JP2002059833A - 移動体位置検知システムにおける監視システムおよび方法 - Google Patents

移動体位置検知システムにおける監視システムおよび方法

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JP2002059833A
JP2002059833A JP2000249516A JP2000249516A JP2002059833A JP 2002059833 A JP2002059833 A JP 2002059833A JP 2000249516 A JP2000249516 A JP 2000249516A JP 2000249516 A JP2000249516 A JP 2000249516A JP 2002059833 A JP2002059833 A JP 2002059833A
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signal
loop antenna
position detection
transmitter
energized
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JP2000249516A
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Hirobumi Uchiumi
博文 内海
Atsushi Sugawara
淳 菅原
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ループアンテナの断線,中継器の異常を判別
出来る移動体位置検知システムにおける監視システムお
よび方法を提供する。 【解決手段】 送信器1から位置検知用信号がループア
ンテナ2に出力されると、中継器3を介してループアン
テナ4に次の位置検知用信号が出力され、このようにし
て位置検知用信号が以降のループアンテナに順次出力さ
れる。移動体検知システムが正常に動作し、最終のルー
プアンテナ7に位置検知用信号が出力されると、送受信
器30はその固有の信号を送受信器34に向けて送信す
る。ループアンテナ,中継器に異常が発生し、送受信器
30の固有の信号を受信しないとき、各送受信器はそれ
ぞれ固有の信号を送受信器34に送信する。送受信器3
4は受信した信号により、ループアンテナの断線,中継
器の異常を判別出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体位置検知シ
ステムにおけるシステムの監視に関するものである。
【0002】
【関連の技術】本出願人は、先に特願平11−1036
65号として移動体位置検知システム,方法の発明を出
願している。本発明はこの出願の発明に開示しているよ
うな移動体位置検知システムにおけるシステムの監視に
かかるものである。
【0003】そこで、前記出願の発明の内容をその記載
の一部を援用して説明する。図2は前記出願の発明の実
施形態例の構成を示すブロック図である。図2におい
て、送信器10は、第1の位置検知区間に存在すること
を示す位置検知用信号を、ループアンテナL1に送信す
る。この位置検知用信号は、例えば、1つの周波数f1
の信号、又は搬送波周波数がf1で変調された信号等で
ある。以下、ループアンテナLlに流される位置検知用
信号をf1という。一方、走行する列車には、車上アン
テナ(図示せず)と、受信器(図示せず)と、送信器
(図示せず)と、車上制御装置(図示せず)が設けられ
ている。車上アンテナは、地上のループアンテナと電磁
的な結合状態にあるときに、相互間で双方向の情報伝達
が可能となっている。図のT1で示す位置に列車が存在
する場合には、列車は、ループアンテナLlを流れる位
置検知用信号f1を、車上アンテナにより受信する。受
信器を経てこの位置検知用信号f1を受信することによ
り、列車内の車上制御装置は、「ループアンテナL1で
規定される位置検知区間内にこの列車が存在する」と認
識する。
【0004】この場合、この列車の車上制御装置は、車
上送信器から車上アンテナを介して地上のループアンテ
ナLlへ向けて車上信号fA1を送信する。この車上信
号fA1は、「列車がループアンテナLIで規定される
位置検知区間内に存在する」旨を含む信号であり、例え
ば、搬送波周波数がfAで変調された信号である。この
車上信号fAlは、位置検知用信号(f1のほか、後述
するf2、f3も含む)とは異なり、後述する他の車上
信号とも異なる信号である。したがって、ループアンテ
ナL1には、位置検知用信号flと、列車Tlからの車
上信号fA1とが重畳された信号が流れる。この重畳信
号は、中継器11により受信される。中継器11には、
車上信号通過BPFが設けられており、周波数fA1の
車上信号を通過させる。また、中継器11内の受信器1
