JP2008011408A - 符号変換装置、復号化装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】復号化装置の画像に対するインタラクティブな操作(パンやズーム)に応じて構造化文書のマスク符号を用いた部分符号を送信する際に、ネットワーク転送量を復号化装置の表示要求に必要十分なまでに削減する。
【解決手段】符号化された構造化文書を格納する符号変換装置1側では、構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換し、復号化装置20からのアクセス要求に応じて複数のデータ表現で表現された構造化文書から部分符号を抽出して復号化装置20に送信する。復号化装置20側では、要求に応じて送信された複数のデータ表現で表現された構造化文書の部分符号の入力を受け付けると、部分符号の管理情報の解析結果に基づいて入力を受け付けた部分符号を復号化する。これにより、ネットワーク転送量を復号化装置20の表示要求に必要十分なまでに削減することができる。
【選択図】 図11
【解決手段】符号化された構造化文書を格納する符号変換装置1側では、構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換し、復号化装置20からのアクセス要求に応じて複数のデータ表現で表現された構造化文書から部分符号を抽出して復号化装置20に送信する。復号化装置20側では、要求に応じて送信された複数のデータ表現で表現された構造化文書の部分符号の入力を受け付けると、部分符号の管理情報の解析結果に基づいて入力を受け付けた部分符号を復号化する。これにより、ネットワーク転送量を復号化装置20の表示要求に必要十分なまでに削減することができる。
【選択図】 図11
Description
本発明は、符号変換装置、復号化装置およびプログラムに関する。
従来の2値画像符号化方式においては、1つのコンテンツを一のフォーマットによる特定の符号化方式で表現するようにしている。従来の2値画像符号化方式としては、図23に示すように、MH(Modified Huffmann)符号方式、MR(Modified Read)符号方式、MMR(Modified Modified Read)符号方式などがある。
MH符号方式は、主走査方向の各画素ラインに対して、白画素の長さ、黒画素の長さをそれぞれ計測し、そのランレングスをハフマン符号により符号化する走査を原稿の各画素ラインに対して繰り返す符号化方式である。
MR符号方式は、MH符号化をした後のk行について、黒画素から白画素に変化する位置、白画素から黒画素に変化する位置について直上ラインとの位置の差分を表現する符号化を行う動作を原稿の再下行まで繰り返し動作する符号化方式である。
MMR符号方式は、MH符号化をした後の1ページ内の残りのすべての行について、黒画素から白画素に変化する位置、白画素から黒画素に変化する位置について直上ラインとの位置の差分を表現する符号化を行う動作を原稿の最下行まで繰り返し動作する符号化方式である。
しかしながら、上述したような符号化方式によれば、符号化時と復号化時は同じ画素数となっており、近年のIT(Information Technology)の進展に伴って、各種の問題が生じている。例えば、入力するときの解像度に対して出力(表示)するときの解像度を異ならせてアクセスするのが一般的なアプリケーションでは、等倍の復号化を行った後サブサンプリングを行うなどして解像度縮小操作を行う必要があり、速度低下、低画質化、メモリ使用量増大、ネットワーク転送量増大などの問題を招いている。より詳細には、同一のコンテンツについてそれを利用する際の局面、例えば下記に示すような局面において、
a.サムネイル表示
b.ウインドウ表示
c.印刷
コンテンツが表示された時の大きさや解像度、表示できるビット深さなどを局面毎に変える必要が生じている。そのため、このような場合、そのコンテンツファイルを利用するときに必要となるであろう解像度や画質などをそれぞれ別のファイル形式で格納せざるを得ず、それらが実質的に同一のコンテンツであれば管理の複雑性を伴うこととなり、機器の信頼性に多大な影響を及ぼすようになっている。
a.サムネイル表示
b.ウインドウ表示
c.印刷
コンテンツが表示された時の大きさや解像度、表示できるビット深さなどを局面毎に変える必要が生じている。そのため、このような場合、そのコンテンツファイルを利用するときに必要となるであろう解像度や画質などをそれぞれ別のファイル形式で格納せざるを得ず、それらが実質的に同一のコンテンツであれば管理の複雑性を伴うこととなり、機器の信頼性に多大な影響を及ぼすようになっている。
そこで、特許文献1では、メディアのビットストリームを機器のメディアファイルとして再構成し、解像度、画質、色成分、時間的な曖昧さのバリエーションに対して機器によって指定される品質基準に合致した新しいフォーマットでのレイヤ化したファイルに変換する方法を開示している。
しかしながら、特許文献1の適用領域は高精細静止画/動画画像に対してウェーブレット変換を適用して実現したものであり、2値画像に特有な符号化/復号化の操作については言及されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、復号化装置の画像に対するインタラクティブな操作(パンやズーム)に応じて構造化文書のマスク符号を用いた部分符号を送信する際に、ネットワーク転送量を復号化装置の表示要求に必要十分なまでに削減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の符号変換装置は、符号化された構造化文書を格納し、復号化装置からのアクセス要求に応じて前記復号化装置における復号化条件に対応する前記構造化文書の部分符号を送信する符号変換装置において、前記構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換する符号変換手段と、この符号変換手段により前記複数のデータ表現で表現された構造化文書から前記部分符号を抽出する部分符号抽出手段と、を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の符号変換装置において、前記部分符号抽出手段による前記複数のデータ表現で表現された構造化文書からの前記部分符号の抽出は、前記符号変換手段における符号変換が完了した後に実行される。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1記載の符号変換装置において、前記部分符号抽出手段による前記複数のデータ表現で表現された構造化文書からの前記部分符号の抽出は、前記符号変換手段における当該部分符号の符号変換が完了した後であって全ての符号変換が完了する前に実行される。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1記載の符号変換装置において、前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、解像度がそれぞれ異なるデータである。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1記載の符号変換装置において、前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、画質がそれぞれ異なるデータである。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1記載の符号変換装置において、前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、色成分がそれぞれ異なるデータである。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1記載の符号変換装置において、前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、位置がそれぞれ異なるデータである。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1記載の符号変換装置において、前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、時刻がそれぞれ異なるデータである。
