JP2002051269A - 光検出装置 - Google Patents

光検出装置

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JP2002051269A JP2000232006A JP2000232006A JP2002051269A JP 2002051269 A JP2002051269 A JP 2002051269A JP 2000232006 A JP2000232006 A JP 2000232006A JP 2000232006 A JP2000232006 A JP 2000232006A JP 2002051269 A JP2002051269 A JP 2002051269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力した光像における動体の輪郭を抽出する
光検出装置であって1画素当たりに占める回路部占有面
積が小さいものを提供する。 【解決手段】 N個のユニット1001〜100Nおよび
輪郭抽出回路40を備える。各ユニット100nは、互
いに同様の構成であって、M個の光検出セル101 ,n
10M,n、積分回路20n、A/D変換回路30n、スイ
ッチ素子SWn01、スイッチ素子SWn02およびスイッチ
素子SWn03を備える。M×N個の光検出セル101,1
10M,NはM行N列に2次元配列されており、光検出セ
ル10m,nは第m行第n列に位置している。積分回路2
nの積分容量部の容量値は、光検出セル10m,nのセル
容量部の容量値と等しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力した光像にお
ける動体の輪郭を抽出する光検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】CMOS技術を用いた光検出装置は、低
コストであって、A/D変換回路や周辺デジタル回路を
も含めて1チップ化が可能である。このことから、単な
る光検出または撮像だけでなく種々の処理機能(例え
ば、動体抽出、輪郭抽出、動体の輪郭の抽出など)を含
んで1チップ化された光検出装置が開発されてきてい
る。動体抽出機能を有する光検出装置は、例えば文献
「石渡、他、”3次元ジェスチャ認識用CMOSイメー
ジセンサ”、映像情報メディア学会技術報告、Vol.23,
No.30,pp.13-16 (1999)」に記載されている。
【0003】この文献に記載されている光検出装置は、
1画素あたり2つの容量素子および多数のスイッチ素子
を設け、或るフレームの撮像の際には画素データを第1
の容量素子に記憶し、次のフレームの撮像の際には画素
データを第2の容量素子に記憶して、その後、第1およ
び第2の容量素子それぞれに記憶されている画素データ
の差分を求める。このようにして、この光検出装置は、
チップ上で画像処理を行って動体抽出を行うものであ
る。また、この文献に記載されている光検出装置に対し
て輪郭抽出回路を付加することで、動体の輪郭を抽出す
ることが可能となる。従来では別に設けた画像メモリに
画像データを蓄積した後に画像処理をせざるを得なかっ
たが、この光検出装置によれば画像メモリを別に設ける
必要がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献に記載された光検出装置は、1画素あたり2つの容量
素子および多数のスイッチ素子を設け、更に、第1およ
び第2の容量素子それぞれに記憶されている画素データ
の差分を求める為の差分回路を設ける必要がある。した
がって、この光検出装置は、1画素当たりに占める回路
部占有面積が大きく、このことから、センサの光応答特
性を支配する開口率を高めることができないという致命
的な欠点があり、このため、高画質の画像を得ることが
できない。
【0005】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、入力した光像における動体の輪郭を抽
出する光検出装置であって、1画素当たりに占める回路
部占有面積が小さく、開口率が高く光応答特性が優れた
ものを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の光検
出装置は、(1) 入射光強度に応じた電荷を発生する光検
出素子と、容量値Cdを有し光検出素子で発生した電荷
を蓄積するセル容量部と、を各々有し2次元配列された
複数の光検出セルと、(2) アンプと容量値Cf2の積分容
量部(ただし、Cf2=Cd)とが入力端子と出力端子と
の間に並列的に設けられ、入力端子に入力した電荷を積
分容量部に蓄積して、その蓄積された電荷の量に応じた
値の積分信号を出力端子より出力する積分回路と、(3)
光検出セルと積分回路の入力端子との間に設けられた第
1のスイッチ素子と、(4) 積分回路の出力端子と光検出
セルとの間に設けられた第2のスイッチ素子と、(5) 積
分回路から出力された積分信号を入力して、この積分信
号の値に応じた値のデジタル信号を出力するA/D変換
回路と、(6) A/D変換回路から出力されたデジタル信
号に基づいて、複数の光検出セルへ入力した光の像のう
ちの動体の輪郭を抽出する輪郭抽出回路と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0007】この第1の光検出装置によれば、或る一定
期間に、光検出セルの光検出素子が入射光強度に応じて
発生した電荷はセル容量部に蓄積されていく。この一定
期間が経過した時点で第1のスイッチ素子が閉じると、
それまでセル容量部に蓄積されていた電荷は、積分回路
の積分容量部に移動する。その結果、光検出素子の一方
の端子の電位は、ΔVだけ変化してリセットレベルとな
り、積分回路から出力される積分信号は、積分容量部に
蓄積された電荷に応じたレベルとなる。第1のスイッチ
素子が開いた後に第2のスイッチ素子が閉じると、積分
回路から出力される積分信号の値に応じた電圧がセル容
量部に設定される。積分容量部の容量値はセル容量部の
容量値と等しいので、この結果、光検出素子の一方の端
子の電位は、リセットレベルからΔVだけ変化する。
【0008】その後の一定期間に、光検出素子が入射光
強度に応じて発生した電荷はセル容量部に蓄積されてい
く。この一定期間が経過した時点でセル容量部に蓄積さ
れている電荷は、以前に第2のスイッチ素子が閉じたと
きに積分信号の値に応じて設定された電圧に比例した電
荷と、この一定期間に入射光によって光検出素子が発生
した電荷とが、重畳されたものである。ただし、重畳さ
れる電荷の符号は互いに異なる。したがって、この一定
期間が経過した時点で第1のスイッチ素子が閉じると、
積分回路から出力される積分信号は、光検出素子へ入射
する光強度の増減に応じたものである。
【0009】そして、この積分回路から出力された積分
信号は、A/D変換回路によりデジタル信号に変換され
る。A/D変換回路から出力されたデジタル信号に基づ
