JP2002049630A - 歴史情報管理装置及び歴史情報管理システム - Google Patents

歴史情報管理装置及び歴史情報管理システム

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JP2002049630A
JP2002049630A JP2000234732A JP2000234732A JP2002049630A JP 2002049630 A JP2002049630 A JP 2002049630A JP 2000234732 A JP2000234732 A JP 2000234732A JP 2000234732 A JP2000234732 A JP 2000234732A JP 2002049630 A JP2002049630 A JP 2002049630A
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Junji Kataoka
潤治 片岡
Hidekazu Kawarai
秀和 瓦井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人や団体等の歴史情報を一元的に管理す
る。 【解決手段】 サーバ1には、例えば家系図等のよう
に、或る人物の歴史に係る歴史情報が保存されている。
この歴史情報は、インターネット2を介して接続されて
いる各端末装置3、3、3、・・・により、いつでもど
こからでも自由に閲覧することができる。従って、紙や
CD−ROM等の記録媒体に上記家系図を記録した従来
のものに比べて、管理上及び利便性等の面から極めて有
効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば個人の家系
図や、企業の歴史を記録した歴史誌等のように、個人や
企業、或いは組合や自治体等の各種団体等の歴史に係る
情報を管理する歴史情報管理装置及び決済情報管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記家系図のように、個人の血統や経歴
等の歴史を記録したものとしては、一般に、紙製のもの
が殆どである。しかし、このような紙製のものは、紙や
インク(または墨)等の経年劣化が著しい等、所謂保存
性が悪い、という問題がある。また、記録できる情報
が、文字や図形に限られ、せいぜい写真を貼り付ける程
度しかできない、という問題がある。
【0003】かかる問題を解決するための技術として、
従来、例えば特開平10−290743号公報に開示さ
れている「オーディオ・ビジュアル家系図」がある。こ
れは、上記紙製の家系図に代えて、例えば光ディスクや
光磁気ディスク等を、当該家系図の記録媒体とするもの
である。このようにディジタルデータ用の記録媒体を用
いることにより、上記紙製の家系図に比べて情報(デー
タ)の保存性が飛躍的に向上する。また、文字や図形に
限らず、画像や音声をも記録でき、これらを任意に視聴
できる、という利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
0−290743号公報に開示されている従来技術によ
れば、上記光ディスク等の記録媒体に記録されている情
報を視聴する場合には、その視聴者は、常に、自分の手
元に当該記録媒体を用意しておかなければならない、と
いう問題がある。従って、例えば、視聴者が引っ越しを
する場合や、離れた場所で上記記録媒体の記録情報を視
聴する場合等には、当該記録媒体を常に持ち歩かなけれ
ばならず、非常に面倒である。また、この持ち歩きの際
に、当該記録媒体を紛失する可能性も十分にある。
【0005】更に、家系図というものは子孫代代にまで
永久的に継続するものであること、また、近年の益々グ
ローバル化する社会情勢を鑑みると、上記従来技術によ
る家系図では、管理上や利便性等の面で問題がある。具
体的には、例えば、本来家系図を管理しなければならな
い立場にある子孫(例えば本家の子孫)が外国に移り住
むような場合、当該子孫による家系図の管理が非常に困
難になる。また、日本国内に居る子孫が家系図を管理す
る場合であっても、外国等の離れた場所に居る子孫が当
該家系図を視聴するのは容易ではない。これらの問題
は、上記紙製の家系図においても、同様に発生する。
【0006】そこで、本発明は、上記家系図等の個人の
歴史に係る情報や、企業等の各種団体等の歴史に係る情
報を、ディジタル化すると共に、このディジタル化した
情報を一元化して例えばインターネット等の電気通信網
を介して配信することにより、場所や時間等に制限され
ることなく当該家系図等の歴史情報を視聴することがで
きる技術、を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、基本的に、上記家系図等の歴史情報を
一元化して保存及び管理する歴史情報管理装置と、上記
個人や企業等のように当該歴史情報が管理される側の者
が使用する端末装置と、で構成される。そして、これら
各装置は、例えばインターネット等の電気通信網を介し
て双方向通信が可能とされている。
【0008】このうち、歴史情報管理装置は、上記個人
や企業等のように所定の人または物の歴史に係る歴史デ
ータが記憶されている歴史データ記憶手段と、上記端末
装置から上記通信網を介して送られてくる配信要求指令
を受信する管理側受信手段と、この管理側受信手段が受
信して得た上記配信要求指令に対応する歴史データを上
記歴史データ記憶手段から呼び出す歴史データ呼出手段
と、この歴史データ呼出手段が呼び出した歴史データ
を、上記通信網を介して上記端末装置に送信する管理側
送信手段と、を具備する。
【0009】なお、ここで言う上記歴史データとして
は、例えば上記個人や企業等の各時代における画像(静
止画像、動画像)や、その本人或いは関係者等の声、更
にはその時々における意志や気持ち等を文章で表した文
字(テキスト)データ等、多種多様な情報がある。この
歴史情報管理装置は、例えばサーバにより構成できる。
【0010】一方、端末装置は、上記歴史データ記憶手
段に記憶されている上記歴史データのうち任意のものを
選択してその配信を希望する旨の上記配信要求指令を生
成する配信要求手段と、この配信要求手段が生成した上
記配信要求指令を、上記通信網を介して送信する端末側
送信手段と、この配信要求指令を送信することにより上
記通信網を介して送られてくる上記歴史データを受信す
る端末側受信手段と、この端末側受信手段によって受信
して得た上記歴史データを当該歴史データの属性に応じ
た形態で出力する、例えば当該歴史データが文字や図形
或いは画像等の所謂視覚的情報である場合にはこれを視
覚的形態で出力(表示)し、当該歴史データが音声や音
楽等の所謂視覚的情報である場合にはこれを聴覚的形態
により出力する、情報出力手段と、を具備する。
【0011】なお、この端末装置は、例えばインターネ
ット(Webサイト)への接続環境を備えたパーソナル
・コンピュータにより構成できる。特に、GUI(Grap
hical User Interface)環境を備えたパーソナル・コン
ピュータが、望ましい。また、PDA(Personal Digit
al Assistant)装置や携帯電話機、或いはPHS(Pers
onal Handyphone System)等のように、表示画面を備
え、かつインターネットに接続可能な機能を備えた移動
体通信装置等によっても、本端末装置を構成できる。
【0012】即ち、本発明によれば、歴史情報管理装置
の歴史データ記憶手段には、個人や企業等の歴史に係る
情報をディジタル化した歴史データが記憶されている。
