JP2002045859A - 汚水処理装置およびイオン供給電極対の交換時期の検出方法 - Google Patents
汚水処理装置およびイオン供給電極対の交換時期の検出方法Info
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Abstract
識できる汚水処理装置、および、イオン供給電極対の交
換時期の検出方法を提供する。 【解決手段】 タンク1には、汚水中に金属イオンを供
給するための電極対を収容する電解槽54の上流側に、
基準電極ユニット100が備えられている。なお、電解
槽54内の電極について、予め、抵抗率が既知の基準液
内で、電極対の交換が必要な状態での電極間の電圧e
(c)を求めておく。そして、基準電極ユニット100
により求められた汚水の抵抗率ρr、基準液の抵抗率ρ
b、および、汚水中の電極対の極間電圧er(t)とを
以下の式に代入し、e(t)がe(c)となったとき、
電極対の交換が必要であると判断する。 e(c)=ρb・er(c)/ρr
Description
びイオン供給電極対の交換時期の検出方法に関し、特
に、電極の電気分解で生じた金属イオンによって汚水中
から所定の成分を除去する汚水処理装置およびそのよう
な汚水処理装置において金属イオンを供給する電極対の
交換時期の検出方法に関する。
解することにより、汚水中に金属イオンを溶出させ、当
該金属イオンによって汚水中の所定の成分を除去するタ
イプのものがあった。このような電気分解に用いられる
電極対を、以下、イオン供給電極対と呼ぶ。
継続的に金属イオンを溶出させるためには、ある程度金
属イオンが溶出した時点で、イオン供給電極対を交換す
る必要があった。なお、イオン供給電極対の交換時期
は、電気分解が行なわれた期間に基づいて決定されてい
た。従来の汚水処理装置では、イオン供給電極対は、定
電流回路において電圧を印加されていたことから、金属
イオンの流出量は、電気分解を実施した期間に応じて、
推測することができたからである。
理装置において、単に、電気分解の期間のみに従って電
極の交換時期を予測したのでは、イオン供給電極対の交
換時期が、実際の当該電極の状態とは合致しない場合が
あった。具体的には、イオン供給電極対を交換しようと
した時点では、すでに当該電極の表面積が小さくなりす
ぎ、当該電極を電気分解させても汚水処理に十分な量の
金属イオンを溶出させることができなくなっていたり、
汚水処理に十分な量の金属イオンを溶出させようとする
と危険なまでの高圧を印加しなければならない場合があ
った。
解を行なう際には、汚水の抵抗率が変化し、電極間に流
れる電流と電極間に印加される電圧の関係が変化する場
合があるからだと推測された。しかし、汚水の抵抗率の
変化に応じた処置はなされていなかった。
ものであり、その目的は、イオン供給電極対の交換時期
をより正確に認識できる汚水処理装置、および、イオン
供給電極対の交換時期の検出方法を提供することであ
る。
装置は、汚水を収容する汚水収容部と、電気分解により
前記汚水収容部内に金属イオンを供給するイオン供給電
極対とを含み、前記イオン供給部から供給された金属イ
オンと汚水を反応させることにより、汚水から所定の成
分を除去する、汚水処理装置であって、前記汚水収容部
内の汚水の抵抗率を検出できる、汚水抵抗率検出部をさ
らに含むことを特徴とする。
いてイオン電極対が浸されている汚水の抵抗率を検出す
ることができる。つまり、本発明では、汚水抵抗率検出
部によって検出される汚水の抵抗率に加えて、さらに、
従来から検出可能であった、抵抗率が既知の溶液(基準
液)内でのイオン供給電極対の交換時期に対応する当該
イオン電極対の電極間の電圧(基準液内交換電圧)と、
汚水に浸されたイオン供給電極対の電極間の電圧(汚水
内電圧)とを検出することにより、当該イオン供給電極
対の正確な交換時期を検出できる。
率に対する当該基準液の抵抗率の比との積が、当該基準
液内交換電圧に至っているか否かを判断することによ
り、イオン供給電極対が交換すべき状態に至っているか
否かを、汚水の状態も考慮に入れながら、判断できる。
汚水の抵抗率が、いかなる値であっても、イオン供給電
極対の正確な交換時期を検出できる。
記汚水抵抗率検出部は、電気分解において安定した金属
