JP2002051237A - 撮影装置の制御システム - Google Patents

撮影装置の制御システム

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JP2002051237A JP2000237659A JP2000237659A JP2002051237A JP 2002051237 A JP2002051237 A JP 2002051237A JP 2000237659 A JP2000237659 A JP 2000237659A JP 2000237659 A JP2000237659 A JP 2000237659A JP 2002051237 A JP2002051237 A JP 2002051237A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重化LAN回線を使用する撮影装置の制御
システムにおいて、LAN回線を切り換える際の映像や
撮影制御の途切れ等が問題となる。 【解決手段】 複数のカメラ113,116,117、
少なくとも1つのモニタ105〜108および複数のカ
メラのうちモニタに撮影映像を表示させるカメラを切り
換えるための映像切換器103を有して構成される撮影
装置と、映像切換器に対しLAN回線127を用いてこ
の映像切換器に切換動作を行わせるための制御情報を送
信するホストコンピュータ101とを有する撮影装置の
制御システムであって、映像切換器を、新たな制御情報
を受信しない限り前に受信した制御情報に応じた切換状
態を維持するものとし、ホストコンピュータに、メイン
LAN回線およびサブLAN回線を選択的に用いて映像
切換器に制御情報を送信させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN回線を用い
た撮影装置の制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ放送等に使用されるカメラは、オ
ペレーションボックス等と称されるオペレータが操作可
能な操作ユニットを通じて制御されることが多い。ま
た、従来、カメラとこのカメラにより撮影された映像情
報を映し出すモニタとは一対一に対応するよう設けられ
ている。
【0003】しかし、カメラやオペレーションボックス
の台数が増加するにつれ、システム全体が大きくなって
きている。そこで、1台のモニタで様々なカメラからの
映像情報を映し出したり、1台のオペレーションボック
スを通じて様々なカメラを制御したりすることを可能と
するシステムの構築が要求されるようになってきてい
る。
【0004】そしてこの要求を満たすために、最近のシ
ステムでは、オペレーションボックスからの制御情報を
送信するカメラを切り換えるための操作切換器や、複数
のカメラにより撮影された映像情報のうちモニタに表示
させる映像情報を選択するための映像切換器を導入し、
コンピュータと操作切換器や映像切換器をRS232C
で接続し、コンピュータから操作切換器や映像切換器を
制御することで、撮影を行うカメラやモニタ表示をコン
トロールすることを可能としている。
【0005】その現状を概念的に示すのが図2である。
1台のコンピュータ201には、複数のRS232Cが
接続され、その各々が複数の操作切換器203もしくは
映像切換器207に接続されている。操作切換器203
は複数のモデム204を通して複数のカメラ205に接
続され、複数のオペレーションボックス206からの制
御情報が操作切換器203およびモデム204を通して
特定のカメラに送信される。また、複数のカメラ205
により撮影された映像情報は、映像切換器207に入力
され、映像切換器207により選択されたモニタ209
に映し出される。
【0006】そしてこのような撮影・モニタブロック
が、操作切換器203や映像切換器207とともに多数
存在して1つのシステムが構成されている。
【0007】また、このようなシステムにおいて、カメ
ラはオペレーションボックスからの制御情報に応じてフ
ォーカシングやズーミング等の制御が行われるほか、こ
のカメラを支持する雲台においては、オペレーションボ
ックスからの制御情報に応じて制御されることによりパ
ンニングやチルティング等の制御が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来のシステム構成では、システムをさらに大型化し
ようとすると、操作切換器や映像切換器の数が増加する
とともにコンピュータからの制御線であるRS232C
の数も増加し、システムがきわめて複雑化するという新
たな問題が生じている。
【0009】また、RS232Cの数が増加するほど、
RS232Cケーブルの接続ミスが起こり易くなる。
【0010】さらに、システムがダウンした場合にシス
テムが復旧するまで全く映像を放送することができなく
なる。
【0011】そこで、ホストコンピュータと操作切換器
や映像切換器との比較的簡易な接続構成を実現するたた
めに、これらをLAN回線を用いて接続し、さらにLA
N回線を多重化して1つのLAN回線による切換器の制
御が不能になった場合でも、他のLAN回線を使用して
切換器の制御を確保することも考えられる。
【0012】しかしながら、撮影制御システムには、昼
夜を問わず運用可能であり、かつ刻々と変化する様々な
場面をリアルタイムに撮影・放送でき、さらには放送映
像が途切れたり撮影(カメラ)制御が不連続になったり
しないようにしなければならないという要求がある。つ
まり、一般的な制御システムとは異なり、特に高い安全
性や信頼性が要求され、故障等によるシステムの全面的
ダウンが許されないだけでなく、多重化LAN回線を用
いる場合でも、一方のLAN回線が通信不能となってか
ら他のLAN回線による通信を開始するまでに放送映像
やカメラ制御の状態維持および回線切換え前後における
放送映像やカメラ制御の連続性が必要とされる。
【0013】例えば、撮影制御システムによる中継放送
中にLAN回線が故障してそれまで使用していたカメラ
の制御がキャンセルされたり映像のモニタないし放送が
途絶えたりしてしまうと、予定されていた放送ができな
くなってしまうという撮影制御システムにとって致命的
な問題が生じてしまう。
【0014】一方、多重化LAN回線を使用した制御シ
ステムにおいて、各LAN回線で使用される通信方式を
共通とすると、システムの安全性や信頼性は向上するも
のの、例えば現在最も汎用性の高いEthernet
(登録商標)にて用いられている通信方式(CSMA/
CD方式)を採用した場合には、上記のような撮影制御
システムにおいて最も重要なリアルタイム制御に不向き
なシステムを構成しなければならない。また、リアルタ
イム制御に向いているトークン・バス方式やトークン・
リング方式を採用した場合には、一方のLAN回線と同
様の理由で他方のLAN回線も使用不能となる可能性が
あり、システムの復旧に時間がかかる等、撮影制御シス
テムとして大きな欠陥につながるという問題がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願第1の発明では、複数のカメラ、少なくとも
1つのモニタおよび複数のカメラのうちモニタに撮影映
像を表示させるカメラを切り換えるための映像切換器を
有して構成される撮影装置と、映像切換器に対しLAN
回線を用いてこの映像切換器に切換動作を行わせるため
の制御情報を送信するホストコンピュータとを有する撮
影装置の制御システムにおいて、若しくは複数のカメ
ラ、少なくとも1つの操作装置および複数のカメラのう
ち操作装置による制御を行うカメラを切り換えるための
操作切換器を有して構成される撮影装置と、操作切換器
に対しLAN回線を用いてこの操作切換器に切換動作を
行わせるための制御情報を送信するホストコンピュータ
とを有する撮影装置の制御システムにおいて、映像切換
器や操作切換器を、新たな制御情報を受信しない限り前
に受信した制御情報に応じた切換状態を維持するものと
