JP2002053349A - 低圧複層ガラスおよびその製造方法 - Google Patents

低圧複層ガラスおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2002053349A
JP2002053349A JP2000241233A JP2000241233A JP2002053349A JP 2002053349 A JP2002053349 A JP 2002053349A JP 2000241233 A JP2000241233 A JP 2000241233A JP 2000241233 A JP2000241233 A JP 2000241233A JP 2002053349 A JP2002053349 A JP 2002053349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
low
sealing material
melting
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000241233A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Hase
広美 長谷
Naoya Hayakawa
直也 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP2000241233A priority Critical patent/JP2002053349A/ja
Publication of JP2002053349A publication Critical patent/JP2002053349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C8/00Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
    • C03C8/02Frit compositions, i.e. in a powdered or comminuted form
    • C03C8/04Frit compositions, i.e. in a powdered or comminuted form containing zinc
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/06Joining glass to glass by processes other than fusing

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数枚の板ガラスを所定の間隔で隔置し、周縁
部を低融点ガラスにより密封し、形成された間隙部を低
圧空間とする低圧複層ガラスにおいて、周縁部の封着に
用いる低融点ガラスから、環境に有害な酸化鉛をなく
す。 【解決手段】封着に、SiO2:0〜11mol%、B2
3:55〜90mol%、ZnO:5〜25mol
%、R2O:4〜15mol%(R=Li、Naまたは
K)からなる低融点ガラスを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅・非住宅など
の建築分野、自動車・車両・船舶・航空機などの輸送分
野、冷凍庫・冷凍ショーケース・恒温恒湿槽などの設備
機器分野などの省エネルギーを要求される開口部に適用
される高い断熱性能を有する低圧の複層ガラスとその作
製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、省エネルギーに優れた快適で健康
な住環境をつくるため、従来に増して断熱性能を有する
複層ガラスの使用頻度が高まり、急速に普及している。
【0003】この複層ガラスとして、対向する板ガラス
により形成される空間を排気した低圧複層ガラスが提案
されている。
【0004】低圧複層ガラスは、板ガラスの間に形成さ
れる間隙部の圧力を0.1Paにすることにより、間隙
部が空気、アルゴンなどの気体で満たされている複層ガ
ラスより高い断熱性能を得ることができる。間隙部の低
い圧力を長期にわたって(例えば、10年以上)保持す
るために、密封された間隙部の形成に用いる封着材は、
気体透過性の低い材料でなければならず、低融点ガラス
封着材の使用が推奨されている。
【0005】低圧複層ガラスに使用される板ガラスは、
ソーダ石灰ガラスなどで製造される板ガラスであり、そ
のようなガラスの軟化点を考慮すると、低融点ガラス封
着材による封着を600℃よりも高い温度で行うことは
困難であり、板ガラスが変形せずに平面を保持した外観
のよい低圧複層ガラスを得るためには、560℃以下で
焼成することが好ましい。従って、ガラス軟化点が56
0℃以下の低融点ガラス封着材を用いることが好まし
く、生産を効率よく行うためには、ガラス軟化点が51
