JP2002048578A - 車両用経路誘導装置 - Google Patents

車両用経路誘導装置

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JP2002048578A
JP2002048578A JP2000238701A JP2000238701A JP2002048578A JP 2002048578 A JP2002048578 A JP 2002048578A JP 2000238701 A JP2000238701 A JP 2000238701A JP 2000238701 A JP2000238701 A JP 2000238701A JP 2002048578 A JP2002048578 A JP 2002048578A
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Japan
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route
node
vehicle
road
traveling
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Okihiko Nakayama
沖彦 中山
Norimasa Kishi
則政 岸
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない記憶容量で走行経路を記憶する。 【解決手段】 車両の走行経路を道路属性により区分し
て各区間の経路情報を圧縮し、圧縮した経路情報を記憶
するとともに、記憶されている各区間の経路情報から道
路属性に基づいて車両の走行経路を復元する。これによ
り、走行経路を記憶する場合に走行経路に沿ってすべて
のノードまたはリンクを記憶するのに比べて、少ない記
憶容量で走行経路を記憶することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路地図上に目的
地までの経路を表示して乗員を誘導する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在地から目的地までの誘導経路の一部
を指定して記憶したり、誘導経路から外れた経路を記憶
し、記憶した経路を通過経路に指定して次の経路計算に
利用するようにした車両用経路誘導装置が知られている
(例えば、特開平09−159476号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、経路を記憶
するためには経路に沿ったノードとリンクをすべて記憶
することが考えられるが、そうすると長い経路を記憶す
るには大容量の記憶装置が必要となり、不経済である。
【0004】本発明の目的は、少ない記憶容量で走行経
路を記憶することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明の第1の実施の形態
を示す図1および図2に対応づけて請求項1〜4の発明
を説明すると、 (1) 請求項1の発明は、車両の走行経路を検出する
経路検出手段1〜4,6を備えた車両用経路誘導装置に
適用され、車両の走行経路を道路属性により区分し、各
区間の経路情報を圧縮する経路情報圧縮手段6と、経路
情報圧縮手段6により圧縮された経路情報を記憶する経
路記憶手段9と、経路記憶手段9に記憶されている各区
間の経路情報から道路属性に基づいて車両の走行経路を
復元する経路復元手段6とを備え、これにより上記目的
を達成する。 (2) 請求項2の車両用経路誘導装置は、経路情報圧
縮手段6が、ノードを通過するたびに道路属性に基づい
て経路計算の始点となるノードから通過ノードまでの経
路を計算する経路計算手段6(S5)と、経路計算手段
6による計算経路と実際の車両の走行経路との不一致を
判定する経路不一致判定手段6(S6,S8)と、経路
不一致判定手段6(S6,S8)により計算経路と走行
経路との不一致が検出されると、始点ノードから1個前
の通過ノードまでを経路区間とするとともに、1個前の
通過ノードを新しい始点ノードに設定する区間設定手段
6(S9)とを有し、経路記憶手段9が、経路区間ごと
の始点ノード、経路計算に用いた道路属性および最後の
通過ノードを記憶する。 (3) 請求項3の車両用経路誘導装置は、経路情報圧
縮手段6が経路計算の始点となるノードから通過ノード
までの道路属性を検出する属性検出手段6(S4)を有
し、経路計算手段6(S5)が、属性検出手段6(S
4)により検出された始点ノードから通過ノードまでの
道路属性に基づいて始点ノードから通過ノードまでの経
路を計算する。 (4) 請求項4の車両用経路誘導装置は、経路情報圧
縮手段6が、経路記憶手段9に記憶された始点ノードの
間隔がほぼ等間隔になるように始点ノードを修正する始
点ノード修正手段6(S10)を有する。
【0006】発明の第2および第3の実施の形態を示す
図1に対応づけて請求項5〜7の発明を説明すると、 (5) 請求項5の発明は、車両の走行経路を検出する
経路検出手段1〜4,6を備えた車両用経路誘導装置に
適用され、車両の走行経路を道路の名称により区分する
経路区分手段6と、経路区分手段6により区分された各
区間の始点ノード、終点ノードおよび道路名称を記憶す
る経路記憶手段9と、経路記憶手段9に記憶されている
各区間の経路情報から道路属性に基づいて車両の走行経
路を復元する経路復元手段6とを備え、これにより上記
目的を達成する。 (6) 請求項6の発明は、車両の走行経路を検出する
経路検出手段1〜4,6を備えた車両用経路誘導装置に
適用され、車両の走行経路をリンク番号が連続する区間
で区分する経路区分手段6と、経路区分手段6により区