いて、輪郭抽出回路により、入力した光の像のうちの動
体の輪郭が抽出される。
【0010】本発明に係る第2の光検出装置は、(1) 入
射光強度に応じた電荷を発生する光検出素子と、容量値
dを有し光検出素子で発生した電荷を蓄積するセル容
量部と、を各々有し2次元配列された複数の光検出セル
と、(2) アンプと積分容量部とが入力端子と出力端子と
の間に並列的に設けられ、積分容量部の容量値を容量値
dおよびこれより小さい値の何れかに切り替える容量
値切替手段を有し、入力端子に入力した電荷を積分容量
部に蓄積して、その蓄積された電荷の量に応じた値の積
分信号を出力端子より出力する積分回路と、(3) 光検出
セルと積分回路の入力端子との間に設けられた第1のス
イッチ素子と、(4) 積分回路の出力端子と光検出セルと
の間に設けられた第2のスイッチ素子と、(5) 積分回路
から出力された積分信号を入力して、この積分信号の値
に応じた値のデジタル信号を出力するA/D変換回路
と、(6) A/D変換回路から出力されたデジタル信号に
基づいて、入力した光の像のうちの動体の輪郭を抽出す
る輪郭抽出回路と、を備えることを特徴とする。
【0011】この第2の光検出装置によれば、或る一定
期間に、光検出セルの光検出素子が入射光強度に応じて
発生した電荷はセル容量部に蓄積されていく。この一定
期間が経過した時点で第1のスイッチ素子が閉じると、
それまでセル容量部に蓄積されていた電荷は、積分回路
の積分容量部に移動する。その結果、光検出素子の一方
の端子の電位は、ΔVだけ変化してリセットレベルとな
り、積分回路から出力される積分信号は、積分容量部に
蓄積された電荷に応じたレベルとなる。第1のスイッチ
素子が開いた後に第2のスイッチ素子が閉じると、積分
回路から出力される積分信号の値に応じた電圧がセル容
量部に設定される。このとき、容量値切替手段により、
積分容量部の容量値はセル容量部の容量値と等しくされ
ており、この結果、光検出素子の一方の端子の電位は、
リセットレベルからΔVだけ変化する。
【0012】その後の一定期間に、光検出素子が入射光
強度に応じて発生した電荷はセル容量部に蓄積されてい
く。この一定期間が経過した時点でセル容量部に蓄積さ
れている電荷は、以前に第2のスイッチ素子が閉じたと
きに積分信号の値に応じて設定された電圧に比例した電
荷と、この一定期間に入射光によって光検出素子が発生
した電荷とが、重畳されたものである。ただし、重畳さ
れる電荷の符号は互いに異なる。このとき、容量値切替
手段により、積分容量部の容量値はセル容量部の容量値
より小さい値とされている。したがって、この一定期間
が経過した時点で第1のスイッチ素子が閉じると、積分
回路から出力される積分信号は、光検出素子へ入射する
光強度の増減に応じたものであり、しかも、光強度変化
を高感度に検出するものである。
【0013】そして、この積分回路から出力された積分
信号は、A/D変換回路によりデジタル信号に変換され
る。A/D変換回路から出力されたデジタル信号に基づ
いて、輪郭抽出回路により、入力した光の像のうちの動
体の輪郭が抽出される。
【0014】また、本発明に係る第1または第2の光検
出装置では、A/D変換回路は、積分回路から出力され
た積分信号の値が所定値より大きいか否かに応じた値の
1ビットのデジタル信号を出力する、ことを特徴とす
る。A/D変換回路は、多ビットのデジタル信号を出力
してもよいが、1ビットのデジタル信号を出力するもの
とすることにより、光検出装置の回路規模は更に小さく
なる。
【0015】また、本発明に係る第1または第2の光検
出装置は、複数の光検出セルがM行N列(M≧2,N≧
2)に2次元配列され、積分回路、第1のスイッチ素
子、第2のスイッチ素子およびA/D変換回路それぞれ
が複数の光検出セルの列毎に設けられている、ことを特
徴とする。積分回路、第1のスイッチ素子、第2のスイ
ッチ素子およびA/D変換回路それぞれは、光検出セル
毎に設けられていてもよいが、光検出セルの列毎に設け
られていることにより、光検出装置の回路規模は更に小
さくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。以下で、MおよびNそれぞれは2以上の整数
であり、mは1以上M以下の任意の整数であり、nは1
以上N以下の任意の整数である。
【0017】(第1の実施形態)先ず、第1の実施形態
に係る光検出装置1の構成について図1〜図5を用いて
説明する。図1は、第1の実施形態に係る光検出装置1
の概略構成図である。この光検出装置1は、N個のユニ
ット1001〜100Nおよび輪郭抽出回路40を備え
る。各ユニット100nは、互いに同様の構成であっ
て、M個の光検出セル101,n〜10M,n、積分回路20
n、A/D変換回路30n、スイッチ素子SWn0 1、スイ
ッチ素子SWn02およびスイッチ素子SWn03を備える。
M×N個の光検出セル101,1〜10M,NはM行N列に2
次元配列されており、光検出セル10m, nは第m行第n
列に位置している。
【0018】各ユニット100nにおいて、M個の光検
出セル101,n〜10M,nそれぞれは、スイッチ素子SW
n01を介して積分回路20nの入力端子と接続され、スイ
ッチ素子SWn02を介して積分回路20nの出力端子と接
続されている。積分回路20 nの出力端子は、A/D変
換回路30nの入力端子と接続されている。A/D変換
回路30nの出力端子は、スイッチ素子SWn03を介して
輪郭抽出回路40の入力端子と接続されている。ユニッ
ト1001〜100Nそれぞれのスイッチ素子SW n03
順次に閉じて、ユニット1001〜100NそれぞれのA
/D変換回路30nの出力端子は輪郭抽出回路40の入
力端子と接続される。
【0019】図2は、第1の実施形態に係る光検出装置
1の各光検出セル10m,nの回路図である。各光検出セ
ル10m,nは、フォトダイオード(光検出素子)PD、
セル容量部Cdおよびスイッチ素子SW0を有する。フォ
トダイオードPDのアノード端子は接地されている。フ
ォトダイオードPDのカソード端子は、セル容量部C d
を介して接地され、また、スイッチ素子SW0を介し
て、スイッチ素子SWn01およびスイッチ素子SWn02
接続されている。各ユニット100nにおいて、M個の
光検出セル101,n〜10M,nそれぞれのスイッチ素子S
0が順次に閉じて、光検出セル101,n〜10M,nそれ
ぞれのフォトダイオードPDのカソード端子は、順次に
スイッチ素子SWn01およびスイッチ素子SWn02と接続
される。光検出セル101,1〜10M,Nそれぞれのセル容
量部Cdの容量値は互いに等しい。なお、セル容量部Cd
は、フォトダイオードPDの接合容量であってもよい
し、これとは別に設けたものであってもよい。
【0020】図3は、第1の実施形態に係る光検出装置
1の各積分回路20nの回路図である。各積分回路20n
は、入力端子と出力端子との間に互いに並列にアンプA
2、積分容量部Cf2およびスイッチ素子SW21が接続さ
