JP2002047076A - コンクリートの養生方法 - Google Patents
コンクリートの養生方法Info
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- JP2002047076A JP2002047076A JP2000232650A JP2000232650A JP2002047076A JP 2002047076 A JP2002047076 A JP 2002047076A JP 2000232650 A JP2000232650 A JP 2000232650A JP 2000232650 A JP2000232650 A JP 2000232650A JP 2002047076 A JP2002047076 A JP 2002047076A
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
る。 【構成】本発明に係るコンクリートの養生方法において
は、まず、コンクリート打設領域1の周囲に型枠材2を
建て込み(ステップ101)、次いで、コンクリート打設
領域1内にコンクリート3を打ち込む(ステップ10
2)。次に、コンクリート3の露出面と型枠材2の背面
に気泡保持体4a、4bをそれぞれ設置する(ステップ1
03)。次に、気泡保持体4a、4bに気泡5を散布して
該気泡を保持させる(ステップ104)。次に、所定の養
生期間経過後、気泡保持体4a、4bを撤去する(ステッ
プ105)。
Description
度ひび割れや凍結を防止するためのコンクリート養生方
法に関する。
場合、セメントの水和熱がその中央付近に蓄積されて内
部温度が上昇し、その後の冷却によって大きな引張応力
が発生し、温度ひび割れが発生しやすい。
部と表面部との温度上昇量の差によって生じる内部拘束
応力を低減するため、発泡スチロールやウレタンフォー
ム等の断熱材を用いた養生方法がよく利用される。
物は、比較的マッシブな構造物であって、大量の断熱材
が必要となる場合が多い。また、それらの設置や撤去に
も多くの手間と時間を要する。さらに、不要となった断
熱材が産業廃棄物となるため、それらの処分方法を別途
検討しなければならないという場合が生じる。
及び型枠材の背面に気泡を散布し、これを断熱材として
用いる方法が利用されるようになってきた。
方法では、風によって気泡が飛散するのを防ぐことがで
きないため、断熱材として有効な気泡の厚さを確保する
ことが難しいという問題を生じていた。
直面への気泡の流下が生じる場合があるとともに、鉛直
面においては、自重により気泡の垂れを生じてしまい、
かかる点からも気泡の厚さを確保することが難しいとい
う問題を生じていた。
たもので、コンクリートの温度ひび割れや凍結を防止す
ることが可能なコンクリートの養生方法を提供すること
を目的とする。
め、本発明に係るコンクリートの養生方法は請求項1に
記載したように、コンクリート打設領域の周囲に型枠材
を建て込んで該コンクリート打設領域にコンクリートを
打ち込んだ後、前記コンクリートの露出面及び前記型枠
材の背面の少なくともいずれか一方に網目状構造を有す
る気泡保持体を設置し、次いで、該気泡保持体に気泡を
散布して該気泡を保持させ、所定の養生期間経過後、前
記気泡保持体を撤去するものである。
法は、前記気泡保持体の網目状構造を三次元網目状構造
としたものである。
法は、前記気泡保持体をシート状に構成したものであ
る。
法は、前記気泡保持体を板状体で構成したものである。
法は、前記板状体を互いに重ねることができるように構
成したものである。
いては、コンクリート打設領域の周囲に型枠材を建て込
んで該コンクリート打設領域にコンクリートを打ち込ん
だ後、前記コンクリートの露出面及び前記型枠材の背面
の少なくともいずれか一方に網目状構造を有する気泡保
持体を設置し、次いで、該気泡保持体に気泡を散布して
該気泡を保持させ、所定の養生期間経過後、前記気泡保
持体を撤去する。
泡保持体内の網目に保持され、水平面においては風によ
る飛散や周辺縁部からの流下が未然に防止されるととも
に、鉛直面においては自重による落下が未然に防止され
る。そのため、散布された気泡は、長時間、コンクリー
トの周囲に保持されることとなり、単なる散布の場合よ
りも、はるかに優れた断熱性能を発揮する。
材の背面の両方に設けるか、いずれか一方に設けるかに
ついては任意であり、例えばコンクリート打設領域の断
面プロポーションに応じて気泡保持体の設置位置を変え
ることが考えられる。例えば、コンクリート打設領域が
壁状である場合にはその側面相当位置に設けられた型枠
材の背面にのみ気泡保持体を設置し、コンクリート打設
領域がスラブ状である場合にはその上面相当位置である
コンクリートの露出面にのみ気泡保持体を設置し、コン
クリート打設領域が比較的中間的な断面プロポーション
である場合にはコンクリートの露出面と型枠材の背面の
両方に設けるといったことが考えられる。
れた気泡を一定時間保持できる網目が形成されたもので
あればその材質は任意であり、例えば、プラスチック網
や金網で形成されたものを採用することができる。網目
に関しては、水平に設置される場合においては、主とし
て風による飛散や周辺縁部からの流下が防止されるよ
う、鉛直に設置される場合においては、主として自重に
よる落下が防止されるよう、起泡剤の違い等に由来する
気泡の性状を適宜考慮しながら、その大きさを設定すれ
ばよい。
形成するかは任意であり、平面状に形成されたもの、す
