JP2002048989A - レーザビームの副走査位置検出装置及びレーザ走査装置 - Google Patents

レーザビームの副走査位置検出装置及びレーザ走査装置

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JP2002048989A
JP2002048989A JP2001149469A JP2001149469A JP2002048989A JP 2002048989 A JP2002048989 A JP 2002048989A JP 2001149469 A JP2001149469 A JP 2001149469A JP 2001149469 A JP2001149469 A JP 2001149469A JP 2002048989 A JP2002048989 A JP 2002048989A
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Tadaaki Suda
忠明 須田
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチビームを構成する複数のレーザビーム
の個々の副走査方向の位置を高精度に検出することが可
能で、かつ回路規模を増大することがないレーザビーム
の副走査位置検出装置と、これを備えるレーザ走査装置
を提供する。 【解決手段】 主走査される少なくとも一つのレーザビ
ームを受光し、その検出出力が前記レーザビームの副走
査方向の位置によって変化するように、前面に副走査方
向に透過率が変化する濃度勾配フィルタFを備えた第1
の光センサS1と、前記レーザビームを受光し、その検
出出力が前記レーザビームの副走査方向において等しい
第2の光センサS2と、前記第1及び第2の各光センサ
S1,S2の検出出力を演算し、両検出出力の相対比か
ら前記レーザビームの副走査位置データを出力する演算
回路55とを備えて副走査位置検出装置を構成する。回
路規模を増大することなく複数のレーザビームの副走査
方向の位置を高精度に検出することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザビームをポリ
ゴンミラー等の走査機構により走査して所要パターンを
描画するレーザビーム走査装置に関し、特に複数のレー
ザビームを副走査方向に配列してこれらレーザビームを
同時に主走査するマルチビーム走査装置における個々の
レーザビームの副走査方向の位置を検出するのに用いて
好適なレーザビームの副走査位置検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタ等のように、レー
ザビームを走査して所要のパターンを描画するレーザビ
ーム走査装置では、レーザビームの副走査方向の位置を
制御することが必要である。特に、1回の主走査で複数
ラインを描画することができるように、副走査方向に複
数のレーザビームを配置し、これら複数のレーザビーム
を同時に主走査する、いわゆるマルチビーム走査装置で
は、高精度のパターン描画を行うためには、複数のレー
ザビームが副走査方向に所要の間隔で配列されることが
必要であり、そのために複数のレーザビームの個々の副
走査方向の位置を検出し、かつこの検出した位置情報に
基づいて個々のレーザビームの副走査方向の位置を制御
することが要求される。例えば、前記したレーザビーム
プリンタでは、レーザビームを感光ドラムに走査して感
光させるが、複数のレーザビームが予め設定された副走
査方向の位置で感光されないと、印字品質に問題が発生
することになる。特に、カラー印刷の場合にはその必要
性は高いものになる。
【0003】このようなレーザビームの副走査方向の位
置を制御する技術として、例えば、特開平7−7239
9号公報には、副走査方向に配列された2つのレーザビ
ームの副走査方向の間隔のずれを検出する技術が開示さ
れている。この技術は、2つのレーザビームの光路上
に、レーザビーム光を90度側方に反射させるミラーを
光路上に所要の間隔で2つ配置し、これら2つのミラー
で反射された前記2つのレーザビームのそれぞれの時間
差を検出し、これらの時間差の偏差から前記2つのレー
ザビームの副走査方向の間隔ずれを検出するというもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に記載の技術は、2つのレーザビームの副走査方向の
相対的な間隔ずれを検出するものであり、個々のレーザ
ビームの副走査方向の位置をそれぞれ独立した状態で検
出することは困難である。また、公報の技術は、時間差
を検出するためにクロック信号や、ゲート回路、カウン
タ回路等が必要であり、回路が複雑になることは避けら
れない。特に、このような検出装置をレーザビーム走査
ユニット等に組み込もうとしたときには、レーザビーム
走査ユニットが大規模なものになり、かつ低コストに製
造することは困難になる。
【0005】本発明の目的は、回路規模を増大すること
なく、しかも個々のレーザビームの副走査方向の位置を
高精度に検出することが可能なレーザビームの副走査位
置検出装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザビームの
副走査位置検出装置は、主走査される少なくとも一つの
レーザビームを受光し、その検出出力が前記レーザビー
ムの副走査方向の位置によって変化される第1の光セン
サと、前記レーザビームを受光し、その検出出力が前記
