JP2002058654A - インタフェースユニットおよび電気生理測定システム - Google Patents

インタフェースユニットおよび電気生理測定システム

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JP2002058654A
JP2002058654A JP2001161073A JP2001161073A JP2002058654A JP 2002058654 A JP2002058654 A JP 2002058654A JP 2001161073 A JP2001161073 A JP 2001161073A JP 2001161073 A JP2001161073 A JP 2001161073A JP 2002058654 A JP2002058654 A JP 2002058654A
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interface unit
electrophysiological
monitoring system
label layer
output signal
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JP2001161073A
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Thomas Ohlsson
オールソン トーマス
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Siemens Elema AB
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Siemens Elema AB
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    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24—Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/30—Input circuits therefor
    • A61B5/304—Switching circuits

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カテーテル／センサ７０組み合わせからの複
数のワイヤに各々が解放可能につながっている複数個の
外部アクセス可能な電気的コネクタ１６と、コネクタに
固定された接続を提供するようにされておりかつ電気生
理監視システム５４に接続可能である手段３６；３８と
から成るインタフェースユニット２；４２；５２を改良
する。 【解決手段】 ユニットは信号発生器３０；４４、４
６、５０；６２、６４、６６を有し、これは、監視シス
テムによって使用されるために、当該ユニットに固有で
かつ該ユニットから発する情報を有している出力信号を
生成するように適合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気生理測定シス
テムに使用するインタフェースユニットおよびインタフ
ェースユニットが使用される電気整理測定システムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】電気生理測定システムは一般に、監視シ
ステムとインタフェースユニットから構成される。監視
システムは多数のペイジェント・インタラクティブ・エ
レメント（患者双方向型要素）からの信号の受信、格
納、処理および表示の少なくとも１つを行う。ペイジェ
ント・インタラクティブ・エレメントにはカテーテルが
装着された心臓内電極、体表面の心電計（ＥＣＧ）電
極、血液パラメータセンサ、及び同様の生理学的パラメ
ータセンサなどがある。多くの場合この監視システムは
切換装置を備え、これにより測定は異なる組合せの心臓
内電極信号を用いて選択的に行われる。
【０００３】インタフェースユニットは、典型的には、
ペイジェント・インタラクティブ・エレメントに遠位端
にて接続されているワイヤの近位端を受けとり、任意選
択的方法で監視システムの切換装置に対して電気的接続
を行うためにベットサイドに設置されている。ワイヤは
入力端子と着脱可能に係合されているインタフェースユ
ニットによって受け取られ、多くの場合、入力端子は心
臓内の電極のためにインタフェースユニットの外面に格
子状に、すなわち特定のカテーテルのマルチピン型コネ
クタを受けとるように配置されている。出力ソケットま
たは永久リード線が監視システムのコネクタとの電気的
接続のために備えられ、入力端子と接続されかつ固定的
に対応するように配置された接点を含んでいる。どの電
極ワイヤをどの端子に接続するかは、特定の電気生理検
査に用いられるカテーテルの組み合わせ、その検査の性
質、及び監視システムが電気的信号を受信するためにど
のような構成になっているかに大きく依存している。
【０００４】監視システムには、実際には、いくつかの
