JP2002051313A - 通信装置及び携帯型通信装置並びに通信システム - Google Patents

通信装置及び携帯型通信装置並びに通信システム

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JP2002051313A
JP2002051313A JP2000235792A JP2000235792A JP2002051313A JP 2002051313 A JP2002051313 A JP 2002051313A JP 2000235792 A JP2000235792 A JP 2000235792A JP 2000235792 A JP2000235792 A JP 2000235792A JP 2002051313 A JP2002051313 A JP 2002051313A
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Japan
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communication device
unit
communication
control
imaging
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JP2000235792A
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English (en)
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Hiroshi Mukai
弘 向井
Hitoshi Hagimori
仁 萩森
Minoru Kuwana
稔 桑名
Tsutomu Honda
努 本田
Kazuhiko Ishimaru
和彦 石丸
Hideki Osada
英喜 長田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像受信側となる通信装置において必要な画
像を相手側通信機器から容易に入手すること。 【解決手段】 通信機器100,200は互いに撮像カ
メラ110,210を備えている。通信機器100は、
通信機器200との接続の際に、相手側通信機器200
が撮像カメラ210を備えているか否かを検知し、備え
ている場合に、通信機器200に対して撮像カメラ21
0を制御するための制御情報の送信要求を行う。そし
て、その結果得られる制御情報に基づいて、通信機器2
00に対して、撮像カメラ210を制御するための制御
信号を送信するとともに、通信機器200から受信して
得られる画像を表示する。つまり、通信機器100は、
相手側の撮像カメラ210を制御するための制御信号を
相手側に送信し、その制御信号によって相手側の撮像カ
メラ210を制御するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有線又は無線で
接続される通信装置及び通信システムに関するものであ
り、特に、画像の送信機能又は受信機能を有する通信装
置及び通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機等のような携帯型通信
機器に撮像カメラを設け、通話者(ユーザ)や周囲の景
色等を被写体として撮影するとともに、相手側の通信機
器に対して撮影した画像を送信する機能を有するものが
製品化されつつある。このような通信機器によって構成
される通信システムでは、音声による情報伝達だけでな
く、画像による情報伝達も可能であるため、互いに多く
の情報を相手側から入手することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信機器又は通信システムにおいて、画像を受信する通
信機器側では、相手側から送られてくる画像を単に受信
して表示するだけの機能しか有さない。
【0004】このため、撮影方向や撮影倍率を変更した
画像を受信側の通信機器で表示したい場合であっても、
受信側の通信機器のユーザは直接的にそれらの変更を行
うことができず、送信側の通信機器のユーザにそれらの
変更を行ってもらうことが必要となる。
【0005】換言すれば、従来の通信システムにおける
画像送信は、送信側通信機器からの一方的なものであっ
て、受信側通信機器において必要な画像を効率よく得る
ことは困難であった。
【0006】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、画像受信側となる通信装置におい
て必要な画像を容易に入手することの可能な通信装置及
び携帯型通信装置並びに通信システムを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、相手側通信機器と通信を
行う通信装置であって、前記相手側通信機器との通信接
続時に、前記相手側通信機器が撮像手段を備えているか
否かを検知する検知手段と、前記検知手段が前記相手側
通信機器が前記撮像手段を備えていることを検知した場
合に、前記相手側通信機器に対して前記撮像手段を制御
するための制御情報の送信要求を行う制御情報送信要求
手段と、前記制御情報送信要求手段によって要求された
前記制御情報を受信した後、該制御情報に基づいて、前
記相手側通信機器に対して、前記撮像手段を制御するた
めの制御信号を送信する制御信号送信手段と、前記相手
側通信機器から受信して得られる画像を表示する表示手
段とを備えている。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の通信装置において、前記相手側通信機器から受信して
得られる画像を表示する表示手段を備えることを特徴と
している。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の通信装置において、前記制御情報送信要求手段によっ
て得られる前記制御情報を記憶する記憶手段と、複数の
操作部を有する操作入力手段と、前記制御情報に含まれ
る前記制御信号を前記操作部に割り付ける機能割付手段
とをさらに備えている。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の通信装置において、前記複数の操作部は、前記相手側
通信機器を特定するための番号入力用操作部であること
を特徴としている。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の通信装置において、被写体を画像として撮影する撮像
手段をさらに備え、前記複数の操作部は自身に設けられ
た前記撮像手段を動作させるために設けられた撮影用操
作部であることを特徴としている。
【0012】請求項6に記載の発明は、相手側通信機器
と通信を行う通信装置であって、前記相手側通信機器と
の通信接続時に、前記相手側通信機器が撮像手段を備え
ているか否かを検知する検知手段と、前記検知手段が相
手側通信機器の撮像手段を備えていることを検知した場
合に、前記相手側通信機器に対して、前記撮像手段の動
作内容と操作信号とを対応づけた割当情報を送信する割
当情報送信手段と、所定の操作入力手段からの入力情報
に基づいて前記操作信号を発生させ、前記相手側通信機
器へ送信する制御信号送信手段とを備えている。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の通信装置において、前記操作入力手段が前記相手側通
信機器と通信を行うために前記相手側通信機器を特定す
るための番号入力用操作部であることを特徴としてい
る。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の通信装置において、前記相手側通信機器から受信して
得られる画像を表示する表示手段を備えることを特徴と
している。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の通信装置において、被写体を画像として撮影する撮像
手段をさらに備え、前記操作入力手段は自身に設けられ
た前記撮像手段を動作させるために設けられた撮影用操
作部であることを特徴としている。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項5又は
請求項9に記載の通信装置において、前記相手側通信機
器における前記撮像手段と、自身における前記撮像手段
とのうちのいずれを操作するかを切り換える切り換え手
段をさらに備えることを特徴としている。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項1ない
し請求項8のいずれかに記載の通信装置において、前記
相手側通信機器の前記撮像手段を制御する際の動作内容
が、ズーミング、パン、ティルト、静止画レリーズ、動
画撮影開始又は動画撮影終了であることを特徴としてい
る。
【0018】請求項12に記載の発明は、相手側通信機
器と通信を行う通信装置であって、被写体を画像として
撮影する撮像手段と、前記相手側通信機器から得られ
る、前記撮像手段の動作内容と操作信号とが対応づけら
れた割当情報を受信して記憶する割当情報記憶手段とを
備えており、前記制御手段が、前記相手側通信機器から
前記操作信号を受信すると、前記割当情報を参照して前
記撮像手段の動作内容を特定し、当該動作内容となるよ
うに前記撮像手段を制御することを特徴としている。
【0019】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の通信装置において、前記制御手段が、前記特定し
た前記撮像手段の動作内容に基づいて、自身に有効な制
御信号への変換を行い、当該制御信号を用いて前記撮像
手段を制御することを特徴としている。
【0020】請求項14に記載の発明は、相手側通信機
器と通信を行う通信装置であって、被写体を画像として
撮影する撮像手段と、前記相手側通信機器からの制御信
号に基づいて前記撮像手段の動作を制御する制御手段
と、前記相手側通信機器との通信接続状態での、前記制
御手段による前記撮像手段の制御動作を許可又は拒否す
る判定手段とを備えている。
【0021】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の通信装置において、前記判定手段が、前記相手側
通信機器との通信接続状態において、前記相手側通信機
器から識別情報を取得し、前記識別情報が予め記憶され
ている識別情報に一致する場合に、前記撮像手段の制御
動作を許可することを特徴としている。
【0022】請求項16に記載の発明は、請求項14に
記載の通信装置において、前記相手側通信機器との通信
接続状態において、前記撮像手段に対する前記制御動作
の許可又は拒否に関する指示を、前記判定手段に与える
操作入力手段をさらに備えている。
【0023】請求項17に記載の発明は、請求項14に
記載の通信装置において、前記相手側通信機器との接続
の有無にかかわらず、前記判定手段に対して前記撮像手
段に対する前記制御動作の拒否を指示する操作入力手段
をさらに備えている。
【0024】請求項18に記載の発明は、請求項14な
いし請求項17のいずれかに記載の通信装置において、
前記判定手段が、前記相手側通信機器から所定の制御許
可信号を受信したときに、前記撮像手段の前記制御動作
を許可することを特徴としている。
【0025】請求項19に記載の発明は、請求項14な
いし請求項18のいずれかに記載の通信装置において、
前記判定手段が許可する前記制御動作は、ズーミング、
パン、ティルト、静止画レリーズ、動画撮影開始又は動
画撮影終了の動作であることを特徴としている。
【0026】請求項20に記載の発明は、撮像手段を備
えた携帯型通信装置であって、前記撮像手段を操作する
ための撮影モードを有し、前記撮影モード時には、相手
側通信機器と通信を行うために前記相手側通信機器を特
定するための複数の番号入力用操作部が、前記撮像手段
の動作内容を入力する操作入力手段として機能すること
を特徴としている。