0℃以下の低融点ガラス封着材を使用することが望まし
い。
【0006】さらに、低融点ガラス封着材の封着性能を
長期に渡って保持するためには、低融点ガラス封着材の
熱膨張率は、板ガラスの熱膨張率(約90×10-7
℃)より小さくすることが好ましく、70×10-7〜9
0×10-7/℃の範囲にあることが望ましい。
【0007】低融点ガラス封着材が、低いガラス軟化点
と低い熱膨張率の両方を満足するためには、環境に有害
な酸化鉛を多量に含有せざるをえず、従来の低圧複層ガ
ラスは、封着部に環境に有害な成分を多量に含有してい
た。このため、環境に悪影響を及ぼす危険性を有すると
共に、製品を廃棄する時にも処理費用が高くなるなどの
問題を有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決するた
めに、無鉛の低融点ガラス封着材としてリン酸塩系のガ
ラスが提案されている。リン酸塩系の低融点ガラス封着
材は、低膨張率のフィラーを混在させなくてはならず、
実質的には負の熱膨張を有するβ−ユークリプタイト、
β−石英固溶体などの特殊なセラミックフィラーを混在
させるために高価になるという問題がある。従って、複
数枚の板ガラスを所定の間隔で隔置し、この間隔を保持
する点状、線状または網状のスペーサーを板ガラスの間
に配設するとともに、この複層ガラスの周縁部を低融点
ガラス封着材により密封し、板ガラスの間に形成された
間隙部内の空気を排気して、低圧空間とする低圧複層ガ
ラスにおいて、板ガラスの周縁部の封着に用いる低融点
ガラス封着材から、環境に有害な酸化鉛をなくした低圧
複層ガラスは未だに実現されていない
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を鑑
み、環境に有害な酸化鉛を使用しないで周縁部を封着し
た低圧複層ガラスを提供することを目的としている。す
なわち、複数枚の板ガラスを所定の間隔で隔置し、この
間隔を保持する点状、線状または網状のスペーサーを板
ガラスの間に配設するとともに、この複層ガラスの周縁
部を低融点ガラス封着材により密封し、板ガラスの間に
形成された間隙部内の空気を排気して低圧空間とする低
圧複層ガラスにおいて、封着材が、SiO2:0〜11
mol%、B23:55〜90mol%、ZnO:5〜
25mol%、R2O:4〜15mol%(R=Li、
NaまたはK)からなる低融点ガラス封着材であること
を特徴とする低圧複層ガラスである。
【0010】また、本発明は、上記の低圧複層ガラスの
製造方法において、低融点ガラス封着材での封着後、室
温までの冷却過程において、低融点ガラス封着材のガラ
ス転位温度Tgに対して、Tg+50℃からTg−50
℃までの温度範囲の冷却が10℃/分以下の冷却速度で
あることを特徴とする低圧複層ガラスの製造方法であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】複数枚の板ガラスとは、クリアな
フロート板ガラス、熱線吸収板ガラス、熱線反射板ガラ
ス、高性能熱線反射板ガラス、低放射板ガラス、線入板
ガラス、網入板ガラス、型板ガラス、強化ガラス、倍強
度ガラス、低反射板ガラス、高透過板ガラス、摺りガラ
ス、タペスティ(フロスト)ガラス、セラミックス印刷
ガラスなど各種板ガラスを適宜組み合わせることができ
る。排気のための開口部を得るために、少なくとも一枚
は、ガラス面の1箇所以上に好ましくは円形状の1mm
φ以上の貫通孔を有していることが好ましい。また、断
熱性能を高めるために、少なくとも1枚は低放射板ガラ
スとすることが好ましい。
【0012】望ましくは、膜厚が10〜60nmの亜
鉛、錫、チタン、インジウム、ビスマス、ジルコニウム
の酸化物の中から1種類以上選択した反射金属酸化物
層、膜厚が5〜30nmの銀層と、アルミニウム、チタ
ン、亜鉛、タンタル及びニッケルクロム合金から1種類
以上選択した金属を含有する膜厚が0.3〜30nmの
酸化防止層、膜厚が30〜100nmの亜鉛、錫、チタ
ン、インジウム、ビスマス、ジルコニウムの酸化物の中
から1種類以上選択した金属酸化物反射層からなる皮膜
層が順に積層された、耐熱性に優れた低放射ガラスを用
いる。
【0013】あるいは、膜厚が10〜60nmの亜鉛、
錫、チタン、インジウム、ビスマス、ジルコニウムの酸
化物の中から1種類以上選択した金属酸化物反射層、ア
ルミニウム、チタン、亜鉛、タンタル及びニッケルクロ
ム合金から1種類以上選択した金属を含有する膜厚が
0.3〜30nmの酸化防止層、膜厚が5〜30nmの
銀層と、アルミニウム、チタン、亜鉛、タンタル及びニ
ッケルクロム合金から1種類以上選択した金属を含有す
る膜厚が0.3〜30nmの酸化防止層、膜厚が30〜
100nmの亜鉛、錫、チタン、インジウム、ビスマ
ス、ジルコニウムの酸化物の中から1種類以上選択した
金属酸化物反射層からなる皮膜層が順に積層された、耐
熱性に優れた低放射ガラスを用いるのが好ましい。