した上で、ホストコンピュータに、メインLAN回線お
よびサブLAN回線を選択的に用いて上記切換器に制御
情報を送信させるようにしている。
【0016】すなわち、多重化LAN回線によってシス
テムの全面的ダウンを確実に回避できる安全性・信頼性
の高い撮影制御システムを構築するとともに、メインL
AN回線からサブLAN回線に使用回線を切り換える間
の放送映像やカメラ制御の状態維持および回線切換え前
後における放送映像やカメラ制御の連続性を確保できる
ようにしている。
【0017】また、本願第2の発明では、ホストコンピ
ュータにより複数の撮影装置をLAN回線を用いた通信
により制御する撮影装置の制御システムにおいて、ホス
トコンピュータに、トークン方式を用いて通信を行うた
めのメインLAN回線と、CSMA/CD方式又はDP
C(デマンド・プライオリティ・コントロール)方式を
用いて通信を行うためのサブLAN回線とを選択的に用
いて撮影装置を制御させるようにしている。
【0018】すなわち、通常時にはメインLAN回線を
使用したリアルタイム性のあるトークン方式による通信
を行って撮影装置を制御することにより、システムのリ
アルタイム制御性を確保できるようにするとともに、メ
インLAN回線が使用不能となった非常時等にはサブL
AN回線を使用した汎用性のあるCSMA/CD方式又
はDPC方式による通信を行って撮影装置を制御するこ
とにより、容易かつ短時間で、しかもメインLAN回線
と同様のトラブルに対して高い安全性をもって撮影装置
の制御を確保できるようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態であ
る撮影装置の制御システムの構成を示している。
【0020】この図において、101はメインホストコ
ンピュータ(以下、メインコンピュータという)であ
り、本制御システム全体の管理および制御を行う。
【0021】102はサブホストコンピュータ(以下、
サブコンピュータという)であり、メインコンピュータ
101の代替コンピュータとして作動するものである。
例えば、メインコンピュータ101が何かの原因で故障
した場合に、直ちにメインコンピュータ101に代わっ
て本制御システムの管理および制御を行う。
【0022】127はサブコンピュータ102が本制御
システムを管理・制御した際の管理・制御データを格納
する記憶手段としてのCD‐R/Wである。このCD‐
R/W127は、サブコンピュータ102のデータのバ
ックアップ用に使用し、記憶されたデータは、メインコ
ンピュータ101でも使用することが可能である。
【0023】113は屋外(例えば、遠隔地)に配置さ
れる中継用カメラであり、中継カメラ本体113aとこ
れを支持する雲台113bとを有して構成されている。
この中継用カメラ113は、撮影した映像情報を送信F
PU114および受信FPU115を通じて後述する映
像切換器103に電波送信する。
【0024】116は監視用カメラであり、監視カメラ
本体116aと、これを支持する雲台116bとを有し
て構成されている。この監視用カメラ116は、撮影し
た映像情報を後述する映像切換器103にケーブル送信
する。
【0025】117はスタジオ用カメラであり、スタジ
オカメラ本体117aと、これを支持する雲台117b
とを有して構成されている。このスタジオ用カメラ11
7は、撮影した映像情報を後述する映像切換器103に
中継ボックス118を通じてケーブル送信する。
【0026】なお、上記各雲台113b,116b,1
17bは、カメラ本体113a,116a,117aを
支持するとともに、これらカメラ113a,116a,
117aをパンニングさせたりチルティングさせたりす
るよう動作する。
【0027】103は映像切換器である。この映像切換
器103には、中継用カメラ113、監視用カメラ11
6およびスタジオ用カメラ117といった各種カメラか
ら送信された映像情報が入力される。そして映像切換器
103は、ホスト又はサブコンピュータ101,102
からの映像切換指令(制御情報)に応答して、入力され
たこれら映像情報をモニタ105〜108に振り分けて
表示させる。すなわち、映像切換器103の作動によ
り、入力された映像情報のうちモニタ105〜108に
表示させる映像情報(つまりは、撮影映像をモニタ表示
させるカメラ)を切り換えることができ、また映像情報
を表示するモニタを任意に切り換えることもできる。な
お、カメラ113,116,117等のカメラ、モニタ
105〜108および映像切換器104により本願請求
項1にいう撮影装置が構成される。
【0028】104は操作切換器である。この操作切換
器104には、カメラオペレータが各カメラ113,1
16,117のパンニング、チルティング、フォーカシ
ング、ズーミングおよびIRIS調節などの操作を行う
オペレーションボックス(OP:操作装置)109〜1
12が接続されている。そして、操作切換器104は、
ホスト又はサブコンピュータ101,102からの送信
切換指令(制御情報)に応答して、オペレーションボッ
クス109〜112にて生成された信号を中継用カメラ
113、監視用カメラ116およびスタジオ用カメラ1
17といった各種カメラのうちいずれのカメラに送信す
るかを切り換えるよう動作する。なお、カメラ113,
116,117等のカメラ、オペレーションボックス1
09〜112および操作切換器104により本願請求項
8にいう撮影装置が構成される。
【0029】ここで、前述したように映像切換器103
および操作切換器104はそれぞれホスト又はサブコン
ピュータ101,102からの切換指令に応答して切換
動作を行うが、新たな切換指令が入力されるまでは直前
に入力された切換指令に対応した切換状態を維持する。
【0030】また、中継用カメラ113はモデム120
に接続されており、公衆回線を通じて、操作切換器10
4に接続されたモデム119に通信可能に接続されてい
る。
【0031】また同様に、監視用カメラ116はモデム
122に接続されており、建物内等に敷設された専用回
線を通じて、操作切換器104に接続されたモデム12
1に通信可能に接続されている。
【0032】さらに、スタジオ用カメラ117は、移動
電話124に接続され、無線を通じて、操作切換器10
4に接続された移動電話123に通信可能に接続されて
いる。
【0033】このため、操作切換器104の作動によ
り、任意のオペレーションボックスからの信号を任意の
カメラに送信することが可能となる。
【0034】映像切換器103および操作切換器104
は、前述したようにメイン又はサブコンピュータ10
1,102からの映像切換指令や送信切換指令を受けて
切り換え動作するが、メインおよびサブコンピュータ1
01,102は多重化LAN回線127に接続されてい
るとともに、映像切換器103および操作切換器104
はこの多重化LAN回線127にLANアダプタ(プロ
トコル変換手段)125,126を介して接続されてい
る。
【0035】メイン又はサブコンピュータ101,10
2からの映像切換指令や送信切換指令はLANアダプタ
125,126に入力され、これらLANアダプタ12
5,126にて映像切換器125や操作切換器126に
専用のプロトコルの指令に変換された上で、RS232
C端子を通じて映像切換器103や操作切換器104に
入力される。
【0036】このように、メインコンピュータ101お
よびサブコンピュータ102は、多重化LAN回線12
7およびLANアダプタ125,126を通じて映像切
換器103および操作切換器104に接続され、これら
切換器103,104の作動を制御する。
【0037】なお、図1には、複数のカメラ(113,
116,117等)、モニタ105〜108、オペレー
ションボックス109〜112、映像切換器103およ
び操作切換器104からなる1つの撮影・モニタブロッ
ク(本願請求項15にいう撮影装置)を示しているが、
実際には、多重化LAN回線127は複数の撮影・モニ
タブロックに接続され、メインコンピュータ101およ
びサブコンピュータ102はこれら撮影・モニタブロッ
