JP2002059822A - 車輪制動圧力制御方法及び装置 - Google Patents

車輪制動圧力制御方法及び装置

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JP2002059822A
JP2002059822A JP2000247785A JP2000247785A JP2002059822A JP 2002059822 A JP2002059822 A JP 2002059822A JP 2000247785 A JP2000247785 A JP 2000247785A JP 2000247785 A JP2000247785 A JP 2000247785A JP 2002059822 A JP2002059822 A JP 2002059822A
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pressure
valve
fluid
pressure sensor
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JP2000247785A
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Hideki Furuya
英樹 古谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ON−OFF弁と圧力センサとを、流体アク
チュエータの配置位置より遠方の振動が少ない車台上に
配置し、該圧力センサの検知圧力値を基にして前記ON
−OFF弁を開閉操作する車輪制御圧力制御方法を提供
する。 【解決手段】 圧力流体源11から圧力流体を供給し、
また流体アクチュエータ6から圧力流体を排気するON
−OFF弁8と、前記ON−OFF弁近傍の流体圧力を
検出する圧力センサ15とを前記車台上に各々配置する
とともに、予め前記ON−OFF弁の開閉時期を決める
式を、前記ON−OFF弁の立ち上がり時間と、前記圧
力センサの検出圧力値に基づく一次遅れ系伝達関数とか
ら構成し、該式を複数用意し、前記圧力センサの検知圧
力値に基づいて前記複数の式の一つを選択して、該式に
基づく時間遅れで前記ON−OFF弁を開閉操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車台下に車輪と、
該車輪を制動する流体アクチュエータが配設され、車台
上に前記流体アクチュエータに圧力流体を供給する圧力
流体源を配置した車輪制動圧力装置における車輪制動圧
力制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鉄道車両は車輪及び機械的ブ
レーキ装置が設けられた車台枠に緩衝機構を介して乗客
もしくは貨物が収容される車台が載置され、車輪の振動
が直接に車台に伝達しないように構成されている。一
方、機械的ブレーキ装置は車輪と近接して、もしくは車
輪と連結する回転部材に近接して配置される必要上、該
車輪を含めた車両全体でみた場合、一番振動が大きい部
分である車台下側に配置される。
【0003】一方、ブレーキ装置は、車輪のディスクに
ライニングを押圧したり離間させることによってブレー
キ操作が行われ、該ライニングの押圧は流体によって行
われる。よって、そのライニングを操作する流体アクチ
ュエータの流体圧力によるブレーキ力を正確に知るため
に、圧力センサが流体アクチュエータ近傍に配置され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術は、図9
に模式的に示すように、車輪2が取付られた車台枠3
は、荷物を積載もしくは人間を乗車する車台4とは、公
知の緩衝装置17を介して連結され、車台枠3に大きな
振動があっても車台4には直接その振動が伝達しないよ
うに構成される。そして、ブレーキシリンダ6及びライ
ニング手段5で構成されるブレーキ装置と、ブレーキシ
リンダ6の空気圧力を測定する圧力センサ25は車台枠
3、つまり車台下に配置される。
【0005】一方、車台4には、空気溜まり11内の圧
力を圧力センサ13により検出しつつ圧縮機14によっ
て空気溜まり11内の空気圧を所定値に保ち、ブレーキ
