JP2002047560A - 真空蒸着用マスク、それを用いた薄膜パターンの形成方法及びel素子の製造方法 - Google Patents

真空蒸着用マスク、それを用いた薄膜パターンの形成方法及びel素子の製造方法

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JP2002047560A
JP2002047560A JP2000230708A JP2000230708A JP2002047560A JP 2002047560 A JP2002047560 A JP 2002047560A JP 2000230708 A JP2000230708 A JP 2000230708A JP 2000230708 A JP2000230708 A JP 2000230708A JP 2002047560 A JP2002047560 A JP 2002047560A
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Shingo Yagyu
慎悟 柳生
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細な薄膜パターンを真空蒸着して形成する
のに好適な真空蒸着用マスク、それを用いた薄膜パター
ンの形成方法及びEL素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 蒸着用マスク20は、基板13表面に第
1の開口窓7を形成し、この裏面側から第1の開口窓7
に連通し、この第1の開口窓7よりも大きい第2の開口
窓8を有するようにしたものである。薄膜パターンは、
蒸着用基板14の裏面に磁石17を配置し、蒸着用マス
ク20の第1の開口窓7側を蒸着用基板14の表面に対
向配置して、薄膜を蒸着用基板14の表面に真空蒸着し
て形成する。また、一対の電極層15、19に設けられ
るEL層18R、18G、18Bは、蒸着用マスク20
の第1の開口窓7側を一方の電極層15に対向配置させ
た後、この第1の開口窓7側から真空蒸着してこの一方
の電極層15上に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細なパターンを
真空蒸着して形成する際に好適な真空蒸着用マスク、そ
れを用いた薄膜パターンの形成方法及びエレクトロルミ
ネセンス素子(以下EL素子という)の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、数nm〜数μmの薄膜を形成す
る方法として、真空蒸着法が広く用いられている。図1
1は一般的な真空蒸着装置の真空槽内部を模式的に示し
た断面図である。同図において101は真空蒸着装置の
真空槽であり、その内部には真空槽101の下部にタン
グステンまたはモリブデン等からなるボート102を備
え、真空槽101の上部にはボート102に対向して、
所望の距離だけ隔てて基板ホルダー103を備えた構成
を有している。
【0003】通常、薄膜を基板上に真空蒸着して形成す
る場合には、粉末またはペレット状の蒸着材料104を
ボート102に載せ、一方、蒸着用基板105を基板ホ
ルダー103に固定する。次に、真空槽101内部を所
望の真空度に達するまで排気する。そして、図示せぬ外
部電源によりボート102に通電してこれを加熱し、蒸
着材料104を蒸発させて、対向して備えた蒸着用基板
105の表面に所定の薄膜を形成するものである。
【0004】このようにして形成された薄膜を微細な形
状のパターに加工するためには、通常フォトリソグラフ
ィー技術が適用される。図12は、フォトリソグラフィ
ー技術を適用した薄膜のパターン形成方法を説明する概
略断面図である。図12(a)では、薄膜110を備え
た蒸着用基板105を準備する。次に、図12(b)に
おいて、薄膜110上にフォトレジスト111をスピン
コートする。この場合、フォトレジストはポジ型、ネガ
型のいずれでもよいが、次工程で適用するフォトマスク
のパターンはポジ型、ネガ型レジスト用で異なり、それ
ぞれの遮光パターンは互いに反転関係に形成される。こ
こでは、ネガ型レジストを適用した例で説明をする。
【0005】図12(c)においては、フォトレジスト
111上にフォトマスク112を載置する。そして、フ
ォトマスク112側から、例えば、deep UV(2
00〜300nm)の光を照射してフォトレジスト11
1を露光する。次に、図12(d)に示すように、フォ
