JP2002056672A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002056672A
JP2002056672A JP2000236779A JP2000236779A JP2002056672A JP 2002056672 A JP2002056672 A JP 2002056672A JP 2000236779 A JP2000236779 A JP 2000236779A JP 2000236779 A JP2000236779 A JP 2000236779A JP 2002056672 A JP2002056672 A JP 2002056672A
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circuit
signal
address
input
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JP2000236779A
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Hidekazu Egawa
英和 江川
Takao Kamei
隆夫 亀井
Yusuke Shimizu
祐介 清水
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性能補償機能を備えた半導体記憶装置を提供
する。 【解決手段】 外部端子から供給された電源電圧を降圧
してメモリ回路の動作電圧を形成する降圧電圧発生回路
を備え、上記メモリ回路の動作速度を検出して所望の動
作速度に達しないときに上記降圧電圧発生回路を上記メ
モリ回路の許容電圧範囲内で高くするよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、主にダイナミック型メモリセルを用いて構成さ
れ、動作速度の高速化が要求されるものに利用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シンクロナス・ダイナミック・ランダム
・アクセス・メモリ(以下、単にSDRAMという)等
では、アクセス時間等がスペックを満足するようにある
程度の設計マ−ジンをもって設計が行なわれる。アクセ
ス時間などは、量産時の製造プロセスのばらつきでMO
SFETの駆動能力及び寄生抵抗,容量の変動により設
計マージン以上に遅延が発生してスペックを満足しない
場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、上記のようにD
RAMも徐々に高速され、アクセス配分の問題もでてき
た。つまり、プロセスのばらつきでアクセスの遅いDR
AMは製品化しても売れず、配分残として残り結果とし
て廃棄処分なってしまうという問題が生じる。DRAM
等では、大記憶容量化のために素子の微細化が進めら
れ、外部電圧のまま内部回路を駆動すると耐圧や信頼度
が持たない為、外部電圧を降圧して内部回路を動作させ
ている。本願発明者等においては、その内部回路が降圧
されていることに着目して、上記のように動作速度の遅
いチップに対する速度補償やリフレッシュ特性の補償等
を行なうことを考えた。
【0004】この発明の目的は、性能補償機能を備えた
半導体記憶装置を提供することにある。この発明の前記
ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記
述および添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。外部端子から供給された電源電圧を降
圧してメモリ回路の動作電圧を形成する降圧電圧発生回
路を備え、上記メモリ回路の動作速度を検出して所望の
動作速度に達しないときに上記降圧電圧発生回路を上記
メモリ回路の許容電圧範囲内で高くするよう制御する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係るSDR
AMの一実施例の全体ブロック図が示されている。制御
入力信号は、クロック信号CLK、クロックイネーブル
信号CKE、チップセレクト信号/CS、ロウアドレス
ストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信
号/CAS、ライトイネーブル信号/WE及び出力選択
