JP2002051339A - 画像復号装置及びその方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像復号装置及びその方法並びに記憶媒体

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JP2002051339A
JP2002051339A JP2000233658A JP2000233658A JP2002051339A JP 2002051339 A JP2002051339 A JP 2002051339A JP 2000233658 A JP2000233658 A JP 2000233658A JP 2000233658 A JP2000233658 A JP 2000233658A JP 2002051339 A JP2002051339 A JP 2002051339A
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Hiroki Kishi
裕樹 岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復号対象フレームの復号時間を所定の時間
内に納めること。 【解決手段】 フレーム符号化データkの復号時間を予
測する(S1209)。予測された復号時間が目標復号
時間を越えている場合(S1210)、高周波サブバン
ドから低周波サブバンドに向かって順に復号対象符号か
ら除外し(S1211)、一部のデータが除外されたサ
ブバンドには除外されたことで得られなかった量子化値
のビットを0とする(S1212)。また全てのデータ
が除外されたサブバンドに対しては(S1204)、エ
ントロピー復号、逆量子化が行われず全ての離散ウェー
ブレット変換係数が0として処理される(S120
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データにお
けるフレーム符号化データを復号する画像復号装置及び
その方法並びに記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、パソコンやモバイル端末の普及に
より、インターネットを介したデジタルデータの通信
(データ通信)が幅広く行われるようになった。データ
通信において流通するデジタルデータのひとつに動画像
がある。動画像はデータ量が大きいため、送信される前
に動画像中の静止画像(フレーム)を単位として符号化
され、動画像のデータ量は小さくされる。このような動
画像の符号化方法として、フレーム間の関係を用いない
で各フレームを独立に符号化する方法(フレーム内符号
化)がある。現状フレーム内符号化の方式のひとつに、
各フレームがISO/IEC 10918−1|ITU
−T T.81に記載されるJPEG符号化方式により
符号化される方式がある。このJPEG符号化方式では、離
散コサイン変換によりフレームのデータ(画像データ)
の系列が変換される。
【0003】現在、画像データの系列を変換する方式と
して離散ウェーブレット変換が注目されている。それ
は、画像データを離散ウェーブレット変換することで得
られる離散ウェーブレット変換係数は、画像データを離
散コサイン変換することで得られる離散コサイン変換係
数より、係数の低周波領域への偏りが大きいこと等、多
くの利点があるからである。
【0004】上述のように動画像データは符号化され
て、データ量は小さくされて流通される。その符号化さ
れた動画像データはパソコン上で復号され、ディスプレ
イに表示されることもある。
【0005】パソコンでは一般に、複数のアプリケーシ
ョンソフトが同時に使われる。その場合、各アプリケー
ションソフトを動作させるために必要なCPUパワーや
メモリを、各アプリケーションソフトが共用する。その
ため、同時に作動しているアプリケーションソフトの種
類や数の変更とともに、各アプリケーションソフトの処
理能力も変動する。
【0006】ネットワークを介して配信される動画像デ
ータを復号する専用アプリケーションソフトをパソコン
上で動作させる場合、その専用アプリケーションソフト
も上述理由により処理能力が変動する。そのため、動画
像を構成するフレームを復号するためにかかる時間も変
動する。
【0007】さらにフレームの復号にかかる時間は、専
用アプリケーションソフトに割り当てられるCPUパワ
ーやメモリだけで決まらず、各フレームの特性にも依存
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、復号動画像をス
ムーズに表示するために、1枚のフレームの復号は、定
められた時間(目標復号時間)以内に行われる必要があ
る。また本文では特に示さないが、音声データとの同期
を行う上でも、目標復号時間以内の復号は要求される。
【0009】現在様々な画像復号装置は存在するが、離
散ウェーブレット変換されたフレームデータの復号を、
目標時間を基に行う画像復号装置はない。
【0010】本発明は以上の問題点に対して鑑みてなさ
れたものであり、復号対象フレームの復号時間を所定の