レーザビームの副走査方向において等しい第2の光セン
サと、前記レーザビームを受光した前記第1及び第2の
各光センサの検出出力を演算し、両検出出力の相対比か
ら前記レーザビームの副走査方向の位置を出力する演算
回路とを備える構成とする。前記第1の光センサとして
は、副走査方向の検出出力がほぼ均等な光センサの受光
面上に、光透過率が副走査方向に変化されるフィルタを
配置した構成が用いられる。
【0007】本発明のかかる構成のレーザビームの副走
査位置検出装置によれば、あらかじめ、レーザビームの
副走査方向の位置を変化させながら演算を行って、副走
査位置をパラメータとする第1及び第2の光センサの出
力比を基準出力比として取得しておき、検出対象として
の個々のレーザビームを走査しかつ演算して得られる出
力比を前記基準出力比と比較することにより、第1の光
センサにおいて前記レーザビームが副走査方向のいずれ
の位置を通過されたのかを検出することができ、これか
らレーザビームの副走査方向の位置を検出することが可
能になる。特に、第2の光センサに対する出力比を求め
ることで、個々のレーザビームの光強度やレーザビーム
径等のばらつきにより、各レーザビームに対する光セン
サでの検出出力の絶対値が一定しない場合においても、
これらのばらつき要素は相殺されることになり、高精度
の位置検出が可能になる。第1及び第2の光センサと演
算回路で副走査位置検出装置が実現でき、回路規模を縮
小することが可能になる。
【0008】また、本発明の副走査位置検出装置では、
前記第1の光センサの検出出力と、前記第2の光センサ
の検出出力を比較し、その比較結果を水平同期信号とし
て出力する比較手段を備えることが好ましい。あるい
は、前記比較手段は、前記第1の光センサの検出出力を
基準値と比較し、その比較結果を水平同期信号として出
力する比較手段として構成する。さらには、第3の光セ
ンサを備え、前記第2の光センサの検出出力と、前記第
3の光センサの検出出力を比較し、その比較結果を水平
同期信号として出力する比較手段を備える構成とする。
【0009】さらに、本発明にかかるレーザ走査装置
は、前記本発明のレーザビームの副走査位置検出装置を
備えており、前記演算回路で演算された相対比の値を、
あらかじめ設定された基準値と比較し、これらの値が等
しくなるように前記レーザビームの副走査位置を調整す
る手段を備えている。前記レーザビームの副走査位置を
調整する手段は、前記レーザビームを出射するレーザ光
源の光軸の傾斜角度を調整する調整機構と、前記相対値
の値と基準値とが等しくなるように前記調整機構をフィ
ードバック制御する制御回路とで構成される。
【0010】本発明のレーザ走査装置によれば、本発明
のレーザビーム副走査位置検出装置で検出した副走査位
置に基づいて、レーザ走査装置において走査されるレー
ザビームの副走査位置を高精度に調整することが可能に
なり、特に、マルチビーム走査装置の複数のレーザビー
ムの副走査方向の間隔を所定の間隔に制御することが可
能になる。この場合においても、レーザ走査装置の回路
規模が増大することはなく、小型なレーザ走査装置が実
現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を4つのレーザビーム
を副走査方向に配列したマルチビーム走査装置のレーザ
走査ユニット1の構成図である。ユニット基板10上に
第1ないし第4のレーザ光源LS1〜LS4が配設され
ており、各レーザ光源LS1〜LS4から出射される第
1ないし第4のレーザビームLB1〜LB4は、ビーム
スプリッタ11,12,13において透過、あるいは反
射されることで、最終的に同一光路方向に向けられて集
合されたマルチビームMBとなり、ビーム整形用のシリ
ンドリカルレンズ14を透過した後、高速回転駆動され
るポリゴンミラー15に投射される。そして、前記マル
チビームMBを前記ポリゴンミラー15の反射面で反射
することによって主走査方向に偏向し、fθレンズ16
を通して感光ドラム17の感光面に主走査する。前記感
光ドラム17は主走査方向に延長された回転軸17aの
回りに回転駆動することで前記マルチビームMBを副走
査し、前記主走査と協動して所定のパターンを描画す
る。前記第1ないし第4のレーザ光源LS1〜LS4の
うち、第1のレーザ光源LS1は前記ユニット基板10
上に固定的に配置されているが、第2ないし第4のレー
ザ光源LS2〜LS4は、前記ユニット基板10に対し
て光軸が調整可能な構成とされている。
【0012】すなわち、図2に前記第2のレーザ光源L
S2の構成を代表して示すように、前記ユニット基板1
0上に一端が固定ネジ21により固定された調整基板2
0を有しており、前記調整基板20上に搭載されたケー
ス22に半導体レーザ23とコリメータレンズ24が一
体的に内装されている。前記調整基板20は、若干可撓
性のある材料で形成されており、前記固定ネジ21にお
いて固定された箇所を支点として、他端側がユニット基
板10の表面上で上下に傾動可能とされている。また、
前記調整基板20の他端にはステップモータ25が搭載
されており、前記ステップモータ25のスラスト移動可
能な回転軸25aにはネジ26が一体的に設けられ、こ
のネジ26が前記調整基板20に対して厚さ方向に貫
通、かつ螺合されている。このような機構を備えるステ
ップモータ25は、ステッピングアクチュエータと称さ
れるものであり、前記ステップモータ25に所要のパル
ス信号を印加することで前記回転軸25a及びネジ26