クを集中管理・制御するものである。
【0038】ここで、前述したように、撮影制御システ
ムには、一般的な制御システムとは異なり、特に高い安
全性や信頼性が要求され、故障等によるシステムの全面
的ダウンが許されないだけでなく、多重化LAN回線を
用いる場合でも、使用するLAN回線を切り換える間で
の放送映像やカメラ制御の状態維持や回線切換前後の映
像およびカメラ制御の連続性が確保されなければならな
い。
【0039】そこで、LAN回線が通信不能な状況にな
った場合でも、システムの運用を確保できることはもち
ろん、映像や撮影制御を維持する必要がある。
【0040】このため、本実施形態では、映像切換器1
03および操作切換器104について、前述したように
新たな切換指令が入力されるまでは直前に入力された切
換指令に対応した切換状態を維持するという特性を持た
せた上で、下記の多重化LAN回線127の選択的使用
によるシステム運用を行わせるようにしている。
【0041】まず、図3を用いて多重化LAN回線12
7について説明する。ここで、LAN回線の多重化の方
式としては以下の3通りの方式がある。 (1)ハードウェアレベルの二重化 これは、LAN回線(LAN1,LAN2)としての物
理層を二重化し、データリンク層、ネットワーク層およ
びトランスポート層以上の階層を単一化したものであ
る。すなわち、データリンク層(LANカード)に対し
てMACアドレスが1つ、トランスポート層に対してI
Pアドレスが1つ設定される。例えば、トランシーバケ
ーブルを2本にして、LANカード出口のところで二重
化する。 (2)データリンク層以下の二重化 これは、物理層およびデータリンク層を二重化し、ネッ
トワーク層以上の階層を単一化するものである。すなわ
ち、データリンク層(LANカード1,2)に対してM
ACアドレスが2つ、トランスポート層(後述するプロ
トコルコンバータ)に対してIPアドレスが1つ設定さ
れる。
【0042】本方式では、LANカードを二重に持って
いるが、通常はLANカード1(MACアドレス1)を
通じLAN1(メインLAN回線)を使用して通信を行
う。そして、何らかの原因でLAN1で正しく通信でき
なくなった場合には、LANカード2(MACアドレス
2)を通じLAN2(サブLAN回線)を使用して通信
を行う。 (3)ネットワーク層以下の二重化 これは、物理層、データリンク層およびネットワーク層
を二重化し、トランスポート層以上の階層を単一化する
ものである。すなわち、データリンク層に対してMAC
アドレスが2つ、トランスポート層に対してIPアドレ
スが2つ設定される。
【0043】本方式では、ネットワーク層レベルで異常
通信を検出し、LANカードを切り換えることで、LA
N1からLAN2に通信が切り換わる。
【0044】本実施形態では、上記3つの多重化方式の
うち、ネットワーク層(IPアドレス)接続に負担をか
けない(2)の方式を採用している。すなわち、(1)
の方式のようにLANカードが故障した際にシステム全
体のダウンを招く場合に比べて信頼性等が高く、かつ
(3)の方式のようにIPアドレスを2つ設定しなけれ
ばならず通信対象の増加化に伴ってIPアドレス登録数
が膨大になる場合に比べて少ないIPアドレス登録数で
済む(2)の方式を採用する。
【0045】次に、図4を用いて上記LAN1およびL
AN2におけるアクセス方式(通信方式ないし伝送制御
方式)について説明する。
【0046】一般に、LAN回線を用いたアクセス方式
には、現在以下の3通りがある。 (1)CSMA/CD方式 これは、いわゆるEthernetで使用されているバ
ス型ネットワークのアクセス方式であり、Best E
ffort型と呼ばれる。この方式は、 1.フレーム送信は早い者勝ち 2.運悪く衝突したらやり直す 3.フレーム送信完了時間は保証しない という特徴を有する。
【0047】つまり、どの端末からも自由に送信要求を
出すことができるが、伝送路が使用中の場合には送信が
できない。すなわち、送信の可否が送信タイミングに依
存するため、ネットワークのトラフィックが高い状態で
は、送信許可を得られる確率が低下し、一定時間内に送
信できない可能性がある。但し、現在ではインターネッ
ト等において標準となっている汎用性の高いアクセス方
式であり、通信の簡易性や確実性に富んだアクセス方式
である。 (2)トークン・バス方式および(3)トークン・リン
グ方式 これは、トークンと呼ばれる送信許可証を得た端末だけ
がデータを送信できるアクセス方式であり、順番に必ず
トークンが回ってくるので、ある決まった時間内に処理
が可能なアクセス方式である。したがって、この方式
は、リアルタイム性を備えている。
【0048】本実施形態の撮影制御システムでは、撮影
や映像表示のリアルタイム制御の必要性を重視するた
め、リアルタイム性を担保したトークン・バス方式もし
くはトークン・リング方式をメインLAN回線(LAN
1)によるアクセス方式に採用し、バックアップとして
汎用性のあるCSMA/CD方式をサブLAN回線(L
AN2)によるアクセス方式に採用する。
【0049】次に、図5を用いて、ホストコンピュータ
(図1に示すメインおよびサブコンピュータ101,1
02に相当する)から送信される制御指令の共通プロト
コル化について説明する。
【0050】図5(1)に示す操作切換器(図1に示す
操作切換器104に相当する)502,504や映像切
換器(図1に示す映像切換器103に相当する)50
3,505などはいわゆるクローズドシステムとなって
おり、それぞれのメーカーや機種によって独自の専用プ
ロトコルを持っている。このため、異なる専用プロトコ
ルを持った複数の切換器に対してホストコンピュータ5
01から単一のプロトコルの切換指令をそのまま送信し
てもこれら切換器502〜505を制御することができ
ない。
【0051】一方、ホストコンピュータ501から切換
器ごとに対応する複数種のプロトコルの切換指令を送信
させるようにしたのでは実用的でない。
【0052】このため、ホストコンピュータ501から
は共通プロトコル(所定プロトコル:例えばTCP/I
P)で切換指令を送信させ、この共通プロトコルの切換
指令を切換器502〜505が受け取る前に各切換器の
専用プロトコルに対応した切換指令に変換するプロトコ
ルコンバータを設けるのがよい。
【0053】また一般に、回線切換器502、504や
映像切換器503,505のインターフェースはRS2
32Cとなっている。したがって、このような機器(イ
ンターフェースとして、他にセントロニクス、GPI
B、SCSIなどがある)はLAN回線に直接接続でき
ない。
【0054】そこで、本実施形態では、図5(2)に示
すように、プロトコルコンバータを内蔵したLANアダ
プタ(図1に示すLANアダプタ125,126に相当
する)506を用意し、ホストコンピュータ501とは
LAN回線で接続し、回線切換器や映像切換器502〜
505とはRS232Cなどで接続している。
【0055】LANアダプタ506は、ホストコンピュ
ータ501からの制御指令を各切換器502〜505に
対応した専用プロトコルの指令に変換する。これによ
り、ホストコンピュータ501は、LANアダプタ50
6を介して各切換器502〜505と通信可能となる。
【0056】また、各切換器502〜505からの専用
プロトコルの情報をホストコンピュータ501が受け取
り可能な共通プロトコルの情報に変換することで、各切
換器502〜505がLANアダプタ506を介してホ
ストコンピュータ501と通信可能となる。
【0057】以上により、ホストコンピュータ501
は、切換器502〜505のメーカーや機種に依存せず
に、単一の共通プロトコルで各切換器502〜505の
制御を行うことができる。
【0058】続いて図6を用いて上記LANアダプタの
構成を説明する。図6において、601は、CPUであ
り、主にプロトコルのコンバートを行う。
【0059】602はROMであり、システムソフトウ
ェアを格納している。603はRAMである。