れている。アンプA2は、その反転入力端子がスイッチ
素子SWn01と接続され、非反転入力端子が基準電圧値
inp1とされ、出力端子がスイッチ素子SWn02と接続
されている。積分容量部Cf2およびスイッチ素子SW21
は、アンプA2の反転入力端子と出力端子との間に設け
られている。積分容量部Cf2の容量値は、各光検出セル
10m,nのセル容量部Cdの容量値と等しい。積分回路2
nは、スイッチ素子SW21が閉じているときには、積
分容量部Cf2を放電して初期化する。一方、積分回路2
nは、スイッチ素子SW21が開いているときには、入
力端子に入力した電荷を積分容量部Cf2に蓄積して、そ
の蓄積された電荷の量に応じた値の電圧信号(これを積
分信号と呼ぶ。)を出力端子から出力する。
【0021】図4は、第1の実施形態に係る光検出装置
1の各A/D変換回路30nの回路図である。各A/D
変換回路30nは、積分回路20nの出力端子から出力さ
れた積分信号(アナログ信号)を入力してA/D変換
し、この積分信号の値に応じた値のデジタル信号を、ス
イッチ素子SWn03を介して輪郭抽出回路40へ出力す
る。このA/D変換回路30nから出力されるデジタル
信号は、一般に多ビットであってもよいが、1ビットで
あってもよい。図4に示したA/D変換回路30 nは、
積分回路20nから出力された積分信号の値と所定電圧
値Vthとを大小比較して、その積分信号の値が所定電圧
値Vthより大きいか否かに応じた値の1ビットのデジタ
ル信号を出力するものである。
【0022】図5は、第1の実施形態に係る光検出装置
1の輪郭抽出回路40の回路図である。輪郭抽出回路4
0は、ルックアップテーブルLUTを用いて、
【数1】
【0023】なる式で表されるフィルタリング処理を行
って、動体の輪郭を抽出するものである。ここで、g
(m,n)は、ユニット100nの光検出セル10m,nの入射
光強度に応じてA/D変換回路30nから出力される1
ビット信号である。また、f(i,j)は、マスクサイズが
3×3であるフィルタマスク中の位置(i,j)における
フィルタ係数である。
【0024】輪郭抽出回路40は、少なくともNビット
の記憶容量を各々有している3個の記憶素子RAM1〜
RAM3、3個のトライステートバッファT1〜T3、
18個の1ビットレジスタR11〜R19およびR21
〜R29、18個の3入力マルチプレクサM11〜M1
9およびM21〜M29、ならびに、ルックアップテー
ブルLUTを有する。
【0025】記憶素子RAM1、トライステートバッフ
ァT1および3個のレジスタR11〜R13は、M行N
列に2次元配列された光検出セル101,1〜10M,Nのう
ち第(3k+1)行の光検出セル103k+1,1〜103k+1,Nそれ
ぞれの入射光強度に応じてA/D変換回路301〜30N
から順次に出力される1ビット信号g(3k+1,1)〜g(3k+
1,N)を入力し一時的に記憶する為のものである(kは0
以上の整数)。記憶素子RAM1は、第(3k+1)行の1ビ
ット信号g(3k+1,1)〜g(3k+1,N)を記憶する。レジスタ
R11〜R13は、記憶素子RAM1またはトライステ
ートバッファT1から出力された第(3k+1)行の1ビット
信号g(3k+1,1)〜g(3k+1,N)を順次に入力し、このうち
の連続する3つの1ビット信号g(3k+1,n-1),g(3k+1,
n)およびg(3k+1,n+1)を保持し出力する。
【0026】ただし、レジスタR11〜R13により保
持される3つの1ビット信号の順序は一定ではない。そ
こで、3個のマルチプレクサM11〜M13は、各々に
入力するセレクト信号sel1〜sel3の値に従って、レジス
タR11〜R13により保持され出力されている3つの
1ビット信号g(3k+1,n-1),g(3k+1,n)およびg(3k+1,
n+1)を並べ替えて出力する。これにより、マルチプレク
サM11は1ビット信号g(3k+1,n-1)を出力し、マルチ
プレクサM12は1ビット信号g(3k+1,n)を出力し、マ
ルチプレクサM13は1ビット信号g(3k+1,n+1)を出力
する。
【0027】記憶素子RAM2、トライステートバッフ
ァT2および3個のレジスタR14〜R16は、M行N
列に2次元配列された光検出セル101,1〜10M,Nのう
ち第(3k+2)行の光検出セル103k+2,1〜103k+2,Nそれ
ぞれの入射光強度に応じてA/D変換回路301〜30N
から順次に出力される1ビット信号g(3k+2,1)〜g(3k+
2,N)を入力し一時的に記憶する為のものである(kは0
以上の整数)。記憶素子RAM2は、第(3k+2)行の1ビ
ット信号g(3k+2,1)〜g(3k+2,N)を記憶する。レジスタ
R14〜R16は、記憶素子RAM2またはトライステ
ートバッファT2から出力された第(3k+2)行の1ビット
信号g(3k+2,1)〜g(3k+2,N)を順次に入力し、このうち
の連続する3つの1ビット信号g(3k+2,n-1),g(3k+2,
n)およびg(3k+2,n+1)を保持し出力する。
【0028】ただし、レジスタR14〜R16により保
持される3つの1ビット信号の順序は一定ではない。そ
こで、3個のマルチプレクサM14〜M16は、各々に
入力するセレクト信号sel1〜sel3の値に従って、レジス
タR14〜R16により保持され出力されている3つの
1ビット信号g(3k+2,n-1),g(3k+2,n)およびg(3k+2,
n+1)を並べ替えて出力する。これにより、マルチプレク
サM14は1ビット信号g(3k+2,n-1)を出力し、マルチ
プレクサM15は1ビット信号g(3k+2,n)を出力し、マ
ルチプレクサM16は1ビット信号g(3k+2,n+1)を出力
する。
【0029】記憶素子RAM3、トライステートバッフ
ァT3および3個のレジスタR17〜R19は、M行N
列に2次元配列された光検出セル101,1〜10M,Nのう
ち第3k行の光検出セル103k,1〜103k,Nそれぞれの入
射光強度に応じてA/D変換回路301〜30Nから順次
に出力される1ビット信号g(3k,1)〜g(3k,N)を入力し
一時的に記憶する為のものである(kは1以上の整
数)。記憶素子RAM3は、第3k行の1ビット信号g(3
k,1)〜g(3k,N)を記憶する。レジスタR17〜R19
は、記憶素子RAM3またはトライステートバッファT
3から出力された第3k行の1ビット信号g(3k,1)〜g(3
k,N)を順次に入力し、このうちの連続する3つの1ビッ
ト信号g(3k,n-1),g(3k,n)およびg(3k,n+1)を保持し
出力する。
【0030】ただし、レジスタR17〜R19により保
持される3つの1ビット信号の順序は一定ではない。そ
こで、3個のマルチプレクサM17〜M19は、各々に
入力するセレクト信号sel1〜sel3の値に従って、レジス
タR17〜R19により保持され出力されている3つの
1ビット信号g(3k,n-1),g(3k,n)およびg(3k,n+1)を