をパルス数に対応してステップ回動する。また、前記ネ
ジ26の先端はボール体26aを介して前記ユニット基
板10の表面に当接されているため、前記ネジ26が調
整基板20の裏面から突出される長さ寸法の変化によっ
て前記調整基板20を前記ユニット基板10の表面に対
してなす角度を調整可能としている。
【0013】このように各レーザ光源LS2〜LS4で
は、前記ユニット基板10に対する調整基板20の角度
を調整することで、各レーザビームLB2〜LB4の光
軸方向を個別に調整することができ、結果として図3に
示すように、前記マルチビームMBを構成する第1ない
し第4の4つのレーザビームLB1〜LB4のうち、第
2ないし第4のレーザビームLB2〜LB4の副走査方
向の光軸位置、すなわち各レーザビームにおける副走査
方向の間隔G1〜G3を調整することが可能になる。前
記各レーザ光源LS2〜LS4の各調整基板20の各ス
テップモータ25は、前記レーザ走査ユニット1に設け
られたステップモータ駆動回路42により駆動される。
また、前記第1ないし第4の各レーザ光源LS1〜LS
4の各半導体レーザ23は、レーザ駆動回路41によっ
て発光強度や発光タイミングが制御されるように構成さ
れているが、このレーザ駆動回路41の動作自体は本発
明との関連が少ないのでここでは説明は省略する。
【0014】また、図1に示したように、前記レーザ走
査ユニット1には、前記感光ドラム17の主走査の感光
領域外において前記マルチビームMBを反射するミラー
18と、前記ミラー18で反射されたマルチビームMB
を受光するビーム検出器19が配置されている。前記ビ
ーム検出器19は、複数のフォトダイオード等の光セン
サで構成されており、前記マルチビームMB、あるいは
前記第1ないし第4の各レーザ光源LS1〜LS4から
の各レーザビームLB1〜LB4を検出し、検出したビ
ーム検出信号を前記レーザ走査ユニット1に設けられた
ビーム検出信号処理回路43において信号処理すること
により、走査タイミング信号としての水平同期信号を生
成し、かつ各レーザビームLB1〜LB4の副走査方向
の位置検出信号を生成するように構成されている。
【0015】そして、前記レーザ走査ユニット1を、例
えば、プリンタやコピー機のレーザ走査装置2に適用し
たときには、図4に示すように、前記レーザ駆動回路4
1、前記ステップモータ駆動回路42、及び前記ビーム
検出信号処理回路43は、それぞれ当該レーザ走査装置
2に設けられている本体側回路3に電気的に接続され、
この本体側回路3との間で、テスト信号、画像データ、
水平同期信号、副走査位置信号、副走査位置制御信号を
送受するように構成されている。なお、前記本体側回路
3には、前記レーザ駆動回路41を制御するためのレー
ザ駆動制御部31と、前記第2ないし第4の3つのレー
ザ光源LS2〜LS4の各レーザビームLB2〜LB4
の副走査位置を調整するための副走査位置制御部32と
が設けられている。前記レーザ駆動制御部32は、描画
する画像データを記憶するメモリ34、当該画像データ
に基づいて前記4つのレーザ光源LS1〜LS4に供給
する電流を変調する変調回路35、及びこれらを制御す
る描画制御回路36で構成される。また、前記副走査位
置制御部32は、前記第2ないし第4の3つのレーザ光
源LS2〜LS4の各レーザビームLB2〜LB4の基
準となる副走査位置の値を記憶している基準値メモリ3
7と、この基準値メモリ37から読み出した基準となる
副走査位置の値と前記副走査位置信号の値とを比較した
上で前記ステップモータ駆動回路42に副走査位置制御
信号としてのパルス信号を出力する出力制御回路38と
を備えた構成とされている。また、前記出力制御回路3
8には、ビームの副走査位置の自動調整動作を行う際に
手操作する調整モードスイッチ38aが設けられてお
り、スイッチ38aをオンすることにより、出力制御回
路38のポートPをHレベルからLレベルに落とすよう
になっている。
【0016】ここで、前記レーザ走査ユニット1に設け
られている前記ビーム検出器19及び前記ビーム検出信
号処理回路43を、図5のブロック回路図に基づいて説
明する。前記ビーム検出器19は、レーザビームの主走
査方向(図5の矢印A方向)には、レーザビームを受光
したときに信号として取り込むことが可能な幅寸法を有
し、かつ、前記4つのレーザ光源の各レーザビームが副
走査方向(図5の上下方向)に配列された領域よりも副
走査方向に長い寸法の受光面を有するフォトダイオード
等からなる第1の光センサS1及び第2の光センサS2
を備えている。これら2つの光センサS1,S2は、そ
れぞれ副走査方向における受光感度がほぼ均等な特性と
なるように形成されるとともに、主走査方向に並んで配
置されており、そのうち一つの光センサ、ここでは図示
右側の第1の光センサS1の受光面上には濃度勾配フィ
ルタFが配置されている。前記濃度勾配フィルタFは、
図6に模式的に示すように、当該濃度勾配フィルタFの
光透過率が副走査方向に沿って勾配状に変化するフィル
タとして構成され、これに伴って前記濃度勾配フィルタ
Fを透過するレーザビームの光強度が副走査方向に沿っ
て所要の特性、例えば線形に変化されるように構成され
ている。この実施形態では、前記濃度勾配フィルタF
は、同図の上側領域の光透過率が100%の透過率とさ
れ、この領域から下側に向けてほぼ20〜30%程度の
透過率となるように透過率が徐々に小さくなるように、
すなわちフィルタ濃度が濃くなるように構成されてい
る。なお、前記第2の光センサS2にはこのような濃度
