JP2002049277A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2002049277A
JP2002049277A JP2000233647A JP2000233647A JP2002049277A JP 2002049277 A JP2002049277 A JP 2002049277A JP 2000233647 A JP2000233647 A JP 2000233647A JP 2000233647 A JP2000233647 A JP 2000233647A JP 2002049277 A JP2002049277 A JP 2002049277A
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JP2000233647A
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Junichi Kato
淳一 加藤
Satoshi Inami
聡 居波
Seiichi Shinohara
聖一 篠原
Yusuke Nakazono
祐輔 中園
Takahiro Inoue
高広 井上
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Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅なコストアップを招くことなく、感光ド
ラム個々又はプロセスカートリッジ個々の管理を確実に
行うことを可能とする電子写真感光体、その電子写真感
光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を
提供することにある。 【解決手段】 基体上に平均粒径0.05μm以上2μ
m以下の粉体を分散した樹脂層からなる下引き層と感光
層を有する電子写真感光体において、少なくとも該下引
き層を含んでそれよりも上の層に、該電子写真感光体個
体もしくは該電子写真感光体が格納されるプロセスカー
トリッジ個体の個体識別情報が記録されていることを特
徴とする電子写真感光体、その電子写真感光体を有する
プロセスカートリッジ及び電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンターや複写機
等の電子写真感光体、この電子写真感光体を有するプロ
セスカートリッジ及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式によって画像を形成する、
プリンター等の画像形成装置においては、電子写真感光
体、帯電器、現像器、クリーニング装置等を一体構造に
まとめてプロセスカートリッジ化することにより、使用
者がプロセスカートリッジを装置本体に装填することに
よって、トナーの補給や寿命に達した電子写真感光体等
の部品を交換可能とし、メンテナンスを容易にしたもの
が実用化されている。
【0003】このようなプロセスカートリッジにあって
は、交換時期を管理するため、個々のプロセスカートリ
ッジの使用情報、例えばプリント枚数や電子写真感光体
の回転数等を記憶できるようにしておくのが好ましい。
【0004】特開昭62−83768号公報では、電子
写真感光体の回転軸と同軸上に磁気ディスクを取りつ
け、磁気ディスクに情報を読み書きするようにして、プ
リント枚数を記憶できるようにするといった提案がなさ
れている。
【0005】また、特開昭63−92959号公報で
は、プロセスカートリッジに使用情報を記録させる光記
録媒体を取りつけ、画像露光のレーザービームにより情
報を書き込むという提案がなされている。
【0006】プロセスカートリッジに情報記憶手段があ
るものの他にも、特開昭62−102259号公報のよ
うに、プロセスカートリッジには個々に複数の作動片を
取りつけ、この作動片が装置本体に備えられたマイクロ
スイッチを押すことでプロセスカートリッジ個々の識別
を行ない、個々の識別コードに応じて装置本体側でプリ
ント枚数を記憶する方式もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のような、プロセスカートリッジの記憶手段や識別
手段にあっては、プロセスカートリッジのコストアップ
や、記憶手段や識別手段への給電や読み取りに伴う装置
の複雑化、コストアップ等の欠点があった。
【0008】本発明の目的は、大幅なコストアップを招
くことなく、感光ドラム個々又はプロセスカートリッジ
個々の管理を確実に行うことを可能とする電子写真感光
体を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、大幅なコストアップ
を招くことなくプロセスカートリッジ個々の管理を確実
に行うことが可能となるプロセスカートリッジを提供す
ることにある。
【0010】本発明の更に別の目的は、大幅なコストア
ップを招くことなくプロセスカートリッジ個々の管理を
確実に行うことが可能となる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明は、基体上に平均粒径0.
