JP2002057588A - 自動車用オーディオシステムおよびこれに用いるプラグ送信機 - Google Patents
自動車用オーディオシステムおよびこれに用いるプラグ送信機Info
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- H04B3/548—Systems for transmission via power distribution lines the power on the line being DC
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- H04B2203/00—Indexing scheme relating to line transmission systems
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- H04B2203/5462—Systems for power line communications
- H04B2203/547—Systems for power line communications via DC power distribution
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 追加のアンプ類を搭載することなく、携帯電
話やＭＤプレイヤーなど携帯オーディオ機器の音声や音
楽をハンズフリーで聴取可能とする。 【解決手段】 コンソール部２あるいはサイドドアのア
ーム３に設置されたシガーライターソケット４にプラグ
送信機１０が差し込まれ、プラグ送信機１０にＭＤプレ
イヤー１００など携帯オーディオ機器の外部出力端子が
オーディオケーブルで接続される。プラグ送信機は送信
回路を内蔵し、シガーライターソケットから電源を受け
て、携帯オーディオ機器からのオーディオ出力を車載の
ＡＭラジオ６の受信周波数帯の電波として送信する。こ
れにより、車内スピーカから音楽を楽しめる。プラグ送
信機に携帯電話を接続すればハンズフリーで通話ができ
る。
話やＭＤプレイヤーなど携帯オーディオ機器の音声や音
楽をハンズフリーで聴取可能とする。 【解決手段】 コンソール部２あるいはサイドドアのア
ーム３に設置されたシガーライターソケット４にプラグ
送信機１０が差し込まれ、プラグ送信機１０にＭＤプレ
イヤー１００など携帯オーディオ機器の外部出力端子が
オーディオケーブルで接続される。プラグ送信機は送信
回路を内蔵し、シガーライターソケットから電源を受け
て、携帯オーディオ機器からのオーディオ出力を車載の
ＡＭラジオ６の受信周波数帯の電波として送信する。こ
れにより、車内スピーカから音楽を楽しめる。プラグ送
信機に携帯電話を接続すればハンズフリーで通話ができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシガーラ
イターソケットに差し込んで使用するプラグ送信機を用
いた自動車用のオーディオシステムに関する。
イターソケットに差し込んで使用するプラグ送信機を用
いた自動車用のオーディオシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、携帯電話のほか、ＭＤやＣＤのプ
レイヤー、あるいはスマートメディア、コンパクトフラ
ッシュ（登録商標）、メモリスティック等のメモリカー
ド類による携帯オーディオ機器がＭＰ３方式などの圧縮
技術とともに普及してきている。これらの携帯オーディ
オ機器は、その利用にあたって基本的に出力部を耳にあ
てがい、あるいはイヤホーンを耳に装着するものとなっ
ているが、自動車に持ち込んで車内でも楽しめることが
要望されており、その際、イヤホーンの圧迫から開放さ
れ、また運転に支障のないようにハンズフリーとなるこ
とが求められている。そこで、一部の自動車では、外部
入力ピンジャックを備えた車載オーディオ装置が装備さ
れ、上記の携帯オーディオ機器を車載オーディオ装置に
接続することにより、アンプで増幅して聴取することが
できる。
レイヤー、あるいはスマートメディア、コンパクトフラ
ッシュ（登録商標）、メモリスティック等のメモリカー
ド類による携帯オーディオ機器がＭＰ３方式などの圧縮
技術とともに普及してきている。これらの携帯オーディ
オ機器は、その利用にあたって基本的に出力部を耳にあ
てがい、あるいはイヤホーンを耳に装着するものとなっ
ているが、自動車に持ち込んで車内でも楽しめることが
要望されており、その際、イヤホーンの圧迫から開放さ
れ、また運転に支障のないようにハンズフリーとなるこ
とが求められている。そこで、一部の自動車では、外部
入力ピンジャックを備えた車載オーディオ装置が装備さ
れ、上記の携帯オーディオ機器を車載オーディオ装置に
接続することにより、アンプで増幅して聴取することが
できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＡＭあ
るいはＦＭラジオを装備している自動車は多いが、ＭＤ
やＣＤのプレイヤー、あるいはカセットデッキ類まで装
備する自動車はまだ少数である。そして、相当の重量と
スペースを要するアンプ類を種々の携帯オーディオ機器
ごとに搭載することは容易でなく、一般に普及する状況
ではない。また、メモリスティック等のメモリカード類
のみを持ち込み、差し込んで再生するための専用のカー
ド読み取り機を備える車載装置の搭載も同様にスペース
的、コスト的問題のためほとんど見られない。
るいはＦＭラジオを装備している自動車は多いが、ＭＤ
やＣＤのプレイヤー、あるいはカセットデッキ類まで装
備する自動車はまだ少数である。そして、相当の重量と
スペースを要するアンプ類を種々の携帯オーディオ機器
ごとに搭載することは容易でなく、一般に普及する状況
ではない。また、メモリスティック等のメモリカード類
のみを持ち込み、差し込んで再生するための専用のカー
ド読み取り機を備える車載装置の搭載も同様にスペース
的、コスト的問題のためほとんど見られない。
【０００４】したがって本発明は、上記に鑑み、ほとん
ど標準装備されているラジオ以外に、スペース的にもコ
スト的にも問題のある追加の車載アンプ類を設けること
なく、携帯電話や携帯オーディオ機器の音声や音楽等を
ハンズフリーで楽しめるようにした、自動車用のオーデ
ィオシステムおよびこれに用いるプラグ送信機を提供す
ることを目的とする。
ど標準装備されているラジオ以外に、スペース的にもコ
スト的にも問題のある追加の車載アンプ類を設けること
なく、携帯電話や携帯オーディオ機器の音声や音楽等を
ハンズフリーで楽しめるようにした、自動車用のオーデ
ィオシステムおよびこれに用いるプラグ送信機を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため、請求項１の自
動車用オーディオシステムは、自動車に搭載されたラジ
