JP2002058062A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2002058062A
JP2002058062A JP2000243882A JP2000243882A JP2002058062A JP 2002058062 A JP2002058062 A JP 2002058062A JP 2000243882 A JP2000243882 A JP 2000243882A JP 2000243882 A JP2000243882 A JP 2000243882A JP 2002058062 A JP2002058062 A JP 2002058062A
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wireless
communication
mobile station
radio
slot
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JP2000243882A
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English (en)
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Norihiro Ikeda
宣弘 池田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 64KbpsPIAFSデータ通信中を行な
う無線通信システムにおいて、データ通信が速度固定通
信中に、無線移動局と無線基地局との間で実施されるス
ロット減少制御によって通信が途中で切断されることを
回避することができる無線通信システムを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 無線移動局が、無線基地局との間で、無
線スロット増減機能を使用する旨を、明示して無線回線
を確立した後に、無線移動局とターミナルアダプタとの
間で利用されるデータ通信・速度可変機能によってイン
バンドネゴシエーションで決定された通信速度の結果と
無線スロット増減機能で決定された無線スロットの使用
形態の結果とを照合し、データ通信の継続に不都合が生
じると判断された場合、現在通信中の無線スロットを切
断し、その後に、無線基地局との問で無線スロット増減
機能を使用しない旨を明示して無線回線を確立するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回線を収容
する無線基地局と、複数の無線移動局と、無線移動局に
接続されたデータ端末とによって構成され、上記無線移
動局と任意の端末との間におけるデータ通信に速度可変
機能を備えた無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】無線基地局と無線移動局との間でデジタ
ル無線通信を行ない、複数のデジタル無線伝送路を設定
できるものがある。たとえば、PHS(Persona
lHandyphoneSystem : 第2世代コ
ードレス電話システム)では、TDMA(Time D
ivision Multiple Access :
時分割多元接続)方式を用いており、1スロット当り3
2Kbpsのデジタル無線伝走路を4スロット有してい
る。
【0003】したがって、無線基地局と無線移動局との
間で最大4スロットのデジタル無線伝送路を同時に設定
すると、128Kbpsのデジタル無線伝送路を設定す
ることが可能である。
【0004】ただし、現時点では2スロットのデジタル
無線伝送路までの同時設定が可能であり、64Kbps
のデジタル無線伝送路を設定することが可能である。
【0005】また、上記PHSのデジタル無線通信を用
いてデータ伝送を行う場合は、通常、デジタル無線特有
のバースト的なエラーに対応するために、誤り制御プロ
トコルとして開発されたPIAFS(Phs Inte
rnet Access Forum Standar
d)を用いている。
【0006】PIAFSは、32Kbps用が標準化さ
れ、上記64Kbpsのデジタル無線伝送路を利用し
て、速度固定型と速度可変型との64Kbpsデータ通
信も標準化されている。
【0007】次に、上記64Kbps速度固定/可変型
PIAFSデータ通信について説明する。
【0008】図3は、無線移動局から無線基地局に発信
を行う場合のシーケンスを示す図である。
【0009】図4は、ターミナルアダプタ108からデ