【0027】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の携帯型通信装置において、前記撮像手段の動作内
容は、ズーミング、パン、ティルト、静止画レリーズ、
動画撮影開始又は動画撮影終了であることを特徴として
いる。
【0028】請求項22に記載の発明は、第1の通信機
器と、撮像手段を備えた第2の通信機器と、が互いに接
続されて通信を行う通信システムであって、前記第2の
通信機器が、前記第1の通信機器との接続状態におい
て、前記撮像手段を制御するための制御情報を前記第1
の通信機器に対して送信し、前記第1の通信機器が、前
記制御情報に基づいて、前記第2の通信機器に対して、
前記撮像手段を制御するための制御信号を送信すること
によって、前記撮像手段を制御することを特徴としてい
る。
【0029】請求項23に記載の発明は、請求項22に
記載の通信システムにおいて、前記第1の通信機器が、
前記第2の通信機器から送信された画像を表示する表示
手段を備えている。
【0030】請求項24に記載の発明は、第1の撮像手
段を備えた第1の通信機器と、第2の撮像手段を備えた
第2の通信機器と、が互いに接続されて通信を行う通信
システムであって、前記第1の通信機器が、前記第2の
通信機器に対して、前記第1の撮像手段に関する動作内
容と操作信号とを対応づけた割当情報を送信し、前記第
2の通信機器が、前記割当情報を記憶しておき、前記第
1の通信機器から前記操作信号を受信すると、前記割当
情報を参照して前記撮像手段の動作内容を特定し、当該
動作内容となるように前記第2の撮像手段を制御するこ
とを特徴としている。
【0031】請求項25に記載の発明は、第1の通信機
器と、撮像手段を備えた第2の通信機器と、が互いに接
続されて通信を行う通信システムであって、前記第1の
通信機器が、制御信号を前記第2の通信機器に送信し、
前記第2の通信機器が、前記制御信号に基づいて前記撮
像手段の動作を制御する制御手段と、前記第1の通信機
器との通信接続状態での、前記制御手段による前記撮像
手段の制御動作を許可又は拒否する判定手段とを備える
ことを特徴としている。
【0032】請求項26に記載の発明は、請求項25に
記載の通信システムにおいて、前記第1の通信機器が、
前記第2の通信機器から送信された画像を表示する表示
手段を備えることを特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0034】<1.第1の実施の形態>まず、第1の実
施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態
における通信システム1の構成を示す概略図である。図
1に示すように、この通信システム1においては、2つ
の通信機器(通信装置)100,200が管理局3を介
して互いに情報を送受信することが可能なように構成さ
れている。なお、管理局3を介さずに、直接的に通信機
器100と通信機器200とが通信を行う構成であって
もよい。また、図では管理局はひとつであるが、有線で
接続されている別々の管理局を介する構成でもよい。
【0035】図2は、通信機器100の外観を示す図で
ある。図2に示すように通信機器100はいわゆる携帯
電話機として機能するものである。通信機器100の上
面側には、通信用のアンテナ101が設けられており、
正面側の上部には、パン動作、ティルト動作等によって
撮影方向を変更することのできる撮像カメラ110と、
スピーカ等で構成される音声出力部140とが設けられ
る。その下段側には、撮像カメラ110で撮影して得ら
れた画像や相手側通信機器200から受信する画像を表
示したり、他の通信情報を表示したり、操作案内画面を
表示したりするための、液晶ディスプレイ等で構成され
る表示部120が設けられる。さらにその下段側には、
通話者(ユーザ)が所望する動作を入力するための操作
入力部150として複数の操作部(例えば、ボタンキ
ー、ジョグダイヤル、ポインティングデバイス等)が配
置されている。そして、正面側の最下部には音声を入力
するために設けられたマイク等で構成される音声入力部
130が配置されている。また、表示部120の下部中
央付近には、相手側の通信機器を制御する際に点灯する
LED等の発光素子8が設けられている。
【0036】なお、図2は通信機器100についてのも
のとして説明したが、他方の通信機器200についても
これと同様の構成となっている。
【0037】図1に戻り、通信機器100は、撮像カメ
ラ110、表示部120、音声入力部130、音声出力
部140及び操作入力部150の各部を制御するための
制御部170と、アンテナ101を介して通信機器20
0との情報の送受信を行うための送受信部160とを内
部機能として有している。
【0038】また、通信機器200も撮像カメラ21
0、表示部220、音声入力部230、音声出力部24
0及び操作入力部250の各部を制御するための制御部
270と、アンテナ201を介して通信機器100との
情報の送受信を行うための送受信部260とを内部機能
として有している。
【0039】この実施の形態では、上記のような構成の
通信システム1において、通信機器100が通信機器2
00の撮像カメラ210の動作を制御することにより、
通信機器100側で必要な画像を相手側通信機器200
から入手する場合の例について説明する。
【0040】図3は制御主体(制御する側)となる通信
機器100の内部機構の要部を示すブロック図であり、
図4は制御対象(制御される側)となる通信機器200
の内部機構の要部を示すブロック図である。
【0041】まず、制御主体となる通信機器100の要
部構成について説明する。通信機器100において、送
受信部160には通信機器200への情報送信の際に変
調を行う変調部161と、通信機器200から受信する
変調された情報を復調する復調部162とを有してい
る。送受信部160は、アンテナ101から受信する情
報を制御部170に与え、また、制御部170から得ら
れる情報をアンテナ101を介して通信機器200へと
送信する機能を有する。
【0042】また、制御部170は、画像を記憶するた
めに設けられた画像メモリ171と、メモリを内蔵した
CPUが所定のプログラムを実行することによって実現
される機能部である、通信端末制御部172と制御情報
記憶部173と表示制御部174と操作制御部175と
を備えて構成される。
【0043】通信端末制御部172は通信機器100の
全体的な動作を制御するための制御部であり、制御情報
記憶部173は制御対象である通信機器200から得ら
れる制御情報を記憶しておくための記憶手段である。ま
た、表示制御部174は表示部120における画像表示
を制御するものであり、操作制御部175は操作入力部
150から入力される情報を通信端末制御部172に与
えるものである。
【0044】また、操作入力部150を構成する複数の
ボタンキーのうちには、モードキー151、ダイヤル呼
び出しキー152、テンキー153等の種々のボタンキ
ーが設けられており、各ボタンキーには所定の機能が割
り付けられている。
【0045】モードキーは、自身に設けられた撮像カメ
ラ110で画像を撮影するための第1のモードと、相手
側通信機器200に設けられた撮像カメラ210で画像
を撮影するための第2のモードと、撮影動作を行わない
第3のモードとを切り換えるための切り換えボタンであ
る。また、テンキー153は、通信相手と通信を行うた
めに通信機器200を特定する番号(いわゆる電話番
号)を入力するための番号入力用ボタンであり、ダイヤ
ル呼び出しキー152は、予め記憶された通信相手の番
号を簡単に呼び出すための操作ボタンである。
【0046】また、通信端末制御部172には、撮像カ
メラ検出部172aが設けられている。撮像カメラ検出
部172aは、通信機器200との通信接続状態におい
て通信機器200が撮像カメラを備えているか否かを検
出する機能を有する。つまり、撮像カメラ検出部172
aは通信相手側である通信機器が撮像カメラを備えてい
るかを検出するのである。例えば、通信機器100と2
00とは、通信接続状態となったときに、自身が撮像カ
メラを備えているか否かの情報を相手側に送信すること
により、相手側に自身が撮像カメラを備えているか否か
を知らせるように構成されている。
【0047】また、通信機器100が通信機器200と
の通信接続状態にあるときに、通信機器200から撮像
カメラを備えているか否かに関する情報を受信しなかっ
た場合には、撮像カメラを備えているか否かを検査する
ための検査信号を変調部161に対して出力する。そし
て、検査信号に対するレスポンスが通信機器200から
得られなかった場合、又はレスポンスが得られた場合で
あっても撮像カメラを備えていない旨の情報を受信した
場合には、通信機器200が撮像カメラを備えていない
ものとみなす。
【0048】そして、相手側通信機器200が撮像カメ
ラを備えていた場合には、通信機器100の通信端末制
御部172は、通信機器200の撮像カメラ210を制
御するための制御情報を取得し、それを制御情報記憶部
173に保存しておく。より詳細には、通信機器100
の撮像カメラ検出部172aが通信機器200に撮像カ
メラが装備されていると判断したときに、通信機器20
0に対してその撮像カメラを制御するための制御情報の
送信要求を行い、その送信要求に応じて相手側通信機器
200から制御情報202を取得し、それを制御情報記
憶部173に格納保存しておくのである。
【0049】次に、制御対象となる通信機器200の要
部構成について説明する。通信機器200において、送
受信部260には通信機器100と同様に変調部261
と復調部262とが設けられている。
【0050】また、制御部270は、画像メモリ271
と通信端末制御部272と表示制御部274と撮像制御
部276とを備えて構成される。なお、その他にも通信
機器100と同様の制御部が設けられるが、図4におい
ては図示を省略している。
【0051】撮像制御部276には、撮像カメラ210
の各部を動作制御するための制御情報202が予め格納
されており、その制御情報202に基づいて撮像カメラ
210を制御するように構成されている。
【0052】撮像カメラ210には画像処理部211と
撮影方向制御部212とズーム光学系213とを備えて
構成される。また、ズーム光学系213にはフォーカス
制御部215とフォーカス用レンズ217とズーム制御
部216とズーム用レンズ218と光電変換部214と
が設けられている。
【0053】光電変換部214は、C−MOSセンサや
CCD撮像センサ等で構成され、ズーム用レンズ218
及びフォーカス用レンズ217を介して入射する被写体
からの光を光電変換して電気的な画像信号を生成するも
のである。ズーム制御部216はズーム用レンズ218
を光軸に沿って移動させることにより、光電変換部21
4に結像される被写体像の倍率を変更するものである。
また、フォーカス制御部215はフォーカス用レンズ2
17を光軸に沿って移動させることにより、光電変換部
214の受光面と被写体像の合焦位置とを一致させるも
のである。このズーム光学系213は一体的に構成され
ており、撮影方向制御部212が図示しないアクチュエ
ータを駆動することによって、ズーム光学系213の撮
影方向を変更することが可能となっている。撮影方向を
変化させる動作としては、例えば撮影方向を左右方向に
向けるパン動作や、上下方向に向けるティルト動作等が
ある。
【0054】光電変換部214で得られる画像信号は画
像処理部211へと導かれ、ガンマ補正等の種々の画像
処理が行われて画像メモリ271に一時的に格納され
る。
【0055】そして、撮像制御部276が予め内部に記
憶する制御情報202に基づいて、画像処理部211と
撮影方向制御部212と光電変換部214とフォーカス
制御部215とズーム制御部216とのそれぞれに対し
て個別に制御信号を送出し、撮像カメラ210において
画像を撮影する際の制御動作を行うように構成されてい
る。
【0056】制御情報202は、例えば、撮像カメラ2
10の各部における動作内容とそれに対応する制御信号
とが対応づけられた電気的データとなっている。そし
て、撮像カメラ210によって画像の撮影を行う際に
は、撮像制御部276が、撮像カメラ210において行