オと、シガーライターソケットに差し込んで車載電源か
ら電源入力可能のプラグ送信機と、プラグ送信機に接続
される携帯オーディオ機器とからなり、プラグ送信機
は、携帯オーディオ機器からのオーディオ信号をラジオ
の受信周波数帯の電波として送信し、ラジオがプラグ送
信機からの電波を受信してスピーカからオーディオ出力
を行うように構成されたものとした。携帯オーディオ機
器の外部出力がプラグ送信機から送信され、ラジオがこ
れを受信してスピーカからオーディオ出力するので、追
加のアンプ類を搭載する必要なくイヤホン等から開放さ
れ、また、ハンズフリーで音声や音楽を聴取することが
できる。
動車用オーディオシステムは、自動車に搭載されたラジ
オと、シガーライターソケットに差し込んで車載電源か
ら電源入力可能のプラグ送信機と、プラグ送信機に接続
される携帯オーディオ機器とからなり、プラグ送信機
は、携帯オーディオ機器からのオーディオ信号をラジオ
の受信周波数帯の電波として送信し、ラジオがプラグ送
信機からの電波を受信してスピーカからオーディオ出力
を行うように構成されたものとした。携帯オーディオ機
器の外部出力がプラグ送信機から送信され、ラジオがこ
れを受信してスピーカからオーディオ出力するので、追
加のアンプ類を搭載する必要なくイヤホン等から開放さ
れ、また、ハンズフリーで音声や音楽を聴取することが
できる。
【０００６】請求項２の発明は、プラグ送信機にさらに
オーディオデータが記録されたメモリカードからデータ
を読み出してオーディオ信号として出力するカード読み
取りモジュレータ部が付設され、該カード読み取りモジ
ュレータ部からのオーディオ信号をラジオの受信周波数
帯の電波として送信可能としたものである。プラグ送信
機に携帯オーディオ機器を接続するだけでなく、音楽等
を記録したメモリカードをプラグ送信機に差し込むこと
で、簡便にラジオを通じて当該音楽等を楽しむことがで
きる。
オーディオデータが記録されたメモリカードからデータ
を読み出してオーディオ信号として出力するカード読み
取りモジュレータ部が付設され、該カード読み取りモジ
ュレータ部からのオーディオ信号をラジオの受信周波数
帯の電波として送信可能としたものである。プラグ送信
機に携帯オーディオ機器を接続するだけでなく、音楽等
を記録したメモリカードをプラグ送信機に差し込むこと
で、簡便にラジオを通じて当該音楽等を楽しむことがで
きる。
【０００７】請求項３の発明は、プラグ送信機にさらに
定電圧出力回路が設けられ、プラグ送信機に接続される
携帯オーディオ機器へ電力を供給可能としたものであ
る。携帯オーディオ機器の電池が消耗しても、携帯オー
ディオ機器の駆動や電池の充電ができる。
定電圧出力回路が設けられ、プラグ送信機に接続される
携帯オーディオ機器へ電力を供給可能としたものであ
る。携帯オーディオ機器の電池が消耗しても、携帯オー
ディオ機器の駆動や電池の充電ができる。
【０００８】請求項４のプラグ送信機は、シガーライタ
ーソケットに差し込み可能の差込部を備えたケース内に
送信回路を収納して構成され、差込部には、車載電源か
ら電源を入力する電源入力端子が設けられ、ケースに
は、送信回路と接続されて、携帯オーディオ機器からの
オーディオ信号を入力する入力コネクタが設けられ、送
信回路は電源入力端子からの電源で作動して、オーディ
オ信号を自動車に搭載されたラジオの受信周波数帯の電
波として送信するものとした。シガーライターソケット
に差し込んで、差込部の電源入力端子から入力する電源
で作動し、送信回路は車載のラジオに向けて送信するた
め小出力でよく、きわめて小型に構成される。また車載
のラジオに向けて送信するから、汎用的にどの自動車に
おいても利用することができる。
ーソケットに差し込み可能の差込部を備えたケース内に
送信回路を収納して構成され、差込部には、車載電源か
ら電源を入力する電源入力端子が設けられ、ケースに
は、送信回路と接続されて、携帯オーディオ機器からの
オーディオ信号を入力する入力コネクタが設けられ、送
信回路は電源入力端子からの電源で作動して、オーディ
オ信号を自動車に搭載されたラジオの受信周波数帯の電
波として送信するものとした。シガーライターソケット
に差し込んで、差込部の電源入力端子から入力する電源
で作動し、送信回路は車載のラジオに向けて送信するた
め小出力でよく、きわめて小型に構成される。また車載
のラジオに向けて送信するから、汎用的にどの自動車に
おいても利用することができる。
【０００９】請求項５の発明は、上記の入力コネクタ
を、携帯オーディオ機器の外部出力端子に一端を接続し
たオーディオケーブルのピンが差し込まれる入力ピンジ
ャックとしたものである。入力ピンジャックにより、特
定の機器に限定されずに、種々の携帯オーディオ機器を
任意に接続できる。
を、携帯オーディオ機器の外部出力端子に一端を接続し
たオーディオケーブルのピンが差し込まれる入力ピンジ
ャックとしたものである。入力ピンジャックにより、特
定の機器に限定されずに、種々の携帯オーディオ機器を
任意に接続できる。
【００１０】また、請求項６の発明は、入力コネクタ
を、ケースの上壁に突出させたジャックピンとし、携帯
オーディオ機器に設けられたメスジャックとの差込結合
によって当該携帯オーディオ機器をケース上に保持可能
としたものである。オーディオ信号の伝達機能に加え
て、ジャックピンとメスジャックの差込結合が携帯オー
ディオ機器の保持機能を発揮する。これにより、オーデ
ィオケーブルが不要となり、携帯オーディオ機器の置き
場所が定まる。
を、ケースの上壁に突出させたジャックピンとし、携帯
オーディオ機器に設けられたメスジャックとの差込結合
によって当該携帯オーディオ機器をケース上に保持可能
としたものである。オーディオ信号の伝達機能に加え
て、ジャックピンとメスジャックの差込結合が携帯オー
ディオ機器の保持機能を発揮する。これにより、オーデ
ィオケーブルが不要となり、携帯オーディオ機器の置き
場所が定まる。
【００１１】請求項７の発明は、ケース内にカード読み
取りモジュレータ部が送信回路に接続して設けられ、カ
ード読み取りモジュレータ部のカード差込口に対応し
て、ケースにカード挿入穴が設けられて、カード読み取
りモジュレータ部はオーディオデータが記録されたメモ
リカードからデータを読み出してオーディオ信号として
送信回路へ出力するものとした。メモリカードをプラグ
送信機に差し込むことで、メモリカードに記録された音
楽等が車載のラジオへ送信され、携帯オーディオ機器を
接続した場合と同様に、ラジオのスピーカから音楽等が
出力される。
取りモジュレータ部が送信回路に接続して設けられ、カ
ード読み取りモジュレータ部のカード差込口に対応し
て、ケースにカード挿入穴が設けられて、カード読み取
りモジュレータ部はオーディオデータが記録されたメモ
リカードからデータを読み出してオーディオ信号として
