JP2002053434A - 毛髪処理剤及び、毛髪処理方法 - Google Patents

毛髪処理剤及び、毛髪処理方法

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JP2002053434A
JP2002053434A JP2000239911A JP2000239911A JP2002053434A JP 2002053434 A JP2002053434 A JP 2002053434A JP 2000239911 A JP2000239911 A JP 2000239911A JP 2000239911 A JP2000239911 A JP 2000239911A JP 2002053434 A JP2002053434 A JP 2002053434A
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fruit
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Terumi Kato
輝美 加藤
Tomoaki Nomura
知旦 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の毛髪処理剤では十分な効果を奏しない
人に対しても、十分な養毛・育毛効果を奏することが可
能な毛髪処理剤及び、毛髪処理方法を提供すること。 【解決手段】 下記(1)〜(3)の成分を含有する毛
髪処理剤によって、上記の課題を解決できる。(1)ヘ
ミン、ヘマチンから選ばれる少なくとも一種以上のポル
フィリン系化合物、(2)酵母、乳酸菌から選ばれる一
種以上の微生物培養抽出物、(3)大豆、クズから選ば
れる一種以上のイソフラボンを含有する植物抽出物。な
お、(1)〜(3)の成分を含有する第1の毛髪処理剤
と、コガネバナ、ボタン、ヒレハリソウ、センブリ、ニ
ンジンから選ばれる少なくとも一種以上の植物抽出物を
含む第2の毛髪処理剤とを併用する毛髪処理方法によっ
ても、同様の効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘミン、ヘマチ
ンから選ばれる少なくとも一種以上のポルフィリン系化
合物、酵母、乳酸菌から選ばれる一種以上の微生物培
養抽出物、大豆、クズから選ばれる一種以上のイソフ
ラボンを含有する植物抽出物を配合することにより、毛
髪の再生が良好に認められる毛髪処理剤等に関するもの
である。また、その利用分野は、一般に各種の外用製剤
類(動物用に使用する製剤も含む)に利用可能であり、
具体的には、カプセル状、粉末状、顆粒状、固形状、液
状、ゲル状或いは気泡性の1)医薬品類、2)医薬部外品
類、3)局所又は全身用の皮膚化粧品類、4)頭皮・頭髪に
適用する薬用及び/又は化粧用の製剤類(例えば、シャ
ンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、パーマネント
液、染毛料、整髪料、ヘアートニック剤、育毛・養毛料
など)に利用できる。
【0002】
【従来の技術】毛髪の有無は、その人の容姿を大きく左
右するために、美容上非常に重要な位置を占めている。
一方、多くの人が悩んでいる脱毛症に対しては、今だに
確定的な改良方法がなく、深い悩みの種の一つとなって
いる。このため、養毛剤または育毛剤と称して、非常に
多品種のものが市場に出されている。なお、そのような
脱毛症には先天性のものと後天性のものとがある。いず
れの脱毛症についても、その発症原因、発生機序に関
し、多くの研究がなされてはいるものの、今日でも不明
な点が多く、脱毛の原因として、内分泌系異常、ヘアサ
イクル異常、自律神経の失調、栄養障害、炎症、その他
遺伝性・老化によるものが考えられている。
【0003】また、養毛・育毛成分としては、例えば、
リノール酸モノグリセリド(特開昭63−201114
号)、卵胞ホルモン(特開昭60−38313号)等の
ホルモン類、又、ビタミンE、B2、B6、ビオチン、
パントテン酸などのビタミン類、その他、アミノ酸類
(ペプチドサブスタンス:特開昭61−7209号)や
既存の末梢血行促進剤(ビタミンE及びその誘導体、セ
ンブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエ
キス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシ
ジルなど)、局所刺激剤(トウガラシチンキ、ノニル酸
バニルアミド、ショウキョウチンキ、ハッカ油、ニコチ
ン酸ベンジルなど)、消炎剤(グリチルリチン酸、甘草
エキス、塩酸ジフェンヒドラミンなど)等が知られてい
る。そして、上記の各種の養毛・育毛成分を単独又は複
数に組み合わせることにより、相乗的な効果を期待し
て、養毛・育毛、発毛促進、フケ、カユミ、炎症の防
止、薄毛・脱毛予防などの総合的な養毛・育毛効果を狙
って販売されているものが多い。
【0004】一方、休止期、成長期等を繰り返すヘアサ
イクルに関する研究から、脱毛症の人は、頭皮中におい
て毛の成長過程にある休止期毛の占める割合が、大きい
と考えられている。そこで、休止期となった毛根を刺激
し、成長期へと移行を速める作用を備えた物質を併用す
ることで、養毛・育毛効果を得ようとする試みも行われ
てはいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの養毛・育毛剤も使用初期には効果があっても、
徐々に効果がみられなくなったり、逆に順調に発毛がみ
られていたのに、急に脱毛が起こり元の状態に戻ってし
まうなど、効果が必ずしも十分とは言い難く、更に効果
的な養毛・育毛作用を備えた毛髪処理剤または、毛髪処
理方法が求められている。本発明は、上記した事情に鑑
みてなされたものであり、その目的は、従来の毛髪処理
剤では十分な効果を奏しない人に対しても、十分な養毛
・育毛効果を奏することが可能な毛髪処理剤及び、毛髪
処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】こうした事情に鑑み、本
発明者は養毛・育毛効果があるとされる有用な物質を併
用することを考え、その結果として、(1)ヘミン、ヘ
マチンから選ばれる少なくとも一種以上のポルフィリン
系化合物、(2)酵母、乳酸菌から選ばれる一種以上の
微生物培養抽出物、(3)大豆、クズから選ばれる一種
以上のイソフラボンを含有する植物抽出物を組み合わせ
て配合した毛髪処理剤を用いることにより毛髪の再生が
有意に認められ、養毛・育毛作用が相乗的に機能するこ
とを確認した。また、毛髪に対して、ツヤ・張り・滑ら
かさを与え、くし通りも良くなる安全性の高い養毛・育
毛剤を提供することができた。
【0007】なお、上記の物質には更に、(4)ローズ
マリー或いは/及びセージの植物抽出物を併用すること
により、養毛・育毛作用を更に向上させることもでき
る。また、上記(1)〜(3)の物質または、上記
(1)〜(4)の物質を第1の毛髪処理剤とし、(5)
コガネバナ、ボタン、ヒレハリソウ、センブリ、ニンジ
ンから選ばれる少なくとも一種以上の植物抽出物を含む
物質を第2の毛髪処理剤とし、第1の毛髪処理剤と、第
2の毛髪処理剤とを交互に使用することが、更に良好な
養毛・育毛効果を備えたことをも見いだし、基本的には
本発明を完成するに至った。
【0008】
【発明の実施の形態】(1)なお、本発明において使用
する「ヘミン、ヘマチン」は、動物の血液中に含まれる
色素タンパク質であるヘモグロビンを素にして得られる
ポルフィリン系の色素である。ヘミン(C34H32ClFeN
4O4)または、ヘマチン(C34H33FeN4O5)については、
従来より養毛・育毛効果があることが知られている(例
えば、特開昭55−22644号公報)ものの、発明者
の研究によれば、単独の使用においては、十分な養毛・
育毛効果が得られにくい人が存在する。ヘマチンを配合
する場合には、最終固形分濃度として、好ましくは10pp
m〜5000ppm、より好ましくは100ppm〜2000ppm、更に好
ましくは200ppm〜1000ppmの範囲で用いることができ
る。
【0009】(2)「微生物培養抽出物」を配合する場
合には、最終固形分濃度として、好ましくは10ppm〜600
0ppm、より好ましくは100ppm〜2000ppm、更に好ましく
は200ppm〜1000ppmの範囲で用いることができる。 (3)「イソフラボン」は、女性ホルモンの一種である
エストロゲンのステロイド骨格に類似した立体構造を備
えていると考えられている物質であり、エストロゲンほ
どの強い作用は示さないものの、類似の女性ホルモン用
作用を備えた物質である。薄毛・脱毛に悩む人では、男
性ホルモンの過剰がそのような症状を引き起こす原因の