並べ替えて出力する。これにより、マルチプレクサM1
7は1ビット信号g(3k,n-1)を出力し、マルチプレクサ
M18は1ビット信号g(3k,n)を出力し、マルチプレク
サM19は1ビット信号g(3k,n+1)を出力する。
【0031】以上のように、3個のマルチプレクサM1
1〜M13は、第(3k+1)行の3つの1ビット信号g(3k+
1,n-1),g(3k+1,n)およびg(3k+1,n+1)を出力する。3
個のマルチプレクサM14〜M16は、第(3k+2)行の3
つの1ビット信号g(3k+2,n-1),g(3k+2,n)およびg(3
k+2,n+1)を出力する。また、3個のマルチプレクサM1
7〜M19は、第3k行の3つの1ビット信号g(3k,n-
1),g(3k,n)およびg(3k,n+1)を出力する。すなわち、
これら9つのマルチプレクサM11〜M19は、M行M
列の1ビット信号g(1,1)〜g(M,N)のうちの3行3列分
の1ビット信号g(m+i,n+j)を出力する(ただし、i=-1,
0,+1,j=-1,0,+1)。
【0032】ただし、これらにより保持される3行3列
分の1ビット信号g(m+i,n+j)の行の順序は一定ではな
い。そこで、後段の9個のマルチプレクサM21〜M2
9は、各々に入力するセレクト信号selA〜selCの値に従
って、前段の9個のマルチプレクサM11〜M19より
出力されている3行3列分の1ビット信号g(m+i,n+j)
を並べ替えて出力する。これにより、マルチプレクサM
21は1ビット信号g(m-1,n-1)を出力し、マルチプレ
クサM22は1ビット信号g(m-1,n)を出力し、マルチ
プレクサM23は1ビット信号g(m-1,n+1)を出力す
る。マルチプレクサM24は1ビット信号g(m,n-1)を
出力し、マルチプレクサM25は1ビット信号g(m,n)
を出力し、マルチプレクサM26は1ビット信号g(m,n
+1)を出力する。また、マルチプレクサM27は1ビッ
ト信号g(m+1,n-1)を出力し、マルチプレクサM28は
1ビット信号g(m+1,n)を出力し、マルチプレクサM2
9は1ビット信号g(m+1,n+1)を出力する。
【0033】9個のレジスタR21〜R29それぞれ
は、9個のマルチプレクサM21〜M29と1対1に接
続されており、対応するマルチプレクサから出力された
1ビット信号を保持し出力する。ルックアップテーブル
LUTは、9個のレジスタR21〜R29から出力され
た9個の1ビット信号を9ビットのアドレスとして入力
し、そのアドレスに記憶されているデータを出力する。
これにより、このルックアップテーブルLUTは、上記
(1)式で表されるフィルタリング処理を行う。
【0034】次に、第1の実施形態に係る光検出装置1
の動作について図6〜図10を用いて説明する。なお、
各スイッチ素子の開閉を制御する制御信号、輪郭抽出回
路40の各記憶素子におけるデータの書込/読出を制御
する制御信号およびアドレス信号、輪郭抽出回路40の
各トライステートバッファの出力状態を制御する制御信
号、輪郭抽出回路40の各マルチプレクサに入力するセ
レクタ信号、ならびに、輪郭抽出回路40の各レジスタ
における入力データ保持のタイミングを指示するクロッ
ク信号は、図示しない制御回路から所定のタイミングで
出力される。以下に説明する光検出装置1の動作は、こ
の制御回路による制御の下に行われる。
【0035】図6は、第1の実施形態に係る光検出装置
1の各光検出セル10m,nのスイッチ素子SW0の開閉タ
イミングを示すタイミングチャートである。この図に示
すように、各フレーム期間内に、各ユニット100n
おいて、M個の光検出セル101,n〜10M,nそれぞれの
スイッチ素子SW0は順次に閉じる。各光検出セル10
m,nのフォトダイオードPDおよびセル容量部Cdは、自
己のスイッチ素子SW0が閉じている期間には、スイッ
チ素子SWn01を介して積分回路20nの入力端子と接続
され、スイッチ素子SWn02を介して積分回路20nの出
力端子と接続される。また、各光検出セル10m,nは、
自己のスイッチ素子SW0が開いている期間には、自己
のフォトダイオードPDが入射光により発生させた電荷
を、自己のセル容量部Cdに蓄積する。
【0036】図7は、第1の実施形態に係る光検出装置
1の各ユニット100nの動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。同図(a)は、各スイッチ素子の
開閉タイミングを示す。同図(b)は、第1フレームと
第2フレームとで光検出セル10m,nへ入射する光の強
度が等しい場合の各信号レベルを示す。また、同図
(c)は、第1フレームより第2フレームで光検出セル
10m,nへ入射する光の強度が大きい場合の各信号レベ
ルを示す。
【0037】第1フレームと第2フレームとで光検出セ
ル10m,nへ入射する光の強度が等しい場合における動
作を、図7(a)および(b)を参照して説明する。
【0038】時刻t0に光検出セル10m,nのスイッチ
素子SW0は開く。時刻t0では、光検出セル10m,n
セル容量部Cdに蓄積されている電荷は無く、光検出セ
ル10 m,nのフォトダイオードPDのカソード端子の電
位はリセットレベルである。時刻t0以降、スイッチ素
子SW0が閉じる時刻t2まで、光検出セル10m,n
は、自己のフォトダイオードPDが入射光により発生し
た電荷は、自己のセル容量部Cdに蓄積されていく。時
刻t0と時刻t2との間の時刻t1に、積分回路20n
のスイッチ素子SWn21が一旦閉じた後に開くことで、
積分回路20nは、積分容量部Cf2の電荷が放電されて
初期化され、出力される積分信号はリセットレベルとな
る。
【0039】第1フレームにおける時刻t2から時刻t
4までの期間、光検出セル10m,nのスイッチ素子SW0
は閉じる。この期間中に、先ず時刻t2にスイッチ素子
SWn01が一旦閉じた後に開き、続いて時刻t3にスイ
ッチ素子SWn02が一旦閉じた後に開く。スイッチ素子
SWn01が閉じている期間には、それまで光検出セル1
m,nのセル容量部Cdに蓄積されていた電荷は、積分回
路20nの積分容量部Cf2に移動する。その結果、光検
出セル10m,nのフォトダイオードPDのカソード端子
の電位は、ΔVだけ変化してリセットレベルとなり、ま
た、積分回路20nから出力される積分信号は、積分容
量部Cf2に蓄積された電荷に応じたレベルとなる。その
後のスイッチ素子SWn02が閉じている期間には、光検
出セル10m,nのセル容量部Cdに、積分回路20nから
出力される積分信号の値に応じた電荷が蓄積される。積
分容量部Cf2の容量値は光検出セル10m,nのセル容量
部Cdの容量値と等しいので、この結果、光検出セル1
m,nのフォトダイオードPDのカソード端子の電位
は、リセットレベルからΔVだけ変化する。
【0040】時刻t4に光検出セル10m,nのスイッチ
素子SW0は開く。時刻t4では、光検出セル10m,n
フォトダイオードPDのカソード端子の電位はΔVであ
