JP2002049186A - 両面印刷装置 - Google Patents
両面印刷装置Info
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- JP2002049186A JP2002049186A JP2000236543A JP2000236543A JP2002049186A JP 2002049186 A JP2002049186 A JP 2002049186A JP 2000236543 A JP2000236543 A JP 2000236543A JP 2000236543 A JP2000236543 A JP 2000236543A JP 2002049186 A JP2002049186 A JP 2002049186A
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- JP
- Japan
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- image
- recording
- printing
- ink jet
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- Pending
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- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電子写真記録方式とインクジェット記録方式の
欠点を補完しあい、高品質画像を低コストで高速印刷す
ることが可能な両面印刷装置を提供する。 【解決手段】搬送されるウェブの一方の面に電子写真記
録方式にて画像を形成する第1記録部(10-1)と、第1記
録部に対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、ウェブに
インクジェット記録方式にて画像を形成する第2記録部
(20-1,20-2,20-3)と、ウェブの他方の面に電子写真記録
方式にて画像を形成する第3記録部(10-2)と、第3記録
部に対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、ウェブにイ
ンクジェット記録方式にて画像を形成する第4記録部(2
0-4,20-5,20-6)と、第2記録部および第4記録部に対し
ウェブ搬送方向下流部に設けられ、ウェブの表裏に形成
された画像を定着乾燥させる加熱部(30)とを備えた両面
印刷装置。
欠点を補完しあい、高品質画像を低コストで高速印刷す
ることが可能な両面印刷装置を提供する。 【解決手段】搬送されるウェブの一方の面に電子写真記
録方式にて画像を形成する第1記録部(10-1)と、第1記
録部に対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、ウェブに
インクジェット記録方式にて画像を形成する第2記録部
(20-1,20-2,20-3)と、ウェブの他方の面に電子写真記録
方式にて画像を形成する第3記録部(10-2)と、第3記録
部に対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、ウェブにイ
ンクジェット記録方式にて画像を形成する第4記録部(2
0-4,20-5,20-6)と、第2記録部および第4記録部に対し
ウェブ搬送方向下流部に設けられ、ウェブの表裏に形成
された画像を定着乾燥させる加熱部(30)とを備えた両面
印刷装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送されるウェブ
の両面に画像を形成することが可能な両面印刷装置に関
するものである。
の両面に画像を形成することが可能な両面印刷装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】高速印刷を行う印刷装置において出力さ
れるデータは種々の形態が要求される。いわゆるリスト
出力といわれるような白紙の印刷用紙に黒字でデータを
印刷するものや、事前に一定形式のカラー帳票、いわゆ
るプレプリント紙にデータを印刷するもの、または、多
色印刷を行うことで出力データにハイライト印刷を行う
ものなど、種々の形態が考えられる。一方で、印刷量が
多くなるにつれ、出力される印刷物のランニングコスト
の低減が重要な要素であることは言うまでもない。
れるデータは種々の形態が要求される。いわゆるリスト
出力といわれるような白紙の印刷用紙に黒字でデータを
印刷するものや、事前に一定形式のカラー帳票、いわゆ
るプレプリント紙にデータを印刷するもの、または、多
色印刷を行うことで出力データにハイライト印刷を行う
ものなど、種々の形態が考えられる。一方で、印刷量が
