JP2002053800A - コーティング組成物 - Google Patents

コーティング組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた生産性を提供するフィルムコーティン
グを形成するコーティング組成物を提供すること。 【解決手段】 本発明は、自動車の仕上げまたは再仕上
げ用のクリアーコートととして使用することができるコ
ーティング組成物であって、該コーティング組成物が、
(A)ヒドロキシル含有アクリル性ポリマーおよびポリ
ヒドロキシル第三級アミン、(B)有機ポリイソシアネ
ート、および(C)触媒を含有するフィルム形成性結合
剤を含有し、室温で迅速に硬化するコーティングフィル
ムを提供できるコーティング組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は着色されたベースコ
ート上のクリアーコーティングとして特に有用なコーテ
ィング組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第5279862号には自動車
のクリアーコート/カラーコート仕上げのクリアーコー
トとして使用することができるクリアーコーティング組
成物が開示されている。このクリアーコーティング組成
物は、フィルム形成性結合剤および揮発性有機液体キャ
リヤを有しており、この結合剤は、ヒドロキシ官能性の
アクリル性ポリマーおよび有機ポリイソシアネートを含
んでおり、この組成物は速やかに硬化して粘着性がな
く、塗布後3時間〜4時間程度の迅速さでバフ仕上げで
き、塗装工場の生産性を向上させることができる仕上げ
を形成することにより特徴づけられる。
【0003】塗装工場の生産性をさらに向上するために
は、より一層速いクリアーコートの硬化が望まれる。ヒ
ドロキシ−イソシアネート架橋反応用の触媒、典型的に
は有機スズ化合物がクリアーコーティング組成物中に存
在する。硬化を加速するためにこの触媒の量を増加した
場合、可使時間の減少およびコーティング品質の低下を
含む他の問題が発生する。後者には、より早い硬化によ
って、液体キャリヤが乾燥したクリアーコーティング中
にとらえられて、そのコーティングが光沢および像の鮮
明度の低下を起こす原因となる。
【0004】生産性の向上を示すものが他にある。たと
えば、塗布後どのくらい速くフィルムコーティングがダ
ストフリーとなるまで乾燥し、塗装された製品(車両)
を塗装ブースから移動し、次の車両を塗装するための場
所をつくることができるかということである。車両は、
ウォータースポットによる損傷がないようにフィルムコ
ーティングがさらに乾燥した後にのみ、塗装工場の外、
すなわち、屋外に移動することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、急速にダス
トフリーおよびウォータースポット耐性となること、お
よび/または、バフ仕上げするために十分なように急速
に硬化することが、すべて周囲温度(20℃)で起こる
という1つまたは複数の特徴によって決定される改善さ
れた生産性を提供するフィルムコーティングを形成する
コーティング組成物を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコーティング組
成物は、フィルム形成性結合剤および揮発性有機液体キ
ャリヤを含有しており、該結合剤は、(A)ヒドロキシ
ル含有アクリル性ポリマー、および、ポリヒドロキシル
第三級アミンであって、前記アミンの少なくとも2つの
ヒドロキシル基が、少なくとも2個の炭素原子を含有す
る鎖を介して前記アミンの窒素原子に間接的に結合して
いるものと、(B)有機ポリイソシアネートと、但し、
(A)中のヒドロキシル基の当量当たりの、(B)中の
イソシアネートの当量の比が0.5/1から3.0/1
の範囲にあり、(C)前記組成物を硬化させるのに有効
な量の触媒とを含有する。
【0007】最も広い意味では、本発明は、成分(A)
を含んでおり、これ自身はまた好ましくは揮発性有機液
体キャリア中に含有され、ヒドロキシル含有アクリル性
ポリマーおよびポリヒドロキシル第三級アミンの組み合
わせもまたフィルム形成性結合剤を構成する。成分
(A)および(B)は、別々にパッケージングされ、塗
布の直前に組み合わせる。なぜなら、成分(B)は組み
合わされた成分を架橋するからである。成分(C)は、
架橋反応を加速するが、(A)、(B)の一部として、
または別の成分として架橋反応に供される。とにかく、
組み合わされた成分の可使時間は、コーティングされる
基体、典型的には車体全体を含めた車体部分に、組み合
わせた成分を、典型的にはスプレー塗装によって、塗布
するのに十分である。
【0008】組成物を塗布し、フィルムコーティングを
形成した後の該組成物の硬化は、(B)のイソシアネー
ト基が、(A)のアクリル性ポリマーおよびポリヒドロ
キシル第三級アミンの両方のヒドロキシル基と反応して
ウレタン結合を形成することによって起こり、これによ
って硬化したコーティングフィルムはポリウレタンとな
る。このポリヒドロキシル第三級アミンは、触媒(C)
と同様に硬化反応を加速すると共に、そのヒドロキシル
基とイソシアネート基との反応によって架橋構造の一部
となる。したがって、このポリヒドロキシル第三級アミ
ンは、該組成物の硬化の間の架橋反応速度を増大するの
に有効な量で存在する。前記アクリル性ポリマーの量
は、好ましくは、(A)の全重量に基づいて、40重量
%〜99重量%であり、ポリヒドロキシル第三級アミン
の量は1重量%〜60重量%である。
【0009】本発明の組成物から形成されるフィルムコ
ーティングは、一般に、10分以内そして5分以内にも
ダストフリーとなり、30分以内にウォータースポット
の損傷から開放されるようになり、かつ塗布後3時間未
満および可能性としては1時間程度という早さでバフ仕
上げすることができる。これらはすべて周囲温度での乾
燥と硬化であり、コーティング組成物を塗布することの
容易さを犠牲にすること、または、クリアーコートの最
終的な品質を犠牲にすることがない。もちろんバフ仕上
げが可能となる前に、このフィルムコーティングはタッ
クフリーになる。したがって、本発明のコーティング組
成物は、このコーティング組成物を再仕上げ用クリアー
コートとして用いて、車両のクリアーコート/カラーコ
ート仕上げを修理するのに極めて有用であり、その方法
は、塗布後短時間で車両を外に移動することを可能に
し、必要なら、研磨をする(湿式または乾式)か、バフ
仕上げをするか、または、磨き上げをするための仕上げ
をして、小さな欠点を取り除き、光沢を高めることを可
能にする。これによって同じ時間またはより短時間でよ
り多くの車両を処理することが可能となり再仕上げ作業
の生産性が大幅に改善される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のコーティング組成物は、
低VOC(揮発性有機物含量)の組成物であって自動車
の再仕上げにおけるクリアーコートとして使用するのに
特に適しているものである。この組成物は、フィルム形
成性結合剤と通常はその結合剤のための溶媒である有機
液体キャリヤを含有する。本発明は低VOC組成物を指
向しているので、液体キャリヤ部分に使用される有機溶
媒の量は、ASTM D−3960に規定されている手
順で測定した場合、この組成物は、この組成物1リット