る。時刻t4以降、スイッチ素子SW0が閉じる時刻t
6まで、光検出セル10m,nでは、自己のフォトダイオ
ードPDが入射光により発生した電荷は、自己のセル容
量部Cdに蓄積されていく。時刻t4と時刻t6との間
の時刻t5に、積分回路20nのスイッチ素子SW21
一旦閉じた後に開くことで、積分回路20nは、積分容
量部Cf2の電荷が放電されて初期化され、出力される積
分信号はリセットレベルとなる。
【0041】時刻t0〜t2までの時間と時刻t4〜t
6までの時間とが等しく、第1フレームと第2フレーム
とで光検出セル10m,nへ入射する光の強度が等しけれ
ば、時刻t6において光検出セル10m,nのセル容量部
dに蓄積されている電荷は、時刻t3に積分回路20n
から出力される積分信号の値に応じて蓄積された電荷
と、時刻t4から時刻t6までの期間にフォトダイオー
ドPDが入射光により発生した電荷とが相殺されてい
る。したがって、時刻t6では、光検出セル10m, n
フォトダイオードPDのカソード端子の電位はリセット
レベルとなる。
【0042】第2フレームにおける時刻t6から時刻t
8までの期間、光検出セル10m,nのスイッチ素子SW0
は閉じる。この期間中の時刻t6にスイッチ素子SW
n01が一旦閉じた後に開く。スイッチ素子SWn01が閉じ
る時刻t6においては、光検出セル10m,nのセル容量
部Cdに蓄積されていた電荷は無く、光検出セル10m, n
のフォトダイオードPDのカソード端子の電位はリセッ
トレベルであるので、積分回路20nから出力される積
分信号はリセットレベルのままである。すなわち、第1
フレームと第2フレームとで光検出セル10m,nへ入射
する光の強度が等しければ、第2フレームの時刻t6以
降において、積分回路20nから出力される積分信号は
リセットレベルとなる。
【0043】次に、第1フレームより第2フレームで光
検出セル10m,nへ入射する光の強度が大きい場合にお
ける動作を、図7(a)および(c)を参照して説明す
る。
【0044】各スイッチ素子の開閉動作は、既に説明し
たものと同様である。時刻t0〜t2までの時間と時刻
t4〜t6までの時間とが等しく、第1フレームより第
2フレームで光検出セル10m,nへ入射する光の強度が
大きければ、時刻t6において光検出セル10m,nのセ
ル容量部Cdに蓄積されている電荷は、時刻t3に積分
回路20nから出力される積分信号の値に応じて蓄積さ
れた電荷と、時刻t4から時刻t6までの期間にフォト
ダイオードPDが入射光により発生した電荷とが相殺さ
れることはない。したがって、時刻t6では、光検出セ
ル10m,nのフォトダイオードPDのカソード端子の電
位はリセットレベルより小さいレベルとなる。
【0045】第2フレームにおける時刻t6から時刻t
8までの期間、光検出セル10m,nのスイッチ素子SW0
は閉じる。この期間中の時刻t6にスイッチ素子SW
n01が一旦閉じた後に開く。スイッチ素子SWn01が閉じ
る時刻t6においては、光検出セル10m,nのフォトダ
イオードPDのカソード端子の電位はリセットレベルよ
り小さいので、積分回路20nから出力される積分信号
はリセットレベルより大きくなる。すなわち、第1フレ
ームと第2フレームとで光検出セル10m,nへ入射する
光の強度が異なれば、第2フレームの時刻t6以降にお
いて、積分回路20nから出力される積分信号は、リセ
ットレベルとは異なるレベルとなる。そして、時刻t6
以降の積分信号が読み出された後、時刻t7に積分回路
20nのスイッチ素子SW21は一旦閉じた後に開き、積
分回路20nはリセットされる。
【0046】積分回路20nから時刻t6以降に出力さ
れる積分信号は、光検出セル10m,nのフォトダイオー
ドPDが或るフレームおよび次のフレームそれぞれで入
射光強度の差に応じたものである。すなわち、この積分
信号は、入力した光像における画素毎の入射光強度の増
減を表し、動体を抽出した結果を表す。この積分回路2
nから出力された積分信号は、A/D変換回路30n
より1ビットのデジタル信号に変換される。このA/D
変換回路30nから出力されるデジタル信号が、上記(1)
式における1ビット信号g(m,n)である。そして、N個
のユニット100 1〜100Nそれぞれのスイッチ素子S
n03が順次に閉じて、1ビット信号g(m,1)〜g(m,N)
が順次に輪郭抽出回路40へ入力する。すなわち、輪郭
抽出回路40へ入力する1ビット信号の順序は、第1行
の1ビット信号g(1,1)〜g(1,N)、第2行の1ビット信
号g(2,1)〜g(2,N)、……、第m行の1ビット信号g
(m,1)〜g(m,N)、……、第M行の1ビット信号g(M,1)
〜g(M,N) の順となる。
【0047】図8〜図10それぞれは、第1の実施形態
に係る光検出装置1の輪郭抽出回路40における各レジ
スタおよび各マルチプレクサから出力される1ビット信
号を説明する図である。図8は、第3行第3列の1ビッ
ト信号g(3,3)が輪郭抽出回路40に入力した場合を示
す。図9は、第3行第5列の1ビット信号g(3,5)が輪
郭抽出回路40に入力した場合を示す。また、図10
は、第4行第5列の1ビット信号g(4,5)が輪郭抽出回
路40に入力した場合を示す。
【0048】輪郭抽出回路40に順次に入力した第1行
の1ビット信号g(1,1)〜g(1,N)は記憶素子RAM1に
記憶される。続いて輪郭抽出回路40に順次に入力した
第2行の1ビット信号g(2,1)〜g(2,N)は記憶素子RA
M2に記憶される。さらに続いて輪郭抽出回路40に順
次に入力した第3行の1ビット信号g(3,1)〜g(3,N)
は、記憶素子RAM3に記憶されるとともに、トライス
テートバッファT3を経てレジスタR17〜R19の何
れかに入力し保持される。
【0049】例えば、第3行第1列の1ビット信号g
(3,1)は、記憶素子RAM3に記憶されるとともに、レ
ジスタR17に入力して保持される。このとき、第1行
第1列の1ビット信号g(1,1)は、記憶素子RAM1か
ら出力され、レジスタR11に入力して保持される。第
2行第1列の1ビット信号g(2,1)は、記憶素子RAM
2から出力され、レジスタR14に入力して保持され
る。
【0050】また、第3行第2列の1ビット信号g(3,
2)は、記憶素子RAM3に記憶されるとともに、レジス
タR18に入力して保持される。このとき、第1行第2
列の1ビット信号g(1,2)は、記憶素子RAM1から出
力され、レジスタR12に入力して保持される。第2行
第2列の1ビット信号g(2,2)は、記憶素子RAM2か
ら出力され、レジスタR15に入力して保持される。
【0051】また、第3行第3列の1ビット信号g(3,
3)は、記憶素子RAM3に記憶されるとともに、レジス
タR19に入力して保持される。このとき、第1行第3
列の1ビット信号g(1,3)は、記憶素子RAM1から出
力され、レジスタR13に入力して保持される。第2行
第3列の1ビット信号g(2,3)は、記憶素子RAM2か
ら出力され、レジスタR16に入力して保持される。