ここで、端末装置側から、任意の歴史データの配信(視
聴)を希望する旨の配信要求指令を送信すると、歴史情
報管理装置は、これを受けて、当該配信要求指令に対応
する歴史データを上記歴史データ記憶手段から呼び出し
て、端末装置に送信する。この端末装置側に送信された
歴史データは、ここで視覚的形態や聴覚的形態の情報に
変換されて出力される。従って、端末装置側において
は、時間に制限されることなく、いつでも自由に任意の
歴史情報を視聴できる。また、インターネットを利用で
きる端末装置があれば(即ち環境が整っていれば)、場
所に制限されることなく、どこからでも当該歴史情報を
視聴できる。更に、複数台の端末装置から、同時に歴史
情報管理装置にアクセスすることもできる。そして、各
端末装置により、同一の歴史データを同時に視聴するこ
ともできる。
【0013】また、歴史データは、ディジタル化された
状態で保存されているので、劣化する心配がない。従っ
て、何年も先の将来にわたって、所謂半永久的に、自己
や企業等の歴史を振り返ることができる。また、例えば
子孫等の未来の者が、過去の者や企業等の歴史を視聴す
ることもできる。更に、例えば、将来途中で当該歴史デ
ータを管理する者が不在になる等により当該管理行為が
途切れたとしても、歴史データは劣化することなく保存
されているので、新たに管理する者が現れたときに、当
該管理を再開できる。特に、歴史データは一元化されて
いるので、当該管理は極めて容易である。即ち、インタ
ーネットを利用できる環境が整っていさえすれは、いつ
でもどこからでも当該歴史データを管理できる。
【0014】なお、歴史情報管理装置側には、上記端末
装置側において上記配信要求指令を生成して送信する際
の手順を指示するための手順指示情報、を生成し、これ
を管理者側送信手段により上記通信網を介して当該端末
装置側に送信する手順指示手段、を設けてもよい。この
場合、端末装置については、上記歴史情報管理装置側か
ら通信網を介して送られてくる手順指示情報を受信し
て、この受信して得た手順指示情報に基づいて上記配信
要求指令を生成して送信するよう構成する。
【0015】このようにすれば、歴史情報管理装置側か
ら端末装置に対して、当該端末装置側において視聴を希
望する歴史データを選択する際の手順を、指示すること
ができる。従って、端末装置側においては、歴史情報管
理装置側から指示された手順(所謂フォーマット)に従
って操作すればよく、当該操作が容易になる。
【0016】また、歴史情報管理装置の歴史データ記憶
手段は、上記歴史データを、所定の分類に従って階層状
(所謂ツリー状)に記憶する構成としてもよい。この場
合、歴史データ呼出手段は、当該階層状に記憶されてい
る歴史データの中から上記配信要求指令に対応するもの
を、当該階層の順に沿って段階的に呼び出すよう構成す
る。
【0017】このように歴史データを階層構造とすれ
ば、端末装置側において希望の歴史データを検索する
際、上記所定の分類別に当該検索を実行できるので、当
該検索が容易になる。即ち、一般に知られているインデ
ックス管理を実現できる。
【0018】そして、上記歴史データ記憶手段は、上記
歴史データとして、上記個人や企業等に係る歴史年表を
表すための年表データを含む構成としてもよい。このよ
うにすれば、当該個人や企業の歴史を一覧で把握でき
る。また、各年代に沿って、例えば世の中の出来事等を
併記すれば、その時々の時代情勢を把握できる。
【0019】更に、上記歴史データ記憶手段は、上記歴
史データとして、上記個人や企業と、当該個人や企業と
所定の関係にある他の人物や企業等と、に係る当該関係
を、図表で表すための系統図データを含む構成としても
よい。具体的には、例えば、個人の場合には、その血筋
を表す家系図を端末装置に表示させるためのデータを、
上記歴史データに含ませてもよい。また、企業等の場合
には、例えば歴代の社長の系統、或いは企業の合併や分
割等の推移を表した図表を端末装置に表示させるための
データを、上記歴史データに含ませてもよい。このよう
にすれば、個人の血筋や企業の歴史等を把握するのが容
易になる。
【0020】また、上記のような系統図データを付加す
る場合には、上記家系図等の系統図を構成する各人間や
各企業等の歴史に係るデータをも、上記歴史データとし
て歴史データ記憶手段に記憶させてもよい。この場合、
上記系統図データに基づいて端末装置側に表示される系
統図を構成する各人間または各企業(厳密には、これら
人間または企業に対応する系統図上の表示子等の指標
等)と、それぞれの歴史データとを関連付けるようにす
る。このようにすれば、端末装置側において、上記系統
図を構成する人間または企業等を当該系統図上で選択す
ることにより、この選択した人間または企業等に係る歴
史データを視聴することができる。即ち、どのような関
係にある人間または企業等が、どのような歴史を歩んで
きたのかを、容易に把握することができる。
【0021】ところで、上記家系図のように、特に個人
のプライバシに係る情報を管理する場合には、当該情報
が第三者に視聴されるのを防止する必要がある場合があ
る。そこで、本発明では、次のように構成することがで
きる。
【0022】即ち、歴史情報管理装置については、予め
登録されている第1の管理側識別情報が記憶される第1
の識別情報記憶手段と、上記管理者側受信手段が上記端
末装置から上記通信網を介して送られてくる第1の端末
側識別情報を受信したとき、この受信して得た第1の端
末側識別情報と上記第1の管理者側識別情報とを照合し
てこれら両者が所定の関係にあるか否かを判断する第1
の照合手段と、この第1の照合手段が、上記第1の端末
側識別情報と上記第1の管理者側識別情報とが所定の関
係にある、例えば一致する、と判断したときにのみ、上
記端末装置との間で上記通信網を介して歴史データの一
部または全部を送受信可能とする通信制御手段と、を設
ける。そして、端末装置については、上記第1の端末側
識別情報を任意に生成する手段を設ける。
【0023】この構成によれば、端末装置側から歴史情
報管理装置側に送られる第1の端末側識別情報と、予め
歴史情報管理装置側に登録されている第1の管理側識別
情報と、が一致したときにのみ、これら歴史情報管理装
置と端末装置との間で歴史データが送受信される。即
ち、端末装置により任意の歴史データを視聴するには、
当該端末装置を操作する者が上記任意の歴史データを視
聴する権利を有する所謂正当権利者であることを証明す
るための真の第1の端末側識別番号を入力する必要があ
る。従って、当該真の第1の端末側識別番号を知らない
第三者等による不正なアクセスを排除できる。
【0024】また、本発明では、歴史データ記憶手段に
記憶されている歴史データの内容を、端末装置側から任
意に更新できるようにすることもできる。この場合、端
末装置については、上記歴史データ記憶手段に記憶され
ている歴史データの内容を任意に更新する旨の歴史デー
タ更新指令を生成して歴史情報管理装置に送信する手
段、を設ける。そして、歴史情報管理装置については、
管理者側受信手段が端末装置から上記歴史データ更新指
令を受信したとき、この受信して得た歴史データ更新指
令に応じて、上記歴史データ記憶手段に記憶されている
歴史データの内容を更新する歴史データ更新手段、を設
ける。
【0025】このように、歴史データを任意に更新でき
るようにすることによって、当該歴史データを後世にわ
たって永久的に蓄積することができる。なお、ここで言
う更新は、歴史データの内容を追加できるものとするに
留め、当該歴史データの内容を任意に書き換えたり消去
したりするのは不可能とするのが望ましい。即ち、当該