ル当たり0.6キログラム(1ガロン当たり5ポンド)
未満の有機溶媒、好ましくは、この組成物1リットル当
たり約0.25キログラム〜約0.53キログラム(1
ガロン当たり2.1ポンド〜4.4ポンド)の範囲の有
機溶媒のVOC含量を有する組成物となる。これは、通
常、約25重量%〜約90重量%のフィルム形成性結合
剤含量(成分(A)+成分(B)+成分(C))および
約10重量%〜約75重量%の有機液体キャリヤ含量、
好ましくは、約30重量%〜約55重量%の結合剤およ
び約45重量%〜約70重量%のキャリヤと換言でき
る。成分(A)は、それ自身有機液体キャリヤ中におい
て、成分(A)中に成分(C)が存在しても、または存
在しなくても、その同じ固形分含量を有することができ
る。本明細書で用いる「固形分含量」とは、組成物中の
フィルム形成性結合剤の含量を指す。すなわち、結合剤
はキャリヤ中で溶液であるが、キャリヤが蒸発すれば結
合剤の固体コーティングフィルムが残留する。
【0011】結合剤のヒドロキシル成分中に使用される
ヒドロキシル官能性アクリル性ポリマーは、従来の溶液
重合技術によって調製され、この重合技術においては、
モノマーと、溶媒と、重合触媒とを従来の重合反応容器
に入れ、約0.5時間〜約6時間にわたって約60℃〜
約200℃に加熱し、好ましくは約2,000〜約1
3,000、より好ましくは約3,000〜約11,0
00の重量平均分子量(Mw)を有するポリマーを形成
する。
【0012】本明細書で開示する分子量は全て、他に断
りがない限り、ポリメタクリル酸メチル標準を使用した
GPC(ゲル浸透クロマトグラフィ)によって測定し
た。
【0013】かくして形成されたアクリル性ポリマーは
また、一般に、少なくとも20℃、好ましくは、約40
℃〜約80℃のガラス転位温度(Tg)を有する。
【0014】本明細書で開示するガラス転位温度は全
て、DSC(示差走査熱量測定法)によって測定した。
【0015】典型的には、有用な重合触媒は、アゾビス
イソブチロニトリル、1,1’−アゾビス(シアノシク
ロヘキサン)のようなアゾタイプの触媒、過酢酸t−ブ
チルのようなアセテート、過酸化ジ−t−ブチルのよう
な過酸化物、過安息香酸t−ブチルのようなベンゾエー
ト、過オクタン酸t−ブチルのようなオクタノエートな
どである。
【0016】使用することができる典型的な溶媒は、メ
チルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエ
チルケトンのようなケトン類、トルエン、キシレンのよ
うな芳香族炭化水素、プロピレンカーボネートのような
アルキレンカーボネート、n−メチルピロリドン、エー
テル類、酢酸ブチルのようなエステル、および上記の任
意の混合物である。
【0017】ヒドロキシル官能性アクリル性ポリマー
は、好ましくは、互いに共重合して所望の塗布特性およ
び硬化コーティングフィルム特性を与えるモノマー、主
として(メタ)アクリル性モノマーの混合物を重合する
ことにより構成される。本発明によれば、該アクリル性
ポリマーはまた、アクリル性ポリマーを形成するために
使用される1個または複数のコモノマーによって与えら
れるヒドロキシル基を含有することが重要である。好ま
しいコモノマー混合物は、スチレンと、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸シクロ
ヘキシル、またはこれらモノマーの混合物のいずれかで
あるメタクリレートと、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸エチルヘキシル、ま
たはこれらモノマーの混合物のいずれかである第2のメ
タクリレートモノマーと、メタクリル酸ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒ
ドロキシブチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリ
ル酸ヒドロキシブロピル、アクリル酸ヒドロキシブチル
などのようなアルキル基に1個〜8個の炭素原子を有す
るメタクリル酸ヒドロキシアルキルまたはアクリル酸ヒ
ドロキシアルキルとである。
【0018】好ましいアクリル性ポリマーは、約5重量
%〜30重量%のスチレンと、1重量%〜50重量%の
メタクリレートと、30重量%〜60重量%の第2のメ
タクリレートと、10重量%〜40重量%のメタクリル
酸ヒドロキシアルキルを含有する。ポリマー中のモノマ
ーの百分率の合計は100%に等しい。特に好ましいア
クリル性ポリマーの1つは、上記の百分率範囲内で以下
の構成要素、すなわち、スチレン、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸イソブチル、およびメタクリル酸ヒド
ロキシエチルを含有する。別のさらに好ましいアクリル
性ポリマーは、上記の百分率範囲内で以下の構成要素、
すなわち、スチレン、メタクリル酸イソボルニル、メタ
クリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸ヒドロキシエチ
ル、およびメタクリル酸ヒドロキシプロピルを含有す
る。さらに別の好ましいアクリル性ポリマーは、上記の
百分率範囲内で以下の構成要素、すなわち、スチレン、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸イソボルニル、メタ
クリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸イソブチル、お
よびメタクリル酸ヒドロキシエチルを含有する。最も好
ましくは、上記アクリル性ポリマー2つ以上の相溶性の
あるブレンドを使用する。
【0019】任意で、このアクリル性ポリマーには、ア
クリル性ポリマーの重量に基づいて約0.5重量%〜約
2重量%のN−第三級ブチルアクリルアミドまたはN−
第三級ブチルメタクリルアミドのようなアクリルアミド
またはメタクリルアミドをアクリル性ポリマーと共重合
させて含有させることができる。
【0020】ポリヒドロキシル第三級アミンは、液体キ
ャリア中の溶液にアクリル性ポリマーとの混合物として
(A)中に存在する。その本質的な成分には、少なくと
も1個の第三級アミンの窒素原子と複数のヒドロキシル
基が存在し、少なくとも2個のヒドロキシル基は、少な
くとも2個の炭素原子を含有する二官能性の基を介して
少なくとも1個のその窒素原子に結合している。すなわ
ち−OH置換基は窒素原子に対してβ位より接近してい
ることはない。この二官能性の基は好ましくは2個〜1
2個の炭素原子を含有する脂肪族基であり得る。第三級
アミンが2個の窒素原子を有するときは、好ましくは少
なくとも1個の−OH基が各窒素原子に上述のように間
接的に置換されている。このポリヒドロキシル第三級ア
ミンはアクリル性ポリマーとは非反応性であり、本発明
の組成物中に、単一のポリヒドロキシル第三級アミンと
して、または、異なるポリヒドロキシル第三級アミンの
混合物として使用することができる。本発明の組成物に
使用することができるポリヒドロキシル第三級アミンと
しては、次式で表されるものが含まれる。
【0021】
【化3】
【0022】式中、Rは炭素原子0個から6個を含有す
るアルキレンまたはオキシアルキレンであり、Xおよび
Yは独立してRHであり、ただし、Rは、−(CH