なわち二次元網目状構造としてもよいし、プラスチック
系材料等で立体的に形成されたもの、すなわち三次元網
目状構造としてもよいが、かかる気泡保持体の網目状構
造を三次元網目状構造としたならば、該三次元網目状構
造の厚みがそのまま気泡の厚みとなり、かくして、コン
クリート養生工程において要求される断熱性能に合わせ
た気泡保持体の設計が可能となる。
成するかも任意であるが、シート状に形成したならば、
気泡保持体をコンクリートの露出面や型枠材の背面に覆
い被せるだけで簡単に設置することができるようになる
とともに、折りたたんだりロール状に巻いたりすること
が可能となるため、運搬や保管が容易となる。
ならば、気泡保持体を設置個所の形状に合わせて予めパ
ネル化しておくことができ、特に鉛直面においては気泡
保持体の設置及び撤去が非常に容易となる。
においてさらに該板状体を互いに重ねることができるよ
うに構成したならば、板状体の重ね合わせ数を変化させ
ることによって、気泡保持体の厚み、ひいては気泡の厚
さを自在に調整することが可能となる。
るが、例えば、矩形状をなす枠体内に網目状構造である
網材を張って構成することが考えられる。
の養生方法の実施の形態について、添付図面を参照して
説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等につ
いては同一の符号を付してその説明を省略する。
養生方法の実施手順を示したフローチャート、図2及び
図3はかかるフローチャートに従って作業を行う様子を
示した鉛直断面図である。本実施形態のコンクリートの
養生方法においては、まず、図2(a) に示すように、コ
ンクリート打設領域1の周囲に型枠材2を建て込み(ス
テップ101)、次いで、図2(b) に示すようにコンク
リート打設領域1内にコンクリート3を打ち込む(ステ
ップ102)。
ト3の露出面と型枠材2の背面に気泡保持体4a、4bを
それぞれ設置する(ステップ103)。
ており、例えば、プラスチック網や金網で形成すること
ができるが、プラスチック系材料等で立体的に形成され
た三次元網目状構造とするのが望ましい。
おいて、風による飛散や周辺縁部からの流下が防止され
るように網目の大きさや形状を適宜調整しておく。ま
た、気泡保持体4bは、自重による落下が防止されるよ
うに網目の大きさや形状を適宜調整しておく。
4a、4bに気泡5を散布して該気泡を保持させる(ステ
ップ104)。
が、かかる起泡剤は、動物性加水分解蛋白質、アニオン
系界面活性剤の高級アルコール硫酸エステル系化合物、
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル系化合物等
から適宜選択すればよい。
4a、4bを撤去する(ステップ105)。
コンクリート3の露出面や型枠材2の背面にまだ気泡5
が残っているようであれば、散水等の手段で洗い流した
り、消泡剤を使用したりして気泡5を除去する。消泡剤
としては、シリコーンオイル、鉱物油系化合物、ポリア
ルキレングリコール誘導体などがあるので、これらから
適宜選択すればよい。
気泡5を散布すると、散布された気泡5は、気泡保持体
4a、4b内の網目に保持され、水平面においては気泡保
持体4aによって風による飛散や周辺縁部からの流下が
未然に防止されるとともに、鉛直面においては気泡保持
体4bによって自重による落下が未然に防止される。
リート3の周辺に保持された気泡5は、空気層となって
断熱材と同様の役割を果たし、コンクリート3の表面と
内部との間の温度勾配は減少し、内部拘束応力が低減す
る。また、コンクリート3の露出面においては、気泡5
がコンクリート3表面の湿潤を保ちその乾燥を防ぐ。
ンクリートの養生方法によれば、コンクリート3の露出
面及び型枠材2の背面に網目状構造を有する気泡保持体
4a、4bを設置し、次いで、該気泡保持体に気泡5を散
布するようにしたので、散布された気泡5は、長時間、
コンクリート3の周囲に保持されることとなり、単なる
散布の場合よりも、はるかに優れた断熱性能を発揮する
ことができる。
め、コンクリート3内の温度勾配が低減して内部拘束応
力が小さくなり、温度ひび割れが抑制されるとともに、
冬期においては、コンクリート3を保温してその凍結を
防止することができることは言うまでもない。
生方法によれば、気泡保持体4a、4bの網目構造を三次
元網目状構造としたので、該三次元網目状構造の厚みが
そのまま気泡5の厚みとなり、かくして、コンクリート
養生工程において要求される断熱性能に合わせた気泡保
持体4a、4bの設計が可能となる。
発明の気泡保持体を全体的にどのように構成するかは任
意であり、シート状に形成してもよい。このように構成
したならば、気泡保持体をコンクリートの露出面や型枠
材の背面に覆い被せるだけで簡単に設置することができ
るようになるとともに、折りたたんだりロール状に巻い
たりすることが可能となるため、運搬や保管が容易とな
る。
が、本発明の気泡保持体を、板状体で形成してもよい。
このように構成したならば、気泡保持体を設置個所の形
状に合わせて予めパネル化しておくことができ、特に鉛
直面においては気泡保持体の設置及び撤去が非常に容易
となる。
14を示した斜視図であり、板状体11は同図に示すよ
うに、矩形状をなす枠体12内に網目状構造である網材
13を張って構成してある。かかる板状体11を用いる
際には、型枠材2の背面やコンクリート3の露出面の形
状に合わせて予めパネル化し、これを対応する箇所にそ
れぞれ設置すればよい。
においては、図5に示すように板状体11を互いに重ね