【0014】複数枚の板ガラスは同じ大きさとしても、
異なる大きさとしてもよい。
【0015】また、複数枚の板ガラスはエッジを機械研
磨、レーザー等により面取り加工したものであることが
好ましい。
【0016】低圧複層ガラスの板ガラスの間隔を保持す
る点状、線状または網状のスペーサ−には、ガラスに比
べ硬度が低く、かつ適切な圧縮強さを有する材料であれ
ば、とくに限定されないが、金属、合金、鉄鋼、セラミ
ックスまたはプラスチックが好ましい。金属では鉄、
銅、アルミニウム、タングステン、ニッケル、クロム、
チタンなど、合金、鉄鋼では炭素鋼、クロム鋼、ニッケ
ル鋼、ステンレス鋼、ニッケルクロム鋼、マンガン鋼、
クロムマンガン鋼、クロムモリブデン鋼、珪素鋼、真
鍮、ハンダ、ニクロム、ジュラルミンなどが用いられ
る。
【0017】点状のスペーサーの形は、球状、円柱状、
角柱状、そろばん玉状、ビヤダル状などである。
【0018】線状のスペーサーは、線材の断面が円形、
半円形、角形などで、線形は、直線と曲線のものが用い
られる。網状のスペーサーは、角網、菱網などが用いら
れる。
【0019】点状、線状のスペーサーを配設する間隔は
100mm以下であり、75mm以下が好ましい。網状
のスペーサーを用いる場合は、網を形成する線の間隔
を、100mm以下、好ましくは75mm以下とする。
【0020】スペーサーの配設は、前述した間隔の範囲
内であれば、規則的でも不規則的でも構わない。
【0021】複数枚の板ガラスの間隔は0.05mm以
上、2.0mm以下であり、0.1mm以上、1.0mm
以下が好ましい。
【0022】この複層ガラスの周縁部に用いる低融点ガ
ラス封着材は、無鉛の低融点ガラス封着材であり、その
熱膨張率は、低圧複層ガラスを構成する板ガラスの熱膨
張率に近い70×10-7〜95×10-7/℃の範囲にあ
ることが望ましい。またガラス軟化点は、低圧複層ガラ
スを構成する板ガラスの軟化温度より低い450〜56
0℃の範囲にあることが好ましく、組成は、SiO2
0〜11mol%、B23:55〜90mol%、Zn
O:5〜25mol%、R2O:4〜15mol%(R
=Li、Na、K)からなる。
【0023】SiO2は、必須成分ではないが、低融点
ガラス封着材の強度と耐水性の向上に寄与するので含有
していると好ましい。しかし、多く含有するとガラス軟
化点が上昇するので、11mol%までの含有量とす
る。ZnOは熱膨張率の低下と耐水性の向上に寄与す
が、多く含有させすぎるとガラス軟化点が上昇するの
で、5〜25mol%の含有量とする。K2O、Na
2O、Li2Oなどのアルカリ酸化物(R2O)は、低融
点ガラス封着材の熱膨張率を上昇させ、耐水性を減少さ
せるものの、ガラス軟化点の低下に寄与するので、耐水
性、熱膨張率の上昇にあまり影響のない範囲で含有させ
ることが望ましく、その適正な含有量が4〜15mol
%である。また、アルカリ酸化物(R2O)は、どの成
分を含有させても構わないが、耐水性を向上させるため
に2種類以上含有させることが望ましい。
【0024】B23は、本発明にとって重要な役割をす
る成分である。低圧複層ガラスは、使用用途のほとんど
が建築用であるために、動風圧荷重を緩和させる構造を
有していないと、使用中に周縁封止部に過度な応力が発
生し、低圧複層ガラスの破壊に至ることがある。B23
は、3配位構造は平面的なネットワークを形成して、層
状の構造を有している。そのため、外部荷重が負荷され
た場合に、各層がずれることで応力を緩和することがで
きるので、建築物としての長期使用に堪えることができ
る。それに加え、ガラス形成のためとガラス軟化点の低
下に寄与する。B23は、55mol%より少ないと、
ガラス軟化点が560℃よりも高くなってしまい、90
mol%を越えると熱膨張率が95×10-7/℃以上に
なるので、適切な組成範囲として55〜90mol%と
する。
【0025】表1に、本発明を限定するものではない
が、本発明における、無鉛の低融点ガラス封着材の組成
および熱的な特性の具体例を示す。
【0026】
【表1】
【0027】本発明において用いる低融点ガラス封着材
は粉末状にし、エチルセルロース、ニトロセルロース、
アクリル樹脂、ポリα−メチルスチレン樹脂、ブチラー
ル樹脂などの樹脂成分やα−テルピネオール、ブチルカ
ルビトール、ブチルカルビトールアセテート、グリセリ
ン、酢酸イソアミル、2,2,4−トリメチル−1,3
ペンタジオールモノイソブチレート、フェノキシエタノ
ール、エチルセロソルブ、ジブチルセロソルブ、エチレ
ングリコールモノフェニルエーテル等の溶剤とで構成さ
れるビヒクルと混練しペースト状にすると板ガラスへ塗
布しやすくなり好ましい。
【0028】低融点ガラス封着材のペーストを1枚以上
の板ガラスの周縁に塗布したものと、低融点ガラス封着
材を塗布しない板ガラスを1枚用意し、ペーストの溶剤
成分、樹脂成分が蒸発後、これらの板ガラスを塗布した
低融点ガラス封着材が板ガラスのガラス面と接するよう