時間内に納めることができる画像復号装置及び画像復号
方法並びに記憶媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、例えば本発明の画像復号装置は以下の構成を備
える。すなわち、動画像データにおけるフレーム符号化
データを復号する画像復号装置であって、フレーム符号
化データを復号する際に要する時間を計測する計測手段
と、前記計測手段により計測された時間を時間データと
して複数記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶保持
された複数の時間データから、次の復号対象のフレーム
符号化データの復号時間を予測する予測手段と、前記予
測手段により予測された時間が、予め設定された所定の
時間を越えている場合、前記フレーム符号化データから
当該越えている時間に応じたデータ量分のデータを、除
外して復号対象符号を決定する決定手段と、前記決定手
段により決定された復号対象符号を復号する復号手段と
を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明を
好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0013】[第1の実施形態]本実施形態における画
像復号装置は、復号対象フレームの復号にかかる時間
を、そのフレームの直前に復号した2枚のフレームにか
かった各復号時間から予測する。そして目標復号時間を
設定し、予測された復号時間が目標復号時間を越える場
合、復号対象フレームの全データでなく一部のデータを
復号する。
【0014】なお、この目標復号時間の設定基準とし
て、例えば、1秒間に30フレームを再生し、表示する
場合、1/30秒以内で、復号対象フレームを復号し、
表示しなくてはいけない。よって、この表示に要する時
間Tを考慮して、目標復号時間を(1/30−T)秒と
設定する。もちろん、復号以外に要する時間を考慮し
て、目標復号時間をもっと短くとっても良い。
【0015】本実施形態において、符号化・復号が行わ
れる動画像は、M枚のフレームから構成されているもの
とする。またM枚のフレームは1枚ずつ、画像符号化装
置に入力されるものとする。また画像符号化装置は入力
されるフレーム毎に符号化を行い、各フレームに応じた
フレーム符号化データを生成する。生成されたフレーム
符号化データは、1枚ずつ画像復号装置に入力されるも
のとする。M枚の符号化対象/復号対象のフレーム/フ
レーム符号化データにおいて、最初に符号化/復号され
るフレーム/フレーム符号化データをフレーム1/フレ
ーム符号化データ1と呼ぶことにする。また、その後入
力されるフレーム/フレーム符号化データを順にフレー
ム2/フレーム符号化データ2,フレーム3/フレーム
符号化データ3,…,フレームM/フレーム符号化デー
タMと呼ぶことにする。
【0016】本実施形態における動画像中の符号化/復
号対象となるフレームの画像データは、8ビットのモノ
クロ画像データとする。しかしながら、各画素4ビッ
ト、10ビット、12ビットといった具合に8ビット以
外のビット数で表すモノクロ画像、或いは各画素におけ
る各色成分(RGB/Lab/YCrCb)を8ビット
で表現するカラ−の多値画像データである場合に適用す
ることも可能である。また、画像を構成する各画素の状
態等を表す多値情報である場合、例えば各画素の色を表
す多値のインデックス値である場合にも適用できる。こ
れらに応用する場合には、各種類の多値情報を後述する
モノクロ画像データとすればよい。
【0017】図1は本実施形態における画像復号装置の
概略構成を示すブロック図である。同図に示した構成を
備える画像復号装置には、画像符号化装置からフレーム
符号化データが送信されてくる。以下、その画像符号化
装置がフレーム符号化データを生成するための処理の流
れ、フレーム符号化データの構成について述べる。
【0018】図2は本実施形態の画像復号装置が復号す
る対象となるフレーム符号化データを生成する画像符号
化装置の概略構成を示すブロック図である。
【0019】まず、画像入力部201から符号化対象と
なる画像データを構成する画素デ−タがラスタ−スキャ
ン順に入力される。この画像入力部201は、例えばス
キャナ、デジタルカメラ等の撮像装置、或いはCCDな
どの撮像デバイス、或いはネットワ−ク回線のインタ−
フェ−ス等が用いられる。また、画像入力部201はR
AM、ROM、ハードディスク、CD−ROM等の記録
媒体であっても良い。
【0020】離散ウェ−ブレット変換部202は画像入
力部201から入力される1画面分の各画素データに、
離散ウェ−ブレット変換を施し、その結果生成される離
散ウェーブレット係数(変換係数)を複数の周波数帯域
(サブバンド)に分解する。本実施形態においては、画
像デ−タ列x(n)に対する離散ウェーブレット変換は
下のように行われる。
【0021】r(n)=floor{(x(2n)+x
(2n+1))/2} d(n)=x(2n+2)−x(2n+3)+floo