また、請求項9にかかる発明は、請求項4記載の符号変換装置において、複数のデータ表現で表現されたデータが多段階の解像度である場合、各解像度をサムネイル表示用、表示用、印刷用としてそれぞれ使用させる。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1ないし9の何れか一記載の符号変換装置において、スケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現されたデータは、前記構造化文書を構成する1つのオブジェクトである。
また、請求項11にかかる発明は、請求項10記載の符号変換装置において、前記オブジェクトは、PDF(Portable Document Format)の中で扱う2値画像符号である。
また、請求項12にかかる発明は、請求項10記載の符号変換装置において、前記オブジェクトは、IS15444−6(JPEG2000 PART6)で扱う2値画像符号である。
また、請求項13にかかる発明は、請求項10記載の符号変換装置において、前記オブジェクトは、PS(PostScript)の中で扱う2値画像符号である。
また、請求項14にかかる発明の復号化装置は、復号化をする条件の入力を受け付ける復号化条件入力手段と、構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換する符号変換装置に対し、前記復号化条件入力手段により受け付けた復号化条件に対応する前記構造化文書の部分符号を要求する部分符号要求手段と、この部分符号要求手段による要求に応じて送信された、前記複数のデータ表現で表現された構造化文書の前記部分符号の入力を受け付ける符号入力手段と、この符号入力手段により入力を受け付けた前記部分符号の管理情報を解析する管理情報解析手段と、この管理情報解析手段による解析結果に基づいて入力を受け付けた前記部分符号を復号化する復号化手段と、を備える。
また、請求項15にかかる発明は、請求項14記載の復号化装置において、前記復号化手段における前記部分符号の復号化は、前記部分符号の最後までを復号化する可逆復号化である。
また、請求項16にかかる発明は、請求項14記載の復号化装置において、前記復号化手段における前記部分符号の復号化は、前記部分符号の途中までを復号化する非可逆復号化である。
また、請求項17にかかる発明は、符号化された構造化文書を格納し、復号化装置からのアクセス要求に応じて前記復号化装置における復号化条件に対応する前記構造化文書の部分符号を送信する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換する符号変換機能と、この符号変換機能により前記複数のデータ表現で表現された構造化文書から前記部分符号を抽出する部分符号抽出機能と、を前記コンピュータに実行させる。
また、請求項18にかかる発明は、請求項17記載のプログラムにおいて、前記部分符号抽出機能による前記複数のデータ表現で表現された構造化文書からの前記部分符号の抽出は、前記符号変換機能における符号変換が完了した後に実行される。
また、請求項19にかかる発明は、請求項17記載のプログラムにおいて、前記部分符号抽出機能による前記複数のデータ表現で表現された構造化文書からの前記部分符号の抽出は、前記符号変換機能における当該部分符号の符号変換が完了した後であって全ての符号変換が完了する前に実行される。
また、請求項20にかかる発明のプログラムは、復号化をする条件の入力を受け付ける復号化条件入力機能と、構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換する符号変換装置に対し、前記復号化条件入力機能により受け付けた復号化条件に対応する前記構造化文書の部分符号を要求する部分符号要求機能と、この部分符号要求機能による要求に応じて送信された、前記複数のデータ表現で表現された構造化文書の前記部分符号の入力を受け付ける符号入力機能と、この符号入力機能により入力を受け付けた前記部分符号の管理情報を解析する管理情報解析機能と、この管理情報解析機能による解析結果に基づいて入力を受け付けた前記部分符号を復号化する復号化機能と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、復号化装置の画像に対するインタラクティブな操作(パンやズーム)に応じて構造化文書のマスク符号を用いた部分符号を送信する際に、復号化装置と符号変換装置との間におけるネットワーク転送量を復号化装置の表示要求に必要十分なまでに削減することができる、という効果を奏する。
最初に、本発明の前提となる「階層符号化アルゴリズム」及び「離散ウェーブレット変換に基づく符号化・復号化アルゴリズム」の概要について説明する。なお、「離散ウェーブレット変換に基づく符号化・復号化アルゴリズム」の代表例が「JPEG2000アルゴリズム」である。
図1は、離散ウェーブレット変換に基づく符号化方式の基本となる階層符号化アルゴリズムを実現するシステムの機能ブロック図である。このシステムは、画像圧縮手段として機能するものであって、色空間変換・逆変換部101、2次元ウェーブレット変換・逆変換部102、量子化・逆量子化部103、エントロピー符号化・復号化部104、タグ処理部105の各機能ブロックにより構成されている。
このシステムが従来のJPEGアルゴリズムと比較して最も大きく異なる点の一つは変換方式である。JPEGでは離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)を用いているのに対し、この階層符号化アルゴリズムでは、2次元ウェーブレット変換・逆変換部102において、離散ウェーブレット変換(DWT:Discrete Wavelet Transform)を用いている。DWTはDCTに比べて、高圧縮領域における画質が良いという長所を有し、この点が、JPEGの後継アルゴリズムであるJPEG2000でDWTが採用された大きな理由の一つとなっている。
