JP2002048363A - 水蒸気移動制御装置 - Google Patents

水蒸気移動制御装置

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JP2002048363A JP2000236245A JP2000236245A JP2002048363A JP 2002048363 A JP2002048363 A JP 2002048363A JP 2000236245 A JP2000236245 A JP 2000236245A JP 2000236245 A JP2000236245 A JP 2000236245A JP 2002048363 A JP2002048363 A JP 2002048363A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で、分離効率をモーターの回転数により
微調整することができ、振動が少なく、モータなどの回
転機の発熱現象を応用した省エネルギーに富む水蒸気移
動制御技術の提供。 【解決手段】 調湿対象となる密閉空間11と、ケーシ
ング29b内部の第2密閉空間29とが大径通気口4及
び小径通気口6を介して連通されている。第2密閉空間
には、直径の異なる筒状膜体1a,2a,3aを同一回
転軸21上に配置した分離膜回転体28が軸支され、各
筒状膜体で区画された複数個の小室30,31内にそれ
ぞれシロッコフィン30f,31f,32fが取り付け
られると共に、分離膜回転体の側面に遠心ファン7が設
けられている。分離膜回転体のモータ21aから分離膜
回転体への熱伝達部材21bを備え、分離膜回転体の最
内空間32が回転軸の内部に形成した外気通気ロ34を
介して外気15に連通されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通気性及び透湿性
を有する膜体とその配列で水蒸気の移動方向を制御する
ことにより調湿装置等として利用される水蒸気移動制御
装置(調湿装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示すように、通気性及び透
湿性を有する膜体1,2,3によって区画された複数の
小室12,13が、函体11bの内部に形成された密閉
空間11と外気15との間に形成されている水蒸気移動
制御装置が知られている。また、中空糸膜などを使用し
たモジュールとして、基本的な原理を説明するために模
式的に描くと、図2に示すように、直径の異なる筒状の
膜体1,2,3によって区画された複数の小室12,1
3を有する分離モジュールが知られている。
【0003】図1の水蒸気移動制御装置における駆動源
としては、分離経過における水蒸気ならびに空気の透過
特性を利用してそれぞれの小室12、13において水蒸
気の移動量を外気15の変動周期に合わせ、かつ密閉空
間11の容積ならびに各小室12、13の容積を決定し
て密閉空間11の調湿を行っていた。又、図2に示すよ
うなモジュール構造では、分離経過において膜体1,
2,3の表面積に制限が発生しにくいように中空糸膜を
用いているが、この場合には、分離するガス体をポンプ
で圧送する必要があり、ポンプの別設は必要な条件であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すような基本
構造を有する水蒸気移動制御装置は、調湿の対象となる
密閉空間11の容積に対して、膜体1、2、3の面積
は、温度調整の目的から小さく設定したほうが有利であ
った。このために調湿可能な密閉空間11(容積)に制
限が発生していた。また、調湿できる条件には、外気1
5の温度変動が必要であり、温度の周期的な変動及び温
度の急激な上昇部を利用した密閉空間11の圧力変動を
併用するために、その調湿時間ならびに水蒸気の移動制
御を行うことができる時間に制限が発生していた。
【0005】図2に示すような基本原理は、中空糸膜で
は単に分離を行うための限界を形成する限外分離の作用
を活用しているのみで、図1に示すような膜体の前後に
おける温度調整能力に劣るため、温度変動を活用した濃
度勾配の形成は外部に別設したポンプなどから通気口1
6より圧送または通気口17より吸引を行い、この圧力
変動時に発生する断熱冷却現象または断熱膨張現象を活
用していたものもあった。また、図2に示すモジュール
では機能を発揮するためには前述した駆動源にモータを
使用し、この発熱現象を無視していたので、保温のため
