JP2002046372A - カレンダーとその製造方法 - Google Patents
カレンダーとその製造方法Info
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- JP2002046372A JP2002046372A JP2000237214A JP2000237214A JP2002046372A JP 2002046372 A JP2002046372 A JP 2002046372A JP 2000237214 A JP2000237214 A JP 2000237214A JP 2000237214 A JP2000237214 A JP 2000237214A JP 2002046372 A JP2002046372 A JP 2002046372A
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Abstract
すとともに、その糸綴じの個所がカレンダー正面からは
目に付かないようにし、所要の綴じ強度を有する状態で
複数枚のカレンダー用紙が綴じ合わされるとともに、綴
じ糸が見えないようにしてカレンダーの体裁を整える。 【解決手段】複数枚のカレンダー用紙2を重ねて糸綴じ
された用紙束3の綴じ部5に厚紙4を被せ付けたカレン
ダーであり、綴じ部5における最前位のカレンダー用紙
2側から塗下された接着剤6を介して用紙束3と厚紙4
とが接着され、最前位のカレンダー用紙2に対応する厚
紙4の前面部8に、糸綴じ位置10に沿って外方に凸と
なる接着剤溜り部11を設けた。
Description
造方法に関するものである。
一月分や二月分などの日付表示をするカレンダー用紙を
複数枚重ね合わせ、この重ね合わせてなる用紙束の一端
部を、即ち、上端部を金属板にて巻き止めるなどして綴
じ合わせた構造としていた。しかしながら、この従来か
らのカレンダーが金属板を用いているとともに、一年ご
とに使い捨てとなる使用形態であるため、廃棄する際に
金属部分と紙部分とに分離する手間を要するものとなっ
ており、廃棄処分の手間を軽減することが望まれるよう
になってきている。このような点から、近年においては
用紙束の一端部を接着剤を用いて綴じ合わせたカレンダ
ーの他、登録実用新案第3058324号公報などに示
されているように用紙束の一端部を熱圧着して綴じ込む
ようにしたり、登録実用新案第3012153号公報な
どに示されているように糸綴じにより綴じ合わせるよう
にしたカレンダーが提案されている。
合わせでは所要の綴じ強度を確保するためにホットメル
トよりなる多量の接着剤を用いている。そのため、接着
剤が硬化するまでの保形に時間を要して製造効率が悪
い。そして、多量に使用する接着剤が化学合成物により
なるものであり、このカレンダーがゴミとして廃棄処分
したときに有害物質が生じ易くなって環境破壊に繋がる
点が問題となる。また、上記糸綴じにて綴じ合わされる
カレンダーでは綴じ強度が得易いものの、用紙束の一端
部に厚紙を被せ付けてからこの厚紙とともに用紙束を糸
綴じするようにしており、このため、綴じている糸がカ
レンダー正面から見えて体裁を損なうとともに、カレン
ダー取り扱い時に他の物品などが糸綴じ位置に接触する
こともあって、その糸がほつれ易いという問題があっ
た。そこで本発明は上記事情に鑑み、接着剤の使用量を
削減して糸綴じの利点を生かすとともに、その糸綴じの
個所がカレンダー正面からは目に付かないようにするこ
とを課題とし、所要の綴じ強度を有する状態で複数枚の
カレンダー用紙が綴じ合わされるとともに、綴じ糸が見
えないようにしてカレンダーの体裁を整えることを目的
とするものである。
してなされたもので、複数枚のカレンダー用紙を重ねて
糸綴じされた用紙束とこの用紙束の綴じ部における最後
位のカレンダー用紙から最前位のカレンダー用紙にかけ
て覆うように折り曲げて綴じ部に被せ付けられた厚紙と
からなるカレンダーにおいて、前記綴じ部における最前
位のカレンダー用紙側から塗下された接着剤を介して用
紙束と厚紙とが接着され、最前位のカレンダー用紙に対
応する厚紙の前面部に、糸綴じ位置に沿って外方に凸と
なる接着剤溜り部が設けられていることを特徴とするカ
レンダーを提供して、上記課題を解消するものである。
そして、本発明において、綴じ部の用紙束中央側であっ
て該綴じ部に平行にしてカレンダー用紙それぞれに切り
取り用ミシン目が穿設され、厚紙の中央位置に該厚紙と
用紙束とを貫通する取付孔が設けられていることが良好
であり、また、上記切り取り用ミシン目が厚紙の前面部
に対して用紙束中央側に位置して表出していることが良
好である。
ダー用紙を重ねて糸綴じされた用紙束とこの用紙束の綴
じ部における最後位のカレンダー用紙から最前位のカレ
ンダー用紙にかけて覆うように折り曲げて綴じ部に被せ