CHO)−または−(CHC(CH)HO)
−であり、ただし、nは1〜3の整数であり、AはR
−X、R−Y、R、またはZであり、ただし、R
炭素原子1個〜20個を含有するアルキル基であり、Z
【0023】
【化4】
【0024】であり、ただし、Rは少なくとも2個、
好ましくは少なくとも3個の−OH基(RHによって
与えられる)があることを条件とする炭素原子1個から
10個を含有するアルキレン基である。好ましくは、R
は、存在するときは、炭素原子2個から4個を含有する
アルキレンであり、Rは−(CHCHO)−で
あり、ただしnは1または2であり、Rは炭素原子1
個〜4個または炭素原子8個から20個を含有するアル
キル基であり、Rは炭素原子2個から6個を含有する
アルキレン基である。RとRの組み合わせは−OH基
を窒素原子に間接的に結合する脂肪族基の1形態を形成
する。
【0025】ポリヒドロキシル第三級アミンの例には、
N,N−ジエタノールアルキルアミン、トリエタノール
アミンのような単純な化合物と、Akzo Nobel
社から市販されているEthomeen(登録商標)
(第三級アミン窒素原子1個)化合物およびEthod
uomeen(登録商標)(第三級アミン窒素原子2
個)化合物のようなオリゴマーとみなすことができるよ
り複雑な化合物が含まれる。第三級アミン窒素がただ1
個だけあるこれらの化合物の例は、次式で表される。
【0026】
【化5】
【0027】式中、R、R、X、Yは上で述べたもの
と同じ意味を有し、Rは、好ましくは、炭素原子8個
から20個を有する。基Rの例は、獣脂、オレイル、
やし油、大豆油由来である。好ましい化合物群は、次式
によって特徴づけられるジエトキシレート類である。
【0028】
【化6】
【0029】式中、Rは、炭素原子8個〜20個を含
有する。2個の第三級アミン窒素原子を含有する化合物
の例には、次式
【0030】
【化7】
【0031】を有する化合物、および次式
【0032】
【化8】
【0033】(ただし、mは0、1、2の群から独立に
選択される整数であり、oは1から4までの整数であ
る)を有する化合物のようなEthoduomeen類
が含まれる。
【0034】Ethomeen(登録商標)およびEt
hoduomeen(登録商標)化合物類が含有するR
の基に関して、このような基は次の表Aに示されるア
ルキル基の混合物である。
【0035】
【表1】
【0036】ヒドロキシル含有アクリル性ポリマーと、
以下に記載されるポリイソシアネート(成分(B))で
架橋されるポリヒドロキリル第三級アミン(成分
(A))の組み合わせは、透明でタフな光沢のあるフィ
ルムコーティングを生成する。迅速な硬化と共にこの結
果を生み出すために必要なアクリル性ポリマーとポリヒ
ドロキシル第三級アミンの比率は、選択される個々のア
クリル性ポリマーとポリヒドロキシル第三級アミンに依
存し、ある程度までは選択される個々のポリイソシアネ
ートに依存する。しかしながら好ましくは、コーティン
グを塗布し、続いて周囲温度(20℃)で乾燥したのち
1時間後にはウォータースポットの損傷が起こらないよ
うに硬化時間を短縮するために、有効な量のポリヒドロ
キシル第三級アミンを存在させる。典型的には、この目
標を達成するために必要なポリヒドロキシル第三級アミ
ンの量は、成分(A)の1重量%から20重量%までで
ある。
【0037】成分(A)はさらに、重量平均分子量(M
w)が約3,000を超えず(オリゴマー)、好ましく
は、約200〜2,000であり、多分散性(MwをM
nで除したもの)が約1.7未満であるようなヒドロキ
シル末端のポリエステルを含有してもよい。
【0038】一般的には、有用なそのようなオリゴマー
には、末端ヒドロキシル基を含有するカプロラクトンオ
リゴマーが含まれ、これはスズ触媒存在下で従来の溶液
重合技術により、カプロラクトンと、環状ポリオール特
に脂環式ポリオールとの重合を開始することによって調
製することができる。このようなカプロラクトンオリゴ
マーはよく知られており、1994年10月11日に発
行されたAndersonらの米国特許第535479
7号に詳細に記載されている。カプロラクトン成分とし
ては、一般的には、イプシロン(ε)−カプロラクトン
が脂環式ジオールと1/1〜5/1のモル比で使用され
る。一般的には、有用な脂環式ポリオールモノマーに
は、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、および2,2’−ビス(4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル)プロパンが含まれる。好まし
いカプロラクトンオリゴマーは、ε−カプロラクトンと
1,4−シクロヘキサンジメタノールとからモル比2/
1から3/1で反応させて形成される。
【0039】その他の有用なオリゴマーには、末端ヒド
ロキシル基を含有するアルキレンオキシドポリエステル
オリゴマーが含まれる。これらは、化学量論量の脂環式
単量体酸無水物と直鎖または分岐ポリオールを、高温の
溶液中スズ触媒の存在下で、標準的な技法を用いて反応
させ、次いでそのように形成された酸オリゴマーを1官
能性のエポキシ類、特にアルキレンオキシドと、大気圧
より上であるが約200psi(約1,400kPa)
を超えない圧力下、60℃〜200℃の温度で1時間か
ら24時間かけてキャッピングすることによって製造す
ることができる。そのようなアルキレンオキシドオリゴ
マーはよく知られており、Barsotti他の、19
99年5月14日に刊行されたPCT特許出願No.U
S98/23337号に詳細に記載されている。
【0040】ヘキサヒドロ無水フタル酸およびメチルヘ
キサヒドロ無水フタル酸のような環状脂肪族無水物モノ
マーが、典型的には、上記のアルキレンオキシドオリゴ
マーに使用される。無水コハク酸または無水フタル酸の
ような脂肪族または芳香族無水物もまた、上記の無水物
と共に使用することができる。一般的には、有用な直鎖
または分岐ポリオールには、ヘキサンジオール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリトリトールが含まれる。有用な1官能性
エポキシ類には、炭素原子2個から12個のアルキレン
オキシドが含まれる。エチレンオキシド、プロピレンオ
キシド、ブチレンオキシドが好ましいが、エチレンオキ
シドが最も好ましい。Exxon Chemicals
から供給される「Cardura」E−5または「Ca
rdura」E−10グリシジルエーテルのような、他
のエポキシ類も上記の1官能性エポキシ類と共に使用す
ることができる。特に好ましいアルキレンオキシドオリ
ゴマーは、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸と、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリトリトールのいずれかと、エチレンオキ
シドとを化学量論量で反応させて形成する。
【0041】前述の任意のヒドロキシル末端ポリエステ
ルの相溶性ブレンドも、結合剤のヒドロキシル成分
(A)中に使用することができる。成分(A)の全重量
に基づいてヒドロキシル末端ポリエステルは、通常、0
%から39%存在するが、好ましくは、その量は1%か
ら20%である。
【0042】本結合剤のポリイソシアネート成分には、
架橋剤としての有機ポリイソシアネートが含まれる。そ