勾配フィルタは設けられていない。
【0017】また、前記ビーム検出信号処理回路43
は、前記第1及び第2の各光センサS1,S2でレーザ
ビームを受光したときに出力される検出電流を検出出力
としての電圧に変換する第1のI−V変換器51及び第
2のI−V変換器52を備えている。そして、第1及び
第2のI−V変換器51,52には前記検出出力のピー
ク電圧を保持する第1及び第2ピークホールド回路5
3,54が接続され、これらのピークホールド回路5
3,54でホールドされた検出電圧を演算回路55の基
準入力端IR、信号入力端ISにそれぞれ検出出力とし
て入力する。前記演算回路55は、前記信号入力端IS
に入力された前記第1のピークホールド回路53の検出
出力を、基準入力端IRに入力された前記第2ピークホ
ールド回路54の検出出力で除する演算、すなわち両検
出出力の出力比(電圧比)を求める演算を行い、得られ
た出力比を副走査位置データとして出力するものであ
る。この演算回路55としては、A/Dコンバータを利
用することが可能であり、例えば、ナショナル・セミコ
ンダクタ社のADC0804を使用することができる。
また、前記第2のI−V変換器52の出力は、前記各ピ
ークホールド回路53,54のリセット信号として入力
されるとともに、コンパレータ56の負入力端に入力さ
れる。前記コンパレータ56の正入力端には前記第1の
I−V変換器51の出力が入力される。前記コンパレー
タ56は、後述するように前記第1及び第2のI−V変
換器51,52の出力を比較し、コンパレータ56の出
力の極性が反転したときのタイミング信号を水平同期信
号として出力するものである。
【0018】以上の構成の副走査位置検出装置を備えた
レーザ走査装置の動作について説明する。第1ないし第
4のレーザ光源LS1〜LS4からそれぞれ出射された
レーザビームLB1〜LB4は、ビームスプリッタ1
1,12,13を通してマルチビームMBとされ、シリ
ンドリカルレンズ14でビーム整形された上でポリゴン
ミラー15に投射され、ここで反射され、fθレンズ1
6を通して感光ドラム17に主走査される。このとき、
第1のレーザ光源LS1のレーザビームLB1は予め所
定位置に調整される。また、第2ないし第4の各レーザ
光源LS2〜LS4では、各調整基板20の角度をステ
ップモータ25を回転動作して前記したように調整する
ことで、各レーザ光源LS2〜LS4の各レーザビーム
LB2〜LB4の副走査方向の位置が調整され、結果と
して図3に示したように、第1ないし第4の各レーザビ
ームLB1〜LB4は副走査方向に所要の間隔で配列さ
れたマルチビームMBとなる。したがって、このマルチ
ビームMBにより感光ドラム17に対して主走査を行う
ことにより、副走査方向に配列された4つのレーザビー
ムLB1〜LB4が同時に主走査され、マルチビーム走
査が実現されることになる。
【0019】ここで、前記マルチビームMBを構成する
各レーザビームLB1〜LB4の副走査位置を検出する
原理を説明する。先ず、レーザ駆動回路41により単一
のレーザ光源のみを発光し、当該レーザビームのみを主
走査する。この主走査において、前記単一のレーザビー
ムはミラー18で反射されたのち、ビーム検出器19に
おいて主走査方向に移動されながら受光される。すなわ
ち、図6に示すように、レーザビームLBは、先ず第2
の光センサS2で受光され、次に第1の光センサS1で
受光される。このとき、第2の光センサS2において
は、濃度勾配フィルタが存在していないため、図6
(a)のように、前記レーザビームLBの光強度に対応
した検出電流Iaが得られることになる。一方、第1の
光センサS1においては、前記レーザビームLBは濃度
勾配フィルタFを透過した状態で受光されるため、副走
査方向の位置に応じて透過率が変化されることになり、
図6(b1),(b2),(b3)に示すように、レー
ザビームの副走査方向の位置に応じて第1の光センサS
1の検出電流Ib1,Ib2,Ib3はそれぞれの値が
変化される。そして、第1及び第2の各光センサの検出
電流IaとIb1,Ib2,Ib3はそれぞれ図5に示
したビーム検出信号処理回路43において、先ず、第2
及び第1の各I−V変換器52,51で電圧に変換さ
れ、さらに第2及び第1のピークホールド回路54,5
3で各ピーク値がホールドされた検出出力とされる。図
6(a),(b1)〜(b3)の各右側領域に記載の波
形は、各レーザビームのピークホールドされた検出出力
P0〜P4を示す図である。そして、これらホールドし
た検出出力を演算回路55において演算処理する。ここ
では、前記したように、第2の光センサS2の検出出力
P0を基準値とし、この基準値P0に対する第1の光セ
ンサS1の検出出力P1,P2,P3のそれぞれの比を
演算し、出力比Rxとする。このため、この出力比Rx
は、前記レーザビームLBが濃度勾配フィルタFによっ
てどの程度光強度が低下したかを表す値、換言すれば濃
度勾配フィルタFにおける前記レーザビームLBに対す
る透過率を表す値となる。
【0020】したがって、あらかじめ、単一のレーザビ
ームの副走査方向の位置を変化させながら、前記演算を
行って副走査位置をパラメータとする第1及び第2の光
センサS1,S2の各検出出力の出力比を基準出力比R
fとして得ておけば、検出対象としての個々のレーザビ
ームを走査しかつ演算して得られる出力比Rxを前記基
準出力比Rfと比較することにより、第1の光センサS
1上の副走査方向のいずれの位置を前記レーザビームL