送信回路へ出力するものとした。メモリカードをプラグ
送信機に差し込むことで、メモリカードに記録された音
楽等が車載のラジオへ送信され、携帯オーディオ機器を
接続した場合と同様に、ラジオのスピーカから音楽等が
出力される。
【００１２】とくに請求項８のように、ケースを送信回
路を収納する本体とこれに着脱可能のアダプタ部とから
構成し、カード読み取りモジュレータ部を本体に設けこ
とができる。カード読み取りモジュレータ部が不要な場
合にはアダプタ部を取り外すことにより、プラグ送信機
は小型の本体のみとなり、持ち運びに便利となる。
路を収納する本体とこれに着脱可能のアダプタ部とから
構成し、カード読み取りモジュレータ部を本体に設けこ
とができる。カード読み取りモジュレータ部が不要な場
合にはアダプタ部を取り外すことにより、プラグ送信機
は小型の本体のみとなり、持ち運びに便利となる。
【００１３】請求項９の発明は、ケース内に電源入力端
子から入力される電源を携帯オーディオ機器の外部電源
入力電圧に変換する定電圧出力回路が設けられ、ケース
には定電圧出力回路の出力に接続された出力電源ジャッ
クが設けられているものとした。携帯オーディオ機器の
外部電源入力端子を電源コードで出力電源ジャックに接
続することにより、携帯オーディオ機器へ定電圧出力回
路から電力が供給され、携帯オーディオ機器の駆動や充
電ができる。
子から入力される電源を携帯オーディオ機器の外部電源
入力電圧に変換する定電圧出力回路が設けられ、ケース
には定電圧出力回路の出力に接続された出力電源ジャッ
クが設けられているものとした。携帯オーディオ機器の
外部電源入力端子を電源コードで出力電源ジャックに接
続することにより、携帯オーディオ機器へ定電圧出力回
路から電力が供給され、携帯オーディオ機器の駆動や充
電ができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図１は第１の実施例の全体構成を示
す図である。自動車のインストルメントパネル１にＡＭ
ラジオ６が装備され、そのアンテナ７が車体後部に設置
されて、それらの間がアンテナケーブル８で接続されて
いる。インストルメントパネル１下部のコンソール部２
には前席用にシガーライターソケット４が設けられ、後
部サイドドアのアーム３には後席用にシガーライターソ
ケット４が設けられている。そして、いずれかのシガー
ライターソケット４にはプラグ送信機１０が差し込ま
れ、さらにこのプラグ送信機１０に携帯オーディオ機器
としてのＭＤプレイヤー１００が接続される。
例により説明する。図１は第１の実施例の全体構成を示
す図である。自動車のインストルメントパネル１にＡＭ
ラジオ６が装備され、そのアンテナ７が車体後部に設置
されて、それらの間がアンテナケーブル８で接続されて
いる。インストルメントパネル１下部のコンソール部２
には前席用にシガーライターソケット４が設けられ、後
部サイドドアのアーム３には後席用にシガーライターソ
ケット４が設けられている。そして、いずれかのシガー
ライターソケット４にはプラグ送信機１０が差し込ま
れ、さらにこのプラグ送信機１０に携帯オーディオ機器
としてのＭＤプレイヤー１００が接続される。
【００１５】図２はシガーライターソケット４に差し込
まれた状態のプラグ送信機１０の構造を示す断面図であ
る。プラグ送信機１０は、シガーライターソケットに差
し込まれる差込部１２と本体部１３からなるケース１１
内に、送信回路２０を収納して構成されている。差込部
１２は所定長さの円筒形状で、電源入力端子として先端
部の軸芯上にプラス端子１５を突出させ、外周にマイナ
ス端子１６を設けている。本体部１３は差込部１２に対
して大容積で膨出しており、本体部１３と差込部１２が
一体となってケース１１内部に送信回路２０の収納空間
を形成している。
まれた状態のプラグ送信機１０の構造を示す断面図であ
る。プラグ送信機１０は、シガーライターソケットに差
し込まれる差込部１２と本体部１３からなるケース１１
内に、送信回路２０を収納して構成されている。差込部
１２は所定長さの円筒形状で、電源入力端子として先端
部の軸芯上にプラス端子１５を突出させ、外周にマイナ
ス端子１６を設けている。本体部１３は差込部１２に対
して大容積で膨出しており、本体部１３と差込部１２が
一体となってケース１１内部に送信回路２０の収納空間
を形成している。
【００１６】送信回路２０はプリント基板２２上にオー
ディオモジュレータ部３０とトランスミッタ部４０を配
して構成され、その電源端子２３（図３参照）は配線２
４で電源入力端子のプラス端子１５に接続されている。
ケースの本体部１３には入力ピンジャック１８がケース
壁を貫通して設けられ、入力ピンジャック１８は配線２
９で送信回路２０の信号入力端子２８（図３参照）に接
続されている。また、プリント基板２２からはトランス
ミッタ部４０の出力部として本体部１３の内壁にそって
レイアウトされたアンテナ４８が立ち上がっている。上
記の入力ピンジャック１８に、ＭＤプレイヤー１００の
例えばイヤホン端子などの外部出力端子１０１に一端を
接続したオーディオケーブル１０３のピン１０４が差し
込まれる。
ディオモジュレータ部３０とトランスミッタ部４０を配
して構成され、その電源端子２３（図３参照）は配線２
４で電源入力端子のプラス端子１５に接続されている。
ケースの本体部１３には入力ピンジャック１８がケース
壁を貫通して設けられ、入力ピンジャック１８は配線２
９で送信回路２０の信号入力端子２８（図３参照）に接
続されている。また、プリント基板２２からはトランス
ミッタ部４０の出力部として本体部１３の内壁にそって
レイアウトされたアンテナ４８が立ち上がっている。上
記の入力ピンジャック１８に、ＭＤプレイヤー１００の
例えばイヤホン端子などの外部出力端子１０１に一端を
接続したオーディオケーブル１０３のピン１０４が差し
込まれる。
【００１７】図３は送信回路２０の回路構成の概略を示
す。信号入力端子２８はオーディオモジュレータ部３０
に接続され、オーディオモジュレータ部３０の出力がト
ランスミッタ部４０に入力される。電源端子２３にはオ
ーディオモジュレータ部３０およびトランスミッタ部４
０への電源ライン２６が接続されている。オーディオモ
ジュレータ部３０は、コレクタと電源側の間、およびエ
ミッタとグラウンドの間にそれぞれ抵抗Ｒ１、Ｒ２を設
けたトランジスタＴｒ１で低周波増幅器を形成し、信号
入力端子２８を介してＭＤプレイヤー１００からのオー
ディオ信号をベースに入力して、コレクタにオーディオ
信号を増幅した電圧を出力する。
す。信号入力端子２８はオーディオモジュレータ部３０
に接続され、オーディオモジュレータ部３０の出力がト
ランスミッタ部４０に入力される。電源端子２３にはオ
ーディオモジュレータ部３０およびトランスミッタ部４
０への電源ライン２６が接続されている。オーディオモ
ジュレータ部３０は、コレクタと電源側の間、およびエ