トレジスト111を現像液で洗浄する。このとき、フォ
トレジスト111の未露光部位が現像液に溶解し、薄膜
110の表面に所定形状のレジストパターン113が所
定位置に形成される。
【0006】さらに、図12(e)に示すように、エッ
チングして不要な薄膜110を除去することによって薄
膜パターン114が形成される。その後、図12(f)
に示すようにフォトレジスト113を有機溶剤等で溶解
して除去する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
フォトリソグラフィー技術を適用した薄膜のパターニン
グ方法においては、フォトレジストの現像または除去工
程等で水分を含む現像液や有機溶剤が使用されるため
に、フォトリソグラフィー技術は耐溶剤性の低い有機薄
膜や耐水性に劣る例えばMg等の金属薄膜のパターニン
グには適用できない。また、フォトリソグラフィー技術
は工程数が多いために生産性に劣るという問題を有して
いる。
【0008】これらの問題を解決するために、図13に
示すようなマスク蒸着法を適用することができる。図1
3はマスク蒸着方法を説明するための概略断面図であ
る。ここでは、図11と異なる分部についてのみ説明す
る。図13に示すように、基板105の表面に所定形状
の開口窓106aを所定間隔で備えた真空蒸着マスク1
06が載置される。この状態で、蒸着材料104を加熱
蒸発させると蒸着材料104は真空蒸着用マスク106
の開口窓106aを通して基板105の表面に付着し
て、所定形状の薄膜のパターンが所定間隔で形成され
る。
【0009】しかし、従来のマスク蒸着法において用い
られる真空蒸着用マスクは一般に、金属板に対してレー
ザー加工等により所定形状の開口窓を所定間隔で形成し
たメタルマスクである。それ故、形成できる開口窓のサ
イズは100μm程度が限界であり、数μm程度の微細
な開口窓のパターンを形成することは困難であった。一
般に、開口幅に対してマスクの厚みは同等以下にする必
要がある。この関係を、例えば、10μmの開口窓に適
用すると、メタルマスクの厚みは最大10μmとなる。
この場合、メタルマスクの強度が保てないばかりか、基
板上に載置した場合にメタルマスクのたわみにより基板
とメタルマスクの間に隙間が生じて、蒸着材料がその隙
間にまで侵入し、本来遮蔽されるべき部分にまで付着し
て微細な薄膜のパターンを精度良く形成することができ
ないという問題を有していた。
【0010】そこで、本発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、微細な薄膜パターンを
真空蒸着して形成するのに好適な真空蒸着用マスク、そ
れを用いた薄膜パターンの形成方法及びEL素子の製造
方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明における第1の発
明は、平坦な基板の少なくとも一面に磁性材料の層を備
え、この磁性材料の層側から前記基板に貫通する所定形
状の開口窓を備えたことを特徴とする真空蒸着用マスク
を提供する。第2の発明は、平坦な基板の表面に所定形
状の第1の開口窓を面内の所定位置に備え、裏面には少
なくとも前記第1の開口窓に対応させて、前記第1の開
口窓よりも大きい第2の開口窓を前記第1の開口窓に連
通させたことを特徴とする真空蒸着用マスクを提供す
る。第3の発明は、厚い単結晶材料と薄い単結晶材料と
を他の無機材料または金属材料を介して積層して形成し
た平坦な基板であって、前記薄い単結晶材料の面内に所
定形状の第1の開口窓を所定位置に備え、前記厚い単結
晶材料の面内には少なくとも前記第1の開口窓に対応さ
せて、前記第1の開口窓よりも大きい第2の開口窓を前
記第1の開口窓に貫通させて備えたことを特徴とする真
空蒸着用マスクを提供する。第4の発明は、前記基板が
厚いシリコン単結晶材料/酸化シリコン/薄いシリコン
単結晶材料の構成をなすSOI基板であり、開口窓を形
成する面が(100)または(110)面であることを
特徴とする請求項3に記載の真空蒸着用マスクを提供す
る。第5の発明は、前記基板の少なくとも一面に磁性材
料の層を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4
のいずれかに記載の真空蒸着用マスクを提供する。第6
の発明は、蒸着用基板の表面に薄膜パターンを形成する
方法であって、前記蒸着用基板の裏面に磁石を配置し、
請求項1または請求項7に記載の真空蒸着用マスクの前