一つと考えられることから、女性ホルモン様作用を備え
たイソフラボンが注目されている。
【0010】上記大豆またはクズの植物抽出物を配合す
る場合には、最終固形分濃度として、好ましくは10ppm
〜2000ppm、より好ましくは100ppm〜1000ppm、更に好ま
しくは200ppm〜800ppmの範囲で用いることができる。な
お、上記の各成分は、動物類(1)、微生物類(2)、
及び植物類(3)の各類から選択された物質であるた
め、従来から知られている養毛・育毛成分が相加的に作
用することに加えて、相乗的に働くことにより、更に有
効な効果を発揮するものと考えられる。
【0011】(4)第2の毛髪処理剤を構成するコガネ
バナ、ボタン、ヒレハリソウ、センブリ、ニンジンから
選ばれる少なくとも一種以上の植物抽出物の含有される
毛髪処理剤は、一般に市販物として提供されているもの
を購入して、使用することができる。
【0012】本発明者の研究によれば、第1の毛髪処理
剤は、頭皮の細胞活性を高める役割があるが、脱毛の原
因として頭皮に炎症がある人にとっては、その強力な細
胞賦活作用は、時として、弱った細胞に対して刺激が強
すぎる場合がある。そのために、上記第2の抗炎症作用
を有する毛髪処理剤を併用することにより、まず頭皮の
炎症を押さえ、第1の毛髪処理剤によって強力に発現さ
れる作用を受け入れやすくすることができる。こうし
て、第1および第2の毛髪処理剤を交互に使用すること
で、より良い養毛・育毛作用を得ることができる。ま
た、同じタイプの毛髪処理剤を長く使い続けることによ
り、頭皮が有効成分に慣れてしまい、養毛・育毛効果が
薄れることを防ぐことができる。なお、本発明の毛髪処
理剤は、前記の必須成分に加えて、必要に応じて、本発
明の効果を損なわない範囲内で、医薬品類、医薬部外品
類、化粧品類などの製剤に使用される成分や添加剤を任
意に選択・併用して製造することができる。そのための
添加剤として、例えば以下の物質が挙げられる。
【0013】A.各種油脂類として、アボガド油,アー
モンド油,ウイキョウ油,エゴマ油,オリブ油,オレン
ジ油(ネロリ油),オレンジラファー油,ゴマ油,カカ
オ脂,カミツレ油,キャロット油,キューカンバー油,
牛脂脂肪酸,ココナッツ油,サフラワー油,シア脂,大
豆油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,パーシッ
ク油,ヒマシ油,綿実油,落花生油,タートル油,ミン
ク油,卵黄油,カカオ脂,パーム油,コムギ胚芽油、パ
ーム核油,モクロウ,ヤシ油,牛脂,豚脂又はこれら油
脂類の水素添加物(硬化油等)など。 B.ロウ類として、ミツロウ,カルナバロウ,鯨ロウ,
ラノリン,液状ラノリン,還元ラノリン,硬質ラノリ
ン,カンデリラロウ,モンタンロウ,セラックロウな
ど。
【0014】C.鉱物油として、流動パラフィン,ワセ
リン,パラフィン,オゾケライド,セレシン,マイクロ
クリスタンワックス,プリスタンなど。 D.脂肪酸類として、ラウリン酸,ミリスチン酸,パル
ミチン酸,ステアリン酸,ベヘン酸,オレイン酸,12
-ヒドロキシステアリン酸,ウンデシレン酸,トール
油,ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸,
カプロン酸,2−エチルブタン酸,イソペンタン酸,2
−メチルペンタン酸,2−エチルヘキサン酸,イソペン
タン酸などの合成脂肪酸。
【0015】E.アルコール類として、エタノール,イ
ソプロパノール,ラウリルアルコール,セタノール,ス
テアリルアルコール,オレイルアルコール,ラノリンア
ルコール,コレステロール,フィトステロールなどの天
然アルコール、2−ヘキシルデカノール,イソステアリ
ルアルコール,2−オクチルドデカノールなどの合成ア
ルコール。 F.多価アルコール類として、酸化エチレン,エチレン
グリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリ
コール,エチレングリコールモノエチルエーテル,エチ
レングリコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル,ポリエチレングリコール,酸化プロピレ
ン,プロピレングリコール,ポリプロピレングリコー
ル,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ペンタ
エリトリトール,ソルビトール,マンニトールなど。
【0016】G.エステル類として、ミリスチン酸イソ
プロピル,パルミチン酸イソプロピル,ステアリン酸ブ
チル,ラウリン酸ヘキシル,ミリスチン酸ミリスチル,
オレイン酸オレイル,オレイン酸デシル,ミリスチン酸
オクチルドデシル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,フタル酸ジエチル,
フタル酸ジブチル,酢酸ラノリン,モノステアリン酸エ
チレングリコール,モノステアリン酸プロピレングリコ
ール,ジオレイン酸プロピレングリコールなど。 H.金属セッケン類として、ステアリン酸アルミニウ
ム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸亜鉛,ス
テアリン酸カルシウム,パルミチン酸亜鉛,ミリスチン
酸マグネシウム,ラウリン酸亜鉛,ウンデシレン酸亜鉛
など。
【0017】I.ガム質、糖類及び水溶性高分子化合物
として、アラビアゴム,ベンゾインゴム,ダンマルゴ
ム,グアヤク脂,アイルランド苔,カラヤゴム,トラガ
ントゴム,キャロブゴム,クインシード,寒天,カゼイ
ン,乳糖,果糖,ショ糖及びそのエステル,トレハロー
ス及びその誘導体,デキストリン,ゼラチン,ペクチ
ン,デンプン,カラギーナン,カルボキシメチルキチン
又はキトサン,エチレンオキサイドなどのアルキレン(C
〜C)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C
〜C)キチン又はキトサン,低分子キチン又はキトサ
ン,キトサン塩,硫酸化キチン又はキトサン,リン酸化
キチン又はキトサン,アルギン酸及びその塩,ヒアルロ
ン酸及びその塩,コンドロイチン硫酸及びその塩,ヘパ
リン,エチルセルロース,メチルセルロース,カルボキ
シメチルセルロース,カルボキシエチルセルロース,カ
ルボキシエチルセルロースナトリウム,ヒドロキシエチ
ルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ニトロ
セルロース,カチオン化セルロース、結晶セルロース,
ポリビニルアルコール,ポリビニルメチルエーテル,ポ
リビニルピロリドン,ポリビニルメタアクリレート,ポ
リアクリル酸塩,ポリエチレンオキサイドやポリプロピ
レンオキサイドなどのポリアルキレンオキサイド又はそ
の架橋重合物,カルボキシビニルポリマー,ポリエチレ
ンイミンなど。
【0018】J.界面活性剤として、アニオン界面活性
剤(アルキルカルボン酸塩,アルキルスルホン酸塩,ア
ルキル硫酸エステル塩,アルキルリン酸エステル塩)、
カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩,アルキル四級
アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性
界面活性剤(アミノ型,ベタイン型),硫酸エステル型
両性界面活性剤,スルホン酸型両性界面活性剤,リン酸
エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エー
テル型非イオン界面活性剤,エーテルエステル型非イオ
ン界面活性剤,エステル型非イオン界面活性剤,ブロッ
クポリマー型非イオン界面活性剤,含窒素型非イオン界
面活性剤)、合成セラミド、その他の界面活性剤(レシ
チン・セラミドなどの天然界面活性剤,タンパク質加水
分解物の誘導体,高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を
含む界面活性剤,フッ化炭素系界面活性剤)など。
【0019】K.各種ビタミン類として、ビタミンA
群:レチノール,レチノイン酸、レチナール(ビタミン
A1),デヒドロレチナール(ビタミンA2),カロチ
ン,リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チア
ミン塩酸塩,チアミン硫酸塩(ビタミンB1),リボフ
ラビン(ビタミンB2),ピリドキシン(ビタミンB
6),シアノコバラミン(ビタミンB12),葉酸類,
ニコチン酸類,パントテン酸類,ビオチン類,コリン,
イノシトール類、ビタミンC群:アスコルビン酸及びそ
の誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビ
タミンD2),コレカルシフェロール(ビタミンD
