JP2002058163A - 電力系統の周波数特性同定方法 - Google Patents
電力系統の周波数特性同定方法Info
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- JP2002058163A JP2002058163A JP2000238795A JP2000238795A JP2002058163A JP 2002058163 A JP2002058163 A JP 2002058163A JP 2000238795 A JP2000238795 A JP 2000238795A JP 2000238795 A JP2000238795 A JP 2000238795A JP 2002058163 A JP2002058163 A JP 2002058163A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/40—Arrangements for reducing harmonics
Landscapes
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】離散値系に好適な電力系統の周波数特性の同定
方法を提供する。 【解決手段】同定信号生成回路21からの同定用信号の
指令値(iC *)をx[n]とし、電力系統2の電流(i
Sh)をy[n]とし、このx[n]とy[n]とをそれ
ぞれフーリエ変換し、さらに、これらの相互相関関数の
フーリエ変換した値DFT[rxy[m]]に含まれるk
次高調波の振幅を、指令値(ic *)のk次の振幅の2乗
で割った値をk次のゲイン−周波数特性の同定値とす
る。
方法を提供する。 【解決手段】同定信号生成回路21からの同定用信号の
指令値(iC *)をx[n]とし、電力系統2の電流(i
Sh)をy[n]とし、このx[n]とy[n]とをそれ
ぞれフーリエ変換し、さらに、これらの相互相関関数の
フーリエ変換した値DFT[rxy[m]]に含まれるk
次高調波の振幅を、指令値(ic *)のk次の振幅の2乗
で割った値をk次のゲイン−周波数特性の同定値とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統と連系
運転される半導体電力変換装置などを介して、該電力系
統の周波数特性の同定方法に関する。
運転される半導体電力変換装置などを介して、該電力系
統の周波数特性の同定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電動機駆動用インバータに代表され
る半導体電力変換装置の普及に伴って、電力系統の高調
波歪みの増大など電力環境の悪化が問題となり、この悪
化を補正するために該電力系統と連系運転される半導体
電力変換装置として、例えばアクティブフィルタなどを
設置することが行われている。このアクティブフィルタ
において、上述の電力環境の悪化をより良く補正するた
めには電力系統の周波数特性を同定する必要がある。
る半導体電力変換装置の普及に伴って、電力系統の高調
波歪みの増大など電力環境の悪化が問題となり、この悪
化を補正するために該電力系統と連系運転される半導体
電力変換装置として、例えばアクティブフィルタなどを
設置することが行われている。このアクティブフィルタ
において、上述の電力環境の悪化をより良く補正するた
めには電力系統の周波数特性を同定する必要がある。
【0003】この同定方法として、周知のスペクトル密
度解析方法では、発振周波数の異なる複数の正弦波信号
を合成してなる同定用信号〔x(t)〕を電力系統に注
入し、この注入による電力系統の応答〔y(t)〕を求
め、前記〔x(t)〕と〔y(t)〕との間の相互相関
関数〔Rxy(τ)〕をフーリエ変換して得られる相互ス
ペクトル密度を、前記〔x(t)〕の自己相関関数〔R
xx(τ)〕をフーリエ変換して得られる自己スペクトル
密度で除算演算した値をこの電力系統の周波数特性の同
定値としていた。
度解析方法では、発振周波数の異なる複数の正弦波信号
を合成してなる同定用信号〔x(t)〕を電力系統に注
入し、この注入による電力系統の応答〔y(t)〕を求
め、前記〔x(t)〕と〔y(t)〕との間の相互相関
関数〔Rxy(τ)〕をフーリエ変換して得られる相互ス
ペクトル密度を、前記〔x(t)〕の自己相関関数〔R
xx(τ)〕をフーリエ変換して得られる自己スペクトル
密度で除算演算した値をこの電力系統の周波数特性の同
定値としていた。
【0004】上述のスペクトル密度解析方法は、ノイズ
に比較的強いため、微弱な同定用信号で前記周波数特性
を同定でき、また、フーリエ変換を用いて複数の前記発
振周波数点における特性を一度に求められるので短時間
に前記周波数特性を同定できるが、前記電力系統の負荷
として高調波電流発生源を有する負荷が接続されている
場合には、この高調波電流発生源の高調波電流が外乱と
なり、このスペクトル密度解析方法で得られる前記同定
値には前記外乱による誤差が含まれている。
に比較的強いため、微弱な同定用信号で前記周波数特性
を同定でき、また、フーリエ変換を用いて複数の前記発
振周波数点における特性を一度に求められるので短時間
に前記周波数特性を同定できるが、前記電力系統の負荷
として高調波電流発生源を有する負荷が接続されている
場合には、この高調波電流発生源の高調波電流が外乱と
なり、このスペクトル密度解析方法で得られる前記同定
値には前記外乱による誤差が含まれている。
【0005】上述の周知のスペクトル密度解析方法にお
ける外乱誤差を解消するためには、同一出願人による平
成11年特許願第229751号に記載の同定方法があ
り、この同定方法では、発振周波数の異なる複数の正弦
波信号を合成してなる同定用信号〔x(t)〕を用い、
この同定信号を構成する個々の正弦波信号の位相を前回
より2π/n〔rad〕,(n:複数)ずつ変位させて
電力系統に注入し、この注入による電力系統の前記n個
の応答〔y(t)〕を求め、前記それぞれの〔x
(t)〕と〔y(t)〕との間の相互相関関数〔R
xy(τ)〕のベクトル的加算平均値を求めることにより
先述の高調波電流成分を除去し、この加算平均値をフー
リエ変換して得られる相互スペクトル密度を、前記〔x
(t)〕の自己相関関数〔Rxx(τ)〕をフーリエ変換
して得られる自己スペクトル密度で除算演算した値をこ
の電力系統の周波数特性の同定値としている。
ける外乱誤差を解消するためには、同一出願人による平
成11年特許願第229751号に記載の同定方法があ
り、この同定方法では、発振周波数の異なる複数の正弦
波信号を合成してなる同定用信号〔x(t)〕を用い、
この同定信号を構成する個々の正弦波信号の位相を前回
より2π/n〔rad〕,(n:複数)ずつ変位させて
電力系統に注入し、この注入による電力系統の前記n個
の応答〔y(t)〕を求め、前記それぞれの〔x
(t)〕と〔y(t)〕との間の相互相関関数〔R
xy(τ)〕のベクトル的加算平均値を求めることにより
先述の高調波電流成分を除去し、この加算平均値をフー
リエ変換して得られる相互スペクトル密度を、前記〔x
(t)〕の自己相関関数〔Rxx(τ)〕をフーリエ変換
して得られる自己スペクトル密度で除算演算した値をこ
の電力系統の周波数特性の同定値としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の同一出願人によ
る平成11年特許願第229751号に記載の同定方法
では前記相関関数,フーリエ変換など比較的計算量が多
い演算を行う必要があり、その結果、電力系統と連系運
転され、デジタル制御,演算を行う半導体電力変換装置
において、この半導体電力変換装置を流用して該電力系
統の周波数特性を同定するときには、その演算時間が長
くなるという難点があった。
る平成11年特許願第229751号に記載の同定方法
では前記相関関数,フーリエ変換など比較的計算量が多
い演算を行う必要があり、その結果、電力系統と連系運
転され、デジタル制御,演算を行う半導体電力変換装置
において、この半導体電力変換装置を流用して該電力系
統の周波数特性を同定するときには、その演算時間が長
くなるという難点があった。
【0007】この発明の目的は、上記難点を解消した電
力系統の周波数特性同定方法を提供することにある。
力系統の周波数特性同定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この第1の発明は、発振
周波数が単一の正弦波信号からなる同定用信号又は発振
周波数が異なる複数の正弦波信号を合成してなる同定用
信号を生成し、この同定用信号を電力系統に注入したと
きの該電力系統の応答を求め、求めた応答及び前記同定
用信号を個別にフーリエ変換し、さらに、これらのフー
リエ変換した値の相互相関関数に対するフーリエ変換を
行い、この相互相関関数のフーリエ変換した値から導出
される前記発振周波数毎の振幅を、この発振周波数に対
応する前記正弦波信号の振幅の2乗で除算演算した値を
前記周波数特性の同定値とする電力系統の周波数特性同
定方法を行う。
周波数が単一の正弦波信号からなる同定用信号又は発振
周波数が異なる複数の正弦波信号を合成してなる同定用
信号を生成し、この同定用信号を電力系統に注入したと
きの該電力系統の応答を求め、求めた応答及び前記同定
用信号を個別にフーリエ変換し、さらに、これらのフー
リエ変換した値の相互相関関数に対するフーリエ変換を
行い、この相互相関関数のフーリエ変換した値から導出
される前記発振周波数毎の振幅を、この発振周波数に対
応する前記正弦波信号の振幅の2乗で除算演算した値を
前記周波数特性の同定値とする電力系統の周波数特性同
定方法を行う。
【0009】第2の発明は、発振周波数が単一の正弦波
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を電力系統に注入したときの該電力系統の応答
を求め、求めた応答及び前記同定用信号を個別にフーリ
エ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互
相関関数に対するフーリエ変換を行い、前記同定用信号