の有機ポリイソシアネートは、単一のポリイソシアネー
トまたは異なるポリイソシアネートのブレンドであり得
る。
【0043】従来の芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジ
イソシアネート、環状脂肪族ジイソシアネート、芳香族
トリイソシアネート、脂肪族トリイソシアネート、環状
脂肪族トリイソシアネート、ポリオールとジイソシアネ
ートのイソシアネート官能性付加化合物のどれも、ポリ
イソシアネート成分(B)としてまたはそのような成分
(B)中に使用することができる。
【0044】一般には、有用なジイソシアネートは、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシア
ネート、トルエンジイソシアネート、ビスシクロヘキシ
ルジイソシアネート、テトラメチレンキシレンジイソシ
アネート、エチルエチレンジイソシアネート、2,3−
ジメチルエチレンジイソシアネート、1−メチルトリメ
チレンジイソシアネート、1,3−シクロペンチレンジ
イソシアネート、1,4−シクロヘキシレンジイソシア
ネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,5
−ナフタレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナ
トシクロヘキシル)−メタン、4,4’−ジイソシアナ
トジフェニルエーテル、その他である。
【0045】使用されうる一般的な3官能性イソシアネ
ートは、トリフェニルメタントリイソシアネート、1,
3,5−ベンゼントリイソシアネート、2,4,6−ト
ルエントリイソシアネート、その他である。「デスモジ
ュール(Desmodur)」N−3300若しくはN
−3390、または、「トロネート(Tolonat
e)」HDT若しくはHDT−LVの商品名のもとで販
売されているヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)の三量体のような他のジイソシアネートの三量体も
使用することができる。イソホロンジイソシアネート
(IPDI)の三量体もまた使用することができる。イ
ソホロンジイソシアネートからの三量体の形成において
は、イソシアネート基の1つがイソシアヌレート基を形
成する。しかしながら、結果として得られる三量体はイ
ソシアネート基3個を有する。一般には、有用なIPD
Iの三量体は、「デスモジュール(Desmodu
r)」Z−4470BAまたはSN/BAまたはSNま
たはMPA/Xの商品名のもとで販売されている。IP
DIの三量体は硬化するとそれによって得られるコーテ
ィングに優れた硬度を与える。
【0046】本発明において、ポリイソシアネート成分
(B)は、成分(B)の重量に基づいて、0%である
が、しかし、好ましくは重量で少なくとも3%から約5
0%まで、より好ましくは重量で約5%〜30%のIP
DI三量体を含有する。IPDI三量体が多すぎると、
フィルムコーティングがもろくなり過ぎる原因となる傾
向があり、それによってコーティングフィルムは、時間
が経つとひび割れが発生することになる。
【0047】イソシアネート官能性付加化合物もまた使
用することが可能であり、これは有機ポリイソシアネー
トとポリオールから形成される(付加化合物を形成する
反応はポリオールの−OH基を消費し尽くす)。前述の
ポリイソシアネートはいずれもポリオールと共に使用さ
れ、付加化合物を形成することができる。トリメチロー
ルプロパンまたはトリメチロールエタンのようなトリメ
チロールアルカン類のようなポリオールを使用すること
ができる。1つの有用な付加物は、テトラメチルキシリ
デンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの反応
生成物であり、「Cythane3160」の商品名で
販売されている。
【0048】1つの特に好ましいポリイソシアネート架
橋成分は、成分(B)の全重量に基づいて、重量で約5
%〜約45%のIPDI三量体と重量で約55%〜約9
5%のHDI三量体の混合物を含む。HDI三量体と組
み合わせて使用するIPDI三量体の好ましい量は、5
重量%から25重量%である。通常では、コーティング
フィルムの柔軟性を保持するためには、IPDI三量体
との組み合わせで、HDI三量体を使用するのが好まし
い。
【0049】ヒドロキシルおよびポリイソシアネート成
分(A)および(B)はそれぞれ、好ましくは、イソシ
アネート基とヒドロキシル基の当量比0.8/1から
2.0/1で使用される。コーティング組成物はまた組
成物を周囲温度で硬化させるのに十分な量の触媒を含有
する。IPDI三量体が存在するときは、室温における
IPDI三量体の硬化速度を加速し、それから形成され
るコーティングフィルムの可使時間の減少またはつや引
けがほとんどないかまたは全くなく、比較的短時間のう
ちにIPDIによって与えられる高度なフィルムの硬度
を達成する一定の触媒の組み合わせが好ましい。このよ
うに加速された硬化速度であってさえも、コーティング
組成物は、周囲温度において少なくとも30分は操作可
能なままであり、粘度調整の必要がなく、再仕上げの仕
事を完了するのに十分な時間を与え、これから形成され
る光沢度の高いコーティングフィルムは、時間が経って
もつや引けして鈍くぼやけた仕上がりになる兆しを事実
上示さない。
【0050】触媒は、少なくとも1種の有機スズ化合物
と、任意で少なくとも1種の第三級アミンと、任意で少
なくとも1種の有機酸を以下(触媒システム)に示す量
で含む。
【0051】一般的には、有用な有機スズ化合物には、
有機スズカルボキシレート、特に脂肪族カルボン酸のジ
アルキルスズカルボキシレート、例えばジブチルスズジ
ラウレート(DBTDL)、ジブチルスズジオクトエー
ト、ジブチルスズジアセテートなどが含まれる。好まし
くはないが、他の通例の有機スズ触媒または有機金属
(Zn、Cd、Pb)触媒のどれでも使用することがで
きる。本コーティング組成物に使用される有機スズ触媒
の量は、個々の結合剤システムおよび要求される初期硬
度の程度に依存してかなり変化し得る。しかしながら、
コーティング組成物は、その組成物を周囲温度で硬化す
るには十分であるが、一方同時に、つや引けをひき起こ
すには不十分な量の有機スズ化合物を含有することが重
要である。
【0052】通常は、結合剤の重量(成分(A)+成分
(B)+成分(C))に基づいて重量で約0.005%
〜約0.2%の有機スズ触媒で、要求される特性を付与
するのには十分である。上限の0.2%より多いと硬化
反応が速過ぎてその結果つや引けがおこることがわかっ
ている。0.005%より少ないと、硬化反応が遅過ぎ
て不十分な硬度と機械的特性の発現が貧弱となる。有機
スズ触媒は、それ自身単独の触媒成分として使用するこ
とができる。
【0053】成分(A)において使用されるポリヒドロ
キシル第三級アミンとは区別される、触媒成分(C)中
の共触媒として使用できる一般的に有用な第三級アミン
には、第三級脂肪族モノアミンまたはジアミンが含ま
れ、特に、トリアルキレンジアミン類、例えばトリエチ
レンジアミン(DABCO)、N,N,N’−トリメチ
ル−N’−獣脂−1,3−ジアミノプロパンのようなN
−アルキルトリメチレンジアミンなど、ならびに、トリ
ドデシルアミン、トリヘキサデシルアミンなどのような
