JP2002044834A - 縦型バスバーを有する電気接続箱 - Google Patents

縦型バスバーを有する電気接続箱

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JP2002044834A
JP2002044834A JP2000225186A JP2000225186A JP2002044834A JP 2002044834 A JP2002044834 A JP 2002044834A JP 2000225186 A JP2000225186 A JP 2000225186A JP 2000225186 A JP2000225186 A JP 2000225186A JP 2002044834 A JP2002044834 A JP 2002044834A
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bus bar
elastic piece
fitting
lower case
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JP2000225186A
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Hiroyuki Bessho
博幸 別所
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ケースの強度を確保しつつ、各ケース間のガ
タツキを確実に防止することができる電気接続箱を提供
する。 【解決手段】アッパーケース12の外側面には嵌合突起
12aが形成されている。ロアケース13の外側面に
は、嵌合突起12aと嵌合可能な嵌合部13aが形成さ
れている。ロアケース13の上面には、バスバー収容溝
26を構成する壁部26a及び突条27が形成されてい
る。ロアケース13のコーナ部において壁部26a及び
突条27に包囲された箇所には、弾性片32が形成され
ている。弾性片32は、壁部26a及び突条27よりも
上方に突出するように形成されている。アッパーケース
12の底面側には、各ケース12,13の組み付け完了
時に、弾性片32と当接する平面部31が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型バスバーを有
する電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車内には、電気接続箱が搭
載されている。その従来例を図6に示す。
【0003】電気接続箱51は、アッパーケース52と
ロアケース53とを備え、各ケース52,53内にはバ
スバーなどの配線類が収容されるようになっている。ア
ッパーケース52の外側面の下端縁には、嵌合突起54
が形成されている。ロアケース53の外側面の上端縁に
は、嵌合突起54と嵌合可能な嵌合部55が形成されて
いる。そして、嵌合突起54が嵌合部55に嵌合するこ
とにより、各ケース52,53同士が分離不能に組み付
けられる。
【0004】ところが、図7に示すように、嵌合突起5
4は矢印F方向に弾性変形することによって嵌合部55
に嵌合するため、確実な嵌合を行うためには、嵌合突起
54と嵌合部55との間に所定のクリアランスCを設け
る必要がある。よって、アッパーケース52とロアケー
ス53との間には、クリアランスC分のガタツキが生じ
る。その結果、自動車の走行時における振動によって、
嵌合突起54と嵌合部55とが互いに擦れ合って異音が
発生するなどの問題があった。
【0005】そこで従来では、例えば特開平5−198
249号公報に記載の電気接続箱が提案されている。こ
の公報に記載の電気接続箱においては、カバー上壁面に
形成された操作部に、カバー下面側に突出する弾性片を
設けている。この弾性片は、カバーをボックス本体に組
み付けた際に、弾性変形した状態でボックス本体の上面
部に当接するようになっている。このため、弾性片の反
発力によってカバーとボックス本体との間には互いに離
間する方向への力が加わる。したがって、カバーの係合
部とボックス本体の突起との間に前記クリアランスCを
設けても、こうした弾性片の反発力によって前記クリア
ランスCが吸収される。すなわち、クリアランスCに起
因するガタツキが防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この公報に
記載の電気接続箱では、弾性片が操作部の内面に設けら
れている。この操作部は、カバーの上壁面に設けられた
略「コ」字状のスリットに囲われた部位からなり、弾性
変形可能となっている。すなわち、弾性片はスリットに
包囲された状態となっている。このため、弾性片の反発
力は、操作部の弾性変形部位に集中し、その弾性変形部
位の強度が低下する。すなわち、ケースの強度が低下す
る。また、弾性片の反発力が同部位によって吸収され易
くなるため、弾性片からの反発力を十分にカバーに伝達
することができず、カバーとボックス本体間のガタツキ
を防止できないことも起こりうる。