また、他の大きな相違点は、この階層符号化アルゴリズムでは、システムの最終段に符号形成を行うために、タグ処理部105の機能ブロックが追加されていることである。このタグ処理部105で、画像の圧縮動作時には圧縮データが符号列データとして生成され、伸長動作時には伸長に必要な符号列データの解釈が行われる。そして、符号列データによって、JPEG2000は様々な便利な機能を実現できるようになった。例えば、ブロック・ベースでのDWTにおけるオクターブ分割に対応した任意の階層(デコンポジションレベル)で、静止画像の圧縮伸長動作を自由に停止させることができるようになる(後述する図3参照)。また、一つのファイルから低解像度画像(縮小画像)を取り出したり、画像の一部(タイリング画像)を取り出すことができるようになる。
原画像の入出力部分には、色空間変換・逆変換部101が接続される場合が多い。例えば、原色系のR(赤)/G(緑)/B(青)の各コンポーネントからなるRGB表色系や、補色系のY(黄)/M(マゼンタ)/C(シアン)の各コンポーネントからなるYMC表色系から、YUVあるいはYCbCr表色系への変換又は逆変換を行う部分がこれに相当する。
次に、JPEG2000アルゴリズムについて説明する。カラー画像は、一般に、図2に示すように、原画像の各コンポーネント111(ここではRGB原色系)が、矩形をした領域によって分割される。この分割された矩形領域は、一般にブロックあるいはタイルと呼ばれているものであるが、JPEG2000では、タイルと呼ぶことが一般的であるため、以下、このような分割された矩形領域をタイルと記述することにする(図2の例では、各コンポーネント111が縦横4×4、合計16個の矩形のタイル112に分割されている)。このような個々のタイル112(図2の例で、R00,R01,…,R15/G00,G01,…,G15/B00,B01,…,B15)が、画像データの圧縮伸長プロセスを実行する際の基本単位となる。従って、画像データの圧縮伸長動作は、コンポーネント毎、また、タイル112毎に、独立に行われる。
画像データの符号化時には、各コンポーネント111の各タイル112のデータが、図1の色空間変換・逆変換部101に入力され、色空間変換を施された後、2次元ウェーブレット変換・逆変換部102で2次元ウェーブレット変換(順変換)が施されて、周波数帯に空間分割される。
図3には、デコンポジションレベル数が3の場合の、各デコンポジションレベルにおけるサブバンドを示している。即ち、原画像のタイル分割によって得られたタイル原画像(0LL)(デコンポジションレベル0)に対して、2次元ウェーブレット変換を施し、デコンポジションレベル1に示すサブバンド(1LL,1HL,1LH,1HH)を分離する。そして引き続き、この階層における低周波成分1LLに対して、2次元ウェーブレット変換を施し、デコンポジションレベル2に示すサブバンド(2LL,2HL,2LH,2HH)を分離する。順次同様に、低周波成分2LLに対しても、2次元ウェーブレット変換を施し、デコンポジションレベル3に示すサブバンド(3LL,3HL,3LH,3HH)を分離する。図3では、各デコンポジションレベルにおいて符号化の対象となるサブバンドを、網掛けで表してある。例えば、デコンポジションレベル数を3としたとき、網掛けで示したサブバンド(3HL,3LH,3HH,2HL,2LH,2HH,1HL,1LH,1HH)が符号化対象となり、3LLサブバンドは符号化されない。
次いで、指定した符号化の順番で符号化の対象となるビットが定められ、図1に示す量子化・逆量子化部103で対象ビット周辺のビットからコンテキストが生成される。
この量子化の処理が終わったウェーブレット係数は、個々のサブバンド毎に、「プレシンクト」と呼ばれる重複しない矩形に分割される。これは、インプリメンテーションでメモリを効率的に使うために導入されたものである。図4に示したように、一つのプレシンクトは、空間的に一致した3つの矩形領域からなっている。更に、個々のプレシンクトは、重複しない矩形の「コード・ブロック」に分けられる。これは、エントロピー・コーディングを行う際の基本単位となる。
ウェーブレット変換後の係数値は、そのまま量子化し符号化することも可能であるが、JPEG2000では符号化効率を上げるために、係数値を「ビットプレーン」単位に分解し、画素あるいはコード・ブロック毎に「ビットプレーン」に順位付けを行うことができる。
ここで、図5はビットプレーンに順位付けする手順の一例を示す説明図である。図5に示すように、この例は、原画像(32×32画素)を16×16画素のタイル4つで分割した場合で、デコンポジションレベル1のプレシンクトとコード・ブロックの大きさは、各々8×8画素と4×4画素としている。プレシンクトとコード・ブロックの番号は、ラスター順に付けられており、この例では、プレンシクトが番号0から3まで、コード・ブロックが番号0から3まで割り当てられている。タイル境界外に対する画素拡張にはミラーリング法を使い、可逆(5,3)フィルタでウェーブレット変換を行い、デコンポジションレベル1のウェーブレット係数値を求めている。
また、タイル0/プレシンクト3/コード・ブロック3について、代表的な「レイヤ」構成の概念の一例を示す説明図も図5に併せて示す。変換後のコード・ブロックは、サブバンド(1LL,1HL,1LH,1HH)に分割され、各サブバンドにはウェーブレット係数値が割り当てられている。
レイヤの構造は、ウェーブレット係数値を横方向(ビットプレーン方向)から見ると理解し易い。1つのレイヤは任意の数のビットプレーンから構成される。この例では、レイヤ0,1,2,3は、各々、1,3,1,3のビットプレーンから成っている。そして、LSB(Least Significant Bit:最下位ビット)に近いビットプレーンを含むレイヤ程、先に量子化の対象となり、逆に、MSB(Most Significant Bit:最上位ビット)に近いレイヤは最後まで量子化されずに残ることになる。LSBに近いレイヤから破棄する方法はトランケーションと呼ばれ、量子化率を細かく制御することが可能である。
図1に示すエントロピー符号化・復号化部104では、コンテキストと対象ビットから確率推定によって、各コンポーネント111のタイル112に対する符号化を行う。こうして、原画像の全てのコンポーネント111について、タイル112単位で符号化処理が行われる。最後にタグ処理部105は、エントロピー符号化・復号化部104からの全符号化データを1本の符号列データに結合するとともに、それにタグを付加する処理を行う。
図6には、この符号列データの1フレーム分の概略構成を示している。この符号列データの先頭と各タイルの符号データ(bit stream)の先頭にはヘッダ(メインヘッダ(Main header)、タイル境界位置情報等であるタイルパートヘッダ(tile part header))と呼ばれるタグ情報が付加され、その後に、各タイルの符号化データが続く。なお、メインヘッダ(Main header)には、符号化パラメータや量子化パラメータが記述されている。そして、符号列データの終端には、再びタグ(end of codestream)が置かれる。また、図7は、符号化されたウェーブレット係数値が収容されたパケットをサブバンド毎に表わしたコードストリーム構造を示すものである。図7に示すように、タイルによる分割処理を行っても、あるいはタイルによる分割処理を行わなくても、同様のパケット列構造を持つことになる。