3),ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:トコフ
ェロール及びその誘導体,ユビキノン類、ビタミンK
群:フィトナジオン(ビタミンK1),メナキノン(ビ
タミンK2),メナジオン(ビタミンK3),メナジオ
ール(ビタミンK4),その他、必須脂肪酸(ビタミン
F),カルニチン,フェルラ酸,γ-オリザノール,オ
ロット酸,ビタミンP類(ルチン,エリオシトリン,ヘ
スペリジン),ビタミンUなど。
【0020】L.各種アミノ酸類として、バリン,ロイ
シン,イソロイシン,トレオニン,メチオニン,フェニ
ルアラニン,トリプトファン,リジン,グリシン,アラ
ニン,アスパラギン,グルタミン,セリン,システイ
ン,シスチン,チロシン,プロリン,ヒドロキシプロリ
ン,アスパラギン酸,グルタミン酸,ヒドロキシリジ
ン,アルギニン,オルニチン,ヒスチジンなどや,それ
らの硫酸塩,リン酸塩,硝酸塩,クエン酸塩,或いはピ
ロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体など。
【0021】M.植物系原料又は動物系原料由来の種々
の添加物。 上記A〜Mに記載したものは、添加しようとする製品種
別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉
砕,製粉,洗浄,加水分解,醗酵,精製,圧搾,抽出,
分画,ろ過,乾燥,粉末化,造粒,溶解,滅菌,pH調
整,脱臭,脱色などを任意に選択、組合わせた処理)を
行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。
【0022】さらになお、(1)〜(5)の抽出に用い
る溶媒及び、A〜Mの添加物の抽出に用いる溶媒につい
ては、供する製品の使用目的、種類、或いは後に行う加
工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、
水,水溶性有機溶媒(例えば、エタノール,プロピレン
グリコール,1,3−ブチレングリコール、グリセリン
など)の中から選ばれる1種もしくは2種以上の混液を
用いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有
が好ましくない場合においては、水あるいは水蒸気のみ
を使用したり、或いは抽出後に除去しやすいエタノール
を採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば
良く、又、搾取抽出したものでも良い。なお、抽出時の
溶媒としては、通常、常温〜常圧下での溶媒の沸点の範
囲であれば良く、抽出後は濾過又はイオン交換樹脂を用
い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル
状、粉末状とすれば良い。更に多くの場合は、そのまま
の状態で利用できるが、必要ならば、その効力に影響の
ない範囲で更に脱臭、脱色などの精製処理を加えても良
く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラ
ムなどを用いれば良く、抽出物質により一般的に適用さ
れる通常の手段を任意に選択して行えば良い。
【0023】また、植物系原料又は動物系原料由来の添
加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する
場合には、その効果として、皮膚や頭髪の保護、保湿,
感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩和、芳香
によるストレスの緩和、細胞賦活ないし細胞老化防止、
炎症の抑制、肌質・髪質の改善、肌荒れ防止及びその改
善、発毛・育毛及び脱毛防止、毛髪への光沢の付与、清
浄効果、疲労の緩和、血流促進、温浴効果などの美容的
効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝などの効
果も期待できる。
【0024】また、添加物として使用できる具体的な植
物(生薬)としては、例えば、アーモンド(へん桃),アイ
(藍葉),アオカズラ(清風藤),アオツヅラフジ(木防
巳),アオノリュウゼツラン,フクリンリュウゼツラ
ン,アカシア,アカスグリ果実,アカブドウ,アカメガ
シワ(赤芽柏),アカネ(茜草根),アカヤジオウ・ジオウ
(地黄),アギ(阿魏),アキニレ(榔楡皮),アケビ(木
通),アサ(麻子仁),マルバアサガオ又はアサガオ(牽牛
子),アシタバ(明日葉),アズキ(赤小豆),アセロラ,
アセンヤク(阿仙薬),アニス,アベマキ果実,アボカ
ド,アマ,アマチャ(甘茶),アマチャヅル,アマドコロ
(玉竹),アミガサユリ(貝母),アルテア,アルニカ,ア
ロエ(蘆薈),アロエベラ,アンジェリカ,アンズ・ホン
アンズ(杏仁),アンソッコウ(安息香),イガコウゾリナ
(地胆頭),イタドリ(虎杖根),イチゴ,イチジク(無花
果)又はその葉,イチビ(冬葵子),イチヤクソウ,イチ
ョウ(銀杏葉,銀杏),イトヒメハギ(遠志),イナゴマ
メ,イネ種子又は種皮,イノンド種子,イブキジャコウ
ソウ,イラクサ,イランイラン,ウイキョウ(茴香),ウ
キヤガラ(三稜),ウグイスカグラ果実,ヒメウイキョ
ウ,ウコン(鬱金),ウスバサイシン・ケイリンサイシン
(細辛),ウスベニアオイ,ウスベニタチアオイ,ウツボ
グサ(夏枯草),ウド又はシシウド(羌活,独活,唐独
活),ウメ(烏梅)又はその果肉,ウラジロガシ,ウーロ
ン茶,ウワウルシ,ウンシュウミカン(陳皮),エストラ
ゴン,エゾウコギ(蝦夷五加),エゾキイチゴ,エチナシ
(ホソバムラサキバレンギク),エノキ,エビスグサ
(決明子),エルダーベリー果実,エレミ,エンジュ(槐
花,槐花米),オウギ・キバナオウギ(黄耆),オウレン
(黄連),オオカラスウリ(カロニン),オオツヅラフジ
(防己),オオバコ(車前子,車前草),オオハシバミ(榛
子),オオバナオケラ・オケラ(白朮),オオバヤシャブ
シ果実,オオミサンザシ・サンザシ(山査子),オウヒサ
サノユキ,ササノユキ,オオムギ(大麦),オグルマ(旋
覆),オクラ果実,オタネニンジン・トチバニンジン(人
参),オドリコソウ(続断),オナモミ(蒼耳子),オニグ
ルミ,オニノヤガラ(天麻),オニユリ・ササユリ・ハカ
タユリ(百合),オノニス,オヒョウ(裂葉楡),オミナエ
シ(敗醤),オランダイチゴ,オランダカラシ(クレソ
ン),オランダゼリ,オランダミツバ,オリーブ,オレ
ガノ,オレンジ果実又は果皮,カイケイジオウ(熟地
黄),カカオ種子,カキ又はその葉(柿蒂),カギカズラ
(釣藤鈎),カシア,カジノキ果実(楮実),ガジュツ(莪
朮),カシワ(槲樹,槲葉),カスカリラ,カニクサ(金沙
藤),カノコソウ(吉草根),カバノキ又はシダレカンバ
(白樺),カボチャ,カポックノキ種子,カホクサンショ
ウ(蜀椒),ガマ(蒲黄),カミツレ・ローマカミツレ,カ
ミヤツデ(通草),カラスウリ(王瓜),カラスムギ,ガラ
ナ種子,カラヤ,カリン(木瓜),ガルシニア,カワヤナ
ギ,カワラタケ,カワラヨモギ(茵チン蒿),カンスイ
(甘遂),カンゾウ(甘草),カンタラアサ,カンデリラ,
カントウ,カンナ,キイチゴ,キウイ果実,キカラスウ
リ(瓜呂根),キキョウ(桔梗,桔梗根),キク(菊花),キ
ササゲ(梓実),ギシギシ(羊蹄根),キジツ(枳実),キズ
タ,キダチアロエ,キダチハッカ,キナ,キナノキ(シ
ンコーナ、アカキナノキ),キハダ(黄柏),ギムネマ・
シルベスタ,キャベツ,キャベブ未熟果,キュウリ,キ
ラジャ・サポナリア,キラヤ,キンカン果実,キンマ,
キンミズヒキ(仙鶴草),グアバ果実,グアユーレ,クェ
ルクス・インフェクトリア(没食子),ココナッツ,クコ
(枸杞,枸杞子,枸杞葉,地骨皮),クサスギカズラ(天
門冬),クスノキ,グースベリー果実,クチナシ(山梔
子),クヌギ(樸ソウ),クマザサ,クマツヅラ(馬鞭
草),クララ(苦参),クランベリー果実,クリ又はその
渋皮,クルクリゴ・ラチフォリア果実,グレープフルー
ツ,クロウメモドキ,クロガネモチ(救必応),クローブ
(丁子,丁香),ケイガイ(荊芥,荊芥穂),ケイトウ(鶏
冠花,鶏冠子),ゲッケイジュ(月桂樹),ケナシサルト
リイバラ(土茯苓,山帰来),ゲンチアナ,ゲンノショ
ウコ(老鸛草),コウシンバラ(月季花),コウスイハッ
カ,コウゾ果実,コウチャ(紅茶),コウホネ(川骨),コ
ウホン(藁本,唐藁本),コウリャン,コエンドロ果実,
コケモモ(越橘),ココヤシ果実,ゴシュユ(呉茱萸),ゴ
ショイチゴ(覆盆子),コショウ(胡椒),コパイババルサ
ム,コーヒー豆,コブシ・モクレン(辛夷),ゴボウ(牛
蒡,牛蒡子),コボタンヅル,ゴマ(胡麻),ゴマノハグ
サ(玄参),ゴミシ(五味子)・サネカズラ・ビナンカズ