記開口窓側または前記第1の開口窓側を前記蒸着用基板
の表面に対向配置して、薄膜を前記蒸着用基板の表面に
真空蒸着して形成することを特徴とする薄膜パターンの
形成方法を提供する。第7の発明は、素子用基板上に第
1電極層を形成した後、この第1電極層上に所定形状の
EL層を真空蒸着し、次に、このEL層上に第2電極層
を形成するEL素子の製造方法であって、前記EL層
は、請求項1乃至7のいずれかに記載の真空蒸着用マス
クを前記開口窓側または前記第1の開口窓側を前記第1
電極層に対向配置した後、前記第1電極層上に形成する
ことを特徴とするEL素子の製造方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図10を参照して説明する。先ず、本発明の第1実施
形態について図1乃至図3を参照して説明する。図1は
本発明の第1実施形態に係る真空蒸着用マスクの構成を
示す概略斜視図であり、図2はその製造方法を説明する
概略端面図である。また、図3は第1実施形態に係る真
空蒸着用マスクを使用して薄膜パターンを形成する方法
を説明する概略断面図である。
【0013】図1において、1は真空蒸着用マスクであ
り、平坦な基板2の表面にニッケル(Ni)等の磁性材
料の層3を備え、さらに表面には裏面にまで達する所定
形状の開口窓4を所定位置に備えている。なお、基板2
は単結晶材料であり、開口窓4を形成する面にエッチン
グ容易な結晶面が選択される。特に、基板2としてシリ
コン単結晶材料を採用した場合には、開口窓4を形成す
る面に(100)または(110)の結晶面が選択され
る。
【0014】真空蒸着用マスク1は、図2に示す方法に
より作製できる。先ず、図2(a)に示すように平坦な
基板2の表面に磁性材料の層3を、真空蒸着やスパッタ
リング等の成膜手段により被着形成する。次に、図2
(b)に示すように磁性材料の層3上にフォトレジスト
5をスピンコートする。そして、その上に所定の遮光パ
ターンを備えたフォトマスク6を載置して、例えば、d
eep UV(200〜300nm)の光を照射してフ
ォトレジスト5を露光し、フォトマスク6の遮光パター
ンを転写する。
【0015】フォトレジストには、現像時に露光された
部分が残るネガ型と未露光部分が残るポジ型が存在する
が、ここではネガ型のフォトレジストを適用した例で説
明する。ポジ型のフォトレジストの場合は、使用するフ
ォトマスクの遮光パターンがネガ型のフォトマスクと反
転関係に形成されているという違いがあるが、真空蒸着
用マスクの製造工程においては基本的な相違がないから
である。ここで適用するポジ型用フォトマスクの遮光パ
ターンは、少なくとも開口窓に相当する部分に遮光パタ
ーンを有している。
【0016】次に、図2(c)に示すように露光された
フォトレジスト5を現像液で洗浄して現像する。ネガ型
フォトレジストの場合、露光用照明光に曝された部分の
フォトレジストが硬化し、遮光パターンで遮光された未
露光部分が現像液に溶出する。その結果、開口窓に相当
した箇所に開口部を有する所定形状のレジストパターン
5aが磁性材料の層3上に現れる。
【0017】次に、図2(d)に示すようにレジストパ
ターン5aをマスクとして基板2をエッチングする。こ
の場合、レジストパターン5aの被着していない基板2
の部分がエッチングして除去され所定形状の開口4aが
形成される。エッチング方法としては、ウエットエッチ
ング、イオンミリングや反応性ガスを使用して行う反応
性ドライエッチング等があるが、使用する基板材料や要
求されるエッチング精度、生産性等を考慮して適宜選択
される。
【0018】特定の結晶面のみが反応性エッチングされ
易い、いわゆる異方性エッチングの可能な単結晶材料を
基板2として適用すれば、上記特定の結晶面を表面とし
た場合には、基板の厚み方向に選択的にエッチングが進
み、基板横方向へのエッチングが抑えられるため精度の
よい開口を形成することが可能となる。異方性エッチン
グ材料として代表的なのはシリコン単結晶材料が知られ
ている。従って、ここでは基板2としてシリコン単結晶
材料を適用し、特に異方性エッチング可能な(100)
または(110)の結晶面を基板2の表面として選択す
る。
【0019】この場合、エッチング液として、例えば、
水酸化テトラメチルアンモニウム(以下、TMAHとい
う)を用いると異方性エッチングが可能となり、エッチ
ングは主として基板2の厚み方向に進行し磁性材料の層
3に達したところで停止する。このようにして、開口4