一方、符号化データの復号化時には、画像データの符号化時とは逆に、各コンポーネント111の各タイル112の符号列データから画像データを生成する。この場合、タグ処理部105は、外部より入力した符号列データに付加されたタグ情報を解釈し、符号列データを各コンポーネント111の各タイル112の符号列データに分解し、その各コンポーネント111の各タイル112の符号列データ毎に復号化処理(伸長処理)を行う。このとき、符号列データ内のタグ情報に基づく順番で復号化の対象となるビットの位置が定められるとともに、量子化・逆量子化部103で、その対象ビット位置の周辺ビット(既に復号化を終えている)の並びからコンテキストが生成される。エントロピー符号化・復号化部104で、このコンテキストと符号列データから確率推定によって復号化を行い、対象ビットを生成し、それを対象ビットの位置に書き込む。このようにして復号化されたデータは周波数帯域毎に空間分割されているため、これを2次元ウェーブレット変換・逆変換部102で2次元ウェーブレット逆変換を行うことにより、画像データの各コンポーネントの各タイルが復元される。復元されたデータは色空間変換・逆変換部101によって元の表色系の画像データに変換される。
以上が、「離散ウェーブレット変換に基づく符号化・復号化アルゴリズム」の概要である。
次に、JPEG2000のPart6“Compound image file Format”について説明する。JPEG2000のPart6は、絵や文字などの異なる特性を含む複合的な画像に特化した規格であり、非特許文献1に示す国際標準IS15444−6で規定されている。このようなJPEG2000のPart6の中で定められたJPEG2000データのファイル拡張子は、「JPM」である。このような構造化文書の一例であるJPM(JPEG2000 Multi Layer)ファイルは、図8に示すように、コードストリームの位置を示すオフセットを記入するObject Header Box201、参照されるコードストリームBox202やBox203から構成されている。このJPMファイルは、そのファイル内でデータを参照するようにしたり、BOX情報の順番を規定したり、オフセットによる位置指定ではなく参照する番号により参照できるようにしている。また、図8に示す所定のBOXについては、そのレベルや範囲を維持していれば、その出現回数や出現する順番が変動しても標準互換のJPMファイルとして機能すると規定されている。一例としては、各レイアウトオブジェクト内のオブジェクトに対するコードストリームについては、構造化文書の論理構造を満たし、
1)文書サムネイル(図8中の符号203)以降
2)最上位レベルの位置
であれば任意の位置に置いて良いことが規定されている。
1)文書サムネイル(図8中の符号203)以降
2)最上位レベルの位置
であれば任意の位置に置いて良いことが規定されている。
続いて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図9は、本発明が適用される符号変換装置および復号化装置を含むシステムを示すシステム構成図である。図9に示すように、本発明が適用される符号変換装置は、例えばパーソナルコンピュータであり、スキャン文書を構造化文書形式で符号化したJPMファイルで保持するサーバコンピュータ(以下、サーバ)1である。このサーバ1には、本発明が適用される復号化装置であってユーザが使用するパーソナルコンピュータ(以下、クライアント)20がネットワーク9を介して接続されている。
ここで、図10は本実施の形態のサーバ1およびクライアント20のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ1およびクライアント20は、例えばパーソナルコンピュータを主体に構成されている。図10に示すように、このようなサーバ1およびクライアント20は、コンピュータの主要部であって各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)2を備えている。このCPU2には、BIOSなどを記憶した読出し専用メモリであるROM(Read Only Memory)3と、各種データを書換え可能に記憶するRAM(Random Access Memory)4とがバス5で接続されている。
さらにバス5には、各種のプログラム等を格納するHDD(Hard Disk Drive)6と、配布されたプログラムであるコンピュータソフトウェアを読み取るための機構としてCD(Compact Disc)−ROM7を読み取るCD−ROMドライブ8と、ネットワーク9を介して外部の他のコンピュータ等と通信により情報を伝達するための通信制御装置10と、CPU2に対する各種命令や情報入力するためのキーボードやマウスなどの入力装置11と、処理経過や結果等を表示するCRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置12とが、図示しないI/Oを介して接続されている。
なお、サーバ1のHDD6には、各種文書をスキャンして構造化文書形式で符号化したJPMファイルが記憶される。
RAM4は、各種データを書換え可能に記憶する性質を有していることから、CPU2の作業エリアとして機能してバッファ等の役割を果たす。
図10に示すCD−ROM7は、この発明の記憶媒体を実施するものであり、OS(Operating System)や各種のプログラムが記憶されている。CPU2は、CD−ROM7に記憶されているプログラムをCD−ROMドライブ8で読み取り、HDD6にインストールする。
なお、記憶媒体としては、CD−ROM7のみならず、DVDなどの各種の光ディスク、各種光磁気ディスク、フレキシブルディスクなどの各種磁気ディスク等、半導体メモリ等の各種方式のメディアを用いることができる。また、通信制御装置10を介してインターネットなどからプログラムをダウンロードし、HDD6にインストールするようにしてもよい。この場合に、送信側のサーバでプログラムを記憶している記憶装置も、この発明の記憶媒体である。なお、プログラムは、所定のOS(Operating System)上で動作するものであってもよいし、その場合に後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
このシステム全体の動作を制御するCPU2は、このシステムの主記憶として使用されるHDD6上にロードされたプログラムに基づいて各種処理を実行する。
次に、サーバ1のHDD6にインストールされている各種のプログラムがCPU2に実行させる機能のうち、本実施の形態のサーバ1が備える特長的な機能、および、クライアント20のHDD6にインストールされている各種のプログラムがCPU2に実行させる機能のうち、本実施の形態のクライアント20が備える特長的な機能について説明する。
まず、システムにおける処理動作について簡単に説明する。ここでは、図11に示すように、組織がスキャン担当部門とユーザとである状況を想定している。図11に示すように、スキャン担当部門によって各種文書をスキャンし、クライアント20の表示領域の面積に対して十分大きい解像度のスキャン文書を構造化文書形式で符号化したJPMファイルを作成し、ネットワーク9上で複数のクライアント20から共有できるようにサーバ1に記憶する。そして、サーバ1は、クライアント20からネットワーク9を介してアクセス要求があった時に、クライアント20が表示するのに必要十分な解像度、画質、位置、色成分に対応する部分符号をサーバ応答として返す。ここで、ネットワーク9の通信プロトコルがJPIP(JPEG2000 Interactivity Tools,APIs and Protocols)であれば、クライアント20の表示領域に関連した部分符号のみをアクセスするように構成することができるため、ネットワーク9のトラフィックを減少させることができる。
