JP2002056690A - 複合メモリ - Google Patents

複合メモリ

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JP2002056690A JP2000243233A JP2000243233A JP2002056690A JP 2002056690 A JP2002056690 A JP 2002056690A JP 2000243233 A JP2000243233 A JP 2000243233A JP 2000243233 A JP2000243233 A JP 2000243233A JP 2002056690 A JP2002056690 A JP 2002056690A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージ後に冗長救済を行うことができ、
製造コストを低減すると共にプロセス的な問題や特性の
変化も防ぐことができる複合メモリを提供する。 【解決手段】 フローティングゲートを有する不揮発性
半導体記憶素子FMに、半導体記憶素子MEMの不良ア
ドレスを記憶する冗長救済アドレス記憶用メモリセルア
レイRCA〜RCNを設ける。半導体記憶素子MEM
は、冗長救済信号RSが入力された場合に、スペアのメ
モリセルSCがアクセスされる。これら2つの半導体記
憶素子を同一パッケージ内に封入し、半導体記憶素子M
EMにおける不良アドレスが入力された場合に、不揮発
性半導体記憶素子FMから冗長救済信号RSを出力して
半導体記憶素子MEMに入力し、通常のメモリセルSM
Cの代わりにスペアのメモリセルSCにアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフローティングゲー
トを有し、他の半導体記憶装置の不良アドレスを記憶す
ることが可能な不揮発性半導体記憶装置と、外部からの
信号により冗長救済用のスペアメモリにアクセスするこ
とが可能な半導体記憶装置とを、同一パッケージ内に封
入した複合メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の製造工程では、歩留り
を向上させるためにテストで不良となったメモリセルを
スペアのメモリセルと置き換える冗長救済を行い、最終
的に良品とする手法が用いられる。これは、一般的には
ウエハテスト工程において、不良となったメモリセルの
アドレスが入力された場合にスペアのメモリセルを選択
するように、ヒューズをトリマなどでトリミングするこ
とにより行われる。
【0003】図7に、従来の半導体記憶装置のウエハテ
ストフローを示す。まず、プリテスト工程において冗長
救済のためのデータを収集する。そして、次のトリミン
グ工程において、図8に示すような半導体記憶装置のチ
ップ内に設けられたヒューズを切断するためにトリミン
グを行う。このヒューズが切断されると、冗長救済信号
がLOWレベルになり、スペアのメモリセルがアクセス
される。その後、不良となったメモリセルがスペアのメ
モリセルと置き換わったかどうかを確認するために、ポ
ストテストエ程を行う場合がある。
【0004】しかし、このような冗長救済方法では、パ
ッケージ後にバーンインなどにより不良となったり、図
7のポストテスト工程を行っていない場合にスペアのメ
モリセルが不良であったときには、半導体記憶装置の冗
長救済を行うことができない。また、ウエハテスト工程
においてトリミングを行う必要があるため、テスト工数
が増え、製品のコストアップにつながる。さらに、ヒュ
ーズを切断しないとスペアのメモリセルにアクセスする
ことができないので、ウエハテスト時にスペアのメモリ
セルを試験することは非常に困難である。従って、ヒュ
ーズ切断後に不良となったメモリセルをスペアのメモリ
セルに置き換えても、スペアのメモリセルが不良である
場合があるので、救済率を低下させることになり、半導
体記憶装置の歩留り低下につながる。
【0005】このような問題を解決するために、特開平
8−16486に開示されているような方法が考案され
ている。これは、冗長救済用に新たなLSIを開発して
半導体記憶装置と同一パッケージ内に封入し、半導体記
憶装置の不良部分と置き換えるというものである。ま
た、特開平10−149694に開示されているような