多くなるにつれ、出力される印刷物のランニングコスト
の低減が重要な要素であることは言うまでもない。
【0003】高速印刷のための記録方式としては、電子
写真記録方式により画像を形成する方式と、インクジェ
ット記録方式により画像を形成する方式が広く知られて
おり、また、実用化もされている。
写真記録方式により画像を形成する方式と、インクジェ
ット記録方式により画像を形成する方式が広く知られて
おり、また、実用化もされている。
【0004】従来、高速搬送されるウェブに対し高速印
刷を行うレーザプリンタとして、図3に示すような構成
のものが知られている。このプリンタにおいては、帯電
器11によって帯電された感光体16を光源12により
像露光することで、感光体16に静電潜像が形成され、
静電潜像に対し現像機13よりトナー15が供給される
ことにより感光体16上に可視トナー像が形成される。
このトナー像は転写器14によって感光体16表面から
ウェブ1に転写される。未定着状態のトナー像を保持し
たウェブは、その後、加熱板30上を通過することによ
り、ウェブ背面側から予備加熱が施され、これによって
ウェブ1上のトナー像は軟化する。加熱板30の後段に
は、内部に熱源を有する加熱ローラ31と、加熱ローラ
31に圧接された加圧ローラ32とからなる定着ローラ
が設けられており、定着ローラの圧接部を通過すること
によりウェブ1上のトナー像は、ウェブ上に溶融固着さ
れる。
刷を行うレーザプリンタとして、図3に示すような構成
のものが知られている。このプリンタにおいては、帯電
器11によって帯電された感光体16を光源12により
像露光することで、感光体16に静電潜像が形成され、
静電潜像に対し現像機13よりトナー15が供給される
ことにより感光体16上に可視トナー像が形成される。
このトナー像は転写器14によって感光体16表面から
ウェブ1に転写される。未定着状態のトナー像を保持し
たウェブは、その後、加熱板30上を通過することによ
り、ウェブ背面側から予備加熱が施され、これによって
ウェブ1上のトナー像は軟化する。加熱板30の後段に
は、内部に熱源を有する加熱ローラ31と、加熱ローラ
31に圧接された加圧ローラ32とからなる定着ローラ
が設けられており、定着ローラの圧接部を通過すること
によりウェブ1上のトナー像は、ウェブ上に溶融固着さ
れる。
【0005】トナー15が溶融固着されたウェブ1は、
送り出しローラ40によってスタッカ41側に排出され
る。なお、上記構成のプリンタの印刷能力としては、印
刷速度300頁/分(A4用紙横送り換算)といった超
高速域での印刷が実現されており、解像度についても6
00dpi(ドット/インチ)以上もの高精細画像での
印刷が現実可能となっている。
送り出しローラ40によってスタッカ41側に排出され
る。なお、上記構成のプリンタの印刷能力としては、印
刷速度300頁/分(A4用紙横送り換算)といった超
高速域での印刷が実現されており、解像度についても6
00dpi(ドット/インチ)以上もの高精細画像での
印刷が現実可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示し
た構成のプリンタでは、ウェブの片面に単色画像を記録
することしかできない。そこで、この種の超高速プリン
タにおいて、ウェブに複数色(もしくは複数種)の画像
を形成する場合、従来においては、図3に示すように2
台(それ以上であっても構わない)のプリンタを直列配
置し、例えば1台目のプリンタ50-1において、カラ
ートナーによる罫線や背景などのハイライト印刷を行
い、2台目のプリンタ50-2において、黒トナーによ
る文字データを印刷し、2色印刷を行なうようにする構
成が採られていた。以下、本構成を「タンデム印刷シス
テム」と称することとする。なお、上記タンデム印刷シ
ステムにおいて、1台目のプリンタ50-1と2台目の
プリンタ50-2との間に、ウェブの表裏を反転させる
反転機が配置される場合もあり、その場合には、1台目
のプリンタ50-1において、ウェブの一方の面にトナ
ー像が形成され、ウェブの表裏が反転された後、2台目
のプリンタ50-2にウェブが導入されるので、プリン
タ50-2においてはウェブの他方の面にトナー像が形
成され、その結果、ウェブへの両面印刷が行なわれるシ
ステムとなる。
た構成のプリンタでは、ウェブの片面に単色画像を記録
することしかできない。そこで、この種の超高速プリン
タにおいて、ウェブに複数色(もしくは複数種)の画像
を形成する場合、従来においては、図3に示すように2
台(それ以上であっても構わない)のプリンタを直列配
置し、例えば1台目のプリンタ50-1において、カラ
ートナーによる罫線や背景などのハイライト印刷を行
い、2台目のプリンタ50-2において、黒トナーによ
る文字データを印刷し、2色印刷を行なうようにする構