ラ・マツブサ,コムギ(小麦),米・米糠(赤糠,白糠)・
コメ油,コーラ・アクミナタ種子,コーラ・ベラ種子,
コロハ果実,コロンボ,コンズランゴ,コンニャク,サ
イザル,サイザルアサ,サキシマボタンヅル(威霊仙),
サクランボ,ザクロ,ササ,サザンカ,サジオモダカ
(沢瀉),サツマイモ,サトウキビ,サトウダイコン,サ
ネブトナツメ(酸棗仁),サフラン(番紅花,西紅花),ザ
ボン果実,サボンソウ,サーモンベリー果実,サラシナ
ショウマ(升麻),サワギキョウ(山梗菜),サワグルミ
(山胡桃),サンシチニンジン(三七人参),サンシュユ
(山茱萸),サンショウ(山椒),サンズコン(山豆根),シ
ア(カリテ),シアノキ果実,シイタケ(椎茸),シオン
(紫苑),ジキタリス,シクンシ(使君子),シタン,シナ
ノキ,シナレンギョウ(連翹),シマカンギク(菊花),シ
モツケソウ,ジャガイモ,シャジン(沙参),ジャノヒゲ
(麦門冬),ジュズダマ,シュロ果実,ショウガ(生姜),
ショウブ(菖蒲,菖蒲根),ショズク果実,シラカシ種
子,シロゴチョウの種子,シロバナイリス,シロバナツ
タの花,シロミナンテン(南天実),シンコナサクシルブ
ラ,シンナモン,スイカ(西瓜),スイカズラ(金銀花,
忍冬),スイバ(酸模),スイムベリー果実,ストロベリ
ー果実,スギナ(問荊),スモモ果実,セイヨウアカマツ
の球果,セイヨウカラマツ,セイヨウキズタ,セイヨウ
グルミ,セイヨウサンザシ,セイヨウタンポポ,セイヨ
ウトチノキ(マロニエ),セイヨウナシ果実,セイヨウナ
ツユキソウ,セイヨウニワトコ(エルダー),セイヨウ
ネズ(ジュニパー・杜松),セイヨウノコギリソウ(ミ
ルフォイル),セイヨウバラ,セイヨウフウチョウボ
ク,セイヨウヤドリギ,セイヨウハッカ・セイヨウヤマ
ハッカ,セイヨウワサビ,セキショウ(石菖根),ゼニア
オイ,ヒロハセネガ,セネガ,セリ,セロリ,センキュ
ウ(川キュウ),センダン,センブリ(当薬),センナ果実
又は葉,センニンソウ(大蓼),ソウカ(草果),ソバ種
実,ソメモノイモ,ダイオウ(大黄),大根,ダイダイ
(橙皮,枳実),タカトウダイ(大戟),タカワラビ(狗
脊),ダークスィートチェリー果実,タチアオイ,タチ
ジャコウソウ(タイム,百里香),タチバナ(橘皮),タチ
ヤナギ,タマリンド種子,タマネギ,タムシバ(辛夷),
タラノキ又はその根皮,タンジン(丹参),タンポポ(蒲
公英)又はシロバナタンポポ・モウコタンポポ,ダンマ
ル,チェリー果実,チガヤ又はその根(茅根),チクセツ
ニンジン(竹節人参),チコリ,チョウセンゴミシ(五味
子),チョウセンダイオウ(大黄),チョウセンニレ(蕪
夷),チョウセンニンジン(人参),チョウセンヨモギ(艾
葉),チョレイマイタケ(猪苓),ツキミソウ,ツクリタ
ケ(マッシュルーム),ツバキ,ツボクサ,ツメクサ
(漆姑草),ツユクサ(鴨跖草),ツルアズキ(赤小豆),ツ
ルドクダミ(何首烏),ツルナ(蕃杏),ツルニンジン(四
葉参),ツワブキ,デイコ,テウチグルミ,デュベリー
果実,テンダイウヤク(烏薬),トウガ(冬瓜子),トウガ
ラシ(番椒),トウキ(当帰),トウキンセンカ(マリーゴ
ールド),トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛),
トウネズミモチ(女貞子),トウリンドウ(竜胆),ドクダ
ミ(十薬),トコン(吐根),トシシ・マメダオシ・ネナシ
カズラ,トチュウ(杜仲,杜仲葉),トマト,トラガン
ト,トリアカンソス種子,トルメンチラ,ドロノキ,ト
ロロアオイ,ナイゼリアベリー果実,ナガイモ・ヤマノ
イモ(山薬),ナギイカダ(ブッチャーブルーム),ナギナ
タコウジュ,ナズナ,ナタネ,ナツミカン,ナツメ(大
棗),ナニワイバラ(金桜子),ナメコ,ナルコユリ(黄
精),ナンキンマメ(落花生),ナンテン(南天実),ニガ
キ(苦木),ニガヨモギ(苦艾),ニクズク(ナツメグ),
ケイ・ニッケイ(桂皮)・ケイシ(桂枝),ニラ(韮子),
ニワトコ(接骨木)の果実・花又は茎葉,ニンニク(大
蒜),ヌルデ(五倍子),ネギ,ノアザミ(大薊),ノイバ
ラ(営実),ノコギリソウ,ノダケ(前胡),ノバラ,ノモ
モ,パーム,パイナップル果実,ハイビスカス(ブッソ
ウゲ,フウリンブッソウゲ,ローゼル),ハカマウラボ
シ(骨砕補),ハクセン(白癬皮),ハクルベリー果実,ハ
コベ(繁縷),ハシバミ(榛子),ハシリドコロ(ロート
根),バジル,ハス(蓮肉,蓮子),パセリ(オランダゼ
リ),ハダカムギ,バタタ,ハチク・マダケ(竹茹),パ
チョリー,ハッカ(薄荷,薄荷葉),ハトムギ(ヨクイニ
ン),ハナスゲ(知母),バナナ,ハナハッカ,バニラビ
ンズ,パパイヤ,ハハコグサ(鼠麹草),ハブ草,パプリ
カ,ハマゴウ・ミツバハマゴウ(蔓荊子),ハマスゲ(香
附子),ハマビシ(シツ莉子),ハマナス(マイカイ花),
ハマボウフウ(浜防風),ハマメリス,バラ(薔薇),パリ
エタリア,ハルニレ(楡皮,楡白皮,楡葉),パンノキ,
ヒオウギ(射干),ヒカゲツルニンジン(党参),ピーカン
ナッツ,ヒガンバナ(石蒜,蔓珠沙華),ヒシ(菱実),
スタチオ,ビート,ヒトツバ(石葦),ヒナタイノコズチ
(牛膝),ヒノキ,ヒバ,ヒマシ,ヒマワリ,ピーマン,
ヒメガマ(香蒲),ヒメマツタケ(カワリハラタケ,ヒロ
マツタケ),ピメンタ果実,ビャクシ,ビャッキュウ,
ヒユ果実,ビロウドアオイ,ヒロハオキナグサ(白頭
翁),ビワ(枇杷,枇杷葉),ビンロウ(大服皮,檳榔
子),フウトウカズラ(南籐),フキ,フキタンポポ(款冬
花,款冬葉),フジバカマ(蘭草),フジマメ(扁豆),ブ
ドウ果実又は果皮・種子・葉,ブナ,フユムシナツクサ
タケ(冬虫夏草),ブラジルカンゾウ,ブラックカーラン
ト果実,ブラックベリー,プラム果実,フルセラリア,
ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ),プルーン,ブロン
ドサイリウム,ブンドウ(緑豆),ヘチマ,ベニバナ(紅
花),ヘネケン,ベラドンナ,ベリー果実,ペルビアン
バーグ,ボイセンベリー果実,ボウフウ(防風),ホウレ
ンソウ,ホオズキ(登呂根),ボケ(木瓜),ホソバナオケ
ラ(蒼朮),ホソババレンギク,ホップ,ホホバ,ホワー
トルベリー果実,ホンシメジ,マイズルテンナンショウ
(天南星),マオウ(麻黄),マカデミアナッツ,マクリ
(海人草),マグワ(桑白皮,桑葉),マタタビ(木天蓼),
マツカサ,松葉,マヨラム(ハナハッカ),マルバノジャ
ジン(苦参),マルベリー果実,マルメロ,マンゴー,マ
ンゴスチン,マンシュウグルミ,マンダリン果実,マン
ネンタケ(霊芝),ミカン属植物果実(枳実),ミシマサイ
コ(柴胡),ミゾカクシ(半辺蓮),ミソハギ(千屈菜),ミ
ツガシワ,ミツバ,ミドリハッカ,ミモザ,ミョウガ,
ミラクルフルーツ果実,ミルラ,ミロバラン,ムクゲ
(木槿),ムクノキ,ムクロジ,ムラサキ(紫根),ムラサ
キトウモロコシ,メハジキ(益母草),メボウギ,メラロ
イカ,メリッサ,メリロート,メロン果実,モウコヨモ
ギ,モウソウチク,モッコウ(木香),モミジバダイオ
ウ,モモの葉(桃葉)・果実・種(桃仁),モヤシ,モレロ
チェリー果実,モロヘイヤ(黄麻),ヤカワムラサキイ
モ,ヤクチ(益智),ヤグルマソウ(ヤグルマギク),ヤグ
ルマハッカ,ヤシャブシ(矢車),ヤチヤナギ,ヤツデ
(八角金盤),ヤドリギ(柳寄生),ヤナギタデの葉,ヤブ
ガラシ,ヤブコウジ(紫金牛),ヤマゴボウ(商陸),ヤマ
ハンノキ(山榛),ヤマモモ(楊梅皮),ヤマヨモギ,ユー
カリ,ユキノシタ(虎耳草),ユッカ・フレビフォリア,
ユズ果実,ユリ,ヨロイグサ,(ヨーロッパキイチ
ゴ),ヨモギ(艾葉),ライム果実,ライムギ,ラカンカ
果実,ラズベリー葉・果実,ラベンダー,リュウガン
(竜眼肉),リョクチャ(緑茶),リンゴ果実,リンドウ,
ルバス・スアビシムス(甜涼),レタス,レッドカーラン
ト果実,レモン果実,レモングラス,レンギョウ(連
翹),レンゲソウ,ロウヤシ,ローガンベリー果実,ロ
グウッド,ローズマリー(マンネンロウ),ローズヒップ
(ノバラ),ワサビ,ワレモコウ(地楡)などが上げられ
る。
【0025】また、添加物として使用可能な海藻類とし
ては、緑藻類として、クロレラ・ブルガリス,クロレラ
・ピレノイドサ,クロレラ・エリプソイデイア,アオノ
リ(ウスバアオノリ,スジアオノリ,ヒラアオノリ,ボ
ウアオノリ,ホソエダアオノリ)等が、褐藻類として、
コンブ(マコンブ,リシリコンブ,ホソメコンブ,ミツ
イシコンブ),ワカメ,ヒロメ,アオワカメ,ジャイア
ントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ,マクロシ
スティス・インテグリフォリア,ネオシティス・ルエト
ケアーナ),ヒジキ,ヒバマタ]等が、紅藻類として、
ヒジリメン,マクサ(テングサ),ヒラクサ,オニクサ,
オバクサ,カタオバクサ,ヤタベグサ,ユイキリ,シマ