の装置の小型化に特に問題が発生しやすいという問題が
あった。また、配管などが複雑であって、これらの接合
部において不純物が混入したりすると、機能不全に陥り
やすいという問題があったし、また、コンプレッサ(圧
縮機)を使用する場合には、振動も無視できなかった。
【0006】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、小型で、分離効率をモーターの回
転数により微調整することができ、かつ振動が少なく、
しかもモータなどの回転機の発熱現象を応用した省エネ
ルギーに富む水蒸気移動制御装置を提供することを課題
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の水蒸気移動制御装置は、調湿対象となる
第1密閉空間と、ケーシングの内部に形成された第2密
閉空間とが大径通気口及び小径通気口を介して連通さ
れ、前記第2密閉空間には、通気性及び透湿性を有する
膜体で形成された複数個の直径の異なる筒状膜体を同一
回転軸上に配置した分離膜回転体が軸支され、この分離
膜回転体には、各筒状膜体で区画された複数個の小室内
にそれぞれシロッコフィンが取り付けられると共に、側
面に遠心ファンが設けられ、かつ分離膜回転体の回転機
から分離膜回転体への熱伝達部材を備え、前記分離膜回
転体の最内空間が前記回転軸の内部に形成した外気通気
ロを介して外気に連通されている構成とした。
【0008】本発明の水蒸気移動制御装置において、前
記分離膜回転体の側面に空隙を保持して対向するように
第2密閉空間内に熱緩衝体が設けられている態様(請求
項2)がある。
【0009】又、本発明の水蒸気移動制御装置におい
て、前記分離膜回転体の側面に熱緩衝体が一体に連結さ
れている態様(請求項3)がある。
【0010】本発明にかかる水蒸気移動制御装置の背景
技術について説明する。従来の図1に示す水蒸気移動制
御装置は、膜体1、2、3に対して、ガスの移動方向は
垂直または通過方向に制限されていた。この点は、図2
に示すような中空糸膜によるモジュールでも、又、本発
明でも共通している。
【0011】図3にモデルとして密閉空間11、内側小
室12、外側小室13、外気15(または排気側空間)
の湿度を10%ごとに区分したモデルを考える。尚、図
3及び以下の図5、図6、図7、図8、図9、図10、
図11において、膜体をmbと略称し、膜体1を1m
b、膜体2を2mb、膜体3を3mbとして符号表示し
た。
【0012】図1に示す水蒸気移動制御装置の移動の現
象を説明するモデルとして、図4に示す模式図で説明す
る。この図4において、Apとは透気性(透気度の逆
数)、Mpとは透湿度(透湿性)を示す。図4に示すよ
うに、膜体1と膜体2では透気性と透湿性との性質は、
透過量における差があるのみであるが、膜体2と膜体3
では異なり、膜体2と膜体3は透湿性はあまり変わらな
いにもかかわらず、膜体2と膜体3では透気性に差が認
められる。このために、膜体2を通過した水蒸気を含む
空気は膜体3を通過する場合に、物理的な環境に変化が
現れる。さらに、膜体1よりも膜体3では、透気性に差
が設定されている。このため、膜体1を通過した一定容
量の空気が全量、膜体2、膜体3を通過するものとする
と、その容積は拡大し得るので断熱冷却現象が発生し得
る。また逆方向の移動である膜体3から膜体2、膜体1
の方向への移動では断熱圧縮現象が発生し得る。これら
の断熱圧縮又は冷却は、50mb以下の圧力変動下にて
生じていた。これらの水蒸気の移動を妨げる要素とし
て、本出願人において、膜体が保有する固有表面電位に
影響をうける表面の電界に着目し、静電気による影響と
温度勾配を形成する界面を形成する膜体との近傍に導電
性多孔体を配置して、これらの微弱な調整を行うことが
できた。
【0013】また、実際の屋外機器に対する適応を行う
ために、図1に示す基本構造の試作機により測定した結
果を図29及び図30のグラフに示す。このグラフによ
れば、温度上昇に伴い、函体内部の密閉空間の絶対湿度
は著しい上昇を示しているが、各日の温度変動に伴う微
弱なゆるやかに反復する温度下降に伴って、函体内部の
湿度は次第に下降していることが判る。図1に示す基本
構造を有する水蒸気移動制御装置では、この特性を活用
して密閉空間11に対する外気15の温度変動が重要な
意味を持ち、密閉空間11と外気15との温度の変化の
速度差並びに周期が水蒸気の移動方向を決定づける上で
重要な要素となっていた。
【0014】この説明のために、図5に示すようなモデ
