JP2002051880A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2002051880A
JP2002051880A JP2000242425A JP2000242425A JP2002051880A JP 2002051880 A JP2002051880 A JP 2002051880A JP 2000242425 A JP2000242425 A JP 2000242425A JP 2000242425 A JP2000242425 A JP 2000242425A JP 2002051880 A JP2002051880 A JP 2002051880A
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俊明 宮武
Yutaka Matsuoka
豊 松岡
Masaki Negishi
正樹 根岸
Wataru Murono
亘 室野
Kazuo Tetsukawa
和夫 鉄川
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/16Convertible refrigerators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上陳列部及び下陳列部をそれぞれ異なる温度
環境を形成することができるショーケースを提供する。 【解決手段】 断熱壁2内に前面に開口する陳列室11
を構成し、この陳列室11内を断熱仕切板30にて上下
に仕切ることにより、上陳列部31及び下陳列部32を
構成して成るショーケース1において、下陳列部32の
底部に構成された冷却室37と、この冷却室37内に配
設された冷却器38及び送風機39と、冷却室37の両
側部にそれぞれ形成された冷気吐出口40及び冷気吸込
口41と、断熱仕切板30の両側部に形成され、上下陳
列部31、32をそれぞれ連通する連通部44、45
と、各連通部44、45に設けられた開閉自在のダンパ
ー46、47とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱壁内に前面に
開口する陳列室を構成し、この陳列室内を仕切部材にて
上下に仕切ることにより、上陳列部及び下陳列部を構成
して成るショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のショーケースは、断熱壁
内に前面に開口する陳列室が構成されており、この前面
開口には開閉自在に閉塞されるガラス扉が設けられてい
る。また、この断熱壁の後面には、後面開口が形成され
ており、係る後面開口には同じく開閉自在に閉塞される
ガラス扉が設けられている。そして、陳列室内は、断熱
仕切板などによって複数の陳列室に区画されており、そ
れぞれの陳列室は、冷却器や電気ヒータなどによってそ
れぞれの温度帯に設定されている。
【0003】一方、上述の如きショーケースは、例え
ば、駅の売店やコンビニエンスストアなどの店舗に設置
される場合があり、係る場合には、一台のショーケース
に、パンやサンドイッチ等の食品類と共に、飲料類など
が陳列されることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ショーケースでは、複数の陳列室が形成されていた場合
であっても、これらの陳列室は、飲料類を冷却温度又は
加熱温度とするのみであり、陳列室内に飲料類に適した
冷却温度を形成すると共に、パンやサンドイッチ又は米
飯類に適した冷却温度を形成することはできない問題が
あった。
【0005】そのため、冷却温度として設定される陳列
室内に、飲料類及びパンやサンドイッチ類を同一の温度
に陳列することとなり、飲料類に適した冷却温度に陳列
室内を冷却すると、パンやサンドイッチ類は、過冷却と
なり、品質が劣化する問題があった。また、パンやサン
ドイッチ類の過冷却を回避するために、陳列室内の温度
をパンやサンドイッチ類に適した冷却温度に設定する
と、飲料類に適した温度よりも高い温度となり、商品価
値が低下する問題があった。
【0006】そこで、本発明は従来の技術的課題を解決
するために成されたものであり、上陳列部及び下陳列部