トリアルキルアミン類、N,N’−ジメチルドデシルア
ミンなどのようなN,N’−ジメチルアルキルアミンが
含まれ、これらはすべて−OH基を含まない。これらア
ミン類のアルキルまたはアルキレン部分は直鎖または分
岐であり、炭素原子1個〜20個を含有しうる。湿度の
高い条件における曇りを低下させるために特に好ましい
のはアルキルまたはアルキレン部分の少なくとも1個に
少なくとも6個の炭素原子を含有するアミンである。
【0054】コーティング組成物に使用される触媒シス
テムにおける第三級アミンの量は、有機スズ化合物の量
におけるように、かなり変化し得る。第三級アミンが存
在する場合には、第三級アミンは成分(A)を含めた上
記のものと共に、組成物が周囲温度で3時間以内、好ま
しくは2時間以内に硬化できるようにする量で存在する
ことのみが望まれる。通常は、結合剤の重量に基づいて
重量で約0.01%〜約1%の第三級アミンが要求され
る特性を付与するには十分である。上限の約1%より多
いと第三級アミンはダスト乾燥時間をより長くし、かつ
フィルムの硬度が不十分なものとなる。約0.01%よ
り少ないと、触媒効果が通常不十分である。
【0055】可使時間を延ばすためには触媒システム中
に有機酸も含ませる。周囲温度において少なくとも30
分の可使時間があれば再仕上げの仕事を完了するには通
常十分である。一般的には、有用な酸触媒は、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸、ブタン酸、ヘキサン酸、および任意
の他の脂肪族カルボン酸などである。通常は、結合剤の
重量に基づいて約0.005%〜約1%の酸を使用す
る。
【0056】上記の3成分触媒システムは有機スズ、ア
ミン、または酸単独よりも高い硬化の反応を付与するこ
とがわかった。
【0057】組成物の耐候性を改良するために結合剤の
重量に基づいて重量で約0.1%〜約10%の紫外光安
定剤、紫外光遮蔽剤、紫外線消光剤、酸化防止剤を添加
することができる。一般的な紫外光遮蔽剤および安定剤
には以下のものが含まれる。
【0058】ヒドロキシドデシルオキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、スルホン酸
基を含有するヒドロキシベンゾフェノン類などのような
ベンゾフェノン類。
【0059】ジフェニロールプロパンのジベンゾエー
ト、ジフェニロールプロパンのターシャリーブチルベン
ゾエートなどのようなベンゾエート類。
【0060】トリアジンの3,5−ジアルキル−4−ヒ
ドロキシフェニル誘導体、ジアルキル−4−ヒドロキシ
フェニルトリアジンの硫黄含有誘導体、ヒドロキシフェ
ニル−1,3,5−トリアジンなどのようなトリアジン
類。
【0061】2−フェニル−4−(2,2’−ジヒドロ
キシベンゾイル)−トリアゾール、ヒドロキシフェニル
トリアゾール等のような置換ベンゾトリアゾールなどの
ようなトリアゾール類。
【0062】ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル
−4−ピペリジニルセバケート)、ジ[4(2,2,
6,6,テトラメチルピペリジニル)]セバケートなど
のようなヒンダードアミン類、ならびに上で述べたいず
れかの任意の混合物。
【0063】通常、組成物には、ポリアクリル酸、ポリ
アルキルアクリレート、ポリエーテル変性ジメチルポリ
シロキサン共重合体、ポリエステル変性ポリジメチルシ
ロキサンのような流れ調整剤を、結合剤の重量に基づい
て重量で約0.01%〜約5%の量で使用する。
【0064】クリアーコーティングとして使用するとき
は、乾燥されたコーティングと同じ屈折率を有する顔料
をクリアーコーティング組成物中に使用するのが望まし
い。一般的には、有用な顔料は、約0.015ミクロン
〜約50ミクロンの粒径を持ち、顔料対結合剤の重量比
約1:100〜約10:100で使用される、屈折率約
1.4〜約1.6を有する無機シリカ顔料等のような珪
酸質の顔料である。
【0065】本発明のコーティング組成物はまた、有機
液体キャリヤ部分に通例の有機溶媒を含有する。すでに
述べたように、有機溶媒(単独または複数)の添加量
は、組成物の所望される結合剤濃度ならびに所望される
VOCの量に依存する。一般的な有機溶媒は、石油ナフ
サまたはキシレン等の芳香族炭化水素類、メチルアミル
ケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケト
ン、またはアセトンのようなケトン類、酢酸ブチルまた
は酢酸ヘキシルのようなエステル類、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテートのようなグリコール
エーテルエステル類からなる。組成物のVOCに寄与し
ない溶媒の例には、酢酸メチル、アセトン、1−クロロ
−4−トリフルオロメチルベンゼン、および可能性とし
て、酢酸t−ブチルが含まれる。
【0066】本発明のコーティング組成物は、好ましく
は、「2成分型」または「2パック型」コーティング組
成物として調製され、2つの反応性結合剤成分(A)お
よび(B)を別の容器に入れて一般的には密封して保存
する。触媒(成分(C))、有機溶媒、および他の通常
の添加剤は、組成物の意図される用途に応じて、ヒドロ
キシル成分または架橋成分のいずれか一方または両方に
加える。しかしながら、これらの添化剤(いくつかの溶
媒は除いて)は、好ましくは、ヒドロキシル成分(A)
と同じ容器中で保存される。ヒドロキシル成分の容器と
イソシアネート成分の容器の中味は、使用直前に所望の
NCO/OH比で混合し、限定された可使時間を有する
活性化コーティング組成物を形成する。混合は通常塗布
直前に室温で単に撹拌するだけで達成される。そのコー
ティング組成物を次に、所望の厚さの層として、車体全
体を含む自動車車体の一部のような、基材表面に塗布す
る。塗布後、この層を乾燥ならびに硬化して、基材表面
に所望のコーティング特性を有するコーティングを形成
する。
【0067】本発明のコーティング組成物は、通常は、
自動車の再仕上げにおけるクリアーコートとして使用さ
れるが、クリアーコート仕上げとしても使用でき、また
は、従来の顔料で着色され、クリアーコート/カラーコ
ート仕上げまたは再仕上げにおけるモノコートとしてま
たはベースコートとして使用できることも理解すべきで
ある。
【0068】自動車またはトラックの車体またはその一
部のような車両の一部分に対するクリアーコート再仕上
げ剤としてのコーティング組成物の塗布においては、溶
剤型組成物または水性組成物のいずれかであるベースコ
ートを最初に塗布し、次いで十分に乾燥させ、クリアー
コートのための安定したベースコートを形成した後に、
クリアーコートを従来のスプレー塗装によって、通常は
ウェットオンウェットで塗布する。静電スプレーを使用
することもできる。再仕上げ塗布において、組成物は、
好ましくは、周囲温度で乾燥および硬化されるが、熱源
を装備したペイントブース中で、通常は、約30℃〜約
100℃、好ましくは、約35℃〜約65℃の若干高め
にしたブース温度で、約3分〜約30分、好ましくは約
5分〜約15分の短時間で強制的に乾燥および硬化させ
ることもできる。そのようにして形成されたコーティン
グは、一般に約0.5ミル〜約5ミル(0.012mm
〜0.12mm)の厚さである。
【0069】このような再仕上げ塗布においては、特