05μm以上2μm以下の粉体を分散した樹脂層からな
る下引き層と感光層を有する電子写真感光体において、
少なくとも該下引き層を含んでそれよりも上の層に、該
電子写真感光体個体もしくは該電子写真感光体が格納さ
れるプロセスカートリッジ個体の個体識別情報が記録さ
れていることを特徴とする電子写真感光体である。
【0012】また、本出願に係る第2の発明は、少なく
とも電子写真感光体を含み、画像形成装置に着脱自在で
あるようにしたプロセスカートリッジにおいて、該電子
写真感光体が基体上に平均粒径0.05μm以上2μm
以下の粉体を分散した樹脂層からなる下引き層と感光層
を有し、少なくとも該下引き層を含んでそれよりも上の
層に、該電子写真感光体個体もしくは該電子写真感光体
が格納されるプロセスカートリッジ個体の個体識別情報
が記録されている電子写真感光体を有することを特徴と
するプロセスカートリッジである。
【0013】更に、本出願に係る第3の発明は、上記プ
ロセスカートリッジを着脱自在であるようにした画像形
成装置において、該プロセスカートリッジに格納された
前記電子写真感光体上に記録された個体識別情報を該画
像形成装置に備えられた光源からの光を当てた時の反射
光により読み出す機構を有することを特徴とする画像形
成装置である。
【0014】更に、本出願に係る第4の発明は、前記画
像形成装置に備えられた光源からの光が前記電子写真感
光体上に記録された個体識別情報に入射する角度と、該
個体識別情報から反射光を検出する検出器が該個体識別
情報記録部を見込む角度を異ならせるようにした画像形
成装置である。
【0015】更に、本出願に係る第5の発明は、前記画
像形成装置の画像形成のための画像露光光源が、前記個
体識別情報を読み出すために用いる光の光源を兼ねる画
像形成装置である。
【0016】更に、本出願に係る第6の発明は、前記画
像形成装置の画像形成のための画像露光光源が、レーザ
ー光源である画像形成装置である。
【0017】以上の様にすることにより、簡単な構成で
あり、個体識別情報を光を用いて読み出す際に、高いコ
ントラストの出力が得られるため、大幅なコストアップ
を招くことなく、感光ドラム又はプロセスカートリッジ
個々の管理を確実に行うことが可能となる。
【0018】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例1を図1〜図6
を用いて説明する。
【0019】図1、図2を用いて装置の全体構成を説明
する。図1中、Mはプリンターとしての画像形成装置本
体である。16は図2に示すように像担持体、帯電装
置、現像装置、クリーニング装置を一体化したプロセス
カートリッジであり、本体に着脱自在となっている。1
は像担持体としての円筒状の感光ドラムであり、駆動手
段(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動される。
【0020】感光ドラム1には、後で詳述するとおり、
その基体と感光層の中間に下引き層を設け、その上にプ
ロセスカートリッジ16の識別情報を記録されており、
画像形成装置本体Mに設けられたLED等からなる検出
用光源20からの光を識別情報に当てて反射した光をフ
ォトダイオード等からなる検出器21により読み取る。
検出された識別情報と本体でのプリント枚数の情報か
ら、プロセスカートリッジ16個々についての寿命管理
をするようになっている。
【0021】本発明の特徴とするところは、感光ドラム
1の下引き層として、樹脂中に導電性粉体と平均粒径
0.05μm以上2μm以下の粉体を混入して塗工した
ものを用い、その下引き層の上にプロセスカートリッジ
16個々の識別情報を記録し、画像形成装置本体に設け
た検出用光源からの光がこの識別情報に入射する角度と
反射光を受光する検出器が見込む角度を異ならせること
である。これにより、低雑音で高コントラストの検出を
可能としている。
【0022】感光ドラム1の表面は、これに接触配置さ
れて帯電ニップ部N1を構成するとともに矢印R2方向
に回転する帯電ローラー2に不図示の高圧電源から、交
流電圧に直流電圧を重畳した帯電バイアスを印加するこ
とにより、一様に帯電される。
【0023】一様に帯電された感光ドラム1は、露光装
置3によって静電潜像が形成される。現像装置(トナー
像形成手段)4は、トナーTの貯蔵、保管を行うトナー
収納装置であるホッパーとトナー担持体である現像スリ
ーブ4aとを備えており、感光ドラム1上に形成された
静電潜像を現像する。矢印R4方向に回転する現像スリ
ーブ4aの近傍にはトナー規制部材である現像ブレード
4bが設置されている。そして、画像形成装置中の高圧
回路により、感光ドラム1と現像スリーブ4aとの間に
直流バイアスに交流バイアスを重畳した現像バイアスが
与えられ、これにより感光ドラム1上の静電潜像は、ト
ナーが付着されてトナー像として現像される。感光ドラ
ム1上のトナー像は、矢印R5方向に回転する転写装置
(転写手段)5により紙等の転写材Pに転写される。転
写材Pは給紙用カセット(不図示)に保管されており、
給紙ローラー(不図示)で給紙され、レジストローラ9
により感光ドラム1上のトナー像と同期がとられて感光
ドラム1と転写装置5との間の転写ニップ部N2に送ら
れる。転写材Pに転写されたトナー像は、転写材Pとと