インタフェースユニットのためのコネクタが設けられ
る。また、各コネクタは関連するインタフェースユニッ
トからの信号のための電気的チャネルを確立する。信号
はこの電気的チャネルを介して、対応する増幅回路基板
まで通され増幅されかつ別の方法で調製されてから切換
装置によって処理される。
【０００５】電気生理検査を実施する前に、測定システ
ムは正しいカテーテルワイヤがインタフェースユニット
の正しい端子に接続されるように最初にセットアップさ
れる必要がある。これにより検査中に測定が正確に行わ
れるようにするためである。このセットアップを簡単に
するために、識別用の番号順のラベルがユニットの各端
子に永久的に貼られたインタフェースユニットを提供す
ることが知られている。通常、特定のカテーテルの各ワ
イヤには製造業者によって識別ラベルが設けられる。特
定の検査に必要な構成を形成するワイヤ／端子を表示す
るために、ルックアップテーブルはこれら２セットのラ
ベルを使用して構成される。インタフェースユニットに
拭くときれいになる（wipe-clean）面が使用されてもよ
い。ルックアップテーブルに従って挿入されるべきカテ
ーテルの電極ワイヤを識別するラベルを、検査に用いら
れる各端子に対して設けることができるようにするため
である。
【０００６】特定の電気生理検査のために正しいワイヤ
が正しいコネクタに接続されているかどうかチェックし
ようとするとき、公知の電気生理測定システムでは問題
が生じる可能性がある。この問題は、監視システムとイ
ンタフェースユニットがいくらか距離を置いて位置し、
ワイヤの「迷路」を介してつながれているという事実に
よってさらに厄介になることが多い。
【０００７】この問題を軽減するために、監視システム
自身がインタフェースユニットの識別を行うという電気
生理測定システムを提供することが知られている。この
ことは、インタフェースユニットで識別子を生成する監
視システムを用意すること、例えば、色付きのダイオー
ドを点灯させるかインタフェースユニットが接続される
コネクタの識別子に相当する英数字コードを備えること
によって行われる。これにより、ユーザーはインタフェ
ースユニットで生成される識別子を単純に目視するだけ
で、どのインタフェースユニットがどのコネクタに接続
されているかを確定することができるが、正しいユニッ
トがコネクタに接続されているかどうかは判断すること
ができない。また、この解決方法は正しいラベルが正し
いインタフェースユニットに設けられているか否かを識
別する場合にはすぐにユーザに役立つものではない。
【０００８】さらには、少なくとも監視システムの初期
セットアップの間は、特定の電気生理検査に必要なイン
タフェースユニットの構成を接続するワイヤ／入力端子
は、手動でシステムに入力される必要があり、そのワイ
ヤ／入力端子の対応は、インタフェースユニットによっ
て提供される実際の構成と照合されなければならない。
この手順には多くの場合、インタフェースユニット側に
１人と監視システム側に１人の２人の作業者が必要とな
り、一方が所望の構成を他方に伝えると次に他方が正し
いワイヤ／端子接続を確立するか監視システムにその接
続情報を入力するする。この手順は、典型的には、電気
生理試験の種類が変更される毎に繰り返される必要があ
り、よくともデータの分析ミスが起きるか最悪の場合に
は患者を損傷させる恐れのあるユーザーの入力ミスを招
く。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の不都合な点
を克服した電気整理測定システムに対するインタフェー
スユニットを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段および発明の実施の態様】
本発明によれば、請求項１に記載されかつ特徴づけられ
ているインタフェースユニットが提供される。例えば、
ハウジング（識別コードが設置されている場合）または
ラベル層の一方または両方を識別する情報を含む出力信
号を電気生理監視システムに生成するインタフェースユ
ニットか、あるいはシステムによって使用されるセット
アップ・プロトコルを提供するインタフェースユニット
を提供することによって、所望の電気生理検査のための
正しい接続の自動判別がシステムによって自動的に行わ
れ、少なくとも、セットアップ手順中にエラーが発生す
る可能性は低減される。
【００１１】好ましくは、インタフェースユニットは、
ラベル層のライブラリから選択できる着脱可能なラベル
層を含んでもよく、ラベル層にはラベル層固有の出力信
号を生成するために使用可能なバーコード・ラベルなど
の要素とともユニット表面に永久的に設置される特定の
ワイヤ／コネクタ接続構成の目視可能な表示が含まれ
る。これにより、前記要素が従来のバーコードリーダー
などの適切な読取り装置によって読み取られると、接続
を識別する情報を自動的に供給しながら、カテーテルの
ワイヤ接続が容易に確立され変更されることが可能とな
る。
【００１２】有効的には、検査を行うために、例えば、
符号化された検査の目標値を生成すること、あるいは信
号スイッチを構成するために使用可能なプロトコルを監