aが形成される。または、SF6の反応性ガスを使用し
て異方性エッチングを行うこともできる。SF6を使用
した場合にはエッチング速度は遅くなるが、TMAHに
よるウェットエッチングよりも開口4aの形成精度が高
くなる。それ故、生産性と精度のバランスからエッチン
グ方法は適宜選択される。
【0020】次に、図2(e)に示すように露出した磁
性材料の層3をイオンミリングして除去する。その後、
レジストパターン5aを溶剤または剥離剤等により剥離
して除去すると、図1の真空蒸着用マスク1が完成す
る。
【0021】図3は、真空蒸着用マスク1を用いて蒸着
用基板に薄膜のパターンを形成する方法を示した図であ
る。先ず、図3(a)に示すように平坦な蒸着用基板3
1の裏面側に磁石32を配置し、さらに蒸着用基板31
の表面に真空蒸着用マスク1を載置する。この場合、真
空蒸着用マスク1が備える磁性材料の層3のNiが磁石
32によって磁化され、磁石32の側に引き寄せられ
る。それ故、真空蒸着用マスク1は蒸着用基板31の表
面に密着されることになる。
【0022】次に、図3(b)に示すように、蒸着用基
板31の表面と対向して配置した図示せぬボートより発
した蒸着材料の分子を、真空蒸着用マスク1の開口窓4
を通して蒸着用基板31の表面に所望の厚みで被着させ
薄膜33を形成する。次に、図3(c)に示すように蒸
着用基板31から真空蒸着用マスク1を除くと、蒸着用
基板31の表面に所定の形状の薄膜パターン33aが所
定位置に形成されて残る。
【0023】本発明の第1実施形態によれば、真空蒸着
用マスク1が少なくとも一面に磁性材料の層3を備えて
いるので、蒸着用基板31の表面に薄膜パターンを真空
蒸着して形成する際に、蒸着用基板31の裏面に磁石3
2を配置し蒸着用基板31の表面に当該真空蒸着用マス
ク1を載置すれば、真空蒸着用マスク1はそれが備える
磁性材料の層3によって磁石32の方向に引き寄せられ
る。その結果、真空蒸着用マスク1が蒸着用基板31の
表面に密着されることとなるから、従来技術において問
題となった蒸着用基板31と真空蒸着用マスク1間に生
成される隙間に蒸着材料の分子が侵入して、所定の形状
よりも大きい形状の薄膜パターン33aが形成されると
いう問題を解消でき、薄膜パターン33aを精度良く形
成できる効果を有する。
【0024】また、真空蒸着用マスク1の基板2として
単結晶材料を使用し、開口窓4を形成する表面にエッチ
ング容易面を選択すると、開口窓4を反応性エッチング
して形成する際に、エッチングが基板の厚み方向に選択
的に進行するため、開口窓を精度良く形成できる効果が
ある。特に、真空蒸着用マスク1の基板2としてシリコ
ン単結晶材料を使用し、開口窓形成面に(100)また
は(110)面を選択すると開口窓をより高精度に形成
することができる。
【0025】次に、本発明の第2実施形態について図4
乃至図6を参照して説明する。本発明の第1実施形態と
同一構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図
4は本発明の第2実施形態に係る真空蒸着用マスクの構
成を示す概略斜視図であり、図5はそれの製造方法を説
明するための概略端面図である。また、図6は第2実施
形態の変形例を示す概略斜視図である。
【0026】図4において、10は真空蒸着用マスクで
あり、平坦な基板2の表面に磁性材料の層3を備え、ま
た、基板2の表面には所定形状の第1の開口窓7を所定
位置に備え、その裏面には少なくとも上記の第1の開口
窓7に対応させて、第1の開口窓7よりも大きい第2の
開口窓8を備えている。そして、第1の開口窓7と第2
の開口窓8は互いに貫通されている。なお、基板2は単
結晶材料またはシリコン単結晶材料であり、第1、第2
開口窓7、8を形成する面として選択される結晶面は第
1実施形態と同様である。
【0027】真空蒸着用マスク10は、図5に示す方法
により作製できる。ここでは、図2と共通する部分は簡
略して説明する。先ず、図5(a)に示すように平坦な
基板2の表面にNi等の磁性材料の層3を、真空蒸着や
スパッタリング等の成膜手段により被着形成する。次
に、図5(b)に示すように磁性材料の層3上に、例え
ば、ネガ型のフォトレジスト5をスピンコートする。そ
して、その上にフォトマスク6を載置して、露光用照明
光を照射してフォトレジスト5を露光する。
【0028】次に、図5(c)に示すように露光された
フォトレジスト5を現像液で洗浄して現像する。その結
果、所定の形状のレジストパターン5aが磁性材料の層
