはジルコニアのコーティング品が主に
使用されている。
【0004】コーティング品の欠点である剥離を防止す
るために、アルミナ・シリカ質基材とジルコニア溶射層
の中間にアルミナ溶射層を設け、かつ基材表面を粗面化
せずに、耐剥離性を向上させる技術が特公平4−213
30号に提案されている。
【0005】また、セラミック製品製造工程において、
焼成に供するワーク(素地)を棚板、さや等の焼成用容
器に積載し焼成炉にて焼成を行うが、加熱又は冷却にお
いて焼成用容器の中心部と外周部近傍との間に温度差が
発生し、温度差が材質許容値よりも大きくなる場合、焼
成用容器が亀裂や割れ等により損傷する原因となる。特
に多段積みの場合、損傷が顕著になる。
【0006】この場合、温度差は、加熱、冷却速度が速
い場合や、被焼成物積載量が多い場合や、支柱の高さが
低く、棚板間のクリアランスが狭い場合に、特に顕著に
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】コーティングした焼成
用容器が使用される場合の膜の剥離原因としては、次の
ものが挙げられる。すなわち、 (1)被膜と基材の熱膨張差。
【0008】(2)表面被膜がCaO安定化ジルコニア
の場合、安定化材のCaOが基材に拡散し脱安定化によ
るジルコニアの変態に伴う体積変化。
【0009】(3)被焼成物成分と、被膜成分との反応
による体積変化。
【0010】(4)熱履歴による被膜の焼結等による組
織変化。
【0011】前述の特公平4−21330号では(1)
と(2)に対して早期剥離防止は可能だが、(3)と
(4)が原因の剥離等は避けることができなかった。た
とえば、被焼成物中に含まれるZnが表面層を通過して
中間層に達し、アルミナと反応し、ZnAl23が生成
し、このため剥離が発生する。あるいは、中間層のアル
ミナの焼結に伴う収縮により部分的な剥離やひび割れが
発生する。また、剥離はしないが、被膜の体積変化によ
り基材が反り上がり、使用不可能になる。
【0012】また、基材の表面粗さによって剥離の発生
の仕方にバラツキがあり、表面が滑らかな基材では早期
剥離が発生しやすい。
【0013】また、焼成用容器の損傷を防止しようとす
る場合、中心部と外周部との温度差を緩和するため加熱
・冷却速度を遅くしたり、積載量を少なくしたり、支柱
の形を変更したりして、焼成条件を緩和することも考え
られるが、実際には被焼成物の生産効率がダウンするた
め、これは望ましくない。一般的には焼成用容器の原料
組成、粒度、配合率等を見直したり、材質改良や焼成時
の昇温、冷却速度を調整して、温度差を小さくすること
が考えられるが、これらは、被焼成物の特性に大きく影
響するので、多くの場合、条件確立までに多くの工数を
必要とする。
【0014】本発明の課題は、基材に設ける被膜を改良
して、耐剥離性を改善し、劣化を少くして実用性を向上
することである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明においては、基材は、耐熱
性に優れたAl2365%以上のAl23−SiO2
もしくはAl23である。その基材の表面の一部もしく
は全面に電融アルミナもしくは電融ムライトを主成分と
する原料を溶射することにより第1被膜を形成し、さら
に、その第1被膜の表面にジルコニア、もしくはジルコ
ン酸塩を主成分とする第2被膜を形成する。
【0016】この第2被膜(最外層)の主成分は、未安
定ジルコニア、もしくはCaO、Y 23を安定化剤とす
る安定化ジルコニア、部分安定化ジルコニアもしくはC
a、Ba、Sr、Mgのアルカリ土類金属とのジルコン
酸塩のうちの少なくとも1種、もしくはこれらを複数混
合されたものからなる。
【0017】中間層の第1被膜を形成する溶射原料とし
て電融アルミナもしくは電融ムライトを用いることによ
り、表面積が小さく熱的に安定な被膜を中間層として形
成し、セラミック電子部品の焼成に使用した場合に、被
焼成物成分との反応や、焼結等の被膜の変化に起因する