視システムで生成することによって、インタフェースユ
ニットは実施される電気生理検査を識別する出力信号を
電気生理監視システムに供給する。さらに、これはセッ
トアップ手順を自動化し、これによりユーザーが入力エ
ラーを起こす可能性は低減される。
【００１３】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【００１４】ここで図１を考察すると、インタフェース
ユニット２はハウジング４と、ハウジング４の外面８に
着脱可能に設置されたラベル層６とから構成されてい
る。インタフェースユニット２は異なるすべてのラベル
層１０、１２のライブラリから選択可能である。ラベル
層はすべて、バインディングポスト１４によって解放可
能ににハウジング４に取り付けられている。複数個のメ
ス・コネクタ１６がオス・コネクタ（図示せず）と解放
可能に組み合されるように外面８に格子状に配置されて
いる。オス・コネクタは、特定の電気生理試験に用いら
れるカテーテルの組み合わせのセンサワイヤを終端処理
しており（図示せず）かつラベル層６、１０、１２がハ
ウジング４の外面８に適切に位置決めされているとき
に、ラベル層６、１０、１２のスルーホール１８と穴の
位置が対応する。
【００１５】各カテーテルのセンサワイヤとメス・コネ
クタ１６とがカテーテルの組み合わせからどのようにし
て接続されるかを示す固定された表示が、各ラベル層
６、１０、１２に設けられている。着脱可能に設置され
たラベル層６に関して図１に示すように、この表示はカ
テーテルラベル２０ａ、２０ｂ（「ＲＡ」、「ＲＶ」）
と、カテーテルの組み合わせの個々のカテーテルに属す
るワイヤを受け取るようになっているスルーホール１８
をグループにまとめる（すなわちメス・コネクタ１６）
直線状の境界２２ａ、２２ｂ、２２ｃと、個々のカテー
テルグループそれぞれ２２ａ、２２ｂ、２２ｃに対し
て、カテーテルのセンサワイヤとホール１８（またはコ
ネクタ１６）とを関連づけるラベル２４ａ、２４ｂ、２
４ｃとを有していてよい。このようにして特定のカテー
テルのメス・コネクタ１６を目視でまとめることによっ
て、カテーテル製造業者によって通常使用されるワイヤ
ラベルの規則（ｄ，２，３，…）がラベル層６、１０、
１２に与えられるため、種々のカテーテルの間で混同し
てしまうリスクは低減される。ラベル層６、１０、１２
は人が判読し易いラベル層の識別コード２６も備えてい
て、各ラベル層６、１０、１２が、従って特定のカテー
テルの組み合わせが独自に識別されるようにしている。
【００１６】従って、図１の実施例として、この時点で
位置決めされているラベル層６（「Ａ１」として識別さ
れる）については、ラベル層６で識別される３つのカテ
ーテルの任意の組み合わせを用いて電気生理検査が行わ
れることが容易にわかる。この例から以下のことが読み
とれる：右房ＲＡに挿置された第１のカテーテルは、製
造業者によってラベル「ｄ」からラベル「１２」を用い
て識別される１２本のセンサワイヤを有し、これらワイ
ヤは適切なライン２２ａを介して１２個のホールと接続
されること；右室ＲＶに挿置された第２のカテーテルは
製造業者によりラベル「ｄ」からラベル「４」を用いて
識別される４本のセンサワイヤを有し、これらワイヤは
適切なライン２２ｂを介して４個のホールに接続される
こと；た心臓内のある位置に挿置される第３のカテーテ
ル（カテーテル識別ラベルはまだ設けられていない）
は、ラベル「ｄ」からラベル「１１」により製造業者に
より識別される１１本のセンサワイヤを有し、これらワ
イヤは適切なライン２２ｃを介して１１個のホールと接
続されること。
【００１７】プリント基板（ＰＣＢ）２８はハウジング
４に含まれ、基板上にはとりわけ、例えば、（電気的）
消去可能ＲＯＭ（（Ｅ）ＥＰＲＯＭ）などの読み出し専
用メモリー（ＲＯＭ）から構成される信号発生器を収容
している。図１に接続ライン３６として示されているよ
うに、ＲＯＭの出力側はＤ型コネクタ３４のピン３２に
接続されている。一般に３８に示すようなその他のピン
はＰＣＢ２８のエッジコネクタ（図示せず）に接続され
ている。エッジコネクタは個々のピンを個々のメス・コ
ネクタ１６に固定された関係で接続する。例えば、個々
のコネクタ１６を１つまたはそれ以上のピン３８に固定
的に「接続」するように従来の信号多重化回路がハウジ
ング４に含まれている場合には、ピン３８の数は、実際
にはメス・コネクタ１６の数未満であってもよい。
【００１８】このＤ型コネクタ３４は、ＰＣＢ２８に対
して固定配線されている恒常的なリード線と容易に交換
することが可能である。
【００１９】ＲＯＭ３０は、ハウジング４固有の情報を
含む出力信号をピン３２に供給して電気生理監視システ
ムによって受け取られるように、ＰＣＢ２８上に構成さ
れている（図３を参照）。この情報は、例えば、もしあ
るのであれば、ハウジング４に固有でかつ人が判読可能
なハウジング識別コード４０に相当するものを有する識
別コードを含んでいてよい。着脱可能なラベル層６がハ
ウジング２の外面８に恒常的に位置決めされている（例
えば、とりわけバインディングポスト１４及び別のラベ