【0052】図8に示すように、第3行第3列の1ビッ
ト信号g(3,3)が輪郭抽出回路40に入力すると、レジ
スタR11に1ビット信号g(1,1)が出力され、レジス
タR12に1ビット信号g(1,2)が出力され、レジスタ
R13に1ビット信号g(1,3)が出力され、レジスタR
14に1ビット信号g(2,1)が出力され、レジスタR1
5に1ビット信号g(2,2)が出力され、レジスタR16
に1ビット信号g(2,3)が出力され、レジスタR17に
1ビット信号g(3,1)が出力され、レジスタR18に1
ビット信号g(3,2)が出力され、また、レジスタR19
に1ビット信号g(3,3)が出力される。この場合、レジ
スタR11〜R19から出力されている3行3列分の1
ビット信号は、行および列の双方に関して順に並んでい
るので、並べ替えられることなく、マルチプレクサM1
1〜M19からそのままの順で出力され、マルチプレク
サM21〜M29からそのままの順で出力される。
【0053】その後、第3行第4列の1ビット信号g
(3,4)は、記憶素子RAM3に記憶されるとともに、レ
ジスタR17に入力して保持される。このとき、第1行
第4列の1ビット信号g(1,4)は、記憶素子RAM1か
ら出力され、レジスタR11に入力して保持される。第
2行第4列の1ビット信号g(2,4)は、記憶素子RAM
2から出力され、レジスタR14に入力して保持され
る。
【0054】また、第3行第5列の1ビット信号g(3,
5)は、記憶素子RAM3に記憶されるとともに、レジス
タR18に入力して保持される。このとき、第1行第5
列の1ビット信号g(1,5)は、記憶素子RAM1から出
力され、レジスタR12に入力して保持される。第2行
第5列の1ビット信号g(2,5)は、記憶素子RAM2か
ら出力され、レジスタR15に入力して保持される。
【0055】図9に示すように、第3行第5列の1ビッ
ト信号g(3,5)が輪郭抽出回路40に入力すると、レジ
スタR11に1ビット信号g(1,4)が出力され、レジス
タR12に1ビット信号g(1,5)が出力され、レジスタ
R13に1ビット信号g(1,3)が出力され、レジスタR
14に1ビット信号g(2,4)が出力され、レジスタR1
5に1ビット信号g(2,5)が出力され、レジスタR16
に1ビット信号g(2,3)が出力され、レジスタR17に
1ビット信号g(3,4)が出力され、レジスタR18に1
ビット信号g(3,5)が出力され、また、レジスタR19
に1ビット信号g(3,3)が出力される。この場合、レジ
スタR11〜R19から出力されている3行3列分の1
ビット信号は、行に関しては順に並んでいるが、列に関
しては順に並んでいないので、マルチプレクサM11〜
M19により列に関して並べ替えられて出力され、マル
チプレクサM21〜M29によりそのままの順で出力さ
れる。
【0056】第3行の1ビット信号g(3,1)〜g(3,N)に
続いて輪郭抽出回路40に順次に入力する第4行の1ビ
ット信号g(4,1)〜g(4,N)は、記憶素子RAM1に記憶
されるとともに、トライステートバッファT1を経てレ
ジスタR11〜R13の何れかに入力し保持される。
【0057】例えば、第4行第1列の1ビット信号g
(4,1)は、記憶素子RAM1に記憶されるとともに、レ
ジスタR11に入力して保持される。このとき、第2行
第1列の1ビット信号g(2,1)は、記憶素子RAM2か
ら出力され、レジスタR14に入力して保持される。第
3行第1列の1ビット信号g(3,1)は、記憶素子RAM
3から出力され、レジスタR17に入力して保持され
る。
【0058】また、第4行第2列の1ビット信号g(4,
2)は、記憶素子RAM1に記憶されるとともに、レジス
タR12に入力して保持される。このとき、第2行第2
列の1ビット信号g(2,2)は、記憶素子RAM2から出
力され、レジスタR15に入力して保持される。第3行
第2列の1ビット信号g(3,2)は、記憶素子RAM3か
ら出力され、レジスタR18に入力して保持される。
【0059】また、第4行第3列の1ビット信号g(4,
3)は、記憶素子RAM1に記憶されるとともに、レジス
タR13に入力して保持される。このとき、第2行第3
列の1ビット信号g(2,3)は、記憶素子RAM2から出
力され、レジスタR16に入力して保持される。第3行
第3列の1ビット信号g(3,3)は、記憶素子RAM3か
ら出力され、レジスタR19に入力して保持される。
【0060】また、第4行第4列の1ビット信号g(4,
4)は、記憶素子RAM1に記憶されるとともに、レジス
タR11に入力して保持される。このとき、第2行第4
列の1ビット信号g(2,4)は、記憶素子RAM2から出
力され、レジスタR14に入力して保持される。第3行
第4列の1ビット信号g(3,4)は、記憶素子RAM3か
ら出力され、レジスタR17に入力して保持される。
【0061】また、第4行第5列の1ビット信号g(4,
5)は、記憶素子RAM1に記憶されるとともに、レジス
タR12に入力して保持される。このとき、第2行第5
列の1ビット信号g(2,5)は、記憶素子RAM2から出
力され、レジスタR15に入力して保持される。第3行
第5列の1ビット信号g(3,5)は、記憶素子RAM3か
ら出力され、レジスタR18に入力して保持される。
【0062】図10に示すように、第4行第5列の1ビ
ット信号g(4,5)が輪郭抽出回路40に入力すると、レ
ジスタR11に1ビット信号g(4,4)が出力され、レジ
スタR12に1ビット信号g(4,5)が出力され、レジス
タR13に1ビット信号g(4,3)が出力され、レジスタ
R14に1ビット信号g(2,4)が出力され、レジスタR
15に1ビット信号g(2,5)が出力され、レジスタR1
6に1ビット信号g(2,3)が出力され、レジスタR17
に1ビット信号g(3,4)が出力され、レジスタR18に
1ビット信号g(3,5)が出力され、また、レジスタR1
9に1ビット信号g(3,3)が出力される。この場合、レ
ジスタR11〜R19から出力されている3行3列分の
1ビット信号は、行および列の双方に関して順に並んで
いないので、マルチプレクサM11〜M19により列に
関して並べ替えられて出力され、マルチプレクサM21
〜M29により行に関して並べ替えられて出力される。
【0063】以上のようにして、マルチプレクサM11
〜M19およびM21〜M29により3行3列分の1ビ
ット信号が並べ替えられる。すなわち、マルチプレクサ
M21から1ビット信号g(m-1,n-1)が出力され、マル
チプレクサM22から1ビット信号g(m-1,n)が出力さ
れ、マルチプレクサM23から1ビット信号g(m-1,n+
1)が出力される。マルチプレクサM24から1ビット信
号g(m,n-1)が出力され、マルチプレクサM25から1
ビット信号g(m,n)が出力され、マルチプレクサM26
から1ビット信号g(m,n+1)が出力される。また、マル
チプレクサM27から1ビット信号g(m+1,n-1)が出力