ータ通信端末103へのデータ送信要求によって、無線
基地局104から無線移動局101に着信を行う場合の
シーケンスチャートである。
【0010】また、上記シーケンス図内のメッセージ
は、本発明に関する主なメッセージのみを明記し、その
基本的なメッセージについては、一部省略している。詳
細については標準規格であるRCRSTD−28に準拠
している。
【0011】図5は、TCH追加割当メッセージの内容
の一例を示す図である。
【0012】図6は、TCH追加要求メッセージの内容
の一例を示す図である。
【0013】通信中にスロット数の増減を行うか否か
は、TCH追加シーケンスで行われる。無線移動局がス
ロット可変型に対応している場合は、「TCH追加要求
メッセージ」(M314、M417)中に含まれる情報
要素「追加TCH割当機能」(図6参照)のデータであ
る「追加TCH割当機能種別(オクテット3)」の「ス
ロット可変型通信機能有/無」を「有」にする(図7参
照)。
【0014】無線移動局がスロット可変型に対応してい
ない場合は、「スロット可変型通信機能有/無」を
「無」にする(図7参照)。
【0015】基地局がスロット可変型に対応している場
合は、「TCH追加割当メッセージ」(M315、M4
18)中に含まれる情報要素「追加TCH割当機能」
(図5参照)のデータである「追加TCH割当機能種別
(オクテット3)」の「スロット可変型通信機能有/
無」を「有」にする(図7参照)。基地局がスロット可
変型に対応していない場合は、「スロット可変型通信機
能有/無」を「無」にする(図7参照)。
【0016】上記のように「TCH追加要求メッセー
ジ」と「TCH追加割当メッセージ」との送受信を行な
い、通信中にスロット数の増減を行うか否かを、無線移
動局と基地局との間で決定する。
【0017】一般的に考えれば、図8に示すように無線
移動局と基地局との双方で「スロット可変型通信機能有
/無」=「有」の場合にのみ、通信中のスロットの増減
が可能になる(図8参照)。
【0018】速度固定型/速度可変型のどちらで、64
kbpsPIAFSデータ通信を行うかの決定は、無線
区間が通信中になった後におけるPIAFSのインバン
ドネゴシエーションで行われる。
【0019】PIAFS仕様書の第2.1版ではデータ
通信プロトコルは以下の3種類に限られている(リアル
タイムプロトコルは除く)。 ・データ伝送プロトコル(速度固定)>速度固定 ・データ伝送プロトコル(速度可変タイプ1)>速度可
変1 ・データ伝送プロトコル(速度可変タイプ2)>速度可
変2 「データ伝送プロトコル(速度可変タイプ1)」とは、
自局側から速度切替を行うことができるが、相手からの
速度切替には対応しないプロトコル動作であり、無線移
動局とターミナルアダプタとの間で、速度可変型のPI
AFSデータ通信を行う場合に、無線移動局がこのタイ
プになる。
【0020】「データ伝送プロトコル(速度可変タイプ
2)」とは、自局側からの速度切替は行わないが、相手
からの速度切替には対応するプロトコル動作であり、無
線移動局とターミナルアダプタとの間で、速度可変型の
PIAFSデータ通信を行う場合に、ターミナルアダプ
タがこのタイプとなる。
【0021】速度可変タイプ1と速度可変タイプ2とを
見れば分かる通り、PIAFS仕様書の第2.1版で
は、自局側から速度切替を行う端末同士の通信には、対
応していない。したがって、通信可能な端末は、次の組
み合わせとなる。 1.速度固定・速度固定 2.速度可変1・速度可変2 3.速度可変2・速度可変2(結果として速度固定) 上記組み合わせを、実際のデータ通信に当てはめてみる
と、 1.無線移動局(速度可変未対応)・無線移動局(速度
可変未対応) 無線移動局(速度可変未対応)・ターミナルアダプタ
(速度可変未対応) ターミナルアダプタ(速度可変未対応)・ターミナルア
ダプタ(速度可変未対応) 2.無線移動局(速度可変対応)・ターミナルアダプタ
(速度可変未対応) 3.ターミナルアダプタ(速度可変対応)・ターミナル
アダプタ(速度可変未対応) となり、今回の改訂で唯一不可能な組み合わせが ・無線移動局(速度可変対応)・無線移動局(速度可変
対応) である。つまり、PIAFS用のアクセスポイント(タ
ーミナルアダプタ)への接続時における速度可変データ
通信を、今回の改訂で狙ったものといえる。
【0022】どのプロトコルを用いてPIAFS通信を
行うかは、インバンドネゴシエーションで決定する。
【0023】起動側は、自局が対応可能プロトコルを優
先順位順にパラメータに載せて(図9参照)「ネゴシエ