に、本発明のクリアーコートは、再仕上げ作業の生産性
を大幅に改善することがわかった。ヒドロキシル含有ポ
リアクリル性樹脂と、ポリヒドロキシル第三級アミン
と、好ましくはIPDI三量体をいくらか含有するポリ
イソシアネートと、有効な触媒との混合物を組み込むこ
とによって、該組成物はクリアーコートとして使用した
とき、予想外に、可使時間の減少が最小であり、つや引
けを引き起こすこともなく、塗布後比較的短時間で乾燥
ならびに硬化して、ダストフリー、耐水性、および研磨
(湿式または乾式)またはバフ仕上げするのに十分硬い
状態になり、そして、車両をバフ仕上げし、じゃまにな
らないところに移動することができ、かつ、従来のクリ
アーコート組成物によれば翌日となるのに比べて、塗布
したその日のうちに顧客に引き渡すことが可能となる。
本発明の組成物は、特に、周囲温度において可使時間が
少なくとも30分であること、周囲温度においてダスト
フリー時間が10分以内であること、および、周囲温度
においてウォータースポットから開放されて湿式研磨ま
たはバフ仕上げが可能となる時間が3時間未満、好まし
くは2時間未満、そして1時間程度の速さでさえあるこ
とを示す。前記の特性は、一般に基材のピーク温度が約
55℃〜65℃となる少し高めの温度で約3分〜10
分、好ましくは、約60℃で約6分硬化させることによ
って、はるかに速く達成することができ、それによっ
て、驚くべきことに、冷却直後に透明仕上げを研磨また
はバフ仕上げすることが可能となる。そのうえ、その仕
上げは1週間までの数日間は研磨またはバフ仕上げが可
能な状態が存続し、その後タフで硬く耐久性のある自動
車の外面仕上げとなる。
【0070】本発明のコーティング組成物は、予め塗装
しておく金属基材、冷間圧延鋼、電着プライマー、アル
キッド樹脂補修用プライマーなどのような従来のプライ
マーをコートした鋼、ポリエステル強化ファイバーグラ
ス、熱可塑性オレフィン(TPO)、反応射出成形ウレ
タンおよび部分結晶性ポリアミド等のようなプラスチッ
クタイプの基材、ならびに、木材およびアルミニウム基
材のような様々な基材の塗装または補修に使用すること
ができる。
【0071】
【実施例】試験手順 コーティングの評価には以下の試験方法を用いた。
【0072】フィルム硬度は、コーティングフィルム
が、研磨、バフ仕上げまたはつや出しの準備ができたと
きを示す別の指標である。コーティングフィルムは、単
独で、予め何も塗布してない冷間圧延鋼(Q)パネル上
で測定した時に、これが研磨、バフ仕上げまたはつや出
しされうる前に、フィルムの厚さが2.2ミルにおい
て、少なくとも35秒(カウント)、好ましくは、約4
0カウント〜約150カウントの範囲のペルソー硬度
(Persoz hardness)を持たなければな
らず、これが実施例において用いる標準値であり、試験
条件である。ペルソー硬度は、ドイツのBYK Che
mieにより製造され、フロリダ州ポンパノビーチのP
aul N.Gardness Company,In
c.によって販売されている、GARDCO(登録商
標)振子式硬度計モデルHA−5854(Pendul
um Hardness Tester ModelH
A−5854)によって測定した。
【0073】コーティングはまた、湿式研磨または雨中
に保存する準備が整う前に、ウォータースポットから開
放されなければならない。フィルム上にウォータースポ
ットの損傷が形成される場合、それは、硬化が完全では
なく、フィルムを湿式研磨するか、または、雨の気象条
件に曝す前にさらなる硬化が必要であることの指標であ
る。ウォータースポットから開放される時間は、再仕上
げフィルム上に水滴を15分毎に24時間まで置くこと
によって測定した。水はフィルムが十分に硬化していな
い場合は損傷を与える。その結果、水滴は再仕上げパネ
ル上に損傷の輪を形成する。損傷の程度を1〜10の尺
度で評価する。10の得点は損傷なしを示し、1はひど
いウォータースポットを示す。
【0074】つや引けは、当業界の熟練技術者が目視で
決定した。当業界の熟練技術者は、コーティングフィル
ムの初期光沢およびDOI(distinctness
of image 像の鮮鋭性)を、そのフィルムを
一夜乾燥させたままにした後の光沢およびDOIと比較
する。コーティングフィルムが鈍くぼやけた外観を有す
るような、光沢およびDOIのレベルに有意な低下があ
る場合は、つや引けが生じると言う。
【0075】実施例1 加熱用マントル、かくはん機、温度計、添加漏斗、窒素
パージおよび還流冷却器を備えた重合反応器に以下の成
分を入れ、ヒドロキシル基含有アクリル性ポリマー(ア
クリル性ポリマー1)を調製した。
【0076】
【表2】
【0077】部分1を反応器に入れ、その還流温度まで
加熱した。部分2および部分3を共に3時間かけて均一
な速度で反応器に加え、その間、得られた反応混合物を
その還流温度に維持した。反応混合物は還流状態にさら
に1時間保持した。得られたアクリル性ポリマー溶液
は、約60%のポリマー固形分含量を有していた。その
ポリマーは、約10,500の重量平均分子量(Mw)
と約58℃のガラス転位温度を有していた。
【0078】高圧反応容器に以下の構成成分を仕込み、
140℃まで加熱し、テトラヒドロキシル末端ポリエス
テルオリゴマー(オリゴマー1)を調製した。
【0079】
【表3】
【0080】反応容器に、続いてメチルヘキサヒドロ無
水フタル酸645gを1時間かけて加えた。このバッチ
を140℃で6時間保持した。次にそのバッチを25℃
まで冷却し、次いで反応容器を密閉し、エチレンオキシ
ド173gを加え、続いてそのバッチを110℃まで加
熱し、その温度で6時間保持した。次にバッチを窒素パ
ージして過剰のエチレンオキシドを除去した。得られた
オリゴマー(固形分)の酸価は10mgKOH/gであ
った。得られたオリゴマー1の溶液は、重量で80%の
固形分含量を有していた。
【0081】このオリゴマーはテトラヒドロキシル置換
されており、それらは全て第一級官能基であった。その
オリゴマーはまた、約1,000のMw、約0℃のT
g、約1.1の多分散性(Pd)を有していた。
【0082】この実施例で使用したポリヒドロキシル第
三級アミンは、アクゾノーベル社(Aczo Nobe
l Co.)からEthoduomeen(登録商標)
T/13として入手できるトリエトキシル化N−獣脂−
1,3−ジアミノプロパンである。これは3個のヒドロ
キシル基と2個の第三級アミンを有する。簡便のため、
これをオリゴマー2と呼ぶ。
【0083】クリアーコーティング組成物は、まず以下
に記載する2つの濃縮物を調製することによって調製さ
れる。
【0084】
【表4】
【0085】
【表5】
【0086】次に、これらの濃縮物を使用し、クリアー
コーティング組成物の以下の樹脂バインダー組成物を形
成した。
【0087】
【表6】
【0088】
【表7】
【0089】
【表8】
【0090】
【表9】
【0091】
【表10】
【0092】
【表11】
【0093】クリアーコーティング組成物のポリイソシ
アネート成分(成分2)を、2つの異なる組成を有する
ように調製した。これは以下の通りである。
【0094】
【表12】
【0095】
【表13】
【0096】クリアーコーティング組成物を形成するた
めに、成分2を成分1、ケース1〜3と、および、成分
2、ケース4〜6と、先に指示したように混合し、以下