に積層させ、低融点ガラス封着材の軟化点以上で加熱し
複数枚の板ガラスを一体化する方法は、本発明の低融点
ガラス封着材を用いる低圧複層ガラスの製造において、
効率よく板ガラスを一体化できるので好ましい。
【0029】低融点ガラス封着材のガラス軟化点以上で
封着した後の室温までの冷却過程において、低融点ガラ
ス封着材のガラス転位温度Tgに対して、Tg+50℃
からTg−50℃の温度範囲を10℃/分以下の速度で
冷却することが好ましい。ガラス転位温度付近で冷却速
度を10℃/分以下にするのは、本発明の低融点ガラス
封着材の熱膨張率が、板ガラスの熱膨張率に近いため、
前述の温度範囲での冷却速度が速いと板ガラスにクラッ
クが生じる可能性があるからである。
【0030】表1に示す組成の低融点ガラス封着材につ
いては、ガラス転位温度は400±50℃の範囲にあ
る。
【0031】複数枚のガラス間の間隙部を排気して減圧
し封止する方法としては、排気管で間隙部を減圧後に排
気管を閉塞する方法や、排気管を使用せずに排気開口部
を閉塞蓋で封止する方法を採用することができる。
【0032】密封された間隙部の圧力は、10Pa以
下、好ましくは1Pa以下とする。
【0033】
【実施例】実施例1 一つのコーナー部にコーナーから60mm×60mmの
位置に2mmφの孔3を有する1000mm×1000
mm×3mmの板ガラス2上にSUS430製の0.5
mmφ、0.2mm高さの円柱状のスペーサー5を20
mm×20mmピッチで配設する。
【0034】板ガラス2の周縁部に幅10mm、高さ
0.25mmに、表1に示すガラス組成の低融点ガラ
ス封着材の粉末にα−ターピネオールとセルロースを配
合したビヒクルを加えてペースト状に調製して得られた
低融点ガラス封着材6のペーストを塗布した。
【0035】板ガラス2を520℃に加熱し、低融点ガ
ラス封着材6の仮固定を行い、室温まで冷却した。この
冷却の際、370℃から350℃までの温度範囲におけ
る冷却を0.5℃/分の速度で冷却した。この後、放射
率0.07の低放射膜が成膜された1000mm×10
00mmサイズの板ガラス4を重ねて複層体とし、排気
開口部3にソーダ石灰ガラス製の外径2mmφ、内径
1.5mmφの排気チューブ7を排気開口部3に挿入
し、前記の低融点ガラス封着材6のペーストを排気開口
部3と排気チューブ7の接触箇所に隙間なく塗布した。
【0036】上述の複層体を560℃に加熱して低融点
ガラス封着材を溶融し、一体化した後、この複層体を1
10℃まで冷却した。この冷却の際、370〜350℃
の温度範囲を0.5℃/minで冷却した。その後、排
気チューブ7を図示しない排気装置と連結し、複層体の
間隙部を0.1Paまで排気し、排気チューブ管7を加
熱封止して低圧複層ガラス1を得た。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、環
境に有害な鉛成分を使用しない低圧複層ガラスの提供を
可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における低圧複層ガラスの断
面図である。
【符号の説明】
1 低圧複層ガラス 2 板ガラス 3 排気開口部 4 板ガラス(低放射膜付き) 5 マイクロスペーサー 6 低融点ガラス封着材 7 排気チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G061 BA01 BA02 BA10 CC03 CD02 CD25 DA26 DA52 4G062 AA08 AA09 BB05 BB08 CC10 DA01 DA02 DA03 DA04 DB01 DC06 DC07 DD01 DE03 DE04 DF01 EA01 EA02 EA03 EA04 EA10 EB01 EB02 EB03 EB04 EC01 EC02 EC03 EC04 ED01 EE01 EF01 EG01 FA01 FA10 FB01 FC01 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM10 NN32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の板ガラスを所定の間隔で隔置し、
    この間隔を保持する点状、線状または網状のスペーサー
    を板ガラスの間に配設するとともに、この複層ガラスの
    周縁部を低融点ガラス封着材により密封し、板ガラスの
    間に形成された間隙部内の空気を排気して低圧空間とす
    る低圧複層ガラスにおいて、封着材が、SiO2:0〜
    11mol%、B23:55〜90mol%、ZnO:
    5〜25mol%、R2O:4〜15mol%(R=L
    i、NaまたはK)からなる低融点ガラス封着材である
    ことを特徴とする低圧複層ガラス。
  2. 【請求項2】低融点ガラス封着材を高温に加熱して複層
    ガラスの周縁部を封着した後、室温までの冷却過程にお