からなる電極対である基準電極対と、前記基準電極対に
直列に接続された電気抵抗体とを備えたことが好まし
い。
を、より容易に検出できる。また、本発明に従った汚水
処理装置は、前記基準電極対は、白金からなることが好
ましい。
汚水の抵抗率を検出できる。また、本発明に従った汚水
処理装置は、前記汚水収容部内に設けられ、前記イオン
供給電極対を収容する第一の電解槽と、前記汚水収容部
内であって前記第一の電解槽の外に設けられ、前記基準
電極対を収容する第二の電解槽とをさらに含むことが好
ましい。
されることにより、第一の電解槽内で生じた金属イオン
を効率よく汚水と反応させることができる。また、第二
の電解槽内に基準電極対が収容されることにより、基準
電極対に、安定した状態で、汚水収容部内の汚水の抵抗
率を検出するための動作を実行させられる。
交換時期の検出方法は、汚水収容部内の汚水に浸され、
電気分解を行なうことにより金属イオンを供給するイオ
ン供給電極対の交換時期の検出方法であって、前記イオ
ン供給電極対を、基準となる抵抗率を有する基準溶液内
で電気分解するステップと、前記基準溶液内での電気分
解において、前記イオン供給電極対が交換するべき状態
での当該イオン供給電極対の電極間の電圧である、基準
液内交換電圧を検出するステップと、前記汚水収容部内
に前記イオン供給電極対とは別に設けられ、電気分解に
際して安定した金属からなる基準電極対を準備するステ
ップと、前記基準電極対と直列に接続された電気抵抗体
を準備するステップと、前記基準電極対の電極間の電圧
および距離、ならびに、前記電気抵抗体に流れる電流値
から、前記汚水収容部内の汚水の抵抗率を求めるステッ
プと、前記汚水収容部内の前記イオン供給電極対の電極
間の電圧に、前記基準となる抵抗率に対する前記汚水収
容部内の汚水の抵抗率の比をかけたものが、前記基準液
内交換電圧以上となった場合に、前記汚水収容部内の前
記イオン供給電極対の交換が必要であると判断するステ
ップとを含むことを特徴とする。
すべき状態に至っているか否かを、汚水の状況も考慮に
入れながら、判断できる。
汚水の抵抗率が、いかなる値であっても、イオン供給電
極対の正確な交換時期を検出できる。
に基づいて説明する。なお、以下に示す各実施の形態の
汚水処理装置は、主に、家庭用排水や工場排水を処理す
る大規模な排水処理施設に適用されるものであるが、家
庭用合併浄化槽等の中小規模の排水処理施設に適用する
ことも出来る。また、各実施の形態の汚水処理装置によ
れば、特に、生活排水やメッキ工場の廃水等に含まれる
リン化合物を、凝集沈澱処理することが出来る。
一の実施の形態である汚水処理装置を含む汚水処理シス
テムの縦断面図である。
システムは、主に、タンク1から構成される。タンク1
は、地中に埋設されている。タンク1の内部は、第一仕
切壁2、第二仕切壁3、第三仕切壁4および第四仕切壁
20により、第一嫌気ろ床槽5、第二嫌気ろ床槽10、
接触バッキ槽14、沈殿槽19および消毒槽21に区画
されている。また、タンク1の上部は、複数のマンホー
ル28で蓋をされている。さらに、タンク1内部の部材
は、タンク1の外部にある部材(第三ブロア30等)に
接続されている。そして、図1では、第三ブロア30等
の、タンク1の外部にある部材を、便宜上、タンク1の
上方に記載しているが、これらの部材は、必ずしもタン
ク1の上方に設置されるものではない。
る流入口6を備え、その内部に第一嫌気ろ床7を配設さ
れている。つまり、第一嫌気ろ床槽5は、生活雑排水が
流入するため、本実施の形態では、共雑物除去槽でもあ
る。第一嫌気ろ床槽5では、生活雑排水中の難分解性の
雑物が沈殿分離されるとともに、第一嫌気ろ床7に付着
した嫌気性微生物により生活雑排水中の有機物が嫌気分
解される。また、有機性の窒素が、アンモニア性窒素へ
と嫌気分解される。
8が備えられている。また、第一仕切壁2の上部には、
第一給水口9が形成されている。第一移流管8の一端は
第一嫌気ろ床槽5内に、他端は第二嫌気ろ床槽10内
に、配置されている。第一嫌気ろ床槽5で嫌気分解され
た汚水は、第一移流管8を介して、後退する第二嫌気ろ
床槽10に供給される。
1が備えられている。第二嫌気ろ床11により、浮遊物
質が捕捉され、嫌気性微生物により有機物が嫌気分解さ