の重量比で、6種類のクリアーコーティング組成物を形
成した。
【0097】
【表14】
【0098】これらの組成物はそれぞれ、4.26〜
4.27(0.51kg溶媒/組成物1リットル)の範
囲内のVOC含量および結合剤固形分含量37.3重量
%を有していた。各組成物はまた、次の成分重量比を有
していた:成分1−1〜95アクリル性ポリマー/0〜
5オリゴマー、および、成分2−0〜10IPDI三量
体/100〜90HDI。各組成物は、1.2〜1.0
5のNCO/OH等量比を有していた。各組成物のさら
なる詳細および試験パネル上へのスプレーの結果につい
ては、下記表(組成物3および6が本発明の組成物の例
である)に記載されている。
【0099】
【表15】
【0100】表1において、アクリル性ポリマー、オリ
ゴマー1およびオリゴマー2の重量%は互い(成分1)
に対するものであり、IPDIの重量%はポリイソシア
ネート(成分2)の全量に対するものであり、全て固形
分基準である。ウォータースポット試験は77°F(2
5℃)/65%RHで行われ、硬度試験は周囲温度での
空気乾燥後フィルム(2.2ミル(0.55mm)厚
さ)上で行った。
【0101】表に示されるように、全てのクリアーコー
ティング組成物は、十分な時間の経過、すなわち75分
および24時間後に、それぞれ許容しうるウォータース
ポット耐性および硬度を示した。しかし、本発明の組成
物3および6は、試験パネルへの組成物の塗布の後ちょ
うど45分で許容可能なウォータースポット耐性を示し
た。実際に、組成物3は試験パネルへこの組成物を塗布
した後わずか30分でこの目標を達成した。したがっ
て、組成物3および6は、これらの組成物でコーティン
グした車両を、雨が降っているかまたは降るかもしれな
い場合でさえも塗装工場外でかつ屋外により迅速に移動
することできる有利な生産性を具体化することができ
る。組成物3はまた、3時間後に最も優れた硬度を示
し、一方組成物6で達成される3時間での硬度も組成物
1、2および4の硬度より高かった。組成物3から形成
されるフィルムコーティングは、塗布後約1時間〜1/
2時間ですぐにバフ仕上げ(少なくとも35のペルソー
硬度)が可能であった。組成物5は早期に組成物6より
も高い硬度を実現したが、ウォータースポット耐性につ
いてはあまり有効でなかった。組成物3および6はま
た、試験パネルへの塗布の後、組成物1、2、4および
5のフィルム組成物よりも早くダストフリーになった。
すなわち、組成物3および6では5分以内であるのに対
し、組成物1、2、4および5では約10分でダストフ
リーになった。
【0102】表1の結果はまた、これらの改善をもたら
すに際しポリヒドロキシ第三級アミン(オリゴマー2)
が重要であることを示している。例えば、実施例1、
2、4および5はオリゴマー2を含んでいない。組成物
2はオリゴマー1を含有し、これはアクリル性ポリマー
1と共に存在するヒドロキシル基を提供する。しかし、
組成物3(本発明)に対して示される結果と比較して、
オリゴマー2によって提供されるヒドロキシル基は、ウ
ォータースポットを減少し、早期に硬度を高めるという
点で非常に効果的であることは明らかである。これらの
利点は、30分を超える可使時間の犠牲なしに得ること
ができ、そしてフィルムコーティングの品質を犠牲にす
ることなく得ることができる。すなわち、フィルムコー
ティングは滑らかで、光沢があり、高いDOIを有し、
つや引けを全く起こさない。
【0103】実施例2 アクリル性ポリマー2を、以下の構成成分からアクリル
ポリマー1に対して説明した通りに調製した。
【0104】
【表16】
【0105】アクリル性ポリマー2は約8,500のM
wと約55℃のTgを有していた。得られたポリマー溶
液は60重量%の固形物含量であった。
【0106】この実施例で使用したオリゴマー3−1
は、実施例1で使用したオリゴマー1と同じである。オ
リゴマー3−2は、ペンタエリスリトールに代えてトリ
メチロールプロパンを反応容器中で使用した以外オリゴ
マー1と同じである。以下のポリヒドロキシル第三級ア
ミンを、酢酸ブチルの溶液(80重量%固体)としてこ
の実施例で使用した。
【0107】
【表17】
【0108】結合剤樹脂の以下の濃縮物を作成した。
【0109】
【表18】
【0110】この実施例のクリアーコーティング組成物
は、アクリル性ポリマー、オリゴマー、およびこの実施
例で先に説明した濃縮物を使用して調製された成分1お
よび2で以下のようにして作成した。
【0111】
【表19】
【0112】
【表20】
【0113】成分1および2を互いに混合し(VOC含
量0.6kg/l.未満)、試験パネル上にスプレーし
た。組成物と試験結果を表2に示した(組成物3〜6は
本発明の組成物である)。
【0114】
【表21】
【0115】表2において、全ての構成成分の量は%固
体により示される。75分であっても完全にウォータス
ポット損傷から開放されない組成物1〜2と比較する
と、組成物3〜6は組成物を試験パネルに塗布した後1
時間でウォータスポット損傷から開放される。組成物3
〜6のフィルムコーティングは、組成物1および2の組
成物よりも非常に早くダストフリーになる(5分対10
分)点で同様の利点を示した。本発明の組成物によって
達成される早期硬度は、オリゴマーがヒドロキシル基を
含むが、組成物3〜6のオリゴマーのうような第三級ア
ミンではない対照組成物と少なくとも同程度の良さ(組
成物3)であり、より良好(組成物4〜6)であった。
組成物4および6のフィルムコーティングは、塗布後2
時間でバフ仕上げすることができた。これらの組成物に
対する24時間後のコーティングフィルムの硬度はほと
んどの応用に対して十分であったが、このような硬度は
オリゴマー4−1、4−2、4−3または4−4の一部
をオリゴマー3−1または3−2のいずれかと置き換え
ることによって増加させることができると同時に、ウォ
ータスポット損傷に対する早期の耐性および改善された
早期硬度をまだ維持していた。
【0116】実施例3 この実施例においてコーティング組成物のヒドロキシル
成分は、以下の組成を有していた。
【0117】
【表22】
【0118】成分2は以下の組成を有していた。
【0119】
【表23】
【0120】成分1および成分2をともに混合して以下
のコーティング組成物(VOC含量0.6kg/l.未
満)を調製した。
【0121】
【表24】
【0122】これらの組成物は以下のものを含有する。
【0123】
【表25】
【0124】ケース8の組成物は本発明の1つの組成物
である。この組成物を試験パネル上にスプレイ塗装し、
空気乾燥させた後1時間以内で、得られたコーティング
フィルムは、バフ仕上げおよび湿式研磨の両方とも可能
であった。これは、コーティングフィルムが非常に早く
ダストフリーとなり(5分以内)、ウォータースポット
から開放され、少なくとも35秒のペルソー硬度を有し
ていたことを示す。これと比較して、成分1としてケー
ス7の組成物を使用したコーティングフィルムは、塗布
後1時間ではバフ仕上げをするには軟らか過ぎ、塗布後
多くの時間が経つまでバフ仕上げの準備はできなかっ
た。乾燥は、コーティングフィルムの両方とも周囲温度