r{(−r(n)+r(n+2)+2)/4} r(n)、d(n)は変換係数であり、r(n)は低周
波サブバンド、d(n)は高周波サブバンドである。ま
た、上式においてfloor{X}はXを超えない最大
の整数値を表す。本変換式は一次元のデ−タに対するも
のであるが、この変換を水平方向、垂直方向の順に適用
して二次元の変換を行うことにより、図3(a)の様な
LL,HL,LH,HHの4つのサブバンドに分割する
ことができる。ここで、Lは低周波サブバンド、Hは高
周波サブバンドを示している。次にLLサブバンドを、
同じ様に4つのサブバンドに分け(図3(b))、その
中のLLサブバンドをまた4サブバンドに分ける(図3
(c))。よってその結果、合計10サブバンドを作
る。
【0022】作った10個のサブバンドそれぞれに対し
て、図3(c)の様にHH1,HL1,…と呼ぶことに
する。ここで、各サブバンドの名称における数字を、そ
れぞれのサブバンドのレベルとする。つまり、レベル1
のサブバンドは、HL1,HH1,LH1、レベル2の
サブバンドは、HL2,HH2,LH2である。なおL
Lサブバンドは、レベル0のサブバンドとする。また、
レベルnまでのサブバンドを復号することで得られる復
号データを、レベルnの復号データと呼ぶ。そしてレベ
ルnの復号データから得られる復号画像を、レベルnの
復号画像と呼ぶ。復号画像はレベルが高い程、解像度は
高い。
【0023】なお、本実施形態では、上述の画像符号化
装置から画像復号装置に送信されるフレーム符号化デー
タは、上述のような構成を備える10個のサブバンドを
有するものとする。なおここで、全てのサブバンドを復
号することで得られる復号データを完全復号データと呼
ぶ。また、完全復号データを画像表示デバイスに表示さ
せることで得られる復号フレームを、完全復号フレーム
と呼ぶ。本実施形態におけるフレーム符号化データで
は、レベル3の復号フレームが完全復号フレームであ
る。
【0024】離散ウェーブレット変換部202による1
0個のサブバンドは、一旦バッファB203に格納さ
れ、LL,HL1,LH1,HH1,HL2,LH2,HH
2,HL3,LH3,HH3の順に、つまり、レベルが低
いサブバンドからレベルが高いサブバンドの順に、係数
量子化部204へ出力される。
【0025】係数量子化部204では、バッファB20
3から出力される各サブバンドのウェ−ブレット変換係
数を周波数成分毎に定めた量子化ステップで量子化し、
量子化後の値(係数量子化値)をエントロピー符号化部
205へ出力する。係数値をX、この係数の属する周波
数成分に対する量子化ステップの値をqとするとき、量
子化後の係数値Q(X)は次式によって求めるものとす
る。
【0026】 Q(X)=floor{(X/q)+0.5} 本実施形態における各周波数成分と量子化ステップとの
対応を表す表を図4に示す。同図に示す様に、レベルの
低いサブバンドよりもレベルの高いサブバンドの方に、
大きい量子化ステップを与えている。一つのサブバンド
における全ての係数を量子化した後、それら係数量子化
値をエントロピー符号化部205へ出力する。なお、図
4に示した表は画像符号化装置内の不図示のROMやR
AMなどのメモリに格納され、不図示のCPUにより読
み出され、用いられるものとする。
【0027】エントロピー符号化部205では、入力さ
れた係数量子化値を算術符号化によりエントロピー符号
化し、エントロピー符号化値を生成する。そのエントロ
ピー符号化値は、フレーム符号化データ出力部206に
出力される。
【0028】フレーム符号化データ出力部206では、
図5に示されているように、入力されたエントロピー符
号化値をサブバンド単位で並べ、その先頭にヘッダ付加
し、フレーム符号化データを含む符号列を生成する。な
おヘッダには、画像入力部201に入力された画像のサ
イズ、画像が2値画像であるか多値画像であるかを示す
タイプなどの情報、並びに送信する画像符号化・伝送装
置を示す文字列、送信日時、等が書き込まれる。このフ
レーム符号化データを含む符号列は、フレーム符号化デ
ータ出力部206から送信される。
【0029】このフレーム符号化データ出力部206に
は、公衆回線、無線回線、LAN等のインタ−フェ−ス
を用いることができる。
【0030】次に、本実施形態における画像復号装置に
おけるフレーム復号処理について、図12に示した同処
理のフローチャートを用いて説明する。なお、本フロー
チャートに従ったプログラムコードは画像復号装置内の
不図示のROMやRAMなどのメモリに格納され、不図
示のCPUにより読み出され、実行されるものとする。
【0031】まずフレーム符号化データ1,2の復号に
ついて説明し、その後フレーム符号化データk(k>
2)の復号について説明する。なお、画像復号装置は、
各フレームを復号するたびにカウントし、そのカウント
値を用いて、現在復号しているフレームが2番目より後
か否かを判断する(ステップS1201)。 <フレーム符号化データ1,2>画像符号化装置から送
信されてきた符号列がフレーム符号化データ入力部10
1に入力されると、符号列からヘッダ、エントロピー符