1aには、重畳信号から車上信号成分が除去された残り
の成分、すなわち位置検知用信号f1が出力される。受
信器11aには、正常受信リレーflRが接続されてい
る。正常受信リレーflRには、周波数f1の信号が人
力される。この場合、正常受信リレーflRは、位置検
知用信号f1の信号が入力されたので、「前方に隣接す
る第l位置検知区間からの位置検知用信号を正常に受信
した」と判別し、送信器11bの出力を外部に対し送信
可能とする。
【0005】送信器11bは、第2の位置検知区間に存
在することを示す位置検知用信号を、ループアンテナL
2に送信する。この位置検知用信号は、例えば、1つの
周波数f2の信号、又は搬送波周波数がf2で変調され
た信号等(以下、「位置検知用信号f2」という。)で
ある。この位置検知用信号f2は、位置検知用信号f
1、後述するf3とは異なり、車上信号(fAlのほ
か、後述するfA2も含む)とも異なる信号である。こ
の位置検知用信号f2に、車上信号通過BPFから出力
された車上信号fA1が重畳され、中継器11からルー
プアンテナL2に送信される。
【0006】この重畳信号は、中継器12により受信さ
れる。中継器12には、中継器11の場合と同様な車上
信号通過BPFが設けられており、車上信号fA1を通
過させる。また、中継器12内の受信器12aには、重
畳信号から車上信号成分が除去された残りの成分、すな
わち位置検知用信号f2が出力される。受信器12aに
は、正常受信リレーf2Rが接続されている。正常受信
リレーf2Rには、位置検知用信号f2の信号が入力さ
れる。この場合、正常受信リレーf2Rは、位置検知用
信号f2の信号が人力されたので、「前方に隣接する第
2位置検知区間からの位置検知用信号を正常に受信し
た」と判別し、送信器12bの出力を外部に対し送信可
能とする。
【0007】送信器12bは、第3の位置検知区間に存
在することを示す位置検知用信号を、ループアンテナL
3に送信する。この位置検知用信号は、例えば、1つの
周波数f3の信号、又は搬送波周波数がf3で変調され
た信号等(以下、「位置検知用信号f3」という。)で
ある。位置検知用信号f3は、位置検知用信号f1,f
2とは異なり、車上信号(fAlのほか、後述するfA
2も含む)とも異なる信号である。この位置検知用信号
f3に、車上信号通過BPFから出力された車上信号f
Alが重量され、中継器12からループアンテナL3に
送信される。
【0008】この重畳信号は、車上信号受信装置14に
より受信される。車上信号受信装置14には、中継器1
1,12の場合と同様な車上信号通過BPF(図示せ
ず)が設けられており、車上信号fAlを抽出する。こ
れにより、車上信号受信装置14は、「列車がループア
ンテナLlで規定される位置検知区間内に存在する」と
認識する。また、受信器13には、重畳信号から車上信
号成分が除去された残りの成分、すなわち位置検知用信
号f3が出力される。受信器13には、正常受信リレー
f3Rが接続されている。正常受信リレーf3Rには、
位置検知用信号f3の信号が人力される。この場合、正
常受信リレーf3Rは、位置検知用信号f3の信号が人
力されたので、「前方に隣接する第3位置検知区間から
の位置検知用信号を正常に受信した」と判別し、この場
合には、「ループアンテナL1〜L3には、断線等はな
い」と判別する。位置検知用信号f1からf3は、周波
数が同一でも、異なっていても良い。また、ディジタル
変調している場合は、データの内容が異なるので同一周
波数でも良い。
【0009】この関連技術例の構成によれば、位置検知
用信号が前方の位置検知区間から後続する位置検知区間
へバケツリレー方式で順次伝達され、ループ断線チェッ
ク用の信号を位置検知用の信号と兼用させることが出来
るため、ループ断線照査用の専用機器は不要であり、設
備コストおよび工事コストを低減させることが出来る。
【0010】以上説明した関連技術例のシステム監視の
ブロック図を図3に示す。送信器1側に、システムの管
理装置があると想定しているので、たとえば、図の
(a)に示すように最終のループアンテナからの信号を
受信する受信器8の出力はケーブル9を介して送信器1
側に戻す、あるいは、図の(b)に示すように最終のル
ープアンテナからの信号はケーブル9を介して送信器1
側にある受信器8に戻すこととなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、前記関
連技術例では、システムが正常に動作しているかどうか
は監視することはできるが、ループアンテナの断線,中
継器の異常(故障,停電)などが発生したとき、ループ
アンテナの断線なのか,中継器の異常なのかを判別する
ことが出来ないという問題がある。
【0012】また、移動体位置検知システムのループア
ンテナ列に沿って、新たに監視用のケーブルを配置しな