ミッタとグラウンドの間にそれぞれ抵抗Ｒ１、Ｒ２を設
けたトランジスタＴｒ１で低周波増幅器を形成し、信号
入力端子２８を介してＭＤプレイヤー１００からのオー
ディオ信号をベースに入力して、コレクタにオーディオ
信号を増幅した電圧を出力する。
【００１８】トランスミッタ部４０は、トランジスタＴ
ｒ２のベース、エミッタ間に水晶振動子４４を設けたピ
アス発振回路を形成し、ベースにオーディオモジュレー
タ部３０の出力を受けて、コレクタに接続されたコイル
アンテナ４６からオーディオ入力で振幅変調したＡＭ波
を出力する。水晶振動子４４の振動数は例えば１６２０
ＫＨｚとし、コイルアンテナ４６からの出力強度は、電
波法で定める微弱電波５５ｄＢμＶ／３ｍ以下とする。
これらのオーディオモジュレータ部３０とトランスミッ
タ部４０は、それぞれチップ化されたＩＣとして市販さ
れ、容易に入手可能である。
ｒ２のベース、エミッタ間に水晶振動子４４を設けたピ
アス発振回路を形成し、ベースにオーディオモジュレー
タ部３０の出力を受けて、コレクタに接続されたコイル
アンテナ４６からオーディオ入力で振幅変調したＡＭ波
を出力する。水晶振動子４４の振動数は例えば１６２０
ＫＨｚとし、コイルアンテナ４６からの出力強度は、電
波法で定める微弱電波５５ｄＢμＶ／３ｍ以下とする。
これらのオーディオモジュレータ部３０とトランスミッ
タ部４０は、それぞれチップ化されたＩＣとして市販さ
れ、容易に入手可能である。
【００１９】このように構成されたプラグ送信機１０
は、車載のＡＭラジオ６と協働してオーディオシステム
を形成する。すなわち、ＭＤプレイヤー１００をオーデ
ィオケーブル１０３で入力ピンジャック１８に接続した
プラグ送信機１０の差込部１２を、シガーライターソケ
ット４に差し込んでセットするとともに、ＡＭラジオ６
の受信周波数をプラグ送信機１０の出力周波数に合わせ
る。プラグ送信機１０はＭＤプレイヤー１００の出力信
号を電波として送信し、ＡＭラジオ６は微弱電波である
が同じ車両上であるからこれを余裕をもって確実に受信
して、内部のアンプを通して増幅し、車内スピーカＳＰ
に出力する。
は、車載のＡＭラジオ６と協働してオーディオシステム
を形成する。すなわち、ＭＤプレイヤー１００をオーデ
ィオケーブル１０３で入力ピンジャック１８に接続した
プラグ送信機１０の差込部１２を、シガーライターソケ
ット４に差し込んでセットするとともに、ＡＭラジオ６
の受信周波数をプラグ送信機１０の出力周波数に合わせ
る。プラグ送信機１０はＭＤプレイヤー１００の出力信
号を電波として送信し、ＡＭラジオ６は微弱電波である
が同じ車両上であるからこれを余裕をもって確実に受信
して、内部のアンプを通して増幅し、車内スピーカＳＰ
に出力する。
【００２０】これにより、プラグ送信機１０の入力ピン
ジャック１８から入力されたＭＤプレイヤー１００の音
楽等が、大容量の車内スピーカＳＰから出力される。な
お、説明ではプラグ送信機１０にＭＤプレイヤー１００
を接続した例を示したが、携帯電話、ＣＤプレイヤー、
その他カセットデッキ類など任意の携帯オーディオ機器
を接続することができる。
ジャック１８から入力されたＭＤプレイヤー１００の音
楽等が、大容量の車内スピーカＳＰから出力される。な
お、説明ではプラグ送信機１０にＭＤプレイヤー１００
を接続した例を示したが、携帯電話、ＣＤプレイヤー、
その他カセットデッキ類など任意の携帯オーディオ機器
を接続することができる。
【００２１】本実施例は以上のように構成され、シガー
ライターソケット４に差し込まれたプラグ送信機１０の
入力ピンジャック１８に携帯オーディオ機器を接続して
送信し、車載のラジオでこれを受信するものとしたの
で、ラジオの受信周波数をプラグ送信機１０の出力周波
数に合わせるだけで、簡単に、大容量の車内スピーカＳ
Ｐを通して携帯オーディオ機器の音声や音楽等を快適に
楽しむことができる。この際、プラグ送信機１０の出力
は微弱電波であるから、無線設備操作のための特別の資
格も要求されない。
ライターソケット４に差し込まれたプラグ送信機１０の
入力ピンジャック１８に携帯オーディオ機器を接続して
送信し、車載のラジオでこれを受信するものとしたの
で、ラジオの受信周波数をプラグ送信機１０の出力周波
数に合わせるだけで、簡単に、大容量の車内スピーカＳ
Ｐを通して携帯オーディオ機器の音声や音楽等を快適に
楽しむことができる。この際、プラグ送信機１０の出力
は微弱電波であるから、無線設備操作のための特別の資
格も要求されない。
【００２２】そして、プラグ送信機１０には入力ピンジ
ャック１８により、特定の機器に限定されずに、携帯電
話やＭＤプレイヤーのほかＣＤプレイヤー、カセットデ
ッキ類など数多くの携帯オーディオ機器を任意に接続で
き、専用のアンプ類をなんら増設する必要がない。とく
に、携帯電話については、入力ピンジャック１８にケー
ブル接続した携帯電話を胸ポケットに入れればハンズフ
リーで通話が可能となる。
ャック１８により、特定の機器に限定されずに、携帯電
話やＭＤプレイヤーのほかＣＤプレイヤー、カセットデ
ッキ類など数多くの携帯オーディオ機器を任意に接続で
き、専用のアンプ類をなんら増設する必要がない。とく
に、携帯電話については、入力ピンジャック１８にケー
ブル接続した携帯電話を胸ポケットに入れればハンズフ
リーで通話が可能となる。
【００２３】また、プラグ送信機１０はシガーライター
ソケット４に差し込むきわめて小型のものであるから、
使用しないときには車内の小物入れに簡単に保管できる
一方、ポケットに入れての持ち運びも容易であるからい
ずれの自動車へでも持ち込んで利用することができる。
ソケット４に差し込むきわめて小型のものであるから、
使用しないときには車内の小物入れに簡単に保管できる
一方、ポケットに入れての持ち運びも容易であるからい
ずれの自動車へでも持ち込んで利用することができる。
【００２４】なお、実施例ではプラグ送信機１０が振幅
変調した電波で出力し、これをＡＭラジオ６で受信する
ものとしているが、変形例として、プラグ送信機の送信
回路構成を図４に示すように周波数変調方式とし、その
出力電波をＦＭラジオで受信するものとすることもでき
る。とくに車載のラジオがＡＭ、ＦＭの双方を受信可能
のものであれば、プラグ送信機としてはいずれの変調方
式を採用してもよい。
変調した電波で出力し、これをＡＭラジオ６で受信する
ものとしているが、変形例として、プラグ送信機の送信
回路構成を図４に示すように周波数変調方式とし、その
出力電波をＦＭラジオで受信するものとすることもでき
る。とくに車載のラジオがＡＭ、ＦＭの双方を受信可能
のものであれば、プラグ送信機としてはいずれの変調方
式を採用してもよい。
【００２５】図４に示す送信回路２０Ａでは、左オーデ
ィオ信号と右オーディオ信号を分けて入力するために２
つの信号入力端子２８Ｌ、２８Ｒを備え、それぞれがオ
ーディオモジュレータ部３０Ａに接続されている。オー