テングサ,トサカノリ,トゲキリンサイ,アマクサキリ
ンサイ,キリンサイ,ビャクシンキリンサイ,ツノマ
タ,オオバツノマタ,トチャカ(ヤハズツノマタ),エゾ
ツノマタ,トゲツノマタ,ヒラコトジ,コトジツノマ
タ,スギノリ,シキンノリ,カイノリ,イボツノマタ,
ヤレウスバノリ,カギウスバノリ,スジウスバノリ,ハ
イウスバノリ,アカモミジノリ等が代表的なものとして
挙げられる。
【0026】その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミド
モナス属:クラミドモナス,アカユキモ,ドゥナリエラ
属:ドゥナリエラ,クロロコッカス属:クロロコッカ
ス,クワノミモ属:クワノミモ,ボルボックス属:オオ
ヒゲマワリ,ボルボックス,パルメラ属,ヨツメモ属,
アオミドロ属:ヒザオリ,アオミドロ,ツルギミドロ
属,ヒビミドロ属:ヒビミドロ,アオサ属:アナアオ
サ,アミアオサ,ナガアオサ,カワノリ属:カワノリ,
フリッチエラ属,シオグサ属:オオシオグサ,アサミド
リシオグサ,カワシオグサ,マリモ,バロニア属:タマ
ゴバロニア,タマバロニア,マガタマモ属:マガタマ
モ,イワヅタ属:フサイワヅタ,スリコギヅタ,ヘライ
ワヅタ,クロキヅタ,ハネモ属,ミル属:ミル,クロミ
ル,サキブチミル,ナガミル,ヒラミル,カサノリ属:
カサノリ,ジュズモ属:フトジュズモ,タマジュズモ,
ミゾジュズモ,ミカヅキモ属,コレカエテ属,ツヅミモ
属,キッコウグサ属:キッコウグサ,ヒトエグサ属:ヒ
トエグサ,ヒロハノヒトエグサ,ウスヒトエグサ,モツ
キヒトエ,サヤミドロ属,クンショウモ属,スミレモ
属:スミレモ,ホシミドロ属,フシナシミドロ属な
ど)、藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ,ア
オコ属,ネンジュモ属:カワタケ,イシクラゲ,ハッサ
イ,ユレモ属,ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ,
トリコデスミウム(アイアカシオ)属など)、褐藻類(ピ
ラエラ属:ピラエラ,シオミドロ属:ナガミシオミド
ロ,イソブドウ属:イソブドウ,イソガワラ属:イソガ
ワラ,クロガシラ属:グンセンクロガシラ,カシラザキ
属:カシラザキ,ムチモ属:ムチモ,ヒラムチモ,ケベ
リグサ,アミジグサ属:アミジグサ,サキビロアミジ,
サナダグサ属:サナダグサ,フクリンアミジ,コモング
サ属:コモングサ,ヤハズグサ属:エゾヤハズ,ヤハズ
グサ,ウラボシヤハズ,ジガミグサ属:ジガミグサ,ウ
ミウチワ属:ウミウチワ,コナウミウチワ,アカバウミ
ウチワ,ナミマクラ属:ヒルナミマクラ,ソメワケグサ
属:ソメワケグサ,ナバリモ属:ナバリモ,チャソウメ
ン属:モツキチャソウメン,マツモ属:マツモ,ナガマ
ツモ属:ナガマツモ,オキナワモズク属:オキナワモズ
ク,ニセフトモズク属:ニセフトモズク,フトモズク
属:フトモズク,イシモズク属:イシモズク,クロモ
属:クロモ,ニセモズク属:ニセモズク,モズク属:モ
ズク,イシゲ属:イシゲ,イロロ,イチメガサ属:イチ
メガサ,ケヤリ属:ケヤリ,ウミボッス属:ウミボッ
ス,ウルシグサ属:ウルシグサ,ケウルシグサ,タバコ
グサ,コンブモドキ属:コンブモドキ,ハバモドキ属:
ハバモドキ,ハバノリ属:ハバノリ,セイヨウハバノリ
属:セイヨウハバノリ,コモンブクロ属:コモンブク
ロ,エゾブクロ属:エゾブクロ,フクロノリ属:フクロ
ノリ,ワタモ,チシマフクロノリ属:チシマフクロノ
リ,カゴメノリ属:カゴメノリ,ムラリドリ属:ムラチ
ドリ,サメズグサ属:サメズグサ,イワヒゲ属:イワヒ
ゲ,ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ,カヤモノリ属:カ
ヤモノリ,ウイキョウモ属:ウイキョウモ,ツルモ属:
ツルモ,アナメ属:アナメ,スジメ属:スジメ,ミスジ
コンブ属:ミスジコンブ,アツバミスジコンブ,コンブ
属:ガツガラコンブ,カキジマコンブ,オニコンブ,ゴ
ヘイコンブ,ナガコンブ,エンドウコンブ,オオチヂミ
コンブ,トロロコンブ属:トロロコンブ,アントクメ
属:アントクメ,カジメ属:カジメ,ツルアラメ,クロ
メ,キクイシコンブ属:キクイシコンブ,ネジレコンブ
属:ネジレコンブ,クロシオメ属:クロシオメ,ネコア
シコンブ属:ネコアシコンブ,アラメ属:アラメ,アイ
ヌワカメ属:アイヌワカメ,チガイソ,オニワカメエゾ
イシゲ属:エゾイシゲ,ヤバネモク属:ヤバネモク,ラ
ッパモク属:ラッパモク,ジョロモク属:ウガノモク,
ジョロモク,ヒエモク,ホンダワラ属:タマナシモク,
イソモク,ナガシマモク,アカモク,シダモク,ホンダ
ワラ,ネジモク,ナラサモ,マメタワラ,タツクリ,ヤ
ツマタモク,ウミトラノオ,オオバモク,フシズシモ
ク,ハハキモク,トゲモク,ヨレモク,ノコギリモク,
オオバノコギリモク,スギモク属:スギモク,ウキモ
属:オオウキモ,ブルウキモ属:ブルウキモ,カヤモノ
リ属:カヤモノリなど)が使用できる。
【0027】さらに、紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノ
リ,フノリノウシケ,アマノリ属:アサクサノリ,スサ
ビノリ,ウップルイノリ,オニアマノリ,タサ,フイリ
タサ,ベニタサ,ロドコルトン属:ミルノベニ,アケボ
ノモズク属:アケボノモズク,コナハダ属:ハイコナハ
ダ,ヨゴレコナハダ,アオコナハダ,ウミゾウメン属:
ウミゾウメン,ツクモノリ,カモガシラノリ,ベニモズ
ク属:ベニモズク,ホソベニモズク,カサマツ属:カサ
マツ,フサノリ属:フサノリ,ニセフサノリ属:ニセフ
サノリ,ソデガラミ属:ソデガラミ,ガラガラ属:ガラ
ガラ,ヒラガラガラ,ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタ
マイタダキ,タマイタダキ属:タマイタダキ,カギケノリ
属:カギノリ,カギケノリ,テングサ属:ヒメテング
サ,ハイテングサ,オオブサ,ナンブグサ,コヒラ,ヨ
ヒラ,キヌクサ,ヒビロウド属:ヒビロウド,ヒメヒビ
ロウド,イソムメモドキ属:イソムメモドキ,ミチガエソ
ウ属:ミチガエソウ,リュウモンソウ属:リュウモンソ
ウ,ヘラリュウモン,ニセカレキグサ属:ニセカレキグ
サ,オキツバラ属:オオバオキツバラ,アカバ属:アカ
バ,マルバアカバ,ナミノハナ属:ホソバナミノハナ,
ナミノハナ,サンゴモドキ属:ガラガラモドキ,シオグサ
ゴロモ属:シオグサゴロモ,イワノカワ属:エツキイワ
ノカワ,カイノカワ属:カイノカワ,カニノテ属:カニ
ノテ,サンゴモ属:サンゴモ,ムカデノリ属:ムカデノ
リ,スジムカデ,カタノリ,ヒラムカデ,キョウノヒ
モ,サクラノリ,ニクムカデ,タンバノリ,ツルツル,
イソノハナ属:ヌラクサ,クロヌラクサ,オオムカデノ
リ,ヒラキントキ属:ヒラキントキ,マタボウ属:マタボ
ウ,キントキ属:チャボキントキ,キントキ,マツノ
リ,コメノリ,トサカマツ,ヒトツマツ,カクレイト
属:オオバキントキ,イトフノリ属:イトフノリ,ナガ
オバネ属:ナガオバネ,フノリ属:ハナフノリ,フクロ
フノリ,マフノリ,カレキグサ属:カレキグサ,トサカ
モドキ属:ホソバノトサカモドキ,ヒロハノトサカモド
キ,ヤツデガタトサカモドキ,クロトサカモドキ,ネザ
シノトサカモドキ,キヌハダ属:キヌハダ,エゾトサカ
属:エゾトサカ,ツカサノリ属:エナシカリメニア,オ
オツカサノリ,ハナガタカリメニア,ホウノオ属:ホウ
ノオ,ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト,ウスギヌ,ニク
ホウノオ属:ニクホウノオ,ベニスナゴ属:ベニスナ
ゴ,ススカケベニ属:ススカケベニ,オカムラグサ属:
ヤマダグサ,ミリン属:ミリン,ホソバミリン,トサカ
ノリ属:キクトサカ,エゾナメシ属:エゾナメシ,イソ
モッカ属:イソモッカ,ユカリ属:ユカリ,ホソユカ
リ,イバラノリ属:イバラノリ,サイダイバラ,タチイ
バラ,カギイバラノリ,キジノオ属:キジノオ,イソダ
ンツウ属:イソダンツウ,アツバノリ属:アツバノリ,
オゴノリ属:オゴノリ,ツルシラモ,シラモ,オオオゴ
ノリ,ミゾオコノリ,カバノリ,テングサモドキ属:ハ
チジョウテングサモドキ,フシクレノリ属:フシクレノ
リ,ナミイワタケ属:ナミイワタケ,カイメンソウ属:カ
イメンソウ,オキツノリ属:オキツノリ,サイミ属:イ
タニグサ,サイミ,ハリガネ,ハスジグサ属:ハスジグ
サ,スギノリ属:イカノアシ,ホソイボノリ,ノボノ
リ,クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ,アカ
バギンナンソウ属:アカバギンナンソウ,ヒシブクロ
属:ヒシブクロ,マダラグサ属:トゲマダラ,エツキマ
ダラ,タオヤギソウ属:タオヤギソウ,ハナサクラ,フ
クロツナギ属:フクロツナギ,スジコノリ,ハナノエダ