ルを考える。各四角の1こまは図3と同様に、湿度10
%に相当し、密閉空間11、内側小室12、外側小室1
3、外気15が全て60%に定常の状態に安定している
状態に到達して、密閉空間11または外気15が10%
低下した場合を個別に仮定するものとする。この場合、
10%低下した側とは最も反対側がそれぞれ100%の
条件を与えられた場合を図6(イ〜ヘ)、図7(イ〜
ヘ)に示した。尚、この場合、図1にあげた基本モデル
を模式的にエルゴート性として表したものとし、各境界
の膜体1、膜体2、膜体3はそれぞれ1こまづつを移動
しうる能力を持つものと仮定している。ある時点から、
図6では密閉空間11が100%となり外気15が50
%に変化した場合を示す。また同様に、ある時点から、
図7では密閉空間11が50%となり外気15が100
%の条件を与えられたものと仮定する。
【0015】各移動のステップを図6(イ〜ヘ)、図7
(イ〜ヘ)に区分して模式図としてまとめた。図6に示
すこれらの図のように、密閉空間11に対しては、外気
15との経路は小室12、13を経過してのみ与えられ
るので、密閉空間11の圧力減少が密閉空間11から外
気15の方向への移動に従って発生し、移動速度は次第
に減少していく。一方、外気15では圧力を制限する要
素は無いものとすると、密閉空間11から外気15への
移動では外気15の圧力変動は発生しない。つまり外気
15への小室13からの水蒸気の移動では圧力変動は外
気15には現れない。反対に、図7に示すこれらの図の
ように、外気からの移動では濃度勾配に逆向する拡散が
次第に発生しうるものと仮定するならば、外気15から
密閉空間11方向への移動では密閉空間11の圧力の上
昇が発生する。またこのとき、逆の勾配にはなり得ない
という境界膜の間の条件を与えるならば、移動時間は密
閉空間11の1こまの上昇に対して小室13、12の上
昇を満足しなければならないので、小室12と13を満
たすまでに要する時間分のみ、つまり2こま分遅れて移
動が起こることを示す。
【0016】同様に図8(イ〜ハ)ならびに図9(図9
イ〜ハ)を境界膜のもつ制限要素を透湿性(mp)と透
気性(ap)間に差がある条件を付加たものと仮定す
る。移動条件が図4に示した膜体1の要素をそれぞれ、
透湿性と透気性で1こま分と仮定した場合に、図8
(イ)から図8(ハ)、ならびに図9(イ)から図9
(ハ)への移動を模式的に表現した。
【0017】移動方向は図8では密閉空間11の圧力減
少方向、図9では密閉空間11の圧力増加方向への移動
を示している。この2つの図より、この配列関係にある
場合、2つの方向の移動により、密閉空間11が圧力変
動に制限を受けない外気15に対して3こま分低い濃度
に安定しやすいことがわかる。さらに、図6および図7
からこの傾向は、小室12、13を経過する時間量分遅
延を受けることになる。
【0018】仮に、図8および図9に対して、境界膜の
配列のうち、膜体2と膜体3が入れ換えられた場合を考
察するために、図中において膜体2と膜体3を入れ換え
てそのほかの条件を図8と図9の条件として仮定した模
式図を図10(イ〜ハ)、ならびに図11(イ〜ハ)に
示す。この場合の図4における透気性と透湿性に関する
模式的な配列図を図12に示す。ただし、図中12にお
ける小室1,2,3は変化しないものとする。本図に従
うならば、密閉空間11から小室12への移動では、一
定容積の気体が密閉空間11から小室13に移動したも
のと仮定すると、経路を形成する膜1体と膜体3により
断熱冷却がおこりうる条件が与えられていることにな
る。一方この経路を通過してさらに膜体2を経過する
と、移動し得る水蒸気量は変化せずに断熱圧縮がおこり
得る条件が与えられている。断熱冷却が発生した場合に
は温度下降が発生し、断熱圧縮が発生した場合には温度
上昇が発生する。但し、このような断熱冷却又は断熱圧
縮は、十分な圧力変動を得るに足りる温度変動が必要で
ある。温度下降に従い、移動する水蒸気は圧力変動に加
えて露点下降を生じ、また温度上昇に従って露点上昇を
生じる。温度を一定の環境でこの現象を考察する場合に
は、露点が下降した条件では、結露しやすいので移動は
抑制されやすく、露点が上昇した条件では境界面での移
動は抑制されにくいものと考えられ得る。また、これら
の膜体の表面には、図29、図30のときには水が付着
しているものと考えられる。図1、図4、図12にあげ
た、移動境界面を形成する膜体1,2,3とこれらの膜
体により形成される小室12,13との温度は隣接する
密閉空間11の温度により強く影響を受けるためであ