操作部材16により、流体を供給・排気するON−OF
F弁である弁手段28を介して空気溜まり11からブレ
ーキシリンダ6に圧縮空気の供給・排気を制御するコン
トローラ7等の諸部材が配置されている。
【0006】該従来技術は、このように構成されている
ので、ブレーキ操作部材16を操作することで、コント
ローラ7により供給用電磁弁9を介して空気溜まり11
内の圧縮空気がブレーキシリンダ6に供給され、排気用
電磁弁10を介してブレーキシリンダ6内の空気を排気
し、通常はポンピングブレーキを主体として複数のオン
・オフのブレーキ操作により最終的には最後のオン操作
で車両が停止するように構成されている。
【0007】前記圧力センサ25はブレーキシリンダ6
内の圧力を測定し、該圧力を電気信号に変換してコント
ローラ7に伝達する電気部品であり、このような電気部
品を大きい振動下に載置すると電気信号を取り出す配線
の接続部分に繰り返し応力が印加され、やがてその部分
の接触面積が低下し、切断に至り誤信号もしくは信号送
出が不能となり、振動により耐久性が低下する。
【0008】ブレーキ装置の性能維持は車両の安全運行
上に重要な課題であり、よって、大きな振動が印加され
ない位置にブレーキシリンダ内の流体圧力を検出する圧
力センサを配置するブレーキ装置が望まれている。
【0009】また、前記ON−OFF弁と圧力センサと
が一体化できれば、組立工程にもまた、メンテナンスも
容易に行うことができる。
【0010】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、前記ON−OFF弁と圧力センサとを、流
体アクチュエータの配置位置より遠方の振動が少ない車
台上に配置し、該圧力センサの検知圧力値を基にして前
記ON−OFF弁を開閉操作することを特徴とする車輪
制御圧力制御方法及び装置を提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的は、前記ON−OFF弁と
圧力センサとが一体化された車輪制御圧力制御装置を提
供することである。また、本発明の他の目的は、前記O
N−OFF弁を開閉操作することによって、レール軌道
用車両の走行車輪を制動する車輪制御圧力制御方法及び
装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本第1発明にかかる請求
項1は、制御方法の発明であって、車台下に車輪と、該
車輪を制動する流体アクチュエータが配設され、車台上
に前記流体アクチュエータに圧力流体を供給する圧力流
体源を配置した車輪制動圧力装置における車輪制動圧力
制御方法において、前記圧力流体源から圧力流体を供給
し、また前記流体アクチュエータから圧力流体を排気す
るON−OFF弁と、前記ON−OFF弁近傍の流体圧
力を検出する圧力センサとを前記車台上に各々配置する
とともに、予め前記ON−OFF弁の開閉時期を決める
下記式(1)を複数設定し、前記圧力センサの検知圧力
値に基づいて前記複数の式の一つを選択して、該式に基
づく時間遅れで前記ON−OFF弁を開閉操作すること
を特徴とする。 記 e−δS(無駄時間)+Pbc{1/[1+Tn(s)]}・・(1) 但し、e−δS :前記ON−OFF弁の立ち上がり時
間、 Pbc:前記圧力センサの検出圧力値、 Tn(s):Pbcの検出圧力値の圧力範囲で決まる可
変の時定数 n:検出圧力値の圧力範囲の番号
【0012】また、請求項4にかかる本第2発明は、第
1発明を実施するための装置発明であって、車台下に車
輪と、該車輪を制動する流体アクチュエータが配設さ
れ、車台上に前記流体アクチュエータに圧力流体を供給
する圧力流体源を配置した車輪制動圧力制御装置におい
て、前記車台上に各々配置された、前記圧力流体源から
圧力流体を供給し、また前記流体アクチュエータから圧
力流体を排気するON−OFF弁と、前記ON−OFF
弁近傍の流体圧力を検出する圧力センサと、予め前記O
N−OFF弁の開閉時期を決める下記式(1)を複数設
定した記憶手段と、前記圧力センサの検知圧力値に基づ
いて前記複数の式の一つを選択し、該式に基づく時間遅
れで前記ON−OFF弁を開閉操作するコントローラと
を備え、前記圧力センサの検知圧力値に基づいて前記O