方法も考案されている。これは、半導体記憶装置の内部
にEEPROMを設けて不良アドレスをEEPROMに
書き込み、パッケージ後も半導体記憶装置の冗長救済を
可能としたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−16486に開示されているような方法では、新た
に冗長救済用のLSIを開発する必要があり、また、そ
の冗長救済用のLSIの試験も必要である。さらに、従
来では半導体記憶装置を1チップのみパッケージ内に封
入していたものに、冗長救済用のLSIを同一パッケー
ジ内に封入するための新たな技術や材料が必要となり、
製品のコストアップにつながる。また、特開平10−1
49694に開示されているような方法では、例えばS
RAMの冗長救済を行う場合には、SRAMとEEPR
OMでは製造プロセスが全く異なるため、技術的に大変
困難であり、特性も異なってくる。すなわち、新たにプ
ロセスの構築が必要になるために、コストが掛かり、開
発期間も長くなるという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、パッケージ後に冗長
救済を行うことができ、製造コストを低減すると共にプ
ロセス的な問題や特性の変化も防ぐことができる複合メ
モリを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複合メモリは、
フローティングゲートを有する不揮発性半導体記憶素子
と、他の半導体記憶素子とが同一のパッケージ内に封入
された複合メモリであって、該不揮発性半導体記憶素子
は、該他の半導体記憶素子の不良アドレスを記憶する冗
長救済アドレス記憶用メモリ部と、その不良アドレスが
入力されたときに冗長救済信号を出力する冗長救済信号
出力部とを有し、該他の半導体記憶素子は、通常メモリ
部と、スペアメモリ部と、冗長救済信号が入力される冗
長救済信号入力部とを有し、該冗長救済信号が入力され
たときに不良を有する通常メモリの代わりにスペアメモ
リが選択され、そのことにより上記目的が達成される。
【0009】前記不揮発性半導体記憶素子は、前記冗長
救済アドレス記憶用メモリ部に加えて、通常メモリ部を
有していてもよい。
【0010】前記他の半導体記憶素子からのデータ読み
出し時および書き込み時に、前記冗長救済アドレス記憶
用メモリ部に通常メモリセルアレイとは別に電源電圧が
供給されようにすることができる。
【0011】以下、本発明の作用について説明する。
【0012】近年、フローティングゲートを有する不揮
発性半導体記憶素子と、他の半導体記憶素子とを同一パ
ッケージ内に封入した複合メモリが開発されている。例
えば、FLASHメモリとSRAMとを同一パッケージ
内に封入したものがある。そこで、本発明では、フロー
ティングゲートを有する不揮発性半導体記憶素子におい
て、他の半導体記憶素子の不良アドレスを記憶する部分
を設ける。また、他の半導体記憶素子において、外部か
ら冗長救済信号が入力された場合に、スペアのメモリセ
ルがアクセスされるように回路を設ける。これら2つの
半導体記憶素子を同一パッケージ内に封入し、他の半導
体記憶素子における不良アドレスが入力された場合に、
不揮発性半導体記憶素子から冗長救済信号を出力し、そ
の冗長救済信号を他の半導体記憶素子に入力して、通常
のメモリセルの代わりにスペアのメモリセルにアクセス
することにより、冗長救済が可能となる。ここで、上記
不揮発性半導体記憶素子は、電気的に書き換え可能な不
揮発性半導体記憶素子である必要があるため、マスクR
OM等の書き換えできないものは除く。また、他の半導
体記憶素子は、揮発性であっても不揮発性であってもよ
い。
【0013】上記不揮発性半導体記憶素子に、冗長救済
アドレス記憶用メモリ部に加えて、通常メモリ部を設け
ることにより、通常の複合メモリとして携帯電話等のメ
モリにも使用することができる。
【0014】さらに、他の半導体記憶素子からのデータ
読み出し時および書き込み時に、冗長救済アドレス記憶
用メモリ部に通常メモリセルアレイとは別に電源電圧が
供給されようにすれば、不揮発性半導体記憶装置がスタ
ンド状態のときでも冗長救済アドレス記憶用メモリ部を
動作させることができる。この電源電圧としては、他の