ーション要求」(M322、M426)を被起動側に送
信する。
【0024】被起動側は、「ネゴシエーション要求」
(M322、M426)を受信すると、「ネゴシエーシ
ョン要求」(M322、M426)に含まれているパラ
メータのプロトコルの中に、自局の対応可能なプロトコ
ルがあれば、それを選択し、上記選択したプロトコルを
パラメータに載せ(図9参照)、「ネゴシエーション受
付」を起動側に送信する。「ネゴシエーション要求」
(M322、M426)に含まれているパラメータのプ
ロトコルの中に、自局の対応可能なプロトコルが複数あ
る場合は、起動側がつけた優先順位が高いプロトコルを
選択する。
【0025】今、無線移動局からターミナルアダプタに
アクセスする場合を考える(図1参照)。
【0026】無線移動局が対応可能なプロトコルを、
「速度固定」と「速度可変1」との組み合わせとした場
合、また、相手ターミナルアダプタが対応可能なプロト
コルを、「速度固定」と「速度可変1」との組み合わせ
とした場合、インバンドネゴシエーションで決定される
プロトコルを、図10〜図13に記載してある。
【0027】図10と図11は、無線移動局側から起動
した場合のプロトコル(発信に相当するプロトコル)で
あり、図12と図13は、相手ターミナルアダプタ側か
ら起動した場合のプロトコル(着信に相当するプロトコ
ル)である。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、無線移動局と無線基地局との間で「TCH追加要求
メッセージ」(M314、M417)並びに「TCH追
加割当メッセージ」(M315、M418)の送受信を
行って、通信中にスロット数の増減を行うか否かを決定
し、さらに無線移動局とターミナルアダプタとの間で、
速度固定型/速度可変型のどちらで、64KbpsPI
AFSデータ通信を行うかの決定は、無線区間が通信中
になった後におけるPIAFSのインバンドネゴシエー
ションで行われるので、無線移動局と無線基地局との間
でスロット増減可能と確定した後に、たとえば、ネゴ番
号N114(第11図)のように、64KbpsPIA
FSのインバンドネゴシエーションで、速度固定とな
り、データ通信中となった場合、上記無線基地局が収容
する他の無線移動局からの発信要求、または着信時の応
答によって、上記無線基地局は、上記データ通信に使用
中のスロットを2スロットから1スロットに減少させ、
上記他の無線移動局からの要求に応じるように制御す
る。
【0029】この結果、64KbpsPIAFSデータ
通信のプロトコル規約によって、通信が切断されるとい
う問題がある。
【0030】本発明は、64KbpsPIAFSデータ
通信中を行なう無線通信システムにおいて、上記データ
通信が速度固定通信中に、無線移動局と無線基地局との
間で実施されるスロット減少制御によって通信が途中で
切断されることを回避することができる無線通信システ
ムを提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線移動局
が、無線基地局との間で、無線スロット増減機能を使用
する旨を、明示して無線回線を確立した後に、上記無線
移動局とターミナルアダプタとの間で利用されるデータ
通信・速度可変機能によってインバンドネゴシエーショ
ンで決定された通信速度の結果と無線スロット増減機能
で決定された無線スロットの使用形態の結果とを照合
し、データ通信の継続に不都合が生じると判断された場
合、現在通信中の無線スロットを切断し、その後に、上
記無線基地局との間で上記無線スロット増減機能を使用
しない旨を明示して無線回線を確立するものである。
【0032】
【発明の実施の形態および実施例】(第1の実施例)図
1は、本発明の一実施例である無線通信システム100
の構成を示す構成図である。
【0033】無線通信システム100において、無線基
地局104は、一般加入者回線または構内交換機の内線
等を含む電話回線105を収容し、通信網106に接続
され、さらに各無線移動局101との間を無線回線によ
って接続される。
【0034】また、無線移動局101は、通信ケーブル
102を介して、データ端末103と接続されている。
【0035】一方、ターミナルアダプタ108は、無線
基地局104と同様に、一般加入者回線または構内交換
機の内線等を含む電話回線107を収容し、通信網10
6に接続されている。
【0036】図2は、上記実施例における無線移動局1
01の動作を示すフローチャートである。
【0037】図3は、無線移動局101から無線基地局
104に発信を行う場合における動作を示すシーケンス