ディオモジュレータ部３０Ａは、各信号入力端子２８
Ｌ、２８Ｒに対応してバッファアンプ３６Ｌ、３６Ｒを
備え、各バッファアンプの出力を周波数変調ステレオ回
路３８に通して、周波数変調信号をトランスミッタ部４
０Ａへ出力する。プラス端子１５に接続される電源端子
２３にはオーディオモジュレータ部３０Ａおよびトラン
スミッタ部４０Ａへの電源ライン２６が接続されてい
る。
ィオ信号と右オーディオ信号を分けて入力するために２
つの信号入力端子２８Ｌ、２８Ｒを備え、それぞれがオ
ーディオモジュレータ部３０Ａに接続されている。オー
ディオモジュレータ部３０Ａは、各信号入力端子２８
Ｌ、２８Ｒに対応してバッファアンプ３６Ｌ、３６Ｒを
備え、各バッファアンプの出力を周波数変調ステレオ回
路３８に通して、周波数変調信号をトランスミッタ部４
０Ａへ出力する。プラス端子１５に接続される電源端子
２３にはオーディオモジュレータ部３０Ａおよびトラン
スミッタ部４０Ａへの電源ライン２６が接続されてい
る。
【００２６】トランスミッタ部４０Ａは、水晶振動子４
４Ａを用いた高周波発振回路で形成され、オーディオモ
ジュレータ部３０Ａからの出力を受けて、オーディオ入
力に基づき周波数変調したＦＭ波をアンテナ４６Ａから
出力する。ＦＭ波の基準周波数は例えば８２ＭＨｚとす
る。ここで用いられる周波数変調ステレオ回路や高周波
発振回路も、それぞれチップ化されたＩＣとして容易に
入手可能である。
４Ａを用いた高周波発振回路で形成され、オーディオモ
ジュレータ部３０Ａからの出力を受けて、オーディオ入
力に基づき周波数変調したＦＭ波をアンテナ４６Ａから
出力する。ＦＭ波の基準周波数は例えば８２ＭＨｚとす
る。ここで用いられる周波数変調ステレオ回路や高周波
発振回路も、それぞれチップ化されたＩＣとして容易に
入手可能である。
【００２７】つぎに図５は、第２の実施例を示す。これ
は、プラグ送信機１０Ｂと携帯オーディオ機器の接続を
直結式としたものである。本実施例のプラグ送信機１０
Ｂは、第１の実施例においてケース１１に入力ピンジャ
ック１８が設けられているのに代えて、ケース１１Ｂの
上壁にジャックピン１８Ａを突出させ、ケース１１Ｂ内
部ではこのジャックピン１８Ａを配線２９で送信回路２
０の信号入力端子に接続している。
は、プラグ送信機１０Ｂと携帯オーディオ機器の接続を
直結式としたものである。本実施例のプラグ送信機１０
Ｂは、第１の実施例においてケース１１に入力ピンジャ
ック１８が設けられているのに代えて、ケース１１Ｂの
上壁にジャックピン１８Ａを突出させ、ケース１１Ｂ内
部ではこのジャックピン１８Ａを配線２９で送信回路２
０の信号入力端子に接続している。
【００２８】プラグ送信機１０Ｂに接続するＭＤプレイ
ヤー１００’など携帯オーディオ機器にはその下面にメ
スジャック１０５を設けてあり、ケース１１Ｂの上壁の
ジャックピン１８Ａとメスジャック１０５の差込結合に
よって両者を接続する。なお、ケース１１Ｂの上壁には
ジャックピン１８Ａの周辺にクッション材１０７を設け
てあり、携帯オーディオ機器とプラグ送信機のケース１
１Ｂの直接接触によるガタ音発生を防止している。その
他の構成は第１の実施例と同じである。
ヤー１００’など携帯オーディオ機器にはその下面にメ
スジャック１０５を設けてあり、ケース１１Ｂの上壁の
ジャックピン１８Ａとメスジャック１０５の差込結合に
よって両者を接続する。なお、ケース１１Ｂの上壁には
ジャックピン１８Ａの周辺にクッション材１０７を設け
てあり、携帯オーディオ機器とプラグ送信機のケース１
１Ｂの直接接触によるガタ音発生を防止している。その
他の構成は第１の実施例と同じである。
【００２９】本実施例は以上のように構成され、プラグ
送信機１０Ｂのケース１１Ｂ上壁にジャックピン１８Ａ
を設け、これと携帯オーディオ機器（ＭＤプレイヤー１
００’）側のメスジャック１０５とを結合させて接続す
るものとしたので、オーディオ信号の伝達と同時に、携
帯オーディオ機器がプラグ送信機１０Ｂ上に載置された
状態で保持される。これにより、接続のためにオーディ
オケーブルを必要とせず、また接続した携帯オーディオ
機器の車内での置き場所を心配することもない。
送信機１０Ｂのケース１１Ｂ上壁にジャックピン１８Ａ
を設け、これと携帯オーディオ機器（ＭＤプレイヤー１
００’）側のメスジャック１０５とを結合させて接続す
るものとしたので、オーディオ信号の伝達と同時に、携
帯オーディオ機器がプラグ送信機１０Ｂ上に載置された
状態で保持される。これにより、接続のためにオーディ
オケーブルを必要とせず、また接続した携帯オーディオ
機器の車内での置き場所を心配することもない。
【００３０】つぎに第３の実施例について、図６を参照
して説明する。これは、第１の実施例のプラグ送信機に
さらにカード読み取りモジュレータ部を内蔵付加したも
のである。プラグ送信機１０Ｃにおいて、プリント基板
２２Ｃにおけるケース１１Ｃの本体部１３に位置する部
位に、オーディオモジュレータ部３０に隣接して、メモ
リカード５６のデータ読み取りを行うカード読み取りモ
ジュレータ部５０を配してある。カード読み取りモジュ
レータ部５０はそのカード差込口５２を上方に向けてい
る。ケース１１Ｃの本体部１３には入力ピンジャック１
８に隣接して、カード読み取りモジュレータ部のカード
差込口５２に対応するカード挿入穴５４が設けられてい
る。
して説明する。これは、第１の実施例のプラグ送信機に
さらにカード読み取りモジュレータ部を内蔵付加したも
のである。プラグ送信機１０Ｃにおいて、プリント基板
２２Ｃにおけるケース１１Ｃの本体部１３に位置する部
位に、オーディオモジュレータ部３０に隣接して、メモ
リカード５６のデータ読み取りを行うカード読み取りモ
ジュレータ部５０を配してある。カード読み取りモジュ
レータ部５０はそのカード差込口５２を上方に向けてい
る。ケース１１Ｃの本体部１３には入力ピンジャック１
８に隣接して、カード読み取りモジュレータ部のカード
差込口５２に対応するカード挿入穴５４が設けられてい
る。
【００３１】プリント基板２２Ｃ上において、カード読
み取りモジュレータ部５０はメモリカード５６から読み
取ったデータをオーディオ信号に変換してオーディオモ
ジュレータ部４０へ出力するようになっている。その他
の構成は第１の実施例と同じである。
み取りモジュレータ部５０はメモリカード５６から読み
取ったデータをオーディオ信号に変換してオーディオモ
ジュレータ部４０へ出力するようになっている。その他
の構成は第１の実施例と同じである。
【００３２】本実施例は以上のように構成され、プラグ
送信機１０Ｃに、入力ピンジャック１８に加えてカード
読み取りモジュレータ部５０を備えているので、パーソ
ナルコンピュータを介してオーディオデータが記録され
たメモリカード５６をカード挿入穴５４からカード差込
口５２に差し込むことにより、プラグ送信機１０Ｃから