歴史データが個人や企業等の歴史に係る情報であるとい
うことを鑑みると、かかる情報を任意に書き換えたり消
去したりすることは、好ましくないからである。また、
例えば故人に係る情報等のように歴史データの内容(種
類)によっては、当該内容を全く更新不可能とすること
も必要である。
【0026】上記のように歴史データの内容を更新可能
とする場合には、当該歴史データの内容を更新できるの
は、或る特定の人間に限定するのが望ましい。即ち、第
三者等によって、当該歴史データの内容が不当に更新さ
れるのを、防止する必要がある。そこで、本発明では、
次のように構成することができる。
【0027】即ち、歴史情報管理装置については、予め
登録されている第2の管理側識別情報が記憶されている
第2の識別情報記憶手段と、上記管理者側受信手段が上
記端末装置から上記通信網を介して送られてくる第2の
端末側識別情報を受信したとき、この受信して得た第2
の端末側識別情報と上記第2の管理者側識別情報とを照
合してこれら両者が所定の関係にあるか否かを判断する
第2の照合手段と、この第2の照合手段が、上記第2の
端末側識別情報と上記第2の管理者側識別情報とが所定
の関係にある、例えば一致する、と判断したときにの
み、上記歴史データ更新手段により上記歴史データ記憶
手段に記憶されている上記歴史データの内容を更新可能
とする更新制御手段と、を設ける。そして、端末装置に
ついては、上記第2の端末側識別情報を任意に生成する
手段を設ける。
【0028】このように構成すれば、端末装置側から歴
史情報管理装置側に送られる第2の端末側識別情報と、
予め歴史情報管理装置側に登録されている第2の管理側
識別情報と、が一致したときにのみ、端末装置側から上
記歴史データ記憶手段に記憶されている歴史データの内
容を更新することができる。即ち、端末装置により上記
歴史データの内容を更新するには、当該端末装置を操作
する者が上記歴史データの内容を更新する権利を有する
正当権利者であることを証明するための真の第2の端末
側識別番号を入力する必要がある。従って、当該真の第
2の端末側識別番号を知らない第三者により上記歴史デ
ータが不当に更新されるのを防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明を例えば個人の歴史情報を
管理するシステムに応用する場合の一実施の形態につい
て、図1から図11を参照して説明する。
【0030】図1は、本実施の形態の概略構成を示すブ
ロック図である。同図に示すように、本実施の形態は、
Webサーバ1と、このサーバ1と例えばインターネッ
ト2を介して双方向通信が可能な複数の端末装置(クラ
イアント)3、3、3、…と、から成る。このうち、サ
ーバ1は、図示しないデータ・ベースを有しており、こ
のデータ・ベースには、個人の歴史に係る歴史データ
が、例えばHTML形式で記憶されている。図2に、こ
のデータ・ベース内のファイル構造を示す。
【0031】同図に示すように、データ・ベース内に
は、個人(ここでは「甲村A男」という男性)のタイト
ル・ページ11を基点として、当該個人の歴史に係るデ
ータが、複数のカテゴリ(ここでは、「アルバム」、
「家系図」、「歴史」、「ビジネス」、「趣味」及び
「仲間」という6つのカテゴリ)12別に分類された状
態で、階層状に記憶されている。例えば、「アルバム」
というカテゴリ12については、一般の写真アルバムの
各ページを模擬した複数のページデータ13から成る。
これら各ページデータ13は、それぞれ、上記個人に係
るテキストデータや画像データ、更には音声データを含
んでいる。なお、ここで言う画像データは、静止画像で
あれば例えばビットマップ形式やJPEG形式で記憶さ
れ、動画像であれば例えばMPEG形式(MPEG2等
の上位規格のものも含む)で記憶される。また、音声デ
ータは、PCM形式またはMP3形式により記憶されて
おり、当該音声データには、人間(個人等)の声という
狭義の音声の他に、音楽や周囲の環境音等の様々な音の
データも含まれる。勿論、これら以外の形式により、当
該画像データ及び音声データを記憶してもよい。
【0032】なお、「アルバム」以外のカテゴリ12に
ついても、その構造は上記と略同様(階層及びデータの
数が異なる程度)であるので、ここでは、それぞれの詳
細な説明を省略する。また、このデータ・ベース内に
は、上記「甲村A男」という人物以外のデータも、図2
と同様の構成で記憶されている。
【0033】一方、各端末装置3、3、3、・・・は、
例えばGUI環境を備えたパーソナル・コンピュータに
より構成されている。また、これら各端末装置3、3、
3、・・・を使用する各個人には、それぞれ個別の識別
番号(ID)とパスワードとが予め付与されている。な
お、パスワードについては、後述するように閲覧用パス
ワードと更新用パスワードという2つのパスワードが、
付与される。
【0034】上記のように構成されたシステムにおい
て、例えば、今、各端末装置3、3、3、・・・のいず
れかからサーバ1にアクセスするとする。そして、個人
(「甲村A男」)の識別番号と閲覧用パスワードとを入
力すると、図3に示すような当該個人専用のホーム・ペ
ージ(Webページ)のタイトル・ページ(トップ・ペ
ージ)が、当該アクセス元である端末装置3の表示画面
に表示される。このタイトル・ページを表示するための
データは、上記データ・ベース内のタイトル・ページ
(領域)11に記憶されている。なお、上記識別番号及
び閲覧用パスワードのいずれかが、予めサーバ1側に登
録されているものと異なる場合には、サーバ1側から端
末装置3側に警告メッセージが発せられ、上記ホーム・
ページの閲覧が拒否される。ここで、端末装置3側から
サーバ1側に送信される識別番号及び閲覧用パスワード
が、特許請求の範囲に記載の第1の端末側識別情報に対
応し、これらに応じて予めサーバ1側に登録されている
情報が、特許請求の範囲に記載の第1の管理側識別情報
に対応する。
【0035】同図に示すように、このタイトル・ページ
においては、例えば画面の左上方寄りに本人(「甲村A
男」)の写真(静止画像)21が表示され、その右横方
に当該タイトル・ページの名称(ここでは「デジタルヒ
ストリー」という名称)22と本人の名前(日本語及び
アルファベット表記)23、24とが、縦並びに表示さ
れる。そして、画面の下方側には、それぞれ「甲村A男
・アルバム」、「甲村A男・家系図」、「歴史」、「ビ
ジネス」、「趣味」及び「仲間」と記された模擬ボタン
25乃至30が、概略3行2列で表示される。更に、こ
れら各ボタン25乃至30の各下方には、それぞれのボ
タン25乃至30の機能を説明するための短いコメント
31乃至36が記されている。また、このタイトル・ペ
ージの左上方隅には、この「甲村A男」のホーム・ペー
ジを更新(改定)した日付37が表示される。
【0036】上記各ボタン25乃至30のうち、例えば
「甲村A男・アルバム」ボタン25を図示しないマウス
・ポインタによりクリックすると(具体的には、当該
「甲村A男・アルバム」ボタン25上にマウス・ポイン
タを移動させて図示しないマウスの左ボタンをクリック
すると)、端末装置3の表示画面は、図4に示すような
アルバムページに切り替わる。なお、この図4の画面を
表示するためのデータは、上記データ・ベース内の「ア
ルバム」というカテゴリ(領域)12内に記憶されてい
る。
【0037】同図に示すように、この画面の中央部上方
には、当該ページのタイトル(「甲村A男・アルバム」
という文字列)41が表示される。そして、このタイト
ル41の下方であって当該ページの略中央には、一般の
写真アルバムの表紙を模擬した縦長長方形の図形42が