分された各区間の始点リンクと終点リンクを記憶する経
路記憶手段9と、経路記憶手段9に記憶されている各区
間の始点リンクと終点リンクから前記車両の走行経路を
復元する経路復元手段6とを備え、これにより上記目的
を達成する。 (7) 請求項7の発明は、車両の走行経路を検出する
経路検出手段1〜4,6を備えた車両用経路誘導装置に
適用され、車両の走行経路をリンク番号が連続する区間
で区分する経路区分手段6と、経路区分手段6により区
分された各区間の始点リンク、リンク番号の増加または
減少および連続リンク数を記憶する経路記憶手段9と、
経路記憶手段9に記憶されている各区間の始点リンク、
リンク番号の増加または減少および連続リンク数から車
両の走行経路を復元する経路復元手段6とを備え、これ
により上記目的を達成する。
【0007】上述した課題を解決するための手段の項で
は、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を
用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定され
るものではない。
【0008】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、車両
の走行経路を道路属性により区分して各区間の経路情報
を圧縮し、圧縮した経路情報を記憶するとともに、記憶
されている各区間の経路情報から道路属性に基づいて車
両の走行経路を復元するようにしたので、走行経路を記
憶する場合に走行経路に沿ってすべてのノードまたはリ
ンクを記憶するのに比べて、少ない記憶容量で走行経路
を記憶することができる。 (2) 請求項2の発明によれば、ノードを通過するた
びに道路属性に基づいて経路計算の始点となるノードか
ら通過ノードまでの経路を計算し、この計算経路と実際
の車両の走行経路との不一致を判定し、不一致が検出さ
れると始点ノードから1個前の通過ノードまでを経路区
間とするとともに、1個前の通過ノードを新しい始点ノ
ードに設定し、経路区間ごとの始点ノード、経路計算に
用いた道路属性および最後の通過ノードを記憶するよう
にしたので、上述した請求項1と同様な効果が得られ
る。 (3) 請求項3の発明によれば、経路計算の始点とな
るノードから通過ノードまでの道路属性を検出し、検出
された始点ノードから通過ノードまでの道路属性に基づ
いて始点ノードから通過ノードまでの経路を計算するよ
うにしたので、実際の走行経路に一致する経路を速やか
に算出でき、無駄な経路計算時間を省いて経路記憶処理
時間を短縮することができる。 (4) 請求項4の発明によれば、記憶された始点ノー
ドの間隔がほぼ等間隔になるように始点ノードを修正す
るようにしたので、修正後の始点ノードに基づく経路の
再計算時間が短縮され、走行経路を速やかに復元するこ
とができる。 (5) 請求項5の発明によれば、車両の走行経路を道
路の名称により区分し、区分された各区間の始点ノー
ド、終点ノードおよび道路名称を記憶し、記憶されてい
る各区間の経路情報から道路属性に基づいて車両の走行
経路を復元するようにしたので、走行経路を記憶する場
合に走行経路に沿ってすべてのノードまたはリンクを記
憶するのに比べて、少ない記憶容量で走行経路を記憶す
ることができる。特に、高速道路や有料道路などの同一
名称の道路を長く走行する場合に効果がある。また、記
憶情報に基づいて走行経路を復元するときに、道路名称
という道路の属性に限定して経路計算を行うので、上述
した請求項1〜4の発明に比べて走行経路の復元処理が
簡単になる。 (6) 請求項6の発明によれば、車両の走行経路をリ
ンク番号が連続する区間で区分し、区分された各区間の
始点リンクと終点リンクを記憶し、記憶されている各区
間の始点リンクと終点リンクから車両の走行経路を復元
するようにしたので、走行経路を記憶する場合に走行経
路に沿ってすべてのノードまたはリンクを記憶するのに
比べて、少ない記憶容量で走行経路を記憶することがで
きる。特に、高速道路や有料道路などのリンク番号が連
続している道路を長く走行する場合に効果がある。ま
た、記憶情報に基づいて走行経路を復元するときに経路
計算が不要となり、走行経路を速やかに復元できる。 (7) 請求項7の発明によれば、車両の走行経路をリ
ンク番号が連続する区間で区分し、区分された各区間の
始点リンク、リンク番号の増加または減少および連続リ
ンク数を記憶し、記憶されている各区間の始点リンク、
リンク番号の増加または減少および連続リンク数から車
両の走行経路を復元するようにしたので、走行経路を記
憶する場合に走行経路に沿ってすべてのノードまたはリ
ンクを記憶するのに比べて、少ない記憶容量で走行経路
を記憶することができる。特に、高速道路や有料道路な
どのリンク番号が連続している道路を長く走行する場合
に効果がある。また、記憶情報に基づいて走行経路を復
元するときに経路計算が不要となり、走行経路を速やか
に復元できる。
【0009】
【発明の実施の形態】《発明の第1の実施の形態》図1
は第1の実施の形態の構成を示す図である。GPS受信
機1は、GPS衛星からの信号電波を受信して衛星航法
により現在地を検出する。走行距離センサー2は車両の
走行距離を検出する。また、進行方位センサー3は車両
の絶対方位を検出する地磁気センサーと車両の方位変化
を検出する光ジャイロとを備え、車両の進行方位を検出
する。後述するコントローラー6は、走行距離センサー
2で検出した走行距離と進行方位センサー3で検出した
進行方位とに基づいて、周知の自律航法により車両の現
在地を検出する。地図データ記憶装置4は、CD−RO
Mなどの記憶媒体に道路地図データを記憶したものであ
る。リモートコントローラー5は、走行経路記憶の開始
と終了、目的地の入力や道路地図表示画面などの操作を