をそれぞれ異なる温度環境を形成することができるショ
ーケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のショーケース
は、断熱壁内に前面に開口する陳列室を構成し、この陳
列室内を仕切部材にて上下に仕切ることにより、上陳列
部及び下陳列部を構成して成るものであって、下陳列部
の底部に構成された冷却室と、この冷却室内に配設され
た冷却器及び送風機と、冷却室の両側部にそれぞれ形成
された冷気吐出口及び冷気吸込口と、仕切部材の両側部
に形成され、上下陳列部をそれぞれ連通する連通部と、
各連通部に設けられた開閉自在のダンパーとを備えるこ
とを特徴とする。
【0008】本発明によれば、断熱壁内に前面に開口す
る陳列室を構成し、この陳列室内を仕切部材にて上下に
仕切ることにより、上陳列部及び下陳列部を構成して成
るショーケースにおいて、下陳列部の底部に構成された
冷却室と、この冷却室内に配設された冷却器及び送風機
と、冷却室の両側部にそれぞれ形成された冷気吐出口及
び冷気吸込口と、仕切部材の両側部に形成され、上下陳
列部をそれぞれ連通する連通部と、各連通部に設けられ
た開閉自在のダンパーとを備えたので、上陳列部及び下
陳列部にそれぞれ陳列される商品に対応してダンパーの
開閉を行うことにより、上陳列部及び下陳列部をそれぞ
れ異なる温度環境を形成することができるようになる。
【0009】また、ダンパーを開放することにより、上
陳列部及び下陳列部は同じ温度環境を形成することがで
きるようになる。そして、ダンパーを閉鎖することによ
り、上陳列部への冷気の流入を抑え、下陳列部のみ積極
的に冷却することができるようになり、上陳列部には、
比較的温度の高い冷却環境を形成することができると共
に、下陳列部には、上陳列部に比べて低い温度の冷却環
境を形成することができるようになる。
【0010】請求項2の発明のショーケースは、請求項
1の発明に加えて、冷気吐出口から上昇し、仕切部材の
連通部下方にて下陳列部内に開放する冷気吐出ダクトを
構成したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、冷気吐出口から上昇し、仕切部材の連通部下
方にて下陳列部内に開放する冷気吐出ダクトを構成した
ので、冷気吐出口から吐出された冷気を連通部及び下陳
列部上部に吐出することができるようになる。
【0012】これにより、バンパーが開放された状態で
は、冷気吐出口から吐出された冷気は連通部を通過して
上陳列部内により一層循環し易くすることができるよう
になると共に、下陳列部内においても、上方から冷気を
循環させることにより下陳列部の冷却効率を向上させる
ことができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳述する。図1は本発明を適用したショーケー
ス1の正面図、図2はショーケース1の背面図、図3は
ショーケース1の斜視図、図4はショーケース1の縦断
側面図を示している。ショーケース1は、駅の売店やコ
ンビニエンスストアなどに設置される冷却/加温ショー
ケースであり、前面に開口した断熱箱体(断熱壁)2よ
り本体が構成されている。この断熱箱体2は前面に開口
する鋼板製の外箱3と、この外箱3内に間隔を存して組
み込まれた前面に開口する鋼板若しくは硬質合成樹脂製
の内箱4と、外箱3及び内箱4間に発泡充填された発泡
ポリウレタンから成る断熱材5とから構成されている。
【0014】そして、内箱4内の例えば中央よりやや上
方には、断熱箱体2の前方から後方に渡って断熱仕切板
10が形成されており、係る断熱仕切板10の上方には
第1陳列室6が形成され、断熱仕切板10の下方には第
2陳列室11が形成されている。そして、第1陳列室6
に対応する断熱箱体2の背面には、後面開口12が形成
されており、係る後面開口12は、透視可能とされる引
き戸式のガラス扉13、14によって開閉自在に閉塞さ
れている。また、第2陳列室11に対応する断熱箱体2
の背面には、後面開口15が形成されており、係る後面
開口15は、同じく透視可能とされる引き戸式のガラス
扉16、17によって開閉自在に閉塞されている。
【0015】また、断熱箱体2の前面開口7は、前面開