号化値を取り出す。
【0032】取り出されたエントロピー符号化値に対し
てエントロピー復号部104は復号化処理を施し、量子
化値が復元される(ステップS1202)。そして復元
された量子化値は逆量子化部105に出力される。逆量
子化部105は入力した量子化値を逆量子化する事によ
り、離散ウェーブレット変換係数を復元して後続のバッ
ファA106に出力する(ステップS1203)。逆量
子化は以下の式により行われる。
【0033】Xr=Q×q ただし、Qは量子化値、qは量子化ステップ、Xrは復
元された離散ウェーブレット変換係数である。なお、上
述の通り、サブバンド毎に量子化ステップは異なり、各
サブバンド毎の量子化ステップを示すテーブル(図4)
は、画像復号装置内の不図示のROMやRAMなどのメ
モリに格納され、参照される。
【0034】バッファA106に格納された離散ウェー
ブレット変換係数は、レベル単位で逆離散ウェーブレッ
ト変換部A107に入力される。フレーム符号化データ
1,2ではまだ除外されたサブバンドはないので(ステ
ップS1204)、処理をステップS1205に進め、
逆離散ウェーブレット変換部A107では、以下に記述
されている式に基づいて逆離散ウェーブレット変換が行
われる(ステップS1205)。
【0035】p(n)=d(n−1)−floor
{(−r(n)+r(n+2)+2)/4} ただし、低周波サブバンドの離散ウェーブレット変換係
数をr(n)、高周波サブバンドの離散ウェーブレット
変換係数をd(n)とする。また、x(n)は復号デー
タである。本変換式は一次元のデ−タに対するものであ
るが、この変換を水平方向、垂直方向の順に適用するこ
とで二次元の変換を行う。そして復号フレームデータが
生成され、復号フレームデータ出力部109に出力され
る。この復号フレームデータ出力部109は、ネットワ
−ク回線のインタ−フェ−ス等が用いられる。また、R
AM、ROM、ハードディスク、CD−ROM等の記録
媒体であっても良い。もしくは、液晶ディスプレイ等の
画像表示デバイスであってもよい。例えば復号フレーム
データ出力部109として画像表示デバイスが用いられ
た場合、復号データは復号画像として表示される。
【0036】なお、エントロピー復号部104から逆離
散ウェーブレット変換部A107までの処理にかかる時
間(復号時間)は、復号時間計測部108により計測さ
れる(ステップS1207)。そして図6に示されてい
るように、フレーム符号化データ1の復号時間である復
号時間1,フレーム符号化データ2の復号時間である復
号時間2は、順に復号時間予測部102の復号時間メモ
リ1,復号時間メモリ2に記憶される。以後フレーム符
号化データkの復号時間を復号時間kと呼ぶことにす
る。
【0037】また処理がフレーム符号化データ3の復号
に進み、復号時間3が計測されると、復号時間メモリ1
に記憶されている復号時間1は消去される。そして、復
号時間メモリ2に記憶されている復号時間2が復号時間
メモリ1に記憶され、復号時間3が復号時間メモリ2に
記憶される。同様に復号時間4,5,…が計測される度
に、復号時間メモリ1,2に記憶されている復号時間は
更新される。 <フレーム符号化データk(k>2)>フレーム符号化
データkがフレーム符号化データ入力部101に入力さ
れると、復号時間予測部102が、フレーム符号化デー
タkの復号時間を予測する(ステップS1209)。こ
の復号時間の予測は、復号時間メモリ1に記憶されてい
る復号時間(k−2)と、復号時間メモリ2に記憶され
ている復号時間(k−1)を基に予測される。本実施形
態においては、図7aに示されているように、復号時間
(k−1)と復号時間(k−2)から復号時間kの予測
を行う。
【0038】なお本実施形態における予測方法は、復号
時間(k−1)と復号時間(k−2)から線形予測する
ものとする。つまり、点701と点702とを結んだ直
線上に、点703があるものとして予測する。
【0039】復号符号決定部103は、復号時間予測部
102で予測された復号時間から、復号すべき符号(復
号対象符号)を決定する。図7bのように、予測された
復号時間kが、1フレームの復号にかけられる時間(目
標復号時間)より小さい場合(ステップS1210)、
復号対象符号はフレーム符号化データkの全データと決
定され、この全データに対して復号化処理を施すために
処理をステップS1202に移行する。
【0040】逆に図7cのように予測された復号時間k
が目標復号時間を越えている場合(ステップS121
0)、復号が目標復号時間内に収まるように復号対象符
号が決定される。後者の復号対象符号の決定方法は、復
号することで目標復号時間を越えると予測される符号量
を、復号対象符号から外すことで達成する。具体的に
は、図8に示されている通り、サブバンドのレベルの高
い順に高周波サブバンドから低周波サブバンドに向かっ
て順に、復号対象符号から除外する(ステップS121
1)。
【0041】ここで、復号対象から除外する際、2つの
単位での除外が考えられる。一つはサブバンドのレベル
単位での除外、もう一つは所定のデータ単位(本実施形