チャートである。
【0038】図14は、上記実施例におけるシーケンス
チャートである。
【0039】また、上記シーケンス図内のメッセージ
は、今回の発明に関する主なもののみを明記してあり、
その基本的なメッセージについては、一部省略してい
る。詳細については、標準規格であるRCR STD−
28に準拠している。
【0040】次に、上記実施例における無線移動局10
1とターミナルアダプタ10との間におけるデータ通信
の確立処理について説明する。
【0041】図2に示すフローチャートにおいて、無線
移動局101は、データ端末103からの発信起動要求
を受信したか否かを判別し(ステップS201)、発信
要求を受信すると(ステップ201でYES)、予め行
なったデータ設定によって、1スロット(32K)また
は2スロット(64k)を使用して、データ通信を開始
する。なお、データ端末からの指示によって、1スロッ
ト(32K)または2スロット(64k)を、決定する
ようにしてもよい。
【0042】1スロット(32K)通信の場合(ステッ
プ202)、通常の発信処理(ステップS209)を実
行し、通信中(ステップS210)状態となる(M31
0〜M321:除くM314、M315)。
【0043】一方、2スロット(64K)通信の場合
(ステップ202)、TCH追加シーケンスを用いて発
信処理(ステップS203)が実行される(M310〜
M321)。
【0044】無線移動局101は、「TCH追加要求メ
ッセージ」(M314)中に含まれる情報要素「追加T
CH割当機能」のデータである「追加TCH割当機能種
別(オクテット3)」の「スロット可変型通信機能有/
無」を「有」に設定し、無線基地局104に送信する。
【0045】「TCH追加要求メッセージ」(M31
4)を受信した無線基地局104は、「TCH追加割当
メッセージ」(M315)中に含まれる情報要素「追加
TCH割当機能」のデータである「追加TCH割当機能
種別(オクテット3)」の「スロット可変型通信機能有
/無」を「有」に設定し、無線移動局101に送信す
る。
【0046】上記のように、「TCH追加要求メッセー
ジ」(M314)と「TCH追加割当メッセージ」(M
315)との送受信を行ない、通信中にスロット数の増
減を制御する機能を使用することを、無線移動局101
と無線基地局104との間で決定し、同時に、無線移動
局101とターミナルアダプタ108との間が通信中と
なる。
【0047】引き続き、速度固定型/速度可変型のどち
らで、64KbpsPIAFSデータ通信を行うかの決
定は、無線移動局101とターミナルアダプタ108と
の間が通信中になった後におけるPIAFSのインバン
ドネゴシエーションで行われる。
【0048】無線移動局101は、第1優先=速度可変
1、第2優先=速度固定というように、自局が対応可能
なプロトコルを、優先順位順に、「ネゴシエーション要
求メッセージ」(M322)のパラメータに設定し、タ
ーミナルアダプタ108に送信する。
【0049】上記「ネゴシエーション要求」(M32
2)を受信したターミナルアダプタ108は、上記「ネ
ゴシエーション要求」(M322)に含まれるパラメー
タのプロトコルの中に、自局の対応可能なプロトコル
(ここでは速度固定)があれば、それを選択し、上記選
択したプロトコル(速度固定)をパラメータに載せて、
「ネゴシエーション受付メッセージ」(M323)を、
無線移動局101に送信する(ステップS204)。
【0050】上記「ネゴシエーション受付メッセージ」
(M323)を受信した無線移動局101は、上記スロ
ット可変型通信機能の使用と、データ通信におけるネゴ
シエーションとの不整合を検出した場合、すなわち、上
記無線基地局との間で通信中にスロット数の増減を制御
する機能を使用するように決定し、(ステップS205
でYES)、さらに上記ネゴシエーション(ステップS
204)によってデータ通信で使用するプロトコルが
「速度固定」となった場合(ステップS206)に、M
1401〜M1415に示すように、速やかに、ターミ
ナルアダプタ108と無線基地局104との間で確立し
た呼を切断する(ステップS207)。
【0051】発信処理の場合(ステップS208)、無
線移動局101は、再度、無線基地局104に対して、
「TCH追加要求メッセージ」(M314)中に含まれ
る情報要素「追加TCH割当機能」のデータである「追
加TCH割当機能種別(オクテット3)」の「スロット
可変型通信機能有/無」を「無」に設定し、無線基地局
104に送信し、再発信状態(ステップS211)に遷
移する。