成が採られていた。以下、本構成を「タンデム印刷シス
テム」と称することとする。なお、上記タンデム印刷シ
ステムにおいて、1台目のプリンタ50-1と2台目の
プリンタ50-2との間に、ウェブの表裏を反転させる
反転機が配置される場合もあり、その場合には、1台目
のプリンタ50-1において、ウェブの一方の面にトナ
ー像が形成され、ウェブの表裏が反転された後、2台目
のプリンタ50-2にウェブが導入されるので、プリン
タ50-2においてはウェブの他方の面にトナー像が形
成され、その結果、ウェブへの両面印刷が行なわれるシ
ステムとなる。
【0007】しかし、上記のようなタンデム印刷システ
ムの場合には、2台目のプリンタ50-2へのウェブの
導入に先立ち、1台目のプリンタ50-1の定着工程に
おいてウェブが加熱されるため、その熱によってウェブ
中に含まれた水分が蒸発し、収縮するという現象が発生
することになる。そのため、2台目のプリンタ50-2
での印刷が、変形したウェブ上に行なわれてしまった
り、正しい位置に画像が記録されなかったりするという
画質上の問題を招いたり、ウェブを正確に搬送できない
といった搬送上の問題等を招いていた。また、必要とす
る色の数だけプリンタを設置しなければならず、コスト
および設置面積の点においても不具合があった。上記の
問題を解消する構成として、例えば図4に示すように定
着工程を最後に一括して行なうようにし、定着部の前段
に複数の印写部10-1,10-2,10-3,10-4を配
置するとともに、設置面積を考慮し、ウェブの搬送パス
系を垂直方向搬送を主体とする構成にまとめることが考
えられる。
ムの場合には、2台目のプリンタ50-2へのウェブの
導入に先立ち、1台目のプリンタ50-1の定着工程に
おいてウェブが加熱されるため、その熱によってウェブ
中に含まれた水分が蒸発し、収縮するという現象が発生
することになる。そのため、2台目のプリンタ50-2
での印刷が、変形したウェブ上に行なわれてしまった
り、正しい位置に画像が記録されなかったりするという
画質上の問題を招いたり、ウェブを正確に搬送できない
といった搬送上の問題等を招いていた。また、必要とす
る色の数だけプリンタを設置しなければならず、コスト
および設置面積の点においても不具合があった。上記の
問題を解消する構成として、例えば図4に示すように定
着工程を最後に一括して行なうようにし、定着部の前段
に複数の印写部10-1,10-2,10-3,10-4を配
置するとともに、設置面積を考慮し、ウェブの搬送パス
系を垂直方向搬送を主体とする構成にまとめることが考
えられる。
【0008】しかし、この場合であっても、各印写部が
電子写真記録方式を採用している以上、小型化には限界
がある。また、ウェブに両面印刷する場合には、図4の
構成のプリンタによるタンデム印刷システムにするとと
もに、2台のプリンタ間に反転機を設置しなければなら
ないという状況は変わらず、両面印刷時におけるシステ
ムの大型化の問題は依然として解消できないものであ
る。
電子写真記録方式を採用している以上、小型化には限界
がある。また、ウェブに両面印刷する場合には、図4の
構成のプリンタによるタンデム印刷システムにするとと
もに、2台のプリンタ間に反転機を設置しなければなら
ないという状況は変わらず、両面印刷時におけるシステ
ムの大型化の問題は依然として解消できないものであ
る。
【0009】そこで、さらなる小型化を実現させるため
に注目されているのが、インクジェット記録方式との連
係である。インクジェット記録方式によれば、多色印刷
を行う場合は、必要な数のインクノズルをウェブ面に対
し配列させることで、多色印刷を達成することが可能に
なる。また、インクジェット記録方式の場合、ウェブへ
の画像形成に必要な装置はインクを吐出するヘッドのみ
であるため、電子写真記録方式に比べ、装置を非常に小
さくすることが可能となる。さらに、消耗品も基本的に
はインクのみであるため印刷コストが電子写真記録方式
に比べて大幅に安いという利点もある。
に注目されているのが、インクジェット記録方式との連
係である。インクジェット記録方式によれば、多色印刷
を行う場合は、必要な数のインクノズルをウェブ面に対
し配列させることで、多色印刷を達成することが可能に
なる。また、インクジェット記録方式の場合、ウェブへ
の画像形成に必要な装置はインクを吐出するヘッドのみ
であるため、電子写真記録方式に比べ、装置を非常に小
さくすることが可能となる。さらに、消耗品も基本的に
はインクのみであるため印刷コストが電子写真記録方式
に比べて大幅に安いという利点もある。
【0010】しかし、インクジェット記録方式を用いて
300頁/分もの超高速印刷を行おうとする場合、イン
クジェット記録方式で用いられるインクは一般に低粘性
の水溶性のものであるため、ウェブが用紙である場合に
は、インクが用紙上でにじんでしまい、画質の低下を引