をフーリエ変換した値の自己相関関数に対するフーリエ
変換を行い、前記相互相関関数のフーリエ変換した値か
ら導出される前記発振周波数毎の振幅を前記自己相関関
数のフーリエ変換した値から導出される該発振周波数の
振幅で除算演算した値を、前記周波数特性の同定値とす
る電力系統の周波数特性同定方法を行う。
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を電力系統に注入したときの該電力系統の応答
を求め、求めた応答及び前記同定用信号を個別にフーリ
エ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互
相関関数に対するフーリエ変換を行い、前記同定用信号
をフーリエ変換した値の自己相関関数に対するフーリエ
変換を行い、前記相互相関関数のフーリエ変換した値か
ら導出される前記発振周波数毎の振幅を前記自己相関関
数のフーリエ変換した値から導出される該発振周波数の
振幅で除算演算した値を、前記周波数特性の同定値とす
る電力系統の周波数特性同定方法を行う。
【0010】第3の発明は、発振周波数が単一の正弦波
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相を前回
より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位させつ
つ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答を求
め、前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフー
リエ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相
互相関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均
値を求め、このベクトル的加算平均値から導出される前
記発振周波数毎の振幅をこの発振周波数に対応する前記
正弦波信号の振幅の2乗で除算演算した値を、前記周波
数特性の同定値とする電力系統の周波数特性同定方法を
行う。
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相を前回
より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位させつ
つ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答を求
め、前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフー
リエ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相
互相関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均
値を求め、このベクトル的加算平均値から導出される前
記発振周波数毎の振幅をこの発振周波数に対応する前記
正弦波信号の振幅の2乗で除算演算した値を、前記周波
数特性の同定値とする電力系統の周波数特性同定方法を
行う。
【0011】第4の発明は、発振周波数が単一の正弦波
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相を前回
より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位させつ
つ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答を求
め、前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフー
リエ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相
互相関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均
値を求め、前記n個の同定用信号をフーリエ変換した値
の自己相関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算
平均値を求め、前記相互相関関数のフーリエ変換のベク
トル的加算平均値から導出される前記発振周波数毎の振
幅を、前記自己相関関数のフーリエ変換した値のうちの
1つ、若しくわ前記自己相関関数のフーリエ変換した値
のベクトル的加算平均値導出される該発振周波数の振幅
で除算演算した値を前記周波数特性の同定値とする電力
系統の周波数特性同定方法を行う。
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相を前回
より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位させつ
つ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答を求
め、前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフー
リエ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相
互相関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均
値を求め、前記n個の同定用信号をフーリエ変換した値
の自己相関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算
平均値を求め、前記相互相関関数のフーリエ変換のベク
トル的加算平均値から導出される前記発振周波数毎の振
幅を、前記自己相関関数のフーリエ変換した値のうちの
1つ、若しくわ前記自己相関関数のフーリエ変換した値
のベクトル的加算平均値導出される該発振周波数の振幅
で除算演算した値を前記周波数特性の同定値とする電力
系統の周波数特性同定方法を行う。
【0012】第5の発明は、発振周波数が単一の正弦波
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を電力系統に注入したときの該電力系統の応答
を求め、求めた応答及び前記同定用信号を個別にフーリ
エ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互
相関関数に対するフーリエ変換を行い、この相互相関関
数をフーリエ変換した値から導出される前記発振周波数
毎の位相量を前記周波数特性の同定値とする電力系統の
周波数特性同定方法を行う。
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を電力系統に注入したときの該電力系統の応答
を求め、求めた応答及び前記同定用信号を個別にフーリ
エ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互
相関関数に対するフーリエ変換を行い、この相互相関関
数をフーリエ変換した値から導出される前記発振周波数
毎の位相量を前記周波数特性の同定値とする電力系統の
周波数特性同定方法を行う。
【0013】第6の発明は、発振周波数が単一の正弦波
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相を前回
より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位させつ
つ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答を求
め、前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフー
リエ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相
互相関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均
値を求め、このベクトル的加算平均値から導出される前
記発振周波数毎の位相量を前記周波数特性の同定値とす
る電力系統の周波数特性同定方法を行う。
信号からなる同定用信号又は発振周波数が異なる複数の
正弦波信号を合成してなる同定用信号を生成し、この同
定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相を前回
より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位させつ
つ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答を求
め、前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフー
リエ変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相
互相関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均
値を求め、このベクトル的加算平均値から導出される前
記発振周波数毎の位相量を前記周波数特性の同定値とす
る電力系統の周波数特性同定方法を行う。
【0014】第7の発明は、前記第1〜第6の発明の電
力系統の周波数特性同定方法において、前記同定用信号
は、電力系統と連系運転する半導体電力変換装置に付加
的に指令される同定用信号指令値により該半導体電力変
換装置で生成することを特徴とする。
力系統の周波数特性同定方法において、前記同定用信号
は、電力系統と連系運転する半導体電力変換装置に付加
的に指令される同定用信号指令値により該半導体電力変
換装置で生成することを特徴とする。
【0015】第8の発明は、前記第7の発明の電力系統
の周波数特性同定方法において、前記同定用信号を前記
同定用信号指令値とし、前記応答を上位の電力系統と前
記電力系統との間の電流又は電圧として前記周波数特性
の同定値を演算することを特徴とする。
の周波数特性同定方法において、前記同定用信号を前記