行うための遠隔操作装置である。
【0010】コントローラー6はCPU6a、ROM6
b、RAM6cなどを備え、目的地までの経路計算や、
ディスプレイ7の地図表示制御、スピーカー8の駆動制
御などを行う。ディスプレイ7は道路地図上に目的地ま
での誘導経路を表示するとともに、種々の情報を表示す
る。スピーカー8は音声により経路案内を行う。
【0011】コントローラー6は、GPS受信機1、走
行距離センサー2および進行方位センサー3により検出
した車両の現在地に基づいて車両の走行軌跡を求める。
そして、走行軌跡を地図データ記憶装置4に記憶されて
いる道路地図データと照合して周知のマップマッチング
を行い、車両の走行経路を検出する。
【0012】経路記憶装置9は、車両のキースイッチを
オフしても記憶内容を保持するためにバッテリーバック
アップ機能を備えたメモリであり、指定区間の走行経路
を記憶する。なお、経路記憶装置9には電源オフ時も記
憶内容を保持する不揮発性メモリや、他の種類の記憶装
置を用いることができる。
【0013】図2は第1の実施の形態の走行経路記憶処
理を示すフローチャートである。また、図3〜図10は
第1の実施の形態の走行経路記憶処理を説明するための
図である。図3〜図10において、N1〜N20は道路
地図データのノードを表し、L1〜L20は道路地図デ
ータのリンクを表す。この第1の実施の形態では、図3
に破線で示す記憶開始地点Sから記憶終了地点Eまでの
走行経路を記憶する処理を説明する。
【0014】コントローラー6は、リモートコントロー
ラー5の走行経路記憶開始スイッチが操作されたとき、
あるいは予め設定された走行経路記憶開始地点Sからこ
の経路記憶処理を開始する。また、リモートコントロー
ラー5の走行経路記憶終了スイッチが操作されたとき、
または車両のイグニッションキースイッチ(不図示)が
オフされたとき、あるいは予め設定された走行経路記憶
終了地点Eに達するとこの経路記憶処理を終了する。
【0015】図2のステップ1においてノードを通過し
たかどうかを確認する。地点Sから走行経路記憶処理を
開始し、最初のノードを通過したらステップ2へ進み、
その最初の通過ノードを始点ノードとする。そして、最
初の通過ノードと始点ノードを一時的にRAM6cに記
憶する。図3に示す例では最初の通過ノードN3を始点
ノードとする。
【0016】ここで、始点ノードとは経路計算を行うと
きの始点となるノードであり、詳細を後述するが、この
実施の形態では始点ノードに設定したノードから各通過
ノードまでの最短距離の経路を計算し、計算結果の経路
と実際の走行経路との不一致が発生するたびに新しい始
点ノードを決定する。
【0017】続くステップ3で次のノードを通過するま
で待機し、次のノードを通過したらステップ4へ進み、
始点ノードから通過ノードまでの道路属性を検出する。
図3に示す例では、次のノードN5を通過したら始点ノ
ードN3から通過ノードN5までの道路属性を検出す
る。なお、道路属性には一般道、高速道路などがあり、
始点ノードから通過ノードまでの区間の比率が大きい道
路属性をその区間全体の道路属性とする。
【0018】ステップ5において、検出した道路属性に
限定して始点ノードから通過ノードまでの最短距離の経
路を計算する。この経路計算方法は、周知のダイクスト
ラ法などを用いることができる。また、最短時間の経路
を計算してもよい。図3に示す例では、始点ノードN3
から通過ノードN5までの道路属性は一般道であること
が検出され、一般道の属性条件に限定して始点ノードN
3から通過ノードN5までの経路を計算すると、図4に
太線で示す始点ノードN3からリンクL2を通って通過
ノードN5までの経路が得られる。
【0019】ステップ6で、計算結果の経路と実際の走
行経路とが一致しているかどうかを確認し、一致してい
ればステップ3へ戻って次の通過ノードに対して上述し
た処理を繰り返し、一致していなければステップ7へ進
む。図3に示す例では、始点ノードN3から通過ノード
N5までは計算経路と実際の走行経路とが一致するから
ステップ3へ戻り、次のノード通過を待つ。
【0020】次のノードN7を通過したときに、始点ノ
ードN3から通過ノードN7までの走行経路の道路属性
(一般道)に限定してその区間の最短距離の経路を計算
すると、図5に太線で示す経路が得られる。この計算経
路は実際に走行した経路に一致するからふたたび次のノ
ード通過を待つ。図6に示すように、次のノードN9、
さらに次のノードN12を通過したときも、始点ノード
N3から通過ノードN9とN12までの走行経路の道路
属性(一般道)に限定してその区間の最短距離の経路を
計算すると、それぞれの区間で計算経路と走行経路とが
一致する。
【0021】次に、ノードN13を通過したときに、始
点ノードN3から通過ノードN13までの走行経路の道
路属性(一般道)に限定してその区間の最短距離の経路
を計算すると、図7に太線で示す経路が得られる。この
計算経路は実際に走行した経路と一致しない。
【0022】始点ノードから通過ノードまでの走行経路
の道路属性にしたがってその区間の最短距離の経路を計
算し、計算結果の経路と実際に走行した経路とが一致し
ないときはステップ7へ進む。ステップ7では、他の道
路属性条件にしたがって始点ノードから通過ノードまで
の最短距離経路を再計算する。続くステップ8で、他の
道路属性条件で計算した経路と実際に走行した経路とが
一致するかどうかを確認し、一致する場合はステップ3
へ戻って上述した処理を繰り返し、一致しない場合はス
テップ9へ進む。図3に示す例では、他の道路属性、す
なわち高速道路優先の条件で始点ノードN3から通過ノ
ードN13までの最短距離の経路を再計算する。しか
し、始点ノードN3から通過ノードN13までは一般道