信号DQMU,DQMLとされる。ここで、/はロウレ
ベルがアクティブレベルを表す論理記号のオーバーバー
に対応している。Xアドレス信号とYアドレス信号は、
共通のアドレス端子A0〜Anからクロック信号CKL
に同期して時系列的に入力される。
【0007】アドレス入力バッファを通して入力された
Xアドレス信号とYアドレス信号とは、ラッチ回路を含
むRow(ロウ)アドレスバッファ及びCloumn
(カラム)アドレスバッファにそれぞれ取り込まれる。
Rowアドレスバッファに取り込まれたXアドレス信号
は、Rowデコーダにより供給されてワード線選択のた
めのデコード動作が行なわれる。Rowデコーダの出力
信号はワードドライバに供給されてメモリアレイのワー
ド線の選択信号が形成される。ワード線の選択動作によ
り、メモリアレイの相補ビット線には微小な読み出し信
号が現れ、センスアンプにより増幅動作が行われる。
【0008】Columnアドレスバッファに取り込ま
れたYアドレス信号は、Columnカウンタに初期値
として入力されるとともに、Columnデコーダに供
給される。Columnデコーダは、ビット線選択のた
めのデコード動作を行ない、その出力信号がYSドライ
バに供給されてビット線選択信号YSが形成される。図
示しないが、X救済回路及びY救済回路が設けられ、不
良アドレスの記憶動作と、記憶された不良アドレスと上
記取り込まれたアドレス信号とを比較し、一致ならメモ
リアレイに含まれる予備のワード線又はビット線の選択
をXデコーダ及びYデコーダに指示するとともに、メモ
リアレイの正規ワード線又は正規ビット線の選択動作を
禁止させる。
【0009】センスアンプで増幅された記憶情報は、カ
ラム選択信号を受ける図示しないカラムスイッチ回路に
より選択されものが共通入出力線に接続されてメインア
ンプに伝えられる。つまり、読み出し動作のときには、
Yスイッチ回路を通して読み出された読み出し信号を増
幅して、Output(出力)バッファを通して外部端
子DQから出力させる。書き込み動作のときには、外部
端子DQから入力された書き込み信号がInput(入
力)バッファを介して取り込まれ、Write(ライ
ト)バッファを介して共通入出力線及び選択ビット線に
伝えられ、選択ビット線では上記センスアンプの増幅動
作により書き込み信号が増幅されてメモリセルのキャパ
シタにそれに対応した電荷が保持される。
【0010】コントロールロジックとタイミングジェネ
レータは、前記のような制御信号CLK,CLE、/R
ASと/CAS及び/WE、DQMU,DQMLに対応
して入力されたアドレス信号の取り込み制御タイミング
信号や、センスアンプの動作タイミング信号等のように
メモリセルの選択動作に必要な各種のタイミング信号を
発生させる。リフレッシュモードにされたときにリフレ
ッシュ用のアドレス信号を生成してX系の選択動作を行
なうリフレッシュ制御回路も含まれる。
【0011】内部電源発生回路は、電源端子から供給さ
れたVCCVSSのような動作電圧を受けてワード線の
選択レベルに対応した内部昇圧電圧VPP、センスアン
プの動作電圧に対応した内部降圧電圧VDL、周辺回路
の動作電圧に対応した内部降圧電圧VPERIの他、図
示しないがメモリセルのプレート電圧、VDL/2のよ
うなプリチャージ電圧、基板バックバイアス電圧VBB
のような各種内部電圧を発生させる。
【0012】外部入力信号は当該内部クロック信号CL
Kの立ち上がりエッジに同期して有意とされる。チップ
セレクト信号/CSはそのロウレベルによってコマンド
入力サイクルの開始を指示する。チップセレクト信号/
CSがハイレベルのとき(チップ非選択状態)やその他
の入力は意味を持たない。但し、後述するメモリバンク
の選択状態やバースト動作などの内部動作はチップ非選
択状態への変化によって影響されない。/RAS,/C
AS,/WEの各信号は通常のDRAMにおける対応信
号とは機能が相違し、コマンドサイクルを定義するとき
に有意の信号とされる。クロックイネーブル信号CKE
は次のクロック信号の有効性を指示する信号であり、当
該信号CKEがハイレベルであれば次のクロック信号C
LKの立ち上がりエッジが有効とされ、ロウレベルのと
きには無効とされる。
【0013】本願において、用語「MOS」は、本来は
メタル・オキサイド・セミコンダクタ構成を簡略的に呼
称するようになったものと理解される。しかし、近年の
一般的呼称でのMOSは、半導体装置の本質部分のうち