き起こしてしまう。また、インクノズルに1箇所でも目
詰まり等の障害が起きると、印刷送り方向に対しライン
抜けを生じさせるためデータの脱字印刷の重要障害を引
き起こす可能性がある。例えば、電気使用料等をリスト
印刷し、各使用料データを顧客にダイレクトメール等で
配送する印刷業務において、使用量を示す小数点の位置
に対応する部分に障害が発生した場合、桁違いの使用量
を表示することになり重大な問題となる。また、インク
のにじみによる文字データは、輪郭が不鮮明であるた
め、印刷結果を読取機で判読する場合、誤読しやすいと
いう問題も含んでいる。
300頁/分もの超高速印刷を行おうとする場合、イン
クジェット記録方式で用いられるインクは一般に低粘性
の水溶性のものであるため、ウェブが用紙である場合に
は、インクが用紙上でにじんでしまい、画質の低下を引
き起こしてしまう。また、インクノズルに1箇所でも目
詰まり等の障害が起きると、印刷送り方向に対しライン
抜けを生じさせるためデータの脱字印刷の重要障害を引
き起こす可能性がある。例えば、電気使用料等をリスト
印刷し、各使用料データを顧客にダイレクトメール等で
配送する印刷業務において、使用量を示す小数点の位置
に対応する部分に障害が発生した場合、桁違いの使用量
を表示することになり重大な問題となる。また、インク
のにじみによる文字データは、輪郭が不鮮明であるた
め、印刷結果を読取機で判読する場合、誤読しやすいと
いう問題も含んでいる。
【0011】このように、高速印刷域でのインクジェッ
ト記録方式の採用には、装置の小型化および印刷コスト
の低減という点において利点があるものの、それ以上に
重要な印刷結果に対する信頼性の点で改良、もしくは高
速印刷域で使用するにあたっての工夫が必要とされてい
る。
ト記録方式の採用には、装置の小型化および印刷コスト
の低減という点において利点があるものの、それ以上に
重要な印刷結果に対する信頼性の点で改良、もしくは高
速印刷域で使用するにあたっての工夫が必要とされてい
る。
【0012】従って、本発明の目的は、電子写真記録方
式とインクジェット記録方式の欠点を補完しあい、高品
質画像を低コストで高速印刷することが可能な両面印刷
装置を提供することにある。
式とインクジェット記録方式の欠点を補完しあい、高品
質画像を低コストで高速印刷することが可能な両面印刷
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、搬送され
るウェブの一方の面に電子写真記録方式にて画像を形成
する第1記録部と、前記第1記録部に対しウェブ搬送方
向下流部に設けられ、前記ウェブにインクジェット記録
方式にて画像を形成する第2記録部と、前記ウェブの他
方の面に電子写真記録方式にて画像を形成する第3記録
部と、前記第3記録部に対しウェブ搬送方向下流部に設
けられ、前記ウェブにインクジェット記録方式にて画像
を形成する第4記録部と、前記第2記録部および第4記
録部に対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、前記ウェ
ブの表裏に形成された画像を定着乾燥させる加熱部とを
備えた両面印刷装置を得ることにより達成される。
るウェブの一方の面に電子写真記録方式にて画像を形成
する第1記録部と、前記第1記録部に対しウェブ搬送方
向下流部に設けられ、前記ウェブにインクジェット記録
方式にて画像を形成する第2記録部と、前記ウェブの他
方の面に電子写真記録方式にて画像を形成する第3記録
部と、前記第3記録部に対しウェブ搬送方向下流部に設
けられ、前記ウェブにインクジェット記録方式にて画像
を形成する第4記録部と、前記第2記録部および第4記
録部に対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、前記ウェ
ブの表裏に形成された画像を定着乾燥させる加熱部とを
備えた両面印刷装置を得ることにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1を
用いて説明する。図1において、ウェブ1はロール状に
巻かれており、送り出しローラ2によって装置内に搬送
される。ウェブ搬送方向の張力を一定にするダンサロー
ラ3を介してガイドローラ4から送り出されたウェブ1
の一方の面には、電子写真記録方式にてウェブ1に画像
を形成する第1記録部10-1と、第1記録部10-1に
対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、ウェブ1にイン
クジェット記録方式にて画像を形成する第2記録部20
-1,20-2,20-3が対向して配置されている。
用いて説明する。図1において、ウェブ1はロール状に
巻かれており、送り出しローラ2によって装置内に搬送
される。ウェブ搬送方向の張力を一定にするダンサロー