しかないので、図7に太線で示す経路が算出され、この
計算経路は実際の走行経路と一致しない。
【0023】他の道路属性条件で計算した経路も実際の
走行経路と一致しない場合は、ステップ9で、現在の始
点ノードから1個前の通過ノードまでを走行経路区間と
するとともに、1個前の通過ノードを新しい始点ノード
とし、新しい始点ノードとそこまでの経路計算に用いた
道路属性をRAM6cに一時的に記憶する。なお、RA
M6cにはすでに最初の通過ノードN3が当初の始点ノ
ードとして記憶されている。図3に示す例では、計算経
路と走行経路との不一致が発生した通過ノードはN13
であり、当初の始点ノードN3から1個前の通過ノード
N12までを走行経路区間とするとともに、1個前の通
過ノードN12を新しい始点ノードとし、新しい始点ノ
ードN12とN12までの経路計算に用いた道路属性と
をRAM6cに記憶する。
【0024】ステップ10において、図11に示すノー
ド修正ルーチンを実行し、走行経路を復元する際の計算
時間を短縮するために、いったん始点ノードに決定して
RAM6cに一時的に記憶したノードを修正する。この
ノード修正処理については後述する。ノード修正後、ふ
たたびステップ3へ戻り上述した処理を繰り返す。
【0025】図3に示す例では、新しく始点ノードとし
たN12以降の通過ノードに対して上述した処理を行
う。始点ノードN12から通過ノードN15までは計算
経路と走行経路とが一致する。次に、ノードN15から
N18までは高速道路リンクL17を走行したので、ノ
ードN18を通過した後の経路計算では、始点ノードN
12から通過ノードN18までの道路属性の検出結果は
高速道路を走行した比率が高いと判定され、図8に太線
で表す高速道路を利用した経路が算出される。この計算
経路は実際に走行した経路と一致する。
【0026】なお、この実施の形態では図2のステップ
4で始点ノードから通過ノードまでの道路属性を検出
し、その区間の比率が大きい道路の属性をその区間全体
の属性であると判断するようにした。これにより、とり
あえず最初に一般道の条件で経路計算を行い、図9に太
線で示す経路を算出して実際の走行経路との不一致を確
認した後、高速道路の条件で経路計算をやり直す方法に
比べて、最初から走行経路と同じ高速道路の条件で経路
計算を実行し、計算経路と走行経路との一致を速やかに
検出することができ、無駄な一般道条件での経路計算を
省略することができる。
【0027】図3に示す例では、ノードN19を通過し
たときも計算経路と走行経路とが一致する。ノードN1
9通過後の地点Eにおいて、リモートコントローラー5
の走行経路記憶終了スイッチの操作、または車両のイグ
ニッションキースイッチのオフ、あるいは予め設定した
走行経路記憶終了地点に到達したことによって、図17
に示す走行経路の記憶終了割り込みルーチンを実行す
る。なお、最後の通過ノードをいったんRAM6cに記
憶する。
【0028】図17のステップ31において、RAM6
cに一時的に記憶されている最初の通過ノードを含む始
点ノードまたは後述する修正後の始点ノード、および最
後の通過ノードと、それらのノード間の経路計算に用い
た道路属性条件を経路記憶装置9に記憶する。図3に示
す例では、図10に示すように最初の通過ノードN3、
始点ノードN12および最後の通過ノードN19と、そ
れらのノード間の経路計算に用いた道路属性条件とが経
路記憶装置9に記憶される。なお、経路記憶装置9に記
憶された情報は必要に応じて呼び出され、最初の通過ノ
ード、地点ノードおよび最後の通過ノードと、それらの
ノード間の経路計算に用いた道路属性条件とに基づいて
走行経路を再現することができる。
【0029】走行経路を記憶する場合に経路に沿ったノ
ードをすべて記憶する方法では、図3に示す例ではN3
→N5→N7→N9→N12→N13→N15→N18
→N19のすべてのノードを順に記憶する必要がある。
経路に沿ったリンクをすべて記憶する方法も同様に、L
2→L5→L7→L9→L11→L13→L17→L1
8のすべてのリンクを順に記憶する必要がある。これに
対し上述した一実施の形態の走行経路記憶方法によれ
ば、走行経路を圧縮して記憶するので、図10に示すよ
うに、最初の通過ノードN3と、始点ノードN12と、
最後の通過ノードN19とを記憶するだけでよく、すべ
てのノードまたはリンクを記憶する経路記憶方法よりも
少ない記憶容量で走行経路を記憶することができる。
【0030】経路記憶装置9に記憶されている圧縮経路
情報から車両の走行経路を復元する際には、経路記憶装
置9から最初の通過ノードを含む始点ノードおよび最後
の通過ノードと、それらのノード間の経路計算に用いた
道路属性を読み出し、周知のダイクストラ法などにより
各始点ノードから次の始点ノードまたは最後の通過ノー
ドまで最短距離または最短時間の経路を計算し、それら
をつなぎ合わせればよい。
【0031】このようにこの実施の形態によれば、車両
の走行経路を道路属性により区分し、各区間の経路情報
を圧縮して記憶する。すなわち、ノードを通過するたび
に道路属性に基づいて経路計算の始点となる始点ノード
から通過ノードまでの最短距離または最短時間の経路を
計算し、計算経路と実際の走行経路との不一致が検出さ
れると、現在の始点ノードから1個前の通過ノードまで
を走行経路区間とするとともに、1個前の通過ノードを
新しい始点ノードとし、経路区間ごとの始点ノード、そ
の始点ノードまでの経路計算に用いた道路属性、および
最後の通過ノードを記憶するようにしたので、走行経路
を記憶する場合に走行経路に沿ってすべてのノードまた
はリンクを記憶するのに比べて、少ない記憶容量で走行
経路を記憶することができる。
【0032】また、この実施の形態によれば複数の道路
属性条件で計算経路と実際の走行経路とを比較するよう
