JP2002045970A - プラズマアークの発生方法およびプラズマアーク電源 - Google Patents

プラズマアークの発生方法およびプラズマアーク電源

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JP2002045970A
JP2002045970A JP2000239021A JP2000239021A JP2002045970A JP 2002045970 A JP2002045970 A JP 2002045970A JP 2000239021 A JP2000239021 A JP 2000239021A JP 2000239021 A JP2000239021 A JP 2000239021A JP 2002045970 A JP2002045970 A JP 2002045970A
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plasma arc
arc
plasma
power supply
pilot
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JP2000239021A
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Shunsaku Onishi
俊作 大西
Ichiro Takasugi
一郎 高杉
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Via Mechanics Ltd
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Hitachi Via Mechanics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロットガス流量を少量に設定した場合で
もプラズマアークを確実に発生させることができ、しか
も装置の重量および容積を小さくすることができるプラ
ズマアークの発生方法およびプラズマアーク電源を提供
すること。 【解決手段】 プラズマアーク起動用のスイッチSW2
にタイマTMのコイルTMCを接続すると共に、タイマ
TMの接点TMbを介して電磁弁25のコイル25Cを
接続する。そして、スイッチSW2をオンしたときに
は、予めタイマTMに設定した時間だけ電磁弁25を開
き、パイロットガスを増量する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱集中性が良く、
溶接、切断等に広く利用されているプラズマアークの発
生方法およびプラズマアーク電源に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のプラズマアーク溶接装置
の外部接続図である。
【0003】プラズマアーク溶接電源1には、パイロッ
トアーク電源3、アーク電源4、スタート用電源5およ
び高周波電源6が設けられている。パイロットアーク電
源3、アーク電源4およびスタート用電源5の出力電圧
は、それぞれ、90V、60〜80V、100〜120
Vである。パイロットアーク電源3、アーク電源4およ
びスタート用電源5のマイナス側は、高周波電源6の一
方のコイル6aを介してプラズマトーチ2の電極7に接
続されている。パイロットアーク電源3のプラス側は抵
抗Rを介してノズル電極8に接続されている。アーク電
源4およびスタート用電源5のプラス側は母材9に接続
されている。
【0004】プラズマアーク溶接装置では、予め電極7
とノズル電極8との間隙10にパイロットガスを供給し
ながら高周波電源6とパイロットアーク電源3を動作さ
せ、電極7とノズル電極8との間にパイロットアークを
発生させておく。なお、パイロットアークが発生した後
は、高周波電源6をオフする。また、溶接をするときに
は、ノズル電極8とシールドキャップ11との間隙12
にプラズマガスを供給しながらアーク電源4とスタート
用電源5を動作させ、この状態でパイロットアークを母
材9に近づけて、電極7と母材9との間にプラズマアー
ク(メインアーク)を発生させる。そして、プラズマア
ークを用いて溶接作業を行なう。なお、プラズマアーク
が発生した後は、スタート用電源5をオフする。
【0005】図5は、パイロットアークの形状を示す図
である。
【0006】パイロットガス流量を0.5l/min以
上にすると、同図(a)に示すように、トーチ先端から
突出するプラズマ流(プラズマフレーム)の長いパイロ
ットアークが発生する。一方、パイロットガス流量を
0.2〜0.3l/minにすると、同図(b)に示す
ように、トーチ先端から突出するプラズマ流の短いパイ
ロットアークが発生することが多い。
【0007】トーチ先端から突出するプラズマ流が長い
場合、トーチ先端を母材から離しておいてもプラズマア
ークが発生するので、トーチ先端の位置決めが容易であ
る。そこで、通常は、パイロットガス流量を0.5l/
min以上に設定する。
【0008】しかし、被溶接材の板厚によっては、パイ
ロットガス流量を0.3l/min以下にしなければな
らない場合がある。トーチ先端から突出するプラズマ流
が短い場合、アーク電源4だけでは、トーチ先端を母材
から1〜2mmに近づけてもプラズマアークに移行させ
ることができない場合があるが、スタート用電源5の電
圧を重畳することにより、トーチ先端と母材9との距離
を4〜5mm程度にしても、容易にプラズマアークを発
生させることができる。以下、上記の技術を、従来技術
の前者という。
【0009】また、特開昭63−194867号公報
(以下、従来技術の後者という。)では、図4における
スタート用電源3を設けず、パイロットアーク発生時
に、所定の時間だけパイロットガス流量を増加すること
により、プラズマ流が長いパイロットアークを形成する
ようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の前
者は、スタート用電源5を必要とするため、プラズマア