態ではビット単位)での除外である。本実施形態では所
定のデータ単位で除外するが、復元される画像に対し
て、解像度に対する要求が比較的低い場合には、サブバ
ンドのレベル単位で除外してもよい。
【0042】本実施形態での復号対象符号からのデータ
の除外方法において、全てのデータが除外されたサブバ
ンドに対しては(ステップS1204)、エントロピー
復号,逆量子化が行われず、全ての離散ウェーブレット
変換係数が0として処理される(ステップS120
6)。一方、一部のデータが除外されたサブバンドにお
いては、除外されたことで得られなかった量子化値のビ
ットに対して、0が割り当てられる(ステップS121
2)。そして逆量子化,逆離散ウェーブレット変換が行
われる。
【0043】エントロピー復号部104以降の処理につ
いては、フレーム符号化データ1,2と同様なので、そ
の説明については割愛する。
【0044】以上説明したように、本実施形態における
画像復号装置及び画像復号方法は、復号対象フレームの
復号にかかる時間を、そのフレームの直前に復号した2
枚のフレームにかかった各復号時間から予測する。そし
て予測された復号時間が目標復号時間を越える場合、復
号対象フレームの全データでなく一部のデータを復号す
る。
【0045】その結果、設定された目標復号時間内で、
少なくとも大まかなフレームを復号することができるた
め、リアルタイムで変化する復号能力に依存せず、スム
ーズな動画像を再生することができる。
【0046】[第2の実施形態]第1の実施形態におい
て、復号対象フレームの復号時間を予測して復号すべき
符号量を決定した。その結果、復号した動画像のスムー
ズな再生が可能となった。しかし復号対象フレームの復
号時間の予測が外れて、復号時間が目標復号時間を越え
てしまうこともある。例えば音声データとの同期を考え
ると、その目標復号時間を越えた時間(超過時間)をキ
ャンセルする処理が必要となる。本実施形態では、目標
復号時間を越えて復号されたフレームの次に復号される
フレームにおいて、上述超過時間をキャンセルする処理
が行われる。
【0047】本実施形態での画像復号装置は、第1の実
施形態で用いられた画像復号装置と構成は同じである。
ただしいくつかの処理部において、第1の実施形態とは
異なる処理が行われる。
【0048】画像復号装置がフレーム符号化データ1か
ら順に復号を行い、フレーム符号化データ(k−1)の
復号で、復号時間(k−1)が目標復号時間を超過した
ことが復号時間計測部108により判明されたものとす
る。同時に、復号時間計測部108は超過時間を測定す
る。測定された超過時間は復号符号決定部103に送ら
れる。そして復号時間予測部102において予測された
復号時間と、超過時間を基に、復号符号決定部103は
次の復号対象のフレームの目標時間復号すべき符号を決
定する。
【0049】復号符号決定部103において復号すべき
符号が決定されると、エントロピー復号部104以降の
処理が開始される。なおエントロピー復号部104以降
の処理は、第1の実施形態と同様である。
【0050】以上説明したように第2の実施形態におけ
る画像復号装置は、あるフレームの復号で超過時間が発
生した場合、その次のフレームで超過時間をキャンセル
するように復号すべき符号を決定する。そのため、ある
フレームで復号時間が目標復号時間を超過してしまって
も、早急に音声との同期を回復することが可能である。
【0051】[第3の実施形態]第1,2の実施形態で
は、復号時間が目標復号時間を越えないように、フレー
ム符号化データの一部を復号対象から除外した。しかし
動画像によっては、ある注目したオブジェクトについて
はなるべく品質を落とさないで復号することが望まれる
こともある。そのような場合に対応して、本実施形態で
は、フレームデータの符号化時にフレームをタイルに分
割し、各タイルを注目したオブジェクトを含むROI
(Region Of Interest)タイルと、
注目したオブジェクトを含まない非ROIタイルに分類
して符号化し、夫々のフレーム符号化データを生成す
る。そして画像復号装置は、非ROIタイル符号化デー
タの符号を復号対象符号から除外する。
【0052】最初に、画像符号化装置がフレーム符号化
データを生成するための処理の流れを説明し、次にフレ
ーム符号化データを復号するフレーム復号装置の流れに
ついて説明する。
【0053】図9は、本実施形態における画像復号装置
に入力されるフレーム符号化データを生成する画像符号
化装置の概略構成を示すブロック図である。画像符号化
装置は、画像入力部201と離散ウェーブレット変換部
202の間に、タイル分割部901とROI決定部90
2を挿入したものである。それ以外の本実施形態におけ
る符号化装置の各部及びその動作は第1の実施形態にお
ける同装置と同じである。又、画像符号化装置が1枚の
フレーム符号化データを生成する際の処理について、図
13に示した同処理のフローチャートを用いて説明す
る。なお、本フローチャートに従ったプログラムコード
は画像符号化装置内の不図示のROMやRAMなどのメ
モリに格納され、CPUにより読み出され、実行される