同定用信号指令値とし、前記応答を上位の電力系統と前
記電力系統との間の電流又は電圧として前記周波数特性
の同定値を演算することを特徴とする。
【0016】第9の発明は、前記第7の発明の電力系統
の周波数特性同定方法において、前記同定用信号を前記
半導体電力変換装置の出力電流又は出力電圧とし、前記
応答を上位の電力系統と前記電力系統との間の電流又は
電圧として前記周波数特性の同定値を演算することを特
徴とする。
の周波数特性同定方法において、前記同定用信号を前記
半導体電力変換装置の出力電流又は出力電圧とし、前記
応答を上位の電力系統と前記電力系統との間の電流又は
電圧として前記周波数特性の同定値を演算することを特
徴とする。
【0017】第10の発明は、前記第1〜第9の発明の
電力系統の周波数特性同定方法において、前記同定用信
号を構成する正弦波信号の発振周波数を、前記電力系統
の基本波周波数に比例した値としたことを特徴とする。
電力系統の周波数特性同定方法において、前記同定用信
号を構成する正弦波信号の発振周波数を、前記電力系統
の基本波周波数に比例した値としたことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、相互相関関数のフーリ
エ変換した値を、後述の如く、同定用信号のフーリエ変
換と前記応答のフーリエ変換との積から直接に得るよう
にしているため、前記周波数特性の同定のための演算時
間を短縮することとなり、また、デジタル演算の際に好
適な高速フーリエ変換のアルゴリズムを用いることがで
きるので、さらに演算時間を短縮することができる。
エ変換した値を、後述の如く、同定用信号のフーリエ変
換と前記応答のフーリエ変換との積から直接に得るよう
にしているため、前記周波数特性の同定のための演算時
間を短縮することとなり、また、デジタル演算の際に好
適な高速フーリエ変換のアルゴリズムを用いることがで
きるので、さらに演算時間を短縮することができる。
【0019】また、第3,第4,第6の発明によれば、
前記電力系統の負荷として高調波電流発生源を有する負
荷が接続されている場合には、この高調波電流発生源の
高調波電流に起因する前記同定値の誤差を除去すること
ができる。
前記電力系統の負荷として高調波電流発生源を有する負
荷が接続されている場合には、この高調波電流発生源の
高調波電流に起因する前記同定値の誤差を除去すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の電力系統の周
波数特性同定方法の第1の実施の形態を示す構成図であ
り、1は上位の電力系統、1aは前記電力系統1を一次
側とした変圧器、2は変圧器1aの二次側から給電さ
れ、この発明の対象とする電力系統、3は前記電力系統
2の負荷、4は電力系統2から負荷3へ流れる電流(i
Sh)を検出するCT、11は補正値生成回路、12は切
替スイッチ、13は電流調節器、14はインバータ、1
5はインバータ14が出力する電流(iC )を検出する
CT、21は同定用信号生成回路、22は同定値演算回
路を示す。
波数特性同定方法の第1の実施の形態を示す構成図であ
り、1は上位の電力系統、1aは前記電力系統1を一次
側とした変圧器、2は変圧器1aの二次側から給電さ
れ、この発明の対象とする電力系統、3は前記電力系統
2の負荷、4は電力系統2から負荷3へ流れる電流(i
Sh)を検出するCT、11は補正値生成回路、12は切
替スイッチ、13は電流調節器、14はインバータ、1
5はインバータ14が出力する電流(iC )を検出する
CT、21は同定用信号生成回路、22は同定値演算回
路を示す。
【0021】図1において、補正値生成回路11と、紙
面下側の接点に閉路したときの切替スイッチ12と、電
流調節器13と、インバータ14とでアクティブフィル
タを構成し、補正値生成回路11では前記CT4の検出
値から、このアクティブフィルタが電力系統2に対して
補正すべき電流補正値を生成し、電流調節器13では前
記電流補正値と前記CT15の検出値との偏差を零にす
る調節演算を行い、この演算結果をインバータ14への
出力電圧指令値とすることにより、インバータ14から
電力系統2へ補正すべき電流を注入することができる。
面下側の接点に閉路したときの切替スイッチ12と、電
流調節器13と、インバータ14とでアクティブフィル
タを構成し、補正値生成回路11では前記CT4の検出
値から、このアクティブフィルタが電力系統2に対して
補正すべき電流補正値を生成し、電流調節器13では前
記電流補正値と前記CT15の検出値との偏差を零にす
る調節演算を行い、この演算結果をインバータ14への
出力電圧指令値とすることにより、インバータ14から
電力系統2へ補正すべき電流を注入することができる。
【0022】次に、切替スイッチ12の接点を紙面上側
に閉路させ、電力系統2の周波数特性を同定するための
動作について説明する。
に閉路させ、電力系統2の周波数特性を同定するための
動作について説明する。
【0023】図2は図1に示した同定信号生成回路21
の動作例を説明する波形図であり、紙面最上段から順
に、電力系統2の基本波周波数(紙面では、基本周期と
称している)に対応した5次高調波,7次高調波,11
次高調波の正弦波信号と、これらを合成した同定用信号
の指令値(iC *)とを示している。
の動作例を説明する波形図であり、紙面最上段から順
に、電力系統2の基本波周波数(紙面では、基本周期と
称している)に対応した5次高調波,7次高調波,11
次高調波の正弦波信号と、これらを合成した同定用信号
の指令値(iC *)とを示している。
【0024】電流調節器13では前記指令値(iC *)と
前記CT15の検出値との偏差を零にする調節演算を行
い、この演算結果をインバータ14への出力電圧指令値
とすることにより、インバータ14から電力系統2の周
波数特性を同定するための電流を注入することができ
る。
前記CT15の検出値との偏差を零にする調節演算を行
い、この演算結果をインバータ14への出力電圧指令値
とすることにより、インバータ14から電力系統2の周
波数特性を同定するための電流を注入することができ
る。
【0025】図3はこの発明の第1の実施例を示し、図
1に示した同定値演算回路22の動作を説明するフロー
チャートである。
1に示した同定値演算回路22の動作を説明するフロー
チャートである。
【0026】すなわち図3において、先ず、同定信号生
成回路21からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、係数の取り方などの違いにより複数の定義
があるが、例えば下記数1の式に示す如く、このx
[n]を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求め
る。
成回路21からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、係数の取り方などの違いにより複数の定義
があるが、例えば下記数1の式に示す如く、このx
[n]を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求め
る。
【0027】
【数1】
【0028】ここで、Nはデータ点数である。
【0029】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、係数の取り方などにより複数の定義がある
が、例えば下記数2の式に示す如く、このy[n]を離
散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、係数の取り方などにより複数の定義がある
が、例えば下記数2の式に示す如く、このy[n]を離
散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
【0030】
【数2】
【0031】ここで、Nはデータ点数である。
【0032】次に、上記数1及び数2のフーリエ変換し
た値の相互相関関数のフーリエ変換したDFT[r
xy[m]]は、下記数3の式で表される。
た値の相互相関関数のフーリエ変換したDFT[r
xy[m]]は、下記数3の式で表される。
【0033】
【数3】
【0034】ここで、X*[k]はX[k]の複素共役
である。
である。
【0035】このDFT[rxy[m]]に含まれる先述
の5次高調波,7次高調波,11次高調波それぞれの振
幅を、同定信号生成回路21が出力する5次高調波,7
次高調波,11次高調波それぞれの正弦波信号の振幅の
2乗で個々に除算演算したときの商は、前記高調波周波
数における電力系統2のゲイン−周波数特性になる。
の5次高調波,7次高調波,11次高調波それぞれの振
幅を、同定信号生成回路21が出力する5次高調波,7
次高調波,11次高調波それぞれの正弦波信号の振幅の
2乗で個々に除算演算したときの商は、前記高調波周波
数における電力系統2のゲイン−周波数特性になる。
【0036】すなわち、一般的には、前記x[n]のk
次の振幅がP[k]ときに、前記DFT[rxy[m]]
のk次の振幅がR[k]だったとすると、求めるk次の
振幅比はR[k]/P2[k]となる。
次の振幅がP[k]ときに、前記DFT[rxy[m]]
のk次の振幅がR[k]だったとすると、求めるk次の
振幅比はR[k]/P2[k]となる。
【0037】例えば、前述のアクティブフィルタの補正
値生成回路11において、単に共振点の周波数が解れば
良いときには前記振幅比の値でよいが、この振幅比の絶
対値が必要な場合にはフーリエ変換の定義式によって
は、さらに補正係数αが必要となり、このときの振幅比
はαR[k]/P2[k]となる。なお、前記αはフー
リエ変換の定義式と、データの点数(N)とから一意に
決まる定数である。
値生成回路11において、単に共振点の周波数が解れば
良いときには前記振幅比の値でよいが、この振幅比の絶
対値が必要な場合にはフーリエ変換の定義式によって
は、さらに補正係数αが必要となり、このときの振幅比
はαR[k]/P2[k]となる。なお、前記αはフー
リエ変換の定義式と、データの点数(N)とから一意に
決まる定数である。
【0038】図4は、この発明の電力系統の周波数特性
