JP2002055035A - デュロメータ硬度計の検定装置及び検定方法 - Google Patents

デュロメータ硬度計の検定装置及び検定方法

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JP2002055035A
JP2002055035A JP2000241274A JP2000241274A JP2002055035A JP 2002055035 A JP2002055035 A JP 2002055035A JP 2000241274 A JP2000241274 A JP 2000241274A JP 2000241274 A JP2000241274 A JP 2000241274A JP 2002055035 A JP2002055035 A JP 2002055035A
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JP
Japan
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needle
load cell
pressing
durometer
durometer hardness
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JP2000241274A
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English (en)
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Motokimi Araki
基臣 荒木
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Akashi Corp
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Akashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デュロメーター硬度計の押針の上昇量に対して
生じるばね力の検定を正確に行うことができるデュロメ
ータ硬度計の検定装置及び検定方法を提供する。 【解決手段】検定すべきデュロメータ硬度計1を固定
し、ロードセル10と、前記ロードセル10を上下動可
能に支持する上下装置11とから構成されたデュロメー
タ硬度計の検定装置9をデュロメータ硬度計1の下方に
配置する。このとき、ロードセル10は、デュロメータ
硬度計1のばね3が収縮しない様に押針5の先端に当接
する。前記上下装置11によって、ロードセル10を上
昇させ、ロードセル10によって測定される押針5の押
圧力とロードセル10の上昇量とから、押針5の上昇量
に対して生じるばね力を検定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュロメーター硬
度計の押針の上昇量に対するばね力の検定装置及び検定
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴム等の硬さを測定するデュロメータ硬
度計は、図3に示すように、デュロメータ硬度計本体2
内に設けられたばね3の一端に、押針5の一端を連結
し、デュロメータ硬度計本体2の底面(加圧面)8から
押針5の他端が突出した形状であり、デュロメータ硬度
計本体2外側には、押針5に連結し、押針5の移動量を
示すダイヤルゲージ6が設けられている。
【0003】このデュロメータ硬度計による硬さの測定
は、加圧面8をゴム等の試料12に押し付けることによ
って行われる。加圧面8を試料12に押し付けると、加
圧面8から突出している押針は5、試料12によって上
方へ押し上げられる。そして、押針5が押し上げられる
と同時に、押針5に連結しているばね3が収縮する。つ
まり、試料12が押針5を押し上げた量に比例してばね
力が発生するので、押針5はこのばねの力により下方に
押し返される。この試料12が押し上げる力とばね3が
押し返す力とが釣り合った位置で押針5は停止する。こ
の押針5の位置はダイヤルゲージ6によって示され、こ
のダイヤルゲージ6が示した値が試料12の硬さとな
る。
【0004】つまり、このようなデュロメータ硬度計で
は、試料12が押針5を押し上げた量に比例してばね力
が発生しなければならないので、デュロメータ硬度計を
作成する場合に、押針5が上昇した量に対して適正なば
ね力が出ているか確認しなくてはならない。従来、ばね
力の検定には図4に示すように天秤20と重錘21を用
い、天秤20の一方にデュロメータ硬度計の押針5を接
し、他方に所定の重さの重錘21を乗せて検定を行って
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような検
定方法では、検定装置の構造が複雑であり検定が行いに
くい、天秤を介すことにより重錘の力がデュロメータ硬
度計にかかる状態が不明確である、重錘によって力を加
えると重力や重錘に生じる錆等の影響により多少の誤差
が生じるといった問題があり、正確な検定を行うことが
困難であった。
【0006】本発明の課題は、デュロメーター硬度計の
押針の上昇量に対して生じるばね力の検定を正確に行う
デュロメータ硬度計の検定装置及び検定方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、ばね