ここで、図12は従来の構造化文書構造と転送量との関係を示す模式図である。図12は、クライアント20の表示領域の面積に対して十分大きい解像度のスキャン画像をJPMで符号化し、ネットワーク9上で複数のクライアント20から共有できるようをサーバ1に保持し、JPIPプロトコルによりクライアント20の表示領域に対応する部分符号をアクセスしているときの転送量を示しており、それぞれ下記の通りとなっている。
(a)スキャン画像
(b)構造化文書符号(ex.JPM)
(c)部分符号アクセス(ex.JPIP)
(d)ネットワーク転送量
(a)スキャン画像
(b)構造化文書符号(ex.JPM)
(c)部分符号アクセス(ex.JPIP)
(d)ネットワーク転送量
また、図12に示すように、構造化文書符号(JPM)内の各レイアウトオブジェクトは、「前景」、「マスク」、「背景」で構成される。オフィス文書は文字部および絵柄部が混在した文書となるため、そうした構成要素をオブジェクトとして捉え、「前景」「背景」、「マスク」として1つのレイアウトオブジェクトを構成する中で、マスクオブジェクトは、前景と背景を切り替えるものである。ここで「前景」と「背景」は高精細カラー画像となるため、タイル分割またはプレシンクト分割を行うようにJPEG2000符号化方式により符号化されており、下記のようにそれぞれ4分割されている。
前景:F0、F1、F2、F3
背景:B0、B1、B2、B3
前景:F0、F1、F2、F3
背景:B0、B1、B2、B3
一方、「マスク」は、MH/MR/MMRのような分割構造を持たない2値画像符号化方式により符号化されている。
この状態でクライアント20から表示領域に対応する部分符号のアクセスがあった場合、ネットワーク転送量は下記の各符号量の総和となる。
前景はF0、F1
背景はB0、B1
全てのマスク
前景はF0、F1
背景はB0、B1
全てのマスク
すなわち、図12に示すような2値マスクを持つ構造化文書では、クライアント20から表示領域に対応する部分符号のアクセスがあった場合であっても、「全てのマスク」を転送する必要があり、この「マスク」の転送量をいかに削減するかが課題となっている。特に、クライアント20における画像に対するインタラクティブな操作(パンやズーム)に対してネットワーク転送量の削減が課題となっている。
そこで、本実施の形態においては、上記課題を解決するため、構造化文書の2値マスクをスケーラブルな符号化方式に変換することにより、クライアント20からサーバ1に対してネットワーク9を介してアクセス要求があった時に、クライアント20が表示するのに必要十分な解像度、画質、位置、色成分に対応する部分符号をサーバ応答として返すようにし、表示領域への応答時間を短縮化、高画質化し、併せてネットワーク転送量を低下させるようにしたものである。
まず、符号変換装置であるサーバ1によってスケーラブルな符号化方式に変換されるマスクについて説明する。
図13は、本実施の形態の符号化方式によるマスクのフォーマットを示す模式図である。図13に示すデータ表現0,1,2は、それぞれ同じコンテンツに対してスケーラビリティが異なる符号を格納したものであり、これらが独立にランダムアクセスできるよう、ヘッダ(管理情報)部分には、下記に示すデータが記録されている。
a.ファイルの先頭からのオフセット
b.長さ
なお、上記データは独立にランダムアクセスできるようになっていれば良く、オフセットを測定する開始位置や長さの単位をバイト単位、一定サイズのバウンダリ単位等とするのは全て本発明の範囲内であることは言うまでもない。さらに、ランダムアクセスは完全に独立である必要はなく、目的の解像度でのデータ表現を得るために、それよりも小さいデータ表現を順次アクセスする形式でも構わない。
a.ファイルの先頭からのオフセット
b.長さ
なお、上記データは独立にランダムアクセスできるようになっていれば良く、オフセットを測定する開始位置や長さの単位をバイト単位、一定サイズのバウンダリ単位等とするのは全て本発明の範囲内であることは言うまでもない。さらに、ランダムアクセスは完全に独立である必要はなく、目的の解像度でのデータ表現を得るために、それよりも小さいデータ表現を順次アクセスする形式でも構わない。
ここで、データ表現とは、解像度、画質、色成分、位置、時刻がそれぞれ異なるデータを示すものとする。
このような2値マスクの符号化方式は、国際標準方式のMH,MR,MMR,JBIG,JBIG2のいずれでも良いし、1つのファイル内に混在しても良い。さらに、これらの方式に含まれない新たな2値画像符号化方式でも良い。
このようにして複数のデータ表現を有しているファイルは、使用する時のニーズに従って下記に示すような用途などに適宜使用される。
a.サムネイル表示用
b.表示用
c.印刷用
a.サムネイル表示用
b.表示用
c.印刷用
なお、それぞれ最初に使用する時にどの形(用途)でアクセスするかを基にデフォルト値を決め、ヘッダの特定の領域にそれを記入しておくことにより、最初にアクセスしたときの動作を切り替えて使うことも可能である。
復号化または符号変換の場合は、1つのファイルに対してオープンからクローズまで1つのスケーラビリティのデータ表現に対してアクセスしても良いし、ユーザの画像に対するインタラクティブな動作の過程でパンやズームに対応してそのスケーラビリティを適宜変更してアクセスする動作形態でも良い。前者の場合はスケーラビリティを持たない従来の符号化方式と動作上はそれほど変わらないが、一度符号化を行った後、復号化条件を時々変更する場合に役立つ。その例としては、画像ログと呼ばれる動作がある。コピー機などで複写した原稿のログを取った後、経年につれてディスク領域を圧迫するために一定期間内(例えば1年前、1ヶ月前等)に取られたログは低解像度にしたり、画質を落としてファイルサイズを削減するような用途が挙げられる。
一方、ネットワーク9を介して1つのファイルに対してパンやズームによりアクセスする用途では、各動作の瞬間では冗長なデータ表現があるかもしれないが、その後再利用する可能性が高いのでそのまま置いておくのが一般的である。
ところで、符号化や符号変換または復号化の動作において、その結果を待っているアプリケーションに対していつから利用可能にするかが問題となる。
一般的には、1つのファイルの全てのデータ表現の符号化が完了し、その管理情報の保存とともにファイルをクローズした後に利用可能とするのが一般的である。
しかしながら、近年においては、スキャナやデジタルカメラの高画質化に伴って原画のサイズが大きくなる一方で、各種情報機器の表示領域のサイズはそれほど大きくなっておらず、逆にPDAや携帯電話の普及に伴って表示領域が狭いデバイスのサポートが重要になってきている。このように表示領域が狭いデバイスのサポートするようになると、原画全体の全体符号サイズに対してその時にアクセスしたいスケーラビリティを持ったデータ表現を示す部分符号の比率が増大する。そのため、符号全体の符号化が完了してから復号化のアクセス要求に答える様に構成すると、復号化をしたいアプリケーションが極度に待たされることになり、非常に使いづらいファイルになってしまう。