のメタルをポリシリコンのような金属でない電気導電体
に換えたり、オキサイドを他の絶縁体に換えたりするも
のもの含んでいる。CMOSもまた、上のようなMOS
に付いての捉え方の変化に応じた広い技術的意味合いを
持つと理解されるようになってきている。MOSFET
もまた同様に狭い意味で理解されているのではなく、実
質上は絶縁ゲート電界効果トランジスタとして捉えられ
るような広義の構成をも含めての意味となってきてい
る。本発明のCMOS、MOSFET等は上記のような
一般的呼称に習っている。
【0014】図2には、この発明に係るダイナミック型
RAMの一実施例の回路図が示されている。同図におい
ては、センスアンプ部を中心にして、アドレス入力から
データ出力までの簡略化された回路図が例示的に示され
ている。この実施例は、センスアンプを中心にして一対
の相補ビット線が折り返して平行に延長されるというい
わゆる2交点方式に向けられている。同図においては、
ワード線はメインワード線MWLとサブワード線SWL
からなり、入出力線はローカル入出力線LIOとメイン
入出力線MIOからなるようにそれぞれ階層構造とされ
る。2つのサブアレイ15に上下から挟まれるようにさ
れたセンスアンプ16と交差エリア18に設けられる回
路が例示的に示され、他はブロック図として示されてい
る。
【0015】ダイナミック型メモリセルは、上記1つの
メモリマット15に設けられたサブワード線SWLと、
相補ビット線BL,BLBのうちの一方のビット線BL
との間に設けられた1つが代表として例示的に示されて
いる。ダイナミック型メモリセルは、アドレス選択MO
SFETQmと記憶キャパシタCsから構成される。ア
ドレス選択MOSFETQmのゲートは、サブワード線
SWLに接続され、このMOSFETQmのドレインが
ビット線BLに接続され、ソースに記憶キャパシタCs
が接続される。記憶キャパシタCsの他方の電極は共通
化されてプレート電圧VPLTが与えられる。上記MO
SFETQmの基板(チャンネル)には負のバックバイ
アス電圧VBBが印加される。特に制限されないが、上
記バックバイアス電圧VBBは、−1Vのような電圧に
設定される。上記サブワード線SWLの選択レベルは、
上記ビット線のハイレベルに対して上記アドレス選択M
OSFETQmのしきい値電圧分だけ高くされた高電圧
VPPとされる。
【0016】センスアンプを内部降圧電圧VDLで動作
させるようにした場合、センスアンプにより増幅されて
ビット線に与えられるハイレベルは、上記内部電圧VD
Lレベルにされる。したがって、上記ワード線の選択レ
ベルに対応した高電圧VPPはVDL+Vth+αにされ
る。センスアンプの左側に設けられたサブアレイの一対
の相補ビット線BLとBLBは、同図に示すように平行
に配置される。かかる相補ビット線BLとBLBは、シ
ェアードスイッチMOSFETQ1とQ2によりセンス
アンプの単位回路の入出力ノードと接続される。
【0017】センスアンプの単位回路は、ゲートとドレ
インとが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネ
ル型の増幅MOSFETQ5,Q6及びPチャンネル型
の増幅MOSFETMOSFETQ7,Q8からなるC
MOSラッチ回路で構成される。Nチャンネル型MOS
FETQ5とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接
続される。Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8のソ
ースは、共通ソース線CSPに接続される。上記共通ソ
ース線CSNとCSPには、それぞれパワースイッチM
OSFETが接続される。
【0018】特に制限されないが、Nチャンネル型の増
幅MOSFETQ5とQ6のソースが接続された共通ソ
ース線CSNには、特に制限されないが、上記クロスエ
リア18に設けられたNチャンネル型のパワースイッチ
MOSFETQ14により接地電位に対応した動作電圧
が与えられる。同様に上記Pチャンネル型の増幅MOS
FETQ7とQ8のソースが接続された共通ソース線C
SPには、上記内部電圧VDLを供給するNチャンネル
型のパワーMOSFETQ15が設けられる。上記のパ
ワースイッチMOSFETは、各単位回路に分散して設
けるようにしてもよい。
【0019】上記Nチャンネル型のパワーMOSFET