(3)に連結した押針(5)を、硬さを測定する試料に
押し付け、押針の移動量から試料の硬さを測定するデュ
ロメータ硬度計(1)の検定装置(9)であって、固定
されたデュロメータ硬度計の押針に接触するように設け
られたロードセル(10)と、前記ロードセルを上下動
可能に支持する上下装置(11)とからなることを特徴
としている。
【0008】ここで、ロードセルとは、弾性体の変形を
電気抵抗の変化に変換したり、透磁率の変化として検出
することにより、弾性体にかかる荷重を検出する周知の
荷重検出器である。
【0009】請求項1記載の発明によれば、デュロメー
タ硬度計の検定装置を、固定したデュロメータ硬度計の
押針に当接したロードセルと、ロードセルを上下動可能
に支持した上下装置とから構成したことにより、上下装
置でロードセルを持ち上げ、押針を押し上げることがで
きる。これにより、押し上げられた押針は、ばねにより
もとの位置(下方)へ戻ろうとして接しているロードセ
ルを押しつけるので、ロードセルで押針の押圧力を測定
し、この押圧力と上下装置でロードセルを持ち上げた量
から、デュロメーター硬度計の押針の上昇量に対して生
じるばね力の検定を正確に行うことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、例えば図2に示す
ように、ばね(3)に連結した押針(5)を、硬さを測
定する試料に押し付け、押針の移動量から試料の硬さを
測定するデュロメータ硬度計(1)の検定方法であっ
て、検定すべきデュロメータ硬度計を固定し、前記デュ
ロメータ硬度計の下方に配置された上下装置(11)上
に固定したロードセル(10)を、デュロメータ硬度計
のばねが収縮しない様に押針の先端に当接し、前記上下
装置によって、ロードセルを上昇させ、ロードセルによ
って測定される押針の押圧力とロードセルの上昇量とか
ら、押針の上昇量に対して生じるばね力を検定すること
を特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、デュロメー
ター硬度計を固定し、デュロメーター硬度計の下方に上
下装置で上下動可能に支持されたロードセルを配置し
て、デュロメーター硬度計の押針に押針と連結している
ばねが収縮しない様に当接する。そして、上下装置でロ
ードセルを持ち上げると、押針が押し上げられ、押針に
連結しているばねが収縮する。このばね力により押針は
押し戻され、ロードセルを押圧するので、ロードセルで
押針の押圧力を測定することによって、ばね力を測定で
き、上下装置がロードセルを持ち上げた量とから、押針
の上昇量に対して生じるばね力を検定することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0013】先ず、本発明に係るデュロメータ硬度計の
検定装置および、デュロメータ硬度計の構成を説明す
る。図1に示すように、デュロメータ硬度計1は、中空
になっている本体2と、本体2内に備えられたばね3
と、一端でばね3に連結し他端は本体2の底部に設けら
れた孔4から突出する押針5と、押針5に接続し押針5
の移動量によって指針7が回動するダイヤルゲージ6と
から概略構成されている。
【0014】このデュロメータ硬度計1は、図3に示す
ように、本体2の底面(加圧面)8を試料12に押し付
けて試料12の硬さを測定するものである。試料12に
加圧面8を押し付けた際に押針5が試料12に押されて
上方に移動することにより、ばね3が収縮し、このばね
力によって押針5が押し戻される。この試料12が押針
5を押す力と、ばね3が押針5を押し戻す力とが釣り合
った位置で押針5は停止する。当初の位置から押針5が
停止する位置までの押針5の移動量がダイヤルゲージ6
に表示され、これがデュロメータ硬度計1によって測定
された試料12の硬さとなるのである。
【0015】デュロメータ硬度計の検定装置9は、ロー
ドセル10と、ロードセル10を支持し、上下に動くこ
とによってロードセル10の高さを調節する上下装置1
1から構成されている。ロードセル10は、周知のもの
であり、荷重がかかることによって弾性体に生じる変形
を、電気抵抗の変化に変換したり、透磁率の変化として
検出することによって、かかった荷重を計測するもので
ある。また、上下装置11は、任意の高さに設定できる
と共に、上下に動いた量を表示する手段(図示省略)を
有しているものとする。
【0016】次に本実施の形態におけるデュロメータ硬
度計の検定方法を説明する。まず、デュロメータ硬度計
1を押針5の先端が下になるように、垂直に固定する。
このデュロメータ硬度計1の下方に上下装置11を配置
し、上下装置11上にロードセル10を設置する。この
とき、ロードセル10は押針5の先端に接し、ロードセ
ル10が接することによって押針5に連結しているばね
3が収縮しないように設置されるものとする。
【0017】次に、上下装置11を稼動し、ロードセル
10を所定の位置まで上昇させ、ロードセル10によっ
て押針5を押し上げる。この時、ロードセル10を押す
押針5の押圧力は、ロードセル10によって測定され
る。ダイヤルゲージ6の指針7が停止したことを確認
後、ロードセル10で測定した押圧力と、上下装置11
が表示しているロードセル10の上昇量を確認する。そ
して、この上昇量に対する押圧力がデュロメータ硬度計