3上に現れる。次に、図5(d)に示すようにレジスト
パターン5aをマスクとして磁性材料の層3をイオンミ
リングして除去し、さらに基板2を所望の深さだけエッ
チングして第1の開口窓7を形成する。基板2としてシ
リコン単結晶基板を適用した場合にはSF6の反応性ガ
スを使用して、反応性ドライエッチが可能である。TM
AHによるウェットエッチングも可能であるが、ここで
は、第1の開口窓7の形成精度を重視してSF6の反応
性ガスによる反応性ドライエッチが適用される。
【0029】次に、図5(e)に示すように基板2の裏
面にフォトレジスト9をスピンコートして形成する。そ
して、その上に、上記第1の開口窓7よりも大きい形状
の遮光パターンを少なくとも第1の開口窓7に対応した
位置に備えたフォトマスク11を載置する。その後、フ
ォトマスク11の上方から露光用照明光を照射して、フ
ォトレジスト9に対してフォトマスク11のパターンを
露光転写する。次に、図5(f)に示すように現像液で
洗浄してフォトレジスト9を現像する。その結果、少な
くとも第1の開口窓7に対応した位置に開口部を有する
レジストパターン9aが形成される。
【0030】次に、図5(g)に示すようにレジストパ
ターン9aをマスクとして基板2をエッチングして第2
の開口窓8を形成する。基板2がシリコン単結晶基板の
場合には、TMAHによるウェットエッチングやSF6
による反応性ドライエッチングが可能であるが、ここで
は形成精度は重視されないために生産性の高いTMAH
ウェットエッチングが適用される。第2の開口窓8を第
1の開口窓7に達するまでエッチングして形成し、その
後レジストパターン9aを除去すると図4に示す真空蒸
着用マスク10が完成する。なお、図5は第1の開口窓
7を最初に形成する方法で説明したが、第2の開口窓を
最初に形成しても良いことは言うまでもない。真空蒸着
用マスク10を用いた薄膜パターンの形成方法は、図3
と同じであるためここでの説明は省略する。
【0031】次に、本発明の第2実施形態の変形例につ
いて図6を用いて説明する。図4と異なる部分について
のみ説明する。図6の実施例においては、第1の開口窓
7よりも大きい開口を有する第2の開口窓12を、第1
の開口窓7に対応させて備えたものであり、真空蒸着用
マスクのサイズが大きく隣接する開口窓の間隔が大きい
場合にマスクの強度を確保する意味から有効である。
【0032】本発明の第2実施形態の真空蒸着用マスク
10によれば、第1の開口窓7を備えた基板部分の実質
的厚みが他の部分よりも薄くされているので、微細な開
口窓も容易に形成でき、この真空蒸着用マスク10を薄
膜パターン形成に適用すれば、微細な薄膜パターンを精
度良く且つ容易に形成することが可能となる。
【0033】次に、本発明の第3実施形態について図7
乃至図9を参照して説明する。本発明の第1及び第2実
施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明を省略
する。図7は本発明の第3実施形態に係る真空蒸着用マ
スクの構成を示す概略斜視図であり、図8はそれの製造
方法を説明するための概略端面図である。また、図9は
第3実施形態の変形例を示す概略斜視図である。
【0034】図7において、20は第3実施形態の真空
蒸着用マスクであり、シリコン/酸化シリコン/シリコ
ンの積層構造を有するSOI(Sillicon On
Insulator)材からなる平坦な基板13の表
面に、磁性材料の層3を備えたものである。また、基板
13の表面には所定形状の第1の開口窓7を所定位置に
備え、その裏面には少なくとも上記の第1の開口窓7に
対応させて、第1の開口窓7よりも大きい第2の開口窓
8を備えている。そして、第1の開口窓7と第2の開口
窓8は互いに貫通されている。
【0035】基板13は厚いシリコン単結晶材料131
と、薄いシリコン単結晶材料132と、これらの単結晶
材料の間に形成された酸化シリコン133とからなり、
第1の開口窓7は薄いシリコン単結晶材料132側に設
けられており、第2の開口窓8は厚いシリコン単結晶基
板131側に設けられている。なお、酸化シリコン13
3に変えて他の無機材料や金属材料を適用してもよい
が、SOI基板は半導体基板材料として市販されている
ので入手が容易である。真空蒸着用マスク20は、図8
に示す方法により作製できる。ここでは、図2、図5と
共通する部分は簡略して説明する。
【0036】先ず、図8(a)に示すように平坦なSO
I材の基板13の表面にNi等の磁性材料の層3を、真