Q14とQ15のゲートに供給されるセンスアンプ用活
性化信号SANとSAPは、センスアンプの活性時にハ
イレベルにされる同相の信号とされる。信号SAPのハ
イレベルは昇圧電圧VPPレベルの信号とされる。昇圧
電圧VPPは、VDLが1.8Vのとき、約3.6Vに
されるので、上記Nチャンネル型MOSFETQ15を
十分にオン状態にして共通ソース線CSPを内部電圧V
DLレベルにすることができる。
【0020】上記センスアンプの単位回路の入出力ノー
ドには、相補ビット線を短絡させるイコライズMOSF
ETQ11と、相補ビット線にハーフプリチャージ電圧
VBLRを供給するスイッチMOSFETQ9とQ10
からなるプリチャージ(イコライズ)回路が設けられ
る。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲートは、共
通にプリチャージ信号PCBが供給される。このプリチ
ャージ信号PCBを形成するドライバ回路は、図示しな
いが、上記クロスエリアにインバータ回路を設けて、そ
の立ち上がりや立ち下がりを高速にする。つまり、メモ
リアクセスの開始時にワード線選択タイミングに先行し
て、各クロスエリアに分散して設けられたインバータ回
路を通して上記プリチャージ回路を構成するMOSFE
TQ9〜Q11を高速に切り替えるようにするものであ
る。
【0021】上記クロスエリア18には、IOスイッチ
回路IOSW(ローカル入出力線LIOとメイン入出力
線MIOを接続するスイッチMOSFETQ19,Q2
0)が置かれる。さらに、前記説明したようにセンスア
ンプのコモンソース線CSPとCSNのハーフプリチャ
ージ回路、ローカル入出力線LIOのハーフプリチャー
ジ回路、メイン入出力線のVDLプリチャージ回路、シ
ェアード選択信号線SHRとSHLの分散ドライバ回路
等も設けられる。
【0022】センスアンプの単位回路は、シェアードス
イッチMOSFETQ3とQ4を介して図下側のサブア
レイ15の同様な相補ビット線BL,BLBに接続され
る。例えば、上側のサブアレイのサブワード線SWLが
選択されたときには、センスアンプの上側シェアードス
イッチMOSFETQ1とQ2はオン状態に、下側シェ
アードスイッチMOSFETQ3とQ4とがオフ状態に
される。スイッチMOSFETQ12とQ13は、カラ
ム(Y)スイッチ回路を構成するものであり、上記選択
信号YSが選択レベル(ハイレベル)にされるとオン状
態となり、上記センスアンプの単位回路の入出力ノード
とローカル入出力線LIO1とLIO1B、LIO2,
LIO2B等とを接続させる。
【0023】これにより、センスアンプの入出力ノード
は、上記上側の相補ビット線BL,BLBに接続され
て、選択されたサブワード線SWLに接続されたメモリ
セルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回路(Q
12とQ13)を通してローカル入出力線LIO1,L
IO1Bに伝える。上記ローカル入出力線LIO1,L
IO1Bは、上記センスアンプ列に沿って、つまり、同
図では横方向に延長される。上記ローカル入出力線LI
O1,LIO1Bは、クロスエリア18に設けられたN
チャンネル型MOSFETQ19とQ20からなるIO
スイッチ回路を介してメインアンプ61の入力端子が接
続されるメイン入出力線MIO,MIOBに接続され
る。
【0024】上記IOスイッチ回路は、X系のアドレス
信号を解読して形成された選択信号よりスイッチ制御さ
れれる。なお、IOスイッチ回路は、上記Nチャンネル
型MOSFETQ19とQ20のそれぞれにPチャンネ
ル型MOSFETを並列に接続したCMOSスイッチ構
成としてもよい。シンクロナスDRAMのバーストモー
ドでは、上記カラム選択信号YSがカウンタ動作により
切り換えられ、上記ローカル入出力線LIO1,LIO
1B及びLIO2,LIO2Bとサブアレイの二対ずつ
の相補ビット線BL,BLBとの接続が順次に切り換え
られる。
【0025】アドレス信号Aiは、アドレスバッファ5
1に供給される。このアドレスバッファは、時分割的に
動作してXアドレス信号とYアドレス信号を取り込む。
Xアドレス信号は、プリデコーダ52に供給され、メイ
ンローデコーダ11とメインワードドライバ12を介し
てメインワード線MWLの選択信号が形成される。上記
アドレスバッファ51は、外部端子から供給されるアド