半導体記憶素子と共通の電源電圧を用いることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1に、本発明の一実施形態である複合メ
モリのブロック図を示す。この複合メモリは、フローテ
ィングゲートを有する不揮発性半導体記憶素子FM(本
実施形態ではFLASHメモリ)、冗長救済機能を有す
る半導体記憶素子MEM(本実施形態ではSRAM)と
を同一パッケージ内に封入したものである。
【0017】不揮発性半導体記憶素子FMは、通常のメ
モリセルアレイFMCと、各々半導体記憶素子MEMの
不良アドレスが記憶される冗長救済アドレス記憶用メモ
リセルアレイRCA〜RCNを有している。通常のメモ
リセルアレイFMCには電源FVCCより電圧が供給さ
れ、冗長救済アドレス記憶用メモリセルアレイRCA〜
RCNには電源SVCCから電圧が供給される。
【0018】アドレスADRは、不揮発性半導体記憶素
子FMおよび半導体記憶素子MEMに共通に入力され
る。不揮発性半導体記憶素子FMに入力されるアドレス
ADRは、通常のメモリセルアレイFMCおよび冗長救
済アドレス記憶用メモリセルアレイRCA〜RCNに共
通に入力される。
【0019】不揮発性半導体記憶素子FMと半導体記憶
素子MEMを同時に動作させることはできないので、各
素子はチップイネーブル端子FCEおよびチップイネー
ブル端子SCEによりそれぞれ動作状態が制御される。
不揮発性半導体記憶素子FMのチップイネーブル端子F
CEがHIGHレベルのときには不揮発性半導体記憶素
子FMの通常のメモリセルアレイFMCはスタンバイ状
態であり、LOWレベルのときには動作状態である。同
様に、半導体記憶素子MEMのチップイネーブル端子S
CEがHIGHレベルのときには半導体記憶素子MEM
はスタンバイ状態であり、LOWレベルのときには動作
状態である。ここで、不揮発性半導体記憶素子FMは、
半導体記憶素子MEMが動作状態にあるときに冗長救済
信号RSを出力する必要があり、不揮発性半導体記憶素
子FMの通常のメモリセルアレイFMC以外の部分は、
半導体記憶素子MEMが動作状態のときに動作させる必
要がある。従って、電源SVCCは半導体記憶素子ME
Mと不揮発性半導体記憶素子FMの通常のメモリセルア
レイFMC以外の部分で共通の電源となり、冗長救済ア
ドレス記憶用メモリセルアレイRCA〜RCNのチップ
イネーブル端子は半導体記憶素子MEMのチップイネー
ブル端子SCEと共通になっている。不揮発性半導体記
憶素子FMの通常のメモリセルアレイFMCをアクセス
するときには、冗長救済アドレス記憶用メモリセルアレ
イRCA〜RCNと半導体記憶素子MEMはスタンバイ
状態なので、使用上で何等不都合は生じない。
【0020】この複合メモリにおいて、メモリテスタな
どにより半導体記憶素子MEMの試験を行って半導体記
憶素子MEMが不良と判断され、なおかつ救済可能とな
った場合には、チップイネーブル端子SCEをLOWレ
ベルにし、アドレスADRよりコマンドを入力して冗長
救済アドレス記憶用メモリセルアレイRCA〜RCNを
書き込み状態にする。そして、ライトイネーブル信号F
WEにクロックを入力し、カウンタCNTをカウントア
ップして、デマルチプレクサDMUXにより冗長救済ア
ドレス記憶用メモリセルアレイRCAからRCNまでを
順次選択し、救済するべき不良アドレスを書き込む。図
2に、デマルチプレクサDMUXの真理値表を示す。デ
マルチプレクサDMUXはカウンタCNTの出力(図2
(a)および図2(b)ではデマルチプレクサDMUX
の入力A〜N)の内容(LOWレベル(L)であるかH
IGHレベル(H)であるか)により、その出力Y0〜
YnのLOWレベルがシフトする構造となっている。こ
のデマルチプレクサDMUXの例としては、SN74L
S139(Texas Instruments社TT
L データブック参照)などがある。
【0021】冗長救済アドレス記憶用メモリセルアレイ
RCA〜RCNのゲートGTA〜GTNは、LOWレベ
ルが入力された場合に開くゲートであり、ゲート選択ス
イッチ回路SWA〜SWNにより選択されてデータが書
き込まれる。図3に、ゲート選択スイッチ回路SWA〜
SWNの回路図を示す。このゲート選択スイッチ回路に
おいて、P型トランジスタTR1およびTR2はLOW
レベルがトランジスタのゲートに印加されるとONす
る。そして、ライトイネーブル信号FWEがLOWレベ