Bが通過されたのかを検出することが可能になり、レー
ザビームLBの副走査方向の位置を検出することができ
る。なお、個々のレーザビームの光強度やレーザビーム
径等のばらつきにより、各レーザビームに対する光セン
サでの検出出力の絶対値は必ずしも一定しないが、前記
した副走査位置の検出技術では第1の光センサS1と第
2の光センサS2の検出出力の出力比をとっているた
め、例えば、レーザビームの光強度が低下したときに
は、基準となる第2の光センサS2の検出出力もこれに
伴って低下するため、結果として前記した光強度等のば
らつきは相殺されることになり、高精度の副走査位置の
検出が可能になる。
【0021】以上の検出原理に基づいて図1に示したレ
ーザ走査ユニット1における、第1ないし第4のレーザ
光源LS1〜LS4の各レーザビームLB1〜LB4の
副走査位置を調整する方法を説明する。図7はそのフロ
ーチャートである。先ず、第1のレーザ光源LS1の第
1のレーザビームLB1の光軸は、例えば、あらかじめ
設定している基準光軸に一致するように、第1のレーザ
光源LS1を調整する。この調整は固定ネジ等を適宜に
締結しながら行うものとする。しかる上で、本体側回路
3の副走査位置制御部32に設けられている調整モード
スイッチ38aをオンすると、出力制御回路38のポー
トPはHレベルからLレベルになる。したがって、この
ボートPがH(High)レベルからL(Low)レベ
ルに変化することを検出すると(S100)、その検出
信号はレーザ駆動制御部31の描画制御回路36に出力
され、この描画制御回路36からテスト信号をレーザ駆
動回路41に出力する。これを受けて、レーザ駆動回路
41は、変数NをN=2に設定した上で(S101)、
第Nのレーザ光源、すなわち、第2のレーザ光源LS2
のみを点灯し、かつ同時にポリゴンミラー15の駆動用
モータ等をオンし、当該第2のレーザ光源LS2から出
射される第2のレーザビームLB2を主走査する(S1
02)。この主走査により、第2のレーザビームLB2
は、ビーム検出器19の第2の光センサS2及び第1の
光センサS1で順次受光され、その検出電流がビーム検
出信号処理回路43において検出出力として信号処理さ
れ、各検出出力はそれぞれ演算回路55に入力される
(S103)。そして、演算回路55において前記した
ように第1及び第2の各光センサの検出出力を演算し、
出力比Rxを求め、これを基準出力比Rfと比較するこ
とで、当該第2のレーザビームLB2の副走査位置デー
タが得られる。この副走査位置データは、本体側回路3
の副走査位置制御部32の出力制御回路38にストアさ
れる(S104)。そして、副走査位置制御部32で
は、ストアされた副走査位置データを、基準メモリ37
に記憶されている第Nのレーザビーム、ここでは第2の
レーザビームの基準となる副走査位置データと比較する
(S105)。そして、両者が一致したときには、第2
のレーザビームの副走査位置は所定の位置に設定されて
いると判断されるので、その調整は不要であり、後述す
る次のステップS109に進む。
【0022】また、両者が一致しないときには、副走査
位置データの値が、基準副走査位置データの値よりも大
きいか否かを判定し(S106)、大きいときには出力
制御回路38からステップモータ駆動回路42に対して
所要の信号を出力し、当該ステップモータ駆動回路42
は第2のレーザ光源LS2のステップモータ25に副走
査位置データの値が減少する方向のパルス信号を出力す
る。このパルス信号を受けて、ステップモータ25は一
方向に回転され、第2のレーザ光源LS2の調整基板2
0はその傾斜角度が低減する方向に調整され、副走査位
置データが減少される(S107)。また、前記ステッ
プS106において、逆に副走査位置データの値が基準
副走査位置データの値よりも小さいときには、副走査位
置データの値が増加する方向のパルス信号を出力する。
このパルス信号を受けて、ステップモータ25は反対方
向に回転されるため、第2のレーザ光源LS2の調整基
板20はその傾斜角度が増大する方向に調整され、副走
査位置データが増大される(S108)。このように、
ステップS106からのフローを繰り返して行うフィー
ドバック制御の結果として副走査位置データの値と、基
準副走査位置データとが等しくなり、第2のレーザビー
ムLB2を第1のレーザビームLB1に対して所要の間
隔の基準となる副走査位置に調整することができる。ま
た、前記したステップS105において、ストアされた
副走査位置データが基準の副走査位置と一致したときに
は、ステップS109においてNをN+1にした上で、
N=5を判定し(S110)、Nが5でないときには前
記ステップS102に戻り、今度はN=3、すなわち第
3のレーザ光源LS3の第3のレーザビームLB3の副
走査位置を同様に調整する。さらに、同様にして第4の
レーザ光源LS4の第4のレーザビームLB4の副走査
位置の調整を行い、N=5になった時点で、副走査位置
の調整が完了される。
【0023】ここで、前記第2の光センサS2の検出出
力である検出電流は、第1及び第2のピークホールド回
路53,54にそれぞれリセット信号として入力されて
いる。したがって、先行するレーザビームの副走査位置
調整時に第1及び第2のピークホールド回路53,54
でホールドされている検出出力としての電圧は、次に位
置調整されるレーザビームを第2の光センサS2が検出
したときの検出出力によってリセットされる。これによ
り、第1及び第2のピークホールド回路51,52は、