レス信号Aiを受けるものであり、外部端子から供給さ
れる電源電圧VDD(前記VCCと同じ)により動作さ
せられ、上記プリデコーダは、それを降圧した降圧電圧
VPERIにより動作させられ、上記メインワードドラ
イバ12は、昇圧電圧VPPにより動作させられる。こ
のメインワードドライバ12として、上記プリデコード
信号を受けるレベル変換機能付論理回路が用いられる。
カラムデコーダ(ドライバ)53は、上記VCLP発生
回路を構成するMOSFETQ23により動作電圧が形
成される駆動回路を含み、上記アドレスバフッァ51の
時分割的な動作によって供給されるYアドレス信号を受
けて、上記選択信号YSを形成する。
【0026】上記メインアンプ61は、前記降圧電圧V
PERIにより動作させられ、外部端子から供給される
電源電圧VDDで動作させられる出力バッファ62を通
して外部端子Dout から出力される。外部端子Dinから
入力される書き込み信号は、入力バッファ63を通して
取り込まれ、同図においてメインアンプ61に含まれる
ライトアンプ(ライトドライバ)を通して上記メイン入
出力線MIOとMIOBに書き込み信号を供給する。上
記出力バッファ62の入力部には、レベル変換回路とそ
の出力信号を上記クロック信号に対応したタイミング信
号に同期させて出力させるための論理部が設けられる。
【0027】特に制限されないが、上記外部端子から供
給される電源電圧VDDは、3.3Vにされ、内部回路
に供給される降圧電圧VPERI2.5Vに設定され、
上記センスアンプの動作電圧VDLは1.8Vとされ
る。そして、ワード線の選択信号(昇圧電圧)は、3.
6Vにされる。ビット線のプリチャージ電圧VBLR
は、VDL/2に対応した0.9Vにされ、プレート電
圧VPLTも0.9Vにされる。そして、基板電圧VB
Bは−1.0Vにされる。上記外部端子から供給される
電源電圧VDDは、2.5Vのような低電圧にされても
よい。このように低い電源電圧VDDのときには、降圧
電圧VPERIと降圧電圧VDLを1.8V程度と同じ
くしてもよい。
【0028】あるいは、外部端子から供給される電源電
圧VDDは3.3Vにされ、内部回路に供給される降圧
電圧VPERIとセンスアンプの動作電圧VDLとを同
じく2.0V又は1.8Vのようにしてもよい。このよ
うに外部電源電圧VDDに対して内部電圧は種々の実施
形態を採ることができる。
【0029】図3には、この発明に係る半導体記憶装置
の一実施例の要部構成図が示されている。この実施例の
半導体記憶装置はSDRAMに向けられており、素子の
微細化の影響により外部電圧のまま内部回路を駆動する
と耐圧や信頼度が持たない為、外部電圧VDD(VC
C)を降圧して内部回路を動作させている。このように
内部回路の動作電圧VPERI,VDLを降圧している
ことに着目して、出力時間検出回路を設けて、イニシャ
ルサイクル等でメモリ回路の動作時間のチェックを行
い、製造プロセス等のバラツキ等で、アクセス時間がス
ペックを満足出来ない場合は、降圧している電圧VPE
RIを信頼度等が損なわれない程度に上昇させて、内部
回路を構成するMOSFETの駆動能力を上げて高速動
作をさせさてスペックを満足させる。
【0030】この実施例では、出力(Output)バ
ッファの出力信号を差動検出回路に供給する。この差動
検出回路は、基準電圧Vrefに対して上記出力電信号
の電圧を超えたらフリップフロップをリセットさせる。
つまり、センスアンプの活性化信号SA−onによりフ
リップフロップ回路をセットし、上記差動検出回路の出
力信号によりリセットさせる。このフリップフロップ回
路のセット状態からリセット状態までの時間をアクセス
時間の速度レベル検出回路で検出し、このアクセス時間
で内部電圧VDL、VPERIをいくつに設定するか速
度レベル検出を行なう。このように検出された速度レベ
ルを内部電源発生回路にフィードバックしVDL,VR
ERI電圧調整する。このような一連の動作はシステム
のイニシャライズ時に実行しその後は行わない。また
は、システムの温度変化考慮し一定時間毎に再設定を行
うようにしてもよい。
【0031】図4には、この発明に係る半導体記憶装置
の他の一実施例の要部構成図が示されている。この実施
例では、DRAMやSDRAMのようなダイナミック型
メモリセルを用いて情報記憶動作を行なうようにするも
のには、期待値判定回路を設けて、メモリセルの情報保