わしめる動作内容に対応する制御信号を制御情報202
から取得し、その制御信号を画像処理部211、撮影方
向制御部212、光電変換部214、ズーム制御部21
6、フォーカス制御部215のうちの動作対象に対して
送出する。
【0057】例えば、撮影倍率を変更する場合には、撮
像制御部276は制御情報202を参照して倍率変更用
の制御信号を取得し、それをズーム制御部216に与え
るとともに、制御情報202及び画像処理部211から
フォーカシング用の制御信号を取得して、それをフォー
カス制御部215に与える。この結果、ズーム光学系2
13における倍率変更が行われ、撮像制御部276によ
って指定される撮影倍率での撮影が可能となる。
【0058】また、撮影方向を変更する場合には、撮像
制御部276は制御情報202を参照してパン動作方向
又はティルト動作方向についてのアクチュエータを駆動
するための制御信号を取得し、それを撮影方向制御部2
12に与える。この結果、撮像カメラ210の撮影方向
が変更され、撮像制御部276によって指定される撮影
方向の撮影が可能となる。
【0059】また、撮像カメラ210によって静止画像
を撮影する場合には、撮像制御部276は制御情報20
2を参照して静止画レリーズ用となる制御信号を取得
し、それを光電変換部214に与える。この結果、光電
変換部214では制御信号の得られたタイミングでの静
止画像を撮影することとなる。
【0060】これに対して、撮像カメラ210によって
動画像を撮影する場合には、撮像制御部276は制御情
報202を参照して動画像の撮影を開始させるための制
御信号及び撮影を終了させるための制御信号を取得し、
それらを各々のタイミングで光電変換部214に与え
る。光電変換部214は、撮影を開始させるための制御
信号を入力すると動画像撮影を開始するとともに、撮影
を終了させるための制御信号を入力すると動画像撮影を
終了する。
【0061】そして、光電変換部214より得られる静
止画像又は動画像は画像処理部211へと与えられ、画
像処理部211は撮像制御部276より与えられる制御
信号に基づいて種々の画像処理を行い、画像メモリ27
1へと出力する。
【0062】制御部270においては、画像メモリ27
1に記録された画像は表示制御部274に与えられ、表
示制御部274が表示部220に画像を表示するように
構成されている。また、画像メモリ271は通信端末制
御部272による指令によって記録している画像を変調
部261に対して出力するようにも構成されている。こ
れによって撮像カメラ210によって撮影して得られた
画像は通信機器100に送信することが可能となる。
【0063】また、通信端末制御部272は、通信機器
100から受信する制御情報の送信要求を、復調部26
2を介して入力すると、その送信要求に応じて撮像制御
部276に格納されている制御情報202を変調部25
1に出力させる。この結果、通信機器200において撮
像カメラ210を動作制御するための制御情報202
が、制御主体となる通信機器100側に送信されること
になる。そして、上述したように、制御主体となる通信
機器100では、通信機器200から得られる制御情報
202を制御情報記憶部173に記憶する(図3参
照)。
【0064】以上のような構成の通信システム1におい
て、制御主体となる通信機器100にも撮像カメラ11
0が設けられており、モードキー151による選択が第
1のモードであるときには、テンキー153は自身の撮
像カメラ110を動作制御するための操作入力部として
機能することとなり、第2のモードであるときには、テ
ンキー153は相手側通信機器200の撮像カメラ21
0を動作制御するための操作入力部として機能すること
になる。
【0065】第1又は第2のモードが選択されていると
きには、図5に示すように、テンキー153に対する操
作内容とカメラ動作との対応関係が所定のタイミングで
表示部120に表示される。例えば、図5の場合、表示
部120には、テンキー153に含まれる複数のボタン
のうち、「1」と「3」のボタンには遠景又は近景にピ
ントを合わせるためのカメラ動作、「2」と「8」のボ
タンには撮影方向を上方向又は下方向に向けるためのカ
メラ動作、「4」と「6」のボタンには撮影方向を左方
向又は右方向に向けるためのカメラ動作、「5」のボタ
ンには静止画像を撮影するためのシャッタ動作、「7」
と「9」のボタンには、動画像撮影を行う場合の撮影開
始又は撮影終了のカメラ動作、「*」と「#」のボタン
には、撮影倍率の拡大又は縮小を行うためのカメラ動
作、のそれぞれが対応づけられていることが表示されて
いる。
【0066】ユーザは操作案内画面を参照することによ
り、いずれのボタンを操作すれば自身の撮像カメラ11
0又は相手側通信機器200の撮像カメラ210がどの
ような動作を行うかを容易に把握することができる。
【0067】そして、図3に示す通信機器100の通信
端末制御部172は、第2のモードが選択されている時
に、ユーザによるテンキー153の操作内容を解析し
て、その操作内容に応じた撮像カメラの動作内容を特定
する。そして、制御情報記憶部173にアクセスして相
手側通信機器200から入手した制御情報202を参照
することにより、特定された動作内容に対応する制御信
号を取得する。その後、通信端末制御部172は、相手
側通信機器200の撮像カメラ210を制御するための
制御信号を変調部161に与え、通信機器200へと送
信する。
【0068】すなわち、通信機器100は、相手側通信
機器200の撮像カメラ210を動作制御する際に、通
信機器200に適合した制御信号を送出するように構成
されているのである。
【0069】したがって、通信機器200においては、
通信機器100から制御信号を受信すると、撮像制御部
276がその受信した制御信号を用いて撮像カメラ21
0の各部を動作制御することができるのである。そし
て、撮像カメラ210より得られる画像は画像メモリ2
71及び変調部261を介して通信機器100へと送信
され、通信機器100においては通信機器100のユー
ザによる操作に基づいて相手側通信機器200から画像
を受信することができるとともに、その画像を表示する
ことが可能になる。
【0070】次に、図6は、この実施の形態の通信シス
テム1における処理シーケンスを示すフローチャートで
ある。
【0071】まず、通信機器100及び通信機器200
は、いずれか一方が他方に対して接続要求を送出するこ
とにより、互いに通信可能な状態となるように接続を開
始する(ステップS101)。
【0072】そして、通信機器100は相手側の通信機
器200が撮像カメラ210を備えているか否かを判断
する(ステップS102)。そして通信機器200が撮
像カメラ210を備えていると判断した場合にはステッ
プS103に進み、備えていないと判断した場合にはス
テップS118に進んで、音声通信のみによるいわゆる
一般通話での通信となる。
【0073】一方、ステップS103においては、通信
機器100が通信機器200に対して撮像カメラ210
を動作制御するための制御情報202を要求する。そし
て、通信機器200は制御情報の要求を受信し(ステッ
プS104)、撮像制御部276に格納されている制御
情報202を通信機器100へと送信する(ステップS
105)。そして、通信機器100は制御情報202を
受信すると、それを制御情報記憶部173に格納する
(ステップS106)。
【0074】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は受信した制御情報202に基づいて制御動作と
操作方法とを対応づけた案内画面(図5参照)を表示部
120に表示する(ステップS107)。なお、この案
内画面を表示部120に表示するタイミングは、ユーザ
操作等があったとき等のように、任意のタイミングで行
うようにしてもよい。
【0075】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は、相手側通信機器200の撮像カメラ210に
より画像を撮影を行うための第2のモードに切り換えが
行われたか否かを判断し(ステップS108)、切り換
えが行われていればステップS109に進む。なお、こ
のとき発光素子8を点灯させ、通信相手に相手側の撮像
カメラ210を制御するモードに変更したことを通知す
る。これに対して、モードの切り換えが行われていなけ
ればステップS119に進んで一般通話による接続とな
る。
【0076】ステップS109では、通信機器100の
ユーザはステップS107で表示された案内画面を参照
し、相手側通信機器200の撮像カメラ210を動作さ
せるためにテンキー153に含まれるキーを操作する。
【0077】この操作により、通信端末制御部172は
制御情報記憶部173の制御情報202を参照して、操
作内容に対応する動作の制御信号を生成し、それを相手
側通信機器200へ送信する(ステップS110)。
【0078】通信機器200は、通信機器100より制
御信号を受信すると、撮像カメラ210を動作制御し、
制御信号に基づいた撮影動作を行う(ステップS11
1)。この結果、通信機器200の撮像カメラ210
は、通信機器100からの指示に応じた画像を撮影する
ことになる。
【0079】そして、通信機器200は撮影して得られ
た画像を変調して通信機器100に送信する(ステップ
S112)。これにより、通信機器100は相手側通信
機器200より画像を受信することとなり、その受信し
た画像を復調する(ステップS113)。そして、通信
機器100は受信した画像を表示部120に表示するこ
とにより、ユーザに相手側の画像を確認させることがで
きる(ステップS114)。
【0080】そしてステップS116に進み、通信機器
100の通信端末制御部172は次のキー操作が行われ
たか否かを判断する(ステップS116)。そして、次
のキー操作が行われた場合には、ステップS110から
の処理を繰り返すこととなり、相手側通信機器200に
設けられた撮像カメラ210の動作制御を行う。
【0081】一方、次のキー操作が行われなかった場合
にはステップS117に進んで、一般通話による接続と
なる。又、一般通話と画像転送制御は同時に行われても
よい。
【0082】このように第1の実施の形態の通信システ
ム1では、通信機器100が、相手側通信機器200と
の通信接続時に、相手側通信機器200が撮像カメラ2
10を備えているか否かを検知し、相手側通信機器20
0が撮像カメラ210を備えている場合に、相手側通信
機器200に対して撮像カメラ210を制御するための
制御情報202の送信要求を行うように構成されてお
り、通信機器100が相手側通信機器200より得られ
た制御情報202に基づいて、相手側通信機器200に
対して、撮像カメラ210を制御するための制御信号を
送信する。
【0083】また、制御される側となる通信機器200
は、通信機器100からの送信要求に応じて、制御信号
と撮像カメラ210の動作内容とが対応づけられた制御
情報202を通信機器100へと送信するように構成さ
れており、その後に、通信機器100から受信する制御
信号に基づいて、撮像カメラ210を制御して撮影動作
を行う。
【0084】したがって、通信機器100を操作するこ
とにより、通信機器200に設けられた撮像カメラ21
0を動作制御することができ、通信機器100側で比較
的容易に所望する画像を入手することが可能になる。
【0085】また、この実施の形態では、通信機器10
0の通信端末制御部172は、制御情報202に含まれ
る制御信号を操作入力部150の各ボタンに割り付け、
その割り付けた内容を表示するようにしているので、通
信機器100のユーザは相手側の撮像カメラ210を操
作する際にどのような操作を行えばよいかを容易に判断
することができ、操作性が向上する。
【0086】<2.第2の実施の形態>次に、この発明
の第2の実施の形態について説明する。上記第1の実施
の形態では、通信機器100が制御対象となる通信機器
200において使用される制御信号に適合させて制御信
号を送信する場合について説明したが、この実施の形態
では、通信機器100において使用される制御信号を通