ければならず、その設備,保守に費用がかかるという問
題もある。
【0013】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、監視用の設備,保守の費用が少なくてすみ、
またループアンテナの断線なのか,中継器の異常なのか
を判別することの出来る移動体位置検知システムにおけ
る監視システムおよび方法を提供することを目的とする
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、移動体位置検知システムにおける監視
システムを次の(1)〜(6)のとおりに構成し、また
移動体位置検知システムにおける監視方法を次の
(7),(8)のとおりに構成する。
【0015】(1)移動体が走行する走路に沿って、そ
の走路の一方から他方に向けて、送信器、この送信器に
て付勢せれるループアンテナ、および複数の、中継器と
この中継器にて付勢されるループアンテナの組み合わせ
を配置し、各ループアンテナを前記走路の一方から他方
にかけて前記送信器および前記中継器にて互いに異なる
信号で順次付勢し、この互いに異なる信号を前記移動体
が受信することにより移動体の位置検知を行うようにし
た移動体位置検知システムにおける監視システムであっ
て、前記走路の他方の端部から前記一方の端部にかけ
て、前記各ループアンテナを介して固有の信号を伝送す
る監視手段を備えた移動体位置検知システムにおける監
視システム。
【0016】(2)前記(1)記載の移動体位置検知シ
ステムおける監視システムにおいて、前記監視手段は、
前記他方の端部のループアンテナにおける他方の側に接
続された送受信器、各ループアンテナ間に接続された送
受信器および前記送信器により付勢されるループアンテ
ナの前記一方の側に接続された送受信器とを有し、前記
他方の側に接続された送受信器は前記他方の端部のルー
プアンテナが付勢されたとき自己の固有の信号を前記一
方の側に接続された送受信器へ送信するものである移動
体位置検知システムにおける監視システム。
【0017】(3)前記(1)記載の移動体位置検知シ
ステムおける監視システムにおいて、前記監視手段は、
前記他方の端部のループアンテナにおける他方の側に接
続された送受信器、各ループアンテナ間に接続された送
受信器および前記送信器により付勢されるループアンテ
ナの前記一方の側に接続された送受信器とを有し、前記
他方の側に接続された送受信器は前記他方の端部のルー
プアンテナが付勢されたとき自己の固有の信号を前記一
方の側に接続された送受信器へ送信し、前記各ループア
ンテナ間に接続された各送受信器は所定時間内に信号を
受信しないとき自己の固有の信号を前記一方の側に接続
された送受信器へ送信するものである移動体位置検知シ
ステムにおける監視システム。
【0018】(4)前記(2)または(3)記載の移動
体位置検知システムにおける監視システムにおいて、前
記監視手段は、前記各ループアンテナを用いて搬送通信
方式により前記固有の信号を送信するものである移動体
位置検知システムにおける監視システム。
【0019】(5)前記(1)ないし(4)のいずれか
に記載の移動体位置検知システムにおける監視システム
において、前記中継器は前記移動体からの信号も中継す
るものである移動体位置検知システムにおける監視シス
テム。
【0020】(6)前記(1)ないし(5)のいずれか
に記載の移動体位置検知システムにおける監視システム
において、前記互いに異なる信号および前記固有の信号
はデジタル変調信号である移動体位置検知システムにお
ける監視システム。
【0021】(7)移動体が走行する走路に沿って、そ
の走路の一方から他方に向けて、送信器、この送信器に
て付勢せれるループアンテナ、および複数の、中継器と
この中継器にて付勢されるループアンテナの組み合わせ
を配置し、各ループアンテナを前記走路の一方から他方
にかけて前記送信器および前記中継器にて互いに異なる
信号で順次付勢し、この互いに異なる信号を前記移動体
が受信することにより移動体の位置検知を行うようにし
た移動体位置検知システムにおける監視方法であって、
最終のループアンテナが付勢されたことを検知するステ
ップと、このステップにて付勢されたことが検知された
とき前記走路の他方から一方にかけて前記各ループアン
テナを介して固有の信号を伝送するステップとを備えた
移動体位置検知システムにおける監視方法。
【0022】(8)移動体が走行する走路に沿って、そ
の走路の一方から他方に向けて、送信器、この送信器に
て付勢せれるループアンテナ、および複数の、中継器と
この中継器にて付勢されるループアンテナの組み合わせ
を配置し、各ループアンテナを前記走路の一方から他方
にかけて前記送信器および前記中継器にて互いに異なる
信号で順次付勢し、この互いに異なる信号を前記移動体
が受信することにより移動体の位置検知を行うようにし