剥離および変形が起こりにくく、高い耐用性を示すよう
にする。
【0018】本発明に使用する基材は、耐熱衝撃性、コ
スト、耐熱性を考慮すると、Al23質もしくはAl2
3−SiO2質が好ましい。Al23のwt%が65未
満ではSiO2が多くなり、被焼成物に含まれるアルカ
リ成分の侵入、焼成用容器側の原料中の不純物の影響に
より容易に低融点のガラスを形成しやすくなり、使用中
(1000〜1700℃)に軟化、組織の変質等の問題
が起こりやすいため、Al23割合としては65wt%
以上が好ましい。大気中等の酸化雰囲気では問題はない
が、N2、H2等の低酸素雰囲気ではSiO2がSiOと
なりやすいため、低酸素雰囲気ではAl23割合が多い
方がより安定である。また、SiO2が多 いと、SiO
2(もしくはSiO)が被膜に浸透し、被膜表面に達
し、反応性に 悪影響を及ぼす場合がある。ただし、A
23割合が多くなると、比重が重くなる、熱膨張が大
きくなり、熱応力が発生しやすくなるというデメリット
もあり、使用条件、必要とされる要求に応じて適当なA
23割合を選択する。
【0019】セラミック電子部品の焼成に使用する場合
に、耐用性の高い被膜を得るには、以下の変化の進行を
遅らせることが好ましい。
【0020】(a)被焼成物成分と被膜成分との反応に
よる体積変化。
【0021】(b)熱履歴による被膜の焼結等による組
織変化。
【0022】これらの反応のスピードを左右する大きな
要因として被膜の表面積が考えられる。表面積を小さく
することで上記の変化の進行を遅らせ、耐用性を向上さ
せることが可能である。
【0023】第1被膜(中間層)の形成方法としては、
スラリーをスプレーコート等で塗布した後に高温で焼
き付ける方法や、プラズマ溶射等の溶射法により被膜
を形成する方法が、被膜形成スピード、コスト面で実用
的である。表面積の小さい被膜を形成するためには溶射
法が適している。の方法では、固体原料を溶媒と混合
し塗布するため多くの空隙を有する。高温で焼き付ける
ことによって被膜粒子の焼結が進行するが、この際体積
収縮する。基材は体積収縮しないため、焼結により収縮
する被膜と収縮しない基材との間でストレスが発生し、
被膜に亀裂が発生したり、剥離が起こる。このための
方法は緻密で表面積の小さい被膜を形成するにはあまり
適しているとはいえない。
【0024】同様の理由で溶射原料自体も表面積の小さ
い原料が好ましく、一旦原料を電気溶融した後凝固して
作製したインゴットを粉砕して得られる電離原料は気孔
が少なく比表面積が小さく好ましい。これに対してバイ
ヤー法やアルコキシド加水分解法で合成された原料もし
くはこれらを焼結したいわゆる焼結アルミナ原料は、溶
射後の比表面積が大きくなり、被膜の反応性という点で
電融原料に劣る。また、これらの原料では、溶射時にα
−Al23 からγ−Al23とδ−Al23に 変化し
やすい。γ−Al23とδ−Al23は低温安定型の結
晶構造であるため約1300℃以上の温度で高温安定型
のα−Al23に変化する。この際の密度変化による体
積変化をともなうため、被膜/基材間、表面層/中間層
間にストレスが発生し、剥離、変形の一因となる。一
方、電融スピネルを第1被覆層とした場合は、電融アル
ミナや電融ムライトに比べ剥離による耐用寿命が約1/
2以下と悪かった。
【0025】最外層(表面層)の第2被膜に要求される
特性は、被焼成物との耐反応性、耐久性(耐剥離、耐脱
落)である。ジルコニアは、難反応性で従来よりセッタ
ー材質、コーティング材質あるいは敷き粉として使用さ
れてきた。セッターや、コーティング層として使用され
る場合は、CaOやY23で安定化、あるいは部分安定
化されたジルコニアが使用されることが多い。未安定ジ
ルコニアは焼成工程で温度が上下する際に1000℃近
辺で単斜晶←→正方晶(立方晶)の相変態に伴う体積変
化が起こるために、バルクとして使用した場合は割れ、
粒子の脱落が起こりやすく、あまり使用されていない。
ただし、安定化剤を含まないので、反応性は良好である