属:ハナノエダ,ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ,ダル
ス属:ダルス,マサゴシバリ,アナダルス,ウエバグサ
属:ウエバグサ,ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ,
フシツナギ属:フシツナギ,ヒメフシツナギ,ヒロハフ
シツナギ,ワツナギソウ属:ヒラワツナギソウ,ウスバ
ワツナギソウ,イギス属:イギス,ケイギス,ハリイギ
ス,ハネイギス,アミクサ,エゴノリ属:エゴノリ,フ
トイギス,サエダ属:サエダ,チリモミジ属:チリモミ
ジ,コノハノリ科:ハブタエノリ,コノハノリ,スズシ
ロノリ,ウスベニ属:ウスベニ,ハスジギヌ属:ハスジ
ギヌ,ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ,スジギヌ
属:スジギヌ,アツバスジギヌ,ハイウスバノリ属:カ
ギウスバノリ,ヤレウスバノリ,スジウスバノリ,ハイ
ウスバノリ,ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ,
アヤニシキ属:アヤニシキ,アヤギヌ属:アヤギヌ,ダ
ジア属:エナシダジア,シマダジア属:イソハギ,シマ
ダジア,ダジモドキ属:ダジモモドキ,イトグサ属:モ
ロイトグサ,フトイグサ,マクリ属:マクリ,ヤナギノ
リ属:ハナヤナギ,ユナ,ヤナギノリ,モツレユナ,ベ
ニヤナギコリ,モサヤナギ,ササバヤナギノリ,ソゾ
属:クロソゾ,コブソゾ,ハネソゾ,ソゾノハナ,ハネ
グサ属:ハネグサ,ケハネグサ,コザネモ属:コザネ
モ,イソムラサキ,ホソコザネモ,ヒメゴケ属:ヒメゴ
ケ,クロヒメゴケ,ヒオドシグ属:キクヒオドシ,ヒオ
ドシグサ,ウスバヒオドシ,アイソメグサ属:アイソメ
グサ,スジナシグサ属:スジナシグサ,イソバショウ
属:イソバショウ,フジマツモ属:フジマツモ,ノコギ
リヒバ属:ハケサキノコギリヒバ,カワモズク属:カワ
モズク,アオカワモズク,ヒメカワモズク,イデユコゴ
メ属:イデユコゴメ,オキチモズク属:オキチモズク,
イトグサ属,チノリモ属:チノリモ,チスジノリ属:チ
スジノリなど)が挙げられる。また、車軸藻類(シャジ
クモ属,シラタマモ属,ホシツリモ属:ホシツリモ,リ
クノタムヌス属,フラスコモ属:ヒメフラスコモ,チャ
ボフラスコモ,トリペラ属など)、黄色藻類(ヒカリモ
属:ヒカリモなど)が挙げられる。
【0028】また、動物系原料由来の素材としては、鶏
冠抽出物,鮫・牛・鶏などの軟骨抽出物、牛・人の胎盤
抽出物,豚・牛の胃や十二指腸或いは腸の抽出物若しく
はその分解物,豚・牛の脾臓の抽出物若しくはその分解
物,豚・牛の脳組織の抽出物,水溶性コラーゲン,アシ
ル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体,コラーゲン加水
分解物,エラスチン,エラスチン加水分解物,水溶性エ
ラスチン誘導体,ケラチン及びその分解物又はそれらの
誘導体,シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導
体,豚・牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド),豚・
牛ヘモグロビン分解物(ヘム,プロトヘム,ヘム鉄
等),牛乳,カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導
体,脱脂粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体,ホエ
イ、ヨーグルト、ラクトフェリン又はその分解物,鶏卵
成分,魚肉分解物などが挙げられる。その他にも、N.
α-ヒドロキシ酸として、グリコール酸,クエン酸,リ
ンゴ酸,酒石酸,乳酸などが添加できる。
【0029】また、O.無機顔料として、無水ケイ酸,
ケイ酸マグネシウム,タルク,カオリン,ベントナイ
ト,マイカ,雲母チタン,オキシ塩化ビスマス,酸化ジ
ルコニウム,酸化マグネシウム,酸化亜鉛,酸化チタ
ン,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,黄酸化鉄,ベ
ンガラ,黒酸化鉄,グンジョウ,酸化クロム,水酸化ク
ロム,カーボンブラック,カラミンなどが添加できる。
【0030】また、P.紫外線吸収/遮断剤として、p
-アミノ安息香酸誘導体,サルチル酸誘導体,アントラ
ニル酸誘導体,クマリン誘導体,アミノ酸系化合物,ベ
ンゾトリアゾール誘導体,テトラゾール誘導体,イミダ
ゾリン誘導体,ピリミジン誘導体,ジオキサン誘導体,
カンファー誘導体,フラン誘導体,ピロン誘導体,核酸
誘導体,アラントイン誘導体,ニコチン酸誘導体,ビタ
ミンB6誘導体,ベンゾフェノン類,オキシベンゾン,
アルブチン,グアイアズレン,シコニン,バイカリン,
バイカレイン,ベルベリン,ネオヘリオパン,ウロカニ
ン酸誘導体,エスカロール,酸化亜鉛,タルク,カオリ
ンなどが添加できる。
【0031】また、Q.ターンオーバーの促進作用/細
胞賦活剤として、ハイドロキノン,胎盤エキス,霊芝エ
キス,ビタミンA,ビタミンE,アラントイン,脾臓エ
キス,胸腺エキス,発酵乳エキス,植物エキス(アロ
エ,オウゴン,スギナ,ゲンチアナ,ゴボウ,シコン,
ニンジン,ハマメリス,ホップ,ヨクイニン,オドリコ
ソウ,センブリ,トウキ,トウキンセンカ,アマチャ,
オトギリソウ,キュウリ,タチジャコウソウ,ローズマ
リー,パセリなど)などが添加できる。
【0032】また、R.活性酸素消去剤として、スーパ
ーオキシドディスミュターゼ(SOD),カタラーゼ,
グルタチオンパーオキシダーゼなどが添加できる。
【0033】また、S.抗酸化剤として、アスコルビン
酸及びその塩,ステアリン酸エステル,トコフェロール
及びそのエステル誘導体,ノルジヒドログアセレテン
酸,ブチルヒドロキシトルエン(BHT),ブチルヒド
ロキシアニソール(BHA),ヒドロキシチロソール、
パラヒドロキシアニソール,没食子酸プロピル,セサモ
ール,セサモリン,ゴシポールなどが添加できる。ま
た、T.過酸化脂質生成抑制剤として、β−カロチン,
植物エキス(ゴマ培養細胞,アマチャ,オトギリソウ,
ハマメリス,チョウジ,メリッサ,エンメイソウ,シラ
カバ,セージ,ローズマリー,南天実,キナ,エイジ
ツ,イチョウ,緑茶など)などが添加できる。
【0034】また、U.抗炎症剤としして、イクタモー
ル,インドメタシン,カオリン,サリチル酸,サリチル
酸ナトリウム,サリチル酸メチル,アセチルサリチル
酸,塩酸ジフェンヒドラミン,d又はdl−カンフル,
ヒドロコルチゾン,グアイアズレン,カマズレン,マレ
イン酸クロルフェニラミン,グリチルリチン酸及びその
塩,グリチルレチン酸及びその塩,甘草エキス成分,シ
コンエキス,エイジツエキスなどが添加できる。また、
V.殺菌・消毒薬として、アクリノール,イオウ,塩化
ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウム,塩化メチルロ
ザニリン,クレゾール,グルコン酸カルシウム,グルコ
ン酸クロルヘキシジン,スルファミン,マーキュロクロ
ム,ラクトフェリン又はその加水分解物,塩化アルキル
ジアミノエチルグリシン液,イソプロピルメチルフェノ
ール,トリクロサン,クジンなどが添加できる。
【0035】また、W.保湿剤として、グリセリン,プ
ロピレングリコール,1,3-ブチレングリコール,ヒアル
ロン酸及びその塩,ポリエチレングリコール,コンドロ
イチン硫酸及びその塩,水溶性キチンあるいはキトサン
誘導体,ピロリドンカルボン酸及びその塩,乳酸ナトリ
ウム,ミニササニシキエキスなどが添加できる。また、
X.頭髪用剤として、二硫化セレン,臭化アルキルイソ
キノリニウム液,ジンクピリチオン,ビフェナミン,チ
アントール,カスタリチンキ,ショウキョウチンキ,ト
ウガラシチンキ,塩酸キニーネ,強アンモニア水,臭素
酸カリウム,臭素酸ナトリウム,チオグリコール酸など
が添加できる。
【0036】また、Y.末梢血管血流促進剤として、ビ
タミンE及びその誘導体,ニンニクエキス,人参エキ
ス、センブリエキス、アロエエキス、ゲンチアナエキ
ス,トウキエキス,セファランチン、塩化カルプロニウ
ム、ミノキシジルなどが添加できる。また、Z.局所刺
激剤として、トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミ
ド、カンタリスチンキ,ショウキョウチンキ、ハッカ
油、L−メントール,カンフル,ニコチン酸ベンジルな
どが添加できる。
【0037】また、AA.代謝活性剤として、感光素3
01号,ヒノキチオール,パントテン酸及びその誘導
体,アラントイン,プラセンタエキス,ビオチン,ペン
タデカン酸グリセリドなどが添加できる。また、AB.