ル層１０、１２が取り外しされる必要があるため）よう
にインタフェースユニット２が変形されているのであれ
ば、ＲＯＭ３０によって供給される信号は、今や固定さ
れたラベル層６、従って唯一のカテーテルのワイヤ／コ
ネクタの組み合わせに固有の情報として等しく変換され
ることは、当業者には明らかである。
【００２０】ＲＯＭ３０が単純な識別コードを超える情
報を保持する能力を有し、この情報がセットアップを自
動化するために電気生理監視システムにより使用可能な
情報を含むことができることは当業者には十分に理解さ
れよう。このような情報にはワイヤ／コネクタ接続構成
のためのプロトコルを含むことができ、この場合このプ
ロトコルは電気生理監視システムで使用されて適切なス
イッチングコンフィギュレーションを確立するようにす
るとよい。これは、所望のリード線の組み合わせを達成
するため、あるいはラベル層６に表示されたカテーテル
の組み合わせから所望の電気生理検査に必要な特定のカ
テーテルを選択するためのスイッチングコンフィギュレ
ーションである。
【００２１】本発明のインタフェースユニット４２の第
２の実施例を図２に示すが、図２のインタフェースユニ
ット４２と図１のインタフェースユニット２とに共通す
る構成要素は同じ参照番号により認識される。図１のイ
ンタフェースユニット２に関して述べたようにインタフ
ェースユニット４２は、ハウジング４及びそれぞれハウ
ジング４の外面８に着脱可能に位置決め可能である複数
個のラベル層６、１０、１２から構成される。各ラベル
層６、１０、１２は、人が判読可能なラベル層識別コー
ド２６に付加的にあるいはその代替として、ここではラ
ベル層６、１０、１２に固有のバーコード要素４４とし
て示されている要素を含む機械読取式コードを備えてい
る。バーコードリーダー４６は、信号ケーブル４８を介
して、ハウジング４のＰＣＢ２８に設置されバーコード
リーダー４６によって生成される光信号をコード要素４
４から電気的信号に変換するように作動する専用の処理
回路５０に接続されている。次に、この電気的信号はイ
ンタフェースユニット２からＤ型コネクタのピン３２
（または固定配線されているリード線）を介して電気生
理監視システム（図４を参照）に送られ、そこで、ハウ
ジングング４の外面８にあって人が判読可能なハウジン
グ識別コード２６に相当するものを有するラベル層６が
ある場合には、信号が該システムを通して一意的に識別
される。
【００２２】図２に示すように、インタフェースユニッ
ト４２には、図１に関して述べたようなＲＯＭ３０がＰ
ＣＢ２８に備えられてもよい。これにより、あるのであ
れば、人が判別可能なハウジング識別コード４０に相当
するものを含む識別コードなどのハウジング４に固有の
情報が電気生理監視システムに供給される。
【００２３】本発明のインタフェースユニット５２の第
３の実施例を図３に示すが、ここでは、インタフェース
ユニット４２と図１及び図２のインタフェースユニット
２、インタフェースユニットユニット４２とに共通する
構成要素は同じ参照番号により認識される。インタフェ
ースユニット５２は、ハウジング５４と、実施される特
定の電気生理検査に依存している複数のラベル層（図示
せず）から選択されたラベル層５６とから構成されてい
る。ラベル層５６は、そのラベル層５６がハウジング５
４の外面５８に正しく位置決めされているとき、複数個
の電気的コネクタ１６に対応する複数個のスルーホール
を有している。正しく位置決めされるのを容易にしかつ
ラベル層５６が外面５８に保持されるのを補助するため
に、ガイド６０が設けられているとよい。これは、外面
５８と協働して、ラベル層５６のエッジ部が受け入れら
れる溝を形成している。
【００２４】ＥＥＰＲＯＭなどのＲＯＭ６２が関連する
回路と共にラベル層５６に配置されておりかつラベル層
５６に固有の情報を含んでいる。ラベル層５６に関連す
る特定の電気生理検査を実施すため、及び／または、収
集されたデータを特定の方法で示すために、この情報に
は、例えば、層識別コードから電気生理監視システムの
操作を制御するのに用いられるプロトコルまでの項目を
含むことができる。
【００２５】ラベル層５６が外面５８に正しく位置決め
されておりかつハウジング５４にある読取り回路６６に
接続されているとき、読取りヘッド６４はハウジング５
４の外面５８に位置決めされて、ＲＯＭ３２との電気的
な接触が確立される。ＲＯＭ６２、読取りヘッド６４及
び関連する回路６６は、ＲＯＭ６２に格納されている情
報を含む出力信号を伝達するために従来の「スマートカ
ード」技術と実質的に同様の方法で協働する。ラベル層
５６とハウジング５４との間で情報伝達を行うために、
無線遠隔測定装置または磁気読取機などのその他のスマ
ートカード・コミュニケーション・テクノロジーが、前
述の電気的装置として代用されてもよいことは明らかで
ある。
【００２６】コネクタ１６に存在するこの出力信号及び
任意のセンサ信号に対する外部アクセスは、恒常的に接
続されているリード線６８を介して行われるようになっ
ている。
【００２７】ホルダ７０はハウジング５４と一体形成さ
れており、特定の電気生理検査には用いられないラベル