で行った。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 175/12 C09D 175/12 Fターム(参考) 4D075 AE12 BB26Z CA01 CA02 CA38 CB04 CB06 DA06 DA27 DB02 DB07 DB21 DB35 DB48 DB50 DB53 DB61 DC11 EA08 EA43 EB14 EB22 EB35 EB38 EB45 EB52 EB53 EB56 EC07 EC37 4J038 DG101 DG102 DG112 DG191 DG192 DG261 DG262 JA36 JB02 JC39 KA03 MA14 NA01 NA27 PA06 PA07 PA18 PA19 PB07 PB12 PC02 PC06 PC08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム形成性結合剤および揮発性有機
    液体キャリアを含有するコーティング組成物において、
    該結合剤が、 (A)ヒドロキシル含有アクリル性ポリマー、およびポ
    リヒドロキシル第三級アミンであって、前記アミンの少
    なくとも2つのヒドロキシル基が少なくとも2つの炭素
    原子を含有する鎖を介して前記アミンの窒素原子に間接
    的に結合されているものと、 (B)有機ポリイソシアネートと、 但し、(A)中のヒドロキシル基の等量あたりの(B)
    中のイソシアネートの等量の比が0.5/1から3.0
    /1の範囲であり、 (C)前記組成物を硬化させるのに効果的な量の触媒と
    を含有することを特徴とするコーティング組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコーティング組成物に
    おいて、(A)の全重量に基づいて、前記アクリル性ポ
    リマーの量が40〜99重量%であり、前記第三級アミ
    ンの量が1〜60重量%であることを特徴とするコーテ
    ィング組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコーティング組成物に
    おいて、(A)が、(A)の全重量に基づいて、39重
    量%までのヒドロキシ末端ポリエステルを含有すること
    を特徴とするコーティング組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のコーティング組成物に
    おいて、前記アクリル性ポリマーが、スチレンの共重合
    されたモノマー;メタクリル酸メチル、メタクリル酸イ
    ソボルニル、メタクリル酸シクロヘキシル、およびこれ
    らの混合物よりなる群から選択されるメタクリレート;
    メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メ
    タクリル酸エチルヘキシル、およびこれらの混合物より
    なる群から選択される第二のメタクリレート;並びにメ
    タクリル酸ヒドロキシアルキルであって、該アルキルが
    1から8の炭素原子を有するものから形成され、前記ア
    クリル性ポリマーが約2,000〜13,000の重量
    平均分子量を有し、少なくとも25℃のガラス転移温度
    を有することを特徴とするコーティング組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のコーティング組成物に
    おいて、前記ポリヒドロキシル第三級アミンが2つの第
    三級アミン窒素原子を含有し、各々が少なくとも2つの
    炭素原子を含有する鎖を介してそれに間接的に結合され
    た少なくとも1つのヒドロキシル基を有することを特徴
    とするコーティング組成物。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のコーティング組成物に
    おいて、前記ポリヒドロキシル第三級アミンが下式を有
    することを特徴とするコーティング組成物。 【化1】 [式中、Rは炭素原子0個〜6個を含有するアルキレン
    またはオキシアルキレンであり、XおよびYは独立して
    Hであり、ただし、Rは−(CHCHO)
    −または−(CHC(CH)HO)−であり、た
    だし、nは1〜3の整数であり、 AはR−X、R−Y、R、またはZであり、 ただし、Rは炭素原子1個〜20個を含有するアルキ
    ル基であり、Zは下式であり、 【化2】 ただし、Rは炭素原子1個から10個を含有するアル
    キレン基であるが、少なくとも2個の−OH基が存在す
    ることを条件とするものである。]
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のコーティング組成物に
    おいて、前記有機ポリイソシアネートが、(B)の全重
    量に基づいて、50重量%までのイソホロンジイソシア
    ネート三量体を含有することを特徴とするコーティング
    組成物。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のコーティング組成物に
    おいて、前記有機イソシアネートが前記イソホロンジイ
    ソシアネート三量体およびヘキサメチレンジイソシアネ
    ート三量体を含むことを特徴とするコーティング組成
    物。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のコーティング組成物に
    おいて、前記触媒が有機スズ化合物を含むことを特徴と
    するコーティング組成物。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のコーティング組成物
    において、前記触媒が第三級アミンおよび有機酸をさら
    に含むことを特徴とするコーティング組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のコーティング組成物
    において、該組成物が2パック型のコーティング組成物
    であり、第1のパックに成分(A)および(C)を含
    み、第2のパックに成分(B)を含み、各パックの内容
    物が使用の直前に互いに混合されることを特徴とするコ
    ーティング組成物。
  12. 【請求項12】 基材を仕上げる方法であって、前記基
    材にカラーコートを塗布する工程と、前記カラーコート
    上に請求項1に記載のコーティング組成物を塗布してク
    リアーコートを形成する工程と、前記クリアーコートを
    硬化する工程とを含むことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法によって仕上
    げられることを特徴とする基材。
  14. 【請求項14】 フィルム形成性結合剤および揮発性有
    機液体キャリアを含有するコーティング組成物におい
    て、前記結合剤が(i)ヒドロキシル含有アクリル性ポ
    リマー、および(ii)ポリヒドロキリル第三級アミン
    であって、前記アミンの少なくとも2つのヒドロキシル
    基が少なくとも2つの炭素原子を含有する鎖を介して前
    記アミンの窒素原子に間接的に結合されているものを含
    有することを特徴とするコーティング組成物。
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