れ、有機性の窒素がアンモニア性窒素へと嫌気分解され
る。
が備えられている。また、第二移流管12の上部には、
噴出装置32が取付けられている。噴出装置32は、第
三ブロア30に接続されている。また、噴出装置32
は、第二仕切壁3上部に貫通する第二給水口13を介し
て、第二嫌気ろ床槽10と接触バッキ槽14を接続させ
ている。
を送られることにより、噴出口31から第二移流管12
内に空気を吹出す。これにより、第二移流管12におけ
る、第二嫌気ろ床槽10から接触バッキ槽14への汚水
の供給が促進される。
いる。接触材15は、好気性微生物の培養を促進するた
めに備えられている。接触バッキ槽14の底部付近に
は、第一散気管16が設けられている。
17に接続されている。なお、第一散気管16の下端
は、後述するように、接触バッキ槽14の底面の外周よ
り若干内側の領域を一周するように、設けられている。
第一散気管16の下面側には、複数の孔が形成されてい
る。そして、第一ブロア17から空気を送り込まれる
と、該空気は、孔16aから気泡として放出される。な
お、第一散気管16において、その下面側に孔16aが
形成されることにより、その上面または側面に孔が形成
される場合よりも、汚泥がその内部に入り難い。
により、接触バッキ槽14は、好気状態に維持される。
これにより、接触バッキ槽14では、汚水は好気性微生
物によって好気分解されるとともに、硝化され、アンモ
ニア性窒素が、硝酸性の窒素へと分解される。接触バッ
キ槽14内の好気性微生物には、硝化菌が含まれる。一
般に、硝化菌とは、アンモニア酸化細菌と亜硝酸化細菌
のことを指す。
った生物膜が付着している。そして、第一散気管16か
ら気泡が放出されると、接触材15に付着している生物
膜は、剥離する。
が備えられている。また、ポンプ33の上方には、汚泥
返送路34が接続され、汚泥返送路34の上端には、図
の左側に延びるように、汚泥返送路35が接続されてい
る。これにより、接触バッキ槽14で生じた汚泥は、第
一嫌気ろ床槽5に送られる。
ていないため、接触バッキ槽14と沈殿槽19は、下部
で、接続されている。これにより、接触バッキ槽14内
の汚水は、沈殿槽19にも流れ込む。
られている。消毒槽21は、沈殿槽19の上澄みが流れ
込むように、構成されている。また、消毒槽21には、
殺菌装置22が備えられている。殺菌装置22には、塩
素系等の薬品が備えられている。消毒槽19に流入した
汚水は、該薬品に消毒され、排水口23を介して、タン
ク1外に排出される。
第一返送管24により、接続されている。第一返送管2
4は、その内部に、第二散気管25を備えている。第二
散気管25は、第二ブロア26に接続されている。第二
散気管25は、適宜、空気を噴出するための噴出孔を形
成されている。そして、第二散気管25は、第二ブロア
26から供給される空気を該噴出孔から噴出して、沈殿
槽19内の汚水を、第一返送管24を介して、第一嫌気
ろ床槽5に送り込む。
第一嫌気ろ床槽5の上部には、電解槽54を含む電解ユ
ニットが設けられている。電解槽54の内側には、電極
対51が設けられている。電極対51は、電源ユニット
57に接続されている。また、電解槽54の内部には、
第三散気管53が設けられている。第三散気管53は、
図示せぬブロアに接続され、複数の小孔を形成されてい
る。そして、第三散気管53は、小孔から空気を噴出す
ることにより、電解槽54内を攪拌できる。
気分解(適宜、電解と略す)反応により、鉄イオンやア
ルミニウムイオン等の金属イオンが溶出する。これによ
り、電解槽54では、溶出した金属イオンと汚水内のリ
ン化合物が反応して、水に難溶性の金属塩が生成し、凝
集する。
ついて、図2を参照しつつ説明する。図2は、電極対5
1の斜視図である。
の金属板を含む。該金属板は、たとえば、鉄やアルミニ
ウムからなる。電極511,512は、支持部510
に、ねじ511a,511bで、ねじ止めされている。
支持部510には、取っ手510aが取付けられてい
る。電極511,512は、支持部510の内部で、配
線519と接続されている。配線519の先端には、コ
ネクタ519cが取付けられている。電極511,51
2は、配線519のコネクタ519cを介して、電源ユ
ニット57に接続されている。電源ユニット57は、電