にしたので、実際の走行経路に一致する経路を算出でき
る確率が高くなり、その結果、始点ノード間の間隔が長
くなってより少ない記憶容量で走行経路を記憶すること
ができる。
【0033】さらに、この実施の形態によれば走行経路
の道路属性を検出し、まず検出結果の道路属性条件で経
路を計算するようにしたので、実際の走行経路に一致す
る経路を速やかに算出でき、無駄な経路計算時間を省い
て経路記憶処理時間を短縮することができる。
【0034】図12〜図16はノード修正処理を説明す
るための図であり、これらの図を参照して図11に示す
ノード修正処理を説明する。このノード修正処理は、い
ったん始点ノードに決定してRAM6cに一時的に記憶
したノードを修正することによって、走行経路を復元す
る際の計算時間を短縮するための処理である。なお、図
12〜図16においてN21〜N32は道路地図データ
のノードを表す。このノード修正処理では、図12〜図
14に太線で示す最初の通過ノードN21から最後の通
過ノードN32までの走行経路を記憶するときのノード
修正処理を説明する。
【0035】ステップ21において、RAM6cに記憶
されているノードが3個以上かどうかを確認し、3個未
満の場合は修正対象の始点ノードがないので処理を終了
する。図12に示す例では、ノードN27を通過したと
きに、計算経路N21→N27と、実際の走行経路N2
1→N22→N23→N24→N25→N26→N27
との不一致が発生し、N27の1個前の通過ノードN2
6が始点ノードに決定される。さらにノードN29を通
過したときに、計算経路N26→N27→N29と、実
際の走行経路N26→N27→N28→N29との不一
致が発生し、N29の1個前の通過ノードN28が新し
い始点ノードに決定される。ノードN29を通過した時
点で、RAM6cには最初の通過ノードを含む始点ノー
ドN21、N26およびN28の合計3個の始点ノード
が記憶されている。
【0036】3個以上の始点ノードが記憶されている場
合はステップ22へ進み、現在地から至近にある始点ノ
ードから2個前の通過ノードを仮始点ノードとする。図
12に示す例では、ノードN29を通過してN28を新
しい始点ノードに決定したところであるから、至近の始
点ノードN28から2個前の通過ノードN26を仮始点
ノードとする。
【0037】ステップ23で至近の始点ノードから仮始
点ノードまでの道路属性を検出し、続くステップ24で
は検出した道路属性に限定して至近の始点ノードから仮
始点ノードまでの最短距離の経路を計算する。この経路
計算方法は周知のダイクストラ法を用いることができ
る。なお、最短時間の経路を計算してもよい。図12に
示す例では、至近の始点ノードN28から仮始点ノード
N26までの道路属性、例えば一般道の条件を検出し、
この一般道の条件で至近の始点ノードN28から仮始点
ノードN26までの最短距離の経路を計算する。
【0038】ステップ25において計算結果の経路と走
行経路とが一致するかどうかを確認し、一致する場合は
ステップ26へ進む。ステップ26では仮始点ノードを
1個前の出発地側のノードにしてステップ23へ戻り、
上記処理を繰り返す。図12に示す例では、計算経路と
走行経路とが一致するから仮始点ノードを現在のN26
から1個前のN25にする。
【0039】一方、計算経路と走行経路とが一致しない
ときはステップ27へ進み、他の道路属性条件にしたが
って至近始点ノードから仮始点ノードまでの最短距離の
経路を計算する。例えば、至近始点ノードから仮始点ノ
ードまでの道路属性検出値が一般道であった場合は、高
速道路優先の条件で最短距離の経路を再計算する。
【0040】ステップ28で他の道路属性条件で計算し
た経路が走行経路に一致するかどうかを確認し、一致す
る場合はステップ26へ進み、仮始点ノードを1個前の
出発地側のノードにし、ステップ23へ戻って上記処理
を繰り返す。一方、他の道路属性条件で計算した経路が
走行経路と一致しない場合はステップ29へ進み、仮始
点ノードの1個後の現在地側のノードを再計算経由ノー
ドにする。
【0041】次にステップ30で、至近の始点ノードの
1個前の出発地側の始点ノードと上記再計算経由ノード
との中点を修正始点ノードとする。そして、ステップ3
1で、至近の始点ノードの1個前の最初の通過ノード側
の始点ノードを修正始点ノードに変更し、経路記憶装置
9に記憶する。
【0042】ステップ29から31の処理を図12に示
す例で説明する。今、最初の通過ノードN21までさか
のぼり、最初の通過ノードN21が仮始点ノードのとき
に計算経路と走行経路との不一致が発生したとすると、
図13に示すように、仮始点ノードN21の1個後の現
在地側のノードN22が再計算経由ノードになる(ステ
ップ29)。そして、至近の始点ノードN28の1個前
の始点ノードN26と、再計算経由ノードN22との中
点のノードN24を修正始点ノードとする(ステップ3
0)。そして、至近の始点ノードN28の1個前の始点
ノードN26を修正始点ノードN24に変更し、経路記
憶装置9に記憶する。
【0043】このノード修正処理の効果を図15、図1
6により説明する。図15はノード修正処理前の始点ノ
ードN21、N26、N28の場合の経路再計算時の計
算エリアを示し、図16はノード修正後の始点ノードN
21、N24、N28の場合の経路再計算時の計算エリ
アを示す。
【0044】周知のダイクストラ法による経路計算で
は、始点を中心とする略円状の計算エリアが形成され、
経路計算が進むにつれて次の始点または終点に達するま
で円の面積が拡大していく。
【0045】ノード修正前の計算エリアは、始点ノード
N21を中心とし、始点ノードN21から次の始点ノー
ドN26までの直線距離を半径とする大きな円と、始点
ノードN26を中心とし、始点ノードN26から次の始