同定方法の第2の実施の形態を示す構成図であり、図1
に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を付
して、その説明を省略する。
同定方法の第2の実施の形態を示す構成図であり、図1
に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を付
して、その説明を省略する。
【0039】すなわち図4に示した構成が図1に示した
構成と異なる点は、同定値演算回路22に代えて、同定
値演算回路23又は同定値演算回路24のいずれかを備
えていることである。
構成と異なる点は、同定値演算回路22に代えて、同定
値演算回路23又は同定値演算回路24のいずれかを備
えていることである。
【0040】図5はこの発明の第2の実施例を示し、図
4に示した同定値演算回路23の動作を説明するフロー
チャートである。
4に示した同定値演算回路23の動作を説明するフロー
チャートである。
【0041】すなわち図5において、先ず、同定信号生
成回路21からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、前記数1の式に示した如く、このx[n]
を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求める。
成回路21からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、前記数1の式に示した如く、このx[n]
を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求める。
【0042】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記数2の式に示した如く、このy[n]
を離散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記数2の式に示した如く、このy[n]
を離散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
【0043】次に、前記X[k]の自己相関関数のフー
リエ変換した値DFT[rxx[m]]として、|X
[k]|2 を求める。
リエ変換した値DFT[rxx[m]]として、|X
[k]|2 を求める。
【0044】また、前記x[n]とy[n]との相互相
関関数のフーリエ変換した値として、前記数3の式に示
した如く、DFT[rxy[m]]を求める。
関関数のフーリエ変換した値として、前記数3の式に示
した如く、DFT[rxy[m]]を求める。
【0045】このDFT[rxy[m]]に含まれる先述
の5次高調波,7次高調波,11次高調波それぞれの振
幅を、前記|X[k]|2 に含まれる5次高調波,7次
高調波,11次高調波それぞれの振幅で個々に除算演算
したときの商は、前記高調波周波数における電力系統2
のゲイン−周波数特性になる。
の5次高調波,7次高調波,11次高調波それぞれの振
幅を、前記|X[k]|2 に含まれる5次高調波,7次
高調波,11次高調波それぞれの振幅で個々に除算演算
したときの商は、前記高調波周波数における電力系統2
のゲイン−周波数特性になる。
【0046】すなわち、一般的には、前記DFT[rxx
[m]]のk次の振幅がQ[k]ときに、前記DFT
[rxy[m]]のk次の振幅がR[k]だったとする
と、求めるk次の振幅比はR[k]/Q[k]となる。
[m]]のk次の振幅がQ[k]ときに、前記DFT
[rxy[m]]のk次の振幅がR[k]だったとする
と、求めるk次の振幅比はR[k]/Q[k]となる。
【0047】図6はこの発明の第3の実施例を示し、図
4に示した同定値演算回路24の動作を説明するフロー
チャートである。
4に示した同定値演算回路24の動作を説明するフロー
チャートである。
【0048】すなわち図6において、先ず、同定信号生
成回路21からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、前記数1の式に示した如く、このx[n]
を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求める。
成回路21からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、前記数1の式に示した如く、このx[n]
を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求める。
【0049】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記数2の式に示した如く、このy[n]
を離散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記数2の式に示した如く、このy[n]
を離散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
【0050】次に、前記x[n]とy[n]との相互相
関関数のフーリエ変換した値として、前記数3の式に示
した如く、DFT[rxy[m]]を求める。
関関数のフーリエ変換した値として、前記数3の式に示
した如く、DFT[rxy[m]]を求める。
【0051】このDFT[rxy[m]]における各次の
位相が、電力系統2の位相−周波数特性となる。
位相が、電力系統2の位相−周波数特性となる。
【0052】図7は、この発明の電力系統の周波数特性
同定方法の第3の実施の形態を示す構成図であり、図1
に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を付
して、その説明を省略する。
同定方法の第3の実施の形態を示す構成図であり、図1
に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を付
して、その説明を省略する。
【0053】すなわち図7に示した構成が図1に示した
構成と異なる点は、同定値演算回路22に代えて、同定
値演算回路25又は同定値演算回路26のいずれかを備
えていることである。
構成と異なる点は、同定値演算回路22に代えて、同定
値演算回路25又は同定値演算回路26のいずれかを備
えていることである。
【0054】図8はこの発明の第4の実施例を示し、図
7に示した同定値演算回路25の動作を説明するフロー
チャートである。
7に示した同定値演算回路25の動作を説明するフロー
チャートである。
【0055】すなわち図8において、先ず、インバータ
14から注入され電流(iC )のCT15を介した検出
値をx[n]とし、前記数1の式に示した如く、このx
[n]を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求め
る。
14から注入され電流(iC )のCT15を介した検出
値をx[n]とし、前記数1の式に示した如く、このx
[n]を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求め
る。
【0056】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記数2の式に示した如く、このy[n]
を離散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記数2の式に示した如く、このy[n]
を離散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
【0057】次に、前記X[k]の自己相関関数のフー
リエ変換した値DFT[rxx[m]]として、|X
[k]|2 を求める。
リエ変換した値DFT[rxx[m]]として、|X
[k]|2 を求める。
【0058】また、前記X[k]とY[k]との相互相
関関数のフーリエ変換した値として、前記数3の式に示
した如く、DFT[rxy[m]]を求める。
関関数のフーリエ変換した値として、前記数3の式に示
した如く、DFT[rxy[m]]を求める。
【0059】このDFT[rxy[m]]に含まれる先述
の5次高調波,7次高調波,11次高調波それぞれの振
幅を、前記|X[k]|2 に含まれる5次高調波,7次
高調波,11次高調波それぞれの振幅で個々に除算演算
したときの商は、前記高調波周波数における電力系統2
のゲイン−周波数特性になる。
の5次高調波,7次高調波,11次高調波それぞれの振
幅を、前記|X[k]|2 に含まれる5次高調波,7次
高調波,11次高調波それぞれの振幅で個々に除算演算
したときの商は、前記高調波周波数における電力系統2
のゲイン−周波数特性になる。
【0060】すなわち、一般的には、前記DFT[rxx
[m]]のk次の振幅がQ[k]ときに、前記DFT
[rxy[m]]のk次の振幅がR[k]だったとする
と、求めるk次の振幅比はR[k]/Q[k]となる。
[m]]のk次の振幅がQ[k]ときに、前記DFT
[rxy[m]]のk次の振幅がR[k]だったとする
と、求めるk次の振幅比はR[k]/Q[k]となる。
【0061】図9はこの発明の第5の実施例を示し、図
7に示した同定値演算回路26の動作を説明するフロー
チャートである。
7に示した同定値演算回路26の動作を説明するフロー
チャートである。
【0062】すなわち図9において、先ず、インバータ
14から注入された電流(iC )のCT15を介した検
出値をx[n]とし、前記数1の式に示した如く、この
x[n]を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求め
る。
14から注入された電流(iC )のCT15を介した検
出値をx[n]とし、前記数1の式に示した如く、この
x[n]を離散値系でフーリエ変換したX[k]を求め
る。
【0063】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記数2の式に示した如く、このy[n]
を離散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記数2の式に示した如く、このy[n]