る。これらの露点下降と露点上昇を考察するならば、移
動する熱エネルギー量が保存されるものと仮定するなら
ば、図4では密閉空間11から外気15への移動に従っ
て次第に露点は下降するのであるが、図12におけるモ
デルでも、図4の場合と同様に、密閉空間11から外気
15への移動に従って、膜体1と膜体2に従う露点傾斜
が形成されることになる。
【0019】これらの熱エネルギー量が保存されるもの
と仮定して、図13と図14(イ、ロ)に示すような各
露点をエンタルピー曲線上に、比率として表現するもの
とする。実際には、図1、図4、図12においては、環
境温度の変動により温度伝達に要する時間遅延が生じる
ので、図13のように、それぞれの透気性ならびに透湿
性を示す比率をエンタルピー曲線上にプロットしたもの
と仮定する。このとき、図14(イ)に示すN、LはK
とMの間の移動速度が早い場合には、つまりは膜体1か
ら膜体3を経過して膜体2を通過する場合、または、膜
体2から膜体3を経過して膜体1を通過する場合の移動
速度が早い場合には、図14(ロ)のように、膜体2に
よる影響が低くなり易い。逆に、N、LはKとMの間の
移動速度が遅い場合には、つまりは膜体1から膜体3を
経過して膜体2を通過する場合、または、膜体2から膜
体3を経過して膜体1を通過する場合の移動速度が早い
場合には、図14(ロ)のように、膜体2による影響が
反映されやすく、また小室12ならびに小室13におけ
る熱エネルギーの傾斜に影響されやすいことになる。図
29における絶対湿度の変動グラフは、図30における
温度の変動に対応するが、温度の上昇に伴い、密閉空間
11の圧力上昇が生じるときに、同じに濃度の上昇が生
じ、約50mbの圧力上昇となっている。
【0020】ここで、図1において、図2で示したよう
な平面の境界膜を活用して圧送を行う系を図15(イ、
ロ)に示す。図15(イ)の系では通過する膜体の孔径
により支配を受け、通過が行われるので、流入する空気
の不純物、例えば空気中の粉塵やオイルミストなどの影
響を直接的に受けることになる。図15(ロ)は側副路
を設けた場合の経路を示すが、この場合には膜体1の表
面は、通気口4から通気口6を経過する空気により扇が
れることになり、図中の膜体1に相当する部位におい
て、温度変動を受けやすい。この場合、熱エネルギーが
保存されうるものと仮定すると、通気口4よりも通気口
6の通過略断面積を小さくすると、この影響は相殺され
うることになる。しかし、通過する空気の速度が遅い場
合には、これらの通気量の抵抗による相殺は無視されて
しまうほど小さなものとなり、実際には温度の変化はほ
とんど発生しないように見える。
【0021】そこで、本発明では、前述した図12にお
ける膜体1と膜体3との特性差を生かし、かつ移動速度
が低速時における膜体3から膜体2、1における温度変
動を保存しやすくするために、圧力を発生する遠心力を
用いると共に、この遠心力による増圧を用いて膜体の水
蒸気移動を促進し、かつ攪拌による熱エネルギー伝達速
度の調整、温度の変動による膜体間の水蒸気移動速度差
を利用した水蒸気移動制御装置を提供するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。尚、本発明の具体的な構成は、以下の
実施の形態に限定されるものではない。図16は本発明
の実施の第1形態にかかる水蒸気移動制御装置を示す断
面図、図17は図16中、A−Aにおける分離膜回転体
28の略断面図、図18は分離膜回転体28の斜視図で
ある。
【0023】この水蒸気移動制御装置は、調湿対象とな
る函体11bの内部に形成された密閉空間11と、ケー
シング29bの内部に形成された第2密閉空間29とが
大径通気口4と及び小径通気口6を介して連通され、前
記第2密閉空間29には、通気性及び透湿性を有する膜
体で形成された複数個(3個)の直径の異なる筒状膜体
1a,2a,3aを同一回転軸21上に配置した分離膜
回転体28が軸支され、前記各筒状膜体1a,2a,3
aで区画された小室30,31及び最内空間32内にそ
れぞれシロッコフィン30f、31f、32fが取り付
けられると共に、前記大径通気口4及び小径通気口6に
面した側の分離膜回転体28の側面に遠心ファン7が設
けられ、又、分離膜回転体28のモータ21a(回転
機)から分離膜回転体28への熱伝達部材21bがケー
シング29bに取り付けられ、前記最内空間32が回転
軸21の内部に形成した外気通気路34を介して外気1
5に連通された構造になっている。尚、小室は少なくと