電波出力され、車載のラジオで受信されてスピーカから
その録音された音楽等を聞くことができる。これによ
り、携帯オーディオ機器をプラグ送信機に接続すること
によりラジオを介して車載のスピーカから出力できるほ
か、直接メモリカードだけ差し込んでも音楽等を楽しむ
ことができて、汎用性が一層向上し、使い勝手がよい。
送信機１０Ｃに、入力ピンジャック１８に加えてカード
読み取りモジュレータ部５０を備えているので、パーソ
ナルコンピュータを介してオーディオデータが記録され
たメモリカード５６をカード挿入穴５４からカード差込
口５２に差し込むことにより、プラグ送信機１０Ｃから
電波出力され、車載のラジオで受信されてスピーカから
その録音された音楽等を聞くことができる。これによ
り、携帯オーディオ機器をプラグ送信機に接続すること
によりラジオを介して車載のスピーカから出力できるほ
か、直接メモリカードだけ差し込んでも音楽等を楽しむ
ことができて、汎用性が一層向上し、使い勝手がよい。
【００３３】なお、図示例ではカード読み取りモジュレ
ータ部５０に１つのカード差込口５２を設けているが、
薄板状やスティック状などメモリカードの種々の形態に
対応した複数のカード差込口をカード読み取りモジュレ
ータ部５０に設けるようにしてもよい。
ータ部５０に１つのカード差込口５２を設けているが、
薄板状やスティック状などメモリカードの種々の形態に
対応した複数のカード差込口をカード読み取りモジュレ
ータ部５０に設けるようにしてもよい。
【００３４】また、上記実施例ではカード読み取りモジ
ュレータ部５０を、オーディオモジュレータ部３０とト
ランスミッタ部４０を配したプリント基板２２Ｃに一体
に設けて、プラグ送信機１０Ｃのケース１１Ｃ内に配置
したが、カード読み取りモジュレータ部５０を別体のア
ダプタとし、第１の実施例のプラグ送信機に対して着脱
可能とすることもできる。これにより、必要に応じてカ
ード読み取りモジュレータ部５０を一体化あるいは分離
し、カード読み取りモジュレータ部が不要な場合には、
極力小型化されたプラグ送信機自体のみで、持ち運びに
便利となる。
ュレータ部５０を、オーディオモジュレータ部３０とト
ランスミッタ部４０を配したプリント基板２２Ｃに一体
に設けて、プラグ送信機１０Ｃのケース１１Ｃ内に配置
したが、カード読み取りモジュレータ部５０を別体のア
ダプタとし、第１の実施例のプラグ送信機に対して着脱
可能とすることもできる。これにより、必要に応じてカ
ード読み取りモジュレータ部５０を一体化あるいは分離
し、カード読み取りモジュレータ部が不要な場合には、
極力小型化されたプラグ送信機自体のみで、持ち運びに
便利となる。
【００３５】つぎに第４の実施例について説明する。こ
れはプラグ送信機に定電圧出力回路を内蔵したものであ
る。本実施例の構成を図７に示す。プラグ送信機１０Ｄ
のケース１１Ｄ内のプリント基板２２Ｄに、オーディオ
モジュレータ部３０Ａと隣接して、定電圧出力回路６０
が設けられている。定電圧出力回路６０は差込部１２の
先端の電源入力端子（プラス端子１５、マイナス端子１
６）から供給される電圧を、携帯オーディオ機器の外部
電源入力に設定されている電圧、例えば３〜５Ｖに変換
する。
れはプラグ送信機に定電圧出力回路を内蔵したものであ
る。本実施例の構成を図７に示す。プラグ送信機１０Ｄ
のケース１１Ｄ内のプリント基板２２Ｄに、オーディオ
モジュレータ部３０Ａと隣接して、定電圧出力回路６０
が設けられている。定電圧出力回路６０は差込部１２の
先端の電源入力端子（プラス端子１５、マイナス端子１
６）から供給される電圧を、携帯オーディオ機器の外部
電源入力に設定されている電圧、例えば３〜５Ｖに変換
する。
【００３６】ケース１１Ｄの本体部１３には、定電圧出
力回路６０の出力電源ジャック６２に対応し、入力ピン
ジャック１８に隣接して、後述する電源コード１１０の
ジャックの挿入孔６４が設けられている。なお、この実
施例では、とくに図示しないが入力ピンジャック１８は
図７の紙面に垂直な方向に２個並べて配置され、２本線
からなるオーディオケーブル１０３’によりステレオ信
号を受けるようになっており、プリント基板２２Ｄ上に
は図４に示した送信回路２０Ａが構成される。その他の
構成は第１の実施例と同じである。
力回路６０の出力電源ジャック６２に対応し、入力ピン
ジャック１８に隣接して、後述する電源コード１１０の
ジャックの挿入孔６４が設けられている。なお、この実
施例では、とくに図示しないが入力ピンジャック１８は
図７の紙面に垂直な方向に２個並べて配置され、２本線
からなるオーディオケーブル１０３’によりステレオ信
号を受けるようになっており、プリント基板２２Ｄ上に
は図４に示した送信回路２０Ａが構成される。その他の
構成は第１の実施例と同じである。
【００３７】シガーライターソケットに差し込んだプラ
グ送信機１０Ｄの出力電源ジャック６２とＭＤプレイヤ
ー１００”など携帯オーディオ機器の外部電源入力端子
１０９を電源コード１１０で接続することにより、当該
携帯オーディオ機器へ定電圧出力回路６０からの上記３
〜５Ｖ出力が供給され、プラグ送信機１０Ｄは電源アダ
プタとして機能する。
グ送信機１０Ｄの出力電源ジャック６２とＭＤプレイヤ
ー１００”など携帯オーディオ機器の外部電源入力端子
１０９を電源コード１１０で接続することにより、当該
携帯オーディオ機器へ定電圧出力回路６０からの上記３
〜５Ｖ出力が供給され、プラグ送信機１０Ｄは電源アダ
プタとして機能する。
【００３８】以上のように構成された本実施例では、シ
ガーライターソケットに差し込まれたプラグ送信機１０
Ｄの入力ピンジャック１８にオーディオケーブル１０
３’で携帯オーディオ機器の外部出力端子１０１’を接
続するとともに、出力電源ジャック６２に電源コード１
１０で外部電源入力端子１０９を接続することにより、
携帯オーディオ機器の電池が放電してしまっている場合
でも、各実施例と同様にラジオの受信周波数をプラグ送
信機１０Ｄの出力周波数に合わせるだけで、簡単に、大
容量の車内スピーカを通して携帯オーディオ機器の音声
や音楽等を快適に楽しむことができるとともに、その間
に電池の充電も進められる。
ガーライターソケットに差し込まれたプラグ送信機１０
Ｄの入力ピンジャック１８にオーディオケーブル１０
３’で携帯オーディオ機器の外部出力端子１０１’を接
続するとともに、出力電源ジャック６２に電源コード１
１０で外部電源入力端子１０９を接続することにより、
携帯オーディオ機器の電池が放電してしまっている場合
でも、各実施例と同様にラジオの受信周波数をプラグ送
信機１０Ｄの出力周波数に合わせるだけで、簡単に、大
容量の車内スピーカを通して携帯オーディオ機器の音声
や音楽等を快適に楽しむことができるとともに、その間
に電池の充電も進められる。
【００３９】なお、各実施例における図示構成はそれぞ
れ一例にすぎず、種々の変形が可能であって、例えばオ