【0060】604は書き換え可能な不揮発性メモリで
あり、例えばFLASHメモリなどが用いられる。この
不揮発性メモリ604は、拡張ソフトウェア、IPアド
レス、障害対策、プロトコル変換に必要なソフトウェア
等のプロトコル変換データを格納する。なお、この不揮
発性メモリ604に対しては、プロトコル変換データの
追加・変更やアプリケーションの追加・変更などを容易
に行うことができる。
【0061】605はプロトコル設定操作スイッチであ
り、共通プロトコルの情報に対する変換先および変換元
となる専用プロトコルの選択を行う。すなわち、LAN
アダプタ506に接続される切換器502〜505に依
存した専用プロトコルが選択可能になっている。
【0062】606はRS232Cインターフェースで
あり、D−SUB607を通して切換器502〜505
に接続される。
【0063】このD−SUB607に不図示のコンピュ
ータを接続し、RS232Cを用いてIPアドレスの設
定や、拡張ソフトウェアのダウンロードによる追加・変
更、プロトコル変換データのダウンロードによる追加・
変更、障害対策のためのソフトウェアのダウンロードな
どが可能となっている。
【0064】ここで、本実施形態のLANアダプタに
は、トークン・バス又はトークン・リング方式を用いる
LAN1と、CSMA/CD方式を用いるLAN2の2
つのLAN回線が接続されるが、通信方式によってパケ
ット(アドレス情報、パケット長情報、コマンド情報を
含む)の中身が異なるので、通信方式ごとに上記パケッ
トから切換器の制御に必要なコマンド情報を抜き出すた
めのネットワークコントローラが必要になる。換言すれ
ば、2つ通信方式にそれぞれ対応したネットワークコン
トローラを併せ持つことにより、一方の通信方式による
通信が不能になっても他方の通信方式を使ってホストコ
ンピュータと切換器との通信を確保することができ、シ
ステムの安全性を高めることができる。
【0065】608はトークン・バス又はトークン・リ
ング方式のネットワークコントローラ(図3(2)にお
けるLANカード1に相当)であり、CPU601に接
続されている。このネットワークコントローラ608は
aモジュラ609を通じてLAN1に接続可能となって
いる。なお、ネットワークコントローラ608は二重の
データリンク層のうち一方のデータリンク層を構成する
ものである。したがって、このネットワークコントロー
ラ608に対して1つのMACアドレスが設定される。
【0066】610はCSMA/CD方式のネットワー
クコントローラ(図3(2)におけるLANカード2に
相当)であり、CPU601に接続されている。このネ
ットワークコントローラ610は、bモジュラ611を
通じてLAN2に接続可能となっている。なお、ネット
ワークコントローラ610は上記二重のデータリンク層
のうち他方のデータリンク層を構成するものである。し
たがって、このネットワークコントローラ610に対し
ても1つのMACアドレスが設定される。
【0067】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、LAN回線を多重化することによって本撮影制御シ
ステムの安全性や信頼性を高くすることができる。しか
も、映像切換器103および操作切換器104が、新た
な切換指令が入力されるまでは直前に入力された切換指
令に対応した切換状態を維持するという特性を有するた
め、LAN1のダウン後、LAN2に回線を切り換える
間の映像やカメラ制御の状態を維持できるとともに、回
線切換前後における映像やカメラ制御の連続性を確保す
ることができる。
【0068】さらに、通常時(正常時)にはトークン・
バス又はトークン・リング方式で通信を行うことによ
り、撮影や映像表示の高速制御ないしリアルタイム制御
が可能となり、非常時にはCSMA/CD方式で通信を
行うことにより汎用性のあるネットワーク(Ether
net)を通じて容易に撮影や映像表示の制御を確保す
ることができる。
【0069】また、LAN1とLAN2とをいずれもト
ークン方式を用いる回線とすると、LAN1と同様のト
ラブル(例えば、断線)がLAN2に対しても起こった
場合に対処できなくなるが、LAN2を汎用性のあるネ
ットワークを通じた通信を行えるものとしておくことに
より、LAN1と同様のトラブルに対して高い安全性お
よび信頼性をもって切換器の制御を確保することができ
る。
【0070】また、プロトコル設定操作スイッチ605
の切り換えにより変換先・変換元プロトコルの選択を行
う代わりに、ホストコンピュータからのプロトコル設定
指令に応じて変換先・変換元プロトコルの選択を行うよ
うにすることもできる。
【0071】この場合、例えば、図示しないLANアダ
プタの電源が投入された時点では、スイッチ605の情
報を読み込んでプロトコルの選択を行い、その後、ホス
トコンピュータからのプロトコル設定指令に応じて改め
てプロトコルを選択できるようにする。これにより、ス
イッチ605の操作を行わなくても、ホストコンピュー
タ上で変換先・変換元プロトコルの選択管理ができるた
め、効率の良いシステムを構築することができる。
【0072】ここで、本実施形態では、プロトコルコン
バータとしてCPU601を使用しているが、そのIP
アドレスやプロトコル変換データ(プロトコルコンバー
トプログラム)を不揮発性メモリ604に格納する方法
について以下に説明する。
【0073】まず、図8を用いて、IPアドレスの格納
方法を説明する。LAN回線に接続されている機器はI
Pアドレスを使用して認識されるため、最初のIPアド
レスの設定はLAN回線を通じて行うことはできない。
このため、RS232Cを利用して行う。
【0074】まずステップ801で、不図示のコンピュ
ータとLANアダプタとをRS232Cで接続する。
【0075】そしてステップ802で、スイッチ605
を操作してIPアドレス設定モードにする。これにより
LANアダプタはIPアドレスの設定が可能になる。
【0076】次にステップ803で、RS232Cを使
用して、コンピュータからIPアドレスをLANアダプ
タに転送する。
【0077】ステップ804で、LANアダプタは受信
したIPアドレスを不揮発性メモリ604に格納する。
【0078】これで、LANアダプタに対するIPアド
レスの設定が終了し、ステップ805にてスイッチ60
5によるIPアドレス設定モードを解除する。
【0079】なお、上記説明では、プロトコル選択操作
スイッチ605を利用してIPアドレス設定モードが設
定できるようにしているが、プロトコル選択操作スイッ
チ605とは別にIPアドレス設定モードを設定するた
めのスイッチを設けてもよい。
【0080】次に、図9を用いて、プロトコル変換デー
タ(プログラム)の格納方法を説明する。
【0081】まずステップ901で、不図示のコンピュ
ータとLANアダプタとをRS232Cで接続する。
【0082】そしてステップ902で、スイッチ605
を操作してプロトコルコンバートプログラム設定モード
にする。これによりLANアダプタは、プロトコルコン
バートプログラムおよびプログラム番号の設定が可能に
なる。
【0083】次にステップ903で、RS232Cを使
用して、コンピュータからプロトコルコンバートプログ
ラム番号をLANアダプタに転送する。
【0084】続いてステップ904では、RS232C
を使用して、コンピュータからプロトコルコンバートプ
ログラムをLANアダプタに転送する。
【0085】そしてステップ905で、LANアダプタ
は、受信したプロトコルコンバートプログラムおよびプ
ログラム番号を不揮発性メモリ604に格納する。
【0086】これで、LANアダプタのプロトコルコン
バートプログラム設定が終了し、ステップ906にて、
スイッチ605のプロトコルコンバートプログラム設定
モードを解除する。
【0087】なお、上記説明では、プロトコル選択操作
スイッチ605を利用してプロトコルコンバートプログ
ラム設定モードが設定できるようにしているが、プロト
コル選択操作スイッチ605とは別にプロトコルコンバ