持特性を判定する。つまり、メモリアレイに書き込み動
作を行ない、一定時間後に読み出し動作を行なって記憶
情報が失われているか否かを上記期待値判定回路で判定
する。このような期待値判定回路での内部リフレッシュ
特性を検証し、もしも記憶情報が失われたなら内部電源
電圧を高くしてメモリセルに記憶させる情報電荷量を増
加させる。このようにしてメモリセルが所望の一定のリ
フレッシュ特性を持つように補償する。
【0032】上記の期待値比較回路を設けて、イニシャ
ルサイクル等でリフレッシュ特性が悪いと判定された場
合、内部電源降圧VDLの設定値を上げてメモリセルの
蓄積電化量を増やしてリフレッシュ特性を向上させるこ
とにより、データ保持能力の劣るメモリチップを救済さ
せることができる。つまり、外部端子DQより、ライト
データを入力しメモリアレイに書き込みを行う。一定時
間後にリード動作を行い、正常にメモリセルのデータ保
持動作が行なわれているかを上記期待値比較回路でチェ
ックを行う。正常な記憶動作が行なわれていない場合
は、降圧電圧VDLレベルをあげて再度チェックを行う
ようにするものである。この実施例において、チェック
データは外部端子DQピンからの外部入力を使わず、レ
ジスタを準備して繰り返し使用してもよい。
【0033】以上のような図3又は図4の実施例のよう
に、内部電源電圧VEPRI,VDLを上げることによ
り回路全体の動作スピードが上げることができる。内部
電源電圧VDLを上げることによりメモリセルの蓄積電
荷量を増やすことが出来る。いずれの場合も実機実装後
のイニシャルサイクルで判定を行うため、実機の使用条
件(温度、電源電圧)でチェックが行えるため、動作マ
ージンが向上し歩留りが向上する。この結果、メモリチ
ップの配分残がなくなり、配分率が上がる。リフレッシ
ュ特性が改善されるので歩留りが向上する。そして、顧
客システムで悪い温度環境時にも自動的に補正できるの
でシステムエラー率を下げることができるものとなる。
【0034】図5には、この発明に係る半導体記憶装置
の他の一実施例の要部構成図が示されている。この実施
例では、前記図3の実施例にレジスタ(ROM)が追加
される。出荷前の選別時に前記方法により内部降圧電圧
でVPERI,VDLの値を決めて、それをROMであ
るレジスタに書き込むようにするものである。この構成
では、電源切断後も上記ROMにVPERI又はVDL
の設定情報が保持されるので、顧客では前記のようなイ
ニシャルサイクル等のようなダミーアクセス動作を実施
することなく通常のSDRAMと同じように使える。こ
の構成では、必要に応じて内部電源電圧変更後のアクセ
スチェックもでき信頼度もあがる。
【0035】図6には、この発明に係る半導体記憶装置
の他の一実施例の要部構成図が示されている。この実施
例では、前記図4の実施例にアドレスレジスタ(RO
M)が追加される。リフレッシュ特性をチェックする際
に、チェックを行うメモリアレイについてもアドレスレ
ジスタ(ROM)を準備して、選別時にどのアドレスの
メモリセルが弱いか判定しておき、上記電源投入時のイ
ニシャルサイクルにおいては、アドレスレジスタに記憶
されたアドレスのメモリセルのデータ保持時間のみチェ
ックを行うようにしてテスト時間の短縮を図るようにす
るものである。このように出荷前の選別時に、最もリフ
レッシュ特性が悪いメモリセルを判定し、そのアドレス
をアドレスレジスタに保存しておき、イニシャル時の評
価には、そのアドレスのメモリセルのみリフレッシュ特
性の評価を行って評価テストの時短を図ることができ
る。
【0036】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 外部端子から供給された電源電圧を降圧してメ
モリ回路の動作電圧を形成する降圧電圧発生回路を備
え、上記メモリ回路の動作速度を検出して所望の動作速
度に達しないときに上記降圧電圧発生回路を上記メモリ
回路の許容電圧範囲内で高くするよう制御することによ
り、回路全体の動作スピードが上がりその補償を行なう
ようにすることができるという効果が得られる。
【0037】(2) データ保持時間が短いときには、
内部電源電圧を上げることにより、メモリセルの蓄積電
荷量を増やすことが出来るため、動作マージンが向上し
歩留りを向上させることにより配分残がなくなり、配分
率を改善することができるという効果が得られる。
【0038】(3) 出荷前の選別時に前記の回路でV