【0007】しかも、操作部の弾性変形部位が変形する
と、カバーの内外間を連通する隙間が大きくなり、防水
・防塵性が低下することにもなる。本発明はこうした実
情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各ケース
の強度を確保しつつ、各ケース間のガタツキを確実に防
止することができる電気接続箱を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、第1嵌合部を有する
第1ケースと、その第1嵌合部に嵌合可能な第2嵌合部
を有する第2ケースと、それらケースの底面に対して直
立した状態で各ケースがなす内部空間に収容される複数
の縦型バスバーと、前記第1及び第2ケースのうちの少
なくとも一方に設けられ、前記各嵌合部同士の嵌合時に
前記両ケース同士を離間する方向に付勢する付勢部とを
備える電気接続箱において、前記付勢部を補強リブで包
囲するとともに、同付勢部を前記補強リブよりも突設し
たことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の縦型バスバーを有する電気接続箱において、前記付
勢部を、前記ケースの各コーナに設けたことを要旨とす
る。請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項
2に記載の縦型バスバーを有する電気接続箱において、
前記各ケースにおいて前記付勢部と対応箇所に、同付勢
部と当接する平面部を設けたことを要旨とする。
【0010】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1〜3に記載の発明によると、各嵌合部同士
を嵌合したとき、各ケースは、付勢部によって互いに離
間する方向に付勢される。このため、第1嵌合部と第2
嵌合部との間にクリアランスを設けても、この付勢力に
よって各嵌合部間のガタツキが防止される。よって、各
ケース間のガタツキが防止される。
【0011】しかも、付勢部は補強リブによって包囲さ
れているため、付勢部からの付勢力によってケースが変
形してしまうことが防止される。よって、付勢力に対す
るケースの強度を高めることができる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、付勢部は
ケースの各コーナ部に設けられている。一般に、電気接
続箱の中央付近に縦型バスバーや電装品を収容しない空
間を設けるよりも、同空間をコーナ部に設ける方が容易
である。このため、大幅な設計変更を行うことなく付勢
部を設けることが可能となる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、付勢部が
平面部に対して面接触するようになる。このため、平面
部に対して付勢力が安定かつ確実に付与され、各ケース
が互いに離間する方向へ確実に付勢される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。図1及び図
2に示すように、電気接続箱11は、第1ケースとして
のアッパーケース12、第2ケースとしてのロアケース
13及びバスバー群14から構成されている。
【0015】アッパーケース12及びロアケース13
は、それぞれ合成樹脂製であって、それぞれ平面視で略
長方形状をなしている。アッパーケース12における各
外側面の略中央には、それぞれ第1嵌合部としての嵌合
突起12aが形成されている。また、ロアケース13に
おける各外側面の略中央には、それぞれ第2嵌合部とし
ての嵌合部13aが形成されている。これら嵌合突起1
2aと嵌合部13aとは互いに嵌合可能となっている。
そして、前記従来の電気接続箱51と同様に、これら嵌
合突起12aを対応する嵌合部13aに嵌合させること
によって両ケース12,13が組み付けられる。
【0016】バスバー群14は、金属板からなる10個
の縦型バスバー15a〜15jの集合体によって構成さ
れている。各バスバー15a〜15jは同一形状をな
し、型抜き加工及び曲げ加工によって形成されている。
同バスバー15a〜15jは、板状のバスバー本体2
1、複数のタブ端子22及び複数の圧接刃23によって
構成されている。各タブ端子22は、バスバー本体21
の一側面に、所定間隔毎に突設されている。また、各圧
接刃23は、前記一側面と対向する側面に、等間隔に突
設されている。これら圧接刃23は、タブ端子22の延
長線上に存在しないように形成されている。すなわち、
タブ端子22が形成されている箇所と対応する箇所に
は、圧接刃23が形成されていないようになっている。
このため、各タブ端子22及び各圧接刃23は、全体と
して交互に位置するようにバスバー本体21に形成され
ている。また、バスバー本体21において圧接刃23が
形成された側の側面には、複数の突片21aが所定間隔
毎に形成されている。各突片21aは、各タブ端子22
と対応する位置に形成されている。
【0017】図1に示すように、アッパーケース12の
上面側には、部品装着部としてのコネクタハウジング2