され、マルチプレクサM28から1ビット信号g(m+1,
n)が出力され、マルチプレクサM29から1ビット信号
g(m+1,n+1)が出力される。そして、9個のマルチプレ
クサM21〜M29から出力された3行3列分の1ビッ
ト信号は、9個のレジスタR21〜R29により保持さ
れ、ルックアップテーブルLUTへアドレスとして出力
される。このルックアップテーブルLUTからは、その
アドレスに記憶されているデータが出力されて、これに
より、上記(1)式で表されるフィルタリング処理が行わ
れる。
【0064】以上のように、本実施形態に係る光検出装
置1は、1画素当たりに必要な素子がフォトダイオード
PD、セル容量部Cdおよびスイッチ素子SW0のみであ
り、従来技術のものと比べて回路規模が格段に小さい。
特に、セル容量部CdとしてフォトダイオードPDの接
合容量を利用する場合には、更に回路規模が小さい。し
たがって、この光検出装置1は、1画素当たりに占める
回路部占有面積が小さく、各画素の開口率が高く、光応
答特性が優れたものとなる。
【0065】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
に係る光検出装置について説明する。第2の実施形態に
係る光検出装置は、第1の実施形態に係る光検出装置1
と比べて積分回路20nの構成が異なる。図11は、第
2の実施形態に係る光検出装置の各積分回路20 nの回
路図である。積分回路20nは、入力端子と出力端子と
の間に互いに並列に、アンプA2、積分容量部Cf21、ス
イッチ素子SW21、ならびに、互いに直列的に接続され
たスイッチ素子SW22(容量値切替手段)および積分容
量部Cf22が接続されている。アンプA2は、その反転入
力端子がスイッチ素子SWn01と接続され、非反転入力
端子が基準電圧値Vinp1とされている。積分容量部C
f21、スイッチ素子SW21、ならびに、互いに直列的に
接続されたスイッチ素子SW22および積分容量部Cf22
は、アンプA2の反転入力端子と出力端子との間に設け
られている。積分容量部Cf21および積分容量部Cf22
れぞれの容量値の和は、各光検出セル10m,nそれぞれ
のセル容量部Cdの容量値と等しい。
【0066】第2の実施形態に係る光検出装置の各積分
回路20nの動作について説明する。図12は、第2の
実施形態に係る光検出装置の各ユニット100nの動作
タイミングを示すタイミングチャートである。同図
(a)は、各スイッチ素子の開閉タイミングを示す。同
図(b)は、第1フレームと第2フレームとで光検出セ
ル10m,nへ入射する光の強度が等しい場合の各信号レ
ベルを示す。また、同図(c)は、第1フレームより第
2フレームで光検出セル10m,nへ入射する光の強度が
大きい場合の各信号レベルを示す。第2の実施形態に係
る光検出装置の動作は、第1の実施形態に係る光検出装
置1の動作と略同様である。本実施形態では、積分回路
20nのスイッチ素子SW22は、第1フレームでは閉じ
ていて、第2フレームでは開いている。
【0067】積分回路20nのスイッチ素子SW22が閉
じている第1フレーム(時刻t4を経過するまで)で
は、積分回路20nにおいて電荷を蓄積するものは、互
いに並列的に設けられた積分容量部Cf21および積分容
量部Cf22の双方である。また、積分容量部Cf21および
積分容量部Cf22それぞれの容量値の和は、光検出セル
10m,nのセル容量部Cdの容量値と等しい。したがっ
て、この第1フレームでは、光検出装置の動作は、図7
を用いて説明したものと同様である。
【0068】一方、積分回路20nのスイッチ素子SW
22が開いている第2フレーム(時刻t8を経過するま
で)では、積分回路20nにおいて電荷を蓄積するもの
は、積分容量部Cf21のみであって、その容量値が小さ
くなる。したがって、第1の実施形態の場合と同様の入
射光強度変化があるとすると、第2の実施形態に係る光
検出装置では、時刻t6以降に積分回路20nから出力
される積分信号は、第1の実施形態の場合と比較して
((Cf21+Cf22)/Cf21)倍だけ大きくなり、感度
が高くなる。
【0069】以上のように、第2実施形態に係る光検出
装置は、第1の実施形態に係る光検出装置1が奏する効
果と同様の効果を奏する他、第1フレームよりも第2フ
レームにおいて積分回路20nの積分容量部の容量値を
小さくすることにより、入力した光像における画素毎の
入射光強度の増減を高感度に検出することができ、これ
により動体の輪郭を高感度に抽出することができる。
【0070】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
係る光検出装置によれば、或る一定期間に、光検出セル
の光検出素子が入射光強度に応じて発生した電荷はセル
容量部に蓄積されていく。この一定期間が経過した時点
で第1のスイッチ素子が閉じると、それまでセル容量部
に蓄積されていた電荷は、積分回路の積分容量部に移動
する。その結果、光検出素子の一方の端子の電位は、Δ
Vだけ変化してリセットレベルとなり、積分回路から出
力される積分信号は、積分容量部に蓄積された電荷に応
じたレベルとなる。第1のスイッチ素子が開いた後に第
2のスイッチ素子が閉じると、積分回路から出力される
積分信号の値に応じた電圧がセル容量部に設定される。
積分容量部の容量値はセル容量部の容量値と等しいの
で、この結果、光検出素子の一方の端子の電位は、リセ
ットレベルからΔVだけ変化する。
【0071】その後の一定期間に、光検出素子へ入射し
た光強度に応じて発生した電荷はセル容量部に蓄積され
ていく。この一定期間が経過した時点でセル容量部に蓄
積されている電荷は、以前に第2のスイッチ素子が閉じ
たときに積分信号の値に応じて設定された電圧に比例し
た電荷と、この一定期間に光検出素子が入射光により発
生した電荷とが、重畳されたものである。ただし、重畳
される電荷の符号は互いに異なる。したがって、この一
定期間が経過した時点で第1のスイッチ素子が閉じる
と、積分回路から出力される積分信号は、光検出素子へ
入射した光強度の増減に応じたものである。
【0072】そして、この積分回路から出力された積分
信号は、A/D変換回路によりデジタル信号に変換され
る。A/D変換回路から出力されたデジタル信号に基づ
いて、輪郭抽出回路により、入力した光の像のうちの動
体の輪郭が抽出される。この光検出装置は、2次元配列
された複数の光検出セルを備えており、入力した光像に
おける画素毎の入射光強度の増減を検出することがで
き、これにより動体の輪郭を抽出することができる。
【0073】このように本発明に係る光検出装置は、1
画素当たりの回路規模が従来技術のものと比べて格段に
小さい。特に、セル容量部として光検出素子の接合容量
を利用する場合には、更に回路規模が小さい。したがっ
て、この光検出装置は、1画素当たりに占める回路部占
有面積が小さく、各画素の開口率が高く、光応答特性が
優れる。
【0074】また、積分回路の積分容量部の容量値を切