層はここにスライド式に保持しておくことができる。
【００２８】本発明の電気生理測定システム７２の実施
例を図４に示す。電気生理測定システム７２は、電気生
理監視システム７４及び１つまたはそれ以上（ここでは
４個）の本発明のインタフェースユニット２から構成さ
れ、各インタフェースユニットは特定の電気生理検査に
必要なカテーテルが装着されたセンサ７６に接続されて
いる。各インタフェースユニットは、その外面に異なる
ラベル層６、１０、１２（例えば、図１を参照）を有
し、各々は種々異なったカテーテルワイヤ／コネクタ組
み合わせコンフィギュレーションを備えている。
【００２９】電気生理監視システム７４は監視装置７８
から構成され、該監視装置７８は各インタフェースユニ
ット２からのほかキーボードなどのユーザ・インタフェ
ース機器８０からも情報の入力を受信でき、病院情報シ
ステム（hospital information system＝ＨＩＳ）のほ
か視覚的表示装置８２及びプリンタ８４などの表示装置
に情報を送ることができる。
【００３０】さらに、この監視装置７８は一群の調整装
置８６から構成され、その各々はユニット２のＤ型コネ
クタ３４のピン３２及びピン３８及び内部信号チャネル
８８に対応する入力コネクタ（図示せず）を有する外部
からアクセス可能な専用の入力ソケットを介して、イン
タフェースユニット２の１つに接続されてもよい。さら
には、内部信号チャネル８８は、１つまたは複数の調整
装置８６に接続される１つの多重化された接続に代えら
れることも可能である。
【００３１】特定のインタフェースユニット２に接続さ
れたセンサ７６からの信号は、監視装置７８にある相互
接続された調整装置８６まで通され、切換装置９０に送
られる前に増幅されるか、そうでない場合は例えば、フ
ィルタを通すことによって調整される。適切にプログラ
ムされたマイクロプロセッサ９２は切換装置９０が次の
ように構成される（コンフィギュレーションされる）よ
うに動作する：接続されたすべてのインタフェースユニ
ット２からの信号を選択的に切り換え、かつそれらの信
号を組み合わせて特定の電気生理検査に必要な、いわゆ
る、電気生理リード信号が生成されるようにである。特
定の電気生理検査のために切換装置９０を正確に構成す
るためにマイクロプロセッサ９２によって必要とされる
情報は、ユーザの入力装置８０を介して、あるいは付加
的または択一的には、インタフェースユニット２に固有
の出力信号のようなインタフェースユニット２の信号発
生器３０から伝達された情報を介してマイクロプロセッ
サ９２に伝達されてもよい。
【００３２】マイクロプロセッサ９２に組み込まれた監
視装置７８から構成される構成要素の一部または全部の
機能性を有する本発明の一実施例は、請求されているよ
うな本発明の範囲内で容易に構成されてもよいことは当
業者には十分に理解されよう。
【００３３】次に、切換装置９０からのこれらのリード
信号は、当該技術では周知であるように電気生理検査に
依存した方法でマイクロプロセッサ９２で処理され解析
される。
【００３４】付加的または択一的に、信号発生器３０
は、それが含まれる特定のハウジング４を識別する出力
を提供するために変更されてもよい。図１のインタフェ
ースユニット２では、ユニットハウジング４の外面８に
設置されるラベル層６は、実施される所望の電気生理検
査に従ってラベル層６、１０、１２のライブラリから選
択可能であり、人が判読可能な層識別コード２６によっ
て識別される（マイクロプロセッサ９２を介しユーザ・
インタフェース装置８０を使用してユーザによって識別
される）。この場合、マイクロプロセッサ９２は、すべ
ての識別コードのリスト（異なる電気生理検査に必要な
ラベル層を識別するラベル層識別コードのリスト及び特
定の識別手段により出力される信号と特定のハウジング
の人が判別可能なハウジング識別コード４０とをリンク
させるリスト）をメモリに保存するために、ユーザによ
ってセットアップされる。特定のセンサ信号の組み合わ
せが特定の調整装置８６に出現することが必要である場
合、その組み合わせを供給するのに必要な調整装置８６
とラベル層をリンクさせるリストがマイクロプロセッサ
９２のメモリに保存される。
【００３５】１つまたはそれ以上の接続されたインタフ
ェースユニット２の各々の信号発生器からの信号が相互
接続された調整装置８６にて受信される場合、その信号
は、信号を受信する特定の調整装置８６を識別するコー
ドと共にマイクロプロセッサ９２に送られる。次に、マ
イクロプロセッサ９２は所望の電気生理検査を行うため
に、相互接続された調整装置８６にて必要とされる識別
されたインタフェースユニットからのセンサ信号の組合
せを供給するのに必要な、人が判別可能な箱識別コード
４０と人が判別可能な層識別コード２６とをリンクさせ
るルックアップテーブルを構成するようにプログラムさ
れる。このルックアップテーブル９４（図５を参照）
は、インタフェースユニット２の可視的なラベル層識別
コードと箱識別コードとの組み合わせとルックアップテ
ーブル９４に表示された組み合わせとのを比較を通じて
簡単に手動で正しいラベル層６が正しいインタフェース