N−OFF弁を開閉操作することを特徴とする。 記 e−δS(無駄時間)+Pbc{1/[1+Tn(s)]}・・(1) 但し、e−δS:前記ON−OFF弁の立ち上がり時
間、 Pbc:前記圧力センサの検出圧力値、 Tn(s):Pbcの検出圧力値の圧力範囲で決まる可
変の時定数 n:検出圧力値の圧力範囲の番号
【0013】かかる技術は、車輪と、該車輪を制動する
流体アクチュエータを車台下に配置し、圧力流体源、該
圧力流体源からの圧力流体を供給し、また前記流体アク
チュエータから圧力流体を排気するON−OFF弁と、
前記ON−OFF弁近傍の流体圧力を検出する圧力セン
サを車台上に配置し、前記ON−OFF弁近傍の流体圧
力を検出することが第1の特徴である。
【0014】本発明は圧力センサが、車台下に配置され
る流体アクチュエータより遠方の、すなわち、緩衝手段
を介して車台上に配置される車台に設けた前記ON−O
FF弁の近傍に設け、前記ON−OFF弁近傍の流体圧
力を検出するので、従来のように車台下の振動の大きい
部位に圧力センサを設けていないので、振動により不正
確な信号を得たり、振動により耐久性が低下することが
ない。
【0015】しかしながら、前記ON−OFF弁と流体
アクチュエータとは距離がはなれているので、前記ON
−OFF弁が動作してから流体アクチュエータに圧力流
体が到達するには時間がかかる。よって、予め前記ON
−OFF弁の開閉時期を決める式を、 e−δS無駄時間)+Pbc{1/[1+Tn(s)]}・・・(1) 但し、e−δS :前記ON−OFF弁の立ち上がり時
間、 Pbc:前記圧力センサの検出圧力値、 Tn(s):Pbcの検出圧力値の圧力範囲で決まる可
変の時定数 n:検出圧力値の圧力範囲の番号 として複数設定したことを第2の特徴とする。
【0016】よって、本発明においては、予め前記式
(1)を複数、記憶手段に記憶させ、前記ON−OFF
弁近傍の検知圧力が前記圧力センサによって検知された
Pbc値を基にコントローラによって前記ON−OFF
弁の開閉時期が求められる。
【0017】前記Tn(s)は、Pbcの検出圧力値の
圧力範囲で決まる可変の時定数であり、nは検出圧力値
の圧力範囲の番号である。すなわち、[表2]に示すよう
に、ブレーキ操作部材を操作し、そのときのPbc値が
例えば、100〜530KPaである場合は、T1=
0.3sの時定数である。これらが必要に応じて複数用
意される。
【0018】したがって、前記圧力センサの検知圧力に
より前記時定数Tn(s)の一つを選択できるように、
前記検知圧力を複数段の圧力範囲に分けて、それぞれの
段数に対応する前記時定数を異ならしめ、該圧力範囲の
段数を前記圧力流体排気時より供給時に多く設定すると
ともに、前記時定数を前記圧力流体供給時より排気時を
大きく設定し、前記圧力センサの検知圧力値に基づいて
前記ON−OFF弁を開閉操作するように構成すること
も本発明の有効手段である。
【0019】そして、本発明は、[表2]に示すように、
前記圧力センサの検知圧力により前記時定数Tn(s)
の一つを選択できるように、前記検知圧力を例えば、ブ
レーキ時のPbc範囲にみるように100〜530K
Pa、530〜590KPa、590〜650KP
a、650KPa〜と複数段の圧力範囲に分けて、そ
れぞれの段数に対応する前記時定数を、T1=0.3
s、T2=0.19s、T3=0.11s、T4=0.
02sと、ゆるめ時のPbc範囲にみるように、0〜
190KPa、190〜670KPaと複数段の圧力
範囲に分けて、それぞれの段数に対応する前記時定数
を、T1=0.34s、T2=0.4sと異ならしめ、
種々の走行速度状況、またはブレーキタイミングに応じ
られるように該圧力範囲の段数を前記圧力流体排気時よ
り供給時に多く設定するとともに、圧力流体排気時は供
給時より応答性がよいので、前記時定数を前記圧力流体
供給時より排気時を大きく設定し、前記圧力センサの検
知圧力値に基づいて前記ON−OFF弁を開閉操作する
ことができる。
【0020】従来は流体アクチュエータ内圧を直接測定
していたので正確な圧力を測定できたが、ON−OFF
弁が遠方に配置されていたので、直ちに圧縮空気の伝達
はできず、応答遅れが存在するため、せっかく正確な圧