ートプログラム設定モードを設定するためのスイッチを
設けてもよい。
【0088】図9では、不図示のコンピュータからRS
232C接続を通じてLANアダプタにプロトコル変換
データ(プログラム)を格納する場合について説明した
が、LANアダプタ(プロトコルコンバータ)にすでに
IPアドレスが設定されている場合には、図11に示す
方法でLANアダプタにプロトコル変換データ(プログ
ラム)を格納するようにしてもよい。本方法によれば、
RS232Cを用いなくてもLANを経由してホストコ
ンピュータなどを用いてLANアダプタにプロトコル変
換データを格納することができるため、保守管理性が向
上する。
【0089】まず、ステップ1101で、スイッチ60
5を用いずに、プロトコルコンバータにプロトコル設定
コマンドを転送し、プロトコルコンバートプログラム設
定モードにする。
【0090】続いて、ステップ1103で、プロトコル
コンバートプログラム番号を転送し、さらにステップ1
104でプロトコルコンバートプログラムを転送する。
【0091】そしてステップ1104で、LANアダプ
タは、受信したプロトコルコンバートプログラムおよび
プログラム番号を不揮発性メモリ604に格納する。
【0092】これで、LANアダプタのプロトコルコン
バートプログラム設定が終了し、ステップ1105に
て、ホストコンピュータはプロトコルコンバートプログ
ラム設定解除コマンドをLANアダプタに転送し、プロ
トコルコンバートプログラム設定モードを解除する。
【0093】ここで、IPアドレスやプロトコルコンバ
ートプログラムの設定に使用するコンピュータは、メイ
ンコンピュータ101やサブコンピュータ102であっ
てもよいし、また近年パーソナルコンピュータの小型化
に伴って、持ち運びしやすくなったノート型パソコンな
どを使用することも可能である。
【0094】また、上記説明では、プロトコル変換デー
タとしてプログラムを不揮発性メモリ604に格納する
場合について説明したが、プロトコル変換データとして
テーブルデータを格納するようにしてもよい。
【0095】次に、図7を用いてサブコンピュータ10
2の動作を説明する。まず、ステップ701で、メイン
コンピュータ101からのシステム管理・制御データの
転送があったかどうかをチェックする。
【0096】システム管理・制御データの転送があった
場合は、ステップ702で、そのシステム管理・制御デ
ータをセーブする。データの転送がなかった場合はその
ままステップ701に進む。
【0097】このメインコンピュータ101から転送さ
れるシステム管理・制御データは、サブコンピュータ1
02で使用するためのデータであるが、メインコンピュ
ータ101に対するデータのバックアップも兼ねて、定
期的に若しくはシステム管理・制御データに変更があっ
た場合に(つまりは随時)、サブコンピュータ102に
送られてくる。システム管理・制御データとしては、例
えば稼働している撮影装置のアドレス、音声アドレス、
映像ゲイン、各操作切換器のマトリックスデータ(制御
情報の送信のために接続されている回線を示すデー
タ)、各映像切換器のマトリックスデータ(映像情報の
表示のために接続されている回線を示すデータ)などが
ある。
【0098】続いて、ステップ703では、pingコ
マンドをメインコンピュータ101に送信する。このp
ingコマンドを正常に稼働しているメインコンピュー
タ101が受けると、メインコンピュータ101は所定
のアンサをサブコンピュータ102に送信する。
【0099】次にステップ704では、pingコマン
ドに対するメインコンピュータ101からのアンサがあ
ったか否かを確認する。アンサがある場合は、メインコ
ンピュータが正常稼働しているものとして、そのままス
テップ701に戻る。一方、アンサがない場合は、メイ
ンコンピュータ101が正常稼働していないとしてステ
ップ705に進む。
【0100】ステップ705では、メインコンピュータ
101の代わりにサブコンピュータ102で本撮影制御
システムの管理・制御を行うために、メインコンピュー
タ101から転送された最新のシステム管理・制御デー
タに基づいて(初期データとして)、サブコンピュータ
102における撮影制御システムソフトを起動し、本撮
影制御システムのサブコンピュータ102側からの管理
・制御を可能とする。これにより、システムの運行状況
を変えずにスムーズに管理・制御をサブコンピュータ1
02に移行させることができる。
【0101】ここで、このようにサブコンピュータ10
2側の撮影制御システムソフトをメインコンピュータ1
01が正常稼働していないとの確認後に起動するように
したのは、複数のホストが同時に存在し、各ホストから
システムの制御指令が与えられてシステムが混乱するお
それがあるため、メインコンピュータ101が正常稼働
している間はサブコンピュータ102側からの管理・制
御を禁止して、上記混乱を防止するためである。
【0102】なお、同じ目的を達成するために、メイン
コンピュータ101が正常稼働している間もサブコンピ
ュータ102側の撮影制御システムソフトを動作させて
おくが、サブコンピュータ102側からのシステムの管
理・制御を禁止するようにしてもよい。これにより、サ
ブコンピュータ102側の撮影制御システムソフトの起
動に時間を要するような場合でも、メインコンピュータ
101が正常稼働しなくなったことの確認後、より迅速
にサブコンピュータ102側からのシステムの管理・制
御に移行することができる。
【0103】こうして撮影制御システムソフトが起動さ
れると、ステップ706では、CD−R/W127に、
本撮影制御システムにおけるシステム管理・制御データ
のバックアップを行う。このシステム管理・制御データ
のバックアップも、定期的に若しくはシステム管理・制
御データに変更があった場合に行われる。
【0104】そしてステップ707に進み、メインコン
ピュータ101が再び正常稼働状態に復帰した(回復し
た)かどうかをチェックするために、メインコンピュー
タ101からの再起動コマンドのチェックを行う。
【0105】次に、ステップ708では再起動コマンド
があったかどうかを確認し、再起動コマンドがない場合
はステップ706に戻る。一方、再起動コマンドが確認
できた場合は、ステップ709に進む。
【0106】ステップ709では、サブコンピュータ1
02のモニタ画面上にメインコンピュータ101が再起
動したことを知らせるための回復表示を行う。なお、こ
のメインコンピュータ101の回復報知動作は、音声に
より行ってもよい。
【0107】ステップ710では、サブコンピュータ1
02からメインコンピュータ101に管理・制御を移管
するかどうかをサブコンピュータ102のオペレータ等
に問い合わせる。オペレータ等がサブコンピュータ10
2からの管理・制御を続行したい場合(例えば、問い合
わせウインドウでNOを選択した場合)はステップ71
2を繰り返す。但し、上記問い合わせをすぐに繰り返す
のではなく、一定時間をおいた後に、上記問い合わせを
繰り返すようにする。一方、サブコンピュータ102か
らメインコンピュータ101に管理・制御を移管したい
場合(例えば、問い合わせウインドウでYESを選択し
た場合)は、ステップ711に進む。
【0108】ステップ711では、サブコンピュータ1
02の管理・制御システムソフトで使用している管理・
制御データを、メインコンピュータ101に転送する。
これにより、システムの運行状況を変えずにスムーズに
管理・制御をメインコンピュータ101に移管すること
ができる。
【0109】続いてステップ712では、メインコンピ
ュータ101が再起動したので、サブコンピュータ10
2によるシステムの管理・制御をする必要がなくなった
ため(さらに言えば、前述したように複数のホストが同
時に存在すると、各ホストからシステムの制御指令が与
えられてシステムが混乱するおそれがあるため)、サブ
コンピュータ102の管理・制御システムソフトを終了
する。そして、ステップ701に戻る。
【0110】次に、図10を用いてトークン・バス又は