口7の上端から下端に渡って透視可能とされる観音開き
式のガラス扉8、9によって開閉自在とされる。ここ
で、図5を参照してガラス扉8、9の閉塞状態を説明す
る。図5は第2陳列室11におけるショーケース1の横
断平面図を示している。断熱箱体2の前面開口7の中央
には、上下に渡って支柱25が設けられている。
【0016】係る支柱25は、例えば断熱材によって構
成される柱状の部材であり、この支柱25の前面は、前
記ガラス扉8、9のそれぞれの開放側の側部後面と密着
することにより、陳列室6及び11内を閉塞している。
【0017】更に、この支柱25の両側面は、上下に渡
って、支柱25の後部において相互に近接する方向に傾
斜した傾斜面26が形成されている。
【0018】これにより、支柱25付近に陳列される商
品Sであっても、支柱25の側面等によって遮ることな
く、ショーケース1前面からガラス扉8及び9を透視
し、商品Sの銘柄等を表示した所謂フェイス面をアピー
ルすることができるようになる。また、ショーケース1
の前面全体から商品Sをアピールすることによりディス
プレイ効果を向上させることができるようになり、顧客
の購買意欲を増加させることができるようになる。
【0019】一方、第1陳列室6内には、後方から前方
に向けて徐々に傾斜して架設される棚20が複数段設け
られており、これらの棚20の前端には、商品を保持す
るための商品保持部材19が形成されている。また、こ
の商品保持部材19には、係る棚20上に陳列される商
品のプライス等を表示するための掲示部材が設けられて
いるものとする。また、第1陳列室6の前部であって前
面開口7付近には、第1陳列室6内を照明するための照
明装置24が設置されている。
【0020】ここで、第1陳列室6内に架設される最下
段の棚20の下方には、前記断熱仕切板10上面との間
に第1陳列室6の冷却室21が形成されている。この冷
却室21内には、別置きで設置される図示しない圧縮機
及び凝縮器等と所謂冷凍サイクルを構成する冷却装置の
冷却器22が設置されている。そして、この冷却器22
の近傍には、この冷却器22にて冷却された冷気を第1
陳列室6内に吐出するための送風機23が設置されてい
る。また、係る冷却室21には、図示しない電気ヒータ
が設置されている。
【0021】以上の構成により、第1陳列室6内を低温
として使用する際には、図示しないコントロールパネル
を操作することにより、第1陳列室6内の冷却を行う。
これにより、別置きとされた圧縮機が運転されることに
より冷却室21に設置された冷却器22が冷却され、係
る冷却器22によって、冷却室21の空気が冷却され
る。また、前記送風機23が運転されることにより、冷
却器22によって冷却された冷気は、第1陳列室6内に
吐出される。第1陳列室6内に吐出された冷気は第1陳
列室6内を循環した後、最下段の棚20の前端から冷却
室21内に帰還する。これによって、第1陳列室6内は
所定の温度に冷却される。
【0022】また、第1陳列室6内を加温として使用す
る際には、コントロールパネルを操作することにより、
前記図示しない電気ヒータによって第1陳列室6内の加
温を行う。これにより、第1陳列室6内は、所定の温度
に加温される。
【0023】尚、第1陳列室6と第2陳列室11とは、
断熱仕切板10によって区画されているため、両陳列室
6、11から生じる熱の移動は無いものとする。
【0024】他方、第2陳列室11内には、例えば略中
央に前方から後方に渡って、詳細は後述する仕切部材と
しての断熱仕切板30が設けられている。これにより、
第2陳列室11には、断熱仕切板30より上方に上陳列
部31が形成され、断熱仕切板30より下方に下陳列部
32が形成される。上陳列部31及び下陳列部32内に
は、それぞれ棚33が架設されている。本実施例では棚
33は上陳列部31及び下陳列部32にそれぞれ一段ず
つ架設されているが、複数であってもよい。また、これ
らの棚33及び断熱仕切板30の前端には、前記棚20
と同様に商品を保持するための商品保持部材34が形成
されており、係る棚33上に陳列される商品のプライス
等を表示するための掲示部材が設けられているものとす
る。また、第2陳列室11の前部であって前面開口7付
近には、第2陳列室11内を照明するための照明装置3