もに定着装置7に搬送され、ここで加熱加圧されて転写
材Pに定着されて記録画像となる。
【0024】一方、トナー像転写後に転写材Pに転写さ
れないで感光ドラム1上に残ったトナー(以下「転写残
トナー」という)は、クリーニング装置(クリーニング
手段)6内のクリーニングブレード6aにより除去され
る。表面の転写残トナーが除去された感光ドラム1は、
帯電装置2の帯電からはじまる次の画像形成に供され、
上述の一連の画像形成プロセスを繰り返す。
【0025】次に、図3〜図8を用い、プロセスカート
リッジの個体識別と寿命管理について詳細に説明する。
【0026】図3〜図5は本実施例の感光ドラムを示し
た図である。基体11はアルミニウムやステンレス等の
金属等が使われるが、本実施例では直径30mmのアル
ミニウムシリンダーを用いた。下引き層12は、基体と
感光層の接着性改良、基体上の欠陥の被覆の目的のため
に設けられている。本発明では、下引き層12の上にプ
ロセスカートリッジの識別情報を記録し、その情報を光
反射で読み取る際に光の正反射成分の寄与により読み取
りコントラストの低下を防ぐため、下引き層12中に平
均粒径0.05μm以上2μm以下の粉体を分散し、光
検出時に乱反射させるようにしてある。
【0027】下引き層12は、樹脂中に導電性粉体と平
均粒径0.05μm以上2μm以下の粉体を混入して塗
工される。
【0028】導電性粉体としては、カーボン、酸化アン
チモンを含有する酸化スズ、導電性酸化亜鉛、酸化アン
チモンを含有する酸化スズを被覆した酸化チタン、酸化
インジウム、酸化第二鉄及び四三酸化鉄等が挙げられ
る。
【0029】平均粒径0.05μm以上2μm以下の粉
体としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、炭酸バリウ
ム、クレー、タルク、長石及びシリコーン樹脂粒子等が
挙げられる。
【0030】樹脂は、硬化性ゴム、ポリウレタン樹脂、
エポキシ樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、シリコーン樹脂及びアクリル−メラミン樹
脂等の熱硬化性樹脂が好適である。
【0031】導電性粉体と平均粒径0.05μm以上2
μm以下の粉体の混合比は、質量比で5:1〜1:3
で、両者を合計した粉体と樹脂の混合比は質量比で1:
2〜5:1程度が好ましい。下引き層12の膜厚は5〜
30μm程度である。
【0032】本発明の粉体の粒径は、120000倍の
透過型電子顕微鏡写真から100個の粒子の粒径(最大
弦長)の平均をとることにより求める。
【0033】平均粒径が0.05μmを下回ると光検出
時の乱反射が不充分となり、また、2μmを上回ると感
光層の感度のムラを生じ易くなる。
【0034】下引き層12の上にプロセスカートリッジ
の識別情報を記録する。図4に示すように感光ドラム1
の端部の周面に識別情報17をバーコード状に記録し
た。
【0035】図5は、識別情報17の部分を含んだ感光
ドラム1の端部の断面図である。アルミニウムシリンダ
ー基体11の端面近くまで下引き層12を塗布し、その
上に識別情報17を記録し、識別情報17の記録部分を
含まずに電荷発生層13と電荷輸送層14を塗布して設
けた。
【0036】識別情報17は、印刷用インクの類を用い
て記録すればよく、無機・有機の顔料又は染料と、合成
樹脂、ゴム及び蛋白質等のバインダーを揮発性の有機溶
剤に溶解したものや、それに油脂を加えたものでよい。
又は、熱溶融性インクや熱昇華染料を転写してもよく、
インクジェット用インクで印刷してもよい。
【0037】識別情報17は、プロセスカートリッジ1
6個々に応じて固有になっている。感光ドラムが回転駆
動されるのに伴い、LED等からなる検出用光源20か
らの光を識別情報17に当てて反射した光をフォトダイ
オード等からなる検出器21により読み取り、制御手段
18によりプロセスカートリッジの個体識別を行ない、
本体内のプリント枚数情報とから寿命管理が行なわれ
る。
【0038】図6に感光ドラム1の識別情報17が記録
部の断面の詳細と、識別情報17部に光を当てた時の反
射の様子を示す。比較例として、アルミニウムシリンダ
ー基体11の上に識別情報17を記録した場合の断面と
光の反射の様子を図7に示す。
【0039】図6で12aで示したのが平均粒径0.0
5μm以上2μm以下の粉体であり、下引き層12に分
散されている。粉体12aは、下引き層12の表面にも
現れるので実質的に表面が粗れることになる。
【0040】このような表面状態のところに光が当てら
れると、図中矢印で示したように、識別情報17の表面
では正反射成分が主であるのに対し、下引き層12表面
では乱反射する。この違いを利用し、光検出時の入射光
角度と反射光を受光する検出器の角度をずらせば、識別
情報17面からの反射光は検出器に受光されにくくなる
一方、下引き層12面からの反射光は受光されるため、
識別情報を雑音が低く、高コントラストで受けることが
できる。
【0041】これに対し、図7の場合、識別情報17の
色により一部吸収される以外は識別情報17の表面も、
背景部となるアルミニウムシリンダー基体11表面も正
反射成分が主であるから、入射した光は正反射方向に大
部分反射してゆくため正反射方向で受光した場合、識別
情報17の光信号成分が正反射光成分の影響で識別しに