替可能とする場合には、入力した光像における画素毎の
入射光強度の増減を高感度に検出することができ、これ
により動体の輪郭を高感度に抽出することができる。
【0075】また、A/D変換回路は、積分回路から出
力された積分信号の値が所定値より大きいか否かに応じ
た値の1ビットのデジタル信号を出力する場合には、光
検出装置の回路規模は更に小さくなる。また、複数の光
検出セルがM行N列(M≧2,N≧2)に2次元配列さ
れ、積分回路、第1のスイッチ素子、第2のスイッチ素
子およびA/D変換回路それぞれが複数の光検出セルの
列毎に設けられている場合にも、光検出装置の回路規模
は更に小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る光検出装置1の概略構成
図である。
【図2】第1の実施形態に係る光検出装置1の各光検出
セル10m,nの回路図である。
【図3】第1の実施形態に係る光検出装置1の各積分回
路20nの回路図である。
【図4】第1の実施形態に係る光検出装置1の各A/D
変換回路30nの回路図である。
【図5】第1の実施形態に係る光検出装置1の輪郭抽出
回路40の回路図である。
【図6】第1の実施形態に係る光検出装置1の各光検出
セル10m,nのスイッチ素子SW0の開閉タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図7】第1の実施形態に係る光検出装置1の各ユニッ
ト100nの動作タイミングを示すタイミングチャート
である。
【図8】第1の実施形態に係る光検出装置1の輪郭抽出
回路40における各レジスタおよび各マルチプレクサか
ら出力される1ビット信号を説明する図である。
【図9】第1の実施形態に係る光検出装置1の輪郭抽出
回路40における各レジスタおよび各マルチプレクサか
ら出力される1ビット信号を説明する図である。
【図10】第1の実施形態に係る光検出装置1の輪郭抽
出回路40における各レジスタおよび各マルチプレクサ
から出力される1ビット信号を説明する図である。
【図11】第2の実施形態に係る光検出装置の各積分回
路20nの回路図である。
【図12】第2の実施形態に係る光検出装置の各ユニッ
ト100nの動作タイミングを示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】 1…光検出装置、101,1〜10M,N…光検出セル、20
1〜20M…積分回路、301〜30M…A/D変換回路、
40…輪郭抽出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01B 11/24 G01B 11/24 Z (72)発明者 藤田 一樹 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 山本 洋夫 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 水野 誠一郎 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA51 BB15 DD03 FF04 GG10 JJ05 JJ18 QQ03 QQ14 QQ24 QQ33 UU05 2G065 AA04 AB04 BA09 BA34 BC03 BC11 BC15 BC28 BE08 DA18 4M118 AA10 AB10 BA06 CA02 DD09 DD11 5C024 CY25 GX03 GX21 GY32 GY36 GZ01 HX23 HX31 HX50 5F049 MA01 NB05 UA01 UA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光強度に応じた電荷を発生する光検
    出素子と、容量値C dを有し前記光検出素子で発生した
    電荷を蓄積するセル容量部と、を各々有し2次元配列さ
    れた複数の光検出セルと、 アンプと容量値Cf2の積分容量部(ただし、Cf2
    d)とが入力端子と出力端子との間に並列的に設けら
    れ、前記入力端子に入力した電荷を前記積分容量部に蓄
    積して、その蓄積された電荷の量に応じた値の積分信号
    を前記出力端子より出力する積分回路と、 前記光検出セルと前記積分回路の前記入力端子との間に
    設けられた第1のスイッチ素子と、 前記積分回路の前記出力端子と前記光検出セルとの間に
    設けられた第2のスイッチ素子と、 前記積分回路から出力された積分信号を入力して、この
    積分信号の値に応じた値のデジタル信号を出力するA/
    D変換回路と、 前記A/D変換回路から出力されたデジタル信号に基づ
    いて、複数の前記光検出セルへ入力した光の像のうちの
    動体の輪郭を抽出する輪郭抽出回路と、 を備えることを特徴とする光検出装置。
  2. 【請求項2】 入射光強度に応じた電荷を発生する光検
    出素子と、容量値C dを有し前記光検出素子で発生した
    電荷を蓄積するセル容量部と、を各々有し2次元配列さ
    れた複数の光検出セルと、 アンプと積分容量部とが入力端子と出力端子との間に並
    列的に設けられ、前記積分容量部の容量値を容量値Cd
    およびこれより小さい値の何れかに切り替える容量値切
    替手段を有し、前記入力端子に入力した電荷を前記積分
    容量部に蓄積して、その蓄積された電荷の量に応じた値
    の積分信号を前記出力端子より出力する積分回路と、 前記光検出セルと前記積分回路の前記入力端子との間に
    設けられた第1のスイッチ素子と、 前記積分回路の前記出力端子と前記光検出セルとの間に
    設けられた第2のスイッチ素子と、 前記積分回路から出力された積分信号を入力して、この
    積分信号の値に応じた値のデジタル信号を出力するA/
    D変換回路と、 前記A/D変換回路から出力されたデジタル信号に基づ
    いて、複数の前記光検出セルへ入力した光の像のうちの
    動体の輪郭を抽出する輪郭抽出回路と、 を備えることを特徴とする光検出装置。
  3. 【請求項3】 前記A/D変換回路は、前記積分回路か
    ら出力された積分信号の値が所定値より大きいか否かに
    応じた値の1ビットのデジタル信号を出力する、ことを
    特徴とする請求項1または2に記載の光検出装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の光検出セルがM行N列(M≧
    2,N≧2)に2次元配列され、 前記積分回路、前記第1のスイッチ素子、前記第2のス
    イッチ素子および前記A/D変換回路それぞれが前記複
    数の光検出セルの列毎に設けられている、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の光検出装
    置。
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