5が設置されている。
【0025】ここで、第2陳列室11の下陳列部32の
底部には、断熱箱体2の底部と所定の間隔を存してデッ
クパン36が設けられおり、このデックパン36の下方
には、断熱箱体2の底部との間に第2陳列室11の冷却
室37が形成されている。この冷却室37内には、別置
きで設置される図示しない圧縮機及び凝縮器等と所謂冷
凍サイクルを構成する冷却装置の冷却器38が設置され
ている。そして、この冷却器38の近傍には、係る冷却
器38にて冷却された冷気を第2陳列室11内に吐出す
るための送風機39が設置されている。
【0026】また、デックパン36の一方の側端部に
は、第2陳列室11と連通する冷気吐出口40が形成さ
れていると共に、他方の側端部には、同じく第2陳列室
11と連通する冷気吸込口41が形成されている。そし
て、冷気吐出口40が形成される断熱箱体2の側壁に
は、係る側壁と所定間隔を存して冷気ダクト板50が形
成されている。そして、この冷気ダクト板50と断熱箱
体2の側壁との間には、冷気吐出ダクト42が形成され
ている。この冷気吐出ダクト42は下端が冷却室37と
連通して形成される冷気吐出ダクト42と連通して形成
されると共に、上端は、断熱仕切板30の少許下方まで
形成されており、上方に開放されている。更に、この冷
気吐出ダクト42は、下陳列部32に架設された棚33
及び断熱仕切板30の下方に対応する位置にそれぞれ冷
気吹出口43が複数形成されている。
【0027】また、断熱仕切板30の両側端部には、図
6に示される如く上陳列部31と下陳列部32を連通さ
せるための連通部44、45がそれぞれ形成されてお
り、係る連通部44、45には、それぞれダンパー4
6、47が設けられている。
【0028】ここで、図8及び図9を参照してダンパー
46、47について説明する。図8はダンパー46を開
いた状態のダンパー46の正面図、図9はダンパー46
を閉じた状態のダンパー46の正面図を示している。図
8及び図9において、48は断熱仕切板30を断熱箱体
2の側壁に保持するための仕切板保持具であり、この仕
切板保持部48は、断熱仕切板30と断熱箱体2との間
に形成される前記連通部44又は45を閉塞しないもの
とする。
【0029】また、断熱仕切板30の両側端部には、そ
れぞれダンパー46又は47が設けられており、係るダ
ンパー46又は47は、垂直方向から略90度外方に向
けて回動可能に構成されるものである。また、このダン
パー46又は47の先端には、例えば軟質合成樹脂又は
ゴムなどによって構成される変形部材49が設けられて
おり、この変形部材49は、先端方向に向けて先細り形
状とされている。このダンパー46又は47は、外方に
向けて略90度外方に回動された際に、先端に形成され
る変形部材49が断熱箱体2の側壁に密着し、変形部材
49が変形することによって連通部44又は45を閉塞
するものとする。また、このダンパー46及び47は、
例えば断熱箱体2の外方側の側壁に設けられるダンパー
操作部によって、ダンパー46又は47の開閉操作を行
うことにより、連通部44又は45の開閉を行う。
【0030】以上の構成により、第2陳列室11の上陳
列部31及び下陳列部32を同様に低温として使用する
際には、先ず、前記図示しないダンパー操作部によっ
て、ダンパー46又は47を垂直状態とし、連通部44
及び45を開放する。そして、図示しないコントロール
パネルを操作することにより、上陳列部31及び下陳列
部32の冷却を行う。これにより、別置きとされた圧縮
機が運転されることにより冷却室37に設置された冷却
器が冷却され、係る冷却器38によって、冷却室の空気
が冷却される。また、送風機39が運転されることによ
り、冷却器38によって冷却された冷気は、冷気吐出ダ
クト42に吐出される。冷気吐出ダクト42に吐出され
た冷気は冷気吐出ダクト42内を上昇し、一部の冷気
は、下陳列部32に架設された棚33及び断熱仕切板3
0の下方に位置する冷気吹出口43から吐出する。ま
た、残りの冷気は、冷気吐出ダクト42の上端開口から
吐出された後、連通部44を通過して上陳列部31内に
吐出される。
【0031】これにより、冷気吐出口40から吐出され
た冷気は、断熱仕切板30下方まで延在して形成された