ため、敷き粉としては多く使用されている。
【0026】本発明の第2被膜の材質として、こうした
材質が適する。また用途によっては、ジルコン酸カルシ
ウム(CaZrO3)、ジルコン酸バリウム(BaZr
3)、ジルコン酸ストロンチウム(SrZrO3)、ジ
ルコン酸マグネシウム(MgZ rO3)等のジルコン酸
塩が反応性、耐久性で好ましい場合もある。第2被膜の
形成方法としては、プラズマ溶射等の溶射法が好まし
い。この方法で作製した被膜は徽密で、比表面積が小さ
く、被焼成物と反応しにくく良好である。
【0027】第1及び第2被膜の厚さは焼成用容器の形
状、基材材質種によって異なるが、基材成分の拡散を防
止するためには両者の合計で50μm以上が好ましい。
厚くしすぎると、溶射時に発生するストレスが大きくな
る、重量増、コスト高等の問題があるため、500μm
以下が好ましく、実用上特に好ましい範囲は50〜30
0μmである。
【0028】また、本発明の別の態様においては、基材
が、耐熱性に優れたAl2365%以上のAl23−S
iO2質もしくはAl23からなり、その基材の表面の
一部もしくは全面に平均粒径が55〜110μmのアル
ミナもしくはムライトを主成分とする原料を溶射するこ
とにより形成した第1被膜を有し、さらにその第1被膜
の表面にジルコニアもしくはジルコン酸塩を主成分とす
る第2被膜を有する。第2被膜(最外層)の主成分が未
安定ジルコニア、もしくはCaO、Y23を安定化剤と
する安定化ジルコニア、部分安定化ジルコニアもしくは
Ca、Ba、Sr、Mgのアルカリ土類金属とのジルコ
ン酸塩のうちの少なくとも1種、もしくはこれらを複数
混合されたものからなる。
【0029】このような中間層の第1被膜を形成する溶
射原料としては、平均粒径が55〜110μmのアルミ
ナもしくはムライトを用いる。それにより、表面積が小
さく熱的に安定な被膜を中間層として形成できる。セラ
ミック電子部品の焼成に使用した場合に、被焼成物成分
との反応や焼結等の被膜の変化に起因する剥離や変形が
起こりにくく高い耐用性を示す。
【0030】被膜の表面積は溶射原料の粒径に大きく依
存し、溶射原料の粒径が小さくなると、被膜組織の気孔
率は小さくなるが、個々の粒径が小さく、粒界が多くな
り、表面積は大きくなる傾向がある。逆に溶射原料の粒
径が大きくなると、気孔率は大きくなるが、1個1個の
気孔の面積が大きく、また1個1個の粒子の大きさが大
きく、粒界は少なくなり、表面積は小さくなる傾向を示
す。これは、原料は溶融するが、急速に冷却され凝固す
るため、溶融前の原料の粒径の影響が現れると考えてい
る。
【0031】従って、中間層の第1被膜の反応による体
積変化、焼結の進行による組織変化のスピードを遅く
し、被膜の耐用性を向上させるには、粒径の大きな原料
を溶射した方が有利である。原料粒径を大きくしていく
と、原料が溶けにくくなり、溶射の歩留りが低下する。
溶射方法によっても、出力可能な温度が異なるため、使
用可能な原料粒径が異なってくる。プラズマ溶射法は高
い温度の出力が可能で、特に水プラズマ溶射法が高温を
得やすい。水プラズマ溶射法を用いて大粒径の原料を溶
射することにより比表面積の小さい被膜組織を得ること
が可能であり、原料粒径としては55〜110μmの範
囲が好ましい。原料種としては、気孔の少ない電融原料
が好ましい。
【0032】表面層の第2被膜に要求される特性は、被
焼成物との耐反応性、耐久性(耐剥離、耐脱落)であ
る。その理由については、すでに説明したとおりであ
る。
【0033】また、本発明のさらに別の態様において
は、耐熱性に優れたAl2365%以上のAl23−S
iO2質もしくはAl23の基材を使用し、その表面の
一部もしくは全面の表面粗さを中心線平均粗さRaで7
〜15μmに粗面化処理した後、アルミナもしくはムラ
イトを主成分とする原料を溶射することにより第1被膜
を形成し、さらにその第1被膜の表面にジルコニア、も
しくはジルコン酸塩を主成分とする第2被膜を形成す
る。第2被膜(最外層)の主成分が未安定ジルコニア、