も1室以上であればよく、1室の場合、2個の直径の異
なる筒状膜体を用いて小室を区画する。前記回転軸はス
テンレス製であり、又、熱伝達部材21bは、熱伝導速
度が速いアルミニウム製で、ケーシング29bに螺合又
は接合し、温度伝達はモータ21aから熱伝達部材21
bを介して回転軸21から分離膜回転体28に、又は回
転軸21からケーシング29bに伝達され、小室30,
31及び最内空間32内部の温度勾配を形成する。
【0024】この場合、分離膜回転体28における大径
通気口4及び小径通気口6に面していない側の側面に空
隙26を保持して対向するように熱緩衝体27が第2密
閉空間29内に設けられている。尚、この熱緩衝体27
の外周面は熱交換効率を上げるためにV字状の傾斜面に
形成されている。尚、熱緩衝体27の外周面に熱交換効
率を高めるフィンを設けてもよい。又、大径通気口4の
口径は、小径通気口6の口径よりも大きく形成され、こ
れにより、第2密閉空間29の圧力減少を抑制してい
る。又、ケーシング29bは、保温層29cによって覆
われ、この保温層29cに近接接触するように取り付け
たモータ21aにより回転軸21を中心として分離膜回
転体28が回転する。このモータ21a(回転機)から
熱伝達部材21bを介してケーシング29b並びに回転
軸21に熱伝達が行われる。この場合、回転軸21への
熱伝達を遮蔽する構造としてもよいし、軸受22に熱伝
達部材21bからの熱伝達が行われるようにしてもよ
い。又、ケーシング29bの角隅部分は面取り形成さ
れ、内部の第2密閉空間29における気流をスムーズに
して水滴の貯留障害を防止している。尚、図中、22お
よび35は軸受で、この軸受22,35と回転軸21a
とのシール部材として、磁性流体を使用するようにして
もよい。
【0025】前記各筒状膜体1a,2a,3aは、多角
形(12角形)のアルミニウム製の枠体48上に膜体を
張設することで形成され、この各筒状膜体1a,2a,
3aの外周には導電性多孔体または非導電性多孔体49
が僅かな間隔を保持して張設され、又、前記シロッコフ
ィン30f、31f、32fは各枠体48に一体に取り
付けられている。尚、膜体1a,2a,3aは、それぞ
れ回転時に遠心力により緊張して通気性、透湿性が変性
してしまわないように枠体48により支持されている。
各小室30,31及び最内空間32は、それぞれの空間
略断面積を下回るシロッコフィンにより攪拌され、かつ
内在する気体の遠心力の発生を促進するとともに、濃度
差が発生しにくいようにする効果を有する。
【0026】次に、前記各筒状膜体1a,2a,3aの
構成を図31(イ〜ハ)で説明する。図31(イ)で示
す筒状膜体1a、図31(ロ)で示す筒状膜体2a、図
31(ハ)で示す筒状膜体3aは、それぞれ3層構造に
形成されている。筒状膜体1aは、中央の特殊多孔質膜
1a−1をナイロン系不織布1a−2と、PE多孔質膜
1a−3とでサンドイッチにした3層構造である。筒状
膜体2aは、中央の特殊多孔質膜2a−1をポリオレフ
ィン系不織布2a−2と、PE多孔質膜2a−3とでサ
ンドイッチにした3層構造である。筒状膜体3aは、中
央の特殊多孔質膜3a−1をポリオレフィン系不織布3
a−2と、PE多孔質膜3a−3とでサンドイッチにし
た3層構造である。尚、その他の材質として、PE多孔
質膜、ポリオレフィン系不織布、ポリウレタン等を用い
ることができる。
【0027】次に、各筒状膜体1a,2a,3aの透湿
度、通気度、最大孔径、膜厚を以下の表1に示す。
【表1】 尚、膜体の孔径については、ストレートに形成しても、
テーパ状に傾斜して形成しても良く、又、傾斜方向を反
転させて使用することもできる。
【0028】熱緩衝体27は、大径通気口4からの流入
経路4aを経過して第2密閉空間29の内部気体が、分
離膜回転体28の回転に伴って発生する乱流により発生
する渦を調整する緩衝体として作用すると共に温度調整
の作用を有する。又、分離膜回転体28と熱緩衝体27
との間の空隙26は回転軸21を中心とする同心円の溝
状に形成され、この空隙26は分離膜回転体28と熱緩
衝体27との空間の空気抵抗を低下させるためのエアー
シール部となるもので、分離膜回転体28の回転による
遠心力により第2密閉空間29のエアーが軸方向に漏出
するのを予防すると共に、第2密閉空間29の空気のス
ムーズな流束の形成を促進する。又、図には記載してな
いが、熱緩衝体27を通気口4、6側にも設け、遠心フ
ァン7の温度変動が分離膜回転体28に伝達する速度を
調整するようにしてもよい。