そこで、符号変換及び復号化では、アクセスしたいデータ表現の部分符号を書き換えないことに着目し、全体符号がすべて符号化完了するまで復号化アプリケーションを待たせずに、復号化アプリケーションが使用したいデータ表現の部分符号の符号化が完了後であって全てのデータ表現の符号化が完了する前に利用可能にしても良い。また、復号化または符号間変換の途中で利用可能にしても良い。後者の場合は、例えばサムネイル及び表示サイズの符号は即時に確認でき、その後、例えば夜間に続きの符号化を継続する熟成符号化の用途がある。
加えて、本実施の形態の2値画像符号化が適用される文書や画像の種類にもいくつかのパターンがある。
前述したように、「前景」、「背景」、「マスク」として1つのレイアウトオブジェクトを構成する中で前景と背景を切り替えるマスクオブジェクト、すなわち構造化文書(JPM(JPEG2000 Multi Page))の1つのオブジェクトを、複数のデータ表現で表現されたスケーラブルな2値画像とする本実施の形態の2値画像符号化方式を適用しているが、これに限るものではない。現在代表的な構造化文書としては下記のようなものが有り、本発明はそれらに共通的に適用できるだけでなく、それ以外の各社独自の構造化文書に対しても同様に適用できることは言うまでもない。
Adobe社のPDF(Portable Document Format)
Adobe社のPS(Postscript)
Adobe社のPDF(Portable Document Format)
Adobe社のPS(Postscript)
また、スキャナにより入力されたスキャン画像及びデジタルカメラで撮影した画像の一般的なファイルフォーマットであるAdobe社のTIFF(Tagged Image File Format)に対しても同様に適用できることは言うまでもない。
ここで、複数のデータ表現で表現されたスケーラブルな2値画像の生成方法について説明する。
図14は、従来の2値符号化したマスクと位置の対応を示した模式図である。図14に示すように、従来の2値画像の符号化方式であるMH/MR/MMRで符号化したマスクにおいては、MR符号化を行う行数kの値が有限であれば副走査方向にはMHとMRが繰り返し行われていることがわかるため、MHの起点の行からはランダムアクセスすることが出来ることが判る。しかしながら、この方法でもMMRの場合は1ページ内でMHとMRの行の繰り返しが行われないため、ランダムアクセスが出来ない。
一方、図15は、ストライプ処理後に2値符号化したマスクと位置の対応を示した模式図である。図15に示すように、ストライプ処理により、原画を左端から右端まで副走査方向に一定ライン量で主走査方向に複数のストライプ分割し、そのストライプ内でMMR符号化が行われるようにすればストライプ毎に独立な符号化を施すのでストライプ内の最初の行はMH、2行目以降ストライプ内の最終行まではMR処理とすることによって全体としてはMMR符号化ができ、ストライプ毎のランダムアクセスも実現している。このストライプ処理を施したときはMMR符号に限らずMH/MR符号でもランダムアクセスできるように構成できることは言うまでもない。こうしてマスク符号がランダムアクセスできるようになる。なお、ストライプ処理については、“ITU-T Recommendation T.86 | ISO/IEC 10918-4 1999、Information and technology - digital compression and coding of continuous-tone still images: Registration of JPEG Profiles,SPIFF Profiles,SPIFFTags,SPIFF colour Spaces,APPn Markers,SPIFF,Compression types and Registration authorities(REGAUAT)”に記載されている。
次に、上述したようなスケーラブルな2値画像を含む構造化文書を保持するサーバ1について説明する。
図16は、サーバ1の機能構成を示すブロック図である。図16に示すように、サーバ1は、符号変換装置であって、符号化されたデータの構造解析をする構造解析手段31と、ネゴーシエーション手段32と、符号を要求があったクライアント20に送信する手段33と、クライアント20に対する送信内容を登録するキャッシュモデル34と、複数データ表現で表現された符号35と、指定データ表現符号を選択する手段36と、を備えている。
複数データ表現で表現された符号35は、例えば、複数ストライプのスケーラビリティを持った符号や多段解像度のスケーラビリティを持った符号である。また、指定データ表現符号を選択する手段36は、例えば、指定ストライプ符号を選択する手段や指定解像度符号を選択する手段である。
続いて、上述したようなスケーラブルな2値画像を含む構造化文書を保持するサーバ1に対してアクセス要求するクライアント20について説明する。
図17は、クライアント20の機能構成を示すブロック図である。図17に示すように、クライアント20は、2値画像の符号を復号化する復号化装置であって、各部を制御する制御手段41と、原符号入力手段42と、管理情報解析手段43と、復号化条件入力手段44と、復号化手段45と、復号化データ出力手段46と、を備えている。
ここで、クライアント20の処理動作について図18のフローチャートを参照して説明する。
図18に示すように、まず、復号化をする条件の入力を受け付ける(ステップS1:復号化条件入力手段)。復号化をする条件は、例えば解像度縮小やモノクロ成分のみの復号化などである。
ここで、復号化条件のデフォルトとしては、前述したような下記の値がある。
a.サムネイル表示用
b.表示用
c.印刷用
a.サムネイル表示用
b.表示用
c.印刷用
復号化の程度を示すパラメータとしては、下記のパラメータがある。
d.符号の最後まで復号化する可逆復号化
e.途中までを復号化する非可逆復号化
d.符号の最後まで復号化する可逆復号化
e.途中までを復号化する非可逆復号化
また、各種のバリエーションを下記に示す。
f.符号をアプリケーションに利用可能にする時期
g.文書の種類
h.実装形態(スタンドアロンアプリケーション、サーバ、クライアント、ユーティリティ)
f.符号をアプリケーションに利用可能にする時期
g.文書の種類
h.実装形態(スタンドアロンアプリケーション、サーバ、クライアント、ユーティリティ)
次に、圧縮符号(原符号)の入力を受け付ける(ステップS2:原符号入力手段)。この過程は、既に符号変換装置であるサーバ1によって予め符号化されたデータが対象となる。
続いて、ステップS2で入力を受け付けた原符号の符号化条件や符号の位置や大きさ等の管理情報を解析する(ステップS3:管理情報解析手段)。
次に、スケーラブルな回数だけループしたか否かのカウンタをチェックし(ステップS4)、スケーラブルな回数だけループしていないと判断した場合(ステップS4のYes)、原符号を復号化する(ステップS5:復号化手段)。こうして得られた復号化データをRAM4やHDD6などの記憶装置に出力する(ステップS6:復号化データ出力手段)。
以上の動作により、クライアント20においては、同一の2値コンテンツに対して、1つのファイル内に複数のデータ表現で表現された符号を復号化することが可能となっている。