ものとする。
【0054】画像入力部201にフレームデータが入力
され、タイル分割部901にフレームデータが出力され
ると、タイルの大きさが決定される。なおタイルは矩形
とする。フレームデータは、決定されたタイルに相当す
るタイルデータに分割される(ステップS1301)。
フレームデータがタイルデータに分割されることで、画
像がタイルに分割される様子を図10に示す。タイルの
大きさは、ROIを任意形状に表わすことができる程度
に小さい。なお符号化対象となる画像データはN個のタ
イルデータに分割され、画像はN個のタイルに分割され
るものとする。生成されたN個のタイルデータはROI
決定部902に入力される。ROI決定部902におい
て、ROIは次のように決定される。
【0055】図11に示してあるように、画像符号化装
置に備え付けてあるディスプレイに画像が表示される。
画像符号化装置のユーザーはその画像を見て、外部入力
デバイス(タッチペン)でROIを決定する(ステップ
S1302)。図11ではROIとして星型の図形(網
部)が選択されている。
【0056】ROIが決定されると、各タイルは、RO
Iタイル,非ROIタイルのいずれかに分類される。ま
た、分類されたそれぞれのタイルのタイルデータを、R
OIタイルデータ,非ROIタイルデータという。各タ
イルデータには、1ビットの区別用ビットが付加され
る。区別用ビットとして、ROIタイルデータには1,
非ROIタイルデータには0が付加される。
【0057】ROI決定部902以降の処理は、ROI
タイル、非ROIタイルの各タイル独立に行われる。ま
た、区別用ビットは処理の対象とならない。このように
して生成された各タイルデータは順に、離散ウェーブレ
ット変換部202に出力される。
【0058】なお、ROIが選択されたフレームの次の
フレーム以降においても、同じオブジェクトがROIと
して選択される場合には、上述のような外部入力デバイ
スによるROIの決定は行われず、そのオブジェクトを
サーチする手法が採られる。
【0059】ROI決定部902からエントロピー符号
化部205の処理は、第1の実施形態と同様である。つ
まり、全てのROIタイルデータ、非ROIタイルデー
タに対して(ステップS1306,ステップS130
7)、離散ウェーブレット変換(ステップS130
3)、量子化(ステップS1304)、エントロピ符号
化(ステップS1305)を行いフレーム符号化データ
を生成し、このフレーム符号化データと後述のヘッダと
を含む符号列を生成し(ステップS1308)、出力す
る(ステップS1309)。
【0060】フレーム符号化データ出力部206へ入力
された各タイルデータは、画像の上部から下部に向かっ
て復号画像の表示が進むように並べられて、各タイルの
符号化データの夫々の先頭にヘッダが付加される。この
ヘッダには、第1の実施形態におけるヘッダに書き込ま
れる内容だけでなく、タイルの分割情報も書き込まれ
る。又、符号化された各タイルの区別用データもこのヘ
ッダに書き込まれている。
【0061】次に、以上の画像符号化装置によるフレー
ム符号化データを復号する本実施形態における画像復号
装置における処理について以下説明する。なお、本実施
形態における画像復号装置は、第1の実施形態における
画像復号装置と構成は変わらない。しかし、いくつかの
処理部で処理が異なる。フレーム符号化データ1,2の
処理については、処理の単位がタイルとフレームの違い
はあるが、第1の実施形態と同じである。
【0062】フレーム符号化データk(k>2)を含む
符号列がフレーム符号化データ入力部101に入力され
ると、この符号列からフレーム符号化データkを取り出
し、復号時間予測部102が、フレーム符号化データk
の復号時間を予測する。予測された復号時間が目標復号
時間より短い場合、フレーム符号化データは何も処理が
行われずにエントロピー復号部104に出力される。一
方、予測された復号時間が目標復号時間より長い場合、
復号対象符号決定部103が、上述のヘッダから非RO
Iタイル符号化データを特定し、第1の実施形態に示さ
れている復号対象符号からの除外を、非ROIタイル符
号化データに対して行う。
【0063】なお、本実施形態においての除外の単位は
第1の実施形態と同じである。そして各タイル符号化デ
ータはエントロピー復号部104に出力される。なおエ
ントロピー復号部104以降の処理は、第1の実施形態
と同様である。
【0064】なお、本実施形態における画像復号装置の
上述の処理のフローチャートは、図12に示したフロー
チャートで、ステップS1212,ステップS120
4,ステップS1206における処理を省き、ステップ
S1211における処理を、復号対象符号から非ROI
タイル符号化データを除外する処理としたフローチャー
トである。なお、ステップS1202,ステップS12
03,ステップS1205における処理は、ROIタイ
ル符号化データ、非ROI符号化データに対して夫々行
う処理である。なお本フローチャートに従ったプログラ
ムコードは画像復号装置内の不図示のROMやRAMな