初期化された状態で次に位置調整されるレーザビームの
検出出力をホールドすることが可能になり、先行する調
整時にホールドした出力の影響を受けることはない。
【0024】また、本発明では、前記したように実際の
マルチビーム走査が行われる際には、第1及び第2の光
センサS1,S2の検出出力に基づいて水平同期信号を
得ることができる。図8に波形を示すように、第1ない
し第4のレーザビームで構成されるマルチビームMBが
第2の光センサS2、第1の光センサS1を順次通過す
ると、各検出電流はそれぞれ第1及び第2のI−V変換
器で電圧に変換され、図8(a)のように各検出出力V
2,V1が得られる。これらの検出出力V2,V1は、
それぞれコンパレータ56の正入力、負入力に入力され
る。コンパレータ56は、検出出力V1,V2のレベル
差、すなわちV1−V2を演算し、差が負又は0のとき
には出力OUT1に“Low”を出力し、差が正のとき
にはOUT1に“High”を出力する。そのため、図
8(b)のように、第2の光センサS2の検出出力V2
のレベルが第1の光センサS1の検出出力V1のレベル
よりも低下したときに、コンパレータ56の出力OUT
1は“Low”から“High”に反転する。したがっ
て、このコンパレータ56の出力OUT1が“Low”
から“High”に反転するタイミング信号を水平同期
信号とし、この水平同期信号を本体側回路3のレーザ駆
動制御部31に入力し、メモリ34から読み出した描画
データを変調してレーザ駆動回路41に出力する際の、
変調回路35等のタイミング制御を実現する。なお、こ
こでは前記コンパレータ56において、前記各孔センサ
S1,S2の暗電流に伴う検出出力V1,V2のレベル
差を明確なものにするために、検出出力V2側に正のオ
フセットを設けている。
【0025】以上のように、この第1の実施形態では、
濃度勾配を有するフィルタFを設けた第1の光センサS
1と、当該フィルタを設けていない第2の光センサS2
とでレーザビームを検出し、この検出により得られる両
センサの検出出力の比を求める演算を行うことでマルチ
ビームを構成する複数のレーザビームの副走査位置を検
出することができ、さらに各レーザビームの副走査位置
を調整することが可能になる。これにより、回路規模を
増大することなく複数のレーザビームの副走査方向の位
置を高精度に検出することが可能なレーザビームの副走
査位置検出装置が実現できることになる。また、第1の
実施形態では、副走査位置を検出するための第1及び第
2の光センサの検出出力を利用して水平同期信号を得て
いるので、レーザ走査装置における水平同期信号を得る
ための独立した回路構成は不要であり、回路規模をさら
に縮小することが可能である。
【0026】ここで、図9にブロック回路図を示す第2
の実施形態のように、水平同期信号を得るための構成と
して、第2の光センサS2により検出される検出出力
(検出電圧)V2と、あらかじめ設定している基準電圧
VRとをコンパレータ56により比較し、当該コンパレ
ータ56の反転出力OUT2を水平同期信号としてもよ
い。なお、同図において、第1の実施形態と等価な部分
には同一符号を付してある。前記基準電圧VRは、第2
の光センサS2から得られる通常のマルチビームMBの
検出出力のほぼ1/2程度の電圧に設定しておけばよ
く、これにより、図10に波形を示すように、第2の光
センサS2からのマルチビームMBの検出出力V2が基
準電圧VRよりも低下するタイミングでコンパレータ5
6からは“Low”から“High”に反転する反転出
力OUT2が得られ、この出力OUT2の反転したタイ
ミングを水平同期信号として得ることができる。この第
2の実施形態では、濃度勾配のあるフィルタFを設けた
第1の光センサS1の検出出力を用いていないため、第
1の実施形態において生じ易い、マルチビームがフィル
タFの透過率の低い領域を通過されて第1の光センサS
1の検出出力のレベルが低下したときに、コンパレータ
56における第2の光センサS2の検出出力とのレベル
比較による水平同期信号のタイミング精度が低下するよ
うなことが生じることはない。なお、この第2の実施形
態における、レーザビームの副走査位置の検出手法、及
びその調整手法は前記第1の実施形態と全く同様であ
る。
【0027】図11は本発明の第3の実施形態のブロッ
ク回路図である。なお、前記第1及び第2の実施形態と
等価な部分には同一符号を付してある。この第3の実施
形態では、前記第2の光センサS2の隣接位置に、新た
に濃度勾配フィルタを設けていない第3の光センサS3
を配置するとともに、前記第3の光センサS3の検出電
流を検出出力としての電圧に変換する第3のI−V変換
器57を設けている。そして、前記第3のI−V変換器
57から出力されるレーザビームの検出出力V3をリセ
ット信号として前記第1及び第2のピークホールド回路
51,52に入力している。また、前記第3のI−V変
換器57の検出出力V3をコンパレータ56の負入力に
入力し、前記第2のI−V変換器52の検出出力V2を
前記コンパレータ56の正入力に入力し、これらの検出
出力V3,V2のレベル差を前記コンパレータ56で比
較し、“Low”から“High”に反転する反転出力
OUT3を利用して水平同期信号として得ている。この
第3の実施形態では、特に、濃度勾配フィルタが設けら
れていない第2及び第3の光センサS2,S3の検出出
力に基づいて水平同期信号を得ているので、図12に波
形を示すように、同図(a)の第3の光センサS3の検