くくなる。また、識別情報17の表面状態のバラツキに
より信号にバラツキを生じることも考えられる。入射光
角度と受光角度をずらすと受光される光強度が著しく低
下することになり、やはり検出が困難となった。
【0042】以上のことから本実施例では、本実施例の
感光ドラム1を用い、図1に示すLED等からなる検出
用光源20の光が感光ドラム1上の識別情報17に入射
する入射角度と反射光を検出する検出器21が見込む角
度を異ならせることで低雑音で高コントラストの検出を
可能とした。
【0043】図8のブロック図により動作を説明する。
【0044】図8において、LED等からなる検出用光
源20から出た検出光201は、プロセスカートリッジ
16中の感光ドラム1に記録された識別情報17に当て
られ、反射光171となり返ってくる。
【0045】反射光171は、検出器21中のフォトダ
イオード211で受けとられ、フォトダイオード211
の出力は弁別器212により二値化されたシリアル信号
213となり出力され、制御手段18中のCPU181
に取りこまれる。
【0046】CPU181はシリアル信号213を受け
とると、個体識別情報として過去に認識したものかどう
かを記録手段であるEEPROM182に格納されたデ
ータと照合し、装着されたプロセスカートリッジ16が
再装着されたものか、交換によって新規に装着されたも
のかを識別する。
【0047】CPU181は、各々識別されたプロセス
カートリッジ毎に、本体から得られるプリント枚数情報
25を加算しEEPROM182に格納してゆく。積算
されたプリント枚数が所定の値を超えた場合、表示装置
26に寿命の警告を表示し、使用者に知らせることがで
きる。
【0048】以上説明したように、本発明の本実施例に
よれば、光検出時に低雑音で高コントラストの検出が可
能となるため、確実な個体識別が大きなコストアップな
しに実現可能となる効果がある。
【0049】(実施例2)本実施例では、図9に示すよ
うに感光ドラム1の基体11の上に、樹脂中に平均粒径
0.05μm以上2μm以下の粉体を混入した下引き層
12を設け、下引き層12の上で感光ドラム1端部付近
にプロセスカートリッジ16の識別情報17を記録し、
下引き層の上に識別情報17を含まずに電荷発生層13
を形成し、その上に識別情報17を含んで電荷輸送層1
4を設けるようにした。
【0050】このような感光ドラム1を用い、実施例1
と同様の構成の画像形成装置本体Mとすることにより、
プロセスカートリッジの個体識別が可能となり、寿命管
理等が行なえるようになる。
【0051】感光ドラムの感光層をディッピング方式で
塗工する場合、塗り始め側は特に電荷輸送層は膜厚が薄
く画像形成部として使用するのに適さないので、感光層
が塗られていない部分に識別情報17を記録すると感光
ドラムを長くする必要があるが、本実施例のような感光
ドラムにすれば識別情報も含んで感光層を塗工するた
め、感光ドラムの長さが長くならないので済むという効
果もある。
【0052】(実施例3)本実施例では、実施例1及び
2の感光ドラム1を用い、感光ドラム1上に記録された
識別情報17を画像形成装置Mで用いられる画像露光用
光源を使って読み取るようにしたものである。図10及
び図11を用いて説明する。
【0053】露光装置3中には図11に示すように画像
露光光源としての半導体レーザー31と半導体レーザー
31から射出される光を走査するための矢印R3方向に
回転するポリゴンミラー32が備えられており、感光ド
ラム1上を走査露光する。感光ドラム1上の画像印字領
域を1a〜1a’で示す。
【0054】感光ドラム1の端部の画像領域外の部分に
は、プロセスカートリッジ16の識別情報17が、実施
例1及び2の形態で記録されており、その位置に相当す
る領域を半導体レーザー31の光により照射し、その反
射光を光検出器21により受けとることにより、プロセ
スカートリッジ16の個体識別を行う。
【0055】個体識別情報を記録した面が鏡面であると
レーザー光の場合、鏡面部で反射し入射光との間で光の
干渉が起きてしまい、正確な光検出が難しくなってしま
うが、本実施例では個体識別情報を記録した面が実質的
に粗れているため光の干渉が起こらず、正確な光検出が
可能となる。
【0056】また、本実施例によれば、識別情報17を
読み出すための光源を画像露光光源が兼ねることになる
ため、余計なコストアップがないという利点もある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成であり、個体識別情報を光を用いて読み出す
際に、高いコントラストの出力が得られるため、大幅な
コストアップを招くことなく、感光ドラム又はプロセス
カートリッジ個々の管理を確実に行うことができる電子
写真感光体、この電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジ及び電子写真装置を提供することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る画像形成装置の断面図
である。
【図2】本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジ
の断面図である。
【図3】本発明の実施例1に係る感光ドラムの断面図で
ある。