トークン・リング方式(LAN1による通信)からCS
MA/CD方式(LAN2による通信)への切換え動作
について説明する。
【0111】まずステップ1001で、ホストコンピュ
ータ101から映像切換器103や操作切換器104に
所定のコマンドを転送する。
【0112】そしてステップ1002において、上記切
換器からの上記所定コマンドに対するアンサを待つ。ア
ンサがあればステップ1006に進んで所定のアンサ処
理を行い、本フローチャートを終了する。
【0113】一方、切換器からのアンサがない場合には
ステップ1003に進み、上記所定コマンドの転送時点
からの経過時間を測定し、ステップ1004に進む。
【0114】ステップ1004では、ステップ1003
で測定した経過時間と予め決められた基準時間とを比較
し、経過時間がまだ基準時間内であればステップ100
2に戻って時間測定を続行する。また、経過時間が基準
時間以上となったときは、LAN1に異常が生じたもの
としてステップ1005に進む。
【0115】ステップ1005では、通信しているLA
N回線をLAN1からLAN2に切り換えるとともに、
通信方式をトークン・バス又はトークン・リング方式か
らCSMA/CD方式に切り換える。
【0116】なお、CSMA/CD方式に切り換えた
後、LAN2による通信が可能か否かを確認するため
に、ホストコンピュータ101は映像切換器103や操
作切換器104に所定のコマンドを転送し、アンサを待
つが、CSMA/CD方式ではアンサにある程度の時間
を要する場合があるので、アンサ待ち時間はステップ1
004での基準時間よりも長く設定する。
【0117】本実施形態では、LAN1が通信不能にな
ってからこのアンサ待ち時間を含めたLAN2による映
像切換器103や操作切換器104の制御が可能となる
までの間、映像切換器103や操作切換器104の切換
状態が維持されるので、放送中の映像が途絶えたりそれ
までのカメラ制御がキャンセルされたりすることがな
い。さらに、LAN2による通信が可能となった後は、
LAN1が通信不能になった時点での映像やカメラ制御
の状態から連続性をもって映像放送やカメラ制御を行う
ことができる。
【0118】こうして、LAN2を通じた映像切換器1
03や操作切換器104の制御を確保した上で、本フロ
ーチャートを終了する。
【0119】上記実施形態では、ホストコンピュータか
らのLAN通信により操作切換器や映像切換器の作動を
制御する場合について説明したが、図12に示すよう
に、ホストコンピュータからのLAN通信により、映像
切換器を内蔵するモニタ装置におけるモニタ映像の切換
作動を制御するとともに、カメラを直接制御するように
してもよい。この場合も、ホストコンピュータとモニタ
装置およびカメラとをLANアダプタを介してメイン・
サブLAN回線で接続し、通常時はメインLAN回線を
使用し、非常時にはサブLAN回線を使用する。また、
この場合のLANアダプタの構成やアドレス,プロトコ
ル変換データの設定は上記実施形態中にて説明したLA
Nアダプタと同様である。
【0120】さらに、図13に示すように、撮影装置
に、使用するカメラやモニタ映像の自動切換制御を行う
端末コンピュータ(この場合、このコンピュータが映像
および操作切換器に相当する)を含む場合に、ホストコ
ンピュータと端末コンピュータとをLANアダプタを介
してLAN接続し、ホストコンピュータにより端末コン
ピュータに制御情報を送信するようにしてもよい。
【0121】また、上記実施形態では、メインLAN回
線が使用不能(通信不能)となった場合(非常時)にの
みサブLAN回線を使用する場合について説明したが、
通常時・非常時に限らず、システム上の必要に応じてメ
インLAN回線とサブLAN回線とを切り換えるように
して、システム運用にフレキシビリティを持たせるよう
にしてもよい。
【0122】さらに、上記実施形態では、サブLAN回
線の通信方式としてCSMA/CD方式を用いる場合に
ついて説明したが、現在CSMA/CD方式以外で用い
られることが検討されているデマンド・プライオリティ
・コントロール(DPC方式)を用いるようにしてもよ
い。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明に
よれば、多重化LAN回線によってシステムの全面的ダ
ウンを確実に回避できる安全性・信頼性の高い撮影装置
の制御システムを構築することができるとともに、メイ
ンLAN回線からサブLAN回線に使用回線を切り換え
る際に、モニタしている映像(つまりは放送映像)やカ
メラ制御の状態を維持することができる。しかも、回線
切換え前後における放送映像やカメラ制御の連続性を確
保することができる。
【0124】また、本願第2の発明によれば、通常時に
はメインLAN回線を使用したリアルタイム性のあるト
ークン方式による通信を行って撮影装置を制御するの
で、撮影システムに必要なリアルタイム制御性を確保で
きるとともに、メインLAN回線が使用不能となった非
常時等にはサブLAN回線を使用した汎用性のあるCS
MA/CD方式又はDPC方式による通信を行って撮影
装置を制御するので、容易かつ短時間で、しかもメイン
LAN回線と同様のトラブルに対して高い安全性をもっ
て映像および撮影制御を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である撮影制御システムの構
成図。
【図2】従来の撮影制御システムの構成図。
【図3】ネットワークの多重化の概念図である。
【図4】LANのアクセス方式の概念図である。
【図5】ホストコンピュータの共通プロトコルによるシ
ステム運用の概念図である。
【図6】上記実施形態にて用いられるLANアダプタの
構成図である。
【図7】上記実施形態におけるサブホストコンピュータ
の処理を示すフローチャートである。
【図8】上記実施形態におけるLANアダプタへのIP
アドレスの設定方法を示すフローチャートである。
【図9】上記実施形態におけるLANアダプタへのプロ
トコルコンバートプログラムの設定方法を示すフローチ
ャートである。
【図10】上記実施形態におけるLAN回線の切り換え
動作を示すフローチャートである。
【図11】上記実施形態におけるLANアダプタへのプ
ロトコルコンバートプログラムの第2の設定方法を示す
フローチャートである。
【図12】本発明を適用した他のシステムの構成図であ
る。
【図13】本発明を適用した他のシステムの構成図であ
る。
【符号の説明】
101 メインホストコンピュータ 102 サブホストコンピュータ 103 映像切換器 104 操作切換器 113,116,117 撮影装置 125,126 LANアダプタ LAN1 メインLAN回線 LAN2 サブLAN回線

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカメラ、少なくとも1つのモニタ
    および前記複数のカメラのうち前記モニタに撮影映像を
    表示させるカメラを切り換えるための映像切換器を有し
    て構成される撮影装置と、前記映像切換器に対しLAN
    回線を用いてこの映像切換器に切換動作を行わせるため
    の制御情報を送信するホストコンピュータとを有する撮
    影装置の制御システムであって、 前記映像切換器は新たな制御情報を受信しない限り前に
    受信した制御情報に応じた切換状態を維持するものであ
    り、 前記ホストコンピュータは、メインLAN回線およびサ
    ブLAN回線を選択的に用いて前記映像切換器に制御情
    報を送信することを特徴する撮影装置の制御システム。
  2. 【請求項2】 前記ホストコンピュータは、前記メイン
    LAN回線を用いた前記映像切換器への制御情報の送信
    が不能となったときに、前記サブLAN回線を用いて前
    記映像切換器に制御情報を送信することを特徴する請求
    項1に記載の撮影装置の制御システム。
  3. 【請求項3】 前記ホストコンピュータは、前記メイン