出出力V3と第2の光センサS2の検出出力V2とをほ
ぼ等しいレベル同士で比較することで、同図(b)のよ
うに、コンパレータ56の出力が“Low”から“Hi
gh”に反転したタイミングで水平同期信号を得ること
ができる。そのため、レーザビームの光強度やレーザビ
ーム径等のばらつきにより、各レーザビームに対する光
センサでの検出出力の絶対値が必ずしも一定しない場合
においても、高精度な水平同期信号を得ることができ
る。また、第1の実施形態のような第1の光センサS1
の出力を用いることがないので、一方の検出出力レベル
が極端に低下するようなこともなく、この面からも高精
度な水平同期信号を得ることが可能になる。
【0028】ここで、前記各実施形態では、第1,第
2、ないし第3の光センサはそれぞれ独立した構成のも
のを前提として説明したが、複数個の光センサが一体化
されたモノリシックな光センサを用いることも可能であ
る。また、前記第1の光センサの前面に配置している前
記濃度勾配フィルタは、均一な透過率の板材の板厚を副
走査方向に変化させたテーパ状断面のフィルタとして構
成してもよい。あるいは、濃度を微細幅の階段状に変化
させる構成としてもよい。なお、濃度勾配フィルタを設
ける代わりに、前記第1の光センサとして、レーザビー
ムが通過する副走査方向の位置の違いに応じて出力が変
化する受光素子、例えばラインセンサを利用することも
考えられるが、通常、この種のラインセンサは高速応答
性が低いため、レーザビームの走査速度が低い走査装置
の場合に限れば適用が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレーザビー
ムの副走査位置検出装置は、少なくとも副走査方向に検
出出力が変化する第1の光センサと、第2の光センサと
でレーザビームを検出し、この検出により得られる両セ
ンサの検出出力に基づいてレーザビームの副走査位置を
検出する構成であるので、回路規模を増大することなく
複数のレーザビームの副走査方向の位置を高精度に検出
することが可能になる。また、かかる副走査位置検出装
置備える本発明のレーザ走査装置は、第1及び第2の光
センサ、あるいは第2の光センサのみ、さらには第2及
び第3の光センサの各検出出力を利用して水平同期信号
を得ているので、レーザ走査装置における水平同期信号
を得るための独立した回路構成は不要であり、回路規模
をさらに縮小することが可能になり、小型で簡易構成の
レーザ走査装置を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレーザ走査ユニットの全体構成
図である。
【図2】レーザ光源の調整基板の概略断面図である。
【図3】マルチビームの4つのレーザビームの配列を示
す図である。
【図4】レーザ走査ユニットを備えるレーザ走査装置の
ブロック構成図である。
【図5】第1の実施形態のビーム検出器とビーム検出信
号処理回路のブロック回路図である。
【図6】副走査位置の検出原理を説明するための波形図
である。
【図7】副走査位置の調整動作を説明するためのフロー
図である。
【図8】水平同期信号を検出する動作を説明するための
波形図である。
【図9】第2の実施形態のビーム検出器とビーム検出信
号処理回路のブロック回路図である。
【図10】第2の実施形態における水平同期信号を検出
する動作を説明するための波形図である。
【図11】第3の実施形態のビーム検出器とビーム検出
信号処理回路のブロック回路図である。
【図12】第3の実施形態における水平同期信号を検出
する動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 レーザ走査ユニット 2 レーザ走査装置 3 本体側回路 10 ユニット基板 11〜13 ビームスプリッタ 14 シリンドリカルレンズ 15 ポリゴンミラー 16 fθレンズ 17 感光ドラム 18 ミラー 19 ビーム検出器 20 調整基板 23 半導体レーザ 24 コリメータレンズ 25 ステップモータ 31 レーザ駆動制御部 32 副走査位置制御部 34 メモリ 35 変調回路 36 描画制御回路 37 基準値メモリ 38 出力制御回路 38a 調整モードスイッチ 41 レーザ駆動回路 42 ステップモータ駆動回路 43 ビーム検出信号処理回路 51,52,57 I−V変換器 53,54 ピークホールド回路 55 演算回路 56 コンパレータ LS1〜LS4 レーザ光源 LB1〜LB4 レーザビーム MB マルチビーム S1〜S3 光センサ F 濃度勾配フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 104B Fターム(参考) 2C362 AA42 AA43 AA48 AA49 BA57 BA61 BA69 BA71 BA89 BB30 BB32 BB34 BB37 BB46 2H045 BA22 BA33 CA88 DA04 DA41 5C072 AA03 BA04 CA06 DA09 DA21 DA23 HA02 HA13 HB08 XA05 5C074 AA10 BB03 CC26 DD15 EE04 GG01 HH02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査されるレーザビームを受光し、そ
    の検出出力が前記レーザビームの副走査方向の位置によ
    って変化される第1の光センサと、前記レーザビームを
    受光し、その検出出力が前記レーザビームの副走査方向