てなる気泡保持体15としてもよい。このように構成し
たならば、板状体11の重ね合わせ数を変化させること
によって、気泡保持体15の厚み、ひいては気泡5の厚
さを自在に調整することが可能となる。
の網目状構造を三次元網目状構造としたが、どのような
構造に形成するかは任意であり、平面状に形成されたも
の、すなわち二次元網目状構造としてもかまわない。
出面及び型枠材2の背面に網目状構造を有する気泡保持
体4a、4bを設置するようにしたが、気泡保持体4a、
4bをコンクリート3の露出面と型枠材2の背面の両方
に設けるか、いずれか一方に設けるかについては任意で
あり、例えばコンクリート打設領域1の断面プロポーシ
ョンに応じて気泡保持体4a、4bの設置位置を変えても
かまわない。例えば、コンクリート打設領域1が壁状で
ある場合にはその側面相当位置に設けられた型枠材2の
背面にのみ気泡保持体4bを設置し、コンクリート打設
領域1がスラブ状である場合にはその上面相当位置であ
るコンクリート3の露出面にのみ気泡保持体4aを設置
するといったことが考えられる。
リートの養生方法によれば、風による気泡の飛散や自重
による落下が未然に防止され、散布された気泡が、長時
間、コンクリートの周囲に保持されることとなる。した
がって、単なる散布の場合よりも、はるかに優れた断熱
性能を発揮することができ、打ち込まれたコンクリート
の温度ひび割れや凍結を防止することが可能となる。
施手順を示したフローチャート。
施手順を示した鉛直断面図。
法の実施手順を示した鉛直断面図。
いる板状体の変形例を示した斜視図。
いる板状体の変形例を示した鉛直断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 コンクリート打設領域の周囲に型枠材を
建て込んで該コンクリート打設領域にコンクリートを打
ち込んだ後、前記コンクリートの露出面及び前記型枠材
の背面の少なくともいずれか一方に網目状構造を有する
気泡保持体を設置し、次いで、該気泡保持体に気泡を散
布して該気泡を保持させ、所定の養生期間経過後、前記
気泡保持体を撤去することを特徴とするコンクリートの
養生方法。 - 【請求項2】 前記気泡保持体の網目状構造を三次元網
目状構造とした請求項1記載のコンクリートの養生方
法。 - 【請求項3】 前記気泡保持体をシート状に構成した請
求項1記載のコンクリートの養生方法。 - 【請求項4】 前記気泡保持体を板状体で構成した請求
項1記載のコンクリートの養生方法。 - 【請求項5】 前記板状体を互いに重ねることができる
ように構成した請求項4記載のコンクリートの養生方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000232650A JP2002047076A (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | コンクリートの養生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000232650A JP2002047076A (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | コンクリートの養生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002047076A true JP2002047076A (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18725300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000232650A Pending JP2002047076A (ja) | 2000-08-01 | 2000-08-01 | コンクリートの養生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002047076A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009052268A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 超高強度コンクリート部材の製造方法、及び脱枠手順解析方法 |
JP2010209629A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Penta Ocean Construction Co Ltd | コンクリート養生方法 |
JP2013174047A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Sakai Kagaku Kogyo Kk | 寒中コンクリートの遮熱養生工法および遮熱養生シート |
CN104948194A (zh) * | 2015-06-24 | 2015-09-30 | 内蒙古伊泰广联煤有限责任公司 | 冻结井筒混凝土内层井壁液体泡沫养护工艺 |
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-
2000
- 2000-08-01 JP JP2000232650A patent/JP2002047076A/ja active Pending
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