ルのときにはP型トランジスタTR1がONし、抵抗R
3を介して上記図2に示したデマルチプレクサDMUX
の出力レベルがそのままゲートGTA〜GTNに入力さ
れる。このとき、図1に示した冗長救済アドレス記憶用
メモリセルアレイRCA〜RCNに書き込まれる救済す
べき不良アドレスのデータは、アドレスADRから入力
される。一方、ライトイネーブル信号FWEがHIGH
レベルで、なおかつリードイネーブル信号FOEがLO
Wレベルのときには、図3に示したP型トランジスタT
R2がONし、プルダウン抵抗R4により全てのゲート
GTA〜GTNにLOWレベルが与えられる。これによ
り、全てのゲートGTA〜GTNが開き、冗長救済アド
レス記憶用メモリセルアレイRCA〜RCNに書き込ま
れているデータが全て冗長救済データ比較回路COMP
に出力される。なお、図3に示した論理和回路ORにお
いて、ライトイネーブル信号FWEは負入力になってい
るので、ライトイネーブル信号FWEとリードイネーブ
ル信号FOEが同時にHIGHレベルになっても、P型
トランジスタTR1およびTR2が両方同時にONする
ことはない。
【0022】半導体記憶素子MEMのアドレスがアドレ
スADRに入力されると、冗長救済アドレス記憶用メモ
リセルアレイRCA〜RCNに書き込まれた冗長救済ア
ドレスデータと入力されたアドレスADRは冗長救済デ
ータ比較回路COMPにより比較され、両者が一致した
場合には冗長救済信号RSがLOWレベルとなる。
【0023】図4に、本実施形態における冗長救済デー
タ比較回路COMPの回路図を示す。冗長救済アドレス
記憶用メモリセルアレイRCA〜RCNに書き込まれた
各データは、入力されたアドレスADRと排他的論理和
回路XORA〜XORNにより一致・不一致が判定さ
れ、一致した場合には論理和回路ORA〜ORNにより
LOWレベルが出力される。論理和回路ORA〜ORN
は論理積回路ANDにより論理積が取られ、論理和回路
ORA〜ORNまでのいずれか一つでもLOWレベルを
出力すると、論理積回路ANDはLOWレベルとなる。
この論理積回路ANDの出力が冗長救済信号RSとな
る。例えば、冗長救済記憶用メモリセルアレイRCAの
それぞれのビットRCA1〜RCAnがアドレスADR
のそれぞれのビットADRA1〜ADRAnと排他的論
理和回路XORA1〜XORAnで比較される。そし
て、ビットRCA1〜RCAnのデータとビットADR
A1〜ADRAnのデータが全て一致した場合には、排
他的論理和回路XORA1〜XORAnが全てLOWレ
ベルとなり、論理和回路ORAの出力はLOWレベルと
なる。ORAの出力がLOWレベルになると、論理積回
路ANDから出力される冗長救済信号RSもLOWレベ
ルとなる。
【0024】図1において、半導体記憶素子MEMは、
通常のメモリセルSMCと冗長救済用のスペアのメモリ
セルSCを有している。そして、冗長救済信号RSがL
OWレベルになると、半導体記憶素子MEMに入力され
るアドレスADRは、冗長救済用のスペアのメモリセル
SCをアクセスし、不良となった通常のメモリセルをス
ペアのメモリセルに置き換える。通常は、冗長救済信号
RSはプルアップ抵抗R1によりHIGHレベルである
ので、半導体記憶素子MEMの通常のメモリセルSMC
にアクセスすることになる。また、冗長救済アドレス記
憶用アドレスRCA〜RCNに記憶された冗長救済アド
レスデータの初期値が例えば0であったとしても、それ
はアドレスADRに0が入力されたときに冗長救済用の
スペアのメモリセルSCがアクセスされるだけであり、
使用上で何等不都合は生じない。なお、冗長救済信号R
Sは書き込み時および読み出し時の両方に出力されるの
で、書き込み時および読み出し時のいずれの場合にも半
導体記憶素子MEMのスペアメモリセルが選択される。
【0025】以下に、上記不揮発性半導体記憶素子FM
および半導体記憶素子MEMの各々について、構成およ
び動作を説明する。
【0026】図5に、本実施形態のフローティングゲー
トを有する不揮発性半導体記憶素子のブロック図を示
す。この不揮発性半導体記憶装置FMは、通常のメモリ
セルアレイFMC(例えば携帯電話等に通常のFLAS
Hメモリとして使用される)と冗長救済アドレス記憶用
メモリセルアレイRCA〜RCNを有している。通常の