PERI,VDLの値を決めて、それをROMであるレ
ジスタに書き込むようすることにより、電源切断後も内
部電圧設定情報が保持されるので、顧客ではイニシャル
動作なしに通常のDRAMと同様に使えるとともに、内
部電源電圧変更後のアクセスチェックが選別できるので
信頼度も向上させることができるという効果が得られ
る。
【0039】(4) 出荷前の選別時にリフレッシュ特
性をチェックする際に、チェックを行うメモリアレイに
ついてもROMを準備して、選別時にどのアドレスのメ
モリセルが弱いか判定し、そのアドレスのみチェックを
行うようにすることにより電源投入時のイニシャル動作
でのテスト時間の短縮を図ることができるという効果が
得られる。
【0040】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、メモ
リセルは、前記のようなダイナミック型メモリセルの他
に、記憶手段として強誘電体キャパシタを用いて不揮発
化するものであってもよい。強誘電体キャパシタは、そ
の誘電体膜に加える電圧の大きさによって、不揮発性モ
ードと前記ダイナミック型メモリセルと同様な揮発性モ
ードの両方に用いるようにするものであってもよい。
【0041】メモリセルは、前記のようなダイナミック
型メモリセルや強誘電体メモリの他に、スタティック型
メモリセル、コントロールゲートとフローティングゲー
トとを備え、フローティングゲートに情報電荷を蓄積さ
せるようにした不揮発性メモリセル等何であってもよ
い。この発明は、各種半導体記憶装置に広く利用するこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。外部端子から供給された電源電圧を降
圧してメモリ回路の動作電圧を形成する降圧電圧発生回
路を備え、上記メモリ回路の動作速度を検出して所望の
動作速度に達しないときに上記降圧電圧発生回路を上記
メモリ回路の許容電圧範囲内で高くするよう制御するこ
とにより、回路全体の動作スピードが上がりその補償を
行なうようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るSDRAMの一実施例を示す全
体ブロック図である。
【図2】この発明に係るダイナミック型RAMの一実施
例を示す回路図である。
【図3】この発明に係る半導体記憶装置の一実施例を示
す要部構成図である。
【図4】この発明に係る半導体記憶装置の他の一実施例
を示す要部構成図である。
【図5】この発明に係る半導体記憶装置の他の一実施例
を示す要部構成図である。
【図6】この発明に係る半導体記憶装置の他の一実施例
を示す要部構成図である。
【符号の説明】
Q1〜Q51…MOSFET、11…メインロウデコー
ダ、12…メインワードドライバ、15…サブアレイ
(メモリマット)、16…センスアンプ、17…サブワ
ードドライバ、18…交差領域、51…アドレスバッフ
ァ、52…プリデコーダ、53…カラムデコーダ,61
…メインアンプ、62…出力バッファ、63…入力バッ
ファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 隆夫 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 日 立超エル・エス・アイ・システムズ内 (72)発明者 清水 祐介 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 日 立超エル・エス・アイ・システムズ内 Fターム(参考) 5B024 AA15 BA27 CA15 DA20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ回路と、 外部端子から供給された電源電圧を降圧して上記メモリ
    回路の動作電圧を形成する降圧電圧発生回路とを備え、 上記メモリ回路の動作速度を検出し、所望の動作速度に
    達しないときに上記降圧電圧発生回路を上記メモリ回路
    の許容電圧範囲内で高くするよう制御してなる動作速度
    補償回路を設けてなることを特徴とする半導体記憶装
    置。
JP2000236779A 2000-08-04 2000-08-04 半導体記憶装置 Pending JP2002056672A (ja)

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