【0029】大径通気口4から入った気体は、遠心フィ
ン7により遠心力を受けて第2密閉空間29に流入する
とともに、分離膜回転体28の回転に遭遇しながら小径
通気口6から函体11bの密閉空間11との間で循環す
る。従って、第1密閉空間11の気密度が高いほど循環
効率は高くなる。分離膜回転体28内では、小室30,
31及び最内空間32が筒状膜体1a,2a,3aによ
って分画されているので、遠心フィン7により与圧され
うるよりも下回った低速回転の場合には、内部空気の小
室30,31方向への遠心力による移動が発生するため
に、 最内空間32及び外気通気路34は減圧が発生し
得る。低速から高速に変動する回転に従い、分離膜回転
体28の表面は冷却を受け、小室30→小室31→最内
空間32の順に断熱冷却が生じる。しかし、膜体の配列
は最終的に増圧する経路、膜体1、膜体2、膜体3とい
う図12に示す配列を膜30m、31m、32mと配列
しているので、第2密閉空間29の圧力の上昇が外気通
気路34の減圧を上回るに十分な適度な回転速度に到達
した場合、水蒸気は最内空間32から小室30の方向へ
流れるよりも、小室30から最内空間32の方向へ流れ
る方が露点上昇になり、膜の通過を阻害する要素からま
ぬがれるので、次第に小室30から最内空間32方向へ
の移動が勝るようになり、外気通気路34から外気15
に水蒸気が排出される。
【0030】原理的な説明として、図12を補助的に使
用すると、Kにおける水蒸気圧とMにおける水蒸気圧
が、分離膜回転体28の傾斜に従って増加する遠心力に
より増圧する媒体としての空気の移動圧に拮抗する方向
の圧力が加えられることによる逆浸透現象が膜体表面上
に形成された水分により発生した現象として説明するこ
とができるものと考えられる。通常では、これらの膜体
ではクヌーセン拡散は生じないが、結露を用いてこのよ
うな効果を発生させる。
【0031】尚、図22(イ、ロ)は大径通気口4と小
径通気口6の位置と分離膜回転体28との位置関係を示
している。この場合、図22(イ)及び図22(ロ)に
示すように、分離膜回転体28の最外周角部28a及び
最外周平面部28bが小径通気口6にラップしないよう
に間隔T1及び間隔T2を設定している。図23に示す
ように、分離膜回転体28の最外周部が小径通気口6に
ラップした場合には、第2密閉空間29の圧力変動が波
動状になり、機能不全の原因になるのでこれを明示し
た。更に、図示してないが、分離膜回転体28の外周を
円形に形成し、分離膜回転体28の回転に伴って第2密
閉空間29の圧力変動が発生しにくいようにしてもよ
い。
【0032】次に、図19は本発明の実施の第2形態に
かかる水蒸気移動制御装置を示す断面図、図20は分離
膜回転体28の斜視図である。この場合、熱緩衝体27
が分離膜回転体28の内部の温度勾配を促進するように
するために、熱緩衝体27と分離膜回転体28とを一体
に連結して、熱緩衝体27と分離膜回転体28が同時に
回転するようにした構造になっている。このとき、熱緩
衝体27の表面の温度変動を分離膜回転体28に反影す
ることができる。又、図示してないが、遠心ファン7
(ターボスクリュー型)と分離膜回転体28との間にも
熱緩衝体27を介在させて、分離膜回転体28を両側面
から熱緩衝体27,27で挟み込むようにしてもよい。
尚、大径通気口4の口径に対して小径通気口6の口径を
小さくしなくても、小径通気口6(側副循環口)に流量
を調節するためのバルブ6a、例えば、ピンチバルブ又
はニードルバルブなどを設けて、第2密閉空間29の圧
力減少を抑制することも可能である。
【0033】図21は本発明の実施の第3形態にかかる
水蒸気移動制御装置を示す断面図である。この場合、分
離膜回転体28の外気通気路34の内径を大きくして小
室31から最内空間32への拡散を促進するようにした
構造になっている。尚、最内空間32から外気15への
経路にスクリュー状のフィンなどや扇形フィンを設定し
て、最内空間32から外気15への移動を促進するよう
にして、かつ低回転速度における、逆流現象に拮抗する
ようにしてもよい。又、この場合のケーシング29b
は、外気通気路34を大径にしたことに伴って、軸受3
5の内径が大径に形成され、又、熱緩衝体27の外周面
がテーパ面に形成されている。又、熱緩衝体27やその
他のケーシング29a、分離膜回転体28などの材質と
しては、難燃性材質の多孔質体として、発泡スチロール
やPEや吸水性の低いPVなどの空洞体、アルミニウム
塊などの小室30,31、最内空間32の温度勾配を形