4が複数形成されている。また、図2に示すように、ア
ッパーケース12の底面側には、各バスバー15a〜1
5jを収容可能なバスバー収容部25が設けられてい
る。バスバー収容部25は、各バスバー15a〜15j
と対応する複数の溝部を、等間隔かつ平行に設けたもの
である。さらに、アッパーケース12の底面における各
コーナ部には、それぞれ平面部31が形成されている。
これら平面部31は、後記する弾性片32と対応する箇
所に形成されている。
【0018】図1に示すように、ロアケース13の上面
においてバスバー収容部25と対応する箇所には、バス
バー収容溝26が形成されている。このバスバー収容溝
26は、ロアケース13の長手方向に沿って平行に突設
された複数の壁部26a間に設けられている。また、同
ロアケース13の上面には、バスバー収容溝26に対し
て直交する方向に直線状に延びる突条27が、所定間隔
毎に平行に複数個形成されている。これら突条27は、
各バスバー15a〜15jの収容時に同バスバー15a
〜15jの各突片21aと対応する位置に、それぞれ形
成されている。
【0019】さらに、ロアケース13の上面における各
コーナ部には、それぞれ付勢部としての弾性片32が形
成されている。すなわち、本実施形態において弾性片3
2は、4つ形成されている。これら弾性片32は、壁部
26aと突条27とによって包囲された箇所に形成され
ている。図3に示すように、各弾性片32は、ロアケー
ス13の上面から上方に向かって延びる板状物からな
り、中央付近で屈曲した断面略「L」字状をなしてい
る。また、屈曲箇所は、いわゆるR処理がなされてお
り、滑らかな屈曲形状をなしている。図4に示すよう
に、各弾性片32は、壁部26a及び突条27よりも上
方へ突出するように形成されている。これら弾性片32
の基端は、ロアケース13の上面と一体に接続されてい
る。つまり、各弾性片32は、ロアケース13と一体形
成されている。そして、各弾性片32は、図3に矢印F
1,F2で示す方向に弾性変形可能となっている。ま
た、図2にも併せ示すように、ロアケース13の上面に
おいて弾性片32が形成された箇所には、弾性片32の
成形時に設けられた貫通孔33が透設されている。
【0020】このように構成された電気接続箱11にお
いて、各バスバー15a〜15jは、図1,2及び図
3,4に示すように、各タブ端子22をアッパーケース
12側に向けた状態でバスバー収容部25内に収容され
る。すなわち、各バスバー15a〜15jは、アッパー
ケース12の底面に対して直立した状態で収容される。
図4に示すように、コネクタハウジング24の底面に
は、複数の貫通孔24aが透設されている。そして、各
バスバー15a〜15jは、これら貫通孔24aに各タ
ブ端子22を挿通させた状態で、バスバー収容部25内
に収容される。また、各バスバー15a〜15jは、隣
り合う突片21a同士及び圧接刃23同士が、それぞれ
バスバー本体21の延びる方向と直交する方向に整列す
るように収容される。
【0021】続いて、異なるバスバー15a〜15j間
を電気的に接続してバスバー回路を変更する必要がある
場合には、図2に示すように、所望の圧接刃23に電線
41が圧接される。電線41は、例えば単芯線からなる
リード線である。そして、この電線41が図示しない圧
接機械によって所望の圧接刃23に圧接される。これに
より、所望のバスバー15a〜15j間が電気的に接続
される。また、このとき、隣り合う圧接刃23は列状を
なしているため、電線41は、バスバー本体21の延び
る方向と直交する方向に直線状に敷設される。なお、本
実施形態においては、バスバー15a〜15cと、バス
バー15g〜15iとが電線41によって電気的に接続
されるようになっている。
【0022】アッパーケース12に各バスバー15a〜
15jが装着された後、図4及び図5に示すように、ロ
アケース13がアッパーケース12の底面側に取着され
る。このとき、アッパーケース12の嵌合突起12aを
ロアケース13の嵌合部13aに嵌合することにより、
両ケース12,13が分離不能に組み付けられる。この
とき、アッパーケース12の平面部31が弾性片32に
当接する。弾性片32は、アッパーケース12とロアケ
ース13とを密着させるに従って、図4に矢印F1で示
す方向に弾性変形する。そして、ロアケース13の取着
完了時においては、図5に示すように、弾性片32が、
アッパーケース12の平面部31に対して面接触した状
態となる。このため、平面部31には、弾性片32の反
発力によって同図に矢印F2で示す力が加わる。これに
より、アッパーケース12は同図に矢印V1で示すよう
に上方に付勢され、ロアケース13は矢印V2で示すよ
うに下方に付勢される。すなわち、各ケース12,13
は、互いに離間する方向に付勢される。よって、図5に
示すように、アッパーケース12とロアケース13との
間に、嵌合突起12aと嵌合部13aとを嵌合させるた
めのクリアランスCを設けても、各ケース12,13間
のガタツキは防止される。
【0023】また、弾性片32は、壁部26a及び突条