1の規定値に適合しているかどうかを検討することによ
り、デュロメータ硬度計1の押針5の上昇量に対して生
じるばね力の検定を行うことができる。
【0018】このように、上記実施の形態のデュロメー
タ硬度計の検定装置および検定方法によれば、荷重を測
定可能なロードセル10と、ロードセル10を上下動可
能に支持し、ロードセル10の移動量を明示可能な上下
装置11とからデュロメータ硬度計1の検定装置9を構
成したことにより、押針5の上昇量とそれに対する押針
5の押圧力を測定することができる。この押針5の押圧
力は、押針5連結したばね3のばね力によるものである
ので、押針5の上昇量に対するばね力を測定することが
できる。また、従来のように天秤や重錘を用いず、直接
的に押針5を押し上げて押圧する力を測定するので、押
針5の上昇量に対するばね力を正確に測定できると共
に、構成が簡単であるため、検定を容易に行うことがで
きる。また、上下装置11は、押針5の上昇量を明示で
きるので、ダイヤルゲージ6の検定も同時に行うことが
できる。
【0019】なお、以上の実施の形態例において用いた
デュロメータ硬度計の構造や上下装置の構造等は任意で
あり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変
更可能であることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ロードセ
ルと、ロードセルを上下動可能に支持する上下装置とか
らデュロメータ硬度計の検定装置を構成し、上下装置で
ロードセルを持ち上げることにより、ロードセルに当接
しているデュロメータ硬度計の押針が上方へ押し上げら
れる。押し上げられた押針は、連結しているばねにより
元の位置へ戻ろうとし、ロードセルを押圧するので、ロ
ードセルで測定されたこの押圧力と、ロードセルを持ち
上げた量から、正確にデュロメーター硬度計の押針の上
昇量に対して生じるばね力の検定を行うことができる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、固定したデ
ュロメータ硬度計の下方に、上下装置に固定したロード
セルを配置し、デュロメータ硬度計の押針に連結したば
ねが収縮しないように、ロードセルを押針に当接する。
上下装置でロードセルを上昇させると、押針が持ち上げ
られ、ばねが収縮すると同時に、ばねは押針を押し戻そ
うとするので、押針はロードセルを押圧する。従ってこ
の押圧力をロードセルで測定することによって、ばね力
を測定でき、上下装置がロードセルを持ち上げた量から
押針の上昇量が測定できるので、押針の上昇量に対して
生じるばね力を検定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのデュロメータ硬
度計及びデュロメータ硬度計の検定装置の構成を示す概
略図である。
【図2】図1におけるデュロメータ硬度計の検定装置に
よるデュロメータ硬度計の検定方法を示す概略図であ
る。
【図3】デュロメータ硬度計による試料の硬度測定方法
を示す概略図である。
【図4】従来のデュロメータ硬度計の検定方法を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 デュロメータ硬度計 3 ばね 5 押針 9 デュロメータ硬度計の検定装置 10 ロードセル 11 上下装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばねに連結した押針を、硬さを測定する試
    料に押し付け、押針の移動量から試料の硬さを測定する
    デュロメータ硬度計の検定装置であって、 固定されたデュロメータ硬度計の押針に接触するように
    設けられたロードセルと、 前記ロードセルを上下動可能に支持する上下装置とから
    なることを特徴とするデュロメータ硬度計の検定装置。
  2. 【請求項2】ばねに連結した押針を、硬さを測定する試
    料に押し付け、押針の移動量から試料の硬さを測定する
    デュロメータ硬度計の検定方法であって、 検定すべきデュロメータ硬度計を固定し、 前記デュロメータ硬度計の下方に配置された上下装置上
    に固定したロードセルを、デュロメータ硬度計のばねが
    収縮しない様に押針の先端に当接し、 前記上下装置によって、ロードセルを上昇させ、ロード
    セルによって測定される押針の押圧力とロードセルの上
    昇量とから、押針の上昇量に対して生じるばね力を検定
    することを特徴としたデュロメータ硬度計の検定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030066A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Takenaka Komuten Co Ltd 弾性系塗膜の非破壊検査による膜厚測定方法及び膜厚計
CN103558084A (zh) * 2013-11-06 2014-02-05 中国人民解放军总参谋部工程兵第四设计研究院 便携式胶条压缩反力检测装置
CN108181195A (zh) * 2018-01-17 2018-06-19 上海希贝计量技术服务有限公司 一种邵氏硬度计检定仪

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