もしくはCaO、Y23を安定化剤とする安定化ジルコ
ニア、部分安定化ジルコニアもしくはCa、Ba、S
r、Mgのアルカリ土類金属とのジルコン酸塩のうちの
少なくとも1種、もしくはこれらを複数混合されたもの
からなることが好ましい。
【0034】溶射前に基材表面を中心線平均粗さRaで
7〜15μmの範囲に粗面化した後アルミナもしくはム
ライトを溶射し、さらにその表面にジルコニアを溶射す
ることで、セラミック電子部品の焼成に使用した場合
に、被膜の剥離が起こりにくく、高い耐用性を示すよう
にする。
【0035】溶射の過程で溶融した粒子は、基材に高速
で衝突した後急速に冷却され凝固する。このため基材と
の界面が高温下にあるのは瞬間的であり、溶射被膜と基
材相互の反応はほとんどおこらない。従って、溶射被膜
と基材との結合力は基材と被膜間の機械的かみ合いによ
るいわゆるアンカー効果に拠るところが大きく、基材表
面の表面粗さにより基材と被膜の接触面積が左右され、
被膜と基材との結合力ひいては剥離の発生しやすさに影
響する。
【0036】ジルコニアに比較してアルミナ、ムライト
は、熱膨張がAl23−SiO2質の基材に近いので、
温度変化のある環境下ではジルコニアに比較して熱膨張
差によるストレスが発生しにくく剥離しにくいため、中
間層の第1被膜にアルミナやムライトを用いることで初
期剥離を防止できる。しかし繰返し使用していると、被
焼成物の成分が表面層の第2被膜を通過して中間層の第
1被膜中に進入し、中間層の第1被膜との間で反応が進
行する。たとえば酸化亜鉛はアルミナと反応して化合物
を形成する。すなわち、Al23+ZnO→Al2Zn
4
【0037】こうした反応は、体積変化を伴う場合があ
り、体積変化により基材/被膜間にストレスが発生す
る。
【0038】こうしたストレスに耐えるには被膜/基材
間の結合力が強固である事が好ましい。溶射は表面が比
較的平滑な金属表面への溶射が中心であるため、溶射前
の前処理としての表面の粗面化は重要である。セラミッ
クス及び耐火物は、気孔を有し、金属に比較して表面も
粗いものがあるが、いわゆるファインセラミックス、磁
器質は、表面が滑らかなため(Raで1μm以下程
度)、粗面化無しでは溶射被膜は充分に形成できない。
また耐火物でも成形方法や粒度配合によって表面の状態
も様々であるが、一般にRaが1〜4μm程度で、一般
的な金属の粗面化後の表面粗さに比較すると滑らかな部
類にはいる。溶射前の表面粗さと剥離性の関係を検討し
たところ、Raが7μm以上であれば剥離しにくいとい
うことが判明した。表面粗さの上限は、15μm程度が
適当である。これより粗くしても耐剥離性はあまり向上
せず、粗面化時に発生するかけや割れ等の不良の増加、
粗面化に要する時間の増大等のデメリットが増加するた
め、表面粗さの範囲としてはRa7〜15μmが適当で
ある。さらに好ましくは、Ra8〜12μmの範囲が良
い。
【0039】粗面化の方法としては、ブラスト処理が一
般的である。ブラスト材の種類、大きさ、噴射距離、角
度、時間により表面粗さを制御する。また、基材の硬度
が高く肉薄品あるいは脆弱等でブラスト処理を用いるこ
とができない場合は、化学的エッチングによる粗面化も
有効である。
【0040】一方、コーティング層を有する焼成用容器
において、被焼成物をのせる所に基材成分と反応を抑制
する為にコーティング層を施すわけだが、従来は基材の
表面の一部のみにコーティングしていたが、本発明のさ
らに別の態様では、基材の外周部を含む全面にコーティ
ング層を施すと、耐用性が改善された。
【0041】この現象は第2被膜のジルコニア質層は残
存膨脹が基材に比べ大きいために、多数回使用すると膜
の剥離要因や基材の反り要因となるからである。
【0042】被焼成物をのせる表面の被覆層に対し、裏
面の被覆層を同等かまたは1/2以上の厚さにすること
によって、耐用性を少くとも20%改善できた。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0044】実施例1 大きさが300mm×300mm×10mmのAl23