27によって包囲されているため、ロアケース13にお
ける弾性片32の周囲の強度が高くなっている。つま
り、壁部26a及び突条27が補強リブとして機能す
る。このため、弾性片32からの付勢力によってロアケ
ース13の上面が変形し、該付勢力がその変形によって
吸収されてしまうことはない。したがって、各ケース1
2,13を組み付けた状態においては、弾性片32から
の付勢力がロアケース13全体に確実に伝達される。
【0024】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)嵌合突起12aと嵌合部13aとを嵌合した際に
は、弾性変形した弾性片32の反発力によってアッパー
ケース12が上方に付勢される。また、ロアケース13
は同反発力によって下方に付勢される。すなわち、各ケ
ース12,13は、互いに離間する方向に付勢される。
よって、嵌合突起12aと嵌合部13aとの間にクリア
ランスCを設けても、弾性片32の反発力によって各ケ
ース12,13間のガタツキを防止することができる。
【0025】しかも、弾性片32は壁部26a及び突条
27からなる補強リブによって包囲されているため、弾
性片32からの付勢力によってロアケース13が変形し
てしまうのを防止することができる。よって、弾性片3
2からの付勢力に対するロアケース13の強度を高める
ことができる。
【0026】(2)各弾性片32は、ロアケース13の
各コーナ部に形成されている。換言すれば、各弾性片3
2は、各嵌合部13aの両側に形成されている。このた
め、各ケース12,13の組付完了時には、各嵌合部1
3aの両側で各ケース12,13同士が離間する方向に
付勢される。このため、この付勢力によって各ケース1
2,13間に生じるクリアランスCが確実に吸収され
る。したがって、各ケース12,13間のガタツキをよ
り確実に防止することができる。
【0027】(3)各弾性片32はロアケース13の各
コーナ部に形成されている。一般に、電気接続箱11の
中央付近に縦型バスバー15a〜15jや電装品を収容
しない空間を設けるよりも、同空間をコーナ部に設ける
方が容易である。このため、大幅な設計変更を行うこと
なく弾性片32を設けることが可能となる。
【0028】(4)各弾性片32は、平面部31に対し
て面接触するようになっている。このため、アッパーケ
ース12に対して付勢力を安定かつ確実に付与すること
ができる。よって、各ケース12,13を互いに離間す
る方向へ確実に付勢させることができる。
【0029】(5)バスバー収容溝26を構成する壁部
26aを補強リブとして利用している。このため、補強
リブをあらたに設ける必要がなく、ロアケース13の構
造を単純にすることができる。
【0030】(6)前記公報の電気接続箱のように、弾
性片が弾性変形することによってカバーの内外間を連通
する隙間が大きくなるといった問題がない。よって、弾
性片32の弾性変形に伴う防水・防塵性の低下を防止す
ることができる。
【0031】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態において弾性片32は、ロアケース1
3の各コーナ部に形成されている。しかし、弾性片32
は、バスバー群14が形成されていない箇所であれば、
こうしたコーナ部に限らずどこに形成されてもよい。ま
た、弾性片32は、ロアケース13に限らず、アッパー
ケース12の底面側に形成されもよい。
【0032】・ 前記実施形態において弾性片32の屈
曲箇所は、R形状をなしている。しかし、この屈曲箇所
は、角を有した形状であってもよい。 ・ 前記実施形態において弾性片32は、断面略「L」
字状に形成されている。しかし、弾性片32の断面形状
は、上下方向に弾性可能となっているものであれば、
「L」字状に限定されるものではない。
【0033】・ 前記実施形態において弾性片32は、
各ケース12,13の組付完了時にアッパーケース12
の平面部31と面接触するようになっている。しかし、
弾性片32は、平面部31と線接触または点接触するよ
うになっていてもよい。
【0034】・ 前記実施形態において弾性片32は、
壁部26a及び突条27よりも突出するように形成され
ている。しかし、弾性片32は、壁部26a及び突条2
7と程同等の高さや、壁部26a及び突条27よりも低
い高さで形成されてもよい。つまり、弾性片32は、ア
ッパーケース12の平面部31と弾性変形した状態で当
接しさえすれば、その高さはどのように設定されてもよ
い。
【0035】・ 前記実施形態では、バスバー収容溝2
6を構成する壁部26aと突条27とによって弾性片3
2を包囲し、これら壁部26a及び突条27によって補
強リブを構成している。しかし、弾性片32の周囲に、
これら壁部26a及び突条27とは別体の補強リブを設
けてもよい。
【0036】・ 付勢部は、弾性片32に限らず、コイ
ルスプリングや板バネなど、別体の弾性材で構成されて
もよい。 ・ 電気接続箱11は、車両に限らず、例えば産業機械
の配電盤内に配設されてもよい。すなわち、電気接続箱
11は車両用に限定されない。