極511,512間に電圧を印加することができる。ま
た、電源ユニット57は、電極対管理部60に接続さ
れ、当該電極対管理部60に、電極511,512間の
電圧(後述するer(c)等)を出力する。
54の上流側には、基準電極ユニット100が備えられ
ている。基準電極ユニット100は、電解槽101と、
電極対102と、散気管103とからなる。電極対10
2は、電源ユニット104に接続されている。図3に、
基準電極ユニット100の斜視図を示す。
101内に汚水を導入するための流入口101aと、電
解槽101外へ汚水を排出するための流出口101bを
形成されている。電極対102は、電極102a,10
2bからなる。電極102a,102bは、白金からな
る。なお、電極102a,102bは、通常電解槽10
1内に流入してくる汚水の中で電解が行なわれた際に、
イオンとして溶出しない、または溶出しにくい金属であ
れば、白金に限定されない。
けられている。散気管103は、複数の小孔を形成さ
れ、また、図示せぬブロアに接続されている。散気管1
03が、小孔から空気を噴出することにより、電解槽1
01の内部は攪拌される。
104に接続されている。なお、電源ユニット104内
には、電極102a,102b間に電圧を印加する電源
141と、電極102a,102bに直列に接続された
抵抗142とが含まれる。電源ユニット104は、電極
対管理部60に接続され、電極対管理部60に、電極1
02a,102b間の電圧や、抵抗142の両端の電圧
を出力できる。
0および電極対管理部60は、タンク1内の汚水の抵抗
率を検出するために、備えられている。なお、これらに
よる汚水の抵抗率の検出態様については、後述する。
明の第二の実施の形態である汚水処理装置を含む合併浄
化槽での、処理の流れを示すフローチャートである。ま
た、図4(B)は、図4(A)の変形例のフローチャー
トである。
は、まず、沈殿分離槽81に導入される。沈殿分離槽8
1では、主に、汚水の嫌気分解が行なわれる。
82に導入される。回転板接触槽82では、主に、汚水
の好気分解が行なわれる。なお、回転板接触槽82で
は、好気性細菌の増殖に用いられる好気ろ床が、回転さ
れている。なお、好気ろ床は、必ずしも回転されなくと
もよい。
に導入される。沈殿槽83は、汚水に含まれる汚泥を、
液体と分離するために、設けられている。なお、沈殿槽
83において、沈殿した汚泥は、周知の手段により、沈
殿分離槽81に搬送される。
4に導入される。中間流量調整槽84は、後述する電解
槽85に導入される汚水の流量を調整するために設けら
れている。
5に導入される。電解槽85は、汚水内の所定の成分と
反応させるための金属イオンを、電極の電気分解により
発生させるための槽である。電解槽85には、電極対5
1および散気管53(図2参照)が収納されている。つ
まり、本実施の形態の電解槽85は、第一の実施の形態
の電解槽54に相当する。
される。凝集槽86は、主に、電解槽85で発生した金
属イオンを、汚水内の所定の成分と反応させ、フロック
を形成させるために設けられている。つまり、凝集槽8
6内で、金属イオンと汚水内の所定の成分とが、反応す
る。
下で、水に溶解せず浮遊している粒子(一般的に「S
S」と呼ばれるもの)のフロックも、形成される。凝集
槽86では、フロック形成のため、適宜、攪拌されるこ
とが好ましい。
生じたフロックとともに、凝集沈殿槽87に導入され
る。凝集沈殿槽87は、凝集槽86で生じたフロックを
沈降させるために設けられている。
導入される。消毒槽88には、塩素系等の薬品が備えら
れている。消毒槽88は、該薬品により、汚水を消毒す
るために、設けられている。そして、消毒槽88内の汚
水は、河川等に、放流される。なお、汚水には、リン
は、リン酸や有機リンとして存在するが、消毒槽88か
ら放流される汚水は、トータルのリン濃度が1mg/L
とされている。
す電解槽85および凝集槽86の代わりに凝集槽95を
設け、該凝集槽95内で、金属イオンを発生させ、か
つ、金属イオンと汚水中の所定の成分とを反応させ、フ
ロックを形成させるものである。この場合、電極対51
は、凝集槽95内に収容される。つまり、この例では、
凝集槽95が、第一の実施の形態の電解槽54に相当す
る。
の汚水処理装置を含む合併浄化槽の、一部分の外観を示