成しやすい材質を用いてもよい。
【0034】図24は本発明の実施の第4形態にかかる
水蒸気移動制御装置を示す断面図である。このように、
大径通気口4及び小径通気口6が上向きで、外気通気路
34が下向きになるように水蒸気移動制御装置を上下方
向に配置すると、外気通気路34は結露による通気経路
を封ぐ事故にはなりにくいが、第2密閉空間29の底部
への水の貯留事故を招きやすい。
【0035】図25は本発明の実施の第5形態にかかる
水蒸気移動制御装置を示す断面図である。このように、
大径通気口4及び小径通気口6が下向きで、外気通気路
34が上向きになるように水蒸気移動制御装置を上下方
向に配置すると、外気通気路34および大径通気口4、
小径通気口6は、結露による水の貯留事故を招きにくい
配置となるが、屋外設置の場合には、外気通気路34に
日除けまたは防滴傘を装着する必要がある。尚、水蒸気
移動制御装置の設置方向に関わらず、大径通気口4及び
外気通気路34にエアーフイルタや防滴傘を設けるよう
にしてもよい。
【0036】図26はケーシング29bの角隅部が角状
に形成されて、分離膜回転体28による流路に角張りが
生じる場合を示した断面図で、流路に阻害しうる乱流が
発生する可能性を示唆するために明示した。このよう
に、ケーシング29bの角隅部に角部を有すものでは、
第2密閉空間29の空気の流れに乱れが生じるために、
第2密閉空間29に水滴の貯留障害を招き易くなる。
尚、ケーシンク゜29bは難燃性樹脂やアルミ、ステン
レス、鉄などから構成するが、小室30,31、最内空
間32の温度勾配を回転時に促進しないように、分離膜
回転体28の外周部と内側で材質を変え、温度勾配が発
生しないようにしてもよい。
【0037】図27および図28は、小径通気口6の配
置に関する例を示す水蒸気移動制御装置の断面図で、ケ
ーシング29aの奥壁(熱緩衝体27側の壁面)にも小
径通気口6が形成され、これらの水蒸気移動制御装置で
は、大径通気口4と小径通気口6の略断面積差は、図示
省略したが、図16、図19、図21、図24、図25
などの場合に必要な大径通気口4と小径通気口6との関
係を満足するものとする。
【0038】尚、前記分離膜回転体28を、気流が密閉
空間11→大径通気口4→第2密閉空間29→小径通気
口6→密閉空間11の順に循環するように回転させた場
合は、密閉空間11から分離膜回転体28、外気通気路
34を通して外気15に水蒸気を排出させるように調湿
作用し、逆に回転させた場合には、外気15から外気通
気路34、分離膜回転体28を通して密閉空間11に水
蒸気を取り込むように調湿作用するもので、必要に応じ
て、正回転又は逆回転を選択する。モータ21a(回転
機)としては、3相モータ、直流ブラシレス・コアレス
モータなどがよい。尚、分離膜回転体28に付着したゴ
ミ等の清掃に際し、逆流を発生することができるよう
に、遠心ファン7に渦巻き状のカーブを設けたターボフ
ィンを用いて、分離膜回転体28を逆回転させることに
よる逆流によって分離膜回転体28の内部に洗浄用の水
を取り込むようにすれば、分離膜回転体28に付着した
ゴミ等を水洗することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の水蒸
気移動制御装置(請求項1)によれば、上記のように構
成したので、小型で、分離効率を分離膜回転体の回転数
により微調整することができ、かつ振動が少なく、しか
も分離膜回転体を回転させるためのモータなどの回転機
の発熱現象を応用した省エネルギーに富む水蒸気移動制
御装置を提供できる。
【0040】又、第2密閉空間内に熱緩衝体を設けると
(請求項2)、モータなどの回転機の発熱現象を効率よ
く応用できるし、特に、熱緩衝体を分離膜回転体に一体
に連結すると(請求項3)、更に効率よく発熱現象を応
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の水蒸気移動制御装置を示す概略断面図で
ある。
【図2】従来の水蒸気移動制御装置を示す概略断面図で
ある。
【図3】密閉空間、内側小室、外側小室、外気の湿度を
10%ごとに区分した場合のモデル図である。
【図4】水蒸気移動制御装置の移動の現象を説明するモ
デルとしての模式図である。
【図5】密閉空間、内側小室、外側小室、外気の湿度を
10%ごとに区分した場合のモデル図である。
【図6】密閉空間、内側小室、外側小室、外気の湿度を
10%ごとに区分した場合のモデル図である。