点ノードN28までの直線距離を半径とする小さな円と
が形成される。
【0046】一方、ノード修正後の計算エリアは、始点
ノードN21を中心とし、始点ノードN21から次の修
正始点ノードN24までの直線距離を半径とする円と、
修正始点ノードN24を中心とし、修正始点ノードN2
4から次の始点ノードN28までの直線距離を半径とす
る円とが形成される。このノード修正処理によって修正
した後の始点ノードの間隔はほぼ等しくなるので、上記
2個の円の面積はほぼ同じ面積となる。
【0047】経路計算時の計算速度は計算エリアの円の
面積にほぼ比例するから、図15に示すノード修正前の
2個の計算エリアでは、同時に経路計算を開始しても大
きい方の計算エリアの計算時間が長くかかるため、経路
計算時間は長くなる。これに対し図16に示すノード修
正後の2個の計算エリアでは、同時に経路計算を開始し
てほぼ同時に経路計算を終了する。このノード修正後の
2個の計算エリアの面積はノード修正前の大きい方の計
算エリアの面積よりも小さいので、ノード修正後の経路
計算時間はノード修正前の経路計算時間よりも短い。
【0048】経路記憶装置9に記憶されている圧縮経路
情報から車両の走行経路を復元する際には、経路記憶装
置9から最初の通過ノードを含む修正後の始点ノードお
よび最後の通過ノードと、それらのノード間の経路計算
に用いた道路属性を読み出し、周知のダイクストラ法な
どにより各修正始点ノードから次の修正始点ノードまた
は最後の通過ノードまで最短距離または最短時間の経路
を計算し、それらをつなぎ合わせればよい。
【0049】このように、経路記憶装置9に記憶した始
点ノードの間隔がほぼ等間隔になるように始点ノードを
修正するようにしたので、修正後の始点ノードに基づく
経路の再計算時間が短縮され、走行経路を速やかに復元
することができる。
【0050】なお、上述した第1の実施の形態では、走
行中に図2および図17に示す経路記憶処理と図11に
示すノード修正処理を行う例を示したが、走行経路のす
べてのノードまたはリンクを例えばRAM6cに一時的
に記憶しておき、停車後に走行経路のノードまたはリン
クを読み出して上述した経路記憶処理とノード修正処理
を実行するようにしてもよい。
【0051】《発明の第2の実施の形態》同一の道路名
称のノードを連続して通行する場合には、同一の道路名
称と両端のノードのみを記憶して記憶情報を圧縮するよ
うにした第2の実施の形態を説明する。なお、この第2
の実施の形態の構成は図1に示す第1の実施の形態の構
成と同様であり、説明を省略する。
【0052】図18は第2の実施の形態の経路記憶処理
を示すフローチャートである。また、図19は第2の実
施の形態の経路記憶処理を説明するための図である。こ
の実施の形態では、図19に示すように、246号線上
のノードN41〜N45を通過し、次に16号線上のN
45〜N49を通過し、さらに1号線上のN49〜N5
2を通過する走行経路を例に上げ、その走行経路を記憶
する動作を説明する。
【0053】図18のステップ41においてノードを通
過したかどうかを確認し、ノードを通過したらステップ
42へ進む。ステップ42では最初に通過したノードを
始点ノードとする。続くステップ43で次のノード通過
を確認し、次のノードを通過したらステップ44へ進
む。ステップ44において、通過ノード前後の道路リン
クの属性を調べ、現在走行中の道路リンクの道路名称
と、通過ノードの前の道路リンクの道路名称とが同一か
どうかを確認する。通過ノード前後の道路リンクの道路
名称が同一である場合はステップ43へ戻り、同一でな
い場合はステップ45へ進む。
【0054】通過ノード前後のリンクの道路名称が同一
でない場合は、ステップ45で通過したノードを終点ノ
ードとし、続くステップ46で始点ノード、終点ノード
および始点ノードから終点ノードまでの道路名称を経路
記憶装置9に記憶する。そして、ステップ47で通過し
たノードを始点ノードに設定してステップ43へ戻り、
上述した処理を繰り返す。
【0055】図19に示す例では、走行経路の記憶を開
始して最初に通過したノードN41を始点ノードとし、
次のノードN42を通過したら通過ノードN42の前後
のリンクL41とL42の道路属性を確認する。この場
合、リンクL41とL42は同一の道路名称R246の
属性を有するから、次のノード通過を待つ。この手順で
ノードを通過するたびに前後のリンクの道路名称を確認
していくと、ノードN45を通過したときに前後のリン
クL44とL45に不一致が発生する。すなわちノード
N45の前のリンクL44の道路名称はR246であ
り、後のリンクL45の道路名称はR16である。そこ
で、通過ノードN45を終点ノードとし、始点ノードN
41、終点ノードN45および始点から終点までの道路
名称R246を記憶する。そして、通過ノードN45を
始点ノードとして上述した手順を繰り返す。その結果、
この例ではさらに始点ノードN45、終点ノードN49
および始点から終点までの道路名称R16と、始点ノー
ドN49、終点ノードN52および始点から終点までの
道路名称R1とが記憶される。
【0056】経路記憶装置9に記憶した情報に基づいて
走行経路を復元する際には、道路属性の道路名称ごとに
始点ノードから終点ノードまでの経路を計算すればよ
い。
【0057】図19に示す例では、道路名称R246の
属性条件でノードN41からノードN45までの経路を
計算し、ノードN41→N42→N43→N44→N4
5の走行経路を復元する。同様に、ノードN45からN
49まで、次にノードN49からN52までの経路を計
算すれば、走行経路の記憶を開始したノードN41から
経路記憶を終了したノードN52までの走行経路を復元
することができる。