    LAN回線を用いた前記映像切換器への通信に対するア
    ンサを受け取らないときに前記サブLAN回線を用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮影装置の制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記ホストコンピュータは、前記メイン
    LAN回線および前記サブLAN回線を含む二重の物理
    層と、二重のデータリンク層と、1つのネットワーク層
    とを通じて前記映像切換器と通信を行うことを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載の撮影装置の制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記映像切換器が複数設けられていると
    ともに、前記ホストコンピュータは前記メインLAN回
    線および前記サブLAN回線を通じて前記複数の映像切
    換器と所定プロトコルでの情報の通信を行うものであ
    り、 前記メインLAN回線および前記サブLAN回線と前記
    各映像切換器との間に、前記所定プロトコルの情報と前
    記映像切換器のそれぞれにおいて使用される専用プロト
    コルの情報との変換を行うプロトコル変換手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の撮
    影装置の制御システム。
  6. 【請求項6】 前記ホストコンピュータは、前記メイン
    LAN回線および前記サブLAN回線を含む二重の物理
    層と、二重のデータリンク層と、1つのネットワーク層
    とを通じて前記各映像切換器と通信を行うものであり、 前記プロトコル変換手段に、前記二重のデータリンク層
    に対する2つのアドレスと、前記1つのネットワーク層
    に対する1つのアドレスとを設定したことを特徴とする
    請求項5に記載の撮影装置の制御システム。
  7. 【請求項7】 前記カメラが、カメラ本体とこのカメラ
    本体を移動させる雲台とを有して構成されることを特徴
    とする請求項1から6のいずれかに記載の撮影装置の制
    御システム。
  8. 【請求項8】 複数のカメラ、少なくとも1つの操作装
    置および前記複数のカメラのうち前記操作装置による制
    御を行うカメラを切り換えるための操作切換器を有して
    構成される撮影装置と、前記操作切換器に対しLAN回
    線を用いてこの操作切換器に切換動作を行わせるための
    制御情報を送信するホストコンピュータとを有する撮影
    装置の制御システムであって、 前記操作切換器は新たな制御情報を受信しない限り前に
    受信した制御情報に応じた切換状態を維持するものであ
    り、 前記ホストコンピュータは、メインLAN回線およびサ
    ブLAN回線を選択的に用いて前記操作切換器に制御情
    報を送信することを特徴する撮影装置の制御システム。
  9. 【請求項9】 前記ホストコンピュータは、前記メイン
    LAN回線を用いた前記操作切換器への制御情報の送信
    が不能となったときに、前記サブLAN回線を用いて前
    記操作切換器に制御情報を送信することを特徴する請求
    項8に記載の撮影装置の制御システム。
  10. 【請求項10】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線を用いた前記操作切換器への通信に対する
    アンサを受け取らないときに前記サブLAN回線を用い
    ることを特徴とする請求項9に記載の撮影装置の制御シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線および前記サブLAN回線を含む二重の物
    理層と、二重のデータリンク層と、1つのネットワーク
    層とを通じて前記操作切換器と通信を行うことを特徴と
    する請求項8から10のいずれかに記載の撮影装置の制
    御システム。
  12. 【請求項12】 前記操作切換器が複数設けられている
    とともに、前記ホストコンピュータは前記メインLAN
    回線および前記サブLAN回線を通じて前記複数の操作
    切換器と所定プロトコルでの情報の通信を行うものであ
    り、 前記メインLAN回線および前記サブLAN回線と前記
    各操作切換器との間に、前記所定プロトコルの情報と前
    記操作切換器のそれぞれにおいて使用される専用プロト
    コルの情報との変換を行うプロトコル変換手段を設けた
    ことを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の
    撮影装置の制御システム。
  13. 【請求項13】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線および前記サブLAN回線を含む二重の物
    理層と、二重のデータリンク層と、1つのネットワーク
    層とを通じて前記操作切換器と通信を行うものであり、 前記プロトコル変換手段に、前記二重のデータリンク層
    に対する2つのアドレスと、前記1つのネットワーク層
    に対する1つのアドレスとを設定したことを特徴とする
    請求項12に記載の撮影装置の制御システム。
  14. 【請求項14】 前記カメラが、カメラ本体とこのカメ
    ラ本体を移動させる雲台とを有して構成されることを特
    徴とする請求項8から13のいずれかに記載の撮影装置
    の制御システム。
  15. 【請求項15】 複数のカメラ、少なくとも1つのモニ
    タ、前記複数のカメラのうち前記モニタに撮影映像を表
    示するカメラを切り換えるための映像切換器、少なくと
    も1つの操作装置および前記複数のカメラのうち前記操
    作装置による制御を行うカメラを切り換えるための操作
    切換器を有して構成される撮影装置と、前記映像切換器
    および前記操作切換器に対しLAN回線を用いてこれら
    切換器に切換動作を行わせるための制御情報を送信する
    ホストコンピュータとを有する撮影装置の制御システム
    であって、 前記映像切換器および前記操作切換器はそれぞれ新たな
    制御情報を受信しない限り前に受信した制御情報に応じ
    た切換状態を維持するものであり、 前記ホストコンピュータは、メインLAN回線およびサ
    ブLAN回線を選択的に用いて前記映像切換器および前
    記操作切換器に制御情報を送信することを特徴する撮影
    装置の制御システム。
  16. 【請求項16】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線を用いた前記映像切換器および前記操作切
    換器のうち少なくとも一方への制御情報の送信が不能と
    なったときに、前記サブLAN回線を用いて前記映像切
    換器および前記操作切換器に制御情報を送信することを
    特徴する請求項15に記載の撮影装置の制御システム。
  17. 【請求項17】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線を用いた前記映像切換器および前記操作切
    換器のうち少なくとも一方への通信に対するアンサを受
    け取らないときに前記サブLAN回線を用いることを特
    徴とする請求項16に記載の撮影装置の制御システム。
  18. 【請求項18】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線および前記サブLAN回線を含む二重の物
    理層と、二重のデータリンク層と、1つのネットワーク
    層とを通じて前記映像切換器および前記操作切換器と通
    信を行うことを特徴とする請求項15から17のいずれ