空蒸着やスパッタリング等の成膜手段により被着形成す
る。ここでは、磁性材料の層3はSOI材を構成する薄
いシリコン単結晶材料132側の面に形成されている
が、厚いシリコン単結晶材料131側の面に形成しても
よい。次に、図8(b)に示すように厚いシリコン単結
晶材料131の面に、例えば、ネガ型のフォトレジスト
9をスピンコートする。そして、その上にフォトマスク
11を載置して、露光用照明光を照射してフォトレジス
ト9を露光する。
【0037】次に、図8(c)に示すように露光された
フォトレジスト9を現像液で洗浄して現像する。その結
果、所定の形状のレジストパターン9aが厚いシリコン
単結晶材料131の面上に現れる。次に、図8(d)に
示すようにレジストパターン9aをマスクとして厚いシ
リコン単結晶材料131をエッチングして第2の開口窓
8を形成する。SOI材の開口窓形成面にシリコン単結
晶材料の(100)または(110)結晶面が選択され
ていれば、異方性エッチングが可能となる。この場合、
第2の開口窓8の形成精度は重要ではないため、生産性
のよいTMAHによるウェットエッチングが適用され
る。エッチングは酸化シリコン133に達するまで進行
し、そこで停止する。
【0038】次に、図8(e)に示すように薄いシリコ
ン単結晶材料132側の面にフォトレジスト5をスピン
コートして形成する。そして、その上に、フォトマスク
6を載置する。その後、フォトマスク6の上方から露光
用照明光を照射して、フォトレジスト5に対してフォト
マスク6のパターンを露光転写する。次に、図8(f)
に示すように現像液で洗浄してフォトレジスト5を現像
して、第2の開口窓8に対応した位置に第1の開口窓7
に係る開口部を有するレジストパターン5aが形成され
る。
【0039】次に、図8(g)に示すようにレジストパ
ターン5aをマスクとして薄いシリコン単結晶材料13
2をエッチングして第1の開口窓7を形成する。ここで
は開口窓の形成精度が重視されるため、SF6の反応性
ガスによる反応性ドライエッチが適用される。次に、図
8(h)に示すように薄いシリコン単結晶材料132側
からCF4またはCHF3等の反応性ガスを使用して、酸
化シリコン133を反応性ドライエッチングして除去す
る。または、厚いシリコン単結晶材料131側からエッ
チングすることも可能である。その後、レジストパター
ン5aを剥離して除去すると図7に示す真空蒸着用マス
ク20が完成する。
【0040】なお、図8は第2の開口窓を先に形成する
方法で説明したが、第1の開口窓を先に形成するように
しても良いことは言うまでもない。真空蒸着用マスク2
0を用いた薄膜パターンの形成方法は、図3と同じであ
るためここでの説明は省略する。
【0041】次に、本発明の第3実施形態の変形例につ
いて図9を用いて説明する。図7と異なる部分について
のみ説明する。図9の変形例においては、第1の開口窓
7よりも大きい開口を有する第2の開口窓12を、第1
の開口窓7に対応させて備えたものであり、真空蒸着用
マスクのサイズが大きく隣接する開口窓の間隔が大きい
場合にマスクの強度を確保する意味から有効である。
【0042】本発明の第3実施形態の真空蒸着用マスク
20によれば、第1の開口窓7が薄いシリコン単結晶材
料132側に形成されているので、薄いシリコン単結晶
材料132の厚みを適宜選択することによって微細な開
口窓も容易に形成することができる。また、中間層であ
る酸化シリコン133がエッチングストッパー材として
の役をなすため、第2の開口窓8の形成に際して基板1
3の厚み方向のエッチングが酸化シリコン133で停止
させられる。それ故、薄いシリコン単結晶材料132の
厚みが極めて薄い場合であっても、薄いシリコン単結晶
材料132がエッチングされる恐れがない。よって、薄
いシリコン単結晶材料132をより薄く形成することに
よって、より微細な第1の開口窓7の形成が可能とな
る。
【0043】また、本発明の第2実施形態の真空蒸着用
マスクを薄膜パターン形成に適用すれば、より微細な薄
膜パターンを精度良く且つ容易に形成することができ
る。本発明の第3実施形態の真空蒸着用マスク20は薄
いシリコン単結晶材料132の厚みが15μmであるの
で、少なくとも10μm〜15μm程度の微細な第1の
開口窓を形成することができる。
【0044】次に、本発明の真空蒸着用マスクをEL素
子の製造に適用した例を図10を参照して説明する。図
10はEL素子の製造方法を説明する概略断面図であ