信機器200に対して送信し、通信機器200側で自身
の撮像カメラ210の制御に適合した制御信号に変換す
る構成例について説明する。
【0087】なお、この実施の形態においても通信シス
テム1の全体的構成は図1及び第1の実施の形態で説明
したものと同様である。また、この実施の形態でも、通
信システム1において、通信機器100が通信機器20
0の撮像カメラ210の動作を制御することにより、通
信機器100側で必要な画像を相手側通信機器200か
ら入手する場合の例について説明する。
【0088】図7は制御主体(制御する側)となる通信
機器100の内部機構の要部を示すブロック図であり、
図8は制御対象(制御される側)となる通信機器200
の内部機構の要部を示すブロック図である。なお、図7
及び図8では、上記第1の実施の形態で説明した内容と
同様構成部材については同一符号を付しており(図3及
び図4参照)、ここではその詳細な説明を省略する。
【0089】この実施の形態において制御主体となる通
信機器100には、撮像カメラ110を制御するための
撮像制御部176が設けられており、撮像制御部176
の内部には自身の撮像カメラ110を制御するための制
御情報102が予め格納されている。この制御情報10
2は、撮像カメラ110の各部(撮影方向制御部112
等)を制御する際の制御動作と制御信号とが対応づけら
れたものである。また、撮像制御部176は、撮像カメ
ラ110の動作内容を操作入力部150の各キーに割り
当てており、操作入力部150のうちの操作されたボタ
ンに応じて発生するボタン信号(操作信号)に基づいて
対応する制御信号を特定し、その制御信号を用いて撮像
カメラ110の各部を制御するように構成されている。
【0090】また、撮像カメラ検出部172aが、通信
機器200との通信接続状態において通信機器200が
撮像カメラを備えていると判断したときに、通信機器1
00の通信端末制御部172は撮像制御部176に割当
情報を送信するように指令する。そして、撮像制御部1
76は通信端末制御部172から指令を受けると、制御
情報102に基づいてボタン信号と動作内容とを対応づ
けた割当情報103を生成し、それを通信機器200に
送信する。
【0091】一方、制御対象である通信機器200に
は、通信機器100から受信する割当情報103を記憶
する制御情報記憶部273が設けられており、通信端末
制御部272は通信機器100から割当情報103を受
信すると、制御情報記憶部273に割当情報103を記
憶する。
【0092】また、撮像カメラ210の各部を制御する
撮像制御部276には、信号変換部276aが設けられ
ている。信号変換部276aは、制御情報記憶部273
から割当情報103を読み出し、通信機器100から得
られるボタン信号を通信機器200に対応した制御信号
(コード)に変換する機能を有している。そして、撮像
制御部276は、信号変換部276aによって生成され
る制御信号を用いて、通信機器200の撮像カメラ21
0を適切に動作制御するように構成されている。
【0093】一般に、通信機器100と通信機器200
とが同一機種である場合は少ないため、通信機器100
において撮像カメラ110を動作制御するために使用さ
れる制御信号と、通信機器200において撮像カメラ2
10を動作制御するために使用される制御信号とは異な
る場合が多い。このため、この実施の形態では、通信機
器100が自身におけるボタン信号と動作内容とを対応
づけた割当情報103を予め通信機器200に送信して
おくことにより、通信機器200側では、通信機器10
0において使用されるボタン信号に対応する動作内容を
特定することが可能になる。そして、通信機器100の
ユーザが通信機器200の撮像カメラ210を操作する
際に、通信機器100における操作入力部150のボタ
ン操作を行うことで、通信端末制御部172において操
作されたボタンに対応するボタン信号が発生され、その
ボタン信号を通信機器200に送信するように構成され
ている。そして、通信機器200において受信するボタ
ン信号を自身において有効な制御信号に変換して適切な
撮影動作を行うことが可能になるのである。
【0094】つまり、この実施の形態のように、制御す
る側の通信機器100が制御される側の通信機器200
に対して割当情報103を予め送信しておくことによ
り、通信機器100側では相手側通信機器200におい
て使用される制御信号を認識していなくとも、相手側通
信機器200の撮像カメラ210を適切に制御すること
ができるのである。また、制御される側の通信機器20
0においても、通信機器100から予め割当情報103
を受信して記憶しているので、その後に通信機器100
からボタン信号を受信した場合に、そのボタン信号が撮
像カメラ210のどのような動作内容に対応するかを特
定することができ、信号変換部276aにおいてその動
作内容に対応する制御信号を生成することが可能であ
る。
【0095】次に、この実施の形態における処理シーケ
ンスについて説明する。図9は、この実施の形態の通信
システム1における処理シーケンスを示すフローチャー
トである。
【0096】まず、通信機器100及び通信機器200
は、いずれか一方が他方に対して接続要求を送出するこ
とにより、互いに通信可能な状態となるように接続を開
始する(ステップS201)。
【0097】そして、通信機器100において撮像カメ
ラ検出部172aが機能し、相手側の通信機器200が
撮像カメラ210を備えているか否かを判断する(ステ
ップS202)。そして通信機器200が撮像カメラ2
10を備えていると判断した場合にはステップS203
に進み、備えていないと判断した場合にはステップS2
17に進んで、音声通信のみによる一般通話での通信状
態となる。
【0098】一方、ステップS203においては、通信
機器100が通信機器200に対して割当情報103を
送信する。通信機器200は割当情報103を受信する
と、それを制御情報記憶部273に記録する(ステップ
S204)。そして記録が終了すると、通信機器200
は通信機器100に対して割当情報の受信及び記録制御
が完了したことを伝えるための完了報告の送信を行う
(ステップS205)。
【0099】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は完了報告を受信すると、制御動作と操作方法と
を対応づけた案内画面(図5参照)を表示部120に表
示する(ステップS206)。なお、この案内画面を表
示部120に表示するタイミングは、ユーザ操作等があ
ったとき等のように、任意のタイミングで行うようにし
てもよい。この案内画面の表示により、通信機器100
のユーザは相手側通信機器200の撮像カメラ210を
操作する際に、どのような操作を行えばよいかを認識す
ることができる。特に、この実施の形態においては、相
手側通信機器200の撮像カメラ210を動作させるた
めの操作と、通信機器100自身に設けられた撮像カメ
ラ110を動作させるための操作とは一致させることが
でき、ユーザは統一された操作環境の下で撮像カメラ1
10,210の一方を操作することが可能になる。ま
た、各通信機器の仕様によっては、使えない機能が発生
する場合があるのでそれを表示すれば、通信機器100
のユーザは使えない機能がわかり便利である。
【0100】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は、相手側通信機器200の撮像カメラ210に
より画像を撮影を行うための第2のモードに切り換えが
行われたか否かを判断し(ステップS207)、切り換
えが行われていればステップS208に進む一方、行わ
れていなければステップS218に進んで一般通話によ
る接続となる。
【0101】ステップS208では、通信機器100の
ユーザはステップS206で表示された案内画面を参照
し、相手側通信機器200の撮像カメラ210を動作さ
せるために操作キー150に含まれるキーを操作する。
【0102】この操作により、通信端末制御部172は
操作されたボタンキーに対応するボタン信号を発生さ
せ、そのボタン信号を相手側通信機器200へと送信す
る(ステップS209)。
【0103】通信機器200は、通信機器100よりボ
タン信号を受信すると、既に受信記録済みの割当情報1
03に基づいて、撮像カメラ210に対して要求されて
いる動作内容を特定し、その動作内容に応じた制御信号
を発生させる(ステップS210)。つまり、ボタン信
号を通信機器200において有効な制御信号(コード)
に変換するのである。
【0104】そして撮像制御部276は信号変換部27
6aにおいて生成された制御信号に基づいて、撮像カメ
ラ210を動作制御し、制御信号に基づいた撮影動作を
行う(ステップS211)。この結果、通信機器200
の撮像カメラ210は、通信機器100からの指示に適
合した画像を撮影することになる。
【0105】そして、通信機器200は撮影して得られ
た画像を変調して通信機器100に送信する(ステップ
S212)。これにより、通信機器100は相手側通信
機器200より画像を受信することとなり、その受信し
た画像を復調する(ステップS213)。そして、通信
機器100は受信した画像を表示部120に表示するこ
とにより、ユーザに相手側で撮影した画像を確認させる
ことができる(ステップS214)。
【0106】そしてステップS215に進み、通信機器
100の通信端末制御部172は次のキー操作が行われ
たか否かを判断する。そして、次のキー操作が行われた
場合には、ステップS209からの処理を繰り返すこと
となり、相手側通信機器200に設けられた撮像カメラ
210の動作制御を行う。
【0107】一方、次のキー操作が行われなかった場合
にはステップS216に進んで、一般通話による接続と
なる。また、一般通話と画像転送制御は同時に行われて
もよい。
【0108】このように第2の実施の形態の通信システ
ム1では、通信機器100が、相手側通信機器200と
の通信接続時に、相手側通信機器200が撮像カメラ2
10を備えているか否かを検知し、相手側通信機器20
0が撮像カメラ210を備えている場合に、相手側通信
機器200に対して撮像カメラ210を動作させる際の
動作内容とボタン信号とが対応づけられた割当情報10
3を予め送信するように構成されている。そして、相手
側の通信機器200に設けられた撮像カメラ210を制
御する際には、ユーザに操作されるボタンキーに応じて
ボタン信号を発生させ、それを相手側の通信機器200
へと送信するだけで適切に相手側の撮像カメラ210を
動作制御することができる。
【0109】また、制御される側となる通信機器200
は、通信機器100から受信する割当情報103を記録
しておき、通信機器100からボタン信号を受信したと
きに割当情報103を参照することで、そのボタン信号
に対応する動作内容を簡単に特定することができる。こ
のため、通信機器100から受信するボタン信号に基づ
いて、撮像カメラ210を制御して撮影動作を行うこと
が可能となっている。
【0110】以上のことから、この実施の形態において
も、通信機器100を操作することにより、相手側の通
信機器200に設けられた撮像カメラ210を動作制御
することができ、通信機器100側で比較的容易に所望
する画像を入手することが可能になる。
【0111】<3.第3の実施の形態>次に、この発明
の第3の実施の形態について説明する。上記第1及び第
2の実施の形態では、互いに通信可能として接続された
2つの通信機器が、相手側の撮像カメラを動作制御して
所望の画像を撮影・取得するという形態について説明し
た。ところが、通信機器のユーザからすれば、相手側の
通信機器によって勝手に自身の撮像カメラの制御が行わ
れて、周囲の画像を取り込まれることに不都合がある場
合も考えられる。そこで、この実施の形態では、相手側
による撮像カメラの制御を許可したり、拒否したりする
ための機能を設けた構成例について説明する。
【0112】なお、この実施の形態においても通信シス
テム1の全体的構成は図1及び第1の実施の形態で説明
したものと同様である。また、この実施の形態でも、通
信システム1において、通信機器100が通信機器20
0の撮像カメラ210の動作を制御することにより、通