【0052】「TCH追加要求メッセージ」(M31
4)を受信した無線基地局104は、「TCH追加割当
メッセージ」(M315)中に含まれる情報要素「追加
TCH割当機能」のデータである「追加TCH割当機能
種別(オクテット3)」の「スロット可変型通信機能有
/無」を「無」に設定し、無線移動局101に送信す
る。
【0053】上記のように、「TCH追加要求メッセー
ジ」(M314)と「TCH追加割当メッセージ」(M
315)との送受信を行ない、通信中にスロット数の増
減を制御する機能を使用しないことを、無線移動局10
1と無線基地局104との間で決定し、これと同時に、
無線移動局101とターミナルアダプタ108との間が
通信中となる(M310〜M321)。
【0054】最初の発信と同様に、速度固定型/速度可
変型のどちらで、64KbpsPIAFSデータ通信を
行うかの決定は、無線移動局101とターミナルアダプ
タ108との間が通信中になった後におけるPIAFS
のインバンドネゴシエーションで行われる。
【0055】無線移動局101は、第1優先=速度可変
1、第2優先=速度固定というように、自局が対応可能
なプロトコルを優先順位順に「ネゴシエーション要求メ
ッセージ」(M322)のパラメータに設定し、ターミ
ナルアダプタ108に送信する。上記「ネゴシエーショ
ン要求」(M322)を受信したターミナルアダプタ1
08は、「ネゴシエーション要求」(M322)に含ま
れるパラメータのプロトコルの中に、自局の対応可能な
プロトコル(ここでは速度固定)があれば、それを選択
し、上記選択したプロトコル(速度固定)をパラメータ
に載せて、「ネゴシエーション受付メッセージ」(M3
23)を、無線移動局101に送信する。以降、「ネゴ
シエーション受付メッセージ」(M323)を受信した
無線移動局101とターミナルアダプタ108との間で
は、データ通信で使用するプロトコルが「速度固定」に
なり、通信が継続される。
【0056】(第2の実施例)図14は、本発明の第2
の実施例におけるシーケンスチャートである。
【0057】また、上記シーケンス図内のメッセージ
は、上記実施例に関する主なもののみを明記してあり、
その基本的なメッセージについては、一部省略してい
る。講細については、標準規格であるRCR STD−
28に準拠している。
【0058】次に、上記第2の実施例において、無線移
動局101とターミナルアダプタ108との間における
データ通信の確立処理について説明する。
【0059】図2において、無線移動局101は、無線
基地局104からの着信起動要求を受信したか否かを判
別し(ステップS201)、着信要求(M410)を受
信すると(ステップ201)、M411〜M415のメ
ッセージ送受信制御を行う。
【0060】引き続き、TCH追加要求指示メッセージ
(M416)を受信した無線移動局101は、予め行な
ったデータ設定によって、1スロット(32K)または
2スロット(64k)を使用して、データ通信を開始す
る。
【0061】1スロット(32K)設定である場合、T
CH追加要求拒否メッセージを、無線基地局104に送
信し、2スロット通信に応じることができない旨を通知
し、通常の着信処理(ステップS209)を行い、通信
中状態(ステップS210)となる(M419〜M42
5:除くM416〜M418)。
【0062】また、2スロット(64K)通信が設定さ
れている場合(ステップ202)、TCH追加シーケン
スを用い、着信処理(ステップS203)が実行される
(M417〜M425)。
【0063】無線移動局101は、「TCH追加要求メ
ッセージ」(M417)中に含まれる情報要素「追加T
CH割当機能」のデータである「追加TCH割当機能種
別(オクテット3)」の「スロット可変型通信機能有/
無」を「有」に設定し、無線基地局104に送信する。
【0064】「TCH追加要求メッセージ」(M41
7)を受信した無線基地局104は、「TCH追加割当
メッセージ」(M315)中に含まれる情報要素「追加
TCH割当機能」のデータである「追加TCH割当機能
種別(オクテット3)」の「スロット可変型通信機能有
/無」を「有」に設定し、無線移動局101に送信す
る。
【0065】上記のように、「TCH追加要求メッセー
ジ」(M417)と「TCH追加割当メッセージ」(M
418)との送受信を行ない、通信中にスロット数の増
減を制御する機能を使用することを、無線移動局101
と無線基地局104との間で決定し、これと同時に、無
線移動局101とターミナルアダプタ108との間が通
信中となる。引き続き、速度固定型/速度可変型のどち