る。先ず、図10(a)に示すように透明ガラス基板か
らなる素子用基板14の表面に電極(アノード)15と
してITO(indium tin oxide)等の
透明導電膜をスパッタリングして形成する。
【0045】次に、図10(b)に示すように電極15
上に、例えば、アリールジアミン化合物の有機物の正孔
輸送層16を形成する。次に、図10(c)に示すよう
に素子用基板14の裏面に磁石17を配置し、さらに、
素子用基板14の正孔輸送層16上に真空蒸着用マスク
20を載置する。ここでは、本発明の第3実施形態の真
空蒸着用マスク20を適用した例で示している。
【0046】真空蒸着用マスク20は、それが備える磁
性材料の層3によって磁石17に引き寄せられ、素子用
基板14の正孔輸送層16上に密着する。この状態で、
真空蒸着用マスク20側から、例えば、Alq3の中に
DCJTBやTPCの赤の色素1%程度含有させた発光
材料を真空蒸着する。ここで、Alq3とDCJTBや
TPCの蒸気圧が異なるので、それぞれのレートをコン
トロールして行う、いわゆる共蒸着が行われる。こうし
て、所定形状の赤用発光層18Rが所定の位置に被着さ
れる。
【0047】次に、図10(d)に示すように真空蒸着
用マスク20を所定量ずらして(同図では右方向に1画
素分ずらす)Alq3の中にキナクリドン誘導体を1%
程度含有させた緑用発光材料を共蒸着して、G用発光層
18Gを形成する。さらに、図10(e)に示すように
真空蒸着用マスク20を所定量ずらして(同図では右方
向に1画素分ずらす)BAlq3の中にペリレンを1%
程度含有させた青用発光材料を共蒸着して、B用発光層
18Bを形成する。なお、R、G、B用の専用の真空蒸
着用マスクを適用してもよい。この場合、各色発光層の
形成位置精度がより高くなる。
【0048】次に、図10(f)に示すように発光層上
に、例えば、AlやMg−Ag合金の電極(カソード)
19を形成してフルカラーの有機EL素子が製造され
る。なお、EL素子の構造はさまざま提案されている
が、EL素子構造は本発明の本質に関わるものではない
ため、本発明の適用例は、図10で代表して示した。従
って、本発明の技術的範囲に係わるものであれば、図1
0の適用例に限定されるものではない。
【0049】本発明によれば、薄膜パターンを該当物質
の1回の真空蒸着工程で形成することができるので、従
来技術で示したようなレジストのパターンを利用してエ
ッチングして形成する方法に比べ工程が簡単で生産性に
優れるほか、有機溶剤や水を使用しないので耐溶剤性に
劣る有機膜や耐水性に劣るMg等の金属電極膜のパター
ンにおいても容易に形成することができる。また、微細
な薄膜パターンの形成を容易にした本発明の真空蒸着用
マスクの特徴を利用すれば、微細な画素を有する高精細
なEL素子の製造が容易となる。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明してきて明らかなよう
に、平坦な基板の少なくとも一面に磁性材料の層を備
え、この磁性材料の層側から前記基板に貫通する所定形
状の開口窓を備えているので、薄膜パターンを蒸着して
形成する際に、蒸着用基板の裏面に磁石を配置し表面に
当該真空蒸着用マスクを載置して行えば、真空蒸着用マ
スクが上記磁性材料の層によって磁石に引き寄せられる
ので、蒸着用基板と真空蒸着用マスクとが密着し薄膜パ
ターンを高精度に形成できる効果を有する。また、本発
明の真空蒸着用マスクは蒸着用基板に対向する側のマス
ク用基板の実質的厚みを薄く形成し、そこに薄膜パター
ンに相当する開口窓を備えた構成としているので、微細
な開口窓を容易に形成できる効果を有する。また、それ
故に当該真空蒸着用マスクを使用すれば微細な薄膜パタ
ーンを容易に形成できる効果がある。本発明の真空蒸着
用マスクは、基板材料として単結晶材料またはシリコン
単結晶材料を使用し、開口窓を形成する面にエッチング
容易な結晶面を適用しているので、エッチングは基板の
厚み方向に選択的に進行するから開口窓を精度良く形成
することができる。また、基板材料としてSOI材を利
用し、薄いシリコン単結晶材料側に薄膜パターンに相当
する開口窓を形成するようにしているので、当該シリコ
ン単結晶材料の厚みを適宜選択することにより、より微
細な開口窓も容易に形成することができる。また、本発
明の真空蒸着用マスクを使用してEL素子を製造する場
合には、微細な発光層のパターンを複雑な工程によらず
1回の成膜工程(フルカラー対応の場合は3回の成膜工