力が迅速に測定されたとしても、前記ON−OFF弁の
ON−OFF回数が増加する結果となる。これに対して
本発明は、必然的に発生する圧力流体の前記応答遅れ現
象を有効に利用して前記ON−OFF弁を開閉時期を制
御するので、前記ON−OFF弁のON−OFF回数が
減少して前記ON−OFF弁及び圧力センサの耐久性を
向上することができる。
【0021】また、前記ON−OFF弁を開閉操作する
ことによって、レール軌道用車両の走行車輪を制動する
ことも本発明の有効な手段である。レール軌道用車両の
走行車輪の近傍にはそれを押圧制御する流体アクチュエ
ータが配置され、車輪と流体アクチュエータは大きな振
動に晒される。しかしながら、本発明によると、前記O
N−OFF弁と圧力センサは流体アクチュエータが配置
される車台下とは遠方にある、すなわち緩衝手段を介し
て配置される車台に配置されているので、振動が小さい
位置に配置することができる。よって、前記ON−OF
F弁と圧力センサの耐久性が向上し、ひいては車両の安
全管理上有益なこととなる。
【0022】そして、本発明は、レール軌道を専門に走
行する列車または汽車のみに適用されるものではなく、
キャタピラなどを備えた無限軌道車とレール軌道用車輪
とを備え、例えば油圧操作で選択的に無限軌道のキャタ
ピラとレール軌道用車輪と変換使用可能な車両、また、
ゴム用タイヤとレール軌道用車輪とを選択的変換使用可
能な装甲車両等に適用可能である。これらの車両は、天
災による災害地の復興用に供する車両として、天災によ
る災害地にレール軌道を用いて容易に迅速に供給するこ
とができる。また、車輪と道路面状態との組み合わせ条
件及び走行速度との関係で、ポンピングブレーキ程度及
び前記一次遅れ系伝達関数を選択可能に構成することに
よりレール軌道用車輪でない車輪を用いた自動車に適用
できることは勿論のことである。
【0023】また、前記ON−OFF弁及び圧力センサ
を一体化した制御機器として構成することも本第2発明
の有効な手段である。かかる技術手段によると、圧力流
体源、該圧力流体源からの圧力流体を供給・排気するO
N−OFF弁及び該ON−OFF弁近傍の流体圧力を検
出する圧力センサを車台上に配置し、車輪と、流体アク
チュエータが配置される車台下の配置位置より遠方に配
置しているので、圧力センサと前記ON−OFF弁とを
一体化し簡素化することも可能であり、かかる技術手段
によると、前記流体アクチュエータ側の圧力を測定しな
いので、配管などを含めた構成が簡素化し、装置全体と
して汎用性を有した車輪制動圧力制御装置を提供するこ
とができるとともに、前記ON−OFF弁及び圧力セン
サを一体化することによってコンパクトな制御機器を構
成することができ、組立上またメンテナンス上両部材の
チェックまたは両部材を用いての動作チェックを容易に
行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実
施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形
状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限り
は、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単
なる説明例にすぎない。
【0025】図1、本発明の実施の形態にかかる空気シ
リンダを用いた車両の概略構成図である。図8と同じ部
材は同じ符号を用いる。同図において、車輪2が取付ら
れた車台枠3は、荷物を積載もしくは人間が乗車する車
台4とは、公知の緩衝装置17を介して連結され、車台
枠3に大きな振動があっても車台4には直接その振動が
伝達しないように構成される。そして、ブレーキシリン
ダ6及びライニング手段5で構成されるブレーキ装置は
車台枠3に配置される。
【0026】一方、車台4には、空気溜まり11内の圧
力を圧力センサ13により検出しつつ圧縮機14によっ
て空気溜まり11内の空気圧を所定値に保ち、ブレーキ
操作部材16により、ON−OFF弁8を介して空気溜
まり11からブレーキシリンダ6に圧縮空気の供給・排
気を制御するコントローラ7等の諸部材が配置されてい
る。ブレーキシリンダ6の空気圧力を測定する圧力セン