ラ3を介してガイドローラ4から送り出されたウェブ1
の一方の面には、電子写真記録方式にてウェブ1に画像
を形成する第1記録部10-1と、第1記録部10-1に
対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、ウェブ1にイン
クジェット記録方式にて画像を形成する第2記録部20
-1,20-2,20-3が対向して配置されている。
【0015】また、ウェブ1の他方の面には、電子写真
記録方式にて画像を形成する第3記録部10-2と、第
3記録部10-2に対しウェブ搬送方向下流部に設けら
れ、ウェブ1にインクジェット記録方式にて画像を形成
する第4記録部20-4,20-5,20-6が対向して配
置されている。
記録方式にて画像を形成する第3記録部10-2と、第
3記録部10-2に対しウェブ搬送方向下流部に設けら
れ、ウェブ1にインクジェット記録方式にて画像を形成
する第4記録部20-4,20-5,20-6が対向して配
置されている。
【0016】さらに、第2記録部および第4記録部に対
しウェブ搬送方向下流部には、ウェブ1の表裏に形成さ
れた画像を定着乾燥させる加熱部30が設けられてい
る。
しウェブ搬送方向下流部には、ウェブ1の表裏に形成さ
れた画像を定着乾燥させる加熱部30が設けられてい
る。
【0017】上記構成において、電子写真記録方式を採
用している第1記録部10-1と第3記録部10-2は、
主に文字データを印刷するための黒画像を形成する手段
として設けられており、電子写真プロセスについては先
の従来技術の説明で述べたものと実質的に同じ原理で行
なわれる。
用している第1記録部10-1と第3記録部10-2は、
主に文字データを印刷するための黒画像を形成する手段
として設けられており、電子写真プロセスについては先
の従来技術の説明で述べたものと実質的に同じ原理で行
なわれる。
【0018】電子写真記録方式により黒トナーによる文
字データ画像が形成されたウェブ1は、続くインクジェ
ット記録方式に基づく記録部により多色印刷が施され、
例えば罫線等の印刷が行なわれる。インクジェット記録
方式においては、ウェブの幅方向に一直線に必要ドット
間隔で形成された多数のインクノズルを有するインク吐
出部から吐出されたインク粒子が、ウェブ1に付着する
ことで画像が形成される。このインクジェット記録方式
による記録部をウェブ搬送方向に沿って複数個配置する
ことで、黒トナーの文字データに対し、例えば赤のハイ
ライト表示をし、緑色の罫線を印刷し、青色での注釈文
字の印刷を行うことが可能になる。
字データ画像が形成されたウェブ1は、続くインクジェ
ット記録方式に基づく記録部により多色印刷が施され、
例えば罫線等の印刷が行なわれる。インクジェット記録
方式においては、ウェブの幅方向に一直線に必要ドット
間隔で形成された多数のインクノズルを有するインク吐
出部から吐出されたインク粒子が、ウェブ1に付着する
ことで画像が形成される。このインクジェット記録方式
による記録部をウェブ搬送方向に沿って複数個配置する
ことで、黒トナーの文字データに対し、例えば赤のハイ
ライト表示をし、緑色の罫線を印刷し、青色での注釈文
字の印刷を行うことが可能になる。
【0019】ところで、インクジェット記録部を通過し
た時点において、電子写真記録方式によってウェブ1上
に形成された黒トナーは、ウェブ1上に静電力によって
付着した状態(未定着状態)であり、機械的な力で簡単
に脱落してしまう状態となっている。また、インクジェ
ット記録方式によってウェブ1上に形成されたインク画
像も、ウェブ1上で未乾燥の状態であるから、ウェブ搬
送パス上に適宜、設定され得る案内板や搬送ローラの部
品に接触すると、インクが前記部品に付着してしまい、
部品の汚染、ならびにインク画像の乱れを招いてしまう
ことになる。
た時点において、電子写真記録方式によってウェブ1上
に形成された黒トナーは、ウェブ1上に静電力によって
付着した状態(未定着状態)であり、機械的な力で簡単
に脱落してしまう状態となっている。また、インクジェ
ット記録方式によってウェブ1上に形成されたインク画
像も、ウェブ1上で未乾燥の状態であるから、ウェブ搬
送パス上に適宜、設定され得る案内板や搬送ローラの部
品に接触すると、インクが前記部品に付着してしまい、
部品の汚染、ならびにインク画像の乱れを招いてしまう
ことになる。
【0020】そこで、インクジェット記録部を通過した
ウェブに対しては、どちらの面の画像領域に対しても接
触する部品を配置せずにウェブ搬送を行ない、その下流
に配置された加熱装置30へウェブ1を送り込むように
している。加熱装置30を通過することで、トナー像の
定着、ならびにインク画像の乾燥が行なわれる。なお、
加熱装置30を通過した後であればトナー像もインク画
像もある程度の強度で定着乾燥されているので、必要に