らで、64KbpsPIAFSデータ通信を行うかの決
定は、無線移動局101とターミナルアダプタ108と
の間が通信中になった後におけるPIAFSのインバン
ドネゴシエーションで行われる。
【0066】無線移動局101は、第1優先=速度可変
1、第2優先=速度固定というように、自局が対応可能
なプロトコルを、優先順位順に「ネゴシエーション要求
メッセージ」(M426)のパラメータに設定し、ター
ミナルアダプタ108に送信する。上記「ネゴシエーシ
ョン要求」(M426)を受信したターミナルアダプタ
108は、「ネゴシエーション要求」(M426)に含
まれているパラメータのプロトコルの中に、自局の対応
可能なプロトコル(ここでは速度固定)があれば、それ
を選択し、上記選択したプロトコル(速度固定)を、パ
ラメータに載せて、「ネゴシエーション受付メッセー
ジ」(M427)を無線移動局101に送信する(ステ
ップS204)。
【0067】上記「ネゴシエーション受付メッセージ」
(M427)を受信した無線移動局101は、上記スロ
ット可変型通信機能の使用とデータ通信におけるネゴシ
エーションとの不整合を検出した場合、すなわち、上記
無線基地局との間で通信中にスロット数の増減を制御す
る機能を使用するように決定し(ステップS205)、
さらに、上記ネゴシエーション(ステップS204)に
よって、データ通信で使用するプロトコルが「速度固
定」となった場合(ステップS206でYES)に、M
1401〜M1415に示すように、速やかに、ターミ
ナルアダプタ108と無線基地局104との間で確立し
た呼を切断する(ステップS207)。
【0068】着信処理の場合(ステップS208)、無
線移動局101は、再度ターミナルアダプタ108から
の着信を待つために、空き状態(ステップS212)に
遷移する。
【0069】引き続き、上記ターミナルアダプタ108
からの再着信要求を受信すると、無線移動局101は、
再度、無線基地局104に対して、「TCH追加要求メ
ッセージ」(M417)中に含まれる情報要素「追加T
CH割当機能」のデータである「追加TCH割当機能種
別(オクテット3)」の「スロット可変型通信機能有/
無」を「無」に設定し、無線基地局104に送信する。
【0070】「TCH追加要求メッセージ」(M41
7)を受信した無線基地局104は、「TCH追加割当
メッセージ」(M315)中に含まれる情報要素「追加
TCH割当機能」のデータである「追加TCH割当機能
種別(オクテット3)」の「スロット可変型通信機能有
/無」を「無」に設定し、無線移動局101に送信す
る。
【0071】上記のように、「TCH追加要求メッセー
ジ」(M417)と「TCH追加割当メッセージ」(M
418)との送受信を行ない、通信中にスロット数の増
減を制御する機能を使用しないことを、無線移動局10
1と無線基地局104との間で決定し、同時に無線移動
局101とターミナルアダプタ108との間が通信中に
なる。
【0072】最初の着信と同様に、速度固定型/速度可
変型のどちらで、64KbpsPIAFSデータ通信を
行うかの決定は、無線移動局101とターミナルアダプ
タ108との間が通信中になった後におけるPIAFS
のインバンドネゴシエーションで行われる。
【0073】無線移動局101は、第1優先=速度可変
1、第2優先=速度固定というように、自局が対応可能
なプロトコルを優先順位順に「ネゴシエーション要求メ
ッセージ」(M426)のパラメータに設定し、ターミ
ナルアダプタ108に送信する。上記「ネゴシエーショ
ン要求」(M426)を受信したターミナルアダプタ1
08は、「ネゴシエーション要求」(M426)に含ま
れるパラメータのプロトコルの中に、自局の対応可能な
プロトコル(ここでは速度固定)があれば、それを選択
し、上記選択したプロトコル(速度固定)をパラメータ
に載せて、「ネゴシエーション受付メッセージ」(M4
27)を無線移動局101に送信する。以降、「ネゴシ
エーション受付メッセージ」(M427)を受信した無
線移動局101とターミナルアダプタ108との間で
は、データ通信で使用するプロトコルが「速度固定」に
なり、通信が継続される。
【0074】(他の実施例)上記第1、第2の実施例で
は無線移動局101において、予め行なわれたデータ設
定によって、1スロット(32K)または2スロット
(64k)を使用してデータ通信を開始するが、これ
は、データ端末103との間でネゴシエーションを実施
した後に、データ端末103からの指示によって、1ス
ロット(32K)または2スロット(64k)を選択す