サ15はON−OFF弁8の近傍に配置されている。
【0027】本実施の形態は、このように構成されてい
るので、ブレーキ操作部材16を操作することで、コン
トローラ7により供給用電磁弁9を介して空気溜まり1
1内の圧縮空気がブレーキシリンダ6に供給され、排気
用電磁弁10を介してブレーキシリンダ6内の空気を排
気し、通常はポンピングブレーキを主体として複数のオ
ン・オフのブレーキ操作により最終的には最後のオン操
作で車両が停止するように構成されている。
【0028】尚、前記コントローラ7には、後述するよ
うに、予め前記ON−OFF弁8の応答遅れ時間と、前
記圧力センサ15の圧力範囲をブレーキ操作に対応して
複数段に分けて一次遅れ系伝達関数の複数の時定数とを
記憶する記憶手段を内蔵している。しかしながら、該記
憶手段はコントローラ7と別設してあってもよい。ま
た、前記コントローラ7には、前記応答遅れ時間、前記
圧力センサ15の圧力値、及び車両の走行速度に対応し
て選択された前記時定数を用い前記一次遅れ系伝達関数
とから前記ON−OFF弁の開閉時期を制御する機能を
有している。
【0029】本実施の形態は、ブレーキシリンダ6の空
気圧力を測定する圧力センサ15をブレーキシリンダ6
の近傍に配置して直接シリンダ内の圧力を測定しない
で、ブレーキシリンダ6より離間し、車台枠3より振動
が小さい車台4に配置したON−OFF弁8の近傍に配
置している。よって、圧力センサ15でシリンダ6内の
内圧をどの程度制御でき、その測定値を用いてどのよう
にシリンダ内圧を推定し、制御すればよいかが問題であ
る。その制御方法を確立するために以下の試験を行っ
た。
【0030】
【実施例】実際の車両を用い、図8に示すような試験用
のブロック構成を施した。そして、ON−OFF弁(以
下CV制御弁)を用い、CV制御弁内の圧力(Pbc=
0KPa)及び第2圧力センサ値(Pv1=0KPa)
からブレーキシリンダに圧縮空気を供給し、Pv1が3
00KPaで圧縮空気の供給を停止するためにCV制御
弁を閉じた場合の、該CV制御弁内の圧力値、第2圧力
センサ値、ブレーキシリンダ内圧値、及び前記第2圧力
センサよりもブレーキシリンダ側に配置した第3圧力セ
ンサ値(PV2)、及び応答時間とを図6のごとく測定
した。尚、CV制御弁とブレーキシリンダ間には略8リ
ットルの容量を有する配管が配設されている。
【0031】このデータから、CV制御弁近傍の第2圧
力センサ値Pv1が300KPaを示しても、ブレーキ
シリンダ内圧Pcyは100KPaにも至らず、圧縮空
気供給時においては、CV制御弁の出力端圧力Pv1と
ブレーキシリンダ近傍の第3圧力センサ(Pv2)、ブ
レーキシリンダ内圧力(Pcy)とは応答性に差があ
り、CV制御弁の出力端圧力Pv1でブレーキシリンダ
内圧力Pcyを推定するには補正値を加味することが必
要であることがわかる。
【0032】また、CV制御弁を用い、CV制御弁内の
圧力値、ブレーキシリンダ内圧Pcy、第2圧力センサ
値Pv1、第3圧力センサ値Pv2をともに580KP
aに設定し、CV制御弁を切り換えて圧縮空気を排出
し、CV制御弁内の圧力値、第2圧力センサ値、ブレー
キシリンダ内圧値、及び第3圧力センサ値(PV2)、
及び応答時間とを図7のごとく測定した。
【0033】このデータから、CV制御弁近傍の第2圧
力センサ値Pv1が200KPaを示しても、ブレーキ
シリンダ内圧Pcyは400KPaにも至らず、圧縮空
気排出時においても、CV制御弁の出力端圧力Pv1と
ブレーキシリンダ近傍の第3圧力センサ(Pv2)、ブ
レーキシリンダ内圧力(Pcy)とは応答性に差があ
り、CV制御弁の出力端圧力Pv1でブレーキシリンダ
内圧力Pcyを推定するには補正値を加味することが必
要であることがわかる。
【0034】次に、CV制御弁内圧Pbcを100Kp
aから670KPaまで上昇させて、その途中で目標の
ブレーキシリンダ圧Pcyに至る、実測Pbc値、ブレ
ーキシリンダ内圧値(Pcy)、それより高くなる第3
圧力センサ値(Pv2)を測定した。図4及び図5はそ
のデータのうちから前記各圧力値をプロットしたもので
ある。図4はブレーキシリンダ内圧Pcy、CV制御弁
内圧Pbc、CV制御弁の出力端圧力Pv1を100K