程)で形成でき、生産性の高いEL素子の製造方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る真空蒸着用マスク
の構成を示す概略斜視図である。
【図2】図1の真空蒸着用マスクの製造方法を説明する
概略端面図である。
【図3】第1実施形態に係る真空蒸着用マスクを使用し
て薄膜パターンを形成する方法を説明する概略断面図で
ある。
【図4】本発明の第2実施形態に係る真空蒸着用マスク
の構成を示す概略斜視図である。
【図5】図4の真空蒸着用マスクの製造方法を説明する
ための概略端面図である。
【図6】第2実施形態の変形例を示す概略斜視図であ
る。
【図7】本発明の第3実施形態に係る真空蒸着用マスク
の構成を示す概略斜視図である。
【図8】図7の真空蒸着用マスクの製造方法を説明する
ための概略端面図である。
【図9】第3実施形態の変形例を示す概略斜視図であ
る。
【図10】EL素子の製造方法を説明する概略断面図で
ある。
【図11】一般的な真空蒸着装置の真空槽内部を模式的
に示した断面図である。
【図12】フォトリソグラフィー技術を適用した薄膜の
パターン形成方法を説明する概略断面図である。
【図13】マスク蒸着方法を説明するための概略断面図
である。
【符号の説明】
1,10,20…真空蒸着用マスク、2,13…基板、
3…磁性材料の層、4…開口窓、7…第1の開口窓、
8,12…第2の開口窓、14…素子用基板、15,1
9…電極層、17,32…磁石、18R,18G,18
B…EL層(発光層)、31…蒸着用基板、131…厚
いシリコン単結晶材料(厚い単結晶材料)、132…薄
いシリコン単結晶材料(薄い単結晶材料)、133…酸
化シリコン(他の無機材料または金属材料)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦な基板の少なくとも一面に磁性材料の
    層を備え、この磁性材料の層側から前記基板に貫通する
    所定形状の開口窓を備えたことを特徴とする真空蒸着用
    マスク。
  2. 【請求項2】平坦な基板の表面に所定形状の第1の開口
    窓を面内の所定位置に備え、裏面には少なくとも前記第
    1の開口窓に対応させて、前記第1の開口窓よりも大き
    い第2の開口窓を前記第1の開口窓に連通するようにし
    たことを特徴とする真空蒸着用マスク。
  3. 【請求項3】厚い単結晶材料と薄い単結晶材料とを他の
    無機材料または金属材料を介して積層して形成した平坦
    な基板であって、前記薄い単結晶材料の面内に所定形状
    の第1の開口窓を所定位置に備え、前記厚い単結晶材料
    の面内には少なくとも前記第1の開口窓に対応させて、
    前記第1の開口窓よりも大きい第2の開口窓を前記第1
    の開口窓に貫通させて備えたことを特徴とする真空蒸着
    用マスク。
  4. 【請求項4】前記基板が厚いシリコン単結晶材料/酸化
    シリコン/薄いシリコン単結晶材料の構成をなすSOI
    基板であり、開口窓を形成する面が(100)または
    (110)面であることを特徴とする請求項3に記載の
    真空蒸着用マスク。
  5. 【請求項5】前記基板の少なくとも一面に磁性材料の層
    を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいず
    れかに記載の真空蒸着用マスク。
  6. 【請求項6】蒸着用基板の表面に薄膜パターンを形成す
    る方法であって、前記蒸着用基板の裏面に磁石を配置
    し、請求項1または請求項7に記載の真空蒸着用マスク
    の前記開口窓側または前記第1の開口窓側を前記蒸着用
    基板の表面に対向配置して、薄膜を前記蒸着用基板の表
    面に真空蒸着して形成することを特徴とする薄膜パター
    ンの形成方法。
  7. 【請求項7】素子用基板上に第1電極層を形成した後、
    この第1電極層上に所定形状のEL層を真空蒸着し、次
    に、このEL層上に第2電極層を形成するEL素子の製
    造方法であって、前記EL層は、請求項1乃至7のいず
    れかに記載の真空蒸着用マスクを前記開口窓側または前
    記第1の開口窓側を前記第1電極層に対向配置した後、
    前記第1電極層上に形成することを特徴とするEL素子
    の製造方法。
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