【0058】このように、この第2の実施の形態によれ
ば、走行経路を道路の名称により区分し、各区間の始点
ノード、終点ノードおよび道路名称を記憶するようにし
たので、走行経路を記憶する場合に走行経路に沿ってす
べてのノードまたはリンクを記憶するのに比べて、少な
い記憶容量で走行経路を記憶することができる。特に、
高速道路や有料道路などの同一名称の道路を長く走行す
る場合に効果がある。また、この第2の実施の形態で
は、記憶情報に基づいて走行経路を復元するときに、道
路名称という道路の属性に限定して経路計算を行うの
で、上述した第1の実施の形態に比べて走行経路の復元
処理が簡単になる。
【0059】《発明の第3の実施の形態》道路リンクの
番号が連続している場合に、一連の連続番号のリンクの
内の最初のリンク番号(以下、始点リンクと呼ぶ)と最
後のリンク番号(以下、終点リンクと呼ぶ)のみを記憶
して記憶情報を圧縮するようにした第3の実施の形態を
説明する。なお、この第3の実施の形態の構成は図1に
示す第1の実施の形態の構成と同様であり、説明を省略
する。
【0060】図20は第3の実施の形態の経路記憶処理
を示すフローチャートである。また、図21は第3の実
施の形態の経路記憶処理を説明するための図である。こ
の実施の形態では、図21に示すように、ノードN61
からN71までは連続番号の4個のリンクL61、L6
2、L63、L64を通過し、ノードN71からN81
までは連続番号の2個のリンクL71、L72を通過す
る。さらに、ノードN81からN91までは連続番号の
3個のリンクL81、L82、L83を通過し、ノード
N91からN101までは連続番号の3個のリンクL9
1、L92、L93を通過する経路を例に上げ、その走
行経路を記憶する動作を説明する。
【0061】図20のステップ51においてノードを通
過したかどうかを確認し、ノードを通過したらステップ
52へ進む。ステップ52ではノード通過後に走行して
いるリンクを始点リンクとする。続くステップ53で次
のノード通過を確認し、次のノードを通過したらステッ
プ54へ進む。ステップ54において、ノード通過前後
のリンクの番号が連続しているかどうかを確認する。な
お、リンク番号が連続していれば番号が増加していても
減少していてもよい。リンク番号が連続している場合は
ステップ53へ戻って次のノード通過を待ち、リンク番
号が連続していない場合はステップ55へ進む。
【0062】通過ノード前後のリンク番号が連続してい
ない場合は、ステップ55で現在走行しているリンクの
1個前のリンクを終点リンクとし、続くステップ56で
始点リンクと終点リンクを経路記憶装置9に記憶する。
その後ステップ52へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0063】図21に示す例では、走行経路の記憶を開
始して最初に走行するリンクL61を始点リンクとし、
次のノードを通過したら前後のリンク番号を確認する。
この場合、通過ノード前後のリンク番号が連続している
からさらに次のノードへ進む。ノードN71を通過した
ときにリンク番号がL64からL71へ不連続に変化す
るので、1個前のリンクL64を終点リンクとし、始点
リンクL61と終点リンクL64を経路記憶装置9に記
憶する。この例ではさらに、始点リンクL71と終点リ
ンクL72、始点リンクL81と終点リンクL83、始
点リンクL91と終点リンクL93が経路記憶装置9に
記憶される。
【0064】経路記憶装置9に記憶した情報に基づいて
走行経路を復元する際には、道路地図データに基づいて
始点リンクから終点リンクまでの連続したリンクを読み
出して復元するだけでよいから、経路計算の必要はな
い。
【0065】このようにこの第3の実施の形態によれ
ば、車両の走行経路をリンク番号が連続する区間で区分
し、各区間の始点リンクと終点リンクを記憶するように
したので、走行経路を記憶する場合に走行経路に沿って
すべてのノードまたはリンクを記憶するのに比べ、少な
い記憶容量で走行経路を記憶することができる。特に、
高速道路や有料道路などのリンク番号が連続している道
路を長く走行する場合に効果がある。また、この第3の
実施の形態では、記憶情報に基づいて走行経路を復元す
るときに経路計算が不要となり、走行経路を速やかに復
元できる。
【0066】なお、上述した第3の実施の形態におい
て、終点リンク番号の記憶に代えて、リンク番号の増加
または減少とリンクの連続個数とを記憶するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 第1の実施の形態の経路記憶処理を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 第1の実施の形態の経路記憶処理を説明する
ための図である。
【図4】 第1の実施の形態の経路記憶処理を説明する
ための図である。
【図5】 第1の実施の形態の経路記憶処理を説明する
ための図である。
【図6】 第1の実施の形態の経路記憶処理を説明する
ための図である。
【図7】 第1の実施の形態の経路記憶処理を説明する
ための図である。
【図8】 第1の実施の形態の経路記憶処理を説明する
ための図である。
【図9】 第1の実施の形態の経路記憶処理を説明する
ための図である。
【図10】 第1の実施の形態の経路記憶処理を説明す
るための図である。
【図11】 第1の実施の形態のノード修正処理を示す
フローチャートである。
【図12】 第1の実施の形態のノード修正処理を説明
するための図である。
【図13】 第1の実施の形態のノード修正処理を説明
するための図である。
【図14】 第1の実施の形態のノード修正処理を説明
するための図である。
【図15】 第1の実施の形態のノード修正処理の効果
を説明するための図である。