信機器100側で必要な画像を相手側通信機器200か
ら入手する場合の例について説明する。
【0113】制御主体(制御する側)となる通信機器1
00の内部構造は、第2の実施の形態において説明した
ものと同様であり、通信機器100は相手側通信機器2
00に対して割当情報103を送信し、その後にボタン
信号を送信することで撮像カメラ210の動作制御を行
うように構成されている。ただし、この実施の形態にお
いては、通信機器100は割当情報103を送信する際
に、通信機器100に固有の識別情報をも送信するよう
に構成されている。
【0114】図10は制御対象(制御される側)となる
通信機器200の内部機構の要部を示すブロック図であ
る。なお、図10では、上記各実施の形態で説明した内
容と同様構成部材については同一符号を付しており、こ
こではその詳細な説明を省略する。
【0115】通信機器200の操作入力部250には、
相手側からの撮像カメラ210の制御を許可するか否か
を選択するための撮像許可入力部254が設けられてお
り、また、通信端末制御部272には相手側による撮像
制御を許可するか拒否するかを判定する撮像制御許可部
272bが設けられている。
【0116】また、通信端末制御部272には撮影制御
を許可することが設定された識別情報が予めテーブルデ
ータ化されており、通信機器100から割当情報103
と共に識別情報を取得すると、テーブルデータ化された
識別情報の中に受信した識別情報と一致するものが存在
するか否かを判定する。
【0117】そして一致する識別情報が存在する場合に
は、通信機器100からの割当情報103を制御情報記
憶部273に記録し、通信機器100による撮像カメラ
210の動作制御を許可状態に設定する。
【0118】一方、一致する識別情報が存在しない場合
には、通信端末制御部272は表示制御部274を介し
て表示部220に撮影許可確認表示を行い、ユーザに対
して相手側から撮像制御の要求がある旨を通知する。
【0119】そして、ユーザは撮像許可入力部254よ
り撮像制御を許可するか拒否するかの選択入力を行う。
撮像制御許可部272bは許可入力が得られた場合に
は、通信機器100からの割当情報103を制御情報記
憶部273に記録し、通信機器100による撮像カメラ
210の動作制御を許可状態に設定する。これに対して
拒否入力であった場合には、撮像カメラ210の動作制
御を拒否状態に設定する。
【0120】また、通信端末制御部272が通信機器1
00からボタン信号を受信した場合には、撮像制御許可
部272bは、撮像制御の許可状態にあるか否かを判定
し、受信したボタン信号を撮像制御部276へと伝達す
るか否かを決定する。
【0121】例えば、相手側による撮像制御が許可状態
にあれば、通信端末制御部272が通信機器100から
ボタン信号を受信すると、そのボタン信号は撮像制御部
276へと適切に伝達され、撮像制御部276による信
号変換が行われて撮像カメラ210の動作制御が行われ
る。
【0122】これに対して、相手側による撮像制御が拒
否状態にあれば、通信端末制御部272が通信機器10
0からボタン信号を受信したとしても、そのボタン信号
は撮像制御部276に伝達されず、撮像制御部276に
よる撮像カメラ210の動作制御は行われない。
【0123】つまり、この実施の形態においては、撮像
制御許可部272bが、相手側通信機器100の識別情
報に基づいて自動的に撮像制御の許可又は拒否を行った
り、撮像許可入力部254に対する操作に応じて手動的
に撮像制御の許可又は拒否を行うように構成されてい
る。
【0124】次に、この実施の形態における処理シーケ
ンスについて説明する。図11は、この実施の形態の通
信システム1における第1の処理シーケンスとして自動
的に撮像許可を行う場合の処理シーケンスを示すフロー
チャートである。
【0125】まず、通信機器100及び通信機器200
は、いずれか一方が他方に対して接続要求を送出するこ
とにより、互いに通信可能な状態となるように接続を開
始する(ステップS301)。
【0126】そして、通信機器100において撮像カメ
ラ検出部172aが機能し、相手側の通信機器200が
撮像カメラ210を備えているか否かを判断する(ステ
ップS302)。そして通信機器200が撮像カメラ2
10を備えていると判断した場合にはステップS303
に進み、備えていないと判断した場合にはステップS3
19に進んで、音声通信のみによる一般通話での通信状
態となる。
【0127】一方、ステップS303においては、通信
機器100が通信機器200に対して割当情報103を
送信する。このとき、通信機器100に固有の識別情報
も同時に送信する。通信機器200は識別情報を受信す
ると、それを対象にテーブルデータを検索する(ステッ
プS304)。そして、テーブルデータの中に合致する
識別情報が存在する場合には通信機器100による撮像
カメラ210の撮像制御を許可状態としてステップS3
05へと進み、存在しない場合にはステップS319に
進んで一般通話での通信状態となる。
【0128】ステップS305では、通信機器200は
割当情報103を制御情報記憶部273に記録する(ス
テップS305)。そして記録が終了すると、通信機器
200は通信機器100に対して割当情報の受信及び記
録制御が完了したことを伝えるための完了報告の送信を
行う(ステップS306)。
【0129】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は完了報告を受信すると、制御動作と操作方法と
を対応づけた案内画面を表示部120に表示する(ステ
ップS307)。
【0130】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は、相手側通信機器200の撮像カメラ210に
より画像を撮影を行うための第2のモードに切り換えが
行われたか否かを判断し(ステップS308)、切り換
えが行われていればステップS309に進む一方、行わ
れていなければステップS318に進んで一般通話によ
る接続となる。
【0131】ステップS309では、通信機器100の
ユーザはステップS307で表示された案内画面を参照
し、相手側通信機器200の撮像カメラ210を動作さ
せるためにテンキー153に含まれるキーを操作する。
【0132】この操作により、通信端末制御部172は
操作されたボタンキーに対応するボタン信号を発生さ
せ、そのボタン信号を相手側通信機器200へと送信す
る(ステップS310)。
【0133】通信機器200は、通信機器100よりボ
タン信号を受信すると、既に受信記録済みの割当情報1
03に基づいて、撮像カメラ210に対して要求されて
いる動作内容を特定し、その動作内容に応じた制御信号
を発生させる(ステップS311)。つまり、ボタン信
号を通信機器200において有効な制御信号(コード)
に変換するのである。
【0134】そして撮像制御部276は信号変換部27
6aにおいて生成された制御信号に基づいて、撮像カメ
ラ210を動作制御し、制御信号に基づいた撮影動作を
行う(ステップS312)。この結果、通信機器200
の撮像カメラ210は、通信機器100からの指示に適
合した画像を撮影することになる。
【0135】そして、通信機器200は撮影して得られ
た画像を変調して通信機器100に送信する(ステップ
S313)。これにより、通信機器100は相手側通信
機器200より画像を受信することとなり、その受信し
た画像を復調する(ステップS314)。そして、通信
機器100は受信した画像を表示部120に表示するこ
とにより、ユーザに相手側で撮影した画像を確認させる
ことができる(ステップS315)。
【0136】そしてステップS316に進み、通信機器
100の通信端末制御部172は次のキー操作が行われ
たか否かを判断する。そして、次のキー操作が行われた
場合には、ステップS310からの処理を繰り返すこと
となり、相手側通信機器200に設けられた撮像カメラ
210の動作制御を行う。
【0137】一方、次のキー操作が行われなかった場合
にはステップS317に進んで、一般通話による接続と
なる。
【0138】次に、図12は、この実施の形態の通信シ
ステム1における第2の処理シーケンスとして手動的に
撮像許可を行う場合の処理シーケンスを示すフローチャ
ートである。
【0139】まず、通信機器100及び通信機器200
は、いずれか一方が他方に対して接続要求を送出するこ
とにより、互いに通信可能な状態となるように接続を開
始する(ステップS401)。
【0140】そして、通信機器100において撮像カメ
ラ検出部172aが機能し、相手側の通信機器200が
撮像カメラ210を備えているか否かを判断する(ステ
ップS402)。そして通信機器200が撮像カメラ2
10を備えていると判断した場合にはステップS403
に進み、備えていないと判断した場合にはステップS4
20に進んで、音声通信のみによる一般通話での通信状
態となる。
【0141】一方、ステップS403においては、通信
機器100が通信機器200に対して割当情報103を
送信する。通信機器200は割当情報103を取得する
と、撮像許可入力部254によって撮像制御の拒否状態
となっているか否かを判断し(ステップS404)、拒
否状態となっている場合にはステップS420に進み、
拒否状態となっていない場合にはステップS405に進
む。
【0142】ステップS405では、通信機器200
は、表示部220に撮影許可確認表示を行い、ユーザに
対して撮像許可入力部254を操作するように促す。そ
して、ユーザが相手側による撮像制御を拒否する場合に
は、撮像制御の拒否に関する選択入力を行う。
【0143】ステップS406においては、通信機器2
00がユーザによって撮像制御の拒否に関する選択入力
が行われたか否かを判断し、行われた場合にはステップ
S420に進んで一般通話となる一方、行われていない
場合にはステップS407に進む。
【0144】ステップS407においては、通信機器2
00がユーザによって撮像制御の許可に関する選択入力
が行われたか否かを判断し、行われた場合にはステップ
SステップS408に進んで撮像制御の許可状態とする
一方、行われていない場合にはステップS405に戻っ
て撮影許可確認表示を繰り返す。
【0145】ステップS408では、通信機器200は
受信した割当情報103を制御情報記憶部273に記録
する。そして記録が終了すると、通信機器200は通信
機器100に対して割当情報103の受信及び記録制御
が完了したことを伝えるための完了報告の送信を行う
(ステップS409)。
【0146】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は完了報告を受信すると、制御動作と操作方法と
を対応づけた案内画面を表示部120に表示する(ステ
ップS410)。
【0147】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は、相手側通信機器200の撮像カメラ210に
より画像を撮影を行うための第2のモードに切り換えが
行われたか否かを判断し(ステップS411)、切り換
えが行われていればステップS412に進む一方、行わ
れていなければステップS420に進んで一般通話によ
る接続となる。
【0148】ステップS412では、通信機器100の
ユーザはステップS307で表示された案内画面を参照
し、相手側通信機器200の撮像カメラ210を動作さ
せるためにテンキー153に含まれるキーを操作する。
【0149】この操作により、通信端末制御部172は
操作されたボタンキーに対応するボタン信号を発生さ
せ、そのボタン信号を相手側通信機器200へと送信す
る(ステップS413)。
【0150】通信機器200は、通信機器100よりボ
タン信号を受信すると、既に受信記録済みの割当情報1
03に基づいて、撮像カメラ210に対して要求されて
いる動作内容を特定し、その動作内容に応じた制御信号
を発生させる(ステップS414)。つまり、ボタン信
号を通信機器200において有効な制御信号(コード)
に変換するのである。
【0151】そして撮像制御部276は信号変換部27