を離散値系でフーリエ変換したY[k]を求める。
【0064】次に、前記x[n]とy[n]との相互相
関関数のフーリエ変換した値として、前記数3の式に示
した如く、DFT[rxy[m]]を求める。
関関数のフーリエ変換した値として、前記数3の式に示
した如く、DFT[rxy[m]]を求める。
【0065】このDFT[rxy[m]]における各次の
位相が、電力系統2の位相−周波数特性となる。
位相が、電力系統2の位相−周波数特性となる。
【0066】図10は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第4の実施の形態を示す構成図であり、図
1に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を
付して、その説明を省略する。
性同定方法の第4の実施の形態を示す構成図であり、図
1に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を
付して、その説明を省略する。
【0067】すなわち図10に示した構成が図1に示し
た構成と異なる点は、同定用信号生成回路21に代えて
同定用信号生成回路21aを備え、さらに、補助変圧器
5とPLL回路27とが付加されている。
た構成と異なる点は、同定用信号生成回路21に代えて
同定用信号生成回路21aを備え、さらに、補助変圧器
5とPLL回路27とが付加されている。
【0068】このPLL(フェーズ・ロックド・ルー
プ)回路27と補助変圧器5とにより、同定用信号生成
回路21aが出力する同定信号の指令値(iC *)の位相
を電力系統2の基本波の位相に同期させているが、電力
系統2の周波数特性を同定させるための動作は、図1に
示した実施の形態における動作と同じである。
プ)回路27と補助変圧器5とにより、同定用信号生成
回路21aが出力する同定信号の指令値(iC *)の位相
を電力系統2の基本波の位相に同期させているが、電力
系統2の周波数特性を同定させるための動作は、図1に
示した実施の形態における動作と同じである。
【0069】図11は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第5の実施の形態を示す構成図であり、図
4に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を
付して、その説明を省略する。
性同定方法の第5の実施の形態を示す構成図であり、図
4に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を
付して、その説明を省略する。
【0070】すなわち図11に示した構成が図4に示し
た構成と異なる点は、同定用信号生成回路21に代えて
同定用信号生成回路21aを備え、さらに、補助変圧器
5とPLL回路27とが付加されている。
た構成と異なる点は、同定用信号生成回路21に代えて
同定用信号生成回路21aを備え、さらに、補助変圧器
5とPLL回路27とが付加されている。
【0071】このPLL回路27と補助変圧器5とによ
り、同定用信号生成回路21aが出力する同定信号の指
令値(iC *)の位相を電力系統2の基本波の位相に同期
させているが、電力系統2の周波数特性を同定させるた
めの動作は、図4に示した実施の形態における動作と同
じである。
り、同定用信号生成回路21aが出力する同定信号の指
令値(iC *)の位相を電力系統2の基本波の位相に同期
させているが、電力系統2の周波数特性を同定させるた
めの動作は、図4に示した実施の形態における動作と同
じである。
【0072】図12は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第6の実施の形態を示す構成図であり、図
6に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を
付して、その説明を省略する。
性同定方法の第6の実施の形態を示す構成図であり、図
6に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を
付して、その説明を省略する。
【0073】すなわち図12に示した構成が図6に示し
た構成と異なる点は、同定用信号生成回路21に代えて
同定用信号生成回路21aを備え、さらに、補助変圧器
5とPLL回路27とが付加されている。
た構成と異なる点は、同定用信号生成回路21に代えて
同定用信号生成回路21aを備え、さらに、補助変圧器
5とPLL回路27とが付加されている。
【0074】このPLL回路27と補助変圧器5とによ
り、同定用信号生成回路21aが出力する同定信号の指
令値(iC *)の位相を電力系統2の基本波の位相に同期
させているが、電力系統2の周波数特性を同定させるた
めの動作は、図6に示した実施の形態における動作と同
じである。
り、同定用信号生成回路21aが出力する同定信号の指
令値(iC *)の位相を電力系統2の基本波の位相に同期
させているが、電力系統2の周波数特性を同定させるた
めの動作は、図6に示した実施の形態における動作と同
じである。
【0075】図13は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第7の実施の形態を示す構成図であり、図
1に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を
付して、その説明を省略する。
性同定方法の第7の実施の形態を示す構成図であり、図
1に示した構成と同一機能を有するものには同一符号を
付して、その説明を省略する。
【0076】すなわち図13に示した構成が図1に示し
た構成と異なる点は、同定信号生成回路21と同定値演
算回路22とに代えて、同定信号生成回路31と同定値
演算回路32とを備えていることである。
た構成と異なる点は、同定信号生成回路21と同定値演
算回路22とに代えて、同定信号生成回路31と同定値
演算回路32とを備えていることである。
【0077】図14は図13に示した同定信号生成回路
31の動作例を説明する波形図であり、この同定信号生
成回路31では電力系統2の基本波周波数(紙面では、
基本周期と称している)に対応した5次高調波の正弦波
信号を2π/4〔rad〕ずつ位相を違えて、例えば、
紙面上段から順に計4回発生させる機能を有し、これを
同定用信号の指令値(iC *)としている。
31の動作例を説明する波形図であり、この同定信号生
成回路31では電力系統2の基本波周波数(紙面では、
基本周期と称している)に対応した5次高調波の正弦波
信号を2π/4〔rad〕ずつ位相を違えて、例えば、
紙面上段から順に計4回発生させる機能を有し、これを
同定用信号の指令値(iC *)としている。
【0078】図15はこの発明の第6の実施例を示し、
図13に示した同定値演算回路32の動作を説明するフ
ローチャートである。
図13に示した同定値演算回路32の動作を説明するフ
ローチャートである。
【0079】すなわち図15において、先ず、同定信号
生成回路31からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、図16のタイミングチャートに示す如く、
図14に示した正弦波信号を順にパターン1〜パターン
4として前記同定用信号を出力し、その都度サンプリン
グを行い、このときのx[n]に対して前記数1の式に
示した如く、離散値系でのフーリエ変換したX[k]を
求める。
生成回路31からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、図16のタイミングチャートに示す如く、
図14に示した正弦波信号を順にパターン1〜パターン
4として前記同定用信号を出力し、その都度サンプリン
グを行い、このときのx[n]に対して前記数1の式に
示した如く、離散値系でのフーリエ変換したX[k]を
求める。
【0080】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)それぞれに対応する電流(iC )を含みつ
つ、負荷3へ流れる電流(iSh)のCT4を介し、前記
サンプリング毎の検出値をy[n]とし、前記数2の式
に示した如く、このy[n]を離散値系でフーリエ変換
したY[k]を求める。
令値(iC *)それぞれに対応する電流(iC )を含みつ
つ、負荷3へ流れる電流(iSh)のCT4を介し、前記
サンプリング毎の検出値をy[n]とし、前記数2の式
に示した如く、このy[n]を離散値系でフーリエ変換
したY[k]を求める。
【0081】次に、前記サンプリング毎のX[k],Y
[k]のフーリエ変換した値の相互相関関数のフーリエ
変換した値として、前記数3の式に示した如き、X
*[k]Y[k]を求める。
[k]のフーリエ変換した値の相互相関関数のフーリエ
変換した値として、前記数3の式に示した如き、X
*[k]Y[k]を求める。
【0082】さらに、このサンプリング毎のX*[k]
Y[k]をベクトル的な加算平均値をDFT[r
xy[m]]とし、これに含まれる先述の5次高調波の振
幅を、同定信号生成回路31が出力する5次高調波の正
弦波信号の振幅の2乗で除算演算したときの商は、電力
系統2の5次高調波のゲイン−周波数特性になり、ここ
で、図17のベクトル図に示す如く、同定用信号の応答
成分(図示の太字ベクトル)ではない誤差成分(図示の
細字ベクトル)は2π/4ずつ異なった位相(図示のφ
i1〜φi4)で現われるため、前記ベクトル的な加算平均
値DFT[rxy[m]]では消去される。
Y[k]をベクトル的な加算平均値をDFT[r
xy[m]]とし、これに含まれる先述の5次高調波の振
幅を、同定信号生成回路31が出力する5次高調波の正
弦波信号の振幅の2乗で除算演算したときの商は、電力
系統2の5次高調波のゲイン−周波数特性になり、ここ
で、図17のベクトル図に示す如く、同定用信号の応答
成分(図示の太字ベクトル)ではない誤差成分(図示の
細字ベクトル)は2π/4ずつ異なった位相(図示のφ
i1〜φi4)で現われるため、前記ベクトル的な加算平均