冷気吐出ダクト42によって冷気を連通部44に積極的
に導くことができるようになり、上陳列部31内に冷気
を積極的に吐出することができるようになる。そのた
め、連通部44を介して吐出された冷気は、上陳列部3
1内を循環し、上陳列部31内を冷却することができる
ようになる。
【0032】そして、上陳列部31内を循環した冷気
は、連通部45を介して下陳列部32内に流入される。
その後、下陳列部32内に流入した冷気は、下陳列部3
2内に吐出された冷気と共に、下陳列部32内を循環
し、下陳列部32内を冷却した後、冷気吸込口41から
冷却室37内に帰還する。係る冷気の流れを繰り返すこ
とにより、上陳列部31及び下陳列部32内は所定の温
度に冷却される。
【0033】また、上陳列部31内に例えばサンドイッ
チや米飯類などを陳列し、下陳列部32内に飲料類など
を陳列して使用する場合には、上陳列部31内を比較的
高い冷却温度とし、下陳列部32内を比較的低い冷却温
度とする必要がある。係る場合には、先ず、前記図示し
ないダンパー操作部によって、ダンパー46又は47を
外方に向けて例えば90度回動させた状態とし、連通部
44及び45を閉鎖する。そして、図示しないコントロ
ールパネルを操作することにより、上陳列部31は消極
的な冷却を行い、下陳列部32は積極的な冷却を行う。
【0034】即ち、別置きとされた圧縮機が運転される
ことにより冷却室37に設置された冷却器が冷却され、
係る冷却器38によって、冷却室の空気が冷却される。
また、送風機39が運転されることにより、冷却器38
によって冷却された冷気は、冷気吐出ダクト42に吐出
される。冷気吐出ダクト42に吐出された冷気は冷気吐
出ダクト42内を上昇し、一部の冷気は、下陳列部32
に架設された棚33及び断熱仕切板30の下方に位置す
る冷気吹出口43から吐出する。また、残りの冷気は、
冷気吐出ダクト42の上端開口から吐出された後、連通
部44が閉鎖されていることから、下陳列部32内に吐
出される。
【0035】これにより、下陳列部32内に吐出された
冷気は、下陳列部32内を循環し、下陳列部32内を冷
却した後、冷気吸込口41から冷却室37内に帰還す
る。係る冷気の流れを繰り返すことにより、下陳列部3
2内は所定の温度に冷却される。
【0036】このとき、前記ガラス扉8、9と、棚33
の前端及び断熱仕切板30との間には、隙間が形成され
ていることから、下陳列部32内を循環する冷気の一部
は、上陳列部31内に侵入される。これにより、上陳列
部31は、消極的な冷却を行うことができるようにな
り、比較的高い冷却温度の環境を形成することができる
ようになる。
【0037】以上の構成により、ダンパー46、47を
開放することにより、上陳列部31及び下陳列部32は
同じ温度環境を形成することができる。また、ダンパー
46、47を閉鎖することにより、上陳列部31への冷
気の流入を抑え、下陳列部32のみ積極的に冷却するこ
とができるようになり、上陳列部31には、比較的温度
の高い冷却環境を形成することができると共に、下陳列
部32には、上陳列部に比べて低い温度の冷却環境を形
成することができる。
【0038】そのため、比較的高い冷却環境で冷却する
ことが望ましいサンドイッチや米飯類などを上陳列部3
1に陳列することができるようになると共に、比較的低
い冷却環境で冷却することが望ましい飲料類などを下陳
列部32に陳列することができるようになる。これによ
り、一台のショーケース1に比較的高い冷却環境で冷却
することが望ましいサンドイッチや米飯類と、比較的低
い冷却環境で冷却することが望ましい飲料類を同時に陳
列することができるようになり、特に、ショーケースの
設置面積が限定される設置場所において好適なものとな
る。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、断熱壁内に前面に開口
する陳列室を構成し、この陳列室内を仕切部材にて上下
に仕切ることにより、上陳列部及び下陳列部を構成して
成るショーケースにおいて、下陳列部の底部に構成され
た冷却室と、この冷却室内に配設された冷却器及び送風
機と、冷却室の両側部にそれぞれ形成された冷気吐出口
及び冷気吸込口と、仕切部材の両側部に形成され、上下