6aにおいて生成された制御信号に基づいて、撮像カメ
ラ210を動作制御し、制御信号に基づいた撮影動作を
行う(ステップS415)。この結果、通信機器200
の撮像カメラ210は、通信機器100からの指示に適
合した画像を撮影することになる。
【0152】そして、通信機器200は撮影して得られ
た画像を変調して通信機器100に送信する(ステップ
S416)。これにより、通信機器100は相手側通信
機器200より画像を受信することとなり、その受信し
た画像を復調する(ステップS417)。そして、通信
機器100は受信した画像を表示部120に表示するこ
とにより、ユーザに相手側で撮影した画像を確認させる
ことができる(ステップS418)。
【0153】そしてステップS419に進み、通信機器
100の通信端末制御部172は次のキー操作が行われ
たか否かを判断する。そして、次のキー操作が行われた
場合には、ステップS413からの処理を繰り返すこと
となり、相手側通信機器200に設けられた撮像カメラ
210の動作制御を行う。
【0154】一方、次のキー操作が行われなかった場合
にはステップS420に進んで、一般通話による接続と
なる。
【0155】なお、この処理シーケンスでは、ステップ
S420において一般通話中であっても、通信機器10
0のユーザが所定の操作入力を行うことにより、ステッ
プS403に戻って相手側通信機器200の撮像カメラ
210を撮像制御する処理手順に戻ることができるよう
になっている。
【0156】以上のように、通信システム1において自
動的に撮像許可を行う場合と、手動的に撮像許可を行う
場合との2つの処理シーケンスについて説明したが、こ
れを1つの処理シーケンスに実現することも容易であ
る。
【0157】このように第3の実施の形態の通信システ
ム1では、制御対象となる通信機器200が相手側通信
機器100との通信接続状態での、相手側通信機器10
0による撮像カメラ210の制御動作を許可又は拒否す
るように構成されているので、通信機器200が、相手
側の通信機器100によって自身の撮像カメラ210の
制御が行われることを防止することができる。
【0158】また、通信機器200の撮像制御許可部2
72bを、相手側通信機器100との通信接続状態にお
いて、相手側通信機器100から識別情報を取得し、そ
の識別情報が予め記憶されている識別情報に一致する場
合に、撮像カメラ210の制御動作を許可するように構
成することで、撮像カメラ210の撮像制御を許可する
通信機器100を予め登録しておけば、それ以外の通信
機器と接続状態になったとしても撮像カメラ210を制
御されることはない。
【0159】また、相手側通信機器100との通信接続
状態において、撮像カメラ210に対する制御動作の許
可又は拒否に関する指示を、撮像制御許可部272bに
与えるように、操作入力部250に撮像許可入力部25
4が設けられているため、通信機器200のユーザが自
らの意志により、相手側通信機器100による撮像制御
を許可したり、拒否したりすることができる。
【0160】特に、操作入力部250の撮像許可入力部
254によって、相手側からの撮像カメラ210の制御
を拒否する選択が常時行われている場合には、相手側通
信機器との接続の有無にかかわらず、撮像制御許可部2
72bに対して常に撮像カメラ210に対する制御動作
の拒否を指示することとなるため、相手側との通信接続
状態となったとき(例えば、電話がかかってきたとき
等)にあわてて撮像許可入力部254の操作を行う必要
がなく、操作性が向上する。
【0161】なお、この実施の形態においては、制御主
体となる通信機器100が制御対象となる通信機器20
0に対して割当情報103を送信する構成例について説
明したが、第1の実施の形態と同様に、制御情報202
を制御対象となる通信機器200から受信して撮像制御
を行うように構成してもよい。
【0162】<4.第4の実施の形態>次に、この発明
の第4の実施の形態について説明する。上記各実施の形
態では、通信機器100,200のそれぞれが携帯電話
機である場合を一例として説明したが、上記各実施の形
態で説明した内容は、いわゆる設置型TV電話機等につ
いても適用することができる。なお、以下の説明におい
て、上述した構成部材と同様の構成部材については同一
符号を付しており、ここでの説明は省略する。
【0163】図13は、第4の実施の形態における通信
システム1aの構成を示す概略図である。図13に示す
ように、この通信システム1aにおいては、2つの通信
機器(通信装置)100,200aが管理局3を介して
互いに情報を送受信することが可能なように構成されて
いる。なお、管理局3と通信機器200aとは伝送線5
により有線接続されている。
【0164】図14は、通信機器200aの外観を示す
図である。図14に示すように通信機器200aはいわ
ゆる設置型TV電話機として機能するものであり、一般
家庭等に設置される。通信機器200aの上面側には、
FAX(ファクシミリ)機能により受信した文書等を印
刷出力するプリンタ280と、室内等を撮影するために
設けられ、パン動作、ティルト動作、ズーミング、静止
画レリーズ、動画撮影を行うことの可能な撮像カメラ2
10とが配置されている。また、通信機器200aの正
面側には、液晶ディスプレイ等で構成される表示部22
0と、音声入力部230及び音声出力部240とを備え
た受話器とが配置される。さらにその下段側には、通話
者(ユーザ)が所望する動作を入力するための操作入力
部250として複数のボタンキーが配置されている。
【0165】なお、他方の通信機器100については、
図2にて既に説明したものと同様である。
【0166】図13に戻り、通信機器200aは、撮像
カメラ210、表示部220、音声入力部230、音声
出力部240、操作入力部250及びプリンタ280の
各部を制御するための制御部270と、伝送線5を介し
て管理局3との情報の送受信を行うための送受信部26
0とを内部機能として有している。また、制御部270
は、FAX機能278と留守番電話機能277と撮像制
御許可部272bとしての機能を有している。FAX機
能278は、相手側通信機器100から文書情報を受信
した場合にそれを印刷する機能である。また、留守番電
話機能277は、ユーザによる設定操作によって作用す
るものであって、留守状態であるときに受信すると、自
動応答する機能である。また、撮像許可制御部272b
は上記第3の実施の形態で説明したものと同様である。
【0167】このような通信システム1aにおいて、例
えば通信機器100のユーザが自宅に設置した通信機器
200aを介して自宅内の様子を確認したいような場合
もあり、そのような場合に通信機器100から通信機器
200aの撮像カメラ210を動作制御することで、通
信機器100側で必要な画像を通信機器200aから入
手する場合の処理シーケンスについて説明する。
【0168】図15は、この実施の形態の通信システム
1aにおける処理シーケンスを示すフローチャートであ
る。
【0169】まず、通信機器100から通信機器200
aに対して接続要求を送出することにより、互いに通信
可能な状態となるように接続を開始する(ステップS5
01)。
【0170】そして、通信機器200aの留守番電話機
能277が有効に機能しているときにはステップS50
3に進み、留守番電話機能277が機能していないとき
はステップS519に進んで音声通信による一般通話に
終始する(ステップS503)。
【0171】ステップS503に進んだ場合には、通信
機器100において撮像カメラ検出部172aが機能
し、相手側の通信機器200aが撮像カメラ210を備
えているか否かを判断する。そして通信機器200aが
撮像カメラ210を備えていると判断した場合にはステ
ップS504に進み、備えていないと判断した場合には
ステップS520に進んで、留守番電話機能277によ
る伝言入力モードへと移行する。
【0172】ステップS504に進んだ場合には、通信
機器100が通信機器200aに対して割当情報103
を送信する。このとき、通信機器100は固有の識別情
報も同時に送信する。通信機器200aは識別情報を受
信すると、それを対象にテーブルデータを検索する(ス
テップS505)。そして、テーブルデータの中に合致
する識別情報が存在する場合には通信機器100による
撮像カメラ210の撮像制御を許可状態としてステップ
S506へと進み、存在しない場合にはステップS52
0に進んで伝言入力モードとなる。
【0173】ステップS506では、通信機器200a
は割当情報103を制御情報記憶部273に記録する。
そして記録が終了すると、通信機器200aは通信機器
100に対して割当情報103の受信及び記録制御が完
了したことを伝えるための完了報告の送信を行う(ステ
ップS507)。
【0174】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は完了報告を受信すると、制御動作と操作方法と
を対応づけた案内画面を表示部120に表示する(ステ
ップS508)。
【0175】そして、通信機器100の通信端末制御部
172は、通信機器200aに対して画像の撮影を行う
モードに切り換えを行うための制御許可信号を送出し、
通信機器200aの撮像カメラ210を動作制御可能状
態にする(ステップS509)。通信機器200aは、
この制御許可信号を受信すると、撮像カメラ210の制
御動作を許可するように構成されている。
【0176】ステップS510では、通信機器100の
ユーザはステップS508で表示された案内画面を参照
し、相手側通信機器200aの撮像カメラ210を動作
させるためにテンキー153に含まれるキーを操作す
る。
【0177】この操作により、通信端末制御部172は
操作されたボタンキーに対応するボタン信号を発生さ
せ、そのボタン信号を相手側通信機器200aへと送信
する(ステップS511)。
【0178】通信機器200aは、通信機器100より
ボタン信号を受信すると、既に受信記録済みの割当情報
103に基づいて、撮像カメラ210に対して要求され
ている動作内容を特定し、その動作内容に応じた制御信
号を発生させる(ステップS512)。つまり、ボタン
信号を通信機器200aにおいて有効な制御信号(コー
ド)に変換するのである。
【0179】そして撮像制御部276は信号変換部27
6aにおいて生成された制御信号に基づいて、撮像カメ
ラ210を動作制御し、制御信号に基づいた撮影動作を
行う(ステップS513)。この結果、通信機器200
aの撮像カメラ210は、通信機器100からの指示に
適合した画像を撮影することになる。
【0180】そして、通信機器200aは撮影して得ら
れた画像を変調して通信機器100に送信する(ステッ
プS514)。これにより、通信機器100は相手側通
信機器200aより画像を受信することとなり、その受
信した画像を復調する(ステップS515)。そして、
通信機器100は受信した画像を表示部120に表示す
ることにより、ユーザに相手側で撮影した画像を確認さ
せることができる(ステップS516)。
【0181】そしてステップS517に進み、通信機器
100の通信端末制御部172は次のキー操作が行われ
たか否かを判断する。そして、次のキー操作が行われた
場合には、ステップS511からの処理を繰り返すこと
となり、相手側通信機器200aに設けられた撮像カメ
ラ210の動作制御を行う。
【0182】一方、次のキー操作が行われなかった場合
にはステップS518に進んで、接続状態を終了させ
る。
【0183】このように、この実施の形態の通信システ
ム1aにおいては、通信機器100から留守番電話機能
277が作用している通信機器200aに設けられた撮
像カメラ210を動作制御することができるようになっ
ており、通信機器100のユーザが自宅の室内の様子を
外出先から確認することが可能となる。
【0184】<5.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は上記説明した内容の
ものに限定されるものではない。
【0185】上記各実施の形態では、制御主体となる通
信機器100のユーザが主としてテンキー153を操作