た移動体位置検知システムにおける監視方法であって、
最終のループアンテナが付勢されたことを検知するステ
ップと、このステップにて付勢されたことが検知された
とき前記走路の他方から一方にかけて前記各ループアン
テナを介して固有の信号を伝送するステップと、前記固
有の信号が所定時間内に前記走路の他方から一方にかけ
て前記ループアンテナを介して伝送されたか否かを判断
するステップと、このステップで前記固有の信号が前記
所定時間内に伝送されないとき、異常発生位置にかかる
新たな固有の信号を前記走路の一方に向けて前記ループ
アンテナを介して伝送するステップとを備えた移動体位
置検知システムにおける監視方法。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を移動体
位置検知システムにおける監視システムの実施例により
詳しく説明する。なお本発明は、システムの形に限ら
ず、実施例の説明に裏付けられて、移動体位置検知シス
テムにおける監視方法の形で実施することもできる。
【0024】
【実施例】(実施例1)図1は、実施例1である“移動
体位置検知システムにおける監視システム”の概略構成
を示すブロック図である。図1において、1ないし7は
図2,図3に示す移動体位置検知システムと同様の構成
のシステムを指す。よってこの構成についての説明は省
略する。なお図中のnは正の整数を指す。
【0025】30ないし34は監視信号(後述する固有
の信号に相当する)を各ループアンテナ7,4,2を介
して搬送通信方式により送信器1側に戻すための中継器
であり、中継器3,5,6と区別するため送受信器と称
している。
【0026】送受信器31ないし34は、それぞれ固有
の信号を有し、システムの正常動作時、すなわち最終の
ループアンテナ7に位置検知用信号が出力されたとき
は、送受信器30はその固有の信号をループアンテナ
7,4,2および送受信器31,32,33を介して送
受信器34に送信する。また送受信器31,32,33
は、送受信器30の固有の信号が、所定時間たとえば1
秒以上受信できないときは、それぞれの送受信器は自己
の固有の信号を送受信器34に向けて送信する機能を有
する。
【0027】このように構成されているので、移動体位
置検知システムが正常に動作しているときは、送受信器
30は、その固有の信号を各ループアンテナ7,4,2
および各送受信器31,32,33を介して送受信器3
4に送信できる。このようにして送受信器34におい
て、送受信器30に固有の信号を受信することにより、
送信器1側、すなわちシステム管理装置側において移動
体位置検知システムが正常に動作していることを判定す
ることが出来る。
【0028】たとえば、ループアンテナ4において断線
が発生した場合、ループアンテナ4以降のループアンテ
ナに位置検知用信号が出力されず、送受信器30はその
固有の信号を送受信器34に向けて送信しない。よって
送受信器31,32,33は、所定時間が経過しても送
受信器30の固有の信号が受信できず、各送受信器は自
己の固有の信号を送受信器34に向けて送信する。しか
し、送受信器31,32の固有の信号はループアンテナ
4の断線により送受信器33,34に伝送されず、送受
信器33に固有の信号のみが送受信器34に伝送され
る。送受信器34はこの送受信器33に固有の信号を受
信することにより、ループアンテナ4の断線を判定する
ことが出来る。
【0029】たとえば、中継器5に異常が発生した場
合、中継器5以降のループアンテナには位置検知用信号
が発生せず、送受信器30はその固有の信号を送信しな
い。よって、送受信器31,32,33は一定時間以上
経っても送受信器30に固有の信号を受信することが出
来ず、送受信器31,32,33は、それぞれ固有の信
号を送受信器34に向けて送信する。送受信器34はル
ープアンテナに断線がないので送受信器31,32,3
3に固有の信号を全て受信することが出来る。これによ
り中継器の異常を判定することが出来る。
【0030】以上説明したように、本実施例によれば、
特別に異常監視用のケーブルを最終のループアンテナか
らシステム監視装置のある送信器1側に引き回す必要が
なく、またループアンテナの断線,中継器の異常が発生
したときは、この断線,異常の発生を検知することが出
来、また断線したループアンテナを判定することが出来
る。
【0031】(実施例2)実施例1は、移動体位置検知
システムの信号をアナログ変調信号で構成した例である
が、この移動体位置検知システムをデジタル変調信号で
構成した場合、各中継器,各送受信器の信号はデジタル
変調信号となる。この例を実施例2として説明する。本
実施例の構成は、各信号および各機器がデジタル化され
ている点以外は実施例1と同様なので、図1の構成を援
用して説明する。
【0032】本実施例では、送受信器31ないし34