次いで、図19を参照してサーバ1とクライアント20との全体動作について説明する。
サーバ1は、画像の読み込み待ちを行い(ステップS11)、全文書の読み込みが終了するまでループする(ステップS12)。
全文書の読み込みが終了すると(ステップS12のYes)、読み込んだ画像を、複数データ表現で表現された符号(複数ストライプや多段解像度のスケーラビリティを持った符号)に符号化して保存しておく(ステップS13:符号変換手段)。このときの動作は、図15などで詳しく解説したため、ここでの説明を省略する。こうして作成されたスケーラブルな符号について、ステップS14でクライアント20からのアクセス要求の受信待機状態に入る。
一方、クライアント20側では、リモートファイルが決定されると(ステップS21)、画像に対するインタラクティブな操作が終了するまでループする(ステップS22)。
ステップS23では、画像に対するインタラクティブな操作を受け付ける。画像に対するインタラクティブな操作は、上述したようにパンやズームであって、下記のパラメータにより要求するパン/ズーム仕様をリモートファイル名とともにサーバ1に送ることにより表示領域に対応する部分符号を要求し、パン/ズーム仕様をサーバ1に発行する。ここに、部分符号要求手段の機能が実行される。
a.表示領域のサイズ
b.関心領域へのオフセット、サイズ
a.表示領域のサイズ
b.関心領域へのオフセット、サイズ
上述した要求がサーバ1に到着すると、それまで受信待機状態にいたサーバ1は、クライアント20からアクセス要求があったと判断して(ステップS14のYes)、既にキャッシュモデル34に送信済みとして登録されている内容と突合せを行なって、クライアント20から要求された領域から未送信部分のみを抽出する(ステップS15)。
未送信部分がある場合には(ステップS15のYes)、ステップS16に進み、この未送信部分に対して下記の操作を順次実行する。ここに、部分符号抽出手段の機能が実行される。
1.指定されたファイルの符号を送信バッファにコピー
2.パン操作によって指定されたストライプ符号を選択
3.ストライプ内で表示領域に対応する解像度のマスク符号以外を削除
4.対応する解像度へのOffsetとLengthをマスクオブジェクトヘッダに書込み
5.要求に該当しないストライプ符号を削除
6.前景と背景も同様にして対応する部分符号を抽出
1.指定されたファイルの符号を送信バッファにコピー
2.パン操作によって指定されたストライプ符号を選択
3.ストライプ内で表示領域に対応する解像度のマスク符号以外を削除
4.対応する解像度へのOffsetとLengthをマスクオブジェクトヘッダに書込み
5.要求に該当しないストライプ符号を削除
6.前景と背景も同様にして対応する部分符号を抽出
続くステップS17では、ステップS16で生成した部分符号を、要求があったクライアント20に送信する。なお、ステップS18では送信の成功か否かをチェックし、不成功であれば(ステップS18のNo)、ステップS17に戻って再送信する。一方、成功すれば(ステップS18のYes)、将来オーバラップする要求があったときにステップS15で突合せをするように、送信内容をキャッシュモデル34に登録した後(ステップS19)、ステップS14に戻り次の要求を待機する。
そして、クライアント20側では、サーバ1からの応答を受信すると(ステップS24のYes)、受信した部分符号の復号化、構造化文書のルールに沿ったレンダリングを行い、得られた画像データを表示する(ステップS25)。
上述したようなステップS23〜S25の処理を必要な回数繰り返すと、ステップS22において操作終了判定が行われ、処理が終了する。
ここで、クライアント20のパン要求による処理動作について詳述する。図20は、パンの位置とマスクの転送量の関係を示す模式図である。図20は、クライアント20のパン要求に応じて、マスク符号をランダムアクセスしている様子を示したものである。図20においては、パンの典型的な動作として、表示領域の位置を下記の4つの場合について例示する。
(a)左上
(b)右上
(c)左下
(d)右下
(a)左上
(b)右上
(c)左下
(d)右下
図20に示すように、MH/MR/MMRのような分割構造を持たない2値画像符号化方式により符号化されているマスクは、ストライプ処理を入れても副走査方向の画像分割は出来ても主走査方向の画像分割はできないが、それぞれ「左上/右上」の場合は上部の符号、「左下/右下」の場合は下部の符号を抽出することができる。こうしてパンの動作を利用してマスク符号の転送量を削減することができる。
図21は、構造化文書に対するパンと転送量を示す模式図である。図21に示すように、本発明を適用した場合、図12と比較すると前景と背景の転送量は変わらないが、マスクの転送量を削減していることがわかる。
次に、クライアント20のズーム/アンズーム要求による処理動作について詳述する。図22は、ズームの位置とマスクの転送量の関係を示す模式図である。ズームの場合は、上述したように予めスケーラブルな多段解像度を持つ符号を符号変換装置であるサーバ1により、図22の(e)に示す構造の解像度スケーラブルな符号を作成しサーバ1に記憶させておく。
また、最初は最低解像度でのアクセスと仮定した場合、「(a)ズーム1」の様に、表示領域に全体画像が表示できる状態となればよい。こうするためにサーバ1は、マスクオブジェクトヘッダが解像度0の符号を指すようにOffsetとLengthの値を記録してクライアント20に符号を応答する。
次に、クライアント20からズーム要求があると、「(b)ズーム2」の様に1段高い解像度で表示領域からはみ出す状態となればよい。こうするためにサーバ1は、マスクオブジェクトヘッダが解像度1の符号を指すようにOffsetとLengthの値を記録してクライアント20に符号を応答する。
さらに、クライアント20からズーム要求があると、「(c)ズーム3」の様にさらに1段高い解像度で表示領域からはみ出す状態となればよい。こうするためにサーバ1は、マスクオブジェクトヘッダが解像度2の符号を指すようにOffsetとLengthの値を記録してクライアント20に符号を応答する。
なお、アンズーム要求については、ズーム要求と同様な動作を示すので、アンズームの動作説明は省略する。
こうしてズーム/アンズーム要求に対してもスケーラブルな2値符号を適用することによりマスクの転送量を削減することができる。
ここで、上述したようなスケーラブルの種類とサーバ1内の符号との対応を見ると、下記の通りとなっていることが判る。
a.ズーム動作 解像度スケーラブル
b.パン動作 位置スケーラブル
a.ズーム動作 解像度スケーラブル
b.パン動作 位置スケーラブル
同様に展開すると、下記の実施例が容易に構成できる。
c.カラー/モノクロ選択動作 色成分スケーラブル
d.画質選択動作 画質スケーラブル
c.カラー/モノクロ選択動作 色成分スケーラブル
d.画質選択動作 画質スケーラブル
このように本実施の形態によれば、クライアント20の画像に対するインタラクティブな操作(パンやズーム)に応じて構造化文書のマスク符号を用いた部分符号を送信する際に、クライアント20とサーバ1との間におけるネットワーク転送量をクライアント20の表示要求に必要十分なまでに削減することができる、という効果を奏する。