    いて、該低融点ガラス封着材のガラス転位温度Tgに対
    し、Tg+50℃からTg−50℃までの温度範囲での
    冷却が、10℃/分以下の冷却速度であることを特徴と
    する請求項1に記載の低圧複層ガラスの製造方法。
JP2000241233A 2000-08-09 2000-08-09 低圧複層ガラスおよびその製造方法 Pending JP2002053349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000241233A JP2002053349A (ja) 2000-08-09 2000-08-09 低圧複層ガラスおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000241233A JP2002053349A (ja) 2000-08-09 2000-08-09 低圧複層ガラスおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002053349A true JP2002053349A (ja) 2002-02-19

Family

ID=18732448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000241233A Pending JP2002053349A (ja) 2000-08-09 2000-08-09 低圧複層ガラスおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002053349A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011523617A (ja) * 2008-05-30 2011-08-18 コーニング インコーポレイテッド フリットをガラス板に焼結する方法
WO2016185776A1 (ja) * 2015-05-18 2016-11-24 株式会社日立製作所 複層ガラス

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011523617A (ja) * 2008-05-30 2011-08-18 コーニング インコーポレイテッド フリットをガラス板に焼結する方法
WO2016185776A1 (ja) * 2015-05-18 2016-11-24 株式会社日立製作所 複層ガラス
JPWO2016185776A1 (ja) * 2015-05-18 2018-03-29 株式会社日立製作所 複層ガラス
US10566503B2 (en) 2015-05-18 2020-02-18 Hitachi, Ltd. Multilayer glass

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7064498B2 (ja) 真空ガラスおよびその作製方法
JP2003321255A (ja) 透光性ガラスパネル
WO2015066957A1 (zh) 钢化真空玻璃的生产方法
JP2002012455A (ja) 低圧複層ガラス
JP2002226235A (ja) 低圧複層ガラス
WO2015066956A1 (zh) 钢化真空玻璃的加工方法
JP7387637B2 (ja) 非対称的な真空絶縁型のグレージングユニット
WO2002092529A1 (fr) Panneau de verre de protection et d'isolation thermique
JP2002053349A (ja) 低圧複層ガラスおよびその製造方法
JP2000352274A (ja) 多重の低圧空間を有する複層ガラスおよび製造方法
JP2002179439A (ja) 低圧複層ガラスの製造方法
JP2001064042A (ja) 低圧複層ガラスおよびその製造方法
JP2000103651A (ja) 低圧複層ガラスおよびその製造方法
JP2002255593A (ja) 低圧複層ガラスの製造方法
JP2002080247A (ja) 低圧複層ガラス
JP2001354456A (ja) 低圧複層ガラス
JP2000044290A (ja) 低圧複層ガラスおよびその製造方法
JP2000220357A (ja) 低圧複層ガラスおよびその製造方法
JP2001019497A (ja) 低圧複層ガラスおよびその製造方法
CN207526343U (zh) 中空玻璃
CN114804661B (zh) 一种玻璃封接方法及真空玻璃
EP3794203B1 (en) Asymmetrical vacuum-insulated glazing unit
CN213295194U (zh) 一种具有多层结构的中空镀膜玻璃
JPH10331532A (ja) 低圧複層ガラスの製造方法
JP2000017957A (ja) 低圧複層ガラスおよびその製造方法