どのメモリに格納され、不図示のCPUにより読み出さ
れ、実行されるものとする。
【0065】以上説明したように本実施形態における画
像復号装置及び画像復号方法は、予測復号時間に応じて
非ROIタイル符号化データの符号を復号対象符号から
除外する。そうすることで、注目したオブジェクトにつ
いては品質を落とさないで復号しつつ、目標復号時間以
内での各フレーム符号化データの復号を行うことが可能
となる。
【0066】[第4の実施形態]各実施形態において、
音声データの符号化/復号が付加されても構わない。ま
た復号対象符号の除外を、サブバンド,サブバンドのレ
ベル等、フレーム符号化データ中のデータ単位で行われ
ても構わない。また、画像復号装置の復号能力は、フレ
ーム符号化データの復号時間に限定されるものではな
い。例えば、画像復号装置のCPUパワーを復号能力と
されても構わない。その場合、復号時間は計測されず、
CPUパワーが計測される。
【0067】[他の実施形態]なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機、デジタルカメラ、ファクシミリ装置など)に適用し
てもよい。
【0068】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0069】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0070】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図12及び/又は13
に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが
格納されることになる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明のとおり本発明によれば、復
号対象フレームの復号時間を所定の時間内に納めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像復号装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における画像符号化装
置の概略構成を示すブロック図である
【図3】(a)は画像データを4つのサブバンドに分け
た状態を示す図であり、(b)は(a)の中のLLサブ
バンドを4つのサブバンドに分けた状態を示す図であ
り、(c)は(b)のLLサブバンドを4つのサブバン
ドに分けた状態を示す図である。
【図4】各周波数成分と量子化ステップとの対応を表す
図である。
【図5】フレーム符号化データを含む符号列の概略構成
を示す図である。
【図6】復号時間1、復号時間2を夫々、復号時間メモ
リ1、復号時間メモリ2に格納する様子を説明する図で
ある。
【図7a】復号時間(k−1)、復号時間(k−2)か
ら復号時間kの予測を行う方法を説明する図である。
【図7b】予測時間kが目標復号時間より小さい場合を
説明する図である。
【図7c】予測時間kが目標復号時間を超えている場合
を説明する図である。
【図8】復号対象符号から、復号することで目標時間を
超えると予測される符号量を除外する処理を説明する図
である。
【図9】本発明の第3の実施形態における画像符号化装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】フレームデータがタイルデータに分割される
ことで、画像がタイルに分割される様子を示す図であ
る。
【図11】ROIを決定する様子を説明する図である。
【図12】本発明の第1の実施形態における画像復号装
置におけるフレーム復号処理のフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施形態における画像符号化
装置が行うフレーム符号化データを生成する処理のフロ
ーチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK34 MA24 MA41 MC11 MC14 ME11 PP04 PP15 PP16 RB09 SS08 SS14 SS20 TA21 TA60 TB04 TC00 TD11 UA05 UA33 UA38 5J064 AA05 BA09 BA16 BC01 BC16 BD03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像データにおけるフレーム符号化デ
    ータを復号する画像復号装置であって、 フレーム符号化データを復号する際に要する時間を計測
    する計測手段と、 前記計測手段により計測された時間を時間データとして
    複数記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶保持された複数の時間データから、
    次の復号対象のフレーム符号化データの復号時間を予測
    する予測手段と、 前記予測手段により予測された時間が、予め設定された
    所定の時間を越えている場合、前記フレーム符号化デー
    タから当該越えている時間に応じたデータ量分のデータ