ユニット２に設置されていることを確認するために、ユ
ーザにより使用されるディスプレイ８２及びプリンタ８
４の一方または両方にあってもよい。選択的または付加
的には、各インタフェースユニット２にはディスプレイ
（図示せず）が設けられてもよく、このディスプレイは
該ユニット２に必要なラベル層６の識別コード２６に対
応する層識別コードをハウジング４に示すために、監視
装置７８のマイクロプロセッサ９２によってアクセスさ
れかつプログラムされる。
【００３６】図１に関して前述したように、ラベル層６
がインタフェースユニットのハウジング４に恒常的に設
置されている場合、信号発生器３０によって生成された
出力も本質的にラベル層６を識別し、故に、関連するワ
イヤ／コネクタ接続構成も識別される。この場合、正し
いインタフェースユニット２が正しい調整装置８６に接
続されていないか（接続はユーザが望む電気生理検査に
必要なインタフェース／調整ユニットの組み合わせに依
存している）、あるいは接続がない場合には、マイクロ
プロセッサ９２は感知できる警告信号を生成するように
プログラムされてもよい。
【００３７】マイクロプロセッサ９２は、択一的には、
調整装置８６がどのようにインタフェースユニット２に
相互接続されているかには関係なく、所望の電気生理検
査のために存在する正しいインタフェースユニット２に
依存して、切換装置９０にあるスイッチの組み合わせを
選択するするようにプログラムされてもよい。
【００３８】図４の電気生理測定システム７４は、図１
のインタフェースユニット２に代えて図２及び図３のイ
ンタフェースユニット４２またはインタフェースユニッ
ト５２に置き換えることにより変更されてもよい。この
場合、信号発生器４４、４６、５０及び信号発生器６
２、６４、６６は、各々接続されているインタフェース
ユニット４２及びインタフェースユニット５２のラベル
層６及びラベル層５６に特定の監視システム７４に信号
を供給する。次に、正しいラベル層６が正しい調整装置
８６に接続されているインタフェースユニット４２また
はインタフェースユニット５２に設けられていない場合
（ユーザが望む電気生理検査に必要なインタフェース／
調整ユニットの組み合わせに依存している）、あるいは
ラベルがない場合には、監視装置７８のマイクロプロセ
ッサ９２は感知できる警告信号を生成するようにプログ
ラムされてもよい。
【００３９】マイクロプロセッサ９２は、調整装置８６
がどのようにインタフェースユニット４２またはインタ
フェースユニット５２に相互接続されているかに関係な
く、所望の電気生理検査のために存在する正しいラベル
層６または５６に依存して切換装置９０にあるスイッチ
の組み合わせを選択するようにプログラムされてもよ
い。実際には、信号発生器４４、４６、５０または信号
発生器６２、６４、６６は、正しい組合せを確立するた
めに、次に使用されるマイクロプロセッサ９２にスイッ
チングプロトコルを供給するように変更されてもよい。
【００４０】さらには、スイッチの組み合わせは、特定
の電気生理検査に必要な正しいカテーテルの組み合せを
達成するために、接続されているカテーテルから特定の
カテーテルが選択されるように確立されてもよい。実際
的には、マイクロプロセッサ９２は、付加的または択一
的に、信号発生器４４、４６、５０または信号発生器６
２、６４、６６から出力されるラベル層に固有の情報に
よってマイクロプロセッサ９２で識別される特定の電気
生理検査を実行するために、切換装置８６のスイッチの
組み合わせを設定するように構成されてもよい。このよ
うに、接続されたインタフェースユニット４２またはイ
ンタフェースユニット５２の一方または両方に設置され
たラベル層６及びラベル層５６を単に変更するだけで、
電気生理監視システム７４は任意の所望の電気生理検査
を実施するように直ちに再構成されることが可能であ
り、これにより監視システム７４に供給されるるラベル
層固有の情報を変更することができる。監視システム７
４のセットアップを制御するために信号発生器４４、４
６、５０または信号発生器６２、６４、６６からの適切
なラベル層固有の情報を使用すれば、人のデータ入力量
は低減され、これによりデータ入力エラーが発生する可
能性も低くなる。
【００４１】当業者であれば、接続されたインタフェー
スユニット４２またはインタフェースユニット５２の各
々の信号発生器４４、４６、５０または信号発生器６
２、６４、６６から受信される情報に依存して、マイク
ロプロセッサ９２は電気生理監視システム７４の操作を
その他多くの方法で変更するようにプログラムされても
よいことは十分理解されよう。監視システム７４は、例
えば、信号発生器４４、４６、５０または信号発生器６
２、６４、６６から受信されるセットアップ・プロトコ
ルに応じて該システム７４が（デジタル記憶媒体にはデ
ジタル的に、あるいは、プリンタまたは視覚的表示装置
を用いて視覚的に）記録する情報の種類及びレイアウト
を変更してもよい。
【００４２】前述した電気生理測定システムの実施例は
すべて同種の複数個のインタフェースユニットに基づい
て説明されているが、本発明によるマイクロプロセッサ
がしかるべく応答するように変更される電気生理監視シ