は、それぞれ固有の符号信号を有し、システムの正常動
作時、すなわち最終のループアンテナ7が位置検知用符
号信号で付勢されているときは、送受信器30はその固
有の符合信号をループアンテナ7,4,2および送受信
器31,32,33を介して送受信器34に送信する。
また送受信器31,32,33は、送受信器30の固有
の符合信号が、一定時間以上たっても受信できないとき
は、それぞれの送受信器はその固有の符合信号を送受信
器34に向けて送信するように構成されている。
【0033】このように構成されているので、移動体位
置検知システムが正常に動作しているときは、送受信器
30は、その固有の符合信号を各ループアンテナ7,
4,2および各送受信器31,32,33を介して送受
信器34に送信できる。このようにして送受信器34に
おいて、送受信器30に固有の符合信号を受信すること
により、送信器1側、すなわちシステム管理装置側にお
いて移動体位置検知システムの正常動作を判定すること
が出来る。
【0034】たとえば、ループアンテナ4において断線
が発生した場合、ループアンテナ4以降のループアンテ
ナに位置検知用符合信号が出力されず、送受信器30は
その固有の符合信号を送受信器34に向けて送信しな
い。よって送受信器31,32,33は、一定時間以上
たっても送受信器30の符合信号が受信できず、各送受
信器に固有の符合信号を送受信器34に向けて送信す
る。しかし、送受信器31,32からの符合信号はルー
プアンテナ4の断線により送受信器33,34に伝送さ
れず、送受信器33に固有の符合信号のみが送受信器3
4に伝送される。送受信器34はこの送受信器33に固
有の符合信号を受信することにより、ループアンテナ4
の断線を判定することが出来る。
【0035】たとえば、中継器5に異常が発生した場
合、中継器5以降のループアンテナは位置検知用符合信
号により付勢されず、送受信器30はその固有の符合信
号を送信しない。よって、送受信器31,32,33は
一定時間以上経っても送受信器30に固有の符合信号を
受信することが出来ず、送受信器31,32,33は、
それぞれ固有の符合信号を送受信器34に向けて送信す
る。各ループアンテナに断線がないので送受信器34は
送受信器31,32,33に固有の符合信号を全て受信
することが出来る。これにより中継器の異常を判定する
ことが出来る。
【0036】以上説明したように、本実施例によれば、
特別に異常監視用のケーブルを最終のループアンテナか
らシステム監視装置のある送信器1側に引き回す必要が
なく、またループアンテナの断線,中継器の異常が発生
したときは、この断線,異常の発生を検知することが出
来、また断線したループアンテナを判定することが出来
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
監視用の設備,保守の費用が少なくてすみ、また移動体
位置検知システムが正常に動作しないときループアンテ
ナの断線なのか,中継器の異常なのかを判別することの
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の構成を示すブロック図
【図2】 関連技術例の構成を示すブロック図
【図3】 関連技術例におけるシステム監視の説明図
【符号の説明】
1 送信器 2、4、7 ループアンテナ 3,5,6 中継器 30ないし34 送受信器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体が走行する走路に沿って、その走
    路の一方から他方に向けて、送信器、この送信器にて付
    勢せれるループアンテナ、および複数の、中継器とこの
    中継器にて付勢されるループアンテナの組み合わせを配
    置し、各ループアンテナを前記走路の一方から他方にか
    けて前記送信器および前記中継器にて互いに異なる信号
    で順次付勢し、この互いに異なる信号を前記移動体が受
    信することにより移動体の位置検知を行うようにした移
    動体位置検知システムにおける監視システムであって、
    前記走路の他方の端部から前記一方の端部にかけて、前
    記各ループアンテナを介して固有の信号を伝送する監視
    手段を備えたことを特徴とする移動体位置検知システム
    における監視システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動体位置検知システム
    おける監視システムにおいて、前記監視手段は、前記他
    方の端部のループアンテナにおける他方の側に接続され
    た送受信器、各ループアンテナ間に接続された送受信器
    および前記送信器により付勢されるループアンテナの前
    記一方の側に接続された送受信器とを有し、前記他方の
    側に接続された送受信器は前記他方の端部のループアン