Paに設定した状態から、Pcyが200KPaでベレ
ーキシリンダへの圧縮空気の供給を停止したものであ
り、また、図5はブレーキシリンダ内圧Pcy、CV制
御弁内圧Pbc、CV制御弁の出力端圧力Pv1を10
0KPaに設定した状態から、Pcyが300KPaで
ブレーキシリンダへの圧縮空気の供給を停止したもので
ある。
【0035】この図4(Pcy目標値200KPa)、
図5(Pcy目標値300KPa)に示すように、Pc
yを目標値でCV制御弁を閉鎖しても、CV制御弁には
動作遅れがあり、測定Pbc及びPv1は上昇するとと
もに、若干上昇し、またPcyも上昇し、ピークを過ぎ
て、該ピーク値より下がった200KPaまたは300
KPaより幾分高い位置に落ち着くことがわかる。この
ようにPcyがピークを過ぎて、該ピーク値より下がっ
た値に落ち着くことは、ブレーキシリンダの押圧が停止
するまで発熱した熱量が仕事をして、ブレーキシリンダ
の熱が下がったためと理解される。
【0036】そして、前記測定データの実測PbcとP
cyとの間には、無駄時間遅れδ(s)と一次遅れT
(s)の関係があると考え、それらの測定値から、[表
1]に示すような変換アルゴリズムを用い、実測ブレー
キシリンダPcyと一致する推定Pbc値を、実測Pb
c値を複数の圧力範囲に分けて、一次遅れ系の伝達関数
の時定数Tを求めた。
【0037】
【表1】
【0038】一次遅れの計算は下記の離散化計算式を用
いて行う。 Yn=(exp(−△t/T))・Y(n−1) +(1−exp(−△t/T))・U(n−1) (2) 但し、T:時定数、△t:サンプリング時間=1ms、
Y:出力側の値、 U:入力側の値、Yn=Y(tn)、 Y(n−1)=
Y(tn−1)、U(n−1)=U(tn−1)、 この(2)式を用いて、PbcとPcyの誤差が10K
Pa以内に入ることを条件に、ブレーキ時及びゆるみ時
の時定数T1,T2,T3,T4をそれぞれ[表2]の如
く求める。
【0039】
【表2】
【0040】[表2]に示すPbc圧力範囲の時定数Tを
用いて、[表1]のアルゴリズムから推定Pbcを求める
と、図2及び図3に示すように、推定Pbcはブレーキ
シリンダの実測内圧値Pcyより20〜30ms位相が
進んでいるが、Pcyと非常にカーブが一致しているこ
とがわかる。
【0041】次に、本実施の形態の最適制御と在来制御
とを比較テストすると[表3]に示すような結果得た。
【0042】
【表3】
【0043】この試験結果から明らかなように、在来制
御法はブレーキシリンダ内の内圧を直接測定して制御す
るので、シリンダ内の圧力が必要圧力をオーバーランし
てシリンダ内の空気を排出する必要が頻繁に生じている
ことがわかる。よって、在来制御法に比べて本実施の形
態における制御方法は、CV制御弁のON−OFF回数
が格段に少なくすることができる。
【0044】以上詳述したように、本実施の形態は、圧
力センサをブレーキシリンダより振動が小さい位置に配
置することができるので、耐久性が向上する。また、C
V制御弁も車輪より振動が小さい位置に配置でき、耐久
性が向上するとともに、制御弁からブレーキシリンダへ
の空気伝達の一次遅れ系を形成し、その伝達関数により
制御するので、空気供給停止が遅れてシリンダ内圧が目
標値よりオーバーランして制御弁のON−OFF回数を
低減することができる。
【0045】また、制御弁と圧力センサがともにブレー
キシリンダより遠方に配置できるので、制御弁と圧力セ
ンサが一体化したコンパクトな制御機器を構成でき、組
立やメンテナンスを容易に行うことができる。また、圧
力センサと前記制御弁とを一体化し簡素化することも可
能であり、前記流体アクチュエータ側の圧力を測定しな
いので、配管などを含めた構成が簡素化し、装置全体と
して汎用性を有した有した車輪制動圧力制御装置を提供
することができる。また、前記圧力センサの圧力範囲を
ブレーキ操作部材の操作に対応して複数段に分けて前記
一次遅れ系伝達関数の時定数を異ならしめるとともに、
該圧力範囲の段数を前記圧力流体排気時より供給時に多
く設定しておき、その圧力範囲内の適した時定数を用い
て前記流体アクチュエータ内の供給流体圧力を推定し、
該推定値を基に前記制御弁の開閉時期を制御することに