ーク電源の重量および容積が増加した。また、従来技術
の後者は、パイロットガス流量を0.2l/min未満
にして作業をする場合、プラズマアークをオフした際
に、パイロットアークが図5(b)の形状になってしま
うことがあった。
【0011】本発明の目的は、パイロットガス流量を少
量に設定した場合でもプラズマアークを確実に発生させ
ることができ、しかも装置の重量および容積を小さくす
ることができるプラズマアークの発生方法およびプラズ
マアーク電源を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、予め発生させたパイロットアー
クを利用してプラズマアークを発生させるプラズマアー
クの発生方法において、プラズマアークを発生させる時
には、パイロットガス量を所定時間増量することを特徴
とする。
【0013】また、請求項2の発明は、予め発生させた
パイロットアークを利用してプラズマアークを発生させ
るプラズマアーク電源において、プラズマアークを発生
させる時には、パイロットガス量を所定時間増量するこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明に係るプラズマガスのガス
系統図、図2は電磁弁の接続図である。なお、本発明に
係るプラズマアーク溶接装置の外部接続図は、図4にお
けるスタート用電源5を除いたものであるため、図示を
省略する。
【0016】図1において、プラズマアーク電源1のパ
イロットガス入口20と流量計21の一方の端子を結ぶ
ガス通路には、絞り弁22と電磁弁23および絞り弁2
4と電磁弁25が並列に配置されている。流量計21の
他方の端子は、プラズマアーク電源1のパイロットガス
出口(プラズマトーチへの供給口)26に接続されてい
る。
【0017】図2において、一方の電源ライン30に
は、パイロットアーク起動用のスイッチSW1の一方の
端子と、プラズマアーク起動用のスイッチSW2の一方
の端子が接続されている。スイッチSW1の他方の端子
は、電磁弁23のコイル23Cを介して他方の電源ライ
ン31に接続されている。スイッチSW2の他方の端子
は、タイマTMのコイルTMCの一方の端子およびタイ
マの接点TMbの一方の端子に接続されている。接点T
Mbの他方の端子は電磁弁25のコイル25Cの一方の
端子に接続されている。そして、コイル25Cの他方の
端子およびコイルTMCの他方の端子は、他方の電源ラ
イン31に接続されている。
【0018】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0019】図3は本発明の動作を示すタイムチャート
である。
【0020】スイッチSW1を閉じると(時刻T1)、
電磁弁23が開き、パイロットアーク電源3と高周波電
源6がオンする。パイロットアークが発生してパイロッ
ト電流が流れると(時刻T2)、高周波電源6はオフさ
れる。
【0021】この状態でスイッチSW2を閉じると(時
刻T3)、タイマTMがオンすることにより電磁弁25
が開くと共にアーク電源4がオンする。そして、パイロ
ットガスの流量が増加することにより、プラズマアーク
が発生する(時刻T4)。タイマTMに設定された時間
が経過すると、接点TMbが開き、電磁弁25はオフさ
れる(時刻T5)。所定の作業が終了した後、スイッチ
SW2を開くと(時刻T6)、アーク電源4がオフす
る。以下、時刻T3から時刻T6の動作を繰り返す。
【0022】ここで、例えば、板厚が0.8mmのステ
ンレス板をプラズマアーク電流20Aで溶接する場合、
パイロットガス流量を0.1〜0.2l/min、電磁
弁25により増加させるガス流量を1〜3l/min、
また、タイマTMに設定する時間を2〜3秒に設定する
と、トーチ先端と母材9との間隔を4mmにしてもプラ
ズマアークを発生させることができる。
【0023】なお、本発明をスタート用電源を設けたプ
ラズマアーク電源に適用してもよいことは言うまでもな
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め発生させたパイロットアークを利用してプラズマア
ークを発生させるプラズマアークの発生方法において、
プラズマアークを発生させる時には、パイロットガス量
を増量するから、パイロットアークが形成するプラズマ
流が短い場合でも確実にプラズマアークを発生させるこ
とができる。また、スタート用電源を必要としないか
ら、装置の重量および容積を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマガスのガス系統図であ
る。
【図2】本発明に係る電磁弁の接続図である。
【図3】本発明の動作を示すタイムチャートである。
【図4】従来のプラズマアーク溶接装置の外部接続図で
ある。
【図5】パイロットアークの形状を示す図である。
【符号の説明】
25 電磁弁 25C 電磁弁のコイル SW2 スイッチ(プラズマアーク起動用) TM タイマ TMb タイマTMの接点 TMC タイマTMのコイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め発生させたパイロットアークを利用
    してプラズマアークを発生させるプラズマアークの発生
    方法において、プラズマアークを発生させる時には、パ
    イロットガス量を所定時間増量することを特徴とするプ
    ラズマアークの発生方法。
  2. 【請求項2】 予め発生させたパイロットアークを利用
    してプラズマアークを発生させるプラズマアーク電源に
    おいて、プラズマアークを発生させる時には、パイロッ
    トガス量を所定時間増量することを特徴とするプラズマ
    アーク電源。
JP2000239021A 2000-08-07 2000-08-07 プラズマアークの発生方法およびプラズマアーク電源 Withdrawn JP2002045970A (ja)

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