【0037】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 第1嵌合部を有する第1ケースと、その第1嵌
合部に嵌合可能な第2嵌合部を有する第2ケースと、そ
れらケースの底面に対して直立した状態で各ケースがな
す内部空間に収容される複数の縦型バスバーと、前記第
1及び第2ケースのうちの少なくとも一方に設けられ、
前記各嵌合部同士の嵌合時に前記両ケース同士を離間す
る方向に付勢する付勢部とを備える電気接続箱におい
て、前記付勢部の周囲に補強リブを設け、その補強リブ
によって前記付勢部を包囲したことを特徴とする縦型バ
スバーを有する電気接続箱。
【0038】(2) 請求項1〜3、技術的思想(1)
のいずれか1項に記載の電気接続箱において、前記付勢
部は、前記第1及び第2ケースのうちの少なくとも一方
と一体に形成された弾性片であること。この技術的思想
(2)に記載の発明によれば、付勢部として別部材を用
いる必要がないため、部品点数の増加を防止することが
できる。
【0039】(3) 請求項1〜3、技術的思想
(1),(2)のいずれか1項に記載の電気接続箱にお
いて、前記付勢部は、断面略「L」字状をなすととも
に、前記各ケースの組付完了時に、対応する前記ケース
に対して面接触する弾性片であること。この技術的思想
(3)に記載の発明によれば、各ケースを互いに離間す
る方向へ確実に付勢させることができる。
【0040】(4) 請求項1〜3、技術的思想(1)
〜(3)のいずれか1項に記載の電気接続箱において、
前記補強リブの一部は、前記縦型バスバーを収容するバ
スバー収容溝を構成していること。
【0041】(5) 請求項1〜3、技術的思想(1)
〜(4)のいずれか1項に記載の電気接続箱において、
前記各ケースは、平面略四角形状をなしていること。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、各ケースの強度を確保しつつ、各ケ
ース間のガタツキを確実に防止することができる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、大幅な設
計変更を行うことなく付勢部を設けることができる。請
求項3に記載の発明によれば、各ケースを互いに離間す
る方向へ確実に付勢させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電気接続箱を示す分解斜
視図。
【図2】同実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図。
【図3】同実施形態の電気接続箱の一部を拡大して示す
部分斜視図。
【図4】図1のA−A線において、その一部を拡大して
示す部分断面図。
【図5】図1のA−A線において、その一部を拡大して
示す部分断面図。
【図6】従来の電気接続箱の一例を示す分解斜視図。
【図7】図6のA−A線において、その一部を拡大して
示す断面図。
【符号の説明】
11…電気接続箱、12…第1ケースとしてのアッパー
ケース、12a…第1嵌合部としての嵌合突起、13…
第2ケースとしてのロアケース、13a…第2嵌合部と
しての嵌合部、15a〜15j…縦型バスバー、26a
…補強リブとしての壁部、27…補強リブとしての突
条、31…平面部、32…弾性片。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1嵌合部を有する第1ケースと、その
    第1嵌合部に嵌合可能な第2嵌合部を有する第2ケース
    と、それらケースの底面に対して直立した状態で各ケー
    スがなす内部空間に収容される複数の縦型バスバーと、
    前記第1及び第2ケースのうちの少なくとも一方に設け
    られ、前記各嵌合部同士の嵌合時に前記両ケース同士を
    離間する方向に付勢する付勢部とを備える電気接続箱に
    おいて、 前記付勢部を補強リブで包囲するとともに、同付勢部を
    前記補強リブよりも突設したことを特徴とする縦型バス
    バーを有する電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記付勢部を、前記ケースの各コーナに
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の縦型バスバー
    を有する電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記各ケースにおいて前記付勢部と対応
    箇所に、同付勢部と当接する平面部を設けたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の縦型バスバーを
    有する電気接続箱。
JP2000225186A 2000-07-26 2000-07-26 縦型バスバーを有する電気接続箱 Pending JP2002044834A (ja)

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