即ち、本実施の形態によれば、符号化/復号化装置で符号化されたファイルでは、従来の符号化/復号化装置で符号化されたファイルよりも、同一のクライアント要求に対応してネットワークで流れる冗長度を削減し、ユーザが求める画像に対するインタラクティブな応答速度の要望を満たすだけでなく、さらにネットワーク転送量を削減することができることとなった。
本発明は、高解像度の2値画像を低解像度のディスプレイで表示する場合に有用であり、CRTやLCDなど表示能力が異なる表示装置に対して高速、高画質、省メモリでネットワーク転送量が少ない装置に適用できるだけでなく、構造化文書のマスクに対する転送量削減方法として有用であり、構造化文書以外でも単独に符号化されたファイルに対する転送量削減の用途にも適用できる。
1 符号変換装置
20 復号化装置
42 符号入力手段
43 管理情報解析手段
44 復号化条件入力手段
45 復号化手段
20 復号化装置
42 符号入力手段
43 管理情報解析手段
44 復号化条件入力手段
45 復号化手段
Claims (20)
- 符号化された構造化文書を格納し、復号化装置からのアクセス要求に応じて前記復号化装置における復号化条件に対応する前記構造化文書の部分符号を送信する符号変換装置において、
前記構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換する符号変換手段と、
この符号変換手段により前記複数のデータ表現で表現された構造化文書から前記部分符号を抽出する部分符号抽出手段と、
を備えることを特徴とする符号変換装置。 - 前記部分符号抽出手段による前記複数のデータ表現で表現された構造化文書からの前記部分符号の抽出は、前記符号変換手段における符号変換が完了した後に実行される、
ことを特徴とする請求項1記載の符号変換装置。 - 前記部分符号抽出手段による前記複数のデータ表現で表現された構造化文書からの前記部分符号の抽出は、前記符号変換手段における当該部分符号の符号変換が完了した後であって全ての符号変換が完了する前に実行される、
ことを特徴とする請求項1記載の符号変換装置。 - 前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、解像度がそれぞれ異なるデータである、
ことを特徴とする請求項1記載の符号変換装置。 - 前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、画質がそれぞれ異なるデータである、
ことを特徴とする請求項1記載の符号変換装置。 - 前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、色成分がそれぞれ異なるデータである、
ことを特徴とする請求項1記載の符号変換装置。 - 前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、位置がそれぞれ異なるデータである、
ことを特徴とする請求項1記載の符号変換装置。 - 前記符号変換手段により変換される前記構造化文書の符号化形式における複数のデータ表現は、時刻がそれぞれ異なるデータである、
ことを特徴とする請求項1記載の符号変換装置。 - 複数のデータ表現で表現されたデータが多段階の解像度である場合、各解像度をサムネイル表示用、表示用、印刷用としてそれぞれ使用させる、
ことを特徴とする請求項4記載の符号変換装置。 - スケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現されたデータは、前記構造化文書を構成する1つのオブジェクトである、
ことを特徴とする請求項1ないし9の何れか一記載の符号変換装置。 - 前記オブジェクトは、PDF(Portable Document Format)の中で扱う2値画像符号である、
ことを特徴とする請求項10記載の符号変換装置。 - 前記オブジェクトは、IS15444−6(JPEG2000 PART6)で扱う2値画像符号である、
ことを特徴とする請求項10記載の符号変換装置。 - 前記オブジェクトは、PS(PostScript)の中で扱う2値画像符号である、
ことを特徴とする請求項10記載の符号変換装置。 - 復号化をする条件の入力を受け付ける復号化条件入力手段と、
構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換する符号変換装置に対し、前記復号化条件入力手段により受け付けた復号化条件に対応する前記構造化文書の部分符号を要求する部分符号要求手段と、
この部分符号要求手段による要求に応じて送信された、前記複数のデータ表現で表現された構造化文書の前記部分符号の入力を受け付ける符号入力手段と、
この符号入力手段により入力を受け付けた前記部分符号の管理情報を解析する管理情報解析手段と、
この管理情報解析手段による解析結果に基づいて入力を受け付けた前記部分符号を復号化する復号化手段と、
を備えることを特徴とする復号化装置。 - 前記復号化手段における前記部分符号の復号化は、前記部分符号の最後までを復号化する可逆復号化である、
ことを特徴とする請求項14記載の復号化装置。 - 前記復号化手段における前記部分符号の復号化は、前記部分符号の途中までを復号化する非可逆復号化である、
ことを特徴とする請求項14記載の復号化装置。 - 符号化された構造化文書を格納し、復号化装置からのアクセス要求に応じて前記復号化装置における復号化条件に対応する前記構造化文書の部分符号を送信する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換する符号変換機能と、
この符号変換機能により前記複数のデータ表現で表現された構造化文書から前記部分符号を抽出する部分符号抽出機能と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記部分符号抽出機能による前記複数のデータ表現で表現された構造化文書からの前記部分符号の抽出は、前記符号変換機能における符号変換が完了した後に実行される、
ことを特徴とする請求項17記載のプログラム。 - 前記部分符号抽出機能による前記複数のデータ表現で表現された構造化文書からの前記部分符号の抽出は、前記符号変換機能における当該部分符号の符号変換が完了した後であって全ての符号変換が完了する前に実行される、
ことを特徴とする請求項17記載のプログラム。 - 復号化をする条件の入力を受け付ける復号化条件入力機能と、
構造化文書をスケーラビリティが異なる複数のデータ表現で表現した符号化形式に変換する符号変換装置に対し、前記復号化条件入力機能により受け付けた復号化条件に対応する前記構造化文書の部分符号を要求する部分符号要求機能と、
この部分符号要求機能による要求に応じて送信された、前記複数のデータ表現で表現された構造化文書の前記部分符号の入力を受け付ける符号入力機能と、
この符号入力機能により入力を受け付けた前記部分符号の管理情報を解析する管理情報解析機能と、
この管理情報解析機能による解析結果に基づいて入力を受け付けた前記部分符号を復号化する復号化機能と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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