抗脂漏剤として、ピリドキシン及びその誘導体,イオ
ウ,ビタミンB6などが添加できる。
【0038】また、AC.角質溶解剤として、レゾルシ
ン,サリチル酸,乳酸などが添加できる。また、AD.
酸化剤として、過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫
酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過
炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭
素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナ
トリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナト
リウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム塩化ナトリウ
ム過酸化水素付加体、β−チロシナーゼ酵素液、マッシ
ュルーム抽出液などが添加できる。
【0039】また、AE.染料剤として、5−アミノオ
ルトクレゾール,2−アミノ−4−ニトロフェノール,
2−アミノ−5−ニトロフェノール,1−アミノ−4−
メチルアミノアントラキノン,3,3′−イミノジフェ
ノール,塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール,
塩酸2,4−ジアミノフェノール,塩酸トルエン−2,
5−ジアミン,塩酸ニトロパラフェニレンジアミン,塩
酸パラフェニレンジアミン,塩酸N−フェニルパラフェ
ニレンジアミン,塩酸メタフェニレンジアミン,オルト
アミノフェノール,酢酸N−フェニルパラフェニレンジ
アミン,1,4−ジアミノアントラキノン,2,6−ジ
アミノピリジン,1,5−ジヒドロキシナフタレン,ト
ルエン−2,5−ジアミン,トルエン−3,4−ジアミ
ン,ニトロパラフェニレンジアミン,パラアミノフェノ
ール,パラニトロオルトフェニレンジアミン,パラフェ
ニレンジアミン,パラメチルアミノフェノール,ピクラ
ミン酸,ピクラミン酸ナトリウム,N,′N−ビス(4
−アミノフェニル)−2,5−ジアミノ−1,−4−キ
ノンジイミン,5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−
2−メチルフェノール,N−フェニルパラフェニレンジ
アミン,メタアミノフェノール,メタフェニレンジアミ
ン,硫酸5−アミノオルトクレゾール,硫酸2−アミノ
−5−ニトロフェノール,硫酸オルトアミノフェノー
ル,硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン,硫酸
4,4′−ジアミノジフェニルアミン,硫酸2,4−ジ
アミノフェノール,硫酸トルエン−2,5−ジアミン,
硫酸ニトロパラフェニレンジアミン,硫酸パラアミノフ
ェノール,硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン,
硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン,硫酸パラフェ
ニレンジアミン,硫酸パラメチルアミノフェノール,硫
酸メタアミノフェノール,硫酸メタフェニレンジアミ
ン,カテコール,ジフェニルアミン,α−ナフトール,
ヒドロキノン,ピロガロール,フロロログルシン,没食
子酸,レゾルシン,タンニン酸,2−ヒドロキシ−5−
ニトロ−2′,4′−ジアミノアゾベンゾゼン−5′−
スルホン酸ナトリウム,ヘマテインなどが添加できる。
【0040】また、AF.香料として、ジャコウ,シベ
ット,カストリウム,アンバーグリスなどの天然動物性
香料、アニス精油,アンゲリカ精油,イランイラン精
油,イリス精油,ウイキョウ精油,オレンジ精油,カナ
ンガ精油,カラウェー精油,カルダモン精油,グアヤク
ウッド精油,クミン精油,黒文字精油,ケイ皮精油,シ
ンナモン精油,ゲラニウム精油,コパイババルサム精
油,コリアンデル精油,シソ精油,シダーウッド精油,
シトロネラ精油,ジャスミン精油,ジンジャーグラス精
油,杉精油,スペアミント精油,西洋ハッカ精油,大茴
香精油,チュベローズ精油,丁字精油,橙花精油,冬緑
精油,トルーバルサム精油,バチュリー精油,バラ精
油,パルマローザ精油,檜精油,ヒバ精油,白檀精油,
プチグレン精油,ベイ精油,ベチバ精油,ベルガモット
精油,ペルーバルサム精油,ボアドローズ精油,芳樟精
油,マンダリン精油,ユーカリ精油,ライム精油,ラベ
ンダー精油,リナロエ精油,レモングラス精油,レモン
精油,ローズマリー精油,和種ハッカ精油などの植物性
香料、その他合成香料などが添加できる。
【0041】また、AG.色素・着色剤として、赤キャ
ベツ色素,赤米色素,アカネ色素,アナトー色素,イカ
スミ色素,ウコン色素,エンジュ色素,オキアミ色素,
柿色素,カラメル,金,銀,クチナシ色素,コーン色
素,タマネギ色素,タマリンド色素,スピルリナ色素,
ソバ全草色素,チェリー色素,海苔色素,ハイビスカス
色素,ブドウ果汁色素,マリーゴールド色素,紫イモ色
素,紫ヤマイモ色素,ラック色素,ルチンなどが添加で
きる。また、その他、保湿剤、ホルモン類、金属イオン
封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清
涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分
解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖
蛋白質及びその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレル
ギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡
剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、酵素などが上げ
られ、これらとの併用によって、相加的及び相乗的な各
種の効果が期待できる。
【0042】なお、本発明の毛髪処理剤の剤型として
は、特に液状、ゲル状、乳液状、クリーム状、気泡状、
軟膏状とすることが使用性の点で好ましいが、その他の
形状例えば、カプセル状、粉末状、顆粒状、固形状、シ
ート状などの形状を排除するものではない。また、上記
の各剤型において、医薬品類、医薬部外品類、皮膚・頭
髪用化粧品類に配合して用いることができる。具体的に
は、例えば、外用薬用製剤、クリーム、ローション、オ
イルなどの化粧料、シャンプー、リンス、ヘアートリー
トメント、ヘアクリーム、ポマード、ヘアスプレー、整
髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛
料などの頭髪化粧料、その他、一般的な飲食品類への使
用も可能である。
【0043】なお、本発明の毛髪処理剤を他の物質と添
加する方法については、予め加えておいても、製造途中
で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良
い。以下に、製造例、試験例、処方例を上げて説明する
が、本発明がこれらに制約されるものではなく、発明の
要旨を逸脱せず、また均等の範囲において適宜変更して
実施できることは勿論である。
【0044】
【実施例】(製造例1)ヘミンまたは、ヘマチン溶液の
製造方法 まず、脱線維処理した適当量の新鮮牛全血に氷酢酸を添
加して、粗製ヘミンを得た。つぎに、この粗製ヘミンを
再結晶法により精製し、精製ヘミンを得た。さらに、こ
の精製ヘミンに、水酸化カリウム溶液を添加して、粗製
ヘマチンとし、粗製ヘマチンを再結晶により精製し、精
製ヘマチンを得た。最終的に調整した精製ヘマチン溶液
の固形分(蒸発残分)は、1%であった。
【0045】(製造例2)酵母培養抽出液の製造方法 まず、パン酵母(例えば、Saccharomyces cerevisiae)
を10倍量の精製水に分散させ、約37℃、48時間処
理を行った。これにより、酵母を自己消化させた。処理
後の液体を濾過し、得られた濾液にパラオキシ安息香酸
メチルを0.1%、無水エタノールを10%(V/V)と
なるように添加し、さらにメンブレンフィルターで濾過
した。最終的に調整した溶液の固形分(蒸発残分)は、
1.25%であった。なお、このパン酵母抽出物には、
アミノ酸、核酸、リボフラビン(ビタミンB12)等が
含有されていた。
【0046】(製造例3)乳酸菌培養抽出液の製造方法 まず、牛乳タンパク質の水溶液、または脱脂粉乳及びブ
ドウ糖の水溶液30Lに、乳酸かん菌(Lactobacillus
bulgaricus)を1%接種し、40℃にて72時間培養す
ることで発酵乳を調整した。次に、この発酵乳を80℃
にて短時間殺菌し、更に活性炭処理した後、濾過した。
この濾液にエタノールを10%(V/V)、パラオキシ安
息香酸メチルを0.1%となるように添加し、メンブレ
ンフィルターにて濾過した。最終的に調整した溶液の固
形分(蒸発残分)は、5%であった。なお、この乳酸菌
抽出物には、アミノ酸、糖類等が含有されていた。
【0047】(製造例4)大豆イソフラボン抽出液の製
造方法 まず、大豆の種子1kgに対して、精製水10kgを加
え、浸漬した状態で一昼夜加温し、濾過した。その濾液
に、1,3−ブチレングリコールを30%となるように
添加し、さらに濾過することにより、大豆抽出液を得
た。最終的に調整した溶液の固形分(蒸発残分)は、
0.4%であった。
【0048】(製造例5)カッコンイソフラボン抽出液
の製造方法 日局カッコン(クズの周皮を除いた根)を良く乾燥し、
粗末とした後、その1kgに対して無水エタノール10
kgを添加した。その後、適宜撹拌して3〜4日間浸漬抽
出した後、圧搾分離して約7kgの抽出液を得た。その抽
出液を濾過して不純物を除去した後、濾液を減圧下蒸発
乾固し、乾固物を得た。その乾固物を粉砕した後、粉末
0.5gに1,3ブチレングリコール99.7g及び、精
製水66.5gの混液を添加し溶解した。最終的に調整
した溶液の固形分(蒸発残分)は、0.3%であった。
なお、このカッコン抽出液には、イソフラボンの他に、
糖類等が含有されていた。
【0049】(製造例6)ローズマリー抽出液 マンネンロウの葉、または葉及び花100gに対し、5
0%エタノール溶液を約1.5kg添加して浸漬し、濾過す
ることにより得た。最終的に調整した溶液の固形分(蒸
発残分)は、0.6%であった。なお、この抽出物に
は、フェノール性物質、タンニン等が含有されていた。
【0050】(製造例7)セージ抽出液 セージの葉、または葉及び花100gに対し、50%エ
タノール溶液を約1500g添加して浸漬し、濾過する
ことにより得た。最終的に調整した溶液の固形分(蒸発
残分)は、0.6%であった。
【0051】(処方例1)製造例1のヘマチン溶液5.