表示される。そして、この図形42の下方には、「NE
XT」と記された操作可能な文字列43が表示され、こ
の文字43の下方には、「0」を先頭とする数列44が
表示される。
【0038】上記「NEXT」文字列43は、当該アル
バムのページを次ページに進めるための操作子として機
能し、数列44の各数字は、各ページに直接ジャンプす
るための操作子として機能する。これら「NEXT」文
字列43または数列44の任意の数字をクリックする
と、端末装置3の表示画面は、例えば図5のような画面
に切り替わる。即ち、同図に示す画面は、アルバムの任
意のページを開いた状態を模擬したもので、当該アルバ
ムの形状を模擬した長方形の図形45内に、個人に係る
画像46と、この画像に関するコメント47とを表示す
る。なお、これら画像46とコメント47とのレイアウ
トは飽くまで一例であって、当該レイアウトは自由に決
定できる。また、ページによっては、これらの表示と共
に、例えば本人等の音声や音楽等を再生するようにもな
っている。このアルバムの所謂中身を表すページにおい
ては、上記図4における「NEXT」文字列43の左横
方に、当該アルバムのページを前ページに戻すための
「BACK」という操作可能な文字列48が追加され
る。このアルバムの中身に対応する図5の画面を表示す
るためのデータは、上記データ・ベース内のページデー
タ13内に記憶されている。
【0039】このように、本実施の形態によれば、一般
の写真アルバムと同様の機能を奏することができる。ま
た、上記画像46として静止画像のみならず動画像を採
用したり、上記のように本人の音声等を再生したりする
ことによって、一般の写真アルバムよりも付加価値の高
いアルバムを実現できる。
【0040】次に、図3において、「甲村A男・家系
図」ボタン26をクリックするとする。すると、端末装
置3の表示画面は、図6に示すような家系図ページに切
り替わる。なお、この図6の画面を表示するためのデー
タは、上記データ・ベース内の「家系図」カテゴリ(領
域)12内に記憶されている。
【0041】同図に示すように、この画面の中央部上方
には、当該ページのタイトル(「甲村家・家系図」とい
う文字列)51が表示される。そして、このタイトル4
1の下方には、当該甲村家の家系図が表示される。な
お、ここでは、宗家に係る家系(当主と配偶者及びその
子供)のみを図表で表しているが、当該図表に表す系統
の範囲はこれに限定されるものではない。この家系図に
よれば、当該家系を構成する各個人を、それぞれ概略長
円状の表示子52、52、52、・・・で表している。
そして、配偶者同士については、それぞれの表示子5
2、52、52、・・・を二重線53でつなぎ、その実
子については実線54でつなぎ、養子関係にあるものつ
いては点線55でつなぐことにより、これらの関係を明
確化している。また、性別を明確化するために、各表示
子52、52、52、・・・の色や模様、或いは形状を
変えて表示することもできる。
【0042】更に、上記各表示子52、52、52、…
は、マウスにより操作可能な操作子としても機能し、任
意の表示子52をクリックすると、その表示子52に対
応する者の経歴が、例えば図7に示すように表示され
る。同図は、上記家系図における「Db子」の表示子5
2をクリックした場合の状態を示す図で、同図に示すよ
うに、この画面の中央部上方には、当該ページのタイト
ル(「甲村A男 系図 個人データ」という文字列)61
が表示される。そして、このタイトル61の下方であっ
て当該ページの略中央には、長方形の線図62に囲まれ
た状態で、「Db子」の経歴が表示される。そして、こ
の経歴(線図)62の下方には、「系図に戻る」と記さ
れた操作可能な文字列63が表示されている。この「系
図に戻る」文字列63をクリックすると、表示画面は、
上記図6の家系図に再度切り替わる。この図7に示す各
個人の経歴を表示するためのデータは、上記データ・ベ
ース内のページデータ13と同様のメモリ領域に記憶さ
れており、上記各表示子52、52、52、・・・とリ
ンクしている。
【0043】このように、本実施の形態によれば、上記
図6の家系図により、当該家系を一目で把握することが
できる。そして、この家系図上で任意の表示子52をク
リックすることにより、どのような関係にある人物がど
のような経歴を有するのかを、容易に把握できる。
【0044】次に、図3において、「歴史」ボタン25
をクリックするとする。すると、端末装置3の表示画面
は、図8に示すような歴史ページに切り替わる。なお、
この図8の画面を表示するためのデータは、上記データ
・ベース内の「歴史」カテゴリ(領域)12内に記憶さ
れている。
【0045】同図に示すように、この画面は、左右2つ
の表示領域71、72に分割されている。このうち、左
側の縦に細長い表示領域71は、この歴史ページの見出
しであって、かつ右側の表示領域72に表示させるデー
タを呼び出す機能を奏する。即ち、この左側の表示領域
71の上方側には、当該歴史ページのタイトル(長方形
の図形に囲まれた「歴史」という文字列)73が表示さ
れる。そして、このタイトル73の下方には、「少年
期」、「青年期」、「壮年期」、「現在」、「未来」、
「年表」及び「HOME」と記された操作可能な文字列
74、74、74、・・・が、上方から下方に向かって
縦一列に表示されている。更に、これら各文字列74、
74、74、・・・のうち、「少年期」、「青年期」、
「壮年期」、「現在」及び「未来」と記されたものの上
方には、これら各文字列74、74、74、・・・と同
様の機能を奏するアイコン74a、74a、74a、・
・・も表示される。
【0046】上記「少年期」、「青年期」、「壮年
期」、「現在」及び「未来」と記された各文字列74、
74、74、・・・またはこれらの上方にあるアイコン
74a、74a、74a、・・・のいずれかをクリック
すると、当該クリックされたものに対応する詳細なデー
タが、右側の(面積の大きい側の)表示領域72に表示
される。図8は、「少年期」文字列74或いはその上方
にあるアイコン75あをクリックした場合の状態を示
す。このように、「少年期」文字列74或いはその上方
にあるアイコン74aをクリックすることによって、右
側の表示領域72には、当該少年期における本人に係る
画像(同図では、本人及び父母の各画像)75、75、
75が表示される。これと同時に、同図に点線74bで
示すように、クリックされた上記「少年期」文字列74
及びその上方にあるアイコン74aの表示形態が変化
し、これにより、当該「少年期」文字列74またはアイ
コン74aが選択されていることを一目で認識できるよ
うになっている。なお、上記各画像75、75、75の
表示と共に、例えば音声や音楽等を再生したりすること
もできる。
【0047】上記右側の表示領域72における各画像7
5、75、75の下方には、「NEXT」と記された操
作可能な文字列76が表示され、この文字列76の下方
には、「1」を先頭とする数列77が表示される。この
うち、「NEXT」文字列76は、当該右側の表示領域
72の表示内容を次のページに進めるための操作子であ
り、数列77の各数字は、各ページに直接ジャンプする
ための操作子である。即ち、これら「NEXT」文字列
76または数列77の任意の数字をクリックすると、右
側の表示領域72の表示内容は、当該クリックされた文
字列76または数列77に対応する画面に切り替わる。
また、図には示さないが、右側の表示領域72の表示内
容が先頭ページ以外または最後のページ以外であるとき
は、上記「NEXT」文字列76の左横方に、上述した
図5における「BACK」文字列48と同様の前ページ
に戻るための文字列が表示される。更に、右側の表示領