メモリセルアレイFMCとそれ以外の部分は別電源にな
っており、各々の電源FVCCと電源SVCCから電圧
が供給される。
【0027】冗長救済アドレス記憶用メモリセルアレイ
RCA〜RCNに冗長救済アドレスデータを書き込むと
きには、ライトイネーブル信号FWEからクロックを入
力してカウンタCNTをカウントアップし、カウンタC
NTの出力がデマルチプレクサDMUXに入力される。
そして、デマルチプレクサDMUXの出力によって、ゲ
ート選択スイッチ回路SWA〜SWNがゲートGTA〜
GTNを選択し、ゲートGTA〜GTNが順次開いて、
冗長救済アドレス記憶用メモリセルアレイRCA〜RC
Nに冗長救済アドレスデータが書き込まれる。
【0028】リードイネーブル信号FOEがLOWレベ
ルで、なおかつライトイネーブル信号FWEがHIGH
レベルになると、ゲートGTA〜GTNに同時にLOW
レベルが入力されてゲートGTA〜GTNが全て開く。
これにより、冗長救済アドレス記憶用メモリセルアレイ
RCA〜RCNに書き込まれたデータが全て同時に出力
される。冗長救済アドレス記憶用メモリセルアレイRC
A〜RCNから出力されたデータは、冗長救済データ比
較回路COMPにより、アドレスADRと比較される。
そして、冗長救済アドレス記憶用メモリセルアレイRC
A〜RCNのデータのうちの一つでもアドレスADRと
一致した場合には、冗長救済信号RSがLOWレベルと
なる。この冗長救済信号RSは、通常はプルアップ抵抗
R2によりHIGHレベルとなっている。なお、上記通
常のメモリセルアレイFMCへの読み出しおよび書き込
みは、通常のFLASHメモリと同様にコマンド入力等
により行われる。
【0029】図6に、本実施形態の冗長救済機能を有す
る半導体記憶素子のブロック図を示す。半導体記憶素子
MEMにアドレスADRが入力されたとき、冗長救済信
号RSの状態によって、デコーダーを介して通常のメモ
リセルSMCにアクセスされるか、または、冗長救済用
のスペアのメモリセルSCにアクセスされるかが決定さ
れる。冗長救済信号RSによって、SMCのアドレスか
らSCのアドレスを選択するための制御方法について
は、通常のSRAM等の冗長救済方法と同様であるの
で、ここでは説明を省略する。
【0030】この冗長救済信号RSは、図8に示した従
来技術における冗長救済信号と同じ役割をするものであ
り、通常はプルアップ抵抗R1によりHIGHレベルと
なっている。例えば、ウエハテスト時に冗長救済信号R
SをLOWレベルとすることにより、従来ではヒューズ
切断による以外にはアクセスすることができなかったス
ペアのメモリセルSCに対してもアクセスすることがで
きるため、スペアのメモリセルSCの試験を行うことが
可能となる。
【0031】なお、上記実施の形態において、フローテ
ィングゲートを有する不揮発性半導体記憶素子FMとし
ては、FLASHメモリ以外にも強誘電体メモリ(Fe
RAM)、EEPROM、磁性体メモリ(MRAM)等
を用いることが可能である。また、冗長救済機能を有す
る半導体記憶素子MEMとしては、SRAM以外にもD
RAM、マスクROM等を用いることが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
従来はウエハ状態で行っていた半導体記憶素子の冗長救
済をパッケージ後に行うことができるため、バーンイン
等で不良となったメモリセルが発生しても冗長救済する
ことにより良品とすることができ、歩留りが向上する。
また、半導体記憶素子のウエハテスト時に冗長救済を行
う必要がなくなるため、ウエハテスト工数を削減するこ
とができ、製造コストを低廉化することができる。ま
た、従来から用いられている複合メモリを用いることが
できるため、新たな技術開発を行う必要もない。さら
に、救済に使用するスペアのメモリセルとして、同じ半
導体記憶素子のものを使用するため、特性の変化もな
い。また、冗長救済のための不良アドレスを記憶する記
憶部についても、従来から使用されている複合メモリの
フローティングゲートを用いた不揮発性半導体記憶素子
に設けるため、プロセス的にも問題はなく、特性の変化
もない。また、ウエハテスト時に半導体記憶素子に冗長
救済信号を入力することにより、スペアのメモリセル部
分へのアクセスが可能となる。よって、ウエハテスト時
に冗長救済可能であってもスペアのメモリセルに不良が