よって、前記制御弁のON−OFF回数が減少して前記
制御弁及び圧力センサの耐久性を向上することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、必然的に
発生するON−OFF弁の応答遅れ現象を有効に利用
し、前記応答遅れ時間、前記圧力センサの圧力値及び前
記一次遅れ系伝達関数とから前記ON−OFF弁の開閉
時期を制御することによって、ON−OFF弁のON−
OFF回数が減少してON−OFF弁及び圧力センサの
耐久性を向上することができる。
【0047】また、前記ON−OFF弁及び圧力センサ
の配置位置を、前記流体アクチュエータの配置位置より
振動の小さい位置に配置することより、ON−OFF弁
及び圧力センサの耐久性をさらに向上することができ
る。
【0048】また、前記ON−OFF弁及び圧力センサ
を一体化した制御機器として構成することにより、コン
パクトな制御機器を提供することができ、組立上またメ
ンテナンス上チェック操作を容易に行うことができる。
等の種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる空気シリンダを
用いた車両の概略構成図である。
【図2】 圧縮空気供給時の弁手段近傍に設けた圧力セ
ンサ値、空気シリンダ内圧値の実測値、及び推定内圧値
と応答時間との関係を示す供給圧力特性図である。
【図3】 圧縮空気排出時の弁手段近傍に設けた圧力セ
ンサ値、空気シリンダ内圧値の実測値、及び推定内圧値
と応答時間との関係を示す排出圧力特性図である。
【図4】 弁手段を空気シリンダ内圧100KPaから
圧縮空気を供給し、空気シリンダ内圧200KPaで圧
縮空気の供給を停止したときの圧縮空気供給時の弁手段
近傍に設けた圧力センサ値、空気シリンダ内圧値の実測
値、及び推定内圧値と応答時間との関係を示す供給圧力
特性図である。
【図5】 弁手段を空気シリンダ内圧100KPaから
圧縮空気を供給し、空気シリンダ内圧300KPaで圧
縮空気の供給を停止したときの圧縮空気供給時の弁手段
近傍に設けた圧力センサ値、空気シリンダ内圧値の実測
値、及び推定内圧値と応答時間との関係を示す供給圧力
特性図である。
【図6】 弁手段を0KPaから圧縮空気を供給し、3
00KPaで圧縮空気の供給を停止したときの圧縮空気
供給時の弁手段近傍に設けた圧力センサ値、空気シリン
ダ内圧値の実測値、及び前記圧力センサよりも空気シリ
ンダ側に配置した第3圧力センサ値と応答時間との関係
を示す供給圧力特性図である。
【図7】 590KPaで圧縮空気を排出し、200K
Paで排出を停止したときの圧縮空気排出時の弁手段近
傍に設けた圧力センサ値、空気シリンダ内圧値の実測
値、及び前記圧力センサよりも空気シリンダ側に配置し
た第3圧力センサ値とと応答時間との関係を示す排出圧
力特性図である。
【図8】 試験用ブロック構成図である。
【図9】 従来の実施の形態にかかる空気シリンダを用
いた車両の概略構成図である。
【符号の説明】
1 車両 2 車輪 3 車台枠 4 車台 5 ライニング手段 6 ブレーキシリンダ(流体アクチュエータ) 7 コントローラ 8 ON−OFF弁 9 供給用電磁弁 10 排出用電磁弁 11 空気溜まり(圧力流体源) 17 緩衝手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台下に車輪と、該車輪を制動する流体
    アクチュエータが配設され、車台上に前記流体アクチュ
    エータに圧力流体を供給する圧力流体源を配置した車輪
    制動圧力装置における車輪制動圧力制御方法において、 前記圧力流体源から圧力流体を供給し、また前記流体ア
    クチュエータから圧力流体を排気するON−OFF弁
    と、前記ON−OFF弁近傍の流体圧力を検出する圧力
    センサとを前記車台上に各々配置するとともに、 予め前記ON−OFF弁の開閉時期を決める下記式
    (1)を複数設定し、 前記圧力センサの検知圧力値に基づいて前記複数の式の
    一つを選択して、該式に基づく時間遅れで前記ON−O
    FF弁を開閉操作することを特徴とする車輪制動圧力制
    御方法。 記 e−δS(無駄時間)+Pbc{1/[1+Tn(s)]}・・(1) 但し、e−δS :前記ON−OFF弁の立ち上がり時