す。所定の水槽から、配管91を介して、中間流量調整
槽84に汚水が導入される。また、中間流量調整槽84
から、配管92を介して、基準電極ユニット100に汚
水が導入される。そして、基準電極ユニット100か
ら、配管93を介して、電解槽85に汚水が導入され
る。さらに、電解槽85から、配管94を介して、凝集
槽86に汚水が導入される。また、図示は省略したが、
凝集槽86からは、所定の配管を介して、凝集沈殿槽8
7に汚水が導入される。汚水処理装置において、各槽に
おける汚水の滞留時間は、たとえば、各槽の容量を調整
することにより、調整される。
ット57が接続されている。また、基準電極ユニット1
00の電極対102は、電極ユニット104に接続され
ている。そして、電極ユニット57および電極ユニット
104は、電極対管理部60に接続されている。
法]以上、本発明の第一および第二の実施の形態である
汚水処理装置の、構造について、説明してきた。次に、
両実施の形態の電極対管理部60が、どのように、電極
対51の交換時期を決定するかについて、説明する。
電極対の交換時期 まず、図6に、電極対51の電極511,521および
電源ユニット57を電気回路として示す。図6に示した
ように、電極511,521は、直流電源である電源ユ
ニット57に、直列に接続されている。
電流密度と、両電極間に印加される電圧の関係を、図7
に示す。なお、図7の結果は、汚水のモデルとして調整
された基準液内で、電極511,512に電圧を印加し
た場合の結果である。
タンク1内を循環する汚水のように、第一,第二嫌気ろ
床槽5,10および接触バッキ槽14を循環している汚
水のモデルであり、その組成は、表1に示すものであ
る。
施の形態の合併処理槽における電解槽85に流れ込む汚
水のモデルであり、その組成は、表2に示すものであ
る。
のいずれ場合に対応した基準液内でも、つまり、基準液
1および基準液2,3内でも、電極対51によって電解
が行なわれた場合、電極511,512間の電圧(図7
の縦軸)と電流密度(図7の横軸)とは、ほぼ、比例関
係にあると言える。
512間に一定の電流値の電流が流れるように、電圧を
印加する。したがって、電極511,512の、電解反
応を行なうことができる面積が狭くなるほど、電極51
1,512における電流密度が高くなり、印加すべき電
圧が高くなる。
圧e(t)と、電極511,512の電解反応に有効な
面積S(t)は、電解を行なった時間tに応じて、図8
に示すように変化する。なお、電解を行なう時間が長く
なるほど(図8の右方向に進むほど)、e(t)は高く
なり、S(t)は小さくなる。
(t)を推測できると考えられる。したがって、電極対
51が十分に金属イオンを供給できないとして、当該電
極対51を交換すべき時期は、e(t)の値から推測で
きると考えられる。
反応を始めたばかりのe(t),S(t)を、それぞ
れ、e(0),S(0)とし、電極対51を交換すべき
ときのe(t),S(t)を、それぞれ、e(c),S
(c)としている。S(c)は、たとえば、S(0)の
25%程度と考えられる。そして、e(c)は、たとえ
ばe(0)の3倍以上、好ましくは、1.5倍以上とさ
れる。
の電圧と、電極対の交換時期 以上説明したように、基準液内で電解を行なった場合
の、電極対51の交換時期は、図8に示した関係に基づ
き、電極511,512間の電圧によって決定できる。
行なう電解槽54,85内の汚水の抵抗率は、一定では
ない。これにより、e(t)とS(t)の関係は、一義
的に考えられなくなる。したがって、汚水中で電解を行
なう電極対51のe(t)がe(c)となったとして
も、電極対51の交換時期を過ぎている場合がある。
び実際の汚水の抵抗率を考慮して、電極対51の交換時
期を決定している。
る処理の根拠を説明する。なお、以下に、複数の数式が
引用され、その中には、複数の記号が使用される。迅速
に、数式の意味が理解されるように、表3として、記号
と、記号の意味を対応させた表を示す。
9に示すようなモデルとして扱っている。図9を参照し
て、電極511と電極512は、その対向する方向の厚
さを、共に、D(t)とし、また、互いに距離L(t)
だけ離されているとする。また、電極511,512
の、それぞれの電解に有効な面積(電解有効面積)をS