0%にエタノール30.0%と精製水65%を加えて1
00%としたものを処方1とした。 (処方例2)製造例3の乳酸菌培養抽出液5.0%にエ
タノール30.0%と精製水65%を加えて100%と
したものを処方2とした。 (処方例3)製造例2の酵母培養抽出液5.0%にエタ
ノール30.0%と精製水65%を加えて100%とし
たものを処方3とした。 (処方例4)製造例4の大豆イソフラボン抽出液10.
0%にエタノール30.0%と精製水60%を加えて1
00%としたものを処方4とした。 (処方例5)製造例5のカッコンイソフラボン抽出液1
0.0%にエタノール30.0%と精製水60%を加え
て100%としたものを処方5とした。
【0052】(処方例6)製造例1のヘマチン溶液5.
0%、製造例3の乳酸菌培養抽出液5.0%、製造例4
の大豆イソフラボン抽出液10.0%にエタノール3
0.0%と精製水50%を加えて100%としたものを
処方6とした。 (処方例7)製造例1のヘマチン溶液5.0%、製造例
2の酵母培養抽出液5.0%、製造例5のカッコンイソ
フラボン抽出液10.0%、製造例7のセージ抽出液
4.9%、及びセージ水4.9%、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノオレート0.7%に、エタノール30.
0%と精製水39.5%を加えて100%としたものを
処方7とした。
【0053】(処方例8)処方2のセージ抽出液に代え
て、製造例6のローズマリー抽出液4.9%を添加し、
その他のものは処方7と同量にして調整したものを処方
8とした。
【0054】(試験1)C3Hマウス発毛促進試験動物
背部約8cm2を電気バリカン及び電気シェーバーにて除
毛した。次に除毛した背部に試料を1日1回,約0.2mlを
週5日、20日間、塗布を行った。判定は塗布後20日目を
画像解析装置にて、除毛した面積に対する毛の再生が認
められた面積率(%)を計測し、対照群と比較した。 (試験方法) a.上記の処方例1〜処方例8で得られたものを用い
た。なお、対照として基剤の50%エタノール水溶液のみ
を用いた。また、陽性対照としてミノキシジルを50%エ
タノール水溶液に0.5%(w/v)溶解したものを使用した。 b.実験動物8週齢の雄性C3Hマウスを使用した。これら
の動物は、室温22±2℃,湿度50±15%,オールフレッ
シュ換気15回/時,照明9時間/日の環境下で飼育し
た。動物は固型飼料MF(オリエンタル酵母工業)及び
水道水を自由摂取させた。
【0055】(試験結果)試験結果を表1に示した。対
照として使用した50%エタノール水溶液では、約60%
であったのに対し、陽性対照であるミノキシジルは約9
0%の回復率であった。また、処方6では約85%、処
方7および処方8では約90%の回復率となり、本発明
の毛髪処理剤は、ミノキシジルと同様あるいはそれ以上
の毛の再生能力が認められた。
【0056】
【表1】
【0057】(試験2)安全性試験(1) 上記の処方例6〜処方例8で得られた毛髪処理剤を乾燥
固形分濃度が約0.5W/V%となるように精製水にて調製
し、背部を剪毛した日本白色家兎(雌性,1群3匹,体
重2.3kg前後)の皮膚に適用した。判定は、適用後24,4
8,72時間に一次刺激性の評点法にて紅斑及び浮腫を指標
として行った。その結果、すべての動物において、何
等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。 (試験3)安全性試験(2) 上記の処方例6〜処方例8で得られた毛髪処理剤を乾燥
固形分濃度が約0.5W/V%となるように精製水にて調製
し、側腹部を剪毛したハートレー系モルモット(雌性,
1群3匹,体重320g前後)の皮膚に1日1回、週5回,
0.5ml/匹を塗布した。塗布は2週に渡って行い、剪毛
は各週の最終塗布日に行った。判定は、各塗布日及び最
終塗布日の翌日に一次刺激性の評点法にて紅斑及び浮腫
を指標として行った。その結果、すべての動物におい
て、2週間に渡って何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と
判定された。
【0058】(試験4)安全性試験(3) 急性毒性試験同様に処方例6〜処方例8で得られた毛髪
処理剤を減圧濃縮・乾燥して得られた粉末(乾燥固形分
約1.0W/V%)を試験前、4時間絶食させたddy系マウ
ス(雄性及び雌性,1群5匹,5週齢)に2,000mg/kg
量経口投与し、毒性症状の発現、程度などを経時的に観
察した。その結果、すべてのマウスにおいて14日間何等
異状を認めず、又、解剖の結果も異状がなかった。よっ
て、LD50は2,000mg/kg以上と判定された。
【0059】(試験5)使用効果試験(1) 本発明の毛髪処理剤を実際に使用した場合の効果につい
て検討を行った。使用テストは薄毛症、脱毛症を訴える
5名(25〜50歳)のパネラーとし、毎日、朝と夜
(夜は洗髪後)の計2回、頭皮や髪の生え際に、処方例
7または処方例8の溶液を1回当たり適量(約2ml)、
頭皮に4ヶ月間に渡って塗布することにより使用テスト
を実施した。陽性対照として、ミノキシジルを含有する
市販品(商品名:リアップ)を使用した。また、評価方
法は、無効(使用前と変化なし)「0」、有効(産毛が
非常に多く生じた)「2」、やや有効(産毛が若干生じ
た)「1」としてスコア化した。
【0060】その結果、ミノキシジルでは、平均スコア
1.2であった。一方、処方例7の毛髪処理剤では、平
均スコア1.2であり、処方例8の毛髪処理剤では、平
均スコア1.3であった。なお、処方例7または処方例
8の毛髪処理剤を使用した被験者のうちの一部に、頭皮
の細胞が活発化して皮脂の分泌が盛んになったために、
1〜2点の極めて小さな吹き出物らしきものを生じた者
がいた。これは、本発明の毛髪処理剤の効果が強く生じ
すぎることによるものと考えられた。そのため、次の試
験を行った。
【0061】(試験6)使用効果試験(2) 薄毛症、脱毛症を訴える5名(25〜50歳)のパネラ
ーについて、毎日、朝と夜(夜は洗髪後)の計2回、頭
皮や髪の生え際に、処方例7または処方例8の溶液(第
1の毛髪処理剤)と、コガネバナ、ボタン、ヒレハリソ
ウ、センブリ、ニンジンから選ばれる少なくとも一種類
の植物抽出物(市販品を使用した)(第2の毛髪処理
剤)とを併用した。なお、両毛髪処理剤は、1回当たり
適量(第1の毛髪処理剤については約2ml、第2の毛髪
処理剤については約1ml)を、頭皮に4ヶ月間に渡って
塗布することにより実施した。なお、朝には第1の毛髪
処理剤を、夜には第2の毛髪処理剤を塗布した。また、
評価方法は、試験5の方法と同様である。
【0062】その結果、処方例7の第1の毛髪処理剤と
第2の毛髪処理剤とを併用した場合には、平均スコア
1.4であり、処方例8の第1の毛髪処理剤と第2の毛
髪処理剤とを併用した場合には、平均スコア1.4であ
った。また、試験5において見られたニキビ様の吹き出
物については、いずれの被研者についても確認されなか
った。このことから、本発明の第1の毛髪処理剤のみを
使用したときには、頭皮に炎症がある者や、皮脂の分泌
が盛んな者に対しては、第1の毛髪処理剤と第2の毛髪
処理剤とを交互に併用することにより、より良好な養毛
・育毛効果が得られることが判明した。また、パネラー
の中には、第2の毛髪処理剤を一年余り使用していた男
性がいた。この者は、本試験を行う前には、ほとんど育
毛効果が得られなかったのに対し、本試験にて、第1の
毛髪処理剤と第2の毛髪処理剤とを併用することによ
り、非常に多くの産毛が生えるという効果が得られた。
【0063】
【発明の作用、および発明の効果】本発明の毛髪処理剤
または、毛髪処理方法によれば、良好な養毛・育毛効果
を奏することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA031 AA032 AA111 AA112 AC102 AC442 AC931 AC932 CC31 CC37 EE09 EE22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(1)〜(3)の成分を含有する
    ことを特徴とする毛髪処理剤、(1)ヘミン、ヘマチン
    から選ばれる少なくとも一種以上のポルフィリン系化合
    物、(2)酵母、乳酸菌から選ばれる一種以上の微生物
    培養抽出物、(3)大豆、クズから選ばれる一種以上の
    イソフラボンを含有する植物抽出物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の第1の毛髪処理剤と、
    コガネバナ、ボタン、ヒレハリソウ、センブリ、ニンジ
    ンから選ばれる少なくとも一種以上の植物抽出物を含む
    第2の毛髪処理剤とを併用することを特徴とする毛髪処
    理方法。
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