    間、 Pbc:前記圧力センサの検出圧力値、 Tn(s):Pbcの検出圧力値の圧力範囲で決まる可
    変の時定数 n:検出圧力値の圧力範囲の番号
  2. 【請求項2】 前記圧力センサの検知圧力により前記時
    定数Tn(s)の一つを選択できるように、前記検知圧
    力を複数段の圧力範囲に分けて、それぞれの段数に対応
    する前記時定数を異ならしめ、 該圧力範囲の段数を前記圧力流体排気時より供給時に多
    く設定するとともに、前記時定数を前記圧力流体供給時
    より排気時を大きく設定し、 前記圧力センサの検知圧力値に基づいて前記ON−OF
    F弁を開閉操作することを特徴とする請求項1記載の車
    輪制動圧力制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ON−OFF弁を開閉操作すること
    によって、レール軌道用車両の走行車輪を制動すること
    を特徴とする請求項1、または2記載の車輪制動圧力制
    御方法。
  4. 【請求項4】 車台下に車輪と、該車輪を制動する流体
    アクチュエータが配設され、車台上に前記流体アクチュ
    エータに圧力流体を供給する圧力流体源を配置した車輪
    制動圧力制御装置において、 前記車台上に各々配置された、前記圧力流体源から圧力
    流体を供給し、また前記流体アクチュエータから圧力流
    体を排気するON−OFF弁と、前記ON−OFF弁近
    傍の流体圧力を検出する圧力センサと、 予め前記ON−OFF弁の開閉時期を決める下記式
    (1)を複数設定した記憶手段と、 前記圧力センサの検知圧力値に基づいて前記複数の式の
    一つを選択し、該式に基づく時間遅れで前記ON−OF
    F弁を開閉操作するコントローラとを備え、 前記圧力センサの検知圧力値に基づいて前記ON−OF
    F弁を開閉操作することを特徴とする車輪制動圧力制御
    装置。 記 e−δS(無駄時間)+Pbc{1/[1+Tn(s)]}・・(1) 但し、e−δS:前記ON−OFF弁の立ち上がり時
    間、 Pbc:前記圧力センサの検出圧力値、 Tn(s):Pbcの検出圧力値の圧力範囲で決まる可
    変の時定数 n:検出圧力値の圧力範囲の番号
  5. 【請求項5】 前記圧力センサの検知圧力により前記時
    定数Tn(s)の一つを選択できるように、前記検知圧
    力を複数段の圧力範囲に分けて、それぞれの段数に対応
    する前記時定数を異ならしめ、該圧力範囲の段数を前記
    圧力流体排気時より供給時に多く設定するとともに、前
    記時定数を前記圧力流体供給時より排気時を大きく設定
    して前記記憶手段に記憶し、 前記圧力センサの検知圧力値に基づいて前記ON−OF
    F弁を開閉操作することを特徴とする請求項4記載の車
    輪制動圧力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ON−OFF弁及び圧力センサを一
    体化した制御機器として構成したことを特徴とする請求
    項4または5記載の車輪制動圧力制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ON−OFF弁を開閉操作すること
    によって、レール軌道用車両の走行車輪を制動すること
    を特徴とする請求項4、5、または6記載の車輪制動圧
    力制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008237762A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2008237764A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Daito Giken:Kk 遊技台
WO2022230530A1 (ja) * 2021-04-26 2022-11-03 ナブテスコ株式会社 診断システム

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