陳列部をそれぞれ連通する連通部と、各連通部に設けら
れた開閉自在のダンパーとを備えたので、上陳列部及び
下陳列部にそれぞれ陳列される商品に対応してダンパー
の開閉を行うことにより、上陳列部及び下陳列部をそれ
ぞれ異なる温度環境を形成することができるようにな
る。
【0040】また、ダンパーを開放することにより、上
陳列部及び下陳列部は同じ温度環境を形成することがで
きるようになる。更にまた、ダンパーを閉鎖することに
より、上陳列部への冷気の流入を抑え、下陳列部のみ積
極的に冷却することができるようになり、上陳列部に
は、比較的温度の高い冷却環境を形成することができる
と共に、下陳列部には、上陳列部に比べて低い温度の冷
却環境を形成することができるようになる。
【0041】請求項2の発明のショーケースは、請求項
1の発明に加えて、冷気吐出口から上昇し、仕切部材の
連通部下方にて下陳列部内に開放する冷気吐出ダクトを
構成したので、冷気吐出口から吐出された冷気を連通部
及び下陳列部上部に吐出することができるようになる。
【0042】これにより、バンパーが開放された状態で
は、冷気吐出口から吐出された冷気は連通部を通過して
上陳列部内により一層循環し易くすることができるよう
になると共に、下陳列部内においても、上方から冷気を
循環させることにより下陳列部の冷却効率を向上させる
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの正面図である。
【図2】本発明のショーケースの背面図である。
【図3】本発明のショーケースの斜視図である。
【図4】本発明のショーケースの縦断側面図である。
【図5】第2陳列室におけるショーケースの横断平面図
である。
【図6】ダンパーが開放された状態のショーケースの正
面図である。
【図7】ダンパーが閉鎖された状態のショーケースの正
面図である。
【図8】ダンパーが開放された状態のダンパーの拡大正
面図である。
【図9】ダンパーが閉鎖された状態のダンパーの拡大正
面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 断熱箱体 6 第1陳列室 7 前面開口 8、9、13、14、16、17 ガラス扉 10 断熱仕切板 11 第2陳列室 12、15 後面開口 20、33 棚 21、37 冷却室 22、38 冷却器 23、39 送風機 25 支柱 26 傾斜面 30 断熱仕切板 31 上陳列部 32 下陳列部 35 照明装置 40 冷気吐出口 41 冷気吸込口 42 冷気吐出ダクト 43 冷気吹出口 44、45 連通部 46、47 ダンパー 49 変形部材
フロントページの続き (72)発明者 根岸 正樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 室野 亘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 鉄川 和夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 AA06 BA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱壁内に前面に開口する陳列室を構成
    し、この陳列室内を仕切部材にて上下に仕切ることによ
    り、上陳列部及び下陳列部を構成して成るショーケース
    において、 前記下陳列部の底部に構成された冷却室と、この冷却室
    内に配設された冷却器及び送風機と、前記冷却室の両側
    部にそれぞれ形成された冷気吐出口及び冷気吸込口と、
    前記仕切部材の両側部に形成され、前記上下陳列部をそ
    れぞれ連通する連通部と、各連通部に設けられた開閉自
    在のダンパーとを備えることを特徴とするショーケー
    ス。
  2. 【請求項2】 冷気吐出口から上昇し、仕切部材の連通
    部下方にて下陳列部内に開放する冷気吐出ダクトを構成
    したことを特徴とする請求項1のショーケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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