【図16】 第1の実施の形態のノード修正処理の効果
を説明するための図である。
【図17】 第1の実施の形態の記憶終了割り込みルー
チンを示すフローチャートである。
【図18】 第2の実施の形態の経路記憶処理を示すフ
ローチャートである。
【図19】 第2の実施の形態の経路記憶処理を説明す
るための図である。
【図20】 第3の実施の形態の経路記憶処理を示すフ
ローチャートである。
【図21】 第3の実施の形態の経路記憶処理を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 GPS受信機 2 走行距離センサー 3 進行方位センサー 4 地図データ記憶装置 5 リモートコントローラー 6 コントローラー 6a CPU 6b ROM 6c RAM 7 ディスプレイ 8 スピーカー 9 経路記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01S 5/14 G01S 5/14 Fターム(参考) 2C032 HB05 HC08 HD26 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC09 AC18 AD01 5H180 AA01 BB13 CC12 FF04 FF05 FF22 FF25 FF32 FF37 5J062 AA03 BB01 CC07 FF04 FF05 HH07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行経路を検出する経路検出手段を
    備えた車両用経路誘導装置において、 車両の走行経路を道路属性により区分し、各区間の経路
    情報を圧縮する経路情報圧縮手段と、 前記経路情報圧縮手段により圧縮された経路情報を記憶
    する経路記憶手段と、 前記経路記憶手段に記憶されている各区間の経路情報か
    ら道路属性に基づいて前記車両の走行経路を復元する経
    路復元手段とを備えることを特徴とする車両用経路誘導
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用経路誘導装置にお
    いて、 前記経路情報圧縮手段は、ノードを通過するたびに道路
    属性に基づいて経路計算の始点となるノードから通過ノ
    ードまでの経路を計算する経路計算手段と、前記経路計
    算手段による計算経路と実際の車両の走行経路との不一
    致を判定する経路不一致判定手段と、前記経路不一致判
    定手段により前記計算経路と走行経路との不一致が検出
    されると、前記始点ノードから1個前の通過ノードまで
    を経路区間とするとともに、1個前の通過ノードを新し
    い始点ノードに設定する区間設定手段とを有し、 前記経路記憶手段は、経路区間ごとの始点ノード、経路
    計算に用いた道路属性および最後の通過ノードを記憶す
    ることを特徴とする車両用経路誘導装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用経
    路誘導装置において、 前記経路情報圧縮手段は、経路計算の始点となるノード
    から通過ノードまでの道路属性を検出する属性検出手段
    を有し、前記経路計算手段は、前記属性検出手段により
    検出された前記始点ノードから通過ノードまでの道路属
    性に基づいて前記始点ノードから通過ノードまでの経路
    を計算することを特徴とする車両用経路誘導装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの項に記載の車両
    用経路誘導装置において、 前記経路情報圧縮手段は、前記経路記憶手段に記憶され
    た前記始点ノードの間隔がほぼ等間隔になるように前記
    始点ノードを修正する始点ノード修正手段を有すること
    を特徴とする車両用経路誘導装置。
  5. 【請求項5】車両の走行経路を検出する経路検出手段を
    備えた車両用経路誘導装置において、 車両の走行経路を道路の名称により区分する経路区分手
    段と、 前記経路区分手段により区分された各区間の始点ノー
    ド、終点ノードおよび道路名称を記憶する経路記憶手段
    と、 前記経路記憶手段に記憶されている各区間の経路情報か
    ら道路属性に基づいて前記車両の走行経路を復元する経
    路復元手段とを備えることを特徴とする車両用経路誘導
    装置。
  6. 【請求項6】車両の走行経路を検出する経路検出手段を
    備えた車両用経路誘導装置において、 車両の走行経路をリンク番号が連続する区間で区分する
    経路区分手段と、 前記経路区分手段により区分された各区間の始点リンク
    と終点リンクを記憶する経路記憶手段と、 前記経路記憶手段に記憶されている各区間の始点リンク
    と終点リンクから前記車両の走行経路を復元する経路復
    元手段とを備えることを特徴とする車両用経路誘導装
    置。
  7. 【請求項7】車両の走行経路を検出する経路検出手段を
    備えた車両用経路誘導装置において、 車両の走行経路をリンク番号が連続する区間で区分する
    経路区分手段と、 前記経路区分手段により区分された各区間の始点リン
    ク、リンク番号の増加または減少および連続リンク数を
    記憶する経路記憶手段と、 前記経路記憶手段に記憶されている各区間の始点リン
    ク、リンク番号の増加または減少および連続リンク数か
    ら前記車両の走行経路を復元する経路復元手段とを備え
    ることを特徴とする車両用経路誘導装置。
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