することによって相手側通信機器200,200aの撮
像カメラ210を動作制御する例について説明したが、
これに限定されるものではない。制御主体となる通信機
器100において撮像カメラ110を備えている場合で
あって、その撮像カメラ210を操作するために専用の
撮影用ボタンが配置されている場合には、相手側通信機
器200,200aを動作制御する際にもその撮影用ボ
タンを操作することで撮像カメラ210の動作制御を行
うように構成すれば、通信機器100のユーザが通信機
器100に設けられた撮像カメラ110を動作制御する
際の操作を、通信機器100に設けられた撮像カメラ1
10に対する操作内容と同一の操作内容とすることがで
きるので、操作性の向上を図ることが可能である。
【0186】また、上記各実施の形態では、通信機器1
00が制御主体として機能し、通信機器200,200
aが制御対象として機能する場合について例示したが、
これらの関係は逆であってもよい。
【0187】また、上記各実施の形態では、互いに通信
可能となって接続される2つの通信機器100,200
の双方について撮像カメラが設けられている例について
説明したが、制御主体となる通信機器100には少なく
とも画像を表示するための表示部120が設けられてい
れば、撮像カメラは必須のものではない。
【0188】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、相手側通信機器との通信接続時に、相手
側通信機器が撮像手段を備えているか否かを検知し、相
手側通信機器が撮像手段を備えていることを検知した場
合に、相手側通信機器に対して撮像手段を制御するため
の制御情報の送信要求を行い、その結果得られる制御情
報に基づいて、相手側通信機器に対して、撮像手段を制
御するための制御信号を送信するように構成されている
ため、相手側通信機器に適合した制御信号を送出して撮
像手段を動作制御することができる。したがって、画像
受信側となる通信装置において必要な画像を容易に入手
することの可能になる。
【0189】請求項2に記載の発明によれば、相手側通
信機器から受信して得られる画像を表示する表示手段を
備えているため、必要な画像を容易に入手してそれを表
示することができる。
【0190】請求項3に記載の発明によれば、制御情報
に含まれる制御信号を複数の操作部に割り付けるように
構成されているため、操作部を操作するだけで、相手側
通信機器の撮像手段を動作制御することができ、画像受
信側で必要な画像を入手することができる。
【0191】請求項4に記載の発明によれば、複数の操
作部が相手側通信機器を特定するための番号入力用操作
部であるため、通信機器に設けられた必要最小限の操作
部で相手側通信機器の撮像手段を動作させるような操作
入力を行うことができる。
【0192】請求項5に記載の発明によれば、複数の操
作部が自身に設けられた撮像手段を動作させるために設
けられた撮影用操作部であるため、操作性が向上する。
【0193】請求項6に記載の発明によれば、通信相手
機機器との通信接続時に、相手側通信機器が撮像手段を
備えているか否かを検知し、相手側通信機器が撮像手段
を備えていることを検知した場合に、相手側通信機器に
対して、撮像手段の動作内容と操作信号とを対応づけた
割当情報を送信し、所定の操作入力手段からの入力情報
に基づいて、操作信号を発生させ、相手側通信機器へ送
信するように構成されているため、相手側通信機器に適
合した制御信号を送出することなく、相手側通信機器の
撮像手段を動作制御することができる。したがって、画
像受信側となる通信装置において必要な画像を容易に入
手することの可能になる。
【0194】請求項7に記載の発明によれば、操作入力
手段は相手側通信機器と通信を行うために相手側通信機
器を特定するための番号入力用操作部であるため、通信
機器に設けられた必要最小限の操作部で相手側通信機器
の撮像手段を動作させるような操作入力を行うことがで
きる。
【0195】請求項8に記載の発明によれば、相手側通
信機器から受信して得られる画像を表示する表示手段を
備えているため、必要な画像を容易に入手してそれを表
示することができる。
【0196】請求項9に記載の発明によれば、操作入力
手段は自身に設けられた撮像手段を動作させるために設
けられた撮影用操作部であるため、操作性が向上する。
【0197】請求項10に記載の発明によれば、相手側
通信機器における撮像手段と、自身における撮像手段と
のうちのいずれを操作するかを切り換えるように構成さ
れているため、いずれの撮像手段によって撮影を行うか
を選択することができる。
【0198】請求項11に記載の発明によれば、相手側
通信機器の撮像手段を制御する際の動作内容は、ズーミ
ング、パン、ティルト、静止画レリーズ、動画撮影開始
又は動画撮影終了であるため、相手側通信機器において
種々の画像を取り込むことができる。
【0199】請求項12に記載の発明によれば、相手側
通信機器から得られる、撮像手段の動作内容と操作信号
とが対応づけた割当情報を記憶しておき、相手側通信機
器から操作信号を受信すると、割当情報を参照して撮像
手段の動作内容を特定し、当該動作内容となるように撮
像手段を制御するように構成されているため、相手側通
信機器の操作信号から動作内容を特定して適切な撮影動
作を行うことができる。
【0200】請求項13に記載の発明によれば、特定し
た撮像手段の動作内容に基づいて、自身に有効な制御信
号への変換を行い、当該制御信号を用いて撮像手段を制
御するように構成されているため、相手側通信機器の操
作信号から適切な撮影動作を行うことが可能になる。
【0201】請求項14に記載の発明によれば、相手側
通信機器との通信接続状態での、制御手段による撮像手
段の制御動作を許可又は拒否するように構成されている
ため、相手側通信機器によって撮影が行われることを許
可したり、拒否したりすることができる。
【0202】請求項15に記載の発明によれば、相手側
通信機器との通信接続状態において、相手側通信機器か
ら識別情報を取得し、その識別情報が予め記憶されてい
る識別情報に一致する場合に、撮像手段の制御動作を許
可するように構成されているため、識別情報の記憶され
ていない通信機器から撮影制御が行われることを防止す
ることができる。
【0203】請求項16に記載の発明によれば、相手側
通信機器との通信接続状態において、撮像手段に対する
制御動作の許可又は拒否に関する指示を与えるように構
成されているため、ユーザが相手側通信機器による撮影
制御を許可したり、拒否したりすることができる。
【0204】請求項17に記載の発明によれば、相手側
通信機器との接続の有無にかかわらず、撮像手段に対す
る制御動作の拒否を指示するように構成されているた
め、接続開始時に、操作にあわてることがなく、操作性
が向上する。
【0205】請求項18に記載の発明によれば、相手側
通信機器から所定の制御許可信号を受信したときに、撮
像手段の制御動作を許可するように構成されているた
め、外部から撮影動作を許可状態にすることができる。
【0206】請求項19に記載の発明によれば、制御動
作が、ズーミング、パン、ティルト、静止画レリーズ、
動画撮影開始又は動画撮影終了の動作であるため、相手
側通信機器において種々の画像を取り込むことができ
る。
【0207】請求項20に記載の発明によれば、撮影モ
ード時には、相手側通信機器と通信を行うために相手側
通信機器を特定するための複数の番号入力用操作部が、
撮像手段の動作内容を入力する操作入力手段として機能
するため、通信機器に設けられた必要最小限のボタンで
相手側通信機器の撮像手段を動作させるような操作入力
を行うことができる。
【0208】請求項21に記載の発明によれば、撮像手
段の動作内容が、ズーミング、パン、ティルト、静止画
レリーズ、動画撮影開始又は動画撮影終了であるため、
相手側通信機器において種々の画像を取り込むことがで
きる。
【0209】請求項22に記載の発明によれば、第2の
通信機器が、第1の通信機器との接続状態において、撮
像手段を制御するための制御情報を第1の通信機器に対
して送信し、第1の通信機器がその制御情報に基づいて
第2の通信機器に対し、撮像手段を制御するための制御
信号を送信することによって、撮像手段を制御するよう
に構成されているため、第1の通信機器が第2の通信機
器に適合した制御信号を送出して撮像手段を動作制御す
ることができる。したがって、第1の通信機器において
必要な画像を容易に入手することの可能になる。
【0210】請求項23に記載の発明によれば、第1の
通信機器が第2の通信機器から送信された画像を表示す
る表示手段を備えているため、必要な画像を容易に入手
してそれを表示することができる。
【0211】請求項24に記載の発明によれば、第1の
通信機器が、第2の通信機器に対して、第1の撮像手段
に関する動作内容と操作信号とを対応づけた割当情報を
送信し、第2の通信機器が、割当情報を記憶しておき、
第1の通信機器から操作信号を受信すると、割当情報を
参照して撮像手段の動作内容を特定し、当該動作内容と
なるように第2の撮像手段を制御するように構成されて
いるため、第1の通信機器が第2の通信機器に適合した
制御信号を送出することなく、第2の通信機器の撮像手
段を動作制御することができる。したがって、第1の通
信機器において必要な画像を容易に入手することの可能
になる。
【0212】請求項25に記載の発明によれば、第2の
通信機器が第1の通信機器との通信接続状態での、制御
手段による撮像手段の制御動作を許可又は拒否するよう
に構成されているため、第2の通信機器において相手側
通信機器による撮影制御を許可したり、拒否したりする
ことができる。
【0213】請求項26に記載の発明によれば、第1の
通信機器が第2の通信機器から送信された画像を表示す
る表示手段を備えているため、入手した画像を表示する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における通信システムの構成
を示す概略図である。
【図2】通信機器の外観の一例を示す図である。
【図3】制御主体となる通信機器の内部機構の要部を示
すブロック図である。
【図4】制御対象となる通信機器の内部機構の要部を示
すブロック図である。
【図5】操作内容とカメラ動作との対応関係が示された
案内画面の一例を示す図である。
【図6】第1の実施の形態の通信システムにおける処理
シーケンスを示すフローチャートである。
【図7】制御主体となる通信機器の内部機構の要部を示
すブロック図である。
【図8】制御対象となる通信機器の内部機構の要部を示
すブロック図である。
【図9】第2の実施の形態の通信システムにおける処理
シーケンスを示すフローチャートである。
【図10】制御対象となる通信機器の内部機構の要部を
示すブロック図である。
【図11】第3の実施の形態の通信システムにおける第
1の処理シーケンスとして自動的に撮像許可を行う場合
の処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図12】第3の実施の形態の通信システムにおける第
2の処理シーケンスとして手動的に撮像許可を行う場合
の処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図13】第4の実施の形態における通信システムの構
成を示す概略図である。
【図14】通信機器の外観の一例を示す図である。
【図15】第4の実施の形態の通信システムにおける処
理シーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1a 通信システム 100,200,200a 通信機器(通信装置) 110,210 撮像カメラ(撮像手段) 120,220 表示部(表示手段) 150,250 操作入力部(操作入力手段) 153 テンキー(番号入力用操作部) 172,272 通信端末制御部(制御情報送信要手