域72の中央部上方には、現在表示領域72に表示させ
ているデータのタイトル(「甲村A男 少年期」という
文字列)78が表示される。
【0048】なお、上記「少年期」以外の各文字列7
4、74、74、・・・または各アイコン74a、74
a、74a、・・・をクリックした場合にも、上記と同
様に、それぞれの時代における本人の画像が右側の表示
領域72に表示されたり、音声等が再生されたりする。
ただし、「未来」に係る文字列74及びアイコン74a
をクリックした場合には、この限りではなく、例えば未
来像のみが右側の表示領域72に表示される。
【0049】更に、左側の表示領域71において、「年
表」文字列74をクリックすると、右側の表示領域72
には、図9に示すような年表79が表示される。この年
表79は、本人の誕生時点よりも所定期間前、例えば父
母の誕生時点頃からの、各年代における本人に係る出来
事と、その時代における世界の重大事件等の出来事と、
を対比させた状態で、一覧に纏めたものである。同図で
は、年表79の左右方向における略中央に、上方から下
方に向かって縦一列に年代を5年毎に西暦で記した列8
0を設け、この列80の右方に、本人に係る出来事81
を記した列81を設けている。そして、上記年代の列8
0の左方に、各年代における世界の出来事を記すための
列82を向けている。なお、この年表79のうち、右側
の表示領域72から食み出る部分については、当該表示
領域72の右方にある垂直スクロールバー83を上下方
向にドラッグするか、若しくは上下の矢印キー83、8
4をクリックして、当該年表79を上下方向にスクロー
ルすることにより、当該表示領域72に表示させること
ができる。
【0050】上記のように左側の表示領域71に表示さ
れている各文字列74、74、74、・・・または各ア
イコン74a、74a、74a、・・・をクリックする
ことによって、右側の表示領域72に表示される画像や
再生される音声等のデータは、上記データ・ベース内の
ページデータ13と同様のメモリ領域に記憶されてい
る。また、左側の表示領域71の最も下方に表示されて
いる「HOME」文字列74をクリックすると、端末装
置3の表示画面は、図3のタイトル・ページに戻る。
【0051】このように、本実施の形態によれば、個人
に係る歴史(経歴等)を、画像や音声等で知ることがで
きる。即ち、当該個人の各時代における考え方や生き方
等を知ることができ、それを後世にまで伝えることがで
きる。また、上記年表79から、その人物が生きてきた
時代の背景を認識することもできる。
【0052】次に、図3において、「ビジネス」ボタン
28をクリックするとする。すると、端末装置3の表示
画面は、図10に示すようなビジネス関連ページに切り
替わる。なお、この図10の画面を表示するためのデー
タは、上記データ・ベース内の「ビジネス」カテゴリ
(領域)12内に記憶されている。
【0053】同図に示すように、この画面もまた、上記
図8に示す歴史ページと同様に、左右2つの表示領域9
1、92に分割されている。このうち、左側の縦に細長
い表示領域91は、このビジネス関連ページの見出しで
あって、かつ右側の表示領域92に表示させるデータを
呼び出す機能を奏する。即ち、この左側の表示領域91
の上方側には、当該ビジネス関連ページのタイトル(長
方形の図形に囲まれた「ビジネス」という文字列)93
が表示される。そして、このタイトル93の下方には、
「我がビジネス」、「甲村グループ」等と記された操作
可能な文字列94、94、94、・・・が、上方から下
方に向かって縦一列に表示されている。更に、これら各
文字列94、94、94、・・・のうちのいくつかの上
方には、これら各文字列94、94、94、・・・と同
様の機能を奏するアイコン94a、94a、94a、・
・・も表示される。
【0054】即ち、上記各文字列94、94、94、・
・・またはアイコン94a、94a、94a、・・・の
いずれかをクリックすると、当該クリックされたものに
対応する詳細なデータが、右側の表示領域92に表示さ
れる。図10は、「我がビジネス」文字列94或いはそ
の上方にあるアイコン94aをクリックした場合の状態
を示す。このように、「我がビジネス」文字列94或い
はその上方にあるアイコン94aをクリックすることに
よって、右側の表示領域92には、当該ビジネスに関連
する画像、例えば会社の建物の外観や社内風景等の画像
95、95が表示されると共に、これら各画像95、9
5の各下方に、それぞれ任意のコメント(テキスト)9
6、96が表示される。また、同図に点線94bで示す
ように、クリックされた上記文字列94及びアイコン9
4aの表示形態が変化し、これにより、当該文字列94
またはアイコン94aが選択されていることを一目で認
識できるようになっている。なお、このビジネス関連ペ
ージにおいても、例えば音声や音楽等を再生したりする
こともできる。
【0055】更に、上記右側の表示領域92における各
画像95、95の下方には、「NEXT」と記された操
作可能な文字列97が表示され、この文字列97の下方
には、「1」を先頭とする数列98が表示される。この
うち、「NEXT」文字列97は、当該右側の表示領域
92の表示内容を次のページに進めるための操作子であ
り、数列98の各数字は、各ページに直接ジャンプする
ための操作子である。即ち、これら「NEXT」文字列
97または数列98の任意の数字をクリックすると、右
側の表示領域92の表示内容は、当該クリックされた文
字列97または数列98に対応する画面に切り替わる。
また、図には示さないが、右側の表示領域92の表示内
容が先頭ページ以外または最後のページ以外であるとき
は、上記「NEXT」文字列97の左横方に、上述した
図5における「BACK」文字列48と同様の前ページ
に戻るための文字列が表示される。そして、右側の表示
領域92の中央部上方には、現在表示領域92に表示さ
せているデータのタイトル(「我がビジネス」という文
字列)99が表示される。
【0056】なお、上記「我がビジネス」以外の各文字
列94、94、94、・・・または各アイコン75、7
5、75、・・・をクリックした場合にも、上記と同様
に、ビジネス関連の画像やテキスト情報が右側の表示領
域92に表示されたり、音声等が再生されたりする。た
だし、左側の表示領域71の最も下方に表示されている
「HOME」文字列94をクリックすると、端末装置3
の表示画面は、図3のタイトル・ページに戻る。このよ
うに左側の表示領域91に表示されている各文字列9
4、94、94、・・・または各アイコン94a、94
a、94a、・・・をクリックすることによって、右側
の表示領域92に表示される画像や再生される音声等の
データは、上記データ・ベース内のページデータ13と
同様のメモリ領域に記憶されている。
【0057】上記のように、本実施の形態によれば、個
人に係るビジネスの情報を、画像や音声等で知ることが
できる。また、例えば各関連会社のリンクを貼れば、そ
の関連会社のホーム・ページに移行することができる。
【0058】なお、図3において、「趣味」ボタン29
または「仲間」ボタン30をクリックした場合にも、上
記「ビジネス」ボタン28をクリックした場合と同様
に、端末装置3の表示画面は、図10に示すような画面
構成の趣味関連ページまたは仲間関連ページに切り替わ
る。これにより、個人の趣味や仲間に関する情報を、画
像や音声等で知ることができる。なお、これら趣味関連
ページ及び仲間関連ページに係る画面を表示するための
データは、それぞれ、上記データ・ベース内の「趣味」
及び「仲間」カテゴリ12(領域)内に記憶されてい