【図7】密閉空間、内側小室、外側小室、外気の湿度を
10%ごとに区分した場合のモデル図である。
【図8】密閉空間、内側小室、外側小室、外気の湿度を
10%ごとに区分した場合のモデル図である。
【図9】密閉空間、内側小室、外側小室、外気の湿度を
10%ごとに区分した場合のモデル図である。
【図10】密閉空間、内側小室、外側小室、外気の湿度
を10%ごとに区分した場合のモデル図である。
【図11】密閉空間、内側小室、外側小室、外気の湿度
を10%ごとに区分した場合のモデル図である。
【図12】図4における透気性と透湿性に関する模式的
な配列図である。
【図13】移動する熱エネルギー量が保存されるものと
仮定して、各露点をエンタルピー曲線上に比率として表
現した図である。
【図14】移動する熱エネルギー量が保存されるものと
仮定して、各露点をエンタルピー曲線上に比率として表
現した図である。
【図15】図1において、図2で示したような平面の境
界膜を活用して圧送を行う系を示す図である。
【図16】本発明の実施の第1形態にかかる水蒸気移動
制御装置を示す断面図である。
【図17】図16中、A−Aにおける分離膜回転体の略
断面図である。
【図18】分離膜回転体の斜視図である。
【図19】本発明の実施の第2形態にかかる水蒸気移動
制御装置を示す断面図である。
【図20】分離膜回転体の斜視図である。
【図21】本発明の実施の第3形態にかかる水蒸気移動
制御装置を示す断面図である。
【図22】大径通気口と小径通気口の位置と分離膜回転
体との位置関係を示す図である。
【図23】大径通気口と小径通気口の位置と分離膜回転
体との位置関係が不良の場合を示す図である。
【図24】本発明の実施の第4形態にかかる水蒸気移動
制御装置を示す断面図である。
【図25】本発明の実施の第5形態にかかる水蒸気移動
制御装置を示す断面図である。
【図26】ケーシングの角隅部が角状に形成されている
場合を示した断面図である。
【図27】小径通気口の配置に関する例を示す水蒸気移
動制御装置の断面図である。
【図28】小径通気口の配置に関する例を示す水蒸気移
動制御装置の断面図である。
【図29】図1に示す水蒸気移動制御装置の基本構造の
試作機により絶対湿度の変動を測定した結果を示すグラ
フ図である。
【図30】図1に示す水蒸気移動制御装置の基本構造の
試作機により温度の変動を測定した結果を示すグラフ図
である。
【図31】円筒膜体の構造図である。
【符号の説明】
1a 筒状膜体 2a 筒状膜体 3a 筒状膜体 11 密閉空間 15 外気 21 回転軸 21a モータ(回転機) 21b 熱伝達部材 27 熱緩衝体 28 分離膜回転体 29 第2密閉空間 29b ケーシング 30 小室 31 小室 32 最内空間 30f シロッコフィン 31f シロッコフィン 32f シロッコフィン 34 外気通気ロ 4 大径通気口 6 小径通気口 7 遠心ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 6/06 F24F 6/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調湿対象となる第1密閉空間と、ケーシ
    ングの内部に形成された第2密閉空間とが大径通気口及
    び小径通気口を介して連通され、 前記第2密閉空間には、通気性及び透湿性を有する膜体
    で形成された複数個の直径の異なる筒状膜体を同一回転
    軸上に配置した分離膜回転体が軸支され、 この分離膜回転体には、各筒状膜体で区画された複数個
    の小室内にそれぞれシロッコフィンが取り付けられると
    共に、側面に遠心ファンが設けられ、 かつ分離膜回転体の回転機から分離膜回転体への熱伝達
    部材を備え、 前記分離膜回転体の最内空間が前記回転軸の内部に形成
    した外気通気ロを介して外気に連通されていることを特
    徴とした水蒸気移動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記分離膜回転体の側面に空隙を保持し
    て対向するように第2密閉空間内に熱緩衝体が設けられ
    ている請求項1記載の水蒸気移動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記分離膜回転体の側面に熱緩衝体が一
    体に連結されている請求項1記載の水蒸気移動制御装
    置。
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