付けられた厚紙とからなるカレンダーを得るにあたり、
前記最後位のカレンダー用紙の後面に後面部を重ね合わ
せた厚紙を展開状態にして、或いは該厚紙を最後位のカ
レンダー用紙の後面から用紙束の端面に沿うようにして
曲げ起こした状態にして、最前位のカレンダー用紙の綴
じ部側に接着剤を供給し糸綴じ位置に対応して外方に凸
となる接着剤溜り部を有する厚紙の前面部を、最前位の
カレンダー用紙に重ね合わせ接着して、綴じ部を厚紙で
覆うことを特徴とするカレンダーの製造方法であり、こ
のカレンダーの製造方法を提供して、上記課題を解消す
るものである。そして、本発明において、接着剤供給を
受ける前の用紙束とこの用紙端の最後位のカレンダー用
紙の後面に展開状態にして位置する厚紙の後面部とが予
め糸綴じされていることが良好である。
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1はカレ
ンダーで、該カレンダー1は図示されているように一枚
ごとに一月分や二月分の日付が印刷されている複数枚の
カレンダー用紙2を重ね、このカレンダー1を吊り下げ
たときに上端部となる一端部に沿って糸綴じした用紙束
3と、この用紙束3の一端部に沿うように位置する厚紙
4とからなるもので、前記厚紙4は、用紙束3の綴じ部
5における最後位のカレンダー用紙2から最前位のカレ
ンダー用紙2にかけて覆うように折り曲げられて取り付
けられている。そして、このカレンダー1では、上記厚
紙4が接着剤6を介して用紙束3の綴じ部5に接着され
ているもので、後述するように綴じ部5における最前位
のカレンダー用紙2側から塗下供給されて用紙束3の端
面や最後位のカレンダー用紙2側にも回り込んだホット
メルトからなる接着剤6を介して接着され、この厚紙4
にて綴じ部5が覆われて糸綴じした糸7もカレンダー正
面からは見えないようにしている。なお、カレンダー用
紙2相互の綴じ合わせは糸綴じによって所要の綴じ強度
にて綴じ合わされているため、この接着剤6自体は用紙
束3と厚紙4との接着を行なう目的で使用されるもので
あり、従来のように多量の接着剤が用いられるものでは
ない。
に前面部8が貼り合わされ、最後位のカレンダー用紙2
に後面部9が貼り合わされているが、前記前面部8にあ
っては、図2に示されているように、糸綴じ位置10に
沿って外方に凸となる接着剤溜り部11が設けられてい
る。この接着剤溜り部11は糸綴じ位置10の全長に対
応するように設けられているもので、この接着剤溜り部
11の内部に位置する接着剤6は前面部8と最前位のカ
レンダー用紙2との接着を行なうとともに、その接着剤
溜り部11の内部で硬化することで厚紙4の長手方向に
亘る固い補強芯材を形成するようにしており、綴じ部5
の折れ曲がりなどが生じないように補強するものであ
る。さらに、この接着剤溜り部11が外方に凸となって
いるため、糸7の形状が厚紙4の前面部8を通して浮き
出ることを防止し、糸7を保護して解れを生じさせない
ようにしながら厚紙4の体裁、強いてはカレンダー全体
の体裁を整えるようにしている。
ダー用紙2それぞれが分離できるように切り取り用ミシ
ン目12が穿設されている。この切り取り用ミシン目1
2は、綴じ部5の用紙束中央側であり、綴じ部5に平行
にして穿設されている。そして、この切り取り用ミシン
目12は、上記前面部8に対して用紙束中央側に位置し
て表出しており、カレンダー用紙2を切り取るときにい
ずれの個所から切り取ればよいかが簡単に目視確認でき
るように設けられている。また、符号13は厚紙4の中
央位置にこの厚紙4と用紙束3とを貫通する取付孔であ
り、この取付孔13に吊り具や止め具を通して、カレン
ダー1を壁掛けできるようにしている。
は、まず、糸綴じした用紙束3の綴じ部5における最後
位のカレンダー用紙2に展開状態とした厚紙4の後面部
9を重ねる。そして、カレンダー製造ラインにおける接
着剤塗布工程上に、厚紙4を展開状態にしたものを、或
いは図3に示されているように厚紙4を最後位のカレン
ダー用紙2の後面から用紙束3の一端部の端面に沿うよ
うにして曲げ起こした状態にしたものを順次流し、図示
しない接着剤塗布手段に対してその下方で相対的に用紙
束3を順次移動させて、それぞれの用紙束3における最
前位のカレンダー用紙2の綴じ部7に接着剤を一方向
(上方)から塗下aする。接着剤は糸綴じ位置7aから
用紙束4の上縁まで間とその糸綴じ位置10とに塗下す
る。また、糸綴じ位置10のみに塗布するようにしても
よい。このように塗下した接着剤は綴じ部5の端面や厚
紙4の後面部9側へも回り込むようになり、この塗下後
に厚紙4の前面部8を最前位のカレンダー用紙2の綴じ
部5に重ねることで、この前面部8を最前位のカレンダ
ー用紙2に接着させることでカレンダー1が得られ、こ