    テナが付勢されたとき自己の固有の信号を前記一方の側
    に接続された送受信器へ送信するものであることを特徴
    とする移動体位置検知システムにおける監視システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移動体位置検知システム
    おける監視システムにおいて、前記監視手段は、前記他
    方の端部のループアンテナにおける他方の側に接続され
    た送受信器、各ループアンテナ間に接続された送受信器
    および前記送信器により付勢されるループアンテナの前
    記一方の側に接続された送受信器とを有し、前記他方の
    側に接続された送受信器は前記他方の端部のループアン
    テナが付勢されたとき自己の固有の信号を前記一方の側
    に接続された送受信器へ送信し、前記各ループアンテナ
    間に接続された各送受信器は所定時間内に前記他方の側
    に接続された送受機の信号を受信しないとき自己の固有
    の信号を前記一方の側に接続された送受信器へ送信する
    ものであることを特徴とする移動体位置検知システムに
    おける監視システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の移動体位置検知
    システムにおける監視システムにおいて、前記監視手段
    は、前記各ループアンテナを用いて搬送通信方式により
    前記固有の信号を送信するものであることを特徴とする
    移動体位置検知システムにおける監視システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の移
    動体位置検知システムにおける監視システムにおいて、
    前記中継器は前記移動体からの信号も中継するものであ
    ることを特徴とする移動体位置検知システムにおける監
    視システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の移
    動体位置検知システムにおける監視システムにおいて、
    前記互いに異なる信号および前記固有の信号はデジタル
    変調信号であることを特徴とする移動体位置検知システ
    ムにおける監視システム。
  7. 【請求項7】 移動体が走行する走路に沿って、その走
    路の一方から他方に向けて、送信器、この送信器にて付
    勢せれるループアンテナ、および複数の、中継器とこの
    中継器にて付勢されるループアンテナの組み合わせを配
    置し、各ループアンテナを前記走路の一方から他方にか
    けて前記送信器および前記中継器にて互いに異なる信号
    で順次付勢し、この互いに異なる信号を前記移動体が受
    信することにより移動体の位置検知を行うようにした移
    動体位置検知システムにおける監視方法であって、最終
    のループアンテナが付勢されたことを検知するステップ
    と、このステップにて付勢されたことが検知されたとき
    前記走路の他方から一方にかけて前記各ループアンテナ
    を介して固有の信号を伝送するステップとを備えたこと
    を特徴とする移動体位置検知システムにおける監視方
    法。
  8. 【請求項8】 移動体が走行する走路に沿って、その走
    路の一方から他方に向けて、送信器、この送信器にて付
    勢せれるループアンテナ、および複数の、中継器とこの
    中継器にて付勢されるループアンテナの組み合わせを配
    置し、各ループアンテナを前記走路の一方から他方にか
    けて前記送信器および前記中継器にて互いに異なる信号
    で順次付勢し、この互いに異なる信号を前記移動体が受
    信することにより移動体の位置検知を行うようにした移
    動体位置検知システムにおける監視方法であって、最終
    のループアンテナが付勢されたことを検知するステップ
    と、このステップにて付勢されたことが検知されたとき
    前記走路の他方から一方にかけて前記各ループアンテナ
    を介して固有の信号を伝送するステップと、前記固有の
    信号が所定時間内に前記走路の他方から一方にかけて前
    記ループアンテナを介して伝送されたか否かを判断する
    ステップと、このステップで前記固有の信号が前記所定
    時間内に伝送されないとき、異常発生位置にかかる新た
    な固有の信号を前記走路の一方に向けて前記ループアン
    テナを介して伝送するステップとを備えたことを特徴と
    する移動体位置検知システムにおける監視方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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