    かに記載の撮影装置の制御システム。
  19. 【請求項19】 前記ホストコンピュータは前記メイン
    LAN回線および前記サブLAN回線を通じて前記映像
    切換器および前記操作切換器と所定プロトコルでの情報
    の通信を行うものであり、 前記メインLAN回線および前記サブLAN回線と前記
    各切換器との間に、前記所定プロトコルの情報と前記各
    切換器において使用される専用プロトコルの情報との変
    換を行うプロトコル変換手段を設けたことを特徴とする
    請求項15から18のいずれかに記載の撮影装置の制御
    システム。
  20. 【請求項20】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線および前記サブLAN回線を含む二重の物
    理層と、二重のデータリンク層と、1つのネットワーク
    層とを通じて前記映像切換器および前記操作切換器と通
    信を行うものであり、 前記プロトコル変換手段に、前記二重のデータリンク層
    に対する2つのアドレスと、前記1つのネットワーク層
    に対する1つのアドレスとを設定したことを特徴とする
    請求項19に記載の撮影装置の制御システム。
  21. 【請求項21】 前記カメラが、カメラ本体とこのカメ
    ラ本体を移動させる雲台とを有して構成されることを特
    徴とする請求項15から20のいずれかに記載の撮影装
    置の制御システム。
  22. 【請求項22】 ホストコンピュータにより複数の撮影
    装置をLAN回線を用いた通信により制御する撮影装置
    の制御システムであって、 前記ホストコンピュータは、トークン方式を用いて通信
    を行うためのメインLAN回線と、CSMA/CD方式
    又はDPC方式を用いて通信を行うためのサブLAN回
    線とを選択的に用いて前記撮影装置を制御することを特
    徴とする撮影装置の制御システム。
  23. 【請求項23】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線による前記撮影装置との通信が不能となっ
    たときに、前記サブLAN回線を用いることを特徴とす
    る請求項22に記載の撮影装置の制御システム。
  24. 【請求項24】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線を用いた前記撮影装置への通信に対するア
    ンサを受け取らないときに前記サブLAN回線を用いる
    ことを特徴とする請求項23に記載の撮影装置の制御シ
    ステム。
  25. 【請求項25】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線および前記サブLAN回線を含む二重の物
    理層と、二重のデータリンク層と、1つのネットワーク
    層とを通じて前記撮影装置と通信を行うことを特徴とす
    る請求項22から24のいずれかに記載の撮影装置の制
    御システム。
  26. 【請求項26】 前記撮影装置が複数設けられていると
    ともに、前記ホストコンピュータは前記メインLAN回
    線および前記サブLAN回線を通じて前記複数の撮影装
    置と所定プロトコルでの情報の通信を行うものであり、 前記メインLAN回線および前記サブLAN回線と前記
    各撮影装置との間に、前記所定プロトコルの情報と前記
    撮影装置のそれぞれにおいて使用される専用プロトコル
    の情報との変換を行うプロトコル変換手段を設けたこと
    を特徴とする請求項22から25のいずれかに記載の撮
    影装置の制御システム。
  27. 【請求項27】 前記ホストコンピュータは、前記メイ
    ンLAN回線および前記サブLAN回線を含む二重の物
    理層と、二重のデータリンク層と、1つのネットワーク
    層とを通じて前記各撮影装置と通信を行うものであり、 前記プロトコル変換手段に、前記二重のデータリンク層
    に対する2つのアドレスと、前記1つのネットワーク層
    に対する1つのアドレスとを設定したことを特徴とする
    請求項26に記載の撮影装置の制御システム。
  28. 【請求項28】 前記撮影装置が、複数のカメラを有し
    て構成されていることを特徴とする請求項22から27
    のいずれかに記載の撮影装置の制御装置。
  29. 【請求項29】 前記撮影装置が、前記複数のカメラに
    よる撮影映像を表示するモニタを有して構成されている
    ことを特徴とする請求項28に記載の撮影装置の制御シ
    ステム。
  30. 【請求項30】 前記撮影装置が、複数のカメラ、少な
    くとも1つのモニタおよび前記複数のカメラのうち前記
    モニタに撮影映像を表示させるカメラを切り換えるため
    の映像切換器を有して構成されており、 前記ホストコンピュータは、前記映像切換器の切換動作
    を制御することを特徴とする請求項22から27のいず
    れかに記載の撮影装置の制御システム。
  31. 【請求項31】 前記映像切換器は、新たな制御情報を
    受信しない限り前に受信した制御情報に応じた切換状態
    を維持することを特徴とする請求項30に記載の撮影装
    置の制御システム。
  32. 【請求項32】 前記撮影装置が、複数のカメラ、少な
    くとも1つの操作装置および前記複数のカメラのうち前
    記操作装置による制御を行うカメラを切り換えるための
    操作切換器を有して構成されており、 前記ホストコンピュータは、前記操作切換器の切換動作
    を制御することを特徴とする請求項22から27のいず
    れかに記載の撮影装置の制御システム。
  33. 【請求項33】 前記操作切換器は、新たな制御情報を
    受信しない限り前に受信した制御情報に応じた切換状態
    を維持することを特徴とする請求項32に記載の撮影装
    置の制御システム。
  34. 【請求項34】 前記撮影装置が、複数のカメラ、少な
    くとも1つのモニタ、前記複数のカメラのうち前記モニ
    タに撮影映像を表示させるカメラを切り換えるための映
    像切換器、少なくとも1つの操作装置および前記複数の
    カメラのうち前記操作装置による制御を行うカメラを切
    り換えるための操作切換器を有して構成されており、 前記ホストコンピュータは、前記映像切換器および前記
    操作切換器の切換動作を制御することを特徴とする請求
    項22から27のいずれかに記載の撮影装置の制御シス
    テム。
  35. 【請求項35】 前記映像切換器および前記操作切換器
    はそれぞれ、新たな制御情報を受信しない限り前に受信
    した制御情報に応じた切換状態を維持することを特徴と
    する請求項34に記載の撮影装置の制御システム。
  36. 【請求項36】 前記カメラが、カメラ本体とこのカメ
    ラ本体を移動させる雲台とを有して構成されることを特
    徴とする請求項28から35のいずれかに記載の撮影装
    置の制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042093A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Daikyu Sangyo Kk 遠隔監視用切替装置
JP2010183131A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Optex Co Ltd カメラインタフェース装置および画像通信システム
CN116647750A (zh) * 2023-04-24 2023-08-25 北京代码空间科技有限公司 一种平面图像获取方法、系统及终端设备

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