値DFT[rxy[m]]では消去される。
【0083】なお、上述の同定信号生成回路31では5
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的なゲイン−周波数特性を、高調波電
流発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分
を除去した形で求めることができる。
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的なゲイン−周波数特性を、高調波電
流発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分
を除去した形で求めることができる。
【0084】図18は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第8の実施の形態を示す構成図であり、図
13に示した構成と同一機能を有するものには同一符号
を付して、その説明を省略する。
性同定方法の第8の実施の形態を示す構成図であり、図
13に示した構成と同一機能を有するものには同一符号
を付して、その説明を省略する。
【0085】すなわち図18に示した構成が図13に示
した構成と異なる点は、同定値演算回路32に代えて、
同定値演算回路33又は同定値演算回路34のいずれか
を備えていることである。
した構成と異なる点は、同定値演算回路32に代えて、
同定値演算回路33又は同定値演算回路34のいずれか
を備えていることである。
【0086】図19はこの発明の第7の実施例を示し、
図18に示した同定値演算回路33の動作を説明するフ
ローチャートである。
図18に示した同定値演算回路33の動作を説明するフ
ローチャートである。
【0087】すなわち図19において、先ず、同定信号
生成回路31からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数1の式に示し
た如き、このx[n]を離散値系でフーリエ変換したX
[k]を求める。
生成回路31からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数1の式に示し
た如き、このx[n]を離散値系でフーリエ変換したX
[k]を求める。
【0088】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数2の式に示し
た如き、このy[n]を離散値系でフーリエ変換したY
[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数2の式に示し
た如き、このy[n]を離散値系でフーリエ変換したY
[k]を求める。
【0089】次に、前記X[k]の自己相関関数のフー
リエ変換した値の前記サンプリング毎の|X[k]|2
を求める。
リエ変換した値の前記サンプリング毎の|X[k]|2
を求める。
【0090】また、前記X[k]とY[k]との相互相
関関数のフーリエ変換した値の前記サンプリンク毎のD
FT[rxy[m]]を求める。
関関数のフーリエ変換した値の前記サンプリンク毎のD
FT[rxy[m]]を求める。
【0091】さらに、このサンプリング毎のX*[k]
Y[k]をベクトル的な加算平均値をDFT[r
xy[m]]とし、これに含まれる先述の5次高調波の振
幅を、前記サンプリング毎の前記|X[k]|2 のベク
トル的な加算平均値DFT[rxX[m]]に含まれる5
次高調波の振幅で除算演算したときの商は、前記5次高
調波における電力系統2のゲイン−周波数特性になる。
Y[k]をベクトル的な加算平均値をDFT[r
xy[m]]とし、これに含まれる先述の5次高調波の振
幅を、前記サンプリング毎の前記|X[k]|2 のベク
トル的な加算平均値DFT[rxX[m]]に含まれる5
次高調波の振幅で除算演算したときの商は、前記5次高
調波における電力系統2のゲイン−周波数特性になる。
【0092】なお、上述の同定信号生成回路31では5
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的なゲイン−周波数特性を、高調波電
流発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分
を除去した形で求めることができる。
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的なゲイン−周波数特性を、高調波電
流発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分
を除去した形で求めることができる。
【0093】図20はこの発明の第8の実施例を示し、
図18に示した同定値演算回路34の動作を説明するフ
ローチャートである。
図18に示した同定値演算回路34の動作を説明するフ
ローチャートである。
【0094】すなわち図20において、先ず、同定信号
生成回路21からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数1の式に示し
た如く、このx[n]を離散値系でフーリエ変換したX
[k]を求める。
生成回路21からの同定用信号の指令値(iC *)をx
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数1の式に示し
た如く、このx[n]を離散値系でフーリエ変換したX
[k]を求める。
【0095】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数2の式に示し
た如き、このy[n]を離散値系でフーリエ変換したY
[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数2の式に示し
た如き、このy[n]を離散値系でフーリエ変換したY
[k]を求める。
【0096】次に、前記サンプリング毎に得られた前記
X[k]とY[k]との相互相関関数のフーリエ変換し
た値として、前記数3の式に示した如き、X*[k]Y
[k]を求める。
X[k]とY[k]との相互相関関数のフーリエ変換し
た値として、前記数3の式に示した如き、X*[k]Y
[k]を求める。
【0097】さらに、前記サンプリング毎に得られたX
*[k]Y[k]のベクトル的加算平均値をDFT[r
xy[m]]とし、このDFT[rxy[m]]における位
相が、電力系統2の5次高調波の位相−周波数特性とな
る。
*[k]Y[k]のベクトル的加算平均値をDFT[r
xy[m]]とし、このDFT[rxy[m]]における位
相が、電力系統2の5次高調波の位相−周波数特性とな
る。
【0098】なお、上述の同定信号生成回路31では5
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的な位相−周波数特性を、高調波電流
発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分を
除去した形で求めることができる。
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的な位相−周波数特性を、高調波電流
発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分を
除去した形で求めることができる。
【0099】図21は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第9の実施の形態を示す構成図であり、図
13に示した構成と同一機能を有するものには同一符号
を付して、その説明を省略する。
性同定方法の第9の実施の形態を示す構成図であり、図
13に示した構成と同一機能を有するものには同一符号
を付して、その説明を省略する。
【0100】すなわち図21に示した構成が図13に示
した構成と異なる点は、同定値演算回路32に代えて、
同定値演算回路35又は同定値演算回路36のいずれか
を備えていることである。
した構成と異なる点は、同定値演算回路32に代えて、
同定値演算回路35又は同定値演算回路36のいずれか
を備えていることである。
【0101】図22はこの発明の第9の実施例を示し、
図21に示した同定値演算回路35の動作を説明するフ
ローチャートである。
図21に示した同定値演算回路35の動作を説明するフ
ローチャートである。
【0102】すなわち図22において、先ず、インバー
タ14から注入された電流(iC )のCT15を介した
検出値をx[n]とし、前記サンプリング毎の前記数1
の式に示した如き、このx[n]を離散値系でフーリエ
変換したX[k]を求める。
タ14から注入された電流(iC )のCT15を介した
検出値をx[n]とし、前記サンプリング毎の前記数1
の式に示した如き、このx[n]を離散値系でフーリエ
変換したX[k]を求める。
【0103】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数2の式に示し
た如き、このy[n]を離散値系でフーリエ変換したY
[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数2の式に示し
た如き、このy[n]を離散値系でフーリエ変換したY
[k]を求める。
【0104】次に、前記サンプリング毎に得られる前記
X[k]の自己相関関数のフーリエ変換した値として、
|X[k]|2 を求める。
X[k]の自己相関関数のフーリエ変換した値として、
|X[k]|2 を求める。
【0105】また、前記サンプリング毎に得られる前記
X[k]とY[k]との相互相関関数のフーリエ変換し
た値として、X*[k]Y[k]を求める。
X[k]とY[k]との相互相関関数のフーリエ変換し
た値として、X*[k]Y[k]を求める。
【0106】このX*[k]Y[k]のベクトル的な加
算平均値としてのDFT[rxy[m]]に含まれる先述
の5次高調波の振幅を、前記|X[k]|2 のベクトル
的な加算平均値としてのDFT[rxx[m]]含まれる
5次高調波の振幅で除算演算したときの商は、5次高調
波における電力系統2のゲイン−周波数特性になる。