る。これ以外については、上記図10に示す画面及び機
能と略同様である(項目名やデータの内容が異なる程度
である)ので、これ以上の詳細な説明は、省略する。
【0059】更に、本実施の形態では、端末装置3側か
ら、上記ホーム・ページの内容を任意に更新することも
できる。この場合、図には示さないが、個人のホーム・
ページにアクセスしている状態で、端末装置3から所定
の命令を入力すると、更新用のページに入ることができ
る。そして、上述した更新用パスワードを入力すると、
当該更新用のページが、更新可能な状態となる。なお、
上記更新用パスワードが、予めサーバ1側に登録されて
いるものと一致しない場合には、サーバ1側から端末装
置3側に警告メッセージが発せられ、上記更新可能な状
態に入るのが拒否される。ここで、端末装置3側からサ
ーバ1側に送信される更新用パスワードが、特許請求の
範囲に記載の第2の端末側識別情報に対応し、これに応
じて予めサーバ1側に登録されている情報が、特許請求
の範囲に記載の第2の管理側識別情報に対応する。
【0060】上記のように更新用のページが更新可能な
状態となった後、端末装置3により上記ホーム・ページ
の内容を任意に更新する。ただし、本実施の形態のよう
に個人の歴史に係る情報を管理対象とする場合には、当
該歴史情報の性質上、上記ホーム・ページの内容を任意
に書き換えたり消去したりすることは、好ましくない。
従って、ここで言う更新作業は、新たなデータの追加に
留めるのが望ましい。
【0061】このように、個人の歴史情報を継続して更
新(追加)すれば、当該歴史情報を後世にわたって永久
的に蓄積することができる。従って、子孫代々にまで、
自己の人生や生き様等を伝えることができる。
【0062】上記端末装置3に対して上記各図3乃至図
10に示す画面を表示させる等の各種処理を実現するた
めに、サーバ1は、図11に示すような処理を行う。な
お、このような処理をサーバ1に実施させるための所謂
制御プログラムは、当該サーバ1内にある図示しない記
憶部に記憶されている。また、同図において、後述する
アイドル処理M1よりも左側に記載されている部分が、
サーバ1内に保存されている上記個人用のホーム・ペー
ジを閲覧する際の処理に係る部分であって、アイドル処
理M1よりも右側に記載されている部分が、上記ホーム
・ページの内容を更新する際の処理に係る部分である。
【0063】即ち、サーバ1を起動すると(図示しない
電源スイッチをONすると)、サーバ1は、同図に示す
ように、アイドル処理M1に入る(厳密には、このアイ
ドル処理M1に入る前に、所定の自己診断(セルフチェ
ック)と初期化処理を行う)。このアイドル処理M1に
おいては、サーバ1は、各端末装置3、3、3、・・・
やこのサーバ1に直接接続されている当該サーバ1専用
の図示しない入力装置等から何らかの命令が与えられる
のを待機する所謂コマンド待機状態にある。
【0064】上記アイドル状態M1において、例えば、
いずれかの端末装置3からアクセスがあり、上述した識
別番号及び閲覧用パスワードの入力があると、サーバ1
は、アクセス権確認処理M10に入る。このアクセス権
識別処理M10においては、サーバ1は、アクセス元が
上記ホーム・ページを閲覧する正当な権利を有する所謂
正当権利者であるか否かを判断する。この判断は、上記
識別番号及び閲覧用パスワードと、サーバ1自体に予め
登録されている情報とを、照合することにより行う。こ
こで、アクセス元が正当権利者でないと判断した場合に
は、サーバ1は、アクセス拒否処理M12に入り、その
旨を表す警告メッセージを当該アクセス元の端末装置3
に送信する。そして、このメッセージ送信後、サーバ1
は、アイドル処理M1に戻る。一方、アクセス権確認処
理M10において、アクセス元が正当権利者であると判
断した場合には、サーバ1は、アクセス認証処理M14
に入る。
【0065】アクセス認証処理M14においては、サー
バ1は、上記アクセス元の端末装置3に対してアクセス
権を付与し、所謂認証して、当該端末装置3との間で歴
史データを送受信可能な状態を形成する。そして、この
認証後、サーバ1は、閲覧トップページ送信処理M16
に入り、図3のタイトル・ページを表示させるためのデ
ータを、上記アクセス元の端末装置3に送信し、その
後、アイドル処理M1に戻る。これにより、端末装置3
の表示画面に、上記図3のタイトル・ページが表示され
る。
【0066】上記端末装置3側において表示画面上の操
作子(ボタン25乃至30等)がクリックされると、即
ち閲覧を希望する表示画面を変更する旨の命令が端末装
置3から与えられると、サーバ1は、閲覧対象データ抽
出処理M18に入る。この閲覧対象データ抽出処理M1
8において、サーバ1は、上記クリックされた操作子に
対応するデータ(画面)を抽出する。そして、この画面
データの抽出後、サーバ1は、閲覧対象データ送信処理
M20に入り、ここで上記抽出して得た画面データを端
末装置3に送信した後、アイドル処理M1に戻る。この
閲覧対象データ抽出処理M18と閲覧対象データ送信処
理M20とは、端末装置3の表示画面に閲覧を希望する
画面が表示されるまで、繰り返される。
【0067】一方、端末装置3が上記ホーム・ページに
アクセスしている状態で、当該端末装置3からこのホー
ム・ページの更新作業を開始する旨の命令が与えられる
と共に、上述した更新用パスワードの入力があると、サ
ーバ1は、更新権確認処理M30に入る。この更新権識
別処理M30においては、サーバ1は、アクセス元が上
記ホーム・ページの内容を更新する正当な権利を有する
所謂正当権利者であるか否かを判断する。この判断は、
上記識別番号に対する更新用パスワードと、サーバ1自
体に予め登録されている情報とを、照合することにより
行う。ここで、アクセス元が正当権利者でないと判断し
た場合には、サーバ1は、更新拒否処理M32に入り、
その旨を表す警告メッセージを当該アクセス元の端末装
置3に送信する。そして、このメッセージ送信後、サー
バ1は、アイドル処理M1に戻る。一方、更新権確認処
理M30において、アクセス元が正当権利者であると判
断した場合には、サーバ1は、更新認証処理M34に入
る。
【0068】更新認証処理M34においては、サーバ1
は、上記アクセス元の端末装置3に対して更新権を付与
し、所謂認証して、上記ホーム・ページの内容を更新可
能な状態を形成する。そして、この認証後、サーバ1
は、更新トップページ送信処理M36に入り、上述した
更新用ページのトップ・ページを表示させるためのデー
タを、上記アクセス元の端末装置3に送信し、その後、
アイドル処理M1に戻る。これにより、端末装置3の表
示画面に、上記更新用ページのトップ・ページが表示さ
れる。
【0069】端末装置3に上記更新用ページが表示され
ている状態において、更新を希望する表示画面を変更す
る旨の命令が当該端末装置3側から与えられると、サー
バ1は、更新対象データ抽出処理M38に入る。この更
新対象データ抽出処理M38において、サーバ1は、上
記クリックされた操作子に対応するデータ(画面)を抽
出する。そして、この画面データの抽出後、サーバ1
は、更新対象データ記憶/送信処理M40に入り、ここ
で上記抽出して得た画面データを一時記憶すると共に端
末装置3に送信した後、アイドル処理M1に戻る。この
更新対象データ抽出処理M38と更新対象データ送信処
理M40とは、端末装置3の表示画面に更新を希望する
画面が表示されるまで、繰り返される。
【0070】上記更新対象データ抽出処理M38と更新
対象データ送信処理M40との繰り返しにより、端末装
置3の表示画面に更新を希望する画面が表示された後、
端末装置3側において、当該更新を希望する画面の更新