    において等しい第2の光センサと、前記レーザビームを
    受光した前記第1及び第2の各光センサの検出出力を演
    算し、両検出出力の相対比から前記レーザビームの副走
    査方向の位置を出力する演算回路とを備えることを特徴
    とするレーザビームの副走査位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記演算回路は前記第2の光センサの検
    出出力に対する前記第1の光センサの検出出力の相対比
    を演算することを特徴とする請求項1に記載のレーザビ
    ームの副走査位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の光センサは、副走査方向の検
    出出力がほぼ均等な光センサの受光面上に、光透過率が
    副走査方向に変化されるフィルタを配置した構成である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の特徴とする
    レーザビームの副走査位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタは、光透過率が副走査方向
    に勾配状の特性で変化する構成であることを特徴とする
    請求項3に記載のレーザビームの副走査位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の光センサで前記レーザビーム
    を検出したときに出力される検出電流を検出電圧に変換
    する第1の電流−電圧変換器と、前記第1の電流−電圧
    変換器から出力される検出電圧のピーク電圧を保持する
    第1のピークホールド回路と、前記第2の光センサで前
    記レーザビームを検出したときに出力される検出電流を
    検出電圧に変換する第2の電流−電圧変換器と、前記第
    2の電流−電圧変換器から出力される検出電圧のピーク
    電圧を保持する第2のピークホールド回路とを備え、前
    記演算回路は前記第2のピークホールド回路の出力に対
    する前記第1のピークホールド回路の出力の相対比を演
    算することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに
    記載のレーザビームの副走査位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の光センサの検出出力と、前記
    第2の光センサの検出出力を比較し、その比較結果を水
    平同期信号として出力する比較手段を備えることを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれかに記載のレーザビー
    ムの副走査位置検出装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の光センサの検出出力を基準値
    と比較し、その比較結果を水平同期信号として出力する
    比較手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載のレーザビームの副走査位置検出装置。
  8. 【請求項8】 第3の光センサを備え、前記第2の光セ
    ンサの検出出力と、前記第3の光センサの検出出力を比
    較し、その比較結果を水平同期信号として出力する比較
    手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載のレーザビームの副走査位置検出装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2のピークホールド回路
    は、前記レーザビームの主走査の各周期毎にリセットす
    るリセット機能を備えていることを特徴とする請求項5
    ないし8のいずれかに記載のレーザビームの副走査位置
    検出装置。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2のピークホールド回
    路を、前記第2の光センサの検出出力、または前記第3
    の光センサの検出出力の出力レベルの変化によりリセッ
    トすることを特徴とする請求項9に記載のレーザビーム
    の副走査位置検出装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1ないし10のいずれかの
    レーザビームの副走査位置検出装置を備え、演算回路で
    演算された相対比の値を、あらかじめ設定された基準値
    と比較し、これらの値が等しくなるように前記レーザビ
    ームの副走査位置を調整する手段を備えることを特徴と
    するレーザ走査装置。
  12. 【請求項12】 前記レーザビームの副走査位置を調整
    する手段は、前記レーザビームを出射するレーザ光源の
    光軸の傾斜角度を調整する調整機構と、前記相対値の値
    と基準値とが等しくなるように前記調整機構をフィード
    バック制御する制御回路とで構成されることを特徴とす
    る請求項11に記載のレーザ走査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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