算平均値としてのDFT[rxy[m]]に含まれる先述
の5次高調波の振幅を、前記|X[k]|2 のベクトル
的な加算平均値としてのDFT[rxx[m]]含まれる
5次高調波の振幅で除算演算したときの商は、5次高調
波における電力系統2のゲイン−周波数特性になる。
【0107】なお、上述の同定信号生成回路31では5
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的なゲイン−周波数特性を、高調波電
流発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分
を除去した形で求めることができる。
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的なゲイン−周波数特性を、高調波電
流発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分
を除去した形で求めることができる。
【0108】図23はこの発明の第10の実施例を示
し、図21に示した同定値演算回路36の動作を説明す
るフローチャートである。
し、図21に示した同定値演算回路36の動作を説明す
るフローチャートである。
【0109】すなわち図23において、先ず、インバー
タ14から注入された電流(iC )のCT15を介した
検出値をx[n]とし、前記サンプリング毎の前記数1
の式に示した如き、このx[n]を離散値系でフーリエ
変換したX[k]を求める。
タ14から注入された電流(iC )のCT15を介した
検出値をx[n]とし、前記サンプリング毎の前記数1
の式に示した如き、このx[n]を離散値系でフーリエ
変換したX[k]を求める。
【0110】またインバータ14から注入された前記指
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数2の式に示し
た如き、このy[n]を離散値系でフーリエ変換したY
[k]を求める。
令値(iC *)に対応する電流(iC)を含みつつ、負荷
3へ流れる電流(iSh)のCT4を介した検出値をy
[n]とし、前記サンプリング毎の前記数2の式に示し
た如き、このy[n]を離散値系でフーリエ変換したY
[k]を求める。
【0111】次に、前記サンプリング毎の前記X[k]
とY[k]との相互相関関数のフーリエ変換した値とし
て、X*[k]Y[k]を求める。
とY[k]との相互相関関数のフーリエ変換した値とし
て、X*[k]Y[k]を求める。
【0112】このX*[k]Y[k]のベクトル的な加
算平均値としてのDFT[rxy[m]]における5次高
調波の位相が、この電力系統2の5次高調波の位相−周
波数特性となる。
算平均値としてのDFT[rxy[m]]における5次高
調波の位相が、この電力系統2の5次高調波の位相−周
波数特性となる。
【0113】なお、上述の同定信号生成回路31では5
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的な位相−周波数特性を、高調波電流
発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分を
除去した形で求めることができる。
次高調波を発生する例で示したが、電力系統2の基本波
に比例した発振周波数の正弦波信号とすることにより、
電力系統2の全体的な位相−周波数特性を、高調波電流
発生源を有する負荷3に対して、この高調波電流成分を
除去した形で求めることができる。
【0114】図24は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第10の実施の形態を示す構成図であり、
図13に示した構成と同一機能を有するものには同一符
号を付して、その説明を省略する。
性同定方法の第10の実施の形態を示す構成図であり、
図13に示した構成と同一機能を有するものには同一符
号を付して、その説明を省略する。
【0115】すなわち図24に示した構成が図13示し
た構成と異なる点は、同定用信号生成回路31に代えて
同定用信号生成回路31aを備え、さらに、補助変圧器
5とPLL回路27とが付加されている。
た構成と異なる点は、同定用信号生成回路31に代えて
同定用信号生成回路31aを備え、さらに、補助変圧器
5とPLL回路27とが付加されている。
【0116】このPLL(フェーズ・ロックド・ルー
プ)回路27と補助変圧器5とにより、同定用信号生成
回路31aが出力する同定信号の指令値(iC *)の位相
を電力系統2の基本波の位相に同期させているが、電力
系統2の周波数特性を同定させるための動作は、図13
に示した実施の形態における動作と同じである。
プ)回路27と補助変圧器5とにより、同定用信号生成
回路31aが出力する同定信号の指令値(iC *)の位相
を電力系統2の基本波の位相に同期させているが、電力
系統2の周波数特性を同定させるための動作は、図13
に示した実施の形態における動作と同じである。
【0117】図25は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第11の実施の形態を示す構成図であり、
図18に示した構成と同一機能を有するものには同一符
号を付して、その説明を省略する。
性同定方法の第11の実施の形態を示す構成図であり、
図18に示した構成と同一機能を有するものには同一符
号を付して、その説明を省略する。
【0118】すなわち図26に示した構成が図18に示
した構成と異なる点は、同定用信号生成回路31に代え
て同定用信号生成回路31aを備え、さらに、補助変圧
器5とPLL回路27とが付加されている。
した構成と異なる点は、同定用信号生成回路31に代え
て同定用信号生成回路31aを備え、さらに、補助変圧
器5とPLL回路27とが付加されている。
【0119】このPLL回路27と補助変圧器5とによ
り、同定用信号生成回路31aが出力する同定信号の指
令値(iC *)の位相を電力系統2の基本波の位相に同期
させているが、電力系統2の周波数特性を同定させるた
めの動作は、図18に示した実施の形態における動作と
同じである。
り、同定用信号生成回路31aが出力する同定信号の指
令値(iC *)の位相を電力系統2の基本波の位相に同期
させているが、電力系統2の周波数特性を同定させるた
めの動作は、図18に示した実施の形態における動作と
同じである。
【0120】図26は、この発明の電力系統の周波数特
性同定方法の第12の実施の形態を示す構成図であり、
図21に示した構成と同一機能を有するものには同一符
号を付して、その説明を省略する。
性同定方法の第12の実施の形態を示す構成図であり、
図21に示した構成と同一機能を有するものには同一符
号を付して、その説明を省略する。
【0121】すなわち図26に示した構成が図21に示
した構成と異なる点は、同定用信号生成回路31に代え
て同定用信号生成回路31aを備え、さらに、補助変圧
器5とPLL回路27とが付加されている。
した構成と異なる点は、同定用信号生成回路31に代え
て同定用信号生成回路31aを備え、さらに、補助変圧
器5とPLL回路27とが付加されている。
【0122】このPLL回路27と補助変圧器5とによ
り、同定用信号生成回路31aが出力する同定信号の指
令値(iC *)の位相を電力系統2の基本波の位相に同期
させているが、電力系統2の周波数特性を同定させるた
めの動作は、図21に示した実施の形態における動作と
同じである。
り、同定用信号生成回路31aが出力する同定信号の指
令値(iC *)の位相を電力系統2の基本波の位相に同期
させているが、電力系統2の周波数特性を同定させるた
めの動作は、図21に示した実施の形態における動作と
同じである。
【0123】なお、上述の第1〜第12の実施の形態で
は、アクティブフィルタを流用し、それぞれの電流に基
づく電力系統の周波数特性同定方法について述べたが、
このアクティブフィルタを用いて、それぞれの電圧に基
づく電力系統の周波数特性同定方法を行うこともでき、
また、同定信号を電力系統に注入する手段として、電力
系統と連系運転する他のインバータなどを流用すること
もできる。
は、アクティブフィルタを流用し、それぞれの電流に基
づく電力系統の周波数特性同定方法について述べたが、
このアクティブフィルタを用いて、それぞれの電圧に基
づく電力系統の周波数特性同定方法を行うこともでき、
また、同定信号を電力系統に注入する手段として、電力
系統と連系運転する他のインバータなどを流用すること
もできる。
【0124】
【発明の効果】この発明によれば、電力系統の周波数特
性を同定するために、相関関数のフーリエ変換を入力さ
れるx[n],y[n]のフーリエ変換から直接演算す
ることにより、計算量を減らすことができる。また、こ
のフーリエ変換に高速フーリエ変換のアルゴリズムを用
いることにより、さらに計算量を減らすことができる。
性を同定するために、相関関数のフーリエ変換を入力さ
れるx[n],y[n]のフーリエ変換から直接演算す
ることにより、計算量を減らすことができる。また、こ
のフーリエ変換に高速フーリエ変換のアルゴリズムを用
いることにより、さらに計算量を減らすことができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す構成図
【図2】図1の動作を説明する波形図
【図3】この発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図4】この発明の第2の実施の形態を示す構成図
【図5】この発明の第2の実施例を示すフローチャート
【図6】この発明の第3の実施例を示すフローチャート
【図7】この発明の第3の実施の形態を示す構成図
【図8】この発明の第4の実施例を示すフローチャート
【図9】この発明の第5の実施例を示すフローチャート
【図10】この発明の第4の実施の形態を示す構成図
【図11】この発明の第5の実施の形態を示す構成図
【図12】この発明の第6の実施の形態を示す構成図
【図13】この発明の第7の実施の形態を示す構成図
【図14】図13の動作を説明する波形図
【図15】この発明の第6の実施例を示すフローチャー