(t)とする。
路構成は、図10に示すように記載することもできる。
図10に示す電気回路図では、電源ユニット57に、直
列に接続された電極511と電極512との間に、抵抗
513として、電解液に起因する抵抗を記載している。
準液中で、電極対51に電解を行なわせた場合について
考える。なお、電極511,512として、鉄が用いら
れた場合について、考える。
鉄の抵抗率をρfとした場合、次の式(1)で示すこと
ができる。
は、次の式(2)で示すことができる。
間に印加される電圧e(t)は、RfとRbを用いて、
式(3)で示すことができる。なお、式(3)のIは、
電極511,512を流れる電流値である。
(t)は、ρfとρbを用いて、式(4)で示すことが
できる。
時期のe(t)であるe(c)は、式(5)として示す
ことができる。
と考えられる。これにより、式(5)は、式(6)に示
すように近似できる。
を行なっている電極対51の、電極511,512間の
電圧をer(t)とする。そして、汚水中で電解を行な
い、交換すべき状態での、電極511,512間の電圧
をer(c)とすると、er(c)は、式(7)で示す
ことができる。なお、式(7)において、L(c),S
(c)が用いられているのは、電極511,512が交
換すべき状態にあれば、基準液中であっても、汚水中で
あっても、電極511,512自体の状態は同じである
と考えられるからである。
測定可能なe(c)と、実際の汚水処理装置において測
定できるer(c)とは、式(8)に示す関係があると
考えられる。
抵抗率が既知の基準液中で電解を行なわせることによ
り、測定可能である。また、er(c)も、汚水処理装
置において電解を行なわせる際に、電解ユニット57に
より検出できる。
ニット100および電解ユニット104により、検出で
きない。
説明する。上述したように、電源ユニット140には、
基準電極ユニット100に電圧を印加する電源141
と、電極102a,102bに直列に接続されている抵
抗142が備えられている。図11に、電源ユニット1
40と、基準電極ユニット100によって構成される回
路図を示す。なお、以下の文章では、電源ユニット14
0と基準電極ユニット100によって構成される回路
を、適宜、白金電極回路と呼ぶ。また、電解を行なって
いる電極102a,102bを、図12に模式的に示
す。
2bの、対向している方向に垂直な方向の厚みをmと
し、両電極間の距離をMとする。また、両電極の、電解
に有効な面積をWとする。
する汚水を、電気抵抗と考えた場合、図11に示す回路
は、図13に示すように記載することができる。なお、
図11,13において、Rdとは、抵抗142の抵抗値
であり、Vdとは、抵抗142の両端の電位差であり、
Rpとは、電極102a,102bの抵抗である。ま
た、Rrrとは、電極102a,102bの間に存在す
る汚水に起因する抵抗値である。
M,W,ρrを用いて、式(9),(10)によって示
すことができる。なお、ρpとは、電極102a,10
2bの抵抗率である。
をEとすると、Eは、Rd,Rp,Rrrを用いて、式
(11)として示すことができる。なお、i(t)と
は、白金電極回路に流れる電流値である。
る。
り、式(13)に示すように変形できる。
できるほど小さい値とされている。これにより、式(1
3)は、式(14)に示すように変形できる。
関係がある。
り、ρrは、式(16)に示すように記載できる。
な値である。また、電極102a,102bは、電解が
行なわれても、溶解しにくい、安定した金属からなる。
このため、Wは、電解開始時から変化しないものと考え
られる。したがって、Wは、電解開始時に測定しておけ
ば、その値を継続して使用することができる。
よび第二の実施の形態では、電極対管理部60は、式
(8)と、式(16)により、電極対51の交換時期を
検出する。具体的には、er(t)の実測値を式(1
7)に代入したときの、e(t)がe(c)に到達した
時点で、電極対51が交換する必要があると判断する。
検出についての具体例汚水処理装置における電極対51
の交換時期の検出の具体例を説明する。
成を、表4に示す。
1,512による電解を行なうことにより、基準液の抵
抗率ρbを算出する。
L(t)を2.5cm、鉄電極間に流れる電流値Iを6