の前面部8の重ね合わせしたときに接着剤が接着剤溜り
部11にも入り込むようになるものである。
する前に糸綴じした用紙束3と厚紙4との後面部9を重
ねるようにしたが、接着剤を塗下する前に、予め用紙束
3と厚紙4とを一体に綴じ込んでから、図4に示すよう
に接着剤の塗下を行なうようにしてもよい。
り、複数枚のカレンダー用紙が糸綴じされることから、
所要の綴じ強度を確保することが簡単であり、従来のよ
うに所要の綴じ強度を確保するために多量の接着剤を用
いる必要がない。また、糸綴じ位置に対応して凸となる
接着剤溜り部を有した厚紙の前面部を接着剤にて最前位
のカレンダー用紙に接着して綴じ部を覆うため、糸綴じ
が外部に表出せず、カレンダーの体裁を損なうことな
く、綴じ糸に他のものが接触してその綴じ糸がほつれる
という不都合も防止できる。そして、金属部材を用いず
に複数枚のカレンダー用紙を綴じ込みでき、接着剤の使
用量も低減できるため、カレンダー全体を可燃物として
簡単に処分でき、廃棄処分に際しての手間を軽減でき
る。また、本発明の製造方法によれば、最前位のカレン
ダー用紙の綴じ部側から接着剤を塗下して、厚紙の前面
部を最前位のカレンダー用紙に接着させるようにしてい
る。従って、前記厚紙の取付に際して、厚紙を重ね合わ
せた状態の用紙束が製造ライン上を順次流れる時点で、
カレンダー用紙側への接着剤の塗下操作だけで、厚紙を
固定するための手段を施すことができ、厚紙における後
面部と前面部との両面に接着剤を塗布するなどの煩雑な
作業を行なわずともその厚紙を用紙束の一端部に沿って
位置するカレンダーが製造できる。そして、接着剤を一
方向から供給するため、厚紙と用紙束とを組み合わせた
ものを製造ライン上で順次移動させても、それぞれに接
着剤を連続的に施すことができ、よって、厚紙の取付を
連続的に行なえるようになって、カレンダーの製造効率
が向上するなど、実用性に優れた効果を奏するものであ
る。
ある。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】複数枚のカレンダー用紙を重ねて糸綴じさ
れた用紙束とこの用紙束の綴じ部における最後位のカレ
ンダー用紙から最前位のカレンダー用紙にかけて覆うよ
うに折り曲げて綴じ部に被せ付けられた厚紙とからなる
カレンダーにおいて、 前記綴じ部における最前位のカレンダー用紙側から塗下
された接着剤を介して用紙束と厚紙とが接着され、最前
位のカレンダー用紙に対応する厚紙の前面部に、糸綴じ
位置に沿って外方に凸となる接着剤溜り部が設けられて
いることを特徴とするカレンダー。 - 【請求項2】綴じ部の用紙束中央側であって該綴じ部に
平行にしてカレンダー用紙それぞれに切り取り用ミシン
目が穿設され、厚紙の中央位置に該厚紙と用紙束とを貫
通する取付孔が設けられている請求項1に記載のカレン
ダー。 - 【請求項3】上記切り取り用ミシン目が厚紙の前面部に
対して用紙束中央側に位置して表出している請求項2に
記載のカレンダー。 - 【請求項4】複数枚のカレンダー用紙を重ねて糸綴じさ
れた用紙束とこの用紙束の綴じ部における最後位のカレ
ンダー用紙から最前位のカレンダー用紙にかけて覆うよ
うに折り曲げて綴じ部に被せ付けられた厚紙とからなる
カレンダーを得るにあたり、 前記最後位のカレンダー用紙の後面に後面部を重ね合わ
せた厚紙を展開状態にして、或いは該厚紙を最後位のカ
レンダー用紙の後面から用紙束の端面に沿うようにして
曲げ起こした状態にして、最前位のカレンダー用紙の綴
じ部側に接着剤を供給し糸綴じ位置に対応して外方に凸
となる接着剤溜り部を有する厚紙の前面部を、最前位の
カレンダー用紙に重ね合わせ接着して、綴じ部を厚紙で
覆うことを特徴とするカレンダーの製造方法。 - 【請求項5】接着剤供給を受ける前の用紙束とこの用紙
端の最後位のカレンダー用紙の後面に展開状態にして位
置する厚紙の後面部とが予め糸綴じされている請求項4
に記載のカレンダーの製造用法。
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JP2000237214A JP4797229B2 (ja) | 2000-08-04 | 2000-08-04 | カレンダーとその製造方法 |
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CN109263148A (zh) * | 2018-09-10 | 2019-01-25 | 安徽创源文化发展有限公司 | 一种用于挂历端部的纸板包覆装置 |
KR20200061094A (ko) * | 2018-11-23 | 2020-06-02 | 정진열 | 광고 기능을 극대화한 절취노트 |
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