ーディオモジュレータ部やトランスミッタ部の回路構成
は市場で入手される種々のものが選択でき、またプリン
ト基板上の配列もケースの形状に合わせて適宜に決定で
きる。またプラグ送信機の送信周波数も、車載ラジオの
受信周波数帯内で任意に設定でき、通常走行地域で放送
されていない周波数を複数設定して、切換え可能として
もよい。
れ一例にすぎず、種々の変形が可能であって、例えばオ
ーディオモジュレータ部やトランスミッタ部の回路構成
は市場で入手される種々のものが選択でき、またプリン
ト基板上の配列もケースの形状に合わせて適宜に決定で
きる。またプラグ送信機の送信周波数も、車載ラジオの
受信周波数帯内で任意に設定でき、通常走行地域で放送
されていない周波数を複数設定して、切換え可能として
もよい。
【００４０】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の自動車用オーデ
ィオシステムは、シガーライターソケットに差し込んで
車載電源から電源を入力するプラグ送信機により、これ
に接続される携帯オーディオ機器からのオーディオ信号
を電波として送信し、車載ラジオが受信してスピーカか
らオーディオ出力を行うものとしたので、自動車に追加
のアンプ類を搭載する必要なく、ＣＤプレイヤーやＭＤ
プレイヤーなどの携帯オーディオ機器ではイヤホン等か
ら開放されて音楽を楽しむことができ、また携帯オーデ
ィオ機器として例えば携帯電話では、ハンズフリーで音
声を聴取することができる。
ィオシステムは、シガーライターソケットに差し込んで
車載電源から電源を入力するプラグ送信機により、これ
に接続される携帯オーディオ機器からのオーディオ信号
を電波として送信し、車載ラジオが受信してスピーカか
らオーディオ出力を行うものとしたので、自動車に追加
のアンプ類を搭載する必要なく、ＣＤプレイヤーやＭＤ
プレイヤーなどの携帯オーディオ機器ではイヤホン等か
ら開放されて音楽を楽しむことができ、また携帯オーデ
ィオ機器として例えば携帯電話では、ハンズフリーで音
声を聴取することができる。
【００４１】プラグ送信機にさらにオーディオデータが
記録されたメモリカードからデータを読み出してオーデ
ィオ信号として出力するカード読み取りモジュレータ部
を付設して、該カード読み取りモジュレータ部からのオ
ーディオ信号も電波として送信可能とすることにより、
メモリカードをプラグ送信機に差し込むことで、メモリ
カードに記録された音楽等も車載のラジオを通じて楽し
むことができる。
記録されたメモリカードからデータを読み出してオーデ
ィオ信号として出力するカード読み取りモジュレータ部
を付設して、該カード読み取りモジュレータ部からのオ
ーディオ信号も電波として送信可能とすることにより、
メモリカードをプラグ送信機に差し込むことで、メモリ
カードに記録された音楽等も車載のラジオを通じて楽し
むことができる。
【００４２】また、プラグ送信機にさらに定電圧出力回
路を設け、プラグ送信機に接続される携帯オーディオ機
器へ電力を供給可能とすれば、携帯オーディオ機器の電
池が消耗しても、携帯オーディオ機器の駆動や電池の充
電ができる。
路を設け、プラグ送信機に接続される携帯オーディオ機
器へ電力を供給可能とすれば、携帯オーディオ機器の電
池が消耗しても、携帯オーディオ機器の駆動や電池の充
電ができる。
【００４３】また本発明のプラグ送信機は、シガーライ
ターソケットに差し込み可能の差込部を備えたケース内
に送信回路を収納して構成し、差込部には車載電源から
電源を入力する電源入力端子を設け、ケースには携帯オ
ーディオ機器と接続する入力コネクタを設けて、携帯オ
ーディオ機器からのオーディオ信号を車載ラジオの受信
周波数帯の電波として送信するものとしたので、きわめ
て小型に構成されて、任意の自動車に簡単に持ち込んで
使用し、携帯オーディオ機器による音声や音楽等をラジ
オから聞くことができる。
ターソケットに差し込み可能の差込部を備えたケース内
に送信回路を収納して構成し、差込部には車載電源から
電源を入力する電源入力端子を設け、ケースには携帯オ
ーディオ機器と接続する入力コネクタを設けて、携帯オ
ーディオ機器からのオーディオ信号を車載ラジオの受信
周波数帯の電波として送信するものとしたので、きわめ
て小型に構成されて、任意の自動車に簡単に持ち込んで
使用し、携帯オーディオ機器による音声や音楽等をラジ
オから聞くことができる。
【００４４】とくに入力コネクタを、携帯オーディオ機
器の外部出力端子に一端を接続したオーディオケーブル
のピンが差し込まれる入力ピンジャックとすることによ
り、特定の機器に限定されず、携帯電話、ＣＤプレイヤ
ー、その他カセットデッキ類など種々の携帯オーディオ
機器を任意に接続できる。
器の外部出力端子に一端を接続したオーディオケーブル
のピンが差し込まれる入力ピンジャックとすることによ
り、特定の機器に限定されず、携帯電話、ＣＤプレイヤ
ー、その他カセットデッキ類など種々の携帯オーディオ
機器を任意に接続できる。
【００４５】また、入力コネクタをケースの上壁に突出
させたジャックピンとし、携帯オーディオ機器に設けら
れたメスジャックと差込結合させることにより、オーデ
ィオ信号の伝達とともに、携帯オーディオ機器がプラグ
送信機に保持されるから、接続用のオーディオケーブル
が不要で、しかも、携帯オーディオ機器の置き場所を心
配しないで済むという利点が得られる。
させたジャックピンとし、携帯オーディオ機器に設けら
れたメスジャックと差込結合させることにより、オーデ
ィオ信号の伝達とともに、携帯オーディオ機器がプラグ
送信機に保持されるから、接続用のオーディオケーブル
が不要で、しかも、携帯オーディオ機器の置き場所を心
配しないで済むという利点が得られる。
【００４６】さらに、ケース内にカード読み取りモジュ
レータ部を設け、オーディオデータが記録されたメモリ
カードからデータを読み出してオーディオ信号として送
信回路へ出力するように構成することにより、メモリカ
ードに記録された音楽等が車載のラジオへ送信され、携
帯オーディオ機器を接続した場合と同様に、ラジオのス
ピーカから音楽等が出力される。とくにケースを送信回
路を収納する本体とこれに着脱可能のアダプタ部とから
構成し、カード読み取りモジュレータ部をアダプタ部に
設けることにより、カード読み取りモジュレータ部が不
要な場合にはアダプタ部を取り外して、持ち運びに便利
な小型の本体のみとすることができる。
レータ部を設け、オーディオデータが記録されたメモリ
カードからデータを読み出してオーディオ信号として送
信回路へ出力するように構成することにより、メモリカ
ードに記録された音楽等が車載のラジオへ送信され、携
帯オーディオ機器を接続した場合と同様に、ラジオのス
ピーカから音楽等が出力される。とくにケースを送信回
路を収納する本体とこれに着脱可能のアダプタ部とから
構成し、カード読み取りモジュレータ部をアダプタ部に