63mAとし、電極511,512における電解に有効
な面積S(t)を10×17cm2 であり、電解を開始
したときの電極間の電圧e(0)は5Vであった。
れる。 Rb=e(0)/I=ρb・L(t)/S(t) …(17) したがって、ρbは、式(18)から導出される。
より、式(19)が導出される。
は、 E=10V Rd=1Ω W=2×3cm2 M=1cm となった。これに、Vdの実測値を加え、式(16)に
代入し、ρrを得た後、式(19)のρbと、電源ユニ
ット57から入力されたer(c)とにより、電極対5
1の交換時期が決定された。
場合の、e(0),e(c)の一例としては、図14に
示すように、それぞれ、3V,10Vの値が挙げられ
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
置を含む汚水処理システムの縦断面図である。
ある。
の汚水処理装置における、処理の内容を示すフローチャ
ートである。
視図である。
源ユニットと電極対の構成する電気回路を示す図であ
る。
される電極対を構成する電極の電流密度と、両電極間に
印加される電圧との関係を示す図である。
される電極対を構成する電極間の電圧[e(t)]と、
当該電極の電解反応に有効な面積[S(t)]の、電解
を行なった時間[t]に応じた変化を示す図である。
される電極対の、電解を行なう様子を、模式的に示す図
である。
用される電極対による電解を説明するための電気回路を
示す図である。
用される電源ユニットと基準電極ユニットによって構成
される回路図である。
用される基準電極ユニットの電極の、電解を行なってい
る状態を模式的に示す図である。
用される電源ユニットと基準電極ユニットによって構成
される回路図である。
る。
槽、57,104 電源ユニット、60 電極対管理
部、104a 電源、104b 抵抗、102a,10
2b,511,512 電極。
Claims (5)
- 【請求項1】 汚水を収容する汚水収容部と、電気分解
により前記汚水収容部内に金属イオンを供給するイオン
供給電極対とを含み、前記イオン供給部から供給された
金属イオンと汚水を反応させることにより、汚水から所
定の成分を除去する、汚水処理装置であって、 前記汚水収容部内の汚水の抵抗率を検出できる、汚水抵
抗率検出部をさらに含む、汚水処理装置。 - 【請求項2】 前記汚水抵抗率検出部は、電気分解にお
いて安定した金属からなる電極対である基準電極対と、
前記基準電極対に直列に接続された電気抵抗体とを備え
た、請求項1に記載の汚水処理装置。 - 【請求項3】 前記基準電極対は、白金からなる、請求
項2に記載の汚水処理装置。 - 【請求項4】 前記汚水収容部内に設けられ、前記イオ
ン供給電極対を収容する第一の電解槽と、 前記汚水収容部内であって前記第一の電解槽の外に設け
られ、前記基準電極対を収容する第二の電解槽とをさら
に含む、請求項2または請求項3に記載の汚水処理装
置。 - 【請求項5】 汚水収容部内の汚水に浸され、電気分解
を行なうことにより金属イオンを供給するイオン供給電
極対の交換時期の検出方法であって、 前記イオン供給電極対を、基準となる抵抗率を有する基
準溶液内で電気分解するステップと、 前記基準溶液内での電気分解において、前記イオン供給
電極対が交換するべき状態での当該イオン供給電極対の
電極間の電圧である、基準液内交換電圧を検出するステ
ップと、 前記汚水収容部内に前記イオン供給電極対とは別に設け
られ、電気分解に際して安定した金属からなる基準電極
対を準備するステップと、 前記基準電極対と直列に接続された電気抵抗体を準備す
るステップと、 前記基準電極対の電極間の電圧および距離、ならびに、
前記電気抵抗体に流れる電流値から、前記汚水収容部内
の汚水の抵抗率を求めるステップと、 前記汚水収容部内の前記イオン供給電極対の電極間の電
圧に、前記基準となる抵抗率に対する前記汚水収容部内
の汚水の抵抗率の比をかけたものが、前記基準液内交換
電圧以上となった場合に、前記汚水収容部内の前記イオ
ン供給電極対の交換が必要であると判断するステップと
を含む、イオン供給電極対の交換時期の検出方法。
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