ト
ト
【図16】図15の動作を説明するタイミングチャート
【図17】図15の動作を説明するベクトル図
【図18】この発明の第8の実施の形態を示す構成図
【図19】この発明の第7の実施例を示すフローチャー
ト
ト
【図20】この発明の第8の実施例を示すフローチャー
ト
ト
【図21】この発明の第9の実施の形態を示す構成図
【図22】この発明の第9の実施例を示すフローチャー
ト
ト
【図23】この発明の第10の実施例を示すフローチャ
ート
ート
【図24】この発明の第10の実施の形態を示す構成図
【図25】この発明の第11の実施の形態を示す構成図
【図26】この発明の第12の実施の形態を示す構成図
1…電力系統、1a…変圧器、2…電力系統、3…負
荷、4…CT、5…補助変圧器、11…補正値生成回
路、12…切替スイッチ、13…電流調節器、14…イ
ンバータ、15…CT、21,21a…同定信号生成回
路、22〜26…同定値演算回路、27…PLL回路、
31,31a…同定信号生成回路、32〜36…同定値
演算回路。
荷、4…CT、5…補助変圧器、11…補正値生成回
路、12…切替スイッチ、13…電流調節器、14…イ
ンバータ、15…CT、21,21a…同定信号生成回
路、22〜26…同定値演算回路、27…PLL回路、
31,31a…同定信号生成回路、32〜36…同定値
演算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G028 AA05 BE06 BF01 CG20 DH05 GL06 MS01 2G036 AA28 BA01 CA12 5G066 EA03 EA10
Claims (10)
- 【請求項1】 発振周波数が単一の正弦波信号からなる
同定用信号又は発振周波数が異なる複数の正弦波信号を
合成してなる同定用信号を生成し、 この同定用信号を電力系統に注入したときの該電力系統
の応答を求め、 求めた応答及び前記同定用信号を個別にフーリエ変換
し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互相関関
数に対するフーリエ変換を行い、 この相互相関関数のフーリエ変換した値から導出される
前記発振周波数毎の振幅を、この発振周波数に対応する
前記正弦波信号の振幅の2乗で除算演算した値を前記周
波数特性の同定値としたことを特徴とする電力系統の周
波数特性同定方法。 - 【請求項2】 発振周波数が単一の正弦波信号からなる
同定用信号又は発振周波数が異なる複数の正弦波信号を
合成してなる同定用信号を生成し、 この同定用信号を電力系統に注入したときの該電力系統
の応答を求め、 求めた応答及び前記同定用信号を個別にフーリエ変換
し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互相関関
数に対するフーリエ変換を行い、 前記同定用信号をフーリエ変換した値の自己相関関数に
対するフーリエ変換を行い、 前記相互相関関数のフーリエ変換した値から導出される
前記発振周波数毎の振幅を前記自己相関関数のフーリエ
変換した値から導出される該発振周波数の振幅で除算演
算した値を、前記周波数特性の同定値としたことを特徴
とする電力系統の周波数特性同定方法。 - 【請求項3】 発振周波数が単一の正弦波信号からなる
同定用信号又は発振周波数が異なる複数の正弦波信号を
合成してなる同定用信号を生成し、 この同定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相
を前回より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位
させつつ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答
を求め、 前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフーリエ
変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互相
関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均値を
求め、 このベクトル的加算平均値から導出される前記発振周波
数毎の振幅をこの発振周波数に対応する前記正弦波信号
の振幅の2乗で除算演算した値を、前記周波数特性の同
定値としたことを特徴とする電力系統の周波数特性同定
方法。 - 【請求項4】 発振周波数が単一の正弦波信号からなる
同定用信号又は発振周波数が異なる複数の正弦波信号を
合成してなる同定用信号を生成し、 この同定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相
を前回より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位
させつつ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答
を求め、 前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフーリエ
変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互相
関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均値を
求め、 前記n個の同定用信号をフーリエ変換した値の自己相関
関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均値を求
め、 前記相互相関関数のフーリエ変換のベクトル的加算平均
値から導出される前記発振周波数毎の振幅を、前記自己
相関関数のフーリエ変換した値のうちの1つ、若しくわ
前記自己相関関数のフーリエ変換した値のベクトル的加
算平均値から導出される該発振周波数の振幅で除算演算
した値を前記周波数特性の同定値としたことを特徴とす
る電力系統の周波数特性同定方法。 - 【請求項5】 発振周波数が単一の正弦波信号からなる
同定用信号又は発振周波数が異なる複数の正弦波信号を
合成してなる同定用信号を生成し、 この同定用信号を電力系統に注入したときの該電力系統
の応答を求め、 求めた応答及び前記同定用信号を個別にフーリエ変換
し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互相関関
数に対するフーリエ変換を行い、 この相互相関関数をフーリエ変換した値から導出される
前記発振周波数毎の位相量を前記周波数特性の同定値と
したことを特徴とする電力系統の周波数特性同定方法。 - 【請求項6】 発振周波数が単一の正弦波信号からなる
同定用信号又は発振周波数が異なる複数の正弦波信号を
合成してなる同定用信号を生成し、 この同定用信号を構成するそれぞれの正弦波信号の位相
を前回より2π/n〔rad〕,(n=複数)ずつ変位
させつつ、電力系統に注入したときの該電力系統の応答
を求め、 前記n個の求めた応答及び同定用信号を個別にフーリエ
変換し、さらに、これらのフーリエ変換した値の相互相
関関数に対するフーリエ変換のベクトル的加算平均値を
求め、 このベクトル的加算平均値から導出される前記発振周波
数毎の位相量を前記周波数特性の同定値としたことを特
徴とする電力系統の周波数特性同定方法。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の電力
系統の周波数特性同定方法において、 前記同定用信号は、電力系統と連系運転する半導体電力
変換装置に付加的に指令される同定用信号指令値により
該半導体電力変換装置で生成することを特徴とする電力
系統の周波数特性同定方法。 - 【請求項8】 請求項7に記載の電力系統の周波数特性
同定方法において、 前記同定用信号を前記同定用信号指令値とし、 前記応答を上位の電力系統と前記電力系統との間の電流
又は電圧として前記周波数特性の同定値を演算すること
を特徴とする電力系統の周波数特性同定方法。 - 【請求項9】 請求項7に記載の電力系統の周波数特性
同定方法において、 前記同定用信号を前記半導体電力変換装置の出力電流又
は出力電圧とし、 前記応答を上位の電力系統と前記電力系統との間の電流
又は電圧として前記周波数特性の同定値を演算すること
を特徴とする電力系統の周波数特性同定方法。 - 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の電
力系統の周波数特性同定方法において、 前記同定用信号を構成する正弦波信号の発振周波数を、
前記電力系統の基本波周波数に比例した値としたことを
特徴とする電力系統の周波数特性同定方法。
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JP (1) | JP2002058163A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007119855A1 (ja) * | 2006-04-13 | 2007-10-25 | Hitachi, Ltd. | 電力変換装置およびその制御方法 |
US7848897B2 (en) | 2008-01-30 | 2010-12-07 | Southern Company Services, Inc. | Dynamic real-time power system monitoring |
CN112067927A (zh) * | 2020-09-09 | 2020-12-11 | 国网冀北电力有限公司电力科学研究院 | 中高频振荡检测方法及装置 |
JP2021022861A (ja) * | 2019-07-29 | 2021-02-18 | アルパイン株式会社 | 適応同定システム、適応同定装置、及び適応同定方法 |
-
2000
- 2000-08-07 JP JP2000238795A patent/JP2002058163A/ja active Pending
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