−SiO2質(Al2 3;89%、SiO2;9%、その
他不可避成分)の棚板の表面をブラストによりRa=1
0μmに粗面化した後、Al2399.5%、平均粒径
70μmの電融アルミナを水プラズマ溶射によって溶射
し、平均膜厚150μmの第1被膜を形成し、さらにそ
の第1被膜の表面に表面層としてY23安定化ジルコニ
ア(Y23;8%)原料(平均粒径80μm)を水プラ
ズマ溶射法により溶射して膜厚150μmの第2被膜を
形成した。こうして得られた板について以下の剥離試験
を実施した。
【0045】板を電気炉内にセットし、400〜140
0℃での昇降温を繰返し加熱試験を実施した。この際、
反応の影響をみるために板の上に高誘電率コンデンサ用
セラミックス(主成分BaTiO3)をのせて試験を行
った(ヒートサイクル5回ごとに交換)。5回おきに加
熱後の外観を観察し、被膜に剥離等の異常がないかチェ
ックした。50回の試験を行ったが、被膜表面の積載物
が載った部分にやや着色があった程度で、剥離等の異常
はなかった。
【0046】これらの試験結果を他の実施例2〜4の結
果と併せて表1に示す。
【0047】
【表1】 実施例2〜4 実施例1と同形状の棚板について、表1に示す条件(基
材材質、中間層および表面層の原料種、平均粒径、溶射
方法、厚さ)で焼成用の棚板を作製し、実施例1と同様
の剥離試験を行った。この時の結果を、表1に示す。
【0048】それぞれ表面層の材質が異なる。実施例4
は、中間層が電融ムライトの例である。
【0049】比較例1、2 表1に示す条件(基材のAl23%、中間層および表面
層の原料種、平均粒径、溶射方法、厚さ)で焼成用の棚
板を作製し、実施例1と同様の剥離試験を行った。この
時の結果を、表1に示す。
【0050】比較例1においては、中間層として、バイ
ヤー法で合成されたアルミナ(平均粒径3μm)を造粒
した原料を溶射した(造粒体の平均径が100μm)。
3回目で剥離が生じた。
【0051】比較例2においては、中間層として、焼結
アルミナを溶射した。20回で剥離が生じた。
【0052】実施例5 大きさが300mm×300mm×10mmのAl23
−SiO2質(Al2 3;89%、SiO2;9%、その
他不可避成分)の棚板の表面をブラストによりRa=1
0μmに粗面化した後、Al23;99.5%、平均粒
径70μmの電融アルミナを水プラズマ溶射によって溶
射し、平均膜厚150μmの第1被膜を形成し、さらに
その第1被膜の表面に表面層としてY23安定化ジルコ
ニア(Y 23;8%)原料(平均粒径80μm)を水プ
ラズマ溶射法により溶射して膜厚150μmの第2被膜
を形成した。こうして得られた板について以下の剥離試
験を実施した。
【0053】板を電気炉内にセツトし、400〜140
0℃での昇降温を繰返し加熱試験を実施した。この際、
反応の影響をみるために板の上に高誘電率コンデンサ用
セラミックス(主成分BaTiO3)をのせて試験を行
った(ヒートサイクル5回ごとに交換)。5回おきに加
熱後の外観を観察し、被膜に剥離等の異常がないかチェ
ックした。50回の試験を行ったが、被膜表面の積載物
が載った部分にやや着色があった程度で、剥離等の異常
はなかった。
【0054】これらの試験結果を他の実施例の結果と併
せて表2に示す。
【0055】
【表2】 実施例6〜11 実施例5と同形状の棚板について、表2に示す条件(基
材材質、中間層および表面層の原料種・粒径・溶射法・
被膜厚さ)で焼成用の棚板を作製し、実施例5と同様の
剥離試験を行った。この時の結果を、表2に示す。
【0056】実施例5〜7,11は、表面層の原料種が
異なる。
【0057】実施例8は、中間層の原料粒径(最小)が
60μmである。
【0058】実施例9は、中間層の原料粒径(最大)が
110μmである。
【0059】実施例9は、中間層が電融ムライトであ
る。
【0060】実施例10は、表面層をガスプラズマ溶射
で形成した。