【図4】本発明の実施例1に係る感光ドラムの識別情報
部分の斜視図である。
【図5】本発明の実施例1に係る感光ドラムの識別情報
部分の断面図である。
【図6】本発明の実施例1に係る感光ドラムの識別情報
部分の詳細断面図である。
【図7】本発明の実施例1の比較例の感光ドラムの識別
情報部分の詳細断面図である。
【図8】本発明の実施例1に係るブロック図である。
【図9】本発明の実施例2に係る感光ドラムの識別情報
部分の断面図である。
【図10】本発明の実施例3に係る画像形成装置の断面
図である。
【図11】本発明の実施例3に係る光検出部の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電ローラ 3 露光装置 4 現像装置 5 転写装置 6 クリーニング装置 7 定着装置 9 レジストローラ 11 基体 12 下引き層 12a 粉体 13 電荷発生層 14 電荷輸送層 16 プロセスカートリッジ 17 識別情報 18 制御手段 20 光源 21 光検出器 31 半導体レーザー 32 ポリゴンミラー M 画像形成装置 T トナー P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 聖一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中園 祐輔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井上 高広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DE02 DE07 HB01 HB15 HB17 2H035 CA07 CB02 CD14 CG01 2H068 AA44 BB33 CA22 FA27 FB08 2H071 BA04 BA13 BA20 BA33 DA06 DA08 DA13 DA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に平均粒径0.05μm以上2μ
    m以下の粉体を分散した樹脂層からなる下引き層と感光
    層を有する電子写真感光体において、少なくとも該下引
    き層を含んでそれよりも上の層に、該電子写真感光体個
    体もしくは該電子写真感光体が格納されるプロセスカー
    トリッジ個体の個体識別情報が記録されていることを特
    徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 少なくとも電子写真感光体を含み、画像
    形成装置に着脱自在であるようにしたプロセスカートリ
    ッジにおいて、該電子写真感光体が基体上に平均粒径
    0.05μm以上2μm以下の粉体を分散した樹脂層か
    らなる下引き層と感光層を有し、少なくとも該下引き層
    を含んでそれよりも上の層に、該電子写真感光体個体も
    しくは該電子写真感光体が格納されるプロセスカートリ
    ッジ個体の個体識別情報が記録されている電子写真感光
    体を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプロセスカートリッジ
    を着脱自在であるようにした画像形成装置において、該
    プロセスカートリッジに格納された前記電子写真感光体
    上に記録された個体識別情報を該画像形成装置に備えら
    れた光源からの光を当てた時の反射光により読み出す機
    構を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置に備えられた光源から
    の光が前記電子写真感光体上に記録された個体識別情報
    に入射する角度と、該個体識別情報から反射光を検出す
    る検出器が該個体識別情報記録部を見込む角度を異なら
    せるようにした請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置の画像形成のための画
    像露光光源が、前記個体識別情報を読み出すために用い
    る光の光源を兼ねる請求項3又は4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置の画像形成のための画
    像露光光源が、レーザー光源である請求項5に記載の画
    像形成装置。
JP2000233647A 2000-08-01 2000-08-01 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Pending JP2002049277A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017097308A (ja) * 2015-11-28 2017-06-01 京セラ株式会社 電子写真感光体および画像形成装置

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JP2017097308A (ja) * 2015-11-28 2017-06-01 京セラ株式会社 電子写真感光体および画像形成装置

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