るように構成してもよい。
【0075】また、無線移動局101とターミナルアダ
プタ108との間で確立されるPIAFSのインバンド
ネゴシエーションで、無線移動局101側から「ネゴシ
エーション要求メッセージ」(M322、M426)
を、ターミナルアダプタ108側に送出し、ターミナル
アダプタ108側からその応答として「ネゴシエーショ
ン受付メッセージ」(M323、M427)を、無線移
動局101側に送出するが、これは、ターミナルアダプ
タ108側から「ネゴシエーション要求メッセージ」
を、無線移動局101側に送出し、上記「ネゴシエーシ
ョン要求メッセージ」のプロトコルを解析した後に、不
都合があれば、無線移動局101から「ネゴシエーショ
ン拒否メッセージ」を送信し、その後、呼切断処理を起
動するように構成してもよい。
【0076】上記それぞれの構成によっても、上記速度
可変機能の使用形態が「速度固定」で行われる場合のデ
ータ通信中に、無線移動局と無線基地局との間でスロッ
ト減少制御の起動を防止し、上記「速度固定」で行われ
るデータ通信が途中で切断されてしまうことを回避する
ことができる。
【0077】また、上記各実施例において、上記無線移
動局と上記無線基地局との間を、TDMA/TDD(T
ime Division Maltiple Acc
ess/Time Division Data)方式
で無線通信を行うようにしてもよい。
【0078】上記実施例によれば、上記無線基地局と上
記無線移動局との間では、無線スロット増減機能を使用
し、さらに上記無線移動局と上記ターミナルアダプタと
の間のデータ通信に、速度可変機能を利用する無線通信
システムにおいて、上記無線移動局が、上記無線基地局
との間で、上記無線スロット増減機能を使用する旨を、
明示して無線回線を確立した後に、上記無線移動局と上
記ターミナルアダプタとの間で利用されるデータ通信・
速度可変機能によってインバンドネゴシエーションで決
定された通信速度の結果と上記無線スロット増減機能で
決定された無線スロットの使用形態の結果とを照合し、
上記データ通信の継続に不都合が生じると判断された場
合、現在通信中の無線スロットを切断し、その後に、上
記無線基地局との間で上記無線スロット増減機能を使用
しない旨を明示して無線回線を確立するので、上記速度
可変機能の使用形態が「速度固定」で行われる場合のデ
ータ通信中に、無線移動局と無線基地局との間でスロッ
ト減少制御の起動を防止し、上記「速度固定」で行われ
るデータ通信が途中で切断されてしまうことを回避する
ことができる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、上記速度可変機能の使
用形態において「速度固定」でデータ通信継続中に、無
線移動局と無線基地局との間で、スロット減少制御の起
動を防止し、上記「速度固定」で行われるデータ通信が
途中で切断されることを阻止することができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である無線通信システム10
0の構成を示す構成図である。
【図2】上記実施例における無線移動局101の動作を
示すフローチャートである。
【図3】無線移動局から無線基地局に発信を行う場合の
シーケンスを示す図である。
【図4】ターミナルアダプタ108からデータ通信端末
103へのデータ送信要求によって、無線基地局104
から無線移動局101に着信を行う場合のシーケンスチ
ャートである。
【図5】TCH追加割当メッセージの内容の一例を示す
図である。
【図6】TCH追加要求メッセージの内容の一例を示す
図である。
【図7】追加TCH割当機能種別(オクテット3)の一
例を示す図である。
【図8】スロット可変型通信機能有/無の一例を示す図
である。
【図9】自局が対応可能プロトコルを優先順位順にパラ
メータに載せて、ネゴシエーション要求を被起動側に送
信する例を示す図である。
【図10】無線移動局側から起動した場合のプロトコル
(発信に相当するプロトコル)である。
【図11】無線移動局側から起動した場合のプロトコル
(発信に相当するプロトコル)である。
【図12】相手ターミナルアダプタ側から起動した場合
のプロトコル(着信に相当するプロトコル)である。
【図13】相手ターミナルアダプタ側から起動した場合
のプロトコル(着信に相当するプロトコル)である。
【図14】上記実施例におけるシーケンスチャートであ
る。
【符号の説明】