存在するようなチップをスクリーニングすることが可能
となり、パッケージ後の冗長救済により不良となるのを
防ぐことができる。特に、複合メモリでは、パッケージ
後に不良となると、同時に封入された不揮発性半導体記
憶素子が良品であっても、複合メモリとして不良となっ
て不良品として処理されるので、パッケージ封入前に不
良品をスクリーニングすることは大変重要であり、大幅
なコストダウンにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフローティングゲー
トを有する不揮発性半導体記憶素子と冗長救済機能を有
する半導体記憶素子とを同一パッケージ内に封入した複
合メモリのブロック図である。
【図2】(a)および(b)は本発明の一実施形態であ
る複合メモリにおけるデマルチプレクサの真理値表であ
る。
【図3】本発明の一実施形態である複合メモリにおける
ゲート選択スイッチ回路である。
【図4】本発明の一実施形態である複合メモリにおける
冗長救済データ比較回路である。
【図5】本発明の一実施形態である複合メモリにおける
フローティングゲートを有する不揮発性半導体記憶素子
のブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態である複合メモリにおける
冗長救済機能を有する半導体記憶素子のブロック図であ
る。
【図7】従来の半導体記憶装置のウエハテストフローで
ある。
【図8】ヒューズのトリミングにより冗長救済を行う従
来の半導体記憶装置について説明するための図である。
【符号の説明】
A〜N デマルチプレクサの入力 ADR アドレス ADRA1〜ADRAn、ADRB1〜ADRN1 ア
ドレスのそれぞれのビット AND 論理積回路 CNT カウンタ COMP 冗長救済データ比較回路 DMUX デマルチプレクサ FCE 不揮発性半導体記憶素子のチップイネーブル端
子 FM 不揮発性半導体記憶素子 FMC 不揮発性半導体記憶素子の通常のメモリセルア
レイ FOE リードイネーブル信号 FVCC 電源FVCC FWE ライトイネーブル信号 GTA〜GTN ゲート MEM 半導体記憶素子 OR 論理和回路 ORA〜ORN 論理和回路 R1、R2、R3、R4 抵抗 RCA〜RCN 冗長救済アドレス記憶用メモリセルア
レイ RCA1〜RCAn、RCB1〜RCN1 冗長救済記
憶用メモリセルアレイのそれぞれのビット RS 冗長救済信号 SC 半導体記憶素子の通常のメモリセル SCE 半導体記憶素子のチップイネーブル端子 SMC 半導体記憶素子の冗長救済用のスペアのメモリ
セル SVCC 電源 SWA〜SWN ゲート選択スイッチ回路 TR1、TR2 P型トランジスタ XORA〜XORN、XORA1〜XORAn、XOR
B1〜XORN1 排他的論理和回路 Y0〜Yn デマルチプレクサの出力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲートを有する不揮発性
    半導体記憶素子と、他の半導体記憶素子とが同一のパッ
    ケージ内に封入された複合メモリであって、 該不揮発性半導体記憶素子は、該他の半導体記憶素子の
    不良アドレスを記憶する冗長救済アドレス記憶用メモリ
    部と、その不良アドレスが入力されたときに冗長救済信
    号を出力する冗長救済信号出力部とを有し、 該他の半導体記憶素子は、通常メモリ部と、スペアメモ
    リ部と、冗長救済信号が入力される冗長救済信号入力部
    とを有し、該冗長救済信号が入力されたときに不良を有
    する通常メモリの代わりにスペアメモリが選択される複
    合メモリ。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性半導体記憶素子は、前記冗
    長救済アドレス記憶用メモリ部に加えて、通常メモリ部
    を有する請求項1に記載の複合メモリ。
  3. 【請求項3】 前記他の半導体記憶素子からのデータ読
    み出し時および書き込み時に、前記冗長救済アドレス記
    憶用メモリ部に通常メモリセルアレイとは別に電源電圧
    が供給される請求項1または請求項2に記載の複合メモ
    リ。
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