ステムに接続されている本発明の唯一のインタフェース
ユニットまたはインタフェースユニットの種類の組み合
わせを備える電気生理測定システムは、本発明の請求範
囲にあるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明によるインタフェースユニットの
第１の実施例を表している略図である。
【図２】本発明によるインタフェースユニットの第２の
実施例を表している略図である。
【図３】本発明によるインタフェースユニットの第３の
実施例を表している略図である。
【図４】本発明による電気生理測定システムを示すブロ
ック図である。
【図５】所望の電気生理検査のために自動的に生成され
たインタフェースユニット／ラベル層の目視可能な表示
である。
【符号の説明】
２；４２；５２ インタフェースユニット、 ６，１
０，２２；５６ ラベル層、 １６ コネクタ、 ３
０；４４，４６，５０；６２，６４，６６ 信号発生手
段（３０，６２ ＲＯＭ）、 ７２ 電気生理測定シス
テム、 ７４ 電気生理監視システム、 ９０ 切換手
段、 ９２ プロセッサ手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 カテーテルが装着されたセンサ（７０）
    の組み合わせからの複数のワイヤに各々が解放可能につ
    ながっている複数個の外部からアクセス可能な電気的コ
    ネクタ（１６）と、前記複数個のコネクタ（１６）に固
    定された接続を提供するように適合されておりかつ電気
    生理監視システム（５４）に接続可能である手段（３
    ６；３８）とから成るインタフェースユニット（２；４
    ２；５２）において、前記ユニット（２；４２；５２）
    はさらに信号発生器（３０；４４、４６、５０；６２、
    ６４、６６）を有しており、該信号発生器は、前記監視
    システム（５４）によって使用されるために、当該ユニ
    ット（２；４２；５２）に固有でかつ該ユニットから発
    する情報を有している出力信号を生成するように適合さ
    れていることを特徴とするインタフェースユニット。
  2. 【請求項２】 前記インタフェースユニットはハウジン
    グ（４）を有しており、かつ前記信号発生器（３０）は
    該ハウジング（４）に固有の情報を有している出力信号
    を生成するように適合されている請求項１記載のインタ
    フェースユニット。
  3. 【請求項３】 前記信号発生器は、前記ハウジングに固
    有の情報を伝達するように適合されている読み出し専用
    メモリー（３０）を含んでいる要素を有している請求項
    ２記載のインタフェースユニット。
  4. 【請求項４】 前記インタフェースユニット（４２；５
    ２）はさらに、ワイヤ／コネクタ組み合わせコンフィギ
    ュレーションの可視的な表示（２０ａ、２０ｂ、２２
    ａ、２２ｂ、２２Ｃ、２４ａ、２４ｂ、２４Ｃ）を外面
    （８；５８）に提供するラベル層（６；１０；１２；５
    ６）を有しており、かつ前記信号発生器（４４、４６、
    ５０；６２、６４、６６）は、前記ラベル層（６；１
    ０；１２；５６）に固有の情報を有している出力信号を
    生成するように適合されている請求項１から３までのい
    ずれか１項記載のインタフェースユニット。
  5. 【請求項５】 前記ラベル層（６；１０；１２；５６）
    は前記外面（８；５８）に取り外せるように位置決め可
    能である請求項４記載のインタフェースユニット。
  6. 【請求項６】 前記ラベル層（６；１０；１２；５６）
    は、前記ラベル層の外面に恒常的に固定される前記可視
    的な表示（２０ａ、２０ｂ、２２ａ、２２ｂ、２２Ｃ、
    ２４ａ、２４ｂ、２４Ｃ）と共にコンフィギュレーショ
    ンされている請求項５記載のインタフェースユニット。
  7. 【請求項７】 前記信号発生器（４４、４６、５０；６
    ２、６４、６６）は、前記ラベル層（６；５６）と同じ
    場所に配置されておりかつ該ラベル層（６、５６）に固
    有の機械が判読可能な情報を伝達するように適合されて
    いる要素（４４、６２）と、前記情報を読み取るために
    前記要素（４４、６２）と協働しかつ前記情報を表す出
    力信号を生成するように適合される手段（４６、５０、
    ６４、６６）とから成る請求項５または請求項６記載の
    インタフェースユニット。
  8. 【請求項８】 前記信号発生器（３０；４４、４６、５
    ０；６２、６４、６６）は、前記ワイヤ／コネクタ組み
    合わせコンフィギュレーションに対するプロトコルを提
    供する出力信号を生成するように適合されている請求項
    １から７までのいずれか１項記載のインタフェースユニ
    ット。
  9. 【請求項９】 前記信号発生器（３０；４４、４６、５
    ０；６２、６４、６６）は、少なくとも電気生理検査の
    セットアップ・プロトコルの一部を提供する出力信号を