100…無線通信システム、 101…無線移動局、 102…通信ケーブル、 103…データ端末、 104…無線基地局、 105、107…電話回線、 106…通信網、 108…ターミナルアダプタ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA11 BB04 CC05 DD01 DD02 EE05 FF13 HH05 KK23 LL12 LL42 MM11 NN45 RR03 5K030 GA11 HC09 JL01 JT02 JT09 5K034 AA17 DD02 EE03 HH63 MM08 5K067 AA33 BB04 BB21 CC04 DD24 DD34 EE02 EE10 EE72 GG01 GG11 JJ11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続され複数の回線を収容する
    無線基地局と、上記無線基地局に収容される複数の無線
    移動局と、上記無線移動局に接続されたデータ端末と、
    通信網に接続されたターミナルアダプタとによって構成
    され、上記無線移動局と上記無線基地局との間を所定の
    通信方式で無線通信を行い、複数の無線スロットを用い
    て、単一の通信路を形成する通信機能を有し、上記単一
    の通信路を用いた通信中の無線移動局以外に上記基地局
    に収容された任意の無線移動局からの無線スロットの使
    用要求に対して、上記単一の通信路を構成している複数
    の無線スロットの一部を上記使用要求のために、分割提
    供する無線スロット増減機能と、上記複数の無線スロッ
    トを用いた単一の通信路が確立した後に、上記無線移動
    局が、上記ターミナルアダプタとの間でデータ通信の通
    信速度を固定して実施するか、または必要に応じて可変
    させるかというデータ通信・速度可変機能をインバンド
    ・ネゴシエーションで決定する機能を有する無線通信シ
    ステムにおいて、 上記無線移動局が、上記無線基地局との間で上記無線ス
    ロット増減機能を使用する旨を明示して無線回線を確立
    する第1の無線回線確立手段と;上記無線回線の確立後
    に、上記データ通信・速度可変機能によって、上記イン
    バンドネゴシエーションで決定された通信速度の結果と
    上記無線スロット増減機能で決定された無線スロットの
    使用形態の結果とを照合する照合手段と;上記照合の結
    果、上記データ通信の継続に不都合が生じると判断され
    た場合、現在通信中の無線スロットを切断する無線スロ
    ット切断手段と;上記無線回線の切断後、直ちに、上記
    無線基地局との間で、上記無線スロット増減機能を使用
    しない旨を明示して無線回線を確立する無線回線確立手
    段と;を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記無線移動局と上記無線基地局との間で上記無線スロ
    ット増減機能を使用することが決定された無線回線を確
    立した後に、上記通信速度可変機能が、インバンドネゴ
    シエーションで、上記通信速度を固定して実施すること
    を選択した場合、現在通信中の呼を切断することを特徴
    とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上記無線移動局と任意の端末との間で実施されるデータ
    通信が、64KbpsPIAFSデータ通信であること
    を特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 上記無線移動局と上記無線基地局との間を、TDMA/
    TDD(Time Division Maltipl
    e Access/Time Division Da
    ta)方式で無線通信を行うことを特徴とする無線通信
    システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007129597A1 (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Ntt Docomo, Inc. 基地局、移動局および通信方法
JP2009055497A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Kyocera Corp 通信端末、通信端末における再接続制御方法および再接続制御装置

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