【0061】比較例3、4 表2に示す条件(基材のAl23%、中間層および表面
層の原料種、平均粒径、溶射方法、厚さ)で焼成用の棚
板を作製し、実施例5と同様の剥離試験を行った。この
時の結果を、表2に示す。
【0062】比較例3は、中間層として、所定範囲以下
の粒径すなわち30μmのものを使用し、溶射法はガス
プラズマ法を採用した。
【0063】比較例4は、中間層として、所定範囲以下
の粒径すなわち50μmのものを使用し、溶射法は水プ
ラズマ法を採用した。
【0064】実施例12 実施例12においては、大きさが300mm×300m
m×10mmのAl23−SiO2質(Al23;89
%、SiO2;9%、その他不可避成分)の棚板の表面
をブラスト処理(ブラスト材:電融アルミナ・粒度:#
150)により粗面化した。粗面化後の表面粗さはRa
で7μmであった。粗面化前はRaで2μmであった。
この粗面化した基材の表面にAl23;99.5%、平
均粒径70μmの電融アルミナを水プラズマ溶射によっ
て溶射し、平均膜厚150μmの第1被膜を形成し、さ
らにその第1被膜の表面に表面層としてY23安定化ジ
ルコニア(Y23;8%)原料(平均粒径80μm)を
水プラズマ溶射法により溶射して膜厚150μmの第2
被膜を形成した。こうして得られた板について以下の剥
離試験を実施した。
【0065】板を電気炉内にセットし、400〜140
0℃での昇降温を繰返し加熱試験を実施した。この際、
反応の影響をみるために板の上に高誘電率コンデンサ用
セラミックス(主成分BaTiO3)をのせて試験を行
った(ヒートサイクル5回ごとに交換)。1〜5回の各
回終了後、5回以降は5回おきに(5、10、15回
…)加熱後の外観を観察し、被膜に剥離等の異常がない
かチェックした。50回の試験を行ったが、被膜表面の
積載物が載った部分にやや着色があった程度で、剥離等
の異常はなかった。
【0066】これらの試験結果を他の実施例13〜16
の結果と併せて表3に示す。
【0067】
【表3】 実施例13〜16 実施例12と同形状の棚板について、表3に示す条件
(基材材質、中間層および表面層の原料種、粒径、溶射
法、被膜厚さ)で焼成用の棚板を作製し、実施例12と
同様の剥離試験を行った。この時の結果を、表3に示
す。
【0068】実施例12〜16は、表面層の原料種が異
なる。
【0069】実施例12は、表面粗さ最小が7μmであ
った。
【0070】実施例16は、表面粗さ最大が15μmで
あった。
【0071】実施例15は、電融ムライトの中間層であ
った。
【0072】比較例5、6、7 表3に示す条件(基材のAl23%、中間層および表面
層の原料種、平均粒径、溶射方法、厚さ)で焼成用の棚
板を作製し、実施例12と同様の剥離試験を行った。こ
の時の結果を、表3に示す。
【0073】比較例5では、ブラストによる粗面化処理
なしで焼き上がりの表面に溶射した。表面粗さRaは
0.5μmであった。
【0074】比較例6では、ブラストによる粗面化処理
なしで焼き上がりの表面に溶射した。表面粗さRaは3
μmであった。
【0075】比較例7では、ブラスト(ブラスト材:電
融アルミナ、粒度:#60)による粗面化処理をした。
ブラスト処理時に基材の一部が欠けた。表面粗さRaは
20μmであった。剥離試験時に割れが発生したのはブ
ラスト処理時に潜在的クラックが発生していた可能性が
高い。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、中間層の被膜を形成す
る溶射原料として電融アルミナもしくは電融ムライトを
用いることで表面積が小さく熱的に安定な第1被膜を中
間層として形成し、セラミック電子部品の焼成に使用し
た場合に、被焼成物成分との反応や焼結等の被膜の変化
に起因する剥離や変形が起こりにくく高い耐用性を示す
ことができる。
【0077】また、本発明によれば、中間層の被膜を形
成する溶射原料として平均粒径が55〜110μmのア
ルミナもしくはムライトを用いることで表面積が小さく