設けることにより、カード読み取りモジュレータ部が不
要な場合にはアダプタ部を取り外して、持ち運びに便利
な小型の本体のみとすることができる。
【００４７】さらに、プラグ送信機のケース内に定電圧
出力回路を設け、その出力電源ジャックをケースに設け
ることにより、出力電源ジャックに接続する携帯オーデ
ィオ機器へ電力を供給でき、携帯オーディオ機器の駆動
や充電ができる。
出力回路を設け、その出力電源ジャックをケースに設け
ることにより、出力電源ジャックに接続する携帯オーデ
ィオ機器へ電力を供給でき、携帯オーディオ機器の駆動
や充電ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例の全体構成を示す図であ
る。
る。
【図２】プラグ送信機の構造を示す断面図である。
【図３】送信回路の回路構成の概略を示す図である。
【図４】送信回路の変形例を示すブロック図である。
【図５】第２の実施例の構成を示す図である。
【図６】第３の実施例の構成を示す断面図である。
【図７】第４の実施例の構成を示す図である。
１ インストルメントパネル ２ コンソール部 ３ アーム ４ シガーライターソケット ６ ＡＭラジオ ７ アンテナ ８ アンテナケーブル １０、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄ プラグ送信機 １１、１１Ｂ、１１Ｃ、１１Ｄ ケース １２ 差込部 １３ 本体部 １５ プラス端子 １６ マイナス端子 １８ 入力ピンジャック １８Ａ ジャックピン ２０、２０Ａ 送信回路 ２２、２２Ｃ、２２Ｄ プリント基板 ２３ 電源端子 ２４、２９ 配線 ２６ 電源ライン ２８、２８Ｌ、２８Ｒ 信号入力端子 ３０、３０Ａ オーディオモジュレータ部 ３６Ｌ、３６Ｒ バッファアンプ ３８ 周波数変調ステレオ回路 ４０、４０Ａ トランスミッタ部 ４４、４４Ａ 水晶振動子 ４６ コイルアンテナ ４６Ａ アンテナ ４８ アンテナ ５０ カード読み取りモジュレータ部 ５２ カード差込口 ５４ カード挿入穴 ６０ 定電圧出力回路 ６２ 出力電源ジャック ６４ 挿入孔 １００、１００’、１００” ＭＤプレイヤー １０１、１０１’ 外部出力端子 １０３、１０３’ オーディオケーブル １０４ ピン １０５ メスジャック １０７ クッション材 １０９ 外部電源入力端子 １１０ 電源コード ＳＰ 車内スピーカ Ｒ１、Ｒ２ 抵抗 Ｔｒ１、Ｔｒ２ トランジスタ
Claims (9)
- 【請求項１】 自動車に搭載されたラジオと、シガーラ
イターソケットに差し込んで車載電源から電源入力可能
のプラグ送信機と、プラグ送信機に接続される携帯オー
ディオ機器とからなり、前記プラグ送信機は、携帯オー
ディオ機器からのオーディオ信号を前記ラジオの受信周
波数帯の電波として送信し、前記ラジオが前記プラグ送
信機からの電波を受信してスピーカからオーディオ出力
を行うように構成されたことを特徴とする自動車用オー
ディオシステム。 - 【請求項２】 前記プラグ送信機には、さらにオーディ
オデータが記録されたメモリカードからデータを読み出
してオーディオ信号として出力するカード読み取りモジ
ュレータ部が付設され、該カード読み取りモジュレータ
部からのオーディオ信号を前記ラジオの受信周波数帯の
電波として送信可能としたことを特徴とする請求項１記
載の自動車用オーディオシステム。 - 【請求項３】 前記プラグ送信機には、さらに定電圧出
力回路が設けられ、プラグ送信機に接続される前記携帯
オーディオ機器へ電力を供給可能としたことを特徴とす
る請求項１または２記載の自動車用オーディオシステ
ム。 - 【請求項４】 シガーライターソケットに差し込み可能
の差込部を備えたケース内に送信回路を収納して構成さ
れ、前記差込部には、車載電源から電源を入力する電源
入力端子が設けられ、前記ケースには、前記送信回路と
接続されて、携帯オーディオ機器からのオーディオ信号
を入力する入力コネクタが設けられ、前記送信回路は前
記電源入力端子からの電源で作動して、前記オーディオ
信号を自動車に搭載されたラジオの受信周波数帯の電波
として送信することを特徴とするプラグ送信機。 - 【請求項５】 前記入力コネクタが、前記携帯オーディ
オ機器の外部出力端子に一端を接続したオーディオケー
ブルのピンが差し込まれる入力ピンジャックであること
を特徴とする請求項４記載のプラグ送信機。 - 【請求項６】 前記入力コネクタが、前記ケースの上壁
に突出させたジャックピンであり、携帯オーディオ機器
に設けられたメスジャックとの差込結合によって当該携
帯オーディオ機器をケース上に保持することを特徴とす
る請求項４記載のプラグ送信機。 - 【請求項７】 前記ケース内には、カード読み取りモジ
ュレータ部が前記送信回路に接続して設けられ、前記カ
ード読み取りモジュレータ部のカード差込口に対応し
て、前記ケースにカード挿入穴が設けられて、カード読
み取りモジュレータ部はオーディオデータが記録された
メモリカードからデータを読み出してオーディオ信号と
して前記送信回路へ出力することを特徴とする請求項
４、５または６記載のプラグ送信機。 - 【請求項８】 前記ケースは、前記送信回路を収納する
本体と、該本体に着脱可能のアダプタ部とからなり、前
記カード読み取りモジュレータ部は前記本体に設けられ
ていることを特徴とする請求項７記載の自動車用オーデ
ィオシステム。 - 【請求項９】 前記ケース内には、前記電源入力端子か
ら入力される電源を携帯オーディオ機器の外部電源入力
電圧に変換する定電圧出力回路が設けられ、前記ケース
には定電圧出力回路の出力に接続された出力電源ジャッ
クが設けられていることを特徴とする請求項４、５、６
または７記載のプラグ送信機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000240102A JP2002057588A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | 自動車用オーディオシステムおよびこれに用いるプラグ送信機 |
| US09/921,132 US20030026439A1 (en) | 2000-08-08 | 2001-08-03 | Audio system for automobile and plug transmitter used in same |
| US10/944,906 US20050049009A1 (en) | 2000-08-08 | 2004-09-21 | Audio system for automobile and plug transmitter used in same |
Applications Claiming Priority (2)
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