    生成するように適合されている請求項１から８までのい
    ずれか１項記載のインタフェースユニット。
  10. 【請求項１０】 電気生理監視システム（７４）と、カ
    テーテルが装着された複数個のセンサ（７６）からのワ
    イヤと前記電気生理監視システム（７４）との電気的接
    続を任意選択的な手法で確立する１つまたはそれ以上の
    インタフェースユニット（２；４２；５２）とから成る
    電気生理測定システム（７２）において、前記１つまた
    は複数のインタフェースユニット（２；４２；５２）
    は、請求項１から８までのいずれか１項記載のユニット
    から成っており、かつ前記電気生理監視システム（７
    ４）は、前記１つまたは複数のインタフェースユニット
    （２；４２；５２）の各々の前記信号発生器（３０；４
    ４、４６、５０；６２、６４、６６）からの出力を受け
    取りかつ該出力に依存して動作を変更するように適合さ
    れていることを特徴とする電気生理測定システム。
  11. 【請求項１１】 前記１つまたは複数のインタフェース
    ユニット（２；４２）の各々は、種々異なるワイヤ／コ
    ネクタ組み合わせコンフィギュレーションの（前記）可
    視的な表示（２０ａ、２０ｂ、２２ａ、２２ｂ、２２
    Ｃ、２４ａ、２４ｂ、２４Ｃ）を人が判別可能なラベル
    層識別コード（２６）と共に、恒常的にラベル層に固定
    させている表面が備えられる、取り外しできるように位
    置決め可能なラベル層（６、１０、１２）と、人が判読
    可能な識別コード（４０）を備えたハウジング（４）
    と、前記ハウジング（４）に固有の出力信号を生成する
    ように適合されている信号発生器（３０）とから成り、
    かつ前記電気生理監視システム（７４）は、データ表示
    装置（８２、８４）と、所定の電気生理試験のためのラ
    ベル層識別コードが格納されるプロセッサ手段（９２）
    とから成り、前記プロセッサ手段（９２）は、前記表示
    装置（８２、８４）に前記所定の電気生理検査のうち選
    択された１つのためのラベル層識別コード／ハウジング
    識別コードのプロトコル（９４）を表示するために前記
    電気生理監視システム（７４）の動作を変更するように
    適合されている請求項１０記載の電気生理測定システム
    （７２）。
  12. 【請求項１２】 前記１つまたは複数のインタフェース
    ユニット（２；４２）の各々は、取り外しできるように
    位置決め可能なラベル層（６、１０、１２）を有してお
    り、かつ前記１つまたはそれ以上のインタフェースユニ
    ット（２；４２）の各々の信号発生器（３０；４４、４
    ６、５０；６２、６４、６６）は、前記ラベル層（６、
    １０、１２；５６）に固有の出力信号を生成するように
    適合されており、かつ前記電気生理監視システム（７
    ４）はプロセッサ手段（９２）を有しており、該プロセ
    ッサ手段は、複数の所定の電気生理検査の各々に必要な
    １つまたは複数のラベル層の表示が格納されるようにな
    っておりかつ出力信号から識別された１つまたは複数の
    ラベル層（６、１０、１２；５６）と選択された電気生
    理検査のための表示とを比較するように適合されており
    かつ該比較に依存してその動作を変更するように適合さ
    れている請求項１０記載の電気生理測定システム（７
    ２）。
  13. 【請求項１３】 各々の前記信号発生器（３０；４４、
    ４６、５０；６２、６４、６６）は、電気生理検査のセ
    ットアップ・プロトコルの少なくとも１部を提供する出
    力信号を生成するように適合されており、かつ前記電気
    生理監視システム（７４）は前記セットアップ・プロト
    コルを受け取り、前記電気生理検査の能力を向上させる
    ために当該電気生理監視システム（７４）の動作を変更
    するように適合されている請求項１０記載の電気生理測
    定システム（７２）。
  14. 【請求項１４】 前記電気生理監視システム（７４）
    は、前記プロセッサ手段（９２）によって制御可能な切
    換設定を備える信号切換装置（９０）から成り、かつ前
    記セットアップ・プロトコルは、前記電気生理検査に依
    存して前記切換設定を変更するために前記プロセッサ手
    段（９２）によって使用されるようになっている情報を
    有している請求項１３記載の電気生理測定システム（７
    ２）。
  15. 【請求項１５】 セットアップ・プロトコルは、表示フ
    ォーマット及び前記監視装置（７４）によって記録され
    た検査データの種類の１つまたは両方を変更するために
    前記プロセッサ手段（９２）によって使用されるように
    なっている情報を有している請求項１３または１４記載
    の電気生理測定システム（７２）。
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