熱的に安定な被膜を中間層として形成し、セラミック電
子部品の焼成に使用した場合に、被焼成物成分との反応
や焼結等の被膜の変化に起因する剥離や変形が起こりに
くく高い耐用性を示すことができる。
【0078】また、本発明によれば、溶射前に基材表面
を中心線平均粗さRaで7〜15μmの範囲に粗面化し
た後アルミナもしくはムライトを溶射し、さらにその表
面にジルコニアを溶射することで、セラミック電子部品
の焼成に使用した場合に、被膜の剥離が起こりにくく、
高い耐用性を示すことができる。
【0079】また、本発明によれば、外周部にコーティ
ングを施して被膜を形成することにより耐スポーリング
性が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衛藤 健 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 山田 和典 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 伏見 哲郎 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 浦辻 憲一 兵庫県尼崎市常光寺1丁目9番1号 大阪 富士工業株式会社内 (72)発明者 西河 中 兵庫県尼崎市常光寺1丁目9番1号 大阪 富士工業株式会社内 (72)発明者 植村 衛 兵庫県尼崎市常光寺1丁目9番1号 大阪 富士工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材がAl2365%以上のAl23
    SiO2質もしくはAl23であり、その基材の表面の
    一部もしくは全面に電融アルミナもしくは電融ムライト
    を主成分とする原料を溶射することにより形成した第1
    被膜を有し、さらにその第1被膜の表面にジルコニアも
    しくはジルコン酸塩を主成分とする第2被膜を有するこ
    とを特徴とする焼成用容器。
  2. 【請求項2】 基材がAl2365%以上のAl23
    SiO2質もしくはAl23であり、その基材の表面の
    一部もしくは全面に平均粒径が55〜110μmのアル
    ミナもしくはムライトを主成分とする原料を溶射するこ
    とにより形成した第1被膜を有し、さらにその第1被膜
    表面にジルコニア、もしくはジルコン酸塩を主成分とす
    る第2被膜を有することを特徴とする焼成用容器。
  3. 【請求項3】 基材が、Al2365%以上のAl23
    −SiO2質もしくはAl23であり、その基材の表面
    の一部もしくは全面の表面粗さを中心線平均粗さRaで
    7〜15μmに粗面化処理した後、アルミナもしくはム
    ライトを主成分とする原料を溶射することにより形成し
    た第1被膜を有し、さらにその第1被膜の表面にジルコ
    ニアもしくはジルコン酸塩を主成分とする第2被膜を有
    することを特徴とする焼成用容器。
  4. 【請求項4】 前記アルミナもしくはムライトが電融ア
    ルミナもしくは電融ムライトからなることを特徴とする
    請求項2あるいは3に記載の焼成用容器。
  5. 【請求項5】 第2被膜の主成分が未安定ジルコニア、
    CaO、Y23を安定化剤とする安定化ジルコニア、部
    分安定化ジルコニアまたはCa、Ba、Sr、Mgのア
    ルカリ土類金属とのジルコン酸塩のうちの少なくとも1
    種、もしくはこれらを混合されたものからなることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の焼成用容
    器。
  6. 【請求項6】 コーティング層は基材全面に形成してあ
    り、かつ裏面のコーティング層厚さを被焼成物をのせる
    表面の層の厚さに対し1〜0.5倍であることを特徴と
    する焼成用容器。
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