作業が行われる。そして、この更新作業終了後、端末装
置3から当該データの更新を実際に実行する旨の命令が
与えられると、サーバ1は、データ更新処理M42に入
り、ここで上記端末装置3による更新内容に応じて、上
記更新対象である画面(ホーム・ページ)の内容を更新
する。そして、この更新後、サーバ1は、更新後データ
送信処理44に入り、ここで当該更新後の画面データを
端末装置3に送信して、アイドル処理M1に戻る。これ
により、端末装置3には、当該更新後の画面が表示され
る。
【0071】一方、端末装置3から上記更新作業を中止
(キャンセル)する旨の命令が与えられると、サーバ1
は、一時記憶データ送信処理46に入る。ここで、サー
バ1は、上記更新対象データ記憶/送信処理M40にお
いて一時記憶しておいた画面データを、端末装置3に送
信し、その後、アイドル処理M1に戻る。これにより、
端末装置3側には、更新前の画面が再度表示され、例え
ば再度最初から更新作業をやり直すことができる。
【0072】なお、上記ホーム・ページの更新作業が完
了した旨の命令が端末装置3から与えられると、サーバ
1は、上述した閲覧トップページ送信処理M16に入
る。そして、ここで端末装置3に対して図3に示すタイ
トル・ページを表示させるためのデータを送信した後、
アイドル処理M1に戻る。
【0073】上記のように、本実施の形態によれば、サ
ーバ1内に保存されている歴史情報をインターネットに
より閲覧できるので、上述した従来技術とは異なり、歴
史情報を記録した媒体を持ち歩く必要はない。よって、
当該歴史情報を記録した媒体を紛失する恐れもない。ま
た、歴史情報を上記サーバ1内に一元化しているので、
いつでもどこからでも自由に上記歴史情報を閲覧でき
る。更に、離れた場所にいる複数の人間が、同時に、上
記歴史情報を閲覧することもできるし、これら複数の人
間が共同して当該歴史情報を管理することもできる。そ
して、当該歴史情報は、カテゴリ別に階層状に保存され
ているので、閲覧したい情報を容易に探し出すことがで
きる。なお、ディジタル化された歴史情報は劣化する心
配がないので、何年も先の将来にわたって自己や企業等
の歴史を振り返ったり、また、子孫等の未来の者が故人
や企業等の歴史を視聴したりすることができることは、
言うまでもない。このように本実施の形態は、利便性に
おいても管理面においても、上述した従来技術に比べて
非常に有効である。
【0074】なお、本実施の形態においては、個人の歴
史情報を管理する場合について説明したが、これに限ら
ない。例えば、企業の会社史や、社長史等、各種団体の
歴史情報を管理する場合にも、本発明を応用できる。ま
た、学校の歴史情報を管理するのにも、本発明は適して
いる。
【0075】そして、本実施の形態は、本発明を実現す
るための一例であって、図2に示すデータ・ベースの構
造や、図3乃至図10に示す端末装置3側の表示画面の
構成等は、用途に応じて任意に決定してもよい。例え
ば、図2に示すデータ・ベース構造について言えば、本
実施の形態においては、或る個人に係るタイトル・ペー
ジ11を基点(上層)として、当該個人に係る情報を各
カテゴリ12別に分類して階層的に(下層に)構成した
が、これに限らない。例えば、図6に示すような家系図
(即ち或る家系の構造)を基点として、この家系図を構
成する各人物の情報を当該家系図の下層に階層的に配置
してもよい。即ち、サーバ1にアクセスしたときに(厳
密には、サーバ1にアクセスして正確な識別番号とパス
ワードとを入力した後)、最初に上記図6に示すような
家系図が表示され、この家系図上で任意の人物の表示子
52をクリック(選択)することによって当該人物の詳
細な歴史情報を閲覧できるよう構成してもよい。また、
サーバ1を制御するためのプログラム(手順)について
も、上記図11に示す手順に限らない。つまりは、本実
施の形態と同様の作用及び効果を奏するのであれば、上
記データ・ベースの構造や表示画面の構成、更にはサー
バ1の制御手順等、本実施の形態以外の態様を採用して
もよい。
【0076】また、上記ホーム・ページの閲覧に関して
は、上記識別番号及び閲覧用パスワードによる身元確認
を不要としてもよい。そして、端末装置3側からは、当
該ホーム・ページを更新不可能としてもよい。
【0077】更に、本実施の形態では、サーバ1と各端
末装置3、3、3、・・・とをインターネットを介して
接続したが、これに限らない。例えば、本システム専用
の回線を設け、この専用回線を介して上記両者間を接続
してもよい。また、端末装置3、3、3、・・・につい
ては、パーソナル・コンピュータ構成としたが、PDA
装置や携帯電話機、或いはPHS等によっても、当該端
末装置3、3、3、・・・を構成できる。そして、サー
バ1のデータ・ベース内に記憶されている歴史データ
は、例えばCD−ROM等の光ディスクやDVD等の光
磁気ディスク等によって、所謂オフライン的に配信する
こともできる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、個人や
企業等の歴史情報が歴史情報管理装置に保存されてお
り、この歴史情報は、インターネット等の所定の通信網
を介して、端末装置により任意に視聴できる。従って、
上述した従来技術とは異なり、インターネットを利用で
きる環境が整っていさえすれば、時間や場所等に制限さ
れることなく、いつでもどこからでも自由に上記歴史情
報を視聴できる、という効果がある。そして、ディジタ
ル化された歴史情報は劣化する心配がないので、何年も
先の将来にわたって自己や企業等の歴史を振り返ること
ができ、また、子孫等の未来の者が故人や企業等の歴史
を視聴したりすることもできる。
【0079】更に、上記歴史情報を記録した記録媒体を
持ち運ぶこともないので、当該記録媒体が紛失する恐れ
もない。特に、歴史情報は、上記歴史情報管理装置に一
元化された状態で保存されているので、その管理が容易
である、という効果がある。例えば、複数の人間が共同
で当該歴史情報を管理することができ、当該管理を確実
に遂行できる。また、例えば将来途中で当該歴史情報を
管理する者が不在になる等により当該管理行為が途切れ
たとしても、新たに管理する者が現れたときに、当該管
理を容易に再開できる。このように本発明は、利便性の
面においても管理面においても、上記従来技術に比べて
極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】同実施の形態におけるサーバのデータベース内
の構造を概念的に表した図である。
【図3】同実施の形態における端末装置側の表示画面の
一例を示す図で、当該端末装置によりサーバにアクセス
したときの初期画面を示す図である。
【図4】同実施の形態における端末装置側の表示画面の
一例を示す図で、図3に示す画面において「アルバム」
ボタンをクリックしたときの最初の画面を示す図であ
る。
【図5】同実施の形態における端末装置側の表示画面の
一例を示す図で、図4に示す画面とは別のページの画面
が表示されている状態を示す図である。
【図6】同実施の形態における端末装置側の表示画面の
一例を示す図で、図3に示す画面において「家系図」ボ
タンをクリックしたときの最初の画面を示す図である。
【図7】同実施の形態における端末装置側の表示画面の
一例を示す図で、図6に示す画面において「Db子」に
対応する表示子をクリックしたときの画面を示す図であ
る。
【図8】同実施の形態における端末装置側の表示画面の
一例を示す図で、図3に示す画面において「歴史」ボタ
ンをクリックしたときの最初の画面を示す図である。
【図9】同実施の形態における端末装置側の表示画面の