応じては加熱装置30の後段にウェブ1を挟持搬送する
一対の熱ローラを設け、トナー像定着とインク画像乾燥
とをさらに強固なものとするようにしてもよい。このよ
うに、数字、文字データ等の鮮明さ、正確さを要求され
るものについては電子写真記録方式にて印刷し、枠取り
や背景部のハイライトをインクジェット記録方式で施す
ことで、多様な形態での印刷出力を実現することが可能
になる。
ウェブに対しては、どちらの面の画像領域に対しても接
触する部品を配置せずにウェブ搬送を行ない、その下流
に配置された加熱装置30へウェブ1を送り込むように
している。加熱装置30を通過することで、トナー像の
定着、ならびにインク画像の乾燥が行なわれる。なお、
加熱装置30を通過した後であればトナー像もインク画
像もある程度の強度で定着乾燥されているので、必要に
応じては加熱装置30の後段にウェブ1を挟持搬送する
一対の熱ローラを設け、トナー像定着とインク画像乾燥
とをさらに強固なものとするようにしてもよい。このよ
うに、数字、文字データ等の鮮明さ、正確さを要求され
るものについては電子写真記録方式にて印刷し、枠取り
や背景部のハイライトをインクジェット記録方式で施す
ことで、多様な形態での印刷出力を実現することが可能
になる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電子
写真記録方式とインクジェット記録方式の欠点を補完し
あい、高品質画像を低コストで高速印刷することが可能
な両面印刷装置を提供することができる。
写真記録方式とインクジェット記録方式の欠点を補完し
あい、高品質画像を低コストで高速印刷することが可能
な両面印刷装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す模式図。
【図2】従来技術を示す模式図。
【図3】従来技術を示す模式図。
【図4】従来技術を示す模式図。
1…ウェブ、10-1,10-2…電子写真記録方式によ
る記録部、20-1,20-2,20-3,20-4,20-5,
20-6…インクジェット記録方式による記録部、30
…加熱装置。
る記録部、20-1,20-2,20-3,20-4,20-5,
20-6…インクジェット記録方式による記録部、30
…加熱装置。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA01 EA30 EC12 EC34 FA13 HA46 2C062 RA06 2H028 BA06 BB04 BC01 2H078 AA01 AA12 AA29 BB01 BB08 DD73 EE35 FF04
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送されるウェブの一方の面に電子写真
記録方式にて画像を形成する第1記録部と、前記第1記
録部に対しウェブ搬送方向下流部に設けられ、前記ウェ
ブにインクジェット記録方式にて画像を形成する第2記
録部と、前記ウェブの他方の面に電子写真記録方式にて
画像を形成する第3記録部と、前記第3記録部に対しウ
ェブ搬送方向下流部に設けられ、前記ウェブにインクジ
ェット記録方式にて画像を形成する第4記録部と、前記
第2記録部および第4記録部に対しウェブ搬送方向下流
部に設けられ、前記ウェブの表裏に形成された画像を定
着乾燥させる加熱部とを備えたことを特徴とする両面印
刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000236543A JP2002049186A (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 両面印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000236543A JP2002049186A (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 両面印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002049186A true JP2002049186A (ja) | 2002-02-15 |
Family
ID=18728570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000236543A Pending JP2002049186A (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | 両面印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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