段、制御信号送信手段、機能割付手段等) 172a 撮像カメラ検出部(検知手段) 173,273 制御情報記憶部(記憶手段) 176,276 撮像制御部(制御手段) 102,202 制御情報 103 割当情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑名 稔 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 本田 努 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 石丸 和彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 長田 英喜 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA12 AB65 AC03 AC32 AC42 AC72 AC77 5C064 AA01 AB03 AB04 AC04 AC06 AC12 AC16 AD08 5K067 AA34 BB04 BB28 DD17 DD27 DD52 EE25 FF23 HH23 HH24 KK15 5K101 KK01 LL12 NN01 NN18

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側通信機器と通信を行う通信装置で
    あって、 前記相手側通信機器との通信接続時に、前記相手側通信
    機器が撮像手段を備えているか否かを検知する検知手段
    と、 前記検知手段が前記相手側通信機器が前記撮像手段を備
    えていることを検知した場合に、前記相手側通信機器に
    対して前記撮像手段を制御するための制御情報の送信要
    求を行う制御情報送信要求手段と、 前記制御情報送信要求手段によって要求された前記制御
    情報を受信した後、該制御情報に基づいて、前記相手側
    通信機器に対して、前記撮像手段を制御するための制御
    信号を送信する制御信号送信手段と、 前記相手側通信機器から受信して得られる画像を表示す
    る表示手段と、を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信装置において、前
    記相手側通信機器から受信して得られる画像を表示する
    表示手段を備えることを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の通信装置において、 前記制御情報送信要求手段によって得られる前記制御情
    報を記憶する記憶手段と、 複数の操作部を有する操作入力手段と、 前記制御情報に含まれる前記制御信号を前記操作部に割
    り付ける機能割付手段と、をさらに備えることを特徴と
    する通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通信装置において、 前記複数の操作部は、前記相手側通信機器を特定するた
    めの番号入力用操作部であることを特徴とする通信装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の通信装置において、 被写体を画像として撮影する撮像手段をさらに備え、 前記複数の操作部は自身に設けられた前記撮像手段を動
    作させるために設けられた撮影用操作部であることを特
    徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 相手側通信機器と通信を行う通信装置で
    あって、 前記相手側通信機器との通信接続時に、前記相手側通信
    機器が撮像手段を備えているか否かを検知する検知手段
    と、 前記検知手段が相手側通信機器の撮像手段を備えている
    ことを検知した場合に、前記相手側通信機器に対して、
    前記撮像手段の動作内容と操作信号とを対応づけた割当
    情報を送信する割当情報送信手段と、 所定の操作入力手段からの入力情報に基づいて前記操作
    信号を発生させ、前記相手側通信機器へ送信する制御信
    号送信手段と、を備えることを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の通信装置において、 前記操作入力手段は前記相手側通信機器と通信を行うた
    めに前記相手側通信機器を特定するための番号入力用操
    作部であることを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の通信装置において、前
    記相手側通信機器から受信して得られる画像を表示する
    表示手段を備えることを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の通信装置において、 被写体を画像として撮影する撮像手段をさらに備え、 前記操作入力手段は自身に設けられた前記撮像手段を動
    作させるために設けられた撮影用操作部であることを特
    徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項5又は請求項9に記載の通信装
    置において、 前記相手側通信機器における前記撮像手段と、自身にお
    ける前記撮像手段とのうちのいずれを操作するかを切り
    換える切り換え手段をさらに備えることを特徴とする通
    信装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項8のいずれかに
    記載の通信装置において、 前記相手側通信機器の前記撮像手段を制御する際の動作
    内容は、ズーミング、パン、ティルト、静止画レリー
    ズ、動画撮影開始又は動画撮影終了であることを特徴と
    する通信装置。
  12. 【請求項12】 相手側通信機器と通信を行う通信装置
    であって、 被写体を画像として撮影する撮像手段と、 前記相手側通信機器から得られる、前記撮像手段の動作
    内容と操作信号とが対応づけられた割当情報を受信して
    記憶する割当情報記憶手段と、を備え、 前記制御手段は、前記相手側通信機器から前記操作信号
    を受信すると、前記割当情報を参照して前記撮像手段の
    動作内容を特定し、当該動作内容となるように前記撮像
    手段を制御することを特徴とする通信装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の通信装置におい
    て、 前記制御手段は、前記特定した前記撮像手段の動作内容
    に基づいて、自身に有効な制御信号への変換を行い、当
    該制御信号を用いて前記撮像手段を制御することを特徴
    とする通信装置。
  14. 【請求項14】 相手側通信機器と通信を行う通信装置
    であって、 被写体を画像として撮影する撮像手段と、 前記相手側通信機器からの制御信号に基づいて前記撮像
    手段の動作を制御する制御手段と、 前記相手側通信機器との通信接続状態での、前記制御手
    段による前記撮像手段の制御動作を許可又は拒否する判
    定手段と、を備えることを特徴とする通信装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の通信装置におい
    て、 前記判定手段は、前記相手側通信機器との通信接続状態
    において、前記相手側通信機器から識別情報を取得し、
    前記識別情報が予め記憶されている識別情報に一致する
    場合に、前記撮像手段の制御動作を許可することを特徴
    とする通信装置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の通信装置におい
    て、 前記相手側通信機器との通信接続状態において、前記撮
    像手段に対する前記制御動作の許可又は拒否に関する指
    示を、前記判定手段に与える操作入力手段、をさらに備
    えることを特徴とする通信装置。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の通信装置におい
    て、 前記相手側通信機器との接続の有無にかかわらず、前記
    判定手段に対して前記撮像手段に対する前記制御動作の
    拒否を指示する操作入力手段、をさらに備えることを特
    徴とする通信装置。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし請求項17のいずれ
    かに記載の通信装置において、 前記判定手段は、前記相手側通信機器から所定の制御許
    可信号を受信したときに、前記撮像手段の前記制御動作
    を許可することを特徴とする通信装置。
  19. 【請求項19】 請求項14ないし請求項18のいずれ
    かに記載の通信装置において、前記判定手段が許可する
    前記制御動作は、ズーミング、パン、ティルト、静止画
    レリーズ、動画撮影開始又は動画撮影終了の動作である
    ことを特徴とする通信装置。
  20. 【請求項20】 撮像手段を備えた携帯型通信装置であ
    って、 前記撮像手段を操作するための撮影モードを有し、 前記撮影モード時には、相手側通信機器と通信を行うた
    めに前記相手側通信機器を特定するための複数の番号入
    力用操作部が、前記撮像手段の動作内容を入力する操作
    入力手段として機能することを特徴とする携帯型通信装
    置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の携帯型通信装置に
    おいて、 前記撮像手段の動作内容は、ズーミング、パン、ティル
    ト、静止画レリーズ、動画撮影開始又は動画撮影終了で
    あることを特徴とする携帯型通信装置。
  22. 【請求項22】 第1の通信機器と、撮像手段を備えた
    第2の通信機器と、が互いに接続されて通信を行う通信
    システムであって、 前記第2の通信機器は、前記第1の通信機器との接続状
    態において、前記撮像手段を制御するための制御情報を
    前記第1の通信機器に対して送信し、 前記第1の通信機器は、前記制御情報に基づいて、前記
    第2の通信機器に対して、前記撮像手段を制御するため
    の制御信号を送信することによって、前記撮像手段を制
    御することを特徴とする通信システム。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の通信システムにお
    いて、 前記第1の通信機器は、前記第2の通信機器から送信さ
    れた画像を表示する表示手段を備えることを特徴とする
    通信システム。
  24. 【請求項24】 第1の撮像手段を備えた第1の通信機
    器と、第2の撮像手段を備えた第2の通信機器と、が互
    いに接続されて通信を行う通信システムであって、 前記第1の通信機器は、前記第2の通信機器に対して、
    前記第1の撮像手段に関する動作内容と操作信号とを対
    応づけた割当情報を送信し、 前記第2の通信機器は、前記割当情報を記憶しておき、
    前記第1の通信機器から前記操作信号を受信すると、前
    記割当情報を参照して前記撮像手段の動作内容を特定
    し、当該動作内容となるように前記第2の撮像手段を制
    御することを特徴とする通信システム。
  25. 【請求項25】 第1の通信機器と、撮像手段を備えた
    第2の通信機器と、が互いに接続されて通信を行う通信
    システムであって、 前記第1の通信機器は、制御信号を前記第2の通信機器
    に送信し、 前記第2の通信機器は、 前記制御信号に基づいて前記撮像手段の動作を制御する
    制御手段と、 前記第1の通信機器との通信接続状態での、前記制御手
    段による前記撮像手段の制御動作を許可又は拒否する判
    定手段と、を備えることを特徴とする通信システム。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の通信システムにお
    いて、 前記第1の通信機器は、前記第2の通信機器から送信さ
    れた画像を表示する表示手段を備えることを特徴とする
    通信システム。
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