一例を示す図で、図8に示す画面において「年表」文字
列をクリックしたときの画面を示す図である。
【図10】同実施の形態における端末装置側の表示画面
の一例を示す図で、図3に示す画面において「ビジネ
ス」ボタンをクリックしたときの最初の画面を示す図で
ある。
【図11】同実施の形態におけるサーバの動作の流れを
示す状態遷移図である。
【符号の説明】
1 サーバ(歴史情報管理装置) 2 通信網 3 端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瓦井 秀和 大阪府大阪市住吉区我孫子東1−2−2− 401 Fターム(参考) 5B049 CC02 DD01 FF01 GG02 5B075 KK07 ND20 NR02 NR20 UU08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の端末装置との間で所定の通信網を
    介して双方向通信が可能な装置であって、 所定の人または物の歴史に係る歴史データが記憶されて
    いる歴史データ記憶手段と、 上記端末装置から上記通信網を介して送られてくる配信
    要求指令を受信する管理側受信手段と、 この管理側受信手段が受信して得た上記配信要求指令に
    対応する歴史データを上記歴史データ記憶手段から呼び
    出す歴史データ呼出手段と、 この歴史データ呼出手段が呼び出した歴史データを、上
    記通信網を介して上記端末装置に送信する管理側送信手
    段と、を具備し、 上記端末装置は、上記歴史データ記憶手段に記憶されて
    いる上記歴史データのうち任意のものを選択してその配
    信を希望する旨の上記配信要求指令を生成して上記通信
    網を介して送信する手段と、上記通信網を介して送られ
    てくる上記歴史データを受信して該歴史データの属性に
    応じた形態で出力する手段と、を備えている、歴史情報
    管理装置。
  2. 【請求項2】 上記端末装置側において上記配信要求指
    令を生成して送信する際の手順を指示するための手順指
    示情報、を生成し、これを上記管理者側送信手段により
    上記通信網を介して該端末装置側に送信する手順指示手
    段、を備えており、 上記端末装置は、上記通信網を介して送られてくる上記
    手順指示情報を受信してこの受信して得た手順指示情報
    に基づいて上記配信要求指令を生成して送信する状態に
    構成された、請求項1に記載の歴史情報管理装置。
  3. 【請求項3】 上記歴史データ記憶手段は、上記歴史デ
    ータを、階層状に分類した状態で記憶しており、 上記歴史データ呼出手段は、この階層状に記憶されてい
    る歴史データの中から上記配信要求指令に対応するもの
    を該階層に沿って段階的に呼び出す状態に構成された、
    請求項1に記載の歴史情報管理装置。
  4. 【請求項4】 上記歴史データ記憶手段は、上記歴史デ
    ータとして、上記所定の人または物に係る歴史年表を表
    すための年表データを含む、請求項1に記載の歴史情報
    管理装置。
  5. 【請求項5】 上記歴史データ記憶手段は、上記歴史デ
    ータとして、上記所定の人または物と、該人または物と
    共通の所定の系統に属する他の人または他の物と、の該
    系統を図表で表すための系統図データを含む、請求項1
    に記載の歴史情報管理装置。
  6. 【請求項6】 上記歴史データ記憶手段は、上記歴史デ
    ータとして、上記他の人または他の物の歴史に係るデー
    タをも含み、 上記系統図データは、上記端末装置側において、上記各
    人または各物のうち任意のものに係る歴史データを該系
    統図データにより表される上記図表上で選択可能な状態
    に、これら各人または各物に係る歴史データと関連付け
    られている、請求項1に記載の歴史情報管理装置。
  7. 【請求項7】 予め登録されている第1の管理側識別情
    報が記憶されている第1の識別情報記憶手段と、 上記管理者側受信手段が上記端末装置から上記通信網を
    介して送られてくる第1の端末側識別情報を受信したと
    き、この受信して得た第1の端末側識別情報と上記第1
    の管理者側識別情報とを照合してこれら両者が所定の関
    係にあるか否かを判断する第1の照合手段と、 この第1の照合手段が上記第1の端末側識別情報と上記
    第1の管理者側識別情報とが所定の関係にあると判断し
    たときにのみ、上記歴史データの一部または全部につい
    て上記端末装置との間で上記通信網を介して送受信可能
    とする通信制御手段と、を備え、 上記端末装置は、上記第1の端末側識別情報を任意に生
    成する手段を備えている、請求項1に記載の歴史情報管
    理装置。
  8. 【請求項8】 上記管理者側受信手段が上記端末装置か
    ら上記通信網を介して送られてくる歴史データ更新指令
    を受信したとき、この受信して得た歴史データ更新指令
    に応じて、上記歴史データ記憶手段に記憶されている上
    記歴史データの内容を更新する歴史データ更新手段、を
    備え、 上記端末装置は、上記歴史データ更新指令を任意に生成
    する手段を備えている、請求項1に記載の歴史情報管理
    装置。
  9. 【請求項9】 予め登録されている第2の管理側識別情
    報が記憶されている第2の識別情報記憶手段と、 上記管理者側受信手段が上記端末装置から上記通信網を
    介して送られてくる第2の端末側識別情報を受信したと
    き、この受信して得た第2の端末側識別情報と上記第2
    の管理者側識別情報とを照合してこれら両者が所定の関
    係にあるか否かを判断する第2の照合手段と、 この第2の照合手段が上記第2の端末側識別情報と上記
    第2の管理者側識別情報とが所定の関係にあると判断し
    たときにのみ、上記歴史データ更新手段により上記歴史
    データ記憶手段に記憶されている上記歴史データの一部
    または全部を更新可能とする更新制御手段と、を備え、 上記端末装置は、上記第2の端末側識別情報を任意に生
    成する手段を備えている、請求項8に記載の歴史情報管
    理装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項1に記載の歴史情報管理装
    置と、 この歴史情報管理装置との間で所定の通信網を介して双
    方向通信が可能であって、上記歴史データ記憶手段に記
    憶されている上記歴史データのうち任意のものを選択し
    てその配信を希望する旨の上記配信要求指令を生成する
    配信要求手段と、この配信要求手段が生成した上記配信
    要求指令を上記通信網を介して送信する端末側送信手段
    と、この配信要求指令を送信することにより上記通信網
    を介して送られてくる上記歴史データを受信する端末側
    受信手段と、この端末側受信手段によって受信して得た
    上記歴史データを該歴史データの属性に応じた形態で出
    力する情報出力手段と、を具備する端末装置と、から成
    る歴史情報管理システム。
  11. 【請求項11】 上記歴史情報管理装置は、上記端末装
    置との間で、上記通信網としてインターネットを介して
    上記双方向通信を行う状態に構成された、請求項1に記
    載の歴史情報管理装置または請求項10に記載の歴史情
    報管理システム。
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