    を、除外して復号対象符号を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された復号対象符号を復号する
    復号手段とを備えることを特徴とする画像復号装置。
  2. 【請求項2】 前記予測手段は、前記計測手段により前
    記フレーム符号化データを復号する以前に計測された時
    間に基づいて予測することを特徴とする請求項1に記載
    の画像復号装置。
  3. 【請求項3】 前記予測手段は、前記計測手段により前
    記フレーム符号化データを復号する以前に計測された時
    間に基づく線形予測に基づいて予測することを特徴とす
    る請求項2に記載の画像復号装置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、前記予測手段により予
    測された時間が所定の時間を越えている場合に、前記フ
    レーム符号化データのうち、高周波帯域から低周波数帯
    域に向かって順に、除外することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の画像復号装置。
  5. 【請求項5】 前記決定手段は、全てのデータを除外し
    た周波数帯域については、当該周波数帯域内の周波数成
    分を0にすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1項に記載の画像復号装置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、一部のデータが除外さ
    れた周波数帯域については、除外されたことで得られな
    かった量子化値のビットに対して、0を割り当てること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画
    像復号装置。
  7. 【請求項7】 前記予測手段が予測した時間が、所定の
    時間を越えている場合、前記決定手段は、前記フレーム
    符号化データのうち、他の領域よりも高画質に符号化す
    る領域以外の領域を特定し、超えた時間に応じたデータ
    量分のデータとして、特定された前記領域に応じたフレ
    ーム符号化データを除外することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の画像復号装置。
  8. 【請求項8】 動画像データにおけるフレーム符号化デ
    ータを復号する画像復号方法であって、 フレーム符号化データを復号する際に要する時間を計測
    する計測工程と、 前記計測工程により計測された時間を時間データとして
    所定の記憶手段に複数記憶する記憶工程と、 前記所定の記憶手段に記憶保持された複数の時間データ
    から、次の復号対象のフレーム符号化データの復号時間
    を予測する予測工程と、 前記予測工程により予測された時間が、予め設定された
    所定の時間を越えている場合、前記フレーム符号化デー
    タから当該越えている時間に応じたデータ量分のデータ
    を、除外して復号対象符号を決定する決定工程と、 前記決定工程により決定された復号対象符号を復号する
    復号工程とを備えることを特徴とする画像復号方法。
  9. 【請求項9】 動画像データにおけるフレーム符号化デ
    ータを復号する画像復号装置として機能するプログラム
    コードを格納する記憶媒体であって、 フレーム符号化データを復号する際に要する時間を計測
    する計測工程のプログラムコードと、 前記計測工程により計測された時間を時間データとして
    所定の記憶手段に複数記憶する記憶工程のプログラムコ
    ードと、 前記所定の記憶手段に記憶保持された複数の時間データ
    から、次の復号対象のフレーム符号化データの復号時間
    を予測する予測工程のプログラムコードと、 前記予測工程により予測された時間が、予め設定された
    所定の時間を越えている場合、前記フレーム符号化デー
    タから当該越えている時間に応じたデータ量分のデータ
    を、除外して復号対象符号を決定する決定工程と、 前記決定工程により決定された復号対象符号を復号する
    復号工程とを備えることを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262208A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 情報処理システム、符号化ファイルの伸長時間予測方法、プログラム及び情報記録媒体
US7433524B2 (en) 2003-05-08 2008-10-07 Ricoh Company, Ltd. Processing system with frame rate and image quality optimized

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